俳優の要潤、女優の小林聡美らが、多部未華子と倍賞美津子が初共演で"二人一役"を演じる映画『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)に出演していることが6日、発表された。本作の主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、娘とケンカし、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが歌手になるという夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。『謝罪の王様』(2013年)や『舞妓Haaaan!!!』(2007年)を手がけてきた水田伸生監督がメガホンを取る。このたび発表された追加キャストは、要や小林に加え、北村匠海、志賀廣太郎、金井克子、温水洋一の6人。「私の役は、『おばさん』です」と話す小林は、カツの娘・瀬山幸恵を演じる。"おばさん"の幸恵について、「息子とおばあちゃんの中間の立ち位置にいて、人生の時間をしみじみかみしめるお年頃」「どんな人にも青春のきらめきがあって、挫折があって、もちろんもうおばあちゃんの母親にもそれがあった、そんなことに気付くお年頃」の女性と表現している。要は、若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され、惹かれていく音楽プロデューサーの小林拓人役。「かねてよりお会いしたかった水田監督との時間は、全てが貴重でした」と振り返る。「言葉では表せない『包容力』に満たされた現場を、この小林という男と共に生きられた事は幸せでした」と続け、「(韓国の)リメイク作品ですが、ぜひわれわれのオリジナル作品として楽しんでください」とアピールした。バンド青年のカツの孫・瀬山翼を演じる北村は、「僕自身コメディ映画というジャンルが初挑戦」と明かしながら、「すごく"翼"という役が新鮮で楽しい」と手応えも感じている様子。「主演の多部未華子さんを始めとする役者の大先輩の皆さまと共に、映画を見る方々の心に届く温かい作品を作れれば」と意気込む。このほか、志賀はカツと旧知の仲で腐れ縁の銭湯店主・中田次郎を、金井はカツと犬猿の仲の老婦人・相原みどりを、温水はカツの運命を変える写真を撮る写真館店主をそれぞれ担当する。本作の原作は、韓国で2014年1月に公開(日本での公開は同年7月)され、約865万人を動員し、興行収入約627億ウォン(約62億7,000万円)を記録した映画『怪しい彼女』。2015年1月には中国で、『20歳よ、もう一度』のタイトルでリメイク版が上映(日本での公開は同年6月)され、こちらも約1,160万人を動員、興収は約3億6,500万人民元(約70億円)を突破した。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年11月06日綾野剛と共演した『ピース オブ ケイク』で新境地を開拓した多部未華子が、韓国、中国で記録的大ヒットとなったコメディの映画化『あやしい彼女』で主演を務めることが決定。名女優・倍賞美津子と共演し、見た目は20歳(ハタチ)でも、中身は毒舌おばあちゃんを演じることが明らかとなった。主人公は、毒舌、頑固でおせっかい。トラブルばかり引き起こす73歳のおばあちゃん、瀬山カツ(倍賞美津子)。周囲から煙たがられるカツは、女手ひとつで娘を育て、望むような人生を生きることはできなかった。そんな彼女はある日、娘と喧嘩をし、家を飛び出した先で、ふと目にした写真館に吸い寄せられる。「私がこのカメラで、お姫様にしてあげますよ」店主の言葉ににカツは喜び、写真を撮って店を出てみると、そこにはなんと、20歳の姿に戻った自分がいた!20歳の麗しい容姿を取り戻した彼女(多部未華子)は、“神様がくれたチャンス”とばかりに、髪型を変え、洋服を変え、名前を変え、失われた青春を取り戻す。天性の才能を活かして歌手になる夢を叶え、淡い恋に胸をときめかせる彼女は、初めて思い通りの人生を歩み始め、関わる人たちに勇気や夢を与えていくのだが…。オリジナルの韓国映画『怪しい彼女』といえば、『サニー 永遠の仲間たち』『王になった男』で、わずか20歳にして韓国を代表する女優となったシム・ウンギョンが、“70歳の女の子”という難役を演じ、観客動員865万人を記録した大ヒット作。日本でも絶大な人気を誇るアイドルグループ「B1A4」ジニョンのほか、人気者や名優が集結。また、中国版もヤン・ズーシャン、チェン・ボーリン、ルハンなどが出演し、1,160万人を動員する大ヒットに、『20歳よ、もう一度』として日本公開もされた。そして今回、同じプロットをから生まれた本作で主演を務めるのが、若手実力派女優の多部さんで、若返った主人公・大鳥節子(カツ)を演じる。見た目は20歳、中味は毒舌キャラの73歳というかつてない強烈なキャラクター像をどう演じるのか。さらに今回は、60年代の数々のヒットメロディの歌唱にも挑戦!多部さんが見せる新たな一面に、期待が高まる。一方、元の姿(!?)である73歳の毒舌おばあちゃん・カツを演じるのは、倍賞美津子。その演技力の高さで数々の映画賞を受賞する、最高にかっこいい女優のひとりだが、本作でも、1本筋の通った痛快な啖呵が次々と飛び出し、観る者を魅了する。韓国、中国で大記録を打ち出したアジア最強のコメディに挑戦するのは、『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』などで知られる日本が誇るコメディ映画のトップランナー、水田伸生監督。現在、2人は水田監督のもと、20歳の節子と73歳のカツという“同一人物”を演じるべく、倍賞さんの演技シーンを多部さんが一緒に体験し、動きのエッセンスを参考にするほか、主人公の内面を共有しながら、日々役作りを行っているという。<以下、コメント>■多部未華子おばあちゃん…バンド…ボーカル…初めてのことがたくさんありますが、コメディなのでとにかく楽しく、愉快に、面白く演じられればいいなと思います。水田監督は、たくさんのスタッフキャストに愛されている監督だと聞いていますので、初めから安心感でいっぱいですが、話し合いながら一緒に、いけずで愛らしい節子(カツ)を作り上げていけたら…と思っています。■倍賞美津子昔からずっと自分が面白いと思う仕事をしてきたので、この作品のお話しをいただいたときも面白いと思い、お受けしました。水田監督とも多部さんともご一緒するのは初めてですが、多部さんとは顔形は違うけれど、演技の中でふとした時のしぐさや動きの癖を合わせるだけでなく、私たちが演じる主人公の気持ちやバックグラウンドを共有できれば、繋がって、同一人物だということが伝わると思います。73歳のカツのように、この年になったら「ああ、やり直せればよかったのに」と思う失敗はたくさんあるものです。年配の方々にとっても「私たちにもこういう経験があったなあ」と共感してもらえると同時に、昔の思い出に浸りつつ一時のいい夢をみんな持てるんだよ、という明るいメッセージが込められていると思います。■水田伸生監督憧れの大女優、倍賞美津子さんの愛情キラキラ溢れる芝居に、そして多部未華子さんの可愛いくも切れ味抜群の芝居に、毎日痺れまくっています。身も心もビリビリ痺れる映画に…します、なります、きっと!アジアを魅了した名作コメディが、2人の演技派でどう生まれ変わるのか注目していて。『あやしい彼女』は2016年4月1日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月06日韓国で大ヒットを記録した『怪しい彼女』が多部未華子主演でリメイクされることが発表された。ベテラン女優・倍賞美津子が共演し、『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』の水田伸生が監督を務める。その他の写真本作は、73歳のおばあちゃん・カツが突然、若返り、失われた青春を取り戻す様を描くコメディ。麗しい容姿を取り戻したカツが名前を大鳥節子と変えて、歌手になる夢を叶えたり、淡い恋に胸をときめかせたりと、初めて思い通りの人生を歩み始める。多部が主演を務め、見た目は20歳だが中身は毒舌キャラの73歳という強烈なヒロインを演じる。懐かしのヒットメロディにも挑戦するなど、本作で新たな一面を見せている多部は「おばあちゃん、バンド、ボーカル……初めてのことがたくさんありますが、コメディなのでとにかく楽しく、愉快に、面白く演じられればいいなと思います。水田監督は、たくさんのスタッフキャストに愛されている監督だと聞いていますので、初めから安心感でいっぱいですが、話し合いながら一緒に、いけずで愛らしい節子(カツ)を作り上げていけたら……と思っています」と意気込みを語った。また73歳のカツを演じる倍賞は、初共演となる多部と同一人物を演じることについて、「多部さんとは顔形は違うけれど、演技の中でふとした時のしぐさや動きの癖を合わせるだけでなく、主人公の気持ちやバックグラウンドを共有できれば、繋がって、同一人物だということが伝わると思います」とコメント。さらに「年配の方々にとっても“私たちにもこういう経験があったなあ”と共感してもらえると同時に、昔の思い出に浸りつつ一時のいい夢をみんな持てるんだよ、という明るいメッセージが込められていると思います」と作品の魅力を語った。撮影現場では、同一人物を違う俳優が演じるにあたり、倍賞の演技シーンを多部が一緒に体験し、動きのエッセンスを参考にするほか、主人公の内面を共有するなどの役作りが日々行われているという。11月初めにクランクアップ予定の本作は、松竹配給で2016年4月1日(金)に公開される。『あやしい彼女』2016年4月1日(金)全国ロードショー
2015年10月06日