お笑いトリオ・ジャングルポケットの太田博久、モデルの近藤千尋が出演する、ケイミュー「光セラ」の新CMが5日より、放送されている。なお太田と近藤が夫婦でCMに出演するのは今回が初めて。新CMで、自宅のリビングでCMの絵コンテを持ちながら「汚れをガッツリ、洗い流す!」とセリフの練習を始める太田。それを見て、近藤が「洗剤のCM来たの!?」と問いかけると、太田は「ううん、壁!」と返答する。そして最後は二人が爽やかな踊りとキメポーズでCMを締めくくっている。
2022年04月05日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が11日、都内で行われた「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」アンバサダー就任会見に出席した。ドキュメンタリー映画を発信していくTBSの新たなブランド「TBS DOCS」のメインイベントとして、3月18日~3月24日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷にて「TBSドキュメンタリー映画祭 2022」が開催される。2回目となる今年は、社会派からエンターテインメントまで幅広いジャンルの11作品を届ける。そのアンバサダーに就任した太田。ドキュメンタリーとの関わりを聞かれると、「TBSだと『情熱大陸』とか……あんまり見ないですね」と冒頭から笑いを誘った。そして、11作品の中で印象に残っている映画を聞かれると、「『のび太と恐竜』っていうのは……」「『コナン』とか……」とラインナップにない作品を挙げ、MCを務めた良原安美が「そんなものはありません」とその都度ツッコんだ。自身が監督をするならどんなドキュメンタリー映画を撮りたいか聞かれると、「渡部(建)の1日をずっと。どんな風に過ごしているんだろうとか。渡部と東出(昌大)を交互に」と答え、さらに「田中を1日追ってみたいですね。田中が仕事以外でどういう生活をしているのか。田中の家に隠しカメラを仕掛けてずっと見てみたい」と、相方・田中裕二の私生活にも興味を示した。
2022年03月11日ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』の公開ゲネプロが12日に東京・よみうり大手町ホールにて行われ、太田基裕、牧島輝が登場した。同作は音楽・作詞:ニール・バートラム、脚本:ブライアン・ヒルによって、2009年にブロードウェイで初演され、ドラマ・デスク・アワードにノミネートされた(ミュージカル作品賞、作曲賞、 作詞賞、脚本賞)ミュージカル。故郷を同じくする2人の男、トーマス(平方元基/牧島輝)とアルヴィン(田代万里生/太田基裕)の友情の物語を描く。人気短編小説家のトーマスは幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰ってくる。しかし言葉が思い浮かばないトーマスの前に死んだはずのアルヴィンが現れ、トーマスの心の奥深くにあるたくさんの物語を紐解くうちに、2人の間に存在したはずの数々の結びつきが明らかになっていく。2019年に迎えた日本初演では、田代と平方が2役を交互に演じる相互上演が話題に。今回は田代&平方ペアに加え、亡くなった幼馴染アルヴィンを太田、小説家トーマスを牧島が演じ、新たな風を吹かせる。公演は東京・よみうり大手町ホールにて12月13日〜25日。○太田基裕 コメントアルヴィンを演じます太田基裕です。2人で紡ぐミュージカル、非常に繊細な道のりだと感じています。僕自身を通したアルヴィンがお客様の心に少しでも届きますよう、トーマス役の牧島さんと積み重ねていきたいと思います。2021年を締め括る美しい作品になりますように。千穐楽までよろしくお願いいたします。○牧島輝 コメントきっとこの作品を観た後、自分が生きてきた中の何気ない時間やくだらないのになんだか楽しかった記憶がとても尊くてかけがえのないものだったのだと感じると思います。僕はそうでした! 笑皆さんが辛い時、ふとこの作品を思い出したら温かい気持ちになったり、そっと寄り添ってくれるようなそんな作品だと思っています。限られた公演数、みなさんとの限られた時間の中で、一つ一つ色んなことを確かめながら、共感しながら素敵な時間を過ごせますように!○演出:高橋正徳(文学座) コメント両チーム共に稽古場で積み重ねてきたものが、劇場という空間で花開くのを感じました。田代さん、平方さんチームは再演にあたり解釈を掘り下げ、役を研ぎ澄ましていく事で、この作品により深みを与えてくれました。太田さん、牧島さんチームはこの作品に新たな光を当て、稽古場までとは違ったトーマスとアルヴィンの関係を発見することが出来ました。同曲でありがなら、それぞれのチームの色彩がはっきりとしたものになったと思います。ミュージカル『ストーリ・オブ・マイ・ライフ』が演出の手を離れ、お客様の元に届き、また成長していくのか、楽しみです。
2021年12月12日●「見ている人にウソをつかない」太田の影響で意識コント日本一を決める『キングオブコント2021』で優勝したお笑いコンビ・空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)にインタビュー。爆笑問題の太田光に憧れて芸人になったというかたまりは、太田から大いに影響を受けているようで、大学を中退したのも太田の影響なのだとか。相方のもぐらにも、影響を憧れている芸人について話を聞いた。『キングオブコント2021』のファーストステージで歴代最高得点となる486点を記録し、3年連続3回目の決勝進出で14代目キングに輝いた空気階段。優勝後、さまざまなテレビ番組に出演し、レギュラー番組『空気階段の空気観察』(テレビ朝日)もスタートした。優勝した翌日に『サンデー・ジャポン』(TBS)に生出演した際、爆笑問題から「おめでとう」と祝福された2人。かたまりは「『サンジャポ』に出られるというのが本当にうれしいです。爆笑問題さんに憧れて芸人になったので」と声を弾ませ、太田から「どっちに?」と尋ねられると、「太田さんです。すみません、本人を目の前に……」と恐縮気味に答えていた。かたまりが爆笑問題を好きになったきっかけは、『ポンキッキーズ』のコーナーとして誕生した「爆チュー問題」とのこと。「子供の頃、大好きでした」と話し、「『爆チュー問題』に出たいです!」と希望した。太田から影響を受けていることを尋ねると、「タバコを吸い始めたのも太田さんの影響ですし、大学を中退したのも太田さんの影響です。爆笑問題さんが大学を中退してなかったら思いとどまっていたと思います」と告白。「いろいろ調べた結果、(ビート)たけしさんも爆笑問題さんもタモリさんも大学中退しているから、中退しないと始まらないなと。もともと辞めたいという思いがあって、でも辞めたらダメだろうと思っていたんですけど、爆笑問題さんたちも中退しているので辞めていいんだと決意できました」と振り返る。芸風としても太田から影響を受けているようで、「見ている人に対してウソをつかないというのは、すごく影響を受けているような気がします」とかたまり。確かに、フリートークでかたまりも正直に話している印象がある。「そこはすごく憧れている部分ですね」と語った。●もぐらは松本人志に憧れ「心の中にいらっしゃる」一方もぐらは、影響を受けた芸人という質問に、「ダウンタウンさん、たけしさん、とんねるずさん、志村(けん)さん、ウッチャンナンチャンさんとか、たくさんいますね。子供の頃、ものすごいテレビっ子だったので」と回答。その中でも特にダウンタウンに影響を受けたと言い、好きになったきっかけは「コントですね。『ごっつ』(『ダウンタウンのごっつええ感じ』)すごい見ていましたから」と説明。「松本(人志)さんが『キングオブコントの会』でネタをやられているのを見て、ネタをずっと作っていかないといけないなという思いになりました」と刺激を受け続けているようだ。続けて、「尊敬というより憧れ。松本さんがいなかったら芸人になっていなかったと思いますし、もっと大きな存在です。僕の心の中に松本さんがいらっしゃいます」と述べ、「存在してくれているだけでいいです。自分が関われるか関われないかは関係なく、いらっしゃるだけでいいんです」と語った。松本は今年の『キングオブコント』で、ファーストステージで10組中最高となる97点を空気階段につけ、ファイナルステージでも3組中最高となる96点をつけて高く評価。「空気階段いつか優勝するとは思っていたんですけど、今日この高レベルの中で優勝したというのは非常に価値が高いと思います」と称えていた。松本の言葉に2人とも感激したという。もぐらが「『いつか優勝すると思っていた』と言ってくれたのはうれしかったです」と話すと、かたまりも「面白いと思ってくれていたことがうれしかったです」と振り返った。■空気階段水川かたまりと鈴木もぐらによるお笑いコンビ。東京NSC17期。2011年に結成。独特な世界観の実力派コント師として知られ、『キングオブコント2021』で優勝。TBSラジオ『空気階段の踊り場』、テレビ朝日『空気階段の空気観察』にレギュラー出演中。俳優としてフジテレビ『イチケイのカラス』(2021)、映画『劇場版 ほんとうにあった怖い話~事故物件芸人2~』(2021)、現在公開中の『たまの映像詩集渚のバイセコー』にも出演している。
2021年11月13日以前とは違う“新しい日常”が戻りつつあるなかで、「毎日の食事作り」は変わらぬルーティーン。思いがけない予定変更や時間に追われ、キッチンでバタバタと準備をして、うっかり失敗したり、後片付けが面倒になったり…と、食事作りにおける小さなストレスを感じている方も多いはず。実は「使いやすい道具」を取り入れることで、そんなプチストレスから一気に解放されることもあります。「取っ手のとれるティファール」はまさにそんな頼れるキッチン道具。2児のママでファッションライターの川口ゆかりさんは、10年以上も前から「取っ手のとれるティファール」を愛用し、家族に料理を作ってきました。多忙な日々でも使いやすい道具があったおかげで、「苦手だった料理」がいまや「いい気分転換」にもなっているといいます。一度使ったら手放せなくなり、近年は自宅のみならず、趣味のキャンプにも欠かせないという川口さんに、長年使い続ける理由を伺いました。また、「取っ手のとれるティファール」はこの秋リニューアルして、こびりつきにくさが格段にパワーアップしたばかり。新商品も体験していただきました。川口ゆかりさん プロフィールファッション雑誌でエディター・ライターとして活躍。プライベートでは小5の女の子と小3の男の子のママ。JSIA飾り巻き寿司1級インストラクター資格を取得し、不定期で飾り巻き寿司レッスンを開催。Instagram: @yucarikawaguchi 取っ手がとれるから、家でもキャンプでも活躍!結婚するまでは、実家暮らしだった川口さん。結婚を機に、まずは道具をそろえようと「取っ手のとれるティファール」をセットで購入したところ、その使い勝手の良さに驚いたそうです。「実際に使ってみると“取っ手がとれる”ということが、実はものすごく便利だと気づきました。買い替え時は、ほかのフライパンも検討しましたが、結局『取っ手のとれるティファール』に落ち着いて。もう10年以上、毎日使っています。コンロ下の引き出しのような“限られたスペース”にも、コンパクトに収納可能。「フライパンもソースパンも同じデザイン・色でそろえると、統一感が生まれるのもうれしいです」取っ手がとれるので調理中のコンロもすっきりするし、お皿のように重ねられるので収納も省スペースで済みます。自宅はもちろん、アウトドアで使うのにも便利で、キャンプには必ず持っていきますね」実は川口さんファミリーはキャンプが大好き。これまでに子連れで100回以上キャンプを楽しんでいるそうです。「キャンプの魅力は、自然のなかでリフレッシュできて、子どもも大人も楽しめること。最近はキャンプ道具も増えてきて、車への荷物の積み込みはまるでパズルのよう。いかにスペースを無駄なく使うかがポイントなんですが、『取っ手のとれるティファール』なら重ねるとコンパクトにまとまるので、車にも積みやすいんです。現地では、お皿感覚で料理をそのまま出せるので洗いものも減るし、キャンプアイテムとしても優秀なんですよ」取っ手がとれて重ねて収納できるから、ピクニックバスケットやカゴにもすっきり収納。車載時のストレスもゼロ!とにかく「外」が大好きで、 “ベランピング” も頻繁に楽しむという川口さん。ベランダでも「取っ手のとれるティファール」が活躍しています。「昔からよくベランダでごはんを食べるんです。子どもが小さいうちは外食もしづらかったし、子どもたちに『朝ごはん、ベランダで食べるよ』と言うと休みの朝も喜んで起きてくれたので。外出しづらいコロナ禍では、いい気分転換にもなりました」ベランピング時はパエリアも熱々のままベランダへ。おかわりも好きなタイミングで好きなだけ。食事中にママが席を立つ回数が減り、のんびり寛げます取っ手がとれるメリットは、調理中にも感じているそう。「3つのコンロを同時にすべて使って調理することが多いのですが、取っ手が熱くなったりジャマになったりしないよう配置を考えなくていいのでラクですね。朝食も卵を焼いたり、野菜を茹でたり、パパッと短時間で準備できます。慌ただしい朝にストレスを感じずに調理できるのは大きいんですよね。コンロまわりが見た目にもすっきりするので、気分よく調理できます」狭いコンロでの複数同時調理も、取っ手が外れることでかなりスムーズに。中が見えるガラスぶたは、調理の様子がわかって便利「夫の帰宅が遅いときは『シールリッド』(専用のプラスチック製蓋)でフタをして、味噌汁やおかずを冷蔵庫で保管しておくことも。保存容器に移す手間も不要で、余計な洗いものが減らせるのもいいですね。冷蔵庫のスペースも限られているので、取っ手がとれると収納しやすくて助かります」道具次第で、誰でも料理上手になれる!結婚するまでは実家暮らしで、撮影や取材に飛び回る日々。料理はほとんどしていなかったという川口さん。結婚を機に「取っ手のとれるティファール」を使って食事作りを始めてみると、大きな失敗もなく、どの料理もおいしく作れたといいます。今回リニューアルした「取っ手のとれるティファール」は、底面のIHデスクを最大限まで拡大し、熱伝導率がさらにパワーアップ!「料理にはなんとなく苦手意識があったのですが、道具次第で上手に作れることを痛感しましたね。実はいまだに薄焼き卵は『取っ手のとれるティファール』じゃないとうまく作れません(笑)。中華料理が大好きでよく作るのですが、餃子も焦げ付かないし、エビチリや酢豚も均一なとろみを付けられます。毎日かなり酷使していますが、使い始めの“こびりつきにくさ”が長く続くのも特長ですね。リニューアルした新商品は、こびりつきにくさがティファール史上最高になったということで、さらに長持ちしそうでうれしいです。子どもたちが大好きなハンバーグも熱伝導率がよいので焼きムラもなく、ふっくらジューシーに仕上がります。最近は娘も手伝ってくれるようになって一緒に作っていますが、『取っ手のとれるティファール』なら安心してチャレンジさせてあげられますね」取っ手の着脱が簡単! 熱々をそのまま食卓へできたての料理をそのままテーブルへ運ぶことも多い川口さん。取っ手の安定性と着脱のしやすさも気に入っている点だといいます。「シチューは簡単に作れて、娘が一番好きな料理なので、家でもキャンプでもよく作ります。かなり大量に作るので重さはありますが、取っ手がものすごく安定しているので、安心してテーブルへ運べます。片手で簡単に着脱できる取っ手。ティファール独自の3点固定システムで、抜群の安定感を実現。重い汁物でも安心して運ぶことができる。「キャンプでは、チャーハンやオムライスなどを大量に作ってフライパンのまま出すことも多いですね」「あと、オーブン使用OKなのでグラタン作りなどにも活躍しますね。コンロで調理したあと、そのままオーブンへ入れられるから時短にもなりますし、耐熱皿と違ってチーズの焦げ付きなども気になりません。洗うときも汚れがさっと落ちるので洗いやすいですね。取っ手がとれるのでお皿感覚で丸洗いできて、片付けもあっという間。キャンプのときも炊事場で洗いやすく、重ねて運べるので助かっています」毎日使うから“ストレスフリーな道具”を「やっぱり料理は道具選びが大事。毎日使うものなので、少しでもストレスを感じると結局使わなくなってしまいます。『取っ手のとれるティファール』は、これだけ毎日タフに使っているのに、こびりつきにくさがずっと続いているのもすごいと思いますし、片付けや収納までストレスフリーなのも魅力です。家で過ごす時間が増えたことで、料理が一種の気分転換になっていますね。そう思えるのは、もしかすると料理初心者のころから『取っ手のとれるティファール』のおかげで、調理や片付けのストレスをあまり感じずに、おいしい料理を作れてこれたからかなぁと。『取っ手のとれるティファール』は、料理初心者から料理が好きな人まで、誰もが使いやすい理想的な道具だと思いますね。もう10年以上使っていますが、これからもずっと愛用していくつもりです」 \こびりつきにくさが格段にアップ/取っ手のとれるティファール を見る ティファール史上最高の「こびりつきにくさ」と「耐久性」を実現!「インジニオ・ネオ IHマロンブラウン・アンリミテッド」<セット9 >フライパン22/26cm、ソースパン16/20cm、バタフライガラスぶた16/20cm、シールリッド16/20cm、専用取っ手(フィグ・ブラウン) 1本 ※IH・ガス火対応、食洗機OK川口さんが体験したのは、今年65周年を迎えたフランス生まれの世界ナンバーワン調理器具ブランド「ティファール」の取っ手のとれる「インジニオ・ネオ」新シリーズ。この秋、こびりつきにくさが格段にアップ、お知らせマークもさらにわかりやすくなり、リニューアルしました。 \こびりつきにくさが格段にアップ/取っ手のとれるティファール を見る ▼新次元の「耐久性」と「こびりつきにくさ」6層からなるチタン・アンリミテッドコーティングにより、こびりつきにくさが格段にアップ。さらに、今まで困難だった技術に成功し、金属へらなどによるダメージに対する耐久性も飛躍的に向上。コーティングの耐久性が高いから、使い始めのこびりつきにくさが驚くほど長続きします。▼「お知らせマーク」のデザインを一新!ティファールのフライパンの中央にある赤いマークは、適温を知らせるためにあるもの。今回のリニューアルでさらにデザインがわかりやすくなりました。砂時計の模様が消えたら適温の合図、調理スタートのサインです。今回の新モデルは、厚くて広い底面設計となり熱伝導率もさらにアップ! ムラなく調理ができる上に蓄熱力があるため冷めにくく、続けて調理をするときは時短にもなります。ティファール史上最高レベルの「こびりつきにくさ、耐久性、熱伝導率」により、毎日の“手軽においしいごはん作り”をしっかりサポートします。\おうちごはんレシピが満載!/ 取っ手のとれるティファールレシピ一覧 を見る [PR] ティファール 取材・文/古屋江美子 スタイリング/花沢理恵 撮影/林ひろし撮影協力/ジョイント(リーノ・エ・リーナ)Tel.03-3723-4270
2021年11月12日「各局が生放送の選挙特番を組んでいる状況では、どうしても話せる時間や制約があるので、やりとりも尻切れトンボになってしまいますよね。『太田総理』での太田を知らない方々があのような物言いをする太田を見れば、誤解されることも仕方がない部分はあると思うんです。部分的な発言だけ1人歩きしてしまうことで今回のような批判が広がったと思いますし、その余波が私の批判にまでつながるということになったのかと思います」こう語ったのは爆笑問題・太田光(56)の妻で、彼の所属事務所社長の太田光代氏(57)。(以下、カッコ内はすべて光代氏)10月31日に放送された『選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ』(TBS系)で初めて選挙特番の司会を務めた太田。しかし、衆院選候補者たちへの歯に衣を着せぬ発言は大きな波紋を呼ぶこととなった。例えば、自民党の二階俊博氏(82)に、太田は「いつまで政治家続けるつもりですか?」と質問。すると二階氏は「今日当選したばっかりで、いつまで政治やるんですかって、失礼だよ!」と怒りを買うことに。また、れいわ新選組の山本太郎氏(46)とも議論を交わすも、平行線をたどったまま終了し、太田は最後に「あいつ態度悪いね」と“捨て台詞”とも取れる発言を吐いていた。こうした政治家への一連の発言や態度が“失礼すぎる”“何様”と多くの視聴者から不興を買う形に。特番の翌日、光代社長はTwitterで相次ぐ批判に対して《太田光は芸人》とした上で、こう綴っていた。《政治家は税金で働く。あたりまえだわ。民間人は納税してるの。皆さんもでしょう。 それで政治家が偉い人と思うの。 政治家は国民の代表であって、国民の偉い人ではないのよ》しかし、結果としてこのフォローに対しても批判が殺到し、事態は泥沼化の様相を呈していた。■光代氏からの叱責「あんたは態度が悪い」当の太田はというと、自身の発言や態度に落ち度がなかったと思っているわけではなさそうだ。11月2日放送の『爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)では、政治家たちとの討論を40分にわたって振り返りながら、「もう罵詈雑言。『言葉遣いが悪い』とか、おっしゃるとおり。何も反論できない」と反省。さらに、太田が番組を終えて帰宅すると、光代氏から「あんたは態度が悪い。口の利き方、気をつけなさいよ」ときつく説教されたという。太田を叱責した時の状況を、光代氏は次のように振り返る。「本人にはめちゃくちゃ怒りましたよ。本当に態度が悪い。座る姿勢だとか目上の人に『アンタ』と言ったり。生放送の場合、私もお酒も飲まずに番組を見ておかしなところがあれば、いつもすぐに現場に電話を入れるようにしています。今でも私は怒っていますし、本人はほとんど私と話をしないほどですけど、番組内での発言などは問題ないと思っているようです。本人もラジオで話していましたけど、めちゃくちゃ怒りましたから(笑)番組で『アンタ』と言ったのを聞いてすぐに連絡してからは、ピタッと言わなくなりましたけどね(笑)」■「激励的な意味合いもあったと思います」今回、最も問題視されているのは自民党の甘利明氏(72)に対する発言だった。選挙区で苦戦が強いられる甘利氏に「ご愁傷様でした」と告げ、Twitter上でもトレンド入りするほど批判が巻き起こったのだ。太田をきつく叱る一方で、光代氏は彼の“ご愁傷様”という言葉の真意についてこう続けた。「あの発言には太田なりの想いがあるんですよ。『太田総理』で甘利さんとも何度もお会いしているわけで、二階さんもそうですけど太田の考え方やキャラクター、発言をちゃんと理解してお話しされているんです。あの時の甘利さんは、まさかという選挙結果の中で太田と話されているわけで。太田からすれば『ご愁傷様でした』という言葉に単純な意味合いではなく、激励的な意味合いもあったと思いますし、甘利さんもわかって話されていたと思います」光代氏が言う『太田総理』とは、’06から’10年まで放送された政治・経済などをテーマとした討論バラエティ番組『太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。』(日本テレビ系)を指す。多くの政治家が出演するなかで、太田は二階氏や甘利氏とも共演を重ねてきた。つまり、今回の選挙特番での太田の発言は、彼らとの信頼関係があったからこそできたというわけだ。「言えないことを言うという意味では、番組での太田の他の発言も含めて『よく言った』という声もいただいています。ですが、どうしても悪目立ちする部分だけがクローズアップされてしまったのかなと思います。二階さんの『失礼だよ』も太田との関係性があって出てくる言葉ですしね。放送の時間的な問題でプツッと中継が終わってしまったので見え方は良くなかったわけですけど、生番組ですからね。仕方のない部分でもあるわけです」最後に光代氏は、今後も太田が選挙番組に挑む可能性についてこう語った。「今後も選挙特番のような番組のオファーをいただけるのであれば、出演し続けることがむしろ太田の考えをちゃんと理解していただけると思うんです。これで出ないということでは、発言する意味合いが本当に理解されないままになってしまいますから。態度の悪さが問題であって、話している内容については何も問題はありませんからね。一部分だけクローズアップされてしまったのだと思います」太田の発言の真意が、テレビの向こう側の人々に伝わる日はくるだろうかーー。
2021年11月06日10月31日に放送された衆院選の選挙特番『選挙の日2021』(TBS系)での発言が厳しい批判を受けている爆笑問題・太田光(56)。そんななか、太田の振る舞いを賞賛したお笑い芸人やタレントにも批判が及んでいる。主に問題とされているのは、太田と自民党の甘利明氏(72)や二階俊博氏(82)、れいわ新選組の山本太郎氏(46)らとのやり取り。太田は甘利氏との中継で、当初、自民党の苦戦が予想されていたことについて「甘利さん、戦犯ですよね。負けたら」と厳しい一言。さらに中継の終盤で太田は「アッハッハ。ご愁傷さまでした」と発言。二階氏には「いつまで政治家続けるつもりですか?」と質問し、「当選したばかりで失礼だよ!言葉を選びなさい」と怒らせていた。また山本氏とは、『自国通貨建てをする国はデフォルト(債務不履行しない)』という山本氏の主張について議論。しかし2人の議論が噛み合うことはなく、中継時間が終了。すると太田は「あいつ態度悪いね」と捨て台詞を吐いた。こうした太田の態度が“失礼すぎる”と視聴者から批判の声が殺到。いっぽうで、“同業者”からは太田を擁護する声が。放送作家でタレントの高田文夫(73)は11月1日、自身のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)で太田について言及。太田と二階氏のやりとりについては、「いつ(二階氏が)キレるかって、プツンってキレちゃうんじゃないかって思って」とドキドキしながら見ていたと語り、「政治家にあんだけさ、ズケズケと言える人っていない」と、大物政治家に対して踏み込んだ太田を絶賛。漫才コンビ・浅草キッドの水道橋博士(59)も、《太田光、芸人らしい仕事ぶりで痛快!》とツイート。高田がラジオで、「談志やたけしでもあそこまで言わない」と発言したことを踏まえ、《太田くん以外に出来ないこと。あんなことで、失礼だとたしなめる大衆って何だろうね?芸人の職業がわからないんだろうね。芸人は偉くないから出来るのに》と続けた。さらに、《空気を読まず、身の程をわきまえないことを偉そうな人に限って絡んで言うのって芸人の基本ですよ》と、独自の“芸人論”を展開した。お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔(40)は自身のツイッターで、《落選した政治家へ芸人が御愁傷様と言うと、あんなやつを使うなという人がいる。失礼な発言で仕事降ろすなら、まず北海道の米がうまいのは農家のおかげじゃないと発言した麻生太郎を国会出禁、LGBTは生産性がないと発言したのに当選した杉田水脈を取り消しに。沢山の政治家が御愁傷様になっちゃう》と、政治家の問題発言を引き合いに出して太田を擁護した。“仲間”から続々届いた太田へのエール。しかし、風向きが変わるどころか、この擁護にも批判が殺到し、火に油を注ぐ形となってしまった。《太田光氏有り得ない。それを擁護する方も何を考えているのか?》《芸人さんは仲間擁護するの好きですねぇ》《「あれが芸人の仕事」的な擁護を見たけど、「良くない芸だったんだな」とは思わないもんなんだろうか》
2021年11月04日10月31日に放送された『選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ』(TBS系)。爆笑問題の太田光(56)が初めて選挙特番の司会を務めることで話題を集めたが、事態は“大惨事”となっている。例えば、自民党・甘利明前幹事長(72)と中継を繋いだ際のこと。甘利前幹事長が選挙戦で苦戦を強いられていた状況について、太田は「これ負けるとなると、自民党的にも相当、幹事長ですから責任問題になりますよね?」「これもう戦犯ですよね?もし負けたら」と“追及”。さらに、苦戦が報じられている甘利氏に対して、「相当ショックな状態になってると思いますので、いろいろこれから考えてください。アッハッハ。ご愁傷さまでした」と言い放っていた。また、当選した二階俊博前幹事長(82)には「いつまで政治家続けるつもりですか?」と問うシーンも。二階氏は思わず「今日当選したばっかりで、いつまで政治やるんですかって、失礼だよ!」と言い返すなど、挑発するような発言が目立つ形に。「甘利氏は’16年1月に『週刊文春』が報じた口利き疑惑に対して、いまだ説明らしい説明をしていません。そして二階氏も今年1月にテレビで『政府にいちいちケチつけるな』といった趣旨の発言をするなど問題行為がたびたび波紋を呼んでいます。そのため、彼らにはいわゆる“アンチ”が多いです」(スポーツ紙記者)そんな2人に対して、歯に衣着せぬ物言いで迫った太田。称賛の声が相次ぐかと思いきや、甘利氏と二階氏のアンチからも、太田の発言が「ひどすぎる」と猛批判を浴びているのだ。《私はアンチ甘利だけど、これは礼節なさすぎる。太田さん、調子乗りすぎ》《私はアンチ二階ですがそれを超える太田光の酷さにびっくりしました》《太田が不快過ぎてキレた二階の方の肩持つわ。アンチ二階に支持されない時点で芸として成立してないでしょ》《甘利氏とか二階氏ってハードなアンチ付いてる印象あるけど、そのアンチすらも太田光に批判の矛先を向けてる状況はよっぽどだと思ってる。正直あんなMCでよくここまで普通にやってこれたなって思った》番組内で「ダメだなオレ。向いてないな」と発言する一幕もあった太田。選挙特番の司会はもう懲り懲り?
2021年11月02日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第12のテーマ、「幸福」とは何か。(後編)をお届けします。12.「幸福」とは何か。(後編)私はかねてより、第12ハウスの象意について、個人的な仮説を抱いてきました。それは、「第6ハウスが雇用関係を象徴する。それは他人から自分への命令、または自分から他人への命令を意味する。であれば、その対岸にある第12ハウスとは、自分で自分に命令する場所、つまり、究極の『自由意志』の場所なのではないか」ということです。たとえば、義務を果たす(6ハウス)ことは他者との関係の中で起こりますが、「自己犠牲(12ハウス)」は、自分で自分に命じることによってだけ成立します。もといこの仮説は、かなりの暴論です。一般的な星占いの考え方の真逆をゆくもの、と言ってもいいかもしれません。6-12ハウスはあらゆる意味で「自由意志の制限」を意味する、という考え方のほうが「主流」のはずです。なぜ私がそこに全く逆の仮説を抱いたかといえば、「星占いにおける自由、人生における自由とは、一体何なのだろう?」と考え続けていて、まだその答えにたどり着いていないからなのかもしれません。ホロスコープにおける12のハウスの意味づけには、様々な根拠があると言われます。そのなかでも重視されるのが「アセンダント/第1ハウスからの位置関係」です。第1ハウスとの位置関係が「アスペクトするか否か」が大変重要なのです。伝統的占星術においては、第1ハウスとメジャーアスペクトの位置関係にならないハウス、すなわち2、6、8、12だけが、凶意を付与されています。これらは第1ハウスという「自己」からは「見えないところ」、つまり「コントロールの及ばない場所」なのです。それでも、第2ハウスは第1ハウスに隣接している分、まだ「見える」場所です。即ち「自分の手の中にあるもの、持っているもの」を示します。第12ハウスも第1ハウスに隣接していますが、これは「背後」です。普段は自分に見えない自分、振り返らなければ見えない自分を象徴している、と言えるのではないでしょうか。私たちの日常の行動の多くは、ほとんど無意識に発動しています。「どうやって歩いているか」をいちいち考えながら歩いていたら、たぶん転んでしまいます。自転車に乗るのも、私がこうしてキーボードを叩いているのも、ひとつひとつ意識に上らせて動作しているわけではありません。同様に、たとえば誰かが自分に怒鳴りつけてきたとき、無意識に固まって、何も言えなくなります。道端で二人の人が喧嘩しているのを見て、とっさに「怖い」と感じ、見て見ぬ振りをして急いで通り過ぎる、といったことも、やってしまいます。あとになって「あの時、言い返せばよかった!」「仲裁に入るか、警察を呼ぶかすればよかった!」などと思い返しても、間に合いません。それでも、なにか困難やトラブルに遭遇したとき、敢えて立ち止まり、怯える自分や面倒を避けたい自分と闘って、「自分の時間や労力を犠牲にしてでも、よいことをしよう」とおもえることがあるとすれば、これはすばらしい「自由意志」です。それをしたからなにか見返りがあるというわけではありません。ただ、自由な一人の人間として「そうしたい」と思い、自由に行動する権利を行使するだけなのです。損をするかもしれず、ケガをするかもしれず、「良かれと思ってやったのに、拒否される・失敗する」といったことになる可能性もあります。それでも、究極の自分の「自由の行使」として、私たちは時折、そうした行動を起こします。前述の通り、第12ハウスには古来、凶意がたくさん詰め込まれています。でも、そこには「苦悩」とか「隠遁」とか「海外追放」「犠牲」など、「おや?」と思わされるキーワードがところどころに現れます。ある人が12室を生きていて、「苦悩し、隠遁したり、海外追放になったりしている」とすれば、この人はいったい、どうしてそんなことになったのでしょうか。ただ単に「運悪く」そうなったのでしょうか。この人は何に悩み、どうして追放になったのでしょうか。「単に生きるのではなく、善く生きる」と言ったソクラテスのように、自説を曲げずに火刑に処されたジョルダノ・ブルーノのように、この人はもしかすると、限りない自由な意志を生きたのではないでしょうか。もちろん、人間は、自分の身に降りかかる災厄を避けるために、意志を隠したり曲げたりすることもできます。実際、現実の中では、多くの人がそうした選択をします。それは決して、悪いこととはいいきれません。家族の暮らしを守るために上司の理不尽な命令に従うとか、進学に有利な成績をつけてもらうために教師の理不尽な要求に応えるとか、そんなことはいくらでもあります。世の中は広い意味での権力の関係に支配されていて、だれも完全に自由になど生きられません。ただ、「自分の力ではあらがえない権力や圧力に屈した」という経験は、人の心の中に、深い傷を残します。でも、「自分がこれを選んで、自分の力でこれを成し遂げたのだ」という主体感、自己効力感は、あくまで「自由な意志」としか結びつかないはずです。外圧に負けて意見を変えたなら、主体感や自己効力感は著しく削がれるでしょう。本物の幸福がもし、「私が自分の意志で何事かをなしている」という条件を必要とするなら、「自分の意志に反して身を守った」記憶は、幸福感を減じるはずなのです。もしかすると「殺されても自分の意見を曲げない・捨てない」人はつまり、「殺されても自分の幸福を手放さない」人だった、ということになるのでしょうか。「私の出生図では、12ハウスに星が集まっているのですが、私は不幸なのでしょうか」というご質問を以前、頂いたことがあります。結論から言えば、そういう読み方にはならないと思います。アセンダント近くにある星は「上昇星」と言われ、フレッシュで強い状態にある、という考え方があります。また、12室に星を多く持つ人の中には、優れた政治家や医師など、「(原理的には)営利を目的としない仕事につく人々」が多く見られるという説もあります。「ギブアンドテイク」を度外視したような仕事、役割は、世の中にとてもたくさんあります。他に宗教家やアーティスト、教育者、社会運動家、思想家などもそうした要素を担っているだろうと思います。その人の中に何かしら自由な強い意志がなければ、担えない役割がたくさんあるのです。12室に星を集めている人は、その役割にハッキリした名前がついているかどうかは別として、そうした方向への道を選びやすいのかもしれません。そうした意志を持てる人たちは、幸福なのでしょうか。たとえば、雨の日に傷ついて倒れていた子猫を保護して、その子猫が息を吹き返して元気になっていくのを見るのが「幸福」だとするなら、きっと、第12ハウスの幸福とは、そうしたものなのではないかと私は想像しています。それは奇跡のような、ギフトのような、それでいて「受けとらなければ決して手に入らない」、神秘的な幸福なのだと思います。
2021年10月25日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第12のテーマ、「幸福」とは何か。(前編)をお届けします。12.「幸福」とは何か。(前編)第12ハウスのテーマから「幸福とは何か」を考えたとき、私は2つのことを思い浮かべました。ひとつは、「人間が最も大きな幸福を感じるのは、どんなときか」ということです。これは、このシリーズでも何度か書いたように思いますが、「心配事が解決したとき」「心待ちにしていた人が帰ってきたとき」「辛い病気が快癒したとき」「苦しみが終わり、安らぎが来たとき」なのではないかと私は考えています。何か辛いこと、悲しいこと、強い制限やガマンしている状態があって、それが「解除」されたとき、私たちは雨上がりの虹と青空を見上げるように、突き抜けるような「幸福だ!」という思いを味わいます。たとえば恋人に愛を伝えたり、生涯のパートナーとなってくれるようにプロポーズしたりする時でも、思いを伝える側は極度に緊張し、「もし受け入れてもらえなかったらどうしよう」という恐怖を感じます。申し出を受ける側も、それを期待している場合は特に「このまま相手が態度をハッキリさせなかったらどうしよう」という深い不安や孤独感を抱くものだろうと思います。こうした暗い疑念や不安が深ければ深いほど、「告白」が受け入れられたときの喜びが大きくなるものではないでしょうか。もうひとつは、「主体感」「自己効力感」というようなもののことです。「自分の力でやった」「自分の判断でやった」「自分の意志でやった」という手応えは、幸福の重要な条件ではないでしょうか。たとえば、自分が取り組んだゲームがうまく行ったときでも、それが全くの偶然でうまく行ったときと、自分自身の創意工夫、技術などでうまく行ったときとでは、喜びの質が異なります。「自分が頑張って成し遂げたのだ」「自分の力で出来たのだ」と感じる時、私たちはその喜びを受けとる「正当な権利を持っている」と思えます。たとえば、自分で首や脇の下を触ってもなんともないのに、他人が触ってくると「くすぐったい」と感じます。同じように同じ部位を触っても、「自分で触った」のと「他人が触った」ので感じ方が変わります。私たちは「自分がやったこと」と「他人がやったこと」を、こうした感覚レベルでさえ、細かく区別しています。苦しみが解決したとき。そして、自らの行動で良いことが起こったと感じたとき。この条件が「幸福」を生み出すのではないか、と私は想像しました。たとえば、保険会社やハウスメーカーの「幸福な家族」のイメージを思いえがいた時、「彼らは生まれつき裕福な家庭に生まれ、何の問題もなく育ち、特に挫折することもなく出会い、子供を持ち、みんな健康で、引き続き問題なく裕福に暮らし続けている」と考えると、なんとなく薄ら寒いような、リアリティのなさを感じてしまいます。もちろん、そういう家庭も存在するかもしれませんが、それが「幸福の究極の形」と言えるかというと、頷けない気持ちになります。一方でもし、その家族は実は、破産を乗り越えてもう一度再生した家族だったとか、家族の誰かが重病から回復したとか、そういった「苦労した過去」があったなら、「この人達は今現在の幸せの価値や意味を、誰よりも知っているのだろうな!」と想像したくなります。また、「ギフトを受けとる側と、ギフトを贈る側では、どちらが幸福か」というテーマがあります。ずっと欲しかったものや憧れていたもの、見た瞬間に気に入るようなものを「プレゼントされる」のは、確かに嬉しいものです。でも、自分が贈ったギフトを大喜びして受けとり、ずっと大事に愛用してくれている、といったことのほうが、喜びの「重み」は大きいのではないかという気がします。これは「自分の力でよいことが起こった」という喜びに属するはずです。「石井ゆかりの幸福論」という壮大なお題をいただいて、ホロスコープの「12のハウス」をそのまま章立てにして、ここまで「幸福」とは何かを考えてきたわけですが、最終章である「第12ハウス」は、現代的には「無意識、過去、秘密、自己犠牲」などを象徴する、とされます。ただ、古い時代の占星術では、このハウスはあまり良い象意を与えられていません。その解説には「悪い予兆、不運、自己破壊、奴隷、使用人、危険、外国、敵、隠れた敵、魔女、犠牲、国外追放、自己犠牲、幽閉、隠遁、恐れ、病」などというキーワードが並びます。どれも「幸福」のイメージからはほど遠い言葉たちです。実は、これらのキーワードには、第6ハウスと共通するものが少なくありません。第6ハウスは現代的には「雇用関係、仕事の状態、家事、健康」ですが、伝統的占星術では「使用人、奴隷、病気、敵、不運」などが当てはめられるのです。12室と6室は向かい合っていて「ポラリティ」で結ばれています。対岸のハウスはその意味合いにつながりがあり、あるいは「反転」しているのです。たとえば第1ハウスは「自己」で、第7ハウスは「他者、パートナー、相手」です。第3ハウスは「基礎的学習、兄弟姉妹、短い旅」、第9ハウスは「専門的な学問、遠い親戚、長旅」となります。「自分」の対義語は「他者・相手」、「近い」の対義語は「遠い」だとすると、向かい合ったハウスは対義語の関係になっている、と言えるかもしれません。第6ハウスと第12ハウスの意味合いが似ているのは、両者に割り当てられた惑星がともに「凶星(マレフィック)」、すなわち火星と土星だという点に関係があるのかもしれません。古い時代の星占いでは吉凶がかなりはっきりと語られる傾向があります。一方、現代的な占星術の世界では、「吉凶とはそもそも、なんなのだろう?」という掘り下げが行われますので、「幸運・不運」だけをバッサリ決めてしまうような考え方は、あまりしないように思われます。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年10月25日更新)
2021年09月25日群馬セキスイハイム株式会社(社長:山下 昌宏、本社:群馬県前橋市)は、2021年9月25日(土)より、『スマートハイムシティ太田』(群馬県太田市飯塚町613番地1他、全165区画)の第一期分譲(11区画)を開始します。セキスイハイムグループは、住宅事業開始から今年で50周年を迎えるにあたり、社会課題解決への貢献を拡大するために4つの記念プロジェクトに取り組んでいます。その1つである「全国一斉まちづくりプロジェクト」は、戸建分譲地ならではの環境・快適・安心を実現する「スマート&レジリエンス」の際立ち技術を全邸で採用し、長く安心して住み継がれるサステナブルなまちづくりを全国で推進するものです。『スマートハイムシティ太田』は、その群馬エリアにおける第一弾の開発です。「ものづくり」で発展してきた工業都市・太田で、セキスイハイムの技術力を活かし、災害に強く地球環境にもやさしい、快適な暮らしを実現するまちを目指します。『スマートハイムシティ太田』まちなみイメージ■『スマートハイムシティ太田』の特長1. 災害に強い積水化学グループのインフラ技術を全邸に導入し、防災・減災力を高めたまち災害に強いまちづくりのため、積水化学グループのインフラ技術を全邸に導入します。雨水を地下に一時貯留・浸透させる「クロスウェーブ」と「コンパクト雨水浸透マス・有孔管」を採用し、豪雨時の内水氾濫を抑制します。また、断水時に数日分の飲料水を確保できる「飲料水貯留システム※1」と停電時にも電気が使える蓄電池※2も全邸に設置。ライフラインを維持することで、災害時の在宅避難※3を可能にします。さらに、センサーで人の動きや窓の開閉等を検知して警報ブザーやスマートフォンへ通知する※4防犯設備により、日常の安心も確保します。2. 全邸を蓄電池搭載のZEH仕様とし、地球にも人にもやさしく快適なまち全邸を、太陽光発電システム(以下 PV)、蓄電池、HEMS搭載のZEH仕様※5とします。可能な限り自然エネルギーを活用した暮らしにより、カーボンニュートラルの実現に貢献します。また、良質な室内環境を実現する換気・空調システム「快適エアリーT-SAS(ティーサス)」も標準採用※6し、ニューノーマルで重要視されている快適な住空間も実現します。3. まちなみデザインガイドラインとタウンマネジメントで、価値が続き住み継がれるまち統一感のある美しいまちなみを持続させるため、外構や植栽計画などの共通ルールを設けるほか、コンシェルジュによるまちの維持管理や清掃、共用備品の貸し出し等が利用できるスマートタウン向け統合サービス「NiSUMU(ニスム)※7」を採用。快適な暮らしと住民同士のコミュニティを育みます。また、将来の生活拠点の移動などに備え、全邸「かせるストック※8」認定を取得。多世代にわたって価値が続くことで、住み継がれるまちを実現し、地域活性化や空き家発生の抑制に貢献していきます。■セキスイハイム誕生50周年記念「全国一斉まちづくりプロジェクト」についてセキスイハイムグループでは、環境問題をはじめとした社会課題の解決や強固な経営基盤の構築を事業の成長力として位置づけ、「顧客価値」と「事業価値」の両立によるESG経営を推進しています。現在は、激甚化する自然災害への対応やカーボンニュートラルの実現、ニューノーマルにおける在宅時の快適性、空き家対策などが求められています。これらの社会課題解決への貢献を拡大するため、セキスイハイム誕生50周年を機に4つのプロジェクトを推進しています。このプロジェクトの1つである「全国一斉まちづくりプロジェクト」は、大規模複合タウン「あさかリードタウン」(埼玉県朝霞市)で培った際立ち技術を戸建中心のまちづくりに合わせて展開するものです。快適・便利で地球環境にやさしいセキスイハイムのスマート技術と、災害に強い積水化学グループのインフラ技術を活用した、従来よりもハイスペックな戸建分譲地を全国で展開していきます。■『スマートハイムシティ太田』の特長『スマートハイムシティ太田』は、「全国一斉まちづくりプロジェクト」の群馬エリア第一弾の開発です。「ものづくり」で発展してきた工業都市・太田で、セキスイハイムの技術力を活かし、「いつも快適・ずっと安心」をコンセプトとしたサステナブルなまちを実現します。1. 災害に強い積水化学グループのインフラ技術を全邸に導入し、防災・減災力を高めたまち(1)豪雨災害や在宅避難に備えるレジリエンスメニューを全邸で採用近年、大規模地震による災害や集中豪雨の頻発化が懸念されています。太田市は利根川と渡良瀬川に挟まれ、2019年には市内を流れる石田川が氾濫するなど、水害への備えが重要です。『スマートハイムシティ太田』は、防災・減災力を高めるため、地下部分のインフラに積水化学グループの技術を採用。住宅の屋根に降った雨水を地中に浸透させる「コンパクト雨水浸透マス・有孔管」を全邸で採用するほか、公園などの公共スペースの地下には雨水を一時貯留する「クロスウェーブ」を設置し、下水管への雨水排水量を抑制することで内水氾濫の抑制を図ります。また、断水時にも数日分の飲料水を確保できる「飲料水貯留システム※1」と停電時にも電気が使える蓄電池※2も全邸に設置しライフラインを維持することで、災害時の在宅避難※3を可能にします。(2)センサー機器を活用したホームセキュリティを全邸で採用自然災害時の安心だけでなく日常の安心も確保するため、ホームセキュリティ「Secual(セキュアル)※9」を全邸に導入。窓の震動や開閉、人の侵入などの異常をセンサーが検知すると、警報ブザーで威嚇するとともにスマートフォンへの通知※4も行います。また、高齢者の単身世帯を想定した見守り機能や、地域の気象警報等を音声で配信する防災機能も備え、暮らしの安心・安全を幅広くサポートします。2. 全邸を蓄電池搭載のZEH仕様とし、地球にも人にもやさしく快適なまち(1)3点セット(PV、蓄電池、HEMS)搭載で全邸ZEH仕様※5盛夏期は日本でも有数の酷暑地帯となる群馬県南部エリアにおいて、快適な室内環境を確保し、カーボンニュートラルへの貢献も目指すため、請負、建売の形態を問わず、全邸をZEH仕様※5とします。高い品質管理のもと工場生産される高気密・高断熱の躯体性能をベースに、PV、蓄電池、HEMSの3点セットを全邸で採用し、可能な限り自然エネルギーを活用するグリーンな暮らしを実現します。(2)良質な室内環境を実現する換気・空調システムを標準搭載※6ニューノーマルにおいて重要視されている在宅時の快適性や空気環境への配慮のため、換気・空調・粉塵浄化の3つの機能を有する第一種換気・全室空調システム「快適エアリーT-SAS」を標準搭載※6します。換気システムでは、高性能3層フィルターにより有害物質(ウイルスを除く)の侵入を抑制した外気を取り込み、室内空気を入れ替えます。抗ウイルス対応フィルター※10を採用した空調システムでは、室内空気が循環する過程でフィルターに付着したウイルスの働きを抑制することが期待できます。3. まちなみデザインガイドラインとタウンマネジメントで、価値が続き住み継がれるまち(1)美しいまちなみを維持しコミュニティを育むまちなみデザインガイドラインまちは長く住み続けられること、住まい手が変わっても価値を持続させることが重要です。そのため、建物外観や外構、植栽計画などに関して具体的な共通仕様を定めた「まちなみデザインガイドライン」を策定しています。統一感のある美しいまちなみを持続させるだけでなく、住民同士のコミュニケーションを広げ、人が集う賑わいのあるまちを目指します。〇季節を感じるゾーニング分譲地を4つのエリアに分け、エリアごとに四季を感じる樹木(シンボルツリー)やロードサイドの舗装材等を設定。華やかな色合いを演出しながら、個性と調和のあるまちなみを創り出します。〇防犯意識を高めるオープン外構外構は、見通しがよく死角をつくらないオープン外構で統一。住民同士が顔を見合わせやすくなり、まちとしての防犯意識や子ども達への見守り意識が高まります。〇コミュニティグリーンの設置接道部分には、奥行き1m以上の緑地エリア「コミュニティグリーン」を設置。緑豊かなまちなみを形成するとともに、植物を通して平時から住民同士のコミュニケーションを促進し、非常時の「共助」にもつなげます。〇夜の美しい景観を演出する照明計画門塀の上やシンボルツリーの脇に間接照明や門灯を計画的に配置。夜の美しい景観を演出し、まちの防犯性も高めます。(2)まちの魅力を維持・向上させるタウンマネジメントスマートタウン向け統合サービス「NiSUMU(ニスム)※7」を導入。住民専用アプリから共用備品の貸し出しやシェアサービスが利用できるほか、町内の回覧版の電子化を行い、タウン情報の配信をすることでコミュニティ形成をサポートします。また、ゴミ置場や分譲地内の道路等の清掃業務などをコンシェルジュが代行するなど、まちの魅力を維持・向上させるタウンマネジメントを目指します。(3)将来にわたり資産価値を守る60年・長期サポートシステムと「かせるストック」認定「60年・長期サポートシステム」により建物の定期診断※11を60年間無償で実施するほか、転勤やライフスタイルの変化などによる生活拠点の移動に備え、全邸「かせるストック※8」認定を取得。一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI)を経由して第三者に貸すことができる「マイホーム借上げ制度」を、通常の利用条件である50歳を待たずに利用することができるため、自宅を売却することなく、家を資産として長く活用できます。多世代にわたって価値が続くことで、地域活性化や空き家発生の抑制にも寄与し、サステナブルなまちを実現します。■『スマートハイムシティ太田』の概要『スマートハイムシティ太田』が位置する飯塚町は、太田市が掲げる都市計画マスタープランにおける「中心部地域」に位置し、生活サービス機能やコミュニティの交流機能を維持・確保するための「生活拠点」として設定されています。商業施設や医療機関のほか、太田市民会館・太田市運動公園も徒歩圏内にあり、日常生活を快適に過ごすことができます。小学校までは約100m(徒歩2分)、中学校までは約400m(徒歩5分)に位置し、お子様の通学も安心です。各方面に直行便でアクセス可能なバスターミナルまで約600m(徒歩8分)、東武伊勢崎線「太田駅」まで約2.7km、国道354号線へのアクセスもよく交通の便にも優れています。所在地 :群馬県太田市飯塚町613番地1 他交通 :東武伊勢崎線「太田駅」約2,700m開発面積 :51,993平方メートル地目 :田用途地域 :近隣商業地域建ペイ率・容積率:60%・200%事業主・売主 :群馬セキスイハイム株式会社設備等の概要 :上水道(公営水道)・電気(東京電力)、汚水・雑排水(公営下水道)、雨水(宅内浸透 ※オーバーフロー分のみ道路側溝)道路幅員 :〈分譲地内〉6.0m〈分譲地周辺〉東6.0m、西8.2m~10.5m、南8.0m(アスファルト舗装)造成完了年月日 :2021年9月(予定)総区画数 :165区画第一期販売区画数:11区画販売区画面積 :200.47平方メートル~227.08平方メートル販売価格 :未定<今後の予定>2021年 9月25日第一期 建築条件付き土地 販売開始予定2021年12月第一期 建売分譲住宅 販売開始予定2022年1月以降第二期 販売開始予定※1 事前に計画した給水器具からのみ取水可能です。4日以上水を使用しなかった場合には、貯留水の水質が低下している恐れがありますので、システムが設置された水栓の使用を再開する際には、最初の70リットルを飲用以外にご使用いただく必要があります。最初の70リットルを飲料水とする場合には、煮沸が必要です。※2 停電時に利用できる電力、家電機器は限られます。使用できる時間は実際に利用する家電機器、天候等による発電状況により異なります。また、事前に計画したコンセント・スイッチでのみ電力が使用可能です。※3 すべての災害時において「在宅避難」を推奨しているものではありません。※4 Wi-Fi環境と専用アプリへの登録が必要です。※5 ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)には、Nearly ZEHを含みます。※6 木質系住宅の場合は、計画的な換気、除湿・加温を行う熱交換型全館換気システム「空気工房」となります。抗ウイルス対応フィルターは採用していません。※7 積水化学工業株式会社と株式会社Secual(セキュアル)(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:菊池 正和)が共同開発した、分譲管理機能、スマートセキュリティ、スマートコミュニティ及びスマートコンシェルジュをワンストップで提供するスマートタウン向けの統合サービス。※8 一般社団法人移住・住みかえ支援機構(JTI)が認めた外部の耐久・耐震性基準を満たし、長期にわたるメンテナンス体制を備えた新築住宅(正式名称:移住・住みかえ支援適合住宅)。※9 株式会社Secual(セキュアル)が提供するスマートホームセキュリティ。Secualは、株式会社Secualの登録商標です。※10 フィルターに付着したウイルスに対する抑制機能についてJIS規格(JIS L 1922:2016(ISO18184))に基づき実証しています。ただし、すべてのウイルスに効果があるわけではありません。疾病の治療や改善、予防を目的とするものでもありません。また、フィルターを通過する空気に対する抗ウイルス機能については確認していません。※11 「定期診断」とはセキスイハイムグループからご案内を行い、お客様のお申し込みにより建物や設備の診断をするシステムです。保証対象以外のメンテナンス工事は有償です。また、実際の診断時期は前後することがあります。■参考<群馬セキスイハイム株式会社 会社概要>設立 :1974年8月資本金 :2億円(積水化学工業株式会社100%出資)代表者 :代表取締役社長 山下 昌宏売上高 :144億円(2020年度)従業員数 :322名(2021年4月現在)事業内容 :ユニット住宅「セキスイハイム」、「ツーユーホーム」の販売・設計・施工、アフターサービス、一般建築工事及びアパート、土木工事の請負、土地開発、分譲、賃貸、仲介、インテリア、エクステリア、リフォーム展示場 :12拠点本社所在地:〒371-0805 群馬県前橋市南町3-35-3 セキスイハイムビル 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月17日株式会社ラナルータは、群馬県太田市に最新脱毛器を完備したメンズ脱毛専門店『OHD 太田店』を8月3日にオープンしました。今回、群馬県太田市在住の20代以上の来店された男性を対象に「どうしてOHDを契約したか」のアンケートを取り、「調査レポート vol.1」として公開いたします。OHD 1■ヒゲ脱毛の契約した理由「BEST3」1位:料金が魅力的2位:大手のように雑に扱われない3位:機械が最新機器できちんと男性でも効果がある脱毛器だから■調査対象者群馬県太田市在住の20代以上の来店された男性■調査方法提携店舗での直接アンケート■調査期間2021年8月3日~8月27日まで今回初めて『メンズ脱毛 OHD』を知った理由は?の質問で多かった答えは、InstagramやTwitter、TikTokなどのSNSで発見して来店したが大半を占めていました。【オープンの背景】『OHD 太田店』は、店長を務める群馬県太田市が地元で、実際に毛が濃いことで彼女と喧嘩してしまって別れてしまった苦い記憶がある、木部 裕也さんの悩みから始まった企画で、木部さんの群馬に住む全ての男性に『体毛や髭で悩んでる方を助けたい』という想いから誕生したメンズ脱毛専門店です。木部店長本人も脱毛をしたくて様々なメンズ脱毛に問い合わせしましたが、全身脱毛してしっかり結果が出るのには金銭的にも負担が大きかったので、リーズナブル価格で、しっかり脱毛が出来るサロンを目指して開業に至りました。皆さまのご来店お待ちしております。【店舗概要】メンズ脱毛専門店 OHD 太田店TEL : 0276-55-0452受付時間: 11:00~20:00定休日 : 月曜日HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年08月31日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第11のテーマ、「友」と「希望」。(後編)をお届けします。11.「友」と「希望」。(後編)私は自分が愛読する本の作者を、勝手に友だと感じています。でも、生身の彼らに会って友達になれるか、というと、絶対になれないだろうな!とも思います。人間は色々な部分でできていて、その部分のいくつかで友情を交わせれば、それでいいのではないでしょうか。毎日挨拶をするお店の店員さんも、家に帰れば全く違った表情をしているかもしれません。でも、その人の全てと友情を交わすのでなくとも、たった一瞬の積み重ねで、温かな細い糸が紡がれていく、ということで、十分だという気がするのです。夢も同じです。庭の花を育て、窓ガラスを拭き、食事を支度し、書類のブランクを埋め、ダンボールをまとめてしばり、といった具合に星屑のようにたくさんの日々の夢が散らばっていて、その小さな星屑を一つ一つ集めて、それで人生の道筋ができていく、ということではないかと思うのです。たった一つの巨星を追いかけつづけるような人生もあれば、星屑で出来た天の川を歩き続けるような人生もあるのだと思うのです。全ての瞬間の中に、11ハウスのテーマがきらめいている。そんな生き方ができれば、すばらしいだろうな、と思います。そしてそれは、けっして、それほど大それたことではないだろうとも思うのです。本稿のタイトルは「友」と「希望」としました。「希望」と「夢」は、似ているようで違います。「夢」はビジョンですが、「希望」には、絵面はありません。「希望」とは、「なにかはわからないけれど、なにかきっといいことがある」という信念のことだと思います。「夢」は持てなくとも、「希望」は持てます。「希望」は、人が生きていくためにどうしても必要な思いであり、他者と関わる時にも絶対に必要な合い印です。希望を失った人は、いわゆる「セルフ・ネグレクト」のような状態に陥ります。自他を破壊するような衝動、自分を放棄するような衝動に駆られます。絶望と孤独は密接につながっています。そこは、光の射さない、深い洞窟のような場所です。現代社会において、社会生活の大部分は「ルール」と「ビジネス」でできています。「仕事だからやる」「ルールだからやる」ということだらけです。仕事でもきまりでもないけれどもやる、という活動は、「個人的な趣味」と見なされがちです。11室のテーマは「友」と「夢、希望」で、これらはルールでもビジネスでもありません。ゆえに現代的な目には、これらは「個人的なテーマ」と映ります。でも、11ハウスは本来、プライベートな世界ではありません。この場所は世の中そのもの、社会そのものです。「一人の人間として、自由な気持ちのもとに社会参加する」ということは、特殊な活動と考えられがちです。でも、本来はもっと自然なことであり、多くの人が願い目指すことであり、もっと祝福された活動なのではないか、と思われます。たとえば日本では選挙の投票率がなかなか上がりませんが、投票行動は11ハウスのテーマと考えられます。もちろん、自分一人だけの利益を追求するために投票に行く人もいるかもしれませんが、多くの場合はどんな立場であれ「みんなが幸福になるためには、こんな状況はおかしい」「もっといい世の中にしたい」というビジョンを抱いて投票に臨むはずです。そこには希望があり、同じ社会を構成する他の人々との、友愛の感情があります。11ハウスの対岸には、5ハウスがあります。5ハウスは個人としての愛や歓びを象徴します。対する11ハウスは、自分を取り巻くこの世の中への愛や、社会的な喜びを象徴します。11ハウスの「公共性」のイメージが、両者の対比で際立ちます。人間は個人的にも、社会的にも、「自分さえよければいい」という具合にはいかないのだろうと思います。愛する人が、ひいては全世界の人が幸福になってくれなければ、自分自身も本当に幸福にはなれない。そういう思いが、この5ハウス-11ハウスのポラリティに示されているような気がするのです。>>次回もお楽しみに(2021年9月25日更新)
2021年08月25日朗読劇 恋を読むin クリエ『逃げるは恥だが役に立つ』の合同取材会がこのほど行われ、太田基裕、立花裕大が登場した。同作は海野つなみによる同名人気コミックの朗読劇。原作は2015年に第39回講談社漫画賞8少女部門)を受賞し、翌年連続テレビドラマ化もされ大ヒットとなった。ラブストーリーの朗読劇シリーズ「恋を読む」第2弾として2019年に舞台化され、同シリーズ第4弾として再演となる。院卒だけど内定ゼロ、派遣切りで無職になってしまった森山みくりが、恋愛経験ナシの独身サラリーマン・津崎平匡の家事代行として働き始めることから、契約結婚をすることになる……というストーリーの同作。平匡役には細谷佳正、太田基裕、戸塚祥太(A.B.C-Z)、立石俊樹、荒木宏文、みくり役には仙名彩世、桜井玲香、大原櫻子、花乃まりあ、城妃美伶、内田真礼が決定した。さらに平匡の同僚・風見涼太役に梅津瑞樹、立花裕大、有澤樟太郎、梅原裕一郎、水田航生、牧島輝、矢田悠祐、みくりの伯母・土屋百合役に壮一帆、シルビア・グラブ、友近、春野寿美礼、朴ロ美(※ロは王偏に路)が集い、8月11日~8月18日まで東京・日比谷シアタークリエにて様々な組み合わせで公演が行われる。○作品での共演は初となる2人共にミュージカル『刀剣乱舞』シリーズに出演する2人だが、作品での共演はなく、1月に行われたミュージカル『刀剣乱舞』五周年記念 壽 乱舞音曲祭が接点だったという。今作では1回目の稽古の帰りにたまたま一緒になった時に話したそうで、風見役の立花は「僕は『刀ミュ』には後から参加したので、一方的に太田さんのことは知ってて、めちゃくちゃ尊敬してる先輩です」と明かし、平匡役の太田は「よく言うわ!」とツッコミ。立花は「帰りが一緒になって、めちゃくちゃ緊張しました。本当に優しい先輩で、胸を借りて頑張っていこうと思います」と意気込んだ。今回はまた違う役柄での共演となり、太田は「全然イメージは違いますけど、ミュージカル『刀剣乱舞』でもにじみ出る真面目さを感じたし、そのまっすぐさ、人間性は今回の風見役でも出てる」と立花を評価する。立花は「太田さんは本当にミザンス(立ち位置)付けから本当に素敵で、どんな風になるんだろうってひたすら観察していました。楽しいです」と先輩を絶賛。『刀ミュ』とは全く異なるキャラクターを演じることに、太田は「僕は普段からああいう感じではないので、違和感はないんじゃないかなと思うんですけど……」と苦笑し、立花は「『刀剣乱舞』の時にすごい振り切られているので、『どうやって役作りしてるんだろう』とびっくりして、今回はちょっとワクワクしてるところ。平匡さんにすごい合ってるような感じ」と期待する。太田の普段に近い演技が見えるのではないか、と予想しつつ「僕は、まだまだ全然太田さんのことを深掘りできてないんですけど」という立花に、太田は「ファンか!」とつっこんでいた。朗読劇となるため、互いの声についての印象を聞かれると、立花は「僕はもう、太田さんの声、めっちゃ好きです。透き通ってて、めちゃくちゃ高い声も出る」と絶賛し、太田は「ハードル上げるなよ!」と焦った様子に。「僕は舞台も見てますから、素敵だなと思って。歌も上手なので、『生まれ持ったものだな、良いな』と聞いてます。慕ってます」とラブコールを続ける立花に、太田は「怖いですね。こうやってうまく世間を渡ってってるんだなあ」と達観。「でも立花くんの声も、人間性をすべて知っているわけではないんですけど、にじみ出てると思う。まっすぐで真面目な感じで、すごく素敵な印象を持っています」と表した。○『逃げ恥』から感じたこと漫画もドラマも大ヒットした同作については、2人とも「今回台本をいただいて、原作の漫画を読んだんですけど、コメディとはいえ、人間同士の関係性だったり、色んな要素が含まれる作品だと思いました」(太田)、「僕も漫画を読んでいろんな要素が盛り込まれているなと思って、女性が社会進出してくるために抱える問題や、男性がどうあるべきかみたいなところも面白かったし、繊細な気持ちのやり取りがすごくリアルで、一気に読んでしまいました」(立花)と感想を述べる。太田はさらに「男性女性ということではなく、家事を搾取と捉えたり、人間同士の付き合い方が『愛』という言葉だけで片付けられていない。人との関わり方について、自分の中でも感じるものがあった」と振り返り、立花も「今回の朗読劇では、内側の声もめちゃくちゃ出てくる。僕はやっぱり(相手役の)百合さんが新鮮で、一線を引いてるんだけども、だんだんその価値観が揺らいで女子の部分がちょっと出てくる。誰しもがそういうところを持っているのかな、と再認識しました。百合さんみたいな人こそ、表には出しにくいと思うので、なかなか日常でも感じ取れる自信はないんですけど、『みんな人間なんだな』と思いました」と、キャラクターから感銘も受けた様子。太田は「個々をどれだけ尊重できるかが、テーマだなと思う。それぞれがセンシティブであり、それは人間が生きてたら当たり前なんですけど、そういうことを色々な概念とかで流して無視していた部分があって、そこをどうしていくか、すごく考えさせられる。コメディなんだけど深くて、いいバランス」と物語の魅力を表す。立花は「原作ではもっと色々な話も出てきて、青空市のエピソードではボランティアとお金の問題になったりして、めちゃくちゃ面白かった。現実にも避けては通れないものがいっぱいあると思うんですけど、1つ1つちゃんと向き合って、幸せに向かって行ってるんだと思う」、太田は「誰かが笑ったら誰かが泣いてる、というのはどんな状況でもあり得ることで、どう折り合いを付けていくかは、当事者同士でしっかりと話し合い、理解し合わないと先に進めない。『自分の落ち度はここか』とも思いながら読みました」と、熱く語った。○俳優としての思いに変化もコロナ禍で様々な試みが行われている演劇界について話が及ぶと、やはり大きいトピックスだったのは配信の増加だったようで、太田は「戸惑いはまだ拭い切れてないというか、カメラがどこから抜いてくるのかとか、気にするところが増えてしまう」と正直な感想も。立花は「いいなと思うところは、これまで遠くて躊躇していたような人も見れるようになったこと」と挙げつつ、「お客さんも入ってるし配信もあるとなると、どちらにも届けたくて、難しい」と太田に同意。太田は「やっぱり、人間の欲が出てきちゃうので。どちらにもいい顔したいって……人間、愚かだから」と笑わせつつ、「今後ドローンでの中継も全然あり得ると思うので、総合芸術みたいな形になっているのかな。楽しいと捉えながら演じることができたら、さらに1つ違うフェーズに行けるんじゃないかなという気もしてます」と新たな希望も示した。俳優としても、世情の変化により「自分の中で、責任感は増した。良くも悪くも考える時間が本当に増えて、この仕事の意味とか意義を前より深く感じるようになった気はします。それと同時に『何ができるんだ』と、いろんな絶望も味わうんですけど、お芝居の形態も変化している中で、作品の大きなピースになれるように頑張っていかないといけないという責任感が前より増えた」(太田)、「『今日が千秋楽のつもりでやれ』とよく言われるけど、本当にそういう状況になったことで、より熱量が上がった。リアルにそういう状況だと、全然違う」(立花)と気持ちの変化もあったという。そんな中で届ける今回の作品について、太田は「"ムズキュン"の世界観を楽しんでいただきながらも、何かこの作品を通して、様々なことを改めて考えるきっかけにもなってほしい」、立花は「初めての朗読劇ということで、今まで見せたことないような自分を表現してみたいし、相手も変わることでまた違った化学反応を得て、いい公演にできればと思っていますので、ぜひ楽しみにしていただければ」と、それぞれ最後にメッセージを贈った。
2021年08月02日石井一孝、上口耕平、太田基裕、こがけん、斎藤司、原田優一が、ミュージカル 『GREASE』に出演することが30日、明らかになった。同作は1970年代にブロードウェイ初演を迎え、トニー賞最優秀ミュージカル作品賞を始め7部門でノミネートされ、超ロングランを記録した大ヒットミュージカル。50年代のアメリカを舞台に、サマー・バケーションで知り合ったダニー(三浦宏規)とサンディ(屋比久知奈)の恋模様を描く。2021年11月・12月に、シアタークリエほか全国三都市にて上演される。1978年にはジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョン主演で映画化、世界興行収入 約4億ドルをあげミュージカル映画史に残る大ヒット作となった同作。新世代のミュージカルスターがそろう同作において、劇中1シーンだけに登場する大人気歌手“ティーンエンジェル”役に、石井一孝、上口耕平、太田基裕、こがけん、斎藤司(トレンディエンジェル)、原田優一の6名が決定した。○石井一孝 コメント私には売れっ子アイドルの友人が何人かいる。ティーン達から黄色い歓声を浴び、バレンタインには靴箱が溢れるほどのチョコを貰うような人達だ。常々それが羨ましいと思っていた。しかし、天の配剤により遂に私も「靴箱王」になる日が来た! 今回の役は、だから一際気合いが入っている。背中に黄金の羽をはやして挑みたい(笑)○上口耕平 コメント映画でのティーンエンジェル登場シーンを初めて見た時、思いっきり笑ったのと同時に、理屈なんてどうでもいいと感じるほどひたすらにハッピーな気分を味わいました。そういうエンターティメントが僕は大好きです。そんな時間を皆様にも味わっていただけるよう、MYティーンエンジェルを見つけていきます。お楽しみに。○太田基裕 コメントティーンエンジェルの方々の多種多様な個性に僕が並んでよいのかと一抹の不安が残りますが、僕らしいティーンエンジェルで作品のいいスパイスになれるよう努めたいと思います。楽しんで頂ける作品になりますように。よろしくお願いします。○こがけん コメントオーマイガー!!!!! あの若きジョン・トラボルタが甲高い声で歌いまくる映画『グリース』のミュージカルに自分が出演するなんて!しかも、あのティーン・エンジェル役ということで、興奮しております。自分しかできない魅力的なティーンエンジェルを演じたいと思っています。○斎藤司(トレンディエンジェル) コメントGREASE出演嬉しいです!! ティーンエンジェル役ということで、コンビ名だけは運命感じてます。当日はフォーティエンジェルとして華を添えさせていただきます。主演の二人とのチームワークはばっちりかと! ワクワク!!○原田優一 コメントこの度、またまた楽しそうな役をいただきまして、感謝して小躍りしております。 どのようなことになりますか、全く想像ができ ていないのですが、ティーンエンジェル役の他 の皆様の顔ぶれを拝見したところ、「なるほど。 トップギアから始めます!」と心に誓った次第 です。全ての引き出しを短時間に全開できるよ う頑張ります。
2021年07月30日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第11のテーマ、「友」と「希望」。(前編)をお届けします。11.「友」と「希望」。(前編)友達がたくさんいる人、夢を持っている人。この2種類の人々は、もしかすると現代社会でもっとも「肯定される人」なのかもしれません。「友達がいない」「自分が何をしたいのかわからない」と悩んでいる人は、現代社会にはたくさんいます。人間がかかりうる最も大きな病が孤独と絶望なのだとすれば、「友達と夢があればとりあえず大丈夫」と言えるのかもしれません。先日、ヘミングウェイの名作「老人と海」を再読していたのですが、たった一人で漁に出て行く老人サンチアゴには、少年マノーリンという友があり、大物を釣り上げようという夢があります。この2つの条件によりサンチアゴは、認知症の影を見せ始めていながらも、とても充実した人物に見えます。ホロスコープの12の「ハウス」のうち、第11ハウスは最も祝福されたハウスと言っていいかもしれません。そこには古く「友、希望、贈り物、才能、将来の夢」といったテーマが並べられ、大吉星である木星が、ここに位置するとき喜ぶ、とされています。人間が人生において望みうるもののうちもっとも大きなものが、この11室という場所に関連付けられています。どれもお金では買えないもの、「授かる」しかないものたちです。こう考えてみて、自分自身を振り返ると、「私には、仕事以外でマメに連絡を取り合うような相手はいないし、これを目指しているとはっきり言えるような夢もないな」と、苦笑したくなります。ただ、それで自分がとても恵まれない不幸な人間だと感じるか、と言えば、そうでもないように思われます。「夢」と言えば「人生を賭けるような夢!」のイメージが浮かびます。「友」と言えば「終生信頼し合い、支え合い、いつでも何でも相談できる親友」を想像したくなります。でも、もしかすると、「夢」や「友」は、そんなに大それたことでもないのかもしれません。たとえば「日々の夢」は、そんなに高く輝かしいものではなくて、ただ「今日やるべきこと」「やってしまいたいこと」程度のものなのかもしれません。しばしば仕事を引退した人たちが「やるべきことや通う場所がなくなると、一気に老いる」と語ります。「夢」は、ここから一歩でも二歩でも先に進んだ場所にいる自分のビジョンだと考えると、このことはしっくりきます。日々のタスクは、ごく小さな単位の「夢」なのです。「友」も、「ズッ友だよ!」というような「友」だけが友ではありません。日々挨拶する隣人や顔見知りのコンビニの店員さん、行きつけの店のスタッフなど、「知人」レベルでもうっすらとした親愛の情が存在するもので、それで十分「友」なのかもしれません。たとえば災害に見舞われたようなとき、そうした「顔見知り」とは、すぐに声をかけ合ったり、助け合ったりできるでしょう。外国で孤独を感じているとき、自国の人に出会うととても嬉しくなる、といったことがあります。人間同士の心の距離とはそんなもので、お互いをわずかにでも「知っている」と思えれば、それで十分なのかもしれません。純粋で、完璧で、絶対的な「友」「夢」というのは、たしかにそうしたものを持っている人もいますが、多くの場合は幻想なのではないでしょうか。更に言えば、人間は成長し、変容します。それとともに、夢も友も、変わっていくものです。11ハウスで力を持つとされる星は前述の通り、木星です。木星は、射手座と魚座の支配星です。両者は柔軟宮、変容を司る世界です。夢も友も、変化の中にあるのです。「永遠の友」は、もしかしたら、存在しないかもしれません。でも、「この瞬間の友」は、いつでも作り得ます。先日、ある人がこんな話をしていました。「子供を自転車に乗せて走っていたら、後ろから走ってくる人がいて、見れば脱げ落ちてしまった子供の靴をとどけてくれようとしていた」というのです。走ってきてくれた人は「この瞬間の友」です。その靴が落ちるのを見たのは、走ってきてくれた人だけではないかもしれません。同じように拾おうとして、先を越されたので立ち去った、という人もいるかもしれません。みんなが「その瞬間の友」です。もしあなたが今、この稿の中に共感できる部分を見いだして下さったなら、あなたは私の「この瞬間の友」です。でも、さらに成長を遂げた未来のあなたは、この稿を振り返って、とても幼稚で陳腐だと感じるかもしれません。友情は、変化していきます。とはいえ、たとえば幼い頃に読んだ絵本を愛する気持ちが終生変わらないなら、その絵本は、瞬間の友であったと同時に、永遠の友です。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年8月25日更新)
2021年07月25日シャネル(CHANEL)は、限定フェイス パウダー「プードゥル カンボン」を2021年8月6日(金)よりシャネル限定店舗ほかで発売する。シャネルゆかりの地がフェイス パウダーにシャネルにとって象徴的なパリのカンボン通り31番地。ガブリエル シャネルが過ごしたアパルトマンは、メゾンのスタイルの真髄が宿る象徴的なスポットとして、今なおクリエーイションに影響を与えている。そんな「カンボン通り31番地」をモチーフにした、特別なアイテムが到着。エンボス加工で「カンボン通り31番地」のファザードを刻んだ、フェイス パウダーが特別限定品として発売される。メークアップの仕上げに肌にのせると、肌表面をさらりとマットに整え、均一な輝き肌に。専用ブラシが付属するので、外出先でもスマートにメーク直しができ、1日中活躍してくれそうだ。【詳細】シャネル「プードゥル カンボン」8,800円<特別限定品>発売日:2021年8月6日(金)取り扱い店舗:シャネル限定店舗(シャネル 表参道・GINZA SIX・ニュウマン新宿・ルミネ有楽町店・ルミネ横浜店)、シャネル オンライン ブティック※8月13日(金)より大阪阪急3Fでも発売予定。【問い合わせ先】シャネル カスタマーケアTEL:0120-525-519
2021年07月23日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第10のテーマ、「自己実現」とはなにか。(後編)をお届けします。10.「自己実現」とはなにか。(後編)学業を修めて社会に出て、ひとつの仕事に就き、その仕事を定年まで続けて、引退後は晴耕雨読でのんびり暮らす。たとえばこのような人生を送った人には、第10ハウスのテーマ「キャリア、社会的立場」は、ごくわかりやすいものに思えるかもしれません。一方、様々な事情から社会的に複雑な道のりを歩んできた人、若いときに学びの機会が得られなかった人、結婚して仕事を辞めて家庭に入った人、「ヤングケアラー」のような立場に立たされ、ほとんど仕事を選べなかった人などの中には、「自己実現とは何か」というテーマの前で、怒りや痛みを抱きながら立ち尽くす思いをしている人が少なくありません。人に誇れるような社会的立場、収入がなければ、人生は失敗なのか。自分は幸福では無いのか。昨今では「承認欲求」という言葉が一般的になりました。「マウンティング」「キラキラ」といった言葉もよく見かけます。人から、社会的存在としてどう見えているかということを、だれもが気にしています。古い時代の第10ハウスのテーマに「評判」があります。社会的評判。人間が人生を賭けて目指す、最も高いところにあるものは、「社会的評判」なのでしょうか。社会的に評判がよければ、それこそが人生最大の幸福なのでしょうか。どんなに人からうらやましがられても、個人として幸福でなければ、なんにもならない。そう考える人もいます。パートナーや子供達から愛され、人から尊敬され、たくさんの友に囲まれることこそが人生の幸福であり、金や立場、名誉などはどれほどあっても意味がない、と語る人もいます。そうした話に耳を傾け、深く頷きながら、「そんな風に割り切れるのは、老人か宗教家だろうな」とシニカルに考える人がいます。「やりたいことをやるのが、一番だ」と言いきる人もいます。その「やりたいこと」がなんなのか、まるで解らずに、「やりたいことのない自分」を責めている人もいます。「やりたいこと」と言われて、ゲームをしたり遊びに行ったりすることを思い浮かべる人がいます。一方、「なんらかの活動をして社会的に名をなす」「儲かるビジネスをする」ことを「やりたいこと」と捉える人もいます。所属する組織の中で、どんどん地位を上げ、大きな権力を持とうとする人もいます。その権力をもって「世の中をよくしよう」と考えていたのに、いつか、権力を持って維持することだけが喜びとなっている人もいます。社会的に大きな力を持てば持つほど、それを失うことが怖くなり、自分の内側に閉じこもってしまう人がいます。自己実現とは、何なのでしょうか。社会的な成功や幸福とは、どんなものなのでしょうか。この問いへの答えは、たぶん、生きている人の数だけ存在するようにも思われます。私の知人に、生まれつきの重病と闘いながら生きた人がいます。その人は幼い頃「そう長くは生きられない」と言われながら、何度も危険な橋を渡りつつ、なんとか大人に成長しました。20代の頃、比較的病状が安定していたときに障害者採用で会社勤めをしましたが、数年で体調が悪化し、退職せざるを得ませんでした。病気のため、結婚したり子供を生んだりすることもありませんでした。退職した後、体調のよいときはボランティアをしたり、町内会の資料作成などの仕事を引き受けたりしました。老いた両親の体調が悪くなると、自分も辛い中で、なんとか面倒を見ました。たくさんの本を読み、映画を見、世の中のことを知ろうとしていました。病気のために足が悪くなっても、出かけるのが好きなお母さんを、色々な場所に連れ出しました。やがて病状が悪化し、50代の若さで亡くなりました。私たちは、自分の人生の全体を知ることはできません。いつも途中までしか解りません。もとい、死ぬ間際に「これが自分の人生だった」と総括することができる人もいるでしょう。ただ、私が知人の人生をこんなふうに短くまとめたようには、本人が捉えることは難しいのではないかという気がします。素晴らしい頭脳の持ち主だった知人が、「もし、病気がなかったら、どうだっただろう」と想像したくなることはありました。でも、病気のせいで知人の人生が「自己実現」を阻まれたのかというと、それはちょっと違うのでは無いかという気もするのです。もちろん、本人の思いと、他人の認識は全く異なります。知人自身は、自分の病を恨んでいたかもしれません。ただ、私から見れば、知人の人生は本当に力強く、ひたすら尊敬に値するものでしかありません。どんな有名人の人生、どんな成功者の人生とくらべても、知人の人生はなんらひけをとるものではありません。それどころか、私の目には、だれの人生よりもたちまさって感じられます。ドラッカーは「なにをもっておぼえられたいですか?」と問いかけました。たとえば自分が死んだ後で、自分のことを思いだしてくれた人が、「あの人はこんな人だった」と語るとして、それはどんな表現だったら満足か、というのです。「あの人は野球の名選手だった」「あの人は名監督だった」などと言われたい人もいるでしょう。「あの人は素晴らしい職人だった」「ユニークな芸術家だった」「多くの人の命を救った医師だった」などと言われる人もいるでしょう。「情熱的な営業マンだった」「誰よりも愛されたガイドだった」「最高の父親だった・母親だった」「かけがえのない親友だった・恋人だった」等と言われたい人もいるかもしれません。人の人生は一言でまとめられるようなものではありませんが、その人と関わった人には、なんらかの記憶と印象が残ります。私は知人の印象を、「誇り高く、強く、人間として限りなく尊敬できる人生を送った人だった」と記憶しています。第10ハウスがもし「評判」ならば、ドラッカーの問いは正鵠を射ています。「なにをもって記憶されたいか?」という問い、そしてそのあとには「そう記憶してもらえるような生き方をしているか?」と続きます。その答えこそが、第10ハウスの幸福の答え、なのだろうと思うのです。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年7月25日更新)
2021年06月25日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第10のテーマ、「自己実現」とはなにか。(前編)をお届けします。10.「自己実現」とはなにか。(前編)「私は今、子育て中なので、占いに『仕事』と書いてあっても、関係がありません。どのように読んだらよいでしょうか?」「今は仕事をしていないので、占いに『目標達成』『ミッションのスタート』『社会的立場やキャリア』などの表現が出てくると、自分のことではないと思ってしまいます」過去にこうしたご質問を、しばしば頂いてきました。「仕事」か、「家庭」か。現代ではかなり変化も出てきましたが、それでも尚、この命題が多くの女性の目の前に置かれる状況は、少なくとも日本の社会では、続いていると言わざるを得ません。星占いで用いる第10ハウスは、一般には「仕事」「キャリア」「職業」などを象徴するといわれます。実際、「私の適職は何ですか?」などのご質問があればまず、第10ハウスに注目する占い手が大半だと思われます。もちろん、それ「だけ」では回答できませんが、まず最初の一歩として第10ハウスの様子を見るのは王道です。雑誌の記事等で占いを執筆する上でも、第10ハウスに星が入れば「目標達成」「仕事が忙しくなる」「キャリアの転機」などと書くことになります。では、第10ハウスは本当に、「子育てや介護で、主に家庭の中のことを担っている人」には、「関係がない」のでしょうか。ホロスコープの円で、第1ハウス-第7ハウスカスプのライン、これは言わば「地平線」、あるいは「地面」です。ゆえに、第1ハウスから第6ハウスの半円は、「地面の下」です。一方、第7ハウスから第12ハウスは「地面の上」です。ホロスコープを読む上で、地面の下にあたるハウスは「内側の世界、プライベート、原点、個人」を象徴し、地面の上にあるハウスは「外界、他者、パブリック、世の中、集団」を象徴する、と大きく捉えることができます。もちろん、各ハウスの機能を細かく見ていけば、12ハウスのテーマには「隠遁」があったり、6ハウスは「義務、責任」だったりと、簡単に「プライベートか、おおやけのことか」というふうに割り切ることは難しいのですが、ハウスのイメージを掴む上では、「見えている空は外界で、見えない部分はインナースペース」と捉えると、だいぶ解りやすくなります。そう考えると、9、10、11ハウスあたりは、ホロスコープにおいて「もっとも広い場所」「最も遠い場所」です。一人の人間として生まれて、成長とともにどんどん行動範囲を拡大した結果、たどり着くのが9ハウスから11ハウスあたりというわけです。12ハウスになると、第1ハウス、つまり「スタートライン」が視野に入ります。私たちはぐるっと世界を巡って、最終的にはなんらかのかたちで、またもとの世界に戻ろうとするものなのかもしれません。人生において目指していく、一番遠い場所。人生でたどり着ける、一番高い場所。これが第10ハウスのイメージです。とするなら、たとえば幼い頃から「結婚して温かい家庭を作り、子供を育てる」ことを夢見ていた人は、第10ハウスは「自分が創り上げた家庭」であっておかしくありません。実は、古い時代のホロスコープ解釈では、第10ハウスのテーマとして「子供」が置かれていたこともあるのです。かつて、各種産業の家族経営や世襲が一般的だった時代には、家を継いでくれる確かな子供を持つことは、社会的使命に近いものでした。場合によっては、その人自身の社会的評判や地位に直結することだったのです。いまだに「家の跡継ぎを産み育てること」を子供に要請する人々は存在します。子供を育てることは、社会的なテーマだったのです。一方現代では「子供を持つことは、あくまでプライベートなこと」なのでしょうか。そう考えている人もたくさんいますが、本当は、そうではありません。もし本当に子育てが個人的生活だけに帰属するテーマであるなら、たとえば義務教育という考え方や子供のための各種施設、青少年を保護するための法律などは、存在しなくてもよいはずです。子供は未来の大人であり、社会の構成員です。どんなに親子が親しく深い愛情で結ばれていても、親と子供は別々の人間であり、子供には子供の社会的権利があります。子供もまた「他者」です。子供と関わるということは、個人としての情愛の問題だけに留まりません。それは、かつて以上に社会的な活動なのです。会社で同僚や上司や顧客と関わるのと同じように、社会的関わりという側面を多量に含んでいるはずです。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年6月25日更新)
2021年05月25日2021年4月2日、お笑いタレントの有吉弘行さんとフリーアナウンサーの夏目三久さんが結婚を発表し、話題となりました。結婚発表を受け、有吉さん夫婦へ結婚祝いを贈ったという、お笑いコンビ『爆笑問題』の太田光さんと田中裕二さん。同月27日放送の、ラジオ番組『JUNK爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)の放送で、2人は有吉さんからの結婚内祝いを絶賛し、反響を呼んでいます。太田光が絶賛した有吉の『お返し』とは?太田さんに「有吉からお祝い返しをもらったか」と聞かれた田中さんは「妻には高品質な筆で有名なブランド『白鳳堂』の化粧筆、自分はおそらくお菓子をもらった」といいます。続けて、太田さんは「へえ、僕はね…」と得意げな様子でこう話しました。僕は、社長(太田光代さん)のところにはお化粧の筆。僕のところには手紙が入っていて、『白鳳堂』の絵筆が入っていた。「太田さん、絵を描かれるのでぜひ使ってください」って。JUNK爆笑問題カーボーイーより引用自身で絵本を制作している太田さんに、細い絵筆を贈った有吉さん。太田さんは、「もっと細くていい筆が欲しい」と思っていたそうで、お返しの品に対し「本当に有吉は気配りというかさ、偉いなぁと思ったよ。嬉しくなっちゃう」と喜びをあらわにしました。俺が絵を描くなんてさ、おそらく誰かに聞かなきゃ絵本のこととか知るわけないんだけど。多分調べてやってんだな。悪いやつに見えて、本当にいいやつだよね。そこだな、こいつの人気の秘密を知った気がした。JUNK爆笑問題カーボーイーより引用太田さんが絵を描くことを知らなかったはずの有吉さん。きっと太田さんが1番欲しいものを自身で調べ、絵筆を選んだのでしょう。太田さんは、「悪いやつに見えて、本当にいいやつだよね」と冗談交じりに有吉さんを絶賛。田中さんも「みんな(有吉さんが)本当に悪いとは思ってない。みんな分かってる。じゃなきゃこんな人気でない」と改めて有吉さんの人柄のよさを感じたようです。ネット上では、有吉さんの『結婚内祝い』に対し、このような声が上がりました。・粋なお返しですね。太田さんが喜ぶものを一生懸命考えたことが伝わってくる。・有吉さんが芸能界で生き残っている理由が分かった気がします!・素敵なお話をありがとう。お返しにこんなに喜んでくれたのは、有吉さんも嬉しかっただろうな。多くの人から結婚のお祝いをもらったであろう有吉さん。きっと、その一人ひとりに対し、想いをこめたお返しをしたのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年04月28日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。前回に引き続き、第9のテーマ、遠く仰ぎ見て「わたしとは何か」と問う。(後編)をお届けします。9.遠く仰ぎ見て「わたしとは何か」と問う。(前編)はこちら >>9.遠く仰ぎ見て「わたしとは何か」と問う。(後編)「自分は誰なのか」、すなわち「アイデンティティ」は、とても危険な概念でもあります。なぜなら、簡単に差別意識やナショナリズム、排外主義などに結びつくからです。特に、ごく狭い視野の中で、小さな世界だけの経験で生きている人は、「他者」「異邦人」が理解できず、ゆえに「怖ろしい」「危険」と感じ、ほとんど無意識に排除しようとします。人間は「わからない」ものは、幽霊から虫から、すべて「こわい」のです。でも、ごく広く旅をした人なら、「アイデンティティ」の捉え方も変わります。日本にいる間は「関西の人は苦手」「九州は怖い」などと感じている人も、遠く海外に旅に出て、現地で日本人に出会ったら、相手がどこ出身だろうと「仲間!」と感じられます。同じく、宇宙人の集団に囲まれたとき、地球の人間に出会えたなら、「仲間!」と思うはずです。広く旅をし、深く学んだ人は、「わからない」を「わかる」に変えていきます。更にそのプロセスで、「わからない」ものとのつきあいかたを身につけていきます。どんなに賢くても、どんなに多くを学んでも、全てを知り尽くすということはできないでしょう。ゆえに、この世界には常に「わからないもの」が残っているわけですが、そうした「わからないもの」も、いつか「わかるようになる」可能性があります。むやみに恐れたり排除したりするのではなく、「わからない」という状態を受け止め、「わかるかもしれない」道を探すのです。広い世界を旅し、深く学んだ人は、差別や排外主義的な観念に陥りにくくなります。「理解できる」と思える範囲が広く深くなるからです。「私は何者か」を、限りなく広い世界のなかで捉え直し続ける作業は、自分以外の人々を幸福にする力を授けてくれます。なぜなら、誰も排除されたり、差別されたりしたくないからです。人間は「自分だけが幸福ならそれでいい」とは、いかないのです。開きなおってそう思ってみても、心のどこかに罪悪感がうずきます。自分が誰かを、特に相手の行為とは関係なく「怖い、いやだ」と感じたとき、そう思われた相手は、多少なりとも傷つくのです。学ぶこと、旅することは、それ自体が本来、楽しい体験です。ですがさらにここで、第9ハウスのテーマとして、「なぜ学び、なぜ旅をするのか」という問題が出てくる気がします。この「なぜ」は、おそらく倫理や道徳といった、私たちが社会集団を作って暮らす上で欠かせない概念、「善」というものと結びついているのではないかとも思います。本稿のテーマである「幸福」について考えると、第9ハウス的「幸福」は、ただ自分一人の幸不幸に留まらないように思われます。「道徳的であろう」「善くあろう」とすることは、他者の存在が前提となっています。たいていは、「自分以外の誰かのために」、道徳的であろうとするのです。つまり、第9ハウスの「旅、学び、宗教、法律」というテーマには、「集団の中で生きるにあたり、いかに他者の幸福を大事にするか」という観念が組み込まれています。徳の高い人は、幸福なのです。そして、徳の高い人とは、他者に対して誠実に、真実に振る舞える人のことを意味します。「自分とは誰なのか」を探しに出かけたとき、究極には「自分は結局、善い人間であり、正しく生きようとしている人間だ」という答えにたどり着かなければならないはずです。もし「自分は弱く卑怯で、クズのような人間だ」という答えにたどり着いたとしたら、まだ旅が終わらないでしょう。そこから「では、どうすればいいのだ?」という問いが生まれてしまうからです。第9ハウス的な幸福とは、社会集団の中で生きる上で、より「善いもの」はなんなのかを探し当てる、ということに結びついている気がします。利他心、集団性、アイデンティティ。社会の中で何を「崇高なもの」とするか、そしてそこにどう到達するかということが、一つの大きなテーマとなっているのです。「古代の人類は、ある場所に住んで一定期間を過ぎると、その場所を捨てて別の場所に移動していくという生き方をしていたのだ」という記事を読んだことがあります。一つの場所に住み続けた後では、ゴミや排泄物などが蓄積されます。そのうち住環境が悪くなってくるので、その場所をあとにして移動していった、というのです。現代にも、似たようなことはあります。たとえば、ある土地や集団において、嫌な辛いことが起こると、私たちはその場所から遠く離れたところで「人生をやりなおす」ことができます。そこでは、自分自身というものを「生まれ変わらせる」ような体験をする人もいます。「長距離の移動」はこんなかたちでも、人間のアイデンティティと結びついています。第9ハウスは、ホロスコープの中でもっとも「広い世界」「遠い世界」を象徴しています。この世界がどんなに大きいか、ということは即ち、一人の人間がどんなにちっぽけか、を実感することに他なりません。その上で尚、何か高く善いものを求めて生きようとする人間の不思議な指向性が、第9ハウスという場所にぎゅっと詰まっている気がします。もし、科学技術が発達した遠い未来、「人間とは/私とは何か」が、完璧な形でわかってしまうような時代が来たら、人間はもはや、誰も旅をしなくなるかもしれません。星占いもまた「私とは何か」「人生とは何か」を問いかける道具となることがあります。ゆえに「自分とは何か」が判明するような時代が来たら、星占いも、消えてなくなるのかもしれません。>>次回もお楽しみに(2021年5月25日更新)
2021年04月25日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第9のテーマ、遠く仰ぎ見て「わたしとは何か」と問う。(前編)をお届けします。■9.遠く仰ぎ見て「わたしとは何か」と問う。(前編)これを書いているのは2021年3月ですが、「旅行」を考えるのがまだまだ難しい状況です。でも、今回のテーマ、星占いでの「第9ハウス」は、「旅と学びと宗教の部屋」なのです。どうしても「旅」を語らないわけにはいきません。いわゆる「コロナ禍」で、私たちは「不要不急の外出を避ける」ことを求められています。「楽しみのための旅行」は、不要不急の最たるものです。少なくとも今の社会で「旅」は、人間が生きていく上で、絶対必要なものではない、とされています。ですが、長い人間の歴史を考えると、「旅=長距離の移動」は、また別の意味合いを持って見えてきます。というのも、私たち「ホモ・サピエンス」は、アフリカに起源を持ち、そこから世界中に広がったのです。祖先の長旅の結果として、私たちは今ある場所に住んでいる、と言えます。もとい、人間がどこで発生してどう拡がったか、という問題には諸説あるようですが、とにかく大陸や海を越える「移動」は起こっていたのです。私たちの祖先が「旅をした」理由は、これまた諸説あるようです。食べものを求めてなのか、気候変動のためなのか、集団同士の闘争・戦争のためなのか、疫病から逃れるためなのか、etc,.とにかく人間はごく古い時代から、山を越え海を渡り、長い長い距離を超えて、今のように世界中に住まうようになりました。もし宇宙人が地球にやってきて、人間を長期的に観察したなら、「旅は人間の習性だ」と考えるでしょう。「フンコロガシはフンをまるめる」のと同じように、「人間は旅をする」のです。なぜ、現代を生きる私たちもまた、旅をするのでしょうか。異文化に触れ、しばしば不自由な思いをし、時には身を危険にさらしても、「どこか知らない世界に行ってみたい」と考えるのは、なぜなのでしょうか。第9ハウスの向かい側は、第3ハウスです。第3ハウスも、「旅と学び」がテーマになっています。ただ、第3ハウスはコミュニケーションやショートトリップなど、比較的「近距離・身近」な世界間の移動を担います。それに対して第9ハウスの移動は、宇宙旅行まで管轄するような、ごく遠くまでの旅です。第3ハウスの記事()で、私は大阪大学の仲野先生へのインタビューのエピソードをご紹介しました。「なぜ学ぶのか」「なぜ旅をするのか」という疑問に、仲野先生は「知ることが楽しいから」と応えられたのですが、さらに私が執拗に聞いていったとき、こう仰いました。「自分が生きてる世界を知りたい、っていうことでしょうね。世の中ってどんなもんか知りたい。好奇心でしょうね。それは、自分というものがどういうものが知りたい、ということでもあると思います。納得して死んでいきたい。」私たちは「自分がなんなのか」を知るために、常に外界に答えを求めます。自分が「何と同じ」で、「何と違う」か。その情報を集めることで、次第に「自分」の像をつくっていきます。友だちと遊ぶとき、しきりに「○○ちゃんと同じ!」「○○ちゃんは違う」というふうに、自分と他人の一致/相違点を探していく幼児をよく見かけます。親と自分が似ていることを無意識に確認し、そこで見つけた特徴が、自分のアイデンティティに組み込まれます。一方、親と全く違う性質を見つけたら、それもまた、自分自身の個性としてアイデンティティの部品となります。ある集団の中で「自分だけ違う」ことを痛烈に恐れるのは、大人になってからも続く傾向ではないかと思います。一方で「自分探し」をするために、あえてハデな格好をしてみたり、際立った行動を取ってみたりする人もいます。帰属意識と、差異を見いだして独立しようとする気持ち。その両者が複雑に絡み合って、「自分はこういう存在だ」という思いが形成されます。「自分がなんなのか」を知るためには、私たちは常に外部にコンタクトを取らねばなりません。よその家に遊びに行って初めて「自分の家とは違う文化」に出会います。自分が住む地域を離れて少し離れた場所に出かけたとき、新しい方言に出会い、自分の話し言葉の特殊性に驚かされます。さらに遠く海外に出ると、自分が日本人であるということを発見します。人類が宇宙旅行を夢見、宇宙人を探しに出かけたいと考えているのは、自分がどんな宇宙人と同じで、どんな宇宙人と違うかを知りたいからではないかと思います。つまり、「人間とは何か」が知りたいのです。今は地球上の動物との比較でしかわかりませんが、「他の星」の知的生命体と人間を比べたら、「人間ってこうなのか!」と、その時初めてわかることがあるはずです。私たちには「自分が誰かを知りたい」という願いがあります。「自分が何者なのか」がよくわからないとき、私たちはそれを必死に探そうとするだろうと思います。たとえば、親を「知る権利」ということが、昨今問題になっています。自分の産みの親が知りたい、という切なる思いは、否定できるものではないように思われます。第9ハウスのテーマに「宗教」があります。古い時代、庶民が旅に出る理由として、ごく一般的なのが宗教的な「巡礼の旅」でした。これだけでも、宗教と旅が密接に結びつくのは納得できます。さらに、いくつかの宗教は「人間とは何か」「わたしとは何か」に、ある程度の答えを与えてくれます。世界の創造神話にはじまり、その神を信仰する者だということ自体が「アイデンティティ」になり得るのです。「クリスチャン」「ムスリム」などの呼称が、即「わたしは何者か」という問いへの、ひとつの答えになります。遠く高い知恵に触れて、地上の自分のなんたるかを知る、ということは、「宇宙人に出会って、人間とは何かを(より深く)知る」ということと、わずかに通じるものがあるような気もします。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年4月25日更新)
2021年03月25日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。前回に引き続き、第8のテーマ、自分の人生は「自分だけのもの」なのか。(後編)をお届けします。■8.自分の人生は「自分だけのもの」なのか。(後編)必要なものを、必要なだけ受けとる。リスクは最低限に抑える。いつも冷静に、自分の欲望に振り回されることなく、自分の損得をきちんと考えて行動する。こうした態度は確かに、大人として望ましい生き方です。ただ、ここには、ある視点が欠けています。それは、人間を生かしている「生命力」の視点です。幼い子が力の限り、長い時間泣き叫びます。じっとしていることができず、常に走り回っている子供がいます。若いときは何でも大笑いし、大興奮し、妄想を膨らませ、バカなことをたくさんしでかします。大人になってからも突如、自分の燃えるような衝動を抑えられない瞬間が訪れます。損をすると半ばわかっているのに自分の全てを賭けてしまう人がいます。ちょっとした好奇心から、違法なものに手を出してしまう人がいます。愛したものにのめり込み、没頭し、耽溺し、おぼれこんで生活が破綻する人もいます。明日早起きしなければならないとわかっているのに、深夜になってもゲームをやめられない、本を閉じられない、ドラマを見ずにいられない、といった経験に、心当たりはないでしょうか。カッとなって怒鳴り散らして後悔したり、勢いで告白してやっぱり後悔したり、職場で号泣して後悔したり、上司を殴りつけて後悔したり、といったことは、珍しいことではありますが、現実問題「よく見る光景」です。こんなふうに、私たちは自分で思う以上に、限りなく激しいエネルギーを生きています。若いときほどそれはむきだしに表れます。一方、大人になってうまく制御できるようになったと思えた瞬間、びっくりするような内なる荒波に飲み込まれてしまうことも、よくあるのです。人生の「出入り口」のリスクの問題は、私たちのこうした「生命力」に直結しています。なぜなら、外界との「出入り」が発生するのは、私たちが生きているためだからです。死んだら、呼吸も、食事も、すべての「出入り」が止まります。私たちは冷たくなり、もう、エネルギーの激しい燃焼と、それにともなう「出入り」は起こらないのです。もとい、人生にはもうひとつの「出口」があります。それは「出産・育児」です。自分の生命力は、自分という個体の中ではかならず終わりますが、新しい人間に燃え移って、継承されていきます。一人の人の人生から、もう一つ別の新しい人生が「放出される」のです。子供を生み育てることもまた、大きなリスクを引き受ける営為です。でも、私たちの内なる激しい生命力は、そのリスクを負って、命を次世代につなげていきます。こうして考えてみると、「幸福」とは、かなり複雑なものであることに気づかされます。というのも、多くの人が「しあわせになりたい」と願うとき、最初に念頭に置くのは、自分自身の幸福であるはずです。ですが、「自分の幸福とは何か」を考えていくと次第に、愛する人や子供の幸福が最大の条件となることは、珍しくありません。さらに、「幸福とは何か?」という問いの答えが「苦しみや悲しみが訪れないこと」となる場合もあります。これは、ここまで長々と述べてきた「ゲートの開閉」の問題です。喜びやゆたかさが私たちの生活に入ってくるとき、責任や義務、罪悪感などが一緒に流れ込んでしまうことも、よくあります。幸福は、自分一人だけの世界では、完結しないのです。私たちの人生は、常にいくつもの「出入り口・ゲート」によって、外界と繋がっています。ゆえに、私たち自身の幸福を考えるときはいつも、その出入り口から出入りするものに考えが及ぶのです。出入りするものは、完全にはコントロールできず、出入りの際には常にリスクが伴います。そのリスクが現実のものとなったとき、多くの人が自分を責めますし、他人が自分を責めてくることもあります。でも本当は、それを「責める」ことは、ナンセンスなのです。ゲートの開け閉めを失敗して、受け入れるべきではないものを受け入れてしまう経験を、ほとんど全ての人が持っているはずです。一方、ゲートの開け閉めの賭けに運良く勝っただけなのに、「自分は自力で成功したのだ」と信じ切っている人は、少なくありません。時限爆弾の青い線と赤い線のどちらを切るか、ノーヒントで決めなければならないような瞬間を、私たちは人生の中で、けっこうしばしば、経験しているのです。そこで爆弾をバクハツさせてしまったとして、その人の責任を問えるでしょうか。法的にはもちろん、そこがしばしば、問われます。裁判の場では、それこそが「争点」になります。でも、私たちが自分個人としての人生や幸福を考える場合は、どうでしょうか。あるいは、自分にとってごく大切な人の人生について考えるときは、どうでしょうか。かけがえのない大切な人が、赤か青か、間違ったほうを切ってしまったなら、私たちは基本的に、全力で相手をサポートしようと思うはずです。自分もまた、同じ目に遭わないとも限らないことが、わかるからです。幸福がもし、人間の心の中に生まれるものだとするなら、私たちが幸福になるにはまず、「ゲートの開け閉めの失敗について、自他を責めるのをやめる」ことが必要なのかもしれません。人生には、誰のせいでもないことが、たくさんあります。新型コロナウイルスに感染した人を責めるのがナンセンスであるのと同じように、そこで犯人捜しをするのは、無意味なのです。もちろん、たくさんの警告を受けながらも「自分だけは大丈夫」「このくらいは大丈夫だろう」といった無根拠な自信で行動し、感染してしまった人々に、医療従事者の方々などが苛立ちを感じるのは当然だと思います。ただ、失敗は誰にもあります。それをどのように反省し、他の人々への教訓とするかは、また別の問題と言えるでしょう。ひとつだけたしかなのは、「リスク管理」と、「失敗した人を直接的に非難する」こととは、別のことだという点です。世の中には、取り返しのつかない失敗というものも、存在します。人間は、そういう失敗を「する」のです。「絶対にやってはならない!」と声を上げるのも大切ですが、「そもそも、人間とは、そういうことをする生き物なのだ」というところから思考を始めるほうが、近道なのではないかと思うのです。いいことも悪いことも「誰のせいでもなく」起こります。そのことを引き受けてどう生きるか、ということが、第8ハウスの幸福のテーマなのではないかと、私は思っています。>>次回もお楽しみに(2021年3月25日更新)
2021年02月25日2020年5月29日付で、YouTubeチャンネル『太田上田【公式】』にて三谷幸喜さんをゲストに迎えた動画を配信中です。『太田上田』は、2015年から中京テレビで放送されている爆笑問題の太田光さんと、くりぃむしちゅーの上田晋也さんによるトークバラエティ番組。今回ゲストの三谷幸喜さんは、劇作家、脚本家、演出家、コメディアン、映画監督で、最近は、俳優やテレビタレントとしても活躍中。NHKの大河ドラマの脚本などでもよく知られています。ちなみに、三谷さんは、太田さんと同じ『日本大学藝術学部演劇学科』の卒業生で、3年先輩。太田さんが大学に在籍していた頃から、三谷さんは既にヒーローだったとのことですが…。まずは、動画をご覧ください。番組の後半では、1994年に放送された三谷さんが脚本を手がけた刑事ドラマ『古畑任三郎』についての誕生秘話で盛り上がりました。実は、三谷さんが大の『刑事コロンボ』好きだったことから誕生したそうです。ちなみに、『刑事コロンボ』は、アメリカで制作され、日本でも放映されていた刑事ドラマ。『古畑任三郎』と同じように、医者や俳優などの犯人のアリバイを崩しながらジワリジワリと追い詰めていく一話完結タイプのドラマでした。『刑事コロンボ』の放送当時、日本では「うちのかみさんがね…」「あともう1つだけ」というコロンボの決まり文句と、よれよれのコートが話題に…。太田さんは、『古畑任三郎』が、そんな『刑事コロンボ』を真似していると噛みついていたわけですが、何とかフォローしようとする上田さんを、三谷さんがことごとく交わす姿がとても印象的でしたね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年01月29日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」が11月から連載再開! 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。今回は、第8のテーマ、自分の人生は「自分だけのもの」なのか。(前編)をお届けします。■8.自分の人生は「自分だけのもの」なのか。(前編)人間のからだには様々な「門」「出入り口」があります。口や鼻の穴、目や耳、汗腺や尿道、肛門、膣など、私たちの身体にはたくさんの入り口や出口があって、外界と常になにかしら、やりとりしています。この「口」がふさがってしまうと、命が危険にさらされます。それに似て、生活・人生にも、様々な出入り口があります。たとえば「がま口」がそうです。お金が入ってくる口と、出て行く口です。性交によって「他者を受け入れる」ことも「ゲート」のテーマです。「入学」「入門」「入居」など、どこかに自分を丸ごと預けるような「入り口」もあります。一方、古来「脱出」「出奔」「脱獄」「家出」など、穏やかでない「出口」の使い方もあります。「コロナ禍」で私たちは、マスクで口を塞ぎ、ウイルスの出入りに常に気を配る状態になりました。出口や入り口は、出入りしてほしくないものが出入りしてしまう危険をはらんでいます。しっかり閉めておかなければ、望ましくないものが入ってきますし、中からどんどん大事なものが流出してしまう場合もあります。とはいえ、閉めっぱなしでは使えないのです。どんなにマスクをして気をつけていても、食事をするときには、マスクを外さなければなりません。マスク自体、呼気と吸気を通すように作られていなければ、私たちは窒息死してしまいます。星占いで用いる第8ハウスは、ホロスコープの「出入り口」のような場所です。その対岸の第2ハウスもまた、ゲートです。実際、古く第2ハウスは「ハデスの門」などと呼ばれました。金庫も財布もきちんと閉めておかなければなりませんが、開かなければ用をなしません。厳重に管理されなければならない「ゲート」のイメージは、古くから星占いの世界に刻み込まれていたようです。私たちの人生は、外界に向かって開かれなければなりません。でも、無防備に開かれっぱなしの状態では、容易に傷つけられ、大切なものを奪われてしまいます。人生の玄関、人生の裏口、人生のがま口。こうしたものを、危機感をもって管理する姿勢を、誰もが持っています。ただ、その危機感の「強弱」は、人によって振り幅が大きいものでもあります。警戒心の強い人もいれば、ユルユルの人もいるのです。また、経験によって、その管理運用の方針は大きく変わります。たとえば、子供の頃の経済的な環境は、大人になってからのその人の経済活動を大きく左右します。性的な問題で傷を負わされた人は、その後長く、「ゲートを閉ざした状態」になることは珍しくありません。外界に向かってデリケートな部分を「ひらいた」とき、私たちは傷を負うリスクを引き受けることになります。そして、実際に、傷を負ってしまうことがあるのです。これは、若いうちだけでなく、いくつになっても起こりえます。ゲートから何が入ってきて、何が出て行くのか。私たちは、ゲートの開け閉めだけはある程度自分でできますが、「門をたたいてくる相手」を、管理することはできません。どんな人に愛を告白されるのか、いつどんな人がオレオレ詐欺の電話をかけてくるのか、自分を口説いている相手は本気なのか遊びなのか、そうしたことを「コントロール」することはできないのです。「何が来るか」ということ自体は、制御不能なのです。私たちにできることはただ、「ゲートを開くかどうか」の判断だけです。オレオレ詐欺の被害に遭った人や、性犯罪の被害者などに「警戒が足りなかった」「やられるほうが悪い」という言葉を投げかける人がいます。「自分さえしっかりしていれば大丈夫」「他の人が引っかかっても、自分は冷静で賢いから、決して引っかからない」と考える人は、驚くほどたくさんいます。でも現実には、そうではありません。人生の「ゲート」を自ら開くとき、私たちは一様にリスクを負うのです。そして、人生の「ゲート」を開かないときも、私たちは人生のチャンスを逃し、ひとりぼっちで苦しみながら生きることになるリスクを負うのです。リスクは、どちらにも存在します。「ノーリスク」で生きることはできないのです。第8ハウスから「幸福」を考えたとき、まず「リスク」というテーマが浮かびます。自分の人生に何を容れ、何を拒絶するか、という判断がそこにあるからです。たとえば、親族からの莫大な遺産を、あえて「受けとらない」という判断をする人がいます。全額を寄付したり、誰かに譲ったりする人は、少なくありません。「受けとることによる、なんらかのリスク」を回避するための判断だったのでしょう。厳しい親の言うことを聞いて、恋愛を一切拒否して育ち、大人になった人がいます。既に十分いい大人になってしまってから、この人は親に「早く結婚しなさい」と言われ、激しい戸惑いと怒りを感じたそうです。一切のリスクを回避するために、「ゲート」を完全に閉ざして生きてきたため、それをどのように開けばいいのか、わからなくなってしまった、ということなのだと思います。ゲートの開き方は、経験によって学び取られなければならないのです。一方、育った環境からの影響で、自尊心が非常に低く、「何でも受け入れてしまう」という人もいます。人からの「求め」や人からの褒め言葉を、渇いた人が塩水を飲むように、ずっとごくごく飲み続けてしまうのです。渇きはおさまらず、心には痛みが蓄積していきます。ゲートが開きっぱなしで、「受け入れることのリスク」が一切回避されないまま、傷つき続けてしまう人は、決して少なくありません。……後編へ続きます。>>次回もお楽しみに(2021年2月25日更新)
2021年01月25日お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が24日、YouTubeチャンネル「こうもトシんご」で公開された動画に出演し、爆笑問題・太田光の自宅での様子について語った。「【爆笑問題】太田さんほど二面性のある人はいない!?爆笑問題とのエピソードを暴露!!【エピソード】」と題して公開された動画で、藤森は「1回だけご自宅にお邪魔したことがあった」と言い、「(太田)光代さんとご一緒にお食事させてもらう機会があって。結構盛り上がって、『じゃあ、もう家来なさいよ。あんた』って」と回想した。さらに、「『太田(光)さんいらっしゃいますよね?』『関係ない。大丈夫、大丈夫』って。ガチャって入ったら、リビングのソファーに太田さんが普通にひょこんといるんですよ。まったく動かなくて」と藤森。続けて、「『太田さん! 夜分にすいません!』って言うと、『うん、ああ、いいよいいよ。ゆっくりしていって』って。(テレビでの様子と)全然別人。そのデカいソファーの端っこからまったく動かない。1ミリも。人の不思議、これは」と述べていた。
2020年12月28日お笑いコンビ・タカアンドトシのトシが24日、YouTubeチャンネル「こうもトシんご」で公開された動画に出演し、爆笑問題・太田光について語った。「【爆笑問題】太田さんほど二面性のある人はいない!?爆笑問題とのエピソードを暴露!!【エピソード】」と題して公開された動画で、トシは「太田さん、ああ見えてすげえ繊細じゃん、実は」と切り出した。続けてトシは、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で共演していたときの様子を振り返り、「毎回本番始まる何十秒か前にみんな(舞台)袖につくじゃない。オープニングの歌が始まったら絶対お客さんを見る、毎回。始まる前に毎回緊張してんの。あんな大ベテランなのに。そのルーティンがすごいなと思って。絶対お客さんを隙間から見て、気合を入れて出ていく」と明かした。その話を聞き、オリエンタルラジオの藤森慎吾も「ルーティンで言うと…」と言い、爆笑問題がMCを務める『爆報! THE フライデー』(TBS系)の話を持ち出した。藤森は「田中(裕二)さんのオープニングのごあいさつまでカメラが一応回っているんですけど、絶対(放送で)使わないみたいなくだりが10分間くらいあるんですよ。太田さんの前説兼…みたいな。あれを8年間、ずっとやり続けていますからね」と話し、「スタジオの温度、空気を変えるためにすごい効果があるし、自分のためにもやってるのかなっていう」と分析していた。
2020年12月28日大人気のライター・石井ゆかりさんによる連載コラム「石井ゆかりの幸福論」。 占いを通して、数々の人生や幸せのあり方を見つめてきた石井さん自身の言葉で紡がれる「幸福論」をお楽しみください。前回に引き続き、第7のテーマ「パートナーシップ」と幸福。(後編)をお届けします。▼ 7.「パートナーシップ」と幸福。(前編)はこちら■7.「パートナーシップ」と幸福。(後編)「私は結婚に向いていない」「結婚に興味がない」と言いつつ占いを求める人の言う「結婚」は、「世間的に言う結婚」のことだろうと思います。「世の中一般にイメージされるような『結婚』」「保険やハウスメーカーのCMに出てくるような、ステレオタイプの『結婚』とその役割概念」に、「興味がない」のでしょう。「自分に何らかの形で『合う』と思える誰かと、人生の一部を共有して、助け合って生きていく」ということなら、もしかしたら、「興味がある」と感じられるかもしれません。心の片隅にそうした関心、あるいは仮説があるからこそ、こうしたご質問を寄せられたのではないかと思うのです。もちろん、全ての方がそうだというわけではないと思います。ご相談にはそれぞれ、共通する部分がある一方で、まったく誰のものとも重ならない、とても深いものが含まれているからです。たとえば「同性愛でなくとも同性同士で結婚できる世の中になるべきだ」という考え方があります。これは、結婚制度というものを考える上で、とても大事な発想だと思います。パートナーシップとは、ただ、人が人と、協力し合って生きていくことです。そのことに、部外者が何の意見をはさめるものでしょうか。パートナーシップは、「創造」されねばならないのです。どこかにあるテンプレートに、無自覚に自分をはめ込むような「結婚」は、危険なのです。サイズも見ず、試着もせずに、かたい革靴を買うようなものです。パートナーを得ても、ちっとも幸福になれない人もいます。いわゆる「モラハラ」や「DV」「ワンオペ育児」など、パートナーによって不幸になる人も、たくさんいます。その一方で、パートナーと生きていることがなにより幸福だと感じる人もいます。この違いは、どこにあるのでしょうか。パートナーシップを結ぶことで幸福になるには、おそらく、いくつかの条件が必要なのだろうと思います。そして、その条件もまた、全ての人に当てはまるというものではないでしょう。「誰にでもぴったり合う靴」が存在しないのと同じです。ただ、こんなことを私は想定します。パートナーシップによって幸福になる条件のひとつ、それは、お互いの関係の中で、「缶詰が開く」体験があることです。人の心の中には、固く閉じている場所がたくさんあります。でも、閉じた場所の中に格納されたものは、そのままでは成長しないのです。ナカミが腐敗して膨張し、どうにもならなくなることもあります。そして、その「閉ざされた場所」「缶詰」を、一人で開けることは、なかなか難しいのです。ある人と出会い、生きる時間を共有する中で、その「缶詰」のようなものが開きます。中にはそもそも「隠しておきたかったもの」「触れたくなかったもの」が入っているので、ちょっと困った事態になる場合も、よくあります。自分一人では状況を収拾できず、出会えたその人に手をかしてもらうことになります。そのとき、幸福に向かうためのパートナーシップが結ばれます。白雪姫のガラスの棺が壊れる瞬間、鉢かづき姫のかぶった鉢が壊れる瞬間、シンデレラの片方の靴が脱げてしまう瞬間などは、まさに、「缶詰が開く」瞬間です。これらは初潮や破瓜のメタファーだと解釈されることも多いようです。でも、それ以外にも「バランスが崩れる」「缶詰がふくれてはじける」瞬間は、人生の中でたくさんあります。私たちが成長を重ね、他者と巡り会ったとき、なんらかのきっかけで、心の中で閉ざされていた部分が開かれます。それは一見、トラブルのように見えることもしばしばです。ですがその瞬間にこそ、奇跡のような「関わり」が生じ、新しい人格と関係性が生まれ出すのです。こうした体験は、人生の中でたった一度のことではなく、何度も繰り返されていくことなのではないでしょうか。「美女と野獣」で野獣の顔から王子の顔に変わる瞬間や、おやゆび姫が死にそうなツバメを介抱するくだりなどは、「一人では収拾できなくなった状況を、助けてもらう」体験に重なります。内なる弱さや醜さが現れ出ても、それに向き合ってくれる「誰か」が現れたとき、私たちは相手を初めて、「もう一つの自分の生命」として認識し始めるものなのかもしれません。そんなことは怖くてできない、と思われるでしょうか。でも、時々「心の機が熟す」と、そんなことが自然に起こる場合も、少なくないようです。>>次回もお楽しみに(2021年1月25日更新)
2020年12月25日初詣での混雑を避けるため、年内に参拝する「師走詣で」。2020年の干支は子(ねずみ)のため、ねずみにゆかりのある神社をお参りするのも運気アップに効果的だという。京都を中心に年間100件以上の神社ツアーでガイドを務める神社探究家の浜田浩太郎さんに、注目の「子神社」を解説してもらった。■ねずみは縁起のいい生き物?古来より干支のねずみは、五穀豊穣や商売繁盛の神で、多産であることから子孫繁栄を願う縁起のいい生き物です。火事や天変地異が起こる前に、安全なところへ移動する習性から、中国では「未来を知る神獣」としても崇められています。お伽噺「おむすびころりん」にもねずみが登場しますが、働き者のやさしいおじいさんとおばあさんには財宝を与えたことから、お金をもたらす財力の象徴とも言われています。■そもそも、ねずみにゆかりのある神社とは?ねずみにゆかりのある神社は、実は全国的には少ないんですよ。ねずみと関連する神様は、因幡の白兎で有名な大国主命(オオクニヌシノミコト)です。大国主命は須佐之男命(スサノオノミコト)の娘を娶るために、3つの試練を与えられますが、2つの試練をクリアして、「野に放たれた鏑矢をとってくる」という最後の試練に挑んだ時、ねずみが現れ、洞穴に逃げるよう伝えてくれます。さらに、ねずみは鏑矢も探してきてくれたのです。そうした縁から、大国主命の像にねずみがよくみられるようになりました。大国主命をお祭りしている神社として、以下の6カ所をピックアップします。【日光二荒山神社】栃木県日光市二荒山(男体山)を御神体とし、古来より修験道の霊場として崇敬されてきた由緒ある神社。東照宮、輪王寺とともに、境内は「日光の社寺」として世界遺産に登録されている。二荒山神社の主祭神・大己貴命(オオナムチノミコト)は大国主命の別名。子年の今年は境内に黄金に輝く“開運のねずみ像”が設置されている。【駒繁神社】東京都世田谷区1056年に前九年の役に出征する源頼義・義家父子が、この神社で祭られている「子の神=大国主命」に武運を祈ったとされている。奥州合戦に出征する源頼朝が、先祖の戦勝祈願を思い出し、愛馬(駒)を松に繋いで参拝したところから、駒繁神社と呼ばれるようになった。【気多大社】石川県羽昨市能登半島の付け根、日本海に面して鎮座する北陸の大社。祭神は大己貴命(=大国主命)で、出雲から船で能登に入り、国土を開拓して、守護神としてこの地に鎮まったと伝わる。中世・近世の間は歴代領主から手厚い保護を受けた。国の天然記念物の社叢(鎮守の森)「入らずの森」でも知られている。【大豊神社】京都市左京区平安時代初期に宇多天皇の病気平癒を祈って、藤原淑子が創建したと伝えられている。祭神として祭られている大国主命を守護するように、希少な“狛ねずみ”が2体鎮座している。1体は学問を象徴する巻物を持ち、もう1体は長寿を象徴する水玉を抱えている。【出雲大社】島根県出雲市日本神話などで創建の伝承が語られるほど由緒のある大社。祭神は大国主命。神有月(神無月=10月)には全国から八百万の神が集まり、神議が行われるとされる。縁結びの神・福の神としても名高く人気で、全国から参拝者が訪れる。ここでは多くの神社での作法・二拝二拍手一拝ではなく、二拝四拍手一拝で拝礼する。【大国主神社】大阪市浪速区敷津松之宮とも言われ、地元では「木津の大国さん」とも呼ばれ親しまれている。付近の町名(浪速区大国町)や駅名(大黒町駅)の由来にもなっている。主祭神は素戔嗚尊(スサノオノミコト)と大国主命。打ち出の小槌と米俵を持った希少な“狛ねずみ”が2体鎮座している。“3密”を避けるためにも、縁起のいい生き物であるねずみの開運パワーにあやかるためにも、「師走詣で」に出かけてみては?
2020年12月21日お笑いコンビ・雨上がり決死隊の宮迫博之が16日、自身の公式YouTubeチャンネル「宮迫ですッ!【宮迫博之】」に出演。爆笑問題・太田光について語った。「【本気】明石家さんまさん。僕たちの話を聞いてください」と題して公開した動画で宮迫は、「一時、太田さんと俺が不仲みたいな噂が流れてさ。『27時間テレビ』の『大かま騒ぎ』のとき、太田さんが変なタイミングでふざけるやんか。後輩の俺が『お前、さっきから全然おもんないな』って後ろから頭部蹴ってん」と振り返った。さらに「それがことのほか盛り上がったのよ。本人もものすごい喜んでて。そんなことされたことなかったから。そこから何かにつけて(太田が)俺に絡んでくるみたいなノリが結構流行ったのよ」と宮迫。だが、「『爆笑問題の検索ちゃん』(テレビ朝日系)に出たときも、誰もツッコまないから、『さっきからめちゃくちゃしゃべってるけど、1つも笑いとってないよな』ってボロカス言うてん(笑)。でもそのオンエアを見た人が、嫌いなのかなって変に勘違いして、その噂が流れた」と明かした。しかし昨年、闇営業問題があった際に、情報番組を観ることができなかった宮迫に対して、宮迫の妻が「太田さん、いつも良いこと言ってくれているよ」と報告したという。そして、妻が録画していた番組を見たという宮迫は「それを見返してみたら、厳しくもあり、ほんとに温かい優しい言葉をずっとかけてくれたから、すごい感謝してるのよね」と語っていた。
2020年12月19日