全国ねぎサミット2016 in TOKYO × 肉フェス®が11月26日(土)・27日(日)の2日閻、大井競馬場で開催されます。全国のねぎ産地が集結するねぎサミットと、大人気の肉フェス®がコラボする大型イベントです。このイベントは、大井競馬場にイベントスペース「UMILESQUARE(ウマイルスクエア)」が新しく誕生することを記念したもの。場内では、東京都内の農産物や水産物を紹介する「東京トゥインクルマルシェ」も同時開催され、グルメを楽しみつくせるイベントになっています。全国ねぎサミットとは?全国ねぎサミットとは、ねぎの魅力を PRし国産ねぎの消費拡大と地域の活性化を目的とするイベントです。2010年より全国の主要ねぎ産地が案結し、毎年各産地にて持ち回りで開催されています。第7回目となる今年、東京での初開催が実現しました。全国28市町村(※10月11日現在)のねぎを、天ぷらや焼きネギといった料理で味わえます。肉フェス®とは?日本全国と世界へ発信する肉料理特化型のフ―ドエンターテインメント。普段行列ができたり、なかなか予約がとれない日本各地の名店や世界の肉料理が一同に集結します。今回も「門崎熟成肉格之進」や「京都きむらてつ」といった名店が出店し、自慢の肉料理を楽しめます。食欲の秋、新鮮な野菜やボリューム満点の肉料理でグルメな1日を過ごしましょう!■イベント詳細名称全国ねぎサミット2016 in TOKYO × 肉フェス®開催日時2016年11月26日(土) 11:00~18:00(大井競馬は開催なし)11月27日(日) 11:00~20:30 (大井競馬開催 1R 15:00~最終R 20:30)開催場所大井競馬場新イベントスペース 「UMILESQUARE (ウマイルスクエア)」開催内容(1)全国ねぎサミット(2)肉フェス®(3)東京トウインクルマルシェ料金入場無料(出展品の購入および飲食料金は別途)★その他 同時開催の競馬イベント11月26日(土) TCKお客様感謝デー 11:00~15:0011月27日(日) 相馬野馬追 1回目 13:00頃 2回目 16:15頃
2016年10月18日俳優・中村蒼が「なぞの転校生」以来約2年半ぶりにテレビ東京でドラマ主演。偽アイドルとして芸能界で潜入捜査を行う刑事に扮する「潜入捜査アイドル・刑事(デカ)ダンス」が10月8日(土)毎週土曜深夜0時20分~放送開始となる。これまでも「勇者ヨシヒコ」や「孤独のグルメ」など個性的な作品を生みだしてきたテレビ東京の深夜ドラマが、次に世に送り出すのはまさかの“刑事×アイドル”という組み合わせ。中村さん演じる辰屋すみれが偽アイドル「デカダンス」として激動の芸能界を潜り抜け事件を解決していく様を、ネットテレビ局の勃興や青春映画ブーム、スキャンダルやネットニュースなどの“テレビあるある”を取り上げつつ描くという。今作で主演を務める中村さんはジュノン・スーパーボーイ・コンテストから芸能界入り。2007年にはドラマ「しにがみのバラッド」に出演、その後映画『恋空』『BECK』『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』などに出演。最近では8月にNHK BSプレミアムで放送された「洞窟おじさん」で主演を務めたほか、現在TBS系で放送中の「せいせいするほど、愛してる」ではヒロインに想いを寄せる関西弁の明るい男・宮沢役を演じ女性視聴者を中心に支持を集めた。さらに今回はスタッフ陣もバラエティーとドラマの両方から才能が集結。脚本を「ウレロ」シリーズなどのオークラ、土屋亮一と「SMAP×SMAP」「水曜日のダウンタウン」などの構成に参加している大井洋一が担当。「戦国鍋TV」や「実在性ミリオンアーサー」といった独創的なドラマを手がけてきた住田崇が監督を務める。今作を演じるにあたって中村さんは「劇中ではあることをきっかけに“デカダンス”というアイドルグループを結成します。ふざけたアイドル名にふざけた衣装を着てふざけた事を真面目にやります。共演する役者さん方とどんな化学反応が起こるのかいまからとても楽しみです。皆さんから応援される期間限定国民的アイドルを目指して頑張ります」と意気込みをコメントした。新人刑事の辰屋(タツヤ)すみれは刑事ドラマに出てくるような熱血刑事(デカ)になることを夢見ていた。しかし、上司からの初命令は「事件捜査のためアイドルとしてある番組に潜入すること」だった。元詐欺師・売れない子役・コミュ障の引きこもり・超バカなバイトなど個性豊か過ぎる面々と潜入捜査アイドル「デカダンス」を組まされた辰屋は、芸能界という特殊な世界に戸惑い衝突しながらも事件を解決するたびに何故か売れていってしまう。徐々にアイドルとしての自覚が芽生えるなかで、辰屋には謎の巨悪と感動のステージが待っていた…という物語。土曜ドラマ24「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」は10月8日(土)より毎週土曜深夜0時20分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2016年08月30日俳優・温水洋一が10日、若手俳優応援アプリ「CHEERZ for MEN」に登場し、ユーザーから話題となっている。同アプリは、フォッグ・マーベラス・テレビ朝日ミュージックの3社共同事業として開発・運営されており、2.5次元作品を中心に活躍する若手イケメン俳優が100名以上参加している。若手俳優が投稿する写真に"CHEER(応援)"ボタンを押すことで、気持ちを伝えることができる無料アプリ。10日17時に、ベテラン俳優・温水が姿を表すと、ユーザーは「CHEERZに温水さん参戦で思わず笑ったんだけど。なんだろう、すごい和む」「これは応援せざるをえない」「温水さんがチアーズやってて大草原。めちゃくちゃ応援するわ」と反応し、温水への"CHEER"数は1時間で1万超えを記録した。現在、温水が投稿した2枚の写真には3万を超える"CHEER"が集まっている。温水は、同アプリが企画した、人気若手俳優・北村諒主演のオリジナルショートフィルム『居酒屋ウォーズ』(GYAO!配信 5月10日~22日)に出演中。アプリには5月31日までの期間限定登場となる。
2016年05月12日セレブリックスはこのほど、子育てと仕事を両立させたい母親を対象とした"無料の託児所"を東京都大井町に開設した。同施設は、「短時間であれば働けるのに、短時間だけ子供を預かってくれる保育園がない」「短時間の勤務でも働き手は欲しい」という母親と企業のニーズを満たす施設として開設した。同社が派遣契約を締結している主にコンビニエンスストアへ出向きの仕事を行う際に、勤務時間中に無料で利用することができる。託児所の運営は、保育と託児施設の運営に実績のあるママスクエアが行う。託児所には働く母親が安心して働けるように保育士等のスタッフが常駐する。実務時間中だけでなく、登録会や仕事説明会、面接時の保育も行うとのこと。なお、託児所は山手線沿線および近隣に順次開設して行く方針だという。
2015年10月20日スポーツワンは12月6日、大井競馬場(東京都品川区)にてファンランイベント「ゾンビラン2015 in東京」を開催する。「ゾンビラン」は、9月に大阪にて日本初開催されたファンランイベントで、今回が関東初開催となる。ランニング会場は、大井競馬場内の全長約2kmに及ぶランニングコース上。待ち受ける大量のゾンビから逃げながら走り、ゴールを目指すという内容となっている。また、メイン会場には特設ライブステージを用意し、アーティスト、ダンサー、DJなどによる野外大型パーティーも開催する。また、同イベントでは、ゾンビから逃げる人間役だけでなく、追い掛けるゾンビ役も一般募集する。コース上を走るランナーの腰につけられた"ライフフラッグ"を奪う「ゾンビ」のほか、専属メイクスタッフによるゾンビメイクが受けられる「スペシャルゾンビ」も募集。参加費用は、10月31日までの「早割エントリー」でランナー(人間)6,500円、ゾンビ7,000円、スペシャルゾンビ8,900円(いずれも税込)となる。参加申し込みは公式サイトにて。
2015年10月07日東京シティ競馬(TCK)は7月6日より競馬・イルミネーションスポットとして人気の「大井競馬場」内馬場特設会場にて、手ぶらでバーベキューができる「TCKバーベキューガーデン」をオープンする。期間は7月6日~10日、27日~31日、8月11日~15日、24日~28日、9月14日~18日、28日~10月2日。実施時間は17:00~20:30(LO20:00)。本バーベキューガーデンはバーベキューに必要な道具一式が用意されており、手ぶらで利用できるのが特徴(食材、飲料、機材などの持込禁止)。また、競馬とバーベキュー両方を楽しめるのも魅力のひとつだとのこと。メニューは、サーロインステーキ200gとシーフード3種などがセットになった『TOKYO TWINKLEプラン』(税抜4,480円)、スペアリブ、野菜セットなどがついた『うまたせ!プラン』(税抜3,980円)、サザエといった海鮮系とソーセージなどがセットの『浜焼バーベキュープラン』(税抜3,480円)、マシュマロ、焼きおにぎりなどがセットの『キッズプラン』(税抜1,480円)の4つから選択できる。なお、これら4つのプランはソフトドリンク飲み放題や、アルコールを含めたオールドリンク飲み放題付きにすることも可能だ。
2015年06月11日全国ごちそうフェスティバル実行委員会は、30日と31日の2日間、東京都品川区・JR大井町駅前にて、「全国ごちそうフェスティバル2015」を開催する。○グルメマニアが選んだ店が集合同フェスは、唐揚げや丼などの料理を愛してやまない専門家や愛好家によって構成された、さまざまな「グルメマニア協会」が、多くの人たちと魅力を分かち合うことを目的に、今年初めて実施する祭典。出店店舗には、各料理に造詣が深い「グルメマニア協会」が実施するグランプリの受賞店や、推奨店が全国から集結。グルメマニアお墨付きのごちそうを楽しめる。出店協会と店舗は、「日本唐揚協会(全5店)」「日本ハンバーグ協会(全2店)」「全国丼連盟(全4店)」「日本エスニック協会(全3店)」「日本カレー大学(全1店)」「日本コロッケ協会(全1店)」「日本牛肉協会(全1店)」「ニッポンご当地ぐるめ協会(全1店)」「日本餃子協会(全2店)」「日本コナモン協会(全2店)」「日本たこシャン協会(全1店)」。開催日時は、30日11時30分~17時(予定)、31日11時~17時。小雨決行。会場はJR大井町駅前中央通り(JR大井町駅徒歩1分)。入場料無料、飲食代別途。また同日程で、参加協会から事前に募集した各マニア協会を代表する女性グルメマニアによる「ミス協会コンテスト」も開催する。日時は30日12時~13時頃、31日13時~14時頃。投票は30日13時頃~31日15時まで受け付け、31日16時~16時30分に結果発表予定。
2015年05月24日○入店早々……なぜかマジック!東京都品川区の大井町駅から徒歩3分、世の中の食いしん坊たちを大満足させてきた洋食屋があると聞きつけ取材班が直ちに出動!! 大井東口商店街から一本路地に入ると、頭上にご立派な看板を発見。その名も「ブルドック」。鼻息荒く突撃だっ。「いらっしゃい! じゃあ、さっそくコレ一枚引いて? 」。トランプの束を筆者の前へおもむろに差し出す店主の鈴木謙さん。む、むむ!? コ、コレは同店の通過儀礼なのか?? しかし、引くしか選択肢はなさそうだ。「数字覚えた? じゃあ、いくよ……ッホイ! 」。せ、正解! すっげーー!! ってなんだコレ。鈴木さん、マジックじゃなくて、今日はオムライスとメンチカツを食べに来たんですけど。「ハハハ! 冗談だよ。僕は学生のときに安くて旨くてデカいメンチカツを食べて幸せを感じてね、自身が大きなメンチカツを提供しているのはその影響もあるかな。ま、食べてごらん」。「ブルドック」の創業は1949年頃。先代店主のお父様から鈴木さんが引き継いだそうだ。なぜ、こんなユーモア溢れる人物がコック帽子をかぶるに至ったのかが気になる。「若い頃"プログレ"ってジャンルの音楽をやっててね、同時に絵画や舞台、映画も大好きだったんだ。ところでさ、ブライアン・デ・パルマ監督の『ファントム・オブ・パラダイス』って映画見たことある? あれが大好きでさー。それとねー……」。以降約40分間、鈴木さんの芸術トークが繰り広げられるとは筆者は知らなかった……。つまり、結局色々やってみてコックに落ち着いたそうです……。○わらじばりにデカいメンチカツ、絶品デミソースのオムライス!なぜかアートのお勉強をガッツリしたわけですが、ようやく本筋の実食タイムに入ります。「あいよっ! 黒澤明もビックリなメンチカツとオムライスお待たせ!! 」。黒澤明が口にしたかどうかは不明だが、これはマジでデカい。通称"わらじメンチ"の異名は伊達じゃない。そして、存在感的には全く引けを取らない円盤型でこんもり盛りに盛られたオムライス。その二つが相まみえると、"阿形"と"吽形"よろしく、まるで金剛力士像のようなド迫力。ケチャップ文字で書かれた「福」の字が鈴木さんの人間性を物語っているゾ!そして、一口食べてみる。衣はサクサクと言うかザックザク! その後に追っかけてくるメンチカツの肉汁は口内で噴水状態!! 大口で食べても一切れ三口はかかる贅沢感が印象的だ。そして、あえて口の中にメンチカツが若干残ってる状況でオムライスをパクリ!うん、こっちも美味ぃー! ケチャップライスを頰張るとほんのりバターの香りが。具の鶏肉とマッシュルームも大きくて食べ応え十分。甘辛のデミグラスソースがサイドにかかっているので、ケチャップとの味の違いを楽しめる。しかし、食べても食べてもまーだまだオムライスはなくならない。しかし、メンチカツの肉汁と戯れるケチャップライスもこれまた最高。まさに圧倒的至福!「僕の店で大切にしていることは、"記憶に残る料理"ということなんだ。色んな人が食べに来るけど、この味はなかなか忘れられないでしょ? 」。猛烈なボリュームと幸せに包まれる料理を提供してくれる「ブルドック」に感謝。そう、食は爆発なのだ!(文・A4studio東賢志)
2015年02月03日JR東日本は27日、京浜東北線大井町駅へのホームドア導入の検討について発表した。国や東京都、品川区の協力を得ながら導入に関する設計を進めるとのこと。この取組みは、同社の「グループ経営構想 V ~限りなき前進~」における今後の重点取組み事項「ホームドア第2期整備計画の策定」の一環で実施される。ホームドア整備はこれまでおもに山手線で実施され、2014年度末までに計18駅、2015年度までに大規模改良予定駅を除く23駅で使用開始予定とされている。山手線以外の駅へのホームドア整備については、「乗降人員や目の不自由なお客様のご利用が多い駅を優先に推進していく」(JR東日本)とし、バリアフリー法にもとづく基本方針などに示された考え方を踏まえ、国や関係自治体と協議を重ねてきたという。今回、ホームドア導入の検討が発表された京浜東北線大井町駅は1面2線の島式ホームを持つ駅で、ホームドア(可動式ホーム柵)は10両編成分となる。なお、JR東日本は「ホームドア第2期整備計画の策定」にて、ホームドアの導入拡大に向けたコストダウンの徹底も掲げている。工事費圧縮や工期短縮などにより、山手線の整備費用との比較で約2割のコストダウンをめざすという。
2014年11月27日温水洋一と江波杏子が劇団「はえぎわ」のノゾエ征爾の演出の下、カナダの劇作家モーリス・パニッチによる皮肉に満ちたふたり芝居に挑む『ご臨終』。初日まで10日ほどに迫った10月下旬、静かな熱気に包まれた稽古場に足を運んだ。何十年も音信不通だった叔母からの「もうじき死ぬ」との手紙を受け取り、中年の甥は仕事をやめてまで彼女の元に駆けつけ、共同生活を送ることにするが、彼女は寝たきりながら一向に死ぬ気配がない。やがて、ある驚愕の事実が判明し…。叔母の寝室というワンシチュエーションで物語は展開するが、生活感に満ちたふたりのやりとりをよそに、セットは「人物をより浮き立たせたい」というノゾエの狙いもあって抽象的な作りとなっている。本作が“異色の”と表現される最大の要因は、ふたり芝居でありながら、ほとんどのセリフを甥が話し、叔母はほとんど言葉を発しないという点。膨大なセリフを抱える温水はもちろんだが、「病気のため寝たきり」という設定の中で甥の言葉を受け止め、時にスルーし、わずかな動きや表情、視線、そして沈黙でもって感情や寝室の空気を伝えなくてはならない江波の苦労もかなりのものである。ノゾエは演出席でふたりの芝居を見つめるが、シーンが終わるごとにふたりの元に駆け付け、壇上で3人が細かくディスカッションし、試行錯誤を繰り返しながら作り上げていくという光景が繰り広げられた。仲が良いとは言えない叔母と甥が、死や老い、孤独といった人生で避けられない現実と向き合うさまを描くが、全体に漂うのはシニカルで辛口のユーモアに満ちた空気。温水は、親から愛されずに育ち、“生きづらい”人生を送る甥を体現しており、明るい口調で葬儀の段取りや棺桶のサイズを決めたかと思えば、急に泣き出したり、というひねくれた情けない中年を文字通り感情豊かに演じる。そんな彼の姿をも通じて、謎の叔母の姿が浮かび上がってくるが、ふたりの関係性や空気感を伝えるためにノゾエ、温水、江波が徹底的に話し合い、細部にわたって詰めていたのがセリフの間や動作のタイミング。食事に塩を振る動作、ふと顔を上げる瞬間、ちょっとした視線など小さな動きの積み重ねが、独特の空間を作り上げていることが分かる。やがて判明する衝撃の事実――。人生の終盤を迎えた者たちの哀愁と人間臭さに満ちた静かな空間をじっくりと味わえる舞台になりそうだ。新国立劇場にて11月5日(水)開幕。取材・原稿・撮影:黒豆直樹
2014年10月31日静岡は大井川に添って走る大井川鉄道は、SL(蒸気機関車)がシュポシュポとゆっくり運行する姿を見ることができる、レトロ感満載の鉄道だ。鉄道ファンはもちろんのこと、子ども連れのファミリーまで幅広い層に愛されている。ところでこのSL、果たしてどんな乗り心地なのか?(自称)鉄道好きのライターとして、乗らずして語るワケにはいかない。ということで実際に乗車してみることに。大井川鉄道は金谷駅(島田市)から井川駅(静岡市)までを結ぶ全長約65キロの鉄道路線で、その内SLが走るのは新金谷駅(島田市)~千頭駅(川根本町)間の約30キロ。SLの運行本数は日によって異なるが、1日数本が往復している。所要時間は片道約1時間30分。運賃は大人片道1,720円+SL急行料560円が必要だ。同鉄道広報担当の山本豊福さんによれば、この鉄道はもともと、大井川上流のダム建設の資材を運んだり、山間部でとれる木材を運んだりする鉄道だったそうだ。利用者数の減少を食い止めるべく、昭和51年(1976)からSLを導入し、観光路線にシフトしたという。C56形やC11形など昔懐かしい4台のSLはもちろん、それ以外の車両も京阪や近鉄などの「昭和電車」だという。オールドファンには垂ぜんモノの路線となっている。旧国鉄時代の客車に満タンのお客さんを乗せて、SLの旅にいざ出発!きしむような音を立て、SLはゆっくりと動き出した。木造の車内にエアコンはもちろんない。扇風機が頭の上でぶんぶん回っている。うっすら湿り気のありそうな空間は、ほとんど「千と千尋」の1シーンである。発車早々、登場するのが「SLおじさん」だ。車内アナウンスで車両のミニ知識や沿線情報をガイドしてくれる。そして手持ちぶさたになったらハーモニカを吹くのだが、その音色が実にSL旅にマッチしていて気分がいい。鉄道は、約30キロの道のりを1時間半かけて走る。はっきり言ってスピードは遅い。並走する自動車が何台もSLを追い越していく。ガタガタと振動も大きい。しかし存在感は抜群で、沿線にあるキャンプ場から、みんなが手を振ってくれる。山本さんは「時間に余裕があれば、ぜひ途中下車してあぷとライン(=井川線)の渓谷や湖などの風景を楽しんでください。温泉も素晴らしいですよ」とのこと。そんな声に後ろ髪を引かれつつ、駅で山菜そばを食べ、駅前の屋台でくし焼きをほお張って、新金谷駅に引き返す。復路の車両は、オレンジ色がまぶしい近鉄16000系だ。これはこれで十分レトロ。通勤や通学に使う人も少なくないようで、行きのド観光列車とはひと味違う旅の醍醐味(だいごみ)を味わうことができる。帰路も十分、電車旅を満喫して新金谷駅に到着した。名残惜しい。日本の四季を味わえる大井川鉄道。中でも秋の紅葉シーズンが一番人気だそうだ。混雑しているだろうが絶対また来ようと心に誓う。「消え去る運命にあるSLの風景だからこそ、大切に残したいのです」。そう語った山本さんの言葉を思い出しつつ、駅を後にした。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日先日公開を迎え、若い層を中心に話題を集めている映画『ソラニン』。本作で俳優デビューを飾ったサンボマスターの近藤洋一が、サンボマスターのメンバー、山口隆と木内泰史、人気ラジオ番組「風とロック」(TOKYO FM)のディレクター箭内道彦のための“マル秘”試写会で、3人のためだけに舞台挨拶を行った。また、サンボマスターの5thアルバム「きみのためのつよくなりたい」のオリジナルジャケットを映画の原作者・浅野いにおが担当することも発表され、その画像もいち早く到着した。「祝!近藤洋一俳優デビュー」と称し、記念企画として開催されたこちらの“マル秘”試写会。開始前から山口さんは「普段から一緒にいる近ちゃん(近藤さん)が映画に出ているから、こっちが緊張して観られない」とドキドキ、木内さんも「演技するということは、いままでと全く知らない近ちゃんがいるわけだから、どういう感情になるのか分からない。」と2人とも、花嫁を見守る父親のような心境?…と、思いきや、舞台挨拶が始まるとそんな緊張もどこへやら、山口さんと木内さんは突如、記者に扮して壇上の近藤さんに質問!近藤さんは「僕が演じた加藤は大学6年生のベーシストですが、僕自身、10年前に大学6年生までいくという経験をし、人生を賭けた役づくりをしました(笑)」とおどけつつ「俳優の方でも一生に何度かハマり役があると思うのですが、僕には加藤以上のハマリ役はないと思いました」と力強く語った。その後、いよいよ上映がスタート!鑑賞を終えての山口さんと木内さんの第一声は「最初のセリフを聞いたときから、近藤洋一だと思わなかった!」。その後、箭内さんを交えたトークでも、山口さんは近藤さんの存在感を絶賛しつつ「観ていて、色々な答えがあっていいんだなと思ったし、悲しいシーンはたくさんあるけど力をもらえました」と映画への共感も語ってくれた。木内さんからも「この映画は、10年後でも10代〜20代前半の人たちが観ていく、語り継がれる作品だと思うので、そこに近ちゃんが出ていると思うと誇らしいですね。実は、映画を観る前は恐くて、それはどうしてだろうと思っていたのですが、近ちゃんを見るのを、自分をTVで見るような感じで考えているからだなと思いました。それだけバンドの絆が深いってことなんだなと思いましたね」と近藤さんにとっては仲間からの何よりも嬉しい言葉が!近藤さんはこの日、本作を半年ぶりに観たそうだが「最後のライヴのシーンはすごいリアルで、昔を思い出しました」と感慨深げに語った。なお、こちらの試写会の様子は4月24日(土)の「風とロック」(25:30〜)にて放送され、月刊「風とロック」にも掲載される予定。加えて、サンボマスターにとって5枚目となる4月21日(水)発売のアルバム「きみのためにつよくなりたい」のジャケットのイラストを、『ソラニン』の原作漫画の作者・浅野いにおが描き下ろすことに。女性がサンボマスターの3人を優しく見つめるというこちらのジャケットも大いに話題を呼びそうだ。『ソラニン』は全国にて公開中。「風とロック」公式サイトシネマカフェSweet「『ソラニン』 素晴らしきマンガワールド特集」■関連作品:ソラニン 2010年4月3日より全国にて公開© 2010浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会写真:太田好治■関連記事:映画化を望む漫画ランキング!1位に「スラムダンク」&「天使なんかじゃない」あのシーンも原作の種田そのまま!『ソラニン』高良健吾の落書き顔公開宮崎あおい、桐谷健太の細かいネタに“グッときた!”『ソラニン』三木孝浩監督動画インタビュー!宮崎あおいが監督に漏らした思いとは?芽衣子は理想の恋人?あなたの青春恋愛ソングは?『ソラニン』アンケート結果発表
2010年04月15日忍者の掟を破り、抜忍という過酷な運命を自ら選んだ男、カムイ。白土三平による傑作漫画「カムイ外伝」で描かれたこの伝説のヒーローが、名匠・崔洋一といまをときめくヒットメイカー・宮藤官九郎のタッグにより、遂に実写映画化された。9月の公開に先駆けて、7月22日(水)、本作の完成披露試写会が開催され、上映前に主演の松山ケンイチ、宮藤さん、そして崔監督の3人が登壇、トークを繰り広げた。一昨年の11月にクランクインしてから約1年、紆余曲折の撮影を経て、先月ようやく完成を遂げた本作。崔監督は、長い制作期間を「『カムイ外伝』という映画の宿命から、天は我々に時間というものを与えてくれた」とふり返る。今回、宮藤さんを脚本に起用した理由を尋ねると「宮藤官九郎の持つ異端のエッジが好きで、それを掛け合わせることによる化学反応が力になると確信。それで強烈にお願いしました」と語った。さらに、カムイ役をやれるのは「松山ケンイチしかいない」と断言する監督。「松山ケンイチがこの作品に参加してくれなかったら『カムイ外伝』はやめるつもりだった」と、惚れこみようを明かした。これに対し、松山さんは「崔監督は、僕の周りではすごく怖がられてた存在でビビッてたんですが、最初の衣裳合わせのときに『じゃ、ケンちゃんこれ着てみて』と言われて(笑)。そのときから安心して、一番心を預けられる存在になりました」と巨匠との仕事をふり返った。宮藤さんは脚本化にあたり、「カムイ外伝」だけでなく前作の「カムイ伝」まで、膨大の量の原作を読むところからスタートしたとのこと。これまでの作風とは一線を画す超大作に挑んだことについて、「いままでやってきた作品の流れとは明らかに違うので、最初はなかなか掴めなくて苦労しましたが、それは自分でも望んでた部分でもあって、とにかくいろいろ(脚本を)書き直しました」と苦労も滲ませた。本作りをふり返り、「生きるために殺るという、カムイの生きることに対する執着が新鮮で、その答えを探すための本作りでした」と語った。松山さんも初の本格アクションに向けて、約1年かけてトレーニングを行ったが、その完成度は崔監督曰く「助走つければ、壁を横走りできますよ。全然忍者じゃん、役者辞めてもいけるくらいにかっこいいです」とのこと。宮藤さんからも「“あ、カムイだ”と。子供から大人に変わったときのカムイのゴツゴツした感じに近くて、(出演に)大賛成でした」と絶賛を受け、照れくさそうな表情を浮かべた。さらに、原作者の白土さん本人にも「本物だ」と言わしめたという松山さん。「出来上がったキャラクターと向き合っていくのに、気持ち的に不安定になることもありましたが、最後に白土先生にそう言ってもらえて、やらせてもらって良かったと心から思った」と当時の感動を明かした。そして、崔監督から「ケンイチの完全無欠なスーパーマンでない、これからのヒーローとしてのカムイ像をしっかりと見届けていただきたい。本当に、松山ケンイチはカムイです、カムイが松山ケンイチです」とダメ押しのメッセージが贈られ、最後には、達成感に満ちた笑顔で3人そろって万歳ポーズでイベントを締めくくった。『カムイ外伝』は9月19日(土)より全国にて公開。■関連作品:カムイ外伝 2009年9月19日より丸の内ピカデリー2ほか全国にて公開© 2009「カムイ外伝」製作委員会■関連記事:松ケン×クドカン登場!『カムイ外伝』完成披露試写会に50組100名様ご招待倖田來未「新しい自分に挑戦したい」『カムイ外伝』で日本語オペラを歌う!松ケン、小雪の支えも得て過酷な忍者アクションを克服「自身で最高の演技が出来た」
2009年07月23日