男と女のサスペンスを描いた『だれかの木琴』の完成披露プレミア試写会が8月16日(火)、スペースFS汐留にて行われ、出演する常盤貴子、池松壮亮、勝村政信、佐津川愛美、東陽一監督が登壇した。常盤さんと初共演となった池松さんは、印象について「どこにも寄りかからず二本足で立っているというか。すごく孤独にも強くも見えましたし、こうなりたいなと思いました」と、そのたたずまいを絶賛し、常盤さんを照れさせていた。『だれかの木琴』は、直木賞受賞作家の井上荒野氏の同名小説をもとに、『もう頬づえはつかない』(1979)、『わたしのグランパ』(2003)を手掛けた名匠・東陽一監督が映画化した作品。東京郊外に家族と引っ越してきた主婦の小夜子(常盤さん)が、初めて行った美容院で美容師の海斗(池松さん)と出会い、抑えきれない執着を持ちストーカーへと化していく物語だ。キャスト陣が口々に東監督との仕事を熱望していたことを明かす。中でも気持ちがこもっていたのが常盤さんの発言だった。常盤さんは、東監督に初めて会ったときに「役作りをしないでください」と言われたことに感銘を受けたと言い、「本当に信用できる監督じゃないと任せられないっていうか。自分のキャリアとかを横に置いてチャレンジすることだと思ったので、怖いことではありました。でも、すごくいいチャレンジだったと思っています」と、作品の出来に胸を張った。ストーカーする側、される側という役柄上、あえて「今回、現場であまり話をしないようにしてた」という常盤さんは、「寡黙にいようとしていました。池松さんは理解してくださっていました」と話した。すると、佐津川さんが「あえてしゃべらないようにしてたんだな、って初めて分かって…」と表情をゆるめる。実は現場でのコミュニケーションのなさを気にしていたようで、「平気なふりをしていましたが、実は緊張してて」と先輩女優に緊張していたと吐露。そんな佐津川さんの話を聞いていた常盤さんは、「やっぱり感じ悪かったんだなと思って(笑)、本当にすみません」と謝れば、佐津川さんは「すみません、私がちょっとびびってただけで。今日いっぱいしゃべってくださって安心しました。すごくうれしかったです」と満面の笑みを見せていた。『だれかの木琴』は9月10日(土)有楽町スバル座、シネマート新宿ほかにて全国公開。(cinamacafe.net)
2016年08月16日爆笑問題の太田光が14日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。SMAPの解散発表を受け、今後のメンバーたちについて「ちょっと心配」と案じた。SMAPの楽曲「We are SMAP!」(2010年)の作詞も手がけた太田は「残念っていうかショック」と心境を吐露。「これはもう本人たちにしかわからないし、本当に仲良かったからね。そこにお互い意思の疎通ができないことが、きっとあったんだろうし」「時間をかけない解決しない問題ってあるじゃないですか、そういうこともあるだろうし」と推察した。一方で、これまでSMAPを見てきて「お互いがお互いのメンバーをすごくリスペクトしているすごいいいバランスだった」と振り返りながら、「40(歳)過ぎておじさんたちなんだけど、心の中はずっとジャニーズで、子供も部分もすごくあるから」といい、今後について「ちょっと心配ですね」と案ずるコメントも。「これから憶測でいろいろ言われるだろうけど、デリケートだからね、全員」という性格を踏まえ、「これで傷を負っちゃうことで、どうなっちゃうんだろう。個人個人が…」と、何度もSMAPメンバーたちへの「心配」を口にした。
2016年08月14日ジャングルポケットの太田博久とその妻でモデルの近藤千尋、ライセンスの藤原一裕とその妻でタレントの山口美沙、芸人を夫にもつ夫婦2組が、きょう30日に放送される読売テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ダウンタウンDX』(毎週木曜22:00~23:00)に出演し、結婚に至った意外な共通点を明かす。結婚生活9カ月目となる太田夫妻と2年半を迎える藤原夫妻。2組は、結婚の裏側の共通点として共通点を2つ挙げる。1つ目は、チワワが付き合うきっかけになったということ。太田との3回目のデートを思い返した近藤は、「『チワワ飼っているんでしょ? 見に行きたいな』と言われて『いいよ』って…」と振り返る。一方、藤原との初デートの際、終電がなくなったという山口は「『ウチ、チワワいるけど、見にこうへん?』って言われて…」と自宅に誘われた事を告白。これに松本人志は「チワワなんていないからね」と疑うが、藤原は「いますから」と強調する。2つ目の共通点は、プロポーズが目の前で指輪ケース披露だったということ。これを踏まえ、藤原と太田は、サプライズ演出を盛り込んだ笑いなしでの本気のプロポーズを赤面しながらも打ち明け、皆からイジられてしまう。芸能人夫婦スペシャルとなるこの回の放送では、ほかにも梅沢富美男とその妻・池田明子、渡辺裕之とその妻・原日出子、石井一久とその妻・木佐彩子らがゲスト出演する。
2016年06月30日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(51)、タレントのテリー伊藤(66)が26日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。覚せい剤取締法と大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された女優・高島礼子(51)の夫で元俳優の高知東生容疑者(51)について言及した。太田は、冒頭で「高知さん驚きましたけど…」と切り出し、「介護で引退して、ラブホで不倫して、覚せい剤で逮捕って、ここ最近のニュース全部まとめちゃった。1人で全部やっちゃったみたいな」と表現した。番組では、勾留先の警視庁東京湾岸署に身柄を移送される際、堂々と顔を上げていた高知容疑者の様子も紹介。テリーは「一見、堂々としてみえる。たぶん彼、清原の映像とか見て自分がつかまったときは下向くのカッコ悪いなって。つかまったときのことを考えている、でも覚せい剤はやめられない」と分析した。また、「報道だと覚せい剤と大麻を同時にやっている。量も多いので、かなり長い期間やっていたと思う」と推測。「普通、家の中でやっていたら、奥さんとか不審に思うんじゃないか」と話した。
2016年06月26日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光と女優の室井滋が、きょう13日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 3時間SP』(レギュラーは毎週月曜19:00~19:54)で、三重・伊勢神宮を訪問する。今回は「ぶっちゃけ寺のお伊勢参り! 日本人なら行くべき『伊勢神宮』の凄いところ大公開SP」と題して放送。先日のG7伊勢志摩サミットに際して、各国首脳も訪れた伊勢神宮の人気の秘密を解明していく。そんなロケの中では、太田と室井が外宮の正宮「豊受大神宮」、内宮の正宮「皇大神宮」で二礼ニ拍手一礼をした直後、大きな風が吹いたことで正宮の正面を覆う帳が宙を舞い、その内部を一瞬目にすることができるという、奇跡的な体験も。同行したお坊さんも「これはまさに神様による歓迎だ」と驚き、室井の目から思わず涙があふれ出てくる。太田は、その後のスタジオ収録で、この体験を「自然と調和した感じ…! これが伊勢神宮だなと思って、泣きそうになりました」と振り返り、室井もあらためて「あの日から人間が変わった気がします」と感動冷めやらぬ様子を語っている。今回のロケでは、「せんぐう館」に収められている、正宮の内部が分かる展示物も特別公開。また、前回の遷宮まで先代の正宮が立っていた聖地・古殿地にもカメラが潜入するなど、貴重な映像が続々と放送される。さらに、美保純、小籔千豊、はるな愛が「二見興玉神社」「おはらい町」「おかげ横丁」「御師邸」といった、お伊勢参りがより楽しくなるスポットを訪問し、人気グルメなども紹介していく。
2016年06月13日常盤貴子と池松壮亮が初競演で、ふとした心の隙間に入ってきた美容師の男に心が囚われていく主婦の危険な執着を描く『だれかの木琴』。このほど、思わずドキリとするシーンが連続する、スリリングな予告編映像が解禁となった。夫と娘と郊外に引っ越した小夜子は、新しく見つけた美容院で少し髪を切る。海斗と名乗った若い美容師からはその日のうちにお礼の営業メールが届き、それに返信したことから小夜子の日常は一変。自分でも訳がわからない衝動に駆られ、何度もメールを送っては頻繁に店を訪れ、海斗を指名する小夜子。ついには海斗のアパートを探し当て、呼び鈴を押し…。海斗へのストーカー行為がエスカレートするほどに、小夜子は生き生きと輝き、美しくなっていく――。心の隙間に入ってきた美容師への抑えきれない強い執着と、そんな女の飢餓感を見つめる男の想いが重なり合いねじれていく、スリリングな大人のサスペンスとなる本作。直木賞作家・井上荒野による同名小説を、名匠・東陽一監督が自ら脚色し、映画化した。解禁された予告編では、小夜子と海斗が単なる客と美容師として出会ったときの、彼に髪に触れられ、カットされていくシーンが最高に官能的に描かれている。だが、それをきっかけに少しずつ変貌していく小夜子は、探り当てた海斗の自宅のドアノブへ“買いすぎた”という苺を吊るし、夫婦のベッドの写真を海斗へ送りつける。やがて、その行動はエスカレートしていき、ついには海斗の家の呼び鈴を押してしまうのだ。井上陽水の名曲「最後のニュース」に乗せて描かれるのは、そんな常盤さん演じる小夜子と池松さん演じる海斗が鏡越しに見つめあうシーン、「誘ってんだよ、それ」と最初はクールに受けとめていた海斗の恋人(佐津川愛美)の嫉妬にかられた叫び、小夜子の“異変”に気づき、ただ小夜子を求める夫(勝村政信)の姿など、思わずドキリとしてしまう映像が重ねられていく。小夜子と海斗、2人の危険な関係は周囲を巻き込んでいくが、海斗への執着を募らせ、少しずつ道を踏み外していく小夜子を体現する常磐さんの演技には戦慄を覚えずにいられない。そのあまりにもリアルな予告編を、まずはこちらから確かめてみて。『だれかの木琴』は9月10日(土)より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月09日お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(51)が15日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。不倫騒動で芸能活動を休業していたタレントのベッキー(32)が、13日に放送された同局の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』で一連の騒動を謝罪した件について持論を展開した。ベッキーは104日ぶりのテレビ出演となった『金スマ』で、ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音(27)との不倫を認め、涙ながらに謝罪。1月の会見で「友人関係」と説明したことを「うそ」と認め、「恋愛関係でした」と正直に話した。これについて太田は、「本当にうそだったのかね。あの時点でベッキーは、うそだと思って言ってないんじゃないかな」と予想。「"友人関係"っていう線引きが世間と自分が違ったっていうことで『うそをついてました』って言っちゃうと…」と続けた。そして、「一番ベッキーにとって重要なのは、ここがうそだったか、うそじゃないかだと思う」と持論を展開。「『うそをつきました』って言っちゃうことが、ベッキーにとっては新たなうそになっちゃうのかなって思った」と話した。また、ベッキーへの批判殺到を「魔女狩り」と表現し、「ここまで日本中から憎まれて、つるし上げられる経験をする人はめったにいない」とコメント。「ベッキーが許されたということになり、それが全部川谷の方に行くとなると、行き場がなくなった時の彼はどうなるのかな」と心配し、さらに、「2人のプライベートなLINEをあそこまで出していいのか。マスコミはあそこまでやっていいとなるのはどうなのかな」と疑問を呈した。
2016年05月15日直木賞作家・井上荒野の原作を、常盤貴子と池松壮亮を迎え映像化する『だれかの木琴』。普通の主婦が1通のメールをきっかけに、美容師への執着を抑えきれなくなるという、危うい男女の関係を描いた本作の公開日が9月10日(土)に決定。併せてビジュアルと場面写真が解禁された。夫と娘と郊外に引っ越したごく普通の主婦の小夜子(常盤貴子)。新しく見つけた美容院で海斗(池松壮亮)と名乗る美容師に担当され、彼から届いたお礼の営業メールに返信したことを機に、小夜子の日常は一変する。自分でも訳が分からない衝動に駆られ、何度もメールを送っては頻繁に店を訪れ海斗を指名したり、ついには海斗のアパートを探し当て、呼び鈴を押してしまう小夜子。海斗へのストーカー行為がエスカレートするほどに、小夜子は生き生きと輝き美しくなっていく。やがて、夫(勝村政信)や海斗の恋人(佐津川愛美)を巻き込み、2人がたどり着いた思わぬ結末とは…。『もう頬づえはつかない』『絵の中のぼくの村』『わたしのグランパ』などを手掛け、ベルリン国際映画祭銀熊賞を始め世界中で多くの映画賞を受賞している名匠・東陽一監督により、井上荒野の同名原作小説を映像化した本作。ふとした心の隙間に入ってきた美容師の男に、どうしようもなく心が囚われていく、ごく普通の主婦の常軌を逸した強い“執着”と、そんな女の飢餓感を見つめる男の“想い”が重なり合いねじれていく、大人のサスペンスだ。このほど解禁されたビジュアルは、ポスターとチラシの2パターン。どちらも、池松さん演じる美容師の海斗の指が、常盤さん演じる小夜子の髪に触れると同時に、“心”にも触れてしまった“決定的瞬間”のシーンが起用されている。またポスターは、小夜子がモラルのボーダーを越えていこうとするかのような踏切前のカットを合わせ、よりサスペンス色を効かせている。スマホやSNSの普及により、気軽かつ容易に他人とつながり、その動向を知ることができる現代。どこにでもいる主婦の小夜子に、本当は何があったのか…。小夜子の身に起こった変化は誰に起きても不思議ではないのではないか…。愛と呼ぶにはあまりに危険で切ない、男と女のサスペンスから目が離せそうにない。『だれかの木琴』は9月10日(土)より有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月02日タレントのテリー伊藤(66)とお笑いコンビ・爆笑問題の太田光(50)が10日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)で、"国民の愛人"の愛称を持つグラビアアイドル・橋本マナミ(31)にもっと愛人キャラらしい発言をするよう求めた。記者に取材された体験談の話になり、「『週刊文春』に撮られないように注意している?」と聞かれた橋本は、「既婚者の方にデートにお誘いしていただく機会がある」と明かした上で、「2人で行って何もないとは思うんですけど、それでも怖いので複数で行ったり」と真面目に答えた。すると、テリーが「ダメだよそれじゃ!」と大きな声を上げ、太田も「まったく愛人キャラやらないよね」と指摘。「私が本当に愛人だったら干されますよ」と橋本が言うと、太田は「でも、キャラってそういうもんでしょ。もうちょっと愛人っぽい発言してよ」と求め、テリーも「悪役プロレスラーが花に水やってどうするんだよ」と例えて笑わせた。番組のエンディングでも、太田は「もう少し愛人らしいことを言ってほしい」と要求。橋本は「したいけど今は無理。やめないですけど、もうちょっと待ってください」とタイミングを見て"愛人"キャラを復活させると話した。
2016年04月10日女優の常盤貴子(43)と俳優・池松壮亮(25)が、世界の40以上の映画賞を受賞してきた東陽一監督がメガホンを取る映画『だれかの木琴』(9月公開)で初共演することが21日、発表された。原作は、直木賞作家・井上荒野氏の同名小説。娘と共に東京郊外の家に引っ越してきた平凡な主婦・親海小夜子(常盤)が、担当の美容師・山田海斗(池松)から"営業メール"が届いたことをきっかけに、徐々にストーカーと化していく姿が描かれる。2人のほか、小夜子の夫役の勝村政信、海斗の恋人・唯役の佐津川愛美らも出演する。常盤は、「あの! 東陽一監督の映画に参加させていただけるなんて。『ザ・レイプ』『もう頬杖はつかない』にあこがれ、興奮していた女優を始めた頃の私に教えてあげたいです!」と大感激。小夜子役については、「監督から、『役作りはしないでください』と強く何度も言われていた」と振り返り、「『役作りをしない』役作りに挑戦」したと明かす。また、池松を「東陽一監督作品の一部であろうとする姿が、同じ志を抱いていた私にとっては最高の理解者であり、最強のパートナー」と表現している。一方の池松も、「東監督の作品に出演できるなんて、うそじゃないかと思いました。また1つ大きな夢がかなってしまった気分」と誇らしげ。海斗役も常盤同様に「はっきり言ってほとんど東さんに預けていました。僕がやるべきことは、用意してもらった世界を信じることくらい」と回顧する。常盤については「現場で何も言わず真摯にやってのける姿がとても印象に残っています」とした上で、「その強さは美しく小夜子という1人の女性に深みと迫力を感じました」と称賛する。そんな2人から尊敬の念を受ける東監督は、本作の映像化のきっかけを「題名が魅力的な『謎』を含んでいること」「映画化にあたって、いろいろな要素を書き加えたり、人物を増やしても、全体の構造が壊れない小説だと考えたから」と告白。また、常盤は「熟成した演技力の、その深い底の方に、ただ『そこに居る』だけで、女の微妙な心の動きを表現できる人」、池松は「類型的な若者像でなく、もっと自由で繊細な青年の心情を表現できる若手のホープ」と感じたからと2人のキャスティングの理由も打ち明ける。さらに、観客へ向けて「女と男の間に揺れ動くエロス感覚を、サスペンスフルに、また大胆に描いた映画です。じっくりと楽しみながら見てください」と呼びかけている。(C)2016『だれかの木琴』製作委員会
2016年02月21日NHK連続テレビ小説「まれ」でヒロイン(土屋太鳳)の母親を好演し、5月には舞台「8月の家族たちAugast:Osage County」も控える常盤貴子と、『シェル・コレクター』『無伴奏』『セトウツミ』など今年も話題作が続く池松壮亮が初共演。ベルリン国際映画祭「銀熊賞」受賞の名匠、東陽一監督のもと、直木賞作家・井上荒野による小説の映画化『だれかの木琴』に出演することが明らかとなった。娘と夫と共に、東京郊外の家に引っ越してきた平凡な主婦・小夜子(常盤さん)。ある日、小夜子は、新しく見つけた美容院で、髪を少し切る。帰宅してすぐ、小夜子を担当した美容師・海斗(池松さん)から1本の“営業メール”が届く。「またのご来店をお待ちしております」――そのメールに何気なく返信したときから、小夜子は自分でも理解できない感情にとりつかれる。やがて、一方的にその若い美容師に執着しはじめた小夜子は、次第に常軌を逸した行動で“ストーカー”と化していく――。本作の監督・脚本を務めるのは、『絵の中のぼくの村』(’96)でベルリン国際映画祭「銀熊賞」、『わたしのグランパ』(’03)でモントリオール世界映画祭「最優秀アジア映画賞」を受賞したほか、『もう頬づえはつかない』(’79)、『橋のない川』(’92)、『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』(’10)などで数々の映画賞を受賞している東監督。これまで桃井かおり、原田美枝子、永作博美、石原さとみなどを起用し、“女優演出の名手”としても知られる東監督が、今回タッグを組むのは常盤さん。平凡な主婦のはずが、1通のメールがきっかけでストーカーと化していく主婦・小夜子を演じる。また、小夜子の執着の対象となる美容師・海斗には、数多くの映画賞を受賞し、日本映画界を担う若手俳優の中でも一歩抜きんでた実力派とされる池松さん。小夜子の行動にとまどいながらも、ある種の冷酷さで対峙していく、これまでにないキャラクターというから見逃せない。そのほか、小夜子の夫・光太郎役に勝村政信、海斗の恋人・唯役に佐津川愛美が出演する。ほんの些細なきっかけから、少しずつストーカーと化していく主婦に挑む常盤さんは、「あの! 東陽一監督の映画に参加させていただけるなんて。『ザ・レイプ』『もう頬杖はつかない』に憧れ、興奮していた女優を始めたころの私に教えてあげたいです!」と、本作出演への喜びを語る。主人公・小夜子役を演じるにあたり、「監督から、『役作りはしないでください』と強く何度も言われていたので、“役作りをしない”役作りに挑戦してみました」と興味深いコメント。初共演の池松さんに対しては、「東陽一監督作品の一部であろうとする姿が、同じ志を抱いていた私にとっては最高の理解者であり、最強のパートナーでした」とそのタッグに自信を覗かせた。一方の池松さんは、「東監督の作品に出演できるなんて、うそじゃないかと思いました。また1つ大きな夢が叶ってしまった気分でした。でも、そうも言ってられないので、平気なふりして現場にいこうと思いました」とコメント。役作りも「はっきり言って、殆ど東さんに預けていました。僕がやるべきことは、用意してもらった世界を信じることくらいでした」と東監督に全幅の信頼を寄せる。常盤さんとの共演には、「殆ど話す機会はありませんでしたが、現場で何も言わず真摯にやってのける姿がとても印象に残っています。その強さは美しく、小夜子という1人の女性に深みと迫力を感じました」と明かした。東監督は、そんな2人のキャスティングについて、「常盤貴子さんは、熟成した演技力の、その深い底の方に、ただ“そこに居る”だけで、女の微妙な心の動きを表現できる人、だと思っていたし、池松壮亮さんは、類型的な若者像でなく、もっと自由で繊細な青年の心情を表現できる、若手のホープであるから」とコメント。完成を待つファンに、「女と男の間に揺れ動くエロス感覚を、サスペンスフルに、また大胆に描いた映画です。じっくりと楽しみながら観てください」とメッセージを贈る。原作の井上さんは、映画化オファーを受け、「まず、東陽一監督に撮っていただけるということにびっくりしました。『絵の中のぼくの村』は、私にとって邦画ベスト3に入る作品で、ちょうど1週間くらい前に久しぶりに観返したところだったからです」と「不思議な縁」を明かす。そして「この小説は、ストーカーになっていく主人公の捉え方によって、どんな映画になるかも決まると思うのですが、その点でも、東監督の人間に対する視線を信頼しています」と語った。さらに、2人については「常盤貴子さんは、いくつになってもイノセントな魅力がある女優さんだと思います。そこが私にとっての小夜子のイメージにぴったりなんです。大きな、きれいな瞳も印象的ですが、そこに小夜子の静かな狂気が宿るところを見たいです。池松壮亮さんが演じる海斗は基本的にはやさしい男で、でも無責任で、ある種の冷酷さも併せ持っている青年です。そういうキャラクターを、池松さんは年齢的に、肌で理解できるところがあるのではないかと思います。甘さの中の毒、あるいはつめたさの中のわずかな熱のようなものを、彼がどんなふうに見せてくださるのか楽しみです」と、期待を込めている。人間同士のつながりが希薄となった現代で、女たちの精神的な飢餓感や疎外感をテーマに据え、それに対峙せざるを得ない男たちの姿を描く物語。日常で誰もが抑え込んでいるエロスをすくい取り、解放させていく、名匠の手腕には要注目だ。『だれかの木琴』は9月、有楽町スバル座、シネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月21日NHKでクリスマスイブの夜に放送されるドラマ「ビューティフル・スロー・ライフ」の完成披露試写会が12月22日(火)に開催され、主演の常盤貴子、北村一輝が登壇した。4K技術を使用して撮影された本作。ある劇団のサエない美術係の男“彼”と看板女優の“彼女”がともに人生を歩んでいく過程を時代の移り変わりとともに4つの章で描き出す。常盤さんは舞台女優の役を演じるということについて「プレッシャーがありました」と述懐。「本当のことを言うと、日本中の演劇関係者の方には見てほしくない(苦笑)」と語るが、完成した作品を見て、その仕上がりに驚いたとも。「メイクさんや衣裳、照明の力で、時代が変わっていくさまを撮っていただきました。49分という短い時間でこんな風に作れるのかという驚きがあり、みんなに頼って大丈夫なんだという発見がありました」と振り返る。常盤さんと北村さんは、大河ドラマ「天地人」でも共演しているが、常盤さんは「私にとっては北村さんは完全に“殿”なんです(笑)。TVで北村さんを見ても『殿、頑張ってらっしゃるな』という感じで位が違う人間と刷り込まれてて、変えようがないんです」と大河ドラマでの関係性を引きずってると明かす。今回、夫婦役を演じたが「緊張しました!私も殿と夫婦をやれるようになったんだ…と嬉しかったですし久々にお会いして、笑顔がかわいくて、優しくて、幸せな時間でした」と満面の笑みを浮かべて喜びを語った。一方、北村さんは、大河ドラマでは、“殿”でありながら常盤さんと添い遂げることができず「家臣(=妻夫木聡)にとられてしまい、失恋したので(苦笑)、夢がかなってやっとカップルになれました」とニッコリ。ちなみに北村さんにとって本作は「実は(メインキャストとして)初めての恋愛ドラマ。(NHKの)『スタジオパーク』で『(恋愛ドラマを)やったことない』と言ったら話が来ました(笑)。しかも、常盤さんと!数々の恋愛ドラマの女王ですから、殿どころではなく、胸を借りるつもりでした。普段は普通に話せるけど、カメラの前でニコっとされるとドキッとするんですよ」と笑顔で明かした。「ビューティフル・スロー・ライフ」は12月24日(木)22時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日総合法令出版は11月20日、『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(川崎貴子 著/税込1,404円)を発売した。○結婚したい女子の悩みに"女のプロ"が答える著者はのべ一万人以上の女性の生き方相談に乗ってきた、女社長の川崎貴子さん。「女のプロ」との異名をとり、著書『愛は技術 何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)などで説く恋愛・結婚の心得も話題を呼んでいる。「ご自身の願望を知り、それに合ったマーケティングをして、"正しい狩り"をすれば、必ずあなたにピッタリの殿方は見つかります」(同書「はじめに」より)同書では、「なんで私には彼氏ができないの? 結婚まで行きつく相手がいないの?」「なんで普通の相手でいいのに、普通の男は結婚しちゃってるの?」「やっぱり女性らしくしなきゃ、ダメですか?」「どうしてヘンな男しか寄ってこないの?」「どうしたら短い時間で確実に合う男性を見つけられますか?」といった女性の悩みに、川崎さんが喝を入れるという。「ステキな殿方に出会うための準備運動」「こんな恋愛をしてはいけません」「殿方を射止める! ハンティング・レッスン」「彼氏⇒結婚相手へ! 関係の育み方」「こじらせお嬢様の座談会」の5部構成。「『普通の殿方』と結婚することほど難しいものはございません」「迷った分だけ婚期は遅れます」「女子会はそろそろご遠慮を」「女子の"オス化"は悪いことではございません」「『えー! すごいですね』禁止令」「その女子力、本当に必要でしょうか?」「『浮気してもいいよ』といいオンナぶることはムダです」「殿方と口で戦うべからず。勝つことに意味はございません」などなど、結婚したい女子にとって気になるトピックが多数収録されている。
2015年11月26日のべ一万人以上の女性の生き方相談に乗ってきた、女社長の川崎貴子さん。「女のプロ」との異名をとり、著書『愛は技術何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)などで説く恋愛・結婚の心得も話題を呼んでいます。「男たちにも言いたいことは山ほどある」と言う川崎さんが、恋愛や結婚で路頭に迷うアラサー男性の相談に愛を込めて答えていきます。* * * * *Q: 恋愛が面倒くさいです。特に、先の予定を決めるのが苦手です付き合うとどうしてもデートなどで先の予定を決めなければならないのが苦手です。会いたいときに会う、連絡したいときに連絡する、という考え方を認めてくれる女の子は見たことがありません。先のほうまで予定を埋めてしまうと、例えば直前に行きたい集まりに誘われても断らざるを得なく、機会損失をしているような気がしてなりません。恋愛ってコスパ悪いですよね?(30歳・出版)○恋愛の優先順位が低い多忙な女性と付き合おう予定を決めずにふらっと会う……それって彼女ではなく、ただの男友達ですね。相談者さんにとって、恋愛とか彼女の存在の優先順位が低いのはしょうがいないと思います。ただ、約束をしたいという女心(通常男性もそうですが)は理解してますよね?もし、理解不能という事であれば、心から好きな女性で、本当に忙しい女性と付き合うことをお勧めします。仕事も忙しくて友達も多くて、「ごめん、三週間後まで空いてないの」という女性。そうしたら、会いたいがためにお互いの予定を押さえざるを得なくなり、約束したがる女の子たちの気持ちが分かるんじゃないかな。世の中には、恋愛の優先順位が低い女性もいっぱいますよ。私はかつて、この相談者さんの言っている「予定押さえられたくない!」の女版だったことがあって、当時お付き合いしていた独身男性に、「キミみたいな女性は、僕に奥さんや他の彼女がいるくらいが、きっとちょうどいいんだよね」ってよく言われました。「いやいや、そんなことないよ」と答えながら内心で「ああ、当たってるなぁ」と……。どうして治ったかと言えば、次にお付き合いした人が超のつく多忙な男性で。多忙な彼と多忙な彼女がもし何の約束もしなかったら、デートが実現しないので必要に駆られてです。それでも当日キャンセルなど多発し、私は自分の過去を振り返って、前の彼に悪い事をしたものだと思ったものです。○一生家庭を作らなくてもOKかどうか仕事に、新しい世界に、趣味に、と、夢中になっている時期ってありますから、難しい事もわかります。ただ、帰りたいときに帰る、自分が会いたいときだけ会う、という恋愛の仕方をしていたら、いざ結婚したい女性を見つけたときにちゃんと方向転換できるかどうか心配です。それこそ、家庭を持ったら、自分のペースでだけ生きているわけにはいきません。恋愛期間って、愛情の見せ方とか、思いやりの持ち方とか、いつか家庭を持つときの練習をしていたんだなぁ、と感じる側面も多いもので。ですから、一生家庭を作りたくない、という意志のもとに生きているならそのままでOK。でも、これから先少しでも結婚する可能性があるのなら、練習しないと。最悪ですから、妻や子供と約束できない夫や父親って。○いつか欲する幸せのために必要なスキルを磨く私は、飽きっぽくて自己愛の強い傲慢な恋愛ばかりしてきたから、一回目の結婚で失敗しました。まさに、相手と一緒にいることの優先順位が低かったから、相手のことを思いやりながら話し合うスキルを本当に持っていなかった。男女、年齢を問わず、幸せにパートナーと暮らしていける人たちとは、相手に対するコミットをちゃんとしているんですよ。「私はあなたの妻です」「僕はあなたの彼氏です」というところから逃げない。相手を不安にさせたり、自分の都合ばかりを押し付けたりしない。要は、「私はあなたの夫です」ということに責任を持っているんですね。そして、そのコミットができる人はどんな人かと言えば、「自分で自分に約束できる人」なんですよ。だから、信頼関係が生まれる。小さな社会ですからね、家庭は。信用がものをいうんですよ。男性を見ていてよく思うのは、仕事で成功すれば、女たちは勝手についてくると思っている節がある、ということです。確かに、ついてくるかもしれません。でも、ついてきたとしても、それまでに人をちゃんと愛する練習してきていないと、コミットする意志や力が無いと、簡単に破たんしてしまいます。「好きな人といつまでも幸せに暮らす」って、誰もが当たり前にできることではなく、スキルが必要なんですよ。川崎貴子(かわさき・たかこ)人材コンサルティング会社 ジョヤンテ代表取締役。女性誌での連載、執筆多数。主に恋愛論を書いているブログ「酒と泪と女と女」が話題となり、『愛は技術何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)として2015年3月に書籍化された。20代のときにベンチャー経営者同士で結婚するも離婚し、2008年に8歳年下のダンサーと再婚した。2人の娘がいる。自身の離婚、再婚、子育て経験を通した説得力のあるアドバイスに、ファンも多い。11月20日には、最新刊『結婚したい女子のための ハンティング・レッスン』(総合法令出版)が出版される。
2015年11月11日のべ一万人以上の女性の生き方相談に乗ってきた、女社長の川崎貴子さん。「女のプロ」との異名をとり、著書『愛は技術何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)などで説く恋愛・結婚の心得も話題を呼んでいます。「男たちにも言いたいことは山ほどある」と言う川崎さんが、恋愛や結婚で路頭に迷うアラサー男性の相談に愛を込めて答えていきます。* * * * *Q: 付き合っても一年くらいで気持ちが醒めてしまいますお付き合いが一年以上続いたことがありません。いつも自然消滅してしまいます。付き合い始めの盛り上がりを過ぎると、義務感で会ったり連絡取ったりし続けているような気がしてしまい、途中でフェードアウト。結婚願望がないわけではないので、この癖を直したいです(27歳・SE)○もっと高嶺の花を狙え二つ可能性があると思っていて、一つはあんまり好きじゃない人とホイホイ付き合ってしまっているパターン。自分の好みを深く考えずに、ちょっと可愛いな、好きだと言ってくれたから、という程度で付き合ってしまっているのではないでしょうか。彼のようなケースの場合、「この人めちゃくちゃタイプ!こんな女性と付き合えるなんて!」という、高嶺の花を自分からアプローチして彼女にした方がいいでしょう。「長く付き合いたい」「結婚したい」と男性側が意思表示する心理の中には、愛だの恋だの惰性だのだけじゃなく、「他の男に盗られるのはいやだ」という単純明快な理由があったり致します。たいして執着がない人と付き合ってもすぐ別れるんだから、適当なところで手を打つべからず。○ドキドキ欲求を恋愛以外のもので消化せよまたは、飽き性で恋愛体質、という可能性もあります。最初の盛り上がりの、獲得するまでの狩りの時期に出る興奮ホルモンだけが生きがいで、安定してから出る幸せホルモンに興味がないタイプ。私も若いときそうだったんですよね。だから、結婚も全く興味がありませんでした。結婚なんてしたらもう恋愛が、あの恋愛初期のドキドキがなくなってしまう、と思っていたので。でも、起業したら毎日がジェットコースターみたいだったので、恋愛に刺激を求めなくなりました。「もうどきどきは十分だ!」と言わんばかりに、私みたいに仕事に転移することで落ち着く人は多いです。それが仕事じゃなくて、趣味でもいい。ギャンブルとか、ゲームとか、バンジージャンプとか、身を持ち崩さない程度にスリルのある趣味を始めたらいいんじゃないでしょうか。○育たぬ恋愛スキルただ、この「義務感になってしまう」という気持ちは非常によく分かります。なんで日曜日に会わなきゃいけないの、寝てたいのに、と思ったり。だから、そういう人って短いスパンでどんどん渡り歩くしかないんですよ。ただそうすると、次のステージには行けないんです。永遠に。2年、3年と付き合って、信頼し合って、乗り越えて、というステージにいけない。そのフェーズに入らないままコロコロお相手だけ変わっていくから人数だけ重なっていき、関係性の構築に必要な恋愛スキルは低いまま。○相手の表層しか見ていないから飽きる昔の私含め、飽きっぽい人は、お相手の表層しか見ていないんですよ。対極の例だと、私の友人男性は、奥さんと30年一緒に過ごしていてなお、「いまだに奥さんの知らない面があると思っている。奥さんが何を考えてるのかなーと興味がある」と言ってます。「うちの妻のことなんて、もう十分知っている。」なんてそんなことは絶対になくて、それが解るのが残念ながら離婚するときなんですよ。妻の中にこんな恐ろしい鬼が住んでいたのか、と(笑)カウンセラーが一番解りやすいけれど、見る側や聞く側のスキルが高いと、対象者の色々な人格や思いが表に出るじゃないですか。解ったつもりにならないで、深掘りしたり、違う角度から見てみると、近くにいる人ほど一番解らない、謎めいた存在かもしれませんよ。○経験に勝る知識なしドキドキを求める欲求を恋愛ではないものに転移させること、長く付き合っても解ったつもりにならないこと。そうすれば、いつも山の二合目しか登れないところを、七合目、八合目、と見たことのない景色を見られるようになります。独身男性より、離婚経験男性の方が結婚(再婚)に対してアグレッシブなのは、この8合目の景色の美しさを知っているからだと私は思うのです。そして今度こそ、頂上からの景色をパートナーと見たいと思うからではないでしょうか?経験に勝る知識なし。つべこべ言ってないで、一度強引に山を駆け上ってご覧あそばせ。大好きな女性と助け合い、励まし合いながら。川崎貴子(かわさき・たかこ)人材コンサルティング会社 ジョヤンテ代表取締役。女性誌での連載、執筆多数。主に恋愛論を書いているブログ「酒と泪と女と女」が話題となり、『愛は技術何度失敗しても女は幸せになれる』(ベストセラーズ)として2015年3月に書籍化された。20代のときにベンチャー経営者同士で結婚するも離婚し、2008年に8歳年下のダンサーと再婚した。2人の娘がいる。自身の離婚、再婚、子育て経験を通した説得力のあるアドバイスに、ファンも多い。
2015年10月28日映画『向日葵の丘 1983年・夏』の完成披露試写会が7日、都内で行われ、キャストの常盤貴子、田中美里、藤田朋子、芳根京子、藤井武美、百川晴香が涼やかな浴衣姿で出席した。太田隆文監督が手掛けた本作は、バブル直前の1983年をテーマに描く青春ノスタルジー作品。田舎町で青春時代を過ごす女子高生3人組は、町を巻き込んで8ミリ映画を制作する。その後、離れ離れになるも、30年後に故郷で再会し――というストーリーで、22日から全国順次公開予定。主演を務めた常盤は、「若い3人の時代が本当に素晴らしい。今より不便だったかもしれないけど、心はとても豊かだったと思う。キラキラした青春を見て欲しい」と胸を張ってアピール。一方、常盤の高校生時代を演じた芳根は、藤井、百川と過ごした合宿のような撮影を振り返り、「食べるのも寝るのも一緒で、ものすごく仲良くなりました。今も、3人でご飯を食べたり、ディズニーランドに行ったりしてます」と笑顔を見せた。また、撮影中のエピソードを聞かれ、「ここで言うことでもないんですけど、電車とか車とか大きな"鉄"が好き。大井川鉄道の景色が素晴らしくて、写真を撮りに行きました。興奮しすぎて鼻血が出そうだった」と意外な趣味を告白した常盤。隣に立つ芳根に対し、「今は違う顔になっちゃったけど、我ながらソックリだった。失礼かしら?」と茶目っ気たっぷりの笑顔で顔を覗き込むと、芳根は、「いえいえいえ!」と照れ笑いで恐縮していた。
2015年08月08日●ウイルスバスタークラウド10と太田雄貴選手トレンドマイクロは、ウイルスバスタークラウドの新バージョンとフェンシングの太田雄貴選手とのスポンサー契約を発表した。○太田雄貴選手とのスポンサー契約太田選手であるが、北京五輪にて日本フェンシング界の初のメダル(銀)の獲得、ロンドン五輪では団体銀メダル、2015年の世界選手権で金メダルを獲得したことで知られる。今回、トレンドマイクロ社が太田選手とのスポンサー契約を結ぶにあたって、代表取締役社長兼CEOのエバ・チェン氏は以下のように語った。フェンシングの名前は「FENCE(守る・囲い)」から生まれたもので、相手の攻撃からの防御、変化する相手の攻撃に対応する戦略性などが重視される。この発想は、トレンドマイクロの脅威からの防御、そしてさまざまな手法で攻撃を仕掛ける攻撃者に対応する姿勢と一致する部分がある。そして、各種大会での立派な成績もさることながら、小学生のフェンシング大会の企画・プロデュースなども手掛け、若い選手への育成にも力を注いでいる。こういった活動を高く評価すると、エバ氏は語っていた。さらに、エバ氏自身が、フェンシングが大好きであることも、スポンサー契約の理由の1つとのことである。エバ氏は、コーチからつねに早く、集中力を高め、相手の攻撃を予測できなければならないと教わった。トレンドマイクロの驚異対策も同じで、いかに早く驚異への対策を講じ、未知の脅威への対策と同じ姿勢が求められる。トレンドマイクロでは、太田選手のスポンサーとしてさらなる活躍と成長を支援するとともに、次世代選手育成キャンプなどの支援を継続し、グローバルに活躍する人材の育成の協力に取り組む予定とのことである。太田選手は、この場に立てることをとても感謝しているという言葉から挨拶が始まった。太田選手もトレンドマイクロが大切にしているフェンスとフェンシングには、とても似通ったものがある。相手の先の攻撃を予測して防御する点も、トレンドマイクロの思想とフェンシングが共感していると思うと語った。東京五輪が開催される2020年のセキュリティについて尋ねられると、インターネットと実社会は非常に近いものとなっている。それはこの先もより加速していくだろう。5年後、もっともっと近い存在となっていくがゆえに、ウイルスの脅威も増大していくのではないかと答えた。2020年には、ウイルスバスターに守ってもらいながら、次世代のアスリートを育成し、もしかしたら自分もチャンスがあれば、五輪にチャレンジしたいと夢を語っていた。○ウイルスバスタークラウド10必要な10理由続いて、ウイルスバスタークラウド10の発表となった。まずは、エバ氏がウイルスバスタークラウド10が必要な10の理由を披露した。以下の通りである。SNSWeb閲覧ネットバンキングネットショッピング動画視聴仕事遊び共有通信学習たとえば、共有ではOneDriveが、Windows 10の登場でより普及が進むと予想される。そこで、ウイルスバスター10では、クラウドストレージのスキャン機能が搭載された。実際にデモが行われ、CPU負荷がほとんどかからないことが示された。このように、新しいOSによる新しい環境や利用形態に沿ったものとなっていることを強調していた。○トレンドマイクロのコンシューマビジネス次いで登壇したのは、取締役副社長の大三川彰彦氏である。まず、トレンドマイクロが27年間貫き通したビジョンの「デジタルインフォメーションを安全に交換できる世界実現」、そしてミッションとして「お客様のデジタルライフやITインフラを脅威から守る」を再確認した。そして、環境の変化についてふれた(図3)。多くのユーザがPC以外にもスマホなど複数のデバイスを持つ、平均的には1人で3.5台になる。しかし、PCのセキュリティ対策はしても、スマホなどの対策があまり行われていない。次に、クラウドサービスが普及する一方で、セキュリティへの懸念が拡大している。また、トレンドマイクロのデジタルライフサポートの利用者も急増している。これは、複雑化するデバイスの設定がわからない。警告が表示されたが、どう対応していいかわからないといったものである。実際にサポートで、何が起きているかを確認するだけで、30分もの時間を費やしてしまうこともあるとのことだ。こういった問題を解決するために開発されたのが、ウイルスバスタークラウド10である。以下では、個々の新製品の新機能などを見ていこう。●ウイルスバスタークラウド10/モバイルの新機能○ウイルスバスタークラウド10の新機能など製品紹介は、マーケティング本部プロダクトマネジメント部の石橋達司氏である。まずは、PC用の製品である。新機能などは図6の通りである。Windows、Mac以外にも、Android、iOS、Kindle Fireなどにも対応する。クラウドストレージスキャンであるが、図7を見てほしい。ユーザのPCを介さずに直接スキャンを行う。現状、対応するのはOneDriveのみであるが、Microsoftから提供されるAPIを利用してスキャンが行われるとのことだ。そして、デジタルライフサポートプレミアムであるが、特徴的なのはユーザ側にサポートツールをインストールすることで、ユーザの環境を直接サポートが知ることができる。OSなどの情報はもちろん、今、ユーザの画面で何が起きているかを把握できる(図8では、怪しげなポップアップが表示されているが、それもモニタ可能だ)。さらには、サポートからコントロールパネルを開くといった操作も可能になる。障害のより詳しい把握、サポート時間の削減などが期待できるだろう。一方、Windows 10の新ブラウザEdgeでは、一部の機能(ブラウザガード、リンクの安全性表示)はサポートされない(現時点では対応次期は未定とのことだ)。○ウイルスバスターモバイルの新機能などAndroidなどのモバイルデバイス向けのセキュリティ製品が、ウイルスバスターモバイルである。今回の新機能などは、図9の通りである。オンラインバンキングなどでの安全性の向上が期待できる機能が追加された。図10は、偽アプリを検出そたこの対象であるが、国内の主要銀行でオンラインバンキング用のアプリを提供する銀行を対象としている。トレンドマイクロでは、この仕組みを作る前に存在するアプリにスキャンを実行し、問題があれば銀行に連絡をとったとのことである。新バージョンへの対策であるが、すでにチェックが終わったアプリは定期的に確認をしている。新たなアプリについては、一定間隔で確認を行うとのことである。大三川氏のマルチデバイスの普及に関して、平均3.5台という数字をあげていた。今回の標準パッケージでは、3台までのデバイスが利用可能である。しかし、家族のすべてのデバイスに対応できない。そこで、トレンドマイクロでは、OKAERIという月額制のサービスも提供している(台数無制限)。状況によっては、こちらも検討したい。
2015年07月27日健康食品を扱う、太田胃散初のECサイト太田胃散は、健康食品を扱う、同社初のECサイト「太田胃散健康食品館本店」を、2014年12月17日にオープンした。実際の購入については2014年12月22日に開始となる。これまで楽天市場・Yahoo!ショッピングに出店する形で店舗を展開してきたが、「もっと詳しい情報が知りたい」「太田胃散独自のサービスはないか」などの声に対応しオープンに至ったもの。桑の葉ダイエットシリーズを中心に7品目を販売販売商品は、「桑の葉ダイエット」や「桑の葉ダイエットゴールド」「 桑の葉青汁」など、桑の葉ダイエットシリーズを中心とした健康食品7品目12アイテム。「桑の葉ダイエット」は、良質の桑の葉抽出エキスと桑の葉粉末からできており、糖質が気になる人やダイエットが必要な人のための健康食品。桑の葉に含まれるイミノシュガー、フラノボイド、ステロール類、食物繊維、ビタミン類、アミノ酸など、桑の葉特有の有用成分である「DNJR」を豊富に含み、糖質の吸収を和らげ、ダイエットの補助や、健康の維持・増進に役立つという。同サイトでは、会員限定キャンペーンやお得情報などさまざまなイベントを開催予定としている。(画像はプレスリリースより)【参考】・太田胃散プレスリリース(@Press)
2014年12月20日『かぐや姫の物語』DVD&ブルーレイの“特命コピーライター”に任命された爆笑問題の太田光が12月1日(月)、トークショーを実施。すでに太田さん考案の「あゝ無情」という宣言コピーが発表されているが、「これ、鈴木(敏夫)さんが決めちゃってさあ」と明かした。本作はスタジオジブリの高畑勲監督にとって、実に14年ぶりとなる監督作。日本最古の物語といわれる「竹取物語」を題材に、かぐや姫が地球に姿を現した理由と、やがて月へ去らねばならなかった波乱の運命を「かぐや姫の罪と罰」という視点から描く。今回、高畑作品のファンであることからコピーライターに任命された太田さんは、10月にスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと公開会議を実施し、鈴木氏とともに同作のテーマと魅力を掘り下げ、「女ってわからない」「諸行無常」などのキーワードをひねり出した。その結果、「あゝ無情」という宣伝コピーが採用されたが、「話しの流れで、鈴木さんがどんどん書いちゃって。映画を観て、時間の流れは留めておけない切なさを感じたから、“無常”というキーワードを出したんだけど、鈴木さんが“無情”のほうがいいなって(笑)」と暴露。それでも「まあ、鈴木さんがいいなら、文句ないですけど」と大人な対応を見せていた。太田さんにとって『かぐや姫の物語』の魅力は、「観終わった後に複雑な気持ちになるところ」だと言い、「単純に良かった、感動したって言えない。逆にひと言で説明できちゃうなら、作品をつくる意味ないですし」と力説。さらに「ストーリーや理屈は抜きにして、風の音や、木々の揺れをボーっと見ているだけで時間が過ぎていく」と高畑作品における自然の描写の“すごさ”を語った。来年のアカデミー賞長編アニメーション部門のノミネート資格がある20作品の1本として発表され、注目が集まっているが、「それを一番のセールスポイントにするのは、高畑さんに対して失礼」と太田さん。とかく海外での評価が重んじられる昨今の風潮に対して、「外国人が富士山を見て、美しいと思う心に理由はないし、それを分析するのはナンセンス」「結果的に受賞するのはいいけど、漠然と『世界で評価される』って、それが何なの?と思う」と持論を展開した。都内で行われたトークショーには、スタジオジブリのプロデューサー見習い・川上量生氏が同席。今回宣伝コピーとなった「あゝ無情」に加えて、決定までに飛び出した35種類の候補が、70枚のポスターとして12月1日(月)~7日(日)の期間限定で、大江戸線六本木駅に掲出されている。『かぐや姫の物語』DVD&ブルーレイは12月3日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
2014年12月01日爆笑問題の太田光が『かぐや姫の物語』ブルーレイ&DVD発売に際し“特命コピーライター”に就任。10月17日(金)、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと共に宣伝コピーを考えるための会議を報道陣に公開する形で行った。誰もが知る日本の古典的物語を、高畑勲が独自の解釈を加えてアニメ化した本作。劇場公開時には鈴木さんが考えた「姫の犯した罪と罰。」というコピーは添えられたが、高畑監督はこれを承認はしたものの、実際に描こうとしたテーマからは外れていると感じ、気に入ってなかったそうで、今回、以前から高畑作品のファンで、本作に関しての公開時から絶賛している太田さんが特命コピーライターに任命されることになった。太田さんは、高畑作品のファンである一方で、同じジブリの巨匠・宮崎駿のことはハッキリと「嫌い」と公言しており、この日も「ジブリでは(宮崎監督に)スポットが当たることが多いけど、僕は高畑さんの作品の方が真っ当で斬新だと思う。普通じゃ考えられない手間暇をかけていて、動きから何から、世界に誇る技術だと思う」と語り、さらに「あまりに宮崎さんがもてはやされている、実力以上に(笑)!」「もう引退したからいいでしょ?戻ってこないでしょ?」「(宣伝コピーは)『宮崎以上!』ってどうですか?」などと随所に“毒”を交えつつ、アンチ宮崎&高畑びいきの発言を口にする。肝心のコピーに関しては、当初「高畑万歳!」など冗談交じりのアイディアを披露していたが、徐々に核心に迫っていく。この日の登場時、太田さんは鈴木さんと並んで立つとすかさず「爆笑問題です」と挨拶し、鈴木さんを見やり「田中(裕二)が急に年とっちゃって(笑)」と語り、会場を笑いに包んでいたが、鈴木さんが求めているのはまさに「こうやってひと言でかぐや姫を紹介すること」だという。そこから、本作ならではの特徴やかぐや姫とはどういう人物なのか?という点について議論を深めていくが、太田さんは「(かぐや姫は)見方によっては男を振り回すイヤな女!」と語る。鈴木さんはこれを受け、本作が、少女が初潮を迎え、女性へと成長していく姿を描いていることを指摘し「高畑さんが女性をどう描くかということが垣間見えるし、宮さん(=宮崎監督)とはちょっと違う。『風立ちぬ』がある意味で男にとって都合のいい女を描いたとすると、『かぐや姫の物語』はあまり都合がよくない(笑)」と語る。ここから、太田さんは男性の視点で「女の中の女」「女ってわからない」などのコピーを提示する。さらに太田さんは、本作および高畑作品の不思議な魅力が時間の移ろいと、そこから生まれる変化にあると持論を展開。2時間を超える長編だが「元々の誰もが知っている『かぐや姫』の物語をそのまま、一切膨らませたり、余計なエピソードを付け加えたりせずに描いている」「良いものが時間の流れの中で変化していく。幸せと思っていたけど、それがそこに留まらない」と語り、コピーにも「留めておけない、掴まえられない感じが出せれば…」と思案する。このアイディアを元に鈴木さんは「この世は無常」「あゝ無常」といった具体的なコピーへと変換。最終的な結論は持ち越しとなり、DVD&ブルーレイ発売時に六本木駅などで展開されるポスターなどで正式にお披露目されることになった。太田さんはここまでの議論を踏まえつつ、宮崎作品と比べやや格式高いと思われがちな高畑作品ではあるが「そう思っている人にも観てほしいし、もうちょっと柔らかく表現できれば」とさらに磨き上げたコピーを捻出することに意欲を見せていた。『かぐや姫の物語』ブルーレイ&DVDは12月3日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:かぐや姫の物語 2013年11月23日より全国にて公開(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
2014年10月17日女優・モデルの太田莉菜は1988年1月11日生まれ。千葉県出身。日本人の父とロシア人の母のもとに生まれ、幼少期に2年間モスクワで過ごす。2001年に雑誌『ニコラ』の読者モデルオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビュー。多くの雑誌の表紙を飾り、資生堂、ソニーなど大手企業のCMにも登場した。04年、村上龍の長編小説をもとにした李相日監督の映画『シクスティナイン(69 sixty nine)』でスクリーンデビュー。2006年には、「ミュウミュウ(MIU MIU)」秋冬シーズンのワールドキャンペーンのモデルに抜擢された他、猪俣ユキ監督の映画『ユモレスク~逆さまの蝶~』で主演を務めた。2010年、ミラノの短編映画祭「ASVOFF」で最優秀賞を受賞した木之村美穂監督の『J’AI FAIM!』に出演。昨年には「ナチュラルビューティーベーシック(NATURAL BEAUTY BASIC)」のキャンペーンや、auのCMに起用され注目を集めた。また、瀧本智行監督の話題作「脳男」にも出演している。音楽活動にも携わっており、これまで細野晴臣の『PUZZLE-RIDDLE』、テイトウワの『A.O.R』などにボーカルとして参加。私生活では09年1月に俳優・松田龍平と結婚し、同年7月に第1子となる長女を出産している。
2014年01月11日寺山修司没後30年、PARCO劇場40周年記念公演『レミング~世界の涯まで連れてって~』が4月21日に開幕。当日の開演前には、八嶋智人、片桐仁、常盤貴子、松重豊ら出演陣と、演出の松本雄吉が同劇場で会見を行った。『レミング~世界の涯まで連れてって~』チケット情報同舞台は、演劇実験室◎天井棧敷によって1979年に初演、1983年に劇団の最終公演として改訂再演された『レミング』をもとに、松本と少年王者舘の天野天街が共同で上演台本を再構成したもの。変拍子のリズムでセリフを重ねていく松本ならではの表現スタイルで、イマジネーション豊かな寺山ワールドを再現する。松本は「顔ぶれをご覧のとおり、コラージュ感の強い舞台。それぞれ違う演技のスタイルを舞台に持ち寄って、寺山作品の中でうまく融けあっていい舞台になった。寺山さんにも喜んでもらえるんじゃないかと思います」と手応えを語った。八嶋は「とても不思議な舞台なので、渋谷のど真ん中のパルコ劇場でお芝居を見ていただいた後、外へ出た時に、また違った渋谷の街の風景を感じてもらえたら」と真面目にコメントしつつ、「常盤さんと絡みがないので、もっと絡みたかったな。触りたかった」とおどけながら「でも今後どうなるかわかりませんよ。毎日来ていただいたら変わっていくかもしれません。ポロリもあります」と笑いを誘った。常盤はセクシーなチャイナドレス姿で登場。「タンゴを踊ります。衣裳はフラメンコの要素が入っていて、すごくきれいに作っていただきました」と笑顔で話した。5月16日(木)まで東京・PARCO劇場にて。その後、5月25日(土)に名古屋・中日劇場、6月1日(土)・2日(日)に大阪・イオン化粧品 シアターBRAVA!でも上演。チケット発売中。
2013年04月22日“サスペンスの神”アルフレッド・ヒッチコックと、その妻・アルマに焦点を当てた映画『ヒッチコック』。このほど、お笑い界の天才・太田光 (爆笑問題)と夫を支え続ける妻・太田光代が、映画さながらに共同作業した本作のプロモーション映像が製作中であることが分かった。そのプロモーション映像とは、題して「3分でわかる!映画『ヒッチコック』」。世界中の映像作家やクリエイターに今なお影響を与え続けるカリスマ、ヒッチコックと、彼を生涯支え続けた妻・アルマと同様に、太田光さんが監督(企画・演出)、太田光代さんが企画プロデュースを努め、爆笑問題の相方、田中裕二が特殊メイクを施してヒッチコックに扮して撮影中だとか。いわば、太田光監督&光代夫人プロデュースによる、初の“田中裕二主演”のプロモーション映像となる。本作は、名作『サイコ』の成功にいたるまでの道のりと、ふたりの天才の知られざる物語を、時にユーモラスに、時にドラマチックに描いた感動のドラマ。主演は『羊たちの沈黙』でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、「サー」の称号をもつ英国最高峰の演技派、アンソニー・ホプキンス。妻・アルマには、『クィーン』で同主演女優賞を受賞し、「デイム」の称号をもつヘレン・ミレン。英国を代表する二大アカデミー賞俳優の初競演が実現している。さらに、スカーレット・ヨハンソン、ジェシカ・ビールなど、豪華キャストが集結。アンソニー・ホプキンスが特殊メイクを施し、ヒッチコックの人間性に迫った圧倒的な演技も見ものだ。“サスペンスの神”と崇められたヒッチコックだが、その作品の評価とは裏腹に監督として“アカデミー賞に嫌われた男”でもあった。そんな無冠の帝王の心の葛藤と逆境を支え続けた女性がアルマ。優れた映画編集者にして、ひらめきに満ちた脚本家であり、ヒッチコックの生涯ただ一人の妻だ。爆笑問題・太田光が、長きにわたって芸能界の第一線で活躍しているのも、妻であり、事務所社長である光代さんの内助の功があってこそ。そんな彼らとコラボしたプロモーション映像はどんなものを見せてくれるのか。期待して待ちたい。『ヒッチコック』は4月5日(金)よりTOHOシネマズ シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヒッチコック 2013年4月5日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2012 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
2013年03月19日太田記念美術館は4月2日~21日、「江戸の女子力-ファッション・メイク・習い事」展を開催する。近年ファッションや習い事などを通して自分の魅力を磨く「女子力」という言葉があるが、江戸時代の女性たちもまた、女性としての魅力を磨くことに熱心だったという。同展では、「ファッションを楽しむ」「江戸美人のメイク法」「江戸の習いごと事情」「働く女性たち」のテーマごとに浮世絵を展示。流行の着こなしやメイクに挑戦し、教養として読書や書道などを嗜み、三味線や踊り、お茶やお花などの稽古事を楽しむ女性たちの姿を、浮世絵を通して紹介する。開催日時は、4月2日~21日10時30分~17時30分(入館は17時まで)。4月8日、15日は休館。会場は、太田記念美術館(東京都渋谷区神宮前1-10-10)。入館料は、一般700円 、大高生500円、中学生以下は無料。また、4月6日、9日、13日には、同展の担当学芸員によるスライド・トークを開催、同展の見どころを案内する。各日14時より40分程度。申し込み不要で、参加無料(要入場券)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月07日常盤貴子が4月、6年ぶりの舞台に挑むことが決まった。作品は寺山修司の傑作『レミング』をもとにした『レミング~世界の涯までつれてって』。演出を手掛けるのは、巨大な野外劇場を舞台に大阪弁のイントネーションで言葉の断片を重ねてゆく「ヂャンヂャン☆オペラ」スタイルでファンの多い維新派の松本雄吉だ。寺山没後30周年記念公演ともなるこの作品にかける思いについて、チラシ撮影の現場で松本と常盤のふたりに話を聞いた。『レミング~世界の涯までつれてって』チケット情報もともと維新派に興味があったという常盤。「私が拝見した野外演劇では、大雨が降ったんです。でもその雨粒も雨音も舞台装置の一部のようでかっこよかった。近くを通る電車の音や、遠くの車のテールランプ、それらすべてを味方につけてその時しか観られないものを作り出すのが維新派なのかと!私が大好きなバンドのGrateful Deadに通じるライブ感がある」と常盤が目を輝かせて語れば、松本も「昔、常盤さんがドラマで清朝の最後の皇帝の弟と結婚する日本人・愛新覚羅浩役を演じるのを観ました。位の高い人が身をやつす、そんな姿が似合う女優さんはなかなかいない。この空気は天性のものと感じた」と常盤に惹かれた瞬間を話した。『レミング』は壁についての物語。松本が「自分という壁を乗り越えたいという思いは普遍的なテーマ。また、寺山流の遊び心溢れる都市観もいま改めて提示したい」と意気込むと、常盤が「誰にも相談できずひとりで悩む人が多い現代に合う物語のような気がする」と続ける。また、「寺山さんの作品はもちろん、彼が活躍した6、70年代に憧れがあるんです」と告白する常盤に対して松本が「僕も寺山への憧れはあるけれど、やはり年上のライバルという気持ちが強かった。面白い芝居は観ると腹が立つので」と話し、笑いを誘った。常盤が「今回、松本さんの演出によって、維新派の俳優さんたちのようなひとつのコマになるのが楽しみ」と舞台への期待を口にすると、松本は「脚本に手を入れる作業は、できるだけ俳優さんに合わせる形で行いたいと思っている」と構想を漏らす。続けて「今回は寺山ワールドを活かしつつ、美術や音楽も新たにつくっていく。目まぐるしく動く舞台装置を予定しているので、退屈しないと思いますよ」と笑った。30年余の時を超えて、2013年の日本に寺山ワールドがどう展開されるのか、期待が募る。公演は、4月21日(日)東京・PARCO劇場でスタート。チケットの一般発売は3月2日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは東京公演の有料会員向けインターネット抽選プレリザーブを2月4日(月)11:00~2月11日(月・祝)11:00まで、無料会員向けインターネット抽選プレリザーブを2月4日(月)11:00~2月12日(火)11:00まで受付中。取材・文:釣木文恵
2013年02月01日経済キャスターの鈴木ともみです。今回は、キャリアカウンセラーとして第一線で活躍されている小島貴子さんと「ひきこもり」問題の第一人者として活動されている精神科医・医学博士の斉藤環さんお二人の共著『子育てが終わらない「30歳成人」時代の家族論』をご紹介します。対談のゲストは著者のお一人、東洋大学理工学部准教授・グローバルキャリア教育センター副センター長の小島貴子さんです。人生のステージは時の流れと共に変わっていくものです。学生から社会人へ、結婚して夫婦、父親、母親へ…とその役割も変化していきます。そのことをうまく理解できないと、自分自身や人間関係のメンテナンスにも悪影響を及ぼすことになります。同書は親子・家族関係の構築についてはもちろん、会社の上司と部下の関係、恋人や友人との関係etc…様々な関係構築への第一歩を踏み出すきっかけになる一冊と言えるかもしれません。鈴木 : 『子育てが終わらない「30歳成人」時代の家族論』は、キャリアカウンセラーの小島先生と精神科医の斉藤先生による対談形式で、とても読みやすい構成となっていますね。小島 : ありがとうございます。カルチャーセンターで対談させていただいたのですが、対談を聴きたいという参加者も多く、やはり関心の高いテーマなのだと実感しました。鈴木 : 小島先生はキャリアカウンセラーとして、これまで行政や教育の現場で様々な就労支援をされてきていますね。小島 : はい。早いもので20年が過ぎました。鈴木 : 就労支援の第一人者として活躍されてきた小島先生が子育てに着目して本を出版されたというのはどうしてなのでしょうか?小島 : 就労支援というのは、単純に仕事を求める求職者と求人をマッチさせれば完結する話ではありません。仕事がみつからない背景には、表に出てこない問題が数多くあるのです。人間関係がうまくいかずに仕事から離れていく人たちや、家庭や自身の状況をうまく整理することができずに社会に出ていくことができない人たち、不登校からそのままひきこもり状態になってしまった人たちもいます。そもそも子どもの成長期には重要な転機がいくつも存在します。そこを注視しながら親子関係を構築し見直していくことの大切さを伝え、家族のサポートをしながら就労支援をしていくのが日本のキャリアカウンセラーの仕事だと言えます。そう考えていくと、やはり就労支援と家族論との間には、深い関係性があるわけです。鈴木 : なるほど。副題にある『「30歳成人」時代の家族論』というタイトルには、今の時代だからこそ伝えるべき重要なメッセージが込められているわけですね。「30歳成人」という表現ですが、先生は、現代社会において「精神年齢は7掛け」という説を唱えてらっしゃいます。小島 : はい。その計算によれば30歳は21歳になりますね。そもそも20歳を成人とみなすのであれば、今の時代、成人する年齢は30歳くらいがちょうどよいのではないかと思います。その点について、斉藤先生も同じ見解です。鈴木 : 確かに、私も就職して3年くらいたった頃に、生意気にも「私は仕事がデキる!」といった万能感に浸った時期がありました(笑)。でも、そんな万能感もミスや失敗を重ねるうちに覆され、その万能感から卒業できたのは、やはり5、6年目だった気がします。その時点でやっと自立の準備ができました。小島 : 私は『27歳からの就職術』(インデックスコミュニケーションズ)という本も書いてるのですが、タイトルに「27歳」という年齢を出したのは、その年齢が人生設計を今一度考え直す時期にあたるからでした。転職を考えたり、結婚や出産、親の定年退職など、様々な外からのショックが押し寄せるのがこの時期です。漠然とした不安を持つなか改めて人生設計を立て直し、新たな道を歩み始めようと決心するのが「27歳」なのです。もちろん、その時期には個人差がありますので、だいたい27歳~34歳くらいを想定すると、成人するのはおおよそ30歳ということになりますね。鈴木 : この「30歳成人時代」はいつ頃から始まったと分析されますか?小島 : 私は、この現象は電化製品が日常生活に入り込んだ頃から始まっていると考えています。便利さと清潔さを重んじ、効率化を追求するうちに、大切なコミュニケーション術を学ぶ機会を失ってしまったのではないかと…。それこそ昔は、晴耕雨読、本も回し読みしながら勉強していました。携帯電話のない時代、会話するにも家族の誰かに繋いでもらわないと、電話は通じなかった。人とのつながりに、必ず誰かが介在したり、そこに和が生まれていたはずです。今はその機会を失ってしまっていますよね。鈴木 : 確かに。昔は、友達に電話するのでも、繋いでもらう際に、その子の家族の様子をうかがい知ることができましたし、大人と子供が交流する機会がもっとありましたよね。小島 : 子供は、様々な大人と接するなかで、閉鎖的に守られている子供の世界から、大人のいる広い社会への踏み出し方も学んでいくものなのです。そこで、自立心も芽生えてきます。ただ、この「30歳成人」というテーマは日本特有の問題でもないのです。全世界的なものになってきています。その点について、斉藤先生は次のように語っていらっしゃいます。鈴木 : 子供の自立には、親の夫婦関係が大いに影響しているようですね。小島 : そうですね。夫婦関係が「お父さん」「お母さん」の関係のままであるために、今の親子関係から抜け出せないのではないかと思います。「30歳成人」時代が定着してしまった理由のひとつですね。そして、全世界的な広がりを見せているという現象のひとつに、やはりひきこもりの増加があります。その点についても斉藤先生が指摘されています。小島 : この斉藤先生のお話にある「人づきあい」で言えば、私は息子をよく人の家に泊まりにいかせていました。数日間、外を泊まり歩いていた息子がやっと家に帰ってくると、「やっぱり家がいい」と言うのです。人の家に泊まった時の居心地の悪さが逆に自分の家庭の良さを再認識させてくれます。そういったことも自立を促すひとつの流れをつくりますね。鈴木 : 人づきあい、人とのコミュニケーションの中で、子供は自然と自立心や社会への適応力を会得していく…というのが本来あるべき姿なのかもしれませんね。小島先生はご自身のコミュニケーション能力を存分にずっと発揮されてきたのでしょうか?小島 : いいえ。実は私は昔からコミュニケーション能力はあまり高くないのです。群れるのも得意でありませんし(笑)。ただ、コミュニケーションが悪くならないようにしようと心がけてはいます。要はコミュニケーション不全がどういう時に起こるのかを知っていればいいのです。その点については、具体的に本に記してあります。鈴木 : とてもよくわかります。「ひきこもり」などで親子関係の在り方について悩んでいらっしゃる方は、これらを見直してみる必要があるのでしょうね。小島 : そうですね。そして、「これは家族内の問題なのだから他人には関係ない」と決めつけたり、分担の意識を持ったりせずに、ぜひ私たち専門家を頼ってきてほしいと思います。鈴木 : さらにこの5つのパターンは親子関係や夫婦関係のみならず、会社の上司と部下との関係など、ビジネスシーンでも当てはまる状況と言えそうですよね。「決めつけ」や「逃げ」、「威圧」などは、組織で起こりやすいパターンです。これらのパターンにはまらないように注意して、コミュニケーション不全を回避したいものです。小島 : はい。それでも、人生には人間関係やそれぞれの環境において、予期せぬ出来事が生じます。その時に、どうやってポジティブな発想に切り換えていけるかがポイントなのです。鈴木 : ネガティブな出来事を学習の機会として捉えるというのは、仕事や人づきあいなどあらゆることを進めていく上で大切な姿勢ですよね。小島 : そうですね。カッコいい大人、上等な大人はこれができています。常にオープンマインドでフェアで誠実で楽観的です。私は、人は成人する(30歳になるまで)は、とにかく遠慮することなく、上等な大人と接する機会をどんどん増やして、その大人たちからいろいろなことをどんどん吸収してほしいと思っています。この考え方は、常日頃から私が教え子たちに伝えていることです。素晴らしいことを教えてくれる大人は周りにもいるはずです。そういう大人と会う機会を増やし、たくさん学習してほしいと思います。決して、ちゃっかりしたズルい大人の真似だけはしてほしくない。上等な大人を見習うなかで、自分自身も上等な大人を目指してほしいのです。鈴木 : 同感です。とっくに成人した私ですが(笑)、今でも上等な大人との出会いを求め続けています。多くのポジティブな言葉やパワーをもらって自身の明日へとつなげていきたいという思いは、人生に一種のハリを与えてくれますよね。小島 : そう思います。私も明日は、上等なカッコいい大人とランチ会食の予定です(笑)。鈴木 : いいですね。素敵なランチタイムのひとときをお過ごしください。小島先生、今日はお忙しい中ありがとうございました。小島 : ありがとうございました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日妻として、モデルとして、そして歌手へ俳優の松田龍平の妻でモデルとして活躍する太田莉菜が、2月18日に公開される伊勢谷友介監督の「セイジ陸の魚」でイメージソングを歌うことが分かった。今後本格的に歌手としての活動も始動することになりそうだ。「セイジ陸の魚」は西島秀俊と森山未來のダブル主演で注目されている映画。音楽は現代音楽からドラマ音楽などまで幅広く手掛けるアーティスト、ATAKで知られる渋谷慶一郎が担当する。ほのかな切なさ、やわらかな歌声が魅力!今後にも期待太田はこの渋谷音楽監督とコラボレーションし、「渋谷慶一郎feat.太田莉菜」名義で、映画のイメージソング「サクリファイス」を歌うという。楽曲の発売は2月15日を予定する。新しい電子音楽をベースにした作品を多く世に送り出している渋谷氏らしく、楽曲は彼が作曲したピアノソロのメインテーマに伴奏のメロディーが重なり、そこへ電子音で加工した声の太田莉菜が歌うスタイルに仕上がっているという。電子音でありながら、端々に表れる感情が、逆に際立ち、えもいわれぬ切なさと独特の温度感を生じさせるユニークな楽曲となっているようだ。太田のやさしい歌声もイメージに非常に合っているという。歌の経験はないけれど、新しい表現の場にトライできたことを喜んでいるという彼女。この楽曲の仕上がりが期待されるのはもちろん、仕事と育児・家事を両立しながらの、今後の活躍にも期待が集まるところだ。元の記事を読む
2012年01月11日イラン出身で世界的に高い評価を受けるアミール・ナデリ監督の最新作『CUT』(原題)に西島秀俊が主演し、殴られまくる映画監督役を演じることが発表された。常盤貴子、菅田俊、笹野高史、芦名星らも共演、常盤さんは本作で13年ぶりに髪をショートにしている。ナデリ監督は過去にナント三大陸映画祭で二度にわたってグランプリを受賞。カンヌやヴェネチアなどの映画祭でも作品が上映され、高い評価を受けている。その世界的な巨匠が、東京フィルメックスの審査員として西島さんと出会ったことから今回の企画がスタート。日本人キャストを起用し、日本を舞台にした映画を製作することに。青山真治監督が脚本協力として参加している。主人公は西島さん演じる映画監督の秀二。兄からお金を借りて映画を撮るものの、彼の作品は商業映画として映画館で上映されることはない。ある日、秀二のためにやくざに金を借りていた兄がトラブルで命を落とし、秀二が借金を背負うことに。彼は、兄の死に対する自責の念を抱え、殴られ屋をやることで借金を返済しようとするが…。主人公・秀二以外の役柄では、常盤さんが夜の世界に生き、殴られ屋となる秀二を支える女・陽子を演じるほか、やくざの組員でありながらも秀二に協力するヒロシを笹野さんが、秀二の元恋人の女優で、彼に商業映画の企画を持ちかける明子を芦名さんが演じる。西島さんは「2005年の東京フィルメックスナデリ監督と出会い、そのときに『一緒に映画を作ろう』と約束しました。その約束が実現してとても嬉しいです。ナデリ監督の映画を見たときの衝撃はいまも忘れられません。圧倒的な映像と音の中に、またナデリ監督のあのエネルギーそのものに巻き込まれていくことをとても楽しみにしています。そして今回は常盤貴子さん、菅田俊さん、笹野高史さんという、強い存在感のある役者さんたちと久しぶりに共演できることもとても嬉しいです」と喜びを語っている。13年ぶりのショートヘアで本作に臨んでいる常盤さんは「最初に企画書と脚本を読ませていただいて、あまりにも『?』が多かったのですが、西島秀俊さんや青山真治監督の参加が決まっていましたし、大勢の方がこの作品に協力しようとしている、その源を探りたくて監督にお会いしました。監督はイランの方ですが、『日本の古い映画は時間がゆっくり美しく流れる映画がたくさんあって大好きだったのに、最近はコマーシャル的な作品が多くて、これはそろそろ誰かどうにかしなくてはいけないと思い、自分が立ち上がった』とおっしゃられていたので、思わず『オモシロイ!』と参加してしまいました。西島さんはすごくフラットなイメージです。みんなが大好きですよね、西島さんのこと(笑)。その魅力を近くで探りたいなと思っています。ナデリ監督は、ちゃんと役者の話を聞いてくれて褒めてくれる。小さい疑問があっても自分で呑みこまずに質問できるので、役柄に対して共通認識を持っていられます。一緒にその役柄を作っていけることが面白い現場です。でも、ナデリ監督は嵐のような人で、私も含めてみんな振り回されていますけど(笑)。普段、依頼される役柄は大体似たような役が多いので、本作では外見も含めて自分の想像をいい意味で裏切られていて楽しんでいます」とその思いを明かしてくれた。「この映画は西島秀俊その人であり、西島秀俊はこの作品と秀二そのもの」とはナデリ監督の弁。果たしてどのような作品に仕上がるのか?また、国際映画祭への出品も気になるところ!『CUT』(原題)は今後、10月まで撮影が行われ、2011年公開。■関連作品:CUT (原題) 2011年公開
2010年09月04日数々のTV番組に出演しお茶の間を賑わせる一方、長編映画の監督の準備を進めていることでも話題の爆笑問題の太田光が、テリー・ギリアム監督の『Dr.パルナサスの鏡』ブルーレイ&DVD発売告知でCM監督に挑戦していたことがこのほど、明らかになった。以前からの友人であるギリアム監督の直々の依頼を太田さんは快諾。日本での劇場公開時のプロモーション協力、CMナレーションに続いて、今回のブルーレイ&DVD発売でも大役を任されることになった。TVCMの制作は、太田さんにとって初めての試み。太田さんが映画を観て感じたという“世界を救うのはイマジネーション”をキャッチコピーに進められ、5月にロンドンで撮影されたCMのラストカットには、太田さんの発案で監督の笑顔が挿入された。完成したCMを見たギリアム監督は「ブラボー!『Dr.パルナサスの鏡』の心をよくつかんでいるよ。ありがとう。今度は太田さんが映画を作る番だ。僕も感動するような映画を頼むよ!」とCMの出来映えに満足すると共に太田さんの映画監督デビューを後押し。一方の太田さんは「あの天才テリー・ギリアムの映像を素材に、自由に切ったり貼ったりできるというのは、誰もが天才画家になれる魔法の絵の具で絵を描くようなもの。最高の贅沢だった。監督からのメッセージは宝物。とても勇気づけられた」と敬愛するギリアム作品のCM制作に携わることのできた喜びを爆発させた。こちらのCMは7月2日(金)の発売日近辺に放送される予定で、『Dr.パルナサスの鏡』公式サイトおよび爆笑問題が所属する事務所タイタンのホームページでも公開される。『Dr.パルナサスの鏡』は7月2日(金)よりブルーレイ&DVDにて発売開始。「Dr.パルナサスの鏡」通常版[DVD]価格:3.990円(税込)「Dr.パルナサスの鏡」プレミアム・エディション[DVD]価格:4,935円(税込)「Dr.パルナサスの鏡」[ブルーレイ]価格:6,090円(税込)発売元:ショウゲート販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント発売日:7月2日(金)公式サイト:© 2009 Imaginarium Films, Inc. All Rights Reserved.© 2009 Parnassus productions Inc. All Rights Reserved.■関連作品:Dr.パルナサスの鏡 2010年1月23日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2009 Imaginarium Films, © 2009 Parnassus Productions Inc.■関連記事:11年前のヒースの「君の瞳に恋してる」ナマ歌映像が到着貴重なインタビューも!【どちらを観る?】奇才×ファンタジー『ラブリーボーン』&『Dr.パルナサスの鏡』理想の世界へとあなたを誘う!『Dr.パルナサスの鏡』女優鏡を3名様にプレゼント鬼才ギリアムを虜にしたミューズ、リリー・コール 彼女が見る“鏡”の中の世界は…T・ギリアム、故ヒースを「最高の俳優」監督志望の爆笑太田には「現場そうじから」
2010年06月24日