圧倒的なボリューム、ニンニクや野菜の量をトッピングでカスタマイズできる自由度の高さから熱狂的なファンを持つ「ラーメン二郎」。GW中も全国各地の店舗に行列ができるなか、ある店舗の“悲鳴”が話題を呼んでいる。《そして今日も裏の一方通行の道路に路駐する人がいました。GWの営業が本当に憂鬱になってきました。今後できるだけ公共の交通機関でのご来店をお願いします》5月2日夜9時過ぎ、Twitterにこう呟いたのは東京・江東区にある「ラーメン二郎亀戸店」の公式アカウント。路上駐車した客に注意を呼びかけた亀戸店だが、怒りが収まらなかったのか翌3日の午後2時30分にも、先の呟きを引用した上で、こう呟いた。《店主「裏の道に車を停めてる人いませんかー?」 しーん 店主「○○ナンバーのハイエースです停めてる人いませんかー?」 しーん 店主「警察通報しまーす」 「あ!その車俺のだぁちょっとよく声が聞こえなくてさぁ 今から移動させるから!すぐ戻るからちょっと待ってよ」 マジでその三文芝居寒いんでそのままもう2度と来ないでください》路駐客との店内でのやり取りを明かし、“出禁”を通告したのだ。さらに、《裏の一方通行の道は路駐すると交通の妨げになるのはもちろんなのですがその道沿いに住んでる方々が自分の家から車を入出庫できなくなります》と路駐により、近隣住民が迷惑を被っていることを告白。改めて《路駐その他お店がやめてくださいと言ってることはやめてください》と注意をした上で、最後には《クサクサしてすいません、色々と立て続けに起こるとちょっと僕もスタッフも参ってしまうので… 色々な方々が来店してくれるのは素直に嬉しいです!》と前向きな投稿をしていた。この亀戸店の一連の呟きに対して、ファンからは同情の声が相次いで寄せられた。《なんで何度もやめてくれとお願いされているとこと平気でできるんだろう?》《ホントにマナーという常識がズレてる人がいるのに憤りを感じます》《マジこういう人出禁にしてほしい。 で、二度と来ないで欲しい》亀戸店の公式Twitterアカウントのプロフィール欄に《路上駐車はダメ絶対》と記載されているように、同店はかねて路駐に対して注意喚起をしてきた。「亀戸店は駅から離れたところに位置し、周辺には多くの住宅があります。ラーメン二郎各店はただでさえ行列が近隣の邪魔にならないよう気を遣っているのに、路駐までされてしまったら死活問題になってしまいます。亀戸店はこれまで再三注意を呼びかけてきており、昨年3月に路駐を巡って客との間にトラブルがあったことを報告。昨年10月には、路駐客への対応のために店を途中で閉め、注意した客から逆ギレされたことをTwitterで明かしていました」(フードジャーナリスト)ルールを無視するお客様は“神様”ではないーー。
2023年05月03日アメリカのボストンにも出店している、いわゆる“二郎系ラーメン”の店『夢を語れ』。その埼玉店の店主がTwitterでお客を“クソ素人”などと非難し、ネットで物議を醸している。事の発端は4月21日、あるTwitterユーザーが『夢を語れ 埼玉店』に訪れたことだった。そのアカウントは同店について、店名を明確にはわからないようイニシャルで表現した上で、スープや麺などを「不味い」とレビュー。そして「もう2度と行かない」とツイートした。すると、その投稿に対して『夢を語れ 埼玉店』店主は《もちろんもう二度と来ないでください!お残しに募金を頂いてるのですが、不快だったので声もかけず、ありがとうございましたも意識的に省略しました》と直接リプライ。さらに、こう綴った。《コールの時に「にんにくなし」って言われた時点で、クソ素人が来たなと思ってたんですけど案の上だったので、そもそもこういう輩が入って来ない店を目指したいです》そして《にんにくを入れないのを素人と言ってるのではなく、「増し」と「なし」が聞き取りづらいので「抜き」を推奨してるのと、そもそもコールをしなければにんにくは入らないのと、その旨をカウンターの全席にPOPにして掲示してるので、知識も調べる気も見る気もなんもないという判断をしてます》と続けた。なお、レビューを投稿したユーザーはこの呟きに対して「ニンニク抜き」と伝えたと反論していた。■謝罪文を掲載しても「ドン引き」の声が……一連の投稿はネットで注目を集めることとなり、初めて店に来たお客を、店主が“クソ素人”呼ばわりした店主に非難が殺到する事態にーー。そこで24日、『夢を語れ 埼玉店』の店主はTwitterに謝罪文を掲載した。《この度は、私の不適切な発信により該当される方に限らず関心を寄せてくださるたくさんの方に不快な思いをさせたことお詫び申し上げます。また、夢を語れグループにおける店舗責任者の一人としての無責任な発信により、グループ関係者の皆様並びに、夢を語れを応援してくださる皆様にも多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことお詫び申し上げます》そして該当のつぶやきも全て削除し、そのことについても《そして当該と思われるツイートは全て削除しました。 もちろんデジタルタトゥーという言葉があるくらいなので、それらはずっと消えないのは認識してます。 ただし、それらを常に誰でも閲覧できる状態を避けるための措置です》と説明した。この謝罪に対しては、《常連以外の客を「ズブの素人」だのディスったのはドン引き》《言葉1つ言い方が違うだけで影で何言われるかわからないし素人なんでお店にご迷惑かけれません》《近いしいつか行ってみようと思っていたけどやめた。初めて来た客を素人と見下す店に1円も払えんよ》と厳しい声が。いっぽうで、《おつかれさまです!謝れるのはすごいコトだと思います セカンドチャンスはあっていいと思います!!》《頑張ってください》といった店主へのエールも。今度は、ポジティブな話題で“夢を語って”くれることを祈るばかりだ。
2023年04月25日俳優の阿部寛が出演する、第一三共ヘルスケア・ロキソニンEX外用薬シリーズの新CM「新たなる世界」編、「背中まで」編が、22日より放送される。新CMでは、暗闇に光が射しこみ、阿部が浮かび上がるように登場。「おぉ~」「ふぅ~」と深く響く吐息のみで商品の使い心地を表現する。■阿部寛インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。今作は前作を超えたいという思いもありましたし、比較的心の声が多いですから、表情としてロキソニンEX外用薬という製品の良さをどうやって伝えられるかなと。やっぱり自分が実際に製品を使って、だいぶ助けられているんですよ。そういう思いが出ればいいなと思って、丁寧にやらせていただきました。――最近「『ロキソニンEX外用薬シリーズ』を使いたい!」と思ってしまうようなシチュエーションはありましたか?最近は、(ドラマで)特殊メイクもそうですし、衣装もすごく重いものを着ていたんですね。まさに日々僕にとってコリや痛みとの戦いだったんで、実際に使わせていただいていました。やっぱり良い演技、最高のパフォーマンスをするためには、疲れは取らなければいけないですよね。普段からジムで鍛えたりもしていますから、いろいろ痛めるところも多いんですけれども、そういうときは以前からパートナーとしてこのロキソニン外用薬を使わせてもらっていたんで、引き続きこうやってCMでアンバサダーを務めることができるのを本当に感謝しています。――CMキャラクターに就任されて1年が経ちましたが、この1年で、日々の生活の中での変化はありましたでしょうか。CMが流れるたびに、存在感というか、自分でもつい見てしまうんですよね。ですから今回も、そういった(存在感のある)CMになったので、また僕もテレビで自分の映る姿を楽しみにしています。製品を皆さんに宣伝できているかどうかもこだわってやってきているので。注視して、今回のCMも見ていきたいなと思っています。――「最高に濃かったなあ」と感じたエピソードがあれば教えてください。1つずつの作品をやるのもそうですが、やっぱりだいぶ人生も濃くなってきたんで、まさに今じゃないかなと思うんですよね。これからの仕事もそうですが、1つずつこだわってやっていきたいなって思っていますし、ここから、自分の人生もさらにグレードアップしていきたいなと思っていますから、今が一番濃いですね。――今後「ここまで到達したい」といった目標や抱負はありますか?時代も変わって、いろんな表現の仕方も出てきていますし、かなり多様な時代になってきたと思うんですよね。そういう中でやっぱり今までの自分よりも、アップグレードしていかなきゃいけないと思っていますし、これからますます、時代の動きが速くなっていって新しい世界もどんどん広がっていくので、いろんなものに対応していかないと、と思っています。――痛みに悩む方々に向けて、一言いただけますか?生活様式にまた一つ変化が、今の時代起きていますから、いろいろ出てくると思うんですよね。今までは自宅で仕事をしていた人も電車に乗ったり、動きが出てきますから、さらにコリや痛みとの戦いになってくるかと。ですから、僕自身もそうですけど、こういうロキソニン外用薬シリーズをパートナーにして、人生を最高にエンジョイしてほしいなと思います。
2023年04月21日5月25日(木) に、越谷サンシティホール大ホールにて開催となる『坂東玉三郎~お話と素踊り~』越谷公演に向けて行った、坂東玉三郎の取材会レポートが到着した。“お話と素踊り”がスタートしたのは2021年。「コロナ禍だったから、伺ってもお客様がいらっしゃるかどうか心配をしていたんだけれども、会場がいっぱいで。こういうときだからこそ気楽にというか、長いお芝居じゃなくて、お話を聞きにいらっしゃいたいんだなと実感しました」と開始当時を振り返る。その後、公演は関東以外でも行われ、好評を博している。トークコーナーでは、事前に募集した質問からピックアップして答えていくが、質問内容は当日まで知らないという。「どんな質問が出てくるのかも楽しいし、思わぬことを聞かれて、自分を発見したりすることもある」と話しながら、「驚くような質問もあるけれど、すべて嘘偽りのないことを、はっきりと言います。繕ってるとお客様にもわかるから。質問コーナーがお客様に気に入っていただけるかどうかは分からないけれど、やっぱりコミュニケーションを取ることが、いま一番大事だと思う」と語る。「なるべく親しく、みなさんが普段お聞きになれないような話をしてきましたが、最近は話が重ならないように“化粧”や“衣装”というふうに題材を決めたり、内容を変えたり、映像を出したりしています。お客様も充実したものを聞きたいと思ってらっしゃるので、精いっぱいやっています」と、回を重ねていくなかでの変化を明かした。後半で披露するのは地唄舞の“雪”。この演目を選んだ理由については、「”雪”は代表的な曲だし、知らない方でもどこかで耳にしている曲。14分くらいで完結するものなので、いいと思って選びました」とのこと。衣装や化粧をつけず、磨き上げられた踊りを堪能できる貴重な機会となっている。最後に、越谷公演を楽しみにしている方に向けて「東京の近くでは何度か公演を行っていますが、同じ話にならないよう、楽しく過ごしたいと思っているので、ぜひご来場ください」と、メッセージを寄せた。<公演情報>『坂東玉三郎~お話と素踊り~』越谷公演5月25日(木) 17:30 開場 / 18:30 開演会場:越谷サンシティホール 大ホール【予定演目】坂東玉三郎トークコーナー地唄舞「雪」坂東玉三郎 / 素踊り休憩なし 約90分【チケット料金】SS席:8,500円S席:7,500円A席:6,500円※全席指定・税込※未就学児入場不可チケットはこちら:公演HP:
2023年04月15日橋本環奈と山田涼介(Hey! Say! JUMP)のコミカルな夫婦バトルとピュアな胸キュンシーンに注目の新ドラマ「王様に捧ぐ薬指」。この度、本作に坂東龍汰と長尾謙杜(なにわ男子)が出演することが分かった。本作は、大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”の主人公・羽田綾華(橋本さん)、業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”新田東郷(山田さん)が繰り広げる胸キュンラブコメディ。現在放送中の「リバーサルオーケストラ」に出演する坂東さんが演じるのは、綾華の高校時代の同級生で、綾華の初恋相手・神山絢斗。研究者として海外に留学していたが、現在は日本に戻っており、運命のいたずらなのか、結婚した綾華と東郷の前に突然現れ、2人に大きな関わりを持つことに。「少女漫画は姉の影響で小さい頃からたくさん読んで育ってきたので今回お話をいただいたときは素直にうれしかったですし、ワクワクドキドキしております」と心境を明かした坂東さんは、「橋本環奈さんとは今回で4回目の共演になるので、今までとはまた違った役柄でご一緒できることが今からとても楽しみです。山田涼介さんとはいつかご一緒してみたいとずっと思っていたので緊張していますが、とても光栄です」とコメントしている。「パパとムスメの7日間」『HOMESTAY』に出演した長尾さんが演じるのは、綾華の弟で羽田家の長男・陸。現在は大学生で小説家志望。あけすけな物言いで生意気な面もあるが、家族思いで綾華のことを心配している。また、勘が鋭い陸は、あることがきっかけで綾華と東郷の新婚生活に疑念を抱くようになる。長尾さんは「先輩の山田くんは、ライブを観に行かせていただいたりプライベートでお会いすることはありましたが、共演は初めてです。これを機にもっと仲を深めていきたいと思っています」と意気込み、「お2人を見て、色々な形はあるけれど「結婚って素敵だな」と、思ってくれる方が増えればいいなと思います。監督さんや周りの方々にアドバイスをいただきながらしっかりと羽田陸を演じていきたいと思っているので、楽しみにしていてください!」とメッセージを寄せている。「王様に捧ぐ薬指」は4月、毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年02月28日2023年2月27日、俳優の時代吉二郎(じだい・きちじろう)さんが亡くなっていたことが分かりました。80歳でした。サンケイスポーツによると、時代さんは同月20日、心不全により、病院で息を引き取ったとのことです。ドラマ『水戸黄門』シリーズや『暴れん坊将軍』シリーズ、『遠山の金さん』シリーズなど、さまざまな時代劇に出演してきた、時代さん。中でも、大柄な体格と強面な風貌を生かした悪役は、視聴者から高く評価され、存在感の強い名脇役としても知られています。時代さんの逝去を知った時代劇ファンからは、悲しむ声や、これまでの活躍に感謝する声が上がりました。・素晴らしい悪役がいるからこそ、主役が輝く。時代さんの悪役は本当に素敵だった。・自分の中では『水戸黄門』シリーズの悪役といえば、この方だったな。素晴らしい演技をありがとうございました!・悪代官の役というと、時代さんの顔を思い出すくらい。最高の『名悪役』だった。同業者からも、「演技に対する真摯な姿が素晴らしい役者だった」といった称賛の声が上がっている、時代さん。今後も、数々の映像に残った時代さんの姿は、多くの人に作品の魅力を伝えてくれることでしょう。時代さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年02月27日門脇麦&田中圭共演「リバーサルオーケストラ」第6話が2月15日オンエア。坂東龍汰演じる蒼の“いきなりハグ&告白”に「青春やべえー!最高!」などSNSが盛り上がる一方、その後の2人のぎこちないやり取りには「可愛い」の声が続出している。本作は市役所勤務の元・天才ヴァイオリン少女が、強引すぎる変人マエストロによってコンサートマスターに。地元のポンコツオーケストラ・児玉交響楽団(通称・玉響)を立て直すことになるが、世界で活躍するエリートの幼馴染や、楽団をつぶそうと企む議員らが現れて…という一発逆転音楽エンターテインメント。幼い頃からバイオリン奏者として輝かしい活躍をしてきたが、長く表舞台を去り、朝陽によってオーケストラのコンサートマスターになる谷岡初音を門脇さんが演じるほか、西さいたま市長の息子で幼いころからピアノやヴァイオリンを習い、ドイツを中心に活躍していたが父親に半ば騙される形で玉響のマエストロになった常葉朝陽には田中さん。父は世界的な指揮者、母は有名ヴァイオリニストという音楽界の超エリートで日本屈指の人気ヴァイオリニストだが、幼なじみの初音のことが気になる様子の三島彰一郎には永山絢斗。初音の妹で児玉交響楽団をSNSで支援する谷岡奏奈に恒松祐里。初音の家に下宿している玉響フルート首席・庄司蒼に坂東さん。朝陽にフラれて公演に出ないと言い出す玉響チェロ首席・佐々木玲緒には瀧内公美。朝陽の父で現職西さいたま市長の常葉修介には生瀬勝久。修介のライバルで玉響を潰そうとする本宮雄一には津田健次郎。日本屈指のスーパーゼネコン・高階組の会長で、日本一の高階フィルオーナーでもある高階藍子に原日出子といった俳優陣が出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。バレンタインガラを次週に控えるなか、玲緒が公演に出ないと言ったまま練習にも現れなくなる。団員たちの間では朝陽にフラれたからだとウワサが立ち始める。心配した初音は朝陽たちと一緒に玲緒のマンションを訪ねるが、玲緒は「これから合コンに行く」と答える。玲緒は朝陽が初音のことを好きだからモチベーションがなくなったと話す。その言葉をきっかけに朝陽を意識し出す初音。そんな初音に複雑な心境を抱く蒼…というのが今回のストーリー。本宮の裏工作でコンサートの開演に間に合わないという事態に陥る玉響だが、朝陽の機転で無事演奏できる。帰りのバスが出発する直前、蒼は初音をいきなりハグ。団員たちが見ている前で「好きです」と告白する…。「まさかあそこで告白するなんて!青春やべえー!最高!」「あおいくんがまさか初音に告白するなんて!」など突然の告白に驚きの声が上がるとともに「あおいくん、渾身のハグ 。と告白きたー」「こんな、どストレートな告白あるん!?みんな見てる前で…最高」など喜びのコメントも。帰宅した初音と蒼はお互い正座、「あの先ほどの件でございますが…」と切り出す初音に「時間かけてもらっていいんで…」と、少しづつ男性として意識して欲しいと頼み込む蒼。固くなった2人のぎこちないやり取りには「ヒロインに告白した人とされたヒロインが正座で向かい合わせで話し合うシーンがかつてあったろうか」「蒼くんと初音さんの承知しました正座可愛い」「帰って家で正座でぺこぺこしてる二人かわいすぎるやろ」などの反応もSNSに投稿されている。【第7話あらすじ】突然のテレビ出演のオファーに三島の悪意を感じ返事に迷う初音だが、修介の勢いに負け出演することに。小野田からは市役所を辞めて正式に玉響の団員になってほしいと誘われ、プロの演奏家になる覚悟も問われる。しかし三島の会見を発端にネット上で初音の過去が暴かれ、心配した両親が谷岡家に帰ってくる。しかし同居中の蒼を見て仰天することに…。「リバーサルオーケストラ」は毎週水曜22時~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2023年02月16日劇団EXILEの佐藤寛太が主演を務める短編映画『Blind Mind』のメイキング映像が公開された。本作は、恋に無欲な盲目の青年とルッキズムに苦しむインフルエンサーの少女が、互いに見えない鎖をほどき合う小さな出逢いの物語。盲目の主人公・満井祐を佐藤、外見至上主義に囚われるヒロイン・仲道フミカを平祐奈が演じるほか、モクタール、芦沢ムネト、アベラヒデノブ、椿原愛、原あや香、平井珠生、副島和樹といったキャストが名を連ねている。このたび公開となったのは、撮影風景が映し出された約1分のメイキング映像。またロングバージョンとなる約12分間におよぶメイキング作品が、本編と併映されることが発表された。さらに、俳優・映画監督の奥田瑛二ら8名による応援コメントが到着した。なお『Blind Mind』は、2023年1月6日(金) よりシネマート新宿ほかにて公開される。『Blind Mind』メイキング映像■奥田瑛二(俳優・映画監督) コメント何気ない日常の中、一人の盲目の青年の爽やかな眼差しがいい……それは、汚れのない心を内包しているからである。青年はふとしたことで若い服飾デザイナーの女性と出会う。人は足りないものに蓋をして気づかないフリをして暮らしている。彼女もそんな一人である。現実と将来を正当化することで、「道理」「美しさ」が徐々にデフォルメされていく。彼女はそんな自分に気付きはじめている。彼女は、彼との日々の出逢いによって少しずつ心の目が開いていく。押し付けることのないラブロマンスが静かに始まっていくのである。■上條葉月(字幕翻訳者) コメントメインビジュアルに崩れた目玉焼きが使われていることに、ん?と違和感を感じてしまった時点で、私たちは無意識に社会一般の視覚的な美の基準に囚われているのだろう。本作は見られることと見ることにおいて際立った二人を通じて、そのことを教えてくれる。■川上なな実(俳優)コメント鏡で何度もチェックしたり本音を隠したりエゴ中心で生きることとっても疲れる作業だけどやり甲斐があったりもして、でもいつしか違和感になる。小さな出逢いが大きな自信に繋がり、お互いの壁を気遣い壊し続ければ、自分らしくまわりを愛せるようになるのかなって。作品のようなHappy endに■畑中翔太(企画プロデューサー・脚本家) コメント周りの世界が見えない祐と、周りの世界が見えすぎてしまうフミカ。そんな歪な二人が偶然にも出会い、近づき合うことで、本当に“見えている方”はどちらなのか?に徐々に気づかされていく物語。「目に見えるもの」が多すぎる時代に、祐がその心で見つめているものこそが、今私たちにとって“大切な何か”なのかもしれない。■東紗友美(映画ソムリエ) コメントほんっとに、純度高い。いやぁ、イイです。ふたりが、心の瞳でお互いをみてるんです。それって一番素敵なことじゃないですか?フミカの視点は、私の目線になっていく。私も、祐に恋をした。他人と比べる時間が無駄だと思える、自分だけの幸福を見つめ直す、探し物が見つかるような37分。■みっつばー(イラストレーター) コメント常にもやがかかった心と映像の中にたびたび見切れるネオンや日の光。すぐそばに感じられるからこそ届きそうで届かない、行けそうで行けない歯がゆさは誰しも経験した事があるかと思います。でも曇りの日も雨の日も等しく風情を楽しめるように、今いる場所や自分こそが光の中であると感じることができる……身につまされるリアルの後にやってくる、カラフルで心が洗われる感覚。ほんとうにほんとうに美しい映画でした!■山口乃々華(女優)コメントいろんな人がいて、いろんな考えで世界を生きているけれど、あなたを知りたい、と一歩歩み寄ることで、遠くにいると感じていた人と手を取り合える。そんなことを思いました。色鮮やかで、光もとても綺麗な映像のなか、美しいおふたりに魅了されました。この作品がたくさんの人に広まりますよう、応援しています!!!■Yuki Saito(映画監督)コメント見えないからこそ感じるものがある。盲目の青年が見ていたものは、外見ではなく、内面にある心の美しさであった。佐藤寛太の眼差しの奥にあるものを映画館で探して欲しい。<作品情報>『Blind Mind』2023年1月6日(金) 公開『Blind Mind』ビジュアル (C)2021Yurie Yano/Atsuki Tomori監督・編集:矢野友里恵脚本・プロデュース:灯敦生出演:佐藤寛太平祐奈/モクタール芦沢ムネトアベラヒデノブ椿原愛原あや香平井珠生副島和樹 ほか関連リンク公式サイト::
2022年12月24日脚本家の三谷幸喜氏が第70回菊池寛賞を受賞し、2日、都内のホテルで行われた贈呈式に、“菊池寛”の扮装で登壇した。文藝春秋の創業者・菊池寛が日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞として1952年に創設した同賞。三谷氏は「よく人から『君は菊池寛に似てるよね』と言われます。思い返せば中学生のときに、友人から『お前にそっくりな文豪がいるよ』と言われて、文豪というと悩めるカッコいい作家のイメージがあったので、ちょっとうれしかったんですけど、それで菊池寛先生の写真を見たのですが、ちょっと衝撃を受けました。こんな感じの文豪もいらっしゃるんだなと」と回想した上で、「今、菊池先生の人となりや作品に触れることによって、本当に僕は菊池寛賞を頂けて、光栄だなと思っております」と強調した。この贈呈式のために、髪型を変え、メガネを買い、眉毛も整えたという三谷氏は「ここまで菊池寛になりきろうとした受賞者が、今までいたでしょうか」とアピールし、会場からは笑いと拍手が。続けて、「菊池地先生がおっしゃっていたのは、『つまらない現実よりも面白いウソ』。これは、僕が大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を書くにおいて、一番のモットーでした。もちろん歴史モノなので。実際あったことを覆すことはできないんですけど、歴史の教科書や参考書にはしたくなかった。やっぱりドラマとして面白いものにしたかった。そのためには、多少のフィクションが必要だと思って、僕は1年間この脚本を書き続けました。きっと皆さんにも喜んでいただけたんじゃないかなと思っております」と胸を張った。さらに、「菊池先生は、大衆が何を考えているのか、ずっと考えていらっしゃったと思います。それは僕のテーマでもあります。僕もそんなクリエイターでいたいなと思っております。今は見た目しか真似できませんけれども、ゆくゆくは“第二の菊地寛”と呼ばれるようになるまで、頑張っていきたいなと思っております」と真剣に述べたかと思いきや、「今回ちょっと見た目でふざけてしまったので、真面目な感じでまとめてみました。どうもありがとうございました」と、やはり“三谷節”で締めくくった。
2022年12月02日平野紫耀(King & Prince)主演の金曜ドラマ「クロサギ」に、人たらしでクセ者の“シロサギ”白石陽一役に山本耕史、平野さん演じる黒崎の最大の敵役に坂東彌十郎の出演が決定した。「世の中には三種の詐欺師がいる。人を騙し、金銭を奪うシロサギ。色恋を餌にするアカサギ。そしてこの世で一羽だけ、シロサギとアカサギだけを餌とし喰らう最凶の詐欺師がいる。詐欺師を騙す詐欺師――その名は、クロサギ」本作は2022年の現代を舞台に、詐欺によって家族を失った主人公が“詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ”となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。山本耕史演じる人たらしの詐欺師・白石陽一は、大企業のみを標的とする“シロサギ”。人当たりが良く、詐欺師に最も必要な“人から信頼される”スキルがずば抜けている。しかし実際は何を考えているか分からない、まさに“クセ者”。“シロサギ”を標的とする黒崎にとって白石は敵となる人物だが、2人にはある共通点があり、意外な関わり方をしていくことになる。本来であれば相反する“クロサギ”黒崎と“シロサギ”白石。2人の関係性が、どのような化学反応を生むのかにも注目だ。詐欺師・白石陽一役山本耕史そして、黒崎の最大の敵である大物詐欺師・御木本を演じるのが坂東彌十郎。御木本は、黒崎が父親の仇としてずっと追い続けている大物詐欺師。黒崎の父に詐欺を仕掛けた張本人で、警察関係者にもその名が知れ渡っている。黒崎が“シロサギ”の情報を買っている桂木敏夫(三浦友和)とも懇意にしているようだが、その正体は謎に包まれている。果たして、黒崎はどのように御木本へ近づいていくのか――。黒崎VS最大の敵・御木本の最終決着は本作の大きな見どころになる。御木本役坂東彌十郎白石役の山本さんといえば、近年では「恋はつづくよどこまでも」(2020年1月期)や「この恋あたためますか」(2020年10月期)での“理想の上司”役の好演が記憶に新しい。そんな山本さんが、クセ者の“シロサギ”としてどのような怪演を見せるのか。初共演となる平野さんと繰り広げる“詐欺師同士”の狡猾な騙し合いにも注目。山本さんは「一癖も二癖もある役を演じた2022年。何だか巷では『胡散臭い俳優・山本耕史』と言われている模様…。そこにTBSからのドラマオファー! どんな役だ?! また胡散臭いのか?! いやそんなハズはない! もう胡散臭い役なんてそうそう無い! 今年の締め括りとして、最後に正直者の役なのか?! そんな意気込みで今回のドラマに参加!」を決めたら、なんと「クロサギ」。「先にドラマのタイトルを聞いとくべきだった…」と語る。一方、御木本役の坂東彌十郎は、歌舞伎俳優として約50年のキャリアを持つ“歌舞伎界の名バイプレーヤー”。近年は俳優としても活躍の場を広げており、現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でのおちゃめな役柄が大いに話題となっている。TBSドラマへの出演は、ゲストとして登場した「MIU404』(2020年)以来となり、TBS連続ドラマのレギュラー出演は今回が初。「主人公のクロサギが復讐をする為にずっと追い続けている、物語の中で重要な役どころ。現場の皆さんのお力を借りながら、とことん憎まれ続けていけるようにしっかりと勤め上げたいと思っています。クロサギと御木本の騙し合いを是非お楽しみください」とコメントを寄せた。そんな坂東彌十郎演じる御木本が、黒崎の最大の仇としてどのように君臨するのか。緊迫感あふれる黒崎との最終決着にも期待が高まる。金曜ドラマ「クロサギ」は毎週金曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年09月16日第11回 佐久間二郎能の会「三曜会」が2022年12月3日(土)に国立能楽堂(東京都練馬区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて9月26日(月)より発売開始です。カンフェティで9月26日(月)10:00よりチケット発売開始 公式ホームページ ◎上演の経緯『初心者でも分かりやすい能を上演する』ことをコンセプトに、これまでの「三曜会」ではストーリーも明確で、かつドラマ性の強い演目を上演してきた。そこで今回は、能が元来持ち合わせている幽玄性と、能楽の宇宙観を舞台に現出させるため、世阿弥の名作として名高い「融」を上演する。特にこの能「融」は、人間の栄枯盛衰をテーマに世の無常や変転といった仏教理念を基本としながら、絶えず未来に向けて邁進していく生命の躍動感も併せ持った壮大な内容となっている。また今回は【舞返】の小書(特殊演出)を付けることで、後段の融の大臣の舞が通常よりも変化に富んだ形式となり、また囃子方の演奏もにぎやかになることから、音楽的な面からも非常に楽しめる演出となっている。「三曜会」は昨年に10回の節目を迎え、また今年から新たな気持ちでの11回目を迎えるということからも、この「融」は11回目の公演に最も相応しい演目である。能「融」前半◎見どころやこだわり上演に先立って、演目についての解説を「三曜会」主宰である佐久間二郎本人が担当。実際に能を演じる立場から、今回の演目についての見どころを語ることで、より一層、観客との距離を縮めると同時に、能の魅力を身近に感じてもらうことを狙いとする。また、全体のテーマを【都のながめ】と定め、「狂言」「仕舞」もそれぞれに【都】にちなんだ演目で統一することで、都の華々しさや賑やかさを描いていく。さらに今年は、狂言方である野村萬斎師に狂言小舞「通円」を舞っていただく。これは能の「頼政」のパロディで、特に今回は観世喜正師が仕舞「頼政」を舞うことで、能と狂言の舞の本質の違いなどを観客に提示するという新たな試みを加えた。狂言では人間国宝の野村万作師をはじめ、前述の野村萬斎師、そして長男の野村裕基師と、野村万作家親子3代が揃っての出演となるところも注目。能「融」後半公演概要第11回佐久間二郎能の会『三曜会』公演日:2022年12月3日 (土)13:00開場/14:00開演会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)《公演プログラム》〇 解説 「本日の見どころ」 佐久間二郎〇 仕舞 「賀茂」 奥川 恒治「草子洗小町」 観世 喜之「土蜘蛛」 佐久間二郎 長山 耕三〇 狂言 「六地蔵」 野村 万作 野村 萬斎~休憩二十分~〇 仕舞 「頼政」 観世 喜正〇 狂言小舞 「通円」 野村 萬斎〇 能「融」~舞返~シテ【尉・融大臣の霊】 佐久間二郎ワキ【旅僧】 森 常好アイ【所の者】 高野 和憲【笛】 竹市 学【小鼓】 飯田 清一【大鼓】 亀井 広忠【太鼓】 大川 典良【地謡】 観世 喜正 他■出演者佐久間二郎 / 野村萬斎 / 野村万作 / 観世喜之 / 観世喜正 / 亀井広忠 / 他佐久間二郎野村萬斎■タイムテーブル14:00~本日の見どころ紹介14:20~仕舞「賀茂」「草子洗小町」「土蜘蛛」14:35~狂言「六地蔵」15:10~休憩15:35~仕舞「頼政」15:45~狂言小舞「通円」15:55~能「融 舞返」17:15 終了予定※開場は、開演の60分前■チケット料金SS席(正面席前列):9,000円S席(正面席):7,000円A席(脇正面):6,000円B席(中正面):5,000円GB席:4,000円※学生席各2,000円引き(全席指定・税込)※前売りにて完売の場合は当日券の扱いはありません■団体概要三曜会観世流能楽師・佐久間二郎の主宰する能楽団体。東京都内、および山梨県内に於いて能楽を普及する活動(ワークショップ、学生を対象とした能楽の公演など)を行なっている。平成10年より「能楽入門講座花のみちしるべ」として組織立ち上げ。平成24年より新たなる能楽公演団体「三曜会」として、国立能楽堂での演能をスタートに活動を展開。特に若い世代や初心者向けの能楽公演を積極的に行っている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月06日阿部寛主演、消えた恋人“F”をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリー「すべて忘れてしまうから」。この度、本作に大島優子が出演していることが明らかになった。大島さんが演じるのは、物語の重要なカギを握る登場人物、ミステリー作家“M”(阿部さん)の消えた恋人“F”と何やら関係のあるらしい“謎の美女”。“F”の失踪後、秘密を抱え“M”の元を訪ねてくる。恋人のことを何も知らなかったことに気がついた“M”は、彼女からの話で“F”の新たな一面を知ることに。併せて公開された場面写真には、封筒らしきものを持ち、思いつめたような表情が写し出されている。大島さんは阿部さんについて「これまでにも何回か共演させていただきましたが、今回のように一対一でお芝居する時間が長かったのは初めてで、より感情の波を感じることができました。繊細に表現する時と、大胆にやる時と、緩急があるので隣にいて本当に楽しかったです」と撮影をふり返る。本作の印象的なシーンについては「その都度その都度シーンごとに色々なことが起こります。その時の主人公“M”の反応がピュアで、且つ豊かなリアクションで毎回ワクワクしました」と“M”が見せる独特なリアクションのシーンを挙げ、中でも「一番最初に出会うシーンは、二人の空間に何が起きるのかわからない感じがすごく好きです」と明かす。また、役柄については「最後まで何が目的でMに近づいたのかがわからないといいなと考えながら、岨手監督、大江監督と細かく話し合いながらキャラクターを作っていきました」とコメント。そして、「何が起きているのか、これから起こるのか。人の日常というのは実ははたから見たら予測不能でおかしなことばかりだと思います。おかしいけど愛おしい物語としてこの作品をご覧くださると嬉しいです」と呼びかけている。「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)ディズニープラス「スター」にて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年08月22日阿部寛主演、消えた彼女をめぐるミステリアスでビタースイートなラブストーリー「すべて忘れてしまうから」。この度、初映像となるティザー予告とティザービジュアルが公開された。ハロウィンの夜、「Bar灯台」に姿を見せたミステリー作家“M”(阿部さん)の恋人“F”は、そのまま姿をくらましてしまい、所在を探し始める“M”だったが、“F”の交友関係や仕事の悩みなど何一つ知らなかった――。公開された映像では、“M”が、一番近くにいたはずの恋人のことを“何も知らなかった”ことに気づきながら、“F”と関係のある人物にコンタクトを取り、消えた謎を追っていく姿が描かれていく。5年も付き合った彼女も含め、他人に関心を持ってこなかった“M”は、探偵に依頼し、“F”の職場の同僚に話を聞いていくが、彼女が全く知らない顔を持っていたことに気づいていく。映像の最後には、「Bar灯台」の常連から“F”の好きな食べ物を聞かれた“M”が曖昧な回答をする一幕も。何気ない会話だが、大切な人のことを何も知らない、他人に無関心な“M”のキャラクターが表現されている。またティザービジュアルは、“F”の行方を案じながら物思いに耽る“M”と、後ろ姿の“F”が描かれ、2人のすれ違いを体現しているかのようなポスターとなっている。さらに追加キャストとして、“M”の担当編者・澤田を渡辺大知、ある目的を抱えながらBar灯台に通う青年・泉を青木柚、「Bar灯台」でアルバイトとして働くミトを鳴海唯、“M”が通う喫茶マーメイドの店主・マンバを見栄晴、“M”の元同僚であり制作会社の社長を渡辺いっけいが演じていることも分かった。「すべて忘れてしまうから」は9月14日(水)ディズニープラス「スター」にて独占配信。(cinemacafe.net)
2022年08月03日2022年7月28日、俳優の阿部寛さんが、主演を務めた映画『異動辞令は音楽隊!』の舞台挨拶に登場。明かした撮影中の裏話に、ファンが和んでいます。阿部さんが演じた成瀬司は、犯罪撲滅を一心にキャリアを積んできた刑事。しかし、違法すれすれの捜査などが上司からの評価に響き、警察音楽隊に異動になったという物語です。舞台挨拶に同じく登場していた、成瀬の部下である坂本翔太を演じた、俳優の磯村勇斗さんは撮影現場で、カブトムシを見つけてポケットに入れた阿部さんの目撃談を聞いたといいます。磯村さんが、阿部さんに詳細を聞いてみると…。確かに。夏場の撮影で肩にクワガタが飛んできました。小さかったので、これはポケットに入れておこうと。それを見ていた照明のスタッフさんが「もっと飛んできていますよ」といって、カブトムシを3匹くれたんです。阿部さんのエピソードに、磯村さんは笑みがこぼれたようです。撮影現場の裏話が多くのファンの耳に届くと、「ほほ笑ましい」といったコメントが上がりました。・阿部さん、かわいすぎだろ…。キュンとしちゃったわ。・心が穏やかになる、こういうニュースだけを知りたい!・また一段と、好感度が上がりました!子供の頃、夏にクワガタやカブトムシを見つけては、嬉しさのあまり虫かごに入れていた人もいるでしょう。阿部さんは、子供の頃に抱いていた純粋な心を、大人になった今でも持ち続けているといえますね![文・構成/grape編集部]
2022年07月29日永野芽郁が若き女性CEO役を務める新ドラマ「ユニコーンに乗って」に、坂東龍汰、前原滉、青山テルマが出演することが分かった。本作は、永野さん演じる教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」の若き女性CEO・佐奈のもとに、ある日突然、会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマン・小鳥智志(西島秀俊)が部下として転職してくることに。そんな中、仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く大人の青春ドラマとなっている。今回新たに発表となった3人が演じるのは、「ドリームポニー」で働く個性豊かな同僚たち。坂東さんが演じるのは、小鳥と同じ日に面接を受け、高いプログラミング能力をかわれ、採用される現役大学生の森本海斗。会社の新サービス立ち上げの中核を担う海斗だが、人とのコミュニケーションに難があり、時々、チームの空気を悪くしてしまう不器用な一面もある。坂東さんは「クセがすごく強いキャラクター」と自身が演じるキャラクターについて説明し、「どのように演じるか考える時間も楽しくて、挑戦と思いドキドキしています!」と心境を明かす。森本海斗役の坂東龍汰前原さんが演じるのは、佐奈や須崎(杉野遥亮)と共に「ドリームポニー」を立ち上げた創業メンバーのひとり、栗木次郎。のほほんとしたお調子者だが、視野が広く、須崎が佐奈へ想いを寄せていることも昔から気づいており、応援するキャラクターだ。「登場キャラクターもそれぞれクセが強くて、素敵な現場になりそう」と期待した前原さんは、「人がチャレンジしていく姿とか、人がチャレンジしていく途中で壁にぶつかったり、それを乗り越えたり、皆さんにもあると思うので、それを経験してきた人も、そうじゃない人も、楽しめるドラマになっていると思います」とコメントしている。栗木次郎役の前原滉また、連続ドラマ初レギュラー出演、本格演技初挑戦となる青山さんが演じるのは、帰国子女で語学堪能なプログラマーで、「ドリームポニー」のアイデアブレインの一人でもある夏井恵実。ムードメーカーであり、はっきりとした性格だ。青山さんは「みんなが火曜日の10時にこのドラマを観て、水曜日がより楽しくなったり、仕事や恋愛、いろんなことを頑張れてチャレンジできる、そんなドラマにしたいと思っているので、楽しみにしててください!」とメッセージを寄せている。夏井恵実役の青山テルマ火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」は7月より毎週火曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月31日歌舞伎座「六月大歌舞伎」第三部『ふるあめりかに袖はぬらさじ』に出演する坂東玉三郎、喜多村緑郎(思誠塾岡田役)、河合雪之丞(遊女亀遊役)が都内で取材に応じ、意気込みを語った。有吉佐和子の原作で、昭和47年の文学座公演での初演以来、杉村春子による主人公・お園が当たり役として繰り返し上演され、昭和63年からは玉三郎に受け継がれてきた名作舞台。平成19年(2007年)12月、歌舞伎座でついに歌舞伎として初上演され、豪華キャストの競演が話題を集めた。「今は明るい話がいいんじゃないかと思った。深刻にさせないで、人生をしみじみと感じさせる」と演目の魅力を語る玉三郎は、有吉氏の作風について「洞察力が深く、世の中を俯瞰している目がある。芝居上では良いも悪いも、肯定も否定も何も言っていないんですね。笑いの中で転がっていきながら、日本のありようの神髄を突いている」と分析。「有吉先生がお望みになるか分かりませんが、歌舞伎座で演じられるのは良いことだと思いますし、先生は古典様式を使った現代作家でもあるので、歌舞伎座には合うと思います」と話していた。『ふるあめりかに袖はぬらさじ』芸者お園=坂東玉三郎撮影:岡本隆史緑郎・雪之丞とは、両名が研修生時代からの長い付き合いだといい、玉三郎は「気楽にやってもらいたい。昔から一緒なので、何とも特別感もなく、(劇団)新派に移籍したということで、共演できなかったのが不思議」とコメント。「帰ってくればと思うほどで(笑)。僕たちには垣根はないし、いつでも一緒にできればいいなと。役者の数も減っているので、これがいいきっかけになれば」と今後の共演にも意欲を見せた。緑郎の歌舞伎座出演は『修禅寺物語』以来8年ぶりで、「とにかく突然のことでしたが、心の底からうれしい。魂がひどく震えております」と緊張しきり。玉三郎の“気楽に”発言には、「いやあ、気楽というわけには」と苦笑いしつつ、「いい意味で気を抜いてということで」と決意を新たに。移籍によって「いろんなジャンルに触れる機会になったし、視野が広がった。勉強不足も痛感した」といい、「(新しくなった)歌舞伎座に立ち、どう変わるのか、自分自身としても楽しみ」と期待を寄せた。また、『東海道中膝栗毛』以来6年ぶりの歌舞伎座出演となる雪之丞も「緊張と震えが止まらない思い」と心境を明かし、「女方として大々先輩ですから、お稽古場でも本番中でも細かく教えていただけるんですが、また1年生のように勉強させていただける。大切なお役ですし、しっかりお稽古を重ねていきたい」と背筋を伸ばしていた。取材・文=内田涼写真提供=松竹(株)<公演情報>「六月大歌舞伎」2022年6月2日(木) ~27日(月) 東京・歌舞伎座※休演:9日(木)、20日(月)第一部午前11時~第二部午後2時15分~第三部午後6時~※開場は開演の40分前を予定
2022年05月24日俳優の阿部寛が出演する、象印マホービン・炎舞炊きの新CM「3Dの乱舞」編が、21日より放送される。新CMでは、同商品を前に阿部が登場。自信に満ちた語り口で、そのオリジナリティを「火力が違う。炊き方が違う。だからお米の舞い方が違う」と語る。そして炊き上がったごはんを手に「だから、うまい!」と力強く言い切り、豪快にごはんを頬張る。静まりかえったスタジオで、カメラに向かって熱く語る阿部。カットがかかると必ずモニターをチェックしながら納得いくまで何度もテイクを重ね、監督のOKが出た後も「もう一度いいですか?」と撮り直しを希望する場面も見られた。
2022年05月17日俳優の阿部寛が出演する、第一三共ヘルスケア「ロキソニンEX外用薬シリーズ」の新CM「ロキソニンEXテープ『試してない』」編が27日より放送されている。新CMで、何か言葉を発するのではなく、自信に満ちた表情と、力強い眼力、心の声で堂々と語りかける阿部。真っ直ぐカメラを見つめたままなのに、直接口にするよりも強いメッセージが伝わる、彼ならではの“心の声で力強く語りかける”姿に注目だ。○■阿部寛インタビュー――CM撮影の感想をお聞かせください。非常にシンプルな内容のCMで、僕の表情とかが繊細に出てしまうので、新商品の登場感や清涼感を表現するためにどうすればいいのか、撮影中もディレクター(監督)といろいろ相談しました。四苦八苦しながら良いものができたと思っています。――最近「『ロキソニンEX外用薬シリーズ』を使いたい!」と思ってしまうようなシチュエーションはありましたか?ちょうど今(※CM撮影は2月某日)、体を酷使する撮影をやっているんですよ。冬の海に潜るとか、毎日朝から晩まで本当に大変な環境の中で撮影しているので、こういうものがないと逆に、もう普通に戻れない状態というか。非常に助かっています。――日頃、体のケアは、どのようなことをしていますか?スポーツクラブで鍛えたり、あとはお風呂が好きなので、毎日湯船に浸かったりして、体をほぐしています。――「ロキソニンEXテープ」は濃度が濃いことが特徴の一つですが、 最近「濃かったな〜」と思ったエピソードはありますか?毎回毎回、仕事を濃くやっていますが、それが年々、回を重ねる毎に、さらにいいものにしようと思うので、 どんどん何か自分の中で仕事に対する濃度とか、生きることそのものについても日々濃くなっているなと実感しています。だから、今が最高に濃いんじゃないでしょうか(笑)。――「シリーズ史上 最高濃度配合」という新製品の特徴にちなんで、「阿部寛史上 最高○○」といったエピソードがありましたらお聞かせください。阿部寛史上最高ですか? うーん、まぁ今が最高だと思いたいですけど、やっぱりそう思いながら、これからもいろんなことに挑戦していきたいなとは思っています。――「ロキソニンEX外用薬シリーズ」は「テープ」「テープ L」「ゲル」「ローション」の4タイプありますが、おすすめしたいのはどれですか?僕は大判サイズの「テープL」ですかね。それを筋肉痛の時とか、腰にもよく貼ってます。だいたい寝る前に貼ることが多いんですけど、まあすごいなと思って。一体何が入っているんだろうなと思いながら、いつも使っています。――痛みに悩む方々に向けて、ひと言メッセージをお願いします。今、生活様式が変わって体の痛み、悩みも増えてきていると思います。この「ロキソニンEX外用薬シリーズ」を使って、その痛みを少しでも和らげてください。
2022年04月27日重松清のベストセラー小説を映画化した『とんび』より、阿部寛、安田顕、薬師丸ひろ子の劇中での姿をとらえた場面写真が解禁となった。阿部寛と北村匠海が親子役を演じた本作は、これまで2度TVドラマ化され話題を呼んだ、重松清による名作小説の映画化。破天荒ながら愛すべき主人公、父・ヤスと息子・アキラの幾度途切れても必ず繋がっていく親子の絆を描き、8日の公開から多くの共感と感動を呼んでいる。この度解禁されたのは、男手一つで育てた息子・アキラが家庭を持ち親元を離れた後、“もうひとつの家族”である備後の町の人々と過ごすヤスの幸せな余生が写し出された劇中写真。小料理屋・夕なぎで、赤いちゃんちゃんこに広島東洋カープのキャップを被り、女将・たえ子(薬師丸ひろ子)らに還暦をお祝いされている様子。そして、アキラのもう一人の父といっても過言ではない、幼なじみ・照雲(安田顕)と共に、肩を組んでいる姿や、一尾の魚を持ち満面の笑みを浮かべるヤスがとらえられている。どの写真も、幸せそうな笑顔を見せており、彼がもう一つの家族である“備後の町の人々”に最期まで愛され続け、幸せに生涯を終えたことが伝わってくる劇中写真となっている。『とんび』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:とんび 2022年4月8日より全国にて公開©2022『とんび』製作委員会
2022年04月20日俳優の阿部寛が出演する、味の素・Cook Doの新CM「回鍋肉/父のこだわり」編が、2月3日より放送される。新CMでは、阿部演じる父親が大きな中華鍋を使い、食材の切り方や炒め方など細部にまでこだわって料理に没頭する。香りにつられてキッチンでつまみ食いをしてしまうが、さらにはそのまま白米を持ち出し、本格的に食べ始めてしまう。料理の出来に満足しながら食卓に視線を向けると、母親と息子が茶碗を片手に唖然とした様子で見つめているといった内容だ。撮影は、回鍋肉を作るシーンからスタート。手でちぎったキャベツを鍋に入れるカットでは、納得のいく形にならなかった阿部が5パターンの入れ方を監督に提案する場面も見られた。また撮影の合間には、スタッフから鍋さばきのレクチャーを熱心に受け、本番では見事な腕前を披露した。終始真剣な面持ちで撮影に臨んでいた阿部だったが、つまみ食いの撮影では、思わず「うまっ」と表情が緩む。また、箸でとる量が多すぎたため、口に入れることができず「だめでした(笑)」と茶目っ気たっぷりに笑顔を見せた。
2022年02月01日どんな役もしなやかに演じ分ける坂東龍汰さん。初のW主演を務める映画『フタリノセカイ』では、トランスジェンダーの真也役に挑む。オファーを受けた時の心境を「難しい役だと思いました」と打ち明ける。性を超えたカップルを通じて、形にとらわれない愛を描き出す。「W主演ということにも驚きましたけど、女性の体で生まれながら男性として生きることを望む、FtMの役ということで、僕には胸もないし、男性の骨格で生まれてきたので、リアリティという意味で大丈夫なのか、FtMの方が演じないとダメなんじゃないかと」難役への理解を深めるため、クランクインまでにさまざまな体験を重ねた。自身がトランスジェンダーである、飯塚花笑(かしょう)監督と話し合いを重ねたこともそのひとつ。「真也が性の違和感に気づき、自分に向き合うと決めて、“大変”という言葉でまとめていいのかはわからないですけど、いろんなことを乗り越えようとした10年を、短い撮影期間で表現しなければいけなくて。撮影前の1か月間は、何度となく監督とお話しさせていただきました。その中で、監督からブラジャーをつけて生活してみてほしいと言われて実際につけて人前にも出てみたんですが、なんとも言えない不思議な感覚になりました。特殊造形で胸を作ってもらい、つけた時の重さを感じられたことも大きかったですね。監督には、トランスジェンダーの方たちが集まるバーにも連れていってもらったんです。そこではざっくばらんにたわいもない話を楽しくして、みなさんの雰囲気に触れることができました。バーのお客さんからも監督からも言われたんですけど、僕の声がいいんですって。高くも低くもないミックスボイスが、FtMの方と近いみたいです。そうしたことを重ねながら、もちろん調べた知識も大事ですが、頭で考えるよりも体で感じたことを役に活かそうと思うようになりました。このような役作りのアプローチは初めてでしたが、FtMの当事者ではない僕が、極力嘘なく、表現するにはどうしたらいいのか。そうした迷いはクリアにしてから現場に入れました」真也が、会った瞬間に恋に落ち、いずれ結婚して家族を作りたいと願う相手・ユイは、女性の体で生まれ、性自認も女性。真也への想いと彼が抱える事情の狭間で葛藤する役を演じるのは、ドラマ『ボイスII 110緊急指令室』などで注目されている片山友希さん。「片山さんのリクエストで、真也とユイのようなカップルにお会いして、お話しする機会を監督が作ってくれたんですが、お二人ともすごく明るく幸せそうだったんです。この作品を通じて、愛にはいろんなあり方があって、それぞれが素敵なんだと気づかされました。どんな愛でも、二人が幸せなら、それが本物の愛なんだと。それは愛に限らず、仕事もそう。形や理屈にとらわれず、これまでに演じたことのない役に挑戦していきたいです」『フタリノセカイ』写実家の弁当屋を手伝うトランスジェンダーの真也は、保育園勤めのユイと出会い、恋に落ちる。やがて同棲を始めた二人だったが、その先には乗り越えなければいけない、厳しい現実があった。1月14日より全国順次公開。©2021 フタリノセカイ製作委員会ばんどう・りょうた1997年5月24日生まれ、北海道出身。2017年、俳優デビュー。翌年『花へんろ 特別編 春子の人形』で主演。放送中のドラマ『真犯人フラグ』に出演。今年、映画『峠 最後のサムライ』が公開予定。※『anan』2022年1月12日号より。写真・岩澤高雄(The VOICE)ヘア&メイク・浅井美智恵インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2022年01月11日11月の歌舞伎座『吉例顔見世大歌舞伎』の第二部で、十世坂東三津五郎七回忌の追善が行われる。追善狂言は『寿曽我対面』、三津五郎襲名披露の際に初役で務めた曽我五郎時致を、長男の坂東巳之助が同じく初役で務める。「(尾上)菊五郎のおじさまはじめ、父の先輩方、父と一緒にやってきてくださった先輩方、皆さまがお顔を揃えてくださること、そして歌舞伎座で追善をさせていただけること、ただただ感謝しかありません。父が遺してくれた大事な機会ととらえて曽我五郎を勤めさせていただきます」と語る。曽我五郎のこしらえで撮影された写真パネルを前にして、「常ならば舞台稽古の日に初めて衣裳を着け翌日が初日となりますが、初役ですから、舞台稽古より前に衣裳を着けさせていただけてたのは勉強になり、ありがたかったですね。また五郎としての形、ポーズもいろいろしてみて、なるほどこういうことかと、少し役が見えてくるような感じがしました」と語る。「役については(尾上)松緑の兄さんに教わっています。五郎という役には、思っていた以上に約束事、決まり事がこんなにちりばめられているのだなと改めて思い知りました。どの役でもそうですが、基本的な部分を大切にすることは父の芸風でもありましたので、そこを守っていくことが父の追善になると考えています」曽我兄弟の敵討ちを題材とした歌舞伎の様式美あふれる演目だ。中でもこの曽我五郎は荒事の役の典型であり、力強く美しい見得の数々や、どこか稚気も感じさせる若者の力強さが魅力だ。三津五郎も過去3度にわたり、曽我五郎を勤めている。「父から言われたのは、“荒事は小難しいことを考えちゃいけない。”ということ。父を討った工藤祐経に対して常に怒りをまっすぐに向けていることが大事だと。もちろん気を付けるべきことは他にもあります。でもあれこれ考えずにできるようになるまで稽古をしなくちゃいけない。そういう役だと思っています」『寿曽我対面』(H23.1新橋演舞場)左から、化粧坂少将=坂東巳之助、大磯の虎=中村雀右衛門、曽我五郎=十世坂東三津五郎(c)松竹曽我五郎という役どころについては、父とのこんな思い出も。「『対面』の五郎は初役ですが、踊りの会では『草摺引』の曽我五郎を踊ったことがあります。同じ曽我五郎ですし荒事の代表的な役柄という意味では共通するものがありますので、荒事の体の使い方をいろいろ教わりました。その会の時に父が僕の化粧を直してくれたことがありました。”なんか変だな、なぜだろう”と左の眉毛をずっとずっと直していて、”あ、右だったか”とまた右も直し始めて、結局両方のとも眉毛がすごく太くなってしまったという思い出もございます(笑)」また三津五郎は常々こんなふうにも語っていたという。「父は本当に歌舞伎や歌舞伎舞踊をするための体つきで、手足の長さ、顔の大きさとバランス、実におさまりのいい体形でした。父に比べれば、僕はいわゆる現代人の体形です。羨ましいなと何度も思いました。実力がどうこうという以前に体形は変えようがありません。でもその父から、”僕は君のようには背が高くないし手足も長くない。だから基本的なことは教えられるけれど、僕にも教えてあげられないことがある。大事なのは自分の身体を十分に使って、良い形を見つけて表現することだよ”と。そんなふうに言ってもらったときは僕自身救われる思いでした」五郎のこしらえをした巳之助の写真を目にすると、やはり三津五郎の面影が重なる。「父の生前からよく似ているとは言われていました。それが正直居心地が良くない時もありましたが、亡くなってみると諦めというか開き直りというか、”そりゃそうですよね”と(笑)。似ていると言われることに、こそばゆさが薄くなってきたのかもしれません」『寿曽我対面』曽我五郎=坂東巳之助 (c)松竹昨年の3月以降、コロナ禍の影響で出演を予定していた公演が次々に延期・中止となっていったことについては「なにしろ正体のつかめていない未知のウイルスですので、一つ所に人を集めてお芝居をごらんいただくというのは難しいだろうと。現状は落ち着いてきましたが、でもこれが終息していくかどうかはわかりません。どんなに僕らが十分に対策をして舞台に立っても、お客様に”何を押しても劇場へお越しください”とは、やはりまだまだ言えないですよね」と率直に語る。「ステイホーム中には2歳になる長男とは公園で遊んだりしていました。思いがけず一緒にいられる時間が増えました。ただ、家族でも楽屋へは入れない状況が1年以上続いています。僕らの子供の頃といえば楽屋で過ごしながら、衣裳さんが通ったり、化粧する人が隣にいたり、モニターから舞台の音が聞こえたり。その中で育ってきたわけです。初御目見得や初舞台でも、本当に初めて出会う大人たちに囲まれて舞台に放り出されたわけではありませんでした。でも今の子供たちにはその下地を作ってやれない。全然知らない大人たちに囲まれていきなり舞台に立たされる、それはお客様に対しても本人たちに対しても、やってはいけないことだと思っています。なので今はまだ初御目見得などについて語るには厳しい状況だと思っています」おしまいに、追善の演目となった『寿曽我対面』について、改めてその魅力を語った。「小林朝比奈のように突拍子もない見た目の人は出てくるし、役柄も実にいろいろなタイプが登場します。決まり事もいろいろありますが、歌舞伎に詳しい方も、ご覧になってまだ日の浅いお客様にも楽しんでもらいやすい。先人たちが長く守って続けてきてくれた演目の強みだと思います」『吉例顔見世大歌舞伎』は11月1日(月)より11月26日(金)まで。取材・文:五十川晶子公演情報『吉例顔見世大歌舞伎』2021年11月1日(月)~2021年11月26日(金)会場:東京・歌舞伎座
2021年10月23日俳優の仲代達矢が、「第69回菊池寛賞」に選ばれた。仲代の授賞理由は「1952年の俳優座養成所入所以来、日本を代表する俳優として幾多の演劇・映画に出演、89歳を迎える本年、『役者七十周年』全国公演を開始。また、みずから私塾『無名塾』を主宰し、後進の育成にも尽力してきた」。他にも、作家の小川洋子氏、高知新聞社「追跡・白いダイヤ」取材班、翻訳家の松岡和子氏、医師の吉岡秀人氏が選ばれた。贈呈式は、12月上旬に関係者のみで行われる。
2021年10月11日劇団EXILEの佐藤寛太が主演を務める、映画『軍艦少年』(12月10日公開)のキャストが22日、明らかになった。同作は累計発行部数1,200万部突破の『ギャングキング』、ヤングマガジン連載中の『セブン☆スター』などを執筆し、ヤンキー漫画のカリスマとして人気を誇る柳内大樹による青春漫画の実写映画化作。長崎・軍艦島の見える街で暮らす、地元の高校に通う海星(佐藤)と小さなラーメン屋を営む玄海(加藤雅也)。最愛の母を亡くして喧嘩ばかりの息子と幼馴染の妻を亡くして酒浸りの父は互いに反目し、いがみ合っていた。そんなある日、海星は大きな事件に巻き込まれていく。海星の同級生・結役に山口まゆ、海星の友人・純役に濱田龍臣、玄海の幼馴染・野母崎巌役に赤井英和、海星の教師で玄海の同級生・泉役に清水美沙、海星の母で玄海の妻・坂本小百合役に大塚寧々など、フレッシュな若手俳優とベテランの実力派俳優が脇を固めることが明らかに。監督を務めたのは、「おっさんずラブ」「あのときキスしておけば」などのYuki Saito。そして、全国ツアーや各地フェスなどに出演し、10-FEETでボーカル/ギターとして作詞作曲も担当する卓真が主題歌を手掛け、ソロ名義初となる楽曲提供を行なった。解禁されたポスタービジュアルは、決意を固めた表情で前を見つめる金髪姿に傷だらけの佐藤、愛に溢れた表情で妻を見つめる優しい笑顔の加藤と思い詰めた表情で花を見つめる車椅子の大塚が収められた。海の向こうに見える軍艦島と山口、濱田、赤井、清水の写真に、“逃げたくない 自分の心から”というコピーが添えられている。○山口まゆ コメント今まで挑戦したことのないような役で、現場に入るまで、とても緊張していたことをよく覚えています。今では立ち入れる場所が限られてしまった軍艦島をもとに作られた神秘的でとても素敵なお話です。公開までお楽しみに!○濱田龍臣 コメント2年前に撮影をして、このような情勢になってしまいましたが、今こうやって公開できるのがとても嬉しいです。自分としてもチャレンジになるような役を演じることが出来た作品でした。こういうご時世ではありますが、是非劇場に足をお運び頂ければ幸いです。○赤井英和 コメント親やから、大人やから、いつでも子供の前を胸はって歩いて行かなアカンのやけど、オロオロしたり情けなかったり、みんな弱いんや。子供が背中を押してくれることもある、一歩踏み出す子供の後ろからついて行く事もある。これはホンマの親子と友情の話しや!○清水美沙 コメント亡くなった命がどれだけ人にインパクトを与えるか・・・ましてや愛する人が。痛いぐらいにそれに向き合う親子を支える私の演じた“泉”は“軍艦島の如く動じずに側に居る”そんな役でした。今の時代だからこそ柳内先生の作品のような昭和的な人間のぶつかりあいが熱く心に響くと思っています。この作品は、自分とそして自分に関わる人とのことを見つめなおす機会を与えてくれる作品だと思いますので、是非皆さんに観ていただきたいと思います。○大塚寧々 コメントとても力のある作品でそれぞれの気持ちや心情がものすごく伝わって、引き込まれました。本当に大切で愛しい夫と息子を置いて、先に死んでしまうだろうと思うと、心が張りさけそうでした。悲しみ、愛おしさ、言葉では語りつくせない想いを胸にきざみながら演じました。佐藤さんの純粋でまっすぐな感じは、海星そのもので、母を演じる事が出来て、心から嬉しかったです。加藤さんも、現場で色々話しながら、夫婦役を演じられた事に感謝の気持ちでいっぱいです。監督もキャストもスタッフも、みんながこの『軍艦少年』にとても熱い気持ちがあった現場だと思います。その気持ちが作品に表われていると思います。私も『軍艦少年』の台本は今でも書斎のテーブルの見えるところに大切に置いてあります。心を揺さぶる、力のある、映画だと思います。私も何回でも観たい映画です。嵐のような悲しみの時もあるが、心地良い風が吹く時も来る。家族やまわりの人を大切に想う気持ち、優しい気持ちが、皆様に届きますように。○主題歌:卓真 コメント過去に打ち勝つ。正義を貫く。どちらもその辺の自己啓発本に書いていそうな当たり前な表現だが果たして全てに於いてそれをやり遂げて人生を走り抜ける者が居るだろうか?私はそうは思わない。何故ならば過去の後悔を乗り越える力は後悔が生み出し、正義を貫く志しもまたそれに反する自らの過ちが生み出すのではないかと思うからだ。少なくとも私はそうでした。最初から真っ白の純白よりも、消しては描いて、また描いては消して後悔の跡が染み付いた灰色がかかったくたびれた白の方が美しい。過去を投影するには大き過ぎる軍艦島での日々とその姿が玄海親子に日々永遠と問いかける。自分の非力さに打ちひしがれ、過去に打ち勝てない苦しみと哀しみを知っている分だけその宿命とジレンマは増す。しかしその向こうにはそれよりも大きく深い生きる指針がある筈だと私は思う。本人にしか分からない苦しみであり、本人しかそれを乗り越えられないと知り、それでも“敢えて”首を突っ込む巌の存在。そっとしておく事だけが優しさでは無く、自分の性分に合った表現でズケズケ介入して目を覚そうとしてくれる巌という男。あんな友達が居たらいいなと思います。
2021年09月22日奈緒と磯村勇斗の初共演、W主演で贈るWOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」から、3・4話のゲストである島崎遥香や白川裕二郎(純烈)の不穏な様子や、涙しながらナイフを手にする奈緒の緊迫の場面などを収めた新場面写真が到着した。CMやドラマ、映画などの話題作に引っ張りだこで、いまや見ない日はない奈緒さんと磯村さん。そんな最旬キャストを迎え、脚本と監督を務める野口照夫が約20年ぶりに新しく生みだした「演じ屋」。7月23日(金)より第1話の先行無料配信がスタートし、話題沸騰中となっている本作の新たな場面写真が解禁。3・4話のゲストである島崎さん演じる中里リサの不穏な表情や、田中俊介演じる船山弘也と白川さん演じる原田辰巳らの駐車場でのやり取りを捉えたカット。5・6話のゲストである忍成修吾演じる戸村誠司、おかやまはじめ演じる熊田健一といったキャラクターに加えて、奈緒さん演じるアイカが涙しながらナイフを片手に鬼気迫る表情を見せている緊迫のカット。電話を手に誰かと話す磯村さん演じるトモキの姿も含まれており、どんなストーリー展開が待ち受けているのか、期待が高まる写真ばかりとなっている。WOWOWオリジナルドラマ「演じ屋」は7月30日より毎週金曜23時30分~放送・配信(全6話/第1話無料放送)。※オンデマンドでは無料トライアル実施中(text:cinemacafe.net)
2021年07月26日日本映画のレジェンド、篠田正浩監督が坂東玉三郎を主演に泉鏡花の世界を映像化した『夜叉ヶ池』が、今年のカンヌ国際映画祭クラシック部門(カンヌ・クラシックス)で上映される。この度、本作のBlu-rayが本日7月14日に発売された。『夜叉ヶ池』は、幻想文学の礎を築いた泉鏡花の原作を、『梟の城』や『スパイ・ゾルゲ』などで知られる巨匠・篠田監督が、1979年に取り組んだ意欲作。女方の坂東玉三郎が初めて映画に出演し、村に暮らす女性・百合と夜叉ヶ池の竜神・白雪姫の二役を演じて妖艶な世界を表現。さらに加藤剛、山﨑努、丹阿弥谷津子が出演している。日本の特撮技術の基礎を築いた特撮監督の矢島信男の指揮のもと、大船撮影所のステージを大改造して作ったセットで、50トンもの水を使い大洪水シーンは圧巻。クライマックスの洪水シーンの撮影のために、ブラジルのイグアスの滝やハワイを始めとする海外ロケも敢行された。当時、本作を観たマーティン・スコセッシ監督は、篠田監督への手紙の中で、「玉三郎の演技と、あなたが彼を素晴らしく演出した手法に魅了された」「玉三郎が演じた百合を超えるのは、玉三郎が演じた夜叉ヶ池の白雪姫の他にない」と絶賛している。この度発売されるBlu-rayには、1979年劇場公開時のポスターデザインのポストカード、1979年劇場公開時のプレスシート縮刷版が封入される。また現在、ユーロスペースで42年ぶりに本作がリバイバル公開され、レトロスペクティブ「篠田正浩監督生誕90年祭 『夜叉ヶ池』への道 モダニズム ポップアート そしてニッポン」が開催、各地で順次公開される予定だ。「篠田正浩監督生誕90年祭 『夜叉ヶ池』への道 モダニズム ポップアート そしてニッポン」開催期間:2021年7月10日(土)〜30日(金)上映劇場:ユーロスペース上映作品:『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版』『私たちの結婚』『涙を、獅子のたて髪に』『乾いた花』『暗殺』『心中天網島』『無頼漢』『沈黙 SILENCE』『化石の森』『はなれ瞽女おりん』※その後全国各地で順次公開予定Blu-ray『夜叉ヶ池 4Kデジタルリマスター版』発売中価格:6,380円(税込)封入特典:・1979年劇場公開時のポスターデザインのポストカード・1979年劇場公開時のプレスシート縮刷版発売・販売:松竹※山崎努の「崎」は「たつさき」が正式表記
2021年07月14日「Snow Man」ラウールが映画単独初主演を務めた『ハニーレモンソーダ』より、ラウールさんが演じる三浦界の親友、友哉(濱田龍臣)と悟(坂東龍汰)の場面写真がシネマカフェに到着した。レモン色の髪がトレードマークの学校の人気者である界。彼の良き理解者で親友の高嶺友哉と瀬戸悟は、クラスメイト。そこに、羽花(吉川愛)と界の元カノ・芹奈(堀田真由)、悟の幼なじみのあゆみ(岡本夏美)が加わり、6人でいつメンとなるのだ。今回到着した場面写真に写る大人びた性格の友哉は、界だけでなく、いつメンみんなのことをよく分かっており、羽花や芹奈の相談相手になることも。自分の本心に気づけていない界に対して、さりげなく助言をする場面もあり、界と羽花の恋を後押しするキーパーソンのひとり。また、独り言のような話し方をするところが特徴的でもある。対して明るく天真爛漫な性格の悟は、みんなの盛り上げ役。恋愛に関して疎いようで、幼なじみのあゆみが片想いをしていることにも全く気がついていない。また、何かを隠して羽花らに冷たい態度を取る界を気遣い、悟ならではの行動をとる、界や羽花らを見守る存在だ。場面写真では、海辺にいる友哉と屋上にいる悟のそれぞれのカットに加え、屋上での2人のワンシーンも切り取られている。羽花との関係に悩んでいる界に、さりげなく助言をする友哉に対して、助言の意味がイマイチ分からない鈍感な悟。2人のキャラクター性が感じられる場面となっている。そして本編では、そんな男子3人の高校生らしい掛け合いも必見だ。『ハニーレモンソーダ』は7月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハニーレモンソーダ 2021年7月9日より全国にて公開(c) 2021「ハニーレモンソーダ」製作委員会(c)村田真優/集英社
2021年06月09日十八世中村勘三郎のチャーミングな鰯賣の猿源氏に、坂東玉三郎のたおやかで気品あふれる傾城蛍火実は丹鶴城の姫。幸福感と笑いに包まれた三島由紀夫の名舞台『鰯賣戀曳網(いわしうりこいのひきあみ)』が、シネマ歌舞伎となってお目見えする。俳優の息遣い、手の動き、表情、衣裳のディテールや小道具の質感、そして客席のライブな雰囲気に至るまで、臨場感たっぷりに再現するシネマ歌舞伎。映像作品なのに、生の舞台とはまた異なる“観劇空間”として人気だ。坂東玉三郎(C)松竹坂東玉三郎は自身が出演した舞台をシネマ歌舞伎として観てみて、「改めて“好いなあ”と思うんです」としみじみと語る。「他のシネマ歌舞伎の作品『籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)』や『刺青奇偶(いれずみちょうはん)』にも同じように感じますね。私たち俳優は、舞台の上でその時はどれほど感情こめて芝居していても、どこか客観的で、技術的、意識的にお芝居をしているものなのです。お客様がついてきてくれているかな、尺八だけでここの場面が何分持つかな、などそういうことを頭のどこかで考えながらお芝居している。それに私も哲明さん(十八世中村勘三郎)も、芝居の最中はお互いをじっくり真正面から見るわけではありません。でもシネマ歌舞伎となったものをこうやって改めて観てみると、ふたりの間の、特に哲明さんの情緒がとても現れているのが分かります」。さらに十八世中村勘三郎について、「ああいう俳優には二度と巡り会えないのではという思いがあります」という。「先代の勘三郎(十七世中村勘三郎)さんと哲明さん、親子二代で同じ作品、同じ役を当たり役とされていて、どちらもお客様にとても喜ばれているでしょう。それも哲明さんが十七代目のひな型をなぞっているのではないですしね。これはどちらが良い悪いではなく、荒事のような型で演じていく作品ではなくて、感情の機微、自分の中からしか出てこない情緒、そういうものが必要なこのお芝居で、二代続けて当たり役というのはめったにないこと」と感慨をこめる。シネマ歌舞伎『鰯賣戀曳網』チラシ玉三郎と勘三郎のふたりの息があまりにもぴったりで、その時そこに偶然生まれてきた言葉のように見える場面も。「(アドリブは)全くありません。哲明さんはアドリブで思いついたことを型にすることがありますよ。でも彼は、その動きが生まれた必然性を型にできる俳優でした。たとえば(蛍火と一緒に猿源氏が座敷に上がる場面で)、私がすっと上がる、哲明さんはそれまでのやり方を変えて『ここ、ピョンッと上がってもいい?』と。それがとても自然で可愛いんですね。幕切れでふたりが花道に座り、観音様に心を込めてお礼を言うことにしたのも、単にさよなら公演だからではなく、観音様のお導きでふたりが出会えた、だから手を合わせて感謝するのだと。彼は戯曲の情感を読める人でしたね」時には舞台の上で“つっ走ろうとする”勘三郎にブレーキをかけることもあったという。「たしかに、ありました(笑)。ただ、平成中村座やコクーン歌舞伎も拝見しましたが、彼がアドリブでつっ走って笑わせたりしても、他の俳優さん達のそれとは違います。他の方だと行きっぱなしで見ていて醒めてしまうこともあるのですが、哲明さんは役が崩れない。役の本当の部分をしっかりと考えている。それはきっと幼い頃から修行して身に着けた”作法”なのでしょうね」3人だからこそ生まれた濃密な空気またシネマ歌舞伎ならではの、映像に封じ込められた共演者たちとの濃密な空気についても、「平たい言葉で言えばあうんの呼吸。お互い尊敬しあう者同士が醸す空気が、にじみ出ているのではないでしょうか。哲明さんにしても(片岡)仁左衛門さんにしても、幼い頃から一緒に舞台に出ていていますが、私生活ではお食事ですら3度くらいしかご一緒したことがありません。お互いに言わず語らずのうちに、馴れ合いにならないようにと考えていたのでしょう。先代の勘三郎さん、十三世(片岡)仁左衛門さん、うちの父(十四世守田勘彌)と、それぞれ教育法が似ていましたし、その中で修行した3人だから自然に生まれた空気なのかもしれません」と語る。このシネマ歌舞伎をきっかけに歌舞伎の魅力を知り、劇場に足を運ぶようになる人も少なくない。「演劇って歌舞伎でも、日本人の好きなシェイクスピアでも、基本的にお話が飛躍しているものですよね。たとえば『ロミオとジュリエット』。牧師さんから仮死状態になる薬をどうやってもらうのか。亡霊がそう言ったからといって、ハムレットはどうして敵討ちなんてできるのだろう。能楽にしても旅の僧の前に霊が時空を超えてやってきて、夜が明けたからさよなら……とかね。こういった飛躍を楽しめるかどうかが、お芝居を好きになれるかどうかの分かれ道かもしれません。ただ、この飛躍した物語によって人間の魂が劇場の中で立ち上がっていく、それを感じたくて皆さん劇場へ通うのだと思います」この『鰯賣戀曳網』は三島由紀夫の戯曲の中でも珍しくハッピーエンドでおとぎ話のようなラブストーリー。運命に導かれて出会う蛍火と猿源氏に、玉三郎と十八世中村勘三郎の深い信頼関係がフワリと重なる。不安な気持ちに陥りがちの今だからこそ、幸せに満ち溢れたこの作品に注目したい。6/4全国公開取材・文:五十川晶子
2021年05月22日『二郎系ラーメン』というジャンルの本家であり、尋常ではないボリュームが有名なラーメン店『ラーメン二郎』。大量の麵の上には山のように具材が乗せられており、運動部所属の男子生徒や、大食いの成人男性を中心に人気を博しています。『ラーメン二郎』、ラーメンを使ったパワハラに注意喚起2021年4月12日、東京都江東区に店舗を構える『ラーメン二郎』亀戸店のTwitterアカウントが、客に向けた注意喚起を投稿しました。4月は学校や会社などに新人が入る時期。コミュニケーションの一環として、新人を連れて飲食店を利用する人も多いでしょう。『ラーメン二郎』にもそういった人が訪れるそうですが、店の性質上、あまりよろしくないやり取りを目にすることもあるのだとか。お世話になってます。この時期になると先輩社員や先輩学生さんが後輩を連れてきて無理矢理大盛りを注文させて食べるのに苦戦していたり食べ残してるのを見ながらニヤニヤしてるのをよく見かけます。あまり見ていて気持ちの良いものではないのでその様な行為はしないでください。よろしくお願いします。— ラーメン二郎亀戸店 (@jiro_kame) April 12, 2021 先述したように、『ラーメン二郎』はボリューム満点のラーメンを提供している店。ほとんどの利用客は自分の食べられる量を理解した上で、ラーメンを注文しています。しかし4月になると、新人に大盛りのラーメンを無理やり食べさせようとする人が散見されるのだとか。その行為は立場を利用したパワー・ハラスメント(通称:パワハラ)であり、食べ物を粗末にする可能性も生じます。店の従業員も、そのようなやり取りを見せられた挙句、せっかく作った料理を粗末にされるのは気持ちのいいものではないはず。『ラーメン二郎』の投稿は拡散され、多くの人から『お願い』の内容に共感する声が寄せられました。・どう考えてもパワハラ。作り手としても、一番腹が立つ行為だと思う。・昔、似たようなことを上司に強要されました。トラウマになっています。・うわあ、酒の一気飲み強要と同じじゃん。いじめに利用される店側も迷惑でしょ。きっと、この『お願い』は同店舗だけでなく、全国の飲食店からの願いでもあるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年04月13日映画『弱虫ペダル』のBlu-ray&DVDが本日3月10日に発売となった。それを記念し、永瀬廉、橋本環奈、坂東龍汰の3人が、Blu-ray&DVDでの作品の見どころを改めて語る、特別フリートーク映像が公開された。本作は累計2500万部突破の大人気スポーツ青春漫画『弱虫ペダル』を実写映画化した青春ドラマ。全国レベルの強豪校・総北高校自転車競技部を舞台に、高校生の熱い青春を描いた物語だ。主人公・アニメ好きの高校生・小野田坂道役をKing & Princeの永瀬廉が主演を務め、同じ自転車競技部の仲間として伊藤健太郎、坂東龍汰、竜星涼、柳俊太郎、菅原健ら人気上昇中の俳優陣が本気で自転車競技に挑み、CG一切なしの走行シーンが大きな話題となった。長い自粛期間を経て、2020年8月14日に公開されるや否や「CG無しで自転車を漕いでるなんて凄い!」「自転車に乗りたくなった!」「原作読んでたけど感動したし元気出た!」と映画を待ち望んでいたファンのみならず、原作・アニメファンからも絶賛の声が。公開されたトーク映像の抜粋は以下となっている。永瀬「(おすすめのみどころは)意外とお風呂のシーンとか」橋本&坂東「あはははっ!(意味深に笑う)」永瀬「チーム総北のワチャワチャ感がギュッと詰まってるよね」坂東「ワチャワチャしてたね」永瀬「(あと)うまいこと隠れてるよねぇ(意味深に)」坂東「ギリギリだったからね(意味深な身振り)」永瀬「ソレも含めてワチャワチャ感をもう一度見てほしいかな」■リリース情報『弱虫ペダル』Blu-ray&DVD3月10日(水)発売<豪華版(初回限定生産・3枚組)>Blu-ray:(本編BD+特典DVD1+特典DVD2) 価格:6,700円+税(本編DVD+特典DVD1+特典DVD2)価格:5,800円+税特典映像:本編DISC・予告 / TVCM集特典DISC1・ビジュアルコメンタリー、公開記念特番特典DISC2・本編メイキング、イベント映像集外装特典:特製ケース<通常版>価格:3,800円+税全ての小売店舗・ECサイトにて豪華版オリジナル特典「総北高校 生徒手帳風メモ帳」付(豪華版のみ / 全9色 / 詳細は公式HPへ)特典映像:予告 / TVCM集
2021年03月10日