2021年1月15日(金)からWOWOWプライムにて放送される小林聡美主演のWOWOWオリジナルドラマ『ペンションメッツァ』のエンディングテーマが大貫妙子の『空飛び猫』に決定。併せて、毎話登場するゲスト総出演の予告とポスターが公開された。『連続ドラマW パンとスープとネコ日和』『ドラマW 山のトムさん』のスタッフと、松本佳奈監督がオリジナルストーリーを手がけた本作。⾧野の別荘地であるカラマツ林に建つ1軒の家でペンションを営む女主人・テンコを演じる小林と、1話毎に異なる豪華ゲストがペンションを訪れる客としてふたり芝居を繰り広げる。そんな物語のエンディングを飾る『空飛び猫』は、本作の音楽も担当する渡辺シュンスケが作詞・作曲を手がけたノスタルジックな楽曲。一度聴いたら耳を離れないメロディと、胸を貫く力強さを含みながらも澄んだ大貫の歌声が、聴く者をさらに物語の深みへと誘うエンディングテーマとなっている。さらに、このエンディングテーマを使用した予告映像と“空へと続く”写真が印象的なポスターも完成した。予告編には、1話ずつ登場する役所広司、石橋静河とベンガル、板谷由夏、山中崇、光石研、三浦透子、全話を通して登場するもたいまさこといった豪華なゲストが総出演。小林聡美と彼らが贈る笑って、泣けて、大事なことに気付かされる本作の魅力を感じてほしい。■『ペンションメッツァ』ダイジェストWOWOWオリジナルドラマ『ペンションメッツァ』(全6話)2021年1月15日(金)より、WOWOWプライムにて放送スタート毎週金曜深夜0:00(24:00) / 第1話無料放送
2020年12月09日小林聡美が別荘地のペンションの主人を演じる、WOWOWオリジナルドラマ「ペンションメッツァ」。この度、役所広司や石橋静河、光石研、もたいまさこといったオールキャストが解禁された。小林さんが演じるのは、長野の別荘地、カラマツ林に建つ1軒のペンションを営むテンコ。テンコとペンションを訪れる人々が繰り広げる物語は、小林さんのナチュラルな演技と胸を貫くような澄んだ台詞を通して、きっと、あなたの新しい世界を広げていく。1人の女優と毎回異なる個性的なゲストが織り成す、笑えて、泣けて、大事なことに気付かされる本作は松本佳奈監督を始め、「連続ドラマWパンとスープとネコ日和」「ドラマW山のトムさん」のスタッフが手掛けた。「山の紳士」の物語に登場するのは役所広司。「ひとりになりたい」には石橋静河とベンガル。「燃す」には板谷由夏。「ヤマビコの休日」には山中崇。「むかしの男」には光石研。「さすらう」には三浦透子。さらに、全話を通して登場する“森の人”はもたいまさこが務める。WOWOWオリジナルドラマ「ペンションメッツァ」は2021年1月15日より毎週金曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送※全6話)。(text:cinemacafe.net)
2020年11月27日2021年1月15日(金)からWOWOWプライムにて、小林聡美主演のWOWOWオリジナルドラマ『ペンションメッツァ』が放送される。この度、毎話ゲストとして登場するオールキャストが発表された。『連続ドラマW パンとスープとネコ日和』『ドラマW 山のトムさん』のスタッフと、松本佳奈監督がオリジナルストーリーを手がけた本作。⾧野の別荘地であるカラマツ林に建つ1軒の家でペンションを営む女主人・テンコを演じる小林と、1話毎に異なる豪華ゲストがペンションを訪れる客としてふたり芝居を繰り広げる。今回は笑えて、泣けて、大事なことに気づかされる温かい人間ドラマを彩るゲストとして全8名のオールキャストが発表された。「山の紳士」には役所広司、「ひとりになりたい」には石橋静河とベンガル、「燃す」には板谷由夏、「ヤマビコの休日」には山中崇、「むかしの男」には光石研、「さすらう」には三浦透子が登場。さらに、全話を通して登場する“森の人”をもたいまさこが演じる。ナチュラルな魅力が光る小林と、実力派のゲストが視聴者の新しい世界を広げる『ペンションメッツァ』は毎週金曜深夜0:00より放送。WOWOWオリジナルドラマ『ペンションメッツァ』(全6話)2021年1月15日(金)より、WOWOWプライムにて放送スタート毎週金曜深夜0:00(24:00) / 第1話無料放送
2020年11月27日WOWOWオリジナルドラマとして、小林聡美が主演する「ペンションメッツァ」を放送することが決定。特報映像も到着した。小林さんが演じるのは、長野の別荘地、カラマツ林に建つ1軒の家でペンションを営む女主人。本作は、そこを訪れる旧友や思わぬ出会いを果たす人物など、1話毎に異なる個性的なゲストが演じ、2人芝居で繰り広げるオリジナルストーリーとなっている。「こんな時だからこそ、特別なドラマになるといいな」と話す小林さんは、「毎回ほぼ二人芝居で、初対面もあれば旧知の人もいるけれど、どのエピソードも書き手の個人的な思い入れのある物語に違いないと思うくらい、かなり深いことも語りあっていて。そんな風に誰とも語り合える関係をすぐに築ける主人公って、どんな人?一所にずっといて、外からの人との関わりの中から広がる世界に暮らすってどんな感じ?と想像を巡らせました」と脚本を読んだ感想を明かす。また「誰もが持っている自分だけの物語を、話したり聴いたりする贅沢な時間。きっとどのエピソードにも共感できる何かがあるはずです。魅力的な客人たちとの、そんな贅沢なひとときを、森の美しさと共に味わっていただけたら嬉しいです」とメッセージを寄せている。監督は、「パンとスープとネコ日和」の松本佳奈。1人の女優と毎回異なるゲストが織り成す、笑えて、泣けて、大事なことに気づかされる、ここだけにしかない物語が展開される。WOWOWオリジナルドラマ「ペンションメッツァ」は2021年1月15日より毎週金曜日深夜0時~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2020年11月04日スコーン専門店「ベイカーズ ゴナ ベイク(BAKERS gonna BAKE)」の1号店が、2020年8月5日(木)より東京駅八重洲北口の東京ギフトパレットにオープンする。出来立てスコーンが味わえる工房一体型の「ベイカーズ ゴナ ベイク」「ベイカーズ ゴナ ベイク」は、国産小麦・牛乳・バターを使用し、素朴で優しい甘さのベイカーズスコーンをメインに展開するスコーン専門店。店舗は工房一体型となっており、朝食やティータイムにぴったりなスイーツ系スコーンや、アペロとして楽しめるセイボリー系など、個性豊かなスコーンを出来立てで楽しめるのが魅力だ。韓国風カルメ焼きのスコーン&季節フレーバーなど定番メニューには、ほろ苦く甘い韓国風カルメ焼き“ダルゴナ”をトッピングした「ダルゴナスコーン」をはじめ、フランス産発酵バターを使用し毎日食べても飽きのこない味わいの「バターミルクスコーン」、アペロの一品にもなる「スリーチーズスコーン」などをラインナップ。加えて、「オレンジ&クリームチーズ」「ベリーベルベット」といった季節フレーバーやスコーンサンドなども展開する。“ダルゴナ”のミルクティーなど豊富なドリンクスコーンにも登場する“ダルゴナ”をトッピングしたドリンクも用意。「ダルゴナミルクティー」は、濃厚で甘みのあるアッサムで作ったミルクティーの上に、ザクザク食感の“ダルゴナ”を大胆にのせた1杯だ。その他にも、紅茶やコーヒー、カフェラテなど種類豊富に展開する。手土産にぴったりなスコーンクッキーベイカーズスコーンの生地を使用した、お土産にもぴったりなハードクッキーは、「ウォールナッツのティースコーン」「チョコレート&アーモンド」「スリーチーズスコーン」など、甘いものからおつまみにもなる味のものまで幅広く展開。また、ミニサイズのバターミルクスコーンに、ブルーベリージャムやはちみつを詰め合わせたギフトセットなども揃える。オープン記念のスペシャルセットもオープン記念として、「ベイカーズ ゴナ ベイク」のオリジナルトートバッグに、おすすめのベイカーズスコーン3点、お好みのベイカーズスコーンクッキー1点、ドリンクチケット3枚を詰め合わせたスペシャルセットを販売。数量限定となるので、気になる人は早めにチェックしてみて。【詳細】ベイカーズ ゴナ ベイク 東京ギフトパレットオープン日:2020年8月5日(木)住所:東京都千代田区丸の内 1-9-1 東京駅八重洲北口「東京ギフトパレット」内TEL:03-6551-2332 ※8月5日(水)より開通営業時間:8:00~20:30 ※開業日は10:30~定休日:東京ギフトパレットに準じる価格例:・バターミルクスコーン 280円(税込)・ウォールナッツのティースコーン 300円(税込)・ダルゴナスコーン 320円(税込)・オレンジ&クリームチーズ(季節限定) 340円(税込)・ダルゴナミルクティー(Iced / Hot) 580円(税込)・タピオカダルゴナミルクティー(Iced / Hot) 630円(税込)・ベイカーズスコーンクッキー Your Choice!(10 枚入/好みのフレーバーを自由に選べる) 880円(税込)・ウォールナッツのティースコーン(7枚入) 600円(税込)・小さなスコーンとジャムセット(スコーン6個、ブルーベリージャム1瓶、専用BOX) 1,100円(税込)
2020年07月10日美術館「プレイ ミュージアム(PLAY! MUSEUM)」が、東京・立川駅北口の新街区「グリーンスプリングス(GREEN SPRINGS)」内に2020年6月10日(水)オープン。“ありそうでない”美術館「プレイ ミュージアム」「プレイ ミュージアム」は、“絵”と“ことば”をテーマに、映像や立体物などの作品を通して、大人から子供まで様々な体験が出来る新たな美術館。一般的な展示のほか、来場者が展示に参加したり、ワークショップを通して作家の制作に関わったりと、“ありそうでない”美術館の楽しみ方を提案していく。館内展示は、年間を通して著名な絵本作家を紹介する常設展示と、ユニークに作家や作品を特集する企画展示の2つを同時に開催。また、ショップとカフェを併設し、展示にちなんだオリジナルグッズやメニューを多数用意する。開館記念常設展「エリック・カール 遊ぶための本」開館初年度の記念すべき常設展は、“絵本の魔術師”とも称され日本でも人気の高いアメリカの絵本作家エリック・カールをフィーチャーした「エリック・カール 遊ぶための本」。アメリカ・マサチューセッツ州のエリック・カール絵本美術館との共同企画で開催 する本展では、絵本を“おもちゃ”に見立てた新しい視点で彼の作品の本質に迫る。会場では、エリック・カールの絵本を“くぐる”“きく”“うごかす”“みつける”など、10の遊び方に分けて紹介。大型の造作物や映像、エリック・カール独自のコラージュ で描かれた『はらぺこあおむし』『パパ、おつきさまとって!』といった作品の原画を展示する。同施設3階「プレイ パーク」でも関連イベントを実施また、同施設3階に併設する「プレイ パーク(PLAY! PARK)」では、エリック・カールの絵本作りにならって、参加者が世界にひとつだけの色紙を作るワークショップ「レッツ!プレイ!ペーパー!(Let’s! PLAY! PAPER!)」を開催。参加者は、紙に絵の具やクレヨン、スタンプ、ローラーなどを使って模様やパターンを描き、オリジナルの色紙を作ることが出来る。開館記念企画展「tupera tuperaのかおてん.」企画展の第1弾は、様々な絵本賞を受賞しする人気のクリエイティブユニット・tupera tupera(ツペラ ツペラ)による“顔”をテーマにした展覧会「tupera tuperaのかおてん.」に決定。『かおノート』『こわめっこしましょ』などtupera tuperaが描いた人気の絵本原画のほか、映像作品『かおつくリズム』、2メートルの大きな顔が並ぶ新作「かお10」など、様々な表現方法を用いた新作を多数展示する。【詳細】■プレイ ミュージアム開業日:2020年6月10日(水)※当初4月10日(金)オープン予定だったが延期。開館時間:10:00~18:00住所:東京都立川市緑町3-1 グリーンスプリングス内W3入場料:一般 1,500円、大学生 1,000円、高校生 800円、中・小学生 500円休館日:無休(展示の入れ替え、年末年始を除く)※未就学児無料。※入場料で常設展、企画展の2つを観覧可能。※会場内は全て写真・動画撮影可。■常設展「エリック・カール 遊ぶための本」会期:2020年6月10日(水)~2021年3月28日(日)■企画展「tupera tuperaのかおてん.」会期:2020年6月10日(水)~2020年12月29日(火)■カフェ「PLAY! CAFE」※展覧会に関連したオリジナルのフード、スイーツ、ドリンクを提供。<メニュー例>・かおカレー(きいろ)1,480円+税・はらぺこあおむしのフルーツパフェ 1,480円+税
2020年02月16日『万引き家族』のリリー・フランキーが『桐島、部活やめるってよ』『美しい星』の吉田大八監督と再タッグを組み、ドラマスペシャル「離婚なふたり」に主演。小林聡美、岡田将生らと、ちょっぴりおかしくて、やっぱり切ない…熟年離婚に直面した夫婦の愛の物語を描く。■ストーリー日本で離婚する夫婦は、年間約21万組といわれている。そのうち、結婚生活20年を超えてからの“熟年離婚”は年々増加。全離婚件数のうち、約20%にも上るという。“理想の夫婦”を描かせたらナンバーワンといわれる、売れっ子脚本家の野田隆介(リリー・フランキー)は、ドラマ愛好者の間ではサバイバルロマンス、略して“サバロマ”の名手とよばれている。そんな隆介がまさに夫婦のドラマを執筆中に、23年間連れ添った妻・今日子(小林聡美)に離婚を切り出される。“夫婦とは空気のようなもの”と考えていた隆介にとって、妻からの申し出はまったくの想定外!妻と別れたくない。でも、その理由は!?世間体なのか!?それとも愛しているからなのか…!?シナリオの執筆もそっちのけで悩む隆介の前に、今日子から依頼された弁護士・堂島正義(岡田将生)が現れ、次々と要求を突きつけ、隆介はどんどん追い込まれていく。■リリー・フランキーがダメダメ夫に!『万引き家族』以来初ドラマ主演主演は、第71回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞した映画『万引き家族』(監督:是枝裕和)で、万引きを繰り返す一家の“父親”を演じたリリー・フランキー。吉田監督とは『美しい星』からの再タッグ。リリーさんは「とてもよい作品ができたなと思っています。ドラマを撮っても、(吉田)大八さんは大八さんだなと感じました」と、再び“吉田組”に加わることができた喜びを語り、「ホームドラマとしては、とても斬新な作品。見終わった後、“変わったドラマを見たな”とお感じになると思います」と手ごたえをアピール。「ある程度、年齢を召した方はもちろんリアルな“あるある感”を見出してくださると思いますが、僕は逆にこれから結婚したいと思っている若い人たちにこの夫婦を見てもらいたいと思っています」と期待を込めた。■小林聡美、岡田将生ら実力派キャスト共演!また、離婚を決意した妻・今日子を演じるのは、数々の作品で独特の存在感を発揮し、吉田監督作品『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞やキネマ旬報助演女優賞を受賞した小林聡美。リリーさんとは初共演となる。「もっとバカバカしい夫婦のやりとりがあるかなと思っていたら、考えていたよりシリアス路線で、ピリピリした感じで演じました。でも撮影自体はとても楽しくて、リリーさんが織り込む“小ネタ”を見て、『またやっているな』と思っていました(笑)」と小林さん。さらに『そらのレストラン』や「昭和元禄落語心中」など映画、ドラマ、舞台と多彩なフィールドを自在に駆け抜ける岡田将生が、夫婦を離婚へと導く弁護士役で吉田演出に挑む。「いつかお仕事をしたいと思っていたので、ご一緒する機会を与えていただき、うれしかったです」と岡田さん。「先輩から『1回でOKは出ない』『1回でOKが出たら奇跡』と聞いていたので緊張はしましたが、監督の演出が楽しくて、とても濃い毎日でした」とふり返っている。■吉田大八監督、ドラマSP初演出!メガホンを取るのは2007年、長編デビュー作の『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』がカンヌ国際映画祭・批評家週間部門に招待され、2013年『桐島、部活やめるってよ』で第36回日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀作品賞などに輝いた奇才・吉田大八。その後も、『紙の月』『美しい星』『羊の木』などの話題作を次々と世に送り出した監督にとって、本作がドラマスペシャル初演出。脚本は、「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」や「林修の今でしょ!講座」など数々の大ヒットバラエティーを生み出してきた放送作家で、近年は「ボクの妻と結婚してください。」「天国マイレージ」(いずれも講談社刊)など小説家としての評価も高い樋口卓治が担当。様々な人間を見つめてきた樋口氏が描き出す、切なさ100%の大人の愛のカタチを、吉田監督が独自のセンスで映像化した本作。充実のキャスト陣が味わい深い演技で、どこかおかしくてどこか愛しいキャラクターたちを体現し、切なくもやさしい、なんとも不思議な温もりに満ちた夫婦の物語を綴る。ドラマスペシャル「離婚なふたり」は4月、2週連続で金曜23時15分~(一部地域を除く)テレビ朝日系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年02月21日2018年4月、国分寺駅北口に地域密着型の商業施設「ミーツ国分寺」がニューオープンする。特定施設建築物「(仮称)国分寺駅北口再開発西街区ビル」の商業部分1階から4階に出店し、三越伊勢丹グループが培ってきた創造力と知見をもとに、バラエティ豊かなショップやコンテンツを提供。また、商環境は国分寺市の環境や地域資源を意識し、心地よい空間を演出することで、国分寺駅北口の新たな顔として賑わいを創出する。外観イメージ施設名称の「ミーツ国分寺」は、meets(出会う)の発音記号[miːts]からロゴをデザインし、新たなモノ・コトが見つかるゆとりや潤いが満つ(満ちる)、「ヒト・モノ・コト」それぞれの出会いとなる場を表現。施設コンセプトに「Store for our gathering」「ヒトが集まり、モノが集まり、情報が集まる、ライフスタイルと集いの場を提案する快適なデイリ―プレイス」を掲げ、買い物・飲食を楽しむことはもちろんのこと、施設内に設けたスペースを活用し、ワークショップなどのイベントを通して集いの場を創出。日常の暮らしの中にゆとりと潤いを提案し、地域の誇りとなる“ちょっと上質”なショッピングセンターを目指す。施設内イメージ環境テーマは「サロン・ドゥ・ラ・ナチュール(Salon de la nature)」。シンプルながらも「自然のぬくもりの中で、ゆったりとくつろげるサロンにいるかのように感じる空間」の創出に向け、フロアごとに自然環境のデザインモチーフを設定。日常に潤いと彩りを加え、自然のリズムが感じられるような心地よい空間を演出する。なお、ストアプランやショップラインナップ等の詳細は順次公表。【店舗情報】開業日:2018年4月出店場所:(仮称)国分寺駅北口再開発西街区ビル1階から4階住所:東京都国分寺市本町3-1-1商業施設面積:約9,000㎡店舗数:約50店舗
2017年12月07日小林聡美と大島優子がドラマ初共演で、9通りの物語を演じるWOWOW×Hulu共同製作の連続ドラマ「コートダジュールNo.10(コートダジュールナンバーテン)」。このたび、全9話それぞれに登場する豪華なキャスト陣が明らかとなった。小林さんと大島さん演じる2人の女性が、しずかに強く、進化する、9本のストーリーから成る本作。誰かのささやかな日常をそっと覗いているかのようで、舞台での芝居を観ているような、“巧妙な演出”と“作為のない芝居”から生まれる新感覚のドラマとして注目を集めている。“今日とは違う明日”が見えてくるきっかけは、何気ない日々の中で出会う人や言葉の中にあるのかもしれない――。2人の女優と毎回異なるゲストが織り成す、日常こそが宝物だと思えるような物語を、「連続ドラマW パンとスープとネコ日和」「ドラマW 山のトムさん」のスタッフが再結集して手掛けた。WOWOW放送版とHulu配信版、計9話のドラマでそれぞれ9通りの役を演じる小林さんと大島さんだが、各話のゲストに、松たか子や金子ノブアキ、ベンガル、柄本時生、光石研、片桐はいり、伽奈、佐々木春樺、伊勢志摩、宮藤官九郎、もたいまさこと個性豊かな豪華俳優たちが集結。まず、WOWOW版第1話「むかしのともだち」に出演するのは、松さん。白馬のスキー場で知り合った年上の友だち・アキのお葬式で、久しぶりに出会う久美(小林さん)と藍子(大島さん)、そして、志麻子(松さん)。亡くなったアキに影響を受けていた、それぞれの思い出を語り合う3人。時間の経過は、そのころの空気感を色あせさせることはなく、かえって鮮やかによみがえさせるのであった――。そしてWOWOW版第2話「しののめ」では、小さなお店をひとりで切り盛りしている千穂(大島さん)、そこにやってきたちょっと顔見知りの花恵(金子さん)と、初めての客・稲村(金子さん)。袖振り合った3人の、初めてで一度っきりかもしれない、あたかも人生の旅の途中で出会ったかのごとく語られる、一夜の深く静かな語らいが繰り広げられる。また、Hulu版3話「スナック蟻ヶ崎」には宮藤さんが登場。懐かしい趣の店が並ぶ路地の、どことなくの風情を感じさせる店、スナック蟻ヶ崎。店主のイナゲ(宮藤さん)と常連客の流しのキャサリン桜井(小林さん)、ジュエリー関係の仕事をしているカオル(大島さん)が、他の常連客が「イナゲには霊が憑いてる」と言ったという、よくありがちな飲み屋話をしている。そこに突然入ってきた、親子。メニューも見ずに唐突にナポリタンを注文する母親と、イナゲの背後にやたらと反応する子どもが…。さらに、Hulu版4話「ベンチにて」では、もたいさんと三つ巴。緑多い静かな丘の上、猫を抱いた女性(もたいさん)が眠るようにベンチに座っている。重ね着の女性の傍らには大きなビニールの袋がひとつ。あたかも彼女の周りにだけ流れているかのような、ゆったりとした空気感に惹かれるように、そこで遭遇する、めいこ(大島さん)とわかば(小林さん)。人にとって、幸せとは何なのか、ふとそんなことを考えてさせてくれるために現れたかもしれない人。そんな現実的であり非現実なベンチの物語をお届けする。「コートダジュールNo.10」WOWOW版は11月20日(月)、毎週月曜深夜0時~スタート(全5話)※第1話無料放送。Hulu版は11月28日(火)毎週火曜配信スタート(全4話)。■各話放送日詳細<WOWOW版>11月20日(月)深夜0時放送 第1話「むかしのともだち」松たか子11月27日(月)深夜0時放送 第2話「しののめ」金子ノブアキ12月 4日(月)深夜0時放送第4話「センチメンタルジャーニー」柄本時生12月11日(月)深夜0時放送 第5話「白鳥ダンスアカデミー」光石研<Hulu版>11月28日(火)配信 第1話「ある物件」片桐はいり12月 5日(火)配信 第2話「運動場」伽奈と佐々木春樺12月12日(火)配信第3話「スナック蟻ヶ崎」宮藤官九郎と伊勢志摩2月19日(火)配信第4話「ベンチにて」もたいまさこ(text:cinemacafe.net)
2017年09月22日宮沢りえ主演映画『紙の月』(’14)で対照的な役柄を演じ、その年のさまざまな映画賞を受賞した小林聡美と大島優子が、WOWOW×Hulu共同製作の連続ドラマ「コートダジュールNo.10」(コートダジュールナンバーテン)で再共演。全9話、1話ごとに異なるキャラクターをそれぞれ演じることになった。ドラマでは初共演となる小林さんと大島さん。“クールでナチュラルな体質”を持つ女優として知られる2人が、毎話、個性豊かなゲストを迎え、「連続ドラマW パンとスープとネコ日和」「ドラマW 山のトムさん」のスタッフとともに贈る本作。友人の葬式で再会した2人、探偵コンビ、社交ダンスの先生と生徒、スナックに集うギターの流しと常連客など、2人の女優が9通りのキャラクターを演じる30分×9話のオリジナルストーリー。誰かのささやかな日常をそっと覗いているかのようで、舞台での芝居を観ているかような、“巧妙な演出”と“作為のない芝居”から生まれる新感覚のドラマとなっている。“今日とは違う明日”が見えてくるきっかけは、何気ない日々の中で出会う人や言葉の中にあるのかもしれない――。2人の女優と毎回異なるゲストが、日常こそが宝物と思えるような物語を紡いでいく。小林さんといえば、映画『かもめ食堂』や『めがね』をはじめ、ジャンルを超えたさまざまな物語で、自然体で生きる女性を演じてきた。そして大島さんは、「AKB48」を卒業後、女優として『ロマンス』では主演を務め、TVドラマ「東京タラレバ娘」などに出演し、自然な存在感を放ってきた。小林さんは、「全く違う9本の物語、そして全く違う役柄と聞いたとき、なかなか大変そうだなあと思いましたが、実際に撮影が始まると、その懸念を面白さの方が超えていきました」とコメント。「もともとあまり前もって考えず、現場に行って、その空気を感じた瞬間からその役に入っていくタイプなのだと思いますが、今回は作り手の方たちの発想も、その場に自然と生まれてくる空気感を大事にしたいというものだったので、無理なくひとつひとつの話の中に入っていけました」と明かす。共演の大島さんについては、「彼女とだったらそういう感覚を共有できるだろうなあと楽しみにしていたのですが、想像した以上に素直で柔軟な人でした」と語り、「見えないところできっと努力している真面目な人だと思いますが、カメラの前にさらっと立ち、自由自在に動き反応する。彼女よりは少し長くこの仕事をしている私ですが、大島さんに、とても新鮮な気持ちにさせて貰えたような気がします」と、その“化学反応”に手応えを覗かせる。また、大島さんは「それぞれの話が全く違う世界観で、しかもなかなかタイトなスケジュールで次々に撮影していくと知り、これは大変かもしれないぞと思いましたが、小林さんの醸し出すシャープだけど暖かい感じと、このチーム独特のシンプルな空気感があり、戸惑いが、撮影が進むに連れリラックスしていき、やがて楽しさに変わっていきました」と言う。さらに、「全く違う話の中に、毎回違う素敵なゲストの方が出られるのも、緊張とともにとても新鮮な経験でした。会話で展開していく、まるで1幕の舞台のような話もあり、丘の上に佇み風を感じている、ただその場所と同化するような話もあり、演じる方にいる自分自身が、やりながら観ている方にいるような、瞬間そんな錯覚もあったかもしれません」と語り、「また新しい気分で、自分自身の感覚を研ぎ澄まされる」作品となったと自信を込めている。連続ドラマ「コートダジュールNo.10」WOWOW版(全5話)は11月放送スタート(※第1話無料放送)、Hulu版(全4話)は11月配信開始。(text:cinemacafe.net)
2017年08月11日デビューは中学2年生。すでにキャリアは37年になるのに、小林聡美さんは、インタビューのなかで何度も「自分は女優に向いていない」と口にした。誰もが認める素晴らしい女優でありながら、まるで女優っぽくない、その不思議な魅力はどこにあるんだろう。――今回、舞台『あの大鴉(おおがらす)、さえも』に出演されます。6年ぶりの舞台出演をお決めになったのは、どういったことからでしょうか?小林:私のなかでは、舞台というジャンルが自分から一番遠い領域で、苦手意識があるんです。そういうなかで、共演者が片桐はいりさんだったり、出演者が3名だけっていう少なさだったり、前回の舞台『ハーパー・リーガン』で振付を担当されていた小野寺(修二)さんが、戯曲を演出されるというところに興味が湧いたというのもあります。少人数というところで、面白いことになるんじゃないかという予感がありまして。――小野寺さんは、マイムをベースにした新しい舞台を作られています。小林さんはどこに面白さを感じているんですか?小林:彼自身の世界が明確にあって、毎回、個性的で面白いものを見せてくださるんです。セリフは少なくても、ステージはとても饒舌。これまで何度か舞台を拝見していますが、出演者の方々はすごく動くじゃないですか。まさか自分がここに入るのか?と思うと、軽く背筋が凍りますが(笑)。――この舞台に限らず、映画でもドラマでも、出演したいと思うのは、作品のどういったところを見て感じるんでしょう?小林:なんか皆がワーッて熱狂しているものって、入っていきづらいんですよね。それを掻き分けてまで見たいとは思わないんです。だから、あまり知られていないものを見てみたいし、やってみたい。…非常にマイナー志向(笑)。――出演者は少人数がいい、というのもそこから来てるわけですか。小林:そうです、そうです。――そういう志向は、もともとお持ちだったんですか?小林:多分そうだと思います。大人数のチームでやる部活とかスポーツって、どういうモチベーションで参加していいのかわからない。社交的じゃないわけじゃないんですけれど、大人数になると、なんか閉じちゃうんですよね。――10代、20代の頃の作品の印象があるからか、健康的で活発な体育会系のイメージだったので…。小林:全然体育会系ではないです。なんでもひとりでやっちゃったり、出かけちゃったりするのが好きだし、誰とも口をきかずに一日が終わることもあります(笑)。――ただ、俳優ってチームプレーが大切なお仕事ですよね。小林:だから、向いてないことを、ここまで一生懸命やってきたんだなって思います。――でも、向いてないと思いながらも続けてきたのには、何か理由があったのかなと思うのですが。小林:きっと20代って誰もがそういう時期だと思うんですが、私もその頃には、自分の可能性っていうのがもっと他にあるかもしれないって考える日々でした。仕事しながらも、居心地の悪さを感じたり。それでも、これといったタイミングがないまま、ゆっくり走り続けてきたという感じです。理由があるとしたらきっと、仕事でちゃんと責任なり役割を自分が果たせたとか、そういうことで続けてこられたのかな。自分が俳優にあまり向いていないと思いながらも仕事を続けられているのは、私で何かをやりたいとおっしゃってくれる人がいるからなんだろうなと。それはとてもありがたいことで、私だけのことじゃないんだという意識がどこかにあって、自分が嫌だから辞めようってところまでいかなかったんだと思うんですよね。――なるほど。小林:そんな人生ですわ(笑)。――でもそれも、小林さんがプロデューサーや監督、演出家のような方々の創作意欲を刺激する存在だからだと思うんです。小林:どうなんでしょうね。自分ではよくわからないんです。――例えば、それぞれの作品において、ご自身のここが求められているのかなと感じることはあるんでしょうか?小林:年代ごとにありましたよね。CMをよくやっていた頃は、元気で明るい感じを求められているんだろうなって思ったり、映画『かもめ食堂』くらいからは、自分のやりたいことをやっていく清々しい女性だったりとか。そんな匂いを感じ取ってはいます。――そういう世間的なイメージを、どう受け止めていたんでしょう?小林:まあ、自分にないわけじゃないけれど、あんなに元気で明るくないし、あんなに清々しくて凛としてないしって思いながら…。――淡々と、求められているものを演じていらっしゃる、と。小林:そうそう。この場での私の役割はそれだなーって(笑)。――よく俳優さんを評して、演技がうまいとか、ナチュラルな芝居だとか言いますが、小林さんの作品を拝見していると、そういうところとは別次元にいるような印象を受けるんです。役になりきるというより、役と小林さんとがシームレスに繋がっているような。小林:役ですか…作ってないですね。台本の通りですよ。台本に描かれた物語から、自分が感じたイメージを頭に思い浮かべてやっているというだけです。◇こばやし・さとみ1965年生まれ、東京都出身。'79年に女優デビュー。'82年に映画『転校生』で主役に抜擢され、その後、数々のドラマ、映画に出演。おもな出演作にドラマ『すいか』、映画『かもめ食堂』など。エッセイも執筆しており著書多数。近著に『読まされ図書室』(宝島社)がある。◇小林聡美さんが出演する舞台『あの大鴉、さえも』は、36年前に書かれた現代演劇史に残るナンセンス・コメディ。演出は、いま注目を集める小野寺修二さん。共演は、片桐はいりさん、藤田桃子さん。9月30日~10月20日まで東京芸術劇場シアターイーストにて上演。東京芸術劇場ボックスオフィス TEL:0570・010・296※『anan』2016年9月21日号より。写真・内田紘倫ヘア&メイク・北 一騎(Permanent)インタビュー、文・望月リサ
2016年09月18日WOWOWのドラマW「山のトムさん」の完成披露試写会が12月21日(月)に開催され、主演の小林聡美、市川実日子、光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、もたいまさこが上映前の舞台挨拶に登壇した。映画『かもめ食堂』に始まり、『めがね』、『東京オアシス』など独特の作風でファンを魅了し、WOWOWにおいても「パンとスープとネコ日和」が話題を呼んだチームによる新作で、石井桃子の児童文学を実写化。東京から田舎へと移り住んだ主人公たちののどかな生活を描き出す。1か月にわたって長野で自然に囲まれて撮影されたという本作。小林さんは「相変わらず、何も起きません(笑)」とゆるい口調で語りつつ「何も起きない分、奥に豊かさが広がっていて、素朴な暮らしに幸せがあると教えてくれます」とうなずく。市川さんは「1か月間、緑に囲まれて撮影し、初夏で花が咲いたり、ツバメが巣をつくったりするのをみんなで観察しつつ、とても静かで贅沢な時間を過ごしました」と振り返る。市川さんの娘役を演じた春樺ちゃんは「(現場から)帰るときに鹿が出てきて、目が光って怖かった!」と東京では考えられない自然との遭遇を明かす。高橋さんは、東京と長野を数回、往復したそうだが「電車が東京に近づくとクサいんです」と普段、東京にいると気づかない空気の澄み具合の違いを感じたという。一方、小林さんの甥っこ役を演じた伊東くんは、これまで野菜が食べられなかったのが、田舎での生活で食べられるようになったという!小林さんは「食べられるように協力しました」と明かすが、実際は食事シーンの本番撮影中に、あえて伊東くんの皿に野菜をよそったとのこと。伊東くんは「(普段は)食感が嫌いで…」とトマトなどの野菜を食べられないでいたが「カメラが回ってるときに、真剣な顔で(小林さんが皿を)『はい』って渡すので…」と戸惑いつつも食べるようになって克服したと明かした。ちなみに、タイトルのトムさんは劇中に登場する猫の名前。「やっぱり猫が好き」をはじめ、小林さんももたいさんも猫と関わりのある作品に参加することが多く猫が好きだというが、ここでも伊東くんは「猫アレルギーでして…(苦笑)」と告白。周囲から「シティボーイだから」とイジられていた。WOWOWドラマW「山のトムさん」は12月26日(日)放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日12月26日にWOWOWで放送されるドラマW『山のトムさん』(21:00~)の完成披露試写会舞台あいさつが21日、都内で行われ、小林聡美、市川実日子、光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、もたいまさこが出席した。同ドラマは、児童文学作家・石井桃子の小説をドラマ化した作品。東京に住んでいたハナ(小林聡美)は、友人のトキ(市川実日子)とその娘のトシ(佐々木春樺)とともに慣れない田舎暮らしを始める。そこにハナの甥・アキラ(伊東清矢)、ネズミ退治の目的で飼われた猫のトムも加わり、ゆったりとした時間の中で、人間と動物の楽しい共同生活が繰り広げられる。主演の小林は「児童文学って子どもだけのものではないと改めて原作に触れて実感しました。原作は戦後のお話ですが、今回のドラマは現代に置き換えて作り変えました。携帯もテレビも出てこないし、その代わりたくさんの自然と風や土の匂いがするドラマになっています」と内容について説明。「皆さんの心の中に小さな幸せを撒いてくれたらうれしいです」とアピールした。また、改めて出演した感想を求められた小林は「相変わらず何も起きないんですけど、素朴の暮らしの中に幸せってあるんだと改めて教えられた気がします」としみじみ。また、同ドラマは1カ月間、自然溢れる長野や山梨でロケが行われ、市川は「本当に贅沢な時間でした。でも時々もたいさんや光石さん、高橋さんが東京の香りを運んでくれて東京が恋しい気持ちになり、人間は欲張りだと思いましたね(笑)」とロケ中のエピソードを披露。そんな市川とは対照的の高橋は「今回は1~2回往復したんですけど、電車に乗って東京に近づくと臭いんです。本当に素晴らしい空気の中にいたんだと思いましたね。新宿に近づくと何ともね…」と話して共演者や報道陣の笑いを誘っていた。
2015年12月22日小林聡美主演で好評を博したWOWOWのオリジナルドラマ「パンとスープとネコ日和」。このほど、小林さんが再び主演を務め、「クマのプーさん」を初めて日本に紹介し児童文学の第一人者として知られる石井桃子の物語を、ドラマW「山のトムさん」として実写化することが分かった。東京で暮らしていたハナ(小林聡美)は、友人のトキ(市川実日子)、トキの子どもトシ(佐々木春樺)と、慣れない田舎での生活を始めることに。そこに中学を卒業したばかりのハナの甥アキラ(伊東清矢)が加わり、4人の新しい家族の暮らしがスタートする。近くに住み、何かと相談に乗ってくれるゲン(光石研)とシオリ(高橋ひとみ)の夫婦に助けられながら、畑仕事の毎日に少しずつ慣れていくハナ。そんな中、ネズミ退治の目的で飼われた新しい家族、オス猫のトムが彼女のもとにやってくる――。小説「ノンちゃん雲に乗る」や「クマのプーさん」「ピーターラビット」シリーズの訳書などで知られる石井桃子の原作を、主演に小林さんを迎え、市川実和子、光石研、もたいまさこら、おなじみともいえる“癒やし”のメンバーで描く本作。脚本を群ようこ、音楽を大貫妙子が務める。やんちゃな子猫トムに、少しだけ振り回されながらも、人間と動物たちが、やがては楽しく共生していく田舎暮らしの物語は、児童文学の世界で自分自身の暮らしをモチーフに表現した石井氏ならでは。血のつながりだけではない家族としての暮らし、近隣の人たちとの優しいつながり、人を愛せるからこそ動物も愛せるという当たり前のこと、美しくも厳しい自然との共存など、石井氏自身の実体験からストレートに表現された、自然の中で“ともに暮らす”という感覚に溢れている。そんな石井氏の世界をドラマで体現した小林さんと市川さんから、素敵な“実感”コメントが寄せられている。■小林聡美ひとが幸せに暮らすってこういうことなのかもしれません。一緒に暮らす仲間と、山と花と風と鳥と太陽と月。働いて、おいしいごはんを食べて、夜は星空を眺める。原作の石井桃子さんが終戦直後に実践したそんな暮らしは、生きるための必死の手段だったかもしれませんが、今を生きる私たちに、なんでもない暮らしの豊かさを伝えてくれるような気がします。■市川実日子新緑の季節の山で、ネコとヤギと子どもと大人たち、みんなで撮影をしました。家の軒下に、ツバメが巣を作り始める。なんにもなかった庭の池に、突然菖蒲の花が顔を出す。スズメバチがブーーーっと飛んでくる。青空に丸い虹。そういった大きな小さな変化を、みんなが感じながら現場に立っていたように思います。静かな中、どんな音がして、何が起こっているのか。そんなことをこの作品で楽しんでいただけたら嬉しいです。ドラマW「山のトムさん」は12月26日(土)21:00よりWOWOWにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年09月29日声優・佐藤聡美が2014年11月9日、仙台こどもプラザにて、チャリティーイベント『Sound&Voice』の収益で購入した楽器(アルトサックス)を東日本大震災の被災地であり、本人の故郷である仙台市内の六郷中学校への寄付贈呈式を行った。チャリティーイベント『Sound&Voice』は、佐藤を中心に東日本大震災の「被災地・東北へ生の声と音楽を届けよう!」をテーマに2012年6月3日、東京・銀座ブロッサムにて第1回目が開催。同年仙台での公演も実現した。2回目となった2013年6月9日、同所にて行われたイベントには佐藤聡美と前年に引き続き丹下桜、阪口大助、angela、ピアノの佐藤勝重も参加して、テーマにあるように声優3名の朗読や歌で会場を盛り上げた。なお文化放送アナウンサーの長谷川のび太も2年連続で司会役として参加している。第2回の収益金で購入した楽器を、佐藤自ら仙台へおもむき、六郷中学校にプレゼント。受け取った生徒たちの笑顔は、東北復興の大きな力になってくれることだろう。佐藤の「被災地・東北へ生の声と音楽を届けよう!」という活動は今後も続いていく。なお、この贈呈式の模様は『ラジオ聡美はっけん伝! SOUND&VOICEスペシャル』として、2014年12月12日(金)の16時から、文化放送 超! A&Gにて放送される。佐藤が訪れた六郷中学校の生徒や保護者、先生にもインタビューが行われ、震災から間もなく4年となる学校や仙台の現状が伝えられる。いまだ終わっていない東北の復興、リアルな姿をぜひ聴いて感じてみよう。
2014年12月09日セブン銀行は24日、東京駅丸の内北口に開設される訪日の顧客向けのサービス提供施設「JR EAST Travel Service Center」外貨両替所内でATMサービスの提供を10月1日から開始すると発表した。これにより、海外から日本を訪れた顧客が持っているキャッシュカードやクレジットカードで「日本円」を引き出しできるほか、日本の顧客もより便利にATMを利用できる。セブン銀行では、今後も顧客のニーズに合った様々な場所にATMを設置し、より多くの顧客が便利にATMを利用してもらえるよう努めていくとしている。サービス開始日10月1日サービス時間7時30分から22時00分※原則、年中無休東京駅設置場所東京駅丸の内北口「JR EAST Travel Service Center」外貨両替所内設置台数2台利用可能カード(1)海外で発行されたVISA(PLUSを含む)、MasterCard(MaestroとCirrusを含む)、American Express、Diners Club、JCB、中国銀聯、Discoverのカード。(2)銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、JAバンク、JFマリンバンク、商工組合中央金庫、証券会社、生命保険会社、クレジットカード会社、信販会社、消費者金融会社、事業者金融会社など580社以上のカード【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月26日山梨県富士吉田市にある、北口本宮冨士浅間神社。近くには忍野八海、河口湖、温泉、富士急ハイランドなど観光スポットもたくさんさんあり、空気もお水も美味しい場所。私は、この神社が大好きです。名水の他にも吉田といえば「吉田うどん」、とてもリーズナブルなうえに美味しいです。コシが強く、具材の取り合わせがおもしろい! 是非行かれた際にはお試しくださいね。パワースポットでは、パワーはもちろん、その土地のおいしいものや美容に効く温泉などにも是非あやかりたいもの。その土地、その空気、その水を味わってはじめて地のエネルギーを体感できます。昔から神社のある場所には人が集まりますから、常に良い気が流れていると言われています。さて、この神社の発祥ですが、ヤマトタケルが東征の際、「冨士の神山は北方より登拝せよ」と言われ祠をあげてお祀りしたのが始まりです。占いにより788年、現在の地に神殿を造りました。ヤマトタケルは富士山が見える道を歩いたようで、険しい道を進んだようです。あくまで憶測ですが、ヤマトタケルは、冨士は神の山だと知っていたのかもしれません。そのご神山の富士山は、「富~士は日本一の山~♪」と童謡にあるように、日本人にとって国家の象徴のごとく偉大な存在ですね。うっすらと雪化粧の富士は殊に美しく、外国人旅行客にも定評があります。そんな素敵な富士山の神様は「コノハナサクヤ姫」と言います。この名前とても素敵な名前だと思いませんか? アンリが幼稚園の時に、父から富士山の神様の名前を聞いた時、「なんて素敵な名前だろう…きっと綺麗なお姫様なのだろうな~」と幼心に思ったのを覚えています。そして名は体を表すように、実際、コノハナサクヤ姫は綺麗な方だったようです。夫となった二二ギノミコトは、コノハナサクヤ姫の美貌に惚れるのです。なんともうらやましい限りですね。コノハナサクヤ姫はこの神社の御祭神であり、夫である二二ギノミコトも祀られています。相思相愛で夫婦となった二人ですが、コノハナサクヤ姫がご懐妊の際、二二ギノミコトは「本当に僕の子供?」とあらぬ疑いをかけます。そこで身の潔白を証明しようと、コノハナサクヤ姫は産家に火を放ち皇子を生むのです。ニニギノミコトの御子ならば神の子であり、火の中でも元気に生まれることを証明しようとしたのです。美しい反面、勝気で行動派の神様ですよね。その御神徳から8月26日、27日に吉田の火祭りがあります。町中に松明が点火されて、街全体が火の海のように照らし出されます。今まで火事になった事はないのだというのだから、不思議ですよね。本殿をはいると大きな朱塗りの四脚鳥居が目につきますが、この手の鳥居では国内最大級です。ここに立つと心がキリッとします。隋神門を通りぬけると、神楽殿が見えますが、その両脇にそびえる御神木に圧倒されます。樹齢約1000年の天然記念物。現在は3本ありますが、富士太郎杉。富士次郎杉、そして富士夫婦桧。婚活や恋活女子にお勧めなのは、やはり「富士夫婦桧」。夫婦の絆運を頂き、良いパートナーに巡り合いたいものですね。でも、これだけではまだ足りません。本殿裏手にある富士えびすに御挨拶をして、金運を願いましょう。写真(富士北口)左甚五郎作といわれ、富士に向かい立つ御姿はとてもキュート。神社参拝を終え、いつもの「シュシュッとできる御水」がほしい! 方は、「道の駅 富士吉田」へ。残念ながらこの神社ではお水取りは禁止されています。道の駅は、この神社から車で5分ほどですが、わからなかったら神社で聞いてみて下さい。大勢の方がお水をもらいに来ているのですぐわかります。こちらの御水は、バナジウムの含有量が多いだけでなく、地層の特殊性、長時間に及ぶ濾過でミネラルが豊富になっているみたいです。だからおいしいのですね。さすが名峰富士です。富士山の美しさと素晴らしさを山麓で味わい楽しむ、そして運も良くなれば言うことなしですね。お問い合わせ:富士吉田市うどん tel.0555-22-1111 公式サイト 北口本宮浅間神社 公式サイト 富士吉田道の駅 tel.0555-21-1000 公式サイト
2012年06月28日『かもめ食堂』、『めがね』など心温まる映画を世に送り出してきた製作チームによる最新映画『東京オアシス』が10月22日(土)に公開。主演の小林聡美を始め加瀬亮、黒木華、原田知世、松本佳奈監督、中村佳代監督が都内で行われた舞台挨拶に出席した。深夜の国道で、小さな映画館で、動物園のツチブタの柵の前で。東京をさすらう女優のトウコが様々な出会いを通じて自らの生き方を取り戻していくさまを描きだす。小林さんと加瀬さんは劇中、深夜にエア・バレーボールに興じ、回転レシーブやAクイック、Bクイックなどを華麗に(?)披露している。このシーンのためにわざわざバレー特訓日まで設けられたそうだが、加瀬さんは「(撮影は)あっさり終わりましたよ。(特訓の)必要なかったですね」と苦笑い。小林さんは「加瀬くんはものすごく真剣でしたよ。回転レシーブ、久々に見ました。“東洋の魔女”以来ですね」と語り、加瀬さんから「全然、分かりませんけど…」と突っ込まれていた。この一連のシリーズ初出演となる原田さんは「いい経験をさせてもらいました」とニッコリ。原田さんの出演シーンの舞台は映画館で、営業後の深夜の映画館で撮影が行われたが「夜の9時ごろに集合で終わったころには空が明るくなっていました」と懐かしそうに撮影をふり返った。映画初出演でこの日が人生初の初日舞台挨拶となった黒木さん。映画の中で小林さんと語り合う、姫路の動物園にいる“ツチブタ”という不思議な動物について「いつか見に行きたい」と語ったが、松本監督から、実は上野動物園にもいることを明かされると「見に行きます」と笑顔を見せた。最後の締めの挨拶を任された小林さんは「加瀬くんが全然、しゃべってない!」と交代を要求。加瀬さんが「いやいや、(小林さんが)主演ですから」と辞退すると、憤然とした面持ちで加瀬さんの足を踏みつつ「今日は(雨で)街全体がオアシスっぽくなってるんじゃないですか?」とキレイにまとめ、会場は温かい笑いと拍手に包まれた。『東京オアシス』は全国にて公開中。■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画■関連記事:小林聡美×加瀬亮×原田知世インタビューそれぞれが胸に秘める“オアシス”の意味小林聡美、加瀬亮と4回目の共演で「夫婦漫才ができそう」小林聡美、加瀬亮らが静かに優しく語る『東京オアシス』予告編が解禁『東京オアシス』撮影クランクアップ3つのエピソードが生み出す、3つの空気感『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開
2011年10月22日『かもめ食堂』チームの新作『東京オアシス』が遂に公開。こちらの主演・小林聡美のインタビューをお届けする。『東京オアシス』というタイトルの通り、今回は東京が舞台です。小林さんにとって東京という街の印象、魅力に感じるところはどこですか?全国各地からいろいろな人が集まってくる、すごくエネルギーのある街だと思います。殺伐とした大都会というイメージとはまた違った場所もちゃんとあって、そこでは人と人とが助け合いながら暮らしていたり、知らない人同士のちょっとした触れあいがあったりと、いろんな表情のある魅力的な街だと思います。『かもめ食堂』からのこのプロジェクト作品で、東京が舞台ということに驚きを感じました。東京での撮影はいかがでしたか?これまでフィンランド、与論島、タイ、京都と撮影を行ってきたなかで、今回の舞台が東京と聞いたときには、すごく新鮮に感じました。日常と切り離された場所での撮影ではなく、普段暮らしてる場所から現場に通って、しかも見慣れた景色の中で撮影するというのが、すごく自然な感覚でいられてリラックスしてのぞむことができたと思います。今回は、2人の監督、3人の脚本によって、3つのエピソードからなるアンソロジーということで、これまでの作品とは少し違った雰囲気になるのでしょうか?今までの作品もすごくシンプルな雰囲気でしたけれど、今回はさらにシンプルな構成になっているので、きっと物語には入りやすいんじゃないかなと思っています。3つのエピソードでは、加瀬亮さん、原田知世さん、黒木華さん、それぞれの方と2人だけの会話のシーンがほとんどで、人生の迷子になってしまった人たちが、小さな出会いを通じて人生の“オアシス”を見つけていく物語です。いつもと違う場所に行き、そこで人と出会うことによって、自分が一歩進むことができたり、自然とその人の背中を押してあげることができたりする、そういうことって誰にでも起こり得ると思うんです。日常生活において人と関わることで世界が広がっていく、そんな偶然の面白さがこの映画では描かれていると思います。小林さんにとっての“オアシス”はなんですか?私にとってのオアシスとは、ちょっとほっとできる場所、時間のことなのかなって思います。そういう意味では、自分で運転しているときが一番リラックスできますね。音楽もかけずにただ運転している、そんな時間が好きです。もうひとつ、みんなの機嫌が良くてのんびりと穏やかに流れる時間が好きです。そういう意味では、『かもめ食堂』から一緒にやっているこのチームの作品には、力まずにリラックスして参加できるので、私にとってはオアシスなのかもしれません。作品情報『東京オアシス』監督:松本佳奈/中村佳代出演:小林聡美/加瀬亮/黒木華/原田知世配給:スールキートス2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開(C)2011オアシス計画
2011年10月21日小林聡美、加瀬亮、原田知世。この3人の俳優に共通するのは、なぜかほっとする、なぜか親しみやすい、心の隙間を埋めてくれるような人間力──。そんな魅力的な3人が集まった『東京オアシス』もまた、悩める現代人の背中をそっと押してくれるような、一歩踏み出す手助けをしてくれるような、温かな映画だ。『かもめ食堂』『めがね』『プール』『マザーウォーター』に続いての主演となる小林さん、『めがね』以降の常連キャストである加瀬さん、今回が初参加となる原田さんに、『東京オアシス』がなぜ温かい映画なのかを語ってもらった。──小林さんが主演されてきた過去4作は、シリーズではないものの、人生を豊かにする、気持ちを温かにする、そんなパワーを持った作品ですよね。まず、それぞれが演じたトウコ、ナガノ、キクチというキャラクターについて、台本から感じ取った印象を聞かせてください。小林:私の演じたトウコは女優なんですが、映画の中で劇中劇をするというわけではなく、たまたま職業が女優だったという設定。ひとりの人間として描かれています。仕事に行き詰まって、周りの考え方と自分の考え方が噛み合わず、思い詰めてしまう、とても真面目な女性。で、仕事場から逃げ出してしまうんですね。一見、不真面目そうだけれど、実は正直で嘘をつけない性格だと思って演じていました。原田:キクチという女性も真面目な女性だと思うんですよね。周りからは順調にいっているように思われているけれど、自分のなかで疑問が生まれてしまったことで立ち止まって、(再び)歩き出すまですべてを止めてしまうんです。そして、トウコさんとの再会によって背中をふっと押してもらったような女性です。個人的にこれまでの作品を観ていましたので、オファーをもらったときは純粋に嬉しかったというか。過去4作の映画を観て感じていた空気感は、今回の作品にもありましたね。加瀬:僕の演じたナガノという青年は、特に買いたいものもないのにコンビニで買い物をして、アイスを食べても美味しくなくて…という、心が止まっているというか、この先どうしていいのか分からず、いつの間にか出口に出られなくなってしまったような人です。──それぞれが大なり小なり悩みを抱えていて、トウコと出会うことで、彼女も彼女と出会うナガノもキクチも変化を迎えるわけですよね。人は出会いによって様々なことに気づくものなんだと、観ている側も一歩を踏み出したくなりました。映画に絡めて、自分はこんな出会いで変わったという経験談を聞かせていただけたらと。加瀬:仕事がそういう出会いの場になっているような気がします。たとえば、昨年の『アウトレイジ』や『海炭市叙景』など、自分が予想もしなかった役を演じさせていただいたことで、思ってもいない道が拓けています。小林:そうよね、私たちの仕事って毎回が出会いのようなものだと思う。作品を通しての人との出会いはもちろん、役との出会いもあるし。いただいた役に対して自分は何ができるのか、どこまでできるのかとか。今回の映画で気づいたことは──自分の大切な人とちゃんと向き合って話をする、そういう機会って大事なんだなと思ったんですよね。友だち同士みんなで賑やかに楽しい時間を過ごすのももちろん楽しいけれど、大切な人が本当はどういう気持ちでいるのかを知ったりすることも大切。原田:私もそれはなんとなく思っていたことで…。誰かと向き合って話をしているうちに、自分の本当の気持ちが見えてきて、気持ちの整理がつくことってありますよね。相手を通して自分を探せるというか。今回演じたキクチという女性は、まさにその瞬間が描かれているんです。トウコさんと出会ったことで、自分自身で気づき始めていたことに気づく。だから共感する部分もありました。ものすごく長いセリフでしたけど(苦笑)。──たしかに、映画館でのトウコとキクチの会話は、ものすごくセリフが多かったですよね。原田:しかも台本9ページ分をほぼ1カットで撮影しているんです。加瀬:僕だったら、あんなに長いシーン、放棄します(笑)。原田:私もあんなに長いセリフのある映画だと思っていなかったんです。これまでの作品は、どちらかというと間とか空気感のある映画だと思っていたので(笑)。でも、聡美さんとは初共演だったけれど、撮影自体は1日しかご一緒していないのに、もっと長く一緒にいたような、グッと近くにいたような、それがとても嬉しかったんですよね。(人との関わり方は)長さではなく、深さなんだなと、とても濃密で貴重な経験でした。小林:あのシーンは、ほぼ原田さんのセリフなんですが、共演相手が長台詞のときは、こっちが間違えられない! って、緊張するんです(笑)。ただ、原田さん的には大変なシーンだけれど、ふっと楽になれるシーンでもあって、周りの人を感じないような雰囲気に包まれていたなと。原田:あの長台詞を乗り越えられたことで、自分自身も一歩進めた気がします。「できた!」っていう達成感がありましたね。それから、トウコさんと聡美さんが重なる部分もあったんです。きっと私自身も聡美さんにああいう話ができるんじゃないかなって。お芝居ではあるんですが、聡美さんが話している言葉が自分の中にスッと入ってきた。その感覚はこのシーンを作るうえで重要だったと思っています。加瀬:僕は自分のパートが終わった時点で、後の2つのエピソードは気楽に観ていたんですけど(笑)、ナガノが見ていたトウコと、キクチが見ているトウコの顔(表情)が全然ちがうのには驚きました。重いものを抱えていたトウコが…ああ、よかったなと。キクチさんのシーンでは、もたい(まさこ)さんが出てきて、笑っちゃったり。それにしてもあの役、ずるい(笑)。小林:そうそう、私も次はああいう役をやりたい!──ああいうポジションの小林さんも観てみたいです(笑)。最後に、なぜ、この映画のタイトルは『東京オアシス』なのか?という問いについてのそれぞれの見解を聞きたいです。加瀬:東京に住んでいる人はみんな砂漠を抱えていて、マイナス×マイナス=プラスというか、悩みを話して×悩みを話して=一歩進んでいるのかなと思います。オアシスというのはマイナスからできているっていう皮肉なんでしょうか(笑)。小林:哲学っぽいけど加瀬くんらしい(笑)。私は、(自分たちが生きていく場所がオアシスであってほしいという)決意なのかもしれなって思うんですよね。東京で生きていく人たちそれぞれのオアシスって何だ?っていう問いかけでもあるのかなと。原田:“東京”と“オアシス”、一度聞いたら忘れられない組み合わせではありますよね。聡美さんと同じで、映画を観て、自分のオアシスって何だろうな?って、そんなふうに考えるきっかけになってもらえたら嬉しいです。(photo:Shinya Namiki/text:Rie Shintani)■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画マザーウォーター 2010年10月30日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010パセリ商会プール 2009年9月12日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開©プール商会めがね 2007年9月22日よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© めがね商会■関連記事:小林聡美、加瀬亮と4回目の共演で「夫婦漫才ができそう」小林聡美、加瀬亮らが静かに優しく語る『東京オアシス』予告編が解禁『東京オアシス』撮影クランクアップ3つのエピソードが生み出す、3つの空気感『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開『かもめ食堂』チームの新作が始動!小林聡美、加瀬亮らが撮影を前に心境を告白
2011年10月20日映画『東京オアシス』の完成披露試写会が10月17日(月)、都内で開催され、主演の小林聡美を始め加瀬亮、原田知世、黒田華(はる)が舞台挨拶に登壇した。『かもめ食堂』、『めがね』などを世に送り出してきた製作チームが贈る最新作で、女優のトウコ(小林さん)が東京のあちこちでの小さな出会いを通じて忘れかけていた風景、自らの生き方を取り戻していく姿を優しく描き出す。映画の中ではトウコ(小林さん)とそれぞれの出会いが描かれるため、この4人が揃うシーンはゼロ。4人が勢揃いした貴重なこの機会に黒木さん、原田さん、加瀬さんに小林さんとの共演の感想を尋ねた。映画初出演となる黒木さんは「分かってないことがたくさんあって困ったり、あがり症で緊張してたんですが、いつも小林さんがたくさん話をしてくれました。一緒にいて落ち着く、素敵な方です」と感謝の思いを語った。原田さんも小林さんと初共演となったが「初めてとは思えなかったです。2人のシーンは9ページくらいの長回しだったんですが、変な緊張もせずに楽しく一緒に乗り越えました」と笑顔で語った。そして、今回で4回目の共演となる加瀬さんは「改めて思ったのはどんなときでも前向きな人なんだなということ。夜の撮影で寝る時間もない中でも、いつもと変わらず明るい姿勢で、改めてすごい先輩だなと思いました」と讃えた。逆に小林さんに3人の印象を尋ねると、黒木さんについては「全然緊張していたような感じではなくて、柔軟性のある可憐で素敵な女優さんです」とニッコリ。原田さんに関しては「同じ頃にデビューしたんですが、“時をかけていた”頃と印象が変わらない(笑)。小鳥のように可憐な大人の人です」と原田さんの初主演映画『時をかける少女』に引っかけながらユーモアたっぷりに称賛した。そして加瀬さんについては「夫婦漫才が出来そうかなと思います」と語り、当の加瀬さんから「それ、誉めてます?」とツッコミを入れられていた。登場人物たちの物語と共に東京の持つ様々な表情を映し出す本作。原田さんは映画館のスタッフを演じており、都内のある映画館で撮影が行われたが、原田さんによると「高校時代に通学路でこの映画館の前を毎日、往き来していた」とのこと。「だからなじんでいたのかな」と笑顔を見せた。小林さんも「東京で生まれ育ちましたが、あまりこれまで考えたり見つめたことがなかった。この映画を通じて改めて『私の住んでる街はここだ』と実感するようになった」と“東京”への愛着を明かし「何でこういうタイトルなんだろう?と思いながら観てもらえたら」と呼びかけた。『東京オアシス』は10月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画■関連記事:小林聡美、加瀬亮らが静かに優しく語る『東京オアシス』予告編が解禁『東京オアシス』撮影クランクアップ3つのエピソードが生み出す、3つの空気感『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開『かもめ食堂』チームの新作が始動!小林聡美、加瀬亮らが撮影を前に心境を告白
2011年10月17日小林聡美&もたいまさこというおなじみのコンビの主演で贈る、タイを舞台に繰り広げられる愛情いっぱいの映画『プール』が9月12日(土)、公開を迎えた。初日の舞台挨拶に小林さん、もたいさんに加え、共演の加瀬亮、伽奈、そして大森美香監督が登壇した。『かもめ食堂』、『めがね』と多くのファンを持つ作品のスタッフ、キャストが再集結した最新作ということで、あいにくの天気にもかかわらず、開場前から劇場の前に列ができるほどの盛況ぶり。映画上映前の舞台挨拶となったが、小林さんは「隠すほどのことは何もないんですよ(笑)」と前置きし、自身が演じた4年前から家族の元を離れ、タイのチェンマイに暮らす京子について「すでにチラシなどでも書かれている通りなんですが…。表面的には“好き勝手に生きる母親”と捉える方もいるかもしれません。でも、優しいところもあるんですよね…きっと…」と周囲をうかがうような口ぶりで説明してくれた。もたいさんは、京子が働くゲストハウスのオーナー・菊子を演じたが「この菊子という女性の生き方がどのように、けつじちゅ…けちゅじちゅ?……結実するのか(笑)、楽しみでした。タイに行ってみて、やっと答えが見つかったような気がします!」と晴れ晴れとした表情で語った。もたいさんが、“結実”と言えずに口ごもってる横で、小林さんは大きく口を開けて「け・つ・じ・つ!」とフォロー。ファンにとっては2人のこうしたちょっとしたやり取りや掛け合いがたまらない様子!客席からは大きな笑いがわき起こった。ゲストハウスで働く青年・市尾役の加瀬さんは、撮影について、いきなり「まあ、基本的にいいかげんな人たちの集まりなんで…」とのんびりとした口調で語り、「ゆっくりと撮影が進むんですが、スタッフもキャストもみんなが、ひとつひとつのシーンを見てるんですね。そこがほかの映画と違いましたね」と現場の様子を語ってくれた。今回、初めての映画出演となった伽奈さんは少し緊張気味。母親役の小林さんは「初めての現場に一人で入ってくるのって心細いだろうな、と心配していたんですが、伽奈さんは若いけど精神的に自立してました」と称賛…したかと思いきや「私たちがあれこれ構う方がわずらわしい、という感じでしたよね?」と笑顔でイジワルなコメント。伽奈さんは「そんなことないですよ!」と慌てて否定するも、「(伽奈さんが)動くたびに楽しませてもらいました。ランニングシャツがこれほどまでに似合う女性はいない!」(小林さん)、「小学生の男の子みたいでした。一家に一台ほしい!」(もたいさん)と2人して“ホメ殺し”の集中砲火!大森監督は、伽奈さんとタイ人の少年・ビーくんのやり取りに触れ「一緒の時間を過ごしていく中で、伽奈さん自身の体験がそのまま映画になってました。新鮮な風を吹かせてくれましたね」とこれまた称賛を贈った。4人と監督の壇上での絶妙な絡み合いに、映画の上映前から観客はすでに映画を観ているような気分になったのでは?『プール』は9月12日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:プール 2009年9月12日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開©プール商会■関連記事:飯島奈美インタビュー人気フードスタイリストが手がける『プール』魅惑の料理人気モデルから期待の映画デビュー伽奈が語る『かもめ食堂』スタッフ新作『プール』あなたが作ってあげたい料理は?『プール』原作本を3名様にプレゼント『プール』完成!現場も作品もゆる〜く?映画初出演の伽奈は「大目に見てやって」小林聡美&桜沢エリカがサイン会「聡美ちゃんの映画はいつもお腹がすきます」
2009年09月12日