先日より撮影がスタートした、松山ケンイチ主演の来年のNHK大河ドラマ「平清盛」。9月上旬より広島県の呉市で行われている、平家軍と海賊たちが船上で壮絶な戦いを繰り広げるシーンの撮影の様子が公開され、清盛役の松山さんと西海の海賊・兎丸を演じる加藤浩次のコメントが到着した。平家の棟梁として武士で初めて太政大臣の地位に登りつめた平清盛の波乱の生涯を通じて、平家の栄枯盛衰を描く本作。8月中旬に岩手県奥州市でクランクインし、9月4日(日)より呉市での撮影が行われている。公開されたのは来年2月に放送予定の第6回のシーン。1135年の初夏、“ジャンク船”と呼ばれる宋船の上で、平氏軍が西海の海賊たちと死闘を繰り広げる。松山さん、加藤さんをはじめ、中村梅雀、上川隆也、阿部サダヲ、豊原功補、さらに90名ほどのエキストラが参加している。桟橋に船を固定した状態での撮影に加え、実際に洋上での撮影も敢行。計8隻の船が撮影のために用意されており、最も大きなもので全長22メートルに及ぶ。大河ドラマにおいて大規模な海上ロケが行われたのは2005年の滝沢秀明主演の「義経」以来。神奈川県の三浦半島にて、奇しくもこのときは平家が源氏に滅亡させられる「壇ノ浦の合戦」の撮影が行われた。松山さんは20メートル級の船に乗ってみて「思った以上に壮大ですね。平安期には、こういう船で宋(中国)と日本を行き来していたんだという説得力のある船でした」と感想を語った。さらに、最大の山場である西海の海賊・兎丸(加藤さん)との対決シーンについては「清盛自身が幼少期から抱くコンプレックスや自分の弱さと対決する大事な部分。清盛はここから大人になっていくので、しっかりと子供の部分(弱い心の部分)に決着をつけたいと思っています」と語る。映画『男たちの大和/YAMATO』(’05)でも呉を訪れている松山さん。「海が雄大でとても魅力的だと思います。この海で撮影ができたことをとても嬉しく思っています」と呉再訪の喜びを明かしてくれた。一方の加藤さんは「この海上ロケ撮影のスケールには驚きました。大河ドラマ恐るべしだと思いました。船もさることながらこれだけのスタッフやカメラの数に囲まれた現場は経験したことありません。ドキドキしました。失敗できませんね」と何より撮影の規模の大きさに驚いた様子。公開された写真を見ても分かるように、いかにも海の荒くれ者といった様相の奇抜な衣裳と髪形が特徴的な兎丸。「この衣裳、めちゃめちゃ気に入っています。兎の耳や往年のMCハマーを彷彿させるこのパンツ。いいでしょう。特に片方が折れている兎の耳が気に入っています。小道具さんの思いつきかと思えば、これにもちゃんとストーリーがあるんです。どうですか?ロン毛も似合うでしょう?『コージー・デップ』とか『パイレーツ・オブ・コージー』みたいな(笑)」と満面の笑みを浮かべる。さらに、現場についても「松山ケンイチくんを中心にすごくいい感じですね。ピリピリせずリラックスして撮影に臨めているので楽しいです」と充実した表情。「これからも1シーン1シーン、気持ちを込めていきますので、死んでいなくなる時期が1回でも遅くなるように頑張ります(笑)」と意気込みを語った。豪華キャストを結集し、いままでにない規模で描く平安絵巻。いまから完成が楽しみだ。「平清盛」は2012年、NHKにて放送。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会映画ドラえもん新・のび太と鉄人兵団〜はばたけ 天使たち〜 2011年3月5日より全国東宝系にて公開© 藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK2011 僕達急行 A列車で行こう 2012年春、全国にて公開© 2011『僕達急行』製作委員会■関連記事:金髪で登場の綾野剛、松ケンと小雪の赤ちゃんは「羽が生えてそう!」松山ケンイチの老けメイク“変身”に愛菜ちゃん「気づいてましたよー!」『うさぎドロップ』インタビュー芦田愛菜からの大人びた注意に松山ケンイチは…向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!松田聖子が「平清盛」で大河初出演!寵姫にして松山ケンイチ、松田翔太の相談相手に
2011年09月12日公開中の映画『うさぎドロップ』に出演する綾野剛とSABU監督のトークショーが9月9日(土)、都内劇場で行われ、妻の小雪の第一子妊娠を発表した主演の松山ケンイチに祝福の言葉を贈った。8月20日(土)に公開を迎えた本作だが、この公開初日にSABU監督は松山さんに、(小雪さんの)第一子妊娠を告げられたという。「『どんな感じ?』って聞いたら『内緒ですけど、半年です』って教えてくれました。おれ、口堅いんで黙ってましたけど(笑)」と明かした。綾野さんも「おめでとうございます」と祝福。「松山くんもいま、楽しいだろうな。(赤ちゃんは)羽が生えてそうですよね」とうらやましそうな表情を見せていた。松山さん演じる主人公・ダイキチの妹(桐谷美玲)の恋人を演じた綾野さんだが、この日はこれまでのイメージを一新するような短い金髪で登場。次作のためとのことだが「こんなに短いのは中学以来。髪洗うのが楽です。人生の半分、損してました」と笑った。ドラマ「Mother」(日本テレビ)で、虐待する側とされる側という関係を演じた、天才子役として大人気の芦田愛菜とは本作で再共演となった。自身「普段、子供と接する機会がないので決して子供は得意ではない」と語る一方で「子役という言い方は嫌いです。彼女たちは酸いも甘いも分かった大人で、どうしたら大人たちが喜ぶかを一生懸命に考えている。立派な女優なんです」と熱く語る一幕も。SABU監督は愛菜ちゃんについて「オーディションでもずば抜けて上手かったけど、現場でモニターで見て、こんなにかわいかったのか?と思いました。TVやCMよりも、(映画で)演技しているときの方が格別にかわいいです」と自信をのぞかせる。さらにSABU監督から綾野さんに「好きな女性のタイプは?」と質問が。綾野さんは「振り切った人が好き。いまならあやまんJAPAN。あそこまで行くと尊敬しますね」と明かしてくれた。『うさぎドロップ』は全国にて公開中。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:松山ケンイチの老けメイク“変身”に愛菜ちゃん「気づいてましたよー!」『うさぎドロップ』インタビュー芦田愛菜からの大人びた注意に松山ケンイチは…向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!松田聖子が「平清盛」で大河初出演!寵姫にして松山ケンイチ、松田翔太の相談相手に浴衣の芦田愛菜からの手紙に松山ケンイチ感激!「そこらへんの女優よりセクシー!」
2011年09月10日映画『うさぎドロップ』が8月20日(土)に公開を迎え、主演の松山ケンイチに芦田愛菜、香里奈、佐藤瑠生亮、綾野剛、桐谷美玲、池脇千鶴、SABU監督が舞台挨拶に登壇。映画公開の喜びと共に惜別の思いを語った。宇仁田ゆみの人気漫画を実写化。祖父の隠し子の6歳の少女を引き取ることになった独身サラリーマンが、少女とのふれあいの中で成長していく姿を描く。撮影は昨年8月に行われたが、松山さんは「愛菜ちゃんは当時6歳。1か月ちょっとずっと一緒にいましたがかわいくて!撮影じゃなくて癒しの期間だったんじゃないかって思います」とふり返る。実は、松山さんは主人公のダイキチに加え、特殊メイクを施して死んだ祖父(※愛菜ちゃん演じるりんにとっては父親)の役も演じていたのだが、松山さんが愛菜ちゃんに「気づいてた?」と聞くと、愛菜ちゃんは「気づきましたよ!声同じだし、ちょっと似過ぎてたから『あれー?』って」とニンマリ。松山さんは「全然バレてないと思ったのに…。チラチラ見てるから分かってないんだなって思ってました。エンドロールにも名前出てこないし、そこは納得いきませんね」と不満そうな表情を見せ、会場は笑いに包まれた。香里奈さんはシングルマザー役を経験して「実際にシングルマザーの方が過ごしやすくなるにはまだまだなのかな」と考えさせられたそう。息子役の瑠生亮くんから「優しくて大好きです」と言われて「ありがとう!」と満面の笑みを浮かべていた。桐谷さんは松山さんの妹で保育士を演じたが「映画の中で『子供なんて』とか言ってますが、実は小さい子が大好きなんです」と告白。愛菜ちゃんと一緒にダンスをするシーンもあるが「かわいすぎてどうしようかと思った。でも撮影現場では(愛菜ちゃんが)ずっと松山さんと一緒でうらやましいなと思ってひたすら見てました」と明かした。池脇さんは松山さんに重要なアドバイスを与える同僚役で出演。「子育て経験がないので想像でやるしかなかったけど(劇中の)『子供との時間も自分の時間だから』と言えるようになれたら、と思います」とニッコリ。綾野さんはドラマ「Mother」(日本テレビ)に続いての愛菜ちゃんとの共演となったが、愛菜ちゃんについて「子役じゃなくて立派な女優さん。『今回は怖くないよ』って僕なりに全力で6歳の女優さんに媚を売ってました(笑)」と語った。この日は主題歌を歌う「PUFFY」の2人もゲストで登場し、松山さんとSABU監督に花束を贈呈した。最後に松山さんは「ダイキチのような、自分を変えていく強さ、潔さがいまの男性が持てば、日本男児がもっとかっこよくなるのではと思います」と呼びかけ、舞台挨拶は幕を閉じた。『うさぎドロップ』は渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:『うさぎドロップ』インタビュー芦田愛菜からの大人びた注意に松山ケンイチは…向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!松田聖子が「平清盛」で大河初出演!寵姫にして松山ケンイチ、松田翔太の相談相手に浴衣の芦田愛菜からの手紙に松山ケンイチ感激!「そこらへんの女優よりセクシー!」松山&芦田、話題の2人が共演『うさぎドロップ』試写会に25組50名様ご招待
2011年08月22日劇中、芦田愛菜が演じる少女・りんが何気なく言うセリフが印象的だ。「ダイキチはダイキチのままがいい」――。よく言えば男気がある。一生懸命だけどダサくて、頼りなさげだけどなぜか頼りにされていて、不器用だけどカッコいい。確かに理想的な父親ではないかもしれないが、松山ケンイチが『うさぎドロップ』で演じたダイキチは立派なヒーローだ。勢いで急遽、6歳児の保護者になったダイキチと心を閉ざしたりん。そんな2人が少しずつ心を通わせていくさま、その過程で発する温かさや心の揺れを愛菜ちゃんと松山さんはしっかりと観る者に伝えてくれる。20歳以上も年の離れたヒロインとヒーローはどうやって心を通わせ、作品を作り上げていったのか?揃ってインタビューに応えてくれた。特別な役作りをせず「愛菜ちゃんが発する言葉にリアクションをするということを意識しながらやっていた」という松山さん。完成した作品を、愛菜ちゃんとの“思い出アルバム”と表現する。松山:お気に入りのシーンは、愛菜ちゃん演じるりんがおねしょをして、そのくだりから『ダイキチも死ぬの?』っていう話に変わっていくところです。愛菜:あれは汗!松山:そうそう、そういう風にりんが言うくだりがあって、あのシーンが大好きなんですよ。ちょっと愛菜ちゃんのアドリブも入っているし、新しいものが生まれた瞬間でしたね。芦田:私が好きなのは、お遊戯会のシーンです。みんなで練習したのも楽しかったし、お衣裳もかわいかったです。キラキラって踊るダンスが楽しかったからです。松山:最後の方のシーンですね。暮らし始めた頃のりんは笑顔を見せなかったけれど、一緒に支え合って生活してきて、お互いに成長して。踊っているりんは本当に幸せそうな満面の笑顔で、周りには友達がいる。観ていると心が温かくなる、本当にいいシーンでしたね。一方で愛菜ちゃんは、りんがお墓で泣くシーンを難しかったシーンとして挙げるが、松山さんはそこでの愛菜ちゃんの観る者の心を震わせる熱演を大絶賛。松山:よかったよ、あそこも。いいシーンだったよ。大人の人たちもみんな感動して泣いちゃってた。天才だね。あと、おじいちゃん(※りんにとっては父親)を僕がやってるって分かってた?愛菜:分かってましたよー!松山:分かってないよー、絶対!「おじいちゃんだよ、よろしくね」って言ったら、「?」って顔して見てたでしょ。愛菜:だって(松山さんに)似すぎてるから、不思議だったんだもん。松山さんのおじいちゃんかと思っちゃったよ。松山:(愛菜ちゃんに)「松山さんですよね?」って聞かれて「いいや、違うよ」って答えたら、「ええ〜」って言ってたね。でも最初は分かんなかったでしょ。愛菜:ご挨拶のときの声でちょっと分かっちゃった。松山:本当!?愛菜:ホント、ホント。松山:声も一応変えてたんだけどね。手とかシワくちゃで、ずっと「どうなってるの?」って見てたよね(笑)。愛菜:だって本当に不思議だったんです。さらに松山さんは、愛菜ちゃんとの共演で驚かされたこと、気づいたこととしてこんなエピソードを…。松山:1か月に本を60冊くらい読むらしいんですね。大人が読むような難しい本も読むと聞いて、すごい小学生だなと思いました。あとは、音だけ録るシーンで、愛菜ちゃんに話しかけたら、終わったときに「松山さん、知ってますか。録音しているときはしゃべっちゃいけないんですよ」って言われたんです(笑)。愛菜:そんなこと言いましたっけ?松山:言った、言った。ごはん食べてるシーンで。愛菜:忘れちゃいました。松山:スパゲティ食べてたところあるでしょ?そこで話しかけたら愛菜ちゃんに怒られたんだよ。愛菜:ええ〜(笑)!?松山:「確かにな」って思って反省しました(苦笑)。愛菜ちゃんの言ってることは正しいから。26歳の松山さんにとって、映画の中で“子育て”初挑戦。実際にパパになる前に子育ての大変さが身にしみて分かった?松山:子育てという感覚はあまりなかったですね。年はだいぶ下なんですけど、人との共同生活ということの大変さも分かったし、時間の使い方が変わっていくところも面白かった。撮影中は毎日が楽しかったですね。2人の距離感、自然なやり取りが印象的だが、SABU監督の指導の下、愛菜ちゃんはこれまでとはひと味違ったアプローチでりんを演じ、ダイキチとの距離を少しずつ縮めていった。愛菜:台本はなしで、セリフを覚えました。最初にこのシーンはどんなシーンなのかなっていうことを教えてもらいました。そこにいたらりんちゃんはどう考えるか、どう動くかっていうことを監督さんと一緒に考えながら練習しました。こうして愛菜ちゃんが表現したりんの思いを、松山さんも「リアルな感情が表現されていて、そういうところが観る人を感動させる」と手放しで讃える。そして松山さんが何よりこの作品全体を貫くものとして訴えるのが、各人の“愛情”。松山:ダイキチがりんにかける愛情、りんがダイキチに持っている愛情以外にも、たくさんのさまざまな愛情が描かれています。たくさんの人と繋がっていることを認識させて感動させてくれる、すごくポジティブな映画だと思います。見どころはたくさんあるのですが、本当に愛菜ちゃんがかわいいです。愛菜:ぜひ観てください!悲しみの中から希望を紡いでいく愛菜ちゃん。そんな彼女を“父親”としてではなく、それでもがっしりと抱きしめる松山さん。“いま”しか見られない2人の表情を目に焼き付けてほしい。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:向井理、芦田愛菜、武井咲、中山優馬が「ほんとにあった怖い話」でホラー初挑戦!松田聖子が「平清盛」で大河初出演!寵姫にして松山ケンイチ、松田翔太の相談相手に浴衣の芦田愛菜からの手紙に松山ケンイチ感激!「そこらへんの女優よりセクシー!」松山&芦田、話題の2人が共演『うさぎドロップ』試写会に25組50名様ご招待芦田愛菜の関西弁&キュートなダンスに“保護者”松山ケンイチもメロメロ
2011年08月19日映画『うさぎドロップ』の試写会が8月2日(火)、都内で開催され、上映前の舞台挨拶に松山ケンイチと芦田愛菜、SABU監督が登壇。愛菜ちゃんはキュートな浴衣に観客はおろか松山さん、SABU監督もデレデレだった。累計140万を超える宇仁田ゆみの人気コミックを映画化。死んだ祖父の6歳の隠し子・りんと、彼女を引き取ることになった独身サラリーマン・ダイキチが共同生活を通じて共に成長していくさまを温かく描く。松山さんは本作について「特別な感じがする」と強い思い入れを明かす。「愛菜ちゃんとたくさんコミュニケーションをとって、癒されてました。芝居をしたという感じがゼロに近くて、愛菜ちゃんとの“思い出アルバム”のように感じます。最初は6歳の子とどう接していいのかと思ってましたが、愛菜ちゃんが『おはようございます!』って元気に挨拶してくれて、向かってきてくれたんです」と懐かしそうに昨夏の撮影をふり返った。愛菜ちゃんは松山さんに現場でずっと遊んでもらっていたそうで「足を持って逆さにしてブラブラしてベッドにボーンって(笑)!」と楽しそうに思い出を明かした。松山さん曰く「打ち上げのときもかくれんぼをしていた」というくらい仲が良かったそう。監督も「2人とも、セリフを言ってる感じがなくて素晴らしい!」と密接なコミュニケーションから生まれた自然なやり取りを絶賛した。この日、愛菜ちゃんは大好きな紫色の浴衣でご機嫌だったが、感想を求められた松山さんは「そこらへんの女優さんよりもセクシーで奥ゆかしい…って何を言わせたいんですか(笑)!」と思わずしどろもどろに…。そんな松山さんとSABU監督に、この日はサプライズで愛菜ちゃんが手紙を朗読。撮影をふり返り「暑くて大変でしたが、たくさん遊んでくれたことは忘れません。大切な思い出です」と読み上げると松山さんは「打ち上げのとき、(愛菜ちゃんが)『また会おうね』って泣いてたんです。それを見てジーンとしましたが、そのときを思い出しました」と感激の表情を見せた。松山さんからはお礼に、劇中にも登場するリンドウの花束をプレゼント。愛菜ちゃんは「嬉しい!」と愛くるしい笑顔を見せ、その様子に客席のあちこちからは「かわいい!」と歓声がわき起こっていた。『うさぎドロップ』は8月20日(土)より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:松山&芦田、話題の2人が共演『うさぎドロップ』試写会に25組50名様ご招待芦田愛菜の関西弁&キュートなダンスに“保護者”松山ケンイチもメロメロPUFFY動画メッセージ到着「うさぎドロップ」を熱烈オススメも「独占したい!」松山ケンイチ、中国初上陸!サプライズ舞台挨拶に上海のファン熱狂独身男の子育てデビュー?TVアニメ「うさぎドロップ」試写会に10組20名様ご招待
2011年08月02日映画『うさぎドロップ』の先行特別舞台挨拶が7月12日(火)、大阪ステーションシティシネマで開催され、主演の松山ケンイチに天才子役として人気沸騰中の芦田愛菜、SABU監督が登壇。関西出身の愛菜ちゃんの関西弁での挨拶に会場からは歓声が上がった。宇仁田ゆみの人気漫画を原作に、死んだ祖父の隠し子の少女・りんを引き取ることになったダイキチが、周囲に助けられながら、りんと共に成長していく姿を描く。松山さんは「撮影中は、愛菜ちゃんがかわいくて癒されていました。遊んでいる延長でお芝居があったので、ひとつの作品として観るより、思い出アルバムのように撮れたので、感謝しています」と、いまをときめく天才子役との共演をふり返った。一方の愛菜ちゃんは「松山さんは休憩のときもずっと遊んでくれて、とても優しかったです。足を持ってブラブラしてくれました」と明かす。松山さんは劇中だけでなく、撮影を離れても“イクメン”ぷりを発揮していたようだ。もうすぐ夏休みということで、思い出を聞かれると松山さんは「残念な思い出」としてお漏らししたエピソードを告白。「何で我慢する選択をしてしまったのか、なぜトイレに行く選択をしなかったのか。それ以来、トイレの場所はしっかり確認するようになったし、トイレに行ったらトイレットペーパーがちゃんとあるか確認するようになったし、いろいろ成長しました」としみじみ。愛菜ちゃんはもうすぐ、小学生になって初めての夏休みを迎えるが「海とか花火に行きたい」と笑顔を見せた。最後に松山さんは「たくさんのつながりの中で、生きていると実感できる映画です。ダイキチもとてもかっこいい男なので、男に観て欲しい映画です」と映画をアピール。愛菜ちゃんは「今日は来てくれてほんまにありがとぅ。『うさぎドロップ』はめっちゃかわいい映画になりました。みなさん、たのしんでみてや〜!」と関西弁で呼びかけ、会場は拍手と声援に包まれた。写真撮影の際に愛菜ちゃんがおどけて腰を振って踊るようなしぐさを見せると、客席からは「かわいい!」という声が。愛菜ちゃんの千両役者ぶりに客席はもちろん、松山さんも監督もメロメロだった。『うさぎドロップ』は8月20日(土)より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:PUFFY動画メッセージ到着「うさぎドロップ」を熱烈オススメも「独占したい!」松山ケンイチ、中国初上陸!サプライズ舞台挨拶に上海のファン熱狂独身男の子育てデビュー?TVアニメ「うさぎドロップ」試写会に10組20名様ご招待芦田愛菜“父の日”のプレゼントは「秘密です」、松ケンも思わずメロメロ松山ケンイチらキャスト陣登壇『うさぎドロップ』特別試写会に15組30名様ご招待
2011年07月13日松山ケンイチが主演映画『うさぎドロップ』を携えて中国初上陸!開催中の第14回上海国際映画祭の記者会見と舞台挨拶に出席し大歓声を浴びた。亡くなった祖父の隠し子と共同生活を送ることになった青年サラリーマンの奮闘を温かく描き出した本作。松山さんの“イクメン(※育児をする男性)”ぶりに加え、天才子役として飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍を見せる芦田愛菜の共演が注目を集めている。育児にいそしむ日本の若い世代の男性を描いた作品とあって「ライフスタイルの違う異国の地でどのような受け入れられ方をするのか楽しみです。テーマは普遍的な家族愛でありSABU監督が描くかっこいい男の姿なので、中国の方々と感動を共有できると嬉しい」と意気込んで上海入りした松山さん。まずは上映終了後の舞台挨拶にSABU監督と共に登壇したが、観客には事前に知らされておらず、サプライズで2人が登場すると500人ほどの観客で埋まった客席からは叫び声のような大歓声がわき起こった。松山さんは「上海は(※中国自体も)初めてですが、こんなに温かく迎えてもらって本当に嬉しいです。この作品は、人生において何が大事なことかを学ぶ映画だと思います。僕自身もダイキチという役を通して大切なことは何かを学ばせてもらいました」と挨拶。上海の印象を尋ねられると「先ほど到着したばかりで、ワンタンラーメンしか食べてないのでまだよく分からないですが、お客さんの映画に対する興味度の高さもうかがえ、エネルギーを感じる街ですね」と好印象を抱いた様子だった。監督も北京語で観客に向けてお礼を述べ、歓声を浴びていた。記者会見にも多くの報道陣が詰めかけたが、特に話題となっていたのが愛菜ちゃんの自然な演技。台本を渡さずにリハーサルで演技を覚えてもらうという手法に、メディアからは驚きの声が上がっていた。松山さんは覚えたての上海語で「シャジャー(ありがとう)」と伝え、客席からは発音が良いとの声も。初めての中国でファンとの交流を果たし満足そうな笑みを浮かべていた。『うさぎドロップ』は8月20日(土)より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:独身男の子育てデビュー?TVアニメ「うさぎドロップ」試写会に10組20名様ご招待芦田愛菜“父の日”のプレゼントは「秘密です」、松ケンも思わずメロメロ松山ケンイチらキャスト陣登壇『うさぎドロップ』特別試写会に15組30名様ご招待深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感
2011年06月20日宇仁田ゆみの大人気コミックを映画化したハートウォーミングな作品『うさぎドロップ』の特別試写会が6月13日(月)、渋谷シネクイントで開催され、主演の松山ケンイチ、香里奈、芦田愛菜、佐藤瑠生亮(るいき)、SABU監督が舞台挨拶に立った。松山さんが“イクメン”として、愛菜ちゃん演じる亡き祖父の隠し子を育てる本作。6月19日(日)に迫った父の日を前に、愛菜ちゃんは「お父さんを驚かせたいので、プレゼントは秘密です」とイタズラっ子ぽい笑顔。あまりのかわいらしさに、松山さんも思わずメロメロだった。祖父の葬式で久しぶりに帰省した27歳の独身&彼女なしのダイキチ(松山さん)は、そこで祖父の隠し子である6歳の少女・りん(愛菜ちゃん)と出会う。幼いりんを施設に入れようとする親族たちに納得できないダイキチは、「自分が引き取る」と宣言。慣れない子育てに奮闘する姿に、りんも次第に心を開いていく。普段は共演者とほとんど会話しないという松山さんだが、「今回はずっと一緒にいたよね。僕自身、愛菜ちゃんと一緒にいることで、距離感がすごく近くなったし、自然と生まれた感情をお芝居で表現した」。一方の愛菜ちゃんも「松山さんはとっても優しくて、休み時間も遊んでくれた」と“松ケンパパ”にゾッコンの様子だ。また、松山さんは、愛菜ちゃん演じるりんが「ダイキチも死ぬの?」と尋ねるシーンが印象に残っているといい「愛菜ちゃんの才能がすごく出ている。実際、愛菜ちゃんの芝居が映画の軸になっている」と脱帽。愛菜ちゃんは「お墓で泣くシーンが大変でした」と冷静な自己分析を披露した。香里奈さんは、佐藤くん演じる一人息子を抱えるシングルマザー役で「いろんな世代が楽しめる、暖かい気持ちになれる作品。シングルマザーが生きやすい環境になればいいと思う」。佐藤くんは「香里奈さんは優しくてかわいくて大好き。松山さんからもらった時計も大事にしています」と共演をふり返った。ちなみに佐藤くんは、昨年夏の撮影時から身長が10センチ以上も伸びたそうで、愛菜ちゃんも「瑠生亮くん、背が伸びてない?」と驚いていた。そんな心温まるやり取りを披露するキャスト陣について、SABU監督は「この4人が本当にいいんです。僕の自慢です」と胸を張り、「人と人とが支えあっていると実感してもらえる作品」とアピールした。『うさぎドロップ』は8月20日(土)より全国にて公開。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:松山ケンイチらキャスト陣登壇『うさぎドロップ』特別試写会に15組30名様ご招待深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用松山ケンイチが「おれんち来るか?」とキメた相手は…『うさぎドロップ』特報到着!
2011年06月13日映画『探偵はBARにいる』に出演する小雪のウェディングドレス姿が解禁!その美しい姿とは裏腹の“悪女”の香りがする人物像も明らかに…。大泉洋と松田龍平が探偵コンビを演じることで製作当初から話題を呼んできた本作。とある電話の依頼をきっかけに、命を狙われるハメになった探偵(大泉さん)が、相棒(?)の高田(松田さん)らの助けを借りつつ、事件の背景を明らかにしていくのだが、小雪さんが演じるのは、高級クラブ“コンチェルト”の超絶美人ママ・霧島沙織。探偵が冷やかし半分でコンチェルトを訪れ、その美しさにメロメロになってしまうのだが、この沙織が、探偵が捜査を進める事件の捜査線上に!沙織の前の夫であるススキノでも有名な霧島グループの社長・霧島敏夫(西田敏行)は正義感の強い男で、乱暴されかけていた女性を助けようとして、逆に若い男たちに殺されてしまったのだ。沙織は、けなげにも霧島が遺したコンチェルトを大切に守っていた。だが、調べてみると沙織はとんでもない悪女だった!その魅力で多くの男を虜にし、霧島が死んだ途端に霧島に代わる新興勢力のボスの息子に乗り換えて婚約。けなげな未亡人という“表”の顔と、新たな男に取り入りのし上がっていこうとする“裏”の顔を持った彼女に、探偵までもが振り回されていくことに…。今回、解禁となったのは、沙織が新たな男との結婚式でまとうウェディングドレス姿。こちらは、身長が高く手足の長い小雪さんに合わせたオーダーメイドの代物。素材はシルクで、小雪さんと相談の上、上品でクラシカルなシンプルなデザインとなった。小雪さんの魅力を引き出すべく、余計な装飾はせずにシンプルに、正面は露出は控えめにして清楚なイメージ。だが、背中は通常よりも深く開けて肌を露出させており、一見、清純ながらも謎めいた空気を持つ沙織をドラマティックに見せる。松山ケンイチと入籍したばかりの小雪さんだが、プライベートで式を挙げるよりも先にウェディングドレスを着ることに。松山さんが出席した結婚会見では、“姉さん女房”の強さが感じられたが、ウェディングドレス姿の美しさは息を呑むばかり!小雪さんは今回のドレスについて「脚本を読ませて頂いてから役のイメージに合わせてスタイリストさんに一から作って頂いた想いのあるウェディングドレスなので、とても気に入っています」とコメント。また、沙織という役柄に関しては「人ってギャップが魅力だと思うんです。沙織も外から見えてるものと、内に秘めてるものが違うキャラクター。見かけだけで考えると、いろんなイメージを持たれると思います。でも、一本気で真面目さみたいなものが根底にある。彼女の性格を私はそう理解して演じていたんです。だからこそ、強そうでもあり、弱そうでもあり、かつ、魅力的で、でもすごく裏がありそうだったりするんじゃないかと思います。でも、キャラクターをどういう風に見せたいかっていうビジョンがはっきりしてたので、演じていて面白かったです」と語る。一見、清楚そうで実は裏がある、と感じさせるが、小雪さんの言葉からは単に“悪女”と断じられない響きが感じられるが、彼女の真の姿は――?須藤泰司プロデューサーも、沙織という役を「観客の予想を裏切りながら物語を生き抜く人物」と語り、「観る側に善悪両方を強烈に印象付けなくてはなりません。当然ながら、それをセリフで説明しては面白くない。演ずる女優の表情や振る舞いで、観客にそれを感じてもらいたい。そういった芝居のコントラストを鮮やかに演じることのできる人、それが沙織役の理想でした。その上で、誰にお願いするかを製作陣で話し合っていたのですが、何と、その場にいた全員が第一希望で小雪さんだったんです」と小雪さんのキャスティングの経緯を説明する。写真の小雪さんは、口元に笑みを浮かべつつも、その目はどこか悲しげで物憂げな光を宿している。彼女のこの表情が意味するところは?『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:BARに佇む大泉洋&松田龍平の“探偵コンビ”ポスター先行解禁!大泉洋の探偵っぷりが徐々に明らかに?小雪は“謎の女”で登場!特報が到着大泉洋&松田龍平の探偵コンビの壮絶アクションシーンの撮影現場に潜入!イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年06月09日俳優の松山ケンイチが6月8日(水)、都内で行われた『マイ・バック・ページ』(公開中)のティーチインイベントに、妻夫木聡、山下敦弘監督と共に出席した。松山さんは情熱に突き上げられ、学生運動に没入する過激派リーダーを熱演。「思想的なことは分からず、(演じる上で)どうしようと思ったことも。ただ、日本という国が間違った方向に行くのではないかという危機感が根本にあったはず。地震があったいま、多くの人がそういう気持ちを再確認していると思う」とコメント。松山さん自身も、多忙なスケジュールの合間をぬって、福島県内の被災地でガレキの撤去を行っていると告白した。原作は朝日新聞社の元記者で、現在は評論家として幅広く活躍する川本三郎氏の実体験を基に書き上げた「マイ・バック・ページ - ある60年代の物語」(平凡社刊)。学生運動が新たな局面を迎えた1969年から70年代初頭、理想に燃える週刊誌記者・沢田(妻夫木さん)と過激派のリーダー・梅山(松山さん)の運命的な出会いを軸に、時代に翻弄される若者の熱情と絶望を描く。会場には妻夫木さん、松山さん、山下監督と同世代(26歳〜34歳)の観客25人が来場。映画に対する率直な意見や質問をぶつける客席に、3人も大いに刺激を受けたようで、普段の記者会見や舞台挨拶では見せることのない“熱い”素顔をのぞかせた。「単純に『面白かった』で終わってほしくない映画。とにかく見て感じてくれよ、という気持ち」と妻夫木さん。「本物って何だろうと真剣に見つめる時期が来たと思う。日本映画も“テレビの映画”ばっかりで、それがヒットしている事実もある。僕自身もそういう作品に出ていますし…。でもそろそろ意識を変えていかないと、海外に発信できる日本映画がますます減っていくように思う」と邦画界の現状を憂う場面もあった。松山さんは本作を「基本、男が“負ける”映画なんで…。時代は違っても、負けて立ち上がる姿は普遍的だと思う」と断言。被災地でのボランティアについて「自分でもこれだけ体が動かせるんだと驚くほど。バイト時代はとても不真面目だったのに(笑)」と語った。ティーチインは次第に白熱し、予定していた終了時間を大幅にオーバーする事態に。それでも「もっと話したかったですね。自分の意見ばっかりしゃべって、反省しています」(妻夫木さん)、「短かったですね。みなさんとお話して、気付かされることが多かったですが」(松山さん)と物足りなさを覚えている様子。作品同様、若き熱気があふれるイベントとなった。『マイ・バック・ページ』は新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開中。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木聡「芸能界をナメていた」、松ケンはバイトの日々に悩みと葛藤妻夫木&松山ケンイチの姿に70%が共感!現代を生きる人々が最も信じるものは…?深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ
2011年06月08日妻夫木聡と松山ケンイチが初共演を果たした『マイ・バック・ページ』の初日舞台挨拶が5月28日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、妻夫木さんと松山さんをはじめ、忽那汐里、韓英恵、中村蒼、メガホンをとった山下敦弘監督が登壇。数々のプロモーションを行ってきた本作だが、上映後の舞台挨拶はこれが初めてとあって、登壇者の面々も映画の余韻に包まれた客席に感慨深げだった。「ぜひ、この余韻を噛みしめてほしい」と妻夫木さん。松山さんも「この作品は僕自身、大好きだし改めて『すごい映画だな』と思います」と思い入れたっぷりだ。原作は朝日新聞社の元記者で、現在は評論家として幅広く活躍する川本三郎氏の実体験を基に書き上げた「マイ・バック・ページ - ある60年代の物語」(平凡社刊)。学生運動が新たな局面を迎えた1969年から70年代初頭、理想に燃える週刊誌記者・沢田(妻夫木さん)と過激派のリーダー・梅山(松山さん)の運命的な出会いを軸に、時代に翻弄される若者の熱情と絶望を描く。舞台挨拶の話題は、映画のテーマでもある“運命的な出会い”について。妻夫木さんは「役者になれたこと自体が一大事で、運命的だった」と断言。「もともと役者をやろうとは思ってなくて、この世界(芸能界)もナメていたんです。いざやってみると何もできなくて、悔しかった」とふり返った。現在の活躍ぶりはご承知の通りだが、「とにかくガムシャラで。きっとひょんなことで運命も変わるし、すべては気の持ちようなんですね」と語った。松山さんも俳優を目指したことが、人生を左右する出来事だっただといい、「16歳で上京し、ハタチまではアルバイトの方がメイン。自分が役者なのか、フリーターなのかと悩みや葛藤もありました」と告白。こちらも妻夫木さん同様、映画にテレビに引っ張りだこ。その理由は「継続できたからこそ、チャンスが来たのだと思う。先のことはまったく分からないですけど、これからも(仕事を)継続する中でいろんな選択をしていきたい」と決意を新たにしていた。この日は沢田のモデルである原作者・川本氏からの手紙が朗読され、沢田役の妻夫木さんは大感激。「この映画に関しては、いまもどう伝えたらいいか分からないほど。観て感じてくれとしか言えないです。当時のことを再現する、というよりは僕らにしか作れない『マイ・バック・ページ』の時代が作れたと思うし、僕らの時代は僕らが作らなければいけない」と熱弁した。松山さんも負けじと「昔を知るって、大事なんだなと実感した。特に当時の熱気やハングリー精神はいまの時代にも必要だと思うし、映画を通して、いまの自分と向き合ってもらえれば」と猛アピール。妻夫木×松ケンの初共演がもたらした化学反応が、いまを生きる観客の心にも確かな“傷跡”を残した瞬間だった。『マイ・バック・ページ』は新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木&松山ケンイチの姿に70%が共感!現代を生きる人々が最も信じるものは…?深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催
2011年05月30日妻夫木聡と松山ケンイチを主演に迎え、60年代末から70年代初頭の激動の時代の青春を切り取った『マイ・バック・ページ』。主演の2人をはじめ出演者、そして監督の山下敦弘、脚本の向井康介らスタッフ陣にとっても、生まれる以前の“政治の季節”が描かれるが、現代に生きる人々は劇中の登場人物たちの心情や青春をどのように感じるのだろうか?シネマカフェの読者参加型コンテンツ「シネマLIVE!」では、公開に先駆けて本作の試写会を開催し、2人の主人公への共感、さらには青春への思いや信じるものについてアンケートを実施!その結果は――?東大安田講堂事件を機に、少しずつ全共闘運動が失速していったあの時代。活動家たちと志を共にしたいという思いと記者としての中立性のはざまで葛藤しつつ、日々、運動を追いかける沢田(妻夫木さん)と彼の前に現れ、武力蜂起を宣言し、不思議な魅力で周囲を惹きつけていく梅山(松山さん)。同時代の共感の中に生きつつも、異なる立場に位置する2人だが、彼らに対して共感を感じるか?という問いには実に70%の観客が「はい」と回答した。観客の多くが妻夫木さんらと同様に事件の頃は、生まれていなかったか子供だった世代だが「自分の考えに自信を持って、何かを成し遂げられたという点」(20代・男性)、「ひとつのことをやり遂げるために追い続ける点」(20代・男性)など、彼らの行動や選択の是非はともかく、あの時代を生きた人々の信念や自信の強さに共感を抱いたという人が多く見られた。一方で同じ共感を感じるにせよ「口ばかりで行動が伴っていないところ」(30代・女性)、「何かやりたいのに定まらないような…そういう雰囲気」(20代・女性)など彼らが持つ人間的な弱さやダメな部分に共感を感じたという人も多数。いずれにせよ、彼らが抱えるエネルギーに対して、また目の前に倒すべき“敵”や目標がシンプルに存在し、そこに飛び込むことができたあの時代に対して、憧れやうらやましさを感じる人が多くいるようだ。若い観客の多くがいまの自分と重ねあわせて2人に共感する一方で、少し上の年代は2人に対してどこか懐かしさを感じてもいるよう。逆に、「自分たちの頃は、時代を変えようなどとは全く思いもしなかった」と“時代の差”を感じて、共感できなかったという人も。「時代を変えられる」と信じるがゆえに、梅山の理想に引きずられていく沢田。映画では、全てが終わった“その後”も描かれるが…。翻って、自分の青春についての質問!まずは「あなた自身の青春の1ページで最も後悔していることは?」。最も多く集まったのは「もっと勉強しておけば良かった」という声。「大学時代にもっと勉強しておけばよかった」(30代・女性)、「留学しておけば、といまになって思う」(30代・男性)などなど…。もちろん、勉強するのに“遅すぎる”ということはなく、いまから勉強することがキャリアや人生に大きく役立つことも。2番目に多かったのは、青春時代のほろ苦い恋についての後悔。「何であのとき告白できなかったのかなぁ」(20代・女性)という告白できなかった後悔から「当時の恋人と自然消滅してしまったこと。ちゃんと話せばよかった」(40代・女性)まで多くの人がいまだに忘れられぬ恋を胸に抱えているよう。また、青春の一番の思い出として、圧倒的な票数を集めたのが学生時代の部活の思い出。友人たちと共に汗を流したり、悔しい思いをしたこと、勝利の思い出などは忘れられない貴重な青春の1ページ!また「もう一度会いたい人は?」という問いにもやはり、友人が1位で続いて学生時代の先生、初恋の人や好きだった人は意外にも(?)3位となった。映画を観て青春時代を思い起こしたら、懐かしい人たちに連絡を取ってみてるのいいかも。そして最後の質問は「あなたが唯一信じるものは?」。沢田は周囲の忠告を無視して、梅山を信じ、梅山は己を信じて理想のために行動を起こす。ずばり、いまを生きるあなたが信じるものは?最も多かったのは「自分」という答え。「自分の感受性、自分がいま生きているという事実」(20代・女性)、「自分の信念」(20代・男性)といった声が多く寄せられた。続いて多かったのは「家族との絆」。子どもが生まれたり、結婚したことで改めて家族の絆を考えた、という声も。ほかに「人を信じたいと思う気持ち」、「離れても変わらない友情や愛情」といった答えも多く見られた。あの時代とはまた違えど、“今”も激動と混迷の時代であることは確か。何を信じるべきか――?映画を観て考えてみては?いまを生きるヒントがあるかも。『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。シネマLIVE! 『マイ・バック・ページ』特集■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:深田恭子、平清盛の妻に抜擢!大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?
2011年05月27日映画『マイ・バック・ページ』のプレミア試写会が5月19日(木)、都内劇場にて開催され、主演の妻夫木聡、松山ケンイチをはじめ、忽那汐里、石橋杏奈、韓英恵、中村蒼に山下敦弘監督が舞台挨拶に登壇した。妻夫木さん、松山さん、中村さんの男優陣は映画のテーマのひとつである“男の涙”に関してそれぞれの持論を展開し…。評論家として活躍する川本三郎が実体験に基づいて執筆した小説を映画化した本作。学生運動が徐々に下火になりかけた1969年から70年代初頭、理想に燃える週刊誌記者と過激派を名乗る若者のやり取りを軸に、世に変革をもたらそうと奮闘し、呑みこまれていく若者たちの姿を描き出す。この日は、劇中の人物たちと同じ世代の二十歳前後の若者およそ300名を招待。この若者たちに映画にちなんだ質問をして、「○」か「×」のカードを掲げて回答してもらい、登壇陣がそれについてコメントするという方式で舞台挨拶が進められた。会場が沸いたのは、“男の涙”の是非を問う質問について。劇中、忽那さん演じる眞子が「私はちゃんと泣ける人が好き」というセリフを発するが、会場の若者たちも大多数が「○」つまり、男も泣いていいという意見。女優陣一同も同じ意見のようで、石橋さんは「気を抜いたときにフッと泣いてくれたら嬉しい」とコメントした。圧倒的多数で、“男の涙・肯定”のようだが、では実際のところ、妻夫木さん、松山さん、中村さんは涙を見せることはあるのか?妻夫木さんは照れくさそうに「僕は、相当涙もろくなっちゃいました」と告白。「二十歳くらいまでは、男が涙見せるなんてダメだとか思っていて、芝居でも泣けなかったんです。でも、そういう考えはやめて、素直に生きてみよう、泣きたいときに泣こうと考えるようになりました。そしたら泣きやすくなっちゃって…」と明かしてくれた。逆に松山さんは「昔は泣き虫で、怒られる前に泣いてましたが、最近は泣きませんね」とのこと。さらに「まだまだ、妻夫木さんのいるところには行けない…裸になれない自分がいますね」と“先輩”をホメ殺し…?九州男児の中村さんは「感情を抑えているわけじゃないんですが、小さい頃から泣く機会がないですね」と淡々と回答。三者三様の“涙”談義に客席は興味津々だった。妻夫木さんは別の「いま夢中になれるものがあるか?」という質問に多くの若者が「○」と答えたことに満足そうな様子。映画について「自分がどう生きていくのか、どう向き合っていくのかを考えさせる作品」と語り、「一生懸命なのはダサいことじゃない。失敗を恐れずに突き進んでください!」と客席に呼びかけた。『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木聡×松山ケンイチ インタビュー尊敬を惜しまず互いに共鳴しあう存在へ長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感監督×長塚圭史×山内圭哉が語る『マイ・バック・ページ』試写会に80組160名様ご招待
2011年05月19日妻夫木聡、松山ケンイチ──人気実力ともに申し分のない2人の俳優が、ついに『マイ・バック・ページ』で初共演を果たした。互いにずっと待ち望んでいたという今回の共演は、彼らの役者魂を刺激し、共鳴させ、体の奥底でつながっているような深い関係を生み出した。それは尊敬し合い、認め合い、嫉妬し合う、まさに実力あってこそ築ける関係。妻夫木聡と松山ケンイチのツーショットインタビューから垣間見えたものとは…。「自分と向き合うことは一生終わらない」(妻夫木さん)映画の舞台となるのは1969年から1972年の日本。1964年に起きたベトナム戦争などを背景に、国家に疑問を持つ若者たちが、学生運動に身を投じていた時代だ。本作はその激動の時代を生きた2人の若者の、夢と現実と葛藤を描いた青春映画。妻夫木さんは理想に燃える新米ジャーナリスト・沢田を、松山さんは革命を目指す若き活動家・梅山を演じている。メガホンを取った山下敦弘監督は「僕以上に2人は役のことを分かっている」と称えているが、自分たちの知らない時代を生きる青年像をどうやって作り上げたのだろうか。妻夫木さんはこう語る。「山下監督が一番こだわっていたのは、時代描写をリアルにやった方がいいのかどうかということでした。実際にその時代を生きていた人間はスタッフにいない、だから僕らが作る60〜70年代、僕らのなかの60〜70年代にしよう──という監督の話を聞いたとき、僕のなかで何かスイッチが入ったんですよね」。以前から「山下監督と仕事がしたい!」と熱望していただけに、言葉一つ一つに重みがある。本人は「奇跡的に願いが叶っただけ」と謙遜するが、昨年の『悪人』、本作『マイ・バック・ページ』、待機作『スマグラー』、自ら切望し役を手に入れられたのは、実力はもちろん、これまで積み上げてきた真摯な生き方ゆえ。『悪人』をきっかけに精神的な役作りをするようになったという妻夫木さんは、沢田を演じ、何を伝えたかったのか。「70年代の日本は学生運動があって、ジャーナリズムがあって、みんな進むべき道があって、一人一人が思想を持って立ち上がっていた時代。そういうエネルギーは、時代が変わっても確実にあるはずだと僕は思っていて。でも、現代はやれることも熱くなれることもありすぎて、迷ってしまっているんじゃないか、そんな気がするんです。僕がこの映画をやって思ったのは、人は自分と向き合うことを忘れがち、それでも自分と向き合うことは一生終わらない、自分自身とずっと闘い続けなければならないことでした」。順応できる役者・妻夫木聡に「甘えてしまおうって思った」(松山さん)そんなふうに、どれだけ心を動かされたのかを熱く語る妻夫木さんの隣で、静かにうなずくもうひとりの演技派俳優、松山さん。尊敬する先輩俳優との共演で見えてきたものとは何だったのか。「妻夫木さんはものすごい精神力で役と向き合っているんです。役を持続させる精神力がすごい、繊細な芝居が素晴らしい、僕が努力しても到底到達できないですね。『妻夫木さんには極上の“普通”がある』と山下監督が言っていて、その通りだなと思いました。だから梅山を演じるにあたって、すごく不安だったんです。妻夫木さんに対する不安ではなく、僕が梅山としてしっかりと妻夫木さんの前に立てるか、沢田の前に立てるかという不安、緊張もありました。でも、撮影現場に入って1日目、妻夫木さんがどんなことにも対応してくれる役者であることが分かって、気持ちが楽になった。どこまでも甘えてしまおうって思ったんですよね」。また、梅山という人物像については「良く分からない」と説明する。「梅山の内面には葛藤はない、そう捉えて演じていました。というのは、片桐(梅山の本名)は沢田の前にいるときは革命家・梅山としてそこにいるわけで、映画のなかでさらに違う役を演じているような感覚なんです。梅山は相手によってどんどんキャラクターを変えていく男、本当に不思議な役でした」。暴力で世界を変えられると信じ、赤邦軍リーダーとして沢田の前に現れた梅山。取材を通じて梅山の魅力に惹かれ、疑念を抱きながらも彼を信じた沢田。互いが持っていないものを求め合う2人の関係性は、そのまま俳優・妻夫木聡と松山ケンイチにも重なる──。そして「到底到達できない存在」だと言う松山さんに、妻夫木さんは「僕が持っていないエネルギーを持っている、それを吸収させてもらえるかなと思った」と明かし、若く鋭い感性、あらゆることを吸収するアンテナを持つ松山さんとの共演を心底楽しんだと笑顔を見せる。「僕と松ケンが単純に仲のいい2人だったら、逆に(この共演は)面白くなくなったかもしれないなと思っているんです。飲みに行って語り合おうぜっ!という間柄にならない距離感が心地よかったし、それは『マイ・バック・ページ』の2人の距離感とも似ているなって」。後輩の松山さんにとって、この言葉は何よりも嬉しいはず。はにかみながら先輩に負けじと自分の心の内をこう伝える。「今日の取材もそうなんですけど、妻夫木さんが話していることで、いいなと思ったことがあって。それは泣けることに関して。最近『泣くようになった、(感情を)開放できるようになった』とおっしゃっていたんです。男にはプライドとか意地とか色々な要素があって、泣きたくないという思いがある。それでも(演技で)泣けるのは、人間の本質で話したり表現したりしているからだと思うんですよね。それは僕にはないもの。鎧を脱ぎ捨てられる妻夫木さんは、たまらなく格好いい」。本当に尊敬していないと出てこない褒め言葉の数々に、妻夫木さんは「あとでお小遣いをあげないと(笑)」と、茶化して照れを隠す。そのさまがまた格好いい。伝えたかったメッセージ「自分と向き合うきっかけになれたら」妻夫木さんや松山さんが、同世代の俳優のなかで群を抜いた存在であるのは、溢れんばかりの情熱を持ち続けているから。その半端ない情熱は羨ましくもあるが、妻夫木さんはつかみ取るものだとメッセージを贈る。「僕はたまたま役者という仕事に巡り会って、役者が一生の仕事だと言い切れるようになったけれど、そういうものが見つかっていない人は大勢いると思うんです。僕が言えるのは、やりたいことがあるなら挫折するくらいとことんやっちゃえよ!ということ。失敗を恐れずに挑戦することは単純でものすごく大変。でも、自分と向き合っている人は後悔していないんです。この『マイ・バック・ページ』が自分と向き合うきっかけになってもらえたら嬉しいですね」。気づきを与えてくれる映画、きっかけを与えてくれる映画は、きっと何年も何十年も語り継がれる“いい映画”であり、『マイ・バック・ページ』はまさにそれに当てはまる“いい映画”に違いない。(photo:Yoshio Kumagai/text:Rie Shintani)<Satoshi Tsumabuki>Hairmake:Katsuhiko Yuhmi(THYMON)Stylist:Yasuomi Kurita<Kenichi Matsuyama>Hairmake:Tadashi Kukuchi(LUCK HAIR)■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木、松ケン、中村蒼それぞれの“男の涙”談義に興味津々!長塚圭史×山内圭哉×山下監督が青春の1ページをふり返る!酔いどれトークショー開催玉木宏、大河ドラマ「平清盛」で源義朝役!早くも清盛にライバル心メラメラ!?逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感監督×長塚圭史×山内圭哉が語る『マイ・バック・ページ』試写会に80組160名様ご招待
2011年05月19日映画『GANTZPERFECTANSWER』が4月23日(土)に公開初日を迎え、「嵐」の二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、伊藤歩、田口トモロヲ、綾野剛、山田孝之、そして佐藤信介監督の総勢9名が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)にていまだに連載が続いている、奥浩哉の人気漫画を原作とし二部作で映画化。270万人を動員した前編『GANTZ』の完結編として映画オリジナルの結末が描かれる。主演の二宮さん、松山さん共に、撮影開始から1年半を経ての完結編の公開に感慨深げ。二宮さんが「これがスタートなんだという気がしています。待ち望んでくださった人がいるというのが本当に嬉しいです」と笑顔で語れば、新婚ホヤホヤの松山さんも「ここからだな、と思います。みなさんの中にどう残るか楽しみです」と頷いた。撮影、プロモーションとずっと一緒に過ごしてきたとあって、2人の間には確かな絆が芽生えたよう。二宮さんは「また(共演)したいなと思います」と再共演を熱望。これに対し松山さんは「ずっと二宮さんに頼りっぱなしだったので、そう言っていただいて嬉しいです」と幸せそうな笑みを浮かべていた。そんな2人の様子に吉高さんは「主演のお二方がこんなに仲良くて微笑ましいですね」とニッコリ。出演の感想を尋ねられると「私の気持ちになってどうぞ!」となぜかいきなり隣の二宮さんにバトンタッチ!二宮さんはすかさず「すごく楽しかったですね〜。多恵というキャラクターが…」と吉高さんになり代わって、淀みなく感想を語り、会場は笑いに包まれた。本郷さんはこのやり取りを「斬新ですね」と笑いをこらえて眺めつつ「僕は、原作が大好きだったので参加できて感動です。すでに前編は5回観て、この『GANTZPERFECTANSWER』も2回、昨日はドラマ(※TVのスペシャルドラマ)も見て“8GANTZ”です。これから確実に2桁はいくと思います」と興奮気味に語った。山田さんは「本日は足元が悪い中、山田も頑張って来ました」ととぼけた調子で挨拶し、さらに「多少、酒気帯びでの挨拶になります」と告白。「昨日が打ち上げで、打ち上げ過ぎてしまった」そうで「温かい目で見守ってください(笑)」と語りかけ、会場の笑いを誘っていた。最後に松山さんは「この熱を広げていただきたい。本当に素晴らしい作品ができたと思いますので…」と思い入れたっぷりに呼びかけ、会場は大きな拍手に包まれた。『GANTZPERFECTANSWER』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:GANTZPERFECTANSWER 2011年4月23日より全国東宝系にて公開© 奥浩哉/集英社© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSGANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERS■関連記事:逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ!結婚、独立…逆風でのパワーに共感松山ケンイチ、“頼りになる”二宮に思わず嫉妬?「みんな二宮さんのほうしか見ていない」松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化二宮×松ケン主演 SF超大作がついに完結『GANTZ』試写会に25組50名様ご招待
2011年04月25日映画『マイ・バック・ページ』の完成披露試写会が4月13日(木)、都内で開催され、主演の妻夫木聡、松山ケンイチに山下敦弘監督、主題歌を歌う「真心ブラザーズ」と奥田民生が舞台挨拶に登壇した。幅広い活躍を見せる文筆家の川本三郎が、記者時代に実際に関わったある事件を主軸に、1969年から70年代初頭の激動の時代のさなか、社会の変革を夢見る若者たちが理想を追い求め闘い、葛藤するさまが綴られる。妻夫木さんは「60年代を生きていない僕らが魂を込めて作りました。僕らにとって“真実”と思えるようなものができたと思う」と挨拶。松山さんも「いま、絶対に必要な作品。初号で観て本当に興奮して、すごい作品ができたと思った」と言葉に力を込めた。ジャーナリストの沢田を演じるにあたって「いまの時代の“真っ直ぐさ”と、この時代の”真っ直ぐさ”は質が違う。アプローチの段階で、(かつて川本さんが住んでいた)阿佐ヶ谷に行ってスーパーで野菜を買ったり、東大に行って安田講堂に触れたり、心で感じることを大事にした」と真摯に語る。2人は同じ事務所に所属しながらも本作で初共演。妻夫木さんは「(松山さんは)初めて会ったのは9年くらい前で、階段の隅で体育座りしてるような奴だった」と明かし、「もっと早くにとも思っていたけど、こうやって向き合って芝居ができる作品で一緒にできて楽しかった」と嬉しそう。一方の松山さんは「いまでもたまに体育座りしています(笑)」とおどけつつ、妻夫木さんについて「“普通”ということを演じさせたら妻夫木さんに勝てる人はいない。今回もすごかったです。うまく言えないけど…見てもらえれば分かります」と絶賛するも、“先輩”妻夫木さんからは「お前、話がザックリ過ぎなんだよ!」とダメ出しが…。この後、ボブ・ディランの名曲「My Back Pages」をカバーした主題歌を歌う真心ブラザーズと奥田さんが登場。奥田さんは、ちょっと困ったような表情で「映画で英語で歌ってますが…どうなんでしょうか。個人的には、(映画を観終わって流れる主題歌が)『おれかよ!』ってブルーになりました。でもボブ・ディランのいい曲なのでいいかと…」とユーモアたっぷりに語り、会場を笑いに包んだ。真心ブラザーズの桜井秀俊は「奥田民生の流暢な英語に“救われる”というか、肩の力が抜ける」とこれまた独特の言葉で絶賛。奥田さんは「日本人の人が聞いても外国の人が聞いても、何て言っているのか分からないと思う」とマイペースに飄々と語っていた。妻夫木さんが最後に「いまの時代にはない情熱を感じてもらえたら」と訴え、舞台挨拶は幕を閉じた。『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用『マイ・バック・ページ』山下監督があの青春映画の秘話披露カエラや沢尻が…妻夫木×松ケン共演映画主題歌で真心ブラザーズと奥田民生がB・ディラン名曲をカバー妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2011年04月13日宇仁田ゆみの人気漫画を原作に、松山ケンイチを主演に迎えて映画化される『うさぎドロップ』。映画公開前の7月からTVアニメとしても放送されるが、「PUFFY」(大貫亜美&吉村由美)が映画版、アニメ版共に主題歌を担当することが決定!同一の主題歌が実写映画とTVアニメで連動して起用されるのは業界初のこととなる。祖父の死をきっかけに久々に訪れた実家で、祖父の隠し子である6歳の少女・りんと出会った27歳の独身青年・ダイキチがひょんなことから彼女を引き取ることに。不器用な男としっかり者だがどこか不思議な雰囲気を持った少女のちぐはぐで波乱万丈の共同生活が展開する。『ノルウェイの森』、『GANTZ』シリーズ、そして『マイ・バック・ページ』と次々と出演作が公開される松山さんが、本作では“イクメン”を演じることで製作当初から注目を集めてきた。この実写版と共に、話題となっているのがフジテレビのアニメ枠として高い人気を誇る「ノイタミナ」にて放送されるアニメ版。映画公開に先駆けて、7月より放送が開始となる。今年でデビュー15周年を迎え、つい先ごろ、アニバーサリー・イヤーを飾るニューアルバム「Thank You!」をリリースしたばかりのPUFFYだが、大貫さん、吉村さん共に原作漫画の大ファン。その「うさぎドロップ」熱は、原作本の帯に「はじめて会ったその日から決めてました。大吉さん!大好きです。できることなら一緒にりんちゃんを…」との言葉を寄せているほど。一方の原作者・宇仁田さんもまた、彼女たちのコンサートに足を運ぶほどのPUFFYファン!まさに相思相愛の関係から今回の業界初のコラボレーションが実現した。PUFFYの2人は今回の決定に際し「『うさぎドロップ』は私たちも大好きなコミックなので、主題歌のお話がきたときはものすごく嬉しかったです」と喜びを語り、新たに主題歌として書き下ろされた「SWEET DROPS」(作詞・作曲:鈴木祥子)についても「原作の世界観を壊さないように、そしてPUFFYらしく…。すごく納得のいくPUFFYらしい楽曲に仕上がったと思っています。映画、アニメともに、この楽曲で素敵に花を添えられたら幸せに思います」とアピール。宇仁田さんも「PUFFYさんデビュー15周年のこの年に『うさぎドロップ』の主題歌を歌っていただけるなんて夢のようです。心がふわっと軽くなる『SWEET DROPS』、映画館で歌うと怒られるので、みなさんおうちでアニメ観ながら歌ってくださいね」との喜びのコメントを寄せてくれた。ダイキチとりん――2人の絆が観る者の心を温かくしてくれる本作だが、「SWEET DROPS」はひとつ屋根の下に暮らす2人をどう謳い上げる?『うさぎドロップ』は8月20日(土)より全国にて公開。■関連作品:GANTZPERFECTANSWER 2011年4月23日より全国東宝系にて公開© 奥浩哉/集英社© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSマイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会 僕達急行 A列車で行こう 2011年秋、全国にて公開予定© 2011『僕達急行』製作委員会うさぎドロップ 2011年8月20日より全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化二宮×松ケン主演 SF超大作がついに完結『GANTZ』試写会に25組50名様ご招待二宮和也観客と『GANTZ』鑑賞し「僕の中で答えが見つかった!」二宮和也、2年連続の手作りバースデーケーキで松山ケンイチに“スキ”と告白『マイ・バック・ページ』山下監督があの青春映画の秘話披露カエラや沢尻が…
2011年04月01日映画『GANTZ:PERFECT ANSWER』のジャパン・プレミアが3月10日(木)に東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催され、主演の二宮和也、松山ケンイチに吉高由里子、本郷奏多、伊藤歩、田口トモロヲ、綾野剛、山田孝之ら主要キャスト陣と佐藤信介監督が舞台挨拶に登壇。二宮さんがサプライズで松山さんのために作ったバースデイケーキをプレゼントする一幕もあり、大きな盛り上がりを見せた。二宮さんたちが登場すると、会場は一気にヒートアップ!大歓声に包まれ壇上へ。現在公開中の『GANTZ』の完結編であり、現在も「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)に連載中の原作漫画とは異なるオリジナルの結末を迎えることになる本作。二宮さんと松山さんが対峙するシーンもあるそうだが、二宮さんは「まあまあ大変でした(笑)。ある意味を含んだシーンでもあり、それをどう表現するか考えさせられました」とふり返った。多くの“謎”が明かされる完結編であり、鑑賞前の観客を前にしての舞台挨拶とあって、二宮さん以下、キャスト陣はネタバレに注意しながらのトークとなった。吉高さんは追いかけられるシーンがあるそうが「歩ちゃん(伊藤さん)が足が速くて怖かったです。松山さんも怖かった…」と話し始めたところで、監督からすかさずストップが掛かる一幕も。伊藤さんによると、二宮さんは撮影中にギックリ腰を患ったという。二宮さんは「撮影が始まって2〜3日で何もしてないのになってしまいました…」と苦笑い。だが、注射を打ってその後の撮影に臨んだそうで、伊藤さんは「スーパースターなんだなと思った」と感心した様子で語ったが、二宮さんは「スーパースターはギックリ腰にならないから!」と照れくさそう。ネタバレを警戒してか?山田さんはいつも以上に口数が少なめ。司会者からの質問に対し、ことごとく「別の質問にしてください」と回避した挙句、「自分のシーンで見どころは?」と尋ねられるとあっさり「ないです!」。ほとんどしゃべってないのに会場を沸かせていた。そして舞台挨拶終了…と思いきや、二宮さんが「ちょっと待ってください!」と舞台袖へ。いったい何をするのかと思えば、“GANTZ”をイメージした大きなケーキをワゴンに乗せて再登場。実は3月5日(土)は松山さんのお誕生日ということで、何と、昨年に続き2年連続で二宮さんが手作りのケーキをプレゼント。ケーキには、GANTZらしく“食べてくだちい”との文字が。そしてその裏には“スキ”と二宮さんからの告白メッセージも!「これが俺の“PERFECT ANSWER”です」と決めた二宮さんに、松山さんは感激の面持ちで「スーパースターは違いますね!素晴らしい」と嬉しそうな表情を浮かべていた。『GANTZ:PERFECT ANSWER』は4月23日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:GANTZ:PERFECT ANSWER 2011年4月23日より全国東宝系にて公開© 奥浩哉/集英社© 2011「GANTZ」FILM PARTNERS■関連記事:松山ケンイチ『GANTZ』初日で役者魂「仕事はやりたくない、やりたいじゃない」二宮&松ケンを召喚せよ!舞台挨拶をかけた「GANTZ争奪戦!」が始動
2011年03月10日累計発行77万部の宇仁田ゆみによる同名人気漫画を映画化した『うさぎドロップ』の最新特報映像と、松山ケンイチ&芦田愛菜のキュートなポスタービジュアルが解禁!27歳の独身サラリーマンと6歳の少女の共同生活の一端が明らかに。亡くなった祖父の葬式の場で、祖父の隠し子である少女・りんを引き取ることを宣言した27歳で独身、彼女なしのダイキチ。その日から不器用な男としっかり者の少女のちぐはぐで、心温まる共同生活が描かれる。ダイキチを演じるのは、先日『GANTZ』が公開され、その後編となる『GANTZ:PERFECT ANSWER』、さらに妻夫木聡との共演作となる『マイ・バック・ページ』の公開も控える松山ケンイチ。今回到着した特報映像では、「おれんち、来るか?」と渋く(?)決めたかと思えば、鏡を見ながら「またカッコつけちゃったよ、おれ」と嘆く姿など不器用な男っぷりが満載!そして、独特の雰囲気を持った少女・りんを演じるのはドラマ「Mother」(日本テレビ)や映画『告白』などでの名演で、天才子役と名高い芦田愛菜ちゃん。松山さんと並んでごはんを食べる姿や、電車で松山さんにもたれかかって眠る姿などキュート!解禁となったポスターでも、愛らしい笑顔を見せてくれている。おんぶして、指切りして…と独身ながら、意外にも(?)イクメンぶりが板についている松山さん。いや、愛菜ちゃんのようなかわいい女の子が相手なら当然か?香里奈に桐谷美玲、池脇千鶴に木村了など豪華共演陣にも注目!『うさぎドロップ』は8月20日(土)より、全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第11回) 家事に積極的に参加してくれそうな俳優は?
2011年02月21日現在放送中の人気戦隊アクション「侍戦隊シンケンジャー」(テレビ朝日)でシンケンレッド(志葉丈瑠役)を熱演し、子どもたちに大人気。そしてドラマ「チームバチスタ2 ジェネラルルージュの凱旋」(フジテレビ)、「GOLD」(フジテレビ)やバラエティ番組にも出演し、2011年ブレイク候補の筆頭に挙げられる注目のイケメン俳優・松坂桃李がBeeTVの新ドラマ「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」で、9歳の男の子と魂が入れ替わってしまう青年役で主演することが決まった。ある事故をきっかけに、9歳の男の子と魂が入れ替わってしまう主人公・秀之(松坂さん)が、親方を失い経営危機に陥った工務店「中野組」を救うべく、荒々しい大工仲間をまとめ上げ、ときに笑い泣きながら、難題を乗り越えていく。そんな男たちの熱い友情と絆を描く本作で、松坂さんは「見た目は大人、心は子ども」の二代目親方という難役にチャレンジ。可愛らしさとたくましさが同居するキャラクターは、松坂さんにとっても新境地となりそうだ。「9歳だけにいろんな事件を起こすんですよ。チェーンソーで木材を切っちゃったり(笑)。筋肉量は大人なんで、本当どうしようもないですね。演じるのは面白い反面、見た目は22歳なので、子どもらしい仕草や表情は難しい。子どもは感情豊かでとにかく元気。思いっきり吹っ切れれば」と語る松坂さんが、役作りの参考にしたのがトム・ハンクス主演のハートフルコメディ『ビッグ』(’88)なのだとか。ちなみに、もし魂が入れ替わるなら「スポーツ選手がいいですね。例えばイチロー選手の目線で、メジャーリーグ体験ができたら楽しそう。もし女性になったら?男心は分かるんで、男を転がすようなことをしてみたいですね(笑)」と無邪気な松坂さん。このピュアさがあれば、9歳の男の子を演じるのもお手の物!?誰よりも熱い大工職人・晃役に鈴木亮平、技巧派職人の徹役に忍成修吾と共演陣には若手実力派が勢ぞろい。本作のキーポイントでもある“魂の入れ替え”というイタズラを仕掛ける女神役として、ドラマ、モデル、CM、アーティストと幅広く活躍する杏が出演。一風変わった衣装や浮世離れした女神像は大きな見どころだ。「ユニークな設定ですが、見どころは中野組の仲間たちがきずなを取り戻す過程だと思います。とっても温かいお話で、子どもゆえの純粋な言動に、大人の心が溶かされたり、和まされていく。そんなところを見ている人にも感じてほしいですね」と松坂さん。春の訪れとともに、心を温めてくれそうな「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」に乞うご期待!「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」は3月20日(日)よりBeeTVにて配信開始。「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」配信開始日:2010年3月20日(日)更新日:毎週水曜日更新1話約5分、全24話公式サイト:
2011年02月03日映画『GANTZ』(佐藤信介監督)の初日舞台挨拶が1月29日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ スカラ座で行われ、主演の二宮和也、松山ケンイチ、共演の吉高由里子らが出席した。同名人気コミックの映画化2部作の第1弾で、謎の球体“GANTZ”に召還され、“星人”と呼ばれる異形の存在との戦いを強いられた人間たちの運命を描く物語。2部作の始まりだけに、二宮さんは「長く愛される作品になるよう、みなさま、お力をお貸しください」。松山さんは「ホッとしたような気分です。というのは公開日までは僕らが口で『GANTZ』の世界観やテーマを伝えなければいなかったけど、一番はスクリーンを通じてお客さんとつながるコミュニケーションだと思うので」と、それぞれ呼びかけた。またファンからの質問に答えるQ&Aコーナーが設けられ、「自分は何星人で何点?」との問いに、二宮さんは「うーん…」と悩みながら「地球星人、点数は倒した方に決めてもらいたいですね」と無難に回答。松山さんは「火星人、100点!」と即答。吉高さんは「敵なのか味方なんだか、わかりまテン(点)ということで」。分かりづらいダジャレに聞き返すMCに「言葉遊びが好きなので」とニッコリ。すかさず二宮さんが「そっとしておいてください」とフォロー。微笑ましいやりとりに、会場から笑いが起きた。続いて、正直やりたくなかったシーンは?との質問が。最初の回答者となった山田孝之は「これは今後の仕事に響いてくる…全てのシーンを楽しくやりました」と作り笑い。その後の吉高さん、田口トモロヲらがほとんど同じ答え。松山さんだけ「仕事ってやりたくない、やりたいじゃないですよね、やるしかない、じゃないですか。だから一生懸命頑張るんです。(頑張ったシーンでも)切られちゃったりするけど」とサラリとした口調ながら熱い役者魂。ファンの拍手を浴びていた。『GANTZ』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:GANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSGANTZ PART II 2011年4月23日より全国東宝系にて公開2011,日本,東宝■関連記事:二宮和也×松山ケンイチ主演!『GANTZ』オリジナルTシャツを5名様プレゼント二宮&松ケンを召喚せよ!舞台挨拶をかけた「GANTZ争奪戦!」が始動二宮&松ケンのW主演でついに実写化!『GANTZ』試写会に3組6名様ご招待森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」
2011年01月29日妻夫木聡と松山ケンイチの初共演作で、実際に起こった事件を基に60年代から70年代を駆け抜けた若者たちの青春を切り取った『マイ・バック・ページ』。本作の主題歌として、ボブ・ディランの名曲「My Back Pages」を真心ブラザーズと奥田民生がカバーすることが決定した。本作は映画評論、翻訳、エッセイなど多岐にわたって活躍する川本三郎が、1969年から72年までのジャーナリスト時代を綴ったノンフィクション小説(平凡社刊)が原作。川本さん自身が深く関わることとなった実際に起きたある重大な事件を中心に、理想に燃えるジャーナリストと彼を挫折へと追い込んでいく左翼の活動家の若者の青春、闘争、葛藤が描かれる。原作のノンフィクション小説のタイトルの基になっているボブ・ディランの「My Back Pages」は、1964年に発表されたアルバム「Another Side of Bob Dylan」に収められた楽曲。「あのとき私はいまよりも老けていて、いまはあの頃よりずっと若い」など、特徴的な歌詞で広く支持を集める名曲で、ディラン自身の過去の闘争的な内面風景が反映させたとされる。これまでに多くのミュージシャンによってカバーされており、真心ブラザーズはすでに過去に一度、日本語の歌詞でカバー。そのときの楽曲は、ディラン自身が主演を務めた映画『ボブ・ディランの頭のなか』(’05)のオープニング・テーマとしてサウンドトラックにも収録されている。今回、本作の主題歌としてカバーするにあたり、奥田さんが英語の詞で、真心ブラザーズのYO-KINGが日本語の訳詞で歌い分けている。YO-KINGは今回の発表に際し「OT(※奥田民生)と真心で、ぐっとくるカバーやりました。英語と日本語の混合です。すばらしいです。泣けます。夢にでてきます。免疫が強まります。ご飯がおいしくなります。風邪をひかなくなります。早寝早起きになります。やせます。モテます。人気者になります。本当かな。なるかどうかは聴いてからのお楽しみ」というノリノリのコメントが到着。一方、奥田さんはひと言「まごころこめてやりました!」。主演の2人も主題歌を聞いて深く感じ入るところがあった様子。妻夫木さんは「ふり返る思い出たち。いいことも悪いことも、いまとなっては愛しい。人から人へと繋がる思い。心に響きました」、松山さんは「世界観にとてもあっていて素晴らしいです!とても光栄です!」とそれぞれ“真心×民生”バージョンの「My Back Pages」に対する感想を寄せてくれた。メガホンを握る山下敦弘監督からも「この曲を初めてスタジオで聴いた時、楽曲それ自体の感動はもちろんのこと、3年間いろんな葛藤を経て作ってきた『マイ・バック・ページ』という映画が奥田民生さんと真心ブラザーズさんたちに唄っていただいたことで、ようやく終わることができると確信し、監督としてひとり感動していました。僕の両肩に重くのし掛かっていた“1960年代”という荷物を降ろしていただいて本当にありがとうございました」と強い思いのこもったコメントが到着している。激動の時代の中を駆け抜け、理想に燃え、傷つき、もがく若者たちを優しく包みこむ「My Back Pages」。現代を生きる我々の胸にどのように響きわたるのか――?『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…妻夫木&松ケンが初共演ベトナム、全共闘の激動の時代を疾走!
2011年01月26日累計1,350万部を超える奥浩哉の同名人気コミックスを前編後編の2部作で映画化した『GANTZ』の公開を記念し、主演の二宮和也と松山ケンイチが舞台挨拶を行う劇場を投票によって決めるイベント、その名も「GANTZ争奪戦!」が現在展開されている。二宮&松ケンをお好きな映画館に“召喚”できるこのイベント。その参戦方法は以下の通りだ。まずは自分の携帯電話もしくはスマートフォンを手に、2人を舞台挨拶に呼びたい該当劇場へ。そこに貼り出されているキャンペーンポスターのQRコードを読み込み、登録すると、劇場とキャンペーン参加者(あなたのことです!)に“点数”が加算される。その合計点数が最も高い劇場に、二宮さんと松山さんが舞台挨拶に現れるというシステムだ。劇場のQRコードは、1日1回のみ読み込みが可能。キャンペーン参加者は何回でも読み込むことができるので、劇場に毎日通って点数を稼ぐのも作戦のひとつである。また、QRコードは劇場に限らず、原作コミック、雑誌、そしてウェブサイトなど幅広いメディアにも掲載されるので、こまめに『GANTZ』情報をチェックすべし!なお、集めた点数が100点に達すると「100点めにゅ〜」が出現し、その100点は劇場にも転送される。見事、点数が全国トップとなった劇場で二宮さんと松山さんが舞台挨拶を行うのはもちろん、点数ランキング上位100位までのキャンペーン参加者は、『GANTZ PART II』(4月23日公開)の完成披露試写会に招待されることも決定している。映像化されていない最後のカリスマコミックとも言われる原作を、若手実力派である二宮さんと松山さんの初共演で実写化した『GANTZ』。電車にひかれ、命を奪われた大学生・玄野(二宮さん)と幼なじみの加藤(松山さん)は、その直後に見知らぬマンションの一室にいた。自分たち同様、死んだはずの人々が集められたリビングには、“GANTZ(ガンツ)”と呼ばれる謎の大きな黒い球が…。そのGANTZから玄野らは「生き残るために星人と戦い、そして殺す」というミッションを課せられる。すでに全米公開も決定するなど、世界規模の注目を集める一大プロジェクトに、携帯電話で参加できる今回の「GANTZ争奪戦!」。早速公式サイトをチェックし、全国のライバル相手に死闘を繰り広げてみては?期限は1月23日(日)24時まで。健闘を祈る。『GANTZ』は2011年1月29日(土)より全国東宝系にて公開。『GANTZ』公式サイト:※PC画面上でQRコードを読み込みづらい場合は、本画面を印刷してお試しください。※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。■関連作品:GANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSGANTZ PART II 2011年4月23日より全国東宝系にて公開2011,日本,東宝■関連記事:二宮&松ケンのW主演でついに実写化!『GANTZ』試写会に3組6名様ご招待森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」二宮&松ケン撮影2日目に仲良く遅刻『GANTZ』会見
2011年01月14日映画『ノルウェイの森』で主人公・ワタナベを演じた松山ケンイチが、12月15日(水)に台湾で行われるプレミア試写会と記者会見に出席するため、『L change the WorLd』以来、2度目となる訪台を果たした。台湾・松山空港に降り立った松山さんは、到着をいまかいまかと待ちわびたファン50人の前に姿を現し、黄色い歓声が上がる中、写真撮影に気さくに応じるなど、早速、現地ファンとの交流を楽しんだ。その後は、ホテルへと移動し台湾のメディアの取材を精力的にこなした。夜には、多数のファンや報道陣が集まる中、台湾でトップクラスの映画館「ヴィエ・ショウ・シネマズ」にてプレミアセレモニーが行われた。クリスマスツリーが用意されたステージに登場した松山さんが「僕は松山ケンイチです。メリークリスマス!」と北京語で挨拶すると大歓声が起こり、ここでも熱い歓迎を受けた。ツリーにはプレゼントが2つかかっており、台湾で有名な龍山寺のお守り(仕事・恋愛・交通安全の3つ)と、台湾の民族風のマフラーが松山さんにプレゼントされた。続いて劇場内で行われた舞台挨拶では、来場した観客に抽選でポスターやプレスのプレゼントされたが、松山さんがファンに直接手渡すという趣向で会場は大いに盛り上がった。翌16日(木)には、「台北フィルム・ハウス」にて記者会見が行われ、現地配給会社からは“くまのぬいぐるみ”がプレゼントされた。報道陣から台湾の印象について聞かれると、「料理がすごくおいしいです。あっさりした味付けが好きなので、自分の口に合う」とコメント。別の国にキャンペーンに行けるとすればどこに行きたいですか?の質問に対しては「ノルウェーです!」と即答していた。映画や台湾についての質疑応答が続く中、松山さんは突然、「なんで台湾では僕の名前が一文字、本名と違うんですか?」と台湾の司会者に逆質問。台湾では“松山健一”と表記されているらしく、松山さんはそのことが常々気になっていたとのこと。「僕の本名は“研一”で“けん”の字が違うんですよね。研究熱心な子になるようにと親が付けてくれた名前なのですが…」と言うと、現地スタッフが「最初の通訳者が間違えて付けたんだと思います」と慌てて弁明。ちょっとしたハプニング(?)はあったものの、会見は終始和やかなムードで進み、松山さん自身、2度目の訪台を大いに楽しんでいたよう。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。特集『ノルウェイの森』■関連作品:L change the WorLd 2008年2月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開©2008「L」FILM PARTNERS ©2008「L」PLOT PRODUCEノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』自信の初日舞台挨拶「大ヒットするつもり」『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント
2010年12月17日映画『ノルウェイの森』が12月11日(土)、初日を迎え主演の松山ケンイチ、共演の菊地凛子、トラン・アン・ユン監督らが東京・有楽町のTOHOシネマズスカラ座で初日舞台挨拶を行った。鑑賞後の観客約650人の大きな拍手を受け、松山さんは「みなさんがそれぞれの表情をしていて、いろいろなものを感じているんだなと。それだけいろいろなものを与える作品なんだといま、実感しました」と手応えを得ている様子。司会者から「完璧な作品とおっしゃってきましたがその手応えはどのあたりに?」と聞かれ「観てもらえれば分かります」と即答。会場から拍手が沸き起こると「拍手が起こるってことは、分かってもらっているということですね」と満足げな笑顔を見せた。8日には、本作の世界50か国での公開決定の“朗報”が発表されたばかりだが、松山さんは「愛をテーマにした作品だから原作がずっと読まれてきている訳で、だからこそ観れば分かります」。国際派として海外での人気も高い菊地さんは、「この撮影に入る前に海外の映画祭に行ったとき、『ノルウェイの森』が映画化されると、ものすごく注目があったんですね。文学的な素晴らしい映画になっているので応援していただければ」と、それぞれ世界の映画ファンに向け、メッセージを送った。また今後も本作を携えて世界各国を回る予定の監督は「日本でみなさんがこの映画を観た響きが、外国に伝わっていくのではと思う。一番期待するのはそれ」と日本の観客の反応に興味津々。ほかに演技初挑戦の水原希子、玉山鉄二が出席。最後に『ノルウェイの森』大ヒットのプレートをキャスト陣で掲げて写真撮影。松山さんは「僕らは大ヒットするつもりなんで。それで初日からこうやっているので」と改めて仕上がりに自信をのぞかせた。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁
2010年12月12日妻夫木聡と松山ケンイチの初共演映画『マイ・バック・ページ』の公開が来年5月28日(土)に決定し、ポスタービジュアルが解禁された。映画評論家としても名高い川本三郎が、「朝日ジャーナル」(朝日新聞社刊/1992年休刊)の記者時代の実体験を綴ったノンフィクション小説を映画化した本作。1960年代後半――若者を中心に社会を変革しようという“熱”が高まりを見せていた激動の時代に、立場の異なる2人の男が出会い、そこからある重大事件が引き起こされていくさまが描かれる。新聞社が発行する週刊誌に籍を置く記者の沢田を妻夫木さんが、そして沢田に接触する謎の活動家・梅山を松山さんが演じる。今回、到着したポスターでは、中心に「その時代、暴力で世界は変えられると信じていた」というコピーが。カメラと“戦斗(戦闘)宣言”、そしてヘルメットという2人のそれぞれの立場を感じさせるアイテムを隔てて、鋭い視線を別々の方向に向ける妻夫木さん、松山さんの表情が印象的な仕上がりとなっている。松山さんはまもなく公開の『ノルウェイの森』で、本作と同じ時代を生きる学生を演じているが、今回は理想を掲げ、武器をとり行動する活動家の役。ポスター、そして劇中写真でも『ノルウェイの森』のワタナベ役とは全く違った空気感を醸し出している。はからずも昨年(「天地人」)と再来年(「平清盛」)のNHK大河ドラマの主演の2人が共演することになった本作。ベトナム戦争や全共闘などで大きく揺れ動く60年代、70年代を2人はどのように歩み、何を追い求めるのか――?『マイ・バック・ページ』は2011年5月28日(土)より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョンマイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:ブロガー、twitterユーザー限定『ノルウェイの森』特別試写会に40名様ご招待【シネマモード】唯一無二の村上ワールドを描く、『ノルウェイの森』松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」松山ケンイチ監督の美的演出に学ぶ「貴族っぽくやってくれ」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛
2010年11月26日映画『ノルウェイの森』の一般向け初披露となる完成披露試写会が11月23日(火・祝)、東京・新宿区の早稲田大学大隈講堂で行われ、主演の松山ケンイチ、ヒロインの菊地凛子、共演の高良健吾らキャスト陣7人とトラン・アン・ユン監督が上映前にレッドカーペットを歩き、舞台挨拶に立った。村上春樹が1987年に発表し、現在までに単行本・文庫本合わせて累計売上が1,000万部以上というロングベストセラー小説の映画化。大学生のワタナベ(松山さん)が自殺した親友の彼女だった直子(菊地さん)、大学で知り合った緑(水原希子)らタイプの違う女性たちの間で揺れるさまを描く物語。村上さんの母校で本作のロケにも使われたことから、同所が初披露の場に選ばれた。舞台挨拶で、本作に関わり一番テンションが上がった瞬間を司会者から尋ねられ、松山さんは「撮影に入って中盤に直子との本当に重要なシーンがあり、1テイク、2テイクやって、翌日3テイク目でOKが出たとき、テンションが上がり、思わず凛子さんをハグしました」と会心の瞬間をふり返った。同じ質問に菊地さんは「最初、直子役のオーディションを受けたいと申し出たら監督は乗り気じゃなかったので、ビデオを送ったら『会いたい』と言ってきてくれた。でもホテルで会ったら『原作はいつ頃読んだの?』とか質問ばかり。私はそのために来たんじゃない!と思い、『役をくれるの?くれないの?』って聞いたら『あげるよ』って…無理やり言わせた形で」と苦笑い。「あきらめないことと、本人に聞くのが一番だなと思った」と役を掴むまでの経緯をテンション高めに説明。会場の笑いを誘った。聞き入っていた監督は「直子を演じてくれたビデオを見て、儚さ、脆さを素晴らしく表現していたので、直子は菊地さんだと会う前に決めていたんです」と笑顔で“弁明”した。一方、ワタナベの自殺した親友・キズキ役の高良さんも「別の映画で死ぬシーンを撮ってクランクアップした翌日からノルウェイの撮影でしたが、その日の朝5時ごろ、電話がかかってきて『死ぬシーンを今日撮る』と言われ、テンション上がりましたね。違う現場で2日連続で死ぬって、そうないな、と」と妙な偶然を明かし、観客を笑わせた。締めくくりでマイクを握った松山さんは「撮影に入る前、監督から『きみは大恋愛をすることになるだろう』と言われ、ワタナベを追体験し、出来上がった作品を観て、その意味が分かった。みなさんも大恋愛をしてください」とメッセージを送っていた。先に行われたレッドカーペット・イベントには、ファン1,000人が集結。「ケンちゃーん、早くから来て待っていたのよー!」、「こっち来てー」などと、松山さんに握手とサインを求める女性ファンの熱狂的な声援が飛び交った。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ監督の美的演出に学ぶ「貴族っぽくやってくれ」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2010年11月23日村上春樹のベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』の完成披露会見が11月23日(火・祝)、東京・新宿区の早稲田大学大隈講堂で行われ、主演の松山ケンイチ、ヒロインの菊地凛子、共演の水原希子、トラン・アン・ユン監督らが出席した。親友を自殺で失った悲しみを抱えた大学生のワタナベ(松山さん)が、親友の恋人だった直子(菊地さん)に惹かれて深い関係になる一方、大学で知り合った緑(水原さん)にも心揺れる姿を描く物語。松山さんは「言葉で言い尽くせないすごい作品ができました。お芝居も、自分たちで言うのもなんですが完璧です」と仕上がりに自信。一方でベトナム出身、フランス育ちで国際的評価の高いトラン・アン・ユン監督との初手合わせをふり返り「草原で直子と寝転ぶシーンで転がってみたら、『いや違うんだ、そういう自然さは必要ない。貴族っぽくやってくれ』と言われ、貴族か…と。その後、かろうじてOKをもらいました」と苦笑いしつつも「そういう美が溢れています」と監督のスタイリッシュなセンスに感銘を受けた様子。「自然にやるだけではだめ。例えば吐くシーンで、監督は『普通に吐くな。吐くならきれいに吐けよ』と。そういうことはいままで全く考えずに演技してきたので、教えられました」と収穫を口にした。一方、オーディションでワタナベの先輩・永沢役を得た玉山鉄二は「オーディションではいつも妻夫木聡、玉木宏に負けてきて、8年ぶりくらいのオーディションで受かり、こんな大きな作品に出られた。ハンカチ王子じゃないけど、俺、何か持っているな、と思いました」と喜色満面。直子役を監督に自らのビデオを送るなどし熱望して得た菊地さんは「私はどちらかと言えば、何か持っているというより、自分から掴みにいく、持ちに行くタイプ。監督が『イメージが違う』と言っても、いや、そんなことないって言うしつこさがあり、『役をくれるんですか?くれないんですか?』って聞いたりしましたし」。共演陣と会場の笑いを誘っていた。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2010年11月23日映画『ノルウェイの森』でサウンドトラックを担当しているイギリスの人気バンド「レディオヘッド」のジョニー・グリーンウッドが、今回のサウンドトラックに込めた思いを明かすと共に、主演の松山ケンイチの演技に対して称賛の言葉を送っている。ジョニーといえば、いま世界で最も強い影響力を持つバンドのひとつ、レディオヘッドでトム・ヨークと共に作曲を手がけ、その中核を担うマルチプレイヤー。2007年には映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のサウンドを担当し、英国アカデミー賞やグラミー賞の候補に名を連ねた。そのジョニーが今回、村上春樹の大ベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』のサントラを担当。ちなみにトム・ヨークが村上春樹の大ファンであることは広くファンの知るところだが、ジョニーも今回のオファーが届く以前から「ノルウェイの森」は読んでいたという。原作について、そしてこの物語に“音”をつけるという作業について、ジョニーは独特の表現でこう感想を語る。「僕としてはこの物語の音として、すごく宙ぶらりんになった状況をいろいろ音にしようとしたけどね。何て言うのかな…登場人物が大人になれずにいる状況っていうのかな。思春期と大人との狭間にいて、どこか不完全な状態のままでいるっていう印象が強いから。だから、音もやっぱりそういうところを形にしたかったんだよね。ためらいとか、不確実な気分を表しつつも、決して惨めだったり、悲しいものではないんだ。むしろ明るさがあるし、すごくロマンティックなもので、たくさんロマンスもあるっていう…。ただ、なにひとつとして決して解決されることはないし、終わりもしなければ、確定もしないという。だから、今回の音を書いている間は、基本的にいま話したような単語がウヨウヨと頭の周りに浮いていたんだよ」。また、クリエイティビティが刺激されたシーンについてジョニーは、「たとえば、緑とワタナベがカフェテリアの外で雪の中、語り合うところとか。このシーンのロマンティックな佇まいはすごくインスピレーションを与えてくれたな。それと、この作品が持つ独特なユーモアにもすごく助けられたかな。というのは、この映画を暗い作品として捉えるのはすごく簡単なことなんだけど、でもそれと同時に描かれている微笑ましいこととか無垢さとかが、僕はすごく好きなんだよ」と明かしてくれた。さらに、完成した映画を観ての感想を尋ねると「映画としても美しいし、物語も美しいし、だから、ほとんど完璧だね。個人的に本当に驚いたのは、この本が大好きな人はきっと映画も大好きになるだろうなっていうこと。それはすごく稀なことだからね。だから、本当に良かったと思うよ」と絶賛。特に中心人物であるワタナベ(松山ケンイチ)、直子(菊地凛子)、緑(水原希子)の3人について「演技はものすごい迫力があると同時に繊細さも兼ね揃えていて、実に素晴らしかった。特にワタナベ役は演じるのが難しかったはず。映画で思慮深い役柄を見ていると、つまらなくなりがちだけど、彼(松山さん)はあの難しい役を見事に演じていて、あの演技力にはとにかく感心したよ!とにかく完璧だった」と手放しで称賛している。レディオヘッドとして、2007年の「In Rainbows」以来となるニューアルバムの完成が待たれるが、今回のサントラ制作はジョニーにどのような影響を与えたのだろうか?美しくも哀しく響きわたるサウンドにも注目!こちらのオリジナルサウンドトラックは全国のショップにて発売中(税込:2,800円)。映画『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。※オリジナルサウンドトラックには主題歌「ノルウェーの森」(ザ・ビートルズ)は収録されません。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」『ノルウェイの森』に糸井重里、YMO細野晴臣&高橋幸宏が出演坂本龍一は凛子絶賛
2010年11月16日映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』の完成披露試写会が10月28日(木)、東京・港区のスペースFS汐留で行われ、主演の小雪、共演の大竹しのぶ、石田卓也、池松壮亮、平山秀幸監督らが出席した。昭和30年代の福岡の炭坑町を舞台に、小学生の息子・守(池松さん)を持つ母親・美智代(小雪さん)と、美智代に恋心を抱く札付きの少年・信さん(石田さん)をはじめ、もがきながらも懸命に生きる人々の姿を描く物語。2008年9月にオール九州ロケが敢行された。小雪さんは、20歳年下の信さんと“恋仲”となる役どころで、20歳差の恋愛について「いまの年代はいろいろあるんじゃないですか?あると思います」と言いながらも「愛情って経験した思い出の年数で決まるんじゃないかと。愛の形はいろいろで、ひとつの解釈はできないと思う」と大人の女性らしい考え。以前、映画『ラスト サムライ』で母親役をこなしているものの現代劇では初めてで「九州は自然が豊か。子供を育てるとか、幼少期を過ごすには素晴らしい場所だと思いました。好きになりました」と報告しつつ、母性をうかがわせた。大竹さんは20歳差の恋愛に「全然OK、いくつまでも大丈夫です」と即答。石田さんは「クランクインの日に風邪を引いていたら、小雪さんが風邪薬をくれた。もう美智代さんでした。幸せでした」と小雪さんに惚れ惚れだった。一方、小雪さんは、プライベートで俳優・松山ケンイチとの交際が報じられているだけに、結婚について報道陣から突っ込まれ「したくなった?」、「予定は?」との質問には「分からない」、「考えていない」。だが「交際は順調?」との問いに「はい、ありがとうございます」と満面の笑み。「年内にいいお話は?」と再び聞かれると「どうだろう?」と、はぐらかせていた。映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』は11月27日(土)より新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:信さん・炭坑町のセレナーデ 2010年11月27日より新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国にて公開© 「信さん・炭坑町のセレナーデ」製作委員会■関連記事:ゲスト来場!『信さん・炭坑町のセレナーデ』試写会に50組100名様ご招待ケイト・ブランシェットに小雪、カリーナ・ラウら「SK-II」30周年で美の競演!小雪、石田卓也と20歳差の恋愛に挑戦『信さん』福岡で快調撮影中!
2010年10月28日