世界的ベストセラーSF小説を実写化したドラマシリーズ「三体」よりメイキング映像が解禁された。迫り来る異星文明の侵略に直面する人類を、時代・国境を越えて壮大に描き出す本作。その中で、この危機を解決に導くヒントとなるのが、VRゲームの“仮想世界”だ。この度、様々な時代・場所がミックスされた不可思議なこの世界を創造する上での過程を映し出した特別メイキング映像が解禁。キャスト・制作陣の口からは「予測不可能な作品だ」「未知の出会いがある」「この作品は眼福」「驚異のビジュアルに世界観。過去に類を見ない」などと語られ、本作の圧倒的な規模感を感じ取ることができる。解禁された映像では、VRに登場するありとあらゆる世界観を構築するまでの努力が語られるとともに、このVRゲームが劇中のキャラクターたちに混乱をもたらすシーンも映し出されていく。そのVRのヘッドセットは、ある日世界中の有能な科学者たちの元へどこからともなく届けられた。装着した途端、“現実”としか思えないリアルな五感とともに不可思議な世界に誘われ、そこであるミッションを課せられる。VRの多彩さについて、“侵略対策”の指揮を執るリーダー・ウェイド役のリーアム・カニンガムは、「殷王朝、チューダー朝、16世紀のイタリア、クビライ・カンの歓楽街、ザナドゥ…役者冥利に尽きる」と自信を携え解説。そして、「ゲーム・オブ・スローンズ」でもショーランナーを務めたD・B・ワイスは、この世界を構築する上で「作品には歴史的要素がある。歴史を見ているような臨場感が必要」とふり返った。制作陣はそれを実現すべく、衣装にも徹底的にこだわり、セットも破格の規模に。監督のデレク・ツァンは「巨大なLED舞台を作り上げた」、ショーランナーのアレクサンダー・ウーも「1000台に及ぶ膨大な数の画面でセットを作った」と明かした。そうした圧倒的な規模で生み出されたシーンのひとつが“重力に逆らうシーン”。D・B・ワイスは「3000万人のモンゴル兵士が空に舞い上がる。過去にない」と強く断言。一瞬差し込まれる映像だけでも圧巻のシーンであることが分かるが、果たしてこの事態は何故引き起こされてしまうのか。VRについて、カニンガムは、「ゲームには謎がある。ゲームかは断言できない」と意味深に語っており、映像では“ゲーム画面をウォッチしている人間”らしき存在も映し出され、謎は深まるばかりだ。アレクサンダー・ウーが「秀でた才能のチームがかつてないものを作り上げてる」と語っているように、あらゆる分野のプロフェッショナルが集結し壮大な映像を作り上げた本作の裏側を垣間見ることのできるメイキング映像となっている。Netflixシリーズ「三体」はNetflixにて独占配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年03月25日2023年・第80回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞を受賞し、ポーランドとベラルーシの国境で「人間の兵器」として扱われる難民家族の過酷な運命を描いたポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド最新作『Green Border』(英題)が、邦題『人間の境界』として5月3日(金・祝)に日本公開が決定した。ポーランド政府は2021年9月、EU諸国への亡命を求める人々で溢れるベラルーシとの国境付近に非常事態宣言を発令。ジャーナリスト、医師、人道支援団体らの立ち入りを禁止した。入国を拒絶された難民たちは国境で立ち往生し、極寒の森をさまよい、死の恐怖にさらされた…。本作は、ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす狙いで大勢の難民をポーランド国境へと移送する<人間兵器>とよばれる策略に翻弄された人々の過酷な運命を、シリア人難民家族、支援活動家、国境警備隊の青年など複数の視点から描き出す群像劇。安全な生活を送れると信じてポーランドへ渡ってきたシリア人家族。しかし、ようやく辿り着いた直後、武装した警備隊から非人道的な扱いを受けた上にベラルーシへ送り返され、そのベラルーシからも再びポーランドへ強制移送されるという、どちらの国からも暴力と迫害に満ちた過酷な状況を強いられ、終わりのない無限地獄のような日々を過ごすことになる…。監督は、3度のオスカーノミネート歴を持ち『ソハの地下水道』『太陽と月に背いて』など数々の名作を世に送り出してきたポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド。友人のカメラマングループと国境の写真を撮影するなど難民をめぐる問題を追っていた彼女は、この事態を受け情報が遮断された2021年に「国境に行くことができなくても、私は映画を作ることができる。政府が隠そうとしたものを、映画で明かそう」と本作の製作を決意したと語る。政府や右派勢力からの攻撃を避けるためスケジュールや撮影場所は極秘裏のうちに、24日間という驚異の猛スピードで撮影を敢行。隠蔽されかけた国境の真実を、大量のインタビューや資料に基づき、心を揺さぶる人間ドラマとして映像化を果たした執念の1作だ。実際に難民だった過去や支援活動家の経験を持つ俳優をキャスティングしたことで、ドキュメンタリーと見紛うほどの圧倒的なリアリズムが産み出されている。2023年ヴェネチア映画祭コンペティション部門でお披露目されると、その複雑かつスリリングで息をもつかせない展開が、モノクロームの圧巻の映像美とともに絶賛を集め、審査員特別賞を受賞。ロッテルダム国際映画祭の観客賞をはじめ、これまでに17の賞を受賞、20のノミネートを果たし(2月27日現在)世界各国の映画祭で高い評価を獲得している。こうした国際的な圧倒的高評価の一方で、当時のポーランド政権は本作を激しく非難、公開劇場に対して上映前に「この映画は事実と異なる」という政府作成のPR動画を流すよう命じるなど異例の攻撃を仕掛けた。しかし、ほとんどの独立系映画館がその命令を拒否。ヨーロッパ映画監督連盟(FERA)をはじめ多数の映画人がホランド監督の支持を表明し、政府vs映画という表現を巡る闘いが世界的な注目を集めた。政府からの猛批判は監督が訴訟を示唆するまでに発展し、宣伝会社のSNSに誹謗中傷が寄せられるなど監督自身が身の危険を覚えるほど論争が激化する中、ポーランド国内では公開されるや2週連続トップの観客動員を記録。ポーランド映画として当時年間最高となるオープニング成績をたたき出し、異例の大ヒットとなった。この度解禁となった日本版ポスターは、ポーランドとベラルーシ国境の鉄条網を隔て、シリアからの難民である幼い少女と銃を携えた国境警備隊の兵士が相対するシーンを切り取った力強いデザイン。2人の間には国境線を思わせる亀裂が入り、少女の真っすぐな視線とともに『人間の境界』という邦題により、我々に「人を隔てるものは一体何なのか?」という現在の難民をめぐる問題を象徴しながらも根源的な問いを投げかける。キャッチコピーは「その場所で、人間は兵器になる」。政治のコマとして移民を利用するベラルーシの策略に、幼い子どもすらも巻き込まれているという不条理な惨状が迫るものとなっている。『人間の境界』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:人間の境界 2024年5月3日TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開©2023 Metro Lato Sp. z o.o., Blick Productions SAS, Marlene Film Production s.r.o., Beluga Tree SA, Canal+ Polska S.A., dFlights Sp. z o.o., Česká televize, Mazovia Institute of Culture
2024年03月01日5月17日(金) に公開される映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』の特別映像が公開となった。アルバム売上が全世界で7,500万枚以上を記録し、「ロックの殿堂」入りも果たした伝説のミュージシャン、ボブ・マーリーの知られざる波乱万丈な生涯を描く本作。主人公ボブ役はキングズリー・ベン=アディル、妻のリタ・マーリー役はラシャーナ・リンチが演じる。2月14日に全世界公開を迎えると、全世界興収は現在までに1億2千万ドルを突破している。このたび公開されたのは、この映画とともに彼の遺した音楽が国境や文化の違いを越えて、世界中の人々が笑顔と幸せオーラに包まれる様子を収めた特別映像。本作のプロデューサーであり、実の息子であるジギー・マーリーが「これがボブからのメッセージだ」と力を込める姿にはじまり、プレミアイベントのライブシーンやSNSの投稿、ラスタカラーとレコードディスク風の装飾となったパリ・エッフェル塔前の観覧車、ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)の前を走り抜ける巨大ギター型のトラック、NYの地下鉄やサッカースタジアムでの大合唱に大横断幕、様々な形のアーティスティックな作品まで、各国の熱狂ぶりが止めどなく映し出されていく。また、グラミー賞常連のヒップホップアーティストであるウィズ・カリファが「偉大な音楽はずっと受け継がれる。ボブ・マーリーはいつの時代も最高だ」と静かに語る姿も印象的。さらに、表題曲「ONE LOVE」や「Three Little Birds」など、日本でも耳馴染みのある楽曲も聞くことができる。『ボブ・マーリー:ONE LOVE』特別映像<作品情報>『ボブ・マーリー:ONE LOVE』5月17日(金) 公開『ボブ・マーリー:ONE LOVE』ポスタービジュアル公式サイト: PARAMOUNT PICTURES
2024年03月01日本年度アカデミー賞作品賞&脚本賞ノミネートの話題作『パスト ライブス/再会』より、本国ロング予告が解禁された。A24と『パラサイト 半地下の家族』配給の韓国のCJ ENMが初の共同製作で贈る本作は、ソウルで初めて恋をした幼なじみの2人が、24年後の36歳、N.Y.で再会する7日間を描くラブストーリー。この度解禁された予告映像には、ノラとヘソンが24年ぶりにN.Y.で再会した瞬間の、互いの気持ちが溢れ出す表情や言葉にならない声で喜び合う姿が瑞々しく切り取られている。そしてこの再会に、ノラの夫・アーサーは「この物語で、僕は運命を阻む邪悪な米国人の夫だ」、「彼は13時間かけて来た。会うなとはいえないよ」と、ヘソンに対する複雑な気持ちを妻であるノラに率直に吐露しながらも、彼ら2人の関係性を尊重し見守る。1人の女と2人の男、複雑な気持ちと緊張感を保つ3人。言いようのない“縁”に導かれた彼らが、再会の数日間を経ることで、「もしもあの時…」と過去に選ぶことができた人生の分かれ道、そしていま歩んでいる日々の生活にそれぞれの想いをめぐらせる。本作のキーワードは、映像の冒頭にも出てくる、“縁ーイニョンー”。“摂理”または“運命”という意味をもつ韓国語で、ノラのセリフにも「見知らぬ者同士が道ですれ違い、袖が偶然軽く触れたら、8000層もの“縁”が結ばれたということ」という言葉が登場する。セリーヌ・ソン監督は、この言葉の概念について、「東洋の文化では“縁”について語るとき、必ずしも行動に移せるものではないことが多いんです。時には、突然現れるような場合もあります」と説明した上で、「“縁”はロマンチックな概念ですが、結局のところ、人と人との関係性や、その親密さを表すもの」だと語る。また、「この作品は、時間と場所の隔たりをも超えた結び付きについて描いたもの」と明かしている。12歳・24歳・36歳と3つの時代を描くとともに、ソウルとN.Y.の国境を越えて繋がる、“縁ーイニョンー”。本作は、24年ぶりのノラとヘソンの再会の物語でありながら、36歳の現在、N.Y.でノラと人生を共にしているアーサーも含めた3人の“縁”に纏わる物語である。ソン監督はこの物語を“愛”だと語り、「愛とは、相手のことを尊敬し、その人生を理解してあげること。守ってあげる価値がある、存在する価値があると理解してあげることです」と解説している。『パスト ライブス/再会』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:パスト ライブス/再会 2024年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開2022 © Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved
2024年01月31日韓国を代表する俳優であるに止まらず、NETFLIXのドラマ「Sence8」(15~18)や是枝裕和監督と組んだ『ベイビー・ブローカー』(22)などの海外作品にも積極的に出演し、独自のキャリアを築いてきたペ・ドゥナ。『アーミー・オブ・ザ・デッド』(21)のザック・スナイダー監督が長年にわたって温めてきた構想を映像化したSFスペクタクル大作『REBEL MOON』では、主人公と共に戦う人物ネメシスに扮し、華麗なアクションを披露。俳優としての可能性をさらに広げた。国境と言語を越えて表現できること――宇宙を支配する巨大帝国マザーワールドに挑む戦士コラと彼女の仲間たちの戦いを描く『REBEL MOON』への出演を決めた理由を教えてください。私は基本的に規模の小さい映画や、人間の内面を描くような映画が好きですが、ファンタジーもとても好きです。それまで誰も見た頃もない、想像の中にしかなかったイメージを具現化して見せるというのも、映画というジャンルの持つすばらしい特徴のひとつだと思うからです。自分がその世界の中にいるのもとても楽しいです。『REBEL MOON』へ出演することは、SF大作を作ってきた歴史の長いハリウッドのCGI技術を自分の体で感じることができるチャンスだと思いました。いったい、どんなふうに撮っているのだろうか、それを学んでみたいという気持ちが強かったんです。好奇心を刺激されたのが大きかった気がします。――日本では今年、実際に起きた事件をモチーフとし、ペ・ドゥナさんが刑事役を演じた韓国映画『あしたの少女』(22)も公開されました。『REBEL MOON』とは規模もジャンルもまったく違う作品ですが、俳優として撮影に臨む際に違いはあるのでしょうか。演技をする時、特に国境を越えて何かを伝えようとする場合に大事なのは、すべての人間が持っている“心”というものが通じ合えるかどうかだと思います。もちろん、言語も大事ですが、心を伝えられるキャラクターかどうかを第一に考えます。日本の監督と組んだ『空気人形』(09)や『リンダ リンダ リンダ』(05)のときもそうでしたけれど、日本語があまりうまくなかったとしても、なんとか自分の気持ちを日本の観客に伝えようとしました。今回も、国境と言語を越えて自分がうまくできるところがあると思ったので選びました。もし、「感情のない役をやってほしい」と言われたり、ワンシーンにしか登場しないような役をオファーされたりしたら、やらなかったと思います。私が演じたネメシスの物語は、『REBEL MOON パート1:炎の子』よりも4月から配信される『REBEL MOON パート2:傷跡を刻む者』の方でより詳細に描かれていきます。あと、基本的に、静かで憂鬱な役を演じると、次の作品ではより活動的で楽しいものにひかれます。キャラクターを考え、衣装に自ら意見も――『REBEL MOON パート1:炎の子』の中でネメシスは、卓越した戦闘能力を発揮しますが、同時に、自らが倒したモンスター、ハーマーダの死を悼むような言葉を口にするような人物でもあります。彼女の背景をどのように理解して演じましたか。上半身が女性で下半身が蜘蛛の姿をしたハーマーダは、人間たちのせいで子どもが産めず怒りを抱いていますが、ネメシスはそんな彼女に母として共感しているんです。なぜなら彼女自身も母親で、傷を抱えた人物だからです。パート1だけだと少し背景がわかりにくいのですが、パート2を見ていただくと、彼女にとって母親としてのアイデンティティがどれだけ大きく、ハーマーダになぜそこまで同情したのかという理由もわかると思います。――ペ・ドゥナさんが韓国人であることは、ネメシスというキャラクターにどれくらい反映されていますか。特に意識して演じたことはありません。映画をご覧になって韓国っぽさを感じるとすれば、それは衣装のせいかもしれません。ネメシスが被っているつばの広い帽子は、韓国の伝統的な帽子“カッ”をもとにデザインされたものです。衣装合わせに行ったときに、すでに部屋に置かれていたので聞いてみると、私がキャスティングされたと聞いて衣装デザイナーのステファニー・ポーターが「韓国的なものを衣装に取り込もう」と考えて調べ、帽子に興味を持ったそうです。この帽子は朝鮮時代に両班(ヤンバン)と呼ばれた支配階級の男性が被っていたものです。私が出演したドラマ「キングダム」でも、王の息子が被っていましたね。あのドラマではとても低い身分の女性を演じていたこともあり、今回、この帽子を被ったときにはすべてを超越したような爽快感がありました。そのほか、上着も伝統的な韓服の上着チョゴリに似ています。私が意見を出したのは、ボトムスについてです。もともとは裾が短く、足首が見えていましたが、ネメシスが剣を使うキャラクターなので、剣道着のように裾を長くしてはどうかと言いました。足が見えないほうが、動きがわかりにくくなり、より高段者のように見えるのではないかと思ったので。――完成された映画を観てどのように感じましたか。本当にびっくりしました。私たちはロサンゼルスのスタジオを中心に撮影していましたが、スクリーンに映し出されたものはまったく違いました。CGも加わっていたし、背景の描写もすばらしく、脚本を読んだり撮影をしたりしていたときには想像できなかった映像でした。自分の格闘シーンを見ても「こんなことをやっていたのかな?」と驚いたほどです。監督のザックがポストプロダクションで工夫してくれたおかげでとてもかっこよくなっていました。みなさんに観ていただくのが待ち遠しいです。(text:佐藤結/photo:You Ishii)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年12月22日21日、ガザに赴任した国境なき医師団の医師3人も犠牲になったと報道が。人口の半数が18歳以下のガザ地区に、子供たちの笑顔が戻る日は来るのだろうかーー。「ガザ地区北部にあるシファ病院にいるスタッフによると、10月の段階で、子供を含めた多くの人々が無差別の空爆や襲撃、そして医療機器や薬が不足しているため、亡くなっています」イスラエル軍が攻撃しているシファ病院の状況を語るのは、ガザ地区で医療支援活動を行う国境なき医師団(以下、MSF)の白根麻衣子さん(36)だ。今年5月からガザ地区に赴任し、現地では診療所や病院の人事を担当しており、MSFが外科診療を支援していたシファ病院にも、1週間に1度は通っていたという。「ガザ地区では最大規模の病院。国際人道法でも病院は攻撃対象にしてはならないため一般人も避難していましたが、その病院が攻撃され、多くの命が失われました。ニュース映像で病院の変わり果てた姿を見ると憤りを感じます」状況が一変したのは、ガザを実効支配するハマスによるイスラエルへの奇襲攻撃と、その報復の空爆があった10月7日だ。「宿舎で寝ていたんですが、朝6時30分くらいに空爆やミサイルの音で目を覚ましました。ベランダに出ると500メートルくらい離れたビルの向こうから、ミサイルを発射する光が何本も目視できました」MSFのマニュアルにのっとり、宿舎地下にある避難所に10人ほどのスタッフと共に避難。インターネットが使えたためニュース番組を見て、状況の推移を見守っていた。「最初は“2〜3時間で収まるだろう”と楽観視していましたが、夜になっても、2〜3日たっても一向に収まらず、大きな紛争だと理解しました。避難生活4日目くらいに、20メートルほど先の建物にミサイルが撃ち込まれ、爆風で窓ガラスが一斉に割れたときは、地下の避難所もすごい振動があって、命の危険も感じました」久しぶりに屋外に出たのは、イスラエル政府が、ガザ地区北部から南部へ避難するようにアナウンスした同13日のことだった。「ふだんは人通りが多く、車のクラクションが鳴り響くような活発な街なんです。ガザは人口の約半分が18歳以下なので、子供たちの遊ぶ声も絶えず、外国人が珍しいために覚えたての英語で声をかけてくることもあったんです。でも、南部へ避難するときは街がシーンと静まりかえって、ときおり大きな荷物を持って、幼い子供をつれて歩いて避難している家族の姿を見かけるくらいでした」南部へ到着した白根さんたちは、国連施設に設けられた避難所やその駐車場で野宿生活を始めた。数万人の避難民が押し寄せ、トイレや布団も足りない。「私たちを含め、多くの人が野宿生活でした。小さな子供のおむつもないし、水がないために洗濯も満足にできません。なにより、南部への避難指示はあったものの、絶え間なく空爆とミサイルの発射音が聞こえ、子供たちは怯えて泣いているし、母親も疲れ果てていました。私たちの車にはMSFのロゴがあったため『糖尿病の薬が欲しい』『子供が熱を出したから解熱薬が欲しい』と患者家族が来ました。でも、平時なら簡単に提供できる薬もまったくなく、落胆して帰っていく人の姿を悔しい思いで見ることしかできなかったんです」一方、パレスチナ人の現地スタッフは、白根さんたち外国人スタッフのために尽力してくれた。「セキュリティ上、私たち外国人スタッフは避難所の駐車場から出て、食料など物資の調達はできませんでしたが、代わりに現地スタッフが命を顧みずに探してきてくれるんです。そして『あなたたちに、こんな思いをさせてごめんね』と、彼らが悪いわけではないのに、私たちに謝ってくるんです……。私たちの居場所を知った女性スタッフの一人は、頼んでもいないのにツナやミートローフ、豆の缶詰、トイレットペーパーやウエットティッシュ、歯ブラシ、シャンプーや下着も持ってきてくれたんですね。私たちを家族のように思いやってくれるんです。みんな、私たちと同じように明日には水や食料が尽きるかもしれない避難生活をしているのに……」同27日には通信網が遮断され、ますます状況は悪化した。水や食料を調達するにも、情報が入ってこないために、現地スタッフは危険な屋外を探し回ることになる。物資や情報が入手できない恐怖と、空爆が一日も鳴りやまず爆発の音で眠れない日々が続き、諦めの気持ちも出てきた。そんなとき、仲間や援助してくれるパレスチナ人とともに心の支えとなったのは、日本にいる母の言葉だった。「電話は使えたので、母に『ダメかもしれない』と伝えたんです。でも、母は強い人で、力強く『あなたは絶対に大丈夫!元気に帰ってくるのを信じている』と勇気づけてくれたんです」避難生活を26日過ごした11月1日に、エジプトの国境が開放され、外国人は退避できるという情報を手に入れた。国境でも現地スタッフが通訳をして、群衆をかき分けて通れる道を作ってくれた。「彼らは国境を越えることができず、危険なガザに残らなければならないんです。ガザの状況は日に日に厳しくなり、子供の遺体も病院の遺体安置所に入りきらず、当初はアイスクリームを入れる冷凍庫に安置していましたが、その電力すらなくなり、いまは屋外に放置せざるをえないそうです。しかも空爆やスナイパーによる攻撃があるので、埋葬もできません。だから国境を越えたとき、安堵の気持ちはありましたが、うれしい気持ちはありませんでした」11月5日に帰国した白根さんだが、現地スタッフに恩返しをするためまたガザに戻りたいという。「残念ながらMSFのスタッフや家族が、空爆によって亡くなっています。私たちが医療支援するにも、今は即時停戦が必要なんです。その一助になるため、たとえ私の小さな声であっても、発し続けなければならないと思っています」
2023年11月30日結婚していても、気になる相手ができることはあるかもしれません。なかには、一線を越えないように気を付けていながら、関係が進展してしまうケースもあるようです。今回は、“不純な関係が加速した不倫デートスポット”について、男女に体験談を語ってもらいました。職場近くの「安い居酒屋」「私はお酒が好きで、たまに一人でお店に入ることもあります。職場近くに一軒、安い居酒屋があって、そこもたまに利用していました。ある日、部署は違うんですが、同じ会社の男性社員が一人で来ていたんです。彼が既婚者であることは知っていましたが、好印象を持っていたので、話すくらいなら良いだろうと一緒に飲みました。その後も、もしかしたら彼に会えるかもと思って居酒屋に頻繁に通うように。何度か会って親しくなり、やがて二軒目の店にも一緒に行くようになって…。ついにホテルまで行ってしまいました」レイ(仮名)/28歳お酒が入ると気持ちが緩み、ガードが下がってしまうことも。同僚とは共通の話題も多く、距離も縮まりやすかったのでしょう。「スポーツジム」のボクササイズコース「僕はスポーツジムに通っていて、あるときボクササイズコースに参加しました。そのコースには女性も参加していて、そのうちの一人が気になったので、つい声をかけてしまったんです。その日から挨拶をするようになり、会話する時間も長くなっていきました。お互いにカラダを褒め合うような会話をしているうちに、だんだんとセクシーな内容にも及ぶように…。僕も彼女も既婚者でしたが、しばらくして自然とカラダを求め合う関係になっていました」ハヤト(仮名)/33歳ジムではトレーニングで汗をかく場面もありますし、普段着よりも肌を露出していることが多いでしょう。次第にセクシーな雰囲気になってしまう人たちもいるのかもしれません。「映画館」の暗がりで「職場に、親しくしている後輩の男性社員がいます。彼は既婚者なんですが、なんとなく気になる存在でもありました。彼との共通点は、お互いに映画好きであること。あるとき観たい映画が重なり、タイミングを合わせて仕事終わりに観に行ったんです。すると映画の途中、私の手の上に彼が手を重ねてきました。それを拒まずにいたら、さらに手を握ってきたんです。そこから、一気に関係が加速しました」ジュンナ(仮名)/32歳映画館のような暗い場所は人目にもつきにくく、大胆な行動にも出やすいのかもしれません。不倫への初めの一歩を踏み出しやすい場所だと言えるでしょう。会員制バーの「VIP個室」「友だちに誘われた飲み会で、ちょっとお金を持っていそうな男性と知り合いました。会員制のバーがあるから行こうと誘われ、興味が湧いて誘いを受けたんです。これまで行ったことがない隠れ家のようなバーに入り、さらに店の奥へ。すると、番号式のロックのかかった扉があり、それを開けた先はVIP用の個室。ラグジュアリー感が満載でテンションが上がりましたね。そこでキスを求められ、関係を持ったあとに、“実は結婚しているんだ”とサラッと言われて驚きました」ユカリ(仮名)/27歳滅多に味わえないような感覚に舞い上がってしまったのでしょう。非日常的な空間のなかで不倫に落ちてしまう人もいます。“不純な関係が加速した不倫デートスポット”をご紹介しました。一歩踏み出してしまうと、そこから気持ちを制御するのは非常に難しいようです。ならば、まずはその第一歩を踏み出さないよう、気を引き締めて行動すべきでしょう。©buritora/Adobe Stock ©Taku/Adobe Stock文・塚田牧夫
2023年10月03日山下智久海外ドラマ初主演作「神の雫/Drops of God」よりメインビジュアルと本予告映像が解禁された。世界中で愛され、ワインブームに火を付けた大人気漫画「神の雫」(作・亜樹直画・オキモト・シュウ/講談社)をドラマ化した本作は、フランスと日本を舞台に日仏英の多言語で展開される国際連続ドラマ。原作漫画の中心を担う男性キャラクター=神咲雫をフランス人女性・カミーユに置き換えると同時に、山下智久が演じる聡明なワイン評論家・遠峰一青を“新たな主人公”に設定。“ワインに運命を翻弄される男女”を軸に、“時代と国境を越えた華麗で芳醇な人間模様”を壮大かつ細やかに描き出す。この度解禁されたのは、世界的ワインの権威アレクサンドル・レジェが遺した総額160億円にも及ぶ“世界最大のワインコレクション”の相続権をめぐり、国境を越えたワインテスト対決に挑んでいくアレクサンドルの弟子・一青と、アレクサンドルの一人娘・カミーユの対立構造に焦点を当てたメインビジュアル。物語のキーアイテムとなるワインが注がれたグラスと、キャッチコピー「その一滴が、運命を変える。」を挟み、背中合わせに凛と立つ2人の姿が印象的だ。“ワインに人生をかけた男”=一青と、“ワインに運命を狂わされた女”=カミーユ、両者の淀みなき真っ直ぐな眼差しからは、背水の陣の覚悟がひしひしと伝わって来る。さらによくよく目を凝らして見ると、ワイングラスの中には東京とフランス、それぞれをイメージした風景も。国境を越えた男女の対決はもちろん、彼らの一族をも巻き込んだ壮大なストーリーも予感させる、まさに物語に直結したメインビジュアルとなっている。併せて本予告映像も解禁。「僕は自分の生きる道を見つけたと思ってる。それがワインなんだ」という主人公・一青の不退転のセリフを柱に据えながら、国際連続ドラマならではの独自展開を予感させる象徴的な場面を抽出。本作はフランス・イタリア・日本など世界各国で約10か月の長期間に及び撮影されたが、本予告映像もその国際色あふれる美しくスタイリッシュな映像の中に、まるで棘のように心に刺さるスリリングな展開を忍ばせながら、見る者の目を惹きつけていく。すでに海外では配信が開始され、映画批評サイトRotten Tomatoesでは100%という異例の高評価を獲得している本作(2023年8月23日時点)。ほかにもBBCをはじめとした海外メディアより絶賛コメントが寄せられており、本編への期待がますます高まる予告映像となっている。Huluオリジナル「神の雫/Drops of God」は9月15日(金)よりHuluにて独占配信開始(全8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年08月23日茨城県でダンススクールを運営するM Style株式会社(所在地:茨城県守谷市、代表者:高橋 麻里子)は、ダンスジャンルを越えて、繋がり・若者たちの世界へ羽ばたく機会を創出するダンスフェスティバル「JAPAN DANCE FESTIVAL」を2023年7月22日(土)に開催いたします。TOP画像(イメージ)日本のダンス業界は、2020年にプロダンスリーグが始まるなど盛り上がりを見せています。パフォーマンスする側、見る側ともに楽しめるエンターテインメントとして注目されてきています。しかし、世界と比較するとダンサーが活躍できる環境が少ないのが現状です。特に、日本のダンサーが世界で活躍する(パフォーマンスのために招致される)ことは少なく、海外で活躍する機会自体が得られにくい状態です。その理由として、ダンスを教える先生が海外ダンサーとの繋がりがあまりないことが理由の一つです。ダンスの世界は、パフォーマンスの機会はすべて「オーディションの場である」と言われており、多くの方にパフォーマンスを観て頂くことがチャンスであり、経験です。実際に、海外のトップダンサーにパフォーマンスを見てもらったことで、海外のイベントに呼んでもらえる機会を得たダンサーも少なくありません。しかし、コロナ禍においてサルサの世界大会に行くための日本選抜「Japan Salsa Congress」がなくなり、そのまま再開されることはなくなりました。そして、世界の方が日本に注目してもらえる機会が減り、若手ダンサーが世界に挑戦する機会も減ってしまいました。そのような中で開催される本イベントは、世界トップレベルのダンサーを日本に招致し、パフォーマンスを披露してもらうだけでなく、ダンスワークショップで直接指導してもらえる参加型のイベントです。パフォーマンスを観ることができる「ショーケース」では、プロのダンサーだけなく地元茨城で練習しているダンスチームや日本国内のダンサー約200名が出演します。また、ヒップホップ、サルサ、チアダンスなど、ジャンル・国境を飛び越え、ダンスを通じてすべてを繋げることを目指したフェスティバルです。▼JAPAN DANCE FESTIVALのイベント詳細はこちら▼ 【日本はダンサー同士の交流する機会が少ない】世の中に多くあるダンスフェスティバルは、各ダンスチームがパフォーマンスする機会がステージで与えられるだけが多く、出演者同士の交流や違ったジャンルを体験できる大型イベントはほとんどありません。多くのダンサーが、その場で学び、交流出来る機会を作ることでよりダンス業界が盛り上がり未来のある若手が切磋琢磨できる環境を作ります。【海外(L.A)から来日のトップアーティスト】Sam Allen(サム・アレン)サム・アレン国内外問わずダンス指導を行うだけでなく、振付師としてもその手腕を発揮しており、映画やミュージックビデオなど多数担当。Francisco Vazquez(フランシスコ・バスケス)フランシスコ・バスケス「LA Style Salsa on 1」の生みの親、世界中のレジェンドであるマエストロ。数々の大会で無敗のチャンピオンとして名をはせている。Liz Lira(リズ・リラ)リズ・リラ25回世界チャンピオンに輝いたラテンダンサー。ラテンダンス業界のパイオニアで、ハリウッド映画の振付師としても有名。Shiggy(Shigeto Nakano)Shiggyアメリカ各地、海外にてワークショップ、ショーケースを行う。世界的に有名なチームS-Rankの唯一の日本人メンバー。【ワークショップスケジュール】Workshop タイムスケジュール※スケジュールは変更になる可能性がございます。最新情報は公式サイトにてアップいたします。【イベント開催への想い】反対されたジャンルを越えたダンスフェスこの企画で一番に周りから言われたことは「ジャンルを決めないと失敗するよ」ということでした。例えば、ヒップホップならヒップホップなどに限定しないと人が集まらないと言われました。日本では、他のジャンルのダンスを観ること・踊ることがマイナスに捉えられてしまう環境があるのだと思います。しかし、私がアメリアL.Aに在住しダンスをしていた時には、海外のトップダンサー達はジャンルを飛び越えて様々なダンスをしていました。違ったジャンルに触れることは、ダンサーたちのスキルアップに必ず役に立ちます。そんな暗黙のルールを壊したいと思い反対を押し切ってオールジャンルにこだわりました。M Style株式会社代表取締役高橋 麻里子代表 高橋 麻里子 写真【才能のある若手を世界に羽ばたかせたい】私のスタジオは今年の夏に10周年を迎えます。このイベントは、今まで通って来て下さったお客様・スタッフ・関係者の皆様に、感謝の気持ちとして何か形にしたいとずっと企画していました。今若手がどんどん育ってきている中でも、語学や金銭面の問題から海外に挑戦する壁は高いと言われています。私が企画するイベントでは、そんな海外に挑戦したいけれどできない若者たちが、世界トップレベルのダンサーにパフォーマンスを見てもらえる、そして教えてもらうことができる機会を日本で作ることで恩返しができるのではないかと考えました。今回は世界トップレベルのダンサーを複数招致しました。トップダンサーが一度に集まり、指導・パフォーマンスの両方を体験できる機会は他を探してもありません。このイベントを通して多くの若手ダンサーが世界に羽ばたくきっかけにして欲しいと思います。【地元である茨城県常総市 神達市長からイベントへの応援メッセージ】常総市出身の高橋 麻里子さんが素晴らしいイベントを開催します!若手ダンサーの活躍の場とダンスを通じて子どもたちから大人まで笑顔でワクワクする場を作るとのことです!普段から、常総市の様々なイベントでも躍動的なダンスで地元を盛り上げて頂いております。ぜひこの機会に年齢、国籍を超えてみんなで笑顔になって、活力を取り戻しましょう!私も応援しています!茨城県常総市 市長神達 岳志氏神達市長<イベント詳細>開催日時:2023年7月22日(土)10:00~22:00(開場 9:30)場所 :ベル・ジャルダン〒302-0132 茨城県守谷市松並青葉4-1-12プログラム:09:30~ 開場10:00~16:00 ダンスワークショップ13:00~16:00 ショーケースリハーサル(出演者のみ)16:00~19:00 ショーケース19:00~21:30 パーティ(with DJ)~22:00閉場<会社概要>商号 : M Style株式会社代表者 : 高橋 麻里子所在地 : 茨城県守谷市御所ケ丘1-4-2設立 : 2012年03月21日URL : 事業内容: ダンススタジオ・フィットネスクラス・オンラインフィットネスの運営<イベント企画団体概要>商号 : JAPAN DANCE FESTIVAL実行委員会代表者 : 高橋 麻里子所在地 : 茨城県守谷市御所ケ丘1-4-2URL : チケット販売ページ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月04日ヨーロッパ最大級の制作会社であるTHE MEDIAPRO STUDIOが主導し、国境を越える大ヒット作となった海外ドラマ「THE HEAD」のSeason2が配信開始。この度、日本から出演している福士蒼汰が、自ら本人役の吹き替えを務めたアフレコ風景やインタビュー映像も配信された。Season1では、辺境の地にある南極の科学研究基地で起こった惨殺事件の真相に迫る“震撼の極限心理サバイバル・スリラー”を展開。視聴者や批評家からも称賛され、放送・配信国が公開当初の3倍となる世界90の国と地域に拡大するなど大成功を収めた。前作に引き続き、Season2でもエミー賞を受賞した世界的ヒットドラマ「HOMELAND/ホームランド」のエグゼクティブ・プロデューサーを務めたラン・テレム製作総指揮のもと、世界各国を代表するような俳優陣が結集。北米はじめ、ヨーロッパ、南米など世界各国でも放送&配信されている。今回の日本語吹替版では、福士さんが自らの英語セリフを全て自分自身で日本語に吹き替えた。福士さんはこれまでアニメでのアフレコ経験はあったものの、実写ドラマ作品で自らが英語で演じているものに対してアフレコするという形は初めての体験だったそう。アフレコ後の福士さんは、「新しい体験で楽しかったです。また今後もできるように、自分の声磨きもどんどんしていきたいなと思いました」と率直に感想を語る。たった1人でスペインロケ「一歩外に出てみたら、楽しむことができるように」1年前の2022年夏、スペイン・テネリフェ島&マドリードにて行われたオール海外ロケに1人で参加した福士さん。当時の自身の演技をアフレコという形で改めて見ることになり、「何だかそわそわしますね。若いなと思っちゃう自分がいます(笑)」と照れながらも、「撮影期間を思い出したり、キャストのみんなを見て『こんな話をしたな』とか『現場はこうだったな』とやっぱり色々思い出しました」と当時を懐かしんでいる様子。「スペインでの撮影を約2か月間、他に日本人もいない、スタッフさんや日本語通訳の方ももちろんいないという状況にポンと置かれて。でも一歩外に出てみたらみんな優しいしフランクに話しかけてくれるので、恐怖心や不安は一切なくなって、楽しむことができるようになったと実感します」と、「THE HEAD」Season2の撮影を経て得た変化を明かす。吹替版の監督の指示を1つ1つ真摯に聞きながら、オリジナル版のニュアンスを共有するなど細かくやり取りをしたそう。「やっぱり僕は現場に実際にいたので、現地で監督から言われたことや、英語と日本語の微妙なニュアンスの違いなどを考えて、吹替版の監督と一緒に一番良いものにしよう!という良い話し合いができたかなと思います」と笑顔で明かしました。今回吹き替えをしてみて新たな発見はあったかと問われると、「英語のお芝居と日本語のお芝居を見て、両方いいな、面白いなと思いました。もちろん情報としては同じ内容が伝わっていますが、それぞれの言語の良さが出ているというか。日本語には日本語なりの『あ、こういう風に表現するんだ』という部分がたくさんあって、僕自身も両方でお芝居をしたので、日本語の面白さを感じる部分もあり、両方楽しめるなと思いました」とコメント。配信を楽しみにしている視聴者に向けて、「吹替版はとても魅力的な声優陣が集まっています。僕も頑張ってそのレベルに合うようにすごく努力して初めての経験を乗り越えました!オリジナル版、日本語版それぞれまた違う魅力があるので、ぜひ両方楽しんで観ていただけたら嬉しいです」と力強くアピールした。Huluオリジナル「THE HEAD」Season2は毎週土曜新エピソード追加でHuluにて配信中(字幕版・日本語吹替版/全6話)。(シネマカフェ編集部)
2023年06月19日映画の都・新宿が誇るミニシアター“新宿シネマカリテ”が真夏に開催する、魅惑の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション(R)2023」(略して「カリコレ(R)2023」)が、今年も7月14日(金)~8月10日(木)の4週間に渡り開催。オープニング作品ほか、多彩なジャンルと国境を越えた選りすぐりの新作、旧作、未公開作のラインナップが明らかとなった。第9回目となる今年のオープニング作品は、東映ビデオが仕掛けるクリエイター発掘プロジェクト「TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY」で総数309本もの企画と脚本から記念すべき第1回作品に選ばれた『神回』。『神回』©2023 東映ビデオ脚本・監督を務めるのは、プロジェクションマッピングやドローン撮影など先端技術を駆使した映像表現に定評があり、『GUNKANJIMA-Traveler in Time-』が国内外の映画祭で大きく評価された新鋭・中村貴一朗。主人公にはNHKの連続テレビ小説「カムカムエブリバディ」<ひなた編>でヒロインの弟・桃太郎役を好演した青木柚。ヒロインには『BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-』『ぬけろ、メビウス!!』などで好演した坂ノ上茜。舞台は17歳の夏休み。人影少ない校舎で13時から文化祭の打合せをする樹と恵那。しかし打合せ開始からしばらくすると、13時に戻ってしまうことに樹だけが気が付く。繰り返す時間のループから抜け出そうと奮闘するも、脱出できない樹は同じ時間を繰り返すうちに精神の混乱を極め、物語は思わぬ方向へ加速していく。無事に“時の監獄”から抜け出せるのかーー。7月21日(金)からシネマカリテでの一般公開に先駆け、オープニング作品として上映が決定。さらに、日本公開に先駆けいち早く鑑賞できる新作4作品1本目は、世界が直面するエネルギー危機を題材にした中国発の超ド級のアクション作『狼群/ウルフパック』(原題)。幼少期から父親にサバイバル技術、特殊戦術と戦場医療の訓練を受けてきたキートンは、謎の死を遂げた父の真相に迫ろうと医療支援を行う人道団体の指示で国境に待ち受けていた傭兵から父の死と関係する情報を得る。時を同じくして、テロ組織が中国の天然ガス田の破壊工作を企てている情報を入手したキートンは傭兵が所属する部隊ウルフパックと共にエネルギー危機を阻止に向かう。しかし、そこでキートンが見たものとは…。軍事コンサルタントの協力の元、プロフェッショナルな戦術をリアルに描いたミリタリー・タクティカル・アクション。2本目は『デスペラード』『マスク・オブ・ゾロ』ほか、6月に公開を控える『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』にも出演のアントニオ・バンデラス主演で贈るアクション・スリラー『クーダ 殺し屋の流儀』。共演はサーフィン映画『ブルークラッシュ』や『スーパーマン リターンズ』のケイト・ボスワース。仕事は完璧で冷酷だが自らの掟に外れたことを嫌う気難しいベテランの殺し屋クーダ(バンデラス)。ある日、家出少女のビリーを助けたことをきっかけに、自身の娘と同じ歳のビリーに父親のような感情を抱く。犯罪組織に巻き込まれないか気を揉んでいた矢先ビリーが誘拐されてしまう。彼女を救うため犯人を追い詰めると、その黒幕は自分を雇う犯罪組織だと知ったクーダは、自らの命も顧みず組織に反旗を翻し愛車で敵を追い詰める。3本目は全米大ヒットで続編も決定した狂気のAI人形を描いた『M3GAN/ミーガン』でメガホンを取ったジェラルド・ジョンストン監督が手掛ける恐怖映画『HOUSE BOUND』(原題)。個性豊かなキャラクターたちや脇役たちも際立つ、緊張感MAXの必見スリラー。ATM強盗の罪で保護観察処分となった不良娘カイリーは母親の実家で監禁に。案の定、逃げ出そうとするカイリーだったが、この家で度々起こる怪奇現象に見舞われ逃亡もままならなくなる。犯罪を犯したカイリーが戻ってきたことをきっかけにエスカレートする怪奇現象。実は母親が前夫と購入したこの家は、その昔少女の陰惨な事件が起こった曰く付きの家だった…!そして4本目は、ついに43年の時を経て日本劇場初公開となる4Kリマスター版『ヘル・オブ・ザ・リビングデッド』。ニューギニア奥地の化学プラントで起こった事故で漏洩したガスにより人々が生ける屍と化す。特殊部隊とTVレポーターたちは事件の真相に迫ろうとジャングルの奥地へと進むが、その行く手には食人族やゾンビの大群が待ち受けていた!ゴブリン・サウンドが轟く中、繰り広げられる残酷の黙示録、その実態は…?なお、今後は注目の上映作品、クロージング作品、そしてシークレット上映作品が発表される。「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション(R)2023」は7月14日(金)~8月10日(木)まで4週間、新宿シネマカリテにて開催。(text:cinemacafe.net)
2023年04月26日世界で活躍する広い視野を持った「始動人」を育成するため、県内外の高校生が国境や地域、世代を越えて出会い、将来について学び合う機会となるサマーキャンプを開催します。サマーキャンプでは、英語によるコミュニケーション能力に加え、将来の海外留学も視野に入れた多様な進路を、自分自身で主体的に選択できる力を養います。開催期日2023年8月14日(月曜日)~20日(日曜日)(6泊7日)開催場所群馬県高崎市(榛名湖周辺)学習・宿泊場所:榛名湖温泉ゆうすげ対象者高校生80名程度(県内高校生50名程度、県外高校生30名程度)募集期間下記のいずれの締め切りでもご応募いただけます。募集開始:2023年4月17日(月曜日)一次締切:2023年5月15日(月曜日)二次締切:2023年6月18日(日曜日)申込方法下記「HLAB」ホームページよりお申込みください。【サマースクール】2023年8月、全国4地域にてサマースクールを開催! 270名の高校生を募集します。 : 参加費用参加費用には、期間中の食費、宿泊費が含まれています。現地までの交通費は参加者負担です。群馬県内生:66,000円(税込)群馬県以外:100,000円+税主なプログラム・セミナー:海外大学生と日本の大学生が行う英語による少人数制の授業・フォーラム:国内外の第一線で活躍する社会人による講演・ワークショップ:地域の方との交流や伝統文化の体験により、創造性を養う学びの場・フリーインタラクション:社会人ゲストを交え、世代を越えて本音で語り合う場・リフレクション:グループごとに1日を振り返り、将来への想いを共有する場参考:これまでの実施状況本事業は令和3年度から開催し、今回が3回目の開催となります。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大により対面とオンラインのハイブリッド開催となりましたが、高校生33名(うち群馬県内生14名)が参加しました。お問い合わせ先群馬県 知事戦略部 戦略企画課 総合計画・EBPM推進室 計画・EBPM係【所在地】〒371-8570前橋市大手町1-1-1【電話】027-226-2405【FAX】027-223-4371【公式HP】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月25日●感銘を受けた小説のドラマ化で主演「運命を感じた」Amazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』(3月17日配信開始)で主演を務める俳優の米倉涼子。海外で亡くなった人の遺体を国境を越えて遺族に送り届ける国際霊柩送還士を演じ、生命を感じる物語に何度も涙したという。ずっと抱えていた腰痛が悪化した昨年は「息をしているだけでも生きていると感じた」とも言い、「少しずつ元気になってきた」という今、また新たなスタートを切りたいと前を向いている。米倉は10年前頃に「きっとこれ好きだと思うので読んでみたら?」と勧められて原作を読み、すぐに2回読み返すほど感銘を受けたという。「単純に作品として素晴らしいなと。国際霊柩送還士という職業に(作者の)佐々(涼子)さんが注目して、その方たちがそこにいるというのが素晴らしいなと思いました」原作を読んだ際に自分が演じたいと強く思ったわけではないが、「こんな役があったらかっこいい」と思い描いていたという。そして実写化が決定し、オファーを受けたときは「ぜひやらせていただきたい」と即答した。「うれしいというか運命を感じましたし、任されるとは思ってもなかったのでびっくりしました。『これって私が好きだったあの作品かな』と。みんなに『この本いいよ』と紹介していたので、『本当にドラマ化されるの?』と半信半疑でした」米倉が演じるのは、口が悪いけれど情に厚い国際霊柩送還士・伊沢那美で、エンジェルハース社の社長。遺体の送還業務に携わる中、複雑な国際情勢や遺族たちのトラブルに巻き込まれながら、一刻も早く損傷した遺体を送還し修復を行うために日々戦っている。演じる際には「気っ風のいいおばちゃん」を意識して演じたという。「モデルになった方はそんなに大きい方ではなく、恰幅がいいわけでもないのですが、全身で生きているという感じで、ちょっと聞いてみたことが100になって返ってくるような方なので、全身で生きている! という感じのおばちゃんを意識しました。『おばちゃん』と言い出したのは遠藤(憲一)さんなんですけどね(笑)」自身とは似ている部分が多いようで、「思ったことがすぐ口に出るし、気持ちが顔に出る。いい意味では、素直な人。負けず嫌いなのか、『男なんかに負けたくない』と思っているエネルギッシュな人」と共通点を挙げ、「素直に受け止めて素直に出して、でも気にしい。言いすぎてしまったかなとあとで心配したりするところが生かされたらいいなと思いました」と話した。また、「彼女はなんでも100%以上のもので返してあげたいと思っている人。ご遺体に対しても、生きている者同士で対峙するときも100%以上。社員もそうだし、海外の同業者や大使館の人などいろんなつながりがあると思いますが、すべてにおいてエネルギッシュな感じです」と語った。●「いちいち生きているなって」 息をするだけでも実感国際霊柩送還士という職業については、「亡くなられた方のご遺体だけでなく、その人の人生、魂もちゃんと運んであげたいという思いでやられている方々」だと感じたという。「亡くなった方を海外から搬送するには煩雑な手続きも多い。生きていてビザをもらうだけでも大変ですが、帰ってくるにも書類が必要で、本当にこの人は日本人なのかとか。亡くなっている方は声を出して答えてくれないので、そういうことを全部やらないといけない。さらには日本に帰ってきたご遺体をきれいに修復して、ご遺族の方に喜んでもらえるように送り届ける。そこは彼女たちの誇りだと思います」そして、本作について「亡くなった人たちの話なのに、死より生きていることを感じる。亡くなるまでのストーリー、彼らの生き様もちゃんと描かれているのでものすごく生命を感じるドラマだなと思いました」と語る。そんな「生」を感じる物語に、原作を読んだ時も、台本を読んだときも、撮影中も、完成した作品を見たときも「感動して涙が止まらず、ずっと泣いていた」という。「亡くなった方の生き様や、生きていることを感じられた瞬間に涙腺が壊れたのかというくらいずっと泣いていました。人ってこんなに涙が出るんだというのも生きているということ。いちいち生きているなって感じています」昨年、急性腰痛症と仙腸関節障害による運動機能障害のため、主演ミュージカル『CHICAGO』を降板するなど、体調不良に悩まされてきた米倉。「体調もよくなかったので、息をしているだけでも生きているなと思いました」と語る。そして、完成した本作を見て、「もう少し一生懸命生きようかな」と感じたそうで、「見てくださる方にもそう思ってもらえたら」と期待を込める。腰は今も治療を継続中で、ずっと座っているのはまだ厳しいということだが、「少しずつ元気になってきました。以前は声を出すのも精いっぱいだったので」と徐々に回復。2023年は俳優として新しいスタートを切りたいと考えているそうで、「闇からやっと抜け出してきたので。とにかく体のメンテナンスを早く終わらせて、また進んでいけたら」と前を向いている。ただ、俳優として具体的に何かしたいと考えているのではなく、「普通に生活ができて仕事もできるようになりたい」とのこと。「私は今年、年女なんです。せっかく自分の年なので、ウサギのように1ぴょん2ぴょん跳ね上がって、何か形を残せたらいいなと思っています」と笑顔で語った。●俳優人生史上最短ヘアに作品ごとに見た目チェンジ大ヒットドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』シリーズで主人公の外科医・大門未知子を長年にわたって演じてきた米倉。『エンジェルフライト』で遺体と向き合う際に、『ドクターX』の手術着を思わせる衣装を着ているが、「(『ドクターX』と)リンクさせたくないのでマスクの種類を変えました」と明かす。また、本作のために髪をバッサリとカット。「『ドクターX』でもかなり短くしたことはありますが、ここまで短いのは初めてです」と、俳優人生史上最短のショートヘアにイメチェンした。髪を切るというのは自身が提案。「いろんな役があって、この作品の前だと『ドクターX』や『新聞記者』を演じましたが、見た目は違うほうがいいのかなと。私自身は髪が長かろうが短かろうがどちらでもいいのですが、見てくださる方は見た印象から入るので、見た目は作品によって変わったほうがいいと思っています」と語る。作品ごとにイメージを変えるためにビジュアルも変えている米倉だが、自身は作品をリンクさせることはないという。本作も『ドクターX』と重ねることなく役作りした。「生きている人間と亡くなっている方を相手にするので、全然意味合いが違う。亡くなること自体が悲しいお話で、その事実をご遺族はかみしめないといけない。だからご遺体を傷ついたままお返しするよりも、きれいな状態にして生前の元気だった頃を思い返してもらいたいという、国際霊柩送還士の仕事ぶりを大切に演じました」そして、「どうしても死を扱っているドラマは悲しい部分がありますが、死の悲しみを乗り越えて、生きていることに感謝したくなるようなドラマになっています」と語った。■米倉涼子1975年8月1日生まれ。神奈川県出身。1993年モデルとしてデビュー。1999年に俳優へ転身。近年は『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)、『新聞記者』(NETFLIX)などに出演。『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)は10年続く人気シリーズとなった。ミュージカルでも活躍しており、2008年に『CHICAGO』の日本版でミュージカルに初出演。2012年7月には『CHICAGO』でブロードウェイデビューを飾り、2017年、2019年と、3度ブロードウェイ主演を果たした。
2023年03月10日国境を越え、あらゆる試練を乗り越えて、遺体とその想いを母国で待つ遺族の元へ届けるプロフェショナルたちの物語、Amazon Originalドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」。米倉涼子主演で贈る本作からこの度、出演者のひとり、松本穂香が個性豊かなクセあり社員たちを紹介する本編シーン特別映像が公開された。本作は、羽田空港にある「エンジェルハース」という会社が舞台。主人公・伊沢那美率いる「エンジェルハース」の個性豊かな国際霊柩送還士たちは、大切な人を失った遺族に最期のお別れをする機会を設けて、前を向いて今後の人生を歩んでもらえるよう、様々な問題へ立ち向かっていく。松本穂香(高木凛子)松本さんが演じるのは、そこの新入社員・高木凛子。大企業で働くも、自分の居場所がないと感じ、海外で活躍できる国際霊柩送還士という仕事に憧れを抱いて入社した。そんな凛子が、社長お手製のもつ煮をせっせと配りながら、社員を紹介。まず始めは、社長・伊沢那美(米倉さん)。短気で口が悪いけれど、仕事には人一倍思いがあり、不屈で前向きな精神で仕事に打ち込む。仕事になると遺族にしっかり寄り添い、共に涙する情に厚い一面も。米倉涼子(伊沢那美役)ほかにも、城田優演じる少し変わった性格の遺体処置のスペシャリスト・柊秀介、遺体搬送にまつわる複雑な書類を整え、運送業者や航空会社など社内外の連絡柱として連絡交渉を受け持つ、野呂佳代演じる手続担当・松山みのり、矢本悠馬演じるチームのムードメーカー、元ヤン若手社員・矢野雄也。矢本悠馬(矢野雄也)とにかく優しく癒される存在だが、ほかの誰よりもその正体は謎に包まれている、霊柩車のドライバー・田ノ下貢(徳井優)。那美とエンジェルハースを立ち上げるも、採算よりも遺族のケアを優先する那美とよく衝突する会長・柏木史郎(遠藤憲一)といった、個性豊かでクセが強い社員たちが登場している。・米倉涼子那美と私は似ていて、負けず嫌いで馬鹿にされたくないし、口が悪いけど気が弱い部分があったり、演じていてとても共感できるんです。みんなそれぞれ演じるキャラクターを上手に探り当てて、チームとして同じ意識を持つことで、チーム感がより増したのかなと思います。・松本穂香凛子は冷静に物事を見ているようで、まだまだ視野が狭い未熟なキャラクターです。でもそんな凛子が那美社長をはじめとしたメンバーから影響を受けながら成長していく姿に、私自身も感動しました。個性豊かなメンバーたちは一見ばらばらに見えますが、意外と共通点があったりもして。ヘラヘラしているように見えて仕事と真摯に向き合う姿とか、これがエンジェルハースのチームとしての魅力なのかなと思います。・城田優堀切園監督はほぼ毎カット、セリフが終わってから30秒くらいカットをかけないスタイルで、毎日アドリブ合戦でした。この時間を通して、それぞれのキャラクターの深掘りが出来ましたし、その場の空気でしか生まれない”生きたお芝居”が新鮮でした。何より、社長、会長をはじめ、個性の強い社員たちの突発的な会話が本当に面白く、笑いを堪えるのが大変だったシーンも多々あります。心から楽しいと思える時間でした。演じた柊は、元々台詞も少なく、あまり喋らないクールな役だったのですが、この時間のおかげで彼のことをより理解出来た気がします。米倉さんをはじめ、キャストもスタッフの皆さんも、とても優しく面白くて、素敵な出会いに恵まれました。・野呂佳代今まで面白い役とか明るい役を演じてきたので、知らなかった職種ということもありとても緊張しました。みなさん臨機応変な対応力があって、それぞれの役のことも深く考えていて。みなさんの経験と感覚とチームワークによる連携プレーでした。また現場でもフラットに接してくれる方ばかりで、エンジェルハースのチームの魅力にも繋がったのかなと思います。・矢本悠馬チャラくて楽観的な矢野にとって、叱ってくれるエンジェルハースの社員たちは思いやりがあり尊敬できる存在です。演じるキャスト同士お互いに信頼しているので、相談もなしに芝居の中でユーモアやチームプレー感が生まれました。とくに米倉さんと遠藤さんの大先輩2人に率先して良い雰囲気を作ってもらえて、とても楽しかったです。・徳井優撮影に入る前に、実際に羽田にあるドラマのモデルとなった会社に見学しに行きました。そこで質問タイムがあったんですけど、その時点でみんな演じる役をよく理解していたので、撮影まですべてスムーズに進むだろうと思いました。キャスティングの時点で、良いチームワークはできていました。・遠藤憲一個性豊かなキャラクターたちなので、みんなあえてのびのび演じていました。柏木は実際に現場で作業するメンバーとは違ってデスク業務が多いので、のびのびしているメンバーの気を引き締める役どころです。唯一お金とか細かいことにうるさくて好かれる役ではないのもあり、みんな俺に対して好き勝手なこと言ってましたよ(笑)Amazon Originalドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」は3月17日(金)よりPrime Videoにて独占配信。(cinemacafe.net)
2023年03月09日新感覚コミュニティジャーニー(主宰者:HIROKO、青木ソラ)は、世界中の都市から自分らしく生きている女性たちが国境を越えてライフスタイルや人生の楽しみ方をライブ配信で発信する50時間連続ライブイベント「Around the World on Live Vol.4」をFacebookページにて日本時間2022年12月13日~14日の2日間開催します。(Clubhouseとの同時配信として開催)Around the World on Live Vol.4【視聴URL】 【Facebook(承認制)】 時代の変化に体当たりで向き合いながら、自分らしく人生を生きていきたい!と、それぞれの人生に向き合っている女性達。自分の知識や経験がだれかの学びや勇気になれば、と多くの女性にエールを送る「新感覚」のイベントです。オンラインで世界と繋がれるようになった今だからこそ、自分の町に暮らしながらも多様性を身に着け世界を身近に感じられるイベントは、女性のこれからの生き方や働き方の多様性に大きな気づきになるものと考えています。― 新感覚コミュニティジャーニーとは2020年12月22日、風の時代と共に始まった「新感覚コミュニティジャーニー」は、Facebookのコミュニティで現在世界31か国から1000名以上の女性が参加しています。ライブ配信をベースにお互いの近況や学びをシェアし、自分らしく生きていくそれぞれの人生に互いにエールを送りあうコミュニティです。グローバルで多様性のあるグループの中で、「発信する力」を養い、ライブで「今の自分」が伝えることが誰かの勇気につながるピアトレーニングの手法でお互いの成長を促進しています。また4つのSDGs(教育、平等、経済、地域)を掲げ、これからの時代の女性の生き方や社会参加についても多様な文化や価値観を通じて各自が導き出す活動をしています。― 伝える、響く、つながる。世界中で暮らす日本人女性のメッセージはとても等身大でリアル。そして心に伝わるものがあります。全く違う文化の中で自分のアイデンティティと向き合い、環境に順応し、自分らしく生き続けるその姿は人の心に強く響きます。そしてSNS社会の特徴としてお互いにつながることができ、応援してくれる人が増えます。女性のライフステージ毎のテーマは世界のどこにいても似通っていることにも気づきます。パートナーシップのこと、子供との接し方、離れた親の心配。そして何より自分の生き方、あり方。このオンラインイベントでは、もっと自分らしく生きていい、自分から発信することで社会とつながれるという勇気をもらえると思います。◆これから発信したい女性のチャレンジの場所として私たちは自分らしく生きていきたい女性が世界中から集まり、発信力を高め、互いを応援しあうことで自己実現を目指しています。これから発信したい、世界とつながりたいという方はぜひジャーニーでライブ配信にチャレンジしてください。グローバルな教育、子育て、海外移住、起業、文化などジャンルは問いません。FBグループページから配信するレギュラーライブで配信しているメンバーが皆さんのチャレンジをサポートします。― 日本の女性がグローバルな視野をもつことは大切。日本は今、様々な課題を抱えています。子供たちが夢をもって生きていける社会にするためには、より広い視野で世界の一員としての日本を知ることが必要です。そのためには母である女性がグローバルな視点を持ち子供に選択肢を与えることが大切だと思います。オンライン社会は世界と繋がれる一方、自分が求めなければどこともつながれないという危険もはらんでいます。世界中にある歴史や文化やテクノロジーがすべて自分の可能性になりうるのだと感じさせてあげるために、大人も学び続け、世界を知る必要があると思います。― 女性がより輝く社会を目指して日本は世界と比べ女性の社会進出は遅れているのが現状ですが、好きや得意を仕事にしたり、家で働けるようになり、働く選択肢も増えてきました。自分に何ができるか、何がしたいかを知ることで動き出せる女性は大勢いると思います。私たち新感覚コミュニティジャーニーはその環境と出会うキッカケを提供します。◆Around the World on Live Vol.4 概要開催日 :2022年12月13日(火)~14日(水)開催時間:12月12日22時~15日0時までの50時間1コマ1時間としてライブ配信料金 :無料参加方法:Facebookページからのライブを視聴視聴URL : Facebook(承認制): <こんなメンバーが参加しています>私たちと共に自分らしく学び、働き、旅をしてみませんか?私も世界にメッセージを届けたい!と思った方はぜひ一緒に発信していきましょう!皆さまのご参加を、メンバー一同お待ちしております。興味のある方はメールにてお問い合わせください。天乃愛湖(東京) 姫岩透子(アリゾナ) 岩田晶子(茨城) 青島道子(東京) Reiko Kondo(ニューヨーク) 叶多範子(バンクーバー) ベジェンるいこ(ミシシッピ) KUNIBE Tomoko(エクスアンプロヴァンス) HANAKO KUMAZAWA(シエナ) 斎藤由実子(バルセロナ) 清水みちる(ウィーン) 滝井のぞみ(Dusseldorf) CHERRY: Chiaki Carey(ダブリン) ノアック寿栄(ストラスブール) 宮崎まゆみ(神奈川) NOBUE MORIHARA(福岡) IKUE, Erin HAYASHI(ONTARIO) コミネンコ(千葉) スパイスガールズ(イタリア)アンバサダー:二階堂瑞穂(東京) 松村佳奈(熊本) 主宰:HIROKO (東京) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月24日映画『ある男』(11月18日公開)のジャパンプレミアが27日に都内で行われ、妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、眞島秀和、柄本明、石川慶監督、原作者の平野啓⼀郎氏が登壇した。累計30万部を超える平野氏のベストセラー小説『ある男』を映画化した同作。妻夫木が主演を務めたほか、安藤、窪田、清野菜名、眞島、小籔千豊、仲野太賀、真木よう子、柄本ら日本を代表する俳優陣が集結した、「愛」と「過去」をめぐる感動のヒューマンミステリーだ。「第79回ベネチア国際映画祭」オリゾンティ・コンペティション部門への出品に続き、「第27回釜山映画祭」のクロージング作品にも選出され、海外で高い評価を受けている。レッドカーペットが敷かれた壇上で妻夫木は、「撮影からもう少しで2年経つのですが、様々な映画祭を経ているので、まだ公開されていなかったのかというのが、正直な気持ちです」と撮影を終えてからのこれまでを回顧。印象的なシーンを聞かれると「柄本さんとのシーンでは、監督が挑戦的に撮影されていて。柄本さんに“食われる”とはこういうことかと……」と意味ありげにコメントした。一方の柄本は「覚えていないんですよね……。本当に失礼なんですけど、今日監督が誰かもわからなくて(笑)。でもブッキー(妻夫木)と会ったのは覚えている!」と返し、笑いを誘った。また、イタリア・ベネチアと韓国・釜山での反応について聞かれた妻夫木は、「ベネチアは、最後観終わったあとに何人か笑っている方がいて、国境を越えるとこんなにも見え方も違うのかと感じたのが、面白かったです」と話した。妻夫木とともに映画祭に参加した窪田は、「挨拶を終えて帰る動線が、観客の方と同じで(笑)。ずっと“グレート!”“写真撮って!”とか見終わった方の生の声を聞きながら、戻りましたよね(笑)」と驚きのエピソードを告白。これに妻夫木も「全然列が進まなくてね(笑)」と笑顔を見せた。最後に妻夫木は、「これほど見終わったあとに様々な感想を持たれる映画は珍しいと思います」と同作をアピール。「みなさんも少しでもいいと思っていただけたら、“あれってこういうことだよね”とかぜひ語り合ってくれると嬉しいです」とメッセージを送った。
2022年10月28日6/7(火)に横浜市神奈川区のアイン三枚町保育園にて、ウクライナのドネツク州のKolobok kindergarten(コロボック幼稚園)とのオンライン交流イベントを開催します。(シンクアロット(株)国際交流プログラム「EN-TRY」にて実施します。)子どもたちが両国の文化について相互理解を深め、交流を図るオンラインイベントです。アイン三枚町保育園からは年長さん15名、コロボック幼稚園からは15名ほどの子どもたちが参加されます。アイン保育園は、モンテッソーリ教育と自由保育をコンセプトに子どもたちに英会話も学べる保育園です。世界の子どもたちとの交流の機会を作ることで未来に向けた子どもたちの視野の広がりを狙いとして今回のイベントを実施します。なお、ウクライナの子どもたちについては、現地の状況からご自宅からのご参加となります。コロボック幼稚園の先生たちもオンライン上ですが3か月ぶりに子どもたちと顔を合わせられるとのことです。本プログラムへの参加にあたりシンクアロット社に支払うプログラム参加料は全てウクライナのこどもの支援に寄付される予定です。※LIVEの日程は現地の状況により前後する可能性がございます。詳しくは本サイトへ: ※実施後にお知らせを発信いたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月27日2022年を代表するK-POP界の女王の座を懸け、事務所やキャリアの垣根を越えたパフォーマンス対決を繰り広げるサバイバル番組「QUEENDOM2」が「ABEMA SPECIAL3チャンネル」にて配信中。今シーズンでは「Brave Girls(ブレイブ・ガールズ)」「VIVIZ(ビビジ)」「WJSN(宇宙少女)」「LOONA(今月の少女)」「Kep1er(ケプラー)」「HYOLYN(ヒョリン)」のK-POP女性グループ6組が火花を散らしている。その1次バトルから3次バトル前半までをとらえた第1話から第5話の見どころをふり返った。第1話(1次バトル前半)■参加グループ6組が初対面し1次バトル開始!初回放送では、今回の参加グループ計6組が対面を果たし、早速1次バトルで競うライバルグループを指名することに。1次バトルでは、自分たちの代表曲をリメイクしたパフォーマンスを行い、まず「VIVIZ」と「HYOLYN」がパフォーマンスを披露。この日のTwitterトレンドには、「ヒョリン」「Kep1er」「QUEENDOM 2」などのワードが続々とランクインするなどの盛り上がりを見せた。特に2010年にデビュー、元「SISTAR」のリーダー兼メインボーカルで、現在はオールラウンダーソロアーティストとして活躍する大先輩HYOLYNの登場には驚きの声が上がった。ライバル指名では、ベテランのHYOLYNが新人グループである「Kep1er」を指名。驚きつつも「ありがとうございます!」と元気にお礼を述べる「Kep1er」のフレッシュなリアクションに周囲がほほ笑む場面も。HYOLYNは「全員で挨拶する時やステージ上の姿が、いつも情熱的でたくさん努力している」「そういう情熱が『Kep1er』の皆さんと(私が)同じだと思った」と指名理由を語っていた。「私たちはVIVIZでありながら、同時にGFRIENDでもある」VIVIZのパフォーマンスが感動を誘う1次ステージのトップバッターを務めたのは「VIVIZ」。2015年にデビューし、6年間「GFRIEND」として活動した後、2021年5月に電撃解散を経て「VIVIZ」として新たなスタートを切った3人。「私たちは『VIVIZ』でありながら、同時に『GFRIEND』でもある」「『GFRIEND』の名に恥じないよう、何倍も努力します」と意気込みを語り、ステージへ。そして「Time for the Moon Night」「Rough」の2曲を披露し、会場を感動の渦で包み込み、パフォーマンスを終えると「観客席を見たら、観客の方が泣いていて、それを見て泣きそうになりました」とふり返った。HYOLYNはベテランらしい圧巻のステージ!まさかのハプニングにもプロ意識で対応HYOLYNは「SISTER」の代表曲「Touch My Body」を披露し、圧巻のステージパフォーマンスと歌声で会場を魅了。しかし実はパフォーマンス中に、ブーツのかかとにヒビが入って、ヒールが外れた状態でダンスをしていたことを告白。ハプニングにも動じないプロの意識を見せつつ、「私がどんな気持ちでステージに立ったか、大勢の方が想いを察してくれたようで、ありがたかったです」と、観客の温かさに感謝の言葉を述べた。第2話(1次バトル後半)■Kep1er、Brave Girls、宇宙少女がパフォーマンス第2話では、1次バトルの後半戦が放送され、「Kep1er」「Brave Girls」「WJSN」のステージパフォーマンス、そして体調不良のため他のグループと同日のステージ披露が叶わなかった「LOONA」の動画パフォーマンスが披露された。Kep1erが初の有観客ステージ!堂々とした「WA DA DA」を披露2022年デビュー、最年少グループの「Kep1er」は、本番組への出場が決定した際、「Mnet(自社アーティスト)だから出れた」「番組がプッシュすぎている」というSNS上の声に悔しい表情を浮かべていた。しかし「そうではなく、あなたたちの実力でスタッフを説得した」と言葉をかけられると、日本人メンバーのヒカルが思わず涙する場面も。「『Kep1er』だから出れたということを実力で証明しなきゃ」と意気込み、ステージに。QUEENDOM2バージョンの「WA DA DA」を披露した本番は、「Kep1er」にとって観客の前で披露する初のステージ。初の大きいステージだったということもあり、リハーサルではマイクや小道具をうまく使えないハプニングに見舞われながらも、堂々と会場一体を魅了した。Brave Girls、悔しさをはねのける「Rollin’」で会場は大盛り上がりどのグループからもライバル指名がなかった「Brave Girls」のステージ。指名されなかったことや、「みんな30代でしょ?」「踊れるの?」というSNS上の書き込みに悔しさをにじませながらも、「“あんな一面もあるんだ”と思ってもらいたい」と自分たちの新たな可能性を魅せる意気込みを語っていた。本番では、太鼓や蛍光棒を使用したこれまでにないステージ構成と圧倒的な歌唱力を見せつけ、大ヒットした代表曲「Rollin'」のパフォーマンスが始まると、会場そして楽屋で待機していた他グループまでもが踊り始め、盛り上がりを見せた。体調不良やアクシデントに見舞われたWJSN、「天は私たちを助けてくれない」と悔しがる場面も「WJSN」はステージ構成を考えるメンバー会議で、「(自分たちの実績が)ずっと中途半端だった」とふり返る。そして「この6年間が無駄じゃなかったことを証明したい」と前を向き、コンセプトから自分たちで考案。本番前日まで、メンバーのウンソが体調不良で隔離状態で思うように練習が進まない事態に陥ったり、また本番では、演出として使っていた砂時計のオブジェが割れるなど、最後までアクシデントに見舞われた彼女たち。ステージを降りると「一生懸命頑張ったのに、天は私たちを助けてくれない」「死ぬ気で頑張ったつもりなのに、どうしてこんな試練を与えるんだろう」と悔しい気持ちを抱えた表情を見せた。1次ステージ不参加となった「LOONA」以外のグループの1次バトルが終了し、最終結果発表へ。出演者投票は、今回参加した各グループが自分たちのグループよりも上手だと思った(格上)グループと下手だったと思う(格下)グループに投票するシステム。下手だと思ったグループについては必ず投票し、各グループが対面した状態で投票結果を発表するという過酷なルール。ぎごちない雰囲気になる瞬間も見られた。出演者投票、グローバル投票、評価団投票の全てが終わり、1位を獲得したのはHYOLYN。どの投票でも1位を獲得し、初回と同様、「ヒョリン」というワードがTwitterトレンド入りを果たした。▼1次最終順位(出演者投票、グローバル投票、評価団投票)1位HYOLYN(ヒョリン)2位WJSN(宇宙少女)3位VIVIZ(ビビジ)4位Kep1er(ケプラー)5位Brave Girls(ブレイブガールズ)6位LOONA(今月の少女)第3話(2次バトル前半)■ライバルの楽曲をアレンジ!2次バトルはカバー曲バトル第3話で放送された2次バトルでは、他のグループの曲を自分たちの色で表現する、カバー曲対決。1次ステージで1位を獲得したHYOLYNからカバーしたいグループの指名を行い、決まった対決は以下の通り。▼2次バトル「カバー曲対決」・HYOLYN⇔LOONA・WJSN⇔VIVIZ・Kep1er⇔Brave GirlsWJSNは、ピンチをチャンスに!壊れたオブジェを再活用し、1次ステージでの悔しさを挽回最初にステージを披露することとなった「WJSN」は、「GFRIEND」の「NAVILLERA」をカバー。1次ステージでは、パフォーマンス中に砂時計のオブジェが割れるアクシデントに見舞われた彼女たち。そのオブジェを2次ステージで活用し、「ピンチをチャンスに変えよう」と意気込む。ソロダンスパートを担当することになったヨルムは、応援団として駆け付けた事務所の先輩である「MONSTA X」のジュホンとヒョンウォンにもアドバイスをもらい、練習を重ねていく。本番では見事にソロパートを決め、他の参加者からも絶賛のリアクションが見られた。LOONA、「本当の私たちを見せられる最後のチャンスかもしれない」と背水の陣で勝負1次ステージでは、体調不良のため棄権扱いとなり、自動的に6位になってしまった「LOONA」。「2回連続で6位になったグループは降板」というルールに怯えることなく、2次ステージへの準備へ。今回HYOLYNが対決相手となり、「SISTER」の「SHAKE IT」をカバーすることに。活動休止の期間やメンバーの休養など、さまざまな困難を乗り越え、「本当の私たちを見せられる最後のチャンスかもしれない」という思いで「QUEENDOM2」に挑む彼女たち。本番を終えると、他の参加者たちからは「ミュージカルを観たような感じがしました」「うますぎる」との声があがり、見事に力強いパフォーマンスを見せつけた。Brave Girlsは体調不良で練習中断の危機に…しかしKep1erのフレッシュさを先輩らしく堂々とアレンジ1次ステージで5位となり落胆していた「Brave Girls」。最年少グループでフレッシュな「Kep1er」のカバー曲を考える際、「正直に言うと(タイプが正反対で)一番避けたかったグループ」と本音が漏れる場面も。そんな中、練習期間中に体調不良となったメンバーが出て、思うように練習が進まない状態に。しかし、「解散を考えて荷物をまとめた時に比べたら、今はつらくも何ともありません」と語り、逆境に立ち向かっていく。のどの調子が悪く、体調が万全ではないまま臨んだ2次ステージ。「Kep1er」の「MVSK」を大人っぽいアレンジでカバーし、会場を魅了した。第4話(2次バトル後半)■カバー曲対決後半!会場を魅了する圧巻パフォーマンス第3話に続き、2次ステージでのカバー曲対決でパフォーマンスを披露したのは、「VIVIZ」「Kep1er」「HYOLYNの3組。それぞれ、本家の曲とは全くイメージの違うアレンジで会場を魅了した。3人で圧巻のステージを披露したVIVIZ、しかし舞台を降りるとウナが涙を流し本音を吐露「WJSN」の「UNNATURAL」をカバーすることになった「VIVIZ」。ペアダンスパートを任されたウナは初めての挑戦に苦戦し、何度も1人で練習をする様子も。本番では、メインステージだけではなく、すべてのステージを存分に使い、3人で圧巻のステージを披露。ほかの参加者たちからは、「床が鏡になっていてすごい」「コンセプトがよかった」と称賛のコメントが多く寄せられたが、ウナは練習してきたソロパートがうまくいかなかったと涙を流し、次のステージでの挽回を誓っていた。「Kep1er」は2曲のリミックスで愛らしいステージを披露、一方でパフォーマンス中の思わぬハプニングに涙も「Kep1er」は、「Brave Girls」の「Pool Party」「Rollin’」の2曲をカバー。日本人メンバーのヒカルはラップパートを担当するために、韓国人メンバーのダヨンに発音を教えてもらいながら練習に励んだ。「韓国に来てまだ10か月しか経ってないのにすごいよ」と褒められると、言語の壁の難しさを吐露しながらも「メンバーがいるから辛くない」と話す頼もしい場面も。日本、中国、韓国の3か国からメンバーが集う「Kep1er」ならではの絆が垣間見えた。リミックスしたステージに拍手が集まる一方、舞台裏では涙を見せるメンバーたち。ダンス中にステージから落下したり、シャボン玉が足についてうまく踊れない場面があったことが発覚。悔しさを表すメンバーたちに、他の参加者たちからは「新人なのにすごい。慰めてあげたい」との声が上がっていた。HYOLYN、LOONAのカバーで12人分の役割を1人で演出!フープを使い会場を魅了「LOONA」の「So What」をカバーすることになったHYOLYNは、12人のパフォーマンスを1人でこなす方法を悩みながらも、「12人のパートを楽器と私の声で満たすことにしました」とベテランとして意気込む。「LOONA=月」(※英訳)という言葉に合わせ、丸いフープを使った演出を提案。初挑戦のフープに苦戦しながらも、練習を重ねていく。本番が始まると、HYOLYNは1人で会場の真ん中に浮かぶフープにつかまって登場。突き抜けたパフォーマンス力で、12人分の役割を1人で担い、圧巻のパフォーマンスを披露した。そして今回も、「自分たちより格上、格下だと思うグループ」の出演者投票を実施。格下の発表の際には「ステージが記憶に残らなかった」「ごめんなさい」など素直な意見や謝罪の言葉が飛び交い、1次ステージと同様に居心地の悪い空気になる場面も。2次ステージの最終順位は以下の通りとなった。▼2次最終順位(出演者投票、グローバル投票、評価団投票)1位HYOLYN2位LOONA3位WJSN4位VIVIZ5位Kep1er6位Brave Girls第5話(3次バトル前半)■2つのラウンドで戦う3次バトル!ボーカル・ダンスユニットで夢のコラボレーションが実現続く3次バトルのテーマは2つ。1つ目は、「ポジションユニット対決」。各グループからボーカルとダンサーを選出し、「QUEENDOM2」だけのボーカルユニット3組、ダンスユニット3組の新しいユニットを作る。2つ目は、「ファンタスティックQUEENDOM」でファンのおすすめ曲によって決め、事前バトルの中で最も大きな点数が獲得できる重要な対決となる。「ポジションユニット対決」のために、各グループからそれぞれボーカルとダンスチームに入るメンバーが集結。唯一ソロで参加しているHYOLYNは、1人でボーカルとダンスユニットをかけ持つことに。「大先輩であるHYOLYNと一緒のチームになりたい」という他の参加者たちの思いが溢れ、ユニット決めは心理戦に!?それぞれの思いが交錯しながら、ときに和やかに計6組のユニットが結成された。HYOLYN×Brave Girlsミニョンの胸アツユニットボーカルユニットでHYOLYNとユニットを組むことになったのは、「Brave Girls」のミニョン。かねてから同じユニットになりたいと願っていたミニョンは、喜びの声を上げてHYOLYNと挨拶。パフォーマンスには、お互いが歌詞に共感した「赤頬思春期(BOL4)」の「私の思春期へ」を選曲。練習中、HYOLYNは曲にインパクトをつけるためにキーを上げることを提案すると、不安な音域に自信をなくすミニョンに「なんで失敗すると思い込んでいるの?もし失敗したとしたら、私がそこに入っていくから」とHYOLYNが鼓舞する場面も見られた。夕食後にはポジションユニット対決の中間評価へ。ボーカルユニットでは、「WJSN」と「VIVIZ」は「宇宙を抱く銀河です!」とチーム名をアピール。透明感のある生歌に「鳥肌もん」「中間でこれはやばい」といった声が寄せられた。そして「LOONA」と「Kep1er」による太陽と月チームでは綺麗なハモリを披露。「すでに仕上がっている」といった絶賛の声が寄せられた。ここまで、各グループの熱戦が繰り広げられてきた「QUEENDOM 2」。後半に差し掛かる戦いはどう激化していくのか。グループの垣根を越えた超貴重なコラボは必見となっている。「QUEENDOM 2」は毎週木曜21時10分~(本編は21時20分頃に開始予定)ABEMA SPECIAL3チャンネルにて日韓同時・国内独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年05月11日大人気マンガシリーズ、今回はごじごじ(@gorgegorge_dayo)さんの投稿をご紹介! 「結婚を決めた理由」です。夫に結婚した理由を聞く妻、夫の答えは、予想しなかったもので…!?結婚を決めた理由を知りたい出典:instagram夫が語り始め…出典:instagram夫の尻に…出典:instagram思わず…!?出典:instagram何かに目覚めた夫出典:instagramそれが理由!?出典:instagram期待とはちょっと違うけど…出典:instagram夫の結婚の動機は、まさかのカンチョウ。夫の中で、何が目覚めてしまったのでしょうか…!?次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@gorgegorge_dayo)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月07日第94回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞、脚色賞とノミネートされていた3部門ですべて受賞した『コーダあいのうた』。1月21日(金)から公開されていた本作には「ここ最近で一番号泣」「早くも今年ベスト」「歌声に酔いしれた」といった声がSNSに相次ぎ、前週対比で100%超が続くロングランヒットに。今回の受賞の盛り上がりを受け、4月1日(金)から250館公開へと拡大、さらに翌週以降は300館以上に拡大される予定という。アカデミー賞に先んじて、ハリウッドの映画俳優たちが選ぶ第28回全米映画俳優組合賞では最高賞にあたるキャスト賞を受賞しており(過去には『パラサイト 半地下の家族』や『ブラックパンサー』などが選出)、同業者から愛される作品であることも伺える。拍手の代わりに「ジャズハンド」と呼ばれる、両手を肩の高さでひらひらとさせる姿も多く見られた“愛され映画”といえる本作。その5つの理由に迫った。日本では映画館で鑑賞できるアカデミー賞授賞式でも言及されていたように、本作は配信サービス作品として初の作品賞受賞作で、アメリカの劇場では限定公開された。インディペンデント映画の祭典、サンダンス映画史上最多&初となる最高賞・観客賞・監督賞・アンサンブルキャスト賞の4冠に輝き、各社が配給獲得に乗り出すなか、Apple TV+が同映画祭史上最高価格となる約26億円(2500万ドル)で買い付けたことが話題となった。日本国内ではギャガが配給し、配信ではなく劇場公開されている。ギャガといえば、昨年は『ミナリ』、一昨年は『ジュディ 虹の彼方に』『スキャンダル』ほか、『ラ・ラ・ランド』『それでも夜は明ける』『英国王のスピーチ』、是枝裕和監督『万引き家族』などアカデミー賞に絡み世界的に評価された多くの作品の配給を手がけており、本作もさすがの英断といったところ。特に音楽が重要な要素となるからこそ、映画館で本作を鑑賞することはタブレットやスマホでイヤホンを通して観て、聴くものとはまた違う、コンサートを久しぶりに楽しむかのような疑似体験を可能にしている。原作はフランス映画祭観客賞『エール!』『クワイエット・プレイス』シリーズ(18、21)や、マーベル映画『エターナルズ』(21)、アカデミー賞ノミネートの『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』(19)、さらには「イカゲーム」ウィ・ハジュンが殺人鬼を演じた韓国映画『殺人鬼から逃げる夜』(21)、今回、国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』(21)などまで(手話の描き方が適切かどうかはともかく)ろう者が登場する映画は近年、増えている。本作『コーダあいのうた』(以下、『コーダ』)は、フランス映画『エール!』(14)のリメイク作品だ。当時、本国では4週連続1位、観客動員数750万人超えの大ヒットとなった。日本には「フランス映画祭2015」のオープニング上映で紹介され、観客賞に選ばれている。舞台はフランスの田舎町、耳の聞こえない父母と弟とともに牧場を営む聴者の高校生ポーラ・ベリエ(ルアンヌ・エメラ)が、音楽教師に歌の才能を認められパリの音楽学校のオーディションを勧められる…という同様のストーリーが展開。主人公が家族とこれまで通りの生活を続けていくのか、本当にやりたい歌を目指すのか、葛藤する。邦題『エール!』は新しい道へと旅立つ10代への応援歌の意味が込められたようだが、原題では『La famille Belier』(ベリエ一家)と家族の物語であることを主張。そして『コーダ』では、 “耳の聞こえない親を持つ子どもたち”=CODA(Children of Deaf Adults)と、音楽用語として楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりという双方の意味を含んだ、主題を最も端的に言い表したタイトルとなった。監督の思い…実際にろう者の俳優を起用『エール!』でも『コーダ』でも主演女優は歌えて、手話をしながら演技をすることが求められる。ベリエ一家のポーラ役は人気オーディション番組「The Voice」出身で映画初出演のルアンヌ・エメラが務め、セザール賞最優秀新人賞を受賞した。両親役を演じたのは『しあわせの雨傘』などのカリン・ヴィアールと『神様メール』などのフランソワ・ダミアンというフランスの実力派で、弟役のルカ・ジェルベールが実際のろう者だった。『コーダ』のシアン・ヘダー監督は当初から、ろう者の役はろう者の俳優に演じてもらうことを考えていたといい、『愛は静けさの中に』(86)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したマーリー・マトリンが母親ジャッキー役、手話演劇出身で「CSI:ニューヨーク」のゲスト出演でマトリンと夫婦役を演じたこともあるトロイ・コッツァーが父親フランク役を演じ、今回揃ってアカデミー賞俳優となった。ちなみにコッツァーは、「マンダロリアン」でマンダロリアンと手話で会話をするタスケンレイダーの役も演じたこともある。2年前、『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督はゴールデン・グローブ賞授賞式で「“字幕”という1インチの壁を乗り越えれば、より多くの映画に出会える。私たちが使うたった1つの言語、それは映画だ」と語ったが、手話を日常的に使う俳優たちの生きた“言葉”のおかげで、本作はさらなる1つの壁を越えたといえるだろう。そして家族で唯一の聴者である主人公ルビーを演じたのは、Netflixシリーズ「ロック&キー」のキンジー・ロック役やホラー映画『ゴーストランドの惨劇』などに出演してきた次世代スター候補のエミリア・ジョーンズ。10代のころは親と“同じ言葉”で会話しながらも、齟齬が生まれてコミュニケーションをとれなかったり、本音をうまく言語化できなかったり、“分かり合えない”と感じることはよくあること。アメリカ手話と歌のレッスン、さらにトロール漁の操作の取得に9か月を費やしたというエリミアは、そんなルビーを瑞々しく演じて感動的な説得力をもたらしている。日常を描くリアルに添った脚色『コーダ』の家族構成では、マトリン、コッツァーと共演経験のある、ろう者のダニエル・デュランが“兄”レオ役を演じているのがポイント。レオは両親が自分ではなく聴者の妹ルビーを何かと頼りにすることにフラストレーションを抱えており、実は誰よりも“ルビーはここに留まるべきではない”と考えているキャラクター。レオのほうこそ家業を支えたいという気持ちが強く、ルビーの歌の才能と評判もすでに知っていた。スマホに文字を素早く打ち込んで、相手とチャットもできる。両親にはないコミュニケーション手段を彼は持っている。また、本作はPG12指定作品で、赤裸々な夫婦生活やセックスにまつわる話も登場する。それは原作映画でも同じで、両親の性病について医師に説明するのはルビーの役目。同世代よりはるかに先に、否が応でも大人の事情を知ることになるルビーは、幻滅しながらももはや達観しているかのよう。その上、情熱的な夫婦のラブシーンに加え、父フランクのユーモラスな手話を目の当たりにした、ルビーが思いを寄せる合唱のパートナー、マイルズ(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が軽率にも学校で噂話にしてしまう。これはルビーの生活のもう1つの基盤である学校での疎外感を強めてしまう、象徴的なエピソードだ。学校に入学したばかりの頃、しゃべり方が変と言われて以来、背中を丸めて過ごしてきたルビーに、音楽教師の“V先生”(エウヘニオ・デルベス)が「なんて言われた?」と問い返す場面は、メキシコ系移民である先生自身も言語の“異質さ”を揶揄されながら生き抜いてきたことを伺わせる。さらに、学校での合唱コンサートの最中、フランク、ジャッキー、レオが感じている無音の世界がより分かりやすく映し出されている。周囲の人が笑顔や涙を見せたり、瞳を輝かせたり、身を乗り出したりする姿から、その感動は娘の歌声がもたらしているのだと実感するフランクの表情。聴こえぬ娘の歌声を少しでも“聴こう”として、娘におそるおそる寄り添うシーンのリアリティもフランク役がコッツァーだからなし得たことだ。一家の家業が牧場経営から漁業に変更された点にも注目。ヘダー監督にとって幼少期に馴染みのあったマサチューセッツ州グロスターが撮影地に選ばれたが、『愛は静けさの中に』の舞台をも思わせる港町だ。トロール漁に際し、仲買で手数料を抜かれたり、政府から監視員が訪れたりと権力で抑え込まれる構図は日本でも共感を得やすい点ではないだろうか。60~70年代のヒット曲が彩る劇中歌にも注目Appleの映画ながら、ルビーが音楽を聴くのは漁の間はラジオ、家では2ドルの中古レコードプレーヤーというのが興味深い。流れるのは最新ヒットソングやK-POPではなく、60~70年代のヒット曲であり、彼女の懐メロ好きはマイルズとの距離を縮めるきっかけになっている。冒頭、ルビーが船で歌うのはエタ・ジェームズの「Something's Got a Hold on Me」(62)で、『バーレスク』にてクリスティーナ・アギレラがカバーしたことでも知られる。愛には違いないけれども、“何かに囚われている”という曲から幕を開けるのだ。権力に反発し、フランクたちが自分で組合を立ち上げる場面では「ザ・クラッシュ」の「I Fought the Law」(79)が彼らの士気を示し、合唱団のコンサートではキキ・ディーの「I've Got A Music In Me/歌は恋人」(74)と、子どもたちにこの音楽を聴かせよう、この音楽で踊らせようと歌うデヴィッド・ボウイの「Starman」(72)が披露され、会場はノリノリになる。そして、フランクら家族らが“聴き入り”無音になるのは、マーヴィン・ゲイと早逝したタミー・テレルのデュエットソング「You’re All I Need To Get By」(68)で愛する人への無限の愛を歌い上げている。アメリカ人にとってはもちろん、日本でも比較的馴染みのある曲が続き、極めつけはグラミー賞授賞式にプレゼンターとして登場した大ベテラン、ジョニ・ミッチェルの「Both Sides Now/青春の光と影」(69)。まさに家族と夢の狭間で葛藤してきたルビーの立場や未知数の人生について歌ったもので、あの場で、手話を伴って歌われる曲としてこれほど相応しいものはない。さらにもう1つ付け加えたいのが、シダー監督のもと女性スタッフが多く集まったこと。アメリカ手話の監督としてアレクサンドリア・ウェイルズ、アン・トマセッティを迎え、多くの手話通訳者や、撮影監督のパウラ・ウイドブロ、プロダクションデザイナーのダイアン・リーダーマンほか、女性たちの活躍もひと役買っているに違いない。『コーダあいのうた』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年04月05日ヴェネチア、ベルリンの国際映画祭をドキュメンタリーで初めて制した名匠ジャンフランコ・ロージの最新作『国境の夜想曲』から、中東の紛争地の治安を守り続ける、女性のみの「ペシュメルガ女性部隊」の本編映像とオフショットが到着した。本作の舞台となる中東。その紛争地域に国家とは認められていないが実質的にクルド人が暮らすイラク北部クルド自治政府が存在する。そのクルド自治政府が統括する武装部隊が「ペシュメルガ」。クルド語で「死と対峙(たいじ)する者」を意味し、強力な装備と練度の高さから戦闘力は1国の軍隊に匹敵するとされる。兵力は約22万人ともいわれ、クルド自治区の治安維持を担う。2003年のイラク戦争では米国を支援し、クルド人を弾圧していたイラクのフセイン政権を崩壊に導いた。そのペシュメルガには女性部隊が存在する。家族や友人をISISによって失い、二度と同じことを繰り返さないために戦う者や、家族がすでに武装部隊として活動しており自然な成り行きとして参加する者など様々。本作では女性たちが大きな武器を持ち警備にあたる様子や、武器の手入れをし、束の間の休息にひとつの暖房とやかんを囲んで暖を取り、体を寄せ合って眠るなどの日常が記録されている。やかんにかざす手の中には、左手の薬指に指輪をしている者もいる。また、撮影時のオフショットとして、ロージ監督を囲む女性兵士たちの写真も公開。移動のバス内で撮られたもので、ぎこちない笑顔ながらも監督と兵士たちの間に和やかな関係が生まれたことを感じさせる貴重な1枚となっている。クルド自治区ではISISと対峙する形がいまも続いている。2019年、アメリカにより当時のIS指導者アルバクダディが殺害され、弱体化したかに見えたが、すぐに次なる指導者を擁立。しかし、その指導者アブイブラヒム・ハシミ・クライシも今月3日に米軍の急襲により自爆死。アメリカ政府はこの作戦により、「おぞましいテロリストはこの世を去った。我々は世界中のどこであろうとテロリストたちを追い詰める」と話すが、クルドの人々にとって、安住の日はまだ限りなく遠いといえるだろう。『国境の夜想曲』はBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:国境の夜想曲 2022年2月11日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©︎ 21 UNO FILM / STEMAL ENTERTAINMENT / LES FILMS D’ICI / ARTE FRANCE CINÉMA / Notturno NATION FILMS GмвH / MIZZI STOCK ENTERTAINMENT GвR
2022年02月14日沖縄本土復帰50周年という節目で、日本最西端の与那国島を舞台とした映画『ばちらぬん』が、『ヨナグニ~旅立ちの島~』と共に特集上映『国境の島にいきる』にて上映されることが決定した。かつて「与那国島」はアジアの交易の中継地として栄えてきた。その交流から生まれた文化と、日本や沖縄本島とも異なる独自の言語は島の誇りであった。1972年、沖縄の日本本土復帰とともに、与那国は日本の最西端つまり国境の島になった。その後50年の間、島はどのように移り変わり、⼈々の暮らしはどのように変化したのか。そして、時代を経てもなお変わらないものとは。2021年、世界がコロナ禍に見舞われる中、与那国島はふたつの映画を生み出した。島に生まれ育った若き才能が描く望郷の島『ばちらぬん』、欧州からやって来た気鋭の視点で描かれる⽇常の島『ヨナグニ~旅立ちの島~』。与那国島を新たな角度から描いたこの作品を通して、国境の島そして復帰50周年の意味を問い直す。『ばちらぬん』は監督・東盛あいかの故郷である与那国島の日常や祭事を取材したドキュメンタリーと花、果実、骨、儀式などをモチーフに幻想的に描かれる世界が交差しあう実験作。現実とフィクションが溶け合い、ジャンルの枠を超えた映像によって島に紡がれてきた歴史、文化、人々の記憶がスクリーンに映し出される。本作で東盛は監督のみならず主演も務め、2021年のぴあフィルムフェスティバルにて見事グランプリを受賞した。その後、東京国際映画祭での上映など各方面から注目を集めている。もう一作『ヨナグニ~旅立ちの島~』はイタリア出身の映像作家アヌシュ・ハムゼヒアンと写真家ヴィットーリオ・モルタロッティのコンビが監督を務めた。彼らが「スコットランドを思わせるような曇り空の美しい島」と言い表す与那国像は、新しい視点から島の表情を見せてくれる。なお、公開に際し『ばちらぬん』の東盛監督は「人に島に愛された映画『ばちらぬん』が与那国島から海を渡り全国へ。初監督作がここまでこれた事を感謝致します。本作は沢山の追い風を受けて進み始めます。島の生命 力溢れる映画を多くの方に観てもらいたいです」と語る。2022年、復帰50周年を迎える沖縄に新しい風が吹く。 4月30日(土)より沖縄・桜坂劇場での先行上映を皮切りに、5月7日(土)からは東京・K’s cinema、アップリンク吉祥寺、翌週13日からはアップリンク京都、大阪・第七藝術劇場をはじめ全国でロードショー。《コメント》「故郷への深い想いと映画づくりの熱情が、魂に力強く優しく温かく響いてきた。なんて美しく純粋な映画なんだろう。」 『ばちらぬん』へ向けて――井浦新(俳優)《予告編》特集『国境の島にいきる』4月30日(土)公開
2022年02月11日ジャンフランコ・ロージ監督最新作・ドキュメンタリー映画『国境の夜想曲』が、2022年2月11日(金・祝)より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー。ジャンフランコ・ロージ最新作映画『国境の夜想曲』は、第77回ヴェネチア国際映画祭で3冠に輝いた作品。『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』と『海は燃えている〜イタリア最南端の小さな島〜』で、ベルリン・ヴェネチアを“ドキュメンタリー映画で初めて”制覇し、アカデミー賞ノミネートも果たした名匠ジャンフランコ・ロージの最新作だ。3年以上の歳月を費やし、イラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯で撮影を行った。紛争が多発する国境エリアの人々を映すこの地域は、2001年の9.11米同時多発テロ、2010年のアラブの春、2021年のアメリカのアフガニスタンからの撤退など、侵略・圧政・テロリズムにより、多くの人々が犠牲になっているエリア。いくつもの痛みに満ちたこの場所を、ジャンフランコ・ロージ監督は通訳を伴わずにひとりで旅し、そこに残された母親や子供、若者の声に耳を傾け続けた。母親たちの死を悼む哀悼歌、癒えることのない痛みを抱えた子供たち、精神病院の患者たちによる政治の無意味さについての演劇...。夜の暗闇から、一条の希望を見出し生きようとする者達の姿を映し出す。予告編は、オレンジ色の囚人服を着た男たちが、刑務所を徘徊するシーンからスタート。アメリカ国旗を掲げた装甲車が並ぶ場面を差し込みつつ、亡き息子を想う母親、心に深い傷を負った子供たちなど、戦争や侵略に翻弄され辛い状況に置かれた人々の苦境と共に、「空が綺麗だ」と笑い合う普遍的な恋人たちの姿も映し出す。どんな状況にあっても生きることを諦めない人々の力強さと希望を感じさせる内容だ。【詳細】映画『国境の夜想曲』公開日:2022年2月11日(金・祝)より、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー監督・撮影・音響:ジャンフランコ・ロージ配給:ビターズ・エンドイタリア・フランス・ドイツ/2020年/104分/アメリカンビスタ(1:185)/アラビア語・クルド語/原題:NOTTURNO
2021年12月08日羊文学の最新EP『you love』収録曲「夜を越えて」の先行配信が8月18日にスタートした。8月25日にリリースされる今回のEPには「自分の安心できる場所、帰る場所を探している人たちへ届ける、"you love"=あなたは元来、人を愛し人に愛される生物だ」というメッセージが込められ、アートワークにはメンバー3人の幼少期の写真が使われるなど、作品を通して”家”、“帰る場所”がテーマとなっている。『you love』には、アニメ映画『岬のマヨイガ』の主題歌ですでに先行配信されている「マヨイガ」や、蓮沼執太フィルが参加した「マヨイガ with 蓮沼執太フィル」など遊び心溢れる全6曲が収録される。また、EP発売前日となる8月24日には映画『岬のマヨイガ』公開直前YouTube生配信番組がアニプレックス公式YouTubeチャンネルにて配信される。番組では、羊文学と同映画で音楽を担当した宮内優里のスペシャルトークと、主題歌「マヨイガ」のスタジオパフォーマンスが予定されている。<先行配信>羊文学「夜を越えて」配信リンク:アニメーション映画『岬のマヨイガ』公開直前記念YouTube生配信※8月24日(火) 20:00〜公開予定<リリース情報>羊文学 EP『you love』2021年8月25日(水) リリース価格:2,100円(税抜)羊文学 EP『you love』ジャケット【収録曲】1. マヨイガ2. あの街に風吹けば3. なつのせいです4. 白河夜船5. 夜を越えて6. マヨイガ with 蓮沼執太フィル羊文学「マヨイガ」official audio「マヨイガ」先行配信URL:『you love』予約URL:羊文学 ライブDVD『羊文学 Tour 2021 “Hidden Place” online live 2021.3.14』2021年7月21日(水) リリース価格:2,727円(税抜)『羊文学 Tour 2021 “Hidden Place” online live 2021.3.14』ジャケット【収録内容】01. Opening02. mother03. Girls04. 変身05. コーリング06. -MC1-07. ハロー、ムーン08. ロックスター09. おまじない10. 花びら11. サイレン12. 砂漠の君へ13. powers14. -MC2-15. 人間だった16. 199917. あいまいでいいよ18. ghost『羊文学 Tour 2021 “Hidden Place” online live 2021.3.14』ハイライト映像【購入者特典】Amazon.co.jp:ビジュアルシート羊文学応援店:オリジナルライブフォト応援店一覧:購入URL:<映画情報>『岬のマヨイガ』8月27日(金) 公開映画『岬のマヨイガ』本予告映像公式Twitter: 公式サイト: 関連リンク羊文学 オフィシャルWEBサイト羊文学 Instagram羊文学 Twitter羊文学 TikTok
2021年08月19日セイコー アストロン(Seiko Astron)のグローバルライン スポーツ 5Xチタンから、国境なき医師団とのコラボレーションによる限定モデルが登場。2021年8月6日(金)より、国内限定500本で発売される。セイコー アストロン×国境なき医師団の限定コラボ腕時計緊急性の高い医療ニーズに1秒でも早く応えるため、国境を越えて医療および人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体「国境なき医師団」。今回は、セイコーの創業140周年、国境なき医師団の設立50周年を記念し、国境なき医師団のストイックな精神を表現した特別なコラボレーションモデルが制作された。ホワイトを基調にアクセントのレッドを効かせて象徴的なベゼルは、艶やかなホワイトのセラミックス素材と、国境なき医師団のブランドカラーであるレッドのアルミパーツを組み合わせた2トーンカラーに。ベゼル同様にホワイトカラーで統一した文字盤にもレッドを部分的に採用することで、その純白のケースをより一層美しく引き立てている。鮮やかなレッドの強化シリコンストラップが付属バンドはケースと一体感のあるチタン製に加えて、レッドの強化シリコン製ストラップがオプションとして付属。バンドを付け替えれば、鮮やかなレッドカラーが際立つ、スポーティーな印象の一本へと早変わりする。このほか、日常使いの擦り傷や小傷を防ぐセイコー独自の表面加工技術「ダイヤシールド」を施したチタン製のケース、タフな環境に耐える20気圧防水、操作性に優れた大きなボタン形状と、優れた実用性で幅広いシーンに対応するGPSソーラーウオッチとなっている。なお、本モデルの売上金額の一部は、国境なき医師団の緊急対応の最前線に立つ精鋭「緊急チーム」に活動資金として支援される。商品情報セイコー アストロン×国境なき医師団 コラボレーションモデル発売日:2021年8月6日(金)希望小売価格:330,000円販売数量:国内限定500本品番:SBXC091ケース:セラミックス+チタン(ダイヤシールド)バンド:チタン※付け替え用の強化シリコン製ストラップつき。防水性能:日常生活用強化防水(20気圧防水)ケースサイズ:[外径]42.8mm(りゅうず・突起部含まず)、[厚さ]14.9mm<ムーブメント仕様>GPSソーラームーブメント キャリバー 5X53時間精度:平均月差±15秒(受信できない状態で、気温5℃~35℃において腕に着けた場合)受信機能:GPS衛星電波受信によるタイムゾーン修正機能、スーパースマートセンサー(自動時刻修正機能)、強制時刻修正機能※「5Xシリーズ」では、キャリバー 5X53は、タイムゾーン修正(手動を除く)に成功すると、その地域のDST(サマータイム)の実施情報を反映した時刻を表示する。【問い合わせ先】セイコーウオッチ(株)お客様相談室TEL:0120-061-012
2021年07月09日しばしば『音楽は国境を越える』という表現を目にすることがあります。異なる言葉や生まれ、文化の中で育ってきても、音楽を通じて人はつながれる…同様の体験をしたことがある人は、どれくらいいるのでしょう。まいぽー(@_fuwamai_)さんは、その1人。しかし、まいぽーさんの場合は、音楽ではなく『絵』だったといいます。『心細いアメリカ生活で自分を助けてくれたもの』まいぽーさんが、アメリカの学校に在籍していた時のことです。当時のまいぽーさんはクラスメイトの輪になじめず、心細さを感じていました。しかし、そんな日々を変えてくれたのが『絵』だったのです。(2/2) pic.twitter.com/Npg2qwFQJw — まいぽー (@_fuwamai_) July 6, 2021 大友克洋さんの漫画『AKIRA』や、鳥山明さんの漫画『ドラゴンボール』、そして『ポケットモンスター』など、海外でも知られているキャラクターの絵を描いたところ、クラスメイトたちは大興奮!まいぽーさんは、この絶好の機会を無駄にすることはありませんでした。勇気を振り絞って挨拶をしたところ、一気にクラスメイトたちとの距離が縮まったといいます。絵を通してクラスメイトたちとコミュニケーションを図ることに成功した出来事を振り返り「絵を描いていてよかった」と心から感じたという、まいぽーさん。まいぽーさんのエピソードは、「いい話」「話を読んでいて、涙が出てきそうになりました」とコメントが寄せられるなど、多くの人の心を打ったようです。・現地の言葉をしゃべれなくとも、絵は国境を越えますよね。・『芸は身を助ける』とは、まさにこのこと。・きっかけはどうあれ、その一歩先にまいぽーさん自身が踏み出したことが何よりも大きい。どんなに不遇な状況が続いていたとしても、ふとした瞬間に、好転させるチャンスはめぐってきます。そのチャンスをつかめるかは自分次第。まいぽーさんは、めぐってきたチャンスを見逃さず、ちゃんと自分自身で手にしました。まいぽーさんの勇気や頑張り、そして言葉を超えたコミュニケーションは、多くの人に感動を与えたはずです。[文・構成/grape編集部]
2021年07月07日連続ドラマ初主演作「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」で注目を集め、「WEIBO Account Festival in Tokyo 2020」では話題俳優賞を受賞するなど、国内外で人気を集める赤楚衛二がナレーションを務める、Nintendo Switchソフト「New ポケモンスナップ」のWEB動画「World of Wild Poké mon-Lentil Region-」が公開された。「New ポケモンスナップ」は1999年にNINTENDO64ソフトとして発売した「ポケモンスナップ」のゲーム性をベースにした完全新作ゲーム。未開の地「レンティル地方」を舞台に、山や海、ジャングルなど大自然にあふれる島々でいきいきとした野生のポケモンを写真に撮って、ポケモンの生態を調査し、ポケモンたちの野生ならではの表情やしぐさを発見して、楽しむことができるというもの。本WEB 動画では、「レンティル地方」の様々なエリアで生活するポケモンたちの様子をドキュメンタリ ータッチで描いており、ゲームの世界観をひと足早く味わうことができる。そのナレーションを赤楚さんが担当し、「チェリまほ」のモノローグでも話題となった優しい声で、自然の中に生きる野生のポケモンたちの世界をナビゲートする。子どもの頃、「NINTENDO64」を持っていた家族と一緒に「ポケモンスナップ」で遊んだことがあるという赤楚さんは、「New ポケモンスナップ」のプレイを始めると、「めちゃくちゃ画像がキレイ!」「懐かしい!」と少年のような笑顔を見せたり、シャッターチャンスを逃して悔しがるなど、夢中でゲームを楽しむ様子も。また、「本当に観光している感覚になりますね。いまの時期遠出できないから(観光気分で楽しむことができて)いいですね」と語る赤楚さん。ナレーション収録が開始されると、真剣な表情に一変。フレーズごとに、大人な声色から少し明るいトーンの声色まで、微細な調整に繰り返し挑戦しました。イントネーションの違いや、噛みやすいワードに苦労する場面では納得がいくまでテイクを重ね、監督からOKが出るとホッと嬉しそうな表情を見せるなど、ひと言ひと言にこだわって収録が行われた。ナレーションに本格的に挑戦するのは今回が初めて。「難しかったですね」という赤楚さんは、「声だけで伝えるとなると声をより立体的にさせると言いますか、でもわざとらしくなく、本当に微妙なニュアンスで意味合いや伝わり方が変わってくるので、面白い体験をさせてもらったなと思いました」と振り返り、「いい聞き取りやすさを探れたらと思いながらやらせていただきました」とこだわりのポイントを明かす。日本のみならずアジア各国で人気が高まっていることに「すごく嬉しい」と率直に語り、「国境を越えて僕のお芝居やこういった仕事が伝わっていくというのは、言語や国境は関係なくやっぱり”人”なんだなと改めて思いましたし、これからもその人 たちに向けても頑張っていかなきゃなと思います」とコメント。「もちろん、地盤は役者として生きていきたいですが、ナレーションもまたやりたいなと思いましたし、声優さんもやってみたいと思いますし、色々挑戦してみたい」とこれから挑戦したいことを語っている。WEB動画「World of Wild Poké mon-Lentil Region-」はYouTubeにて配信中。Nintendo Switchソフト「New ポケモンスナップ」は4月30日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)
2021年04月22日好きな人がいるのにいつまでたっても友達関係から抜き出せないと悩んでいる人は、もしかしたら男性が「これじゃ付き合えないよ」と感じるような行動をしてしまっているのかも…。友達の枠を越えられない女性の特徴を見てみましょう。男性との関係を長引かせようとする多くの男性は、一緒にいて居心地のいい女性との関係を壊したくないと考える傾向があります。そのため、一度友人として良好な関係になると、せっかくの良い関係を台無しにしてしまうリスクをおそれて、それ以上深い関係になろうとしないのです。女性の側がそのような状態に満足していたり、できるだけ長くそのような関係を維持しようと考えていると、いつまでたっても友人から恋人へとステップアップすることはできません。本当に相手が好きなのであれば、そのような状態から抜け出すために、多少のリスクは覚悟して男性に対して積極的にアプローチをしていく必要があるのです。男性に頼りすぎる「男性を頼りにし続けていれば、いつかは相手が自分を好きになってくれる」と考えて、ついつい男性に頼りすぎてしまっていないでしょうか。確かに男性からすると、自分を頼ってくれる女性がいるとはじめのうちはうれしく感じるものです。しかし、そのままだと、「良い子」だとは思ってもらえるものの、そのうちに別に付き合わなくても友達のままで十分と思われて、恋人関係に発展しにくくなってしまうのです。恋人や夫婦という関係は、何でも相手任せにしていては、決して成立しません。そのため、何かにつけて男性に頼り切るのではなく、たまには自分からリードする姿勢を示すということも大切なのです。例えば、3回に1回は自分から遊びに行く先を提案するようにしたり、自分が食べたいものを主張してみるのもよいでしょう。ただし、強引な女の子と思われないために、自己主張はしつつも、さりげなく男性の好みに合わせるといった気配りも必要です。相手との接触を避ける男性と手と手が触れ合ってドキッとした経験がある女性は少なくないでしょう。身体が接触すると、相手のことを強く意識するため、恋人になるためには積極的にスキンシップを図るというのが鉄則なのですが、女性の中にはどうしても男性の身体に触れるのを避けてしまうという人がいます。男性からすると、避けられていると感じると、それ以上関係を深めようというモチベーションがわきにくいため、せっかく相手に好意を持っていたとしてもなかなか付き合おうと言い出せなくなってしまいます。好きな男性と恋人になるには、時には意図的にスキンシップを取るようにするのも重要です。男性と付き合いたいのにいつまでも恋人ができない女性の多くは、何らかのミスをしている可能性があります。そのため、一度自分の行動を見つめなおして、好きな人との関係を深めるために、改善すべき点がないかをじっくり考えてみるとよいでしょう。少し行動を変えるだけで恋人が見つかるかもしれませんよ。
2020年12月28日「先週、ヨルダンから帰国したばかりなんです。終わりの見えない内戦が続くシリアでは多くの難民が安全を求めて国境を越え、ヨルダンの難民キャンプで生活しています。その多くは子どもたちです。私が訪れた難民キャンプでは100%電気が供給されるなど、ライフラインは改善されていますが、恵まれない状況に変わりありません」真っすぐな瞳で語るのは、報道キャスター・長野智子さん(56)だ。世界の難題の最前線で飛び回っている。凛と立つ姿勢に、彼女の仕事の充実ぶりがうかがえた。現在、『サンデーステーション』(テレビ朝日系)の報道キャスターに加えネットニュースサイトの「ハフポスト日本版」編集主幹。並行して国連UNHCR協会(国連難民高等弁務官事務所の日本における公式支援窓口)の報道ディレクターとしての活動にも心血を注いでいる。「’00年に鳥越俊太郎さんの『ザ・スクープ』(テレビ朝日系)に参加した私は、9.11後のパレスチナに飛びました。その後も各地の難民キャンプを取材して、痛感したんです。難民、特に子どもたちを支援することは、彼らのコミュニティの未来を救うことであり、いま世界が直面している問題を根本から解決することにもつながるのではないかと。そうした思いから、国連UNHCR協会の活動に関わるようになりました。出会った難民一人ひとりが、私たちと何もかわらない、生きることを選んだ強い意志を持つ人たちだということ、もっともっと多くの人に、難民支援の意義を伝えたい。来年の『TOKYO2020』にはリオに続き、難民選手団が来日することが決まっています。自分の国の国旗を掲げることのできない彼らを、日本の皆さんに応援していただけるよう国連UNHCR協会のサポーターを増やすことが、私の役割だと思っています」長野さんは日本では数少ない、ニュースの現場を知り、現場を語ることができる硬派の報道キャスターだ。’80年代、『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)の“3代目ひょうきんアナ”だった彼女からは想像しがたい現在の立ち位置ではあるものの、硬派というには柔らかな人柄がにじみ出ている。スラリとした長身に、ごく薄いグレーの柔らかなツーピースが軽やかだ。肩肘張らない自然体で、さっそうとわが道を行く長野さん。だからこそ彼女が書いた直近のコラムは、あまりに衝撃的だった。《39歳で始めた不妊治療。結局、47歳まで続けました。(中略)それまで、いろいろなコンプレックスを克服して強くなってきたつもりだったけど、努力しても乗り越えられないものってあるんだな、と初めて思いました》(「ハフポスト日本版」7月18日付より)治療を断念して10年。いま、子どもができなかった悲しみと不妊治療の苦しみを告白するのは、何かを犠牲にする、男社会の働き方を変えたいからだ。『ザ・スクープ』時代、長野さんに現場主義を徹底的にたたき込んだ鳥越俊太郎さんは、こう話す。「不妊治療のことは、当時、本人から聞いていました。残念にも子どもができなかったとき、彼女が持て余したエネルギーは、報道アンカーという新しい出口を見つけて噴出した。いまも彼女はひたむきですね。必死です。個人的な経験に加え、多くの現場を踏んだ実績に裏打ちされた女性キャスターはほかにいない。長野さんには、報道番組で人の心に染み入る話のできる人になってほしい。若さばかり求められる日本女性の立ち位置を変える象徴になってほしいと思っています」実際、“女子アナ”から報道キャスターへと、階段を上り続けてきた長野さんに相談にくる後輩アナウンサーは多いという。「職場での性差別に関して、いちばん多く聞く声が『いまも本質は変わっていません』。私たち世代は男性並みに働くことが当たり前だし、『女は面倒くさい』と言われたくないと思ってきました。その意味で、男性の価値観を変えずにきたのであれば、申し訳ないなぁ、と。でも、私たちはあれをやるしかなかったなぁ」かつて長野さんが、ひょうきんアナとして、世間から認知されたきっかけは、番組中に胸を触った芸人を蹴飛ばしたからだった。長野さんが入社した’85年は、男女雇用機会均等法が制定された年。いま以上に、性差別が容認され、胸を触るような悪質なセクハラも、公共の電波に乗って堂々と全国に流れる時代だった。蹴飛ばして、セクハラに対抗した長野さんは、『面白い女子アナが出てきたゾ』と、斬新だったのだ。「変わっていないように見えても、少しずつ変わってきている。セクハラやパワハラに対して、これだけ声が上がるということは、やっぱり変わってきているんです。私は、女性の働く環境を変えるには、男性の働き方や生き方を変えないといけないと言っていますが、そういう議論ができることでも、30年前とは違います。前向きに変わっていると思いますよ」と、後輩たちにエールを送った。「テレビの仕事はずっと続けたい。共同作業であるテレビは、スタッフ全員の力が結集したとき、大きな力になって、ダイナミックな結果に直結することがあります。報道を重ねていくことで、『ストーカー規制法』の制定に結びついた『桶川ストーカー殺人事件』(’99年)がそうでした。テレビが大好きだからこそ、肩書はジャーナリストではなく、『報道キャスター』です。夢は、ホワイトハウスで大統領にインタビューすること(笑)。あとは、冤罪事件の取材・報道など聞こえない声を権力に届けたい。『ハフポスト日本版』も、多様性があり、誰もが生きやすい社会を推進するために、中央に声を届けるものでありたいです」
2019年09月30日Crossfaithが本日23日、新木場STUDIO COASTで「ACROSS THE FUTURE 2019」を開催する。「ACROSS THE FUTURE」はCrossfaithが2014年からオーガナイズしている自主企画。「未来の向こう側」「ジャンルや国境、国籍を越えていく」というテーマのもと、不定期に行われてきた。令和初の開催となる今回は、日本からNOISEMAKER、Paledusk、アメリカのATREYU、これが初来日となるオーストラリアのTHE AMITY AFFLICTIONという、Crossfaithと関係の深いバンドが集結。自身を含めた、この5バンドで東名阪をめぐっていく。つい最近まで行っていた豪州ツアーを経た成長と、これまで作り上げてきた関係性から生み出される特別な空間に期待したい。■公演情報「ACROSS THE FUTURE 2019」9月23日(月・祝)東京 新木場STUDIO COAST9月25日(水)大阪 なんばHatch9月26日(木)名古屋 Zepp Nagoya
2019年09月23日