夫婦喧嘩のあとから、何でもないときに涙が流れ、ボーッとすることが増え、食欲もなくなっていく。これって育児ノイローゼ…?「わかれちゃうと思って泣いちゃった……」壮絶な夫婦喧嘩のあと、子どもたちに心配されて気を持ち直すママ。しかし、そのあとから涙腺が壊れ、ボーッとする時間が増え、食欲もなくなり……。明らかにおかしくなっていく心。その様子を見たパパが、ついに異変に気づき……? うつ? 育児ノイローゼ? 「最近おかしいぞおまえ」はぁ!? 2日前に限界っだって相談したよね!?さすがに腹立たしいけど、やっと事の深刻さに気づいてくれた……? 次回、最終回! ついにパパに変化が……!? 著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2021年06月06日私の育休が明け、1歳になったばかりの長女は保育園に通い始めました。そんなころ、ある日お風呂から出たばかりの長女が、真っ青になって息をしていません! 慌てた私たち夫婦がとった行動とは……。 娘の顔が突然真っ青に!事件はお風呂上がりに起こりました。夫とお風呂に入っていた娘を迎えに行き、バスタオルでくるんで着替えさせようと座布団に置いたとき、娘の顔が突然真っ青になったのです! 口から泡を吹いて、意識がありません。呼吸もしていないようでした。「助けて、お父さん! すぐきて!」と慌てて夫を呼びました。 シャンプーで頭が泡だらけの夫が、腰にバスタオルを巻いてお風呂から飛び出してきました。「どうしたんや」と夫はすぐに娘を抱き上げました。「なんかがのどに詰まったんかもしれやん」。そう言うと、娘を逆さまにして背中をたたき出しました。私は怖くて体が震え、ただおろおろするばかり。すぐに娘は泣き出して、顔も赤みを帯びてきました。私に手を伸ばしてくる娘を夫から受けとり、抱きしめました。ヒックヒック言っていましたが、すぐに泣き止み、そのまま娘は眠り始めました。 しかし、体がかなり熱かったので、おかしいかもと思い測ってみると、高熱が出ていました。「救急車を呼ぶか」。そう言って夫は119番に電話しました。 自分たちの無知を反省まもなく救急車が到着し、かかりつけの小児科へ向かいました。病院で事情を話すと、お医者さんから「熱性けいれんですね。小さいお子さんは、熱が出るときにけいれんを起こすことがあります。今回のようなケースでは、救急車で急いでくるようなことではありませんよ」と言われました。 ほっとしながらも、自分たちの無知を恥ずかしく思いました。熱性けいれんという言葉は知っていましたが、息が止まったような娘を見て、それとはすぐ結び付きませんでした。本当なら、けいれんがおさまるまではそっと静かに様子を見なくてはいけないのに、逆さまにして背中をたたいたり、無茶苦茶なことをしてしまったと反省……。 帰宅して落ち着いたころ、母に電話をすると、私も幼いころに熱性けいれんを起こしたことがあると言われました。「お父さんが慌ててね、舌を噛んだらダメだからって、急いで自分の親指をあんたの口に入れたんやわ。相当痛かったみたいで、爪が割れて、指からは血が出てたよ。それ以来、お父さんの親指は少し変形してるわ」。 確かに父の親指は、指先にへこんだ傷あとがあります。「親はそうやって、いろいろ失敗しながら成長していくもんだよ」。母の話で少し気持ちもラクになりました。※口に指やタオルなどを噛ませると、呼吸ができなくなったり、嘔吐を誘発し吐物が気管に入ってしまったりする恐れがあります。口に物を入れないように注意しましょう。1年後、また同じ出来事が…その約1年後の大晦日の夜、また娘が熱性けいれんを起こしました。数日前から少し熱っぽく、体調が悪かったのです。眠っていたのに急に震えだし、顔が真っ青になりました。前回の経験があったので、少し落ち着いて対応できましたが、熱があまりにも高いので怖くなりました。「熱が上がるときにけいれんするんだよね? すでに熱があるのにけいれんするなんておかしくない?」。「そやな。それに、眠っていてけいれんするのは、やっぱり変やな」。 当時は、今のようにスマホで調べられる時代ではありません。未熟な夫婦は何もかもが心配になり、いてもたってもいられなくなりました。かかりつけ医に電話をかけ、車で急いで小児科に向かいました。 申し訳なさでいっぱいに到着したころにはもう新しい年になっていました。お医者さんからは「熱性けいれんで、何も心配ないです」とのこと。安堵とともに、お医者さんに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。薬を待っている間、寒くて暗い待合室はその作業の音だけが響いていました。私たちは気まずい雰囲気のなか、すやすや眠るわが家の「姫」の顔をただ黙って見つめていました。 娘は小学校入学まで毎年熱性けいれんを起こしていました。脳波を検査し、異常はないとわかりましたが、小学校でも急にけいれんを起こさないかとしばらく心配していました。結局、それ以降にけいれんは起こしませんでした。娘も今は26歳、すっかり大人になりました。無知だったとはいえ、もう少し冷静に対応するべきだったと思いました。あの日お世話になったお医者さんには感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:琲音26歳、23歳、17歳の3人の子のベテラン母ちゃん。23歳の次女は肢体不自由です。障害のある子どもとそのきょうだいを育ててきた経験は、私の誇りです。
2021年06月01日私の夫は、あまり育児に協力的な人ではありませんでした。でも、3人目が生まれたことをきっかけに、これまでよりも育児を手伝ってもらうことに……。ところが、この役割分担が思わぬ誤算だったのです。 3人目誕生、育児も役割分担することに子どもとはよく遊んでくれるけれど、おむつは替えられない、育児用ミルクの調合もわからないという夫。育児をしているかと聞かれると微妙なところ……。 私自身も、育児は自分でしてしまったほうが早いと思っていたため、これまでは夫に何かを手伝ってもらおうとは思っていませんでした。 しかし、さすがに子どもが3人にもなると、私ひとりでは厳しいかもしれない。そこで夫に相談し、おむつ替えなどのこれまでやってもらったことがあまりなかった育児も手伝ってもらうことにしました。夫も思いのほか快く引き受けてくれました。 お互いが協力し合えずイライラところが、慣れないおむつ替えやお風呂などのお世話は夫の思うようにはいかず、見ている私もついイライラしてしまう結果に……。 3人目が生まれ、家族で楽しくにぎやかに過ごせるはずだったのに、夫婦が揃うとお互いにイライラしてばかりでした。このままでは良くないと思い、改めて夫と話し合うことにしました。 夫からは素直に「不器用な自分には、今まで○○(私)がしていた育児を○○(私)と同じようにはできない」と言われました。一方で私は「家事も育児も家の中のことはだいたいできるけれど、すべてを任せられると負担が大きい」という話をしました。 余裕ができて「ありがとう」と言えるようにそれぞれのできること、できないことを話し合い、「お互いができることを優先させたほうが効率がいい」という話でまとまりました。家での子どもたちのお世話は私が引き受け、夫にはこれまで経験のある育児のほかに、買い物など、もう少し家事に協力してもらうことにしました。 仕事帰りの夫に、お米や飲み物、洗剤などの重量のある買い物を任せると、日中の子どもを連れての買い物がとてもラクになりました。また、夫が子どもたちと遊んでいる間に私が食器の洗い物を済ませ、授乳中には夫が上の子たちの寝かしつけをするなど、「一緒に育児」を徹底するのではなく、お互いの得意・不得意を考慮した協力体制がわが家には合っていたようです。 夫婦にもそれぞれ得意・不得意があります。それぞれの得意なことが生かせると効率も上がり、気持ちにも余裕ができたように感じます。そして、お互いが素直に「ありがとう」と言えるようになったことが何よりでした。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2021年05月22日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きするちょっと大袈裟さんしーちゃん:2020年4月生まれ。お姉ちゃんたちに可愛がられてすくすく成長中!我が家の夫婦は性格が真逆…?3歳、2歳、0歳の年子3姉妹を育てているずぼらママです。今回は、我が家の夫婦の実情や子育てについてお話します!わたしはずぼらです。家事にしても育児にしても、いつも楽をしたいと考えて省エネモードで暮らしています。また、細かいことは気にならない性格でどちらかというと子どもっぽいところがあり、精神年齢が低いなと思うことがあります。わたしより10歳年上の夫はいつも穏やかで愛情が深く、人として尊敬できる人です。そのうえ、わたしより家庭的であったり包容力があったりと、頼りになる素敵なパパなのです。夫はわたしとは真逆。わたしと出会うまで「ずぼら」という言葉を知らなかったほど、何ごともきちんとこなしてきたそうです。そして、夫はどんなときも落ち着いていてわたしから見ると本当に「大人」なのです。そんな夫と3姉妹の子育てをしていますが、子どもたちと一緒にわたしも育ててもらっている気分になることがあります(笑)夫のすごいと思うところをザッとあげてみます。いつも感情が安定しているわたしは落ち込んだり怒ったり喜んだり感情が忙しいですが、夫はどのようなシーンでも落ち着いています。子どもたちに対していつも平穏に接している様子を見ると、わたしも見倣わないといけないなと思うことがあります…。子どもたちもそんな穏やかなパパが大好きで、パパにお願いすると必ず望みを叶えてくれると思っている節があるようです。喧嘩にならないわたしが理不尽に怒ったとしても、夫がわたしをなだめて先に謝ってくれます。夫のおかげで大きな喧嘩に発展しないので、夫婦仲はいつも円満です。(もしかしたら夫に我慢させているかもしれませんが)知識が豊富わからないことを夫に聞くと、何でも答えてくれます。妊娠中の生活や身体の変化、食事なども夫の知識に救われたことが多々あります。家事を完璧にこなす夫はわたし以上に家事が得意です。ひとり暮らし経験があるのと、お義母さんの教えの賜物でしょう。掃除に関しては、常に細かいところ(窓のサッシや換気扇、流しのぬめりなど)も見ていて、こまめに掃除してくれます。もともときれい好きな性格もあると思いますが、ずぼらで細かいことが気にならないわたしからするととてもありがたいです。夫は子どもたちに「大きくなったら掃除を教えるからね!」と言っています。さらに子どもたちは掃除機を見ると「これパパの」と言うほど、掃除はパパの仕事と思っているようですよ。わたしとしては、仕事も頑張ってくれている上に家事を任せて良いのかと思うこともありますが、お互い得手不得手を補っていければ良いのかなとも思っています。このように、夫の尊敬するところをあげていけばキリがありませんが、わたしも夫を見倣ってもっともっと成長していきたいです!編集後記親の目が届く範囲で、子どもたちをずっと見守っていても少し目を離したすきに怪我や事故が起きてしまうことも少なくありません。事故が起きてしまった際は何をするべきか慌ててしまったり、心配で不安な気持ちになったりと冷静さを失ってしまうこともありますよね。事故が起きないことが一番ですが、万が一に子どもが怪我をした際に対処法や備えをきちんと把握しておくことが大切ですね。また、少しでも安心して過ごせるように、インテリアを見直して危険なものや場所はないかチェックしてみてください。(ままのて編集部)妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!おおもりなつみさんのマンガが動画になって登場!ままのてで大人気の育児マンガが動画でも楽しめるようになりました。もちろん、おおもりなつみさんのままのてオリジナルマンガも動画になって登場していますよ。おおもりさんの描く年子3姉妹の日常をぜひ、ご覧になってくださいね。※「ままのてチャンネル」とは妊活・妊娠・出産・育児の情報を届けるチャンネルです。妊娠中や育児期のお役立ち情報のほか、マンガ動画も配信していますよ。お気に入りの動画を見つけたら、ぜひチャンネル登録してくださいね。過去のエピソード著者情報
2021年04月30日家事も育児もほぼ1人でこなさなければならない『ワンオペ育児』。実家や義実家といった頼る場所が近くになく、夫婦2人で家事育児仕事をする場合、パートナーのどちらかに育児と家事の負担がかかり過ぎてしまいます。また離婚や死別、単身赴任などさまざまな理由から1人で子どもを育てている人も、すべての負担や責任が自分にのしかかってしまいます。そんなワンオペ育児のしんどさに対するTwitter上の呟きが、共感を得ています。つ ひ つ 育ら と ら 児い り い をん で ん すだ 育 じ るよ 児 ゃ のな を な があ す く る て の が— Yuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父⛅ (@yetweet0116) March 19, 2021 「育児をするのがつらいんじゃなくてひとりで育児をするのがつらいんだよなぁ」この言葉、ワンオペ育児経験者の方なら誰もが共感できるのではないでしょうか。これはYuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父(@yetweet0116)さんのひと言。Yuri (Egga)®︎さんは、4歳のひとり息子のパパで、仕事復帰している妻との3人暮らしです。普段から息子くんとの日々をTwitterでアップしており、特に週末はYuri (Egga)®︎さんが息子くんの面倒を見ているとのこと。この呟きは、Yuri (Egga)®︎さんが週末に息子くんと買い物に出かけた際に思った言葉だそう。ちょっぴり疲れているんだろうな。今日はふたりで約束していた買い物に行ったけど、家族揃って買い物に来ている人たちが楽しそうでキラキラして見えてしまって、そそくさと帰ってきてしまった。でも息子のためには笑顔でいなきゃー。— Yuri (Egga)®︎/ 4歳息子の父⛅ (@yetweet0116) March 20, 2021 買い物は息子くんと約束していたものですが、「家族揃って買い物に来ている人たちが楽しそうでキラキラして見えてしまって、そそくさと帰ってきてしまった」といいます。子どもと一緒の買い物って本当に大変です。たくさんの荷物を1人で持ち、駆けまわる我が子を追いかけ、ほかの人とぶつからないように配慮。お菓子やおもちゃ売り場ではぐずられ、目的の買い物を終えた頃にはぐったりしてしまいます。「自分1人ではなく、この場に妻(夫)がいれば。もっとほかに人手があれば……」そう思ったことがあるパパさん、ママさんは多いのではないでしょうか。きっとYuri (Egga)®︎さんも買い物に来ている家族連れを見て、ひとり育児の状況に気持ちが参ってしまったのかもしれません。このつぶやきには、共感の声が続々と寄せられています。・それはありますね……。人とやれば解決策も出てきたり選択肢も増えたりしますし。・今全く同じことを思っていたので、通りすがりに勝手にフォローさせていただきコメントまでしてしまいました。同じ境遇の方がいるって少し救われる……。土日はいつもそれを思うので憂鬱になっちゃいます。・気持ちが分かりすぎて、コメントします!「ひとりで育児する」って過酷ですよね。子育ての環境は家庭によってさまざまですが、誰か1人だけに負担が集中するのではなく、一緒に支え合いながら育児ができるといいですね。命を育てる子育ては、個人の頑張りだけでは乗り越えていけない壁があります。だからこそ働き方や預け先など、子育て世代を取り巻く労働環境や社会環境がもっと改善されることが望まれています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月09日家事や育児の分担に、育児方針の違いなど、さまざまな理由で起きてしまう夫婦喧嘩。前回は、夫婦喧嘩の原因について、アンケートを元にみてきました。今回は、喧嘩しない夫婦の実情や、夫婦喧嘩の必要性について考えてみたいと思います。■喧嘩をしない夫婦もいる?寄せられたアンケートには、「夫婦喧嘩をしない」というコメントもみられました。「最近喧嘩してない! 7年位前に、私が八つ当たりしたのですが、見事スルーされ喧嘩にならず。平和ですみません!」「喧嘩はしません。いろいろなことを諦めています」「喧嘩にはなりません。夫は言いたいことを遠慮なく言ってきます。 言い返すとさらにひどく言われてしまうので、黙っています。言い返したこともあるのですが、よけいに 逆上するのでやはり黙っているのがベストみたいです」喧嘩しないのも、仲がいいからという理由と、我慢しているからという理由の2種類があるようです。夫婦仲が円満で、喧嘩にならないという夫婦は理想的に思えます。ただ、どちらかが諦めの気持ちから我慢している場合は、果たして喧嘩をしなければいいのかと、疑問を感じずにはいられません。■喧嘩の解決のために大切なのは「話し合い」喧嘩をなくしたり、減らしたりするために、多くの人から寄せられたのは「話し合いや情報共有をして解決している」という声でした「子ども4人にも恵まれ、仕事も忙しく、お互いを思いやれない時期がありストレスをぶつけ合うせいで毎日大喧嘩。離婚寸前までいきました。お互いに冷静になってどこがダメだったか、直さないといけないかを正直に話し、離婚を乗り切りました。そして、今までよりも2人きりで出掛ける時間を増やしました。それ以来、距離が縮まり、より一層仲が深まった気がします」「旦那の稼ぎが悪い時期があり、努力もしなかったので喧嘩した 。家事育児は私担当なのに、私よりも稼ぎが少なかった。きちんと話し合ったら家事育児もやるようになり、年収もあがった」「話し合いって大切だなと思います。 職場恋愛で、オープンに話ができ、相手の事をよく分かって結婚したつもりでした。 結婚すると、お金や健康、仕事のバランス、子どもの事。細かいなって思う様な事から、難しいテーマを深く掘り下げて話し合わなくてはならない事も増えていきますね。言いたくない事でも言わなくては伝わらない」「カレンダーにみんなの予定を書かないといけないルールがあるんだけど、予定を入れると子どもをみてくれるから助かった。お互いのスケジュールがわかったほうがストレスなく、暮らしやすいです」おそらく、多くの夫婦喧嘩は、コミュニケーション不足から起きているのではないかと思います。長く一緒にいると、つい「言わなくてもわかるのではないか」と思ってしまいますが、伝えることをやめたら、自分の気持ちはなかなか相手には伝わりませんよね。またスケジュール管理についても、きちんと共有することで、行き違いを防ぐことができるというコメントも寄せられていました。実際に筆者も数年前からアプリの共有カレンダーを使用していますが、使用前に比べて予定の共有がスムーズで、スケジュールの把握についてのストレスがなくなりました。話し合ったり直接コミュニケーションをとる時間が取れない場合には、便利なツールを用いることで解決できるかもしれません。■夫婦とは? なぜ夫婦喧嘩をしてしまうのか?そもそも夫婦喧嘩をしてしまうのは、何が原因なのでしょうか。ここからは、 「長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは」 から抜粋をして、夫婦喧嘩の理由と対処法について考えてみたいと思います。夫婦喧嘩の理由はさまざまですが、共通しているのは「どうしてわかってくれないの?」という夫婦なのに理解してもらえない怒りです。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 「理解されない」という怒りの感情が、夫婦喧嘩の元になっているそうです。近い存在である夫婦だからこそ、その思いがこみ上げてしまいますよね。そして喧嘩がヒートアップすると、相手を納得させる、言い負かすことに焦点が移り、何に対して怒っていたのかブレ始めるのだそう。そうなると、そもそも怒っていた原因を忘れ、さらなる大喧嘩へと発展してしまうことも…。喧嘩になるプロセスを冷静にみてみると、怒りが脱線していることも多いと実感します。ただ、夫婦喧嘩は悪いことではないのだそう。喧嘩は、夫婦が本音を言い合える絶好の場で、お互いの気持ちや考えを知る機会でもあります。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは たしかにお互いの気持ちを言うことは大切ですが、言いすぎて離婚にまで発展してしまうのはできれば避けたいところです。夫婦喧嘩はしてもいいけど、早く収めることが大切だといいます。それでは、早く収めるにはどうすればいいのでしょうか。怒っている時はお互いの心が激しく動いてるときなので、相手の言葉に乗って売り言葉に買い言葉と感情的になってしまうと、喧嘩はいつまでたっても収まりません。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 具体的には『あなたはこう思ったんだね』『そういうことがあったんだね』と事実だけを話すようにします。事実だけを冷静に言葉にするだけで、相手に共感する必要はありません。人間は、Aの心で接されると、自分もAの心で返すようになる習性があります。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 大切なのは、感情的にならずに冷静に事実だけを話すこと。もし、感情が高ぶっていて、冷静に話せないという時には、どちらかがその場を離れるブレイクタイムを設けるといいそうです。これは「タイムアウト」と呼ばれる方法で、カッとなって子どもを怒ってしまうときにも使える方法です。短時間でもその場を離れることで、脳が切り替わり、感情のクールダウンが促されるといいます。まずはその場を離れて、自分の感情を落ち着かせると、冷静に話し合いができるようになるのだそうです。ここまで、夫婦喧嘩について考えてきました。最後に、結婚や夫婦について、考えさせられるようなコメントもご紹介します。「結婚は、お互いの努力と忍耐が必要だと思います。チームワークです。1人だけ頑張ってもダメ」「子育て中、自分だけが頑張っている、夫はなにもしてくれないし、やってくれたとしてもできていないし足りない、と思ってました。子どもや夫へのいら立ちが解消されないことから友人に相談したりしていく中で、自分の思いやりが欠けていたことに気づきました。『家族は家族だから何を言っても大丈夫』『気を使う必要はない』という思い込みが私にもありました。大事な家族だからこそ気を使い、思いやりを持って接する必要があると学びました」長年一緒にいても、夫婦はしょせん他人同士で、深く話し合わないと理解しあえないことも多いと思います。理解しあうためには、チームワークが必要ですし、相手への思いやりが不可欠だと、コメントからもよくわかります。お互い腹を割って話し合うこと、感情ではなく事実を冷静に伝えることを意識して、少しずつ理解や絆を深めていけたらいいですね。前編はこちら
2021年04月08日ピンクのパンダが親子を救う…かもしれない。5人目はパパの登場です。■夫婦で赤ちゃんを楽しみにしていたのに…子育てに悩むのはママだけではなくて…。泣き止まない赤ちゃんに戸惑うパパ。そこにすっと現れたのは…。がんばろうと思うのに、うまくいかない育児。そんなパパをみかねて、赤ちゃんを連れて行ってしまったママ。パパの想い、そしてママの悩みとは…?さて、パンダ登場!→次回に続く!(全5回)
2021年04月02日出産してから重くなった生理。経血量と貧血が特にひどく、動くこともままならなくて……。でも、そんな私を見て、これまで育児に積極的とは言えなかった夫の行動が一変!! パートナーに生理のつらさをわかってもらうのは大事だと痛感しました。 産後2カ月。母乳をやめたらすぐに生理が再開私は27歳で出産。産後は母乳育児を頑張っていたのですが、乳首が切れてしまい、それが痛くて痛くて……。自分にしかできないという使命感はあったものの、耐えがたい激痛に、母乳をあげるのがつらくなってしまいました。 産院で相談したところ、産後2カ月ちょっとで母乳をやめることに。寂しい気持ちもありましたが、心がしんどく、娘の体のことも考えて、決断しました。 やめてみると、心も体もラクに。すると、すぐに生理が再開しました。産後2カ月のときのことでした。 ハンパない経血量&貧血で、動けない!!産後の生理は、生理痛こそ妊娠前より軽くなったものの、特に生理初日から2日目の経血の量がすごくて。妊娠前までは昼用のナプキンで十分だったのに、夜用ナプキンでも2時間もたないくらいで、動くたびにドバッと出る感覚もありました。こんなこと初めてでびっくりしましたし、貧血もひどく、グッタリとして、とにかく動けないのです……。動けないと……娘のお世話ができない! そんな私を見て、夫がひと言「休んでな」と言ってきました。 実は、このころの夫は育児に積極的なタイプとは言えず、だからこそ具合が悪くても自分が頑張るしかないと思っていたのですが……。「え、休んでいいの? 大丈夫なの? あなただけでできるの?」と驚きました。 夫が育児に積極的になり、私は自分の体を見直せたもともと夫は、生理に対して理解のある人で、妊娠前、私が生理のときは「寝てていいよ」「具合は大丈夫?」と気にかけてくれるような人でした。ただ、出産後は育児のことですれ違いが多く、ほぼ毎日喧嘩ばかりで……。 私は夫婦一緒に育児をして、娘の成長を見守りたいのに、夫にはそれが伝わらず。夫が「休んでな」と声をかけてくれたのは、「この人とこれ以上一緒にいるのは無理かも……」とまで思いつめていたときのことだったので、私は感動してしまいました。 その日から夫は育児に積極的になり、娘ともたくさん遊んでくれるようになりました。私は夫と協力しながら、一緒に育児をできようになったことが楽しく、またかわいい娘の成長を一緒に見られることがうれしくて、 喧嘩もなくなりました。 産後の生理はつらい症状がありましたが、これをきっかけに、夫はが育児に積極的になってくれました。そして、そのおかげで、私も整体に行く、食事に気を付けるなど自分の体のメンテナンスができるように。 子どもだけでなく、自分の体も大事にしなくてはと思いました。 監修/助産師REIKO文/ほにゃみさん
2021年03月13日■前回のあらすじ丸1日家事育児を体験し、その大変さをようやく理解した夫。娘が生まれて以来初めて、夫婦として心を通わせられた瞬間でした。■夫婦は助け合いが大事!この連載を通して一番伝えたかったことは、育児中の無理は禁物だということです。育児って、孤独との戦いです。場合によっては、一番身近な存在の夫にすらも理解してもらえないこともあります。そんな時は、我慢せずに不安でも不満でも夫婦で徹底的に話し合うべきだと思います。育児に対する労いの言葉ひとつあるだけでも、孤独感はかなり薄れるものです。もちろん外で仕事をすることも肉体的にも精神的にも大変なこと。なので、お互い「自分が大変な時であっても相手のことを思いやる気持ち」が大切なんじゃないかなと思います。「育児ノイローゼになった話」はこれで完結です。お読みいただきありがとうございました! 【同じテーマの連載はこちら】 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2021年02月11日■前回のあらすじ夫に家事育児を任せて、なかば強引に家を出たうずら。公園の駐車場でひたすら時間をつぶし、家に戻ってみると…。■夫から思わぬ労いの言葉が…ついに伝わったと思った瞬間。当事者として家事育児を体験することで、ようやく夫もその大変さが理解できたようでした。■夫婦として心を通わせられた瞬間ただ労いの言葉をひと言だけでも聞きたかった…。娘を産んで以来初めて、夫婦として心を通わせられた瞬間でした。次回に続く! 【同じテーマの連載はこちら】 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2021年02月10日■前回のあらすじ夫とようやく話し合いができるようになり、改めて自分の本当の気持ちと向き合ってみると…■育児の苦労も喜びも夫婦で一緒にお互いに悪いと思っていたことを謝り、これからは夫婦ふたりではる君の成長を見ていきたいと、ちゃんと伝えることが出来ました。■言葉にすることの大切さを痛感喧嘩がなくなったわけでもないし、夫の仕事が忙しいことも変わらないけれど、お互い要望を伝え、歩み寄ることでこんなにも穏やかに過ごせるようになりました。お互い感謝の気持ちを忘れずに、これからもふたりではる君の成長も、育児の大変さも一緒に共有して楽しく過ごしていきたいです!最後までご覧いただき、ありがとうございました! 【同じテーマの連載はこちら】 夫婦の危機 この連載の全話を見る >> 旦那も、地獄の新生児編 この連載の全話を見る >>
2021年01月04日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ 今回は、ライブドアブログの公式ブロガーでもある、あざみさんの育児マンガをご紹介! コロナの影響で幼稚園も学校も休み、自粛要請でお家の外にも行けない…そんな日々と夫の仕事、多忙な時期がドンピシャリと重なる。 こんなときこそ夫婦協力!オトンだってこの先どうなるかわからない世界で毎日精神すり減らして仕事を頑張ってるんだ。連日引きこもりワンオペ育児だけど、私も頑張らなくちゃね……そんなことを考えていたある日のこと。 久しぶりにオトンが家にいる!それだけでちょっと心が安心。だけどたまの休みだしゆっくりさせてあげなきゃね。そしていつも通りワンオペ。そしてふと思う。 てゆうかオトンだけ何してるん?てのひらクルーっ!ゆっくりさせてあげなきゃって自分で思ったくせに今度は1人寝室でのんびりしてるオトンに対しイライラしちゃうオカン。不公平ちゃう? 気づけば夕方。そこにはキッチンでたこ焼きの準備をしていたオトンがいた!オトンが焼いたたこ焼きが美味しすぎて食べすぎちゃったせいか胃が痛くなったオカン先に寝かせてもらうことに。 ところが……歯磨きもしてないオムツも変えてないさぶちゃんが寝室にきて我の眠りを妨害しておるぞ?オトンは一体何してるってんだ。 出典:ライブドアブログ 体調不良のあざみさんに「任せとけ!」とご主人から頼もしい言葉をもらったのに……? 一体ご主人は何をしていたのでしょうか……? 著者:あざみ2014年3月長男、2015年9月次男、2018年2月三男を出産し3兄弟の育児に奮闘中。書籍の発売が決定!「育児書が教えてくれない 育児のホント 妊娠から1歳までのリアル体験談」
2020年05月27日産後の育児には本当に不安がいっぱいでした。私たち夫婦はお互い芸人をしていて仕事もあり、2人で協力して育児をしていくことが必須だと感じていました。だから友人がよく言っている「旦那が育児をしてくれない」「独身時代と何も変わってない」というような状況にだけはするまいと、スタートからいっしょに育児をしていこうと思っていました。きちんと役割を決めておいた方が良いのではとも思っていたのですが、仕事やら何やらでバタバタしているうちに出産し、そのままジェットコースターのように怒涛の育児が始まってしまいました。結果的に、役割を決めることはありませんでした。それもあって、「夜泣きも私しか起きないんだろうな…男の人は赤ちゃんの泣き声聞こえないって言うし…」と想像していたのですが、旦那は夜も息子の泣き声に敏感に反応してくれていました。母乳がメインの育児だったため、結果的に私は常に授乳し、それ以外のことは旦那にお任せという感じになりました。今では私以上にオムツを替えるのが手際よく、本当によく育児をしている旦那。役割を決めなかったことが意外に私たちにはうまくハマりました。もし役割をきっちり決めていたら、相手がその役割をやっていなかったときにイライラしてしまっていたかもしれません。もちろん、それなりにモメることはありましたが、今相手がこういう状況だから、自分はこうしておこうなど、自分の頭で何をしたら良いのかその都度考えることができたため、お互い能動的な育児になったことがとてもよかったです。
2020年04月08日パパイラストレーターのYUDAI9℃(ユウダイクド)と申します。今回は、奥さんと2人で過ごす貴重なひとときに関するエピソードをお届けします♪子どもが小さいうちは、なかなか夫婦2人の時間が取れません。 子どもが早めに寝てくれて、奥さんと2人でお茶を飲みながら将来のことや、最近の出来事、面白いテレビ・ラジオの話などたわいもない会話ができる時間は、夫婦にとって大事なひととき。でも、寝室から聞こえる子どもの泣き声により、そんな時間は一瞬でかき消されるのです。しかし、寝室でひとりぼっちで泣く子どもをあやしているとき、「ああ、この子は1人だととても不安なんだな」と改めて実感し、より一層子どもが愛おしくなるのです(笑)。 夫婦2人の時間も、家族3人でいる時間も、どちらも大事な時間ですよね。 著者:イラストレーター YUDAI9℃2017年6月4日生まれの男の子を子育て中のパパイラストレーター。奥さんと子どもにどうにかして好かれたい一心で、毎日生きている。普段はこぶたのキャラクター「ポトフスキー」を描いている。Twitter:@yudai9cInstagram:@jyo_taro_san
2020年02月21日どうもこんにちは! のばらです。さて、今回は小さなことから起こってしまった夫婦喧嘩のお話を少々。うーんじゃねえよ!他に言うことないんかい!しかも今テレビ観てただろ!!…すみません取り乱しました。他のことならまだしも、よりによって我が子のことについて相談してるときにテレビを観たまま適当な返事をする夫に、普段のストレスが重なり私の中でなにかが切れてしまったのでした。<次回に続く>
2020年02月21日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 平日の日中は、双子のワンオペ育児に奮闘しています。そんな私は、ベビーシッターも家事代行もしてくれるサービスを利用しています。今回は、子どもたちが1歳になるまでの大変な時期に双子育児を助けてくれたベビーシッターサービスを、どのようなときに利用したかについてご紹介します。 1人だけ体調を崩してしまったとき双子育児で一番困ったのが、1人だけ体調不良! というときでした。私ひとりで2人を病院へ連れて行くと、自分の注意が子どもたちに行ってしまい、先生の言葉が頭に入らないことが多く困っていました。 ベビーシッターサービス利用開始後は、元気な子どもは預けて体調不良の子どもだけ病院に連れて行き、先生の話に集中できるようにしています。双子ならではですが、その後元気だった子どもも同様の症状が出ることが多いので、1人目で対処方法などしっかり聞いておくことで、2人目の悪化が防げるようになりました。 家事が回らなくなったとき家事ができなくても「双子だからしょうがない」と普段から割り切っていますが、あまりにもできないことが続くと、気分が落ち込むことがあります。そのようなときには、ベビーシッターサービスを利用して、自分は在宅のまま育児に専念し、掃除や料理などの家事代行をお願いします。 家がきれいになり手作りの料理があると、心に余裕ができて、双子育児をいつもより楽しめました。ベビーシッターさんの場合、家事をしながらも2人が同時に泣いたときに助けてくれるので、家事代行のみのサービスよりも頼もしいです。 夫婦のリフレッシュわが家の双子育児は、夫も帰宅後や土日は育児に追われているため、夫婦で24時間休みなしの状況。月に1度でも、ベビーシッターサービスを利用して大人だけの時間を作ると、良いリフレッシュになります。今利用しているサービスは、登録料や月額費用が無料で、2人預けると1時間2,000円程度です。 保育園での一時保育より割高ですが、自宅での保育なので、子どもたちの荷物をかばんに詰める作業も必要なく、気軽に利用できます。2人分の荷物にすべて記名し準備するのは地味に大変なので、助かっています。 双子家庭はベビーシッターサービスを利用していることが多いようで、「他の双子ママもベビーシッターを利用していますよ!」と担当のベビーシッターさんから話を聞きました。手のかかる双子育児だからこそ、ベビーシッターサービスを利用して、少しでもラクになるように育児の負担を減らしたいと思います。 著者:浅間ゆか双子女児の母。結婚を機に引越し、住宅購入、双子育児と慌ただしい日々を過ごす。自身の経験をもとに、出産・育児などを中心にライターとして活動中。
2020年01月23日「子どもが生まれるまでは違ったのに…」夫婦関係の分岐点を“子どもが生まれるまで”と捉える男女は少なくないはず。母親として育児や家事に追われる毎日のなかで、気づけば夫の存在が心のなかで不在になっていたり、逆に家族のためにと仕事に打ち込んでいるうちに、いつの間にか夫として父親として家族から孤立していたり…幸せになるための家庭という場が苦しみの原因を作ってしまうことさえあるのです。ならば、子を産み、育てながら、家族として幸せに生きていくためにはどうしたらよいのか?そんな難題に真正面から向き合ってくれるのが、男女のパートナーシップについて漫画でわかりやすく描いた 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 (KADOKAWA)です。著者である渡辺大地さんの実体験を元に、2人の男女が出会い、結ばれ、家族となり、その後のさまざまな課題に直面しながら乗り越えていく姿は目からウロコのヒントにあふれています。<著者 渡辺大地さん>「株式会社アイナロハ」代表取締役。「産後サポート ままのわ」事業を運営し、受講者累計1万人以上を突破する父親学級の講師も務める。著書に『赤ちゃんがやってくる!~パパとママになるための準備カンペキBOOK~』、『産後が始まった!』(KADOKAWA)、 『産後百人一首』(自然食通信社)、 『お産とオッサン。-SANGO ON FIRE!-』、「産後手帳」シリーズ(アイナロハ)、『ワタナベダイチ式! 両親学級のつくり方』(医学書院)など。■結婚前からこんなに違う男と女の頭の中現在、一男二女の子どもをもうけ、家族5人で暮らす渡辺家。順風満帆に3人の親となり、家族円満の日々を過ごしてきた…というわけではなく、一人目出産後には育児に対する夫婦のすれ違いにより離婚危機を経験したという夫の大地と妻のコトミ。そんな経験をふまえ、産後の問題はけっして「子育て」の問題だけでなく、「夫婦のあり方」が重要であると説き、産後を乗り越え、家族のつながりを深めるための「パートナーシップ」ついて書かれたのが本書です。ストーリーは、さかのぼること大地とコトミのなれそめから始まります。コトミからの逆ナンをきっかけに出会った2人は、その後交際に発展し、同棲期間を経て、結婚。知り合いから恋人へ、そして夫婦になるまでの一連の流れを描いた第1章では、2人の男女がお互いの価値観や習慣の違いに初めてぶつかり、自分の「普通」とパートナーの「普通」の違いについて学んでいきます。家計への考え方やもらってうれしいプレゼントの違い、帰宅時間を連絡する・しないなど些細なことで喧嘩が絶えない2人。考え方の違いは、他人だからこそ当たり前。しかし問題は、「帰宅時間を連絡する男はダサい」という思い込みにとらわれる大地が、ご飯を食べず大地の帰宅を待っているコトミの気持ちに気付かないことです。結果的にコトミの言葉により、パートナーとの考えの違いを認識し、相手を尊重することを学んだ大地ですが、そもそも自分とは違う考えを受け入れたり、気持ちに気付いたりすることは容易なことではありません。しかしお互いを理解し、気持ちを知るためのカギを握るのが、「パートナーとのコミュニケーション」なのです。面倒であっても会話をきちんと交わすことが、パートナーに対して興味関心を示すことであり、課題解決には必要不可欠であることを本書はまず訴えます。さらに結婚に対する価値観が異なる大地とコトミがそのハードルを乗り越えられたのもまた、話し合いにより「こうあるべき」の思い込みを取り除くことができたからでした。大地が結婚への勝手な思い込みで自分をがんじがらめにして身動きがとれなくなった時、問題解決に導いてくれたのはコトミによる新しい価値観の提案でした。パートナーとの違いを認め、受け入れるのはとても難しいことです。しかし自分にはない新しい考えによって時に救われたり、人生の選択肢を広げてくれたりするのも、また事実なのです。 ■なぜ夫を嫌いになるのか? 夫婦に待ち受ける深い落とし穴産後、急激に夫婦仲が悪化する状況を指す「産後クライシス」。本書のコトミと大地も第一子誕生を機に夫婦のすれ違いを起こし、まさに産後クライシスの状況に直面します。しかし大地は自称イクメンを名乗り、「よいパパ」であることを信じて疑わないため、夫婦の危機にももちろん気付かない状況…。夫がよかれと思ってやっていることがすべて裏目に出てしまっている状況のなかで、夫を頭ごなしに否定することもできなければ、「子育ては母親の仕事」という思い込みから、夫の助けを求めることもできないコトミ。このまま話し合いもなく、すれ違っていくことを恐れたコトミはあることを思いつきます。夫婦会議とは週1回1時間、テーマを決めて夫婦で軽い話し合いをするというもの。子どもが生まれて、夫婦の会話が子ども中心になった生活に危機感を抱いたコトミが発案した夫婦のコミュニケーションの場でした。愛し合って結婚したはずの2人が皮肉にもわが子の誕生をきっかけに歯車が狂い出し、完全に冷めた関係に陥る…。これはけっして珍しいことではないのではないでしょうか。むしろ夫婦関係の落とし穴はすぐ足元まで迫っていることも…。問題は育児や仕事、それぞれの忙しさを理由に向き合うことから逃げ、取り返しのつかないほど2人の時間を逃していると当人同士が全く気づかないこと。ちょっとした話し合い1つで解決できた問題を、余裕がないことを言い訳に面倒なことから逃げ続けた結果が、修復不可能な夫婦関係なのです。夫婦のコミュニケーションは、子を授かった幸せを大切に守り続けるためにも絶やしてはいけない夫婦の必須事項であることを、あらためて本書を通して知ることができます。■思い込みからの解放!息苦しくない家族のあり方2人だけの世界に浸れた恋人期間とは異なり、結婚には家同士のつながりが生まれ、義父母との付き合いに頭を悩ませることも…。家庭ごとに文化が異なるため、義実家とはまさにアウェイの地。なじみのない習慣や考え方にどう対処すればよいかは、なかなか難しい問題でもあります。「家事は女がするもの」という家庭に育ったコトミに対して夫婦平等の考えを持つ大地。対して実家からの連絡がほとんどない大地の家庭とは真逆なほど家族との関わりを重要視するコトミ。生まれ育った環境が異なることで、意見を衝突させることもしばしば。人は異質なものに対してつい「普通は…」と自分ルールで相手をねじ伏せたい気持ちになるけれど、「普通」の定義は人それぞれなのです。価値観に正しさを突きつけることはお互いにとって息苦しいだけの結果を招いてしまいます。結局大切なのは、違いを認め合い、受け入れること。そして違うことに良し悪しの評価を持ち込まないこと。なぜなら“家族は味方”だからこそ、相手を非難し、傷つ合うことで何も生まれないからなのです。夫婦は合わせ鏡と言われるようにパートナーとの関係は、今の自分の姿を映す鏡でもあるのです。夫にイライラしたり、妻の存在を面倒に感じたり、相手を非難し嫌うことは、その相手を選んだ自分自身を罵り、否定しているのと同じ。そして相手と向き合うことから逃げることは、自分の弱さから逃げていることでもあるのです。子どもが生まれ、一筋縄にはいかない育児のなかで、よりよい夫婦関係を築くのは容易なことではありません。しかし、よりよきパートナーシップへの挑戦は、自分自身と向き合い、新しい自分とも出会うきっかけとなるもの。夫婦、家族という小さな共同体の場で、私たちはそれぞれの成長を促され、弱い自分に立ち向かう勇気と覚悟を試されているのかもしれません。 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 渡辺大地著 イラスト・漫画 青柳ちか(KADOKAWA)1,150円(税抜) まだ「イクメン」が珍しかった2014年に発売、“パパ目線の産後クライシス”のリアルなエッセイとして話題となった『産後が始まった! 夫による、産後のリアル妻レポート』の第2弾。著者が実体験を通じて考え、学び、たくさんのファミリーの悩みを解決して確立した、さまざまな家族の問題を乗り越えるための「夫婦のパートナーシップ学」を解説します。●公式HP アイナロハ ●Instagram: @ainaloha2011 ●Twitter: @ainaloha2011
2019年12月22日「子育ては母親メイン」という価値観が強いなか…どうやって夫に家事育児に参加してもらい夫婦関係も良好な形を築くのかというのは、多くの人が抱える悩み。どんな解決策があるのでしょうか…。漫画家・水谷さるころさんは、夫といがみ合わずに暮らしたい! をテーマに自分たちに必要なルールを導き出しました。フェアな子育て実現のために奮闘する日々を描いた 『目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで』 では、そのルールを解説。この1冊に、あなたの家庭の働き方改革のヒントが隠れているかも。水谷さるころ(みずたに さるころ)さん千葉県出身。イラストレーター、漫画家、グラフィックデザイナー。2016年に自身の結婚、離婚、事実婚で再婚したアラサーの10年を描いた『結婚さえできればいいと思っていたけれど』(幻冬社)を出版。趣味は空手。さるころの育児マンガ マイル日記: Twitterアカウント: @m_salucoro 家の中のことは漫画に描いてもいいという夫婦間の約束の元、夫婦の日常をオープンに見せるエッセイ漫画が人気の水谷さるころさん。夫婦関係を良好にするコツ、子育てについてをお話くださいました。■夫は、論破されると喜ぶタイプ――夫・野田Dさんは、どのような人ですか?うちの夫は、論破されるとキュンとするタイプなんです。自分をロジックや何かで負かしてくれる、自分より優れている何かしらの能力があって、学びがあるのがいいらしいです。NOが言えないタイプの人だと、何も返って来ないから、得るものもない。それがつまらないのだそうです。言い返してくれて、自分が間違っている時に、間違ってるって言ってくれる人が好き…という、ちょっと不思議な人です。■失敗から学んだのは、頑張りすぎないこと――はっきりNOをいう妻、論破されたい夫。相性がとてもいいですね。そうですね。相性はとてもいいと思います。私は、最初の結婚では自分さえ頑張ればいい…NOを言うより頑張ればいいという考えでした。――なぜ変わったのですか?離婚を通し反省したことは頑張りすぎるのってよくないなってこと。自己責任という言葉で、「自分が頑張ればOK」という感覚が今の社会には蔓延していますよね。でも、そうやってすべて自分で背負ってもダメだし、人のせいにしていてもダメだし、バランスを取ることが大事なんだと気がついたのです。人の人生まで背負うのって無理なんですよね。夫はこういう人だから、私がこう頑張ればいいっていう解決法には限界があるんです。それを反省した結果、NOとかこれは無理とハッキリ言えるようになりました。そしていい関係を築けるようになりました。■問題は視覚化。“ルール作り”で良好に――水谷さん家族が実践している我が家のルールの中で、ぜひみんなにも取り入れてほしいルールはありますか?“共有財産を持たない”とかは我が家の特別ルールですよね(笑)多くの方に当てはまるものでいうと、我が家のルール4“「察してチャン」は禁止”かな。ルール6の“おかしいと思ったら即話し合い 要求はわかりやすくはっきりと”も、“「察してチャン」は禁止”と近いですよね。夫婦間で、自分は何がイヤで何をしたいのか、ちゃんとコミュニケーションをとることが大事だと思うのです。■日本の教育はコミュニケーション下手を生む?!――確かに。ただそれって、なかなかの労力が必要ですよね。そうなのです。自分の意見を言わずに相手を受け入れるのって、実は楽なのです。自分で抱え込んじゃえば、コミュニケーションを頑張らなくていいので、楽なんですよ。でも、相手との健全な関係がほしいなら、全部を受け入れちゃダメ。努力が必要です。日本の教育って、我慢や自分の意見を主張する前に周りと調和することを教えるところがあって、自分の意見を言う練習をしてないんですよ。私たち世代は特に、まず、自分の気持ちは抑え込むものだって教えられてたと思うんです。そうすると、今私は悲しいのか、苦しいのかすら、わからなくなって、だから、コミュニケーションが上手にできず、夫婦関係がうまくいかないという結果を招いてしまったのではないかと。■抑圧せず自分の意見を持たせる子育てを意識――それって、子育てにも関係してくることですよね。本当にそうだと思います! だから私は子育ての中で強く意識しているのが、“何がしたい”そして“何がいやか”を、とにかく自覚させること。「●●をしなくちゃいけないから、これをしなさい」という話し方ではなく、息子と「何がやりたくて、何がイヤなのか」を会話してから、「だけど、今はこれをしなくてはいけない」という風に接するようにしています。離婚をきっかけに自分の心の声を整理整頓。常識や世間体を取っ払ったところで、自分が本当に欲しいものを導き出した水谷さん。人生には失敗はつきものです。でも、ただの失敗で終わらせない。そこから何かを得る。そして新たなる夫婦関係、親子関係に役立てる。この精神こそが、強さに繋がるものなのかもしれませんね。後編では、水谷さん家族ならではの、ちょっと変わった、でも説得力のあるルールについて教えてくれます。■今回のお話を伺った水谷さるころさんのご著書 『目指せ! 夫婦ツーオペ育児 ふたりで親になるわけで』 (水谷さるころ/新潮社 ¥1,080(税込))
2019年07月30日こんにちはとまぱんです。「令和ママ川柳」という企画で一句読まさせていただきました。いつもふざけた記事や漫画を書いてますが今回だけ少し真面目に書いてみました(笑)。■夫が「ありがとう」「おつかれさま」を言ってくれない!みなさんはご主人に日頃「ありがとう」「おつかれさま」と言われていますか? 私は以前全く言われていませんでした(笑)。もちろん、夫に何かしてあげたときは「ありがとう」と言ってくれますが、育児に関して「ありがとう」「おつかれさま」を言われたことがありませんでした。私は仕事から帰ってきた夫に「おつかれさま」と言うのに、夫は私に何も言わない...。私も今日一日育児がんばったのに! 疲れているのに!私の気持ちを理解してくれていない!そんな気持ちが大きくなり夫にあるお願いをしました。それを伝えて1週間くらいは言ってくれましたが、その後はまた言ってくれず…(笑)。しかし、夫が娘を数時間一人でみたり寝かしつけをするなど、夫もたくさん育児をやっていくうちに「寝かしつけありがとう」「今日もおつかれさま」など言ってくれるようになりました。■「ありがとう」「おつかれさま」を言われると安心する「ありがとう」「おつかれさま」。この言葉を言われるとすっと体が楽になるんですよね。自分をちゃんと見てくれている、理解してくれているという気持ちになります。こういう安心感は育児をする上でとても大切なのかな~と思います。育児は女性がするものという概念がまだまだ強いですが、そのような概念はパパを無意識に非協力的にしてしまい、孤独に育児をするママが増えてしまうのでは…と思います。令和の時代はそんな概念を振り払い、パパも育児にちゃんと寄り添う、「ありがとう」「おつかれさま」とママに伝える。ママも一人で抱えずにパパにヘルプをきちんと伝える。(でもパパが仕事で疲れて聞いてくれない、何度言っても理解してくれないことってありますよね。私は何度か粘り強く伝えました…笑)そんなパパとママがお互いに「おつかれさま」「ありがとう」を言い合える時代になればいいなと思います。\「1人で抱える」は平成でおしまい!/「令和ママ」は「OPEN子育て」主義! 家事も育児も1人で抱え込む時代はもうおしまい! 3つの「OPEN」 をキーワードに、もっとオープンな子育てをしませんか?平成から令和に変わるこの時代の変わり目に、ウーマンエキサイトは「平成」ママを調査結果から振り返り、新しい時代「令和」を生きる新しいママ像を提案します。■令和の時代に期待することを詠む「#令和ママ川柳」も大募集!最優秀賞の方には「令和(=018)」に合わせて賞金18万円を贈呈! さらに100名様以上の方を対象に数々の賞をご用意しています。応募期間は2019年4月23日(火)~2019年6月16日(日)23時59分まで。>>>「#令和ママ川柳」のご応募や詳しい応募要項は こちら から!
2019年05月27日いつまでもずーっと彼氏と仲良く暮らしたいというのは誰もが夢見る未来ですよね。その夢を叶えたラブラブ老夫婦の秘訣を探ってみました。挨拶は毎日、欠かさずに朝起きたら「おはよう」、帰って来たら「おかえり」「ただいま」など、挨拶は生活の潤滑油です。たとえ、ケンカをしてしまって気まずいなと思っていても、無視は絶対にダメです。挨拶ひとつで、お互いの心が和みます。ケンカを長引かせないコツとも言えます。ケンカが長引くと思わぬ行動を引き起こし、取り返しのつかないことになりかねません。どんな時でも、必ず挨拶をしようというのを二人の決め事にしておくとよいでしょう。過干渉は避ける相手のことが好きになればなるほど、何もかも知りたいと思う気持ちが募ります。それは自然なことですが、たとえ夫婦といえども踏み込んではいけない境界線があります。「昨日、誰とどこで何をしていたの」と聞きたい気持ちをぐっと抑えることも大切です。相手が言いたくないことを、細かく聞いたりしてはいけません。携帯電話や封書など勝手に見るのはもってのほかです。お互いのプライバシーを尊重し、なおかつ、相手を心配させない気遣いを身につけることが長くラブラブ度を保つ秘訣です。家族の悪口は言わない結婚は、お互いの愛情の合意により成立します。しかし、相手の家族との付き合い方も大切なことです。嫁姑の関係や、相手の兄弟姉妹と気が合わないなど、難しいこともあるでしょう。時には我慢も必要です。そういった悩みを相談するのは構いませんが、相手の家族を貶めるような悪口はNGです。感謝の気持ちを伝える長く仲良くしたいと思うならば、常に相手に感謝をしましょう。それは言葉にしなければ伝わりません。言わなくてもわかっていると思っていたというのは幻想です。どんな小さなことでも「ありがとう」と声に出して言いましょう。「ありがとう」はずっとラブラブでいるための魔法の言葉です。運転をしてもらった時、荷物を持って貰った時など、やってもらって当たり前だと思わずに、「ありがとう」と言ってみてください。もっと愛情が深まるはずです。
2019年05月16日いつの時代も、仕事や子育てには喜びがある反面、悩みの種であることも事実。そんななか、夫婦のすれ違いや育児の問題などをリアルに描いているのが注目作『パパは奮闘中!』です。本作では、ある日突然、妻が家出してしまい、残された子どもと仕事に悪戦苦闘する父親の姿が描かれています。そこで、こちらの方に作品への思いなどをお話いただきました。それは……。写真・角戸菜摘(ロマン・デュリス)主演を務めたロマン・デュリスさん!【映画、ときどき私】 vol. 226『タイピスト!』や『ゲティ家の身代金』など、世界的に活躍するフランスの人気俳優であるデュリスさん。本作では、苦悩する父親を見事に演じ切り、各国で高い評価を受けています。久しぶりの来日となった今回は、撮影秘話から意外な素顔までを語ってくれました。―これまでデュリスさんの出演作は日本でも数多く公開されていますが、来日は実に14年ぶり。ご自身のキャリアにおいて、この期間でどのような変化があったとお感じですか?デュリスさんこの14年間は印象に残るような映画やテレビシリーズがいろいろあったし、この作品も含めて僕としてはすごく満足しているよ。だから、少しずつ進化していると感じているんだ。それに、フランス映画のいいところは、いろいろなスタイルがあって、多様性のあるところ。だから、幅広い作品に出られることはすごく幸せなことだと思っているよ。―本作では俳優陣のすばらしい演技が際立っているように感じましたが、なんとセリフなしで撮影するという方法が取られているそうですね。そういった現場を初めて経験されてみて、いかがでしたか?デュリスさんセリフが決まっていない状態で演技をすることは、全身全霊を捧げなければいけないし、飛び込まなければできない部分もあった。しかもそれだけでなく、自分のなかからアイディアを出したり、いろんなことをクリエイティブしたりしなければいけないから、高い集中力が求められていたんだ。でも、それは僕だけでなく、ほかの俳優たちもみんな水に飛び込むようなリスクを犯していたよ。あとは、次にどんなセリフが出てくるかわからないから、要求されていたのは、いつも以上に耳を傾けること。だから、これまで台本通りにやってきたのは、古典的な方法であると思ったし、そういう意味でも今回はまったく違う現場だと感じたよ。自分とは違うタイプを演じるのが心地いい―セリフがないとは思えないほど、子どもたちとの自然なやりとりが印象的でしたが、子役も含めてアドリブだったのでしょうか?デュリスさんそうだよ。ただ、監督からはセリフではなくて、状況についての説明が書かれたものが渡されてはいたけどね。子どもたちから自発的にいいものを出してくれるときもあったけど、そうではなかった場合は、監督が子役のところに行って、なんとなくヒントを与えることもあったかな。いずれにしても、子どもたちはセリフを丸暗記しなくてよかったから、そのおかげでとても自然に演じることができたと思うよ。―デュリスさんの佇まいには生活感が漂っていて、まるで実在の人物かのようなリアルさがありました。役作りで意識したこと教えてください。デュリスさん僕は普段の自分とは違う人物を演じることに、心地よさを感じるんタイプなんだ。今回この役をどういう風に作り上げていったかというと、監督と話し合いをしたのはもちろんだけど、実際に工場を見学して彼らがどういう話し方や動きをしているかも観察したよ。オリヴィエの人物設定としては、見た目をまったく気にしない自然体な人。あとは、シフトが大変で寝ていないから、疲れた感じを出すことは意識したかな。―本作では、親子関係だけでなく、仕事の人間関係にも重点が置かれていて、人と人がわかり合えない部分も描かれています。そのことに関しては、どのように感じましたか?デュリスさんまさにそれがこの作品のテーマのひとつでもあるんだけど、オリヴィエには時間がないから周りにいる人たち一人一人の話を聞いてあげる余裕がないんだ。言ってみれば、オリヴィエは竜巻のなかに巻き込まれてしまっているような状態。工場では仲間を支援しようと一生懸命がんばるんだけど、そのせいで自分にとってより大切で、愛する家族に時間が割くことができなくなっているんだよね。これは興味深い設定だと思うよ。つまり、「自分はこういう生活をしたい」という願望とずれてしまっているんだ。もし時間的な余裕があれば、彼も他人に耳を傾けてケアできる人物ではあるはずなんだけどね。人間を非人間化する社会を告発している―オリヴィエは、職場ではリーダーとしてうまく振る舞えるのに、家庭のことは妻に任せっきりというタイプ。日本の男性にも多いため、女性は不満が募って突然家出する妻の気持ちがよくわかると思いますが、原因についてはどうお考えになりましたか?デュリスさんオリヴィエがこうなってしまった大きな原因は、やっぱり仕事。特に、ああいった工場で働く人たちというのは、企業の収益を上げることばかりを強要されているので、大変なシフトをこなしていかないといけないんだ。つまり、彼らは企業論理のなかで生きている人たちということになるよね。僕自身も工場の労働者のドキュメンタリーを見たり、本を読んだりしたけれど、利益追求型の企業ではこれがリアリティなんだというのはリサーチしたときに感じたよ。そんな風に、人間を非人間化するような状況をこの映画では告発しているとも言えるんじゃないかな。そういった環境で働いている雇用者は締め付けられていて、まったく家庭を顧みる時間を持つことができないのが現状。生活の快適さが欠けているからああいう状況に陥ってしまったわけで、だからこそ僕はオリヴィエを擁護したい気持ちもあるんだ。―確かに、この問題は彼だけでなく、働き方についても考えさせられます。ちなみに、劇中では妻をはじめ、母親や妹、同僚の女性など、オリヴィエはあらゆる女性たちと向き合うこととなりましたが、デュリスさんが女性と接するときに意識していることはありますか?デュリスさん特に何もないよ!というのも、実は僕は男性といるよりも、女性といるときのほうがより自分らしくいられるんだ(笑)。なぜなら男性といると、あれを言っちゃいけないとか、これをしちゃいけないとか、お互いに気を遣って付き合うようなところがあるんだけど、女性との場合はすごく素直に自分自身をさらけ出せるんだよね。理由はわからないけど、これは小さい時からそうなんだ。人生は最大限楽しんで生きるもの―女性とのほうが楽とは意外ですね。それでは最後に、日本の女性たちに向けてメッセージをお願いします!デュリスさん特にアドバイスはないけど、人生を思う存分楽しんで欲しいということは伝えたいね。やっぱり人生は最大限に生きなきゃ!これはいつも僕が思っていることでもあるんだ。あと、どうして14年間も日本に来なかったのかわからないけど、僕は日本が大好きで、京都や地方に行くのも夢だから、また近いうちに戻ってくるつもりでいるよ。最後に、みんなにたくさんのキスを送っておくね(笑)!インタビューを終えてみて……。長年、数々の作品で見てきたデュリスさんが目の前にいるだけで大興奮でしたが、ユーモアも色気もある素敵な佇まいに、終始くぎ付けになりました。今度は14年もあけずに来てくれると約束してくれたので、次回作とともに次の来日を楽しみにしたいところです。家族が出した“答え”に胸を打たれる!人と人がともに人生を歩むことの難しさや大切さを感じさせる本作。夫婦、親子、兄弟、友人、同僚といった人生に欠かせない人間関係や仕事への向き合い方について、一度立ち止まって考えてみるきっかけにしてみては?ストーリーオンライン販売の倉庫でリーダーとして多忙な日々を送るオリヴィエ。妻と幼い2人の子どもたちと幸せに暮らしていると疑わなかった。ところがある日、妻が突然家出してしまう。家事も育児もすべて妻に任せていたオリヴィエは、その日から慣れない子育てと仕事に追われるようになる。そして、妻がなぜ家を出てしまったのかわからないままのオリヴィエの前に、次々と問題が立ちはだかることに……。心に響く予告編はこちら!作品情報『パパは奮闘中!』4月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開配給:セテラ・インターナショナル©2018 Iota Production / LFP – Les Films Pelléas / RTBF / Auvergne-Rhöne-Alpes Cinéma
2019年04月25日私は幼稚園で委員会の役員をしているのですが、ある日、住みよい町を作るために、市長と話し合いをするというイベントに出席することになりました。しかし、人前で発言するのが苦手な私は、このイベントがとても憂鬱(ゆううつ)…。市政のこととか全然わからないし、何より、市長なんてすごい人と一体何を話せばいいのか…。頭の回転も遅く、ぶっつけ本番では何も言えなさそうだったので、事前にどういうことを話すかを考えようと思いました。…が、全然出てこない!普段から物事を深く考えず、不満があっても、「ま、いっか」と過ごすことが多い私にとって、何かについて深く議論するということはとても難しいことでした。■夫の口からスラスラ改善案が…白紙の紙を前に、書くことがなく固まっていた私を見て夫が、「どうしたん?」というので、「前言ってた、市長と話し合いをするイベント、もう来週やからさ…」とため息交じりで返答しました。夫はただ「大変やな~」と同情してくれるだけだと思っていたのですが…それぞれが、違ったフィールドで大変な思いをしてがんばっているんだなぁと思いました。だけど、普段は自分の大変さばかりに目が行って、はたから見ると自由きままに生きているような夫に対してずっと被害者意識をもっていました。「『仕事だから』って言えばなんでも許されると思って…」とよく思っていました。でも、その「仕事」って本当に大変なんですよね。子どもが生まれてからは会社員として働いたことがなかったので、長らく「仕事」の大変さを忘れていました。■夫と妻、どちらも一生懸命がんばっているまじめに仕事をして、タスクをこなすのはあたり前。常に上を求められる。目標値より大きく成長すると評価はされるものの、次の期には成長したところからさらに成長することを求められる。ずっと全力で走り続けなければいけない「仕事人」に比べると、私の仕事はたしかにある程度自分のペースで進められるという点は気楽だと考えられる面もあるかなと思います。しかし、家事だけであれば、場合によっては次の日に持ち越しができるけれど、子育ては365日24時間体制で自分のことはすべて投げても子どもを優先しなければいけないし、子どもの人生を一緒に作っているんだという大きなプレッシャーもあります。また、イラストを描くという私の仕事は、基本的に子育てで寝不足だろうが多少体調が悪かろうが、一度引き受けたら期日までにはきちんと仕上げて納品する必要があります。それに対して夫は、子どもが生まれてからもずっと身軽だし、生活もあまり変わらないという点ではすごくうらやましい。別に、どっちが大変とかそういうことを言いたいのではなくて、「みんな大変」だなぁと。それぞれ役割は違うし、各々の苦労があるけれど、それぞれが一生懸命がんばっているんだから、「私ばっかり大変」とか言いたくなったときは、一息おいて相手の大変さも考えないとなと、あらためて思った出来事でした。
2019年03月08日子どもが生まれるまでは、ほとんど喧嘩したことがなかった我々夫婦ですが、産後はどうしても喧嘩が増えてしまいました。喧嘩のほとんどは「私に余裕がないこと」が原因です。つい先日も…夫のスウェットの紐を引っこ抜いてしまったむすめに夫が「あーもう!!それ外しちゃったら通すの大変なんだから!!」と珍しく声を荒げていたので、「そんなに怒らないであげてよ、何が悪いのかわからなくてやってるんだから!」とついついキツめに指摘してしまったのです。夫は「それ自分だっていつもそうじゃないか」と反論。私だって娘にキツく当たっている時が多いし現に今の指摘の仕方がキツかったと。私は産後特に視野が狭くなり、自分のことを客観視できなくなってきているように思います。余裕がなくイライラしている時に自分も声を荒げてしまっている…ということに自覚がありませんでした。自分のことを棚にあげるのは良くなかったなと反省…。その日、夫とむすめの後にお風呂に入ろうとすると、お風呂クレヨンで壁のタイルに「とりゴメンね いつもありがとう」と書いてありました。が…!!!お風呂の湿気で端々がしたたり、非常に不穏な雰囲気。クレヨンの色はよりによって赤。ダイイングメッセージみたいで怖かったです…。消そうか迷ったのですが、結局そのままにして数日かけてじわじわと溶けて消えていくのを見守りました。喧嘩をして、冷静になって仲直りをして…また同じことで喧嘩をして、を繰り返してやっています。夫いわく、長い人生を夫婦としてやっていくのだから喧嘩はしても仕方がないというかそれを含めて夫婦だと。聖人かな…? 私も寛容な心と余裕を持たなければなりません。そして改めてお互いを大切にしていかなければと喧嘩の都度、襟を正しています。
2019年01月27日ウーマンエキサイトのコミックライターさんが、夫婦喧嘩のエピソードや乗り越え方をつづった特集 「“夫婦喧嘩”してる? 夫と私のガチ喧嘩体験談」 で、“夫婦喧嘩”についてのアンケートを実施しました。どんな夫婦にも、考え方の相違など喧嘩につながる“問題”は存在するもの。だれだって喧嘩はしたくないと思いますが、我慢が積み重なったり、疲れが溜まっていたり、“相手にわかってほしい”という気持ちでいっぱいになったりすると、避けられない場合もあるはず…。みなさんの家庭では、夫婦喧嘩にどんな方法で対処しているのでしょうか。アンケート結果から、いまどきの夫婦喧嘩事情を探ります。■まさか!“喧嘩をしない夫婦”が意外に多い!?今回のアンケートで「夫婦喧嘩をしますか?」という質問をしたところ、1番多かった回答が「ほとんどしない」34%、次に「たまにする」が31%、さらに「よくする」が18%、「全くない」が15%とつづきました。Q.夫婦喧嘩をしますか?ほとんどしない 34%たまにする 31%よくする 18%全くない 15%その他2%程度の差はありますが、「ほとんどしない」「全くない」を合わせると49%。「たまにする」「よくする」を合わせると49%。つまり、夫婦喧嘩を“する夫婦”と“しない夫婦”は、ちょうど半数に分かれる結果となったのです。筆者の周りでは、ママ友と話していると「旦那と喧嘩しちゃった…」なんて会話が多いので、“喧嘩をしない夫婦”がこんなに多いとは意外でした。■喧嘩しない派:“オトナ対応”夫婦今回のアンケートで「夫婦喧嘩をしない」と答えたのは約半数。夫婦といえど他人。相手にイライラしたり、相手の考え方ややり方に納得いかなかったりすることは当然あるはずです。喧嘩する夫婦から見たら、「なぜ喧嘩しないでやっていけるの?」と疑問に思うのではないでしょうか。まずは、喧嘩しない夫婦の“喧嘩しない理由”をご紹介します。喧嘩を売っても買ってもらえず。(大人の対応を受け、終了〜♪) 8年間、ほとんど喧嘩はありません。夫は短気でよくイラついていますが、独り言のように一人で怒るのみ、私はそんなときに「触らぬ神にたたりなし」を実践しているからです。夫に直してもらいたいところは、最小限を、彼の機嫌のいいときに冗談ぽく伝えるようにしています。高2から付き合って29で結婚。結婚前はたまに喧嘩してたけど、結婚後はお互い「これ以上言ったら喧嘩(険悪)になる」というラインがわかり、相手に対してあまり強く言わなくなりました。結婚して14年、本格的な喧嘩は1〜2回しかないと思いますどちらかが“大人の対応”をすることで、喧嘩が回避できるというのはあるかもしれませんね。怒っているまっただ中では冷静になれず、感情に任せてひどいことを言ってしまいがち。だからこそ、喧嘩になる前で止めることで、最悪の事態を避けようというわけです。場合によってはちゃんと話し合いができないことで不満が残る可能性もありますが、これも夫婦がうまくやっていく方法のひとつなのではないでしょうか。■喧嘩しない派:すぐれた監察眼夫婦喧嘩すると、お互いに嫌な気持ちになるもの。でも、自分が抱えている不満を相手に伝えないことには、解決できない夫婦の問題もあって…。“喧嘩をしない夫婦”は、どのようにして不満や想いを伝えているのでしょうか。彼らが実践している“喧嘩にしないコツ”をご紹介します。言いたいことは素直に言う。嫌みっぽく言わない。なにか思うことあっても、夜には言わない。昼間にする。ムカついたらまず、相手を良く観察する。本当の意味を探るため。「私を困らせたいの?」、「嫌がらせ?」、「言いたいことがうまく言えてない?」、「本当は相手が困ってる?」。観察すると落ち着いて考えられて、根本的原因を除くことができ、再発防止につながります。年月がたつにつれ、理解できてムカつくことが減りました。相手の態度ややり方を「気に入らなかった」とか「こうして欲しかった」と伝えるとき、オブラートに包むと伝わらないことが判明。あまり時間をあけず、端的に「このときのアレはこう思えたから、今後はこうして欲しい」と要望として訴えることにしたところ、喧嘩にならずすむようになりました。我慢してたことが、我慢しきれなくなったとき。お互いの意見が合わなくて納得いかなかったとき。直接言うと、感情的になって言いたいことも伝わらないので携帯で文章にして送ります。旦那はいいたいこと言わないので、「そっちは?」とこちらから聞きます。それで納得して終にしてます“言い方”に気をつけること、冷静になること、相手の気持ちも聞くこと…。小さな気遣いや心がけで、もしかして喧嘩は穏やかな“話し合い”になるのかもしれませんね。■喧嘩しない派:あきらめの仮面夫婦「喧嘩をしない」と聞くと「夫婦円満なんだなぁ」と想像する人が多いと思います。しかし、今回「喧嘩をしない」と答えた方からは、「相手にあきらめているから」「喧嘩する時間や体力がもったいないから」といったコメントも集まりました。期待は、すればするだけガッカリするので、期待することをやめました。何かをしてくれれば二度手間に。やらなくちゃいけないことが増えるだけ。疲れました。人(自分以外の生き物、家族も同様)を思いやること、想像力、危機感がなさすぎます。期待をしない。これが一番。以前はしていましたが、最近はしていません。でもけっして仲が良いからではありません。喧嘩にもならないほど仲が良くないということです。何かを言えば、すぐにヒートアップしてメチャメチャ言われ、私のメンタルは崩壊。もう相手が勝手に怒り出しても、嵐が去るのをひたすら待ちます。ストレスはたまりますが、反論して長引いたり、余計傷つくよりはマシという境地にたどり着きました。読んでいるだけで、胸が締め付けられます。良い方向に進むには、どうしたらいいのでしょうか…。喧嘩をするのは、「相手との関係を良くしたい」「相手に自分の気持ちをわかってほしい」という想いが根底にあるからなんだな、とあらためて気づかされるコメントです。■喧嘩する派:朝起きたら仲直り夫婦怒りや不満を相手にぶつけてスッキリしたけれど…、どうやって喧嘩を“終わり” にするか悩んだことはありませんか? 喧嘩をする夫婦は、どのようにして仲直りをしているのでしょうか。結婚した当初は、喧嘩した次の日もなんとなく気まずく、よくメールで「昨日はごめん。」とお互いに仲直りしていました。結婚して12年、いまでは寝て起きたら普通にしておけば、あとは時間が解決してくれるようになりました。喧嘩はイヤだけど、あのとき我慢するよりも、真っ向勝負したから今があるんだと思います。いまでは家事に育児、何でもやってくれるスーパーパパです。たいていどちらも空腹、睡眠不足状態でおきるものなので(判断力の低下、余裕がない)まずはご飯を食べたり仮眠とったりする。ほぼこれをやると喧嘩自体どうでもよくなる「自分が悪くなくても、謝る」という答えもあり、毎回どちらか一方だけが謝っているとしたら、ストレスがたまるかもしれません。意外に多かった「朝起きたら終わり」というコメント。過ごす年月が長くなるにつれ、ふたりならではの仲直り方法が生まれていくのかもしれませんね。■夫婦それぞれに喧嘩の仕方、気持ちの伝え方があるコメントを読んでいて感じたのは、夫婦それぞれに喧嘩の仕方、気持ちの伝え方があるのだということ。喧嘩は良くないものと思われがちですが、プラスの面もあるのだと。殴り合い取っ組み合いの喧嘩をしました(笑)お互い頑固頭で譲れない性格で苦労してます。ですが、喧嘩を重ねることでお互いの距離の保ち方や接し方が少しずつわかってきた気がします。言いたいことは我慢しないで、ぶつかることも大事。どちらも我慢せずに思っていることを吐き出すようにしています。お互い自己主張が強くて謝るのが苦手なので、言いたいことを言って相手の考えを聞く。何に対して怒っているのかということを理解して、全部吐き出したところで終了しています。平行線で終わることが多いけれど、相手がどういう時やどういうことに立腹するのかということがわかれば次回から気を付けることができるように思います。どちらか一方だけが主張したり我慢したりすることがないように、それだけは気を付けています。大事なのはお互いが1つの家庭として過ごすために、ストレスや不満をためないことだと思います。自分だけがつらいと感じてしまっている場合、なかなか相手の気持ちまで考えられないかもしれません。でももしかしたら相手も、何か訴えたいことがあるのかも。喧嘩しないことが大切なのではなく、相手の声に耳を傾けて、もし喧嘩になってしまったとしても、自分の気持ちや相手の気持ちが少しでも伝われば、それはプラスとなるのかもしれません。もちろんできれば話し合いで解決できれば、ベストですが…。お互いの意見を交換することで、よりよい夫婦関係を作ることにつながるのではないでしょうか。Q. 夫婦喧嘩エピソードや、対処法、ご意見などをお聞かせください。回答数:242アンケート集計期間:2018/11/7~11/26
2018年12月13日赤ちゃんの育児は、問題が山積み。辛いですよね。そんな夫婦の方々に、赤ちゃんの育児の辛さを解決する方法をパピマミ編集部がご紹介します。赤ちゃんの育児で悩みやすいポイント5選●パパがいなくても一人で育児!いつもはパパと一緒に育児をしているけど、仕事の都合で出張なんて話も珍しくありません。そんなとき、ママ一人で育児を乗り切らなければいけませんよね。育児に慣れてきたタイミングならまだしも、新生児の赤ちゃんの育児をしているときにワンオペ育児はキツイもの。そんな悩みには、「出張でパパ不在! ママ1人で“赤ちゃんの育児”を乗り切るコツ6つ 」がオススメ。両親への頼み方や両親に頼めない場合のケースバイケースなど、ひとり育児に不安なママの助けになるはずです。●赤ちゃんの育児でパパができること子育て中のママの決まり文句の1つ、「夫が使えない」。本当にパパが使えないかは怪しいですが、ママ達が口を揃えて言うのには訳がありますよね。そして、パパも自分の問題に気付けていないのでタチが悪い。改善しようにも、パパ自身が何をすればいいのかわかっていないのです。そんなパパには、「夫は何ができる? ママが育児ストレスを抱える原因と解消法 」をオススメします。ママの悲痛な叫びが聞こえ、パパに何をしてほしいかが明確に記載されています。ぜひ参考にしてみてください。●泣き出す赤ちゃんの心を理解しよう泣き出した赤ちゃんに対し、おもちゃやミルクで対処しますよね。その対処で寝てくれればいいのですが、赤ちゃんは曲者です。なにをしても泣き止んでくれないときもありますよね。では、そんなときどうすればいいのでしょうか。その悩みを解決する具体的な方法が「初育児にオロオロ! 泣き出す赤ちゃんの要求を理解するには」に紹介されています。なぜ赤ちゃんは泣くのか、心理学をベースに紐解かれていますので、勉強になりますよ。●育児ママも昼寝は必須!ママは寝ている時間なんてない…育児を始めたママなら、みんなそう思いますよね。しかし、睡眠が不足すれば生産性が下がるのは誰もが知っている事実です。その証拠に、あの大企業のGoogleでも昼寝を推奨しています。寝ずにがんばるメリットは、ほとんどないのです。そこで参考になるのが「20分だけで効果絶大!? 育児ママが「赤ちゃんと昼寝」するメリット」です。昼寝と言っても、何時にどれくらい眠るのがいいのか、わかりませんよね。その点をわかりやすく説明してくれていますので、ぜひ試してみてください。生活の質が上がるはずです。辛い育児を乗り切る先人の知恵●3冊の育児本から学ぶ育児母親や友達からの育児のアドバイスも勉強になるのですが、情報が偏っていたり情報が古かったりして、参考にならないときってありませんか?もちろん、専門家の意見だから正しいわけではありませんが、信ぴょう性は薄いですよね。そんなときに役立つのが、本です。本には、先人の知恵がギッシリ詰まっています。今の自分が抱えている悩みが、意外と解決するかもしれません。でもどんな本を選べばいいかわからないときは、「子育て中のバイブル!目からウロコの育児本3冊」を参考にしてください。今まで得られていなかった深い知識が手に入るかもしれません。●5つの育児アプリから学ぶ育児授乳記録や育児日記など、アナログで管理するよりもデジタルで管理したほうが早いですよね。アナログの良さもありますが、手軽さで言えばデジタルの方が良いでしょう。そして好都合なことに、私たちは、いつもスマホを持ち歩いています。スマホアプリのようなデジタルなものを使いやすい状態にあるのです。でも、どれを選べばいいの?と思われたときは、「これがあってよかった!本当に使える育児系アプリ5選 」を参考にしてみてください。今の自分の状態に合ったアプリを選んで、1つダウンロードしてみましょう。今まで記録していなかった情報やアナログで管理していた記録をアプリで管理。もしかしたら、生活が一変するほど便利なアプリがあるかもしれませんよ。●育児経験者のママに学ぶ育児会社に入ったら先輩の指示に従うように、経験者の言葉は参考になりますよね。自分が通るであろう道を先に教えてくれるわけですから、ここは参考にしたいところ。ただ、周りにママ友と呼べるような知人はいないし、直接話を聞ける先輩ママもいない…そんときに役立つのが、ネットの情報です。「【体験談あり】ママのほとんどが頭を抱える?赤ちゃんが夜泣きをする原因と対策 」のような記事を読めば、自分と同じ悩みを抱えた人の体験談を知ることができます。それに、他の人が同じような経験をしていると思うと安心しますよね。パピマミにはたくさんの体験談が記載されていますので、ぜひ、参考にしてみてください。まとめ赤ちゃんの育児は辛いものです。しかしその辛さも、楽しみに変えられないわけではありません。問題をしっかりを見極め、対応策を考えれば、自ずと道は拓けてきます。手を出しやすいアプリや本を使っていただいて、育児を楽しんでいただければ幸いです。●文/パピマミ編集部
2018年11月08日こんにちは、たねです。我が家は現在年少さんの娘を育児中です。育児方針の違いは夫婦で揉めやすいポイントの一つ。我が家でも娘の育児をめぐり、夫とは度々ケンカになりました。我が家でのケンカになりがちなポイント●朝ごはんの内容私:朝は食欲もないし簡単でいい。そもそも出しても食べない。夫:できるだけしっかり食べさせたい。●おやつの内容私:チョコ解禁した後だからなんでもいい夫:焼き芋やおせんべいの方がいい共通見解:ご飯に響く量はだめ。●夕食後のデザート私:多少のお楽しみを用意した方がよく食べる。夫:なるべくあげたくない。こうしてみると、食事やおやつに関しての価値観の違いが、我が家では衝突ポイントの一つ のようです。他にも、●入園の時の名前つけ私:量が多く大変だからスタンプやシールを使いたい。夫:手書きがいい。スタンプでは味気ない。と言う感じで、名前つけ以外のことでも私は効率的だったりわかりやすいこと、そして普段は自分がメインで子の世話をしている分、自分の負荷を減らすことを重視しています。(単純に大変だからというより、頑張りすぎると家族にイライラしてきてしまうので…それを避けたいのです)一方で夫は食事には少し手間をかけたり(お惣菜で済ませるなら「自分が作る」と作ってくれる)、自然に触れさせたいというこだわりを持っています。私は心配もするけど基本は楽観的。夫は平日面倒を見る時間はほぼゼロだけど、意外と心配性。娘は第一子で、色々心配やこだわりたいところもあるのでしょう。我が家ではこうしています●「自分でやれないことは過剰に口を出さない」(どうしても気になるものは自分が対応する)特に話し合ったわけではないですが、気づけばこういった形で落ち着いています。自分の育った環境をベースに、子供の成長・発達面や心配な部分、育児への理想によって、衝突しやすいポイント があるものですよね。お互いどの部分が譲れないか、把握しておけば衝突も最低限で済むのかも しれません。現在我が家ではこのようになっていますが、子供が成長すれば今度は学習方法や教育方針など、他のことで価値観の違いにぶつかったりすると思います。悩みの尽きない育児という仕事ですが、パートナー同士相手の価値観を知り、上手く乗り越えていきたいですね。●ライター/たね
2018年10月19日育児の悩みは尽きないですよね。大変ですが、1つ1つ対処していくしか方法はありません。今回パピマミ編集部が、育児の悩みを解決する方法と、育児の悩みが起きるケースについて、まとめた記事をご紹介します。育児に悩んでいる夫婦の実態5選!育児に悩む、と言っても千差万別です。みんなが同じ悩みを抱えているわけではありませんよね。そこでまずは、どんなときに育児に悩むのかを考えてみましょう。●育児が一番大変な時期とは育児をした経験や育児が初めてあれば、そもそも育児の大変さや悩みを理解するのはむずかしいですよね。まずは、育児の全体像を理解 して、想像しやすくしてみましょう。育児をしているのであれば、自分の今の状態がわかって対策が練りやすいはず です。「育児が大変な時期っていつまで?」●夫も育児で病んでいる?育児と言われると女性を思い浮かべますが、男性も悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。とは言っても、家事をがんばっている女性から批判されているのも事実です。「甘ったれるな」「そんなの当たり前」のような意見もちらほらあります。しかしそのような了見の狭い意見は放っておいて、まずは自分の状態を確認して対策を練っていきましょう 。そもそも、主夫の悩みでもあるわけですから、蹴落としてくる意見に耳を傾ける価値は一切ありません 。「育児がツラすぎる? パパが悩む“イクメンブルー”の実態と対処法」●親世代との上手な付き合い方育児の悩みで挙げられるのが、嫁姑問題 です。妻や夫とはソリが合うのに、義母とはソリが合わなかったりしますよね。身近にいる人と仲良くすること、と言った小学校で習うような「ルール」は、社会に出れば土台無理な話 。と言いつつも、コミュニケーションを取らなければいけないのもたしかです。好きじゃない相手を上手に扱う方法を考えてみましょう。「価値観古すぎ! “育児の世代間ギャップ”で義父母とモメない方法 」●イクメンを後押しする妻の賢いやり方イクメンを目指していなくても、子育てをがんばりたいと思っている夫はたくさんいらっしゃいますよね。がんばってるけど空回りしている夫を支える賢い妻の奮闘を描いたマンガ になっています。男性が読んでも女性が読んでも参考になるはずです。「育児にまつわる夫婦ゲンカは予想外の方向へ?イクメンパパの可愛いお悩み」●母乳育児にこだわる意味とは身体の問題は、デリケートなゾーンですし解決策もさまざまですから悩みも深い部分ですよね。ここでは育児をしていく上で大切な母乳についての実態を説明しています。母乳が出ないことで悩んでいる のであれば、参考になるはずです。ぜひ読んでみてください。「完母にこだわる必要ナシ? 新米ママが悩みがちな「母乳育児」の実態」育児の悩みを解決する5つの方法!育児で悩む問題の5つ紹介しましたが、この5つも氷山の一角で、まだまだ悩みは尽きませんよね。しかし悩みに目を向け続けていても、ラチがあきません。そこで次は、育児の悩みを解決するための方法を考えていきましょう。●育児の悩みはここに聞く!育児していると親に聞いても、本を読んでもピンとこない問題も生じてきますよね。そんな問題を抱えているのであれば、「産褥期の育児をサポート! 頼る人がいない産後ママを助けるサービス3つ」こちらの記事をぜひ読んでみてください。わからないことを丁寧に教えてくれます。●日記を書いて自分を客観視!たとえば、恋愛映画を観ているとしましょう。主人公の行動に、「それはダメだよ…」「いいねいいね!」のようなアドバイスをしたくなった経験ありませんか?しかもそのアドバイスは、ものすごい適切なんですよね。「これが自分の恋愛でできれば…」と思ったり。では、なぜ他人の恋愛には適切なアドバイスができるのでしょうか。それは「他人 」だからです。客観的に見れている 、と言い換えられます。つまり、客観的に物事を見える状態であれば、人は適切な判断を行いやすくなるのです。その点で、「自分を客観視できる? 育児ママの悩みを解決する“日記”のススメ」に書いたような「日記」がオススメ。自分で自分を客観視できる良い機会になります。●先人の知恵を借りてみよう誰でも育児は初めてと言いますが、同じような経験をしてきた方はたくさんいらっしゃいますよね。親やおじいちゃん、おばあちゃんも、同じ経験をしています。であれば、先人の知恵を借りたほうが育児もスムーズにできるとも思いませんか?そこで参考にしたいのが、「本 」です。本には、先人の知恵がギュッと詰まっています 。ぜひ参考にしてみてください。「子育て中のバイブル!目からウロコの育児本3冊 」●スマホは育児の大きな味方スマートフォンなくして、生活ができない人はたくさんいるでしょう。スマホ中毒など、問題も多々ありますが、便利なのは間違いありません。LINEやAmazonを使って便利な生活をしているように、育児でもスマホを使ってみましょう 。スマホですぐにダウンロードできて、便利な育児系アプリをまとめました。ぜひ参考にしてみてください。「これがあってよかった!本当に使える育児系アプリ5選」●育児を考え直すきっかけをくれる育児とは何か、100人に聞いたら100通りの答えが返ってきそうですよね。定義は人それぞれ。育児に正解はないと言っても、自分で決めた正解をつくり、そこへ向かってがんばることはできます 。自分が何をしたいのか、どんな育児をしたいのか、考えに迷ったら「家族を笑顔にしたいパパのための本」は、アドラー心理学を使った子育て本の決定版!」を読んでみてください。問題の糸口が見つかるはずです。まとめ育児の悩みは、無限にあるんじゃないかくらい壮大です。大変ではあるけれど、だからこそ面白いとも言えます。育児に悩む原因を理解し、上手に対策を練ってみてください。生活が少しずつ変わっていくはずです。●文/パピマミ編集部
2018年10月12日こんにちは、マメ美です!突然ですが、みなさんは育児が原因で夫婦ゲンカになってしまったことはありますか?育児をしていると、パパもママもはじめてな事ばかり。ときに夫婦ゲンカに発展してしまうこともあると思います。わが家は基本的に平和ですが、やはり育児に対してはお互いの思いがぶつかる事 もあります。中でも、娘がまだ乳児だったころに育児が原因で勃発したケンカは、結果的に夫婦の育児への関わり方を大きく変えてくれました。そのケンカがあったからこそ夫の気持ちがわかり、いろいろと考えるきっかけになったんです。今回はそのときのケンカのお話を書こうと思います。寝かしつけから始まったケンカきっかけは夕飯後のこんなお願いでした。その日は娘もすぐ寝そうだし、私も「早く家事を終わらせて寝たいな〜」と思っていました。夫も快く引き受けてくれて、娘と寝室へ。よし、じゃあこの間に食器洗っちゃおう!!と、始めてから…早すぎる夫のギブアップ…。実はコレ割と毎回で、とにかく諦めるのが早い!ママじゃなきゃダメな事が多い事は分かっているけれど、パパがそれを言ったら全てママだけの育児 になってしまう。私だって初めてだらけだし、寝かしつけも最初から出来たわけじゃない。『ママじゃなきゃ無理』なんて言葉は言って欲しくない!という気持ちが爆発しました。私の怒りに返ってきた夫の反応とは…まさかの夫の発言!!!ブチ切れたはずの私の気持ちは、その発言で完全にストップ。思わず吹き出してしまいました(笑)えっと…どういう事??●夫の目線赤ちゃんにとってオッパイとは、『安心できるモノ』であり、『お腹も満たしてくれるモノ』である。その匂いだけでも安心出来るので、だからお母さんの抱っこを求めて泣くのだろう。夫はネットや雑誌でみた情報からそんな風に思っていたそうです。子守唄を変えてみたり、抱き方を変えてみたり、スクワット(?)をしてみたり…自分がどんなに寝かしつけようと頑張っても泣いてしまう。そして私に抱っこを代わってもらうと、オッパイを飲んでアッサリ寝てしまう。娘は哺乳瓶を受けつけなかったので、唯一のパパのアイテムも使えなかったんですね。だからママのオッパイというアイテムが羨ましい!!そして何よりママを求めて泣く娘を見て『俺じゃ無理なんだな…。やっぱりママじゃなきゃ…』と、思ってしまったそうです。わが家がたどり着いた解決策今回のことがあって、私たちなりにどうしていくか話し合いました。寝かしつけが苦手だと言う夫も、歯磨きやお風呂に入れるのは上手だし、早起きなので休日の朝は娘の面倒を見てくれます。そこだ!そういう得意分野を伸ばしていこう!!お互いに苦手な分野はあるんだし、そこは補い合って苦手な事は少しずつやってみよう!という事でまとまりました。寝かしつけやご飯はママにべったりなので、歯磨きやお風呂は夫にお願いし、休日の朝は夫の方が早起きなので娘を見ていてくれている間にゆっくりさせてもらってます。ちなみに今ではこんな感じで割と寝かしつけも出来るようになりました。でも私がいると、ママ!ママ!になってしまうので『ママは来ないでね!』と小声で言ってきます(笑)育児していると喧嘩してしまう事はあります。そんな時はお互いのの考えや目線をお互いが見つめる事で、育児も楽になるかもしれません。●ライター/マメ美
2018年09月27日こんにちは、猫ライターの乙美亜十です。今回は夫婦で上手に家事育児を分担する方法 について私たち夫婦の経験を元にご説明させていただきたいと思います。お互いの隙間時間を使い協力して家事と育児をすれば、効率的に終わらせることができます。早く家事と育児が終われば自由な時間を確保できますし、夫婦の時間を楽しむこともできます。ぜひパパ、ママ問わずご覧ください。分担図を制作する男性は視覚化されることで物事を認識しやすく なります。そのため、家事育児を分担するときには分担図を制作するのがおすすめです。パパが気付いていない小さな家事や、パパの見ていないところでおこなっている家事も事細かに書き出してお互いがわかりやすい形にしていきましょう。我が家の例であげると「ベランダの掃除」「トイレ掃除」「保育園のお手紙チェック」「皮膚科や歯医者など子供の通院」「寝る前の絵本読み」など、隙間時間におこなっている家事や育児も事細かに書きました。視覚化することで、私がどのような家事をおこなっているかをわかってもらえました。逆にパパも私の気付かないところで、さまざまな家事をしてくれていることにも気づかされました。分担図を制作することで、お互いの知らないところで頑張っているというのがわかったほか、お互いに無理に家事や育児をおこないストレスを抱えている事実も浮き彫り になりました。苦にならない家事や育児を任せる分担図を見ながら、家事や育児を実際に分担していくときに注意をしたのが「パパにとって苦にならない家事や育児を任せる」 ということです。我が家のパパはもともと家事や育児を手伝ってくれようとはしていましたが、仕事が忙しいのと掃除が大の苦手で掃除をお願いしても、長続きしないのがわかっていました。せっかく分担したのに、途中で面倒になり結局私がやるようになっては意味がありません。そこで、嫌いな掃除は一挙に私が引き受けることにしました。代わりに、パパが好きな子供のお世話は任せることにしました。帰宅後の子供の相手はもちろん、休日にたまった掃除を私がおこなう間は子供を公園に連れて行ってもらうなど、とにかく子供と遊んでもらうようにお願いしました。その他にも、ゴミ出しや日用品の買い出しもお願いしました。基本的に子供が大好きなパパで、休日は子供と片時も離れたくないタイプだったので子供と一緒に楽しんでできる家事も時々お願いするようにしました。我が家の場合は、パパが子供好きなためこのような分担になりましたが、料理が好きなパパなら土日に一週間分の夕食を作り置きして冷凍してもらうなどして、料理全般を任せる分担にしてもいいでしょう。買い物が好きなパパなら買い出しはパパに全て任せるようにすれば、その分自分は他の家事ができるため結果的に時短に繫がります。家事を分担するときは、パパが苦にならない家事をチョイスして分担してあげることが長く家事シェアを継続させるコツ なのです。お互いに愚痴を言わない家事を分担する中でもっとも大切なのが、お互いに家事に対しての愚痴を言わない ことです。一度分担を決めた家事ならば、どれだけ疲れていてもどれだけ邪魔くさいと思っても愚痴を言わずに黙々とこなすと最初から決めましょう。何なら、分担を決めるときに紙に「お互いに愚痴を言わない」という言葉を書いて目につくところに貼りだしていいでしょう。疲れているのに家事や育児をするのは誰だっていやですし、代わってもらえるならばぜひ代わってもらいたいと思うのが当然です。それはパパだろうとママだろうと気持ちは同じです。だからこそ、お互いに愚痴をいい合い雰囲気が悪くなるのを避けることが肝心です。愚痴を言いたくなる気持ちもわかりますが、それは相手も一緒だと思ってグッと我慢し他の楽しい話題をいうようにしましょう。さらに、パパの帰りが遅かったり、どちらかが体調不良だった場合に、代わりに家事をすることについても愚痴を言わないように心掛けましょう。どちらかが代わりに家事をやってあげた、やってあげなかった、と嫌味のように言い出したら喧嘩の原因となることもあります。そのかわり、家事を代わりにやってもらったら何かを言われる前に先にお礼を言うようにし、何も言わなくても相手の家事を一つ代わってあげるというルールを決めました。例えば、パパの帰りが遅くて子供の寝かしつけを代わってあげた場合、パパは帰宅後に私がやるべきだった家事を手伝うという具合です。お互いがお互いを気遣う心をルールとして取り入れることで、気持ちよく家事と育児を行えますし夫婦間の雰囲気も悪くなりません。もし、その日に家事を代わってもらえかなったとしても、違う日に自分の家事が代わってもらえると思えば、少々家事と育児に追われて自分の時間が持てなくても心に余裕が生まれます。家事の担当を決めたとしても、忙しい現代人ですから思うようにできないこともあるでしょう。そんなときでも、家事を代わりにやってもらったら自分も代わりに相手の家事をやってあげる気持ちを忘れなければ 円滑に家事をすすめられますよ。----------いかがでしたか?我が家は家事の分担を決めてはいますが、パパの仕事が忙しい時期や、私の体調が悪いときによって家事が分担図通りにおこなえないこともよくあります。そんなときは、相手を気遣い代わりに家事をやってあげるだけではなく、やってもらった方もそのままにするのではなく、後日に家事を代わってあげることを実践しています。そうすることで、片方ばかりが家事や育児をするということは回避できますし、何よりも「今日は家事も育児も一人でやったけど、後日家事をやってもらえるから自分の時間を持てる」という目標を持てます。家事や育児をしていてつらくなるのは、終わりが見えず立ち止まる暇が持てないことです。せっかく家事の分担を決めるなら、お互いに嫌いで長続きしなさそうな家事は避けるようにするのと、代わりに家事をやってもらったときの行動についてもしっかりと決めるようにしましょう。●ライター/乙美亜十●モデル/藤沢リキヤ,福永桃子
2018年07月18日普段毎日一緒にいるママとは違い、仕事をするパパは育児に関わる時間が自然と少なくなり、その関わり方も様々です。すぐにお菓子を買ってあげて甘やかすなど、パパに安心して任せられることができないなど、育児について意見や価値が違うこともあるでしょう。違う価値観で育てることに不安があるかもしれませんが、実は子どもにはプラスになることなのです。異なる価値観で育児を行っていく際、どのようにお互いの価値観を尊重していけば良いのでしょうか。意見の違いが価値観の多様化を育てるママが普段行っているしつけをパパがたまの休日などにしつけとは真逆のことをしていると、しつけを壊されたような気持ちになり「余計なことしないで!」と言いたくなるかもしれません。しかし夫婦の意見の違いは子どもが色々な価値観に触れるきっかけとなり、人の意見は一つではないことを学ぶことにもなるのです。核家族が増え大人と密に接する機会が減る現代では、パパにはママと違う価値観を伝える存在であることが、子どもの成長にプラスになります。夫婦間の意見が違っていても夫婦円満に過ごすコツは、お互いの頑張りを認め合うことです。例えばパパに子どもを一日見てもらったなら、ご飯はコンビニなどで済ませていたとしても「一日頑張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えます。成功体験をたくさん積むことでパパもスキルアップしていきます。夫婦の意見が違う時の話し合いのコツ子育てについての意見は、大小にかかわらず異なっていて当然です。意見が違うことが問題なのではなく、違った意見を無理やり結論づけることが問題なのです。お互い自分の意見を言ったら、そこで終わりにすることがオススメです。「結論が出ないんじゃ意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、大事なのはお互いの考えをインプットすること。繰り返すうちに「自分はこう思うけど、相手はこう思うかもしれない」と相手の立場に立って考えられるようになります。意見をぶつけ合うことで夫婦のパートナーシップが深まります。食い違いを恐れて何も言わなかったり、相手の考えに耳を閉ざしていると夫婦関係は進化しません。衝突を恐れずにお互いの意見をぶつけましょう。意見が異なる話し合いを泥沼化させないコツをお伝えします。1.結論を出そうとしない意見をお互いに出し尽くしたらそこで終わりにします。話し合いの目的は、結論を出すことではなく「相手はこういう考えなんだ」とお互いに知ることです。2.最終決定者を分野ごとに決めておく習い事や受験など、大切な局面ではどうしても意見をまとめなければならない事もあります。例えば、教育はパパ・しつけはママという風にあらかじめ分野ごとの決定者を決めておきましょう。3.相手の考えを最大限尊重する最終決定者を決めていたとしても、決定者が好き勝手に決めていいわけではありません。決める側こそ、相手の意見をよく聞き最大限に尊重した決断をすることが必要です。パパの関りは量より質!子どもと関わる時間の少ないパパは、短い時間で集中して子どもと関わることが大切です。子どもから園などではやっている遊びを教えてもらったり、身近な疑問をクイズにして一緒に調べたり、集中して子どもと関わることでパパの存在感をアップさせます。子どもと遊んだり、子どもに合わせたオーバーな反応をするのが苦手なパパであれば、無理にする必要はありません。洗濯物たたみやお風呂掃除などのお手伝いに子どもを巻き込んでしまいましょう。自然な声掛けができますし、「パパの役に立てた」と子どもも満足できます。普段からの子どもとの関わりで、子どもの心をつかむ声がけの名セリフがあります。・「きみのおかげでパパはパパになれたよ」「パパは初めからパパだった」と子どもは思っているものです。自分がパパにとって大きな存在だと知ることは自尊感情につながります。・「さっきは怒りすぎてごめんね」謝ることで父親の威厳がなくなるというのは間違いです。自分の誤りを潔く認められる人こそ威厳を感じられるものです。・「ママにはナイショだよ」パパと子どもの絆を深めます。公園の隅にドングリを隠したなど、他愛ないことを二人の秘密にしてしまいましょう。ママとパパが意見を交わす際は感情的にならないようにしましょう。子どもは大人の喧嘩を一番嫌がりますが、逆に冷静に議論する姿は、真剣に自分のことを考えてくれているのだと感じることができるでしょう。パパの言うことやることに腹を立てたり諦めたりする前に、是非意見を積極的に冷静にぶつけてみてください。
2018年04月04日