ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンの二大アカデミー俳優が主演を務めた2007年公開の『最高の人生の見つけ方』を原案に、新たに主演・吉永小百合、共演・天海祐希を迎えて日本で映画化。今秋に公開されることが決まった。『最高の人生の見つけ方』は、何もかも正反対な余命6か月の2人の男が、棺おけに入る前にやっておきたいことを記した“棺おけリスト”を携えて、生涯最後の冒険旅行に出るハートフル・ストーリー。残りわずかな人生を涙に暮れることなく、生き生きと笑顔で駆け抜けた主人公たち。彼らの生き方が映し出した「人生を悔いなく楽しく生きるのに、遅すぎることなど決してない」という希望に満ちたメッセージはあらゆる世代の心に響き、日本でも興行収入13.5億を超えるスマッシュヒットを記録した。■吉永小百合が大真面目な主婦に!「撮影現場で、胸が躍る毎日」それから12年、この感動の物語を原案に、平成から新しい元号に切り替わる2019年、2人の女性を新たな主人公にして日本で映画化。人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた“大真面目な主婦”・北原幸枝を演じるのは、日本を代表する国民的大女優、吉永小百合。余命宣告を受けながらも残りの人生を生き抜くという役柄に真摯に向き合っていく。本作『最高の人生の見つけ方』は吉永さんにとって121本目の映画出演作となる。吉永さんは、『カサブランカ』『インビクタス/負けざる者たち』など「深く心に残る映画を制作してきたワーナー・ブラザースの作品に初めて出演しています。大好きな天海さんと一緒に、思いっ切りスクリーンの中で飛び跳ねたい、生と死をしっかり受け止め、その中で新しい私を見つけたい」と語り、「撮影現場で、胸が躍る毎日です」とコメント。「世界中の方達にこの映画を観ていただけたら、どんなに幸せでしょう」と言葉に思いを込める。■天海祐希はリッチな女社長!「2人でロードムービーをやりたい」夢叶うまた、新入社員対象のアンケート調査で「理想の上司にしたい芸能人ランキング」7年連続1位を獲得している天海祐希が、吉永さん扮する幸枝とともに“やりたいことリスト”を実行していく大金持ちの女社長・マ子役に。2人は2001年公開『千年の恋ひかる源氏物語』以来、18年ぶり2度目の共演となる。「実は当時、次回作は2人でロードムービーをやりたいですね。と話していたんです」と天海さん。「それが叶い、しかも素晴らしい作品でご一緒できること大変光栄なことだと思っております。犬童監督に身を委ね、吉永さんを追いかけ、日々演じておりますが、夢のような現場です!」と喜びを語り、「きっと泣いたり笑ったり幸せな気持ちになって頂けると思います」と見どころをアピールする。さらに、メガホンをとるのは、『のぼうの城』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞した犬童一心監督。「普通の主婦と大成功の実業家。まるっきり違う生き方をしてきた2人の女性が旅に出ます。自分の人生にまるごと『YES』と言うために。日本映画界のレジェンド、吉永小百合、演劇界の至宝、天海祐希。かつてない名コンビに助けられ、目指すは、楽しくワクワク、そして、グッとくるヒューマンエンターテイメント。是非、ご期待ください!」とコメントを寄せている。■あらすじ人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた大真面目な主婦と、人生のほとんどを“仕事”に捧げてきた大金持ちの女社長。価値観が絶対的に違う、いわば出会うはずのない2人が病院で出会った。余命宣告を受けた2人は入院して初めて“自分の人生の虚しさ”に気付く。いつのまにやりたいことがなくなってしまったのだろうか…?そんな2人がたまたま手にした、同じ病院に入院する12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”。2人はこのリスト全てを実行するというありえない決断をする。いままでの自分だったら絶対にやらないことも、自らの殻を破って初体験。そうすることでいままで気づかなかった“生きる楽しさ”と“幸せ”に出会えた2人には、ある奇跡が待っていた…。『最高の人生の見つけ方』は今秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年01月17日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!石原「小百合さんは、素晴らしい方との出会いで、女優として次の段階に進めたんですよね?」吉永「そうです。だから出会いって、すごく大事ですよね」石原「でもそういう出会いは、つかもうと思ってつかめるものじゃないですよね?」吉永「そうね。自然にそういう機会がめぐってくると思う」石原「自分でつかみにいったことはありますか?」吉永「『時雨の記』という映画は、原作を読んでいて。ほかのところでやるっていう噂があったんだけど、絶対私がやりたかったの。だから、テレビ会社に行ってお願いしてお金を出してもらったり、相手役も渡哲也さんにお願いしたりして、実現したことがあります。だけど、思ったような映画にならなかった(笑)。そういうものなのかもしれないですね。でも、後悔はしていません。あのときに一生懸命行動してよかったと思っています」石原「最近、友達の存在ってすごく大切なんだなって実感しているんです。この間も、小中高の同級生たちと韓国旅行に行ってきて。ずっとしゃべりっぱなしだったんですけど、仕事の話は一切出なくて。その時間がすごく幸せだって思ったんです。小百合さんは10代でデビューされたときといまで、お友達の存在は変わりましたか?」吉永「すごく素敵ね。私も、昨日ちょうど小学校のクラス会があったんです。93歳になる先生もいらしたりして。楽しかったですよ。一緒に山登りに行ったりスキーをやったりもするんだけど、芸能人としての私じゃない付き合いができるから、気楽にいられますよね。大学時代の女友達とも、毎年集まってご飯に行ったりしています。この業界の友達は、そんなに多くないんです。親しくしていたのは、樹木希林さん。最近は、ギタリストの村治佳織とときどき旅行に行ったりもします」石原「私も芸能界の友達は少なくて、ほとんどの友達が同級生です。一時期、テレビやラジオで話せるからって、名のある方とばかり会っていたときもあるんですが、私は何をやってるんだろう?って苦しくなってしまって」吉永「ええ、わかりますよ」石原「そんなとき、同級生たちと一緒にいるとすごく救われて。私にとって友情は財産なんです。そう心から思えるんですけど、小百合さんもそうなんですね」吉永「それは、とっても大事にしないといけないね。そういう友達がいるのは本当に素敵なことだから。やっぱり友達は財産ですね」石原「私、もしも、もう一度、小百合さんと共演させていただけるのなら、もちろん母子もやりたいんですけど、社長と部下の役を演じてみたいなって。小百合さんに罵倒されたい(笑)」吉永「ふふふ(笑)。おもしろいかもしれない!社長と部下でも、敵対してたりとかしてね。やり合ったりもするんだけど、最後は同じ方向を向くとか、そういうのもいいですね。ぜひ誰かに考えてもらいましょう(笑)」
2018年12月07日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!石原「私、もうすぐ32歳になるんです。『北の零年』の撮影のときも当時なりの悩みがありましたけど、いままた人生において、悩んでいるところがあって……。小百合さんは、32歳のころ、どのように過ごされてましたか?」吉永「私は28歳で結婚したので、それから4年くらいたったころですよね……。当時はそんなに、映画の仕事に没頭できているわけでもなくて。このままなんとなくやっていくのかなって漠然と悩んで、迷っていた時期です。でもそのあと、34~35歳のときに『動乱』という映画で、高倉健さんとご一緒して、1年かけて映画をつくって。ああこれが“本当の映画”なんだって思いました。その後『夢千代日記』というテレビドラマにも出合って、この世界でもう一度、地に足をつけて頑張ろうと思えたんですね」石原「それからは、ずっと思いや熱量は変わりませんか?」吉永「ううん、それからも、失敗して、落ち込んだりすることもありましたよ。それに私くらいの年になると、どうしても身体能力が衰えるから、いまだって、自分はどこまでやれるんだろうっていう悩みがあるのね。セリフをいつまでしゃべることができるだろうか、とかね。周りの人に迷惑をかけたくないから、体を鍛えたりもしているんですけど、今年初め、ちゃんと予防接種を受けていたのに、インフルエンザにかかってしまったの」石原「えー!」吉永「映画のキャンペーン中だったんですが、1週間休まなきゃいけなくなりました。みんなに迷惑をかけてすごく落ち込みましたよ。この秋も予防接種したんだけど、大丈夫かなって心配(笑)。だから、いま、さとみちゃんに、いろいろと悩みがあるのも、自然なこと。そこからまた、新しい道が拓けていくと思う」石原「『天国の駅HEAVEN STATION』について伺いたいんです(※’84年公開。戦後初の女性死刑執行者をモデルとし、吉永が汚れ役や過激なシーンに挑んだことが話題になった)。あれは、ああいう役をやるということが、しっかりわかったうえで引き受けられましたか?」吉永「モデルとなった実際の事件のことは、資料をもらって知っていて。ものすごい事件だし、なんというか“猛女”の役でしょ?こんなのできるんだろうかという戸惑いはあったんだけど、脚本を書かれるのが『夢千代日記』でご一緒した早坂暁さんだと聞いて。もうお任せしようと」石原「信頼できる方と一緒だったからってことなんですね……!」吉永「そうです。だからほかの方だったら難しかったかも。さとみちゃんも、ああいう役のオファーがあったりするんですか?」石原「やりたいんです」吉永「本当に?すごい!」石原「それは、ああいう役だけじゃなく……」吉永「いろんな役を?」石原「やりたいんですけど……。いま悩んでおります……」
2018年12月07日「40歳のときに雑誌の表紙に出るのはもうやめようって決めたんです。だけど今回は10代のころからお世話になってきた『女性自身』さんの60周年ですから」と、吉永小百合(73)。対談企画を提案したところ、吉永がその相手に希望したのが、’05年公開の主演映画『北の零年』で母子役として共演した石原さとみ(31)だった。なんと13年ぶりの再会という、ビッグ対談が実現!吉永「今年、さとみちゃんから届いた年賀状に“また母上と呼びたい”と書いてあったのが、印象的でした。ずっと会いたいと思っていたから、今日は本当にうれしいの」石原「私もずっとお会いしたくて。たぶん、’06年の日本アカデミー賞の授賞式でお会いしたのが最後で……」吉永「最近の活躍も、自分のことのように喜んでいますよ。少女だったさとみちゃんがどんどん大人になってきて、その成長ぶりがものすごくきれい!清潔で、だけどほのかな色気もあって。いつも素敵だなって思って見ています」石原「小百合さんに気にかけていただけているなんて、本当にうれしいです……」吉永「『北の零年』のとき、撮影の合間にいろいろ相談をしてくれたでしょ?大学に進むべきかどうかとか。まるで本当の娘のように感じていたんですよね」■当時のさとみちゃんが昔の自分と重なって……石原「私はデビューのころからずっと、小百合さんが憧れなんです。もともと両親が小百合さんの大ファンで、特に母は小百合さんと同い年で。当時からどのインタビューでもいつかお会いしたいと話していて。『北の零年』のお話をいただいたときは呆然としました」本誌「初対面は覚えていますか?」石原「『朝ドラ(’03年放送、石原主演の『てるてる家族』)見てます』って声をかけてくださったんです。しかも、小百合さんは共演者全員の作品をチェックして感想を伝えていて。子どもながらに、なんてすごい方なんだろうと、感じました」吉永「さとみちゃんはとにかく懸命に役に取り組んでいましたよね。乗馬のシーンもあって大変だったと思うんだけれど。でも、本番に強いから、いつもばっちりだった」石原「それは、小百合さんが何度も練習に付き合ってくださったからです。馬に乗っていると、同じ箇所が擦れてものすごく痛かったんですけど、それをお話ししたら馬具を一式プレゼントしてくださって。『こう使うと痛みが軽くなるから』と教えていただきました。覚えてらっしゃいますか?」吉永「ええ?そうでしたっけ?」石原「当時のマネージャーさんには、ふつうここまでしてくれる人はいないよ、って言われて」吉永「でもそれは、私も日活時代に先輩にやってもらったことですね。特に芦川いづみさんという素晴らしい先輩に、ファンデーションをいただいたり、おうちに呼んでいただいたり。15歳でこの世界に飛び込んで、どうしたらいいかわからない部分もあったんですけど、私は先輩のおかげで乗り切れて。10代のさとみちゃんが、そういう昔の自分と重なったのかもね」■忘れることのできない小百合さんの言葉石原「共演当時のことで鮮明に覚えていることがあるんです。ある役者さんが小百合さんとのシーンでずっとNGを出されていて。その方は小百合さんの大ファンで、手が震えていて。そのとき“母上”が『大丈夫ですよ、何回でもやりますから』と声をかけていたんです。それを見て、なんて優しい方だろう、と思いました。私も年齢を重ねて、年下の女優さんにファンだって言ってくれる方が現れて。彼女が緊張してセリフが出てこないことがあったんですが、『何回でもやるよ』って言えたんです。そのときに小百合さんの思い出がフラッシュバックして、うれしかったですね」本誌「吉永さんは、そのときのこと、覚えていますか?」吉永「いえ、覚えていない(笑)」石原「誰かが落ち込んでいるときに、相手の心に寄り添った的確な言葉で励ましてくださる、というか。その一言で、心が軽くなったり踏ん張れたりして、乗り越えられたあとにも『よかったね』と言ってあげられる。私も、そういう人になれたらいいなと思います」本誌「吉永さんには憧れの女性はいらっしゃるんでしょうか?」吉永「おこがましいかもしれないんですけど、私の憧れは皇后さまです。本当に素敵で、日本に暮らす私たちのことをいつも考えてくださって。お優しいけれど、いろいろなことをきちっと見てらっしゃる。ああいう方をお手本にしていきたいと思っていますね」
2018年12月06日小玉ユキさんのマンガ『ちいさこの庭』は、その名の通り、“ちいさな人”たちと人間の物語を描いた、ファンタジックな作品。親指姫や一寸法師、コロボックルなど小人が登場する物語は、子どものためのものと思っていたけれども、そういう人はいつの間にか“ちいさこ”の存在が見えなくなってしまったのだろう。『坂道のアポロン』の実写映画が先月公開された小玉ユキさんの最新刊は、森に棲むといわれる“ちいさこ”と人間たちのオムニバス。「人間に近い生態だけど、ちょっとだけ異世界に住んでいる生き物というモチーフが好きで、以前にも人魚や地底人、白鳥の化身を描いてきました。ちいさこはその延長という感じなのですが、体の大きさが違うだけで絵的にも面白いので、マンガにする価値がありそうだと思っていました」全5話のなかでちいさこと出会う人たちは、絵本好きな少女、恋愛小説家と編集者、引きこもりの男子中学生など。ちいさこは子どもだから見えるというわけではなく、一度恋をするとそれきり見えなくなってしまうらしい。「恋を絡めたのは、少女マンガだからです。ちいさこが見えなくなる瞬間を描きたいと思ったのが先にあって、見える人と見えない人のやりとりは副産物みたいなものでしたが、実際に描いてみるとそっちのほうが面白かったですね」たしかにそこは、少女マンガ。恋愛小説家なのに見えたり、夫婦の片方だけが見えたりなど、シチュエーションは何かとワケあり。小玉さんが描きたかったというちいさこが見えなくなる瞬間、つまり恋に落ちる瞬間は、誰かを好きになる喜びと、ちいさこと別れる寂しさがないまぜになって、ロマンティックだけど胸が締め付けられるような切なさを覚えてしまう。「特に感動させたいとは思っていないんですが、それぞれのキャラクターに“救い”または“発見”をあげたいな、ということは考えています。短編は限られたなかに状況説明やカタルシス、余韻を詰め込むのが難しいですが、それができたときの気持ちよさは格別です」1話ごとに心が温まりつつ、一冊通して読み終えるとより大きな感動が待っている。オムニバスの醍醐味を味わえる作品だ。『ちいさこの庭』生きる時代も性別も立場も異なる人たちが、ちいさこと出会って不思議な体験をする、5編のファンタジックオムニバス。初めて挑戦したという時代物が新鮮!小学館429円こだま・ゆきマンガ家。代表作は『坂道のアポロン』『月影ベイベ』など。『月刊flowers』5月号より、波佐見焼の窯元を舞台にした大人の恋の物語「青の花器の森」がスタート。※『anan』2018年4月25日号より。写真・大嶋千尋インタビュー、文・兵藤育子©小玉ユキ/小学館
2018年04月24日注目の新進女優・桜井ユキと、いま、最も女性を熱くする男・高橋一生の美しくも官能的なラブシーンが話題を集め、『リミスリ』ロス現象を巻き起こした『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』。この度、本作のBlu-ray&DVDが7月18日(水)に発売されることが明らかとなった。本作で映画初主演を果たし鮮烈な演技を披露したのは、石井岳龍、園子温、三池崇史といった日本映画界の名だたる鬼才監督の作品への出演が続き、話題作『娼年』にも出演する桜井ユキ。そして主人公の恋人を演じるのは、 いま最も女性たちの熱い視線を集める高橋一生だ。25歳の新進気鋭・二宮健監督による現実と妄想、過去と現代が錯綜する幻想的で彩り豊かな世界観は、日本映画の既成概念を破壊する挑発的な作品となった。さらに、怪しいバーテンダーに成田凌、華麗なショー番組のMC役に満島真之介といまをときめく若手注目株の俳優陣が出演しているのも見どころとなっている。今回の発表に合わせ、Blu-rayとDVDの特典として満島さんが劇中と同じようにMCを務めた異例の爆笑舞台挨拶の映像とメイキング映像の収録が決定。幻想的な映像と音楽でつむぎされる、美しくも儚いベッドシーンは、劇場公開時にはリピーターが続出したほど。本作が商業映画デビュー作となった二宮健監督は、岡崎京子原作で門脇麦が主演を務める『チワワちゃん』の公開も控えており、次世代の日本映画界を担う存在。絶対に見逃せない作品となるだろう。『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』は7月18日(水)よりDVDリリース。(text:cinemacafe.net)■関連作品:THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYーリミット・オブ・スリービング ビューティー 2017年10月21日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開ⓒ 2017 KingRecords
2018年04月13日ユキヒーロープロレス(YUKIHERO PRO-WRESTLING)の2018-19年秋冬コレクションが2018年3月20日(火)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。"高校生の時の夢を叶える"前シーズンの2018年春夏コレクションでは、デザイナー・手嶋ユキヒロの小中学生時代からの夢だったというミュータント タートルズとのコラボレーションを達成。今シーズンは「高校の卒業アルバムに書いた夢を叶える」と公言してのコレクション発表となった。プロレスマスクのモチーフランウェイで目を惹いたのは、マスクのモチーフ。ユキヒーロープロレスのアイコンでもあるプロレスマスクは、ジャケットの胸もとにワッペンとして取り入れられたり、アームにキルティングのように施されたり。スタイリングのアクセントとして、モデルに耳のついたマスクをかぶせるという演出も見られた。パターンはカモフラージュ柄が主流パターンは鮮やかなオレンジを取り入れたカモフラージュ柄が主流。ジャケットやパンツのメインテキスタイルとしてはもちろんのこと、ショルダー、ポケット、裾のワンポイントとしても存在感を放っていた。和田アキ子とのコラボレーションショーの後半には、目玉の一つでもある歌手・和田アキ子とのコラボレーションアイテムが登場。名曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」とゴングを掛け合わせたモチーフを配したコーチジャケットを、パーカーやダッフルコートとレイヤードするスタイルを提案した。"モノづくりで世界チャンピオンに"しかし果たして、手嶋ユキヒロが高校生の時に抱いていた夢とは何だったのか。スポットライトは落とされ、ショーミュージックが鳴り止み、誰もが疑問を拭えぬまま会場を後にしようとしたその瞬間。マスクをかぶった手嶋が会場に現れ、「高校生の自分が叶えたかったこと、それは"世界チャンピオン"になること。プロレスラーにはなれなかったから、モノづくりでそれを達成する」とマイクパフォーマンスで宣言。手嶋の合図で幕が開くと、ギネス記録を更新するという巨大なプロレスマスクが出現し、会場を大いに沸かせての幕引きとなった。
2018年03月23日現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品は、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 映画デビューして59年の吉永さん。’62年の『キューポラのある街』では史上最年少(18歳)でブルーリボン賞主演女優賞にも輝き、日本中に“サユリスト”を生んだ。テレビの大ヒットドラマを映画化した『夢千代日記(’85年)では、広島で胎内被爆した芸者のヒロインを演じた。これを機に、吉永さんのライフワークである原爆詩の朗読の活動が始まる。 それ以前にも原爆をテーマとした『愛と死の記録』(’66年)がある。試写で会社側から『被爆者のケロイドの描写が刺激的すぎる』などとカットを命じられた。それに対して吉永さんたち出演者やスタッフは、撮影所前の芝生で座り込みの抗議をしたという。 「当時から、作品に入り込むたちだったんですね。原爆の悲劇というのを、自分のことのように思いながら撮影にのぞんでいましたから。7年前の、原発事故後の福島に対する社会の反応に似た構図を感じましたね。最近は核兵器禁止条約等にも関心が高まっていますが、もっと語り合っていかなければいけないと思っています」(吉永さん・以下同) 青春時代から現在まで、女優として全身全霊をかけて演じてきた。吉永さんはその思いを、共演する若い俳優たちに、しっかり語り継いでいる。 「お母さん役を重ねることで、『母と暮せば』(’15年)でご一緒した嵐の二宮和也さん(34)、今作の堺さんと、どんどん息子が増えている感じです。もちろん、かわいい娘たちも。石原さとみさん(31)とは『北の零年』で、母娘役でご一緒しました。あのころは、まだ高校生で進路を悩んでいるような話も聞きましたが、いまは堂々とお仕事なさっているし、すっかり女性らしくなりましたね」 今年の石原の年賀状には、「また吉永さんを『母上!』と呼ぶような役をやりたいです」とあったそう。 「満島ひかりさん(32)は、『北のカナリアたち』で、あのサロベツ原野での撮影があって。短いシーンでしたが、事前に現地を見に行ったと聞きました。一つの役に全力投球することの大事さを、私も改めて感じました。若い方の成長を見守るのは本当にうれしいし、お話しする機会があれば必ず、『映画に出続けてくださいね』ということを申し上げています」 来年は映画デビュー60年。今後の抱負を尋ねたとき、思いがけない言葉が吉永さんの口からこぼれた。ほんの1年前には「引退」も頭をよぎっていたというのだ。 「実は、昨年2月に『北の桜守』の撮影が始まる前までは、半分くらいは次の120本という節目で女優のお仕事に幕を下ろそうかということも、考えていたんです。でも、実際に撮影が始まってみると、やっぱり映画の現場はとても楽しくて。それにこんなこともあったんです……」 昨年暮れ、『おとうと』(’11年)や『北の桜守』にも出演している笑福亭鶴瓶(66)の落語会でのこと。 「八千草薫さん(87)にお会いしたんですよ。20代のころに姉妹役で共演して以来です。50年近くたっても、ぜんぜん雰囲気が変わらなくて、かわいい。現役で映画にも出ていらっしゃる。ああ、こんなふうに年齢を重ねていけたらどんなにいいかしら、って思いました」 もう一つは、『夢千代日記』でも共演した樹木希林(75)とのこんな約束だった。 「樹木希林さんと、かねてから『八月の鯨』(’87年)のような映画で共演したいということを話しています。93歳と79歳の女優の共演が日本でも話題になったアメリカ映画ですね。実は去年の暮れにも、希林さんに『ねえ、やろうよ』ってハッパをかけられまして(笑)。まだテーマも決まっていませんが、希林さんもお体を大事にしてくださって、いつか、ご一緒したいと思っています」
2018年03月16日現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品は、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 吉永さんが『北の桜守』に込めた亡き母と祖母への思いを語ってくれた。『北の零年』や『母べえ』(’08年)など、母親役を演じることも多い吉永さん。 「前作『母と暮せば』(’15年)は嵐の二宮和也さん(34)と共演しました。亡霊となって出てきた息子に、『母さん、だめじゃないか』と叱られるような、いわば、はかないお母さんでした。今度のてつは、息子がいじめられていたら『殴り返してやれ』ときっぱり言います。成長したあとも『一人で生きていきなさい』と、突き放す母親なのでその強さをしっかり演じたいと心がけました。私は実生活では母親にはなりませんでしたから、母親役を演じるときは、自分の母のことを思い出すこともあります。私の母親も、やっぱり強い人でした」(吉永さん・以下同) 東京都渋谷区に終戦の年の昭和20年(’45年)3月13日に生まれた吉永さん。直前には東京大空襲もあった大変な時代だったが、病弱な父に代わり、母・和枝さんが3姉妹を守り育ててくれたという。 「私は自宅で生まれましたが、東京大空襲の3日後ですから、ほとんど防空壕で生まれたようなもんじゃないかと。わが家の地域は5月の空襲のほうが激しかったそうですから、乳飲み子を抱えての苦労も相当なものだったはずです。母は次女の私をおぶって神奈川の農家まで行き、自分の着物と食べ物を交換していました。幼い子どもが一緒だと少し分けてもらいやすくなると、後年語っていました」 母親の和枝さんは才能豊かな女性で、もともとはピアニスト志望だった。しかし、父親から音楽学校入学を許されずに、夢を断念していた。 「だから余計に、ぜんぶ、娘の私のほうにいろんな期待がかかったということもあったんでしょうね。母は’05年に亡くなりましたが、まだ自分の中には整理がついていない部分もあります。うちの庭には、桜の木が1本あって、その下で妹とままごとをしたり。それを思うと、桜には不思議な縁を感じます」 そして、『北の桜守』にはこんなエピソードが。 「もう一つ、ご縁という話では、“てつ”というのは、私の母方の祖母の名前と同じです。てつという名前は、激しい性格が出せるんじゃないかと思って、私からこの役名を提案させていただきました。実際の祖母は映画のてつさんとは違い、やさしいおばあちゃんでした。祖父が議員をやったり会社も経営したりして、祖母は苦労していたようです。だから、あの役をやらせていただくのは、天国の祖母へのレクイエムにもなるとの思いもありましたね」
2018年03月16日現在公開中の『北の桜守』(滝田洋二郎監督)で、映画主演作が120本という節目を迎えた吉永小百合さん(73)。この作品は、『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)に続き壮大な北海道を舞台に描かれる“北の三部作”の完結編でもある。 吉永さん演じる“江蓮てつ”は、出征した夫の形見のようにして庭の桜を守っていた。太平洋戦争末期には樺太から息子と共に北海道に引き揚げる。戦後は極貧の生活を送りながらもたくましく生きていく。息子役で堺雅人、その妻に篠原涼子、夫役で阿部寛らが共演している。 映画デビューして59年。節目で支えてくれた“共演者”について、吉永さんは印象に残っているエピソードを語ってくれた。 ’62年の『キューポラのある街』では史上最年少(18歳)でブルーリボン賞主演女優賞にも輝き、日本中に“サユリスト”を生んだ。一方で、20代に入っても、清純派のイメージが消えずに、吉永さんは女優としての方向性に悩み、スランプに陥った。 このころに、共演したのが渥美清さんだった。 「私自身、女優として大人の表現を模索していた時期でした。同時に、テレビにもたくさん出るようになり、心身に疲れがたまっていたのでしょう。あるとき突然、声が出なくなってしまったんです。そんなときに、『男はつらいよ柴又慕情』(’72年)のお話をいただくんです。まず、あの渥美さん独特の淡々としたたたずまいに圧倒されて。そうしたら撮影の合間に、渥美さんがアフリカロケに行ったときの話をしてくださって」(吉永さん・以下同) 《夜空を見上げりゃ、満天の星が無数に瞬いていて、これが降ってくるようでねーー》 「例の名調子で語って、最後に『役者なんて、さだめのないものなんだよ』と。ポツリと、おっしゃったとき、ああ、いまの生活を変えなきゃと思うんです。で、当時、のちに夫となる男性とお付き合いしていたんですが、ちょうど『女性自身』さんに見つかって(笑)。それが逆によかったといいますか、もう結婚するしかないと、私から押しかけて、生活を変えることができました」 山田洋次監督(86)も「とらやに遊びにくるような気持ちで、セットに入ってください」と、温かく受け入れてくれたという。 「このとき感じたのですが、私、山田監督には予知能力があると思っているんです(笑)。というのも『柴又慕情』で演じたのが、当時の私と同じように思い悩んだのちに結婚する女性だったんです。監督に相談はしていませんから、本当に不思議な気持ちでマドンナを演じていました」 15歳年上のテレビ・プロデューサーの岡田太郎さんとの結婚は、渥美さんとの共演のちょうど1年後だった。女優として最もつらい時期を支えてくれた夫との結婚生活は、今年で45年目となる。 「夫は退職後、朝にはコーヒーを入れてくれたり。というのも、私、朝がぜんぜんダメなんですよ、寝坊で(笑)。夜も、彼が好きなワインに合わせた料理を作ってくれたり。結婚当初はお茶も入れない人でしたから、まさかこの年齢になって“主夫業”をやってもらえるとは、本当にありがたいですねえ(笑)」 “寅さん”との出会いや結婚を経て、再び映画への情熱を取り戻した吉永さん。やがて高倉健さんと『動乱』(’80年)で初共演する。 「最新作の『北の桜守』の舞台は北海道ですが、『動乱』でも、北海道ロケの思い出があります。サロベツ原野で、私が長襦袢一枚で雪原に倒れるシーン。昼休みには極寒に耐えられなくて、ロケバスに駆け込みました。ふと外を見ると高倉さんが一人、吹雪の中に立っていらして。二・二六事件の将校の役作りで、ご自分の気持ちを持続させるためだったんですね。この北海道での撮影の日々を通じて、高倉さんの映画作りにかけるストイックな姿勢を見せていただいたことは、その後の私の女優人生でも貴重な体験でした」 名優2人の演技は高い評価を得て、早くも2年後には『海峡』(’82年)で2度目の共演を果たした。 「たしか青森県の竜飛崎での撮影後に、結髪さんの部屋で茶話会みたいになって。すると、高倉さんは前のときとは打って変わって、とても冗舌におしゃべりされてたんですね。ですから、その流れで、高倉さんに『腹筋は1日に何回やれば、その体形を維持できますか』と尋ねたんです。そうしたら、『100回やれば、キープできますね』と。以来36年間、今日まで、私も腹筋100回を続けています。ただ最近は、トレーナーの指導を聞いて、十数回やったら30秒休むという、私なりのやり方に変わりましたが」
2018年03月16日女優の吉永小百合(72)が3月8日、『news every.』(日本テレビ系)に出演。女優として、今なお輝き続ける秘訣を語った。 この日、3月10日公開の映画『北の桜守』で共演した女優の篠原涼子(44)との対談インタビューで出演。今作で映画出演が120本目の吉永が今なお輝ける秘訣を聞かれると「とにかく健康で、元気で、画面に出てるってことが大事だと思って」と最近ジム通いをしていることを告白した。 「最近はやっぱりジムでバーベルを持ち上げたりとか、そういうことをやって、まだ25kgぐらいですけど……」と続けると、隣の篠原は「えっ!? 25kgって結構なものですよね……」と驚愕。「いいえ、全然それは初級なんですけどね」と吉永が断りを入れるも、「初級なんですか……」となお驚きを隠せない様子だった。 ちなみに、7歳男子の平均体重は24.1kg(平成29年度学校保健統計調査より)。小学校1年生の子どもほどもあるバーベルを72歳の吉永が持ち上げるとなれば、篠原が驚くのも無理はないだろう。 また今後やってみたいこととして「スポーツの数を増やしたい。テレビ見てたら空手がね、結構かっこいいんですよね。パンパーン!とね、やりたいなって…」と抱負を語った吉永。 篠原は「それ以上増やしちゃうんですか!」と、さらに驚きながらも、「いつも前を向いて、何かがないかしらっていつも思っている、そういう人間に私もなりたいです。全部同じことをやってみたいです。そしたら少し近づけるかなって(笑)。だから、1週間くらいまず一緒に住んでみたいです」と憧れの視線を向けていた。 挑戦し続けるその姿勢こそ、吉永が輝き続ける秘訣なのだろう。
2018年03月08日吉永小百合(72)が、3月6日に放送される「マツコの知らない世界」(TBS系)にゲスト出演。司会を務めるマツコ・デラックス(45)と吉永の共演は、今回が初めてとなる。 同番組ではマツコが、ある“世界”に人生を捧げたスペシャリストを招いてトークを繰り広げる。そして今回は「吉永小百合の世界」と題し、吉永自らが語り尽くす。 「(吉永と)お会いしないままでいたかった……」 収録まで、そう考えていたことを番組冒頭で告白したマツコ。しかし徐々に打ち解けていく中で、2人が見つめ合った瞬間に「忘れかけていた男の部分が……」と思わず本音を漏らしてしまう。 3月10日公開の「北の桜守」で映画出演120本の節目となる吉永。同番組では1年に16本もの映画に出演していた当時の多忙ぶりから、映画で図らずも奪われたファーストキスの話まで語るという。さらに人生を変えた結婚についてや妻としての思いも明かし、その内容は多岐に渡る。 収録後、同番組をみていることを告白した吉永。毎回特殊な世界の話を聞かされるマツコに「大変そう」と気遣いを見せた。 「私も、どんなことでもお話しするつもりでいたので、マツコさんにお会いできると思ったら昨日は緊張して眠れませんでした。いざお会いしたらとても優しい方で、今日は全てを委ねられたと思います」 マツコと吉永の共演はもちろんのこと、普段バラエティに出ることのない吉永の“素顔”が垣間見られる同番組。Twitterは“騒然”としている。 《わああすごい……!!必見だ……!!》《マツコの知らない世界吉永小百合出るの楽しみでしかない》《マツコ・デラックスさんと吉永小百合さんのツーショットめっちゃいいね》 マツコは「間違いなく今日、日本の頂点に触れた気がしました。おそらく小百合さん以上の方は、この番組にご登場いただけないと思うので最終回のつもりで臨みました」と収録後、興奮気味に明かしている。放送当日が楽しみだ。
2018年02月26日女優の吉永小百合(72)が2月20日、都内で行われた主演映画「北の桜守」(滝田洋二郎監督、3月10日公開)の舞台あいさつに出席した。 イベントの冒頭、吉永は18日に行われたスピードスケート女子500メートルで金メダルを取った小平奈緒(31)に言及。「正座して拝見しました。素晴らしかったです」と小平を称賛し、「(映画の)公開まであと18日、よし、私も頑張るぞという思いになりました」と自身を鼓舞した。 「吉永さんの取材をすると、原稿を書きやすいし見出しも立ちやすいんです。なぜなら毎回、その時々の話題のトピックを盛り込んだコメントをしてくれるからです。吉永さんご自身はイベント直前まで何を話せばいいか真剣に考え込んでいるらしく、その努力には頭が下がります」(イベントを取材した記者) 16年3月には転倒によって左手首橈骨を骨折していたにもかかわらず、都内で行われた「日本アカデミー賞」の授賞式にギプスをして出席。同イベントで司会を務めていた西田敏行(70)が頸椎を亜脱臼したことを公表済みだったことを引き合いに、「西やんも首を痛めていらっしゃるので、私も一緒に痛みを分かち合おうと思って……。滑って転んで手首を骨折してしまいまして、ごめんなさい」と冗談交じりに謝罪。翌日、各メディアで大々的に報じられた。 「演技は当たり前ですが、“コメント力”も超一流。人柄はもちろんのこと、そうした細やかな気配りがみんなから愛されているんです」(芸能デスク) 今後も、その言動が大いに注目されそうだ。
2018年02月22日3月10日公開の映画『北の桜守』の公開記念イベントが20日、東京・丸の内TOEIで行われ、主演の吉永小百合をはじめ、子役の土屋慶太、三谷麟太郎、大竹悠義、山崎光が出席した。吉永小百合120本目の出演作となる本作は、『北の零年』(2005年)、『北のカナリアたち』(2012年)に続く、"北の三部作"最終章となる一大巨編。北海道を舞台に、戦中から戦後という激動の時代を懸命に生き抜いた親子の物語を描く。公開まで3週間を切ったこの日は、主演の吉永小百合が登壇して公開記念イベントを実施。本作の宣伝活動は既にスタートしており、1月半ばには広島、福山、姫路を佐藤浩市とまわったそうで「夜のお食事をご一緒させていただき、三國連太郎さんのお話を懐かしそうにしてくださいました。息子さんも俳優におなりになり、そうやって俳優の道を受け継いでいくのは素敵だなとしみじみ思いました」とコメント。また、直近では息子役の堺雅人と大阪での宣伝活動で一緒だったといい、「堺さんは本当に真面目で秀才。一緒にテレビに出演してもきちんとお答えになりました。でも堅苦しいお方ではないので、とても楽しい思いをしました」と満足げだった。その吉永は、劇中で祖母と同じ名前でもある"てつ"を熱演。「私が18~19歳の時に祖母と一緒に住んでいて、いつも美味しいオニギリを作って私を撮影に送り出してくれました。とても優しい祖母で、この映画の私の役は逞しい役ですが、私のおばあちゃんはどちらかというと優しすぎて旦那さんに翻ろうされた可哀想な一生だったと思います」と明かしつつ、「そのおばあちゃんのことを思い出して、てつを演じさせてもらいました。きっと天国から見てくれているのかもしれませんね」と笑顔を見せた。イベント中には、吉永がこれまで出演した過去の作品についても言及。1980年に公開され、高倉健さんと初めて共演した『動乱』の話題となり、「稚内の近くにあるサロベツ原野で3月初めに撮影し、高倉健さんと初めて共演しました。高倉さんは『八甲田山』の後の撮影で、寒いところも平気で陸軍将校の格好をして立っていました。私はお昼にバスの中でカレーなどを食べていましたが、高倉さんは外で食べていらっしゃいました。今も思い出しますね」と懐かしそうに振り返っていた。映画『北の桜守』は、3月10日より全国公開。
2018年02月21日吉永小百合(72)が大阪市内で行われた映画「北の桜守」の取材会に2月15日、共演の堺雅人(44)と共に出席した。 今作は05年の「北の零年」、12年の「北のカナリアたち」に続く“北の三部作”完結編。北海道を舞台に壮大な人間模様を描いており、吉永と堺は親子役を演じている。 「堺さんにはとても嫌われてしまって……」 吉永から意外な一言が飛び出した。そして、こう続けた。 「(堺の)ご出身が宮崎で、私の父は鹿児島。『なんで“南の三部作”じゃないんですか』と言われました」 吉永から北海道ロケにクレームをつけたことを暴露された堺。しかし慌てて訂正する姿からも、仲睦まじい現場の雰囲気がうかがえた。 実はこの2人、11年のアニメ「手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ!美しく-」でも親子役を演じていた。当時堺は吉永の演技を「心に染み入るような芝居」と表現。また吉永も「お母さん冥利に尽きる」と“母”になりきり、寄せていた。 3日、ロケ地である稚内にて開かれた「北の桜守」先行上映会でも吉永はロケを振り返り、堺がウニをたくさん食べていたことを嬉しそうに明かしていた。スクリーンの中でも外でも、2人は“親子”のようだが――。 「途中から母親なのか恋人なのか分からなくなることもあって、この関係性には名前をつけなくてもいいんじゃないかと」 1月の舞台挨拶で、堺はこう語っている。これからも“親子”以上の仲睦まじい共演に期待したい!
2018年02月16日“北の三部作”最終章を飾る一大巨編『北の桜守』の公開を記念して、「映画女優 吉永小百合」と銘打ち、吉永小百合出演の過去の名作を2月17日(土)より一挙上映することが分かった。吉永さんは1959年の映画初出演以来、数々の作品に出演してきた唯一無二の映画女優。『北の零年』『北のカナリアたち』に続く“北の三部作”最終章である今作は、大戦末期から高度経済成長期という激動の時代を生き抜いたある“親子の物語”。厳しくも温かく息子を守る母・江蓮てつを好演した吉永さんは、自身120本目の映画出演作となった。そんな本作の公開を記念して、今回吉永さん出演の作品群から選りすぐりの6本を上映することが決定。ラインナップは以下の通り。■『動乱』第1部 海峡を渡る愛/第2部 雪降り止まず1980年公開の森谷司郎監督作『動乱』。2部構成で描かれ、高倉健と吉永さんが共演を果たしたほか、桜田淳子、志村喬、田村高廣らが出演している。■『天国の駅』1984年公開、出目昌伸監督作『天国の駅』。戦後初の女性死刑執行者をモデルに描き、吉永さんのほか、西田敏行、三浦友和、津川雅彦ら名優たちが出演する。■『長崎ぶらぶら節』2000年に公開された、「事件」シリーズや「あ・うん」の深町幸男監督作『長崎ぶらぶら節』。共演には高島礼子、原田知世、渡哲也らが名を連ね、主演の吉永さんは第24回日本アカデミー賞や第43回ブルーリボン賞なども受賞した。■『北の零年』『世界の中心で、愛をさけぶ』『ピンクとグレー』の行定勲が監督を務めた『北の零年』(2005年)。豊川悦司、石原さとみ、渡辺謙、柳葉敏郎、香川照之ら豪華キャストが集結している。■『北のカナリアたち』阪本順治が監督を務め、作家・湊かなえの「往復書簡」を原案とした2012年公開の『北のカナリアたち』。東映が創立60周年記念作品として製作され、吉永さんが主人公の小学校教師・川島はるを演じるほか、柴田恭兵や仲村トオル、里見浩太朗、森山未來、満島ひかりらが出演した。日本最北の地である利尻島・礼文島。20年前に一人の女性教師と生徒6人の間に起こった“ある転落事故”を軸に、双方の思いが複雑に絡み合いながら、当時明かされることのなかった謎と真実が、一つの衝撃的な結末を導き出す――。■『ふしぎな岬の物語』2014年に公開、吉永さんが『孤高のメス』『八日目の蝉』の成島出監督と共に初めて企画も手掛けた主演作。作家・森沢明夫の小説を基に映画化したもので、のどかな太陽と海に抱かれた岬村の先端に佇む「岬カフェ」を舞台に、店主の悦子とカフェに集う人々の温かいドラマを描き出し、阿部寛、竹内結子、笑福亭鶴瓶らが共演。また本作は、第38回モントリオール世界映画祭で「エキュメニカル審査員賞」と「審査員特別大賞グランプリ」のW受賞という快挙を成し遂げた。のどかな太陽と海に抱かれて、時代に流されることなく、どこか懐かしさの漂う岬村。その岬の先端で、柏木悦子(吉永さん)は長年、小さなカフェを営んできた。悦子のいれる、とびきりおいしいコーヒーと、和やかな語らいを楽しみに、店に集う人々との交流を通して、当たり前すぎて忘れてしまいがちな、世の中の不思議や人と人との絆が、なめらかに紡ぎ出されていく――。名作揃いのラインナップで贈る「映画女優 吉永小百合」特集上映。上映劇場は、東映公式Webサイトにてチェックしてみて。「映画女優 吉永小百合」特集上映は2月17日(土)~3月9日(金)丸の内TOEIほか全国にて上映(※上映作品・日程は各劇場により異なる)。『北の桜守』は3月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:北のカナリアたち 2012年11月3日より全国にて公開(C) 2012『北のカナリアたち』製作委員会
2018年01月13日女優の吉永小百合が1月4日(木)、都内で行われた主演作『北の桜守』の完成報告会見に出席した。日本映画界を代表する吉永さんにとって120本目の出演作。「よくここまでやってこられた」と感慨深げに語り、スタッフや共演者に対し、感謝を示した。■吉永小百合、『北の桜守』に強い手応え「大事な作品になった」戦中から戦後にかけ、極寒の北海道で懸命に生き抜いた母子の30年にわたる葛藤と軌跡を描く本作。『北の零年』(行定勲監督)、『北のカナリアたち』(阪本順治監督)に続き、北海道を舞台にそこで生きる人々を描いた“北の三部作”の最終章にあたる。北の大地で力強く生きる母親を演じた吉永さんは、「とても難しい役だった」と回想。それだけに、「皆さんに支えられ、大変な撮影を乗り切ることができた。いまはホッとしているし、大事な作品になったと思います」と強い手応えは十分だ。■息子役の堺雅人、吉永さんは「すてきな大先輩です!」完成報告会見には吉永さんをはじめ、共演する堺雅人、篠原涼子、岸部一徳、滝田洋二郎監督が出席。吉永さんと親子役で共演した堺さんは、「吉永さんのひたむきさ、何事にも一生懸命にぶつかる姿に感動しました。すてきな大先輩です!」と敬意を示し、「44歳になりましたが、まだまだ一生懸命さが足りないなと思う」と背筋を伸ばした。また、「すっと役に入り込めた」(吉永さん)、「そばにいるだけで幸せ」(堺さん)と共演をふり返った。■共演者が明かす“スター・吉永小百合”の意外な一面は?「吉永さんとご一緒できるなんて、夢にも思っていなかった」と感激するのは、篠原さん。「すごくスポーツがお好きで、プロ顔負けのアスリートぶりに驚かされました。私も触発されたので、何か始めようかなと思う」と吉永さんの意外な一面を明かすと、吉永さんは「じゃあ、同じジムに行って、一緒にプールで泳ぎたいですね」と早速“お誘い”していた。また、岸部さんは「吉永さんは“スター”ですけど、現場ではそういうことを一切出さず、役にしか見えない。俳優はこうあるべきだなと、いつも思う」と話していた。『北の桜守』は2018年3月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月04日吉永小百合主演で贈る、北の三部作最終章『北の桜守』。すでに堺雅人、篠原涼子、阿部寛、佐藤浩市ら豪華俳優陣が集結している本作だが、この度本作をさらに盛り上げるキャストとして、安田顕、野間口徹が出演していることが分かった。本作は、終戦直後の北の大地で懸命に生きた母と子が、長年にわたる別離を経て、家族の記憶を巡る旅に出る物語。今回新たに発表された安田さんが演じるのは、堺さん扮する修二郎の同級生で、少年時代に修二郎をいじめていた過去がある杉本久。今作で共演シーンはないものの、吉永さんにとって120本目という作品に出演することを尋ねられると、「日本映画界の歴史を作られてきた方と、その方が主演される作品にこうして同じスクリーンに出させていただき、本当に光栄なことだなと思います」とコメント。そして、野間口さんは、修二郎が日本で開業したミネソタ24の社員で、社長である修二郎をサポートする木村学を演じる。また安田さんは、アメリカ帰りの修二郎を訪ねた際「What can I do for you?」と聞かれて戸惑うというシーンで、「ホッケ?ホッケがどうしたって?」という北海道人らしいアドリブで応戦。カット後にほかのキャストやスタッフを爆笑させていたという。そして野間口さんも、稚内での撮影では初夏の東京から移動してきたため油断したのか、寒空の北海道に短パン姿で現れ、堺さんにからかわれるなど、独特の空気感で現場を盛り上げていたようだ。2人のキャスティング理由についてプロデューサーは、「これまでの出演作を見ていて、それぞれの役のイメージにぴったりだなと思いましたし、実力派のお2人だったので、ぜひ、お願いできればと思いました。撮影を終えて、滝田洋二郎監督もお2人の演技を絶賛していました」と語っている。『北の桜守』は2018年3月10日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月10日ユキヒーロープロレス(YUKIHERO PRO-WRESTLING)の2018年春夏コレクションが2017年10月21日(土)、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。チアガール達と亀の戦隊ヒーローであるミュータント・タートルズのダンスで始まったショー。亀が一面に敷き詰められた柄をシャツやショートパンツ、ブラトップなどに展開。また、亀の顔を並べた柄の浴衣も登場した。アメコミ風のアイコンと相まって、一風変わった和のテイストを提案。スタイリングは、パーカーとレイヤードしたものが多数登場。セットアップと合わせて、フォーマルなアイテムも一気にカジュアルな印象に。腰から垂れ下がったロングベルトも、スタイルによりラフさを加えていた。ピンク、ゴールド、シルバーのラメで作られたオールインワンなど一目で目を引くルックから、ワンポイントのデニムオールインワンまで展開。覆面のアイコンや“YHP”の英字ロゴを施し、落ち着いたカラーのアイテムも斬新なデザインに。ラストは、大きな甲羅を背負い、もはや亀そのものになることができるルックが登場。デザイナー・手島ユキヒロの小中学生時代からの夢だったというタートルズとのコラボレーション。次のシーズンでは高校生の頃の夢を叶えることを堂々と宣言し、早くも2018年秋冬コレクションに期待が高まるショーであった。
2017年10月24日『おくりびと』の滝田洋二郎監督のもと、吉永小百合が主演を務める映画『北の桜守』。吉永さんにとって120本目の出演作となる本作から、“息子”役の堺雅人や、その妻役の篠原涼子、岸部一徳、笑福亭鶴瓶、阿部寛、佐藤浩市が姿を見せる本予告が公開された。構想7年、物語の舞台・北海道を中心にロケーションを敢行した本作は、7月12日に無事クランクアップを迎え、現在、鋭意編集作業中という。そしてこのたび、豪華キャストが勢揃いする予告編が完成。吉永さん演じる母・てつと、堺さん演じる息子・修二郎の親子の物語を中心に、さまざまな人間模様を映し出している。まずは終戦直後1945年の8月、ソ連軍の侵攻が起こる。江蓮てつは息子2人と共に南樺太を脱出し、決死の思いで北海道の網走へと辿り着いた。そんな満身創痍の親子を待ち受けるのは、意識を失うほどの厳しい寒さと飢餓。その中を懸命に生き抜いていく親子とともに、てつの夫・徳次郎役の阿部さん、そして、闇米屋として貧困にあえぐ江蓮親子に仕事を与える菅原信治役の佐藤さんの姿が見える。1971年、成長した次男の修二郎は米国で成功し、日本初のホットドックストアの日本社長として帰国。15年ぶりに網走を訪れた。そこには長男の姿はなく、1人、夫を待ち続けながら慎ましい生活を送る年老いたてつの姿があった。修二郎はてつを札幌へと連れ帰り、共に暮らし始めるが…。1人、網走に戻ろうとしたてつのために、修二郎は母と2人で、北海道の大地を巡る過去への道行を始める。満開の桜、母が「憶えてるよ」と語る古びた駅。「親子で旅行って、うらやましいですな」と声をかけるのは、居酒屋「たぬき」の主人を務める鶴瓶さん。だが、どこか堺さん演じる修二郎は、母を気にかけている様子だ。北へ、北へと記憶を辿る親子の旅。「思い出しちゃいけない!」息子が必死の思いで叫ぶ、禁断の記憶とは…?激動の時代、北の大地を懸命に生きた“親子の物語”に、心を奪われる映像となっている。『北の桜守』は2018年3月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月03日園子温監督のAmazonオリジナルドラマ「東京ヴァンパイアホテル」などに出演する桜井ユキが映画初主演を務め、彼女の恋人役として高橋一生が共演する『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリーピング ビューティ』(リミスリ)。このほど、新進気鋭監督・二宮健の感性がさらに炸裂する予告第2弾と、共演キャストたちをとらえた場面写真が公開された。中学時代から40本以上の自主映画をつくり続け、今年は“演出とは何か”を虚実を交えて描いた『MATSUMOTO TRIBE』も劇場公開された新鋭・二宮監督が、ついに商業映画デビューを果たす本作。このたび解禁される映像は、劇場用予告として劇場でしか見ることができなかった予告映像。約2分という時間で、より深く『リミスリ』の世界観と物語を表現した映像となっている。特に、現実と妄想の世界を行き来する桜井さん演じる主人公・オリアアキと、高橋さん扮する恋人・カイトとの激しくも美しく、儚げなラブシーンの数々は見逃せない。二宮監督自らの編集によって作られた予告映像は、現実と妄想の目まぐるしい交錯を、まるで1本のMVのようにスタイリッシュで色彩豊かな映像美で描き出し、独創性あふれる感性を見事に表現。映像の最後は、「それでも世界は素晴らしい」というカイトの意味深な言葉で締めくくられているのも気になる。さらに、映像中にも印象的に登場するキャストたちの新たな場面写真6点が、一挙に公開。注目は、謎めいたピエロの扮装が目に焼きつく古畑新之、クラブのバーテンとして登場する成田凌、そして、華やかな赤の色彩で華麗なるマジックのMC役を見せてくれた満島真之介の登場シーン。何が妄想で、何が現実なのか。観る者をますます混乱と高揚に誘い込む予告映像を、ここから確かめてみて。『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリーピング ビューティ』は10月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月27日映画初主演ながら鮮烈な演技を披露する桜井ユキと、その恋人役を高橋一生が演じる話題作『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリービング ビューティ』。この度、本作の予告映像とポスタービジュアルが到着した。今回公開された予告編は、桜井さん演じるアキの思考に存在する現実と妄想が交錯する、スタイリッシュ感MAXな映像。本作の監督・二宮健自らが編集したこだわりの映像となっており、アキの「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」という言葉で締めくくられる。一体何が妄想で、何が現実なのか…?またあわせて、アキが仮面をつけた姿、高橋さん演じるアキの恋人カイトとの未解禁の写真に加え、カイトがカメラを構えるビジュアルがコラボされているポスタービジュアルが公開。仮面を装着することは、外見を隠す意味だけにとどまらず、内面をも包み隠してしまい、さらに、自らを覆うことで別人になり得る効果も。まさに、「現実」と「妄想」を繰り返すアキを象徴するようなビジュアルとなった。『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリービング ビューティ』は10月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2017年08月31日女優・桜井ユキ主演、高橋一生出演の映画『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY -リミット・オブ・スリーピング ビューティ-』(10月21日公開)の場面写真が17日、公開された。同作は映画監督・二宮健が2014年に発表した『眠れる美女の限界』をベースにセルフリメイクした作品。29歳の売れない女優・オリアアキ(桜井)は、上京した際にサーカス団を営むカイト(高橋)に出会い、マジシャンの助手として催眠術にかかるという演技を続けるうちに、いつしか現実と妄想の境界が破たんを迎えようとしていた。2つの世界の境界が壊れようとしたとき、アキの人生再生がはじまる。今回公開された場面写真では、アキとカイトの幻想的なキス寸前シーンや仮面をつけたアキの姿、CDを片手に雰囲気たっぷりのカイトなど、魅力的なシーンが切り取られた。二宮監督は、桜井について「桜井さんなら、華やかでパワフルな新しいオリア・アキを創り上げてくれると確信しました」と太鼓判。また、高橋について「カイトというキャラクターは、存在しているだけで大きな説得力を感じる方に演じて欲しいと思っていました。一生さんの名前を聞いたとき、想像以上の化学反応が起きるのではないかと胸が躍りました」と印象を語る。さらに監督は「一生さんは、カイトという行間が多いキャラクターを完璧に理解し、完全に自分のものにして、奥行きと絶大な魅力を創り上げてくれました。ラストシーンの撮影では、カイトが魅せる優しさと切なさに、本番中ながら涙が出ました。あんな経験は初めてでした」と撮影を振り返った。(C)2017 KingRecords
2017年08月17日新進気鋭の女優・桜井ユキを主演に、2017年のブレイク男子・高橋一生を彼女の恋人役に迎えた『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYーリミット・オブ・スリーピング ビューティー』。解禁情報があるたびにネットやSNSがザワつく本作から、2人の寸止めキス写真を含む、待望の場面写真第1弾が公開された。小さなサーカス団でマジシャンの助手をしているオリアアキ、29歳。女優を夢見て上京してから10年…生きる目標すら見失いモラトリアムな日々を繰り返していた。そんな中、ステージの上で催眠状態を演じているうちに妄想と現実の境界が揺れ、やがてアキの精神状態は、現実と妄想の2つの世界を行き来するうちに摩耗していき…。主人公オリアアキを演じるのは、石井岳龍、園子温、三池崇史といった日本の映画界が誇る鬼才監督の作品に立て続けに出演する桜井さん。本作で映画初主演を果たし、鮮烈な演技を披露する。そして、オリアアキの恋人・カイトを演じるのは、いま最も女性たちの熱い視線を集める高橋さん。スタイリッシュな映像美の中で、ひときわ優しい華を添える存在としての魅力を見せつける。また、舞台「海辺のカフカ」(蜷川幸雄演出)での繊細な演技が記憶に新しい古畑新之や、蜷川演出の舞台に数多く出演している新川將人、河瀬直美監督『2つ目の窓』で主演を務め、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」でも注目を集めた阿部純子、劇団「ハイバイ」の舞台をはじめ、演劇界でも大注目の川面千晶。さらに、成田凌、満島真之介といまをときめく若手注目株の俳優陣も華を添えている。このたび、初の商業映画となる二宮健監督が描き出した独特の色彩美が特徴的な本作から、メインビジュアルとしてセレクトされたのは、アキ役の桜井さんと恋人・カイト役高橋さんの、キス一歩手前の美しい1点。「この寸止め感がたまらない!!」と、いまにもファンからの悲鳴が聞こえてきそうな1枚となっている。そのほか、主人公アキが魅惑的な視線を投げかける意味深な写真2点と、カイトのキャラクターが垣間見られる2点の写真が公開。アキにとって、何が現実で、何が妄想なのか!?ますます観る者を困惑させる写真ばかりとなっている。『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTYーリミット・オブ・スリーピング ビューティー』は10月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年08月17日本作で映画初主演を果たす桜井ユキと、上半期最もブレイクした俳優といえる高橋一生が出演する、監督・二宮健の商業映画デビュー作『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY-リミット・オブ・スリービング ビューティ』より、物語の軸となる登場人物のキャラクター写真が初公開された。小さなサーカス団でマジシャンの助手をしているオリアアキ、29歳。女優を夢見て上京してから10年。サーカスに入団した頃は若く美しかったアキも、30歳を目前に、生きる目標すら見失いモラトリアムな日々を繰り返していた。アキはステージの上で、マジシャンの催眠術にかかるふりをする。体を浮かされ、剣に刺され、催眠状態を演じているうちに妄想と現実の境界が揺れる。自分が生きてきた人生の軌跡。過去の疑問と屈折が彼女の中を駆け巡る。やがてアキの精神状態は、現実と妄想の2つの世界を行き来するうち、徐々に摩耗していくのだった。そして2つの世界の境界が壊れようとしたとき、アキの人生再生がはじまる…!?主人公オリアアキを演じるのは、石井岳龍、園子温、三池崇史といった日本の映画界が誇る鬼才監督の作品に立て続けに出演する注目女優のひとり、桜井さん。オリアアキの恋人・カイト役には、いま最も女性を熱くする男として大注目の高橋さんがキャスティング。そして、謎のピエロを演じているのは、蜷川幸雄演出「海辺のカフカ」での繊細な演技が記憶に新しい古畑新之だ。そのほか、佐々木一平、新川將人、成田凌、山谷初男、満島真之介らが出演する。この度、意味深なキャラクター写真初解禁!写し出されるのは、現実と妄想の目まぐるしい交錯を描く本作の主人公オリアアキ。生きる目標を見失い、空虚感漂うアキとは対照的な恋人カイト。カイトは、そんなアキを優しく包み込むような表情を見せている。果たしてこの2人に何が起こるのか…。さらに、謎のピエロもお披露目。一体彼は何者なのか!?過去と現在、現実と妄想…観る者を縦横無尽の世界に引き込み、その視線をはずさせない力強い映像で綴り、人間の根源に迫る骨太のヒューマンドラマが誕生する。『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』は10月、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月31日「いっぱい楽しんで、幸せ感を出さなければと思って、大切に演じています」 そう話すのは、女優・吉永小百合(72)。自身の映画出演120作目となる主演作品『北の桜守』(’18年3月10日公開)の撮影現場。『北の桜守』では、終戦直後に故郷の樺太をソ連の侵攻で奪われた女性とその息子たちが、激動の戦中・戦後を生き抜く姿が描かれる。 この日は本作で唯一といってもいい“幸せなシーン”とあって、吉永は撮影中も待ち時間も幸福感あふれる和やかな表情。夫役を演じる阿部寛(53)に“お姫様抱っこ”される場面では、軽々と抱き上げられていた。 「阿部さんに抱えていただいて幸せです」(吉永・以下同) 撮影地の北海道は、自身で「北海道オタク」と語るほど、好きな土地。『北の零年』(’05年)、『北のカナリアたち』(’12年)などを撮影したなじみ深さもある。 「日活時代の15歳のころ、撮影のために、初めて飛行機に乗ってやって来たのが北海道。そのころはホームシックで泣いていましたけどね(笑)」
2017年07月07日戦後の貧しさと飢えに苦しみながら、極寒の北海道で懸命に生き抜いた親子が、十数年の空白を経て再会し、失われた記憶をめぐる旅を描く、吉永小百合の120本目の出演作となる映画『北の桜守』。この度、本作の撮影現場から撮影の模様が到着。母の日には、吉永さんへ篠原涼子と堺雅人からお花のプレゼントがあったと明かし、「子どもがいなくても、究極の母という役を演じていられる。自分は母親ではないのに、本当にこういう仕事をしていてよかったという思いがします」と喜びを語っていた。1945年、南樺太に一輪の桜が咲いた。やっと咲いたその花は、江蓮てつたち家族にとって希望の花のはずだった。その年の8月、ソ連軍の侵攻が起こる。てつは息子2人と共に樺太を脱出。決死の思いで北海道の網走へと辿り着く。そんな満身創痍の親子を待っていたのは、想像を絶する過酷な生活だった。意識を失うほどの厳しい寒さと飢餓、その中を親子は懸命に生き抜くのだった。1971年、成長した次男の修二郎は米国で成功し、日本初のホットドックストアの日本社長として帰国。15年ぶりに網走を訪れた。そこには長男の姿はなく、一人、夫を待ち続けながら慎ましい生活を送る年老いたてつの姿があった。修二郎はてつを札幌へと連れ帰り、面倒をみる決意をする。息子夫婦と暮らし始めたてつだったが、薪を使い米を炊き、近所から苦情を受けたり、金を払わず八百屋から葱を持ち去ろうとするなど、徐々に不可解な行動が目立つように。年老いたてつは、戦禍によるPTSDの後遺症に陥っていた。そして、てつ自身もその変化を自覚していく…。そんなある日、てつが突然姿を消す。立派になった修二郎に迷惑をかけたくないと思い、一人網走に戻ろうとしたのだ。だが網走の住宅はすでに取り壊されており、帰る場所を失ったてつ。てつのために一緒に寄り添いたいと思う修二郎。2人は北海道の大地を巡る過去への道行を始める。その旅は、親子の抱える禁断の記憶の扉を開けてしまうのだった――。本作は、北海道を舞台にそこで生きる人々を描いた、2005年公開の行定勲監督作『北の零年』、阪本順治が監督を務め、湊かなえの「往復書簡」を原案とした2012年公開の『北のカナリアたち』に続く“北の三部作”最終章。本作は、『おくりびと』の滝田洋二郎監督が手掛け、主演の吉永さんが江蓮てつ役を演じるほか、てつの息子で大人になった修二郎役を堺さん。そのほか篠原さん、佐藤浩市、阿部寛ら日本映画を代表する豪華俳優陣が参加している。2月に北海道・網走でクランクインし、現在「春パート」を東映東京撮影所や関東近郊にて撮影されている本作。今回到着した写真は、吉永さん演じるてつが、息子・修二郎とその妻・真理(篠原涼子)を想い、昔作ったおにぎりを握るシーン。てつはもともと、アメリカへ渡った息子と離れて暮らしており、網走でひとり食堂を営みながら生活していたという設定。おにぎりは馴染みのある三角形ではなく、当時の母親が握るおにぎりの主流であった太鼓型のおにぎりを再現。このシーンのために吉永さんは、約1か月前におにぎりの握り方を料理学校の先生に教わり、握る姿を動画に撮った映像などを見ながら、自宅で練習を積んだそう。その結果、プロ顔負けの腕前を披露している。また、ビジネスを学びに渡米した修二郎が帰国し、開店した日本初のホットドックストア“ミネソタ24”の前(現在のコンビニのはしり)にて、吉永さん、堺さん、篠原さんがいくつかの質問にも答えてくれた。ミネソタ24は70年代の北海道・札幌にある狸小路商店街に位置する設定。本作では、東映東京撮影所内に全長65mの巨大なオープンセットを作り、70年代の狸小路の雰囲気を再現させた。主演の吉永さんについて堺さんは、「僕は初めてご一緒させていただくので、どんな方だろう?と非常に楽しみにしていたのですが、今日も一緒に芝居しながら見とれるというと、ちょっとおかしいんですが、見入ってしまいました。セリフのない間がどれだけあってもお芝居が成立するので、ずっと見ていられます。まるで引き込まれるようです」とコメント。同じく共演を喜ぶ篠原さんは、「こんな場所でいうのも変なんですが、とてもお綺麗で…そして、毛穴がないんです!どうしたらそんなにきれいなお肌でいられるんだろうと思います。また、元気でエネルギッシュで、アクティブですし。一緒にお話をしているだけで、こちらもエネルギーをいただけるようなすごくエネルギッシュな方。絶対なれないですけど、生まれ変わったらこういう方になりたいです。一日でいいからなってみたい」と印象を語ると、吉永さんは「逆!逆です!涼子さんみたいにパンツスーツでぱっぱって歩くようなそんな役もやってみたい。本当にかっこいい方で。今回、堺さんもそうですけど、ご一緒させていただけるのを、わくわく楽しみにしておりました」と話した。公開された写真にもあったおにぎりを握るシーンについて吉永さんは、「150個くらいは握りましたね。スタッフに毎晩食べさせて、スタッフがおにぎり中毒で嫌になるんじゃないかなって心配しています」と明かし、「これだけおにぎりを作ったし、作ったものをみんながおいしいって言ってくれるので、おにぎり屋もいいかなーって。引退後はそんな気がしています。楽しいです」とコメント。本作をこれから観る観客へ向け、「活力が生まれるような作品になっているのではないかなと思います。ぜひ若い方から様々な方々に見ていただきたいなと思います」(篠原さん)、「いろんな要素がある映画なんですけど、日本の何十年かのうつろいの中で、生きてきた人たちのことをこの映画を通じて思っていただけたら」(吉永さん)と呼びかけた。『北の桜守』は2018年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年05月17日ユキヒーロープロレス(YUKIHERO PRO-WRESTLING)が2017-18年秋冬コレクションを水道橋・レブリチャル(ユキヒーロープロレス直営店)で2017年3月25日(土)に発表した。『誰かのヒーローになれる服』をコンセプトに「ヒーロー」と「プロレス」をデザインのモチーフとしたコレクションを毎期展開しているユキヒーロープロレス。今回のコレクションはブランド初となる直営店のプレ・オープンと同時に行われた。当ショップは2017年4月27日(木)より営業を開始する。開場から開演までの30分間、会場内にモデルの3人が不動で佇む。開始時刻と同時に「システム エラー」の警告音が流れ、インスタレーションがスタート。モデルたちが動き出し、ユキヒーロープロレスの世界観一色に染まった空間でパフォーマンスを行った。今回の目玉は『サイボーグ009』と『マジンガーZ』とコラボレートしたアイテム。「ヒーロー同士が戦い、和解し、色々ありながらも共に日々を過ごしていく様子を表現したい」と語るデザイナーの手島ユキヒロ。『サイボーグ009』のキャラクターたちが登場するテキスタイルは、彼らが穴から覗いて様子を窺っているところをイメージしたという。ローンチされたコラボレーションアイテムは、「ロケットパンチ」とのアップリケを施した帽子、各キャラクターとプロレスラーのイラストを用いたシャツ・ウィンドブレーカー、『マジンガーZ』を全面にプリントしたレザージャケットと多岐に渡る。『マジンガーZ』の作者、永井豪の作家活動開始50周年を記念した西武百貨店でのイベントですでに販売されているものも。もちろんブランドらしいプロレスモチーフの作品も健在。プロレス用のマスクをディフォルメし、トップにあしらったスリッポンやステッチがマスク柄になっているダウン、「ユキヒーロープロレス」をロゴ化したエコバックなど、ポップでコーディネートのはずしに使えそうな個性的なアイテムが揃った。
2017年03月28日俳優・船越英一郎主演のテレビ東京系ドラマシリーズの完結編『刑事吉永誠一ファイナル』(12月28日 21:00~22:50)が放送されることが9日、わかった。同作は2004年にスタートして以来12年続く人気シリーズで、これまでに『水曜ミステリー9』枠で全13作(最高視聴率14.9%)を放送、2013年と2014年には連続ドラマとしても放送された。船越演じる神奈川県警本部の刑事・吉永誠一が、様々な事件に挑んでいく。ファイナルでは、小泉孝太郎演じる吉永班刑事・鑑貴一はもちろん、里見浩太朗演じる吉永の恩師・津村健三といった物語のキーパーソンとなる人物が出演。かつて自分を刑事に導いてくれた恩師が容疑者として浮かび上がってきた吉永は、刑事人生の全てをかけ、事件の真相解明に取り組んでいく。同局編成局 ドラマ制作部浅野太プロデューサーは、「テレビ東京のミステリードラマを12年間最前線で引っ張り続けた"看板"が、ついに完結します」と、しみじみとコメント。「刑事ドラマの醍醐味を全て凝縮した"12年間の集大成"を、ぜひお楽しみいただければと思います」とアピールした。
2016年12月09日ユキヒーロープロレス(YUKIHERO PRO-WRESTLING)の2017年春夏コレクションが2016年10月21日(金)、渋谷のライブハウス「クラブ キャメロット」にて発表された。今シーズンのコレクションは、人気ティーンファッション誌のモデルによって結成されたアイドルグループ「夢見るアドレセンス」や女優、秋野暢子を迎えた、ミュージカル形式で展開。 スポットライトが青い光を放ち、スモーク立ち込める会場内に設置されたステージには、土管や電柱などが並ぶ。これから何が起こるのか全く予測できないユニークで斬新な演出がブランドらしい。古典的なミュージカル映画を思わせる快活な音楽が流れ、『ヒールをはいた猫』という演目がスタート。猫に扮したメンバーによるダンスや歌がショーを盛り上げる。さらにストーリーは進行し、舞台は突如モデルたちによるランウェイに変化する。ポップアートをはじめとする「60年代のアメリカ文化」、ミュージカルの主役でもある「猫」、そしてブランドを象徴する「プロレス」。この通常は交わることがない3つの要素が、プリント、素材、シルエットで表現され、融合し、全く新しいものが生まれている。プリントは、メンバーが着用していた衣装にも施されていたアンディ・ウォーホルの名作『キャンベルスープ』を猫缶にオマージュしたものや、猫のモチーフをコピーのように何匹もプリントし、ポップアート風に仕上げたものなどが登場。裾を結んだシャツや、腰のくびれを強調したワンピースなど、シルエットも60年代らしい。モデルもマリリン・モンローのようなメイクで登場した。さらに、プロレスラーのキャラクターでさりげなく遊び心を演出。ニットにプリントされたリングのコーナーのモチーフは、一見グラフィカルな模様のよう。黒のデニムパンツはフロントから見るとクールな印象だが、後ろのポケットにはプロレスラーが。さらに、かっちりした印象のジャケットにはメッシュ素材を使用するなど、プロレスを切り口にイメージを崩していくようなディテールがなんともユニークだ。クライマックスには、デザイナー本人も登場し、モデルからミュージカルの役者まで全員を交えてダンスや歌で大騒ぎ。エネルギーと個性が溢れるブランドにふさわしい斬新なショーに幕を閉じた。
2016年10月24日