「ハイパープロジェクション演劇」と銘打ち、上演されるこの舞台。原作は集英社「週刊少年ジャンプ」で連載中、コミックス累計発行部数1,400万部を突破した、古舘春一の大人気バレーボールまんが。その主演を務める、烏野高校1年の日向翔陽を演じる須賀健太、ライバルにして仲間でもある影山飛雄を演じる木村達成、演出を手がけるウォーリー木下が思いを語る。ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』チケット情報「ずっと原作が大好きで、絶対にやるぞ!という気持ちでオーディションを受けたので、決まったときは本当にうれしかった。ビジュアル撮影も、衣裳合わせの時からものすごくテンションが上りました」(須賀)「僕も絶対に自分がやるんだというつもりでオーディションを受けました。同時に僕が影山をやるなら、日向は絶対に健太にやってほしいと思っていました。共演前から感じていますが、健太は小さいけど(笑)、舞台ではすごく大きいんです。その健太の隣で負けないように大きくありたいし、きちんとライバルでありたいです」(木村)「小さい、って説明、必要だった!?(笑)でも、そういってもらえてうれしい。日向にとっても影山は相棒でおもしろい関係のふたりなので、共演した相手とまた一緒に組めることが楽しみです。今回もふたりで話し合って作りこんでいきたいと思います」(須賀)「僕はオーディションのときに役柄以前に、まず技術とヤル気、舞台は集団芸術なので全体を見渡す力と、なによりもクリエイティブ精神があることを重視していました。ふたりとも、その力を強く感じています」(ウォーリー)気になる、「ハイパープロジェクション演劇」の演出について聞いた。「最新テクノロジーを使うけれど、見せるのはあくまで役者の姿であり、力です。なので、今回は映像や音とともに役者の肉体に負荷をかける舞台美術や演出を考えていて、本当に運動している姿を見せる舞台を目指します」(ウォーリー)「身体、鍛えなくちゃ!そういう新しい試みの場にいられることがわくわくするし、“演劇”という単語が入っていることがなによりうれしい。それはすなわち役者に託されているということだから、僕らの芝居を突き詰めていきたいです」(須賀)「自分が影山として選ばれた意味をみんなに見せたいです。それは幕が開いてからも同じで、考え続けたいです」(木村)漫画×演劇×映像のハイブリッドパフォーマンス、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」は、11月14日(土)~11月23日(月・祝) AiiA 2.5 Theater Tokyoの東京公演から、大阪公演、宮城公演、東京凱旋公演と上演される。チケットぴあではインターネット先行を9月2日(水)より受付開始。取材・文:おーちようこ
2015年09月01日コンビニエンスストアを中心に展開している"ハズレなしのキャラクターくじ"「一番くじ」より、『一番くじ ハイキュー!!~新・ゴミ捨て場の決戦!~』が、8月上旬より全国のセブン‐イレブン店舗で販売される(取扱いのない店舗あり)。価格は1回620円(税込)。今回の「一番くじ」は、2015年10月からアニメ第2期の放送を控える漫画作品『ハイキュー!!』から、劇中に登場する「烏野高校」と「音駒高校」の熱い戦い"ゴミ捨て場の決戦"をテーマに、描きおろしイラストを使用したアイテムやシリーズ初のリアルフィギュアなど、A賞~K賞の11等級全41種類+ラストワン賞をラインナップ。A賞は、"ゴミ捨て場の決戦"をイメージして描きおろされた「スペシャルポスター」(全1種)。B賞では、カラスが舞うゴミ捨て場で、凛とした表情で佇む主人公・日向を立体化した全高約13.5cmの「日向翔陽 リアルフィギュア」(全1種)が登場。さらに、C賞では、王冠とマントを脱ぎすて、独り善がりの"王様"から成長していくセッター・影山を再現した「影山飛雄 リアルフィギュア」(全1種)、D賞では「音駒高校」のゲームメイカー・孤爪と猫の対比が印象的な「孤爪研磨 リアルフィギュア」(全1種)、E賞は「音駒高校」の主将・黒尾を寝癖も忠実に表現した「黒尾鉄朗 リアルフィギュア」(全1種)と、人気キャラたちのフィギュアが揃っている。F賞には「烏野高校」の日向と影山を、きゅんキャラいらすとれーしょんずでデザインした「烏野ラバーストラップセット」(全1種)。そしてG賞に「音駒高校」の孤爪、黒尾、灰羽の3人を、同じくきゅんキャラいらすとれーしょんず化した「音駒ラバーストラップセット」(全1種)、H賞に描き下ろしイラストを使用した「マフラータオル」(全5種)などが用意されている。そのほかにも、日向と影山以外の「烏野高校」のキャラクターたちを、きゅんキャラいらすとれーしょんずでデザインした「烏野ラバーストラップ」(全8種)に加え、ライバル校のキャラを、同じくきゅんキャラいらすとれーしょんずで再現した「ライバル校ラバーストラップ」(全10種)も。さらに、「烏野高校」、「音駒高校」、「青葉城西高校」のキャラクターたちを描いた「フラッグステッカーセット」(全10種)などのアイテムが登場する。お店で最後のくじ券を引くとその場でもらえるラストワン賞には、「音駒高校」のルーキー・灰羽を立体化した「灰羽リエーフ リアルフィギュア」(全1種)が登場。B賞~E賞のフィギュアと組み合わせると、A賞「スペシャルポスター」のイラストを再現することができる仕組みになっている。なお、くじの半券を使って応募するダブルチャンスキャンペーンも同時に展開され、描きおろしイラストを使用した「スペシャルタペストリー」が100名に当たる。(C)古舘春一/集英社 ・ 「ハイキュー!!」製作委員会 ・ MBS
2015年07月08日米F5ネットワークスは5月1日、同日付けで、F5ネットワークスジャパンの代表取締役社長に、古舘正清氏が就任したと発表した。古舘氏は、日本IBM、日本マイクロソフト、レッドハットにおいて、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの分野でリーダーシップを発揮してきた。レッドハットにおいては、常務執行役員パートナー・アライアンス営業統括本部長として、クラウドおよびインフラストラクチャーの分野を担当した。古舘の代表取締役社長就任について、米F5ネットワークス ワールドワイドセールス担当エグゼクティブ・バイスレジデント デーブ・フェリンガ氏は、「古舘氏の広範なビジネス実績と人脈、 強力なリーダーシップが、 F5の変革を牽引し、 日本におけるマーケットでの地位をさらに強固なものとし、 ビジネス領域をさらに広げると確信しています 」と述べている。
2015年05月01日ムービックは20日、カシオのデジタルカメラ「EXILIM」と、TVアニメ「ハイキュー!!」とのコラボレートモデル「ハイキュー!!×EXILIM コラボ デジタルカメラ」の予約受付を開始した。7月9日頃の到着予定で、価格は29,800円(税込)。全国のアニメイト / アニメイトオンラインショップ / ムービック通信販売にて予約を受け付ける。TVアニメ「ハイキュー!!」とカシオ計算機「EXILIM」がコラボレートした特別モデル。完全受注生産品で、予約受付期間は4月20日から5月20日までだ。デジタルカメラ本体には「ハイキュー!!」オリジナル刻印が入っている。そのほか、「ハイキュー!!」オリジナルダイナミックフォト機能では、お気に入りのキャラクターとのツーショット写真を撮影可能だ。キャラクターフレームは20種類用意されている。ベースとなるEXILIM EX-ZS30は、有効2,010万画素の1/2.3型正方画素CCDセンサー、35mm判換算で約26-156mmの光学6倍ズームレンズを装備。人物の肌をきれいに写す「メイクアップ」機能、さまざまなエフェクトで個性的な写真が撮れる「アートショット」なども搭載している。本体サイズはW93×D18×H53mm、重量は約145g(バッテリおよびメモリーカードを含む)。「ハイキュー!!」オリジナルポーチが付属する。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2015年04月20日ビームスはこのほど、古舘春一原作のバレーボールアニメ「ハイキュー!!」とのコラボレーション商品を発売した。「ハイキュー!!」は、宮城県立烏野高校排球部(バレー部)に入部した主人公・日向翔陽が、中学時代に「コート上の王様」と呼ばれていた天才セッター・影山飛雄と出会い、仲間たちとともに「頂の景色」を見るために全国大会を目指していくストーリー。前回は、主人公・日向翔陽と影山飛雄、青葉城西高校バレー部主将・及川徹の3人をイメージしたTシャツを販売した。第2弾となる今回は、ハイキュー!!とビームス オンラインショップ「MANGART BEAMS T」、アニメやゲームを題材にしたアパレル・雑貨の通販サイト「SuperGroupies」とのトリプルコラボレーション商品を展開している。主人公たちが所属する烏野高校排球部の菅原孝支、西谷夕、月島蛍をイメージしたダブルジップのパーカ(各8,640円)や、世界初のカスタムヘッドフォンブランド・KOTORI(コトリ)とのコラボによるイヤフォン(5,940円)が登場。ビームスのウェアを着用した3人の描き下ろしイラストのキャラクターカードが付属している。なお、商品は、BEAMS Online ShopおよびSuperGroupiesにて受注販売している。※価格はすべて税込(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2015年02月03日漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の古舘春一氏による人気漫画『ハイキュー!!』のTVアニメ1期総集編の劇場公開が决定し、さらにTVアニメ続編制作、大規模イベントの開催など「ハイキュー!!頂プロジェクト2015」と題した、さまざまな展開が発表された。TVアニメの続編は、引き続きProduction I.Gと満仲勤監督が担当し、インターハイ予選とその先が描かれる。待望の劇場版は、烏野高校の激闘の軌跡が大スクリーンで甦るTVアニメ1期の総集編となり、公開時期などの詳細は追って発表される。さらに、昨年12月に開催され大盛況のうちに幕を閉じた「目指せ!頂の景色!烏野高校排球部冬の強化合宿」に続く、大規模イベントが今夏に開催决定。「ハイキュー!!頂プロジェクト2015」は、そのほかにもさまざまな展開を企画しており、今後『週刊少年ジャンプ』や公式サイトで発表されるという。『ハイキュー!!』は、漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の古館春一氏によるバレーボール漫画。単行本は現在第14巻まで発売され、累計発行部数は1,000万部を突破している。2014年4月~9月には、TVアニメ全25話が放送された。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2015年01月26日現在漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の人気漫画『ハイキュー!!』に登場する影山飛雄が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年5月発売予定で、価格は3,704円(税別)。「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典として『ねんどろいどぷらす ラバーストラップ 影山飛雄 ガッツポーズVer.』が付属する。コミックスの累計発行部数が1,000万部を突破し、2014年4月から9月にかけて放送されたTVアニメも大人気の『ハイキュー!!』。本作のもう一人の主人公である影山飛雄は、"コート上の王様"の異名を持つ烏野高校バレー部の天才セッターで、大きな話題となった2015年1月発売予定の『ねんどろいど 日向翔陽』に続く、『ハイキュー!!』のねんどろいと第2弾として待望の立体化となる。原型制作は七兵衛が担当。『ねんどろいど 影山飛雄』には、表情パーツにムスッとした「通常顔」、とある場面で見せた「キレ顔」、そしてちょっとぎこちない「大喜び顔」を用意。トスを上げる一連のポージングを再現できるほか「バレーボール」や「ネットパーツ」、「コートをイメージした専用台座」も付属する。また、「クイックトスエフェクトパーツ」や「王冠」など、影山特有のパーツも同梱され、『ねんどろいど 日向翔陽』と合わせて最強1年生コンビのディスプレイを楽しめる。商品価格は3,704円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は、2015年1月14日21:00。商品の発売および発送は、2015年5月を予定している。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2014年12月18日2014年4月~9月までMBS/TBS系全国28局ネットで放送されたTVアニメ『ハイキュー!!』の初となる本格的な原画展「『ハイキュー!!』アニメ原画展~冬の新潟遠征~」が、12月6日より新潟市アニメ・マンガ情報館で開催される。この原画展では、原作が持つ熱さとていねいな物語描写をそのままに、アニメーションならではの躍動感で表現された本作の原画や資料を多数展示。会期は前後期に分けられ、ストーリーを劇的に振り返る内容になるという。「前期展」は12月6日~2015年1月12日(1月1日は休館)まで、「後期展」は2015年1月17日~3月1日まで。観覧料は、一般は1,000円、中高生が700円、小学生が300円(土・日・祝日は小中学生無料)。なお、前後期でそれぞれ数種類ずつ異なるデザインのチケットが用意され、グッズ販売も実施される。詳細は公式サイトまで。また、12月3日から大阪・namco大阪日本橋店で、5日から東京・namco中野店で開催される『ハイキュー!!』の「キャラポップストア」が、宮城県のイービーンズ(12月4日~12月21日)と、NAMCOLAND BASE 765(12月27日~2015年2月中旬)の2店舗でも開催されることも決定。さらに全国のアニメイトでは、『ハイキュー!!』関連書籍および関連キャラクターグッズを購入・予約すると、1,000円毎に特製ブックカバー(全4種類)がランダムで1枚もらえる「ハイキュー!!冬の強化合宿フェア」を12月11日~2015年1月12日まで実施される。『ハイキュー!!』は、漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の古館春一氏によるバレーボール漫画で、単行本は現在13巻まで発売中(第14巻は12月27日発売)。2014年4月~9月にTVアニメ化した作品(全25話)が放送された。11月19日に第13話~第15話を収録したBlu-ray&DVD Vol.5、12月17日に第16話~第18話を収録したBlu-ray&DVD Vol.6が東宝より発売される。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2014年11月19日11月9日から東京会場を皮切りに全国6大都市で開催される「ジャンプスペシャルア二メフェスタ2014」にて上映予定の『ハイキュー!!』オリジナルアニメ「リエーフ見参!」に登場するキャラクター・灰羽リエーフの設定画が公開された。「リエーフ見参!」は、烏野の因縁のライバル校である音駒高校を中心にインターハイ予選後のエピソードが描かれるオリジナルアニメで、今回公開されたのは本作に登場する音駒高校の灰羽リエーフのキャラクター設定画。190cmを越える長身で、緑の目の色が特徴的なロシア人と日本人のハーフ。声優は、現在放送中の富野由悠季監督最新作となるTVアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』の主人公ベルリ・ゼナムを演じている石井マークが担当する。「ジャンプスペシャルア二メフェスタ2014」は、11月9日に千葉県・幕張メッセにて開催(午前の部10:30~12:30、午後の部16:00~18:00)。以降、15日に北海道・札幌シネマフロンティア、宮城県・MOVIX仙台、16日に愛知県・TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、大阪府・TOHOシネマズ梅田とTOHOシネマズなんば(本館)、福岡・TOHOシネマズ福岡(本館)で順次開催される(開催時間はともに10:30~12:00)。本イベントでは、漫画誌『週刊少年ジャンプ』や『SQ.』(ともに集英社)の作品から19作品(『ハイキュー!!』『NARUTO-ナルト-疾風伝』『銀魂』など)のオリジナルアニメーションなどを上映。なお、東京会場では、日向翔陽役の村瀬歩、影山飛雄役の石川界人、孤爪研磨役の梶裕貴、灰羽リエーフ役の石井マークによる「『ハイキュー!!』声優アタック!トークステージ」や「生原画&サイン色紙展示」「プレゼント大抽選会」も開催される予定。地方会場では声優陣による「オリジナルビデオメッセージ」が公開される。『ハイキュー!!』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中の古館春一氏によるバレーボール漫画で、単行本は現在13巻まで発売中。2014年4月~9月にTVアニメ化した作品が放送された。11月19日に第13話~第15話を収録したBlu-ray&DVD Vol.5、12月17日に第16話~第18話を収録したBlu-ray&DVD Vol.6が東宝から発売される。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2014年11月05日漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載中の古館春一氏による人気バレーボール漫画で、2014年4月より放送されたTVアニメ『ハイキュー!!』のBlu-ray&DVD Vol.6のジャケットイラストが明らかになった。公開されたジャケットには、烏野高校排球部に所属する3年のセッター・菅原孝支を中心に、主将の澤村大地とエースの東峰旭が凛々しい姿をデザイン。Vol.6には、インターハイ予選が始まり、常波高校との一回戦目の様子や「鉄壁」のブロックで烏野高校の前に立ちはだかる伊達工業高校との試合などを描いたTVアニメの第16話~第18話が収録される。12月17日発売の初回生産限定版には、特典として「キャラクターデザイン・岸田隆宏描き下ろし三方背アウターケース」が付属。そのほか特典として、「アイキャッチ集6」(東峰・西谷ver./及川・岩泉ver.)、オーディオドラマ「烏野高校排球部のクリスマス」、オリジナルサウンドトラック数曲、特製ライナーノーツ「月刊バリボーVol.6」(16P)が収められる。価格は、Blu-ray6,800円(税別)、DVD5,800円(税別)。(C) 古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2014年10月23日●これまでとは少し違った現象が見られる『ねんどろいど 日向翔陽』漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で人気連載中のバレー漫画『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽が、グッドスマイルカンパニーのデフォルメフィギュア「ねんどろいど」となって、2015年1月に発売される。(「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は11月5日21:00)「ねんどろいど」化を告知する公式ツイートが7,000リツイート越えを記録するなど、ファンからも熱い注目を浴びている『ねんどろいど 日向翔陽』だが、今回はこれまでの「ねんどろいど」とは少し違った現象が見られるのだ。それは、女性からの反響がずば抜けて多いこと。女性キャラのイメージが強い「ねんどろいど」のファン層は、どちらかといえば男性が中心だったのだが、今回は少々状況が異なるようだ。また、「今回が初のねんどろいど購入!」という声も多く、これまでの「ねんどろいど」ファンとは違った層にヒットしていることがわかる。『ねんどろいど 日向翔陽』の何が女性の心をつかんだのか。今回は、グッドスマイルカンパニーで同商品の企画に携わったヒラセ氏と、「カホタンブログ」でおなじみカホタンに制作秘話を聞いた。――『ねんどろいど』といえば、女性キャラクターのイメージがあったので、今回の作品とキャラクターのチョイスは個人的にも驚きました。「そうきたか!」という感じで。ヒラセ:『進撃の巨人』の「リヴァイ」や『ドラマティカルマーダー』の「蒼葉」など、男性キャラもやっていないわけではないのですが、確かに「ねんどろいど」は女性キャラがメインですね。女性にも人気のある『ハイキュー!!』をやらせてもらえたのは、自分たちにとっても新しい挑戦でした。グッスマの「ねんどろいど」としては、2011年に発売した『レベルE』の「王子」以来のジャンプ系男性キャラです。――そもそもなぜ『ハイキュー!!』を「ねんどろいど」にしようという話になったのですか?ヒラセ:実は僕らは二人とも『ハイキュー!!』が大好きなんです。ちょうどアニメが始まるという情報もあったので、ここは絶対に『ハイキュー!!』でいきたいと思って企画しました。通常の「ねんどろいど」に関しては、企画を担当するのは一人なんですよ。だから今回みたいに二人で進行することや、まして男女合同の企画というのはものすごく稀なことなんです。――「ねんどろいど」化を発表のツイートは、記録的なリツイートだったとお聞きしました。カホタン:7,000リツイートを超えていますね。特徴的だったのは、既存の「ねんどろいど」ファンよりも「今まで『ねんどろいど』を知らなかったけど、この日向翔陽は買っちゃいそう」という声が多かったことです。女性キャラの場合は、もともと「ねんどろいど」自体を好きな方から反響をいただけるのですが、今回は「ねんどろいど」を知らない方がつぶやいてくれたのが印象的でしたね。ただ、ここまで反響があるとは思っていませんでした。――なぜ今回はそうした方にもヒットしたのでしょうか。ヒラセ:やはり『ハイキュー!!』という作品の力、そしてキャラクターの力でしょうね。原作のパワーはもちろん知っていたのですが、「ねんどろいど」がどこまで認知されているのかは未知数だったので、不安もありました。――確かに『ハイキュー!!』ファンと、「ねんどろいど」ファンがどこまで重なるかは予測できませんよね。でも結果的には大反響でした。これは『ハイキュー!!』と「ねんどろいど」の相性が良かったということなのでしょうか。カホタン:「カホタンブログ」での情報発信としては、自分で「ねんどろいど」で遊んでいるところの写真を出したりしています。その時に思ったのが、「ねんどろいど」と日向翔陽のデフォルメ感ってすごくしっくりくるんですよ。撮っていてとても楽しかったです!ヒラセ:日向はバレー部では小柄でかわいい感じの男の子。そのイメージが「ねんどろいど」に対して親和性があって、ユーザーさんとしても「この組み合わせいいよね」に繋がったのかなと思います。――なるほど。そもそも、日向翔陽というキャラクターが「ねんどろいど」向きだったのですね。カホタン:後は、商品化の発表からリリースまでのタイミングもよかったですよね。●男性と女性、それぞれの視点が活きた『ねんどろいど 日向翔陽』ヒラセ:そうですね。商品発表から案内まで2~3週間と非常に短かったんですよ。今までは事前に情報を出して、次に原型を出して、それから彩色見本を見せて案内へ……とプロモーション期間をある程度長く見ていたのですが、今回に関してはそこが短かったことで、ユーザーの熱や期待値が高いまま突っ走っていけたのがよかったのかなと思います。カホタン:例えば「初音ミク」のような男女共に人気のキャラクターはリツイート数も伸びるんです。だけど今回は、女の子のリツイートが男性を凌いでいて、数日経ってもリツイートされ続けています。話題がTwitterの中で持続していましたね。――彩色の写真を見てファンの期待値も高まっていると思います。制作のこだわりなどを教えていただけますか。ヒラセ:まずはポージングですね。ユーザーさんが欲しいポージングを再現する必要があるので、原作からシーンを抜粋するところからスタートしました。特に頭を悩ませたのは表情のチョイスです。この顔もかわいいし、この顔もかっこいいし……と迷いに迷いました(笑)。その中から「ねんどろいど」の値段感に抑えるため、パーツ数のことを考えて精査していきました。――個人的には日向がガッツポーズしている「オオッシ!!!」の顔が大好きです。ヒラセ:そうなんです!これいいですよね!カホタン:これイチオシです(笑)。ヒラセ:原作第二巻で、日向と影山が先輩と試合したときにスパイクを決めた日向のガッツポーズですね。この表情が印象に残っていたのと、今後影山を「ねんどろいど」化した時のからみも考えて選定しました。――ということは、後ほど発売になる影山のポージングや表情は日向と合わせて楽しめるものに……?カホタン:そこはまだ内緒です(笑)。楽しみにしてください!ヒラセ:他にもこれまでの「ねんどろいど」と異なる点でいえば、腰のジョイントがいつもと違うことですね。『ハイキュー!!』はバレー漫画なので動きが特徴的ですし、「ねんどろいど」はアクションフィギュアなので、どこまで動かせるかがポイントになります。首や両肩、両足が可動するのは通常通りなんですが、今回は上着とパンツの間にもジョイントが入っていて、前後に可動します。等身は維持しつつも、ユーザーさんがイメージする形に落としこむことができたと思っています。これまでのフォーマットには収まらず、もっとできることはないかと原型師と打ち合わせた結果、実現できました。――腰が動くとスポーツの動きが再現しやすくなりますね。再現するという点では、ネットパーツやコートの専用台座なども特徴的です。ヒラセ:それらについては、初めはすごく悩んだんです。「ねんどろいど」を買っていただくお客さまは、果たしてアクションポーズが見たいのか、それとも日向のかわいいポーズが見たいのかと。後者ならネットはいらないかもしれないですから。ただ、根本的にはやはりバレー漫画ですから、シチュエーションの再現にはとことんこだわることにしました。スパイクを打つ直前から打ち終わってガッツポーズを決めるまでの一連の流れをわかりやすくするためにもネットはあったほうがいいだろうと。カホタン:ここは私たち二人で企画したことの良い面が出たかなと思います。もし私が一人で企画したら、ポーズの再現性はそこまで求めなかったかもしれません。アクションの方が躍動感が出るというのは、男性ならではの発想かなと。ヒラセ:逆に表情のチョイスでは、カホタンの女性ならではの視点が生きています。かっこいい顔がいっぱいあったほうがいいだろうと思っていたところに、ガッツポーズのようなかわいい表情を入れることで日向らしさが出せたのは良かったですね。うまくコンビネーションがとれたと思います。――お二人も日向と影山に負けないベストコンビですね。カホタン:どっちが王様なんでしょうね(笑)。ヒラセ:やっぱりカホタンが女王様かな。――そうするとヒラセさんが"最強の囮"ということに……(笑)。ヒラセ:(笑)●女性向けのグッズのトレンド、コミュニティを利用して広げていく傾向――ところで、もともと原作ファンというお二人ですが、『ハイキュー!!』の魅力はどこにあると感じていますか?ヒラセ:僕は剣道や野球をやっていたのですが、仲間と勝利したり負けたりした時の感情が『ハイキュー!!』を読むとすごく実感できるんです。共感できる内容が多くて、リアリティがある。キャラクターの魅力も強くて、等身大の"部活もの"というのも良いですね。カホタン:『ハイキュー!!』って、主人公が不思議な力を持っているわけでもないし、そもそも最初はバレー部にすら入れないですよね。試合でも負けることもよくあるし、泣きながら皆でご飯を食べたりしています。うまくいかないんだけど、仲間がいるからがんばれるというのが良いですね。ヒラセ:一人がくじけても誰かが支えてくれるんですよね。悩んでいたことが仲間のふとした一言で解決したりすると、俺もそう思ってた! って共感します(笑)。――熱い思いがしっかり伝わってきました(笑)。女性向けのグッズのトレンドについても教えていただきたいのですが、そもそも男性と女性では傾向が異なるものなのですか?ヒラセ:女性の場合は、500円とか1,000円くらいの比較的低単価なものを、愛の分だけ多く買うというイメージがありました。「ねんどろいど」は税込みで4,000円前後なので、そういう意味では高単価です。ただし、数万円するようなスケールフィギュアに比べると、手を出しやすい価格なので、それが今回の反響にも繋がったのかなと思います。ただ、最近では女性向けのフィギュア自体が増えてきています。弊社だけが挑戦しているわけではなく、フィギュア業界の各社がさまざまな女性向けフィギュアを出されていますね。カホタン:女の子って、好きなキャラクターを周りにアピールしたいところがあると私は思うんですよ。だから持ち物にいっぱいキャラグッズをつけたりする子が多いです。それが、TwitterやSNSが普及したことで、家にどれだけグッズがあるのかをお互いに見せることができるようになって、フィギュアという新たな愛の形につながっているのかなと思います。ヒラセ:男性ファンって、俺こんなに買ってしまったよっていう若干の自虐とか、自分の中での満足感や愉悦があると思うんです。対する女性は、コミュニティを利用して広げていく傾向があって、それは男女の違いとしてあるかもしれませんね。――興味深い傾向ですね。その点ではTwitterをはじめとしてネットで発信できるようになったからこそ、変わってきた部分はありそうです。最後に、『ねんどろいど 日向翔陽』に関する今後の展開を教えていただけますか。ヒラセ:やはり影山が出るということですね。現在、原型師たちにより着々と姿ができつつあるので、なるべく早めにお見せしたいと思っています。やはり『ハイキュー!!』は日向と影山、二人いてこそのタイトルなので、そこは期待してください。その後は……がんばっていきたいです(笑)。カホタン:影山くん、すごくいい感じになっていて面白いと思います。クールな部分をしっかりおさえながらも遊び心があるので、いい意味で「そうきたか」と思えるものになるはずです。ご期待ください。「ねんどろいど」としては、これまでとは違った反響を巻き起こしている日向翔陽。ポージングや表情へのこだわりの裏には、ファンならではの熱い思いと視点が隠されていた。日向翔陽に続いて発売が予定されている影山と、二人がそろったときに何が起きるのかについても期待したいところだ。ネットの発達とフィギュア業界各社の挑戦により、女性向けフィギュアのトレンドが大きく動こうとしている。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2014年10月22日現在漫画誌『週刊少年ジャンプ』にて連載中の古舘春一による人気漫画『ハイキュー!!』の主人公・日向翔陽が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。価格は3,704円(税抜)。コミックスの累計発行部数が1,000万部を突破し、2014年4月から9月にかけて放送されたTVアニメも話題となった『ハイキュー!!』から、烏野高校バレー部の"最強の囮"・日向翔陽がねんどろいどに登場。『ねんどろいど 日向翔陽』には、コートをイメージした専用台座に加え、バレーボール、ネットパーツが付属し、スパイクを打つまでの一連のポージングやコートを縦横無尽に駆け回る日向を再現することができるという。表情パーツは「笑顔」「本気顔」「大喜び顔」を用意。原型制作は七兵衛が担当している。商品価格は3,704円(税抜)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は11月5日21:00。商品の発売および発送は、2015年1月を予定している。なお、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約特典として『ねんどろいどぷらす ラバーストラップ 日向翔陽 ガッツポーズVer.』が付属する。(C)古舘春一/集英社・「ハイキュー!!」製作委員会・MBS
2014年10月04日