東芝は4月7日、インドの送変電・配電事業の拠点である東芝電力流通システム・インド社内に、鉄道車両向け電気品などの製造拠点となる新部門を設立したと発表した。同国の鉄道分野は世界上位の需要規模を有しており、政府による貨物輸送力強化に向けた専用鉄道の建設や主要都市でのメトロ敷設計画の増加など、鉄道車両需要が急増している。また、政府が進める「メイク・イン・インディア」活動を背景に、鉄道関連品の国産化を求める動きも存在する。東芝は今後、東芝電力流通システム・インドの敷地内に電力変換装置および車両制御情報システムの製造ラインを建設し、2017年4月から製造を開始する予定。これより、現地生産によるコスト競争力の確保および部品供給やメンテナンスなどインド市場の要求に適した体制を構築することで同国での受注拡大を目指すとしている。また、将来的には中近東やアフリカ市場など周辺国の需要対応も視野に、グローバル製造拠点としての機能も見込んでいるという。
2016年04月07日プリンストンは11日、自動車のハンドルに取付けられるSiriリモコン「PIP-SRC」を発表した。発売日は18日。価格はオープンで、実売予想価格は税別3,680円。同製品は、直径40mmまでのハンドルに装着して使用できるSiriリモコン。マイクのボタンを押すことでiPhone本体に触れずSiriを呼び出せる。iPhoneとのペアリングはBluetoothによって行い、アプリによる設定などは必要ない。サイズ/重量は、W192×H20×D32mm/約22g。
2016年03月11日電机本舗は2日、Windows 10用のユーティリティソフト「Windows 10 レスキューキット Ver2.1」を公開した。無料のFree版、有料ダウンロード版(税込3,999円)、別ソフト「プチフリバスター/SSD_TURBO_BOOST用」正規ユーザーが無料で使えるPremium版を提供する。最新版における大きな特徴は、新たに「Windows Updateタイマー」機能を実装したこと。Windows 10では基本的に、Windowsアップデートのタイミングをユーザーが指定できないが、日時指定や曜日指定によるスケジュール実行を可能にする。ただし、Free版とPremium版は1カ月の試用期間となり、継続して利用するにはPro版が必要。そのほか、Windows 10で発生しやすいブルースクリーンエラーを出にくくしたり、プライバシーに関する項目の一括設定、完全シャットダウンおよびコールドブートのワンタッチ設定(スリープモードではない完全な電源オンオフ)といった機能を備える。対応OSは、Windows 10の各エディション(32bit版、64bit版)。
2016年03月03日今年で20周年目に突入する「名探偵コナン」シリーズの最新作『名探偵コナン純黒の悪夢』。4月の公開に先駆け、原作にも登場する同名紙“日売新聞”として、コナンの歴史をふり返るタブロイド紙が3月5日(土)より全国の劇場にて無料配布されることが分かった。リニューアルされた東都水族館にやってきたコナンたちは、謎の記憶喪失の女性と出会う。彼女は、左右の瞳の色が異なる“オッドアイ”の持ち主だった。瞳の特徴から、その正体が組織のNo.2=ラムかもしれないと恐れる灰原。一方、宿敵に迫るチャンスを探るコナン。時を同じくして、世界各国で黒ずくめの組織による暗殺事件が発生!やがてFBI・赤井秀一の捜査により、日本警察から各国のスパイのリスト「ノックリスト」が盗まれた事が判明。このデータが組織に渡ると、組織に潜入している公安・安室透とCIA・水無怜奈の命も危険にさらされてしまう!コナンは赤井と共に事件を追うが、また時を同じくしてジンが安室と水無を拘束。その時、傍にいたベルモットの携帯が鳴り響く。その指示を出していたのは…。「名探偵コナン」テレビアニメ&劇場版シリーズが、 今年20周年目という節目に突入する本作。劇場版最新作では、黒ずくめの組織のNo.2=ラムとの関係も囁かれるほど重要人物の声に天海祐希が抜擢され、主題歌には「B’z」が決定。さらには豪華入場者特典も発表されるなど、まさに20周年を祝福するにふさわしいラインナップとなっている。そしてこの度刊行される事が決定したタブロイド紙は、原作にも幾度か登場する“日売新聞”と題した名で、今月5日(土)より全国の劇場版コナンの上映劇場にて無料で配布される。本紙は、原作が連載を開始した1994年1月当時の週刊少年サンデーの表紙と共に、その1話が冒頭カラーで完全収録されている。また、劇場版1~20作のポスターコレクションもフル掲載されるなど、コナンの歴史をふり返るに適した作りになっているようだ。20年の歴史の中でも劇場版タブロイド紙の刊行は初めての試みとなった今回も、ファン垂涎のアイテムとなること間違いなし。『名探偵コナン純黒の悪夢』は4月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月02日サンテックパワージャパンは2月24日、単なる太陽光発電モジュールの販売のみならず、太陽光発電所の運営および保守管理サービス(O&Mサービス)など周辺ソリューションを強化していくことで、日本市場での存在感を増していくという新たな戦略を明らかにした。同社が掲げる戦略は「太陽光+α」。同社取締役社長であるガオ ジャン氏は、「ゼロエネルギー、自給自足といったこれからのライフスタイルに柔軟に対応していくことができる戦略」とし、一般家庭を対象とする「住宅向け」、公共施設などを対象とする「都市と社会向け」、そして太陽光発電所などを対象とする「産業向け」の3つのセグメントに分けて、それぞれのセグメントの顧客に向けたメッセージを打ち出すことで、ビジネス機会の創出を図っていくとする。2016年2月22日、太陽光発電の2016年度調達価格(買い取り価格)が示されたが、制度が始まった2012年度から年々引き下げられてきており、今や1kWhあたりの価格は半額程度まで下がることとなった。しかし同社では、「世界的に見て、買い取り価格はまだ高いレートであり、事業としての実現性はまだまだ高い。モジュールの受注状況も2015年を上回る勢い」(サンテックパワージャパン 取締役 最高執行責任者の山時義孝氏)と価格も想定の範囲内であるとしており、工事価格などを抑制していくことが今後のポイントになるとの見方を示す。とはいえ、単にモジュールだけを販売していても、やがて市場が飽和することは避けられない。そこで同社が進めようとしているのが、先述の「太陽光+α」の戦略となる。例えば一般家庭向けとしては、一般的な屋根の上に設置するタイプだけでなく、工務店の教育とセットの屋根一体型建材モジュールの提供による、メンテナンスの軽減と住宅としての見栄えの向上などを提案しているほか、公共施設などに向けては、価格と性能のバランスを重視したパワーコンディショナ(パワコン)の提供や、開発中の軽量型太陽光発電モジュールの2016年度中の投入などを計画している。さらに同社がもっとも注力している姿勢を見せるのが産業向け分野だ。「事業者の課題は、システムの不具合による売電ロス。そこをオンサイトで監視し、現場での調査のほか、国内の検査サイトでの調査などを行うことで、不具合の抑制を実現していく」(山時氏)という付加価値を実現するのが、同社自身が提供する長期運用の実現をうたったO&Mサービスであり、4月1日からは同社の親会社であるSFCE(順風インターナショナルクリーンエナジー)の傘下企業の1つである独Meteocontrol製の遠隔監視システムの提供を開始することで、サービス内容の強化を図る。この遠隔監視システムは、複数のパワコンに接続され、それぞれの状況を監視する「blue’Log Xシリーズ」と、それらの情報をネットワークを介しサーバに集約し、クラウド上で、状況の把握を可能とするクラウド型監視分析アプリ「バーチャル管制室 VCOM」で構成される。これらを活用すると、発電所全体の発電状況のみならず、発電所内のどこのモジュールで障害が発生しているのか、といった不具合を遠隔地で特定するといった詳細なデータを取得することが可能となり、それによりダウンタイムの削減が可能となり、結果として売電ロスの抑制を実現できるようになるという。すでに全世界で10.7GWの太陽光発電システムの監視に用いられているとのことで、実績も十分だという。「積極的に不具合の検出を行っていくことで、従来の点検では検出できていなかった不具合をモジュール1枚単位で見つけ、売電ロスを防ぐことが我々の武器となる。また、モジュールベンダとしてのノウハウを活用することで、他社のモジュール含めて、国内での実際の不具合検査も可能であり、そうした部分も大きな付加価値になる」(山時氏)とのことで、ソリューションとしての提案を他社に先駆けて行っていけることを、自社の強みとして販売につなげていきたいとする。なお、同社の日本市場での成長率は、2015年度の売上高が前年度比で15%増、発電システムの出力としても同14%増となっているとのことだが、遠隔監視システムの販売により、高い成長率を維持したいとのことで、同システムの販売や導入コンサルティングサービス、監視サービスなどのビジネスで年間10億円の売り上げを目指すとしている。
2016年02月25日セメダインは1月6日、布に簡便に導電性を付与できる導電性ペースト「セメダインSX-ECA」を用いた「着るセメダイン」を製作し、1月13日~15日に開催される第2回 ウェアラブルEXPOに出品すると発表した。「セメダインSX-ECA」はシリコーンゴム、布、紙、各種フィルムなどさまざまな素材への接着性に優れる導電性ペーストで、ディスペンス、印刷などで簡便に回路形成、部品接続が可能となる。湿気で硬化するため室温程度の環境温度下でも十分な導電性が発現し、硬化後も柔軟性を維持し各種素材の変形に追従する。「着るセメダイン」は「セメダインSX-ECA」の特性を活かし、テキスタイルに直接回路を形成し、直接LEDチップを多数実装したもの。「よりコンパクトに、より自然に、より高い耐久性を」というウェアラブルデバイスの課題を解決し、進化させるためのプロトタイプとして同社が服飾デザイナーらと共に製作した。同社は今後も「セメダインSX-ECA」の特性を活かした各素材への回路形成方法や接続方法のさらなるノウハウの蓄積を進め、同技術を応用した、医療・介護、スポーツ、ヘルスケアなどの分野におけるウェアラブルデバイスへの展開を図る予定だとしている。
2016年01月06日ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、「プレイステーション4」について、2015年の年末・年始商戦期(※1)に570万台(※2)以上の実売を達成し、2016年1月3日(日))時点での全世界累計実売台数が3,590万台(※3)が超えたことを発表した。さらに、PS4向けタイトルは、2015年の年末・年始商戦期(※1)における販売店および「プレイステーションストア」での実売本数が2016年1月3日(日)時点で3,500万本(※3)を突破したという。また、PSN上で名作ゲームが回数や時間の制限なく無料で楽しめる「フリープレイ」や、ほかのプレイヤーとPS4でネットワーク対戦・協力プレイが可能な「オンラインマルチプレイ」など、加入者専用の機能や特典が利用可能なメンバーシップサービス「プレイステーションプラス」は、2015年の年末商戦期(※4)の加入者数が、昨年同時期(※5)と比較して60%増加。同社代表取締役社長兼グローバルCEOのアンドリュー・ハウス氏は、「この年末・年始商戦期も、世界中の多くの皆様に新たにPS4をお選びいただき、ユーザーコミュニティが更に拡大していることを大変嬉しく思います。本年は、SCEワールドワイド・スタジオの『アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝』、『New みんなのGOLF』、『人喰いの大鷲トリコ』をはじめ、ソフトウェアメーカー各社様からもこれまでにない圧倒的なPS4タイトルラインアップをお届けするとともに、革新的なエンタテインメント体験をご提供していきます。どうぞご期待ください」とコメントしている。※1) 日本・アジアは2015年11月23日から2016年1月3日、北米、ラテンアメリカ、欧州は2015年11月22日から2016年1月2日まで。※2) 実売数量は、同社調査による推計値。日本・アジアは2015年11月23日から2016年1月3日までの数値、北米、欧州およびラテンアメリカは2015年11月22日から2016年1月2日までの数値。※3) 実売数量は、同社調査による推計値。日本は、2014年2月22日から2016年1月3日までの数値、北米は2013年11月15日から2016年1月2日まで、ラテンアメリカ、欧州は2013年11月29日から2016年1月2日まで、アジアは2013年12月17日から2015年1月3日までの数値。追加コンテンツは含まれまない。※4) 2015年11月24日から2015年12月22日まで。※5) 2014年11月24日から2014年12月22日まで。
2016年01月05日北海道電力(北電)と住友電気工業(住友電工)は12月25日、北海道勇払郡安平町の南早来変電所における大型蓄電システムの設置工事が完了し、同日より実証実験を開始したと発表した。同システムは定格出力1万5000kW、容量6万kWhを実現しており、レドックスフロー電池としては世界最大級の蓄電容量だという。両社は今後、約3年の実証期間で、風力発電や太陽光発電に対する新たな調整力としての性能実証、および最適な制御技術の開発などを実施する。また、両社のもつ技術を結集し、再生可能エネルギーのさらなる導入拡大に向けて取り組んでいくとしている。
2015年12月28日電縁は12月21日、プロジェクト管理・工数管理「InnoPM」をリニューアルしたことを発表した。タイムシートはカレンダー形式のようなユーザーインターフェースにリニューアル。ジョブごとに開始時間と終了時間を確認することが可能となったことから、各ジョブの労働時間の長さをより視覚的に把握できるようになっている。また、ドラッグ&ドロップにより工数入力をよりスムーズに行うことができるようになり、登録後の各ジョブをリサイズによって労働時間の変更が可能となったため、工数時間の変更をよりスムーズに行うことができるという。タイムシートコピー機能も搭載され、日付を指定してコピーできるようになったほか、保存・完了を週単位で行うこともができるようになり、複数日のタイムシートをまとめて登録・編集が可能。さらに、新タイムシートでは、日ごと、週ごと、月ごとの表示切り替え機能があり、月表示モードに切り替えることによって、1カ月分のカレンダーのような形で自身の工数入力を確認できるようになった。管理者は、全員のタイムシート一覧を確認することもできる。新タイムシートはレスポンシブデザインに対応し、スマートフォン・タブレットからの工数入力も、よりスムーズに行うことができるようになっている。
2015年12月21日ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、「プレイステーション 4」(PS4)の全世界の累計実売台数が、2015年11月22日(日)時点で3,020万台を超え、依然として歴代「プレイステーション」ハードウェア史上最速で普及拡大が続いていると発表した。PS4という均一なシステムの普及が進むことで、世界中のユーザーに等しく高品質なデジタルエンタテインメント体験を届ける基盤がさらに強固なものになり、この圧倒的な基盤の上に、ディスクあるいは「プレイステーションネットワーク」(PSNSM)を経由して提供されるゲームタイトル、「プレイステーションプラス」が提供するメンバーシップサービス、映像、音楽、テレビ視聴といったサービスが充実していくことで、世界中の3,020万人以上のユーザーがPS4で楽しむ時間がさらに長く、一層豊かなものになるとしている。また、同社の代表取締役社長 兼 グローバルCEOであるアンドリュー・ハウス氏は、「発売から2年を迎え、引き続きPS4が最高の遊び場として世界中の多くの皆様に選ばれ続けていることに、心から感謝いたします。今後も魅力あるゲームや各種のエンタテインメントサービスを提供していくことをユーザーの皆様にお約束します。また、パートナー各社様にとってもPS4が世界中のお客様にエンタテインメントをお届けする最適なシステムとなるよう、開発やビジネスにおけるサポート体制も引き続き充実させてまいります」とコメントしている。※実売数量は、同社調査による推計値。日本は、2014年2月22日から2015年11月22日までの数値、北米は2013年11月15日から2015年11月21日まで、ラテンアメリカ、欧州は2013年11月29日から2015年11月21日まで、アジアは2013年12月17日から2015年11月22日までの数値となっている。
2015年11月25日Analog Devices(ADI)は、スマートグリッドシステム内の送配電管理に使用する、保護、監視、および電力品質測定機器の性能改善向けに設計された、24ビット・データアクイジションSoC「AD777x」シリーズとして「AD7770」「AD7771」「AD7779」の3製品を発表した。3製品ともに、入力チャンネルは、8kSPSにおいて112dBのダイナミックレンジを達成しており、それぞれのA/Dコンバータ入力チャンネルに保護機能と測定機能が統合されている。また、同じチップにサンプルレートコンバータを内蔵しているため、IEC61000-4-30 Class A規格に準拠した電力品質アナライザの作成にともなう設計の手間を簡素化することも可能だ。さらに、さまざまなセンサの出力をスケーリングすることができるプログラマブル・ゲイン・アンプ(PGA)を内蔵しているため、異なる入力センサタイプや、さまざまな精度要件のアプリケーションに、共通のプラットフォームを用いることができるようになるほか、シグナルコンディショニング用アンプやフェーズ・ロック・ループ(PLL)のような外付け部品が不要なため、トータルシステムコストの低減も実現できるとしている。なお、AD7770は、従来よりも高性能かつ小さなフォームファクタの保護リレーが実現可能な製品。AD7771は、電力品質測定装置のパワーグリッドの電気的故障を早期に検出することが可能な製品。AD7779は、回路ブレーカ装置の迅速な起動を実現する製品との位置づけで、いずれもサンプル出荷をすでに開始しており、2016年1月より順次、量産出荷を開始する予定だという。価格は1000個受注時の単価で、5.90ドル(米国での参考価格)から、としている。
2015年10月30日BLUEDOTは15日、想定実売7,980円の7インチタブレット「BNT-71」の予約販売を開始した。発売日は11月13日。「BNT-71」はOSにAndroid 5.1を採用した7インチタブレット。同社にとって普及モデル第三弾としての位置づけとなり、搭載CPUやメモリ、カメラの画素数などスペック上、第二弾と同一の項目も多いが、Android OSを4.4.2から5.2へ、また非対応だったGPS、Bluetoothを搭載し、機能を向上させた。主な仕様は以下のとおり。CPUはARM Cortex-A7(1.3GHzクアッドコア)、メモリは1GB、ストレージは8GB。外部ストレージは最大128GBまでのmicroSDに対応。前面に30万画素のカメラを搭載する。Wi-FiはIEEE 802.11 b/g/n。端子類は、microUSB端子(OTG対応)×1、ヘッドホン端子×1、ミニHDMI端子×1。オーディオはスピーカー(モノラル)×1、マイク×1。サイズ/重量は、192×116×10mm/約295g。同製品には、USBケーブル、取扱説明書、保証書が付属する。
2015年10月15日ビット・トレード・ワンは9月25日、さまざまな導電体を静電容量スイッチにできる「静電容量式フィルムセンサ開発ボードおよびセンサ用透明フィルム」を10月2日に発売すると発表した。価格はオープン、予想店頭売価は6480円前後(税抜き)。同製品は静電容量の変化で近づくだけで反応する近接センサや、触るだけで反応するタッチセンサなど様々な形態のセンサを検証・構築が可能なセンサ開発ボード。付属の透明フィルムをはじめ、銅テープ、バナナなどの導電体を近接センサとして利用することができる。また、センサの値をリアルタイムで画面上にグラフ表示できるモニタツールも用意されており、感度を4段階、しきい値を255段階で設定でき、導電体や環境に合わせた調整が可能となっている。また、同開発ボードに付属する透明フィルムを3枚組で別売りし、こちらも価格はオープン、予想店頭売価は1580円前後(税抜き)となっている。
2015年09月25日電机本舗は8月31日より、Windows 10へのアップグレードが行えるかチェックできる「Windows 10アップグレードチェッカー」の無償配布を開始した。同社が無償配布する「Windows 10レスキューキット Free版」の中に同梱している。同社Webサイトから入手可能。「Windows 10アップグレードチェッカー」は、使用しているPCが、Windows 10のアップグレード要件を満たしているかを事前にチェックできるソフト。CPU、メモリ、グラフィックスの情報や、初心者には判別が難しいとされるパーティションの構成サイズを調べ、アップグレード可能かをレポートする機能を搭載。また、アップグレードが失敗した時に備え、ディスク装置のフルバックアップが行えるソフト「PBTM」を案内。Windows 10への誤ったアップグレードを防止する機能を備えている。対応OSは、Windows XP以降。なお、MicrosoftによるWindows 10への無償アップグレードは、Windows 7以降が対象となる。
2015年09月03日サードウェーブデジノスとドスパラは28日、東京・秋葉原の「GALLERIA Lounge」にて、将棋電王戦イベント「初代電王ponanzaに勝てたらノートパソコン or スティック型PCプレゼント!」を開催すると発表した。開催日時は2015年8月29日12時から18時まで。対局者は定員30名で、イベント当日の11時30分からくじ引きによる抽選を行う。電王戦FINALでプロ棋士との対局に勝利した将棋ソフト「ponanza」と勝負できるイベント。難易度を3段階から選択可能で、対局に勝つと難易度に応じたPCがもらえる。選択できる難易度と賞品は次の通り。これまでの挑戦者を全て退けてきたという「通常版ponanza」:勝利すると15.6型ゲーミングPC「GALLERIA QF960HE」がもらえる。角落ちでの対局になる「駒落ちponanza」:勝利すると15.6型ノートPC「Critea DX4」がもらえる。スティックPCにインストールされた「StickPC ponaza」:勝利するとスティックPC「Diginnos Stick DG-STK2F」がもらえる。当日はゲスト解説としてプロ棋士の大平武洋 五段と「ponanza」の解説者である山本一成氏を迎え、ニコニコ生放送で対局の様子を中継する。
2015年08月28日サンワサプライは6日、使用者が帯びている静電気を除去する伝導チェア「SNC-D32」の販売を開始した。価格は税込62,424円。導電レザーやステンレスフレーク使用のウレタンキャスターによりアース経路を確保し、使用者の体から静電気を除去する。帯電した人体からの放電により機器の誤作動が起きたり、PCパーツの破損が起きる可能性を低減する。ガス圧リフト装置により上下調整が手軽に行なえるのも特徴。本体サイズはW595×D595×H790~800mm、重量は11kg。耐荷重量は座面で100kg。
2015年08月10日低価格“もやし”!実は優秀なダイエット食材ここのところ、野菜の値段が上昇傾向にあるが、天候に左右されない「工場野菜」は価格が安定。特に“もやし”は、1袋30円~50円の低価格で販売されている。家計の頼れる味方“もやし”だが、実は栄養価が高い優秀なダイエット食材であることを知っているだろうか。7月24日、サニーヘルスは同社が運営するWEBサイト「microdiet.net」において、もやしダイエットに関する調査レポートを公開したと発表した。「発芽」により栄養素が増加“もやし”の栄養価が高い理由のひとつが、「発芽」だ。発芽により“もやし”は、通常の豆よりも多くの栄養素を生み出す。健康・美容にかかせないアミノ酸については、発芽により含有量が増えるという報告もある。アスパラギン酸はトップクラス夏は疲れが出やすい季節だが、“もやし”には疲労回復や代謝を促すアスパラギン酸が多く含まれている。その含有量はアスパラガスの2倍とトップクラス!また、リラックス効果があるGABA(ギャバ)は発芽により劇的に増加。ストレスを和らげて精神の安定に役立つという。低カロリーで、栄養素がたっぷり!しかも安い!夏のダイエットはもやしではじめてみてはいかが。(画像はプレスリリースより)【参考】・サニーヘルス プレスリリース(PR TIMES)
2015年07月28日電机本舗は7月25日、Windows 10の環境改善ソフト「Windows 10 レスキューキット」を発売した。比較的発生しやすいブルースクリーンエラーの回避や、セーフモード復活といった機能を備える。Free版、Premium版、Pro版(製品版)が用意され、Pro版のダウンロード価格(税込)は3,999円だが、7月28日の時点では1,999円(税込)で販売されている。Free版は基本的な機能のみを実装する無料版、Premium版は電机本舗のソフト「プチフリバスター」「SSD_TURBO_BOOST」の正規ユーザー用となる無料配布版だ。Free版、Premium版、Pro版には、機能的な違いがある。Pro版が備える全機能の概要は以下の通り。ブルースクリーンエラー「BAD_POOL_HEADER(0x19)」の回避ブルースクリーンエラー「DPC_WATCHDOG_VIOLATION(0x133)」の回避外付けディスクのファイル消失問題の回避セーフモード/スタートアップ設定画面を復活トラブルを起こしやすい機能の一括OFF(ワンタッチコールドブート、完全シャットダウンのワンタッチ設定など)
2015年07月28日プリンストンは、ゲーム用タッチペン「PSA-TPG」を24日より発売する。価格はオープンで、実売予想税別価格は1,370円。「PSA-TPG」は、先端部分に金属繊維とインナーシリコンを採用したゲーム用のタッチペン。画面上を素早くスライドさせて遊ぶパズルゲームなどに適しているとしている。本体には、持ち運びに配慮しペンクリップやストラップホールを装備する。サイズ/重量は、直径約8.5mm(先端部約7mm)×長さ約118mm/約9g。カラーバリエーションはブラック、ホワイト、ブルーの3色。
2015年07月20日ソニーは13日、2015年6月30日に発表した新株式発行について、発行価格(募集価格)を1株につき3,420.5円に決定したと発表した。○手取概算額上限は3,001億3,448万円同時に発行する転換社債型新株予約権付社債(CB)の転換価格は5,008円に決定。13日終値の3,526.5円に対し、公募価格の割引率は3.01%、転換価額のアップ率は42.01%となる。国内一般募集およびCBの申込期間は2015年7月14日~15日、払込期日は7月21日。今回の国内一般募集、海外募集および第三者割当増資による手取概算額合計の上限は3,001億3,448万円。調達資金は、1,880億円を2016年9月末までにデバイス分野における積層型CMOSイメージセンサーの総生産能力を増強する設備投資資金に、残額を2016年9月末までにデバイス分野におけるモバイル・一眼カメラ向け等CMOSイメージセンサーの研究開発費に充当する予定。また、新株予約権付社債の発行による手取概算額1,198億5,300万円については、計510億円をデバイス分野の設備投資資金などに充当するほか、250億円を2015年12月18日に償還期限の到来する第20回無担保社債の償還資金に、残額を2016年6月末までに返済期限を迎える長期借入債務の返済に充てるとしている。
2015年07月14日ソフトバンクロボティクス、ソフトバンクは、パーソナルロボット「Pepper」の7月販売分1,000台について、31日午前10時よりウェブサイトで申し込み受付を開始する。初回となった6月販売分1,000台は、1分で完売している。「Pepper」は、人の感情を認識し、コミュニケーションが取れるパーソナルロボット。cocoro SBが開発した自らの感情を擬似的に生成する機能を搭載している。本体価格は、税別(以下同)198,000円だが、ロボット手続き手数料として9,800円が別途かかるほか、「Pepper」のフル機能を利用するには、「Pepper 基本プラン」への加入が必要となる。同プランの価格は、一括払いの場合532,800円、36回の分割払いも可能で、その場合月額14,800円。そのほか、故障時のサポートなどが契約期間内で受けられる「Pepper 保険パック」も用意する。こちらの価格は、一括払いの場合352,800円、36回の分割払いの場合月額9,800円。基本プランや保証サービスに加入した場合の、3年間での総額は108万3,600円となる。
2015年07月06日東京大学(東大)は6月25日、1度のプリントだけで、布地に電子回路を形成できる高い伸縮性を有した導体を開発し、それを用いたテキスタイル型(布状)の筋電センサを作製することに成功したと発表した。同成果は、同大大学院工系研究科の染谷隆夫 教授、同 松久直司 大学院生らによるもの。詳細は、6月25日(英国時間)の英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。これまで導電率の高い導体や、伸長性が高い導体は存在していたが、その両方を高い値で両立できる伸縮性導体はこれまでなかった。今回、研究グループは、フッ素系ゴムに添加物として銀フレークを添加したほか、さらにフッ素系の界面活性剤を加えることで、伸長性215%と、その際の導電率182S/cmという200%以上の伸縮性導体の中で世界最高クラスの導電率を実現することに成功したという。この界面活性剤を入れることにより、なぜ伸長歪が200%を超えても高い導電率を維持できるかのメカニズムについて染谷教授は、「塗布後の乾燥の際に、界面活性剤の作用により布地の表面に銀が析出し、銀同士の導電性ネットワークを自己形成することで、導電性が向上したのではないか」と説明する。実際に布地にプリントした配線は、縦にも横にも自在に伸縮できることを確認しており、形成された配線も伸縮を繰り返しても性能の劣化がほどないことが確認されているという。また、作製した筋電センサでは、有機トランジスタで作成したアンプを組み合わせることで、筋電信号を18倍に増幅できることを確認したという。なお、これにより生体のさまざまな部位の生体データを取得するセンサを一着の服に搭載することが可能になり、医療や福祉、スポーツ分野でのテキスタイル型ウェアラブルデバイスの実現が可能になるというが、実際にそうした分野に適用するためにはまだ課題があるという。1つ目はさらなる伸縮性の向上。人の関節における皮膚の伸びは100%以上で、その倍となる200%を超えることが今回できたものの、これは最初の目標であり、実際に服と着る際に回路が壊れることがないように、という意味であるとする。また、2つ目は洗濯性などの耐久性の向上で、洗濯をすると回路としての性能の変化はほぼないものの、界面活性剤が抜けて行ってしまい、柔軟性が落ちてくるとのことで、表面活性剤の量の調整や水に溶けない鼻薬の調合、防水性コーティング技術などの開発を進めていくとする。そして3つ目が電力の供給やスマートフォンなどの他のデバイスとの無線通信を実現する周辺技術の確立だとする。こうした周辺技術に関して染谷教授は必ずしも有機半導体のみで実現しようというわけではなく、既存の小型無線通信ユニットなどとの組み合わせも含めて、現実的な解の模索を進めていくとしており、この技術に興味を持ってくれる企業との共同研究なども積極的に行っていきたいとしている。
2015年06月25日日本電産と日本IBMは6月22日、日本電産グループのモーターを組み込んだ各種の生産設備・機器において、早期異常検知による稼働率向上と要因分析の効率化による停止時間の短縮を主な目的とする、ビッグデータ解析技術に関する取り組みを共同で開始したと発表した。日本電産は2030年度の売上高10兆円を目指して新規大型事業を創生するため、自社グループ製品をIoT化して付加価値を高める戦略を展開しているとのこと。従来の売り切りモデルからIoTを活用したソリューション・ビジネスモデルへの転換を図り、保守サービスを含めたライフサイクル・サービスを提供することが大きな課題という。そのためには、故障を事前に把握する予知診断と、故障時に的確な対策を打つ要因分析の効率化が必要としている。これを進めるために、日本電産はIBMとのオープン・イノベーションを進めているとのこと。IBMは、同社グループがグローバルで蓄積してきた異常検知・予知保全におけるスキルや知見を生かし、コンサルティング、ソフトウェアの活用、システム構築を提供するという。具体的には、日本電産シンポのプレス機で早期異常検知による稼働率向上の技術開発を始めたとのこと。従来は、プレス機の熟練技術者が監視システムの画面を見て異常発生の有無およびその対処法の判断を行っていたが、今回は各種センサーの相関関係から得られるデータを分析して、人が気付く前に異常を検知し、不具合発生前に対処できるシステムの構築を目指した。最初に顧客ニーズを分析した結果、プレス機現場での不良要因の多くが金型起因であることが判明し、金型起因の問題を事前に予知することで稼働率の向上に繋がることが分かったという。具体的には、業界として初めてというプレス機に各種センサーを装着して集めたデータを分析し、その結果から金型を含む製品異常発生の検知が可能になったとのこと。これにより、顧客サイドでは金型の状態を金型ヘルス・スコアという数値で監視すれば、金型起因の停止時間の低減や金型寿命を延ばすことができ、プレス機の稼働率向上に繋がるとしている。今回発表のIoT化したプレス機とビッグデータ解析技術は、7月15日から18日に東京ビッグサイトで開催予定の「MF-Tokyo 2015(プレス・板金・フォーミング展)」に、日本IBMの技術支援を受けて出展する予定だ。今後は、2015年中に日本電産グループの海外プレス機工場で異常発生時の要因分析に取り組むという。具体的には、従来のプレス機では製造不具合の要因究明と対策は個人の技量に依存していたが、今後はビッグデータ分析により高い精度で短時間に要因を究明し、属人化しない適切な対策が可能になり停止時間の短縮に繋げるとしている。日本電産グループへの今後の展開では、今回開発のビッグデータ解析技術を利用した異常検出モデルを、プレス機以外の日本電産グループの機器・装置に展開して稼動率の向上に繋げるという。日本電産で十分に実証できた段階で、IoTソリューションとして同社グループの機器・装置に実装し、同社による外販も進めていく意向だ。
2015年06月23日フィット総合保険はこのほど、太陽光発電システムの保険の専門サイト「太陽光の売電収入保険」を開設した。同サイトでは、太陽光発電システムが自然災害などで損害を被り、売電が停止した場合の売電収入補償保険の重要さを説明。また、システム本体の保険についても、盗難や獣害による被害が対象外であることや、「電気的機械的事故」が対象外であることなど、太陽光保険の専門家として様々な注意点を紹介している。同社によると、システム本体の保険について「とりあえず薦められるままに加入する」というオーナーが多く、事故が発生した場合に十分な補償を受けられないケースもあるという。このような事態を受け、オーナーが安心して事業に専念できるように、サイトを通じて必要な情報と安心を手にしてもらいたいという想いから、専門サイトを開設したとしている。売電収入補償保険は、太陽光発電システムが火災や自然災害などにより損害を被り、売電収入が減少した場合に補償するもの。安価で加入できるといい、法人・個人ともに対応可能となっている。
2015年06月22日古河電気工業(古河電工)は6月16日、信州大学 カーボン科学研究所と共同で、世界トップクラスの導電率を実現したカーボン・ナノチューブ(CNT)導体の開発に成功したと発表した。また、同成果をもとに、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「低炭素社会を実現する炭素材料実用化プロジェクト」助成事業に、「ナノ炭素材料軽量導線の開発」テーマとして提案し採択されたとのことで、今後は、信州大に一部を委託した上で、2年間でCNTを用いた軽量電線の開発を行い、電線として実用に耐え得るサンプルを完成させる予定だとしている。
2015年06月18日ドワンゴと日本将棋連盟は3日、東京・六本木のニコファーレにて「電王戦に関する記者発表会」を行い、2016年春に新棋戦優勝者 対 最強ソフトの対局「第1期電王戦」を開催することを発表した。「第1期電王戦」は、ドワンゴ主催による新棋戦の優勝者と「将棋電王トーナメントIII」の優勝ソフトによる対局。2016年3月~5月の間に2日制で行われ、先後を入れ替えた二番勝負となる。持ち時間は各8時間で、各日午前10時対局開始、初日は18時封じ手、秒読み60秒。ソフトの貸出やハードの条件、優勝賞金については、後日改めて発表されるという。ドワンゴ主催の新棋戦については、現役プロ棋士のエントリー制で、出場棋士は段位別予選と本戦からなるトーナメント戦で構成。開催期間は、2015年6月20日~9月下旬、エントリーした全棋士が出場となる。この中で段位別予選が行われ、本線出場枠として九段4枠、八段~五段各2枠、四段1枠に、タイトル保持者の段位を加味した計16枠を用意。本戦はこの16人によって、2015年10月中旬~11月下旬に行われ、持ち時間各1時間(チェスクロック方式)、秒読み60秒。そして、本戦決勝進出者2名による、決勝三番勝負が2015年12月に行われる。こちらの持ち時間各5時間(チェスクロック方式)、秒読み60秒。決勝をはじめとする約50~60局はニコニコ生放送にて、完全生中継を予定。この対局の勝者が、「第1期電王戦」に出場する。そして、すでに新棋戦にエントリーしているプロ棋士の一部も発表され、糸谷哲郎竜王、谷川浩司九段、佐藤康光九段、森内俊之九段、屋敷伸之九段、藤井猛九段、深浦康市九段、三浦弘行九段、青野照市九段、佐藤天彦八段、豊島将之七段、西尾明六段、佐藤慎一五段、阿部光瑠五段が名を連ねており、全出場棋士は6月18日に発表。また、この新棋戦の名称は公募によって選ばれ、応募期間は6月3日~10日、投票期間は6月13日~17日。応募の中から主催者が候補名称を選出した後にユーザー投票を行われ、新棋戦名が6月18日に決定する。詳細は公式サイトまで。この日の記者発表会には、日本将棋連盟会長・谷川浩司九段、日本将棋連盟専務理事・青野照市九段、KADOKAWA会長・角川歴彦氏、ドワンゴ会長・川上量生氏が登壇。川上氏は、「第1期電王戦」について「今度は本当に一対一で雌雄を決する形になりました。また新しいドラマが生まれるのではないかと思っています」と展望を語り、谷川氏は「二日制で棋士の方も最大限に力を発揮できると思います。先手後手で勝率も変わってきます。何年も棋士とソフトの対局を重ねてきて、ドワンゴさんと話し合い、少しずついい形になってきていると思います」と、「将棋電王戦」の新たな展開に期待を寄せている。「将棋電王戦」は、2012年より始まったプロの将棋棋士とコンピュータソフトによる対局。2013年の第2回から5対5の団体戦形式となり、これまで第2回、第3回とコンピュータ側が勝ち越していたが、最後の団体戦となった今年3月~4月の「将棋電王戦FINAL」では、3勝2敗でプロ棋士が初の勝ち越し。コンピュータ側の電撃投了なども含め、大きな話題となった。
2015年06月03日対局開始から1時間も経たずにコンピュータソフトが投了し、異例の終局となった「将棋電王戦FINAL」の第5局・阿久津主税八段 対 AWAKEの結果を受けて、11日15時より阿久津八段 対 永瀬拓矢六段のエキシビジョンマッチが開催されている。急遽决定したエキシビジョンマッチでは、第5局の結果を受けて、初手からはじめるのではなくAWAKEが「もし△2八角と指していなければどうなったか」の検証とともに互角の勝負が想定されていたことから、その直前の▲9六歩の局面から開始。先手は、第5局に引き続き阿久津八段、後手は「将棋電王戦FINAL」第2局でSeleneに勝利した永瀬六段。なお、永瀬六段は開発者席に座り、代指しをデンソーウェーブの新たなロボットアーム「電王手さん」が務める。持ち時間は両者1時間。対局の模様は、動画サービス「ニコニコ生放送」で生中継されている。第5局は「第2回将棋電王トーナメント」第1位の将棋ソフト・AWAKEが21手でまさかの投了。両陣営勝ち越しをかけた第5局は阿久津八段が勝利し、「将棋電王戦FINAL」はプロ棋士が3勝2敗で勝ち越す結果となった。先手の阿久津八段は、序盤で角交換四間飛車と呼ばれる形に進めたが、そこからあえて自陣に隙をつくって角を打たせる特殊な作戦を選択。その直後にコンピュータ将棋ソフトAWAKEが21手で投了し、対局開始から1時間も経たずに終局となった。AWAKEは「将棋電王戦FINAL」出場に先立って、アマチュアと対戦する企画に出場していたが、その際本局と同じ展開から敗れており、第5局でも同じ形を阿久津八段が採用するかどうか注目が集まっていた。AWAKEの開発者・巨瀬亮一氏は、「△2八角と打ってしまったら▲1六香と上がられたところで投了しようと決めていた」と話しており、アマチュア対戦企画の敗戦と同じ形になったため、開発者の意思として投了を選択したという。なお、第5局および「将棋電王戦FINAL」の記者会見は、本日18:00より行われる
2015年04月11日電机本舗は、ハイブリッドディスクの作成ソフト「ハイブリッドドライブ d2d Ver2」の出荷を開始した。しばらく使用していないデータを第二ドライブに再配置して、Cドライブの空き容量を増やすソフトウェア。ダウンロード版の価格は税込3,999円、ベクターでの実売価格は税込1,999円。DVD版の価格は税込4,999円、アマゾンでの実売価格は税込2,480円。整理するファイルをエイリアス化(ショートカット)し、ファイルを他のドライブに移すことでCドライブの空き容量を増やす。頻繁に使用するファイルはCドライブに残し、使用していないファイルを第二ドライブへ移動することで、例えば、SSDなどの高速小容量ディスクと低速大容量のHDDを結合したときに、高速性と大容量を同時に実現できる。複合化の方法はスタティックモードとダイナミックモードの2つのモードを用いて行う。スタティックモードは、フォルダ単位でまとめて処理するモード。使用頻度の低いアプリやフォルダを一括して第二ドライブへ再配置し、Cドライブ容量を増やす。ダイナミックモードは、個別のファイルごとにタイムスタンプを見て、最近使用していないファイルをひとつずつ処理し、再配置するモード。姉妹品の内蔵ディスクを高速化するソフト「プチフリバスター」を併用し、「ハイブリッドドライブ d2d Ver2」でSDカードやCFカードと内蔵ディスクの複合化を行うことで、改造や分解不要でCドライブの実質容量をアップすることができる。対応OSは、Windows Vista / 7 / 8 / 8.1、空きメモリ512Mバイト以上。
2015年04月08日アルバックとRobert Boschは4月8日、MEMS用PZT圧電素子デバイスの共同開発を行っていくことで基本合意に達したと発表した。同合意に基づき、Boschは今後アルバックのスパッタリングシステム「SME-200」を用いて先端MEMSの開発を行っていくこととなる。なおアルバックでは、MEMS技術の発展にともないPZTを圧電素子として用いたセンサやアクチュエータが開発、実用化されてきたが、薄膜形成やドライエッチングなどの半導体製造技術は今後、より高品質な圧電素子を作製するためにさらに重要な技術になると考えているとコメントしている。
2015年04月08日サードウェーブデジノスは、14日より開催される「将棋電王戦FINAL」に、対戦用PCとして「GALLERIA 電王戦」モデルを提供すると発表した。また、東京・秋葉原の「GALLERIA Lounge」にて、「将棋電王戦FINAL」のパブリックビューイングを実施する。「将棋電王戦FINAL」は5人のプロ棋士と5つのコンピュータ将棋ソフトが、5対5の団体戦で勝負する将棋棋戦。3月14日から4月11日までの毎週土曜日に対局が行われる。「将棋電王戦FINAL」の対局スケジュールは以下の通り。2015年3月14日:第1局 斎藤慎太郎 五段 vs Apery2015年3月21日:第2局 永瀬拓矢 六段 vs Selene2015年3月28日:第3局 稲葉陽 七段 vs やねうら王2015年4月4日:第4局 村山慈明 七段 vs ponanza2015年4月11日:第5局 阿久津主税 八段 vs AWAKEサードウェーブデジノスは、コンピュータ将棋ソフトを動作させる対戦用PCとして、8コア/16スレッドのIntel Core i7-5960X Extreme Editionを搭載したハイスペックPCを提供する。主な仕様はIntel Core Core i7-5960X Extreme Edition(8コア/16スレッド/3.0GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがPC4-17000 64bit、ストレージが250GB SSD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX960 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が750W 80PLUS GOLD、OSがWindows 8.1 Pro 64bit。本構成での価格は税別379,980円から。また、サードウェーブデジノスは同社が東京・秋葉原に開設したショールーム「GALLERIA Lounge」にて、「将棋電王戦FINAL」のパブリックビューイングを実施する。地下1階フロアの100型スクリーンで、対局を自由に観戦することができる。
2015年03月13日