機能性食品「AHCC」の研究・製品化などを行っているアミノアップ化学は17日、女性特有の病気である「子宮頸がん」の基礎知識をはじめ、子宮頸がんの予防効果が期待できるAHCCの最新研究結果や予防方法のアプローチなどをまとめたニュースレター「AHCC通信 Vol.3」を発行した。子宮頸がんは、毎年約3,000人以上が亡くなっているといわれる深刻な病気。とりわけ、がんの中でも330代までの若い患者が多く、重症になると子宮摘出など大がかりな手術が必要となり、妊娠をすることができなくなったり、手術後の障害も多いといわれている。また、がんになっても進行するまで無症状であることが多く、予防・早期発見には若いうちから定期的に子宮がん検診を受けることが大事とのこと。子宮頸がん患者の99%は、HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染していることから、HPVが原因ウイルスであると考えられている。HPVは女性の約80%が知らない間に感染しているといわれ、20~40代の若い年齢での感染者数が増加しているとも言われている。こうした子宮頸がんに対して、予防効果が期待されているのが「AHCC」だ。AHCC(Active Hexose Correlated Compound : 活性化糖類関連化合物)は、シイタケ属に属する担子菌の菌糸体培養液から抽出されたα-グルカンに富んだ植物性多糖体の混合物。健康食品・サプリメントとして、日本のみならず、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オセアニアなど広範囲で販売されており、現在では統合医療の一手段としても取り入れられている。2014年10月29日に米国・ヒューストンで行われた「第11回アメリカ癌統合医療学会(SIO2014)」においては、「ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した女性にAHCCを投与するとウイルスが死滅する」という研究結果も発表され注目を集めている。HPVを除去する医薬品は未だ開発されていないため、この研究では更に大規模な試験を計画しており、AHCCの作用とHPV死滅の因果関係解明が期待されている。なお、3月28日に神戸学院大学にて「ハイリスクHPV感染に対するAHCCによる治療の可能性」に関するセミナーが行われるほか、大阪大学にて「サプリメントの臨床応用への薬剤師の役割」に関する講演が29日に実施される予定となっている。
2015年03月23日(画像はイメージです)子宮体がんとイソフラボンの摂取女性のがんに関しては、胃がんは低下しているのに乳がん、子宮体がんは大きく増加しています。子宮体がんの発現にはエストロゲンが抑制方向の作用を持つため、早い初経、遅い閉経、未産婦などがリスク要因と想定しています。大豆食品にはイソフラボンは化学構造がエストロゲンと似ていることから、子宮体がんの発生には予防的に働くことが予想されますが、いくつかの疫学的調査では結果が一致せず、前向き研究もありません。JPHCによる検討国立がん研究センターの「多目的コホート(JPHC)研究」で大豆摂取とイソフラボンの関連を調べ、その結果をBJOGで発表。対象は45-74歳の女性約4万人、観察期間は平均12年。大豆食品の総摂取量は、アンケートに含まれている豆腐、納豆、みそなどの8項目から算出。追跡期間中に、対象者集団のうち112人が子宮体がんと診断されました。イソフラボン摂取量を低摂取、中摂取、高摂取の群に分けて低摂取群に対するハザード比を計算しました。大豆食品量も同じ計算を行いました。結果は、イソフラボン摂取量、大豆食品摂取量共に子宮体がんのリスクには有意な変化はありませんでした。可能性としては,日本人においては大豆食品やイソフラボンの摂取量は元々高いこともあり、大豆食品やイソフラボンの摂取量と子宮体がんの関係を明らかにするには、更に大規模な研究が必要と結論。【参考】・国立がん研究センタープレスリリース・BJOG文献
2014年06月23日生理痛が重い、セックスで挿入時に痛みや違和感がある・・・・・・。そんな症状をお持ちの方は、もしかすると子宮後屈かもしれません。子宮後屈という言葉、初めて聞いた方もいるのではないでしょうか。通常、子宮はおへそ側に倒れています。一方、子宮後屈の子宮は、背中側に倒れています。子宮が後ろに倒れているせいで、セックスで挿入されても、子宮の裏側と腸管との間に当たり、気持ち良いどころか痛みを伴ってしまいます。子宮後屈は昔だと不妊の原因とされ、手術も行われていましたが、現在では病気ではないとされています。ただ、セックスの際に痛いのは困りますよね。そこで、女性の性に関する取材も行っている筆者が、子宮後屈の女子でもセックスで気持ち良くなれる方法をご紹介いたします。■1.体位は騎乗位体位は断然騎乗位です。正常位だと、ちょうど痛い部分に当たってしまいます。騎乗位は少し、足腰が疲れてしまうデメリットもありますが、逆に言えば、自分の好きなように動けるので痛い部分を避けることができます。また、男性側も、胸が揺れる様子を下から見上げるのは興奮するとのことです。■2.前戯をしっかり挿入であまり快楽を得られない場合、前戯をしっかりして前戯でイクという手もあります。前戯をしっかりしてもらうためには、彼にもしっかり前戯をしてあげましょう。挿入前にイチャイチャしている時間の方が、良いコミュニケーションになるかもしれませんよ。■3.物足りない場合はローターを使う騎乗位でもあまり快感を得られず物足りないという方は、挿入しつつローターを当てる方法もあります。これだと高確率でイクことができます。恥ずかしいかもしれませんが、その恥ずかしさも快感に変わるはずです。■4.深く挿入し過ぎない深く挿入すると、どうしても子宮に当たってしまうため、彼には深く挿入し過ぎないよう頼みましょう。よく、AVなんかでは「もっと奥を突いて~!」などと女優が叫んでいるものもありますが、それはファンタジーだということを男性に理解させる必要もありそうです。■5.彼にきちんと痛い部分を伝える何より、一番重要なのが、彼に子宮後屈であることを伝えること。痛い部分や痛い体位はしっかりと伝えましょう。お互いが気持ち良く、愛情を確かめ合えるセックスが一番です。そのためには、セックスだけでなく、普段から彼とスキンシップによるコミュニケーションをとったり、思いやって行動し合ったりすることが大事です。■おわりに女性の2割~3割が子宮後屈とのこと。健康に支障はきたさないとされている子宮後屈ですが、子宮内膜症のせいで後ろに倒れていることもあります。その場合はすぐに治療を行わないと、激痛に悩まされるだけでなく、不妊の原因にもなってしまいます。婦人科に行くのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、自分の子宮は健康だと思っている方も、一度婦人科検診を受けてみてくださいね。自分の体のことが分かれば、自分により合ったセックス法が見えてくるはずですよ。(姫野ケイ/ハウコレ)
2014年04月07日パナソニックは10月31日、同社の企業スポーツ活動のうち、バスケットボール部「パナソニック トライアンズ」およびバドミントン部「パナソニック バドミントンチーム」について、今シーズン終了後に休部することを決定したと発表した。同社は現在、業績回復に向けたさまざまな経営合理化の取り組みを進めており、企業スポーツの在り方についても、多面的に検討してきた。今後は、より一層「多くのファンから支持され、常にトップを目指す」スポーツに集中していくとしている。この決定により、同社の企業スポーツは、野球部、バレー部「パナソニック パンサーズ」、ラグビー部「パナソニック ワイルドナイツ」の3部体制となる。同社では、これからも、スポーツファンと感動を分かち合えるチームづくりに力を注ぐとともに、「パナソニック キッズスクール」などスポーツを通じた社会貢献活動を進めていく、と話している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日医療用医薬品などの輸入・製造・販売を行うMSDは、”子宮頸(けい)がん”の予防ワクチン接種を呼びかけている。費用を国と自治体が補助する「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」の助成制度は平成24年度末(2013年3月末)までであり、半年間に3回のワクチン接種(同種)の必要があることから、早めの接種を推奨している。接種方法は筋肉注射で、小児科、婦人科・産婦人科、内科などで接種が可能。通常2回目の接種は初回接種から1、2カ月後で、3回目は6カ月後となっている。なお、助成制度については自治体ごとに異なるため、自治体や最寄りの医療機関に問い合わせる必要があるとのこと。子宮頸がんは乳がんに次いで罹患(りかん)率が高く、特に20代から30代のがんでは第1位だという。そのため、HPVに感染している可能性が低い、低年齢での接種がより有効であると考えられている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日4月9日、銀座の洋菓子店『ブールミッシュ銀座本店』にて、都内の女子大生たち(お茶の水女子大学、慶応義塾大学他)による子宮頸がんの予防啓発イベントが行われた。このイベントは、大学生向け情報サイト『メンター・ダイヤモンド』に所属する女子大生たちが「子宮頸がんの正しい知識を同じ女子大生たちに知ってもらいたい」という主旨で企画したもの。数字の並びが子宮と読めることから「子宮頸がんを予防する日」に制定されている4月9日に合わせて開催された。イベントでは、ブールミッシュ銀座本店・中村昭生シェフの協力のもと、490個のマカロンを使い49の文字を描いた巨大オブジェを制作。また、オブジェ公開の後は、子宮頸がんのワクチン接種を経験した女子大生と産婦人科医・江澤佐知子先生による子宮頸がんに関する講義が行われた。イベント終了後は、参加した女子大生がお茶の水女子大学や早稲田大学など、都内5大学の構内や通学路で、子宮頸がんに関するメッセージが添えられたオリジナルマカロンを配布。新入生や在校生に子宮頸がん予防を大切さをアピールした。今回制作されたマカロンのオブジェはブールミッシュ銀座本店にて期間限定で公開される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月10日ダイヤモンド社は、大学生による大学生向け情報サイト「メンター・ダイヤモンド」において、4月9日の「子宮の日」にちなんだアンケート調査を行った。子宮頸がんの正しい知識を広めるべくして行われた同調査の調査対象は、子宮頸がんのワクチン接種において公費助成の対象外である女子大学生300名。「子宮頸がん」という病気について、女子大学生の99%が「知っている」と回答したが、「実際にワクチンを接種した人」は7%と少なく、「検診を受けた人」も9%にとどまった。接種しない理由のトップは、費用の高さ(64%)。抗体をつくるために必要とされる接種は全部で3回、その費用は合計で約5万円といわれている。この金額は、公費助成の対象外である女子大学生にとって大きな負担だ。このため「親に費用(の一部)を負担してほしい」と回答する女子大学生は74%にのぼった。子宮頸がんは、性交渉で感染するヒトパピローマウイルス(HPV)が主な原因となって発症する女性特有のがん。しかしHPVを予防するワクチンの接種と定期健診で、予防が可能な唯一のがんといわれている。自治体により対象年齢は若干異なるものの、2010年10月以降、中高生の一部には公費助成によりワクチンの接種が受けられるようになっている。性交未経験者への接種が効果的だという観点から、この年齢層に限って助成が行われるが、同がんは20~30代の女性で発症率1位といわれ、死亡率と罹患率も増加傾向にある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月05日会社の婦人科検診で子宮が2つあると言われました。もしかして、妊娠できないのでしょうか?(ユミ/22歳/会社員)これまで自覚症状はなく、検診で初めてわかったとの相談者さん。手術は必要なのか、そして妊娠できるのかといったことを心配しています。女性専門クリニック「私のクリニック目白」の平田雅子院長に詳しくお聞きしました。(以下、平田雅子先生)実は子宮は奇形が起こりやすい臓器なんです。子宮は、お母さんのおなかの中で胎児だったころに、ミュラー管という子宮のもとになる器官が左右から癒合してできあがります。形成の途中で癒合がうまくいかなかった場合、このような奇形になります。子宮奇形は女性の約5%にあるといわれ、決してまれではありません。奇形にはさまざまなタイプがあります。■重複子宮(左右のミュラー管が癒合せず、それぞれ独立して子宮になったもの。子宮口も膣(ちつ)も2つ)■双角子宮(子宮の上のほうが動物の角のように2つに分かれているもの。膣(ちつ)は1つ、子宮口は1つの場合と2つの場合がある)■中隔子宮(子宮の内腔に壁があるもの)■単角子宮(形成過程で片方のミュラー管が消滅したり発育不良になってしまったりしたもの)でも、子宮奇形であっても、妊娠していなければ、普段どおりの生活ができます。特に症状がなければ、治療の必要はないのです。ただ奇形の種類によっては、生理痛や下腹部痛、Hの時の痛みの原因になることがあります。こういった場合は、専門医に相談したほうがいいでしょう。それから、習慣流産や不妊、早産、難産の原因になることもあります。とはいえ、多少変形していても、子宮が十分に発育していれば、正常に妊娠・分娩(ぶんべん)できることも少なくありません。個人差が大きいものだから、診断と治療については、できれば子宮奇形の専門医にお願いしましょう。特に妊娠と出産を希望するときは、担当医とよく相談して指導を受けてください。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年01月25日子宮頸がん・ヒブワクチン接種費の半額負担に山口県長門市は、子宮頸(けい)がん予防ワクチンと乳幼児の細菌性髄膜炎を防ぐヒブワクチンの接種費用を助成するため、「すこやかながとワクチン基金」を設立、来年度から接種費用の半額を助成するとのこと。これは、朝日新聞が報じたもの。基金の設立を働きかけた市内の医療法人社団成蹊会岡田病院の岡田和好院長らが4日、市役所を訪れ、南野京右市長に原資として病院が500万円、成蹊会職員一同(290人)が30万円を寄付したという。病院開設50周年を記念して寄付をしたという岡田院長は、「地域医療に役立ててほしい」と話しているという。国内で承認されている両ワクチン、若年接種が効果的子宮頸がんは20~30代の女性に多く、国内で年間約1万5千人が発病、約3500人が死亡している。また細菌性髄膜炎は、5歳以下の子どもが罹り易く、国内で年間約600人が発症し約5%が死亡、20~30%に難聴やてんかん、発育障害などの後遺症が残るとされる病気だ。いずれのワクチンも国内で承認され、子宮頸がん予防ワクチンは小学生から中学生の間に、ヒブワクチンは乳幼児の頃に接種すれば効果的といわれている。一般の医療機関で接種できるものの、現時点では保険の適用がなく、任意接種となっており、費用は子宮頸がんワクチンが計3回接種で約4~6万円、ヒブワクチンは計4回接種で約3万2千円という。現在、全国的に接種費用の公的負担の動きが出てはいるが、長門市では来年度、市の持ち出しも含め、中学3年生の女子約170人と乳幼児約1400人を助成対象にするといい、子宮頸がん予防ワクチンへの助成は県内初、ヒブワクチンへの助成は宇部市に次いで2例目とのことだ。
2010年10月07日