大阪を拠点に活動する吉本新喜劇とNMB48が、“爆笑必至の本気ミュージカル”で競演する──。ありそうでなかった本プロジェクト『ぐれいてすと な 笑まん』では、吉本新喜劇の座長・川畑泰史による脚本を、ブロードウェイ・ミュージカルの演出・振付も手がけ、高い評価と人気を得ている玉野和紀がミュージカル用の上演台本にアレンジ。玉野が演出・振付も手がけ、音楽にはシンガーソングライターとして活躍しながら、著名なアーティストに楽曲を提供し、近年は様々な舞台音楽も担当する森大輔を、美術には2.5次元の大型作品など多数の人気作品を担当していることで知られる秋山光洋を起用するなど異種コラボレーションが繰り広げられる。中でもミュージカル初挑戦のメンバーが多いNMB48はマイクを手放し、舞台で戦力になれるアイドルとして成長できるかどうか──。新喜劇の座員からもよい刺激を受けている現在進行形の想いを、川上千尋・小嶋花梨・渋谷凪咲・上西怜の4人に尋ねた。私たちの個性が反映されている役どころにご注目──物語の舞台は「大阪によく似た国・なんば」で、笑うことで感染してしまう「アホナウイルス」が蔓延している世の中だとか。そこで人気を二分しているお笑い集団・新喜劇とアイドルグループ・NMBの交流が描かれるとお聞きしています。リアルにも通じる設定だと思いますが、皆さんはどんな役を演じるのですか?川上私は看護師の役をもらいました。劇中、新喜劇座長の川畑さんがとある事件で昏睡状態に陥ってしまうんですけど……目覚めた先で川畑さんをお世話するっていう。ナースの皆さんに抱く清楚なイメージを体現していきたいですね。小嶋秘書を演じます。私はNMB48のキャプテンをしていることもあって、しっかり者ってイメージがあるのかな。でもどこか普段はメンバーからいじられる立場でもあるので、川畑さんはそんな部分を秘書に乗せてくださった気がします。渋谷私の役には自分が反映されているなって思う。小嶋凪咲さんの言いそうなことがセリフになっていますよね。渋谷普段からボケボケなんですけど、実は正義感の強いところがあって。そういう、自分の中にある性格が演じるキャラクターに表れている気がします。だから大きな声で正義感を発揮するセリフを言うのが気持ちよくて。ストレス発散というか、稽古のたびに快感を覚えてきました。一同快感までいくんや(笑)上西川畑さんって私たちのことをよく見ていますよね。その上で役を振ってくださるのが伝わってきました。私の役もそう。初めて会う人に「真面目だね」と言われることが多いので、そういう性格がキャラクターの言動に表れている気がします。渋谷今回は新喜劇とNMBのステージって側面もあるんですよね。ファンの皆さんが楽しめるように、私たちらしく輝ける機会を川畑さんが設けてくださって。コラボレーションしても、ちゃんとお互いのよさが発揮できるようにつくってくださっていることに感謝しています。マイク慣れした歌声から脱皮できたのは「客席の最後列に届けたい」という気持ち──稽古の密着動画を拝見すると、玉野さんや音楽と歌唱指導を手がける森さんから「マイク慣れしていて声量がない」と指摘されていました。その後、小嶋さんは「お腹から歌うこと、力を入れる場所がわかってきた」とおっしゃっていて手応えをつかんでいらしたようですが……皆さんそれぞれ、どうやって乗り越えていかれたのでしょうか?川上いつもの肺呼吸を腹式に変えるのが難しかったです。でもある日、遠くに立った森先生が「僕に届けるように歌って」とおっしゃって。そのレッスンを繰り返すうちに、「客席の最後列にまで届けたい気持ちがあれば大きい声は出るんだ」って実感できました。上西私はそのレッスン以来、劇場公演に対する意識が変わりました。マイク越しじゃない、お腹から出す声をファンの皆さんに届けたいと感じるようになって。そうしたら、玉野さんからも全体に向けて「少しずつ声が大きくなってきたね」って褒めていただけるようになって嬉しかったです。左から、小嶋花梨、上西怜小嶋「大きな声を出すの恥ずかしい」とか「自分にはできない」みたいな気持ちがあるだけで、絶対に声って出ないんですよね。だから羞恥心や自信のなさが無くなった瞬間に、まず声を精一杯出してみるんです。出し方が合っているかわからないし、100%正解ではないかもしれないけど……少しずつ「あ、声ってこうやって出していくんだ」ってコツがどんどん掴めてきて。それで「あ、いま少しずつお腹が使えるようになってきてる!」って感覚になる。渋谷そうそう! 声が通るようになると、バラエティにめっちゃ活かせるんですよ。コロナ禍での番組収録はアクリル板があったり、タレントさん同士の距離も離れていて。私、少し前まで声が細くて小さかったから、端っこから喋ろうとしてもMCの方に気づいてもらえないことが多かったんですね。でも最近は「あの、私!」って声が通って、エピソードトークできる機会が増えました。左から、渋谷凪咲、川上千尋──特に渋谷さんは、森さんとの個人レッスンで地声よりだいぶ芯のある歌声を披露していらっしゃいましたよね。動画で拝見して。渋谷もともとキレイにかわいく歌おうと、守りに入っていたんですね。でも森さんから「その自意識はいったん横に置いて、お腹からしっかり声を出して届けよう」とご指導いただいて歌ったら……動画でお聞かせしたような歌声になりました。私からすると、あの声は乱れているから「歌声的によくないんかな?」「キレイじゃない」と感じて不安だったんですけど……森さんから「その声がいい」というお言葉を頂戴して。いま少しずつ自信に変えている最中です。楽しい雰囲気を伝播させる吉本新喜劇パワー──密着動画には、新喜劇の皆さんが加わったことで稽古が一気に加速する様子が映し出されていました。新喜劇の皆さんから、どんな刺激を受けていらっしゃいますか?上西歌もセリフ声の大きさもエネルギーも、新喜劇の皆さんはすべて圧倒的で。中でも特にすごいと思ったのは「雰囲気づくり」です。いてくださるだけで、その場が大らかな空気になるんですよね。座長の川畑さんとダンスでペアになることが多いんですけど、私が間違えても「リードできない僕が悪いんです」って。ペアの相手を責めることなく、笑いに変えてくださる姿がカッコいいなって。接するうちに、自然と自分の殻が破れるようになりました。渋谷殻を破るには、その場を心の底から楽しむことが大切ですよね。森田まりこさんの隣で歌稽古した時、楽しい曲調では体を揺らしてノリノリで歌ってはって。「おもしろいことはどこかな?」「おもしろいことはここかな?」って歌詞があるんですけど、「ここかな?」のところで脇の下を指差してて!川上新喜劇の笑い!(笑)渋谷たしかに「脇オモロいわ!」って吹き出してしまって(笑)。本当に心から楽しむ、っていうんですかね。自分たちも一緒に楽しまないとお客さんに伝わらないなって。隣にいて、まりこさんがめっちゃ楽しんでいらっしゃるから私もつられて体を揺らしてました。人に楽しい雰囲気を伝染させる力がすごいですよね、新喜劇の方って。川上ホンマにそう。まりこさんの明るさが、ソプラノチームにまとまりをもたらしているんですよね。一方、私たちNMB48はいろんなことに真面目に取り組むんですが、シリアスになりすぎちゃうところがあって。でもそうじゃなくて、間違えてもいいから大きな声を出してみる。「何でもとりあえず楽しんでやってみる」精神を、新喜劇の方々から学んでいます。小嶋ダンスや歌を一生懸命にレッスンする姿も素敵ですよね。諸見里(大介)さんがいちばん後ろの列から大きな声で歌ってくださるんですけど……いつも「さしすせそ」が全力の「しゃししゅしぇしょ」になっちゃうんです(笑)一同いつでも吐息混じりやんな(爆笑)小嶋楽しさを伝播させる力でいうと、諸見里さんもかなりの腕をお持ちで(笑)。全力「さしすせそ」を聞いていると、こちらも自然と笑顔になっちゃうんですよね。ステージ上の私たちが全力で楽しんでいる姿は、観客の皆さんに絶対伝わるんじゃないかな。諸見里さんの立ち居振る舞いを見て、それが確信に変わりました。川上全力「さしすせそ」、客席まで聞こえるかもね(笑)上西ぜひ耳を澄ましていただけたら(笑)あたたかい団体芸で笑いを届けられたら──大阪を拠点に活動する皆さんにとって、吉本新喜劇は親しみのある存在だと思います。新喜劇の皆さんが繰り出す笑いの魅力は、どこにあると思いますか?渋谷定番になったおなじみのギャグ……たとえばすっちーさんと吉田裕さんの「乳首ドリル」みたいな鉄板ネタを、何十年も同じことをし続けて根づかせるすごさがありますよね。普通は一度やって飽きるじゃないですけど、「もういいや」って瞬間が来るじゃないですか。でも一発芸にせず、どんどんおもしろくなっていく。川上ブラッシュアップされるよね。私たちの日常会話に盛り込めるくらい、キャッチーになるというか。NMB48の卒業メンバーで4期生の山尾梨奈ちゃんっていう子がいたんですけど、身長が当時のメンバー内でいちばん低かったんです。それで彼女が繰り出す(坂本九「見上げてごらん夜の星を」のメロディで)「見ぃ下〜げて〜ごらん〜」っていうネタにみんなが乗っかって。誰にでも使えて、めっちゃオモロいみたいなネタがたくさんある。渋谷新喜劇の皆さんは主戦場が舞台なので、お客さんの反応がダイレクトにわかる。だから「これはオモロないんや」「あ、これウケんねや」みたいなのが積み重なってくるんでしょうね。それで培った鉄板ネタが大阪に根づいていく。大阪の“宝”みたいなものがたくさん生まれるのが新喜劇ですよね。もう生きる伝説というか。小嶋私は関東人(埼玉県出身)なので、新喜劇には正直あまり馴染みがなくて。大阪に行ってすぐの時は、みんなのボケている内容がわからず、「それ何?」って感じることが多かったんですよね。でも大阪で長く暮らしていると「新喜劇を知らない人生もったいない」と感じるようになりました。それくらい、本当に大阪の“宝”。みんな必ず好きな鉄板ネタがあって、すごく大切な存在なんだなって。渋谷団体芸やから「誰かがボケてみんながコケる」とか、みんなでひとつの笑いをつくるからこそ生まれる爆発力がありますよね。仲間はずれをつくらない笑いが素敵。そこが大阪のみんなに愛される理由のひとつなのかな、って。上西一人で黙々とつくる職人芸や、限られた場所でしか見られない笑いではないところも魅力ですよね。大阪というエリア全体を巻き込んで生み出す、あたたかい笑いだなって。──上西さんは本公演の制作発表で「笑いを取るのが得意ではない」「凪咲さんみたいになりたい」とおっしゃっていました。笑いのセンスをどうやって鍛えていらっしゃるんですか?上西新喜劇の皆さんとご一緒しているこの瞬間が、笑いのセンスを取り入れる最大のチャンスですよね。皆さんを拝見していると、単にボケるだけじゃなくて間の取り方や言葉の発し方次第ですべて笑いに変えられることがわかってきました。いろいろ勉強させてもらっています。渋谷この前、怜ちゃんにひとつギャグできてました。劇中で一発芸とかギャグをやる流れがあって。リハーサルの時は「カットするかな?」と思ったけど、振られたら顔を赤らめながらもしっかりやってたよね? 上西ずっと「いつ自分の番が来るか」ってドキドキしながら稽古しているんですけど……(某アルコールCMソングのメロディで)「さ〜らりとした、う〜ご〜き〜」って。一同それやわ!(爆笑)小嶋偉いですよね? 苦手意識のあったギャグちゃんとやって。川上笑いのセンス、獲得してる真っ最中ですよホント。──本番でどんなネタが繰り出されるか楽しみですね。ありがとうございました!取材・文=岡山朋代撮影=川野結李歌<公演情報>吉本新喜劇×NMB48 ミュージカル 『ぐれいてすと な 笑まん』【大阪公演】2022年5月14日(土) ~5月22日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール【東京公演】2022年5月26日(木) ~5月29日(日)会場:明治座チケット情報はこちら:
2022年05月20日吉本興業は13日、最先端のデジタルイノベーションとエンタメを融合させた、メタバース事業およびタレントアバター事業「FANY X(ファニーエックス)」をスタートすることを発表した。「NFT」や「メタバース」など、急速な進化を遂げるデジタル領域において、未来のエンターテインメントの発展のため、「FANY X」プロジェクトをスタートする。メタバース事業においては、自治体や企業とのパートナーシップのもと、クリエイターとも連携し、地方創生につながる地域メタバースのプロジェクトを進めていく。その第1弾となるのが、兵庫県北部に位置する人口2万2000人の町、養父(やぶ)市との取り組み。すでにパートナーシップを結び、地域の魅力をエンタメの力で盛り上げていくバーチャル養父市のプロジェクトを展開していく。タレントアバター事業では、メタバースを盛り上げる上で欠かせない要素であるアバターに注目し、所属芸人・タレントのアバター化を進めており、メタバース上でのイベント開催や出演、広告商材としての肖像利用など、オンライン上でタレントIP、芸人コンテンツを利用できるサービスを展開していく。また、要望にあわせてタレントが漫才コント落語などを披露したり、決まったセリフや日常会話を行うなど、現実世界で可能だったことを提案。芸人以外にも、アイドルやスポーツ選手、キャラクターやVTuberなど、ビジネスの幅を広げていく。今回のアバターの開発面でパートナーとして協力しているPocket RDのアバタリウムを使用し、現在は約70人をアバター化している。同日、都内で「FANY X」事業発表会が開催され、かまいたち、見取り図、吉本興業FANY事業本部の梁弘一氏が出席し、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)、久代萌美アナウンサーがMCを担当。芸人やタレントのアバターもスクリーンでお披露目された。
2022年05月13日●吉本は「お客様を楽しませたいという気持ちが受け継がれている」落語界、そしてお笑い界を牽引し、現在は上方落語協会特別顧問を務める桂文枝。吉本興業を代表する存在として、4月2日・3日に行われた吉本興業創業110周年特別公演「伝説の一日」では、幕開けとなる初回公演の口上を務めた文枝にインタビューし、落語界や吉本興業への思い、今後の活動について話を聞いた。「伝説の一日」の口上で、「1912年に吉本興業が始まりました。私は吉本に入って55年、ちょうど半分になります。ずっと笑いをつないできて、我々も次の世代に笑いをつないでいきたいと思います」と力強く挨拶した文枝。110年続いてきた吉本興業の強さについて、「吉本吉兵衛と吉本せいによって吉本興業が始まり、2人が育てた芸人さん……エンタツ・アチャコや初代春団治たちのお客様を楽しませたいという気持ちが我々にも受け継がれている。戦前・戦中・戦後と受け継がれ、コロナ禍でも皆さんに楽しんでもらいたいという気持ちを強く持っている」と捉え、「それを僕らが次につなぎ、若い人たちがもっと若い人たちにつないでいく。そういう風にしていけば、150年、200年と続いていくと思います」と語る。「伝説の一日」は、明石家さんまやダウンタウンをはじめとする吉本芸人が総出演。所属芸人にとっても特別なイベントであり、文枝は初開催となった10年前の100周年時の「伝説の一日」を振り返り、「なかなか一緒になることがない東京の芸人と大阪の芸人が見事に勢ぞろい。イベントもさることながら、終わった後にみんなで宴会したときに吉本のすごさを感じました」としみじみ。「さんまさんが中心になってみんなで『いらっしゃ~い』をやろうと言ってくれて、みんなで『いらっしゃ~い』した写真は僕にとってすごく記念になったし、それまでやってきたことがあの一日によって伝説になったなと感じました」と述べ、10年ぶりにまた開催できて「うれしい」と喜んだ。今年の「伝説の一日」では、さんまは「さんまの駐在さん」で盛り上げ、ダウンタウンは31年ぶりとなる漫才で魅了。“初代駐在さん”の文枝も千穐楽の「駐在さん」に出演し、さんまとの息の合った掛け合いで観客を笑わせた。文枝は、さんまとダウンタウンの頼もしい活躍を「非常にうれしい」と喜びつつ、「年齢的に、もう次の人が出てきてもいいような感じがしていますし、彼らがそれを一番感じていると思います。だから、どう彼らが次の人を育てるかということだと思います」と次なる吉本のビッグスター誕生を期待する。●さんまの落語家復帰を期待「戻ってくると信じている」自身も、新たなスター発掘・育成が使命だという。文枝はかつて、『ヤングおー! おー!』と『MBSヤングタウン』にさんまを抜てきし、さんまの人気に火をつけた。「さんまさんが前説やっているのを見て面白いなと思って番組に紹介した」と振り返り、「これから僕がやることは一つ。次の若い人を育てるというのが僕の残された仕事だと思っています。特に落語家の中からスターを。それが吉本への恩返しだと……」と語る。スター不足がまさに今の落語界の課題だとし、「みんなすごく頑張っていますが、漫才に負けないパワーと才能を持った人がいない」と頭を悩ませる。「ただ、持っている人はいるかもしれないので、それを引き出していくのが僕の務めだと思っています。昔は寄席の中心は落語でしたが、今は漫才に負けている。次のさんまさん、次の(笑福亭)鶴瓶さんを見つけて世に出したい。それが今の夢です」と力を込めた。落語界の盛り上げのために、さんまに落語界に戻ってきてほしいという思いも抱き続けている。「落語界は低迷気味ですので、さんまさんがきっと戻ってくると僕は信じていますし、戻ってくるんじゃないですかね。落語家の公演にゲスト出演したりしていますし。鶴瓶さんがちゃんと落語をやり出したように、さんまさんもそのうちやると思います」と期待しつつ、「年齢的に、次の人を育てる側になっていくと思いますけど」と付け加えた。そして、「第2、第3のさんまさんが出てきてほしいなと。いい人はいるんですけど、やり方がわからないというのもある。さんまさんの努力と自己プロデュース力はなかなか真似できないですけど、彼からいろいろ学んでほしい」と話した。スター誕生には「運も大事」だという。「時代というものに推してもらわないとなかなか上にいくことができない。もちろん、本人の努力は必要不可欠ですが。常にアンテナを張って時代を捕まえて離さない。それが大事だと思います」。さらに、「独自性」も必要な要素として挙げる。「人と同じことをやっていたのではダメですから、人と違うことを考えて、人の100倍くらい努力しないと。僕らが教えられることは教えますが、それを自分のものにして、それ以上のものを作り出せるかどうかは本人次第です」。●創作落語の新作にも意欲「400作に向けて頑張っていきたい」文枝は、51年3カ月司会を務めたABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』を3月末で勇退。最終回から少し時間が経った今の気持ちを尋ねると、「ほっとしました」と安堵の表情を見せ、「病気で交代とかではなく、元気に終われてよかったなと。51年3カ月続けようとやってきたのではなくて、皆さんのおかげで続いたわけですから、本当にありがたかったなと思います」と感謝する。文枝は創作落語で落語界を牽引し、その数306作。自身の誇らしい伝説エピソードを尋ねると、「創作落語を300作ったということですかね」と胸を張る。独自の笑いを生み出していく姿勢から後輩たちにも吸収してほしいと考えているが、まだまだ自身も新たな創作落語を生み出していくつもりだ。「もっともっと面白い落語を作っていきたいと思いますし、そのためにいろいろ勉強していることもありますので、まだまだ新作を作り続けたい」と、78歳になっても創作意欲は衰えず。「これから400作に向けて頑張っていきたいと思います」と笑顔で話してくれた。■桂文枝1943年7月16日生まれ、大阪府出身。上方落語協会特別顧問。1966年に桂小文枝(故・五代目桂文枝)に入門。1967年、ラジオの深夜番組に出演し、若者に圧倒的な支持を得る。1969年にテレビの司会に抜てきされてから、数々のレギュラー番組を担当。2022年3月末で勇退したABCテレビ・テレビ朝日系『新婚さんいらっしゃい!』では、51年3カ月司会を務めた。1981年に創作落語を定期的に発表する「落語現在派」を旗揚げし、現在までに306作を発表。これまでに二度の文化庁芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章、菊池寛賞などを受賞している。
2022年04月13日2022年4月12日、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)で、ニュースを伝えていた生田竜聖アナウンサーの安堵のひと言が話題となっています。スターバックスコーヒージャパン(以下、スターバックス)の新作ドリンクが、同月13日に発売されることを伝えていた、生田アナウンサー。その新作名が難しく、無事に読み上げることができた後、安堵の声が出てしまったようです。スターバックスは、明日からバナナをテーマにした『バナナナバナナフラペチーノ』と、『チョコバナナナバナナフラペチーノ』を発売します。期間は、来月31日までで、なくなり次第終了するということです。いえた…。めざましテレビーより引用スターバックスの新作ドリンクの名前は、『バナナナバナナフラペチーノ』!アナウンサー泣かせのドリンク名ですが、生田アナウンサーは詰まったり、かんだりすることなく、読み上げていました。放送前に、何度か声に出して練習していたのかもしれません。心の底からホッとしたように「いえた…」と、心の声がぽろりと出てしまったのでした。生田アナウンサーのひと言に、ネットからは「癒された」などの声が上がっています。・生田アナウンサー、「いえた…」って小さくつぶやいていて、かわいかった。・ぼそっと本音が出ちゃったね!癒されました。・同じ番組の人気コーナー、『きょうのわんこ』に負けないくらいの癒し効果があった!・本気でホッとしてるような声で、笑っちゃった。『バナナナバナナフラペチーノ』という、早口言葉のような新作名。生田アナウンサーのように、かまずにいえるか、試してみたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2022年04月12日吉本興業は7日、3月末でフジテレビを退社した元アナウンサーの久代萌美と4月2日よりマネジメント契約を締結したと発表した。同社は今後、アナウンサー、タレントとしての久代萌美の活動をサポートしていくという。久代は「今まで培ってきた経験を活かしながら、様々なお仕事に挑戦していきたいです。新入社員のような気持ちで頑張ります!」と意気込んでいる。
2022年04月07日いきものがかりの吉岡聖恵が、ニューシングル『凸凹』を6月15日にリリースすることが決定した。表題曲「凸凹」はTVアニメ『カッコウの許嫁』のオープニングテーマ。番組共演やプライベートでも親交の深い緑黄色社会の長屋晴子が作詞作曲を担当した楽曲で、艶やかな雰囲気をまとった王道ポップチューンとなっている。併せてYouTubeでは同曲のティザー映像が公開された。初回仕様限定盤となる今作のジャケットは、アニメのキャラクターが登場し、今作のために制作された描きおろし絵柄も加わったダブルジャケット仕様。まるで吉岡が座るグランドの向こう側にアニメのキャラクターがいるかのように、アニメ作品とコラボレーションした特別絵柄はファン垂涎のアイテムとなっている。加えて付属のDVDには「凸凹」のミュージックビデオやメイキング映像などを収録予定で、詳細は後日発表となる。また同アニメの初回放送日が4月23日25時30分に決定したことに伴い、「凸凹」の先行配信日が4月24日に変更となることがアナウンスされた。現在実施中の『凸凹オリジナルペンケース』が抽選で100名に当たるiTunesプレオーダー / Spotifyプレセーブキャンペーンの応募期間も4月23日23時59分までとなり、新たに応募者全員に本日解禁となった描きおろしアニメジャケット画像がプレゼントされることが発表された。吉岡聖恵「凸凹」ティザー映像<配信情報>吉岡聖恵「凸凹」2022年4月24日(日) 配信リリース吉岡聖恵「凸凹」配信ジャケット※4月23日(土) 23:59まで『凸凹オリジナルペンケース』が当たるプレオーダー / プレセーブキャンペーン開催中。詳細はこちら:吉岡聖恵「凸凹」iTunesプレオーダー / Spotifyプレセーブキャンペーン特典:『凸凹オリジナルペンケース』<リリース情報>吉岡聖恵 ニューシングル『凸凹』2022年6月15日(水) リリース●初回仕様限定盤(CD+DVD):2,200円(税込)※TVアニメ『カッコウの許嫁』描きおろし絵柄ダブルジャケットスリーブ仕様(初回仕様限定)吉岡聖恵『凸凹』CDジャケット(C)吉河美希・講談社/カッコウの許嫁製作委員会【CD収録内容】(順不同)・凸凹(テレビ朝日系アニメーション『カッコウの許嫁』オープニングテーマ)・凸凹 -Instrumental-他収録予定【DVD収録内容】(順不同)・凸凹(Music Video)・凸凹(Music Video -Making)他収録予定【店舗別特典情報】・Sony Music Shop:オリジナル缶バッジ・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):オリジナルアナザージャケット・HMV全店(HMV&BOOKS online含む/一部店舗を除く):オリジナルポストカード・Amazon.co.jp:メガジャケ・楽天ブックス:オリジナルA4クリアファイル・セブンネットショッピング:オリジナルモバイルスタンドキーホルダー・吉岡聖恵応援店:オリジナル直筆コメント印字メッセージカード※数に限りがありますので、無くなり次第終了となります。※上記店舗以外での配布はございません。※特典絵柄・応援店対象店舗は追ってご案内いたします。※各オンラインショップに関して、カートが公開されるまでに時間がかかる場合がございます。※Amazon.co.jp、楽天ブックス、その他一部オンラインショップでは”特典対象商品ページ”と“特典非対象商品ページ”がございます。ご予約の際は、希望される商品ページであることをご確認ください。予約リンク:<番組情報>TVアニメ『カッコウの許嫁』4月23日(土) 25:30~テレビ朝日系全国ネット“NUMAnimation”にて放送開始TVアニメ『カッコウの許嫁』キービジュアル(C)吉河美希・講談社/カッコウの許嫁製作委員会番組公式サイト:関連リンクいきものがかり OFFICIAL WEB SITE:吉岡聖恵 OFFICIAL WEB SITE:吉岡聖恵 Instagram:吉岡聖恵の毎日がどうよう日:
2022年03月17日俳優の内野聖陽が、舞台『M.バタフライ』の主演を務めることが10日、明らかになった。同作は劇作家 デイヴィット・ヘンリー・ファンによって創作され1988年トニー賞最優秀演劇賞を受賞、世界30カ国以上で上演されてきた。1960年代、文化大革命前夜の中国・北京が舞台で、駐在フランス人外交官のルネ・ガリマールはオペラ『蝶々夫人』を披露した京劇のスター女優 ソン・リリンに魅了され恋に堕ちていくが、ソンは毛沢東のスパイであり、男だった。あるフランス人外交官が国家機密情報漏洩という大罪を犯すほど愛に溺れた相手は、性別を偽った中国のスパイだったという事実をヒントに、オペラ『蝶々夫人』を劇中に取り入れながら創り上げられた同作。ブロードウェイで上演されると、京劇のもつエキゾチシズムや興味深い登場人物たち、そして重層的な戯曲の構成が絶賛された。日本では1990年に上演されて以来、この度、32年ぶりの上演となる。内野は主人公のルネ・ガリマールを演じ、投獄されたルネが観客に自身の「正しさ」を『蝶々夫人』と対比させながら説いていくうち、全貌が浮かび上がっていく。毛沢東のスパイでありながら、京劇女優に身分を偽るソン・リリンは岡本圭人が務め、京劇女優の立ち振る舞いも表現するなど、新たな挑戦となる。ルネの妻ヘルガ役に朝海ひかる、ソンの監視役の共産党員 チン同志役に占部房子、ガリマールの浮気相手役に藤谷理子、ルネの駐在中の上司 トゥーロン役に三上市朗、ルネの幼馴染 マルクにみのすけといった実力派が揃い、演出は劇団チョコレートケーキの座付き演出家、日澤雄介が務める。東京公演は新国立劇場 小劇場にて6月24日~7月10日、大阪公演は梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて7月13日~15日。ほか、福岡・愛知公演を予定している。○日澤雄介 コメントあまりにも荒唐無稽な実話を、劇作のデイヴィット・ヘンリー・ファンは様々な事象を重層的に組み入れることによって、現在我々が拭い切れていない問題にまで昇華することに成功しました。「蝶々夫人」が生きた国で『M.バタフライ』と向き合う事が我々の立ち位置を明確に照らし出してくれることを期待しています。妥協を許さない内野聖陽さん、瑞々しい感性の岡本圭人さんをはじめ、個性豊かな職人肌の俳優が揃いました。7名の俳優がどの様に化学反応を起こしていくか。俳優のぶつかり合いにご期待ください。○内野聖陽 コメント実際に起こったセンセーショナルな事件。それを元にした全くのファンタジー作品です。僕はガリマールの中にある、一見特殊なものの中にある普遍性みたいなものを、いかに表現できるかを大切にしたいと思っています。彼のメンタリティーを生々しく掘り起こしていくこと。まずはそこからだと思っています。現実と虚像、男と女、裏切りと誠実さ、愛と幻想、などなど様々なテーマを投げかけてくれるとても素晴らしいエンターテイメント作品です。素敵な役者さんたちといっぱいお稽古して、お客様を幻想の世界に誘えたらと今からワクワクしています! どうぞご期待ください!○岡本圭人 コメント僕が「M.バタフライ」と出会ったのは、ニューヨークの演劇学校でした。「圭人は東洋と西洋の文化や演劇を肌で知っているから劇作家デイヴィット・ヘンリー・ファンの描くこの世界観を届ける力がある」と先生から勧められて勉強していたのが、ソン・リリンの役でした。今回、その役でオファーを頂けたことに驚いているのと同時に、ソン・リリンとの偶然の再会を心から嬉しく思っています。とても挑戦的な役です。ですがその先に役者として、どう成長していけるのか? ソン・リリンとして彼の人生を舞台上で生き抜けた時にどのような景色が見えるのか?その答えを探るべく役作りに没頭していきます。いつかご一緒したいと思っていた日澤さんが演出される舞台に参加できる喜び、そして尊敬する内野さんをはじめ素晴らしいキャストの皆様とご一緒できるご縁に感謝をして、この作品を皆様にお届けできる日まで、歩み続けていきたいと思います。
2022年03月10日新たな季節の訪れが徐々に近づき、素肌を活かす装いに注目が集中。俳優・白石聖が、強く、上品に、モードな肌見せスタイルを纏う。バックオープンデザインが、しなやかな強さを演出。オールホワイトのセットアップが、クリーンさとフレッシュさをもたらす。パンツ部分はワイドな作りながらも、体に美しく沿う曲線的なデザインで、エレガントな印象に。ニット素材を使用し、細部にこだわりを感じさせる編み目にも注目。オールインワン、手に持ったジャケット 共に参考商品(共にフェンディ/フェンディ ジャパン TEL:03・3514・6187)揺れる裾に、心躍る。軽やかなニットドレス。ライトウェイトウール製のストラップドレス。片側のカットアウトの周りに特徴的なフリルをあしらい、モードな存在感を放つ。着こなしの幅が広いミディ丈は、足元次第でカジュアルにも。ドレス¥203,500シューズ 参考価格¥107,800(共にロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス TEL:03・6215・6116)素材、カッティング、色使い…細部に個性が宿る。ほのかに光沢のあるビスコース素材のトップスに、鮮やかなブルーが目を引くスカートをオン。スカートにあしらわれたダブルジップを調節すれば、より自由なスタイリングを楽しめる。トップス¥100,100スカート¥121,000(共にニナ リッチ/イザ TEL:0120・135・015)ミニ丈のジャケット×スカートが、絶妙なバランス。潔いマイクロミニ丈に、ヘルシーな美しさを感じる。ショーツやベルトなどディテールこそ抜かりなく、大人にふさわしいスタイルに昇華。ジャケット¥313,500シャツ¥104,500スカート¥135,300※実際の商品は仕様が一部異なりますショーツ¥31,900ベルト¥63,800*すべて予定価格(以上ミュウミュウ/ミュウミュウ クライアントサービス TEL:0120・45・1993)しらいし・せい1998年8月10日生まれ、神奈川県出身。現在、ドラマ『しもべえ』(NHK総合、毎週金曜22時~)に出演中。最新情報は、公式Instagram(@shiraishi_sei)をチェック。※『anan』2022年3月9日号より。写真・水谷太郎(BE NATURAL)スタイリスト・早川すみれ(KiKi inc.)ヘア・waka adachiメイク・高橋里穂(by anan編集部)
2022年03月02日グラビアアイドル・鈴木聖のSPA! デジタル写真集『やんちゃな誘惑』(扶桑社)が2月25日に発売されたことを記念し、収録カットが公開された。同作では、赤ちょうちんが灯る歓楽街を舞台に、男女のワンナイトストーリーを描いており、立ち飲み居酒屋で晩酌をしていると、幼馴染の鈴木と偶然再会するといった内容。今回公開された収録カットでは、ベッドの上で色気漂うランジェリー姿を披露した。また、同作のストーリーテラーは落語家の柳亭小痴楽が務めている。
2022年03月01日2022年2月24日、俳優や歌手として活動している、田中聖(たなか・こうき)さんが逮捕されたことが報じられました。田中氏は名古屋市内の宿泊施設で覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反容疑がかけられているとのことです。産経ニュースによると、田中氏は「分からない」と容疑を否認しているといいます。アイドルグループ『KAT-TUN』の元メンバーである、田中氏。2017年には大麻を所持していたとして、大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕をされましたが、証拠不十分で不起訴処分となりました。[文・構成/grape編集部]
2022年02月24日アイドルグループ・吉本坂46が5日、東京・Zepp Hanedaで「吉本坂46 2nd&3rd Anniversary Live~冬眠~」を開催し、ライブ終了をもって“冬眠”という名の活動休止に入った。秋元康氏のプロデュースによる、乃木坂46、欅坂46(現・櫻坂46)に続く坂道シリーズとして2018年8月に結成された吉本坂46は、吉本興業グループに所属するタレント約6,000人の中から選ばれたメンバーで編成。年齢と性別もバラバラな異色の男女混合アイドルグループとして活動してきた。1500人の観客が駆け付けたこの日のライブでは、吉本坂46がこれまで発表してきた全楽曲をパフォーマンス。2月2日に発売した1stアルバム『That’s Life~それも人生じゃん~』に収録されている新曲「笑ってサヨナラ」、「永遠のゴールドラッシュ」、「誰を殴ればいい?」も初パフォーマンスした。また、坂道グループの楽曲、乃木坂46の「夏のFree&Easy」と櫻坂46の「サイレントマジョリティー」にも挑戦。ダンスを得意とするメンバーによるSuper Dance Showでは、圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせた。アンコールでは、間奏中も「ありがとう!」を繰り返し、最後の楽曲「笑ってサヨナラ」を歌い終えると、改めて「ありがとうございました」と感謝。そして、ステージに「吉本坂46 冬眠」と書かれたセットが登場した。トレンディエンジェルの斎藤司は「こういったご時世になってコロナの被害を受けたのは我々とNiziUぐらいじゃないかと」と笑いを交えつつ、「こうやって皆さんがまた集まってくれたことに感動しました。ありがとうございました」と感謝。「今日冬眠という形で迎えますが、もっと個々が大きくなって、またいつか目覚める日を夢見ながら。またいつか集まれたらいいなと思います」と個々の成長を誓った。新型コロナウイルス感染のため欠席した次長課長・河本準一もメッセージを寄せ、「吉本坂46としては冬眠しましたが、個々の活動は止まるわけにはいきません。それぞれがレベルを上げていつでも春を迎えられるようにこれからも邁進していきます。これからもメンバー一同、前に進んでいきますので、メンバーの応援よろしくお願いします」などと思いと伝えた。○「吉本坂46 2nd&3rd Anniversary Live~冬眠~」セットリストM1 今夜はええやんM2 泣かせてくれよM3 君の唇を離さないM4 抱いてみるかい?M5 夏のFree&Easy(乃木坂46)M6 やっとここまでM7 永遠のゴールドラッシュM8 好きになってごめんなさいM9 バーボンソーダM10 誰を殴ればいい?M11 イケメン騎士団M12 サイレントマジョリティー(櫻坂46)M13 Super Dance ShowM14 どつくより笑わせろM15 現在地M16 不能ではいられないM17 やる気のない愛をThank you!M18 STRQY SHEEPEC-1 めっけもんEC-2笑ってサヨナラ
2022年02月05日聖飢魔IIが2022年秋に『大黒ミサツアー』を開催することが決定した。聖飢魔IIは“地球デビュー35周年”を迎えた2020年に期間限定で再集結し、同ツアーを行う予定だったが新型コロナウイルスの影響により内容を変更。本来の黒ミサ(ライブ)形式ではなく“ヴィデオ黒ミサ”の上映と生トークで構成された『ヴィデオ黒ミサ&生トークツアー「特別給付悪魔」』を開催した。そして昨年その無念を果たすべく企画されたツアーは、変異型ツアー『ヴィデオ&変異生黒ミサツアー「悪チン集団接種」』という、ヴィデオ黒ミサとアコースティックを中心とした生黒ミサという形式に変えて行われ、16年ぶりにエース清水長官が参加したことも話題となった。『大黒ミサツアー』の開催は、2月2日に東京・東京国際フォーラム ホールAで行われた『悪チン集団接種』最終公演・夜の部の終盤にデーモン閣下からアナウンスされた。デーモン閣下は「ここで重大な発表がある。今回の35周年プラスも結局は真の黒ミサが出来ずに半分ヴィデオ、半分アコースティックで終わる事になり、不完全燃焼である。この秋、大黒ミサツアーを行う!今、着々と計画しているところである。諸君、聖飢魔IIの35周年は3年目に突入するのだ。期待して待っていてくれ給え!」という強いメッセージを発し、会場の信者(ファン)からは大きな拍手が沸き起った。なおツアー日程の詳細は後日発表となる。関連リンク公式サイト「秘密結社魔人倶楽部35th」
2022年02月03日自身の筋肉を使ったネタでブレイクした、お笑いタレントの、なかやまきんに君。身体作りに磨きをかけ、ボディビルダーなど活躍の場を広げています。そんな、なかやまきんに君は2021年12月31日をもって、約21年間所属していた吉本興業から円満退所したことを発表しました。2022年1月25日には、YouTubeチャンネル『ザ・きんにくTV 【The Muscle TV】』で退所の経緯などを語っています。なかやまきんに君は、引退をせずに「海外に挑戦する」「日本中の体脂肪を燃やす」という2つの夢を目指すといいます。10代の頃から夢だった海外進出を目指しつつ、YouTubeチャンネルへの反響を受けてオンラインフィットネスのプロジェクトも進めていくようです。動画内で『第2の筋肉人生』と語ったなかやまきんに君は、自身のステップアップについて次のように述べました。筋肉においても、ステップアップっていうのは大切です。毎回毎回同じ刺激を与えていましたら、筋肉というのは、そこで成長は止まってしまいます。ステップアップすること。それを私は『筋肉の扉』といっています。筋肉の扉は自分の筋肉で開くというふうにいっております。人からああだこうだいわれても、やりたくないものはなかなかできないものなんですけども、自ら開いた扉というのは、なかなか閉まることはないと思っています。ザ・きんにくTV 【The Muscle TV】ーより引用なかやまきんに君は、吉本興業からの退所をTwitterでも報告。同月26日時点で、34万件以上の『いいね』が寄せられています。皆様へご報告です。私、なかやまきんに君は約21年間お世話になりました吉本興業を退所させて頂く事になりました。吉本興業の皆様、芸人の皆様大変お世話になりました。改めまして、ありがとうございました。文字数の関係で写真を添付させて頂きましたのでご覧下さいませ。パワーなかやまきんに君 pic.twitter.com/4vwKvStfer — なかやまきんに君 (@kinnikun0917) January 25, 2022 次のステップに進んだ、なかやまきんに君には、ファンからたくさんの応援メッセージが届きました。・さらなるご活躍を陰ながら応援しています!・なかやまきんに君の筋肉ネタが大好きです。頑張ってください。・子供の頃からずっとファンです。期待しています!・今後も一緒に筋肉を磨いていきたいです。オンラインフィットネス、ぜひよろしくお願いします。また、報告の文章を読んだ人からは「『敬具』とか『草々』とかの感覚で、文末に『パワー』って添えている点に笑う」という声も。なかやまきんに君らしい報告は、人々に踏み出す勇気と笑いを届けたようです。今後の活躍も楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2022年01月26日いきものがかりの吉岡聖恵が、自身初のオンラインソロイベント『吉岡聖恵 × THE PREMIUM MALT’Sプレミアムナイト〜プレミアムな泡(Hour)ー!!!〜』を12月18日に開催した。同イベントは『THE PREMIUM MALT’S』とのコラボレーション企画で、期間内に「サントリー ザ・プレミアム・モルツ シリーズ各種」を対象店舗1缶以上購入した人であれば誰でも視聴できるもの。吉岡がソロとしてライブパフォーマンスを行うのがこれが初めてであるうえに、自身初のオリジナル曲「まっさら」を初披露すること、NakamuraEmiと橋口洋平(wacci)がゲスト出演することが事前に告知されていたこともあり、多くのファンが画面の前に集合した。定刻を迎えると、吉岡とMCの藤田琢己が登場。吉岡が「最後までみなさん、お楽しみください!」と投げかけると、チャット欄は「楽しみ!」という視聴者の声でいっぱいになった。まずは、吉岡にとっては前事務所の後輩・橋口洋平(wacci)のライブからスタート。橋口は「タブを開ける時のプシュッという音くらいの良さをお届けできたら」と謙遜とユーモアを感じさせる挨拶のあと、最初に「感情」を披露。心のこもった温かい歌声、アコースティックギターの音色が聴く人の心をやわらかくさせてくれるようだ。2曲目の「別の人の彼女になったよ」ではなんと吉岡とコラボ。選曲をしたのは橋口で、「もどかしい気持ちを描いたこの曲を、太陽のような吉岡さんの歌声で歌ったらどう聞こえるか」という興味が背景にあったとのことだが、吉岡は「コラボの予定もないのに練習してました!」というほど元々歌い込んでいたとのこと。その甲斐もあってか、2人が共に歌いハーモニーを奏でる箇所でもぴったりと息が合っていた。(C)Daishi Saitoライブ終了後のトークはプレモルを飲みながらリラックスした空気感で行われ、チャット欄には「一緒に飲んでる感じがして嬉しい!」というコメントも。ここでは、wacciの曲の歌詞について、吉岡が橋口に「あの曲の主人公、別れた方がよくないですか?」と深夜にLINEすることもあるという裏話が明かされたほか、日常を楽しくするためにやっていること、ボーカリストとしての互いの印象などが語られた。橋口洋平(wacci)(C)Daishi Saito続いては、吉岡と同じく神奈川県厚木市出身のNakamuraEmiが登場。1曲目は「雨のように泣いてやれ」。ギター、ベース、MPCという編成のバンドサウンドに乗っかったNakamuraの歌声はリズミカルかつエネルギッシュで、楽しそうにライブする姿も印象的だ。NakamuraEmi(C)Daishi Saito14年前にいきものがかりのライブを初めて観たというNakamuraは「(吉岡が)カッコよくてキラキラしていて、自分の中にあるものを掻き立てられて感動した」と当時を振り返りつつ、そんな相手との共演が実現した今の心境を「続けてきてよかったと噛み締めながらライブしてます」と語る。そして「みなさんもホッとする時間、少しでもありますように」という言葉が添えられた「一服」によるゆったりとした時の流れを経て、「投げキッス」でライブは終了。「投げキッス」ではいきものがかり「SAKURA」の一節を引用し、視聴者に嬉しい驚きをもたらした。その後のトークでは「『YAMABIKO』が刺さりすぎて」「どういう思考であんな強い言葉を連ねているのかすごく気になる」と話す吉岡がNakamuraに様々な質問をし、楽曲の背景を探っていく。吉岡のことを「厚木のスター」と語るNakamuraに、Nakamuraへの興味が絶えない様子の吉岡と相思相愛ぶりが窺えた。新曲やカバー曲、いきものがかりの人気曲を1人で披露最後はいよいよ、吉岡がソロでは初となるライブパフォーマンスを披露。1曲目には、ソロ活動のきっかけとなった大瀧詠一のカバー「夢で逢えたら」が選ばれた。歌詞に合わせて右のほほをなでるなど、身振り手振りを交えながら、のびのびと歌う吉岡。チューリップのカバー「夏色のおもいで」は風が通り抜けるような歌い出しが印象深く、たとえ配信ライブでも、彼女が歌えば景色が生まれていくのだから不思議だ。米津玄師のカバー「アイネクライネ」の歌唱後には、「主人公は繊細でピュアな感じがするけど、恋をして強くなっていくイメージがある」と同曲に対する解釈を語った吉岡。ここでNakamuraEmiを呼び込み、先ほどトークコーナーでも話題に上がった「YAMABIKO」をコラボ。吉岡のラップは今まで聴いたことがなかったが、一語一句をクリアに発音できる歌い手であるため、言葉数の多いラップとも相性が良い。Nakamuraと作用しあいながら、両者ともにヒートアップしていく様子も心地よく、ソロならではの新鮮味を感じさせる好演となった。(C)Daishi Saitoライブ後半に向けて「それじゃあみなさん、この勢いでさらに盛り上がっていきたいと思いますよ!みんな、いい感じに酔っぱらってきてますか?」と投げかけたあとには、ゆずのカバー「少年」を披露。バンドマスターで吉岡の友人でもあるeji(Key/Cho)を中心としたサウンドに身を委ね、時にはステップを踏みながら、時にはギターを弾かせてもらいながら(!)楽しそうに歌う吉岡。その姿に「聖恵ちゃんが楽しそうだとこっちまで楽しくなる!」とチャット欄も賑わった。乾杯ポーズで「少年」を終えたあとは、「せっかくなので、いきものの曲もやりたいと思います!」と、吉岡作詞・作曲によるいきものがかりの人気曲「キミがいる」へ。「まさかいきものがかりの曲が聴けるなんて」と驚いた人がほとんどだったのだろう。視聴者からは「サントリーさん神」、「素敵な企画をありがとうございます!」、「プレモル1本でこんな豪華なものが見られるなんて」など喜びのコメントが寄せられた。喜んでいるのは視聴者だけではなく、「いきものがかりは22年続けているんですけど、今日初めて飛び出したんですよ!みなさん、しかと見届けてくださいましたでしょうか?」と投げかける吉岡自身も興奮を抑えきれない様子。しかし楽しい時間はあっという間。ラストには秦 基博と作り上げた初のオリジナル曲「まっさら」をいきいきと歌い上げたのだった。(C)Daishi Saito「勇気を持って一歩前に踏み出す気持ち、新しい勇気みたいなものを曲に詰めてみました」と紹介された「まっさら」は今まさに新しいフィールドに乗り出している吉岡自身のテーマソングでもあり、同曲を歌う吉岡は晴れやかな表情だ。「初めてのことでドキドキしたんですが、すごく楽しい時間でした!ゆっくりおうちの時間を楽しんで、美味しいビールの時間も楽しんでください。また必ずどこかで会いましょう!」と吉岡が挨拶し、イベントを締め括ると、視聴者は、拍手の絵文字や「サントリーさんありがとう!」、「本当にいいアワーだった!」といったコメントで応えたのだった。(C)Daishi Saitoなお、吉岡は、12月22日にニューシングル『まっさら』をリリースする。いきものがかりの活動とともに、さらに活発になっていくであろうソロ活動にも注目だ。文:蜂須賀ちなみ<公演情報>『吉岡聖恵 × THE PREMIUM MALT’S プレミアムナイト〜プレミアムな泡(Hour)ー!!!〜』セットリスト■橋口洋平(wacci)M1. 感情M2. 別の人の彼女になったよ(with吉岡聖恵)■NakamuraEmiM1. 雨のように泣いてやれM2. 一服M3. 投げキッス■吉岡聖恵M1. 夢で逢えたらM2. アイネクライネM3. 夏色のおもいでM4. YAMABIKO(with NakamuraEmi)M5. 少年M6. キミがいるM7. まっさら<リリース情報>吉岡聖恵 ニューシングル『まっさら』Now On Sale●通常盤(CD+DVD):2,200円(税込)・三方背スリーブケース仕様(初回仕様のみ)・オリジナルプレート「まっ皿」が当たる応募抽選ハガキ封入(初回仕様のみ)吉岡聖恵『まっさら』初回仕様ジャケット吉岡聖恵『まっさら』ジャケット【CD収録内容】1. まっさら2. 夏色のおもいで3. まっさら -Instrumental-【DVD収録内容】1. 「まっさら」ミュージックビデオ2. 「まっさら」(Music Video -Behind The Scenes)3. 「吉岡聖恵 × 秦 基博 Talk about "まっさら"」※対談映像4. 吉岡聖恵 × THE PREMIUM MALT’S プレミアムナイト 〜プレミアムな泡(Hour)ー!!!〜(Live Video)・夢で逢えたら・夏色のおもいで・アイネクライネ・YAMABIKO(NakamuraEmi × 吉岡聖恵)・少年・キミがいる・まっさら・別の人の彼女になったよ(橋口洋平(wacci)×吉岡聖恵)吉岡聖恵「まっさら」MV吉岡聖恵「まっさら」メイキングティザー映像吉岡聖恵×秦 基博 対談映像(Short Ver.)『まっさら』購入リンク:「まっさら」配信リンク:関連リンクいきものがかり OFFICIAL WEB SITE:吉岡聖恵 OFFICIAL WEB SITE:吉岡聖恵 Instagram:吉岡聖恵の毎日がどうよう日:
2021年12月22日いきものがかりのボーカル・吉岡聖恵が、12月22日にリリースするニューシングル『まっさら』に収録される秦 基博との対談映像「吉岡聖恵 × 秦 基博 Talk about "まっさら"」の一部を公開した。シングル表題曲「まっさら」は、秦が作曲を、吉岡が作詞を手がけた楽曲で、11月29日に先行配信がスタートすると「元気もらえました!」「まっさらな気持ちで、背中を押してくれる」などSNSで盛り上がりを見せている。今回の対談映像は、2人の交流のきっかけから今回の楽曲制作に至るまでの貴重な裏話をたっぷりと収録。公開されたショートバージョンでは『「まっさら」のはじまり』と題し、今春からはじまった楽曲制作初期のエピソードが語られている。なおシングル付属のDVDには、対談映像のほかに「まっさら」のMusic Videoとメイキング映像なども収められる。吉岡聖恵×秦 基博 対談映像(Short Ver.)<リリース情報>吉岡聖恵 ニューシングル『まっさら』2021年12月22日(水) リリース●通常盤(CD+DVD):2,200円(税込)・三方背スリーブケース仕様(初回仕様のみ)・オリジナルプレート「まっ皿」が当たる応募抽選ハガキ封入(初回仕様のみ)吉岡聖恵『まっさら』初回仕様ジャケット吉岡聖恵『まっさら』ジャケット【CD収録内容】1. まっさら2. 夏色のおもいで3. まっさら -Instrumental-【DVD収録内容】・「まっさら」ミュージックビデオ・「まっさら」(Music Video -Behind The Scenes)・「吉岡聖恵 × 秦 基博 Talk about "まっさら"」※対談映像他、収録予定吉岡聖恵「まっさら」MV吉岡聖恵「まっさら」メイキングティザー映像<店舗別特典>・Sony Music Shop:オリジナル缶バッジ・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く):オリジナルポストカード・HMV全店(HMV&BOOKS online含む / 一部店舗を除く):オリジナルアナザージャケット・Amazon.co.jp:メガジャケ・楽天ブックス:オリジナルA4クリアファイル・セブンネットショッピング:オリジナル三つ折りカレンダー・吉岡聖恵応援店:オリジナル直筆コメント印字クリスマスカード※数に限りがありますので、無くなり次第終了となります※上記店舗以外での配布はございません※各オンラインショップに関して、カートが公開されるまでに時間がかかる場合がございます※Amazon.co.jp、楽天ブックス、その他一部オンラインショップでは“特典対象商品ページ”と“特典非対象商品ページ”がございます。ご予約の際にご希望される商品ページかをご確認いただいてからご予約いただきますよう、お願い申し上げます吉岡聖恵応援店一覧:『まっさら』予約URL:「まっさら」先行配信リンク:関連リンクいきものがかり OFFICIAL WEB SITE:吉岡聖恵 OFFICIAL WEB SITE:吉岡聖恵 Instagram:吉岡聖恵の毎日がどうよう日:
2021年12月17日ピューリッツァー賞戯曲部門を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーによる『ラビット・ホール』を、小山ゆうなが演出。夫婦役として初共演を果たす小島聖と田代万里生に話を訊いた。小島と田代が演じるベッカとハウイーの夫婦は、4歳のひとり息子を交通事故で亡くしたばかり。悲しみは同じながら、夫婦には微妙なズレがあるようで、「目指すところは一緒なんですけどね。捉え方の違いによって摩擦が起きている状態。でもそういうことって決して遠い話ではないですし、恥ずかしいけれど自分の日常を思い出したりしながら、ベッカという役になっていけたらと思います」と小島。田代も「お互い逃げているわけでもないし、ハウイーはハウイーなりに、ふたりの明日をどう紡いでいったらいいか一生懸命考えていると思うんです。でもあのズレ方っていうのは男と女だからなのか…。永遠のテーマですね」と苦笑いを浮かべる。さらにはベッカの妹で妊娠中のイジーや、姉妹の母のナットらが登場。家族だからこその強い想いと、それゆえの綻びが、丁寧な会話の積み重ねから描かれていく。「これを観て自分に照らし合わせない人はいないと思うんです。迷いながら生きている人たちが、答えが見つからなくても、その中で進んでいる今が間違っているわけではないんだと。ちょっと背中を押せるような作品になればいいなと思います」と田代。小島も「この作品は押しつけがましくないのがいいなと思っていて。『こっちが正解!』となると疲れますが、そういった無理矢理なところがない。そこが救いだと私は思います」と続ける。KAAT神奈川芸術劇場の今シーズンのテーマは“冒(ぼう)”。そこで本作におけるふたりの冒険を聞くと、「劇中で歌わないストレートプレイへの出演や、演出家の小山さんも共演者も劇場も僕にとっては初めて尽くし。知らない国にやって来た、“ラビット・ホール”に迷い込んだ気持ちもありますが(笑)、とても素敵な作品に出会えて僕は本当に運がいいなと思います」と田代。「あまり子どもがいる役をやったことがなかったので…」と語る小島は、ベッカと同じく子どもを持つ母親でもある。それだけになかなか重い役どころではあるのだが…。「最初に戯曲を読んだ時、なんとも言えない気持ちになったのが正直なところです。でも私があまりガーンとしていても、何も伝わらないですから。そこを落とし込んだ上で、舞台上では軽やかに放出出来たらと思います」と微笑んだ。取材・文:野上瑠美子
2021年11月15日●「大阪でお笑いを続けたい」――"点"で戦うインディーズ芸人たちをユニットにお笑いの聖地といえば、大阪。そう思い浮かべる人は多いだろう。実際「なんばグランド花月」など吉本興業の劇場では毎日たくさんのライブが開催されており、足しげく通うお笑いファンも多い。一方、インディーズ(非吉本)芸人が出演できるライブハウスは東京に比べてかなり少なく、活動の場は限られている。そもそも吉本所属以外の芸人がいることを知らない人も多いため、さらなる活動の場を求めて上京する芸人は後を絶たない。東京のほうがライブハウスや主催者、事務所の数も多いため、単純にチャンスが多いからだ。インディーズ芸人が、"大阪を拠点に食っていく"ことは、だいぶハードルの高いことだと言える。この現状に危機感をいだき、「大阪でお笑いを続ける」ために動く人がいる。「BAR舞台袖」というバー兼ライブハウスを営む、加藤進之介さんだ。「BAR舞台袖」がオープンしたのは2019年6月(日本橋で開業、2020年2月に西心斎橋に移転)。店内には舞台があり、ほぼ毎日お笑いライブを開催している。また、芸人にはライブ出演費を支払うだけでなく、"芸人の飲食代は投げ銭"というユニークな制度を設けサポートしている。そんな加藤さんが、「BAR舞台袖」の"次の一手"として仕掛けたのは、インディーズシーンで活動する芸人のユニット化だ。毎日たくさんの芸人と接する加藤さんが、特に「本当に面白い」と思う人に声をかけて結成したのが「WEST ANTS(ウエストアンツ)」。全9組(絶対的7%・トルクレンチガールズ・ボニーボニー・にぼしいわし・風穴あけるズ・ブルーウェーブ・ハノーバー・クボ・シンバルモンキー)の芸人がユニットに入り、2021年4月から本格始動している。松竹芸能・フリー・学生・社会人と、参加芸人の所属や芸歴はバラバラ。それまでは点で戦っていた芸人を繋げ、線でムーブメントを起こそうという作戦だ。○大阪で売れるための東京遠征WEST ANTSは、「大阪のお笑いを盛り上げる」ために結成されたユニットだ。しかし、定期的に東京遠征することを公言している。東京進出を目論んでいるのではなく、これはあくまでも「大阪で売れるため」の遠征だ。東京は事務所やライブが多く、その分芸人やお笑いファンの層も厚い。東京で「おもしろい」と話題になれば、その熱がいずれ大阪に逆輸入されるはず。遠回りに見えるかもしれないが、大阪の現状を打破するためにはこれが近道なのだ。彼らの東京遠征を支える存在が、「K-PRO(ケープロ)」。東京・西新宿にあるお笑い専用劇場「西新宿ナルゲキ」を運営し、連日数多くのライブを打つお笑いイベント制作会社だ。東京で活動する芸人の多くは、K-PROで舞台を経験してメジャーに羽ばたいていく。例えば『M-1グランプリ2020』ファイナリストの錦鯉やウエストランド、東京ホテイソンなども、K-PRO主催ライブで腕を磨いた芸人だ。K-PRO社員である濱田綾佳さんが「東京でなにかやりたい」という加藤さんの想いに賛同し、タッグを組むことになった。最初の東京遠征が行われたのは、7月上旬。「西新宿ナルゲキ」にて、東京ライブシーンで活躍する芸人対WEST ANTSのバトルライブが行われた。WEST ANTSは、この時点で東京ではほぼ無名。かなりの劣勢でありながら、観客投票の結果は拮抗。最終的に東京芸人が勝利したが、その盛り上がりはSNSでかなり話題になった。濱田さんによると、お客さんの「また呼んでほしい」という声だけでなく、出演していない芸人からの「出たかった」という声も多かったという。●東京で話題になり、WEST ANTSが「おもろいことは証明された」初遠征の盛り上がりを受け、9月11日に「西新宿ナルゲキ」でWEST ANTSの東京初単独が開催された。その名も『WEST ANTS東京初単独~キャベ尽~』。東京ライブシーンで人気のキュウ・怪奇! YesどんぐりRPG・さすらいラビーをゲストに迎え、ネタ・トーク・企画すべてを楽しめる盛りだくさんの内容だ。WEST ANTS全組とゲストがネタをした後、後半に行われた企画は"食べたキャベツの量を競う"というユニークなもの。お客さんが笑っている間だけキャベツを食べることができるため、芸人たちはあの手この手で笑いを取りに行く。東京ではなかなか見られない独特な企画に、会場は大盛り上がり。ライブ終了後は、7月の東京遠征と同様SNSでたくさんの感想が飛び交った。加藤さんによると、大阪で同じようなライブをやっても集客は東京の1/3ほどだそう。「おもろいってSNSに書いてくれる人がたくさんいて、(大阪でのライブの)配信を買ってくれる(東京の)人が増えた」そうだが、数日後に予定されていたWEST ANTSメンバーの主催ライブはこの時点で数枚しか売れていなかった。東京の盛り上がりはまだ大阪での集客に繋がっていないが、2度の遠征を経て「(「WEST ANTS」メンバーが)おもろいこと自体は証明」された。今後も遠征を続けることで、東京の熱が少しずつ大阪に伝わっていくことを期待したい。○ABCホールを満席に! 11月8日、大阪で主催ライブWEST ANTSの中心メンバーである、にぼしいわし・いわしさんは、個々の芸人のファンが「ひとつになっていってる」ことを感じているそう。これまでは各芸人のファンだった人がユニット活動を通してほかの芸人を知り、まるごと応援するようになってきているのだと言う。「(各メンバーが)お互い助力し合うみたいな空気がもっともっと強まったらいいですね」と、ユニットでの活動に希望を見出す。また、K-PRO濱田さんは「若手からベテランまで、熱量がとにかくすごい」と大阪お笑いのイメージを話す。WEST ANTSメンバーを通じてその熱を生で感じ「すごいなと思いました。もっとたくさんの方に見ていただきたい」と言う。大阪の芸人は、東京に比べると「お客さんへのアピールもすごくて、観てる側がうれしくなるようなパフォーマンスをたくさんしてくれる」。さらに「大阪の芸人さんがどんどん前に出てくるので、東京の芸人も影響を受けて、もっと楽しいライブになっていくのでは」とWEST ANTSの影響力に期待する。加藤さんに今後の展望を尋ねると、新たに「100人くらい入るハコ(劇場)」を作るため物件を探していると言う。確定ではないが、と前置きしたうえで「バトル制のライブを行うハコを作りたい」と語る。それが実現した場合、劇場のトップに立つのは「バトルを勝ち上がった、ほんまにおもろい」芸人。社会人・学生芸人も入り混じり、「客観的に見ておもろい人」が分かる場所を作りたいのだそう。現在は固定メンバーで活動しているWEST ANTSだが、バトルの結果次第では芸人が入れ替わる可能性もある。東京初単独のエンディング、サプライズで「11月8日、ABCホールでWEST ANTS×東京芸人のライブを開催する」ことが発表された。ABCホールは、大阪にあるキャパ約300席の劇場。東京からは、ライブシーンの最前線を走る7組(Aマッソ・ヤーレンズ・カナメストーン・真空ジェシカ・ストレッチーズ・ママタルト・サツマカワRPG)が参加し、WEST ANTSとネタバトルを行う予定。10月9日に一般販売がはじまると、チケットは即完。加藤さんはこのライブを「お客さんが増えるチャンス」と話す。東京ゲストを目当てに訪れたお客さんだったとしても、「この日(WEST ANTSが)おもろければ、まんま流れてきてくれるかもしれない」と期待する。WEST ANTSにとって大きな第一歩となる11月8日のライブ、現地チケットは完売しているが、配信で観ることができる。
2021年11月08日吉本坂46が、2022年2月5日に東京・Zepp Hanedaで開催されるアニバーサリーライブをもって“冬眠”することを発表した。吉本坂46は秋元康プロデュースにより乃木坂46・欅坂46に続く坂道シリーズとして2018年8月に結成。吉本興業グループに所属するタレント約6,000人の中から選ばれたメンバーで編成されており、年齢と性別もバラバラな異色の男女混合アイドルグループとして活動してきた。昨年10月からよしもと有楽町シアターで行ってきた「定期公演」は、1周年となる本日10月29日で幕を閉じ、そこでキャプテンである河本準一(次長課長)より冬眠がアナウンスされた。この1年、新型コロナの感染状況を見極めながら活動をしてきたものの、やはりグループの魅力は楽曲はもちろんのこと、ファンと直接触れ合う時間を大切にすること。しかしながら感染者は減少しているとはいえ、コロナ禍終息までの道筋がいまだにはっきりとは見えない状況下の中、通常の活動に戻れるようになるまでにはまだまだ先が見えないとのことで、活動を休止することとなった。また吉本坂46は新曲のリリースも予定しており、アニバーサリーライブでも披露する予定となっている。<ライブ情報>吉本坂46 アニバーサリーライブ2022年2月5日(土) Zepp Haneda※公演時間、チケット販売などの詳細は追って吉本坂46公式ホームページでご案内させていただきます。<リリース情報>吉本坂46 3rdシングル『不能ではいられない』2019年12月25日(水) リリース●映像盤(CD+DVD):税込1,900円※初回仕様限定盤【CD収録内容】1. 不能ではいられない2. STRAY SHEEP3. どつくより笑わせろ4. めっけもん5. 不能ではいられない –off vocal ver.-6. STRAY SHEEP –off vocal ver.-7. どつくより笑わせろ –off vocal ver.-8. めっけもん –off vocal ver.-【DVD収録内容】1. 「不能ではいられない」Music Video2. 「STRAY SHEEP」Music Video●通常盤A(CD):税込1,300円※初回仕様限定盤【CD収録内容】1. 不能ではいられない2. STRAY SHEEP3. どつくより笑わせろ4. 好きになってごめんなさい5. 不能ではいられない –off vocal ver.-6. STRAY SHEEP –off vocal ver.-7. どつくより笑わせろ –off vocal ver.-8. 好きになってごめんなさい –off vocal ver.-●通常盤B(CD):税込600円※RED1位記念【CD収録内容】1. 不能ではいられない2. 不能ではいられない –off vocal ver.-吉本坂46「不能ではいられない」MV『不能ではいられない』配信リンク:関連リンク吉本坂46 公式サイト:吉本坂46 YouTube:吉本坂46 公式Twitter:吉本坂46 公式Instagram:
2021年10月29日世界30か国以上で翻訳されている、吉本ばななさんの小説「ムーンライト・シャドウ」が、33年の月日を経て映画化に。メガホンを取ったのは、エドモンド・ヨウ監督。主人公のさつき役に小松菜奈さん、等役に宮沢氷魚さんに加え最旬の若手俳優が配役され、物語の世界観を昇華させた。小松菜奈:お話をいただき、日本の名作をマレーシア出身の監督が手がけるという異色な組み合わせに興味を持ちました。個性的なメンバーで、生と死に向き合う重さをファンタジーに描くのも魅力的で。この先「間違いなく自分の人生に必要だった」と言える作品になると思いました。宮沢氷魚:僕も脚本を読んだ時すごく素敵な作品だと思ったんですが、そのあと原作を読んだら、この世界観をどう映像化するんだろうという不安も出てきて。でもエドモンド監督と一緒に撮り重ねていくうちに、情熱的でチャーミングなこの監督に任せたら大丈夫だ、と自信が持てました。小松:画面越しですが、宮沢さんとは以前、リモートのお仕事でお話ししたことがあって。初対面なのに自然に話せる不思議な雰囲気を持っていて、絶対いい人だ、って思ってましたね(笑)。宮沢:あははは(笑)。うれしい。小松:(佐藤)緋美くんも臼田(あさ美)さんも(中原)ナナちゃんも、役柄にピッタリで、演じているうちに役ではなく本人なんじゃないかという感覚になるぐらい。それがとっても素敵に映像に表れています。――4人のほのぼのとした日常から始まるものの、等と、中原さん演じるゆみこが突然事故で死んでしまうところから物語は一変。恋人を失ったさつきの苦しみと向き合いつつも、完成作を観た時には、役作りについて納得できたという小松さん。小松:監督はさつきを変わった女の子に描こうとしていたんですが、私は現実を受け止めている普通の女の子を演じたくて、現場では2パターン撮ったりもしたんです。それがすごくうまくつながれていました。そして深いテーマですが、カラフルな衣装やポップな美術演出の効果で、とても見やすくなっていて。以前に監督の別の作品を映画館で拝見した時も思ったんですが、監督のちょっと現実離れした感覚と原作の世界観が見事にマッチしていました。宮沢:完成作では、映像の美しさに加えて個性的なキャラクターの思いや訴えかけるものをとても色鮮やかに感じました。ただ、僕が12月の寒さの中で水に浸かって撮ったシーンはいつ出てくるんだろう…と思っているうちに、映画が終わって。緋美くん演じる柊のダンスシーンは想像の倍以上ありましたけど(笑)。小松:あはは(笑)。監督イチオシのおしゃれなシーン。でも冬の橋の上や川沿いの撮影は本当に寒かった!――寒さと引き換えに、澄んだ空気は、夜空や川原の自然をより美しく見せてくれたのも印象的だったよう。小松:物語の核になる“月影現象”が起こるシーンは一発撮り。役者もスタッフも、天気も見事にぴったりハマった。その一体感とともに自然との共存が得られた気がして、カットのあとには拍手が起こりました。宮沢:重いテーマではあるけれど、希望を与えてくれる作品です。小松:誰にでも共感できる部分があるはず。構えずに観てほしいです。――物語のキーアイテムとなる“鈴”と“セーラー服”のように、お二人にも大切に持ち歩くものがあるそう。宮沢:15年使っているポール・スミスの財布がもうボロボロなんですが、これを親がプレゼントしてくれてから大学受験もうまくいったし、この仕事も始められたので幸運のアイテム。いつもそばにないと不安なんです。でも穴が開いてしまい一円玉が落ちるので、そろそろ替えないと…。小松:私は小さい頃に撮った家族写真。紙焼きだからボロボロだけど、それがよさでもあるんですよね。『ムーンライト・シャドウ』恋人の突然の死に直面し、深い悲しみに打ちひしがれているさつき。満月の夜の終わりに死者と出会えるかもしれないという不思議な“月影現象”に導かれていく…。原作は『キッチン』に収録。全国公開中。©2021映画「ムーンライト・シャドウ」製作委員会こまつ・なな1996年2月16日生まれ、東京都出身。2008年にモデルデビューし、’14年に映画『渇き。』で俳優デビューを果たす。映画初主演は’16年公開の『溺れるナイフ』。映画『恋する寄生虫』が11月に公開予定。ジャケット¥163,900トップス¥71,500パンツ¥82,500(以上パトゥ/イザ TEL:0120・135・015)リング、人差し指¥121,000中指¥148,500薬指¥77,000(以上シハラ/シハラ ラボ TEL:03・3486・1922)みやざわ・ひお1994年4月24日生まれ、サンフランシスコ出身。2022年春に放送予定の連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK)に青柳和彦役として出演。代表作はドラマ『偽装不倫』、映画『his』『騙し絵の牙』ほか。ジャケット¥108,900シャツ¥39,600パンツ 参考商品(以上コム デ ギャルソン オム ドゥ/コム デ ギャルソン TEL:03・3486・7611)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年9月29日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・遠藤彩香(小松さん)秋山貴紀(宮沢さん)ヘア&メイク・小澤麻衣(mod’s hair/小松さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2021年09月25日車田正美の漫画『聖闘士星矢』がハリウッドで実写映画化。映画『聖闘士星矢 The Beginning』として2023年4月28日(金)に公開される。『聖闘士星矢』ハリウッドで実写映画化『聖闘士星矢』は1985年より連載が開始され、発行部数3500万部以上を記録している大ヒット漫画。1986年より、数多くのアニメーションシリーズや劇場アニメーション映画としても展開してきた。東映アニメーションにより製作される実写ハリウッド映画版『聖闘士星矢 The Beginning』は、幼いころに生き別れた姉を探し続ける孤児の主人公・星矢が、神秘に満ちた女性・沙織(英名Sienna)と出会うことで自らの運命に直面する物語を描く。小宇宙(コスモ)とよばれる力と、“聖闘士”と認められた者だけが身に纏う事が許される防具・聖衣(クロス)と呼ばれる古代ギリシアの鎧をめぐる、壮大なアクションが繰り広げられる。目を引くのは、戦闘機やカーチェイスなど、ハリウッドアクションならではのダイナミックなシークエンス。新田真剣佑の鍛え抜かれた肉体から繰り出されるバトルアクションの数々と、VFXを駆使した大迫力の映像が見所となっている。また、アテナの力が爆発したカットや、星矢の聖衣装着シーンなど、「聖闘士星矢」ファン必見のシーンにも注目だ。新田真剣佑が主人公・星矢に!主人公の星矢に抜擢されたのは、『パシフィック・リムアップライジング』でハリウッドデビューを果たした新田真剣佑。その他、『ジュマンジ』シリーズのマディソン・アイズマンや『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のショーン・ビーン、ディエゴ・ティノコ、マーク・ダカスコス、ニック・スタール、ファムケ・ヤンセンらが参加する。主人公・星矢…新田真剣佑幼い頃に姉と生き別れになってしまった青年。秘められた力・小宇宙(コスモ)を持つ。姉を探しながらスラム街の地下格闘技で生計を立てていたが、ある日戦いの最中に不思議なパワーを発揮。女神アテナの生まれ変わりであるシエナを守ることが運命だと告げられ、厳しい修行に挑む。シエナ…マディソン・アイズマン“知恵”と“戦い”の女神アテナの生まれ変わり。自身でも制御出来ない強大なパワーを内に秘めている。アルマン・キド…ショーン・ビーン星矢の前に突然現れ、星矢の中に秘められた力・小宇宙(コスモ)の存在を告げる。そして、シエナを守ることが星矢の運命だと伝える。マイロック…マーク・ダカスコス銃撃、接近格闘、ドライビングテクニックに長けたアルマンの最強の執事。カシオス…ニック・スタール地下格闘場を仕切る最強のストリート・ファイター。ヴァンダー・グラード…ファムケ・ヤンセンアルマンの元妻で、狂気の天才。かつてはシエナを共に育ててきたが、アテナの命を狙う。ネロ…ディエゴ・ティノコグラードと行動を共にする男。マリン星矢を真の聖闘士へと導く鷲星座・白銀聖闘(シルバーセイント)。マーベル映画のアクションコーディネーターが参加監督は、Netflixの『ウィッチャー』や『イン・トゥ・ザ・ナイト』で製作総指揮を務めるトメック・バギンスキー。脚本は、『10クローバー・フィールド・レーン』のジョッシュ・キャンベル&マット・スタッケンのコンビが務めた。さらにVFXを『マトリックス レザレクションズ』や『DUNE/デューン 砂の惑星』、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』などハリウッド超大作を手掛けてきたDNEGが担当する。スタント・コーディネーター兼アクション・コーディネーターには、マーベル映画『シャン・チー/テンリングスの伝説』のアンディ・チェンを迎え、日本のアニメのアクションとハリウッドアクションの融合に挑んでいる。アニメの戦闘スタイルを実写で信じられるようにすること、そして映画を観た子供たちが各キャラクターの戦闘スタイルを思い出し、覚えてくれるようなユニークなものにすることを目標に、アクションをつけていったという。なお、撮影はハンガリーとクロアチアで行われた。日本版吹替声優に磯部勉、井上喜久子ら日本版吹替の声優として、アルマン役をドラマ「ミッシング」、映画『オデッセイ』など、長年に渡ってショーン・ビーンの吹替を担当してきた磯部勉が演じる。また、ヴァンダー・グラード役は、アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズなどで活躍する井上喜久子が担当。また、シエナ役を潘めぐみ、ネロ役を浪川大輔、マイロック役を咲野俊介、カシオス役を小松史法、マリン役を瀬戸麻沙美が吹替で演じる。主題歌はP!NKの楽曲「Courage」映画『聖闘士星矢 The Beginning』の主題歌は、P!NKの「Courage」。聖矢の背負う運命とクロスオーバーする、楽曲の世界観に注目だ。ドルビーシネマで最速上映新宿バルト9のドルビーシネマにて、4月11日(火)に『聖闘士星矢 The Beginning』日本語吹替版を最速上映。没入感のある圧巻の映像と立体音響が、『聖闘士星矢 The Beginning』の壮大なスケールを際立たせる。映画『聖闘士星矢 The Beginning』あらすじ青年・星矢はスラム街の地下格闘場で戦う日々を過ごしていた。ある日、戦いの最中に不思議なパワーを発したことで謎の集団から狙われることに。星矢の前に現れたアルマン・キドから星矢に自身の中に秘められた力・小宇宙(コスモ)があり、それを鍛え、女神アテナの生まれ変わりである女性シエナを守ることが運命だと告げられる。突然のことに戸惑いながらも、自らの運命を受け入れ、厳しい修行に励み始めるが―。【作品詳細】映画『聖闘士星矢 The Beginning』公開日:2023年4月28日(金)監督:トメック・バギンスキー脚本:ジョッシュ・キャンベル、マシュー・ストゥーケン、キール・マーレイ出演:新田真剣佑、マディソン・アイズマン、ディエゴ・ティノコ、マーク・ダカスコス、ニック・スタール、ファムケ・ヤンセン、ショーン・ビーン〈日本語吹替版 声の出演〉出演:磯部勉、井上喜久子、潘めぐみ、浪川大輔、咲野俊介、小松史法、瀬戸麻沙美日本配給:東映原題:Knights of the Zodiac
2021年09月25日新田真剣佑が車田正美原作「聖闘士星矢」の実写ハリウッド映画版『Knights of the Zodiac(聖闘士星矢)』に主演、その撮影が完了したことを東映アニメーション株式会社とソニー・ピクチャーズ・ワールドワイド・アクイジションが発表した。原作「聖闘士星矢」は1985年より連載が開始され、発行部数3500万部以上、1986年より数多くのアニメーションシリーズや劇場アニメーション映画として製作され、世界中で大ヒットした伝説的作品。東映アニメーションにより製作される今回の実写ハリウッド映画版『Knights of the Zodiac(聖闘士星矢)』には、『パシフィック・リム:アップライジング』や『るろうに剣心 最終章』の新田真剣佑が主演に抜擢。『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』ベサニー役のマディソン・アイズマン、「マイ・ブロック」のディエゴ・ティノコ、『ジョン・ウィック:パラベラム』「HAWAII FIVE-O」マーク・ダカスコス、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」ニック・スタール、そして『X-MEN』シリーズ『007ゴールデンアイ』のファムケ・ヤンセンと、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや「ゲーム・オブ・スローンズ」「スノーピアサー」のショーン・ビーン。新田さん演じる、孤児である主人公の星矢は幼いころに生き別れた姉を探し続けており、神秘に満ちた女性・沙織(英名Sienna)と出会うことで自らの運命に直面していく。小宇宙(コスモ)とよばれる力と、ペガサス聖衣(クロス)と呼ばれる古代ギリシアの鎧をめぐり、壮大なアクションが展開していく。監督には、Netflix「ウィッチャー」や「イン・トゥ・ザ・ナイト」で製作総指揮を務めるトメック・バギンスキーを迎え、脚本はジョッシュ・キャンベル&マット・スタッケン(「10クローバー・フィールド・レーン』)が務めた。スタント・コーディネーター兼アクション・コーディネーターには、『シャン・チー/テンリングスの伝説』アンディ・チェンを迎え、日本アニメのアクションとハリウッドアクションの融合に挑んでいる。撮影はハンガリーとクロアチアにて行われ、ついに撮了。日本での配給は東映が行い、ソニー・ピクチャーズ・ワールドワイド・ アクイジションが中国と中東以外で世界配給する。(text:cinemacafe.net)
2021年09月22日小松菜奈&宮沢氷魚の共演で、吉本ばなな著「キッチン」(新潮文庫)に収録されている同名短編小説を映画化した『ムーンライト・シャドウ』。「キッチン」は社会現象ともいえる大ヒットを博し、これまでに世界30か国以上で翻訳され、発売から33年経ったいまでも世界中の人々に愛されている。生と死や愛をモチーフに生きることの寂しさ、美しさをナチュラルに描き出す作風が特徴で、長きに渡り人々の胸を打つ作品を世に送り出してきた人気小説家・吉本ばなな。繊細かつ力強さも兼ね備えた巧みな表現力で紡ぐ登場人物の心理描写は世界中のファンを魅了し、これまで役所広司・鈴木京香・堀北真希主演の『アルゼンチンババア』(07)、安藤サクラ&井浦新共演の『白河夜船』(15)、近年では日韓合作による『デッドエンドの思い出』(19)など映像化されてきた作品も数知れず。その中でも1988年に刊行された「キッチン」は30か国以上で翻訳され、新潮社が毎年夏に行うキャンペーン「新潮文庫の100冊 2021」でプレミアムカバー版として販売されるなど、“世界の吉本ばなな”の原点として広く知られる。表題作も故・森田芳光監督『キッチン』(89)、日本・香港合作『kitchen キッチン』(97)として映画化されている。「地に足がつかない気持ちが映像によってどう表現されるのか楽しみ」そして短編小説として収録されている「ムーンライト・シャドウ」は、1987年に日本大学芸術学部長賞、1988年に泉鏡花文学賞を受賞するなど、吉本ばなな初期の名作との呼び声も高く、いまなお愛され続けている作品だ。先日、主人公・さつき役を長編映画単独初主演となる小松さん、さつきの恋人・等役を宮沢さんが務め映画化されることが発表されると、不朽の名作が時を超えて、いま最も旬な2人の共演に原作ファンの間でも大きな話題をさらった。吉本さん自身も映画化について「全編を通じて、夢なのか妄想なのかそれとも現実なのか。年齢を重ねると『人って死ぬんだな』とか、『理不尽なことも起きるんだな』とだんだんわかってくると思うのですが、そういうことを考えてもみなかった若い時期にそういうこと(大切な人との別れ)が起こってしまって、地に足がつかない気持ちが映像によってどう表現されるのか一番楽しみにしています」と期待を寄せている。マレーシアの気鋭映画監督が映像化その期待をさらに膨らませてくれるのが、本作でメガホンをとるエドモンド・ヨウ監督。『アケラットーロヒンギャの祈り』で、2017年の東京国際映画祭で最優秀監督賞を受賞という快挙を成し遂げた気鋭の映像クリエイターが、美しい世界観にグローバルな風を吹き込み、新しいカタチの日本映画を誕生させた。短編小説「ムーンライト・シャドウ」で描かれるのは恋人たちの日常に溢れる幸せな時間と、新たな一歩を踏み出そうとする前向きな気持ち。奇しくも日常を普通に過ごすことが困難であり、人との関係も希薄になりつつある現代において、さつきと等の間に確かに存在するひたむきな愛は、心の奥底に眠る大切な誰かを想う気持ちを再び温めてくれるような不思議な感覚を呼び起こさせる。刊行から33年という月日を経ても色褪せない感動を読者の心に刻む本作は、さつきの心情とリンクするかのように、少しずつ希望をもたらしそっと寄り添ってくれるだろう。『ムーンライト・シャドウ』は9月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト・シャドウ 2021年9月、全国にて公開予定©2021映画『ムーンライト・シャドウ』製作委員会
2021年07月19日どんな難役でもこなす演技力の高さが評価され、出演作のオファーが途絶えない白石聖さん。前へ前へと全力疾走中の今だからこそ抱える、悩みや迷いとは。22歳、過渡期の今に迫ります。私って趣味も少なくてつまらない人間だなって(笑)。――正統派ヒロインからトリッキーな役まで、幅広く演じられてますよね。幅といったら幅なのかもしれないですけど、それは悩みでもあるんです。幅広いとおっしゃっていただけているぶん、印象に残りづらいんじゃないかなという不安もあるので、もっと自己プロデュースができるようになりたいなって。――そんな中で、自分の得意分野や強みは見えてきましたか?それはまだ模索中です(笑)。よくこういう取材で自分の強みを聞いていただく機会も多いんですけど、本当にわからなくて。自分でもまだあまり掴みきれていないというのが正直なところです。――これだけ出演作が続いていると、モチベーションを保つのも大変じゃないですか?モチベーションのキープの仕方にも結構悩んでいて、とある番組で“モチベーションの維持の仕方がわからない”っていう悩みを相談させてもらったこともあるくらい(笑)。もともと私、目標設定をするのがすごい苦手なんです。というのも、昔はずっと声優になりたいって思っていたけど、女優というお仕事に行き着いて、今すごく楽しくやれているので、10年後どうなっているかなんてわからないなって。今で精一杯すぎて、先の目標が立てられないんです。――でもこういう取材だと、必ず目標を聞かれますよね?(笑)そうなんですよね。だから、そのたびに困ってます(笑)。目標も立てられないし、趣味と言える趣味も少ないので、こういう取材を受けるたびに答えられることがなくて、本当に私ってつまらない人間だなって思っちゃいます。――いえいえ。さきほどからお話を聞いていると、白石さんは“仕事人”という印象を受けます。そうなんですかね…?でも目標とかモチベーションを持たない中でも、その時その時、最善を尽くしているつもりではあるので、こんな感じで不安定でもいいのかなって。これからもいただいたお仕事は、100以上の力で返していきたいなとは思っています。――白石さんといえば、文化放送『白石聖のわたくしごとですが…』でラジオパーソナリティにも挑戦されてますよね。ラジオ、すごく楽しいです!――俳優さんの場合、役を通さず、素の自分として話すほうが緊張するとおっしゃる方も多いですが…。バラエティ番組とかはやっぱり緊張しますけど、ラジオは私一人なので着飾る必要もないですし、すごくリラックスした状態でいられるというか…。本当に好きなことを喋っているから楽しいのかもしれないです。もちろん女優として役を演じて、そのイメージで私を見ていただくことも大切なことだとは思うんですけど、やっぱりイメージを固定されすぎてしまうと息苦しくなってしまうので、ちゃんと自分は自分として大切にしておきたくて。そういう意味でラジオは発散できる場所なんです。――ラジオのお仕事は、ご自身の希望だったんですか?声優志望だったので、声に関する仕事がしたいとは言ってました。――なるほど…!でも白石さんの声は本当に聞きやすいですよね。いえいえ。本当に昔は声がコンプレックスだったんですよ。アニメをよく見ていた時は女性声優さんの声に聞き慣れていたので、なんで私の声はこんなに低いんだろうとか、もっと可愛い声がよかったなとか。今はこれが私の良さでもあるのかなと思って受け入れられるようになってきたんですけど。――趣味もないとおっしゃっていましたけど、お休みの日は何をされてるんですか?整体とか、マッサージに行っています。リフレッシュする時間が好きなんですよね。コロナが流行する前は、自分でいいところを調べて、名古屋までマッサージを受けに行ったりもしてました。――それは趣味と言ってもいいレベルかもしれないですね(笑)。そうなんですよ!でもなかなか、整体が趣味っていう人もいないですよね(笑)。本当に休みの日は癒されたいという気持ちです。――じゃあお休みの日は、一人で過ごすことのほうが多いですか?今はご時世的にそうですけど、友達と遊ぶことも多いです。とくに地元の友達と過ごす時間は、とても大切。何をするわけでもなく、会って話せればそれで十分です。――仕事の相談とかもお友達にされるんですか?しますね。たぶん私、人と話すことが息抜きになっていて。ラジオも喋れるから、息抜きになっているんだろうなと思います。こういう取材を受けている時間も、“本当に私ってこう思ってるんだっけ?”と、自分と向き合ういい時間になっていますし。全然はっきりとしたこと答えられなくて申し訳ない限りなんですけど(笑)。――とんでもないです!最後に、目標というほど大袈裟なものではなくても、いま何か、やってみたいことはありますか?この間、初めてラジオで生放送をやらせてもらったんですけど、それがすごい楽しかったんですよね。音楽が流れて、スタッフさんがキューを出して話し始めるっていう一体感みたいなものが、ラジオっぽ~いと思って(笑)。生でしか感じられないものも多かったので、またいつか機会があればやりたいなと思っています。しらいし・せい1998年8月10日生まれ、神奈川県出身。2016年に俳優デビュー。ドラマ『I”s』では約700名の中からヒロインに大抜擢。’19年には美少女タレントの登竜門といわれる『ゼクシィ』の12代目CMガールに選ばれ、一躍注目を集める。主演ドラマ『ガールガンレディ』はMBS・TBS系列で深夜に放送中。映画『胸が鳴るのは君のせい』累計発行部数250万部突破の大人気コミック『胸が鳴るのは君のせい』を実写化。転校生の有馬隼人(浮所飛貴)と親友のように仲良くなった篠原つかさ(白石聖)は、友達にはやしたてられ、思い切って告白。が、きっぱりフラれてしまう。それでも諦めきれず奮闘するつかさに、有馬も徐々に心を動かされていく…。現在公開中。キャミワンピ¥25,300上に羽織ったトップス¥26,400(共にtiit tokyo)バングル、ピアス 参考商品(共にPOCHER)サンダル¥7,590(RANDA TEL:06・6451・1248)インナーハイネックはスタイリスト私物※『anan』2021年6月16日号より。写真・来家祐介(aosora)スタイリスト・北川沙耶香ヘア&メイク・鷲塚明寿美インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2021年06月12日吉本新喜劇の未知やすえが、9月から上演される舞台『はい!丸尾不動産です。~本日、家で再会します~』で、初の外部舞台に出演することが決まった。兵動大樹と桂吉弥のW主演舞台第3弾となる今作。40年近い芸歴をほこる未知だが、これまで「吉本主催の舞台」にしか出演歴がなく、意外にも“初の外部舞台出演”となる。ストーリーの鍵を握る重要な役を任されることになった未知は「不安な気持ちでいっぱいです(笑)。吉本新喜劇体質が身に染みているので、 外部舞台の稽古量・セリフ量に体力・気力がついて行けるのか…(笑)。それでも穏やかで職人のような兵動くん、優しく気配りのできる吉弥さんとの共演を楽しみにしています」と期待と笑顔をのぞかせた。そんな未知に対して、吉本の後輩である兵動は「吉本新喜劇を代表するコメディエンヌのやすえさんとお芝居できるなんて、最高です! やすえさんが入ってもらうことで、みんな安心して、お芝居の中で暴れまわると思いますので、今回もとてつもないぐらい面白いお芝居に仕上がると思います!」と信頼を寄せた。未知は昨年4月より間質性肺炎の治療のため、一時休養。現在はテレビ・ラジオなどのレギュラー番組に復帰しており、今回、初の外部舞台出演で“コメディエンヌ”として完全復活した姿を見せてくれそうだ。今作は、過去2作品より公演回数を拡大し、9月4日~7日の期間、大阪・ABCホールで全7公演を上演。さらに初めて大阪を飛び出し、今年9月に開館する姫路市文化コンペンションセンター(通称:アクリエひめじ)のオープニング・シリーズとしても、10月3日に上演される。出演は、兵動大樹、桂吉弥、佐藤太一郎、施鐘泰(JONTE)、近藤頌利(劇団Patch)、未知やすえ ほか。
2021年05月25日吉本ばななの短編小説『ムーンライト・シャドウ』の実写化映画が2021年9月10日(金)に全国で公開。主演は、小松菜奈が務める。吉本ばなな『キッチン』収録の短編小説を映画化1989年に刊行された『キッチン』と『TUGUMI』(1989年山本周五郎賞受賞)で人気を博し、1989年の年間ベストセラーにおいて1位と2位を独占した平成最初のベストセラー作家・吉本ばなな。特に『キッチン』は世界30か国以上で翻訳され、国内外問わず多く人々から愛されている。そんな『キッチン』に収録されている短編小説『ムーンライト・シャドウ』が実写映画化。同作品は、1987年に吉本ばななが大学の卒業制作として発表し、日本大学芸術学部長賞や泉鏡花文学賞に輝いた吉本ばなな初期の名作だ。吉本自身が、「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語る作品でもあり、ファンの中では“初期の名作”と呼び声も高い。『ムーンライト・シャドウ』は、「恋人の死」という突然訪れた悲劇を中々受け入れることができない主人公・さつきの一人称の視点で描かれる。愛する人を亡くした主人公のさつきが、死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象〈月影現象〉を通して、哀しみをどう乗り越えるのかを描いた「さよなら」と「はじまり」のラブストーリーだ。主演は小松菜奈そんなさつき役を演じるのは、本作が初の長編映画単独主演となる小松菜奈だ。2014年に公開された映画『渇き。』で鮮烈な女優デビューを果たし、第44回日本アカデミー賞では、『糸』で優秀主演女優賞を受賞した小松。『ムーンライト・シャドウ』で、主人公・さつきの心の機微をどのように演じるのか期待が高まる。登場人物(キャスト)さつき:小松菜奈突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない主人公。等:宮沢氷魚さつきの恋人。全てを包み込むような優しさを持つ一方、ふといつのまにか、その場からいなくなってしまうような儚さが漂う。さつきと幸せな時間を過ごすが、突然帰らぬ人に。演じるのは「MEN’S NON-NO」専属モデルとして活躍するかたわら、初主演映画『his』や舞台「ピサロ」で俳優としても注目を集める宮沢氷魚。柊(ひいらぎ):佐藤緋美等の弟。兄の等と自身の恋人・ゆみこを同時に亡くし、兄の恋人=さつきとともに、ともに深い哀しみに打ちひしがれながらも、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく。亡くなった恋人・ゆみこのセーラー服を着て日々を過ごし何かを感じようとする、原作でも非常にインパクトのあるキャラクター。麗(うらら):臼田あさ美〈月影現象〉へさつきと柊を次第に導いていく、不思議な女性。原作ファンが注目するキャラクターの一人。ゆみこ:中原ナナ柊の亡くなった恋人。蛍:吉倉あおいさつきの親友。充:中野誠也さつきや柊と麗を巡り合わせる人物。原作にはないオリジナルのキャラクター。監督にエドモンド・ヨウ監督を務めるのは、マレーシア人映画監督 エドモンド・ヨウ。2017年の東京国際映画祭では、『アケラットーロヒンギャの祈り』で東南アジア初となる最優秀監督賞を受賞した気鋭の映画監督だ。『ムーンライト・シャドウ』では、原作への尊敬と愛情を抱きながら、幻想的で詩情豊かな物語に新しい生命を吹き込む。エドモンド監督のこだわりが垣間見える、鮮やかなセットデザインにも注目。さつきの部屋のセットについては巨匠ペドロ・アルモドバルからインスピレーションを得たと明かしており、作品全体の映像のカラーはクシシュトフ・キェシロフスキやルカ・グァダニーノの作品から影響を受けているという。小袋成彬がコラボレーションソングに映画『ムーンライト・シャドウ』のコラボレーションソングに、小袋成彬の「Parallax」が決定。小袋成彬は、宇多田ヒカルをプロデューサーに迎え、アルバム『分離派の夏』 でメジャーデビューしたアーティストで、「Parallax」は2nd アルバム「Piercing」以来1年9か月振りとなる新曲だ。作品詳細映画『ムーンライト・シャドウ』公開時期:2021年9月10日(金)原作:「ムーンライト・シャドウ」吉本ばなな(新潮社刊「キッチン」収録作品)出演:小松菜奈、宮沢氷魚、佐藤緋美、中原ナナ、吉倉あおい、中野誠也、臼田あさ美監督:エドモンド・ヨウ脚本:高橋知由配給宣伝:SDP、エレファントハウス<『ムーンライト・シャドウ』あらすじ>さつき(小松菜奈)と等(宮沢氷魚)は、鈴の音に導かれるように、長い橋の下に広がる河原で出会った。恋に落ち、付き合うまでに時間はかからなかった。等には3つ下の弟・柊(佐藤緋美)がいて、柊にはゆみこという恋人(中原ナナ)がいた。初めて4 人で会ったときから意気投合し、自然と一緒に過ごす時間が増えていく。食事をしたり、ゲームをしたり、ゆみこが気になっているという〈月影現象〉について「もしも現実に月影現象が起きたら、誰に一番会いたいか?」を語りあったり。何気ないけれど穏やかで幸せな日々が過ぎていくなかで、別れは前触れもなくやってきた。等とゆみこが死んだ──。深い哀しみに打ちひしがれるさつきと柊。愛する人を亡くした現実を受け止めきれず、ショックで食べることも忘れ、ひたすら走るさつき。そんなさつきを心配しながら、ゆみこの制服を着て何かを感じようとする柊。それぞれの方法で哀しみと向きあおうとしていた。ある日、2人は不思議な女性・麗(臼田あさ美)と出会い、少しずつ“生きていく”という日常を取りもどしていく。そして、以前みんなで語り合った〈月影現象〉に導かれていく。もう一度、会いたい、会いに来てほしい──。その現象とは、満月の夜の終わりに死者ともう一度会えるかもしれない、という不思議な現象だった……。
2021年05月15日吉本ばななの初期の名作『ムーンライト・シャドウ』が小松菜奈主演、エドモンド・ヨウ監督で映画化、今秋に公開されることが分かった。吉本ばななは、1989年の著書『TUGUMI』(1989年・山本周五郎賞受賞)と『キッチン』で年間ベストセラーの1位と2位を独占、平成最初のベストセラー作家となった。それ以後も多くの人気作品を発表、美しく詩的な文章とその独特な世界観で、日本のみならず海外のファンも多い。その中でも特に『キッチン』は世界30か国以上で翻訳され、発売から30年以上経った今でも世界中の人々に愛されている。この中に収録されている短編小説が『ムーンライト・シャドウ』だ。この作品は1987年に吉本ばななが大学の卒業制作として発表し、日本大学芸術学部長賞を受賞、そして翌1988年に泉鏡花文学賞も受賞したもの。吉本自身も「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語り、手に取った者を物語の圧倒的パワーで強烈に引き寄せて心を揺さぶり、胸を熱くし、ファンの中では初期の名作との呼び声も高い。物語は突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない、さつきの一人称の視点で描かれる。今回の映画化に当たり、その主人公を演じたのは長編映画単独主演となる女優・小松菜奈だ。2014年に公開された映画『渇き。』で鮮烈な女優デビューを果たし、それ以降も話題作に多数出演。第44回日本アカデミー賞では、映画『糸』で優秀主演女優賞を受賞するなど人気実力ともにトップを誇る。原作で描かれた主人公の心の機微をどう演じるのだろうか。メガホンを取ったのがエドモンド・ヨウ監督だ。彼が撮影した映画作品は、世界中の重要な国際映画祭で上映されており、国際的に高く評価されているマレーシア人映画監督のひとりである。2017年の東京国際映画祭では、『アケラットーロヒンギャの祈り』で東南アジア初となる最優秀監督賞受賞の栄誉に輝く。原作への尊敬と愛情を抱きながら、幻想的で詩情豊かな物語を描くその手腕で新境地へと挑戦してくれるはずだ。このコラボレーションがどの様な作品を生み出すのか、続報に期待したい。<吉本ばなな:コメント>『ムーンライト・シャドウ』は、私がちょうど小松さんと同じ年齢の頃の24歳くらいに、初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説です。主人公のさつきを小松さんが演じると聞いて、そのときの気持ちに作品を生まれ変わらせてくれるんじゃないかと、そんな気がしました。小松さんは、ものすごく旬でパワフルな方という印象でしたが、このお話の中にある“暗さ”のようなものも彼女の中に感じられるので、すごくぴったりだと思いました。今回手掛けるエドモンド監督の作品にある、ちょっとだけ日常からふわっと浮いている感覚が、人を亡くした時の人の気持ちとすごく似ていると思います。全編を通じて、夢なのか妄想なのかそれとも現実なのか。この小説の大切なところは、「人が死んでしまう」ということ。若くて美しくて順風満帆で、何も陰りのなかった人が、突然「別れ」というものに晒された時にどうにもしようがない期間があり、地に足がつかない気持ちを時間が立ち直らせてくれる。生身の人間が演じることで映像によってどう表現されるのか、自分が描いていなかった部分がふと出てくることがいっぱいありそうな気がしていて、私も楽しみにしています。もしかしたらこの小説は全部妄想なのかもしれない。小説だとちょっと浮いている感じを行間で表すしかありませんが、映像になると目に見えて現れる。でも現実ではない。そういう表現を、エドモンド監督は得意なんじゃないかなと思います。今、特にこの時代だからこそ、急にびっくりするようなことが起こるというのは、誰にでも起こり得ることだと思います。美しい映像を味わう気分で観ていたとしても、心の中に何かがだんだん食い込んでくるような映画になる予感がしています。できれば大きい画面で観て欲しいなと思います。<小松菜奈:コメント>吉本ばななさんの『キッチン』はもちろん知っていたのですが、今回『ムーンライト・シャドウ』のお話をいただいて、改めて原作を読むきっかけとなりました。「さっきまで目の前にいた人が急にいなくなってしまう」でも周りの日常は何も変わらない。どれだけ自分や誰かを責めても二度と戻る事ができない…その時から時は止まってしまうのだろう。走り出したり、止まったり、ぽつぽつと歩く。その繰り返しの日々の中で登場人物が何かを抱き締めながらも、哀しみ・喪失感・絶望・孤独それだけじゃない、乗り越えようとする人間のエネルギーみたいなものを吉本ばななさんの生み出す1つ1つの魅力的な言葉から感じました。いつか人生で経験する「死」、このようなカタチで再び本を開くきっかけとなってよかったと思います。主人公のさつきは普通の子だからこそ難しい部分もありましたが模索していく中で、さつきと同じ感情になった瞬間は嘘がないような気がしました。撮影中はエドモンド監督の描きたいシーンについて、みんなが監督を信頼しているからこそ、私たち役者の感情を大事にしていただき、スタッフさんのアイデアや意見も取り入れて、最終的に一つになるという現場でした。今回、監督とご一緒できて、また一つ私の新しい扉を開けていただいたと思います。自分でもどんな風に完成しているのか未知の世界で、こんなに想像がつかない作品は初めてかもしれません。だからこそ作品の完成がとても楽しみです。是非、皆さんも楽しみにしていただけたら嬉しいなと思います。<エドモンド・ヨウ監督:コメント>いちばん最初に原作を読んだのは2006年のことです。シンプルな構成と短い物語であるにも関わらず、『ムーンライト・シャドウ』を読んだ記憶は10年以上経った今でも色褪せず、鮮明に残っています。当時、私は20代初めで、登場人物達や、作者である吉本さんが執筆された年齢と同世代だったのです。その時揺さぶられた感情はとても力強いものでした。言わば、ちょうど良い年齢の時にこの本を読んだのです。その2年後、大好きな日本映画や日本文学の影響で、早稲田大学で修士号を専攻する事になり、その頃撮った短編は、ほとんど日本の偉大な小説作品から影響を受けて作ったものです。映画化のお話を頂いた時、私の旅が原点に戻ったような気持ちでした。吉本さんの文章の普遍性やエモーションをスクリーンに投影する素晴らしい機会を嬉しく思いました。『ムーンライト・シャドウ』のさつきは、その後吉本さんが生み出した、多くの登場人物の原型だったのではないかと思っています。そのほとんどのキャラクターにさつきの姿を見出すことが出来ます。このさつきを演じるのは、小松菜奈さんしか考えられませんでした。彼女なしでは映画化は不可能でした。演技をするのではなく、小松さんはさつきになったのです。監督の私にとっては、このようなコラボレーションは本当に幸福で豊かな体験でした。シーンの1つ、ショットの1つを撮るたびに、期待に胸を膨らませて小松さんのお芝居を見守っていました。それは非常に有機的なプロセスでした。彼女はキャラクターについての新たな秘密を打ち明け、あたかもその魂が垣間見えるように、一瞬にして喜びと悲しみの閃光を放つのです。現在のような世界的規模のパンデミックのさなかに、この作品を皆さんに送り届けることが出来て本当に光栄です。コロナ禍における撮影は非常に困難でしたが、スタッフやキャスト、私のムーンライトファミリー全員が、この映画に魂とハートを注いでくれました。このような困難な時期にあっても、愛する映画のためにやり遂げたことは驚くべき事だと思います。息もつく間もありませんでしたが、私にはそのすべてが幸福な時でした。『ムーンライト・シャドウ』今秋より公開
2021年05月12日社会現象ともいえる大ヒットを記録した吉本ばななの名作「キッチン」に収録されている「ムーンライト・シャドウ」が映画化、この秋公開されることが決定した。主演は小松菜奈が務める。1988年の泉鏡花文学賞、1989年の山本周五郎賞など、多数の受賞歴をもつ吉本さん。「TUGUMI」と「キッチン」は1989年の年間ベストセラーの1位と2位を独占し、両作共に映画化されている。また「キッチン」は日本だけでなく、世界30か国以上で翻訳され、発売から30年以上経ったいまでも世界中の人々に愛されている。そして今回映画化される「ムーンライト・シャドウ」は、「キッチン」に収録されている短編小説で、1987年に吉本さんが大学の卒業制作として発表し、日本大学芸術学部長賞を受賞、そして翌1988年に泉鏡花文学賞も受賞した作品。吉本さん自身も「初めて他人に見せることを前提に書いた思い出深い小説」と語り、深く心に刻まれるその存在は、ファンの中では初期の名作との呼び声も高い。それを今回、初の長編映画単独主演となる小松さんを迎え、映像化。本作は、突然訪れる恋人の死をなかなか受け入れることができない、主人公・さつきの一人称の視点で描かれるが、そのさつき役を小松さんが演じる。映画化にあたり、吉本さんは「小松さんは、ものすごく旬でパワフルな方という印象でしたが、このお話の中にある“暗さ”のようなものも彼女の中に感じられるので、すごくぴったりだと思いました」と話し、「この小説の大切なところは、『人が死んでしまう』ということ。若くて美しくて順風満帆で、何も陰りのなかった人が、突然『別れ』というものに晒された時にどうにもしようがない期間があり、地に足がつかない気持ちを時間が立ち直らせてくれる。生身の人間が演じることで映像によってどう表現されるのか、自分が描いていなかった部分がふと出てくることがいっぱいありそうな気がしていて、私も楽しみにしています」と期待。さらに「今、特にこの時代だからこそ、急にびっくりするようなことが起こるというのは、誰にでも起こり得ることだと思います。美しい映像を味わう気分で観ていたとしても、心の中に何かがだんだん食い込んでくるような映画になる予感がしています。できれば大きい画面で観て欲しいなと思います」とコメントしている。2014年に公開された『渇き。』で女優デビューし、『近キョリ恋愛』『溺れるナイフ』『恋は雨上がりのように』などに出演、『糸』では第44回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞した小松さん。今回改めて原作を読んだそうで「『さっきまで目の前にいた人が急にいなくなってしまう』でも周りの日常は何も変わらない。どれだけ自分や誰かを責めても二度と戻る事ができない…その時から時は止まってしまうのだろう。走り出したり、止まったり、ぽつぽつと歩く。その繰り返しの日々の中で登場人物が何かを抱き締めながらも、哀しみ・喪失感・絶望・孤独それだけじゃない、乗り越えようとする人間のエネルギーみたいなものを吉本ばななさんの生み出す一つ一つの魅力的な言葉から感じました。いつか人生で経験する『死』、このようなカタチで再び本を開くきっかけとなってよかったと思います」と感想を述べ、「自分でもどんな風に完成しているのか未知の世界で、こんなに想像がつかない作品は初めてかもしれません。だからこそ作品の完成がとても楽しみです」と撮影をふり返って語った。本作の監督を務めるのは、国際的に高く評価されているマレーシア人映画監督のひとり、『アケラットーロヒンギャの祈り』を手掛けたエドモンド・ヨウ。さつき役は小松さんしか考えられなかったという監督は「彼女なしでは『ムーンライト・シャドウ』の映画化は不可能でした。演技をするのではなく、小松さんはさつきになったのです。監督の私にとっては、このようなコラボレーションは本当に幸福で豊かな体験でした。シーンの一つ、ショットの一つを撮るたびに、期待に胸を膨らませて小松さんのお芝居を見守っていました。それは非常に有機的なプロセスでした」と思いを明かしている。『ムーンライト・シャドウ』は秋、公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ムーンライト・シャドウ 2021年秋、全国にて公開予定©2021映画『ムーンライト・シャドウ』製作委員会
2021年05月12日女優の吉本実憂が1日、SNSを通じ、4月30日に芸能事務所・オスカープロモーションを退社したと発表した。吉本は、振り袖の後ろ姿を捉えた写真と共に、「2021年4月30日を持ちまして、約9年お世話になった事務所オスカープロモーションを退社致しました」と報告。「色んなノウハウを教えて下さった事務所の方々に、とても感謝しております」と同事務所への思いを記した。そして、「自分の中で1つの節目をつくると同時に、改めていつも応援して下さってる方々のありがたみも感じています! ありがとうございます」と周囲の支えを噛み締め、「素敵な作品をつくり続けられるように今後とも精進して参りますのでよろしくお願い致します!」と決意を新たにしている。2012年、第13回全日本国民的美少女コンテストにてグランプリを受賞し、芸能界入り。2014年に読売テレビ・日本テレビ系の『獣医さん、事件ですよ』で女優デビューを飾り、同年の大河ドラマ『軍師官兵衛』にも抜てきされた。昨年末の晴れ着撮影会では、2020年を「充実していたようなしてなかったような色でいうと“グレー”な1年だった。だけど黒と白の2色だけでつくられたグレーではなく、たっっっくさんの色が混ざり合ってのグレー」と振り返り、2021年に向けて「土台は、芝居、アクション。共にリアルを追求する。あと、洋服、メイク、ネイルが好きなのでファッションに関わることもやっていきたい。広く深く重く、色んなものを表現し、届けられるような人になる」と意気込んでいた。
2021年05月01日映画監督の内田英治、女優の真飛聖が24日、都内で行われたトークイベント「内田英治監督×真飛聖 特別授業『LABO』」に出席した。芸能事務所のワタナベエンターテインメントと直結でスクール運営を行うワタナベエデュケーショングループでは、ワタナベエンターテインメント所属のアーティストが講師となり、スクール在校生に向けて様々なテーマで授業を行う新たな長期プロジェクトを実施。この日は第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』の内田英治監督、本作に出演した真飛聖が登壇してスクール在校生の前でトークを行った。現在公開中の『ミッドナイトスワン』の話題となり、内田監督は「僕は予算に限りがある中で、自分の好きなことができるインディーズの世界でやっています。『ミッドナイトスワン』もそういう作品で、草なぎ剛さんが賛同してくれて公開され、あんなに素敵な賞(日本アカデミー賞)もいただきました。好きなことをやってきた結果としての映画なので、好きなことをやった方が良いんだなと正直に思います。僕も色んな作品をやってきましたが、ベースとして『ミッドナイトスワン』みたいな映画が撮りたかったし撮れたということですね」と振り返った。内田監督の作品に出演したかったという真飛は本作で念願が叶い、「草なぎさんがやると知った上で脚本を読んだんですが、草なぎさんのお芝居が大好きなんです。これを剛さんがやると想像しただけで泣けてきました。現場では色っぽくて、剛さんに皆が引っ張られていました」と主演の草なぎを絶賛。自身が演じたキャラクターについては「バレエの先生というのもあってプレッシャーがありました。バレエの先生に見えるかな? ということに囚われ過ぎて作られたモノになってしまったので、それを監督が日々コミュニケーションを取ってくれたお陰でほぐれてきました。本当に感謝しています」と感謝すると、内田監督は「実花先生(真飛が演じたキャラクター)と一番喋ったと思いますが、作り込むんじゃなくて撮影の現場で生むためのアイデアを2人でずっと話し合いました」と真飛とのコミュニケーションで良いキャラクターを生み出せたという。その2人は現在U-NEXTで配信中のドラマ『列島制覇 非道のうさぎ』でも一緒に仕事をしている。内田監督は「『ミッドナイトスワン』で初めてお目に掛かった時の真飛さんの最初のお芝居があまり好きじゃなかったんです。でも色々と話し合って一緒に作っていったら現場でどんどん変わっていって、『列島制覇』でご一緒した時に昔の芝居の質感と違ってビックリしました。本当にいい役者さんだと思いましたね」と評価。真飛は「ワンシーンを撮ってから監督が『芝居変わったね』と言うんです。どっちに? と思ってすごく怖かったですね(笑)」としつつ、「すごくうれしかったですね。それが自分の糧になっています。そんな風に言ってもらえるのは初めてだったので、そこから自分の中で楽に呼吸しながらいられるようになりました。本当に楽しい感じですね」と内田監督との出会いに感謝しきりだった。
2021年04月26日吉本興業ホールディングスは13日、中国での事業を推進するため、中国・上海に新会社を設立したことを発表した。新会社では、両国の人材発掘育成を図るためのオーディション番組制作と、中国市場における日本の農水産品・物産品の販路拡大と地方経済活性化のためのライブコマース事業を皮切りに、現地パートナーとともに各種共同事業を立ち上げていく。なお、新会社は2021年3月に設立、吉本興業ホールディングスが100%株式を保有する全額出資子会社となる。各事業については詳細が決まり次第、発表する。
2021年04月13日