滋賀県甲賀市信楽町で11日に開催された「第三回全国狸の腹鼓(はらつづみ)大会」で、2連続優勝中の奥田勉さんが今年も優勝。殿堂入りを果たした。同イベントは、人間がタヌキになったかのように腹鼓を打って楽しみ、周りの人も化かされたかのように一緒になって腹を抱えて笑おうという、信楽狸の焼き物で広く知られる同町らしい催し。悪天候をおしての開催となり、出場者は9名と昨年の3分の1に止まったが、200人の観衆が笑顔で盛り上げる中、それぞれがタヌキの衣装をまとって腹鼓の音色、音量、立派さ、ユニークさ、タヌキらしい品格などを競った。3連覇の偉業をなし遂げ殿堂入りした、同町在住の奥田さんは、高らかな腹鼓の音を響かせて貫禄の優勝。準優勝には島根県の野田さんが、仮装大賞には熊本県の黄檗(きはだ)さんがそれぞれ選ばれた。次回から後進の指導役に回る奥田さんは、「三日三晩練習して来たかいがあった。優勝しかない、もっか敵なしとの意気込みで大会に臨んだ。出場者のパフォーマンスも大会ごとにレベルアップしてきていると肌で感じている。今後も何らかの形で参加したい」と意気込みを語っていた。同イベントの情報は「信楽町観光協会公式ページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日山梨県富士河口湖町で11月25日(日)に実施される「第1回富士山マラソン」により、河口湖、西湖周辺道路の交通規制が実施される。交通規制日時は11月25日(日)07:00~15:00まで。規制箇所は「全面通行止め」となるので注意。なお、エリアにより規制時間が異なる。富士山マラソン(旧名・河口湖日刊スポーツマラソン)は、東日本最大級のマラソン大会で、去年までとコースを変更し、フルマラソンと河口湖1周コースの2つが行われる。フルマラソンのスタート時間は08:15。制限時間は6時間30分(14:45まで)。河口湖1周コースのスタート時間は08:00。距離は17.2kmで制限時間は2時間30分(10:30まで)となる。交通規制詳細は富士河口湖総合観光情報サイトで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月21日熊本県阿蘇、大分県竹田、宮崎県高千穂の3地域では、105の温泉施設で共通利用できる「湯ごもり入浴券」(1,500円)を利用し温泉巡りを楽しむ「阿蘇温泉郷 湯ごもり祭」を開催している。期間は来年の2月28日まで。同祭りには、阿蘇地域から85施設が参加している。「湯ごもり入浴券」を利用することで、降り積もる雪を見ながら入浴できる露天風呂や、60mの岩山から落ちる豪快な滝を見ながら入浴できる露天風呂など、さまざまな温泉に入ることができるという。また、期間中、イルミネーションに彩られた50基以上のツリーがトンネル内に展示される「高森湧水トンネルクリスマスファンタジー」や、黒川温泉の新年恒例「千人鍋の振る舞い汁」などのイベントも実施するとのこと。なお、「湯ごもり入浴券」では、温泉に5回入浴することが可能。さらに、入浴券を購入した人には、最大で15,000円分の宿泊補助券が抽選で当たる「スタンプラリー」に参加できる「湯ごもり祭ハンドブック」を配布する。詳細は、キャンペーンページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日ここまで一方的なスコアとなるとは思わなかった。11月18日に行われたJ1昇格プレーオフ準決勝の話である。決勝・国立競技場へのキップを手にした大分トリニータと、ジェフ千葉のサポーターも、さすがにアウェイに乗り込んでの4-0は予想しなかっただろう。相手はJ2リーグ戦で上位に位置している。引き分けならばリーグ戦順位が上のチームが勝ち残る特別ルールのため、90分間で勝ち切らなければならない。千葉は横浜FCに、大分は京都サンガにリーグ戦で連勝しているが、決して簡単な相手ではない。大一番の重圧も半端ではないだろう。そんな逆風の中での4-0だ。まさかの完勝劇だが、不思議な勝利ではない。大分、千葉には勝利の理由があった。2012 J1昇格プレーオフ 決勝 大分トリニータ対ジェフユナイテッド千葉 開催情報大分の勝因は秘策にあった。田坂和昭監督はプレーオフ用の一手として、フリーキックのキッカーに普段ターゲットになる長身FW・森島康仁を指名。「非常にガチガチで、自分たちらしいサッカーが全くできなかった」と田坂監督が振り返った通り、試合開始早々京都にペースを掴まれるが、17分に森島康仁のフリーキックがゴール右上隅に吸い込まれ先制!これで大分イレブンのカタさがほぐれた。エースの一撃で大分は堅守速攻のスタイルを取り戻した。芸術的な弾道を描いたフリーキックでノッた森島はその後も凄みを見せ、PKを含む4ゴールと大爆発。3位・京都を奈落へと突き落とした。千葉の勝因はチームの意思統一にあった。こちらも立ち上がりは横浜FCに攻め込まれるが、チームは落ち着いていた。MF・兵働昭弘の相手DFの裏をついたパスにFW・藤田祥史が反応、得点に結びつかなかったが、「裏のスペースを狙える」と共通認識が生まれた。33分、MF・佐藤勇人のロングパスにFW・藤田が飛び出し、相手をかわして先制弾を決めた。風下の前半は相手DFとGKの間にボールを供給し、後半になると遠目からのシュートともに、前掛りになった相手にカウンターを決めた。結局、横浜FCに主導権を渡さず、藤田の2得点、MF・米倉恒貴とMF・佐藤健太郎のゴールで4位・横浜FCの夢を砕いた。プレーオフの2試合はいずれも下位チームが勝ち、リーグ戦の結果も反映されていた。J2リーグ戦の5位は千葉、6位は大分。両軍の直接対決は1勝1敗だ。千葉・木山隆之監督は「自分たちは引き分け云々ではなく、連勝で終わらせるスタンスでやる。有利不利はないんじゃないかと思う。最後は死力を尽くす試合になると思う」とジンクスを否定した。対する田坂監督は「(千葉は)攻撃陣のクオリティが非常に高く、バランスの取れたチームなので、簡単な相手ではない。千葉に対してしっかりと対策を練って、いい準備をしたい」と次なる秘策を予告した。千葉の1トップも大分の2トップも裏への意識は高い。藤田、森島の両エースもノッている。両軍ともプレーオフ2試合目の落ち着きもあるだろう。となると、不用意な失点は考えにくい。ならば、1点が重いヒリヒリした緊迫感漲る90分間が演じられるはずだ。2012J1昇格プレーオフ決勝は11月23日(金・祝)・国立競技場にて開催。チケット発売中。
2012年11月20日常陽銀行は13日、利根支店を12月3日にリニューアルオープンすると発表した。新店舗の所在地は、現在の店舗がある茨城県北相馬郡利根町布川3331と同じ。店舗内は、広々としたロビーとプライバシーに配慮した個室タイプの相談ブースや全自動貸金庫を備え、顧客に快適に安心して利用してもらえる環境を整えている。また、同行では初という太陽光発電パネルを設置し、環境に配慮した店舗にしているという。窓口・ATMの営業時間は現店舗と同じ。リニューアルに伴い、新たに設置した全自動貸金庫の営業時間は平日午前9時から午後5時となっている。新店舗についても、より一層のサービス向上に努めていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日社団法人久米島町観光協会は12日、「久米島ゆるキャラ大作戦」で募集したゆるキャラ候補の中から、優秀5作品を発表した。同コンテストは、久米島町のゆるキャラを公募し観光パンフレット等で活躍してもらおうというもので、9月1日~10月31日まで募集が行われ、298点の応募があった。12日の発表では優秀作品5点を選出。今後は決選投票が行われ、最優秀作品1点が決定される。決選投票は島外在住者でも可能。官製はがきにキャラクターのエントリーナンバーを記載し、沖縄県島尻郡久米島町字仲泊962-2「社団法人久米島町観光協会」宛12月7日必着で応募すること。応募は1人1票のみで、同住所、同姓同名での応募は無効。久米島ボタルの元気な男の子。大好物はみそクッキーとドラゴンフルーツ。飛び立つときや興奮すると、羽根が大きくなる。お気に入りの久米島紬を着て、毎日島中を飛びまわる。クメジマホタルをイメージ。元気に久米島紬の着物で、くめくれない色付け。久米島をアピールする。久米島ほたるをイメージ。おしりはハートの形で光り、飛べる。おなかの久米島マーク(オリジナル)は本人のお気に入り。クメジマホタルをモチーフに青い空とエメラルドグリーンの海、白い砂浜、久米島紅や久米島紬など観光目玉を詰め込んだ。両手を広げて久米島をアピールする。頭には、はての浜のイメージの入った笠と久米島町の花のクメジマツツジがあり、体は久米島のサンゴ礁のデザインが入っている。キャラクターネームも同時に募集しているので、応募の際には記載を。キャラクター名が選ばれた人1名(同名多数の場合は抽選)で記念品が贈呈される。なお、島内在住者は12月9日に開催される産業祭にて投票を行う(期日前投票可能)。詳細は「くめじま情報」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日サンリオエンターテイメントは、12月にテーマパーク「サンリオピューロランド(東京都多摩市)」と、「ハーモニーランド(大分県日出町)」に無料開放日を設けることを発表した。ピューロランドは12月6日・7日。ハーモニーランドは12月7日。両テーマパークが無料開放日を設けるのは2011年に続き2回目。無料開放日「2012 SANRIO THANKS PARTY!」では、両テーマパークの入場をはじめ、アトラクション・ショーも無料になる。また、11月9日よりサンリオショップのポイントサービス「サンリオフレンドシップクラブ」限定店を対象に、200ポイントでプレミムアムパーティチケットと交換するキャンペーンも実施する。実施店舗や詳しい内容は、無料開放日に関する公式サイトで案内している。屋内型テーマパークとなる東京都多摩市の同園では、知恵の木ステージにてさまざまなショーやイベントを開催。さらにたくさんのキャラクターが館内各所でグリーティング出演する。また、サンリオデザイナーによる「キャラクターイラスト会」を9時30分~19時30分に実施。1枚100円で販売し、売り上げの一部は国連人口基金等に寄付されるという。開園時間は、8時30分~21時(最終入場は19時30分)。各日午前7時30分より正面入り口前にて、当日分の入場整理券を配布する。同園は、大分県日出町の屋外型テーマパーク。握手や記念撮影が楽しめる人気キャラクターたちによる「サンクス★スペシャルグリーティング」、花火が上がるレーザーショー「イル★ミラクル~クリスマスナイトパーティー~」が行われる。また、子宮頸(けい)がん予防啓発プロジェクト「ハロースマイル」募金も実施。開園時間は10時~21時(最終入園20時)。ハーモニーランドチケット売り場にて受付する(予約不要)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日長野県上水内郡飯綱町で農家と交流しながら、今が旬のりんごのもぎ取りができる「りんご体験ツアー」を開催中だ。期間は11月25日(日)まで。参加費用は1人2,500円。イベントは、りんご畑で農家の人に説明を受けながらりんご収穫の体験ができるというもの。収穫する品種は、10月中旬から下旬にかけて「秋映(あきばえ)」と「シナノスイート」。11月中旬は人気の高い「フジ」となる。収穫は一人5kgまで。そのほか、外国産リンゴのフレッシュジュースの試飲や、「いいづなアップルミュージアム」の見学、外国産と国産りんごの食べくらべなどができる。「いいづなアップルミュージアム」にはりんごの品種や歴史、栽培方法から料理、加工品、効能などが分かる「りんごの博物館」や、りんごをモチーフにした絵画や写真などの芸術作品を展示している「常設展示」、軽食や地元の食材を使用したランチを楽しめる「i-cafe’(アイカフェ)」などが併設されている。参加希望者は参加日の3日前までに「いいづなアップルミュージアム」に2人以上で申し込むことが必要。なお、イベント参加者全員に、そば処よこ亭、日帰り温泉施設・むれ温泉天狗の館の割引クーポン券がプレゼントされる。詳細は飯綱町ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日長野県・軽井沢町の「軽井沢高原教会」では、季節のイベントとして紅葉のライトアップを11日まで行っている。同教会は90年の歴史があり、軽井沢の変遷を見続けてきた軽井沢を代表する教会。大正時代から多くの文化人が集い、心を寄せる特別な場所となっており、それは今も受け継がれているという。教会前の中庭は、今の時期、モミジやカツラが彩り鮮やか。紅や黄色に染まった景色が美しく、夜は木々を照らすライトアップが幻想的な風景を作り出すという。紅葉に包まれながら、軽井沢の晩秋を楽しめるイベントとなっている。紅葉ライトアップの点灯時間は、18時~21時。ライトアップ期間中は数々の企画も用意されている。まず、「森の中の野外美術館」では、自然の中でさまざまに表情を変える木のオブジェを中庭に展示。人気は3匹のクマとフクロウ。紅葉と一緒に記念撮影ができる。開催時間は9時~21時。「実るメッセージツリー」は、大切な人に気持ちを込めたメッセージカードを、モミジやイチョウの形に織り込んで木の枝のオブジェにつるし、恋と紅葉が実るアート作品が完成する。開催時間は平日9時~20時、土日祝9時~21時。最終日の11日13時30分~14時15分には、「ゴスペル礼拝」を開催。教会でゴスペルを歌い、晴れやかな時間を過ごすことができるという。また、教会に隣接する「星野温泉 トンボの湯」では、信州産のリンゴが1,400個浮かぶリンゴ湯を開催している。開催日は、10日~13日10時~22時。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日大分といえば由布院や別府といった有名観光地を思い浮かべる皆さん。観光地を少し離れると、大分県は海の幸、山の幸をふんだんに使った絶品「丼モノ」を味わえる場所であることはご存じだろうか?今回は、値段・クオリティー・ボリュームすべてに二重マルの、大分県自慢の絶品丼をご紹介!大分空港からすぐの国東市安岐町にある「梅園の里」。ここは三浦梅園に関する資料館として有名だが、実はそれだけではない。この施設の食事処「梅の庵」で味わえる「くにさき海鮮丼」は、知る人ぞ知る絶品の丼なのである。取材に応じてくださったのは支配人の田中さん。田中さんによると、使われている素材は国東の海で獲れたばかりの海鮮で、それを料理長がたっぷり盛りつけてくれる。どんな一品なのか確かめるべくオーダーしてみて驚いた。タコ、エビ、いくら、サーモン、ぶりなどが、今にも丼からこぼれおちそうなほどぜいたくに盛りつけられているのだ。ご飯は酢飯ではなく、炊き立ての白米。そこに、別付けのタレをお好みでかけていただく。見た目のゴージャスさにも、素材の鮮度のよさにも驚かされること間違いなしのこの丼は、なんと1,500円という手ごろな価格。前日までの予約が必要とのことだが、大分空港を利用する機会には、ぜひ足を伸ばしてみてほしい。上質なワインを心ゆくまで味わえるのが、「安心院ワイナリーレストラン朝霧の庄」。こちらのレストランでは、しゃれた内装からは想像もつかないようなワイルドな肉食丼を堪能することができる。どんな丼かというと、150グラムの和牛ステーキがそのまま搭載された「ステーキ丼」(1,575円)である。こちらは開店当初から超人気メニューで、1日限定20食。ワイン好きなら、赤ワインと一緒にオーダーするのがおすすめだ。和牛とワインの相性は抜群だが、丼とワインという妙なる組み合わせは初体験という人も多いはず。初めての出合いがこんなゴージャスな丼で実現すれば、きっと生涯記憶に残る味になるのではないだろうか。●information 安心院ワイナリーレストラン 朝霧の庄宇佐市安心院町下毛 県最南端にある「蒲江(かまえ)」は自然の宝庫。この街の人気丼は、「道の駅かまえ」にある。ランチタイムにはこの丼を目当てに長い行列ができるほど。その人気メニューが「海鮮丼」(1,150円)だ。きびなごをはじめとした4種類の魚、いか、うに、いくらがご飯の上に所狭しと並べられた丼は、まず見た目が美しい。女性の固定ファンも多く、毎週遠方から通ってくる常連も多いとか。今回は、毛色の違う3つの丼を紹介したが、どれも一級品の素材を楽しむことのできるものばかり。これから大分を訪れる際には、スケジュールに「絶品丼巡り」を組みこんでみてはいかがだろう?新鮮で濃厚な素材をリーゾナブルに楽しめば、旅の満足度もぐっとアップするはずだから。●information 道の駅かまえ海鳴り亭 大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦5104-1【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月06日栃木県のツインリンク茂木(栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1)で、愛犬と遊べるイベントが盛りだくさんの「Honda Dogワールドもてぎ2012」が開催された。開催日時は11月3日(土)、4日(日)の2日間。Hondaユーザー感謝祭の一環として行われ、愛犬と一緒に参加できるプログラムや抽選会を用意し、参加者に楽しんでもらうことを目的としている。愛犬とおもいきり遊べるのはもちろん、関連商品やケアなど、犬のライフ全般的に網羅されたイベントが用意された。開催内容は、「開催プログラム」と「わんこ関連ブース」に分かれており、開催プログラムでは、特設ドッグランでゲームを楽しめる「犬-1グランプリ」や、昨年度フリースタイルグランドチャンピオン優勝、準優勝に輝いたチームによるディスクドッグ(競技者と競技犬とのペアで行うアニマルスポーツ)のデモンストレーション、初心者向けの「ディスクドッグセミナー」が行われた。さらに、東京コミュニケーションアート専門学校による「わんこのお手入れコーナー」などが開催。わんこ関連ブースでは、ペットフードの販売などを行うPURINA(ピュリナ)が、「ピュリナ小学校」と題して、愛犬とオーナーのより良い信頼関係づくりと愛犬の健康的な食生活のための特別講座を開催した。ペット関連商品の販売を行う「ベニールの森」は、保存料無使用・無着色のおやつ、「グルコサミンジャーキー」、「カキエキスジャーキー」を特別価格で販売。さらにハンドメイドの首輪などを販売する「革首輪工房withDogs」は、オリジナルリード&カラーのオーダー受付や、既製品の販売を行った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日茨城県大洗(おおあらい)町は11月18日に大洗マリンタワー前芝生広場にて、「大洗あんこう祭」を開催する。同イベントは、茨城の冬の味覚である「あんこう」」を存分に楽しめる恒例の催し。あんこうならではのさばき方「つるし切り」の実演も見ることができる。「つるし切り」は、やわらかくぬるぬるしたあんこうをさばくため、あごを金具で引っ掛けてつるし、安定させて切る昔ながらの手法。10時30分と12時40分の2回実施する。また、1杯100円であんこうの味を楽しめる「あんこう汁」の販売を2,000食限定で行う。収益の一部はチャリティーに寄付するという。あんこう汁の販売は、11時からと13時からの2回。さらに「あんこう亭」による本格あんこう鍋の販売も行う。当日はステージイベントとして、郷土芸能の披露や仮面ライダーウィザードショー、大洗高校マーチングバンド「BLUE-HAWKS」、お楽しみ抽選会などを実施。さらに現在放送中のTVアニメ「ガールズ&パンツァー」のキャストが参加するトークイベントも行う。その他、11月22日に埼玉県で開催される「茨城あんこうフェアinけやきひろば」でも、あんこうのつるし切りほか、あんこう鍋の販売が行われる。さいたまスーパーアリーナ隣接のけやきひろば2階サンクンプラザ脇にて、12時30分から19時まで開催。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日神奈川県横浜市の日ノ出町、黄金町周辺地域で「黄金町バザール2012」が10月19日からスタート。期間は12月16日(日)11:00~19:00まで。月曜は休場日。場所は、京急線「日ノ出町駅」から「黄金町駅」間の高架下スタジオ、周辺のスタジオ、既存の店舗、屋外など。イベントは、街の景観や活動と関係を結びながら展開するアートの形を来場者に紹介し、豊かな街の将来を考えるきっかけにしようというもの。作品展示のほか、参加型ワークショップやトークイベントなどが行われる。内容を紹介すると、「オープンスクール」と題したトークショーは、アーティストや建築家、商店主、歌人、美術ジャーナリストなどさまざまな業種が集まりそれぞれの活動を紹介するイベントだ。「まちあるきツアー」は期間中の毎週日曜日に開催。サポーター、地域住民、大学生、大学院生など黄金町バザールにかかわるメンバーがツアーコンダクターをつとめて展示会場を巡る。「初黄日(はつこひ)商店会のかいだん広場マーケット」は初音町、黄金町、日ノ出町の商店自慢の逸品が販売される。「産直おおたき・きらく亭」では千葉県大多喜産の新鮮野菜の販売と、新鮮な素材を使った本格家庭料理を味わうことが出来る。「アートワークショップ」は子供も楽しめるさまざまな工作や、アート体験コースが用意される。「ワンデイバザール」は毎月第2日曜日に行われるイベントで、アーティストの制作スタジオの一部を紹介するほか、黄金町エリアの楽しみ方を紹介するもの。内容は以下の通り。・アーティストや建築家などのアトリエ・事務所の一般公開 ・アーティストのアトリエを巡るまちあるきツアー ・地域のお店の自慢の一品を集めて販売 ・手作りの品をそろえたフリーマーケット 黄金町バザールに入場するには会期中有効のフリーパスを購入する。高校生以上500円、中学生以下は無料となる。<パスポート販売場所>・黄金町アートブックバザール(日ノ出スタジオ内) ・バザール・バザール(高架下スタジオSite-A内) ・ちりめんや イベント詳細は黄金町バザールのホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日日本一の源泉数と湧出量を誇る大分県別府市では、市街地のあちこちに温泉が噴出している。そのため、温泉施設の数は郵便ポストの数より多いとか。そんな湯の街では「えっ、こんな所に?」という意外な場所に名湯がある。というわけで、この街だからこそ出合えるユニーク温泉をレポートしよう。別府八湯のひとつ「観海寺温泉」の入り口にあり、食事をした人は温泉に入れるという「焼肉慶松苑」。温泉サービスは昭和54年(1979)のオープン時から。元旅館だったという造りを生かし、温泉好きのご主人が手入れしてお客さんに開放している。焼肉店の横にある風呂は、野趣あふれる岩風呂。いざつかってみると、おお天国。少し青みがかった湯はやさしくて気持ちよく、身体はポカポカ。温泉成分で配管が詰まらないよう、コンディション維持にいつも汗を流すご主人の愛情も温かい。●information 焼肉慶松苑 別府市南立石2062-1 続いて紹介するのは、観海寺温泉の背後、立石山の中腹にある「いちのいで会館」。本業は仕出屋さんだが、店内で食事をすることもでき、食事した人は入浴もできるのだ。温泉は食事したお客さんへのサービスという位置づけで、店を訪ねるとまずは風呂へどうぞと案内される。風呂場は食事処から歩いてほんの数分のところ。木立に囲まれた「金剛の湯」と、プールのように広い「景観の湯」の二つの湯が男女日替わりで利用できる。素晴らしいのは景観の湯で、最初は神秘的なブルーの湯にびっくり。続いて湯船から眺める景色のすばらしさにも驚かされる。肌に気持ちのいいお湯を堪能しながら、のびのび開放的な気分にもたっぷりひたれる。しかも、温泉を満喫した後は、大分の郷土料理、だんご汁定食が待っていた。●information いちのいで会館 別府市上原町14-2 開創1044年という歴史ある寺にある温泉で、源泉は地獄巡りのひとつにもなっている「龍巻地獄」から引き湯している「長泉寺薬師湯」。地元の人に利用してもらおうと前住職が浴槽を設計し、家族総出で手作りしたというありがたい温泉だ。訪ねてみると、湯屋の中には、大人3人がつかればいっぱいという感じの浴槽があるシンプルな造り。入浴料の表示はないが、おさい銭を置いていくのがマナーのようだ。つかってみると湯は肌にやさしく、二の腕あたりをなでてみるとすべすべに。飲んでみると酸味と鉄分が感じられ、胃腸によさそう。「地獄」で出合った湯は極楽であった。●information 長泉寺薬師湯 別府市野田4-2 さらに別府には、競輪場にも温泉がある。その名も「競輪温泉」。しかもレース開催期間中は無料で入浴できる。浴槽はいかにも共同湯というイメージの長方形で、透明な湯が湯船からあふれ流れている。つかってみると、かなり湯は熱めで、身も心も引き締まる思い。これなら、レースでエキサイトしたお客の心身も一気に引き締まるに違いない。ちなみにこの温泉は、入浴だけの利用も可能だ。さてお次は「別府ラクテンチ」をご紹介。こちらは、別府市街を見下ろす立石山中腹にある遊園地で、開園は昭和4年(1929)。気軽につかれる足湯のほか、大浴場や露天風呂が整備され、来園者はなんと無料で利用できる。つかってみると、さすがの見晴らし。晴れた日は四国まで望めるというロケーションは最高。心ものびのび遊ばせることができた。最後に紹介するのは、自宅の一部が喫茶店とギャラリーに改装されている、アットホームな雰囲気の「茶房たかさきの湯」。手作りの自宅用温泉を喫茶店利用者に開放している。ご主人は別府八湯に入りつくした温泉名人で、別府八湯名人会初代会長だ。源泉は高温だが、天候や気温を見ながら湯だめ時間を調整し、源泉100%の素晴らしい湯加減をキープしているという。つかってみると、なるほどちょうどいい温度。ご主人の温泉への愛情とこだわりが実感できる隠れた名湯。●information 茶房たかさきの湯別府市朝見1-2-11 別府にはこの他にも様々な変わり種温泉が存在している。この地を訪れるならぜひ、ガイドブックにはなかなか載らない、「自分だけが知っている温泉」を見つけてみてほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日岡山県の岡山駅~津山駅を結ぶJR津山線に、美咲町オリジナルのラッピングをほどこした列車が登場した。2013年6月ごろまで、定期列車として毎日2~7本運行する。「美咲町ラッピング列車」は、美咲町の玄関口であるJR亀甲駅を拠点とした観光施策の第1弾として行われるもの。JR津山線の列車1両(キハ47系気動車)をラッピングし、美咲町の魅力を観光客へPRする。ラッピング列車のデザインは、全国の小、中、高校生を対象に行った「幸せのエッグデザインコンテスト」の応募作品975点の中から選ばれた14作品。列車の前に2作品、左右に各6作品が配置されている。列車のメインカラーは黄色で、美咲町が展開する観光プロジェクト「美咲黄福物語」のロゴや、「美作国建国1300年」、「幸せいっぱい美咲町」のロゴが描かれている。運行時間の詳細など美咲町ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日山梨県身延町は役場の若手職員の企画による町の自然を生かしたイベントの第3弾として、 婚活イベント「TREASURE IN MINOBU~愛接近中!!愛の発掘現場へ急行せよ!!!~」を11月18日に開催する。今回は、観光客の方からも人気の高い身延町内にある宿坊(すくぼう)「覚林房」が会場。日蓮宗総本山身延山久遠寺のおひざ元ならではの、ユニークな婚活イベント企画になっている。同町は11月には紅葉シーズンを迎えるため、雄大な自然と紅葉の美しさも楽しめる。当日は「覚林房」に集合。自己紹介をした後は雑巾がけリレー、境内にある文化財探しやクイズなどのオリエンテーションを行う。上人の説法を聞いたり、普段は目にすることができないお宝(文化財)を見ることができたりと、寺院ならではの貴重な体験ができる。昼食は身延町の特産品「ゆば」を使用した精進料理を、ビュッフェ形式で楽しめる。席替えもあるため、気になった人とゆっくり話をすることも可能だという。昼食後は観光スポットとして人気が高い湯之奥金山博物館に向かい、砂金採り体験となる。初心者でも簡単に採取でき、コミュニケーションを取りながら楽しく砂金採りを楽しめる。採取した砂金はイベント記念として、アクセサリーに加工する。同イベントは11月18日の9時~16時まで開催。申し込み締め切りは10月26日。参加対象は25~45歳の独身男女12人。参加費は6,000円。詳しくは同町公式サイトでも案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日旧神岡鉄道(全線廃線)の線路を走る岐阜県飛騨市神岡町の観光用自転車「レールマウンテンバイク・ガッタンゴー」(運営・NPO法人「神岡・町づくりネットワーク」)が第11回日本鉄道賞の特別表彰「蘇ったレール」特別賞に選ばれた。日本鉄道賞は、国土交通省などで構成する「鉄道の日」実行委員が主催し、鉄道の利用促進に貢献した事業者に贈られるもの。全線廃線となった鉄道の取り組みが受賞するのは異例のことだ。「ガッタンゴー」が走る旧神岡鉄道は、奥飛騨の山あいを約40年にわたり走り続け、2006年に廃線となった。この線路を活用し、旧奥飛騨温泉口駅を発着点に神岡鉱山駅との間往復5.8キロを、鉄製の枠で線路に固定された2台のマウンテンバイクを2人でこいで走るというもの。ガッタンゴットンとレールの継ぎ目の振動と音を感じながら進む先には、トンネルやかつての駅舎、町を見下ろせる高架橋などの珍しい風景が楽しめるとあって、人気のアクティビティー。今年は、9月30日までに約16,000人が利用した。今回の受賞の理由となったのは、「独自性とユニークさ」だ。地元の人のアイデアから生まれ、バイクは地元鉄工所・木工所の手作り。宣伝費はパンフレット代の8万円しかかけていないが、ユニークさが受けて利用者は年々増加。「黒字営業」を続けている。「困難を乗り越えた」実績も大きいが、何より選考委員に共感を与えたのは「レールを残したい」という鉄道への深い思いが原点になっているという点。「鉄道が地域の人たちにとっていかに重い存在であるかを訴えている」と評価された。「神岡・町づくりネットワーク」事務局では、「地元の方たちの理解と協力、情熱に支えられての栄誉。これを機に、私たちが熱く望んでいるレールマウンテンバイクのコースの延伸につながれば」と話している。なお、今年の営業日は11月25日(日)までで、要予約。水曜が定休日で、平日はスポット営業となる。来年の営業は4月からだ。また、今年10月からは、前後二人乗りの「タンデム自転車」タイプも登場。体力に自信がない人でも電動(ハイブリッド)自転車があるので安心。料金は1名1,000円。ハイブリッド車は1,500円。チャイルドシートもある(有料)。発着点の旧奥飛騨温泉口駅へのアクセスは、車利用の場合、東海北陸道飛騨清見ICから約55分、奥飛騨温泉郷から約60分、富山市内から60分。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月11日熊本県玉名郡長洲町で第25回となる「金魚と鯉の郷まつり」が開催される。開催日時は10月28日(日)10:00から。場所は長洲町の「金魚と鯉の郷広場」。長洲町は、愛知県弥富市、奈良県大和郡山市、江戸川下流域などと並び、日本有数の金魚の名産地。その歴史は古く、肥後細川藩の記録にも書かれているほどで、350年も前から長洲町で金魚の養殖がおこなわれていたと伝えられている。イベントは、長洲町の誇る美しく、また多くの種類の金魚をPRするもの。九州を中心とした金魚愛好家や生産者が集まって自慢の金魚を披露し競いあう「第44回金魚品評会」、「長洲金魚」を特別価格で販売される「金魚販売・物産市コーナー」が予定されている。また、「ながす軽トラ市」では、新鮮な有明海の海産物や、地元産の農産物や工芸品を軽トラに乗せて販売される。「なんさまきてみなっせ市」はフリーマーケット。約230区画を現在募集中だ。「造船工場見学バスツアー」では長さ620mと420m(幅85m、深さ14m)の2基のドックを見学するほか、4機設置されたゴライアスクレーン、迫力の大型タンカーを見ることができる。さらに「有明ソーラーパワー見学バスツアー」は日本最大級のメガソーラーの見学だ。「子ども向け遊具・ポン菓子試食コーナー」は、子ども向け遊具設置のほか、お米約20kgを使用した「ポン菓子」の無料配布。さらに「ひまわり幼稚園児による遊戯の披露」、参加者自ら自転車をこいで発電し、かき氷を作る「環境普及啓発コーナー」、「ものづくりフェア」では、地元産の木材や、い草、ケナフなどを使ったものづくりが体験できる。「ミニボートピア長洲」を運営している長崎県大村市から、「ボートレース発祥の地大村市展」及び「物産市」が開催され、さらに長崎ペンギン水族館からは2羽のフンボルトペンギンが出張サービス。ペンギンとのふれあいも楽しめる。各イベント詳細は長洲町観光情報サイトで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月10日青森県深浦町で新鮮な海産物や野菜を鉄板焼きで味わえる「津軽深浦チャンチャンまつり」が開催される。開催日時は10月20日(土)、21日(日)の10:00~17:00。今年で27回目の開催となる。「津軽深浦チャンチャンまつり」は地元の名産である鮭を市民に味わってもらい、消費拡大とともに地域の活性化を図ろうという「食」をテーマにしたイベント。主催は深浦町観光協会。後援は深浦町役場観光課、鰺ヶ沢町観光協会、八峰町観光協会、東奥日報社など。「食」のイベントだけにグルメコーナーが充実している。イベント名である鮭のチャンチャン焼きコーナーはもちろん、夕陽海岸グルメロード、特産品・海産物即売コーナーが用意されている。チャンチャン焼きを楽しむためには「チャンチャンセット引換券」を購入する必要がある。鮭、野菜、特製みそだれのセットで1人前、当日1,600円、前売り1,300円だ。なお、限定1,500食なので購入はお早めに。イベントは、20日10:00の開会式で幕を開け、チビッコ演芸ショーと続く。その後、お楽しみ抽選会、あみ引き合戦、鮭の大漁引きなどが行われる。21日は国盗りあみ引き、お楽しみ抽選会、鮭の大漁引きのほか、「競演YOSAKOI&郷土芸能」などがあり、ステージイベントもみどころとなる。イベントの名称である「チャンチャン焼き」の語源は、昔、漁師たちが親方に見つからないように”チャンチャンコ”を頭からかぶって、スコップの上で鮭を焼いて食べたという逸話に由来していると言われる。深浦町周辺には、1993年に屋久島とともに世界遺産(自然遺産)に登録された「白神山地」がある。人の影響をほとんど受けていない原生的なブナの天然林が世界最大級の規模で分布している山々だ。また、深浦地域ではブナ原生林や、大小33の湖沼群からなる十二湖がある。特に青く透きとおる湖面が美しい「青池」はみどころの一つ。イベント詳細は津軽深浦チャンチャンまつり公式HPで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日映画『綱引いちゃった!』が映画の完成を祝し、映画のロケ地となった大分市での凱旋プレミアイベントを30日に開催。主演の井上真央、共演の松坂慶子、玉山鉄二、渡辺直美ら総勢10名のキャストが参加した。イベントの様子本作は、大分市役所に勤める主人公(井上)が、市のPRのために“女子綱引きチーム”を結成し、その過程で生まれる絆を描く。『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』の水田伸生氏が監督を務めている。イベント当日は、1100年以上の歴史を誇る古社・春日神社で大ヒット祈願をしたのち、実際に映画のロケにも使用された大分市のメインアーケード・ガレリア竹町商店街で凱旋パレードとトークショーを開催。台風17号による悪天候にも関わらず、会場には約1000人の観客が集まった。井上が元気に「ただいまー!」とあいさつすると、観客からは「おかえりー!」との大声援が巻き起こるという、和やかな雰囲気のなか行われたトークショー。さらに井上は「大分の“好きっちゃ”ところはご飯がおいしいところ! お酒もとり天も大好きないい町でした!! この映画はコメディということで、(他のキャストの)皆さんが楽しそうに演じていたので、笑わないように気をつけて演じていました(笑)」と、大分弁を交えて感謝の気持ちを語っていた。主人公の母親役を務めた松坂は、「撮影前に脚本を読んだときは、綱引きのシーンは誰かが代わりにやってくれるものだと思っていたので、私が全部やることになるとは思ってもいなかったんですけど、綱引きの練習の後の温泉がとっても好きでした。もちろん、綱引きのシーンは全部私がやりましたよ!」とコメントし、玉山も「この商店街のラーメン屋さんに週3回は通っていました」と明かすと、観客からは喜びの声があがった。また、イベントでは大分市長によるキャストへの大分市観光特使就任式や、キャストが製作した“『綱引いちゃった!』ラッピングカー”を観客と一緒に綱引きをするという場面も。さらには、地元の小学生約400名を小学校体育館に招き、イベント終了後に開催した試写会と舞台あいさつでは、井上が「ごはんが美味しいところと、昨年の撮影の時にお世話になった市役所の方や、大分の皆さんがとても協力的で、大好きになりました」と、“大分愛”を存分に語り本作をPRしていた。『綱引いちゃった!』11月23日(金)全国ロードショー
2012年10月01日温泉湧出量が日本一で、別府や由布院など有名温泉地が多い大分県。そんな温泉王国で、高速道路や鉄道が通らない山あいにありながら、多くのファンをもつのが炭酸泉で知られる長湯温泉だ。その泡状の温泉水から別名「ラムネの湯」ともいわれている。今回、名前のごとく、お湯はラムネの味がするのか調査してみた。炭酸泉とは炭酸ガスを多く含む温泉のこと。お風呂に投入するとシュワシュワ泡立つ入浴剤があるが、簡単にいえばあのようなものが天然で湧いているわけだ。また、温泉法で大きく種類が分けられており、温泉1リットルあたり1,000ppm以上の炭酸ガスが溶け込んだものを炭酸泉、1,000ppm以下は炭酸水素泉とされている。長湯温泉には300~1400ppmの炭酸泉と炭酸水素泉が混在し、源泉は30度から50度程度までと温度帯は幅広い。マグネシウムやカルシウム、鉄分などの成分を含んだにごり湯が多く、浸かれば心臓病、飲めば胃腸に効くといわれている。この温泉地が広く知られるようになったのは昭和初期のこと。『鞍馬天狗』や『天皇の世紀』で知られる文豪・大佛(おさらぎ)次郎が、湯の中に小さな泡が立つのを見て「ラムネの湯」と名付けたのがきっかけだという。そのラムネの湯を日帰りで体感できるのが、長湯温泉のシンボル的存在である「ラムネ温泉館」だ。館内にあるラムネの湯の炭酸濃度は1380ppm。まるでサイダーをコップに注いだ時のように、肌にびっしりと泡が付着する。また、隣には42度の「にごり湯」もあるが、泡はそれほど目立たない。ふたつの違いを施設の人に尋ねてみると、「ラムネの湯は温度が32度と低温なんです」という答えが返ってきた。炭酸泉を瓶入りサイダーに置き換えて見ると、低温である理由が分かる。サイダーを高い所から勢いよくコップに注ぐと激しく泡が吹き出て、後に残るのは気の抜けた液体だ。また、気温が高い場所に放置しても炭酸は蒸発してしまう。つまり、高濃度の炭酸ガスを含む温泉でも、浴槽に達するまで時間がかかる、もしくは温度が高いと蒸発してしまう。ラムネ温泉は自家源泉で浴槽まで近いうえ低温なので、目に見えるほどの大粒の炭酸ガスが残っているというわけだ。ちなみに、ラムネ温泉館の湯は、炭酸が抜けやすいとされる40~50度の高温でも高濃度の炭酸を含んでいるのが特長。たとえ泡が見えなくても、炭酸ガスの効能は期待できる。前述のにごり湯も炭酸濃度は、911ppmと意外なほど多かった。効能はさておき、とにかく湯が心地いい。硫黄の匂いがほんのり漂い、全身に湯がじわっと染みいる感じ。炭酸ガスが血行を促進するせいか、湯上がり後も体はポカポカだ。温泉施設や旅館ごとに源泉が違うので、泡の感じや湯色の違いも楽しめる。長湯温泉が「日本一」といわれる理由は、個性の豊かさにもあるのだろう。さて、ラムネ温泉の謎が解けたところで、いよいよ温泉水を飲んでみた。ん、確かに舌の上がシュワシュワするけれど、鉄っぽくて少し塩味もする。これはラムネじゃないなぁ。では、砂糖を入れたらサイダーみたいな味になるのか?長湯温泉観光案内所の坂田まちえさんに聞いてみると、「お水と炭酸泉は成分が違い、炭酸泉は炭酸ガスの他に塩分や鉄分などいろいろな成分が含まれているので、サイダーみたいな味にはなりませんよ」とのこと。なるほど。さらに、胃腸病や便秘に効能があるといっても「お腹がゆるくなることがあるので、コップ1杯程度をゆっくり飲んでくださいね」とアドバイスまでいただいた。ラムネの味はしなくても、これはやはり、おみやげに持って帰りたい。うれしいことに長湯温泉では各温泉施設やヨーロッパを思わせるレンガ造りのしゃれた公営飲泉場で温泉水をくむことができ、持ち帰りは自由。ペットボトルに密封して冷蔵庫に保管すれば5日間は持つそうだ。ただし、飲む際はくれぐれも砂糖は入れないように。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日第2回目の「EARTHARTFESTA土祭(ヒジサイ)2012」が、陶芸益子焼で知られる栃木県益子町で9月16日(日)の新月から30日(日)の満月にかけての15日間にわたり行われている。どこか懐かしく、そして新しい、「土」をテーマにしたアートイベントの「祭」だ。「土祭」は、2009年秋に益子町の主要産業である窯業や農業に共通する「土」をテーマにスタートした益子町のアートフェスティバル。3年ぶり2回目の開催となる。会場は益子町中心部から東部の大羽地区にまたがる3つのエリア。陶芸店や空き店舗を利用してアート、音楽、映画上映などの展示・イベントが繰り広げられる。町内の陶芸家や彫刻家に加え、国内外で活躍するアーティストも参加。セミナー、ワークショップも多数行われる。「土と風のエリア(益子本通り)」、「土と月のエリア(城内坂・藍の道)」、「土と水のエリア(道祖土・大羽)」に、作品展示、イベント、住民プロジェクト、50あまりのプログラムが展開される。例えば「土と水のエリア」では、サウンドインスタレーションが展開される。1194年建立の国の重要文化財指定「綱神社」とその周辺ではサウンドデザイナーの川崎義博氏が、人間国宝・濱田庄司がのこした益子参考館では、国内外で活躍の作曲家である畑中正人氏が、それぞれ”歴史ある空間でのサウンドインスタレーション”を行っている。名左官・榎本新吉さんが考案した手法による、益子の土を用いた「光る泥団子」作りのワークショップも29日(土)、30日(日)に開催予定だ。今回の「土祭」のメイン会場と言える「土と月のエリア」では、挾土秀平氏の指導で2009年に完成した「土舞台」で音楽祭を開催。千秋楽の9月30日には、奄美島唄の朝崎郁恵さんのライブが予定されている。また、この「土舞台」のエリアでは、期間中の土日祝日に地酒や地元の食材での手料理を提供する「夕焼けバー」がオープンする。なお、「土祭2012」の各展示やイベント会場への入場には、パスポート(会期中何回でも入場可)が必要。料金は大人700円、小中高生300円。購入は会場内の総合案内所およびパスポート販売所。パスポートは、公式ガイドブック付きで、抽選で「益子焼」や「土祭オリジナルてぬぐい」などが当たるスタンプラリーの台紙も兼ねている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日長野県小布施町のTwitterキャラの「おぶせくりちゃん」と「おぶせまろんちゃん」がいよいよTwitterを飛び出し、このほど着ぐるみデビューする。これを記念して、お披露目イベントとして「ゆるキャラ(R)大集合in小布施」を9月23日(日)に開催する。開催時間は10時00分から15時00分、会場は小布施町総合公園(雨天時は小布施町北斎ホール)。当日は、おぶせくりちゃんのゆるキャラ(R)仲間も集まり、おぶせくりちゃん・おぶせまろんちゃんのデビューを祝福するという。「おぶせくりちゃん」と「おぶせまろんちゃん」は、小布施町のごみゼロ・リサイクル促進イメージキャラクター「リサイくりちゃん」から新しく生まれたTwitterでの「小布施つぶやきキャラ」。「おぶせくりちゃん(TwitterID@obusekuri)」は、「小布施の情報」を”ゆるく”つぶやき、「小布施を応援してくれるつぶやき」や「小布施に関連するワード」に対して、”ゆるく”お礼の返答(リプライ)をする。「おぶせまろんちゃん(TwitterID@obusemarron)」は「小布施の町民のみなさん」への情報をゆるくつぶやくキャラクター。「おぶせくりちゃん」がつぶやきすぎてつかれちゃった時(規制された時)は、サブアカウント的な役割でつぶやくという設定。この2つのゆるキャラが生まれた小布施町(おぶせまち)は、長野県の北東に位置する町。葛飾北斎をはじめ、歴史的遺産を活かしたまちづくりで人気を呼び、今や北信濃地域有数の観光地として認知度も高くなっている。また、「おぶせくりちゃん」「おぶせまろんちゃん」と”くり”が名前に入っているように、栗が名物。布施町内には9つの和菓子店があり、栗菓子が人気だ。当日、大集合するゆるキャラ(R)は、地元長野県から、長野県観光PRキャラクターである「アルクマ」、長野県地産地消推進キャラクターの「旬ちゃん(しゅんちゃん)」、まつぼっくりをモチーフとしたキャラクター。長野県南箕輪村の大芝高原のイメージキャラクターとして誕生し、その後、南箕輪村のキャラクターに昇格した「まっくん」。お隣の新潟県からは、「スキー発祥100周年プロジェクトin新潟」のメインキャラクターである「レルヒさん」、新潟県長岡市(栃尾)のイメージキャラクターの「あぶらげんしん」。さらにお隣の岐阜県から、岐阜の銘菓である鮎菓子をモチーフにしたPR用キャラクター「ひあゆ丸」が集合する。そして、東京都からは品川区の大崎駅西口商店会のマスコットキャラクターイッちゃん(大崎一番太郎)。はるばる九州・福岡県からは、各種団体のゆるキャラをサポートする団体「るみすと」のPRキャラクターのみかわ丸(みーちゃん)がやってくる。当日は、これらのゆるキャラたちが自己紹介やステージショーを行い、「おぶせくりちゃん」と「おぶせまろんちゃん」の着ぐるみデビューを祝うことになる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月20日大分県の九重(ここのえ)といえば、さわやかな高原地帯に温泉が集まる観光地。そこに2006年10月、九重“夢”大吊橋が誕生し、大分でも有数の観光名所となっている。人口1万人余りの町にオープンから5年半で700万人が訪れたこの橋、いったいどんな魅力があるのだろうか。現地に行ってみた。九重”夢”大吊橋は全長390メートル。東京タワーが333メートルであるため、タワーが横たわってもまだ余ってしまう。さらに川面からの高さは173メートルもあり、空中庭園で有名な40階建梅田スカイビルがすっぽり入る計算になる。この規模は歩行者専用橋としては日本一。周囲には阿蘇くじゅう国立公園の山々が連なるため、絶景が期待できそうだ。通行料500円を払って早速渡ってみる。橋幅は3人並んでギリギリ渡れるぐらいで、意外と狭い。両サイドの柵は大人の胸ぐらいの高さ。金網とパイプでできており、風通しの良さにちょっと不安になってしまった。おまけに床面の中央部が格子状になっている。3人横並びで渡ると、真ん中の人が地面透け透け鋼板メッシュの上を歩くことになる。そのスリルといったら……。金網を通り抜け足元から涼しい風が吹き上げてくる中、恐る恐る進む。すると視界に飛び込んでくるのは広々とした空、緑が美しい山々。そして、83メートルの落差を誇る「震動の滝」の雄滝、雌滝、子滝。空中散歩ともいえる360度の大パノラマに、改めて自然は美しいと感じ入ってしまった。自分の足元さえ見なければ、である。橋のちょうど真ん中付近。下を望むと、九酔渓(きゅうすいきょう)の渓谷の木々がまるで精巧なジオラマのように見える。そんな中、「揺らすな、走るな」との看板がやたらあるのに、前を歩いている子どもがご丁寧にジャンプ。強風とも相まって、予想以上に揺れ、足がすくんで腰から力が抜けてしまう。ふと前を見ると、夫らしき男性の服のすそを持ち、固く目をつぶりそろそろと歩く年配の女性がいた。もはや何をしに来たのか分からない。嫌々、景色を見るよりも、共に歩む姿勢が大切だ。愛情を確かめ合っているに違いない。ようやく渡り終え対岸へ。橋のふもとの茶屋は盛況である。そこでこちらも一服。しかし、よく考えてみると帰りも橋を渡るしかない。でも、お茶を飲んだだけではもう一度渡る気になれない。これはアイスクリームを食べるしかないじゃないか。この店が賑わっているのは、きっと私のような人が多いからに違いない。ところで、道中の年配女性が気になったので、休憩がてら橋の担当者に聞いてみた。―橋の中心で動けなくなった人はどうするのですか。動けなくなった人は車いすで迎えに行きます。月に1人か2人ぐらい、いらっしゃいます。係の者が迎えに行き、歩いて帰ってくる方もいらっしゃいますね。―足元の格子、怖くないですか。ブラインドのようになっていて、斜めから見ると渓谷は見えませんが、真上からのぞくと見えるようになっています。安全に上下左右360度の景色を存分に楽しんでいただける仕掛けです。実はこの橋、「景色のきれいな場所に架けたら人が来るはずだ」と、九重町が命運をかけて架けたもの。総工費に約20億円を投じたが、完成から数年で回収したというからすごい!夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の表情で多くの人を魅了しており、中には800回以上訪れているつわものまでいるという。さて、揺れて怖いつり橋を一緒に渡ったふたりは恋に落ちる、との説がある。高さ、長さともに日本一の九重“夢”大吊橋は、「つり橋効果」も日本で最強。ぜひ、意中の人と一緒にチャレンジしてほしい。ただし、恋には落ちても、川には落ちないようご用心。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日サンシャインツアーはこのほど、青森県鰺ヶ沢町が2013年春に「マラソン村(仮称)」を開村するにあたり、首都圏の女性100名限定で開村プレイベントモニターツアーを発売した。「マラソン村(仮称)」は、全国各地からランナーを鰺ヶ沢町に誘致し、地域活性化を目指す施設。今回の女性限定モニターツアーは、首都圏などから100人の女性ランナーを招き、施設と鰺ヶ沢町の魅力を知ってもらおうというもので、9月28日~30日の日程で開催される。東京・新宿を28日夜に出発する、現地1泊3日間(車中1泊)の行程で、白神山地ランニング、岩木山観光ランニング、鯵ヶ沢町との交流会、女性ランナー松田千枝の講演会、美しい走り方講座などに参加する。朝食2回、昼食2回、夕食1回付。女性のみが参加できる。キャンペーン料金は、3名1室で6,000円(2名は1,000円増。1人1室は4,000円増)。大人・子ども同額。宿泊はナクア白神ホテル&リゾート。出発は9月28日21:30(東京駅)、22:00(新宿駅)。詳細は「マラソン村特別モニターツアーのページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月30日九州中央77主催の大分、熊本、宮崎をめぐるスタンプラリーが開催中だ。スタンプ設置場所は71ヶ所にのぼる。九州中央77スタンプラリーは2012年7月28日(土)~2013年1月18日(金)まで開催される。スタンプラリーのエリアも広大だ。大分県は佐伯市、大分市、由布市、臼杵市、豊後大野市、津久見市、竹田市。熊本県は熊本市、大津町、菊陽町、合志市、宇土市、宇城市、美里町、御船町、益城町、嘉島町、甲佐町、山都町、阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇市、西原村。宮崎県は延岡市、日向市、五ヶ瀬町、日之影町、門川町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町。合計35市町村にまたがる。スタンプラリーではこれらの地域を9つのゾーンに分け、ゾーンごとにタテヨコ3個ずつ配列したスタンプシートで行われる。1列完成したら1ビンゴ、合計8ビンゴまで作ることができ、1ビンゴ以上で景品に応募可能。景品は九州中央地域の旅館やホテルの宿泊券5万円分を3名、3万円分を15名、また九州中央の特産品が77名に抽選で当たる。応募締切は2013年1月18日(金)まで。今年は熊本の戦国武将、加藤清正生誕450周年であり、また日本最古の歴史書「古事記」が編さんされてから数えて1,300年にあたるメモリアルイヤーだ。各地で加藤清正や古事記神話にちなんだ催しが行われている。宮崎県高千穂町は古事記神話の舞台と伝えられており、異説はあるが天孫降臨神話や天の岩戸伝説で有名だ。自然豊かな大分県の観光は「水」がキーワードだ。竹田市の湧水群は国土交通省認定「水の郷100選」に選ばれている。由布市は美しい景観の金鱗湖があり、また佐伯市の屋形島はダイビングや釣りのメッカとして知られ、色とりどりのサンゴや熱帯魚を見ることができる。九州中央77は、九州中央部に位置する35の市町村が連携して地域の魅力を多くの人に伝える団体。77とは発足当時の市町村数を表したもの。スタンプラリーのほか、地域の抱える課題や連携の必要性を共通認識とするための交流研修会や講演会を開催するなどの活動をしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日和歌山県有田川町のシンボルであり、日本の棚田百選にも選ばれた名勝「あらぎ島」やその周辺の史跡や文化にふれながら散歩を楽しめる「棚田ウォークinあらぎ島」が開催される。約7kmのウォーキングを楽しむイベントだ。開催日は9月23日(日)、清水行政局駐車場で10:00から受付、10:15スタートとなる。参加料は1人500円、先着30名まで。小学生未満は保護者同伴が必要。雨天の場合は中止(小雨決行)となる。ウォーキングのコースは清水行政局駐車場を出発し、弁天の那智さん、地蔵堂をめぐり、あらぎ島の開墾や地元の工芸である保田紙製造に力を尽くした笠松左太夫の碑に立ち寄る。昼食は小峠活性化センターで、名物の「芭蕉寿司」が用意される。その後、あらぎ島展望所、道の駅あらぎの里を経てあらぎ島周囲を一周し、スタート地点に戻る約5時間の行程だ。ウォーキングの後は「体験交流工房わらし」にて保田紙のうちわ作りが予定されている。なお、同工房では紙漉(かみすき)や、草履作りの見学、体験もできる。「あらぎ島」は海や湖に浮かぶ独立型の島とは違い、周囲に流れる有田川が長い年月を経て島の三方を侵食し形成された扇状の地形だ。このような地形はほかにも見られるが、島全体を棚田にして活用している例は珍しい。あらぎ島の水田の歴史は古く、江戸時代初期には存在しており、開墾以前は桜の名所だったと伝えられている。棚田は、山地が多い日本の国土を先人が知恵と工夫を凝らし水田にしたもの。高知県仁淀川町長者の棚田のように自然の地形に石垣を積みタイプの棚田もあれば、千葉県鴨川市大山千枚田のように畦(あぜ)を土で固めたタイプのものもある。また、栃木県茂木町岩ノ作棚田のように緩やかな谷底を開墾するなど、地域により様々だ。あらぎ島ではこのほか、あぜ道に1,700本もの竹灯籠(とうろう)にロウソクをともし、幻想的な風景を楽しめる「キャンドルライトイルミネーションinあらぎ島」と題されたイベントも開催される。日時は9月6日(月)18:30から。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日知多半島と渥美半島に挟まれ、三河湾に面した愛知県西尾市一色町の諏訪神社で8月26日・27日、「三河一色大提灯まつり(みかわいっしきおおぢょうちんまつり)」が開催される。「三河一色大提灯まつり」は、約450年もの長い歴史を持つ由緒ある祭りだ。会場となる諏訪神社は、愛知県指定民俗資料(有形民俗)文化財である。永禄(えいろく)年間(1558~69年)に、長野県の諏訪大社から御分霊を勧請(かんじょう)し、一色の諏訪大明神として祭ったことが起源と伝えられている。当時、毎年夏から秋にかけて海魔(かいま)が現れ、田畑を荒らし、人畜に危害を加えていた。そこで村人たちは神前に魔鎮(ましずめ)の剣を供え、大篝火(かがりび)をたき、海魔退散の祈祷大祭を行い、それ以降被害がなくなった。これが大提灯まつりの起源だ。この神事は100年ほど続いたが、江戸時代初期の寛文年間(1661~72年)に、篝火をたくことが不便だということで、提灯を献灯するようになった。当初は普通の提灯を立てていたが、やがて各組がその大きさを競うようになった。現在「三河一色大提灯まつり」で使われる大提灯は、一番大きいもので長さ約10メートル、直径5、6メートル、ローソクの長さは1.2メートル、重さ80キログラムにも及ぶビッグサイズだ。ひとつ一つの大提灯には神話や歴史の場面が描かれている。こうした大提灯6組12張りが諏訪神社境内に掲げられる。26日、8時から各組の提灯が順次つり上げられていくことから祭りは始まる。そして、19時、いよいよ祭りのクライマックスである献灯祭だ。拝殿にて神火を頂き、大提灯に火をともす。大提灯に灯がともった後の神社の境内は、淡いオレンジ色に包まれ、幻想的な雰囲気となる。夜通し献灯され、翌日午後5時のあげ神楽終了後に降納され、2日間の神事は終わる。なお、26日には神楽や太鼓の奉納、27日には相撲や弓道の奉納などの神賑行事もある。会場までの行き方は、車の場合、知多半島道路半田ICを降りて約30分、衣浦海底(きぬうらかいてい)トンネルを利用し、国道247号を一色方面へ行くと諏訪神社がある。当日は、周辺道路に交通規制がかかるため、案内表示に従い、臨時駐車場に駐車を。電車の場合は、名鉄名古屋駅より吉良吉田行き急行で西尾駅まで約50分、西尾駅バス停から名鉄東部交通バスに乗車し、三河一色のバス停からすぐ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日知多半島と渥美半島に挟まれ、三河湾に面した愛知県西尾市一色町の諏訪神社で8月26日・27日、「三河一色大提灯まつり(みかわいっしきおおぢょうちんまつり)」が開催される。「三河一色大提灯まつり」は、約450年もの長い歴史を持つ由緒ある祭りだ。会場となる諏訪神社は、愛知県指定民俗資料(有形民俗)文化財である。永禄(えいろく)年間(1558~69年)に、長野県の諏訪大社から御分霊を勧請(かんじょう)し、一色の諏訪大明神として祭ったことが起源と伝えられている。当時、毎年夏から秋にかけて海魔(かいま)が現れ、田畑を荒らし、人畜に危害を加えていた。そこで村人たちは神前に魔鎮(ましずめ)の剣を供え、大篝火(かがりび)をたき、海魔退散の祈祷大祭を行い、それ以降被害がなくなった。これが大提灯まつりの起源だ。この神事は100年ほど続いたが、江戸時代初期の寛文年間(1661~72年)に、篝火をたくことが不便だということで、提灯を献灯するようになった。当初は普通の提灯を立てていたが、やがて各組がその大きさを競うようになった。現在「三河一色大提灯まつり」で使われる大提灯は、一番大きいもので長さ約10メートル、直径5、6メートル、ローソクの長さは1.2メートル、重さ80キログラムにも及ぶビッグサイズだ。ひとつ一つの大提灯には神話や歴史の場面が描かれている。こうした大提灯6組12張りが諏訪神社境内に掲げられる。26日、8時から各組の提灯が順次つり上げられていくことから祭りは始まる。そして、19時、いよいよ祭りのクライマックスである献灯祭だ。拝殿にて神火を頂き、大提灯に火をともす。大提灯に灯がともった後の神社の境内は、淡いオレンジ色に包まれ、幻想的な雰囲気となる。夜通し献灯され、翌日午後5時のあげ神楽終了後に降納され、2日間の神事は終わる。なお、26日には神楽や太鼓の奉納、27日には相撲や弓道の奉納などの神賑行事もある。会場までの行き方は、車の場合、知多半島道路半田ICを降りて約30分、衣浦海底(きぬうらかいてい)トンネルを利用し、国道247号を一色方面へ行くと諏訪神社がある。当日は、周辺道路に交通規制がかかるため、案内表示に従い、臨時駐車場に駐車を。電車の場合は、名鉄名古屋駅より吉良吉田行き急行で西尾駅まで約50分、西尾駅バス停から名鉄東部交通バスに乗車し、三河一色のバス停からすぐ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月13日鶏のからあげ。これほど子どもから大人まで好まれている料理はないだろう。その原料である鶏肉消費量が全国平均を大きく上回っている県がある。大分県だ。当然、からあげを出す店も多いはず。調査すると、からあげで町おこしをしている団体があるという。そこを訪ねるとおススメの店も教えてくれるのではないか。早速、大分県に飛んだ。訪ねたのはからあげの「聖地」中津市。あの福澤諭吉を生んだ城下町である。そんな歴史のある街がなにゆえ、からあげの聖地なのか?肉の生産・販売の「豊国畜産ぶんごや」取締役専務で、「聖地 中津からあげの会」という名前の町おこしグループの会長である西郡信喜さんに話を聞いてみた。――なぜ、中津でからあげが盛んになったのでしょうか?「太平洋戦争後、食糧難を解消すべく国の政策で養鶏場が中津市にたくさん作られたのです。そういう背景があったのと、旧満州からの引揚者が現地での食べ方を伝えたともいわれ、いつしか定着したようですね」――消費量はどのくらいあるのですか?「消費量については、残念ながら把握できておりません。しかし、大分県全体での一世帯当たりの鶏肉の年間消費量は19.3キロ。全国平均が13キロと言われています。もちろん全てからあげで食べるわけではないでしょうが、消費量は多いですね。ちなみに中津ではからあげ専門店が30店舗以上あります」――同じ大分県の大分市ではとり天が有名ですが、からあげとどう違うの?「とり天は、文字通り天ぷら。小麦粉の衣を付けて揚げ、タレというかダシで食べます。からあげは肉自体にしっかり下味を付け、片栗粉をまぶして揚げます」――なるほど。では、中津のからあげは味に特徴があるのですか?「一番の特徴は作り置きをしていないところでしょうか。注文を受けてから揚げる。だから、店頭で少々待ってもらう必要がありますね。それと下味の付け方が店ごとに違う。下味のためのつけダレのレシピが違うんですね。当然、油の温度や揚げる時間もこだわりがあって店ごとに違います」――うーん、これはとにかく食べてみたい。失礼ですが、おいしいお店を推薦していただけますか?「創業28年目の『八木総菜店』と『からあげ味丸』という2店はいかがでしょうか」まず、「八木総菜店」を訪ねてみた。お店は昭和を感じさせる外観。総菜店というだけあって店頭には多彩な惣菜が並ぶ。店主の八木ツタエさんに話をうかがうと、タレには唐辛子やコショウなど5種類の調味料を使用しているそう。試行錯誤した上に今の味に行き着いたという。創業時からのお客も多く、親子2代で通う人もいるそうだ。アツアツをいただいてみた。おお、これはごはんのおかずに合いそうなしっかりした味付け。肉はジューシーで、鶏のうまみが口の中に広がる。続いて、「からあげ味丸」にはしごをする。こちらは3年前の開業。手づくり看板が目印だ。店主の加々見弘さんは中華料理の現役コック。キャリア30年というベテランで、その腕を生かして仕込みを担当。勤務先の料理店に行っている間、奥さんのゆかりさんが店を守り、調理と販売を行う。仕込みでは肉のスジを切るなど手間ひまをかけ、ニンニクやショウガを利かせた特製の醤油ベースのタレにしっかり漬け込む。口に入れると歯触りはサクッとしているが、肉はやわらかく、スパイスがほどよく利いていて2~3個はペロッといけそうだ。時間をかけて下味を付けているので冷めてもおいしいという。ところで、町おこしの会長の西郡さんによると、中津のからあげは手づかみで食べるのが一番だという。確かにはしなどで上品に食べるより、手で豪快に食べた方がおいしさは倍増する。さあ、あなたもそのおいしさを確かめに出掛けてみないか?●八木総菜店(からあげ八木)骨付き100g210円モモ100g250円とり天100g250円住所:大分県中津市上宮永65-1交通:JR日豊本線中津駅から徒歩5分営業時間:10:00~20:30定休日:毎月9日、19日、29日駐車場:なし●からあげ味丸骨なし100g170円骨付き100g150円手羽中ハーフ100g120円住所:中津市中原611-5交通:JR日豊本線東中津駅より車で10分営業時間:11:00~19:30定休日:不定休駐車場:5台【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月08日