宝塚歌劇団花組の新作『アウグストゥス-尊厳ある者-』、『Cool Beast‼』が、4月2日(金)より兵庫・宝塚大劇場にて開幕する。トップスター・柚香光に話を聞いた。宝塚歌劇花組 ドラマ・ヒストリ『アウグストゥス-尊厳ある者-』/パッショネイト・ファンタジー『Cool Beast!!』ぴあ貸切公演 チケット情報本作の主人公は、ローマ史上初の皇帝となり、「尊厳者」を意味する“アウグストゥス”の称号を贈られたオクタヴィアヌス帝。若き英雄の姿を、フィクションと史実とを織り交ぜて描いた作品だ。「オクタヴィアヌスが成熟する前の未熟な部分が描かれていて、“若さゆえの青さ”がテーマになっています。賢くて聡明な、政治のお手本となるようなシステムを残された方でも、それまでには道を踏み外しそうになったり、己の感情に飲み込まれそうになったりしながら、いろんな人の教えを得て成長された。美化された英雄伝ではなく、そんな人間らしい部分に魅力を感じています」。鋭い眼差しをまっすぐに向けるポスタービジュアル。そこには“憎しみ”の感情が込められているという。「オクタヴィアヌスは、基本的には戦うよりも頭脳を使って人と分かり合うということを選びますが、その彼が、憎しみに傾いたときの瞬間を撮りました。いろんなメッセージが作品に込められている中で、“憎しみ”がひとつのキーワードになっています。希望や願い、夢が欲に変わり、それが叶わないときに憎しみが生まれる。いろんな感情の連動が演じる上で大切だと感じています」。『Cool Beast‼』は、美しく心優しい“野獣”が見た夢を、ストーリー仕立てで綴るラテンショー。「お客さまにはいろんな表情を楽しんでいただけると思います。また、久しぶりのエネルギッシュなラテンショーで、私たちも新鮮に感じています」。その中でも「長年夢見ていた裸足で踊るシーン」に注目してほしいと語る。「男役は基本的に足首まで固定されるようなシューズやブーツを履き、足首や足裏が固められた状態で舞台に立ちますが、裸足ではそれが解き放たれることになります。そうなれば身体の稼働や躍動がまったく変わってきますので、一度足が自由な状態で、いつも以上に自由に音楽を感じ、踊ってみたいなと思っていました。音楽も『水の戯れ』という美しい旋律の曲が使われています。デュエットでお見せしますので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」。昨年、トップ就任が決まるもコロナ禍により大劇場お披露目公演が延期になるなど不測の事態が起きたが、柚香は「気付きの多い時間だった」と振り返る。「私たちがいかに恵まれた環境の中で過ごさせていただいているのか、どれだけ多くの方に大切に思っていただいているのか、心の底から実感しました。恥ずかしながら、こういう経験がなければこれほどまで思えなかったのではないかなと思いますので、今後、自分が道を歩んでいくうえで、大切な時間になったと思います」。公演は、4月2日(金)から5月10日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、5月28日(金)から7月4日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。4月15日(木)15:30ぴあ貸切公演、チケットは4月3日(土)一般発売。取材・文:黒石悦子
2021年04月02日「ソラニン」「おやすみプンプン」などで知られる天才漫画家・浅野いにおの傑作漫画「うみべの女の子」がこの夏、実写映画化が決定。いま注目の若手俳優、石川瑠華と青木柚を主演に迎えることも分かった。海辺の小さな街で暮らす中学生の小梅は、憧れの三崎先輩に手ひどくフラられたショックから、かつて自分のことを好きだと言ってくれた内向的な同級生・磯辺と関係を持ってしまう。やがて小梅は、徐々に磯辺への想いを募らせ、一方、小梅に恋焦がれていたはずの磯辺は、その関係を断ち切ろうとしてしまう。2人の気持ちはすれ違ったまま、磯辺は過去にイジメを苦に自殺した兄への贖罪から、ある行動に出る――。浅野さんによる原作漫画の映画化は、『ソラニン』(三木孝浩監督)に次ぐ2作目。緻密で叙情的な画風と繊細な心理描写に定評のある浅野いにお作品の中でも、本作は特に「思春期」「恋」「性」といったセンシティブな題材に真正面から挑んだ作品として、ファンの間でも根強い人気を誇っている。そんな本作を映像化するのは、『リュウグウノツカイ』で長編初監督を務め、『桜ノ雨』、『天使のいる図書館』などを手掛けてきたウエダアツシ監督。本作について「はっきり言って自信作です。残酷なまでに輝かしいふたりの青春を是非劇場でご覧ください」と大きな自信をのぞかせている。また、恋と性に悩み、もがく、思春期の少女と少年のリアルで複雑なキャラクターを繊細に体現するのは、『イソップの思うツボ』で主演に抜擢され、今後は『猿楽町で会いましょう』の公開が控える石川瑠華(小梅役)と、『アイスと雨音』『サクリファイス』に出演し、4月スタートの「きれいのくに」への出演も決定している青木柚(磯辺役)。小梅役と磯辺役は、浅野さんもオーディション審査に参加し、2人に決定したという。石川さんは「私自身、大好きな作品であり、小梅としてこの作品の中で生きた時間は本当に幸せでした」と撮影をふり返り、「どんな恋愛映画や青春映画の型にもハマらないパワフルな映画になっていると思います。是非、公開を楽しみにしていただけたら嬉しいです」とコメント。青木さんは「浅野さんが描く生々しく繊細な世界、石川さんを通して伝わってくる小梅の葛藤、この原作を背負ったウエダ監督の思い、その全てが僕と磯辺を結びつけ、支えてくれました。多くの方々と共に心血を注いで取り組んだ作品です」と思いを明かしている。さらに、小梅の同級生、鹿島役を前田旺志郎、桂子役を中田青渚、三崎先輩役を倉悠貴、磯辺の父役を村上淳が演じることも決定。劇伴音楽は、world’s end girlfriendが担当し、挿入曲は原作でも登場する「はっぴいえんど」の「風をあつめて」に決定。名曲「風をあつめて」が、クライマックスの暴風雨のシーンを盛り上げる。浅野いにおコメント「小梅」と「磯辺」が確かにそこにいます。より生々しく、より切実に。10代の瞬きにノスタルジーを感じながらも、今現在の自分がその延長線上にいるということを再認識させてくれる作品でした。そういえばいつだったか自分も、あの街の「小梅」であり「磯辺」だったのです。『うみべの女の子』は8月20日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:うみべの女の子 2021年8月20日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開(C)2021『うみべの女の子』製作委員会
2021年03月26日「みりおちゃん(明日海りおの愛称)が舞台に立つと、“なんでここに妖精がいるの?”と思わせるほど、ステージが華やぐんです。とくに目を引かれるのは、世の中のあらゆる争い事を止めてしまうような“みりおスマイル”!私も仕事でミスをしてしまったときは、みりおスマイルをまねて謝っています。私の場合は許してもらえませんが……(笑)」宝塚歌劇団ファンで知られ、『稲荷神社のキツネさん』(光文社)の作画を担当した漫画家の東村アキコさんは、宝塚歌劇団の花組元トップスターの明日海りお(35)を冒頭のように絶賛する。NHK連続テレビ小説『おちょやん』で、ヒロイン・千代(杉咲花)が所属する鶴亀家庭劇の座員・高峰ルリ子を演じ、その強烈な目ヂカラが話題となっている明日海。『宝塚歌劇明日海りお論』(東京堂出版)の著者で、演劇記者の松島奈巳さんは、宝塚出身女優の活躍をこう分析する。「宝塚音楽学校でのレッスンはもちろんのこと、彼女たちは入学以前からバレエや声楽に精を出しているため、基礎がしっかりできています。宝塚歌劇は、1日に2ステージをこなすのが通例。1つの公演の期間は、およそ1カ月半にわたります。他劇団と比べても、非常にタイトなスケジュールを10年、15年と彼女たちは続けているのです。とくに、明日海などのトップスターともなれば、所属している“組の顔”。公演の成否の責任はトップスターにかかっているといっても過言ではない。生来の精神力がさらに鍛えられていることから、退団後もさまざまな現場で活躍することができるのでしょう」しかし、トップスターといえども、すぐにテレビの世界で活躍できるわけではない。「天海祐希は『女王の教室』(’05年・日本テレビ系)でその知名度をゆるぎないものにしましたが、同ドラマが放送されたのは、退団からじつに10年後のこと。真矢ミキもすぐに大きな仕事に恵まれたわけではなかった。転機となったのは、退団から5年後。映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』(’03年)でキャリア官僚を演じたことです」天海からあふれ出る圧倒的な存在感、真矢が持つ親分気質……彼女たちそれぞれが持つ“ストロングポイント”が発揮されなければ、退団後の成功はつかみにくいという。そんななか、退団から約2年でテレビでもお茶の間の注目を集めた明日海りお。これからは、彼女をはじめとする“宝塚第7世代”に注目が集まる。「ミュージカル女優としての質が格段に上がったのが、この世代の特徴。それぞれの持ち味も、わかりやすく突出しています」では、“第7世代”で注目すべき人物を冒頭の東村さんと演劇記者の松島さん、宝塚歌劇団に詳しい映画・演劇評論家の薮下哲司さんにあげてもらおう。【注目1】紅ゆずる「美しいだけではなく、宝塚でいちばん、トーク術に秀でた人だと思っています。クールでかっこいいキャラですが、コメディもできて、そのうえMCとして場を盛り上げるのも上手。宮藤官九郎さんや福田雄一さんが手がけるコメディ作品などで見てみたいですね」(東村さん)【注目2】柚希礼音「85期・柚希礼音は舞台中心に活動しており、テレビの露出はあまりありません。しかし、ダンスの実力は日本を代表するといってよいほどですから、活躍の期待度は非常に高いといえます」(松島さん)【注目3】望海風斗「明日海りおと同期の望海風斗は今年4月に退団予定ですが、“さよなら公演”のチケットは即完売。持ち味は圧倒的な歌唱力です。必ずやテレビでも、彼女の歌声を聴くことができるでしょう」(薮下さん)宝塚出身女優の“新世代”が、令和のドラマ界に旋風を巻き起こす予感……!「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月18日ミュージカル『マタ・ハリ』が6月15日(火)から6月27日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALLにて、7月10日(土)から7月11日(日)まで愛知・刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールにて、7月16日(金)から7月20日(火)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールと、3都市で上演されることが決定。あわせてビジュアルが公開された。本作は、『ジキル&ハイド』『スカーレット・ピンパーネル』をはじめ、数々のメガヒットミュージカルを生み出す作曲家フランク・ワイルドホーンの新作として、2016年に韓国にて世界初演され、その素晴らしい楽曲と豪華な装置が話題となり、再演も合わせて累計20万人動員の大ヒットを遂げたミュージカル。その後、2018年に日本初上陸。石丸さち子訳詞・翻訳・演出のもと日本版として新たに誕生した本作は、多くのミュージカルファンを魅了し、連日スタンディングオベーションの熱狂が劇場を包んだ。あれから3年の時を経て、2021年夏、遂にミュージカル『マタ・ハリ』待望の再演が実現。初演に続き、訳詞・翻訳・演出を手掛けるのは、石丸さち子。登場人物それぞれの繊細な心の動きを丁寧に捉え、物語をさらに深めていく石丸ならではの世界観はそのままに、今回は新たなスパイスも加わり、初演より更にグレードアップしたステージとなる。注目のキャストには、2018年の日本初演でも圧倒的な存在感とカリスマ性で観客を魅了した柚希礼音が再びマタ・ハリ役を演じる。そして、新たに3拍子揃った実力と美しさで数々の名作のヒロインを務める愛希れいかが同役に初挑戦。それぞれに異なる魅力を持つ2人の“マタ・ハリ”が誕生する。そして、彼女の運命を変える2人の男性。マタ・ハリに屈折した愛情を抱き、彼女をスパイへと導くフランス諜報局のラドゥー大佐に、初演では同役とアルマン役のタイプの違う2役を回替わりで見事に演じ喝采を浴びた加藤和樹と、抜群の歌唱力でミュージカル界を牽引する田代万里生が登場。対して、マタ・ハリに真っすぐな愛を示すパイロットの青年アルマン役には、若手注目株として活躍の場を広げる三浦涼介と初演で同役を演じ大好評を博した東啓介が3年の時を経て再び演じる。そして、マタ・ハリが唯一心を許し、どんな時も彼女を献身的に支え続ける衣裳係アンナ役には、多くの出演作で絶大な信頼を得ている春風ひとみ。更に、フランスと敵対するドイツの高等将校ヴォン・ビッシング役は、バレエダンサーの枠を超え、俳優としても才能を発揮している宮尾俊太郎。個性豊かで魅力あふれるキャストが、愛と戦いと欲望が絡まるドラマチックなマタ・ハリの半生を壮大な音楽と共に彩る。ミュージカル『マタ・ハリ』脚本:アイヴァン・メンチェル作曲:フランク・ワイルドホーン歌詞:ジャック・マーフィーオリジナル編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ホーランド訳詞・翻訳・演出:石丸さち子出演:柚希礼音、愛希れいか(Wキャスト)加藤和樹、田代万里生(Wキャスト)三浦涼介、東啓介(Wキャスト)春風ひとみ、宮尾俊太郎ほか東京公演:2021年6月15日(火)~6月27日(日) / 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)愛知公演:2021年7月10日(土)~7月11日(日) / 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール大阪公演:2021年7月16日(金)~7月20日(火) / 梅田芸術劇場メインホール企画・制作:梅田芸術劇場主催:東京公演主催:梅田芸術劇場・東宝・アミューズ愛知・大阪公演主催:梅田芸術劇場公式サイト:
2021年02月15日ディーン・フジオカと町田啓太が、大河ドラマ「青天を衝け」に出演することが決定。ディーンさんは五代才助(友厚)、町田さんは土方歳三を演じる。吉沢亮扮する渋沢栄一の人生を描く大河ドラマ第60作「青天を衝け」。このほど出演が明らかになった2人が演じるのは、栄一の人生に影響を与える盟友だ。大河初出演となるディーンさんが演じる五代は、栄一と同時代を駆け抜けた実業家。ディーンさんが日本で注目を集めるきっかけとなった連続テレビ小説「あさが来た」でもこの五代を演じており、出演当時は“五代様”と親しまれ、人気が急上昇。志半ばに早逝すると、五代ロスと呼ばれる社会現象まで起きたほど。ディーンさんは今回の出演に「大河ドラマに初めて出演させていただけることをとても光栄に思います。そして、連続テレビ小説『あさが来た』の時と同じ五代友厚役を再び演じる機会をいただいたことを心から嬉しく思うと共に、時を超えた不思議な縁を感じております」とコメント。「力強い生き様や、成し遂げた偉業について、視聴者の皆様と共に更なる理解を深めていけるよう『五代さん』を全身全霊で演じます」と意気込みを語っている。また、主演ドラマ「西荻窪 三ツ星洋酒堂」ももうすぐ放送開始となる町田さんが演じる土方は、池田屋事件で功績を挙げた新選組の“鬼の副長”。幕臣になった栄一とある任務で出会い、意気投合する。「幼少の頃、木刀を振りながら新選組のダンダラ羽織を一度は羽織ってみたいと思っていた」とふり返る町田さんは、出演に関して「あまり広くは知られていない渋沢栄一と土方歳三の関わり、交わらなさそうな人との出会いによって、何か変化が起こり今の時代にも繋がるなんて本当に面白いものだなと感じます。バラガキ、土方歳三の誠とは何だったのか、寄り添いながら自分なりに体現したいと思います」と心境を明かしている。大河ドラマ「青天を衝け」は2月14日(日)より放送開始(NHK総合:よる8時/BSP・BS4K:午後6時)。(cinemacafe.net)
2021年02月09日マイキータ(MYKITA)から、常田大希(King Gnu/millennium parade)とのコラボレーションによる限定サングラスコレクション「MYKITA for Daiki Tsuneta」が登場。2020年11月20日(金)よりマイキータ ショップ 東京とマイキータ ショップ 大阪にて発売される。マイキータ×常田大希の限定サングラスコレクションいくつもの異なるジャンルからインスピレーションを得て、時に実験的な幅広い分野にわたるアプローチのクリエーションを実践しているマイキータと常田大希。常田がかねてよりよりマイキータのアイウェアを愛用していたことから実現した今回のコラボレーションでは、ブランドの代名詞である極薄ステンレススチールを駆使した「KAYO」と「LENNARD」をベースにした2種類のシルエットで展開される。「KAYO」まず「KAYO」は、光沢のあるグラファイトカラーのフレームにソフトグレーのレンズを合わせたモデルと、マットなシルバーのフレームに透き通るようなブルーのレンズを合わせたモデルの2種類がラインナップ。曲線と直線の絶妙なバランスが生み出すラウンドシェイプの美しさを、常田ならではの感性でより際立たせている。「LENNARD」一方の「LENNARD」は、逆台形的な独特のフレームシルエットを持つモデル。こちらはシャンパンゴールドのフレームにグリーンのレンズを合わせたモデルと、シックなブラックのフレームにソリッドグレーのレンズを合わせたモデルの2種類で展開。特に前者は、特徴的なフレームシルエットを引き立てるシャンパンゴールドの輝きが存在感を放つ、今回のコレクションの中でも特に注目したい一本となっている。なお、日本の店舗購入者限定の特典として、「MYKITA for Daiki Tsuneta」オリジナルのA1サイズポスターとブックレットも用意されている。マイキータの国内2店舗目となるマイキータ ショップ 大阪なお、先行取り扱い店舗のひとつであるマイキータ ショップ 大阪は、発売日同日より開業を迎える「心斎橋パルコ」にオープンする新店舗。国内2店舗目となる同店では、マイキータのアイウェアを多彩に展開ほか、検眼室を設け、Zeiss社製最新鋭測定機器を使用した世界レベルのオプティカルサービスを提供する。商品情報「MYKITA for Daiki Tsuneta」※各カラー135本限定。発売日:・2020年11月20日(金) マイキータ ショップ 東京、マイキータ ショップ 大阪で先行発売・2020年12月1日(火) 一部取り扱い店舗で発売価格:各種 54,000円+税取扱店舗:マイキータ ショップ 東京、マイキータ ショップ 大阪、ポーカーフェイス 札幌店、コンティニュエ、アイシンク ヒロブ、OBJ 大阪、蒲池眼鏡舗 福岡店店舗購入者特典:A1サイズ スペシャルリミテッドエディションポスター 、ブックレット ※日本限定。
2020年11月22日乃木坂46の柴田柚菜さんがエコバッグ作りに挑戦!教えてくれたのは、手作り専門カルチャースクール、ヴォーグ学園講師の榑谷孝子さんです。マチの大きなエコバッグサステナブルな暮らしの第一歩に。レジ袋有料化が始まり、一気に浸透したエコバッグ。コンビニのお弁当やお惣菜を入れるのには、マチがあったほうが断然便利!チャレンジしたのは柴田さん。「マイエコバッグのほうが『買い物するぞ!!』って気分が高まるし、帰り道もウキウキします。お料理は大好きだけど、お裁縫は本当に苦手…。手でなみ縫いをしても、ミシンを使っても、なぜか曲がっちゃいます(笑)。でも曲がった縫い目も、まっすぐ縫われた既製品にはない、手作りのよさかなって」小さい頃、おばあさまと手芸店に行った思い出がある柴田さん。「手芸店で作るものを想像しながらお買い物するのって、楽しいですよね。私が作ったエコバッグ、おばあちゃんにプレゼントしたくなってきました」中学の時にバッグを作る課題が出たそう。「居残りして頑張ったかいあって、私としては上手に作れたと思ったんです。なので、ママにあげようとしたら、反応が微妙…。よく見たら、マチがズレたまま縫ってました(笑)」作り方【材料】柄合わせ不要な布…(カット後のサイズで)40×46cm/綾テープ…46cm(約0.5m幅)×2本【道具】チャコペン/定規/裁ちばさみ/ミシン糸(手縫いの場合は、針と糸)/待ち針※手縫いの場合、基本的には糸は一本取りでなみ縫い。縫い目は、0.3cmくらいを目安に。1、外表になるように二つ折りにした状態で、図のように線を引き、切る。2、袋縫いをする。まず、外表のまま待ち針を打ち、両サイドから0.5cmを縫う。次に袋を裏返して中表にし、両サイドから1cmを縫う。3、左右端から10cmで折り、下端から0.7cmのところを縫う。4、バッグのくちの部分を、2cm幅で三つ折りにして、アイロンをかける。5、中心から左右各9cmのところで、折り込み口に持ち手を差し込み、下端を1周縫う。6、バッグの口の上端を縫う。手縫いが大変だったら、持ち手部分だけでもOK。裏返して完成!榑谷孝子さんヴォーグ学園で手編み・機械編指導員修了。その後、服飾専門学校を卒業し、同学園教員として勤務する。初心者向けから資格取得コースまで幅広く担当。(公財)日本手芸普及協会ホームソーイング指導員。しばた・ゆな2003年3月3日生まれ、千葉県出身。4期生。今年、『猿に会う』(dTV)でドラマ初挑戦。千葉ロッテマリーンズファンで、同チームでチア経験も。ニット¥16,000中に着たタンクトップ¥4,600パンツ¥19,000(以上サロン アダム エ ロペ TEL:0120・298・133)※『anan』2020年11月11日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・武政ヘア&メイク・KUBOKIyumi(共にThreePEACE)イラスト・momokoharada取材、文・小泉咲子撮影協力・TITLESAWABEES(by anan編集部)
2020年11月09日グラビアアイドルの佐野水柚が、最新イメージDVD『処女宮』(発売中 4,180円税込 発売元:エスデジタル)をリリースした。2018年開催のグラビアアイドル発掘オーディション「ミスグラジャパ!」でファイナリストに選ばれた直後に1stDVD『Muse』でデビューを果たした佐野水柚。以降も定期的にDVDをリリースし、清楚な雰囲気ながらも90cmのGカップバストにクビレたウエストラインでグラドルファンを魅了している。本作では、大人の色気を出しており、バスルームや密着感のある車内、夜ベッドのシーンではセクシーな目線でカメラを凝視。特に夜ベッドはオープンブラとシールブラの重ね着を着用するなど衣装的にも過激さを極め、夜の雰囲気を存分に堪能することができる。デビュー当時から"Gカップ細巨乳"と呼ばれるなど、巨乳にもかかわらずウエストの細さが魅力で、まさに理想的なスタイル。ビーチのシーンでは全身の姿を映し出すなどスタイルの良さをたっぷりと収録している。なお、同DVDの発売を記念したイベントが8月29日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA1号店 サブカル・モバイル館6F(12:00~)で開催予定(中止・延期の可能性あり)。
2020年08月06日ミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』が9月に開幕する。2017年の日本初演に続き出演する柚希礼音に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、不況に喘ぐ英国北部の炭鉱の町を舞台に、ひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描いた映画『リトル・ダンサー』(’00年)をもとに、音楽をエルトン・ジョン、脚本・歌詞をリー・ホール、演出を映画版の監督でもあるスティーヴン・ダルドリーが手掛け、2005年にロンドンで初演されたミュージカル。日本初演では約16万人を動員し、多くの演劇賞も受賞。今回は待望の再演となる。今作でビリーを演じるのは、厳しいオーディションを勝ち抜いた川口調、利田太一、中村海琉、渡部出日寿の4人。新型コロナウィルスの影響で開幕が2か月延期した本作。柚希は「とはいえ今も油断はできない状態ですから、とても気を付けながら稽古しています」と話し、観客にも「まずは皆さんの健康と命が一番」と前置きしながらも、「こんな状況だからこそ、この公演を観て本当によかったと思っていただけるように、心して演じます」と強い意気込みを見せた。柚希が演じるのは、主人公ビリーにバレエを教えるウィルキンソン先生。「この作品は人物像がリアルなところがいい。ウィルキンソン先生も、ビリーの才能を見出し導いていく役どころなので“愛情豊か”に描かれそうなものなのに、そうはならない。そういうところが演じていて面白いです」。Wキャストとして、宝塚歌劇団の先輩でもある安蘭けいが今作から参加。「安蘭けいさんと同じ役をするなんて、信じられないです」と喜び、稽古場で一度だけ見たという安蘭の芝居を「また違う役作りで、とうこさん(安蘭)ならではのウィルキンソン先生でした。すごくいいなと思いました」と嬉しそうに語る。本作を「私の人生の中でこれほど最高なミュージカルはない」と絶賛する柚希。「何十年もかけてつくったんじゃないの?と思うほどシーンの一つひとつが緻密。炭鉱夫たちとバレエダンサーたちが交互に見せていくシーンなんて、初めて観た時から『すごすぎる!』と思っています。音楽もすごいし、振付もすごいし、演出もすごい。セットも衣裳も何もかもがすごい!遊び心もあるし、最高なんですよ」柚希が「出る杭は打たれなくていいし、誰かの意見に沿わせなくていい。みんな違うから最高!と思える作品です」と熱く語る本作のオープニング公演は9月11日(金)から14日(月)、東京公演は9月16日(水)から10月17日(土)まで、共に東京・TBS 赤坂ACTシアターにて、大阪公演は10月30日(金)から11月14日(土)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。取材・文:中川實穂
2020年08月04日全編ホイットニー・ヒューストンの珠玉の名曲で綴るミュージカル『ボディガード』日本キャスト版の全貌がついに明かされた。1992年公開の名作映画を題材に、スター歌手、レイチェル・マロン(柚希礼音・新妻聖子)と孤高のボディガード、フランク(大谷亮平)との禁断の恋を描いた物語。昨年の来日公演に次ぐ、日本人キャストによる新演出、日本語訳詞での上演となる。ミュージカル「ボディガード」日本キャスト版チケット情報なんと言っても劇中に挿入される熱狂のライブパフォーマンスが圧巻。柚希レイチェルは来日版かと見紛うほど、セレブリティ感溢れる仕上がりに目を奪われる。長い巻き毛をなびかせ、鍛え抜かれた美脚も惜しみ無く披露する。音に乗りステージ中央へと闊歩する姿には、トップスターとしての誇りとオーラがみなぎる。ビジューの衣裳なども難なく着こなし、頭ひとつ飛び抜けた存在感で迫力あるダンスシーンを繰り広げる。エンターテイナーとして、歌唱ではかつてないほどの高音にも果敢に挑戦している。他方、アイドル顔負けのキュートさで視線を集めるのは新妻レイチェルだ。軽やかに刻むステップとは裏腹に、全身から放たれる歌声はヘビー級。原曲のグルーヴ感はそのままに、日本語歌詞がより深く役の心情を届けるから、とりわけバラードが胸に迫る。新妻が甘く切なく、名曲の名曲たるゆえんを味わわせてくれる。恋の駆け引きでは純な反応にトキメキが伝わる柚希と、照れる仕草がコミカルで楽しい新妻レイチェル。一人息子を育てる母親としての表情にも違いがあり、ダブルキャストの醍醐味が堪能できる。同じくダブルでストーカー役に挑むのが佐賀龍彦と入野自由。レイチェルへの執着心と犯行の手口は一緒でも、真逆にもとれる役へのアプローチが興味深く印象に残った。ミュージカル初挑戦の内場勝則も、さすがの貫禄でマネージャ役を好演する。吉本新喜劇の元座長らしい面目躍如な見せ場もあり、楽しませる。そして、初舞台で当たり役を射止めたのが大谷亮平だ。スーツの上からでも分かるマッチョなボディと渋い声色も期待を裏切らず魅力的。だが、特筆すべきはほろ酔いで聴かせる名曲「オールウェイズ・ラブ・ユー」だろう。あまりの“上手さ”に客席が沸くほど。愛嬌ある佇まいで、役に厚みをもたせることに成功している。取材・文:石橋法子
2020年03月27日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の中屋柚香さんです。「人を笑わせる芝居に興味があるので、コメディにも出たい!」と話す中屋さんの魅力に迫りました。園子温監督も高い演技力を絶賛!夢を次々に叶えるシンデレラガール。「園子温監督の作品に出る」という人生の目標を一般公募で叶えた。「本格的な演技は初めてで、園監督に疑問や不安なことを全部ぶつけてご指導いただきました。私が演じたアミを嫌な性格だという人は多いと思います。でも、演技中はアミを自然に受け入れていたので、完成後、作品を客観的に観て初めて気が付きました」。美術大学で脚本の勉強中。「卒業制作で脚本を一本仕上げました。園監督からは、お褒めの言葉もダメ出しも(笑)。脚本を常に書いているので、いつか映像にできたらいいな」大好きなおばあちゃんにスカーフをプレゼント。長崎に会いに行きます。ピンクが大好きな可愛いおばあちゃん!刺繍をしているときは時間を忘れて夢中に!台本を覚える息抜きに。今は漫画のキャラの刺繍を進めています。太宰治の聖地巡礼。やっと行けて感動!大人な雰囲気のバーだったけど、いつかここが似合う女性になりたいです。なかや・ゆずか1998年生まれ。昨年、Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』で尾沢アミを演じてデビュー。最新情報やオフショット満載のTwitter(@nakayayuzuka)も必見。※『anan』2020年1月22日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2020年01月16日現在放送中の「同期のサクラ」に出演する橋本愛が、柚月裕子の「パレートの誤算」を原作としたドラマ「パレートの誤算 ~ケースワーカー殺人事件」で連続ドラマW初主演することが分かった。不本意ながら嘱託という形で市役所の福祉課に務める牧野聡美は、ある日突然、生活保護利用者と直接向き合うケースワーカーの仕事を命じられる。不安を抱く聡美のことを、ベテランの山川は「やりがいのある仕事だ」と励ましてくれた。ところが後日、その山川があるアパートの火事のあと他殺体で発見される。あれほど利用者から慕われていた山川がなぜ?周囲で山川が何らかの不正に関わっていたのではないかという疑念が膨らんでいく中、聡美は町を覆う不正の影と生活保護をめぐる様々な人々の人生模様に巻き込まれていく――。原作は、映画化もされた「孤狼の血」で脚光を浴び、いま注目の作家・柚月裕子の「パレートの誤算」。『美しい星』『ここは退屈迎えに来て』の橋本さんが演じるのは、市役所の新人嘱託職員として、本来の希望ではない福祉課で働く主人公・牧野聡美。信頼していたベテランケースワーカーが焼死体で発見されたことから、福祉や市政、医療を取り巻く町の闇に巻き込まれていく人物だ。本作への出演に関して橋本さんは「主演という立場だからこそできること、やらなければいけないこと、だからと言って気負わない方がいいこと、その全てに向き合って、作品をより良いものにすることに集中したいと思います」と意気込み。また、脚本には運命的なものを感じたそうで「作品内に出てくる、働き蟻の法則及びパレートの法則についての文章を読んだ時です。私は高校生くらいのときに、自分の目で人や社会を見つめて、ある法則を見つけました。それを自分の中で、『2:8の法則』と名付けていたのです。内容にいくらかの誤差はあれど、本質的にはかなり近いものが既にこの世界には提唱されていたのだと、度肝を抜かれました。そもそもそれらの法則を知らなかったことは置いといて(笑)、これは自分がやるべきものかもしれない、と吸い込まれるような気持ちでした」とコメントしている。橋本さんの言う“パレートの法則”とは、イタリアの経済学者が唱えた経験則で、組織では全体の約2割の人間が大部分の利益をもたらしているが、そこで有用と思われる2割にあたる人間を外したところ、残りの8割の中から2割の人間が新たに利益を生み始めるというもの。今作のタイトル中の「誤算」には、「パレートの法則を曲解すれば、社会から生活保護受給者は決していなくならないということになるかもしれないが、いつでも誰もが“8割”側に転落する可能性を秘めている。そして、そこから這い上がる人も多くいる。だから弱者を弱者と単純に切り捨ててはならない」という警鐘が込められているという。原作者の柚月氏は、橋本さんについて「主人公の牧野聡美は、ケースワーカーという仕事に最初は消極的ですが、芯が強く行動的な女性です。たおやかで凛とした佇まいの橋本愛さんが、熱い聡美をどのように演じてくださるのかとても楽しみです」と期待し、「ドラマは小説よりも、聡美と小野寺の関係が丁寧に描かれています。協力しあったかと思えば反発しあったり。事件の捜査とともに変化していくふたりの関係性も、ドラマの見どころのひとつだと思います」と語っており、原作ファンも必見のようだ。連続ドラマW「パレートの誤算 ~ケースワーカー殺人事件」は2020年3月、WOWOWプライムにて放送予定(全5話/第1話無料放送)。(cinemacafe.net)
2019年11月26日アメリカのソングライターコンビと日本のクリエイティブチームが共作するロックミュージカル、『A New Musical「FACTORY GIRLS ~私が描く物語~」』が本日9月25日、東京・TBS赤坂ACTシアターで開幕する。音楽と詞をクレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニーが、日本版脚本・演出を板垣恭一が手がけ、柚希礼音やソニンら強力な女優陣が出演する“ウーマンパワーミュージカル”だ。舞台は19世紀半ばの米ローウェル。産業革命により大規模な紡績工場が誕生し、先進的な女性たちが多く集まったこの街には、人々の夢と野望が渦巻いていた。女工たち(ファクトリー・ガールズ)の寄稿集「ローウェル・オファリング」は、自由を夢見る女性たちの憧れだ。サラ・バグリー(柚希)も、大きな夢を抱いて工場にやってきた女性のひとり。工場の実態を知った彼女は衝撃を受けるが、「ローウェル・オファリング」の編集者ハリエット・ファーリー(ソニン)に文才を認められたことをきっかけに、自分の文章を武器に労働争議へと身を投じることを決意する……。女性たちが権利を勝ち取るべく戦う物語に、「今の時代にも通じる女性たちの葛藤、強さなどを素晴らしいスタッフ、共演者の皆様と作っていけるのがとても楽しみ」(柚希)、「女性の権利問題は今も昔も変わらずあり、過酷な状況で働く女性が勇気を出して立ち向かう姿は、必ず響くものがある」(ソニン)と、主軸となる二人も大いに共感している様子。実咲凜音、清水くるみ、石田ニコルら、個性豊かな共演陣の活躍にも期待したい。『A New Musical「FACTORY GIRLS ~私が描く物語~」』東京公演はすでに終了10月25日(金)から27日(日)まで梅田芸術劇場メインホール文:町田麻子
2019年09月25日『ジキル&ハイド』をはじめ数々のヒットミュージカルの音楽を手掛けるフランク・ワイルドホーン。世界の第一線で活躍する一方で、宝塚歌劇団での新作や『デスノート THE MUSICAL』など日本オリジナル作品にも意欲的、日本でも人気の高い作曲家だ。その彼が作った名曲たちを豪華スターが歌うミュージカルショー「FRANK WILDHORN&FRIENDS」が10月に開催される。メインアクトレスとして出演する元宝塚歌劇団星組トップスター柚希礼音に話を聞いた。チケット情報はこちら柚希はワイルドホーン作品には過去2作出演経験がある。最初は2008年の宝塚星組公演『スカーレット・ピンパーネル』。当時二番手男役だった彼女は主人公の敵役ショーヴランを演じた。「来日して歌稽古をしてくださったのですが、その時に初めてお会いしました。ショーヴランには『君はどこに』というナンバーがあるのですが、音取りをしている段階では「これ、一体どういう曲なんだろう…」と思っていたのに、ワイルドホーンさんが弾いてくださったら一気に切ない感情が入って「なんて素敵な曲なんだ!」となったのを覚えています。緩急やテンポのつけ方がドラマチックなんですよ。今回のコンサートはワイルドホーンさんが演奏してくださるので、あの感動がまた味わえるのかと楽しみにしているんです」と話す。そして宝塚退団後の2018年に『マタ・ハリ』のタイトルロールでふたたびワイルドホーン作品に出演。「今度は女性の役だということもあり、ショーヴランの時とはまったく違う音楽でした。ただ豊かな低音から力強さを保ったまま高音までいくのが素敵で、やっぱりワイルドホーンさんの曲は最高だなと思いました。難しさはあるのですが、好きだから歌いこなしたい、挑戦したいと思う曲ばかりなんです。『スカーレット・ピンパーネル』と『マタ・ハリ』は自分にとって思い入れのある作品。今回のコンサートでもここは重きを置いて欲しいな」とリクエスト。現時点で披露楽曲は未定だが、柚希が何を歌うのかも楽しみだ。なお今年芸能活動20周年を迎えている柚希だが、複数の出演者で贈る“ミュージカルコンサート”は初体験。「20年目の初挑戦ですね、あえて避けていたわけではないのですが(笑)。コンサートで“1曲だけ切り取って披露する”のはちょっとプレッシャーを感じますが、ワイルドホーンさんの曲は1曲の中に起承転結があって盛り上がるので、こういうコンサートに似合うと思います。でもマタ・ハリの歌だったらやはりマタ・ハリの意識にならないと歌えないところもありますので、特に演じたことのあるものは、その曲の背景や心境をリンクさせて歌いたいです。とはいえ役を通して歌うのとも違いますので「楽しんでやろう」という意識でいきたいですね、あまり緊張しすぎないように(笑)」。公演は東京・日本青年館ホールにて。柚希の出演は10月12日(土)・13日(日)。チケットは9月14日(土)に一般発売を開始する。(取材・文:平野祥恵)
2019年09月13日8月28日(水)今夜の日本テレビ系バラエティ「今夜くらべてみました」は、元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音、女優でモデルの水原希子、シンガーソングライターの眉村ちあきを迎え、「トリオ THE カッコよすぎる女」をテーマにお届けする。1999年に舞台デビュー、2009年には宝塚の星組トップスターとなり、現在もミュージカルなどで大活躍中の柚希さん。モデルとして活動しながら映画『ノルウェイの森』で女優デビュー。『ヘルタースケルター』や『進撃の巨人』などに出演してきた水原さん。ライブアイドルからソロ活動を開始、今年5月には1stアルバムをリリースと、音楽シーンに独自の地位を確立しつつある眉村さん。今回はこの3人をゲストに迎えての放送。水原さんは「今まで恥ずかしくてお断りしていた」という自宅をテレビ初公開。母と4匹の猫と暮らす意外な“庶民派”ぶりを明かしてくれるほか、2年半ぶりにゴールデンバラエティーに登場する柚希さんは宝塚の歴史を塗り替えた退団パレードについて語ってくれる。また「DIME」誌で今年ブレイクする女性と特集され、自ら手掛ける個性的な曲も話題の眉村さんがスタジオで生歌披露。ファンを溺愛するあまりファンと暮らせるゲストハウスを計画中だと告白するなど、今夜も見どころいっぱいのトークが繰り広げられる。今夜ゲストで出演する柚希さんが主演を務める「FACTORY GIRLS~私が描く物語~」は19世紀半ばのアメリカ・ローウェルを舞台にした自由を夢見る女性たちの物語。柚希さんのほか、ソニン、実咲凜音、清水くるみ、石田ニコルらが出演。9月25日(水)から10月9日(水)までTBS赤坂ACTシアターで上演。その後10月25日(金)から10月27日(日)まで梅田芸術劇場メインホールでも公演が行われる。「今夜くらべてみました」は8月28日(水)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年08月28日A New Musical『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』が9月から10月にかけて東京・大阪で“世界初演”される。本作は、ブロードウェイで新進気鋭のソングライティング・コンビとして注目を集めるクレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニーが音楽・詞を、板垣恭一が日本版脚本・演出を手掛ける新作ロックミュージカル。主演の柚希礼音、共演のソニンに話を聞いた。【チケット情報はこちら】19世紀半ばのアメリカ・ローウェルを舞台に、紡績工場で働くファクトリー・ガールズたちが自分たちの労働のために闘う“ウーマンパワーミュージカル”となる本作。柚希は「音楽がすごく素敵。工場でファクトリー・ガールズたちが歌う曲なんてワクワクしました。すごいミュージカルになるんじゃないかと思います」、ソニンも「女性がメインの作品は日本では少ない。ひとつの革命だと思っています」と期待を胸に作品に臨む。ふたりが演じるのは、文章を武器に女性の権利を求めて労働争議を率いた実在の女性サラ・バグリー(柚希)と、編集者としてサラと深い友情で結ばれながらも生き方がすれ違っていくハリエット・ファーリー(ソニン)。自身の役柄を、柚希は「知性と文章の力で力強く戦う役です。私とはタイプが違うので(笑)、しっかり作り込まないと納得する役作りにならない。実在する人物を演じることが好きなので、これから研究していこうと思います」、ソニンは「サラとは逆の、保守的というかある意味現実主義で、はみ出すより守るほうがいいんじゃないかと考えている人です。ふたりの対比はおもしろいポイントだと思うので、サラとは逆の強さをつくり上げていきたいですね」。ふたりは初共演だが交流があり「柚希さんは最高にチャーミング。こんなにフレンドリーに接していただけるんだ!と感激しました」(ソニン)、「ソニンちゃんをリスペクトしているので、一緒につくることが楽しみです!」(柚希)と笑顔を交わす。世界初演で「お手本や“こうであるべき”がないので、生み出すまでに時間もかかるでしょうし、自分の中が空っぽだとなにも生まれないのだろうと思っています。だけどやっぱりイメージが何もないところからつくっていくのはすごく楽しいと思う」と柚希も語る本作は、9月25日(水)から10月9日(水)まで東京・TBS赤坂ACTシアター、10月25日(金)から27日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。取材・文中川實穗撮影川野結李歌柚希礼音ワンピース\36,000/ミドラ(株式会社アルディム)パンツ\48,000、腰に巻いたタッセル 各\9,800/アオイ ワナカ(アオイ ワナカ)ソニンブラウス\7900、スカート\13800/セピカ、イヤリング\2100/スリーフォータイム/ジオン商事、リング\32000/SERGE THORAVAL(H.P.FRANCE本社)
2019年06月24日元宝塚星組トップスターであり、圧倒的なダンスの実力と太陽のように明るい存在感で、いまや日本ミュージカル界の一翼を担うまでとなった柚希礼音。宝塚で初舞台を踏んでから芸歴20年となるアニバーサリー・イヤーを記念して、1人ミュージカル『LEMONADE(レモネード)』に挑戦中だ。等身大のキャリアウーマンが心身ともに疲弊し、岬のサナトリウムで過ごす様子を描くストーリー。今までの彼女のイメージを覆す設定を楽しみに、5月23日、渋谷・CBGK シブゲキ!!で行われたゲネプロに足を運んだ。【チケット情報はこちら】物語は海を見下ろす高台に建つ、古い天文台を使ったサナトリウムの1室で展開する。ニューヨークで広告代理店を営むキャリアウーマンの「映(はゆる)」は、1年半前に突然倒れ、このサナトリウムで“心が止まってしまった”毎日を過ごしている。挫折感の中から生まれた別人格である男性「ブルー」と女性「リラ」に翻弄されていると感じる「映」は、無力感にさいなまれる。そんなある日、「映」は100年ほど前にこの天文台の管理人だった男の日記を見つけて……。舞台上には内側に半円形を描く、しっくい風の白い壁。その全面に、果てまで続く海や天文台が建つ岬がモノクロームで映し出され、物語は始まる。それはどこか遠い異国の風景のようで、白い薄物のガウンにタンクトップ、黒いパンツ、無造作な髪と裸足姿の柚希がピタリとはまり、海外の小説のような雰囲気が漂う。テレビ電話でドクターと会話を交わす「映」は、確かに頼りなさげだが、けして病的な様子ではない。自分の足で仕事を切り拓いてきた女性だけが放つ、洗いざらしのリネンのような、素材そのものの魅力。それを浮き彫りにできるのは、自身もそのように歩んできた柚希だからだろう。その意味でいえば、「ブルー」と「リラ」も柚希の一部としてとらえることができる。オールバックにネクタイ姿の「ブルー」は、さすがのダンディぶり。赤いドレスをまとった「リラ」も、くるくると変わる表情がなんともチャーミングだ。それぞれの“人格”を、歌もダンスも含めて1時間40分。しっかりと演じ切った柚希に拍手を贈りたい。囲み会見では、柚希と、作・演出を担当した小林香が登壇。柚希は「ひとりで芝居することも、お客様がこんなに近い(客席200名規模の)劇場も初めて。緊張していますが、頑張ります」と心境を吐露。もちろんひとりの稽古場というのも初。「芝居は相手がいることで覚えられるんだなと実感しました。覚えても覚えても、すぐ次の稽古がやってくるので、全然覚えられない!と落ち込んで(笑)」と振り返る柚希。それでも小林が「柚希さんの希望は全て入れ込んで作った舞台。今の柚希さんだからこそ演じられる、等身大の役の息遣いを間近に感じていただければ」と話すと、隣で大きくうなずくなど、意気込み充分。“役者・柚希礼音”に新たな1ページが刻まれる公演となりそうだ。東京公演は6月9日(日)まで、大阪公演は7月13日(土)から15日(日)まで、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。取材・文/佐藤さくら
2019年05月27日女優でモデルの佐々木希が9日、都内で開催された自身のライフスタイルブック『希んちの暮らし』刊行記念トークショーに登場。2018年9月に第一子となる男児を出産してから初めての公の場となった佐々木は、涼やかなショートカット姿で登場し、出版の経緯や制作中の秘話を明かした。3月7日より発売中の『希んちの暮らし』は、佐々木が女性誌withの連載で学んだ料理のレシピや家事の知識、そして自身が実際に使っている食器や調理器具などを紹介。まさに佐々木の"暮らし"を詰め込んだ一冊になっている。涼やかな印象のショートカット姿で登場した佐々木は、出版の経緯を聞かれると「(モデルとして)『with』さんに出させてもらっていて、そこで連載をやらせてもらっていて。その連載をまとめた本、プラス、自分の今使っているものや、自分の暮らしのモノを本にまとめるという風なお話をいただいて」と説明。いよいよ発売を迎えた心境として「本当にうれしく思います」と白い歯を見せた。実際に愛用しているアイテムが登場することもあって、思わぬ苦労もあったという。佐々木は「もちろんリースしているものもあるんですけど、自分で使っているものも出しているので、本当に愛用しているからこそ、(生活が)ちょっと不便だったなっていう、そんなこともありました(笑)」と明かした。それでも本書によって得たものは多いようで「(連載を)振り返ることもできましたし、自分の暮らしをまた見つめ直すというか」としみじみ。「一度立ち止まって、また見つめ直してみたら、色々な発見だったりとか、より良い暮らしができるなとか、色々、いい発見になりました。いいきっかけになって、本当にありがたいなと思います」と話していた。
2019年03月10日『関ヶ原』の主演・岡田准一&監督・原田眞人が再タッグを組み、司馬遼太郎の新選組副長・土方歳三を主人公にした幕末小説「燃えよ剣」を映画化。柴咲コウ、鈴木亮平、山田涼介、伊藤英明の出演も決定した。■累計発行部数500万部超! 原作は国民的作家・司馬遼太郎による伝説の幕末小説世代を超えて熱烈なファンを持つ歴史小説界の巨星・司馬遼太郎が、新選組副長・土方歳三に近藤勇、沖田総司といった新選組の志士たちの人生と彼らが生きた激動の幕末を描いた「燃えよ剣」。1962年から64年にかけて「週刊文春」で連載された本作は、64年の刊行から現在までに単行本・文庫を合わせた累計発行部数が500万部を超える大ベストセラーとなっている。土方歳三は歴史上の偉人のなかでも、その信念の強さや圧倒的なカリスマ性に、熱狂的なファンを持つことで知られる。そんな土方の没後150年である今年2019年、満を持して映画化が実現する。■『関ヶ原』の原田眞人×岡田准一、信念のブレない男・土方を描く監督を手がけるのは、国家の形が変わる日本の変革期に生きる人々をテーマに、『関ヶ原』『日本のいちばん長い日』など力作を生み出してきた原田監督。昨年の『検察側の罪人』の大ヒットも記憶に新しい名匠が、『関ヶ原』と並んで長年熱望した司馬原作を映画化。『関ヶ原』スタッフが再集結し、時代が大きく動いた“幕末”を、新選組を通じて圧倒的なスケールで描く。剣豪ぞろいの新選組で、“副長”として類まれなる手腕で組織を作り厳格な戒律で統率、混迷の幕末を駆け抜けた志士・土方歳三を演じるのは、『関ヶ原』の石田三成役で原田監督と初タッグを組み、第41回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した岡田准一。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」、映画『蜩ノ記』や『散り椿』と本格時代劇への出演が相次ぎ、今回も原田監督の絶対的な信頼を得ての出演で、これまで数々の名優が演じてきた土方役に初挑戦。日本の伝統的な社会・価値観が覆ろうとしている動乱の時代のさなか、盟友の近藤勇や幕府に対して深い忠誠を誓い、何が起きてもブレずに自らの信念を貫き通す。そんな激動の時代に屈しなかったヒーロー・土方に全身全霊で挑む。「身に余る大役をいただきました」と語る岡田さんは、「変革の時代を演じることは、やりがいのあるタフな作業になりますが、共演者の皆さん、スタッフの皆さんとこの作品を乗り越えて行きたいと思います。土方歳三の人生を覚悟と畏敬を持って楽しんで演じたい」と期待を込めてコメントを寄せる。■柴咲コウ、岡田准一の土方の運命の相手に。原田組初参加岡田さんが演じる土方と恋に落ち、生涯愛し合うことになるお雪を演じるのは、主演を務めたNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」以来の時代劇出演となる柴咲コウ。岡田さんとは今回が初共演。土方と熱烈に惹かれあいながら激動の時代によって引き裂かれていく、哀しくも逞しいヒロインを、凛とした美しさ、確かな演技力で魅せる。京で傷を負った土方を介抱するうちに恋に落ちる、江戸育ちの女・お雪を演じる柴咲さんは、「司馬遼太郎さんの長編歴史小説のオリジナルキャラクターであるお雪を、時代に翻弄されながらも凛として生きる女性として、素直に表現できればと」と意気込みをコメント。■“西郷どん”鈴木亮平、真逆の立場の新選組局長・近藤勇にまた、土方の盟友である新選組局長・近藤勇を演じるのは、同じく大河ドラマ「西郷どん」で大河初出演にして初主演を成し遂げたばかりの鈴木亮平。徹底的な役作りで絶賛された西郷隆盛に続き、今回は“真逆”の立場で同じ幕末を駆け抜けた実直な剣士・近藤役に挑む。鈴木さんも「映画という別の世界で、近藤勇という一人の男として再びあの時代に入り込み、欲も恐れも友情も、全て肌で受け止めながら生きてみようと思います」と語り、「原田監督と敬愛する岡田さんのもと、一丸となり、皆様に新しい新選組の肖像をお見せします」と熱い。■山田涼介が沖田総司で時代劇初挑戦!さらに、病に倒れるも天才的な剣の使い手として知られ、新選組の中でも土方と並んで人気の高い若く美しき剣士・沖田総司を演じるのは、「Hey! Say! JUMP」のメンバーとして活動しながら俳優としての活躍も目覚ましい、山田涼介。今回が時代劇初挑戦となり、岡田さんとも初共演で本格的な殺陣アクションを披露する。「武者震いしています」という山田さんも「僕にしか出来ない表現で沖田を描きたいと思っています」と意気込みを明かし、「原田監督、そして先輩の岡田君と共演するのは初めてで、先輩方の背中を見て、この作品の中で多くのことを吸収して、沖田を生き抜きたい」と語る。■伊藤英明、岡田准一の土方と対峙する芹沢鴨にそして、土方や近藤に狙われることになる新選組初代筆頭局長・芹沢鴨には、『海猿』シリーズや『悪の教典』『22年目の告白―私が殺人犯ですー』などの大ヒット作で強烈な印象を残し、2002年の大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」の出演経験がある伊藤英明。酒飲みで粗暴な性格ながら、そのリーダーシップで新選組結成を推し進めた豪傑を、圧倒的な存在感と色気で演じ切る。伊藤さんは「岡田君が演じる土方に対して、全力で対峙したいと思います。一緒にお芝居ができるのが本当に楽しみです」とコメント、初参加の原田組に「誘っていただき大変光栄です。改めて、俳優という仕事に全力で臨みたい」と気合い十分の様子だ。「原田組初参加の四人と岡田さん。このケミストリーは最強だ」という原田監督は、さらに「脇を固める顔ぶれも、原田映画史上最高のヴァラエティに富んでいる」とコメント。「BARAGAKI(バラガキ:土方の幼少期のあだ名)土方歳三がBROKEN SAMURAIになりUNBROKEN SAMURAIに至る物語を、紡ぎたいと思う。芝居はナチュラル、剣技はリアルをモットーに、世界勝負の本格的時代劇を目指したい」と力強くコメントを寄せる。撮影は2~4月、京都・滋賀・岡山などを中心に行われる予定。また、「新選組」史上名高い「池田屋事件」が起こった旅館・池田屋をオープンセットで当時のままに完全再現、倒幕の流れを決定づけた幕末最大の事件を迫力の殺陣で魅せるという。メインキャスト以外にも、超豪華なキャスト陣が多数顔を揃えるというから、続報にも注目していて。■ストーリー時は江戸時代末期。黒船が来航し開国を要求した。幕府の権力を回復させ外国から日本を守る佐幕派と、天皇を中心に新政権を目指す討幕派の対立が深まりつつあった激動の時代。武州多摩の百姓の悪ガキだった少年・土方歳三は、「武士になりたい」という熱い想いを胸に、近藤勇、沖田総司ら同士と共に京都へ向かう。徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨を局長に擁し、新選組を結成。土方は“鬼の副長”と呼ばれ、討幕派勢力制圧に八面六臂の活躍を見せる。そんななか、土方はお雪と運命的に出会い惹かれあう。だが時流は倒幕へと傾いていき…。幕末の動乱期で、時代に屈することなく、剣に生き剣に死んだひとりのカリスマの姿と一途な愛、そして歴戦の数々を壮大なスケールで描き切る。『燃えよ剣』は2020年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年02月11日映像を中心に活躍してきた窪田正孝さんと、元宝塚トップスターの柚希礼音さんという異色のコンビが、唐十郎さん脚本の舞台『唐版 風の又三郎』で共演する。唐作品は以前に蜷川幸雄さん演出で経験済みながら、舞台出演は6年ぶりという窪田さんと、舞台経験は豊富ながら、初のアングラ劇となる柚希さん。ふたりの挑戦やいかに――。窪田:6年前に『唐版 滝の白糸』に出演させていただいた時は正直、舞台の魅力にハマるところまではいけなかったんです。でも30歳になって、新しいものに出合いたい気持ちが強くなって、そんな時に今回の話をいただいて、これしかないと思ったんです。迷子になったっていいじゃないか、と腹をくくりまして(笑)。柚希:私も、今年は芸歴20周年の年で、大きい挑戦ができればと思っていた時に今回の舞台のお話をいただいたんです。絶対に難しいだろうけれど飛躍はできるはずって。ただ、年末年始に頑張って台本を覚えようとしていたんですが、なかなか覚えられない日々が続きまして…。窪田:ひとりで台本と格闘している時の孤独感たるやすごいですよね。読めば読むほど迷子になって、台本に殺されるんじゃないかと(笑)。柚希:顔合わせの時に演出の金守珍(きむすじん)さんが、ファンタジックホラーだとおっしゃっていましたけど…。窪田:いきなり世界が飛躍したり、唐突に何の脈絡もないワードが飛び出してきたりしますからね。柚希:ほんと、唐さんの頭の中ってどうなっているんでしょう(笑)。窪田:わからないことだらけですが、すごく充実していますよね。稽古を重ねるたびに、芝居の感覚がどんどん変わっていくんです。柚希:たしかに。稽古が始まって、皆さんと芝居を合わせるようになって、まったく理解できずにいた世界の景色が少しずつ見えてきているような感覚はありますよね。窪田:昨日は金さんが、この話はオルフェとエウリディケというギリシャ神話(毒蛇に襲われ死んだ妻を取り戻すため、夫が冥界に足を踏み入れる物語)がモチーフに入っているという説明をしてくださって…。柚希:窪田さんが演じる織部がオルフェで、私が演じるエリカがエウリディケなんだそうで、名前もそこからきている、と。窪田:すごいのが、金さんはもちろん、一緒に三腐人を演じる六平(むさか)(直政)さんと石井(愃一)さんも、台本を読んだ時点で、それを理解していたってことですよね。柚希:しかも3人のお芝居が本当に面白い。難解なお芝居に思われるかもしれないけれど、笑えるポイントがたくさんありますし。窪田:ただ…困るのは、舞台上でどう動いていいのかわからないんです。とくに織部とエリカの場面は、動きが決まってなくてフリーなので…。柚希:長ゼリフを喋りながら、とにかく動いてって言われるんですが…。窪田:僕は、柚希さんが歌って踊るシーンの時に一緒に舞台上にいるので、その間が困るんです。柚希さんの邪魔はしたくないし。柚希:じつはふたりで一緒に踊る場面もあるんですよね。窪田:光栄です…。柚希さんは元宝塚ですごい肩書をお持ちなのに、全然壁のない方で、純粋に役者同士としてぶつかり合うことができるので本当に助かっています。柚希:それはこちらも同じです。普段からナチュラルな方ですし、ピュアでどこか繊細な少年性を持っているので、織部と重なったりもして…。窪田:織部に関して言うと、観客は、彼の視点を介して唐さんの独特の世界に入っていくところがあると思っているんです。だからこの世界への道標としての役割は果たさないといけないなとは思っています。柚希:私は金さんから男役で培ったものも出してくれと言われていますので、のびのびと舞台上に存在できるようになれたらと思っています。『唐版 風の又三郎』精神病院から逃げてきた青年・織部(窪田)は、東京の下町で死んだ恋人を捜すホステスのエリカ(柚希)と出会う。織部は、エリカの中に憧れの風の又三郎の影を見いだすが…。2月8日(金)~3月3日(日)渋谷・Bunkamura シアターコクーン作/唐十郎演出/金守珍出演/窪田正孝、柚希礼音、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、石井愃一、山崎銀之丞、金守珍、六平直政、風間杜夫ほかS席1万500円A席8500円コクーンシート5500円(すべて税込み)Bunkamuraチケットセンター TEL:03・3477・9999大阪公演あり。くぼた・まさたか1988年8月6日生まれ。神奈川県出身。昨年秋に写真家・齋藤陽道さんとの共同制作による初のフォトブック『マサユメ』を刊行。今年7月には、一昨年に主演した映画の続編『東京喰種 トーキョーグール2(仮)』の公開が控える。ゆずき・れおん2009~’15年、宝塚歌劇団星組トップスターとして活躍。退団後は舞台を中心に活躍し、近作にミュージカル『ビリー・エリオット』『マタ・ハリ』など。9月にはミュージカル『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』への出演も決定。窪田さん・ウエストコート¥37,000(ウィーウィル/ウィーウィル ギンザ TEL:03・6264・4447)Tシャツ¥11,000(キクス ドキュメント/HEMT PR TEL:03・6721・0882)その他はスタイリスト私物柚希さん・ニット¥44,000(ボス/ヒューゴ ボス ジャパン TEL:03・5774・7670)ピアス¥45,000バングル¥82,000(共にアイ アム バイ イレアナ・マクリ)リング〈上〉¥370,000〈下〉¥375,000(共にイレアナ・マクリ) 以上ザ・ショーケース GINZA SIX店 TEL:03・6263・9953※『anan』2019年2月13日号より。写真・井手野下貴弘スタイリスト・菊池陽之介(窪田さん)YOSHI MIYAMASU(SIGNO/柚希さん)ヘア&メイク・糟谷美紀(窪田さん)CHIHARU(柚希さん)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年02月07日ガールズダンス&ボーカルグループ・E-girlsの石井杏奈、武部柚那が9日、東京・中目黒八幡神社で2月22日からスタートするホールツアー「E.G.Family ツアー」の成功祈願を行った。E-girlsの中で今年新成人となる石井杏奈と武部柚那が、艶やかな晴れ着姿で中目黒八幡神社に登場。参拝後には報道陣の取材に応じ、この日着用した晴れ着について石井が「緑は中々着ないので新鮮かなと思い、これを選びました。帯もゴールドでカッコよく、20歳に相応しい着物で背筋が伸びますね」と笑顔を見せ、武部も「背筋を伸ばさないといけないので気合が入ります。テンションは上がっていますが、見た目はお淑やかにいきたいと思います」と笑顔を見せた。祈願の内容について、石井は「2月からスタートするホールツアーが成功することと、健康でいれますようにとお祈りしました」と明かし、武部も「私も同じくホールツアーの成功と笑顔が多い一年でありますようにとお祈りしました」と答えた。続けて、E-girls初のホールツアーについても言及。武部は「E.G.Familyの各ファミリー全員で盛り上げ、ファンの方に私たちのパフォーマンスを身近に見ていただけるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。今年新成人を迎える石井と武部は、すでに20歳になり、お酒を口にしたという。石井は「実際に飲んでみたら美味しかったです! 私はあまり強くないので、これから修行していきたいです」と話し、武部も「普段お世話になっているスタッフさんとお酒を飲みながら熱い話をしていると大人になった気がしてうれしいですね」と新成人としての自覚も。また、今年の目標について武部が「1人で海外に行きたいです。直接歩いて発見できるものがあると思いますから、なるべく多くの国に1人で行ってみたいです」と明かし、石井は「私は運転免許所得です。今通っているので、今年中に取れるように気合を入れていこうかなと思っています」と意欲を見せていた。
2019年01月09日Bunkamuraの30周年記念公演として「唐版 風の又三郎」が上演されることが発表されました。俳優の窪田正孝さんと元宝塚トップスターの柚希礼音さんがw主演する、注目の公演の詳細をご紹介します。舞台「唐版 風の又三郎」2019年に上演Bunkamuraの30周年を記念して、シアターコクーン・オンレパートリー2019「唐版 風の又三郎」が上演されます。記念すべく本公演には、俳優の窪田正孝さんが出演することが発表されました。およそ6年ぶりとなる窪田正孝さんの舞台での演技に注目が集まります。窪田正孝さんの唐作品の参加は、故・蜷川幸雄さん演出の「唐版 滝の白糸」以来およそ5年ぶり。「唐版 風の又三郎」とは?「唐版 風の又三郎」は、1974年の初演当初から人気の高い公演。作家・宮沢賢治の「風の又三郎」にギリシャ神話やシェイクスピアの作品の要素を織り交ぜて誕生した、“民衆の「神話」”とも呼ばれる作品です。かつて不忍池の水上音楽堂などで上演された際には、当日券を求めて観客が5時間以上並んでいたそう。W主演に柚希礼音さんが出演本作では、元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音さんが窪田正孝さんと一緒にW主演を担当。退団後は、ソロコンサートなど多方面で精力的に活躍する柚希礼音さんが初の唐作品に挑みます。舞台「唐版 風の又三郎」詳細東京公演公演期間:2019年2月8日(金)~3月3日(日)会場:東京・Bunkamuraシアターコクーン大阪公演公演期間:2019年3月8日(金)~3月13日(水)会場:大阪・森ノ宮ピロティホールチケット発売日・東京公演:2018年11月25日(日)10:00~・大阪公演:2019年1月中旬予定スタッフ作:唐十郎演出:金守珍出演者窪田正孝柚希礼音北村有起哉丸山智己江口のりこなど問い合わせ先舞台「唐版 風の又三郎」を見に行こう窪田正孝さん6年ぶりの主演舞台に注目が集まる「唐版 風の又三郎」。ぜひ記念すべくBunkamuraの30周年公演で生のお芝居を感じてみませんか。イベント情報イベント名:Bunkamura30周年記念 シアターコクーン・オンレパートリー2019 『唐版 風の又三郎』催行期間:2019年02月08日 〜 2019年03月13日住所:東京公演:Bunkamuraシアターコクーン大阪公演:森ノ宮ピロティホール
2018年10月24日圧倒的なダンステクニックと伸びやかな歌声、明るく周りを照らすオーラで、演劇界でも唯一無二の存在感を放つ柚希礼音。3年前に宝塚歌劇団を退団し、女優として活動を始めてからは、繊細な感性に裏打ちされた演技力でミュージカルシーンを彩ってきた。そんな彼女のコンサート『REON JACK』シリーズも、今回で3作目。前作から続投の大貫勇輔と大村俊介(SHUN)、YOSHIE、クリスティアン・ロペスといった第1級のダンサーたちとの息もぴったりで、もはや“カンパニー”としての勢いすら感じさせるステージを見せている。【チケット情報はこちら】低音のリズムが強く響くオープニングナンバーは、柚希と大貫、大村、YOSHIE、ロペスが1節ずつ、それぞれの個性とテクニックを強烈に印象づけるダンスを披露。再び舞台の階段上に柚希が登場し、ソロから4人のダンスに加わる流れは圧巻で、問答無用に引き込まれる。続いて柚希のセカンド・ミニアルバム『R ing』から、『アラート feat.NAOTO』。本作の音楽プロデューサーを務める本間昭光が作曲を担当、ポルノグラフィティの新藤晴一が作詞したキャッチーな1曲だ。柚希は、大人の女性の揺れ動く気持ちを表しながら、歌い、踊る。オープニングでタフなダンスを見せつけた直後に、エモーショナルなポップスの世界観も表現できるのが、柚希の強み。今ではめっきり少なくなった、“歌とダンスで魅せるショーコンサート”の系譜を、彼女がしっかりと受け継いでいるのが分かる。楽曲はほかにも、洋楽のスタンダードナンバーから1980年代の歌謡曲、オリジナル曲にタンゴまで、変化に富んだラインナップ。その軸となっているのは、やはり柚希とダンサーひとりずつとの競演だ。本作のステージングも手掛けた大村と、ジャネット・ジャクソンの曲に乗せて小粋に踊るナンバー。タンゴダンサーのロペスと共に、超絶技巧の足さばきを見せるタンゴの場面。俳優とダンサーを兼ねる大貫とだから表現できる、コンテンポラリーダンス。なかでも、1990年代のダンスヒットチャートをにぎわせた曲に乗せて、YOSHIEと女ふたりで踊るシーンはここでしか見られないものだろう。国内外で活躍するYOSHIEは、柚希のフルパワーなダンスにも余裕の表情で応える。「ひとりの女性の表と裏を表現した」(柚希のMCより)というダンスは互いにうねり、高まって、会場を熱気で包み込んでゆく。心地よさそうな笑顔の柚希が印象的だ。迫力のダンスシーンが続く一方で、ホッとする口調の柚希のMCも健在。フルレングスのドレス姿でじっくりと聴かせた後、「どうこれ!この引きずり加減!」と発言。前作も登場した『Feeling Good』に乗せ、崩しタキシード姿を披露した後には、「(前作では出ていなかったので)すごく嬉しい!」と無邪気な表情も。このギャップもまた、柚希の魅力。硬軟自在なエンターテインメントを、存分に味わえるステージだ。大阪公演は、11月8日(木)から11日(日)まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。取材・文/佐藤さくら
2018年10月23日俳優の窪田正孝と柚希礼音が、Bunkamura30周年記念シアターコクーン・オンレパートリー2019『唐版 風の又三郎』で、W主演を務めることが20日、明らかになった。宮沢賢治の『風の又三郎』にギリシャ神話、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』、さらに初演の前年となる1973年に起った自衛隊員による隊機乗り逃げ事件などをつきまぜながら、唐十郎によって1974年に誕生した同作。状況劇場公演として初演を迎え、根津甚八、李礼仙、小林薫といったアングラのレジェンドともいえる俳優たちが出演した。不忍池の水上音楽堂や夢の島に張られたテントなどでの上演では、当日券を求め5時間並ぶことも厭わない観客の熱狂ぶりも話題を呼んだ。東京の下町で出会った、精神病院から逃げてきた青年・織部(窪田)と、宇都宮から流れてきたホステスの・エリカ(柚希)は、恋人同士ですらなく、『風の又三郎』のイメージを介して結びつくもろい関係。汚濁した世間で生きていくことができずに病院に収容され、それでも、自分を連れ去る風の少年に憧れる織部は、その面影をエリカの中に見い出す。またエリカは自衛隊の練習機を乗り逃げした恋人を探す道連れとして、純真な青年を利用する。W主演の2人に加え、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、風間杜夫、山崎銀之丞、石井愃一、六平直政、大鶴美仁音と、演出の金守珍率いる劇団新宿梁山泊の面々など、若手からベテランまで豪華な顔合わせが実現した。○金守珍コメント唐ワールドの魅力は何といっても異次元の世界にワープし、物語の飛躍を楽しめることだ。渦巻き状のパワーを秘めたタイムトンネルをくぐり抜けることで、限りなく自由な想像力を我々に与えてくれる。この渦巻き状のパワーは荒々しい北風にも似て東北から生まれた宮沢賢治の世界とあいまってロマン溢れるファンタジーの世界を醸し出している。この度、素晴らしいキャスト・スタッフと共に『唐版 風の又三郎』をシアターコクーンで上演できることはこの上ない喜びである。ぜひとも劇場に足を運び、唐ワールドのダイナミックで美しい飛翔のイメージとノスタルジックな叙情をたっぷりあじわって頂きたい。○窪田正孝コメント蜷川幸雄氏演出『唐版 滝の白糸』でアリダを演じたのが昨日のことのように感じます。あれから5年も経っているとは。再び唐版に携われることが光栄です。風のようにやわらかく風のように凶暴に風のように自由に風のようにカタチにとらわれず唐版の戯曲を、言葉遊びに酔いしれたい。○柚希礼音コメントこの度『唐版 風の又三郎』に出演させていただくことになり身の引き締まる思いでございます。今まで出演させていただいた作品とは全然違う世界で、そして私ごとですが、来年芸歴20周年を迎え、その幕開けがこの作品になり、新人のつもりで体当たりで全てをかけて学ばせていただきたいと思っております。演出の金さんを始め、ご一緒させていただく窪田正孝さん、素晴らしい共演者の皆様からもたくさんのことを吸収させていただき、おもいっきり挑みたいと思います。このような素晴らしい体験ができることに感謝しながら、今までの自分からもまた一つ殻を破ることができたら……、そして憧れのシアターコクーンで演じることができるのも楽しみです。是非とも楽しみにお待ちください。宜しくおねがいいたします。
2018年09月20日●子役時代に知り合った三浦春馬と、今また対峙2017年に公開され、最終興行収入38.4億円、2017年の実写邦画ではNo.1の成績を記録した映画『銀魂』。漫画家・空知英秋による『週刊少年ジャンプ』(集英社)連載中の同名コミックを原作に、福田雄一監督が実写化のメガホンを取った。舞台となるのは、パラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた”天人(あまんと)”と侍・坂田銀時(小栗旬)の間に起こるさまざまな事件を描く同作は、破天荒なギャグと熱いアクション、ほろりとする物語で人気を博している。続編である『銀魂2 掟は破るためにこそある』(8月17日公開)は、原作でも人気の「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」のハイブリッド作。柳楽優弥演じる土方十四郎は、江戸の治安を守る特殊警察・真選組で"鬼の副長"と呼ばれているが、ある日急にヘタレオタクの"トッシー"に変貌……という驚きの展開となっている。マイナビニュースでは『銀魂』に関わる男性たちへのリレーインタビュー連載「動乱の男達」を実施。今回は、「真選組動乱篇」でも大きな役割を担っている、土方十四郎役の柳楽優弥に話を聞いていく。○好きと言い合える関係――今回リレーインタビューなんですが、伊東鴨太郎役の三浦春馬さんから「好きです」という告白の伝言を承っています。僕も……好きです(笑)。――(笑)。あとは、お互いに子役からずっとやってきて、共通するものを感じているという風におっしゃってました。そうですね。12歳くらいの時に知り合って、さらに28歳になってまた共演できるという人はあまりいませんし、好きと言い合える関係性でいられることが嬉しいです。――今回は土方と鴨太郎、対になるような役だったと思うのですが、少し似通ったところもあったのですか?子役の時のオーディションはみんな必死で、「どっちが受かるんだろう」と思いながら挑むんです。春馬くんは受かる確率が高かったので、そういう意味では、ライバル的な要素がないわけではありませんでした。●「土方十四郎」と「トッシー」の振り幅を見せたい○「負けたくない」という思いも生まれた――今回、三浦さんとがっつり向かい合った印象はいかがでしたか?久しぶりに共演できた事がとても嬉しく、楽しかったですが、その代わり「負けたくない」という感情もしっかりありました。それは、子供の時に出会っている人にしか、生まれないような感情かもしれないです。そう考えると、本当に特別な形で共演できて、嬉しかったです。――アツすぎますね……。激アツですよ! 本気ですからね。――前作からの続投となりますが、「『銀魂2』をやる」と聞いた時はどういう気持ちでしたか?参加できることが嬉しかったです。特に「動乱篇」をやると聞いた時には、鴨ちゃんとの関係性はもちろんのこと、トッシーと土方との振り幅を見せたいと強く思いました。面白い点の一つでもあるし、今回はそこをしっかり演じきりたいと思いました。――トッシーを演じるにあたって、オタク用語の勉強などはされたんですか?このために勉強というのはないですが、撮影が終わってから、秋葉原に行くようになりました(笑)。自分ではそういう部分はないと思っていたのですが、小さい頃、おじいちゃんにフィギュアを買ってもらっていたのを思い出して、秋葉原がすごく心地よくなっちゃって(笑)。土方が、マヨネーズを撒いているフィギュアを買いました。――……土方のフィギュアを買ったんですか!?本当はトッシーのフィギュアが欲しかったんですけど、見つからなくて……是非作って欲しいです。――トッシーにかなり影響されたんでしょうか?影響されたというよりも、「忘れてた、この感じ」と、思い出してしまいました。オタク気質だったんだ、と気づかされました(笑)。28歳にして新たな扉が開いたので、人生ずっと謳歌できますよ(笑)。――最高ですね! 今回は、特に土方がクローズアップされている印象もあるのですが、意気込みなどはありましたか?もちろん緊張もするのですが、いただいた役に対して自分のできることをしっかりやろうという思いが強かったです。いろいろなビジョンを持ちながら現場に行って、監督が言ってくださったことを極力実現できるように、ということを重ねました。今回は特に土方というクールなキャラクターと、トッシーというヘタレオタクの振り幅を見せることがポイントだったので。あとは今回、しっかりとジムで鍛えました。トッシーも、腕の筋肉は結構いい感じです(笑)。●次回登場・菅田将暉は誕生日プロデュースも○トッシーの格好でいたたまれない気持ちも…――真選組と万事屋、両方と行動を共にして雰囲気の違いなどはありましたか?真選組は前作からの絆があって、クールな印象なので、トッシーの格好をした僕がいるという違和感に一瞬いたたまれなくなりました(笑)。逆に万事屋と一緒の場面では、土方と違う形だったので、居やすかったです。――リレーの次は、新八役の菅田将暉さんで、柳楽さんとの共演経験も多いですよね。菅田くんとは、山田孝之さん主演の『闇金ウシジマくん』で初めて共演して、『ディストラクション・ベイビーズ』など共演する機会が多かったので、落ち着きます。僕の誕生日には、菅田くんがプランを考えてプロデュースしてくれたので、また一緒に買い物に行きたいです。■柳楽優弥1990年3月26日生まれ、東京都出身。2004年『誰も知らない』でデビュー、同作でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞を日本人初・史上最年少で受賞する。以降、主演を務めた『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』(05)や『包帯クラブ』(07)、『許されざる者』(13)等の話題作に出演。福田監督作品には、連続ドラマ初主演作の『アオイホノオ』(14)、『HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス』(16)に出演した。映画『ディストラクション・ベイビーズ』(16)、ドラマ『ゆとりですがなにか』(16)、『お母さん、娘をやめていいですか?』(17)で注目を集め、2017年は大河ドラマ『おんな城主 直虎』にも抜擢された。公開待機作に『響 -HIBIKI-』(9月14日公開)、『散り椿』(9月28日公開)、『夜明け』『ザ・ファブル』『泣くな赤鬼』(以上2019年公開)がある。○柳楽優弥 サイン入りチェキプレゼント柳楽優弥さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼントします。○応募要項■応募期間:2018年8月10日から2018年8月16日23:59まで■内容:柳楽優弥 サイン入りチェキプレゼント■当選人数:1名様○応募方法1.マイナビニュースエンタメch公式Twitterをフォロー2.応募ツイートをリツイート当選者には応募締め切り後、マイナビニュースエンタメch公式Twitterからダイレクトメッセージにて、送付先情報(送付先住所、受取人氏名、電話番号)を伺います。※ダイレクトメッセージ送信後48時間以内にご連絡のない場合や、フォローを外された場合(その場合ダイレクトメッセージを送付できません)は当選を無効とさせていただきます。○当選条件日本国内にお住まいの方 応募にあたって以下を必ずお読みください。応募には以下の「個人情報取扱いについて」に同意いただく必要があります。「個人情報取扱いについて」に同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。(1)個人情報取扱いについて:マイナビでは個人情報保護マネジメントシステムを構築し、正しい個人情報の取扱および安全管理につきましてできるだけの体制を整え、日々改善に努めています。当社が運営するマイナビニュースにおいて、読者の皆様からお預かりする個人情報は、プレゼントの発送などに利用いたします。(2)開示等、個人情報の取り扱いについてのお問い合わせ:株式会社 マイナビ ニュースメディア事業部 編集部 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル news-reader@mynavi.jp(3)個人情報保護管理者:株式会社 マイナビ株式会社 ニュースメディア事業部事業推進部長 news-personal_data@mynavi.jp※映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』特集はこちら!
2018年08月10日「今、自分が何をしたいのか、お客さまに何を伝えたいのかをすごく考えています。ミュージカルなどのお芝居では『役』を追求していくけれど、コンサートは『自分自身』と向き合うことが求められる」。一昨年の『REON JACK』、昨年の『REON JACK2』に続き、この秋に開催が決まったコンサート『REON JACK3』について、柚希礼音はそんな風に話した。【チケット情報はこちら】宝塚時代も『REON!!』『REON!!Ⅱ』、そして『REON in BUDOKAN~LEGEND~』を成功させてきた柚希。初めてのコンサート形式だった『REON!!』で「ただカッコいいだけでは2幕まで持たない」と学んだことは衝撃の体験だった。だが、それが新たな柚希礼音の始まりとなり「自分がとても楽になった」という。以来、柚希にとってコンサートは、自分自身を見つめ直すための大切な機会であり続けている。『REON JACK2』に続いて各界の実力派ダンサーが共演するが、大貫勇輔とは「ふたりでもっと思い切ったデュエットを」、クリスティアン・ロペスとは「ムーディーなタンゴとは違った感じで踊ってみたい」、YOSHIEとは「また一緒に色々なジャンルに挑戦したい」と、各共演者とも新たな高みを目指す。自身も「ダンサーとしての体を作り直さねば」と気持ちを新たにしている。宝塚を卒業してリフト「する側」から「される側」になったが、「男役の経験から、遠慮しながらやる方が重く感じることがわかっている」ので、「すみません…でも、行きます!」と思い切ってやっている。今回も華麗なリフトを期待したいところだ。ここ1年間の舞台を振り返ってみても、『ビリー・エリオット』では「今まで演じたことのないような役でさらに吹っ切れた」、『マタ・ハリ』では「宝塚時代『スカーレット ピンパーネル』のショーヴラン役に出会った時と同じくらいの転機になった」、そして地球ゴージャスプロデュースの『ZEROTOPIA』では「男性に守られる役もとても勉強になった」と、新たな自分発見の連続だった。常に「挑戦」を意識して、ファンの期待に応え続けてきた柚希だが、今回の『REON JACK3』では「挑戦自体を楽しむこと」もテーマだ。「お客さまと心を通い合わせてほっこりできる場面もつくっていきたい」という。来年は芸歴20周年。様々な舞台、様々な役で殻を破り続けてきた今、『REON JACK3』では少し肩の力の抜けた柚希礼音が見られるのかもしれない。公演は10月19日(金)から21(日)まで東京・東京国際フォーラムホールC、11月8日(木)から11(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて。取材・文:中本千晶
2018年07月17日映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(8月17日公開)で柳楽優弥が演じる、土方十四郎の別人格"トッシー"のビジュアルが29日、公開された。同作は、漫画家・空知が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミックを原作に、福田雄一監督が実写化のメガホンをとる。パラレルワールドの江戸を舞台に、宇宙からやってきた"天人(あまんと)”と侍・坂田銀時(小栗旬)の間に起こるさまざまな事件を描く。2017年に公開された映画『銀魂』は、最終興行収入38.4億円、2017年の実写邦画ではNo.1の成績を記録した。今回は原作でも人気の「真選組動乱篇」と「将軍接待篇」のハイブリッド作であることが明かされた同作。今回公開されたトッシーは、ストーリーの鍵を握るキャラクターとなる。クールで頭の切れる土方は江戸の治安を守る特殊警察・真選組で"鬼の副長"と呼ばれ、荒くれ隊士たちをまとめ上げるために日々スパルタな指導を行う。しかし隊士たちからも恐れられる土方が、ある日急にヘタレオタクの"トッシー"に変貌。日に日にアイドル&フィギュアオタク化は増すばかりだが、やがて真選組だけではなく、将軍をも巻き込む陰謀へつながり、江戸中が大騒動に飲み込まれていく。今回柳楽は、厳格でクールな土方と、ヘタレオタクのトッシーという、中身の違う2つのキャラクターを演じることに。キャラクタービジュアルでも、赤いバンダナを頭に巻き、アニメキャラの缶バッジがついた「痛ウエストポーチ」を着用し、これまでの土方とはまったく違う姿となっている。
2018年06月29日2月3日、ミュージカル『マタ・ハリ』東京公演が開幕した。『ジキル&ハイド』などを手がけるフランク・ワイルドホーンが音楽を担当し、2015年に韓国で初演されたミュージカル。日本初演の今回は、主人公のマタ・ハリを柚希礼音、彼女の運命に深く関るふたりの男性、ラドゥーとアルマンの2役を回替わりで加藤和樹が演じる(初日は加藤がアルマンを、Wキャストの佐藤隆紀がラドゥーを演じた)。演出は石丸さち子。ミュージカル『マタ・ハリ』チケット情報物語は1917年、第一次世界大戦下のヨーロッパが舞台。パリではオリエンタルなダンスで人々を虜にしているダンサーがいた。名はマタ・ハリ。フランス諜報局のラドゥー大佐は、ヨーロッパをまたにかけ活躍するマタに目をつけ、スパイになるよう圧力をかける。同じ頃、マタは戦闘機パイロットの青年アルマンと出会い恋に落ちるが、実はそれもラドゥーが仕掛けた罠で…。舞台には、水墨画にも似た煙のような雲のような背景。モノトーンのシンプルなセットの中、シックな衣裳に身を包んだキャストが、戦争に苦しむ市井の人々の嘆きを叫ぶ。それぞれがワンポイントで赤い何かを手にしているのは、彼らが願う生への渇望か、命そのものか。そして「生きろ」と叫ぶ彼らの中に、誰よりも鮮やかな朱色の衣裳で、マタ・ハリが舞い立つ。柚希は、しなやかかつダイナミックなダンスが美しいだけでなく、女性らしい腰まわり、筋肉、すべてが美しく妖艶。何よりも“生”のエネルギーに溢れている。まさに、この閉塞した時代に舞い降りた女神といったインパクトだ。演出の石丸と柚希はしかし、マタ・ハリをただ“謎めいたカッコいい女スパイ”とは描かない。凄絶な過去を抱え、それでも人生に立ち向かうけなげな女性、必死に生きる普通の女性として、誰もが共感し得る感情を繊細にすくい上げる。マタ・ハリの、アルマンに恋し、普通の暮らしを望むと語る笑顔が柔らかく、可愛らしい。柚希は女性の弱さも強さもとても自然に演じる。彼女だからこそのマタ・ハリを生み出し、彼女にとって本作が女優としてのターニングポイントになるに違いないと確信させた。一方でその恋の相手であるアルマンを演じる加藤も、マタと同じく心に抱えた孤独と傷を丁寧に描く。だからこそ、彼女と自然に心を寄り添わせつつ、最初は策略で彼女に近付いた事実に苦しむのだ。色気と少年の純粋さを同居させた加藤のアルマンは、マタが恋に落ちる説得力が十分だったが、それゆえにもうひと役、マタにスパイ活動を強いるラドゥーを加藤がどう演じるのかも気になるところ。そのラドゥーを初日で演じたのは佐藤隆紀。マタを利用しつつ彼女に溺れていく男という難しい役柄を、その深みのある歌声も上手く使い、好演していた。初日には作曲のフランク・ワイルドホーン、脚本のアイヴァン・メンチェルも来場。ふたりとも笑顔で、特にフランクは「なんて素晴らしいキャスト!」と賛辞を贈っていた。2月18日(日)まで、東京国際フォーラム ホールCにて上演。なお、加藤がラドゥーを演じる日は、アルマンを東啓介が演じる。
2018年02月06日岸谷五朗と寺脇康文が1994年に結成し、前回公演「The Love Bugs」では10万人を動員した演劇ユニット・地球ゴージャスが、新作「ZEROTOPIA」を来年4~7月に上演。岸谷、寺脇の両名に話を聞いた。地球ゴージャス チケット情報豪華客船が沈没し、生き残った乗客たちはある島に流れ着く。そこは地図に載っていない、色彩のない島。やがて彼らの隠された過去が暴かれ……。「いつも台本ができると、最初に寺ちゃんに読んでもらうんですよ。ファースト・インプレッションってすごい大事で。だいたい4行くらいしか感想返ってこないんだけど」(岸谷)「作り手でありながら、僕もそこで観客第一号になれる。感じたものを、いつも素直に返します。『最高!さすが。これで行こう!早く稽古したいね』みたいな」(寺脇)「4行じゃなく、4語だった(笑)」(岸谷)脚本・演出は岸谷の担当だが、寺脇のアシスト態勢もバッチリ。さすが出会いから33年、一度もケンカをしたことがないという名コンビだ。「僕らが一番大事にしているのは、そのときにしかできない芝居をするということ。だからゴージャスでは、再演はまずやらない。五朗ちゃんが感じる“今”は、作品の中に絶対に入ってくるし、『新作が最高傑作』という思いで毎回やっています。今回もそう言える作品を2か月間の稽古で作り上げていきたい」(寺脇)地球ゴージャスのようなスター揃いのカンパニーで稽古に2か月を費やすのは、異例とも言える。今回は柚希礼音、西川貴教、新田真剣佑、宮澤佐江・花澤香菜(Wキャスト)らが、劇団並みに結束力のある地球ゴージャスの一員に。「柚希は本当に素晴らしいエンターテイナーで、言わば完璧。そういう人にグシャグシャに堕ちていく女を演じてもらって、ゼーゼー言わしてやろうと(笑)。西川くんはアーティストとして素晴らしいのはもちろん、ミュージカルを好きでいてくれているのがうれしい。歌っているときもある種のすごい芝居をしているし、きっと“何かになる”ことが好きなんでしょうね」(岸谷)「人物設定の説明がLINEで来たとき、西川くんの役には特に驚いたんです」(寺脇)「この人物がいろいろ気づき、感じて、すごい男へと変わっていく成長物語を描きたい。そのためには変化の落差が大事だから、まあ、出だしは驚くと思うけどね(笑)」(岸谷)いつにも増して、「ZEROTOPIA」には様々なサプライズが待ち受けていそうだ。東京公演は4月9日(月)から5月22日(火)まで、TBS赤坂ACTシアターにて。チケットは発売中。取材・文/武田吏都
2017年12月13日西山茉希の腸事情は?モデルの西山茉希は9月10日、Instagramを更新。愛飲しているという「ヤクルト」について、熱い想いを語った。産後に胃腸不良をおぼえたという西山は、ヤクルトを飲み始めたんだそう。その後胃腸の調子は改善し、今では「#快調#快便#快楽」(Instagramより引用)とのこと。さらに、家族の中で最も風邪をひきにくくなったといい、「#整腸がトータルな実体験」(Instagramより引用)と、健康な腸の大切さを実感したという。ヤクルトと独自の入浴法が健康の秘訣だという西山は同日のInstagramにて、今後もそれらを続けていくと宣言している。大人にもおいしいヤクルトなお西山がInstagramにアップしたヤクルトは、甘さ控えめの『ヤクルトAce』。スッキリとしていて大人でも飲みやすく、1本(80ml)に、生きたまま腸内に到達する乳酸菌 シロタ株が300億個も含まれている。腸内環境を改善するのにぴったりの品物だ。さらにビタミンC、ビタミンD、ガラクトオリゴ糖も摂取できるという『ヤクルトAce』は、西山の健康と抜群のスタイル、美しさにおおいに役立っているに違いない。人気モデルのヤクルト推しによって、この秋「ヤクルトブーム」が到来するかも?!(画像はInstagramより)【参考】※西山茉希Instagram※ヤクルトAce商品ページ
2017年09月27日