メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人間関係のトラブルから鬱になってしまった」という、Yuimamaさん(35歳・教員)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■Yuimamaさんのお悩み仕事のことになると人間関係トラブルがおこってしまいます。今そのために鬱になってしまいました。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより鬱になる方には特徴があります。それは「頑張る」ことが正しいという価値観を強く持っていらっしゃることです。頑張らないとうまくいかない、頑張らないとそこにいてはいけない、頑張らないと自分に価値が無い…。Yuimamaさんは人間関係が原因で鬱になられたとのことですが、その場合は「周りの人から認められたい」という頑張りが強く働いているのではないかと思われます。物事がうまく行っているときは、それほど気にはならないのですが、何か少しでも悪い状況になったり、誰かに誤解されたりしたときについやってしまうことがいつも以上に「頑張って」物事を解決している場合があります。ミスを挽回しようと自分だけで抱え込んで仕事をしたり、周りの人よりも自分が劣っているように感じてしまい、必要以上の仕事を引き受けてしまったり。ダメな自分、できない自分、かっこ悪い自分を周りの人に見せないように一生懸命自分自身を守っているとだんだん辛くなってしまいます。そんな辛い状況に陥ってしまったら、勇気を出して周りの人に助けてもらうことが大切です。怒られるかもしれないですし、笑われるかもしれません。バカにされるかもしれませんし、屈辱を味わうかもしれません。でもちゃんと「助けて」と言えた自分を褒めてあげてほしいのです。これが自分を大切にするということだと思っています。周りの人が私のことをどのように評価しているかよりも、私が自分自身のことをどのように扱っているかの方が大切です。まず私が自分のことを大切に扱っていないと、周りの人も私のことを大切にしてくれないのです。まずは私が自分にOKを出してあげてくださいね。どんなかっこ悪い自分でも、どんなできない自分でも、どんななさけない自分でも、大切な私ですので。教員という立場で多くの人と関わる機会があると思います。生徒やその保護者、同僚、上司やその他仕事関係の人たち。またプライベートでも家族や友人など1人の時間を持てたとしても、常に頭の中には誰かのことを考えている状態もあるかと思います。なかなか気の休まる時間が取れないとストレスを感じてついイライラしがちになってしまいます。前提として私は周りの人に認められていないから、それを補うために頑張ると毎日が期末テストのような辛い日々になります。そうでは無くて、私は魅力に溢れていて才能も能力もあるステキな人間だって信じてみることでネガティブな前提をひっくり返してみることが自分らしく生きられるコツです。ぜひ試してみてください。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年06月10日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼氏いない=年齢」でお悩みのAB型さん(26歳・保育士)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。■AB型さんのお悩み彼氏いない=年齢です。合コン、街コン、婚活パーティー、紹介など出会いを求めているつもりです。いいなと思った人がいたら自分なりに努力して連絡しデートをしますが、一度きりでその後は誘っても連絡が途絶える・・などで実りがありません。こんな自分が情けないです。自分の劣っている所を見つけ、ダメな所は極力直すようにしているつもりです。魅力がないことはわかっていますが、本当に寂しいです。どうすればいいですか? ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより彼氏いない歴が年齢の時期ってなんだかとっても寂しいですよね。まわりの友達は彼氏がいるのに。どうして私だけ彼氏ができないんだろう、と。この先私は、だれかとおつきあいをする、ということができないままおばさんになっていくのかもしれない、などと思ってしまったりしますよね。どうすればいいか…。私のアドバイスは…。「まあ、いいじゃないか」と、思ってみることです。まあ、彼氏がいなくてもいいじゃないか。この先、彼氏いない歴を更新していっても、いいじゃないか。このままおばさんになってもいいじゃないか。結婚できなくてもいいじゃないか。今を楽しんで遊ぼう。そんなふうに考えてみたらどうでしょう? いったん、出会いを求めることをやめてみることをお勧めします。もしかしたらAB型さんの周りには、人生で一度も異性と付き合ったことがないという人がそんなにいないのかもしれません。実は、そんな人は世の中いっぱいいます。ここのお悩み相談窓口にもこういった恋愛できないという方の相談がいっぱい並んでいます。恋ができない。結婚したいけどどうしたらいいか。私の過去のトラウマが。そのように思っている方全員に言いたいのですが、いま、あなたにパートナーがいないのは、あなたの魅力がないせいでもないし、あなたのアピールが足りないせいでもないし、心理的ブロックがあるせいでもなく…。たまたまです。もちろん、もしかしたらあなたの魅力が足りないという部分もあるのかもしれない、笑顔が足りないという部分もあるのかもしれない、アピールがうまくないという部分もあるのかもしれない、心理的ブロックがあるという部分もあるのかもしれない。そんな「部分」なら、みんなあります。彼氏がいるあの子も、旦那様がいる隣の奥さんもみんなそんな「部分」はあります。あなたが自分にパートナーがいない原因と思っている「部分」の有無に関係なく、あなたには今、たまたまパートナーがいなくて。あの人にはたまたま、パートナーがいるという状況が発生しているだけです。パートナーがいないという点を気にしすぎて、問題視しているあなたがいるだけです。なぜパートナーがいないといけないのでしょう? なにか自分が欠けている証拠になるような気がする? パートナーがいないと結婚につながらない。結婚しないと女としてダメな人のような気がする? 学校を卒業して、それなりの会社に勤めて、それなりの時期に結婚して、子供を産む、という「世間の常識」のような流れに乗れないと落第扱いを受けたような気がするのでしょうか? そういう「当たり前」「常識」「ルール」「思い込み」と呼ばれるようなものが、生まれてから今まで生きてきている間にあなたの中に刷り込まれていて、それらで自分自身を縛って、身動きが取れないようにしています。自縄自縛という状態です。一度、彼氏が欲しいという思いを捨てて。今を楽しんで遊んでみてはいかがでしょう? AB型さん自身が喜ぶことってなんでしょうね。男ウケするとか。合コンで盛り上がる話とか。女子力が上がるファッションとか。そういった視点で選ぶものではなく。AB型さん自身が喜ぶこと。もう彼氏いなくてもいいや。私自身が喜ぶことをしよう。それってなんだろう? そんなふうに、考えてみてください。そして、思いついたことをどんどんやってみてください。自分自身が喜ぶことをするのが、いちばんてっとりばやく幸せになれますよ。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年06月03日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「愛猫の死に後悔している」という、七色さん(38歳・派遣職)に、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■七色さんのお悩み二週間前に飼い猫を亡くしました。悲しくて寂しくて更に後悔をしていて毎日辛いです。13年前、野良猫が庭で産んだ子猫数匹を保護して、もらってくれる人を探し残った一匹をうちの子にしました。毎晩一緒に寝てくれて不眠症のわたしを治してくれました。いつも一緒でした。小学生で父を、大人になってから母を亡くしています。家族をあまり味わったことがないので小さい妹がいるような気持ちでした。 年末から具合が悪くなり病院に連れて行き、年始早々に子宮の緊急手術をしやっと麻酔から覚めて退院をしましたが、おしっこが出ず毎日病院で膀胱を押して搾ってもらっていました。その日先生が膀胱を押しすぎて破裂してしまい、次の日の夜亡くなりました。 不思議と先生を恨む気持ちはなく(怒れればまだましなのかもしれませんが)自分を責めています。あの病院に連れて行ったのが悪かった。手術をするべきじゃなかった。おしっこが出ないとは知らずにお水を無理やり飲ませてしまった。なにもかも間違った選択をして苦しませてしまったのではないかと悔やまれてなりません。 あんなに愛してたのに。安らかに生かせてあげたかったのに。どうしてあんな苦しませる選択をしてしまったのだろう。いつかいなくなる日が来ることはわかっていたのですが、楽しい思い出より後悔でいっぱいです。■心屋塾上級認定講師・いかり屋圭子さんより七色さんへ、猫ちゃんが亡くなられたのですね。辛いですね。13年間ずっと一緒に暮らした家族だったのですから、心中お察しします。そして、それだけではなく最後苦しませてしまったこと、ご自身の判断が間違っていたと自分を責めていらっしゃるのですね。七色さん、私ももうすぐ飼って3年になる猫がいますが、初めての子なので亡くした経験がありません。ですので、父が亡くなった時のことを思い出しながら書かせていただきますね。悲しい気持ちが薄まっていくには時間が必要かもしれません。「苦しい思いをさせてごめんね」と心の中にいる猫ちゃんに語り掛けてあげてくださいね。イメージの中の猫ちゃんはどんな表情で七色さんを見ていますか。そして返事をしてくれるでしょうか。たぶん、毎日毎日語りかけていると、その子が何か返事を返してくれる時があると思いますよ。それに耳を傾けてみてくださいね。私の想像ですが、たぶん、猫ちゃんからは「感謝」しか伝わってこないのではないかと思います。13年間ずっと傍にいたその猫ちゃんは、時には七色さんを励まし、時には笑わせてくれる存在だったのではないでしょうか。七色さんを力づけてくれる七色さんの一部だったのではないかと思います。その猫ちゃんが七色さんに対して恨むような思いを持つはずがないと思います。最後苦しい思いをされたとしても、今は楽で苦しみのない世界にいてくれると思いますよ。そして、七色さんが猫ちゃんのことを考えている時間と同じだけ、その猫ちゃんも七色さんのことを思ってくれているはずです。近くで見守っていてくれるはずです。肉体として実際にそこにいなくても猫ちゃんの存在は今までと変わらずにそばにいるんだと思います。今の悲しい七色さんを見て、猫ちゃんはなんて声をかけるでしょうか。どんな仕草でさりげなく慰めてくれるでしょうか。ご自身の判断への後悔と自責の念については見方を変えることができます。それは、七色さんが下した判断と行動は「ベストだった」ということです。たとえ、最後に猫ちゃんが苦しい思いをされたとしても、それも含めてその猫ちゃんの運命だった、寿命でした。そう思ってみてください。そして、下記の言葉を何度も何度もつぶやいてみてくださいね。(○○には猫ちゃんの名前を入れてくださいね)「○○に感謝されてもいい」「○○にただただ感謝されてもいい」「○○の感謝を受け取ってもいい」「○○の愛情を受け取りっぱなしでもいい」「○○は私が悲しいと悲しいんだなあ」「○○は私に幸せでいて欲しいんだなあ」「○○の幸せは私が幸せでいることなんだなあ」「○○は私の笑顔がみたいんだなあ」「泣き疲れたら笑ってみようかなあ」「○○にも笑っていてほしいもん」「○○といつか笑顔で会いたいもん」「○○は幸せだったんだなあ」「○○は私と出会えて幸せだったんだな」「○○ありがとう。そして、こんなに○○を愛した私、ありがとう」七色さん、野良猫の子猫の時からからその子を大事に育ててくれてありがとう。家族になってくれてありがとう。猫ちゃんは感謝しかしていません。その感謝の気持ちを受け取ってくださいね。ありがとう。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年05月27日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「怒ると物に当たる癖がある」という、lynlynさん(36歳 教職)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■lynlynさんのお悩み小さい頃から、怒ると物に当たる癖があります。本務採用されてから、緊張した後にカバンを投げ付けて携帯を壊しました。それから、妊娠してイライラして扇風機を壊しました。出産後も扇風機を壊し、次々にあらゆる物を壊して壁を蹴り穴をあけ、クローゼットを壊し椅子を投げ、赤ちゃんにまで何かしてしまわないかこわくなり、抗うつ剤を処方してもらいました。今は安定剤や眠剤、漢方を飲んでいますが、お薬だけでなく自分の中にある根本的な原因を知って、感情をコントロールし、暴力的な言動をやめたい、治したいと思っています。仕事中は自分を良く見せることができるのですが、身内に対して甘えなのか、八つ当たりのように当たってしまいます。その後の罪悪感や自責の念、怒り、毎日それの繰り返しで、もう自分が嫌です。何かヒントが欲しいです。お願いします。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりLynlynさん、こんにちは。お悩みを読ませていただきました。毎日、辛いですね。赤ちゃんのために、そんな自分に向き合おうとしてくれたんですね。いい機会だと思います。つい人や物に当たってしまう怒りやイライラは、本当のストレス源を見つける必要がありますね。文面を拝見するに、Lynlynさんは、小さい頃から、いい子になろうとがんばってきたのではないでしょうか。そして、ある時、小さいながらに、物に当たると気持ちがすっと落ち着くことを知って、そうするようになったのはないかなって想像します。そして、今も同じパターンを採用している。Lynlynさんの場合、身内に対しては八つ当たりできるということですから、「外ではきちんとしなくてはいけない」「世間体を大事にしなくてはいけない」などの緊張感(ストレス)があるみたいですね。実は、だから、それを沢山しなくてはいけない教師という職業をわざわざ選ばれたのかもしれませんよ。そのストレスの爆発が人や物への八つ当たりになっているだけです。では、どうしたらいいのか。「仕事中は自分を良く見せることができる」とおっしゃっていますが、それをやめることです。家の内と外は、シーソーだと思ってください。バランスです。家の外でよく見せようとがんばればがんばるほど、家の内(中)で悪い部分が出る、だから、今はどっちも本来のLynlynさんではないはずです。そのシーソーが釣り合ったとき、それがLynlynさんの自然体なのですよ。どこでも自然体のLynlynさんでいていいのです! 明日から、力を抜いて、うんとダメダメな先生になってください。ダメダメなところを他の先生にも見せてください。そして、迷惑をかけて、助けてもらってください。きちんとしなくていい!! ちゃらんぽらんでいい! って、いっぱい呟いてください。そしたら、世界が変わりますよ。もう物を壊す必要もなくなります。それから、もう一つ。ストレスがたまった時の対処法のレパートリーももっと増やしましょうか。物を壊すくらいパワーを使うことがいいですね。スポーツ、カラオケ、おしゃべり、お皿を割らせてくれるバーもあるらしいですし。また、一人ですぐにできる方法もあるといいですね。案外、お料理などもいいという人がいますよ。自分にあった発散方法を見つけてみてくださいね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年05月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「髪が脱毛している」という、きなこさん(28歳・事務)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんからアドバイスをいただきました。■きなこさんのお悩み髪の毛が脱毛しています。この現状を受け入れようと毎日自分の考え方を前向きになろうと頑張っているのですが、落ち込んでしまって苦しいです。髪が抜けるということを気にしている自分に問題があるのであって、きっと周囲は髪があろうがなかろうが気にしないと思うのです。半年以上悩んでいい加減くるしさから解放されたいです。生やすという努力は散々やってきたので、髪がないという自分を受け入れて楽になりたいです! アドバイス宜しくお願い致します。■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんよりきなこさん、こんにちは。お悩み読ませていただきました。ああ…そうですよねぇ…。髪の毛が抜けてしまうという現状…とてもつらいですねぇ…。とても悲しいですねぇ…。半年以上も悩まれて、もう前向きになろうと頑張っているのに。頑張れば頑張るほどに落ち込んでしまって、とても苦しいですよねぇ…。きなこさんのお悩みを読ませていただいていて、うちの下の子が生後1ヵ月の頃のある日、生まれつきの心臓病を告げられたことをふと思い出しました…。普通の子と違う心臓…10万人にひとりの心臓…何かの間違いであってくれればいいのに…何かの間違いであってくれればいいのに…と。ママの私が現状をどうしても受け容れられずに毎日毎日、とても悲しくて暗い気持ちになり、落ち込んで苦しんで、夜中にこっそりよく泣いていました。この頃にね、ママがしっかりしなくちゃとか、なんとか前向きにならなくちゃとか、なんとか前向きになれるようにといろんな人がいろんなことを言ってくれたのだけれどもね、それもとてもありがたかった。けれどもね、それがなんだか『しっかりするべき』『前向きになるべき』となって、前向きになろう、前向きになろうとする度にうまくいかなくて、くじけてしまい…。だから私はダメなんだ…またダメだ…もっと頑張らないと…と。そうやって日々自分を責め続け、自分がとても苦しかったように思います。きなこさんが、今苦しんでおられるのも、このような状態なのではないかなぁ…っと思います。なのでね、その苦しさを終わらせるために、まずやってほしいことは、前向きになろうとがんばることを一切やめてみてくださいね。そしてね、自分が感じたくない自分の本当の気持ち、悲しい気持ちやつらい気持ち、暗い感情、ネガティブな気持ちをどうぞ充分に感じてあげてください。自分の暗い感情を感じるのって、なんだか自分が鬱陶しくて嫌ですよね…。でも、この感情をきちんと感じてあげないで。押さえ込んだまま前向きになろうとするから、心がとてもとても苦しくなってしまうのです。その苦しみを終わらせるためにも、きなこさんの心にある暗い感情をひとつひとつ言葉にして声に出しながら 感じてみてください。悲しいよぉー…つらいよぉー…怖いよぉー…寂しいよぉー…もう、いやだよぉー…もう、助けてよぉー…そうやって ひとつひとつの暗いネガティブな気持ちにどっぷりと浸って、充分感じてあげてくださいね。私もね、うちの下の子との母子入院が始まった夜にね、古い大きな大きな病院の薄暗い小さな小さな食堂で、涙をぽろぽろポロポロこぼしながら、鼻水をたらたらタラタラ流しながら、母乳を出すために食べてたおうどんをすすりながら…「かみさま、下の子を助けてください」って「かみさま、上の子がさみしくないようにお願いします」って「かみさま、もう助けてください」って。おうどんなのか、涙なのか鼻水なのかもうぐちゃぐちゃになって、たくさんたくさん泣きました。私は、ひょうきんで陽気な人だから、自分の悲しい気持ちやつらい気持ちに自分で寄り添ってあげることがとてもとても苦手でした。けれどもこの時、たくさんたくさん泣いて、たくさんたくさん落ち込んで、たくさんたくさん苦しんで、充分悲しんだその後で、自分の気持ちにウソをつくことなく、ちゃんと気持ちが上がってこられるようになったと感じています。そうすると、現状もやっと自分で受け容れられるようになったような気がします。きなこさんも自分の悲しい感情をどうぞ充分に感じてくださいますように…。ご相談ありがとうございました。また心から笑える日が待ち遠しいですね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年05月13日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼を見捨てられなくて」という、ココさん(39歳 販売)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■ココさんのお悩み 自分を大切にできない人と付き合ってしまいます。見捨てたら罪悪感を感じます。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりココさん、こんにちは。ご相談文から、本当は別れたいけれど、実際そうすると彼を見捨てたような気がして自分を責めてしまう、というように私は受け取りました。情報量が限られていますが、今回はこの解釈を前提にご相談への回答を進めさせていただきますね。ご了承くださいませ。愛情がなくなったとしても、一度は好きになった人に別れを告げるのは辛いものですね。ココさんの目に彼はどんな人として映っていましたか? 「見捨てる」という言葉から推測すると、もしかしたら彼は不幸な人、もしくは可哀想な人に見えていたのではないのでしょうか。別れ話を切り出すことは、ただでさえいい気分ではないのに、相手がハッピーではないとすると、なおさら良心の呵責を感じるかもしれません。ですが、ここをまず疑ってみましょう。ココさんから見たら彼は自分を大切にしていないのではなく、単にそういう人なのかもしれません。彼を見ていてココさんが感じることは、「ココさんの価値観」というフィルターを通っています。「こうすればいいのに」と思ってしまったり、つい相手を変えたくなってしまうとしても、きっと彼はそれを求めていないでしょう。逆に、相手を見ていて自分を大切にしていない、自己重要感が低い、と感じるとするならば、それはココさんが自分の生き方をはっきり見つけたときなのでしょう。もう相手の役に立つことで何かを満たそうとすることを諦めて、自分自身を幸せにしてあげることに専念しませんか? 自分を大切にする、ということは、自分に正直に生きるということ。それは乱暴な言い方をすると、誰かを傷つけてでも自分の気持ちに素直になるということ。ハッピーではない彼はあなたに別れを告げられて嫌な思いをするかもしれません。またそれを見たココさんは自分のことを責めたくなるかもしれません。でもいま、その悪役を引き受けるとき。もう、いい人でいようと自分を我慢しなくてもいい。つまり自分を大切にするのは、ココさんご自身なのかもしれませんね。一度しかない人生、自分の幸せを一番に考えていい。彼のことは見捨てるのではなく、彼の人生を切り拓いていけると信頼するのです。そしてココさんご自身も同様です。今、こうして悪者になりたくなくて悩んでいる間にも運命の相手はあなたと出会える時を待っているかもしれませんよ。どうか幸せになってくださいね。心から応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年05月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「出産後になっても彼が籍を入れたがらない」という、ゆんさん(22歳)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■ゆんさんのお悩み去年妊娠し、未婚の状態で今年子どもを出産しました。付き合っている彼氏との子どもで入籍もするつもりでした。が、今月にはいって彼は迷っていると言い出しました。責任感がつよく頭では3人で暮らすのが一番良いことだとはわかっていても、このままでは仮面夫婦みたいになると思うって言われました。私は一緒にやっていきたいのですが…。気が乗らない彼とどうすればよいのでしょうか。子どもは5ヶ月になり実家で暮らしています。家族と悩んでいます。よいアドバイスをいただけないでしょうか。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより未婚の状態で子育てをされていて、そばに頼れる彼がいないことは、とても不安が多いかと思います。その中でも子育てをちゃんと続けていらっしゃるのは、とても素晴らしいですね。ゆんさんはできれば彼と一緒に暮らしたいと望んでいらっしゃいますが、今一歩踏み出せずにいる彼の気持ちを大切にしたいという優しさも素敵だと思います。しかしながら、いつまでも変わらない現状にヤキモキし、不安だけがつのるのも出口の無いトンネルを歩いているようで気力がどんどん減ってしまうと思います。この現状でゆんさんの気力を減らす原因は、彼と一緒に暮らせないことよりも、ゆんさんが自分の人生の主導権を彼に委ねていることが原因ではないかと思っています。それは、仮面夫婦になってしまうかもしれないという彼の意見を、そのまま信じて彼の意思に反さないようにゆんさんが行動されているからなのではないのでしょうか? 仮面夫婦になるかどうかは、まずは一緒に暮らしてみないとお互い理解できませんし、何よりどういった形がお互いの幸せかを、ちゃんと向き合って導き出そうとすることが大切だと思います。そうはいっても、彼が全くゆんさんの願いを聞き入れず頑に一緒に暮らすことを拒むかもしれません。それでもどんな状態であれ、ゆんさんが彼と一緒に暮らしたいことをちゃんと伝えつづけることが大事です。彼がゆんさんの願いを聞き入れるかどうかは、関係ありません。ゆんさん自身が、彼と一緒に暮らしたいと心から思っているのであれば、ちゃんと伝えてみてください。直接会ってでもいいですし、会えない場合もあるのであれば電話でもメールでも手紙でも、どんな形であれ彼にその思いをちゃんと届けてみてください。そうすることで、ちゃんと伝えられたゆんさんがゆんさん自身のことを信頼できるようになります。それが自信に繋がっていきます。最終的にどんな手をつくしても、彼と暮らせない場合もあるのかもしれません。恨む気持ちも出てくるのも仕方のないことです。そこで自暴自棄になったり勝手に諦めたりせず、周りの人にちゃんと助けてもらいながら、もう一度ゆんさんの人生を立て直してみてください。家族、友達などからの視線も気になるかもしれませんが、何よりもまずはゆんさん自身がどうなれたら幸せか、それを第一に考えて自分なりの答えが見えたら、それに素直に従うことが自分らしく生きられる方法だと思います。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年04月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門が相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人見知りが激しくて友達ができない」という、まめっちさん(33歳・事務職)に、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■まめっちさんのお悩みいい年してお恥ずかしいのですが、私は人見知りがかなり激しく、仲良くなるのにすごく時間がかかります。慣れるまでなかなか笑うこともできず、最初は話しかけてくれていた人にも愛想が悪いと思われ、だんだん話しかけられなくなることが多いです。最近、少し話せるようになった方で、すごく仲良くなりたいと思う方がいるのですが、今日会ったときこそ笑顔であいさつしようと思っても、いざ目の前にその人が来ると、気づかないふりをしてしまったり、かろうじて無表情でおじぎのみになってしまい、その人からも見放されそうで怖いです。どうすればいいのでしょうか。■心屋塾上級認定講師・いかり屋圭子さんよりお悩みを拝読しました。人見知りが激しくて人と仲良くなるのに時間がかかるのですね。でも今、仲良くなりたい人がいらっしゃるのですね。人は誰かと仲良くなりたいものです。ところで、まめっちさんは「仲が良い」ということをどんな風にイメージされていますか。いつも笑顔で挨拶しあい、会話が弾み、休憩時間やお昼は共に過ごし、アフター5は一緒に出かける。いろんな話ができる。そんな風に自分なりにイメージされていることがあるかもしれません。まずは一度「仲良くなる」ということを手放してみませんか? というのは、「友達がいない」と悩んでいる人に限って「友達」の定義をとても狭くしていたりすることがあるからです。友達がいる、いないで悩まない人は、そもそも「友達」にこだわっていなかったりします。むしろ、「とても仲がいい人」がいなくたって、そこで悩んでいないのです。「友達」を広い定義でとらえているのかもしれませんね。まめっちさんが、人見知りが激しいのでしたら、そのまま時間をかけてゆっくりと人と近づいていくことをお勧めします。自分の性質「人見知り」なところを無視して人と仲良くなろうとすると、それは苦しいです。むしろ、「自分は人見知りなので、人と打ち解けるのに時間がかかる」ということを最初に明らかにしてしまうと、自分も相手も楽になるのではないかと思います。挨拶することも照れてしまうとのこと。笑顔で挨拶はもっと難しいことですね。目を見ることも最初は恥ずかしいこと。なかなか話題が提供できなくても、そんな自分を恥じないでくださいね。誰でも、知らない方と出会い、毎日関わりあっていくのはお互いに手探りです。そこで、自分の「人見知りなところ」にバツ印をつけないで下さいね。挨拶した後、話題が提供できずに沈黙でいることを怖がらないで下さい。もしかしたら相手の方も同様な気持ちかもしれませんよ。笑顔で挨拶してくれなかった「あの人」がいたとしたら、その人も、人見知りで照れているのかもしれません。沈黙になった場合は「その人」も話題が提供できずに悩んでいるかもしれません。そう、人と自分は似ていたり同じだったりします。人見知りで、仲良くなるのに時間がかかることを悩んでいるのは、まめっちさんだけではありません。時間はかかるけれども仲良くなりたいという気持ちを伝えれば、悪い気持ちになる人はたぶんあまりいないと思います。また、その方に「見放されそうで怖い」と書いていらっしゃいますが、まだ仲良くなっていない段階でそのような不安を持たれるということは、過去に人に見放されたようなご経験がおありでしょうか。思い出してみてくださいね。もし誰かに見放されたような思いが心に残っているとしたら、今の不安は「思い出し怖い」です。過去に怖かった思いを、同じような状況になると自動的に思い出して、怖がっている可能性があります。過去の出来事は、終わったことであり、また勘違いや間違った記憶で覚えてる可能性も高いです。大人になった「自分」は、自分を守ってあげられます。たとえ、人に見放されたような感じがしても、自分が自分を見放さない限り、人と繋がっていくことは可能です。たぶん、まめっちさんが思っているよりも他人は優しく、まめっちさんのことを受け入れてくれるはず。笑顔で挨拶できなくてもいい。目をそらしてもいい。仲良くなれなくてもいい、と。一度仲良くなりたい思いを手放して、気楽にその人と会ってください。「その人」を「自分」だと思って会ってみてくださいね。きっと何かが変わるはずです。応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年04月15日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「まわりに振り回されてしまう」という、あんぽんたんさん(23歳 フリーター)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■あんぽんたんさんのお悩みまわりに振り回されてしまいます。変温動物みたいに、周りの雰囲気に影響されやすく、悲しくなったり、怒っちゃったり。一番身近な恋人にもです。 相手の行動にイラっときてしまいます。しばらく振り回されないように心の距離を保つようにしてみたんですが、意思が弱くて元に戻ってしまいます。私は、自分で自分の事をお姫様と思ってるんでしょうか。自分の思い通りにいかないと取り乱してしまいます。日常生活に一番影響を受けている彼氏と別れるのは間違ってますか? 別れたら恩知らずで私は幸せになれない気がします。なんとなく。もっと感謝すべきですか? どうすれば、相手との距離をうまくとれますでしょうか。どうせ私のことを相手にしてくれる人は、彼氏しかいない。彼を失ったら何もなくなって存在するいみもなくなりそうです。何のために生きればいいかわかりません。乱文ですみません。回答お願いします。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりあんぽんたんさん、こんにちは。あんぽんたんさんのように周りに振り回されやすい人の特徴に、「相手に合わせる」傾向があげられます。いつも、自分よりも相手を優先していませんか。ちょっとくらい無理しても、相手のスケジュールに合わせたり、相手の希望を優先さたり…、更には言われていないことも察して動いているかもしれませんね。それでは、ストレスを溜めてしまいます。しかも、その無理をおくびにも出さずにするから相手には気付かれていない場合が多かったりします。私もそうだったのですが、そんな傾向がある人は、人と仲良くいる方法として、波風立たせずに、嫌われないように「相手に合わせる」ことを学んできたと言っていいかもしれません。そして、いざ、「これだけは」という自分の希望を言ってみると、相手はあっさり自分の希望を言ってきたり、断られたり。あんぽんたんさんが取り乱したりしてしまうのは、そんなときではないですか。「こんなに私は、あなたに合わせてきたのに、なんでこんな些細な私の希望をきいてくれないの?! このくらいきいてくれてもいいじゃない!」って。もしかすると、察してほしい、言わないでもわかってほしい傾向も強いので、察してもらえなくてイライラしてしまうのかもしれませんね。だから、決して、自分をお姫様だと思っているわけではないと思いますよ。さて、彼と別れるかどうかですが、どちらでもさして問題ではありません(笑)。今回の解決には関係ないからです。今の彼と別れたら、一時的にそのような思いはしなくてもいいかもしれませんが、今のままでは、次の彼とも同じような思いをすると思いますよ。それよりも、今、あなたに気づいてほしいのは、「もっと自分を大切にする」ことを学ぶところにいますよということ。具体的に言うと、自分の都合や希望を相手に伝えてほしいのです。今の彼からでも、新しい彼からでも、友達からでも構いません。相手と違っても、お互いに伝え合う。どちらにも「イヤだ」という権利もあります。その上で、「じゃ、どうしようか」とお互いにいい着地点を見つけるのです。実は、そうした方が、うんと気持ちのいい関係が築けますよ。そして、胸に手を当てて「自分がどうしたいか(自分の気持ち)」をもっと聴いてあげてくださいね。もう何が人として正しいかや、誰かの正解を探さなくてもいいのです。相手に合わせてしまう人の多くは、あんぽんたんさんも感じていらっしゃるように、自分には何もない、価値がないと思っている傾向があります。そして「迷惑をかけたら嫌われる」と信じている人も多いでしょう。だから、合わせていないと相手が離れていってしまうと思い込んでいるのです。その勘違いから、早く目を覚ましてくださいね。「どうせ、私がいるだけでみんな幸せだし~」「みんな私が大好きだし~」「人に迷惑をかけてもいい」っていっぱい呟いてみて! もしも今、あなたが周りから粗末に扱われ、自分には価値がないと思っているのだとしたら、逆です。自分が自分を価値がないと思って粗末に扱ってるから、周りもそうしてくれているだけですよ。だから、あなたが自分を大切にするようになったら、周りもあなたを大切に扱ってくれるようになりますからね。お楽しみに。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年04月08日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「他人の目や評価がすごく気になる」という、春野さん(28歳 医療事務)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■春野さんのお悩み私は昔から他人の目、評価がすごく気になります。小学時代いじめにあったこともあり、余計ビクビクして過ごしてきました。相手を傷つけるのは恐怖であり自己主張しません。そのかわり心の声がおしゃべりになりました。心の中で相手の話す内容に○×をつけてしまう癖があり、相手にこうすればいいのに。とか心の中で評論してる日々です。どうしたらこの腹黒い習慣から抜け出せるのか、そんな自分が嫌で苦しくてたまりません。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんより春野さんのご相談を読ませていただきながら、私自身の子供の頃を思い出していました。私が小学4年生の頃、ふと言った一言に反応したクラスの子たちが一斉に振り向いて私を笑ったことがありました。以来、人前で発言することが怖くなった私は、周りから見て自分はおかしくないだろうか? と常に他人から見た自分を意識することが多くなっていったようです。高校になると、登下校をともにする友達と自然に会話ができるように…と、思っている時点で自然ではないのですが、変に思われないように前の晩お風呂の中で無意識に会話の練習をしてしまうこともありました。「明日はこんな風に話そう」と、身振り手振り表情つきでイメージトレーニングしているのです。実際本人を目の前にするとそのトレーニングのことも忘れてしまっていたのですが、いくらなんでも必死すぎますね。でもそのくらい日々ビクビクしていました。今思えばそれは、自分の自然な言動すべてを自ら「ダメだ」と否定していたのですね。他人に受け入れられない浮いた存在にならないように、常に自分を他人目線で監視し、どんな振る舞いなら受け入れられるのか、厳しくキツく自分を律していた時期が続きました。そのくらい私は自分自身の振る舞いや言動がダメなものであると固く信じ、全く自信が持てなくなっていたのです。私の例は少し極端かもしれません。だとしても、春野さんもきっと知らない間に自分自身に禁止してきたことがたくさんあるのではないでしょうか。自分に禁止事項、つまりルールがありすぎると、そのルールを他人が破ったときにものすごく心が反応し、相手を裁きたくなるのです。つまり相手に「こうすればいいのに」と言いたくなったり、心の中で相手をジャッジしてしまったり。春野さんも心の中で、そんな思いが渦巻いているようですね。ではその言葉の最初に「私は」という言葉をつけて、是非自分に向けて言ってみることはできますか? 例えば「“私は”もっと人に寛容にすればいいのに」「“私は”イヤなら断ればいいのに」「(あの人は、に変えて)“私は”人の欠点ばかり目につくんだな」いかがですか? こんな言葉があなたの頭の中で常にぐるぐるしているのではないでしょうか? 他人に言いたいことは、実は自分に言いたいこと。そう。その春野さんのおっしゃる「腹黒さ」というのは自分のことは棚に上げて、他人をジャッジしてしまうというところに起因するのかもしれませんね。理想通りにできない自分に不満があって、こうすればいいのに、どうしてもっとこうできないの? と自分にいつもダメ出ししているということはありませんか? 是非、棚に上げた自分を、あなたの手で降ろしてあげましょう。「できなくてもいいよ」「ダメなところがあってもいいよ」「よく頑張ったね」「辛かったね」そう声を掛けてあげながら。不完全な自分でもいい。頑張っているのにうまくできない自分のこともねぎらってあげてくださいね。許せない人が現れたときは、許せないそのことをする自分を許してあげるとき。もう他人の目ではなく、自分の心の目で、ありのままの自分を全て受け止めてあげませんか? ちなみに私もダメな存在だと思っていた自分を認めるのはとても苦労しました。でも受け入れたらもう誰とも戦わずに済みますし、今はとてもラクチンです。ダメなところがあるからこそ、人は繋がれるし分かりあえるもの。新たなスタート地点に立とうとしている春野さんが心から笑える日を願っています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年03月25日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「お付き合いする相手に責め立てた言い方をしてしまう」という、Mariさんのお悩みに心屋塾上級認定講師の小林威之さんがアドバイスしてくれました。■Mariさん(35歳 受付)のお悩み異性と良縁はあっても、焦りのためにすぐ逃がしてしまいます。感情を表現せずにはいられなくなり、駆け引きや思わせぶりは面倒、好きなら好きとハッキリ言いたいからです。後先を考えられないため、結果引かれてしまいます。また、少し親しくなると、うまく甘えられず 相手を責め立てる物の言い方が、どうしても、どう頑張っても、どうコントロールしようとしても、やめられません。どこかで、このやり方での理解を求めています。本当はハッキリ話し合いたいのですが、濁すか逃げるかされるので、腑に落ちないです。物言いのキツさが災いしてるのでしょうか? 自立できてない精神面の問題でしょうか? ■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより物事をはっきりおっしゃる性格が、恋愛を阻んでいるとお感じになられているのですね。たしかに、ビシッと女性から言われるとついビビってしまう男性もいると思います。私もそんなところもあります。相手の男性にうまく甘えられない、つい相手を責め立てる物の言い方をしてしまう、感情をコントロールしようとしても、うまく押さえることができない、これらが恋愛にブレーキをかけているとお考えになられているなら、まずはそんな「不器用」で「可愛げのない」自分を認めてあげてください。相手の男性についガミガミ言ってしまい、イヤーな感じでその場が終わってしまっても「くやしかったね」「さみしかったね」「大丈夫だよ」「誰も嫌ってないよ」と、このようにまずは自分自身を肯定する言葉をかけてあげてください。心が安心するまで、落ち着くまで「怒ってもよかったんだよ」「イライラしてもよかったんだよ」「分かってもらえなくてつらかった」などなど、まずは自分自身を認めてあげてください。少し落ち着くと思います。でも現実は何も変わらないって思われるかもしれません。また相手の男性にイライラしたり責め立てたら、私から離れていくと思われるかもしれません。でも、それでもいいのです。まずは、自分で自分のことを嫌いにならず、仲直りすることが遠回りのようで一番の早道なのです。不機嫌な自分を見せないように、始めからなかったかのように過ごしていると最初は何事も無く過ごせるかもしれません。ですがそのうち、感情が暴れ出すときがあります。そうするとまた、すべてをぶち壊してしまったような気分になり自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。なので、まずは不機嫌な自分とも仲直りしてほしいのです。「仲直り」するということは、その不機嫌な感情を消すのではなく「そこにいてもいいよ」「私の中にいてもいいよ」ってやさしく認めてあげることです。物事を「ハッキリ言う」あなたも大切な自分です。ぜひ仲良くしてあげてください。そして少しずつ「ハッキリ言う」自分と仲良くできてきたら、本当は何を相手に伝えたかったかを思い出してみてください。あなたが責め立ててしまった時、本当は何をわかってほしかったのか、本当は何を認めてほしかったのかを思い出してみてください。あなたがこんなに頑張ったのにこんなに努力したのに、こんなに思いを込めていたのに、それを無下にされた、無視された、大切にしてもらえなかった…、もしかしたらそんな思いがあったかもしれません。その気持ちに気付いてあげることで、私が相手に一生懸命伝えようとしなくてもハッキリとした答えが返ってこなくても、本当はその男性が私を理解してくれていることに気付き始めます。そして、恋愛に対して前向きになれる勇気がどんどん湧いてくると思っています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年03月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「母親の意見が気になり、思うように恋愛ができない」という、S.Nさん(36歳 会社員)のお悩みに、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 ■S.Nさんのお悩み20代後半くらいから、好きな人ができると、母親になんて言われるだろうか?また反対されるだろうなと心配になり、なかなか思うように恋愛ができないように思います。 結婚もしたいと思っていますし、幸せになりたいと思っています。この思いが強すぎるのが良くないのでしょうか。かと言って、好きになってくれる人にも、私なんてと思ってしまって、上手く波に乗れません。■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより「お母さんに反対されたことを選んで失敗してもいい」と、言ってみてください。自分の体の変化を感じてみてください。何か思い出す出来事はありませんか? 恋愛とは関係ない何かだと思います。「お母さんの言う通りにしてきた。そしてうまくいっている。なにか自分で決断した。そうしたら大失敗したことがある」もしかしたら、そんな経験があるのかもしれません。ずっと自分で決断してこないと、「自分で決断したい」という思いと、自分が選ぶとどうなるか分からないという「恐れ」が生まれます。お母さんが選んだことを無意識のうちに選んでいたら、なんとなくうまく来ている人はそういう傾向があるかと思います。「確信がなくてもいい。この人じゃなきゃ嫌だ! という強い思いがなくてもいい。なんとなく選んでもいい」なんとなく選んでも、信念をもって選んでも、失敗する時は失敗します。うまくいく時は、うまくいくのです。お母さんに反対されることを恐れて前に進めないなら、説得できるほど強い思いを持っていなくてもいいので、一度「反対されても押し切ってやる」という思いをもって、お母さんと対峙してみてください。「お母さんに反対されたことを選んで失敗してもいい」その決意をもって「この人と付き合っている」とお母さんに言ってみてください。S.Nさんが拍子抜けするくらいあっさり「いいんじゃない?」と言ってくれると思います。「いいんじゃない?」って言われてから、その彼との未来をあらためて考えてみてもいいのです。そして、好きになってくれる人がいても、「私なんて」と思ってしまってしまうのですね。「私なんて…」後に続く言葉はなんでしょう? 「私なんて、彼にはふさわしくない」「私のことなんて、好きでいつづけてくれるはずがない」「こんなダメな自分、嫌われるに違いない」もし、そんなふうに思っているのであれば、そのダメな自分が好きになる人、好きになってくれた人を早めにさらけ出してください。今まできっとS.Nさんは「私なんて」と思いつつ、「私なんてこんなだから」と思っている部分をきっと外には出さないで逃げてきていると思うのです。自分がダメだと思っている部分を出す前に、つまり嫌われる前にその人から離れてしまっているのではないでしょうか? 自分でダメだと思っている部分を、人からダメだと言われたくないから、他人から言われる前に逃げ出しているんだと思います。S.Nさんがダメだと思っている部分は、S.Nさんだけが誰よりも「ダメ」だと思っているんです。試しにその部分を出してみてください。その部分こそが、S.Nさんの魅力だということに気づくでしょう。どこが自分のダメな部分か分からない、とにかく「私なんて」と思ってしまう、ということであれば「私なんて」と思いながら、お相手と一緒にいつづけてください。どんなに「私なんて」と逃げたくなっても、いつづけてみてください。おのずと、自分が自分の何を嫌っているかが見えてくると思います。自分の嫌なところと向き合うことになると思います。でも、そこを通り抜けた時に、S.Nさんをありのままを愛してくれる素敵な旦那様が隣にいる、という現実がやってくることになると思います。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年03月11日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「遠方に行ってしまった習い事の先生に片思い中」という、あずきさんのお悩みに心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんがアドバイスしてくれました。■あずきさん(29歳 事務)のお悩み私は、今片想いをしています。相手の方は習い事の先生です。ですが、その方は転勤されてしまいました。もうなかなか会えないし、諦めようと思ったのですが、なかなか諦めることができません。だからといって、連絡先も知らず、何もすることができないし、する勇気もない自分に日々悶々とした気持ちでいます。諦めることも、動くこともできない私に、何かアドバイスお願いします。■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんよりあずきさん、相談内容を拝読しました。転勤された習い事の先生が好きで忘れられないのですね。悶々とされているのですね。シャイなあずきさんの様子が目に浮かびました。あずきさんは、どうしてその先生のことを諦めようと思いますか。連絡先がわからないからでしょうか。立場が先生と生徒だからでしょうか。先生は自分に関心がないと思うからでしょうか。もしくは、想像ですが年齢が違うからでしょうか。あずきさんは私に「諦めたほうがいいですよ」と言って欲しいわけではないように感じました。一歩踏み出すこと、行動できない自分をなんとかしたくてアドバイスを求めているように感じましたが、いかがですか。もし「諦めたい」ということでしたら、「時間が解決しますよ」とお伝えしたいです。でもきっと違うのではないかしら。それで納得できますか。人を好きになるというのは不思議なことですよね。理屈ではなく、説明のつかないものです。「何かをすることができないし、する勇気もない」と書いていらっしゃいますが、本当は「私には勇気がない」と思っているだけなのでは。実は「勇気」は誰の中にもあるんですよ。ただ、勇気を出す時は「恐怖」を感じることがあると思うのです。まだ経験したことがない世界に足を踏み入れる怖さ、自分を受け入れてもらえないかもしれない怖さ、そして、もしかしたら両想いになってしまうかもしれない怖さ。きっとどれも「怖い」かもしれませんね。特に「受け入れてもらえないかもしれない」と考えたら怖くて怖くて、先生に連絡なんてできないと思うかもしれません。恥ずかしい、悲しい思いはしたくないかもしれません。でも……確かめてみないとわかりませんよね。頭の中で考えている間はそれは単なる「想像であり妄想」に過ぎません。自分の中だけで答えを出しているに過ぎません。ずっと年月が経った後、このまま先生に連絡をしないのと、勇気を出して連絡をしてみるのではどちらが後悔しなさそうでしょうか。先生の気持ちを確かめないままで、諦めることができそうでしょうか。諦められそうでしたら、時間が解決するのでそのままでいてくださいね。私からのアドバイスはまず、習い事のところで先生の連絡先を調べ、先生に連絡をしてみることです。怖いですか。怖いですよね。そんなあずきさんへの魔法の言葉は「どんな結果でもいい」「どうせ私は愛されてるし」です。二つの言葉をつぶやいていてください。その先生が今、あずきさんにどういう気持ちでいるかはわかりません。もしかしたら、先生も好意を持って下さっているかもしれないし、一人の生徒として見ているだけかもしれません。あずきさんにとっての最悪は振られることかもしれません。でも、もし先生も好意を持っていてくださったらラッキーですよね。それを確かめる方法は一つだけ。あずきさんが連絡をしてみること。信じられない素晴らしい結果が待っているかもしれません。または悲しい思いをするかもしれません。先生と友達になれるかもしれません。いずれにしても「大事な人生の経験」です。どんな結果でも受け入れる覚悟をして連絡してみてください。私のように中年まで生きてくると、恋愛において、振られたことも人生の素晴らしい一ページです。一つの恋を無くした後は必ず次の恋があります。その為にも相手の気持ちを確認することが必要になってきます。恋愛はどちらかが好意を伝えるところから始まりますよね。諦められるのでしたらそれでいいのです。でも諦められないと思うのでしたら、自分の中には「ない」と思っていた「覚悟」と「勇気」を出して行動してみてください。勇気は最悪の結果を受け入れる覚悟を決めると出せます。そして勇気を出した人を神様は応援してくださるそうですよ。大丈夫です。たくさん恋をしてください。たくさん失恋もしましょう。怖くないです。その分、魅力的な自分になれますよ。勇気を出したらきっと、あずきさんにとって良かったと思えることが待っていると思います。応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年03月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「新しいことを始めるのが怖い」という、ななえさん(24歳 学生)のお悩みに心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんがアドバイスしてくれました。■ななえさん(24歳 学生)のお悩み仕事、学校、資格、習い事…何でも新しいことを始めるときがとても怖いです。具体的には、大学入試に行けなかったので試験のない専門学校に入ったり、入社式が怖くて入社しなかったり、趣味でバンド活動をしようとメンバーを見つけたのに練習に行けなかったりしました。新しい環境にワクワクして自分の意思で申し込みするのに、結局自分でチャンスも楽しみも握りつぶしてしまいます。それを乗り越えて始められた数少ないことも、ハードルや難しいことを乗り越えなければいけない場面でいつもいつも逃げ出してしまいます。これは継続力がなく、気合いや忍耐が足りない問題で、私の甘えなのでしょうか? どんなに自分に言い聞かせても怖くて怖くて仕方がない瞬間がやってきます。解決方法があったらぜひ知りたいです。よろしくお願いします。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりななえさん、自分のチャンスや楽しみを握りつぶしてしまう自分、切ないですね。どうにもならない歯がゆさが伝わってきました。ななえさんのようなケースは、「失敗してはいけない」との思いが強いあまり、失敗の可能性があることをやめてしまう、ある意味、完ぺき主義の方に多いです。失敗したらどんなイヤなことが起こりそうですか? 誰かからなにか言われそうですか? それが怖いのですよね。ななえさん自身も「怖くて怖くて仕方がない」とおっしゃっている通り、簡単に言えば「怖がり」になっているだけです。その怖さをじっくり観察してみてくださいね。失敗そのものへの恐怖、「失敗したかっこ悪い自分」「ダメな自分」を見たくない(自己否定の恐怖)、そんな自分を見せたら周りが離れていく、見捨てられる恐怖、がある場合が多いです。それらに直面するのが怖いあまり、あえて、トライしないことで「やっていたら、できたかもしれない」と思っていられる状況を作り、自分を守っているケースもあります。さて、いつから、怖がりになりましたか。私たちは、赤ちゃんのとき、何度失敗しても、立とうとしました。歩こうとしました。失敗して転ぶのが怖いから(恥ずかしいから)、もう立つのやめた、歩けなくてもいいなんて決め込む赤ちゃんはいないですよね。だから、途中からなのです。失敗の恐怖を誰かに教わったのかもしれません。あるいは、失敗したことを笑われたり、叱られた経験から自分で学んだのかもしれません。失敗したら大変と転ばぬ先の杖を用意され、失敗させてもらえなかったのかもしれません。でも、もうそろそろ、その恐怖の妄想から卒業して、赤ちゃんの時のような本来の自分に戻りませんか。ななえさんのケースで私がとても残念に思うのは、等身大の自分がわからなくなってしまうことです。やってみたらできたこともあったはずなのに、「できないかもしれない自分」ばかりを見て、どんどん自分を過小評価しがちです。そして、逃げた一瞬だけ「ホッ」とする安堵感は味わうでしょうが、もっと大きな「したいことをする喜び」を味わうことができません。ななえさんに贈る魔法の言葉は、「かっこ悪くてもいい。っていうか、ずっと前からかっこ悪いし」「失敗してもいい。っていうか、失敗しよう!」「どうせ、愛されてるし(どんな自分も受け入れてもらえるし)」何度もつぶやいて、挑戦して実際に失敗することを通して、そのことを早く実感してくださいね。失敗して、かっこ悪くて、悲しむ自分を周りに見せてください。そして、失敗した自分を誰よりも優しくねぎらってくださいね。「よくやったね、がんばったね、今回は残念だったね」って。(失敗した自分を責めるのがあなたの仕事ではないのですよ)そして、最後にもうひとつ。怖さがなくなったらやろうなんて思わないで。怖いときは、大声で「怖いよ~!!」って叫んでみると、ちょっと楽になりますよ。怖がりでもいい、怖さを排除しようとしないで、怖いって叫びながらやってみるのです。小さなことからでかまいません。すると、びっくりするくらい新しい世界が広がります。怖いことフェチになっちゃうかもしれません。ななえさん、応援しています! ビバ、失敗!! 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年02月25日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「何をやってもうまくいかないと思い込んでしまう」という、チロシさん(35歳 派遣社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんがアドバイスしてくれました。■チロシさん(35歳 派遣社員)のお悩み小さい頃、父親に「お前は人間のクズだ」と叱られ、それから自分で自分に「私は人間のクズだから何をやってもうまく行かない」と、思い込んでしまい、そこから逃れられないでいます。いまだ独身、経済的にも自立できず、うまく行きそうになった恋愛も自分で壊してしまいました。今の状態を維持するのにいっぱいいっぱいで、どこにも居場所が無いような気がします。居づらく、生きづらいです。どうしたらいいでしょうか。■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんよりチロシさん こんにちは。心屋ジェニーです。やさしく守って欲しかったお父さんに、そんなこと言われたのですねぇ…。それは、さみしかったですよね…。小さな頃って 安心を与えて欲しかったのに寂しい言葉を言われてしまった、というのは大人の私が思うよりも ずっとずっと痛くてつらかったでしょうねぇ…。そして、それから自分で自分に「私は人間のクズだから何をやってもうまく行かない」と言い聞かせて染み付けてしまったのですね…。どこにも居場所が無いような気がして、居づらく、生きづらい…。チロシさん…、とても苦しいですね…。私も母から「あなたは何をやってもうまく行かない」、「あなたが何をやってもうまく行くはずがない」と言われたことから、とてもショックで傷つき、自分で自分にそう言い聞かせて、思い込んでしまって生きてきました。そして、私はずっとそれを信じて守って 生きて来たから「何をやってもうまく行かない人」、「何をやってもうまく行くはずがない人」になってしまっていました。母親からそれを言われたときに、私もまだ子どもだったから、親の言うことがすべてだと思い込んでしまったよう…。ですが、母親と言えども、たった一人の人に言われただけです。何度も何度も言われはしましたが、100人も200人もの人たちから1000回も2000回も言われたわけではありません。チロシさん、考えてもみてください。子どもの頃だって、うまくいったこともありますよね? 時間はかかったけど自転車だって乗れるようになったり、さか上がりができるようになったり。「うまくいかない」を自分に言い聞かせていたので、うまく「いかない」ことばかりをついつい集めてしまいがちですが、うまく「いった」ことも数えてみたら、記憶の中からいくつもいくつも出て来ると思います。そして、親の見立ては大体間違っています。私もふたりの子の親ですが、自分の忙しさや機嫌に合わせて、ついつい幼い子どもたちに酷い言葉を投げつけてしまっていました…。とってもごめんなさいね…。私たちは ひとりひとりすばらしい存在です。チロシさんも私もすばらしい人です。親の見立てが間違っていたので、もう信じなくてもいいです。失礼しちゃうわねー、まったくーですっ。では、なんだか心が自由で楽しくなって、ひょっとしてすばらしいのかもーになれる言葉をお伝えしますね。「どうせ私 めっちゃすばらしい人かもっ」「どうせ私 何でもあっさり カンタンにできてもいいかもっ」「私はここに居てもいいかもっ どうせ私めちゃめちゃ人気者らしいしっ」「どうせ私 スーパーすばらしい人だしっ」この言葉たちを、今まで自分に言い聞かせていた言葉以上に、どうぞ繰り返し繰り返したくさん自分に呟いてあげてくださいね。ご相談ありがとうございました。心が自由に楽しくなれますようお祈りしています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年02月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「男性に対する恐怖心がある」という、はさみさん(18歳)のお悩みに心屋塾上級認定講師の小林威之さんがアドバイスしてくれました。■はさみさん(18歳)のお悩み小学校6年間と中学校2年間に、私の髪質のことや外国人のような容姿のことなどを悪く言われたり、ときには暴力を振るわれたりして、男子からいじめられていました。また、小さい頃から父親は怖い存在でしかなく、暴言、暴力もありました。そのせいか男性に対する恐怖心があって、好きな人ができても相手が怖くて、あまり自分から親密になることができません。たとえ相手から近づいて来られても、私が遠ざけてしまいます。今はもう大学生なので男性に対する恐怖心を克服したいです。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより好きな人と仲良くなりたい、もっと親密になりたいと思っても、過去の辛かった経験がはさみさんの一歩前に出ようとする勇気を阻むのですね。「あの時の同級生の男子みたいに私を嫌うかもしれない」、「お父さんといるときのように嫌な思いをするかもしれない」、そんな思いでつい二の足を踏んでしまうのも無理はありません。もし、好きな人に対して恐怖心が湧いてきたら、しばらくその恐怖心をそのままじっと感じてみてください。無理に恐怖心を打ち消したり、無かったことにする必要はありません。そんなときはまず、「私は今、あの時のことを思い出して怖がっているんだなぁ」と、そのイヤな思いをした時の自分に「怖かったね」、「さみしかったね」、「辛かったね」、「助けてほしかったね」などと、そのときの自分がかけてほしかった言葉をかけてあげましょう。イヤな感情は、無理やり心の奥底に閉じ込めようとすればするほど、どんどん暴れだします。ですので、まずはちょっと苦しいですがそのイヤな感情を十分に感じてみてください。そして、「よくがんばったね」、「もう大丈夫だよ」と、自分を安心させてあげましょう。昔、お父さんや同級生の男子から嫌がらせを受けて男性をなかなか信じられないと思います。そして何より、そんな経験をしたはさみさん自身がはさみさんの女性としての魅力を信じきれていないのではないでしょうか? でも、昔そのような経験をしたのは、はさみさんに原因があるのではなく、お父さんや同級生たちの都合です。「私は昔そんな経験をした。だけど、そんなこととは関係無く、私には男性から大事にされる価値も魅力をいっぱい持っている。だからもう私は男性に大事にしてもらってもいいんだよ。やさしく守ってもらっていいんだよ」そう自分に教えてあげてくださいね。「どうせ私めっちゃ可愛いし」、「どうせ私お姫様みたいだし」、「どうせ私めっちゃ魅力的だし」こんな、ちょっと恥ずかしいくらいの言葉をつぶやいてみるのもオススメです。そうやって自分の魅力を受け入れながら、はじめは、オドオドしたままでも、ビクビクしたままでも、たどたどしいままでもいいので、好きな人に一歩ずつ近づいてみてください。その自分の怖さを隠そうとせず、そのままのはさみさんを相手に見せてあげてください。大丈夫、きっと受け入れてもらえると思います。そして、もしチャンスがあれば「私、昔同級生やお父さんからイヤな思いをしたから、ふとしたときに怖く感じるときがあるの」と、感じた気持ちをそのまま素直に伝えられるといいかもしれませんね。はさみさんが自分自身の魅力を受け入れて一歩前に進む勇気を見つけられると信じています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年02月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人が羨ましいと感じてしまう」という、まいこさん(29歳)のお悩みに心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんがアドバ イスしてくれました。■まいこさん(29歳)のお悩み私は、すぐに人が羨ましいと感じてしまいます。そして、人の幸せをこころから喜べないです。キラキラしてる芸能人の人が羨ましい。心屋仁之助さんや周りの認定講師さんが羨ましい。人を羨ましいと思わないで、人の幸せを喜べるような自分になりたいです。■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんよりなんであの人たちばかり楽しそうなの? なんであの人たちばかり幸せそうなの? ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい。楽しそうに仕事をしていてずるい! 私だって楽しく仕事をしたいのに。あの人ばかりいい思いをしてずるい。私はいつも手に入らない。私は輝けない。私は得しない。私は運がない。私にはないのに、あんたばっかりずるい! あんたばかり要領がよくてずるい! タイミングがよくてずるい! ああ、「自分にはない」と思っちゃっていますね。「ない」と思っているから、あなたには「ない」現実が集まってきているのです。「ない」と思っているから、「ある」ように見える人たちが、視界の端をちらちら動いてあなたの癇に障るのです。「私にはない。あの人にはある。あの人ばかりずるい」まいこさんにはそんな思いグセがあるように見受けられます。いつ頃からそんなふうに思うようになりましたか? その頃、だれのことを「ずるい」と思っていましたか? その時の考え方を、すべてだと思ってしまった可能性があります。私の人生、すべて「私にはない。私の周囲のだれかが楽しそうで、幸せそうで。なんか得するんだ。私の分を誰かが奪っていくんだ」とそんなふうに思ってしまった可能性があります。それが、あなたのまちがった思い込み(プログラム)です。そのプログラムを外しましょう。私にもあるんだ。私も得していいんだ。だれかに妬まれてもいいから、幸せになろう。そう決めてみてください。決めて思ってみるところからすべてがはじまります。そして、自分の中の人を羨ましいと思う気持ちを否定しないでください。人を妬ましいと思う気持ち。人を羨む気持ち、そういった気持ちも存在してもいいものだと受け入れてみてください。どうして人の幸せを喜ばないといけないのでしょう? 人の幸せを喜べるような心のきれいな素敵な人間じゃないと幸せになれないと、どこか心の隅で思っていませんか? つまり、まいこさんは、自分が幸せになりたいんですよね? だったら人の幸せに目を向けているのではなくて、自分の幸せを喜びましょう。自分の幸せを喜べる人になりましょう。自分のことはどんなに小さいことでも大喜びしてください。そして「人の幸せを妬んじゃいけない」と自分の気持ちにブレーキをかけるのをやめてください。とことん妬んでください。あの人ばかりずるい。なんでいつもあの人ばかり。あの人が持っていくから私の方には回ってこない。ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい!! と、嫉妬に火がついて燃え盛るまで、とことん妬んでみてください。感情は出し尽くすと収まります。妬みの炎もいつしか灰になって燃え尽きます。「妬んではいけない」と火がついているのに見ない振りをしているからいつまでもチロチロと燃えているのです。一度思いっきり妬み尽くしてください。自分の中にあるどす黒い気持ちドロドロの自分を否定しないでください。そして、もう一度言います。その上で、自分のことはどんなに小さいことでも大喜びしてください。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年01月28日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人と上手く付き合えない」という、ひよここぼれさん(35歳 無職)のお悩みに心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんがアドバ イスしてくれました。■ひよここぼれさん(35歳 無職)のお悩み人とうまく付き合うことができません。すごくストレスがたまってしまい、一つの仕事場に居続けられません。だからといって、仕事を辞めて一人でずっとやりたいことだけやって過ごしても、心が休まりません。人の目や評価を気にしすぎなのかもしれませんが、物心ついた頃からこの思考回路なので、人と楽しくいられる状態を知りません。仕事をしたらしたで辛い、独りでいてもつらい。助けてください。■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんよりひよここぼれさん、こんにちは。お悩みを拝読しました。人と楽しくいたい。人とうまく付き合いたいのですね。人は生きていく限り誰かと関わっていきますから、できるだけ気持ちよくうまく付き合っていきたいものですよね。人と一緒にいたいのに、そうできない苦しみが伝わってきます。ひよここぼれさんは、うまく付き合うというのはどういう状態だと思っていらっしゃいますか。たとえば、気の利いた話題を提供できるとか、会話がスムーズにできるとか、人に共感できるとか色々あるかと思います。ひよここぼれさんがどのように考えていらっしゃるかはわかりませんが、私が考える、人とうまく付き合えるというのは「そのままの自分」で人と関わり合えることではないかと思っています。たとえば、話すのが好きであれば、話したいことを話せること。聞くのが好きであれば、人の話を上手に引き出して聞くこと。黙っているのが好きなのであれば黙ってそこにいられること。人付き合いが苦手ならば、その苦手意識を隠そうとせずにさらけ出してしまうこと。そう、どんな人でもどんなタイプの人であっても、人とうまく付き合うことは可能だと考えます。ひよここぼれさんはどんなタイプでしょうか。もし、今の自分ではうまく人付き合いができないと考えているならば、今の自分のまま、人といてもいいのだと、まずは自分に許可してみてくださいね。自分は「そこにいてもいい」と許可してみてくださいね。人付き合いの初めは、人からではなく自分からだと思います。居心地の悪そうな人がいると、周りの人も居心地の悪さを感じるかもしれません。ですので、まずは自分がその場所に居心地よくいてみましょう。最初は「居心地がいいふりをしてみる」でもいいと思います。「人の目や評価を気にしすぎ」と書いていらっしゃいますが、もしかしたら自分をよく見せたいという気持ちがあるのかもしれませんね。そして、自分の欠点を隠そうとなさっているのかもしれません。自分をよく見せようとすると自然に「緊張」してしまうものです。自分の欠点を隠そうとすると、会話がぎこちなくなるし、深いコミュニケーションに発展しません。ありのままの自分で人と接する覚悟を決めてみてくださいね。そして、もし気まずい思いを感じた時は、その気まずさに気がつかないふりをしてみてください。気まずさというのは大概勘違いだったりしますよ。これは練習です。練習するうちにそれは習慣になり、そして性格になります。人付き合いというのは「数稽古」を積むとうまくできるようになるものかもしれません。そう、ひよここぼれさんもできるようになるのです。焦らずに安心して取り組んでみてくださいね。・最初は何も話せなくてもいい・話題を提供できなくてもいい・上手に話題を引き出せなくてもいい・そこにいられるだけでいい・そこにいて、ニコニコ笑っているだけでもいい・そして、場合によりニコニコしていなくていいありのままの自分でその場にいてください。みんなといてもいいのです。人と一緒にいてもいいのです。自分がいることでシラケている気がしても気のせい。自分が話題に入ったことで話が盛り下がったように感じても気のせい。にしてみてください。自分が人に×をつけなければ人もひよここぼれさんに×をつけません。気まずくなったり、沈黙が訪れても「それが普通」だと思っていてくださいね。実は「それは普通のこと」です。そして最後に大事なことを。周りの人も案外と「人付き合いが苦手」と思いながら人と接していたりします。人と付き合うのが得意だと思っている人のほうが少ないかもしれませんよ。楽しい時もあれば気まずい思いをする時もある。それが人間関係です。ひよここぼれさんが苦手に思っている方たちも、実は恐る恐る人と付き合っているかもしれないのです。どうぞ怖がらずにチャレンジしてみてくださいね。応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年01月21日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「他人と自分を比較して落ち込んでしまう」という、まーちんさん(32歳、会社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんがアドバイスしてくれました。■まーちんさん(32歳、会社員)のお悩み私はいつも他人と自分を比較して落ち込んでしまいます。例えば友人が多くて、誰とでも直ぐ打ち解けられ、面白い性格の友達がとても羨ましいのです。それに比べて私は面白い事は言えないし、つまらない人間だから友達も少ないんだ。私はダメだ。私は独りだ…と。 何かにつけて常に人と比べてしまい、こんな思考の繰り返しで毎日がとても苦しいです。自分は自分! そう思いたいけどうまくいきません。人と比較しないようにするにはどうしたらいいでしょうか? ■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりまーちんさん、こんにちは。ついつい人と比較して、自分のダメな部分を思い知るって辛いですね。私たちは、誰もが完璧ではないですから、誰にだって自分より素敵な部分を持った人はたくさんいますよ。そして私たちは、自我が生まれる際、人と比べることを通して自分を認識し始めます。ですから、比較することそのものが悪いことではないのです。ですが、それを「自分がダメだ」と思うための材料にしてしまうのはもったいないですね。更に、人と比較する自分すら「ダメだ」と思う材料にしているのだとしたら、「もしかして、私、自分を何かにつけて、ダメだと思いたいのかしら?」と疑ってみてもいいかもしれません。さて、今日は、人と比較して自分をイジめなくなる2つの方法をお伝えしますね。まず、ひとつめです。まーちんさんからいただいたご相談から、以下に価値を置いていらっしゃることがわかります。・友人の数・誰とでもすぐ打ち解けられること・面白いことが言えることつまり、人の価値を測るものさしです。他にも、人と比較してダメだと思っている部分があるのでしたら、そのものさしを書き出してみてくださいね。書き出したものは、「自分にはない」あるいは「少ない」と思い込んでいるものです。そして、あなた自身が、自分をそういう人間だと思ってしまっている。だから、落ち込んでしまうのではないでしょうか。人は、あなたの鏡です。そう、いい部分も。あなたの中にもあるから、それがまぶしく見えるのです。「あなたにもあるよ」と見せられているだけなのです。「ある」のに、それを制限してしまっているのは、自分です。だから、自分が自分に許可をだせばよいだけのことです。具体的には、以下をつぶやいてみましょう。・私も友達が多くてもいい・私も誰とでもすぐに打ち解けてもいい・私も面白くてもいいちなみに、もしも、そんな自分になったら、どう生活が変わるでしょう? 実は、その部分を心の奥で嫌がっていることが多いのです。もしかしたら、一番イヤがっていることかもしれません。だから、やめておこうと無意識でも制限していたりするのです。例えば、面白くて誰とでもすぐ打ち解け友達が多ければ、付き合いが多くなるかもしれません。自分の時間が少なくなるかもしれません。自分の時間を作ろうとすれば、誘いを断らなくてはいけないこともあるでしょう。そういった部分も引き受ける覚悟をすることが必要です。許可を出して、それによる変化への覚悟ができたら、もうそういう人として生きていってくださいね。そういう人になろうと努力しないことがコツです。なぜなら、「なろうとする」のは、その前提が、今そうでないからなのです。「もうそうなんだ」と思って、抵抗があるなら「そうなりつつある自分」として過ごしてみてほしいのです。そして、もうひとつの方法は、今度、羨ましい人を見かけたら、未来の自分の姿として見てみること。何のために自分がそれを見せられているのか。神様は案外丁寧なのかもしれません。「次にそうなるよ、勉強しておいてね」と見せてくれているのです。だから、「そうか、私もああなるんだな~」と妄想して楽しんでみることです。私も、これらの方法で、自分には「ない」と思っていたものが自分の中にもあることに気づいたり、うらやましいなと思っていたことが自分にも起きたりしました。タイムラグがある場合もありますが、ぜひ、この2つの方法を、根気よく試してみくださいね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年01月14日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「恋愛と仕事の両立はできるのでしょうか」という、かじのさん(28歳 公務員)のお悩みに心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんがアドバ イスしてくれました。■かじのさん(28歳 公務員)のお悩み仕事と恋愛の両立はできるのでしょうか。私には夢があります。独立して会社を持つことです。けれど、それがうまくいってしまったら、女性の幸せを逃しそうで怖いです。結婚や出産もしたいし、夢も叶えたいです。どうしたらいいでしょうか。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりかじのさん、こんにちは。「夢がある」とはっきり言えること、とっても素敵です。その上で結婚も出産もしたい。女性にとって、仕事とプライベートの両立は永遠のテーマですよね。そんなかじのさんの「ステキ」を更に解き放つこんな言葉をプレゼントします。次の言葉を、良かったら口に出して言ってみてください。「私の仕事が上手く行くと、女として更に充実しちゃうかも!」…言ってみて、どんな思いが浮かびましたか? 「そうかも!?」とテンションが上がる感覚があるようあれば、この言葉をしばらくお守りにしてみてください。反対に、「そうは言っても…」と少しモヤッとした場合、どのような言葉が浮かんできましたか? 例えば心の中に「そうなれば嬉しいけれど、そんなに簡単に行かない」と感じている部分はありませんか? ・仕事を楽しむと恋愛がうまくいかない・仕事と恋愛どちらかを選ばなければならない・どちらもうまく行かせることは無理そう心の中で自分が勝手に「決めて」いる部分はありませんか? 実はこれ、自分に暗示をかけている状況と同じなのです。あなたは誰かを見て、誰かの話を聞いて、こう思うような状況を見て、そう思ってきただけなのかもしれません。実は私もそう思ってきました。女性にとって仕事とプライベートの両立はとても難しい。何かを犠牲にしないと成立しない、と。ところが今は仕事もプライベートも充実させ、若くして結婚し、優しい旦那様との間に子供を授かりつつ、実業家として活躍している女性が私の周りにはたくさんいます。両立させるには、大変なことも実際あります。それでも彼女たちは何より自分のやりたいことを思いきりやりながら、家族に囲まれている今を心から楽しんでいます。これからは、思い込みや不安を増長させるようなケースではなく、あなたがまさに描いている理想の人生を歩んでいる人たちを、その目でたくさん見て話を聞いてみてください。有名人であればネットや本で読んで下さい。その上で「でも私はあんな風にはできない」「あの人たちは特別なんだ」と思うのであれば、元々ある不安を握っていたいのかもしれません。しかし今のかじのさんは、まさに新しい価値観を自分にインストールしようとされているのだと思いました。自分の古い思い込みとは真逆を生きている輝く女性にたくさん影響され、自分の世界をたくさん広げてみてください。その活動の中に運命の人へと繋がる赤い糸が紛れ込んでいたら、尚楽しいですね。夢が叶いますように、心から応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年12月31日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「変な人が寄ってきたり、対人関係に疲れる」という、みひ丸さん(29歳 会社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師の小林威之さんがアドバイスしてくれました。■みひ丸さん(29歳 会社員)のお悩みおとなしそうに見られるのか、変な人が寄ってきます。 ガラガラに空いた電車でピタッとくっついてくる男性や、駅のホームで歩いていると思い切りぶつかってくる人に出会います。知らない相手から「傷付けても良い相手」と思われていると思うと悲しくなります。 また、知り合い同士でも、知らない間に敵対視されたり、信頼していた相手から体の関係を求められたり、何気なく生きるだけでも疲れてしまいます。 どう生きれば、他人に上手く対応していけるのか教えて頂けると幸いです。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより信頼していた人から裏切られたり、友達や同僚と気持ちが通じず悲しい思いをしたり、見ず知らずの人からぞんざいに扱われたり。なんだか、世の中の人全員が敵に見えてくるような感じではないでしょうか。周りが敵に見えてくると負けないようについ身構えてしまう、肩に力が入いる、攻撃されないように相手の行動を監視する、考えを読もうとすると、身も頭も心も疲れ果ててしまいます。そんなときは、お風呂や布団の中など一人になれる場所で、「怖かったね」「よくがんばったね」、「大丈夫だよ」、「怖がらなくていいよ」、「きっと誰か助けてくれるよ」など自分自身を癒したり応援したりする言葉をかけてあげてください。これらの言葉をかけてあげることで、みひ丸さんが「傷つけられる」、「攻撃されている」といつも感じている心を、まずはリラックスさせてあげてください。心のストレッチになると思います。そして心を緩めたあと次の言葉を呟いてみてください。「ばかにされてもいい」、「仲間はずれにされてもいい」、「ひとりぼっちになってもいい」、「私の言葉で相手を傷つけてもいい」、「仕事ができなくてもいい」。もしかしたら、言葉にすると抵抗があるかもしれません。私たちは生きていく上で多くの「決め事」や「ルール」を持っています。以下のように自分が周りの人に認めてもらえるための「ルール」を一生懸命守っています。つまり「いい人」になるように頑張っている状態です。・自己主張は控えるべき・わがままを言ってはいけない・人の話はちゃんと聞くべき・協調性がないといけない・我慢するべき周りの人から受け入れられること、好かれること、評価されることは大切ですが、あまりにその思いがあまりに強くなりすぎるとイライラしてストレスが溜まってしまいます。それは、みひ丸さんの頭の中にある決め事の「~するべき」や「~してはいけない」が強すぎて、みひ丸さん自身を縛っている状態になります。その状態から抜け出すためには、「いい人」をやめてみるのをオススメします。「わがままになってもいい」、「空気を読まなくてもいい」、「断ってもいい」これらの言葉を口に出し、実際に行動に移してみて、みひ丸さん自身の気持ちを優先するところから始めてみてはいかがでしょうか。みひ丸さんが自分の感情を大切にして自分自身と仲直りすることで、他人ともうまく付き合えるようになると思っています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年12月24日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「大好きな人を亡くし、希望が持てません」という、はるさん(34歳 会社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんがアドバ イスしてくれました。■はるさん(34歳 会社員)のお悩み大好きな祖母が、3週間前に亡くなりました。両親共働きだったので、小さい頃から祖父母に育てられ、ずっと同居していました。大好きな祖父が3年前に亡くなり、祖母まで居なくなってしまいました。私が心から大好きな人も、私を心から愛してくれる人も居なくなってしまいました。 現在二年半付き合っている人がいますが、奥さんと別居中です。離婚がすぐ出来なかったので、昨年彼の子供を中絶してしまいました。私の花嫁姿や曾孫を見たいと願っていた祖父母の願いも叶えられず、情けなく、私に残っているものは何もないです。祖父母も子供も居るところに行きたいです。既婚者を好きになってしまった自分のせいで彼を、親にも祖父母にも紹介できず、誰も安心させてあげることができませんでした。祖母がいない今、生きる希望が持てません。どうしたら、前向きになれるのでしょうか? 子供の事も自業自得ですが、辛いことばかりで生きていて楽しいことがありません。願うのは、もう一度祖母に会いたいことだけです。■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより大切な人を亡くしてまだ3週間。悲しさから抜けられなくて当然だと思います。私も5年前に母を亡くしました。母が亡くなった当初は「死んでしまった」という事実が受け止められず、夜中に何度も目が覚めて、毎日のように泣いていました。悲しいのは私だけじゃない、家族みんなつらくてたまらないのだ。泣いていると気づかれてはいけない。そのような思いで、声を押し殺して泣いていました。3ヶ月くらい経ち、「こんなにも、お母さんと話さなかったことなんか今までなかったな」と思いました。1年が過ぎたころようやくお母さんが、夢の中に現れてくれるようになりました。「お母さん」と呼びかけても、どこからも返事が返ってこない悲しさは、言葉にできないものです。いつも家で待っていてくれる、あの存在はいない。自分を守っていてくれた大きな存在がいなくなってぽっかり穴が空いたようです。今、これを書いていて、まだ泣ける自分にちょっと驚いています。心のよりどころだった、大切な存在を失うことというのは、身をえぐられるような辛さがあると思います。大切な人を亡くしたはるさんだから分かると思います。人一人の存在が亡くなるということは、誰かに大きな影響を与えるということを。はるさんが、おじいさま、おばあさま、そしてお子さまのいる所に行きたいと望みつつもそうしないのは、人が一人消えることの影響を誰よりも良く知っているからだと思います。今は、辛さに耐えて「自分が生きる」ということだけに力を注いでください。なにもできなくてもいいです。前向きにならなくてもいいです。息をひそめてふとんにくるまっていてもいいです。ただじっと、自分の命を繋いでください。今は吹雪が吹き荒れる冬の時期なのです。土の中で芽生えを待つタネのようにじっと冬を耐え忍んでください。やがて、放っておいても春が来ます。春は必ずやってきます。すると、はるさんが無理してがんばらなくても勝手に芽が生えるのです。土から顔を出すのです。今はじっと悲しみにひたっていてください。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年12月17日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。 今回は、「我慢したり愚痴ったりばかり…うまく心の関係が築けません」という、かずしさん(33歳 保健師)のお悩みに心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんがアドバ イスしてくれました。■かずしさん(33歳 保健師)のお悩み過去にお付き合いしてきたパターンとして、ふられるのが怖いために思ったことをストレートに言えない、というのがありました。不満を言ったり怒ったりしようとするけど、それで相手が逆に怒ったりしてしまうとすぐに自分の意見を撤回してみたり。こういう関係性は嫌だなーと思っていたこともあり、今までと違うタイプの方と付き合い始めてみました。すると今までならあり得ないほど、思ったことを何でも言えるようになったのですが…彼が言い返さないのをいいことに逆に失礼なことまで言い過ぎているような気がします。しょっちゅうダメ出ししています。これはこれで、立場が逆転しただけで関係性としては同じで不健康だなと思うのですが、どうしていつもこうなってしまうのか悩んでいます。依存心が隠れてそうだなと思ったり、自分の我慢が映し出されてるのかなと思ったりしますが、まだ解決策が見つかりません。と、いうか行動に移せずにいます。■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんよりふられるのが怖いために、言いたいことがストレートに言えなかった以前の彼達と、言いたいことは何でも、失礼なことまで言えてしまう今の彼と。自分がどうしてそういう態度になってしまうのか不思議ですよね。そんな関係ですと、なかなか心からのコミュニケーションはとれませんね。まず、相手が怒ったりしてしまうと自分の意見を撤回してしまうのは何故でしょう。かずしさんは、怒っている人を見るのが嫌という気持ちがありますか。人と揉めるのが嫌という気持ちがありますか。もしそうだとしたら、過去に「よく怒っていた人」を思い出してみてください。その人が怒るたびに、どんな気持ちがしていましたか。もしかして自分が悪いと責めていなかったでしょうか。それはたぶん勘違いです。相手は相手の事情で怒っていたかもしれません。そして、怒っている人は何かを怖がっている人でもあります。怖い何かから自分を守るために「怒る」という表現をしている可能性があります。怒り出した彼を見たら心の中で「怖くないよ~」とつぶやいてみて下さいね。聞こえないようにね。そして、彼に怒る権利をあげて下さい。不機嫌になる権利をあげて下さいね。かずしさんは自分の意見を撤回せず、黙っているだけでもいいかもしれません。二人の意見を無理に合わせようとしなくてもいいかもしれません。意見が違う彼のことを「そうなんだ」と黙って見てみてくださいね。人と自分は異なる感情を持ち、違う意見を持っています。全く同じ感情と気持ちを共有している状況のほうが珍しいかもしれません。いや、そんな状況はないのかもしれません。だからこそ、自分の思いを相手に伝えてコミュニケーションをとることが大事なのですね。また「自分の我慢が映し出されているのかな」と書いていらっしゃいますが、かずしさんは何を我慢していると感じていますか。普段から言いたいことを我慢してしまう癖がありますか。言いたいことが言えないのは「どうせ言ってもわかってもらえない」や「どうぜ私の意見はたいしたことがない」や「どうせ本当のことを言ったら人を傷つけてしまう」などの思いが隠れている場合があります。その無意識の「どうせ」を思いきりひっくり返してみましょう。「どうせ私の話はわかってもらえる」「どうせ私の意見をみんなが聞きたがる」「どうせ本当のことを言うとみんなが喜ぶ」とこんな感じです。日頃からブツブツつぶやいてみてくださいね。怪しさ満載ですが楽しいですよ。そして「自分の本音を言おう」と思ったときに思い出してください。「本音は人を傷つけない」し「怒らせない」のです。そう、本音は「ぶつけるもの」ではなく「伝えるもの」です。相手への不満を伝えるときは、相手の行動を指摘するのではなくて「そのことで自分はどう感じたのか、そしてどのようにしてくれたらうれしいのか」を伝えてください。「感情を伝える」ことと「感情的になること」は別ですから、一呼吸おいて落ち着いてね。自分の意見をストレートに言える相手と、言えない相手がいて、しかも場合によって失礼なことまで言えてしまうということについてですが、なんでも言えてしまう相手に対しては「どんな自分を出しても受け止めてもらえる」という安心感を持っていないでしょうか。何を言っても嫌われない、もしくは嫌われてもいいという気持ちでお話していないでしょうか。人は「この人になら受け止めてもらえる」と感じると、自分の素を出すことができます。そして人は「素の自分」を出したときに本来の輝きを出せると思います。「素の自分」とは、自分が「ダメ」と思っている部分も含めてのありのままの自分です。「ダメだと思っている部分」を隠したままお付き合いすると、それがばれないように隠そうとして、その結果長所まで消してしまうことがあります。もしかして、今の彼には「自分のダメな部分」もさらけ出していないでしょうか。だからこそ、何でも言えてしまうのかもしれません。さらに、彼に失礼なことを言ってしまう時、実は自分のダメで隠したいと思っているところを指摘している可能性があります。彼を通して自分の「素の姿」を見ていることもあります。かずしさんが自分の欠点だと思っている部分を許せるようになると、今の彼に対しての失礼な発言は無くなるのではないでしょうか。人には必ず長所と短所がありますよね。それを鏡のように見せてくれるのが恋愛のお相手です。自分のダメな部分を見せていると逆に愛される。怖いかもしれませんが事実です。気まずくなることや揉めることを怖がらずに、自分のダメな部分を出して許していきましょうね。陰ながら応援しています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年12月10日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「緊張しだしたら手、足の汗が止まらない」という、なべおさん(37歳)のお悩みに心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんがアドバイスしてくれました。■なべおさん(37歳)のお悩み緊張しだしたら手、足の汗が止まりません。長年の悩みです。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりなべおさん、こんにちは。長年の悩みをお寄せいただきありがとうございます。「緊張」については、多くの方が多かれ少なかれ困った体験があることと思います。特に、なべおさんの場合は「緊張する→交感神経が高まり手足に汗をかく→どうしよう! と焦る→緊張している自分を意識する→さらに、交感神経が優位になる→さらに手足に汗をかく」の悪循環になっているように思います。そして、さらに、緊張しそうな場面が近づくと「また緊張するとまずい(いけない)、手足に汗をかいたらまずい(いけない)」の思いから、ますます緊張感が高まるのではないでしょうか。まず、私たちが緊張する要因は、単純に言うと「うまくやろう」「失敗しないようにしよう」とするからです。つまり「自分をよく見せよう」「ダメな自分を隠そう」とする気持ちからです。なべおさんは、どんな時に緊張しますか。その時、誰にどんな風によく見てもらいたいと思っているでしょうか。逆に・どう思われたらイヤだと思っているか・どんなことが起こったらイヤだと思っているか(不安ですか)・緊張していること、手足に汗をかくことがバレたらどんな奴だと思われそうか書き出してみましょう。次に、その思いを捨てることです。捨てるとは、書き出したことに対し「そんな風に思われてもいい」、「そんなことが起こってもいい」とつぶやくこと。そして、その覚悟を決めること。(実は、恐れていることは妄想なので、そうならないことがほとんどです)例えば「かっこ悪いと思われてもいい」「ダメな奴だと思われてもいい」「途中で帰られてもいい」「シーンとなってもいい」など。そう、これがあなたの緊張しないための魔法の言葉です。そして、「ありのままの自分を見てもらうのでいいや。これが今の自分だ。今の実力だ」と腹を決めること。緊張状態でも発揮できる力が実力です。もしも、ここで「ありのままの自分を見てもらうなんて、ダメだろう」と思われるのだとしたら、「どこをダメだと思っているのか」書き出してみましょう。そして、先ほどの要領で「そんな自分がバレてもいい(というかもうバレてるし)」とつぶやいてみましょう。これが2つ目の魔法の言葉。実は、その自分を出してもいいのです。出した方が魅力的ですべてうまくいくのですよ。また、「緊張するとまずい(いけない)。手足に汗かくとまずい(いけない)」と禁止したり、それを隠すべき恥ずかしいこととして扱うと緊張感が高まります。誰しも緊張する場面はあります。緊張してもいいのです。(ちなみに、私は「緊張している=ワクワクしている」と思っています)いい緊張感は大切です。そして、手足に汗をかいても、しようとしている本筋に支障はないのではないでしょうか。「緊張してもいい」「手足に汗をかいてもいい」これが3つめの魔法の言葉です。その上で、緊張してしまったら、どうしても気になるようであれば、ハンカチを持つなどの対処も大切ですが、隠さず、それを発表しましょう。「緊張しています」「手足にも、こんなに汗をかいています」言ってしまうことで、堂々と緊張できますし、汗もかけます。それは、相手の緊張をほぐすことにも繋がるので、場の空気が柔らかくなりますよ。隠す必要もなくなるので、落ち着いていく自分にも気づくでしょう。だから、緊張しても大丈夫なのです。どんな自分も隠そうとしないことがキーポイントです。緊張している自分さえも「わぁ~、私ったら緊張している」、「こんなにワクワクしているんだ」、「目の前の人、今からしようとしていることを、こんなに大事に思っているんだ」と楽しめるようになるといいですね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年12月03日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。 今回は、「心からやりたい仕事を探している」という、しげゆいさん(35歳 パート)のお悩みに心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんがアドバイスしてくれました。■しげゆいさん(35歳 パート)のお悩み私はずっと「心からやりたいと思える仕事」を探しています。今、なんとなくパートをしていますが、それは時給が良いからという理由です。やりがいや楽しさが見いだせないでいます。自分自身が働いていて、苦しささえも楽しさに変えられるくらいのやりがいを見つけるには、これから心持をどうもてばよいのかアドバイス、いただけたらうれしいです。■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんよりしげゆいさん、こんにちは。“やりがいや、楽しさが見いだせないでいます”。そうそう…そういえば私もしげゆいさんの年齢の頃、確かそうでした。仕事は1日の大半を過ごすので、やりがいや、楽しさが見いだせないとなんだかつまんないですもんね。「時給が良いから」、「休みが多いから」、「親が安心するから」、「就業時間が都合良いから」、「安定しているから」などを基準に選んでしまうといつしか自分の心がどこか冷めてしまい、情熱や達成感だったり充実感だったりの感激や感動することが難しくなってしまいますよね。以前の私も、そんな風に仕事をしていたのですが、40歳を過ぎて、やっと今の仕事に出逢うことができ、いろんな方々のお力をお借りして助けてもらいながら今は情熱的で暑苦しい私(笑)で働くことができています。以前の私はというと、子育ても介護も一段落してなんだか燃え尽きてしまったように、これといった夢もなくボーっと生きていたのですが、シングルマザーとして子供たちの大学生活費の仕送りという現実に毎月追いかけられていながらも、自分のエンジンの掛け方も忘れてしまったように無気力にあきらめ、上手に生き続けていた私がいました。「たいへんそうなのはイヤだな」、「面倒くさそうだな」、「しんどそうなのも嫌」と、いつもそうやってあきらめる理由を上手に探して逃げていました。そんな頃、うちの心屋仁之助塾長が40歳過ぎたら死んでも天職に出逢えない。それでも天職をみつけたいのなら、自分には「できるはずがない」と自分があきらめてきたことに隠れていると。「食わず嫌いなこと」や「私にはできない」そんなことの中に隠れていると定期勉強会で話してくれたのです。天職って、うらやましいですよね。三度の飯よりも寝るよりも好きなことが仕事になったら、私も人生で1度くらい天職が見つかるといいなとその時思いました。しげゆいさんは、あきらめてきたことがありますか? 私は、お恥ずかしいのですがあきらめてきたことだらけなのです。実は、その自分のあきらめてきたことのもうひとつ奥に隠れているのが「恥をかくこと」、「うまくいかないこと」、「嫌われること」、「笑われること」、「失敗すること」、「後ろ指をさされること」、「怒られること」、「悲しませること」などの『怖さ』なのですが、自分を守るためや自分の親や兄弟姉妹を守るために、それらの怖さを気づかぬまま避けていたりします。「恥をかいてもいい」、「うまくいかなくてもいい」、「嫌われてもいい」、「笑われてもいい」、「失敗してもいい」、「後ろ指さされてもいい」、「怒られてもいい」、「悲しませてもいい」という言葉で緩めて、自分に許可を出してあげてみてはいかがでしょうか?そして、心からやりたい仕事を見つけたい人には、「1、夢中になれることを探すこと」、「2、夢中になれることを続けること」、「3、あきらめてきたことをやってみること」、「4、挑戦してみること」をぜひぜひやってみてくださいね。しげゆいさんの心が動く「心からやりたいと思える仕事」にしげゆいさんが見つけ出逢われますこと私もとっても楽しみにしています。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年11月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助塾」。今回は、「告白をして友達との関係が気まずくなってしまうのが怖い」という、トモさん(23歳 大学生)のお悩みのお悩みに心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんがアドバイスしてくれました。■トモさん(23歳 大学生)のお悩み今、好きな人がいるんですが、その人とは友達で告白して関係が気まずくなってしまうのが怖くて言えません。どうしたらいいですか? ■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりトモさんこんにちは。これまで仲間の一人として接してきた男友達だけど、ふと気づかなかった面を知るほど、もっと彼の事を知りたい、特別な時間を一緒に過ごしたいと思ってしまうものですよね。お友達を好きになるというのは素敵なことだと思います。そしてご相談から、トモさんはその気持ちに勇気を出して「伝えたい」んだなと感じました。実は私も、男性を好きになるときはだいたい相手が友達関係の人でした。そしてほとんどの場合、好きになった人には自分から気持ちを伝えてきました。お付き合いしたいという前に、相手を好きだということをただ伝えたかったんですね。そしてもちろん、特別な関係になりたくて告白したこともありますが、いま改めて思い返すとそういうときに限っておかしなことが起きていたように思います。それは何かというと、相手の反応を期待しすぎると大体うまく伝えられず、「失敗したな」と思ってしまうパターンがあるということ。思い入れが強いと「この人と絶対付き合いたい!」と言わんばかりに目からビームが出るのか、いつの間にか重たい女になってしまうようです。それは「失敗したくない!」と後先を考えすぎたことにあると思います。失敗したくないからこそ、彼をゲットすることに執着しすぎてしまうのです。人の感情は普通にしていても相手や周囲に伝わるものだと私は思っています。好意的な気持ちならいいですが、例えば怒っているとき、その感情を隠そうとしてもお腹の中から黒いオーラとなって周りが勝手にキャッチします。執着もしかり。あなたの大切な気持ちが重たい執着として彼に伝わってしまったら本意ではないですよね。だからまず「どうやって告白するか?」ということは一旦横に置き、まずは彼の事が好きな気持ちをトモさん自身が思いっきり楽しんでみてはいかがですか? 彼を好きな気持ちがバレてもいい、それによって関係がこじれてもいい、と腹をくくって「彼といると心がホクホクする」、「何だか嬉しい」とたくさん笑ってください。女性の笑顔は周りを幸せにしますよ。相手にも「トモさんといるとなぜか楽しい」という雰囲気が伝染していくでしょうね。するときっと、ベストなタイミングで「今伝えよう!」という時がやって来るかもしれません。もしくは、もっと素敵なことがやってくるかもしれませんよね。恋愛ほどタイミングが難しいものはないと感じます。だからこそ告白の時期はあえて決めない。相手の反応は期待せず、自分の感覚を信じて彼を好きな気持ちを楽しんでくださいね。素敵な恋愛を! 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年11月19日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「お金や過去のことに執着し、いつまでたっても前に進めない」という、yappiさん(39歳)のお悩みに心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんがアドバイスしてくれました。■yappiさん(27歳 会社員)のお悩みお金や過去のことに執着し、いつまでたっても前に進めない。■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより何か新しいことをやってみたい。挑戦してみたい。そんな時に、人はいろいろなことを思います。「やりたいけど、失敗したくない」、「やりたいけど、損したくない」、「やったことがないから怖くて試せない」と。そして、だんだん頭の中で考えすぎて、損得思考になってしまいがちです。「やったほうがいいのかも」、「やらないほうがいいのかも」、「やったほうが自分のためになるのかも」、「やったところで何にもならないのかも」そんなふうに思考が行き詰まってくると、ますます前にも後ろにも進めなくなってしまいます。そんな時は、大きく深呼吸して自分自身にこう訊ねてみてください。「どっちがいいとか、悪いとかではなくて、どっちをやりたい? 私はなにをしたい?」そう問いかけて、出てきた答えをやるのが一番です。それでもやっぱり自分の中で不安が湧いてくると思います。「過去の経験上、うまくいったことがないから、次もうまくいかないに違いない」、「やってうまくいかなかったら、挑戦するのにかかった費用がもったいない」、「やってみて何も得られなかったら? なんのためにそれをするのか自分でもよくわからない」あなたの「過去の経験上」うまくいかなかったのは何回ですか?多くても3回くらいではないでしょうか? それを成功するまでやってみたらいいのです。失敗してもいい。かっこわるくてもいい。みじめでもいい。それでもやりたい。その気持ちを持ってやり続けてみてください。もし失敗してしまったら、その挑戦にかかった費用や時間は損することになるのかもしれません。人はやっぱり損したくないので、お金がかかることに対して躊躇してしまいます。しかしそれでは、あなたが稼いだお金はどこに使うのでしょう? 一生懸命働いて稼いだお金を自分の好きなことなんかに投資して、それが「無駄遣い」つまり「やってみたものの失敗すること」になるのが怖いのですよね。でも、死ぬ時にあの世へお金は持って行けません。働いて稼いだお金は「あなたの人生を彩るために」、「いろいろな体験をするために」、「失敗して自分の糧を増やすために」使うのがいいのではないかと思います。何度も失敗して、かっこわるいみじめな自分をさらしてやるんだ。と心に決めてみてください。失敗して自分の糧を増やすためにお金を損してやるんだ。と思ってみてください。そうすることでお金や過去に縛られることなく、新しい世界に一歩を踏み出すことができると思います。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年11月05日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助塾」。 今回は、「35歳になっても恋ができない」という、九曜さん(35歳 会社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんがアドバイスしてくれました。■九曜さん(35歳 会社員)のお悩みこの歳になっても恋愛できません。一人でいるのは寂しいし、結婚もしたいし、子どもも欲しいです。誰のことも特別に思えなくて気持ちばかり焦っています。■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんより九曜さん、こんにちは。35歳という年齢を気にされているようですね。もしかしたら、周りにいらっしゃる方達がすでにご結婚されているのかもしれませんね。私も30歳で離婚した時は、もう人生は終わったような気がしてしまい不安に感じたものです。けれど49歳という年齢の今、まだ恋もできるし結婚もできると思えますし、周りにそういう方達もいらっしゃいます。30代はまだまだ若くこれからです。恋愛にも結婚にもそれぞれの「時期」がありますから、まずは「この歳になっても」という考えを横においてみたらいかがでしょうか。年齢を重ねることは人生経験を積むことであり、その分魅力も増えているはずです。焦らなくても大丈夫。そして、九曜さんは恋愛できない自分をどのように感じていらっしゃいますか。恋愛できない自分はダメ。特別に思える人に出会えない自分はダメとバツをつけていらっしゃらないでしょうか。「私なんて」と思っていらっしゃらないでしょうか。恋愛はある日突然落ちるもの。その日は誰にもわかりません。ですから、いつ恋に落ちてもいいように「特別な自分」を磨き続けて準備しておきましょう。それは、美味しい食べ物を食べることでもいいですし、今まで着てみたいと思いながら買わなかった洋服を着たり、思いきって髪型やメイクを変えてみるなど、まずは自分に手間と時間とお金を使ってみることです。旅行に出かけてもいいし、お部屋をとことん片づけるのもいいかもしれません。自分を「特別な人」として大切にしてみる。自分史上最高の自分を日々見つけにいくのです。それは同時に「ダメな自分」を許すことでもあり、一人ぼっちで寂しい自分を十分に感じることでもあります。そんな自分を「それでもいい、人に知られてもいい」と優しく認めることでもあります。不思議なもので人は、その人が短所と思っているところを愛してくれたりします。「特別に思える誰か」を探すのではなく、その方に「特別な自分」を探してもらいませんか。自分はいつでも恋に落ちる準備ができているし、結婚も子供もいつでもOKよ、と心から思えた時、ふと隣を見たらそこにその方はいるかもしれません。陰ながら応援しております。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年10月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助塾」。 今回は、「両親の離婚した日が、自分の誕生日だったことがショックだった」という、Emiさん(27歳 会社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんがアドバイスしてくれました。■Emiさん(27歳 会社員)のお悩み私の親についての悩みです。私の両親は離婚をしています。原因は単身赴任していた父に愛人が居る事が探偵へ調査して判明したからです。母や姉や兄、私を裏切った父には会うことを禁じられている事もあり、会っておりません。そして、その離婚した日は私の17歳の誕生日を迎えたでした。母の辛い気持ちは近くにいる私たちが一番分かります。ただ27歳になった今も私の誕生日に離婚した事が正直ショックで母へ気持ちをぶつける事も出来ず、父に裏切られたショックと、誕生日に離婚されたショックが忘れられず、いまだに引きずっています。私が気にしすぎなのか…どうしたら良いかわかりません、良いアドバイスがありましたらお願いします。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりEmiさん、ご両親の離婚…辛かったですね。しかも、せっかくのお誕生日に…。その気持ちをひとりで握りしめてきたこの10年は、さぞ苦しかったことと思います。ついつい引きずってしまうイヤな思い出の中には、飲み込んだ思いや学びが詰まっていますよ。Emiさんの場合は、お母様への思いやりから、敢えて飲み込んできたと言った方がぴったりかもしれませんね。でも、その飲み込んだままの思いがずっと胸にあるから、それが、ひとつの「親へのワダカマリ」となってしまっているのです。そう、そのワダカマリを解くには、本当の気持ちをそっと打ち明けることです。まずは、自分にそっと、つぶやいて打ち明けてみましょう。ちなみに、お母様へぶつけたい気持ちは何でしたか? 「なんで、よりにもよって私の誕生日に離婚したのよ!」、「私のこと、考えてくれなかったの?! 私のことはどうでもよかったの?!」、そんな怒りや責めたい気持ちだったかもしれません。でも、実は、そんな思いの奥には、傷ついた柔らかい心がピトっと隠れています。更に深く、本当の気持ちを、じっくりと感じてみましょう。私が想像するに「お父さん、お母さんが離婚するなんて悲しい」、「お母さんも悲しいかもしれないけど、私も悲しいよ」、「私の誕生日、大事にしてほしかった」、そのようなことではないでしょうか。(他にもあったら付け足してくださいね)そして、もっと言えば、それはその時だけでなく、小さな頃からの心の叫びだったかもしれません。「お父さん、お母さん、仲良くして。家族だよ。」「私のこと、もっと大事にして(ほしい)」まずは、ひとりで呟いてみてください。自分の本当の気持ちに、まず自分で気づいて感じてほしいのです。もしかしたら、一番辛いのはお母さんだから、私はそんなこと思っちゃいけないと禁じてきたかもしれません。それが終わったら、お母様にも打ち明けられるといいですね。「あのとき、こんな風に思っていた」お母さんの反応はどのようになるかわかりませんが、伝えられた自分を褒めてあげてくださいね。ところで、Emiさん、もしかして、お母様をかわいそうだと思っていませんか。お母様は辛い思いはしたかもしれませんが、かわいそうな人ではありませんよ。もしも、Emiさんにお母様がかわいそうに見えているのだとしたら、それは、Emiさんのその思いがかわいそうに見せているだけです。お母様は、Emiさんが何かをしてあげないと幸せになれない人でもありませんし、弱い人でもありません。もう、あの時の話をしても大丈夫です。実は、ずっと前から大丈夫でした。(私も、ずっと母をかわいそうな人だと思ってきましたが、その誤解が解けてから世界が変わりました。心屋塾では「妖怪かわいそう」と名付けています。もしも、かわいそうと思っているなら、 こちら を参考にしてください。この機会に、自分の心とお母様にしっかり向き合ってみてください。ワダカマリが解けることを祈っています。そして、いつかお父様ともお話できる機会があるといいですね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年10月22日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助塾」。 今回は、「結婚を控えているけど、家族が心配…」という、ゆいさん(27歳 福祉)のお悩みに心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんがアドバイスしてくれました。■ゆい(27歳 福祉)のお悩みもうすぐ結婚を控えています。しかし、私の家族が心配という理由から、なかなか気持ち的に踏み切れずにいます。5年前に父が他界し、母と姉と妹がおり、姉は結婚し地方にいます。父が他界してからは私が実家にお金を入れ、なんとか生活している状況です。母はパート、妹は23歳ですが、今まで働いたことがなく家で家事をしています。働いてもらいたい気持ちはありますが、妹が外に出るのが怖いと言う気持ちがあるようでそれを理解し、強くは言えません。背中を押そうと何度か一緒に探そうと声もかけましたがうまく進みませんでした。結婚してもお金を入れるつもりですが、今までみたいにたくさん入れることが出来ません。私もずっと働いてきたのでそろそろパートに移行したい気持ちもあります。これからはあまり私ばかり頼りにしないでくれと言ったら母も妹も私から見捨てられた気持ちになるのではないかと思い強くも言えません。なにをどうしたらいいかわからず日々考えこんでしまいます。■心屋塾上級認定講師の心屋ジェニーさんよりゆいさん、もうすぐご結婚なのですね、おめでとうございます。私も結婚経験者ですが、結婚前って幸せなのだけれど『決めること』『決心すること』『決断すること』が、次々押し寄せて来て、気持ちが慌ただしくなってしまい、心がどこか不安になりがちですよね…。ご相談を読ませて頂いたのですが、22歳から5年間もお父様の代わりに大黒柱となって、経済的にも精神的にもご家族を支えて来られたのですね。自分の買いたい物も欲しい物もグッと我慢することもあったのではないでしょうか、本当によく頑張られましたね。そして、そんな がんばり屋さんのゆいさんをお母様も妹さんもとても頼りにされているご様子なのですね。私は早くに相手家族と同居し、結婚して子どもたちを授かって、家族のために家族のためにと、ついついひとりでがんばって来たがんばり屋さんだったのですが、私が頑張れば頑張るほど、家族が『頑張らない』『頑張れない』ということが最近になってようやくわかりました。私が頑張って、頑張って役に立って活躍すればするほど、家族の 頑張る機会・役に立つチャンス・活躍の機会・自立のチャンスを奪っていたのです。そうです、私が奪っていたのです…。なので、私が頑張ること、私が役に立とうとすることをひとつひとつやめてみました。ついついひとりで頑張ってしまう癖が付いていたので、はじめは難しかったのですが、少しずつ少しずつ家族に頼って、任せて、放っておくことにしました。そして、私は、自分の人生を楽しむようにしました。そうすると、家族は、きっと嫌な気持ちになるだろうと思っていたのですが、それはまったくの私の思い違いだったようで、信じて頼って任せていた子どもたちは、のびのびいきいきと自立して行き、自分たちの望む遠くの大学へと進学して行きました。片意地を張って頑張っていた私は、なんだか呆気にとられて肩の荷が下り、楽になりました。何をあんなに頑なにひとりで頑張っていたのかしら! と。・自分を信じてもらえる・人の役に立てる・人に頼られる・自分に任せてもらえるこれって、自分の存在を認めてもらえたようで、とても嬉しいですよね。もしかしたら、この嬉しさを知っているから、お姉さんは思いきって地方にお嫁に行かれたのかもしれないですね。ゆいさんご自身が22歳から大黒柱をやって来たのだから お母様と妹さんもきっとできる、私も大丈夫だったのだからどうせ大丈夫と、まずちょっと信じてみてくださいね。そして、自分自身のためにも新しい家族との生活のためにも、また、今まで自分が頑張ることで奪って来たかもしれないご家族の活躍の機会・自立のチャンスを奪わないためにも勇気を出して、思いきって打ち明けてみてくださいね。・今まで、お父様の代わりに頑張って来たこと・結婚すること・長く働くためにパートに移行すること・実家にお金は入れないこと・大黒柱を任せることきっとビックリするお返事がきけると思います。ゆいさん どうぞお幸せになってくださいね。【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年10月15日