夫婦にとって初めての子育て中、育児経験がほとんどない夫が育児に関してアドバイスをしてくれるようになりました。しかし、そのアドバイスがだんだんと小言に感じるようになり、いつしかひとりで子育てをしているような気持ちになっていきました。そんな夫の小言が、ある日を境にピタッと止まった理由をお伝えします。夫からのアドバイスが小言に変身夫婦での子育てが始まり、私はおむつの替え方や沐浴の仕方などを一から夫に教えることに。夫も積極的に育児に参加してくれ、少しずつ子育てに慣れ始めました。しかし、それと同時に「これはこうしてね」など私に指示してくるように。 最初はわかったと返事をしていましたが、だんだんその内容が「おもちゃは使ったら毎回消毒してね」など、私にとっては「必要かな?」と思えるような細かい内容になっていきました。そうして夫の言葉に対し少しずつ否定的な感情を抱き、小言に感じるようになりました。 ひとりでのおでかけが招いた変化夫の指示が増えるにつれ、だんだんひとりで孤独に育児をしている気持ちになってきました。煮詰まった私はある日、子どもを夫に任せて初めてひとりで出かけることに。久しぶりのひとりでの外出でリフレッシュできた私は、「明日からまた頑張ろう」という前向きな気持ちで帰宅しました。 帰宅すると夫はしっかり沐浴まで済ませて授乳してくれていました。しかし、1つ変わった点があったのです。それはこの日を境に夫からの小言がほとんどなくなったことでした。 小言をやめた意外な理由しばらく経って、小言を言わなくなった理由を夫に聞いてみると、「最初は何も知らなかったから、大変な部分や手を抜いても大丈夫な部分がわからなかった」と話してくれました。 1日子どものお世話を夫に任せたおかげで、私が負担に感じていた部分やアドバイスを好意的に受け入れられなかった理由がわかったようでした。それから育児について相談をすると、建設的なアドバイスをしてくれるようになったのです。 私も夫の話を聞き、私が夫からのアドバイスに対して否定的に感じたのは、理想の育児を押し付けてくる内容だったからだということに気づきました。育児において「こうすべき」という理想がありますが、私は負担に感じることがあります。育児を共にする夫が、その葛藤や苦しい部分を理解してくれることがこれほど心強いものなのかと実感した体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2023年02月12日「母親だから、家事も育児もきちんとやらねば」という見えない圧力に押しつぶされそうになりながら、家事育児に奮闘するなな子さん。一方の夫は、「父親になったのだから、たくさん働いて稼がないといけない」そう思ってがむしゃらに働きます。この思いが、のちに夫婦のすれ違いをうんでしまうとは、2人は知らなかったのです――。すれ違いをうんだ夫婦の考え 念願だった赤ちゃんを授かり出産を終えて、子育て生活に突入したなな子さん夫婦。 なな子さんは「お母さんの役目」を、夫は「お父さんの役目」を果たそうと、それぞれ気合が入っています。 2人の強い想いが、のちに夫婦のすれ違いを生んでしまうなんて、このときは思ってもいなかったのです……。 みほははさんはSNSで育児日記などを更新しています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ 著者:マンガ家・イラストレーター みほはは男の子ふたりの母。専業主婦だったが「お母さんでもきっとできることがある!」と一念発起し、フリーランスのイラストレーターとして独立。SNSでは子どもたちとの思い出や夫婦のことをテーマにマンガを公開している。
2022年11月25日■前回のあらすじ娘の真矢が自分のためにしてくれたことに対して、「余計なことしないで!」と怒ってしまった果歩。子どもの気持ちをないがしろにしたことを反省し、夫の「子どもは褒めてのばすべき」理論に何も言えなくなるのだった…。 >>1話目を見る 次回に続く(全8話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ 茅野 (監修: インクルーズ )
2022年11月19日Instagramで2021年生まれのぽこくんと自衛官の夫さんとの日常マンガや育児マンガを描いているぬぴさん。今回は、ぬぴさん夫婦が毎晩している、ある習慣についてお話をご紹介します。 夫婦の大切な時間私たちは、寝る前にある時間を設けていて……。 この「ありがとうタイム」があることで、毎日「頑張ろう!」とやる気が出ます! また、「さっき強い言い方しちゃったなぁ、謝りたいなぁ」と思ったときは、ありがとうに追加で「さっきの言い方悪くてごめんね」とこのときの勢いで謝ります。頑固で、謝るチャンスがないとなかなか自分から謝れない私にとって、この時間があることで謝りやすくなるので助かってます。 結婚してすぐのころから毎日おこなっているルーティーンですが、何でするようになったのかは忘れてしまいました……。 ずっと続けられたらいいな〜と密かに思っています。 ぬぴ家で毎晩おこなわれている「ありがとうタイム」。夫婦でも、親子でも、毎日一緒にいるうちに、相手がいることが当たり前になってしまっているときってありますよね。相手がいることを「ありがたい」と感じられる時間。日頃から、周りの人たちに感謝を伝えていきたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぬぴぽこ(2021年10月生まれ)ときよし(自衛官夫)との3人暮らし。クスッと笑える日常マンガや、あるある育児などを描いている。
2022年09月15日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回は、こむぎさんが旦那さんに「育児と仕事どっちが大変?」と聞いたときのお話です。 よく話題になるあの質問! 夫に聞いてみると…? 「仕事と育児どっちが大変か?」 よく言われる、この質問。 両方を経験した夫はなんと答えるのかな?と思い、育休を終えるときに聞いてみました。 すると、「そもそもなんで比べるの?」との答えが。 確かに! と驚きながらも、比べる必要なんてないんだと気付かされました。 比べることで、「そっちのほうが大変じゃない」と言われた方は嫌な思いをするはず。 無意味な比較はやめて、人の大変さを理解できるようになりたいな……。そう気付かされた出来事でした。著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年08月17日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回はママとパパが育児期間の尊さを実感したときのお話です。 育休を終えて2カ月経った今感じることは… 夫婦ともに仕事に復帰し、娘は保育園に預けてフルタイムで働き始めました。 朝はバタバタと出かけて娘を預け、帰宅後もご飯、お風呂と慌ただしく過ごし、あっという間に就寝。 夫婦で協力してなんとかやれているものの、娘の成長は見逃していることも多く……。 いつの間にか、できるようになっていたことの多さに驚かされる毎日です。 丸1日3人で過ごし、娘の成長を見守れていた育休期間は、本当に貴重で大切なものだったんだなぁと実感しました。著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年08月13日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回はこむぎさんが育休を終え、仕事に復帰したときの話です。 ママが仕事復帰すると、赤ちゃんに変化が…! 保育園の慣らし保育期間は夫に任せ、私は夫より1カ月早く仕事に復帰しました。 それまでと比べて、夫が娘といる時間が長くなった結果……。 何をしても「パパがいい!」とばかりに、パパにべったりな娘になりました。 私が抱っこしても泣いてパパを求め、何をしててもパパパパ……。 1歳の誕生祝いの席でもパパにべったりで、両親もびっくり。 よく言われる「ママじゃなきゃダメ」はママだからなのではなく、世の中のママ達が長い時間子供と接し、育児を頑張ってるからなのだと思いました。 著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年08月09日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回はこむぎさんが仕事復帰したときのお話です。復職してから2カ月ほど経ったある日のこと。保育園からまたお迎えの電話がかかってきて……!? 保育園からお迎えの電話が! 再び職場にかかってきて… 保育園では、37.5度を超えるとお迎えの連絡がきます。 ですが、熱はあるものの、娘はとても元気! 保育園に行けないため、自宅で育児することになりましたが……。 「丸一日育児するって、こんなに大変だったっけ?」と、驚きました。 まだ仕事に復帰してひと月程度でしたが、一日中育児をおこなう大変さをすっかり忘れていました。 加えて、娘も成長してますます行動的になっており、保育士さんたちに、改めて感謝した一日でした。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年07月11日夫婦喧嘩のあとから、何でもないときに涙が流れ、ボーッとすることが増え、食欲もなくなっていく。これって育児ノイローゼ…?「わかれちゃうと思って泣いちゃった……」壮絶な夫婦喧嘩のあと、子どもたちに心配されて気を持ち直すママ。しかし、そのあとから涙腺が壊れ、ボーッとする時間が増え、食欲もなくなり……。明らかにおかしくなっていく心。その様子を見たパパが、ついに異変に気づき……? うつ? 育児ノイローゼ? 「最近おかしいぞおまえ」はぁ!? 2日前に限界っだって相談したよね!?さすがに腹立たしいけど、やっと事の深刻さに気づいてくれた……? 次回、最終回! ついにパパに変化が……!? 著者:マンガ家・イラストレーター オニハハ。
2022年07月04日育児をするまでは、夫婦の不仲など一切自分とは関係ないと思っていたまいこさん。しかし、子どもを出産し、いざ育児が始まると、夫とのすれ違いや義母との関係に悩むことに……。なかでも、自分の考えを押し付けてくる義母にはうんざりしていました。そんなある日、保育園に息子を迎えに行くと義母の姿が! まいこさんの家から新幹線で3時間の場所に住んでいるはずなのになぜ……!? 早速義母に確認すると、「引っ越してきたの」と言われて驚愕してしまったまいこさん。その後場所を移し、まいこさんの家で話をすることになったのですが、義母はこれから毎日まいこさんの家で「ご飯を一緒に食べる」と言ってきたのです。 そして、これからは義母が食事を作ると宣言! 挙句の果てに、孫に向かって「ばぁばのことはママって呼ぶのよ」と言い始めた義母。 仰天発言に驚いたまいこさんは、とうとう耐え切れなくなり、義母に対して意見を言うのですが、全然嚙み合わず……。 その結果、義母に反論することを止めてしまうのでした。 義母に振り回される毎日。正直な気持ちを夫に伝えると…? とうとう限界が来たまいこんさんは夫に義母の件を話題に出し、「もう限界なの」と伝えます。 しかし、「メシ作ってもらって、掃除もしてもらっておいてバカなこと言うなよ」と言い返されてしまいました。 すると、言い合いに発展! 夫の言い分とまいこさんの言い分が真っ向で対立し、どんどんヒートアップしていくのでした。 義母に振り回されていたまいこさんですが、夫に相談すると、義母をかばった発言が飛び出し、最後は「お前のせい」とまで言われてしまいました。しかし、これではあまりにもまいこさんがかわいそうですよね。皆さんは夫の発言についてどう思いましたか? 作画:らみー著者:ライター まいこ
2022年06月28日入籍から約1カ月が過ぎたときに妊娠発覚! 自分が思っていたよりも早く妊娠して驚きましたが、とてもうれしかったことを覚えています。しかし、夫婦で妊娠を喜びあったのも束の間、子どもの話をする機会が増えると、私たちの育児観がまったく異なることが判明し……。 子育てグッズのおさがりはアリ?ナシ?初めての妊娠出産を終えた私は、子どもの洋服や子育てに必要なものを調べ、どれを購入しようか迷いながらも、その過程を楽しんでいました。そんなとき、義姉から「おさがりを使ってはどうか」と提案があったのです。 初めての子ということもあり、私はあまりおさがりに前向きになれなかったのですが、夫はとてもノリノリ。「おさがりでいいじゃん! タダなんだし」と言うのです。夫が私の気持ちを理解してくれないなか、「いただけるのはありがたいけれど、全部おさがりはちょっと……」と正直に義姉に伝えたところ、義姉にはムッとした顔をされてしまいました。 その後、夫や義姉と話し合いを重ねた結果……、使用期間の短いベビーバスや保育園に置いておく用の洋服だけ少しいただき、使用回数の多い肌着や抱っこ紐は自分で購入することにしました。 名前は読み重視? 漢字の意味重視?「子どもの名前は両親からの最初のプレゼント」だと思った私たちは、本やネットなどさまざまな媒体から情報を収集し、子どもの名前を一生懸命考えました。 しかし、相談しているうちに、ここでも私と夫の意見が違うとわかったのです。夫は名前の「読み」を重視していて、私は「画数や漢字の意味」を重視していました。 そうなると、お互いに納得できる名前がなかなか決まりません。そこで、試しに夫に名前を考えてもらい、私が読みに合う漢字を考えることに。お試しのつもりでしたが、お互いの意見をうまく組み合わせて、納得のいく名前をいくつか考案することに成功。最後はわが子の顔を見て名前を決めました! スポーツ一本? それとも文武両道?子どもを出産したあと、夫婦での会話が増えた私たち。しかし、子どもとしたいことや、してあげたいことを話しているうちに、またもや夫婦間で考えが違うと判明したのです。 特に、教育に関しては違いが大きく、夫は自分自身がスポーツでいい成績を残してきたので、子どもにたくさんスポーツをしてほしいと思っているようでした。一方の私は、子どもには文武両道でバランス良く経験を積んでほしいと考えていました。 とはいえ、一番大切なのは子どもの気持ち。私たちが今揉めてもどうしようもないとなり、「子どもが決めたことを全力で応援してあげられる両親になろう」とだけ約束しました。 出産後、子どもについて夫婦で話し合う機会が増えると、お互いの考え方の違いに気付く場面が増えました。お互いに意見を譲らず、ときにはケンカ寸前になることも。 でも、意見をぶつけ合えたからこそ、最終的にはお互いに納得のいく結論を出すことができました。まだまだ未熟な私たちですが、子どもと一緒に成長していけたらいいなと思っています。 著者/藍沢えま作画/村澤綾香 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 村澤綾香<p>明治学院大学文学部芸術学科、桑沢デザイン研究所卒業。2009年よりフリーランスのイラストレーターとして主に女性誌、webなどで活動中。Oggi.jpにて土日月公開の4コマ「なでし娘ちゃん」連載中。</p>
2022年06月26日■前回のあらすじなかなか肯定してくれない、苦労人だった母。母が放った、子どもが「かわいそう」という言葉に追いつめられます。5人の生活が始まった 完璧にしたいと思うほど…長女の時で学び、パパには元々あまり期待はしていませんでしたが…子ども3人のお世話は本当に手が足りませんでした!いつもならイライラして強気に言い返すのですが…この時はなに言われても「無」。言い返す気力が湧かなかったのです。この記事は夫に何度も確認してもらいながら書いています。その後夫とは何度も話し合いをし、彼もこの時のことを猛省して今ではとても協力的なパパに成長してくれています。次回に続く 「長女+双子育児が過酷すぎた話」(全11話)は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年06月24日慣れない育児に取り組み「パパ業・ママ業」に一生懸命になりすぎて、いつの間にか「夫と妻」であることを忘れていました。そんな私たち夫婦が、夫婦関係を見直すきっかけになった言葉があります。産後、夫婦喧嘩が増えた出産後、授乳による睡眠不足や慣れない育児による疲れから、ささいなことで夫婦喧嘩が増えたと感じる人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私もその1人でした。 食事やお風呂、就寝の時間など生活のすべてが子ども中心で回っているのに、夫が今までと変わらずマイペースに過ごしていると、ついイライラしてしまうことが増えました。 「夫が1番、子どもが2番」そんな私が人から聞いた、目からウロコの言葉があります。それは「夫が1番、子どもが2番」というもの。 子どもはいずれ親から離れて巣立って行きますが、夫は老後も一生添い遂げるパートナーです。「子どものことばかりを優先して夫婦関係をないがしろにするのではなく、愛する夫への思いやりも忘れないようにしましょう」というメッセージが込められた言葉でした。 「パパとママ」であり「夫と妻」その言葉を聞いてから、私は自分の態度や姿勢を反省しました。子どもを優先するあまり、愛する夫との関係をこじらせるなんて……ということに気づいたのです。私は「ママ」である前にこの人の「妻」だったんだ、ということを思い出しました。 そして、夫の気持ちを思いやることの大切さを再認識した結果、夫も徐々に私の気持ちを汲んでくれるようになり、以前よりも絆が深まったように思います。 「夫が1番、子どもが2番」というのは極端な表現で、実際の生活では子どもを最優先にせざるを得ない場面が多々あると思います。そんなとき、私は「夫も子どもも1番」だと考えます。そもそも家族は順位をつけるものではなく、みんなが大切な存在です。そんな当たり前のことを忘れかけていた私にとって、この言葉は大きな救いになりました。 イラスト/(c)chicchimama著者:岩崎薫1年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第2子の妊娠を目指して不妊治療中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年06月14日私の夫は、あまり育児に協力的な人ではありませんでした。でも、3人目が生まれたことをきっかけに、これまでよりも育児を手伝ってもらうことに……。ところが、この役割分担が思わぬ誤算だったのです。3人目誕生、育児も役割分担することに子どもとはよく遊んでくれるけれど、おむつは替えられない、育児用ミルクの調合もわからないという夫。育児をしているかと聞かれると微妙なところ……。 私自身も、育児は自分でしてしまったほうが早いと思っていたため、これまでは夫に何かを手伝ってもらおうとは思っていませんでした。 しかし、さすがに子どもが3人にもなると、私ひとりでは厳しいかもしれない。そこで夫に相談し、おむつ替えなどのこれまでやってもらったことがあまりなかった育児も手伝ってもらうことにしました。夫も思いのほか快く引き受けてくれました。 お互いが協力し合えずイライラところが、慣れないおむつ替えやお風呂などのお世話は夫の思うようにはいかず、見ている私もついイライラしてしまう結果に……。 3人目が生まれ、家族で楽しくにぎやかに過ごせるはずだったのに、夫婦が揃うとお互いにイライラしてばかりでした。このままでは良くないと思い、改めて夫と話し合うことにしました。 夫からは素直に「不器用な自分には、今まで○○(私)がしていた育児を○○(私)と同じようにはできない」と言われました。一方で私は「家事も育児も家の中のことはだいたいできるけれど、すべてを任せられると負担が大きい」という話をしました。 余裕ができて「ありがとう」と言えるようにそれぞれのできること、できないことを話し合い、「お互いができることを優先させたほうが効率がいい」という話でまとまりました。家での子どもたちのお世話は私が引き受け、夫にはこれまで経験のある育児のほかに、買い物など、もう少し家事に協力してもらうことにしました。 仕事帰りの夫に、お米や飲み物、洗剤などの重量のある買い物を任せると、日中の子どもを連れての買い物がとてもラクになりました。また、夫が子どもたちと遊んでいる間に私が食器の洗い物を済ませ、授乳中には夫が上の子たちの寝かしつけをするなど、「一緒に育児」を徹底するのではなく、お互いの得意・不得意を考慮した協力体制がわが家には合っていたようです。 夫婦にもそれぞれ得意・不得意があります。それぞれの得意なことが生かせると効率も上がり、気持ちにも余裕ができたように感じます。そして、お互いが素直に「ありがとう」と言えるようになったことが何よりでした。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2022年05月22日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回は、こむぎさんが育児をしていて「努力の賜物」だと感じたことについてのお話です。 産後、自分で育児をしてみて思ったこと 私は妊娠中、胎動のせいか、細切れ睡眠になっていました。 そのことを産婦人科で話すと、「産後の授乳に向けて、身体が準備してるんだよ」と言われ、「女性の身体ってすごい!」と感動したのを覚えています。 ですが、いざ子どもが生まれ、夫に育児を任せて睡眠を取ると、途中で目覚めることなく、8時間以上ぐっすり眠れて驚きました。 そのことから、「身体が自然とそうなった」訳ではなく、皆必死で育児をしているからこそ、起きれているだけなのかもしれないと思うようになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年05月05日ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回は、夫婦の会話についてのお話です。初めての育児ということで、日々赤ちゃんのお世話に追われていたこむぎさん夫婦。そんなある日、(あれ?そういえば最近……)とあることに気付き……? 夫婦の会話は、赤ちゃんのことばかりで…? 夫婦揃って育休を取っているわが家。 子どもが生まれてすぐのころから、交代で睡眠を取るようにしていました。 それが習慣化し、「片方が子どもを見ているときは、片方が睡眠を取る」を繰り返していた結果…… 交代時の引き継ぎ以外で会話が減っていることに気付きました。 それからは、たまにはみんなでお出かけしたりして、会話をするよう心がけました。 著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年05月02日育児・介護休業法の改正が国会で成立し、2022年4月1日から新しい制度が始まります。ベビーカレンダーは、859人のご夫婦(20代~60代)を対象に、「育児・介護休業法」改正に関する意識調査をおこないました。その分析結果についてお知らせします。 4月1日から順次施行される、改正育児・介護休業法。大きな変更点としては2022年4月から施行開始される「制度周知・意向確認」と、2022年10月から始まる「出生時育児休業(産後パパ育休)」の2つが挙げられます。 今回の調査では、日本において男性の育児休業(以下、育休)取得率が上がらない理由として7割以上の人が「社内の理解を得ることが難しいから」と答えました。そこで、会社から「制度周知・意向確認」があった場合、育休を取得するかアンケートを取ったところ、全体の6割以上が「取得する」と回答し、「制度周知・意向確認」がなかった場合と比較して32%も増加しました。 さらに、育休中の就業を可能にする「出生時育時休業」制度については、約9割のパパが賛成していることが明らかになりました。この結果から、今回の法改正により「社内理解」と「現場の業務負担」が改善されるかどうかが、今後の男性における育休取得の促進の大きな鍵を握っていることが改めて分かりました。 男性の育休取得が進まない理由として、約8割のパパが「社内の理解を得ることが難しいから」と回答!当事者であるパパの8割以上が「育児・介護休業法」の改正について内容を把握しておらず、育休に関する理解、関心の薄さが、取得時の最大のネックに…パパを対象に、2022年4月から実施される育児・介護休業法の改正について、「4月から段階的に施行されることはご存じですか?」と質問したところ、「知らない(33.9%)」「知っているが内容は把握していない(47.7%)」という結果となり、全体の81.6%が育児・介護休業法の改正について詳細を把握していないことが明らかになりました。 また、「日本では男性の育休取得が進まないと言われていますが、その理由はなんだと考えますか?」と質問したところ、1位「社内の理解を得ることが難しいから(76.1%)」、2位「周りに取得した前例がないから(61.0%)」という回答となりました。この結果から、男性が育休を取得することに対して周囲の理解のみならず、当事者の理解、関心が薄く、その結果、男性の育休取得率の低下に繋がっているということが分かりました。 「制度周知・意向確認」に賛成なパパは全体の9割以上!しかし、会社内のポジションが上がるにつれて、「どちらともいえない」の回答率が増加傾向にパパを対象に、「『制度周知・意向確認』について賛成ですか、反対ですか?」と質問したところ、「賛成(63.8%)」「どちらかといえば賛成(27.2%)」という回答になり、全体の91%が賛成という結果になりました。 しかし、会社内の役職別に回答を見ると、一般社員クラスが「賛成(67.5%)」であるのに対し、課長クラスでは「賛成(53.3%)」となり、経営層・役員クラスになるにつれて「どちらともいえない」の回答率が増加傾向にあることが分かります。 「賛成」「どちらかといえば賛成」と回答された理由1位制度を知っていても自ら申し出づらいから(83.4%) 2位取得を迷っている人に対しても会社が後押ししてくれると感じるから(62.0%) 3位まだ制度を知らない人が多いと思うから(61.9%) 「どちらかといえば反対」「反対」と回答された理由1位積極的に育休を取得されると業務に支障をきたすから(35.7%) 2位意向確認といいながら、「取得しないよね?」と圧力をかけられそうだから(21.4%) 3位育休を取得しなくてはいけないようなプレッシャーを感じるから(14.3%)男性が育休を取得することに対してポジティブに考えていないから(14.3%) 「どちらかといえば反対」「反対」の理由として「その他」と回答された方からは、「周知されても結局会社の理解がないから」、「義務にしない限り取れないと思う」「制度を伝えたところで積極的に取れるようになると思えない」といったあきらめに近いコメントが多く寄せられました。 「制度周知・意向確認」があるだけで、育休を取得したいと思うパパが3割以上も増加し6割超へ!世の中のパパは会社からの後押しや、詳細説明を求めていることが判明パパを対象に、会社からの「『制度周知・意向確認』があった場合、あなたが当事者だとしたら育休を取得しますか?」と質問したところ、「取得する(61.0%)」となり、6割以上の男性が育休取得に対して前向きに考えていることが分かりました。 一方で、「『制度周知・意向確認』がなかった場合、育休を取得しますか?」という質問したところ、「取得する(28.9%)」となり、32%の差が認められました。 会社からの「制度周知・意向確認」がない場合「取得しない」と回答した方の理由として、1位「会社から説明や意向確認がなければ自ら申し出づらいから(72.5%)」、2位「もともと男性の育休取得に対してあまり好意的ではない社風だから(43.4%)」などの、上司や同僚の目を気にする理由が多く見られました。また、3位は「会社から説明がなければ、育休制度についてよくわからないままだと思うから(39.9%)」と制度理解に対して受け身な姿勢も見られました。 また、今回アンケートに協力いただいたパパの2022年3月現在の育休取得率は20.6%で、この数値は、「『制度周知・意向確認』がなくても育休を取得する。」と回答した方の割合(28.9%)と変化が少ないことから、いかに法改正や制度を整えても、制度周知・意向確認による、育休取得の後押しが必要である事が分かります。 パパに育休を取ってほしいと思っているママは7割以上。育休取得を前向きに考えているパパは6割以上いるのに対し、実際に取得してくれそうだと回答したママは4割程度と、「現実的には育休を取得するのは難しいだろう」と考えられているママを対象に「法改正を受けて、育休取得可能な当事者となった場合、パパに育休を取得してほしいと思いますか?」という質問をしたところ、「はい(73.9%)」と多くのママが育休を取得してほしいと思っていることが分かりました。 しかし、前述のとおり「制度周知・意向確認」の実施によって、育休取得を考えているパパが61%と全体の半数以上もいるのにもかかわらず、ママに「法改正を受けて、育休取得可能な当事者となった場合、パパは積極的に育休を取得してくれると思いますか?」という質問をしたところ、「取得してくれると思う(42.0%)」という結果となりました。この結果から、パパに育休を取得してほしいとは思いつつも、実際に取得するのは難しいだろうと考えられている実態が分かります。 会社からの周知・確認があっても育休取得しない理由として、すべての人が「収入が減少するから」と回答。そのうち「育児休業給付金」を正しく理解している人は1人もいないという実態が明らかにパパを対象に、「会社から『制度周知・意向確認』があった場合、育休を取得しますか?」という質問を行い、「取得しない(14.8%)」と回答した方に対して、取得しない理由を聞いたところ、すべての方が「収入が減少するから(100%)」を選択しました。 同じ対象者に「育児休業給付金(賃金月額の67%相当額)を受け取る期間は社会保険料が免除されるため、実質、通常の賃金の8割ほどがカバーされることをご存じですか?」と質問しました。その結果、全ての方が「知らなかった(100%)」と回答しました。 以上の結果から、「育児休業給付金」について正しく理解されていないことが、男性の育休取得の妨げになっていることが明らかになりました。理解不足により取得に後ろ向きになるケースを減らすためにも正しい制度内容の周知が必要だということが改めて分かりました。 一般社員から経営者層まで、約9割のパパが育休中の就業を可能にする「出生時育休」制度に賛成!反対する人の理由1位は「育児に専念できない」と、一部から懸念の声もあがる結果となった2022年10月からは「産後パパ育休」と呼ばれる、産後8週間を対象とする「出生時育児休業」(以下、出生時育休)の創設が予定されています。現在でも産後8週間の育休の取得は可能ですが、今回新しくなるポイントは、休業期間中に一定の範囲内で就業が可能となる点と、産後8週間の中で4週間の育休を分割して取得できるようになる点です。 この「出生時育休」について賛成か反対かという質問をしたところ、「賛成(53.3%)」「どちらかといえば賛成(33.0%)」と86.3%以上のパパが、この制度についてポジティブに捉えていることが分かりました。 さらに、役職別回答を見ても、「制度周知・意向確認」制度に比べ、一般社員から経営層まで幅広い階級で肯定的に考えられていることも明らかになりました。 「賛成」「どちらかといえば賛成」と回答された理由1位育休中に就業が可能になることで、他の社員に負担をかけずに業務を調整できるから(71.1%) 2位以前より柔軟性が高まり、男性の育休取得のハードルが下がると思うから(66.9%) 3位育休の分割取得によって、夫婦で育休を交代しやすくなるから(53.2%) 「どちらかといえば反対」「反対」と回答された理由1位育休中の就業が可能になることで、つい仕事をしてしまって育児に専念できない気がするから(79.5%) 2位以前よりも面倒な手続きが増えそうだから(33.3%) 3位男性が育休を取得することに対してポジティブに考えていないから(18.0%) 一部懸念の声も寄せられていますが、男性の育休取得が難航する大きな理由として「業務の調整が難しい」という点が挙げられており、「出生時育休」制度はそれを解消するものとして、今回の調査結果からも、「出生時育休」が男性育休のハードルを下げる制度であることが分かります。 また、共働きをしているママに対して「育休は夫婦で交代して取得したいですか?それとも夫婦で同じタイミングに取得したいですか?」と質問したところ、「同じタイミングで取得したい(53.5%)」という回答が多いものの、「交代で取得したい(27.6%)」という回答も一定数ありました。ここから、パパと育児を分担することで早く社会復帰したいという、女性の積極的な社会進出の傾向も伺えます。 法改正を受けて企業に望む対応1位は「育休取得についての相談制度の設備」。しかし、法改正を受けて実際に「会社に変化があると思う」と回答したのはわずか2割程度と期待値は非常に低い結果にパパを対象に、「法改正を受けて、企業にどのような対応を望みますか?」と質問したところ、「育休取得に関する相談体制の整備(73.3%)」という回答が最も多く寄せられました。次いで「改正後の育休に関する詳しい説明や研修の実施(63.2%)」という回答となりました。 一方で、「法改正を受けて、今ご自身が努めている会社に変化があると思いますか?」という質問をしたところ、「ないと思う(41.1%)」「わからない(35.2%)」と76.3%の方が会社側の変化に期待を寄せていないことが分かりました。 この結果から、各企業の男性育休に対する理解や関心の薄さは根強いものだと考えられていることがわかります。企業として、男性の育休取得率をあげるために、個々に対する育休取得の後押しや、男性育休についての認識を徹底することが重要になると考えられます。 パパが育休を取得してくれたママの感想「良かった点」1位は「子どもの成長を一緒に間近で見守ることができた」!育休を取得したときに手伝ってほしい育児1位は「夜泣き対応」!実際に今までにパパが育休を取得したことがあるママに対して、「パパが育休を取得して『良かった点』を教えてください」と質問しました。回答の1位は「子どもの成長を一緒に間近で見守ることができた(78.7%)」、2位が「育児・家事の負担が減った(75.6%)」、3位が「家族の時間が増えた(69.5%)」という結果になりました。 一方で、「パパが育休を取得して『悪かった点』を教えて下さい」という質問には、1位が「収入が減った(54.3%)」2位が「思ったより育児・家事の負担が減らなかった(25.6%)」、3位「育児・家事について説明する必要があり面倒だった(20.9%)」という結果となり、育休を取得する前からしっかりと家事育児の分担を話し合い、日常から家事育児にしっかりと参加しておくことが重要だと考えられます。 子どもの成長を一緒に感じられ、今まで以上に家族の時間を共有できる育休ですが、せっかく育休を取得しても一部では逆に不満を覚えてしまうケースがあることがわかりました。 そこで、「今後、パパが育休を取得した場合、特に携わってほしい育児・家事はなんですか?」と質問したところ、「夜泣き対応」「寝かしつけ」が上位を占めました。母乳で育てている場合は、夜間授乳はどうしてもママの役割となってしまうため、それ以外の夜間の対応を率先して引き受けてあげることが育休成功のポイントとなるかもしれません。 育休を取得する際には、まずは自分が携わりやすい部分から携わるのではなく、しっかりママと話し合い、お互いが納得する家事・育児の分担を行うと良いのではないでしょうか。 2022年4月から法改正が始まり、より男性が育休を取得しやすい環境になります。企業の対応に任せるだけでなく、個人でも制度について知っておくことで、いざ当事者になったときにより良い育休の時間を過ごすことができると考えられます。 また、当事者だけでなくすべての人がこの制度を理解することにより、子育てをする人もしない人も、お互いを尊重し、助け合える職場環境を整えていく事が重要です。今回の法改正をきっかけに、改めて職場や家庭で男女の育休について話し合ってみてはいかがでしょうか。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用されたご夫婦調査期間:2022年3月16日(水)~3月18日(金)調査件数:859件※集計結果は100%にならない場合がございます。
2022年04月01日2021年4月に第一子となる娘さんを出産した際、ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる連載育児マンガ、「夫婦で育休1年とってみた」第4話。こむぎさんがご夫婦で使ってみて便利だったという、育児に関するアイテムのお話です。 育児の「共有アプリ」が便利すぎる!育児をするようになって、夫婦でダウンロードした育児記録アプリ。 それぞれが入力した内容が自動的に更新されるので、育児の共有がスムーズに! 便利すぎて、私たち夫婦の必須アイテムになっています。 ひとり時間をもらって出かけた日も、このアプリを見るだけで「今おむつ変えたんだな」「離乳食あげたんだな」など、状況が理解できるので、とてもありがたいです。 ある日私がお出かけしていたときのこと。 夫にラインを送っても全然既読がつかず、でも共有アプリは更新されていました。 そして見ている目の前で、「(赤ちゃんが)寝た」と更新されたすぐ後に、夫からラインの返信がきたのです。 夫は育児中はラインを見ず、ちゃんと娘が寝てから見ているのだなぁ、と思いがけず知ることができ、「しっかり向き合って育児してるんだなぁ」と見直すきっかけになりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年03月10日■前回のあらすじ入院から5年後、夫は家事育児に積極的に協力してくれるようになり、妻は辛いときは夫に頼れるように変わりました。すると妻の病状は良くなり通院することもなくなったのです。ともに変化し、お互い補い合いながら家事を回していけるようになったふたり。「いいから黙って食え」と思っていたのも、今ではもう過去のことです。
2022年02月12日2021年4月に第一子となる娘さんを出産した際、ご夫婦で1年間育休を取得したという、こむぎ(@komugi_baby77)さんによる育児マンガ。今回は育児の参考書を読んだときのパパのお話です。普通の育児についての参考書をパパ視点で読んでみると、そこには悲しい発見があって……!? 育児書に「パパ」という文字は見当たらず ようやく「パパ」という文字を発見! しかし…?1年間の育休を取得し、育児にやる気満々の夫。 「早速勉強するぞ! 」と育児書を開いたものの、目に飛び込んでくるのは、「ママ」の文字ばかり。 やっと「パパ」の文字を見つけても、あくまでサポートとしての説明ばかり。 自分が育児するつもりで読み始めたにも関わらず、”育児の主体はママ”という書きぶりに、ちょっと切なくなってしまったようです。 著者:ライター こむぎ0歳女児を育てる新米ママ。夫婦そろって一年間の育休を取得。ダブル育休エッセイの文や漫画を、SNSにて更新中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター モイライ主に作画で活躍中。代表作「メキシコでアミーゴ!」
2022年02月06日夫婦にとって初めての子育て中、育児経験がほとんどない夫が育児に関してアドバイスをしてくれるようになりました。しかし、そのアドバイスがだんだんと小言に感じるようになり、いつしかひとりで子育てをしているような気持ちになっていきました。そんな夫の小言が、ある日を境にピタッと止まった理由をお伝えします。夫からのアドバイスが小言に変身夫婦での子育てが始まり、私はおむつの替え方や沐浴の仕方などを一から夫に教えることに。夫も積極的に育児に参加してくれ、少しずつ子育てに慣れ始めました。しかし、それと同時に「これはこうしてね」など私に指示してくるように。 最初はわかったと返事をしていましたが、だんだんその内容が「おもちゃは使ったら毎回消毒してね」など、私にとっては「必要かな?」と思えるような細かい内容になっていきました。そうして夫の言葉に対し少しずつ否定的な感情を抱き、小言に感じるようになりました。 ひとりでのおでかけが招いた変化夫の指示が増えるにつれ、だんだんひとりで孤独に育児をしている気持ちになってきました。煮詰まった私はある日、子どもを夫に任せて初めてひとりで出かけることに。久しぶりのひとりでの外出でリフレッシュできた私は、「明日からまた頑張ろう」という前向きな気持ちで帰宅しました。 帰宅すると夫はしっかり沐浴まで済ませて授乳してくれていました。しかし、1つ変わった点があったのです。それはこの日を境に夫からの小言がほとんどなくなったことでした。 小言をやめた意外な理由しばらく経って、小言を言わなくなった理由を夫に聞いてみると、「最初は何も知らなかったから、大変な部分や手を抜いても大丈夫な部分がわからなかった」と話してくれました。 1日子どものお世話を夫に任せたおかげで、私が負担に感じていた部分やアドバイスを好意的に受け入れられなかった理由がわかったようでした。それから育児について相談をすると、建設的なアドバイスをしてくれるようになったのです。 私も夫の話を聞き、私が夫からのアドバイスに対して否定的に感じたのは、理想の育児を押し付けてくる内容だったからだということに気づきました。育児において「こうすべき」という理想がありますが、私は負担に感じることがあります。育児を共にする夫が、その葛藤や苦しい部分を理解してくれることがこれほど心強いものなのかと実感した体験でした。 監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2022年02月04日愛カツ編集部に寄せられた体験談を漫画にしました。今回のテーマは「ダメ夫」です。育児は予想外のことばかりで大変なもの。夫婦で力を合わせて乗り越えたいですよね。しかし、なかには育児をしているつもりの「自称イクメン」もいるようで……。夜泣きの対処法をネットで調べることを育児とは言いません。しかし夫は会社ではイクメンと話題なよう。もしかしたら自分では育児をしているつもりなのかもしれませんね……。作画:おむ原案:愛カツ読者編集:恋愛メディア・愛カツ編集部●【2話】自称イクメン!育児をしない夫に義母は…presented by愛カツ ()
2022年01月29日里帰り出産のため、実家で生後1カ月の子どもの育児をしていたときのことです。出産したら母乳は自然に出るものだと思っていた私ですが、母乳育児はなかなか軌道に乗りませんでした。苦戦しているところに夫から届いたLINEには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」と書かれていました。このLINEがきっかけで、ミルク育児をすすめる夫と大喧嘩をした体験談です。 完母でなくても良い、母乳育児がしたい私が入院した産院は、母乳育児を推奨していました。入院中に助産師さんから授乳方法の指導を受け、懸命に練習した私。ところが、同じ時期に入院した周りのお母さんたちがうまく授乳できるようになっていく中、私はなかなかできるようになりませんでした。 結局、子どもが生後1カ月を過ぎても母乳育児は軌道に乗らず、半分ぐらいは育児用ミルクを与えていました。完母でなくても良いとは思っていましたが、可能な限り母乳育児がしたかった私。そこで私は、助産師さんや保健師さんに相談したり、インターネットや本で情報を収集したりしながら授乳の練習を重ねました。 ミルク育児派の夫と怒鳴り合いの大喧嘩に里帰り出産だったため、私と子どもは1カ月健診が終わるまで実家で過ごす予定でした。1カ月健診を終えた私と子どもは、そろそろ夫が待つ家に戻る時期に。しかし、私は産後の肥立ちが悪く産科への通院が必要だったこともあり、もう1カ月実家にいさせてほしいと夫に伝えました。 すると、深夜0時過ぎに夫から怒りのLINEが。そこには、私が「母乳育児に固執しすぎて育児ノイローゼになっている」など、私への不満が60件ほど書き込まれていました。最初はショックを受けた私ですが、徐々に悲しみが怒りの感情へと変わっていき、ついに電話で夫と怒鳴り合いの大喧嘩に。 距離を置き、冷静になる夫と私夫との大喧嘩を機に、もうしばらく実家で過ごすことに決めた私。距離を置くことで、お互い落ち着きを取り戻すことができました。後日夫の話を聞くと、夫には「自分が育児をしたい」という気持ちが強かったことがわかりました。夫には、自分が子どもに育児用ミルクを与えている間、私に休んだり、リフレッシュしたりしてほしかったという思いもあったようです。 夫の気持ちを知った私は、ミルク育児に切り替えたほうが良いかと悩みました。しかし、できるだけ母乳で育てたいという私の気持ちは変わりませんでした。そうこうしているうちに、生後3カ月になった子どもが突然哺乳びんを拒否するように。自然と完母に移行しました。 夫には理解されなかった母乳育児。それでも、母乳育児を通じて子どもと触れ合える時間は私にとって幸せでした。夫との口論でヒートアップしそうなときは一度距離を置き、冷静になってから淡々と主張を伝え合うことで、落ち着いて話し合いができるようになりました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/そら著者:武田 ゆうか2歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。
2022年01月25日■前回のあらすじこれまでのことを振り返ってみると、今まで夫の思いや自分の気持ちを大切にできていなかったことに気付きました。■夫婦がお互い対等であるために…■夫をもっとたくさん頼っていきたい昔から人に甘えたり頼ったりすることがとても苦手でした。人に弱みを見せることも少なかったと思います。夫はそんな私と正反対で、めちゃくちゃ甘え上手で、婚前は自堕落な生活を送っていました。そんな彼に対して「私がなんとかしなくちゃ」と謎の責任感を抱き、結婚後私のその特性はさらに強くなったように思います。でも、今回のことがきっかけで「やりたい気分じゃない」「今日は疲れた」という理由で夫に投げてもちゃんと受け止めてくれることを実感し、心に余裕ができたように思います。“頑張る自分”でいることが自分を保つ唯一の誇りに思っていたので、気を抜くのが怖かったのですが、抜いてみたらなんと気持ちの楽なこと…!これからは余裕のあるドンと構えた母でいたいなぁと思う今日この頃です。お読みいただきありがとうございました!
2021年12月21日私の名前は恵理子。2歳7ヶ月の娘・舞と、7ヶ月の息子・達也のママです。夫は仕事の帰りが遅く、お互いの実家も遠方のため、ほぼワンオペ育児です。それでも舞だけの時は1人でもなんとかやってこれました。よく寝る子で、体も強く、一人遊びもできる子だったからです。しかし舞は現在イヤイヤ期なうえ、達也は寝ない・泣き止まない・そして体調も崩しやすく…さすがにワンオペがきつくなってきました。 たまにしか育児をしないくせに自分のことを「イクメン」と呼ぶ夫にイライラしていましたが、ママ友の志保さんと愛奈さんの旦那さんはまったく育児しないらしく…表立って不満を口にすることができませんでした。次回に続く(全8話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ タキノユキ
2021年12月03日この漫画は書籍『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』(著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか)の内容から一部を掲載しています(全15話)。 ■前回のあらすじイクメンを気取る夫とストレスを募らせる妻。雰囲気は次第に険悪になっていき…。家庭のために遅くまで残業を頑張っているダイチさんでしたが、やっと寝かしつけた子どもを起こしてしまったり、育児でボロボロのコトミさんに「ご飯は?」と言ってしまったり…。でもコトミさんが一番ツラいと思っていたのは、そういった育児や家事をひとりで抱え込んでいることではありませんでした。「子どもの話」は「夫婦の話」ではない! と考えるコトミさん。どうやらダイチさんとコトミさんの夫婦の会話に関するミゾがあるようで…。はたしてできてしまった夫婦のミゾは埋まるのか? そして週にいちどの夫婦会議とはいったい何を行うのでしょうか…?次回に続く(全15話)「夫婦のミゾが埋まらない」連載は8時更新! 『夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学』 著者:渡辺大地/イラスト・漫画:青柳ちか(KADOKAWA) ¥1,265(税込) \ この後どうなる!? /書籍「夫婦のミゾが埋まらない 産後にすれ違う男女を変えるパートナーシップ学」はこちら 子どもだけでなく、家族が幸せであるためには、夫婦間でのすれ違いを解消することが必要不可欠。著者が実体験を通じて考え、学び、たくさんのファミリーの悩みを解決して確立した、さまざまな家族の問題を乗り越えるための「夫婦のパートナーシップ学」。人気の漫画を無料で試し読み!
2021年08月22日ウーマンエキサイトをご覧の皆さま、こんにちは!7歳と3歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。今回は夫婦の会話についてのお話です。うちの夫は普通のサラリーマンです。転勤族なのでその時の勤め先にもよりますが、基本的に定時で上がれることは少なく、この春また異動してからはますます忙しくなりました。朝は私と子どもたちが起きる前に出勤し、帰宅は子どもが寝た後。土日は休みなので育児や家事も積極的にしてくれますが、平日は基本的に子どもに会うことすらできません。仕事が忙しいからこそ、夫婦の会話が大事。子どもたちの成長を共有するためにも、育児に参加したくてもできない夫が疎外感や罪悪感を感じないためにも、そして私自身がひとりで育児をしている気持ちにならないためにも、いない時間を会話で補うことが大切…。それはわかってはいるのですが、実際はそうもいかないのです。なぜなのか?ある1日を例に、平日の育児がどんな感じかを見ていこうと思います。オリンピックにあやかり、実況風に書いていきましょう。ではどうぞ。まず朝。母選手、子どもたちより少し早く起きて身支度を整えます。子どもたちを起こし、朝食を用意し食べさせ、着替えを手伝い、まずは長女が小学校へ。次女を連れて登校班の集合場所まで長女を送って行きます。グズる次女をなだめつつ、長女の忘れ物をチェックし出発。出発前に限ってバタバタとアクシデントが起こりがちですが、登校班は出発時間があるので遅れるわけにはいきません。長女を送ったら一度帰宅し、次は次女の登園準備。お姉ちゃん大好きな次女はこの時点でかなりやる気をなくしていますが、あの手この手でその気にさせこども園へ。よし着いた!あとは門をくぐって教室に連れていくだけ!…と、思いきや。ここに来てまさかのUターン!これは母選手の確認不足ですが、かなりの痛手!さっさと送ってしまおうと気が焦るあまり、マスクの所在については気が回らなかった模様です。 ハプニングはありましたが、無事に登園リベンジを済ませ、母選手は仕事をします。この間は気持ちに余裕も生まれますが、園や学校から「お迎えお願いします」の電話がないとも限らないため、スマホへの注意は怠れません。午後3時過ぎ、長女が帰宅します。持ち帰ってきた手紙の類いや宿題をチェックします。ここで問題が…!この日もらってくるよう言っておいた図書通帳の新しい用紙が入っていません。夏休みまであと数日。手持ちの図書通帳はあと2冊分しか書く欄がありません。夏休み中に確実に足りなくなるため、これはもらっておいてくれないと困ります。先生にうまく伝えられず、長女は自信を失ってしまったようです。こんなことをわざわざ連絡帳に書くのは気が引けますが、仕方ありません。 連絡帳書きで少々ダメージを負いつつ、次は次女のお迎えへ。現在はコロナ対策のため、帰宅したら全員お風呂に直行します。と、ここで電話です。なんと今日2度目のUターンです!これは痛い!痛すぎる!またしても母選手の確認不足です。お風呂に入る前でまだよかった、他の子が次女の水筒を飲まなくてよかった、そう思ってやりすごすしかありません。再度帰宅し、お風呂、夕飯、歯磨きを済ませ、残りの家事をやりつつあとは寝る時間を待つだけです。しかしここでもなんやかんやと問題が。なかなか思うようにはいきません。理想の就寝時間を少しオーバーしつつ、疲れている子どもたちはベットに入ってすぐ眠りにつきます。 母選手、ここで1日を終えスマホタイム。しばらくして夫が帰宅しました。よし、ではここから夫婦の会話ですね。気力がなかった!無念です!以上実況を終わります。…とまあこんな感じで、結局話せず終わるという日がほとんどなわけです。もっと大きな出来事なら話そうとも思いますが、日々起こることはわざわざ言うまでもない小さいハプニングばかり。こういう1日の何が大変だったのかを伝えるのは私には難しいものです。なぜ疲れているのかもうまく説明できないので、下手に八つ当たりしないようさっさと布団に潜ってしまうのです。話して楽になるタイプの方もたくさんいるとは思いますが、私個人としては話すためにその日1日を改めて振り返るのにも気力が必要なんですよね。「パートナーが育児のことを話してくれない」、「よくわからないけど疲れてる」、「大変なら言ってほしいのになにが大変なのかわからない…」。そういうことは多々あるかと思います。でも育児のストレスというのはこういう小さいことの積み重ね。、温かい目で見守り、時にはそっとしておいてもらえたらうれしいなと思います。
2021年08月19日本作品は 「ウーマンエキサイトコミック大賞」 ストーリー部門で特別賞に選ばれたせりママさんの作品「育休明けの家事分担はお早めに」をコミック化したものです。■前回のあらすじワンオペ2人育児の限界で倒れてしまった春香に代わって初めて家事・育児をした夫。看病で疲れた夫は、「妻が健康でいることは家族にとっても重要」とようやく理解して…。ワンオペ育児に限界がきていることを夫に伝えた私。夫も私が倒れたことで、ようやく問題を認識してくれたようで、ふたりで話し合いをすることに…。全部自分でやろうとして倒れてしまった私。その後、思い切って料理という家事を夫に全部任せるというやり方は、我が家にはあっていたようです。「夫に任せたら細かいことに口出ししない」と心に決めて、夫への感謝を口にすることを徹底したことが功を奏したようで、夫はノリノリで料理を担当してくれるようになりました。冷凍のお惣菜など、私では思いつかなかった工夫を取り入れてくれた夫に感謝しています! イラスト・ ユキミ
2021年08月15日わが家は、夫が長男で私が長女という、長男長女同士の結婚でした。長女あるあると言えば、・責任感が強い・我慢強い・甘えるのが下手などが挙げられるかと思いますが、私はまさに長女タイプという感じでした。親戚や近所にも小さい子が多かったため、自ずと世話をやいたり、リーダーシップを取らなければならない場面が多く、学校でもクラス委員や生徒会役員に任命されることばかりでした。夫は夫で、弟とは5歳離れているため、やはりお世話をよくしていました。長男ともあって学業への期待も高かったそうで、我慢強くよく勉強したそうです。そんな私たちが親になり、子育てをしてぶつかった壁と言えば…まずは私の「ワンオペでも平気な顔をする」ということでした。本当は新生児期にはいっしょに子育てして欲しかったのですが、甘え下手で「母」としての責任感もあった私は素直には言えず、ひとりでも大丈夫だと必死になっていました。一方夫は、子どもが生まれたことでより仕事を頑張ろうという責任感があふれ、仕事で家を空けることが増えたのです。そんなある日、とうとう私は…爆発したのです!!責任感は強いけど甘えるのが苦手な私は、勝手にひとりで限界を迎えてしまったのです。夫は夫の責任感で動いていたので、まさかそんなことになっていたとはと驚きの表情。夫婦はどこかで「気持ちが通じ合っているはず」「通じ合っていなくてもせめて察してほしい」という気持ちがあるものです。しかし!子育てが始まると「察する余裕」なんてありません。もとから夫は「察する」ことがあまり得意でないタイプ。ということもあり、「察してもらう待ちはダメ、我慢せずにその都度何でも言う」というルールが自ずとできました。これがあるだけで、お互いを思いやって行動できるようになりました。最近ではあまりにも我慢せずに、ちょっとでも何かストレスの兆候になるようなことがあればすぐさまお互いに冗談交じりで言い合っています。しかし、それくらい「すぐに言う」というのはとても大事なのだなと感じた経験でした。
2021年07月14日慣れない育児に取り組み「パパ業・ママ業」に一生懸命になりすぎて、いつの間にか「夫と妻」であることを忘れていました。そんな私たち夫婦が、夫婦関係を見直すきっかけになった言葉があります。産後、夫婦喧嘩が増えた出産後、授乳による睡眠不足や慣れない育児による疲れから、ささいなことで夫婦喧嘩が増えたと感じる人も少なくないのではないでしょうか。かく言う私もその1人でした。 食事やお風呂、就寝の時間など生活のすべてが子ども中心で回っているのに、夫が今までと変わらずマイペースに過ごしていると、ついイライラしてしまうことが増えました。 「夫が1番、子どもが2番」そんな私が人から聞いた、目からウロコの言葉があります。それは「夫が1番、子どもが2番」というもの。 子どもはいずれ親から離れて巣立って行きますが、夫は老後も一生添い遂げるパートナーです。「子どものことばかりを優先して夫婦関係をないがしろにするのではなく、愛する夫への思いやりも忘れないようにしましょう」というメッセージが込められた言葉でした。 「パパとママ」であり「夫と妻」その言葉を聞いてから、私は自分の態度や姿勢を反省しました。子どもを優先するあまり、愛する夫との関係をこじらせるなんて……ということに気付いたのです。私は「ママ」である前にこの人の「妻」だったんだ、ということを思い出しました。 そして、夫の気持ちを思いやることの大切さを再認識した結果、夫も徐々に私の気持ちを汲んでくれるようになり、以前よりも絆が深まったように思います。 「夫が1番、子どもが2番」というのは極端な表現で、実際の生活では子どもを最優先にせざるを得ない場面が多々あると思います。そんなとき、私は「夫も子どもも1番」だと考えます。そもそも家族は順位をつけるものではなく、みんなが大切な存在です。そんな当たり前のことを忘れかけていた私にとって、この言葉は大きな救いになりました。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:岩崎薫一年間の不妊治療を経て妊娠・出産。2歳の男児を子育て中。現在は印刷会社の人事部で時短勤務で働く。第二子の妊娠を目指して不妊治療中。
2021年06月10日