2020年春から放送される「半沢直樹」新シリーズに先駆け、半沢直樹の出向先で起きた事件を描くスペシャルドラマ「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」が1月3日(金)放送。主演は吉沢亮。今田美桜がヒロインを務める。池井戸潤の原作を堺雅人主演でドラマ化、2013年夏クールにTBS系日曜劇場で放送された「半沢直樹」。堺さん演じる主人公・半沢直樹の名セリフ「倍返し」がその年の流行語大賞にも選ばれるほどの大ヒットとなった。前作で半沢直樹は関連会社に出向を命じられたが、その出向先「東京セントラル証券」で起こった事件を描くのが、本作「エピソードゼロ」となる。半沢直樹が出向した東京中央銀行の関連会社「東京セントラル証券」では、証券トレーディングシステムの大規模リニューアルを予定していた。検索エンジンサービスの開発・運用で勢力を伸ばしていた新興IT企業「スパイラル」の新人プログラマー・高坂圭はあまり目立たない社員だったが、ある日突如発生したシステムダウンのピンチを凄まじいプログラミング能力で乗り切り、周囲を驚かせたことで、彼の実力を認めた加納専務からコンペのプロジェクトリーダーに任命され、オリエンテーションの会場で「東京セントラル証券」のリニューアルの担当者である城崎勝也や新入社員の浜村瞳と知り合う。そんななか、ある男が「スパイラル」を訪ねてくる。黒木亮介と名乗るその男を前にした高坂は脳裏に過去のある苦い記憶がよみがえる…。成功すれば数億の売り上げに繋がる重要なプロジェクト。「スパイラル」にとって社運を賭けたこの一大プロジェクトが進行する裏で、人知れず“ある陰謀”が同時にうごめいていたことを、まだ誰一人も知らなかった――。本作の主人公となる高坂圭役には昨年朝ドラ「なつぞら」に出演、来年の大河「青天を衝け」で主演を務めることも決まっている吉沢さん。ヒロインの浜村瞳には「3年A組-今から皆さんは、人質です-」「セミオトコ」などで着実に女優として成長を遂げている今田さん。高坂と過去に因縁のある謎の人物・黒木亮介には「グッドワイフ」や『君は月夜に光り輝く』などでその輝きを放つ北村匠海。また高坂が働く「スパイラル」の開発部でリーダー格の若本健人には吉沢悠。「スパイラル」の社長・瀬名洋介には尾上松也。「スパイラル」の加納専務には井上芳雄。「東京セントラル証券」でリニューアルを担当する城崎勝也には緒形直人。井上さんが演じる加納と尾上さんが演じる瀬名は4月から放送される新シリーズにも登場するため、彼らの行動も目が離せない。前作から7年を経て放送開始となる4月の新シーズンを前に、両作の橋渡しにして新シーズンの序章ともいえる本作で改めて“半沢ワールド”を味わってみては?「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」は1月3日(金)23:15~TBS系で放送。(笠緒)
2020年01月03日吉沢亮主演スペシャルドラマ「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」に、吉沢悠、井上芳雄、北村匠海、尾上松也、緒形直人の出演が決定した。本作は、来年4月からの「半沢直樹」(仮)に先駆け放送されるスペシャルドラマ。前作最終回で堺雅人演じる半沢直樹は、頭取から子会社への出向を命じられてしまったが、スペシャルドラマは半沢がその子会社「東京セントラル証券」に赴任した後に起きるある事件を中心に展開される。主人公を取り巻く主要キャストが判明すでに主人公の敏腕プログラマー・高坂圭役を吉沢亮、半沢の出向先の新入社員・浜村瞳役を今田美桜が演じることが決定しているが、今回新たに高坂を取り巻く主要キャストが一挙に発表。高坂が働くIT企業「スパイラル」開発部のリーダー格・若本健人役を吉沢悠。「スパイラル」の専務・加納一成役を井上芳雄。高坂と過去に因縁のある謎の人物・黒木亮介役を北村匠海。「スパイラル」の社長・瀬名洋介役を尾上松也。そして、「東京セントラル証券」情報システム部の主任・城崎勝也役に緒形直人が決定。なお、井上さん演じる加納と尾上さん演じる瀬名は、4月放送の続編の原作にも登場する人物。シリーズの展開においても重要な鍵を握る人物だ。そのほか、瞳の上司で「東京セントラル証券」情報システム部の部長・府川義則役に元劇団四季の栗原英雄。玉置玲央、磯崎義知、吹越ともみなど個性派俳優陣も参加する。キャストコメント吉沢悠日曜劇場『半沢直樹』から数年を経て、2020年、新たな半沢イヤー記念に相応しい内容のスペシャルドラマに出演させていただき、とてもうれしく思っています。僕がこの作品にとても感動しているのは、撮影現場の空気自体がドラマの空気感同様、緊張感と高い熱量に包まれていることです。「半沢ファン」の期待に応えつつ、エピソードゼロの独特な違った世界観を生み出そうと、全員が必ず最高のドラマにしようという気持ちの表れではと思います。「こんな半沢があっても面白い!」というスペシャルドラマになっていますので、どうぞご覧ください!!井上芳雄『半沢直樹』のスペシャルドラマにお声掛けいただき、大変興奮しました。普段は舞台が多く、ドラマ出演が多い訳ではない中で、本当にありがたい機会だと思っています。私が演じるのはIT企業の専務という役柄ですが、僕自身はアナログな人間なので分からないことも多いです(笑)。今の時代らしい最先端の業界の話で、新鮮な気持ちで演じられたらと思っています。また、吉沢亮さんとは初共演となるので、そこも楽しみにしています。『半沢直樹』らしい痛快な展開が紡がれていますし、新年から「今年も頑張るぞ」という気持ちになれる作品になっていると思いますので、是非ご覧ください!北村匠海『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』に出演させていただくことになりました北村匠海です。今回、自分としてもなかなか今までに演じたことのない役どころですし、約1年ぶりにTBSさんのドラマに帰ってこられたうれしさもあります。別作品でも撮影の苦楽を共にした吉沢亮くんの脇を支えるいいエッセンスになれればいいなと思います。尾上松也このたび『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』に、出演させていただくことになりました。あの伝説のドラマのスピンオフ作品に出演できますことは光栄の極みです。私は今回主人公の高坂圭が勤めているスパイラルの社長・瀬名洋介を演じます。本編にも負けない作品にできますよう、全力でつとめます!どうぞお楽しみに!緒形直人只今、熱いスタッフと俳優たちに囲まれ“ONE TEAM”の意気込みで、鋭意撮影を行なっております。私自身は、皆様に楽しんでいただけるように良い緊張感を持って丁寧に演じていければ良いなと思っております。半沢直樹イヤーの先陣として、どんなドラマに仕上がるのか『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』をご期待ください。「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」は2020年1月3日(金)23時15分~TBSにて放送。日曜劇場「半沢直樹」(仮)は2020年4月期放送予定。(cinemacafe.net)
2019年12月10日再来年の大河ドラマ主演も決定している人気俳優・吉沢亮が、「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」でTBSドラマ初主演を務めることが分かった。堺雅人扮する半沢直樹が活躍する「半沢直樹」の第2弾が、2020年4月から日曜劇場で放送。これに先駆け今回放送が決定したのが、スペシャルドラマ「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」。日曜劇場では、「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」「半沢直樹4 銀翼のイカロス」をドラマ化。その物語の舞台である東京セントラル証券と大きく関わるIT企業「スパイラル」を中心に、このスペシャルドラマが展開する。頭取からまさかの子会社への出向を命じられてしまった前作の最終回。本作では、半沢がその子会社「東京セントラル証券」に赴任した後に起きたある事件が描かれる。新興のIT企業である「スパイラル」は、半沢が「東京セントラル証券」が創業以来使用してきた金融セキュリティシステムをリニューアルするため、コンペで声をかけられた企業のひとつ。「スパイラル」にとっては社運を賭けた一大プロジェクトが進行する中、人知れずある陰謀が動く…。スペシャルドラマの主演を務めるのは、『銀魂』『ママレード・ボーイ』『キングダム』に出演、大河ドラマ「青天を衝け」の主演にも決定している吉沢さん。演じるのは、かつてある事件に関わったことで行き場を失っていたが、その才能を買われ、「スパイラル」の社員として働く敏腕プログラマー・高坂圭。吉沢さんは「7年前の半沢直樹の、敵役を完全に地獄に叩き落とす様を見てドキドキワクワクするという展開。唯一無二の面白さを感じていました」と前作をふり返り、「今回のスペシャルドラマにもそのエッセンスが凝縮されていることと思います」とコメント。また「半沢直樹のスペシャルドラマなのに半沢が主人公じゃないのかよ(笑)と思っているそこのあなた。完全に倍返しですよ。是非ご期待ください」と視聴者へメッセージを寄せている。「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」は2020年1月3日(金)深夜23時15分~TBSにて放送。日曜劇場「半沢直樹」(仮)は2020年4月、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年11月08日芥川賞作家でお笑いコンビ・ピースの又吉直樹(39)が10月10日、都内で最新刊「人間」(毎日新聞社刊)の発売記者会見を行った。同書は、又吉にとって3作目の小説で初の長編。昨年9月から今年5月にかけて毎日新聞夕刊で連載していた作品を加筆修正したもので、漫画家の夢をあきらめた38歳の男性が主人公。夢を実現できなかった人間の、その後を描いている。各スポーツ紙によると、又吉は作品について「時間をかけ、今回は一番自分に近い、自分の話やなと思って書いた小説です」とアピールしたという。「又吉さんは新刊PRのため、8日放送の日本テレビ系『スッキリ』に生出演。そこでハリウッドスターを目指して米・ニューヨークに渡った相方・綾部祐二さん(41)の話になり、『最近はベトナム人の70代の熟女とよくお茶をしている』と近況を明かしていました」(テレビ局関係者)綾部は17年10月に渡米。以後、コンビは活動休止状態。現在は英語の公式サイトとインスタグラムで近況を報告し続けている。9日にはお笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実(44)が自身のインスタグラムに、綾部との現地での2ショットを掲載。ネット上では《最強の2SHOT》と反響を呼んでいたが……。「インスタでは現地に渡った明石家さんまさん(64)との2ショット写真や、ニューヨークの街中に溶け込んで決めポーズをしている写真が目立ちます。すっかり現地に溶け込んでいるものの、渡米の壁にぶち当たっているようで活躍ぶりは伝わってきません。小説家として順調に歩む相方をよそに、綾部さんの夢がかなうのはまだまだ先になりそうです」(芸能記者)
2019年10月12日10月からの“オトナの土ドラ”は、高岡早紀が主人公を演じるサイコスリラー「リカ」を放送。小池徹平と大谷亮平も出演し、純愛を貫くがゆえに狂気と化してしまう主人公の愛情への渇望を描く2部構成のドラマが展開する。原作は、第2回ホラーサスペンス大賞を受賞したベストセラー、五十嵐貴久の「リカ」シリーズ。今回は「リハーサル」「リカ」の2冊、常軌を逸した女・リカが周囲を破滅に追い込んでいく戦慄のエピソードを2部構成でドラマ化。誰もが陥るかもしれない恐怖体験を描き出す。主人公のリカを演じるのは、近年では「向かいのバズる家族」『雪の華』などに出演した高岡早紀。「女は28歳で結婚し、家庭に入るのが一番幸せ」と永遠の28歳、乙女のような純粋さを持ちながら、愛を求め恐るべき犯罪を遂行する…。「これは相当大変な役」。台本を読んだ感想をこう語った高岡さんは、「嫌われる女性を演じたことは過去にたくさんありましたが、ここまで救いようがなく、嫌われる要素しかない女性を演じた経験はありません。台本を読んでいてもうまく読み進められていないという現状で、単純に恐ろしい女に出会ってしまったと思っています」と印象を明かす。しかし、「彼女のピュアさや、誰かに必要とされたいと思う欲求は、大人になっても誰もが絶対に持っている部分であり、そこに関しては彼女に嘘はなく、私自身も共感していけると思っています」とわずかに共感できる部分も見つけた様子。「まず、自分自身がリカを好きになり、受け入れなくてはいけないので、その要素を台本を読みながら一生懸命拾っているところです。少しでも共感部分を広げることが、このドラマを観たいと思っていただける基盤になると思うので、共感から入って頂いてから、『違う!』とか『怖い!』と感じ、楽しんでいただけたらと思います」とコメントしている。また、病院が舞台の第1部でリカのターゲットになるのは、小池徹平演じる外科医・大矢昌史。婚約者もいて順風満帆な人生だったが、リカの登場で全てが狂ってしまう。そして3年後から始まる第2部では、大谷亮平演じる映画製作プロデューサー・本間隆雄がリカのターゲットに。妻と別居中にマッチングアプリを通じてリカと出会い、破滅の道へ。小池さんは、今回演じる役について「実は特にこういう人間だという飛び抜けたものがなく、普通で真面目な青年という印象が強いです。理由もわからぬまま、病院でリカにストーキングをされて巻き込まれる、とてもかわいそうな人です(苦笑)」と役どころについて説明し、「ただ、普通の人間がストーカーに遭ったとき、どういう思いをしていくのかという感情の流れをしっかり見せていかないと視聴者の皆さんに伝わらないと思っていて、“普通”という役どころは、実はかなり難しいとも思います」と語っている。そして「リカはかなり強烈なキャラクターではありますが、現実に起きてもおかしくないストーリーだと思いました。ストーカーに迫られる役ということもあり、いろいろと考えてしまったというのが正直な感想です」とリアルに感じたという大谷さん。役柄については、こちらも「いたって普通の常識人です」と話し、初共演となる高岡さんについては「大人の女性という印象で、まさにオトナの土ドラの主演にぴったりの方だと思いました。神秘的な部分も感じていて、これからリカとしてどう出てくるのか未知数でとても楽しみです」と共演を楽しみにしている様子だ。また、すでにSNSでは「リカがドラマ化とかヤバ過ぎる」「絶対観る!」「怖そう~」などと期待の声も出はじめている。「リカ」ストーリー●第1部都内にある花山病院に看護師として採用された雨宮リカ。副院長で外科医の大矢昌史は、将来を嘱望される病院のエースで婚約者もいる。しかし、昌史はリカにとっての運命的な出逢いをしてしまう。そう、リカは「運命の相手」として、昌史に目を付けて病院に入り込んだのだった。すると、花山病院で不可解な事件が続く。消えていく患者、看護師、医師たち。そして、昌史の婚約者にもリカの魔の手が伸びる…。●第2部3年後。映画会社のプロデューサー・本間隆雄は、妻の浮気が原因で別居中。ある日、仕事上のリサーチのため「メールで文通ができるマッチングアプリ」に登録する。そこにハンドルネーム<リカ>を名乗る女性からメールが。しばらく文通が続き、本間は仕事目的で<リカ>に会ってみようと提案。これが地獄への入り口、破滅の幕開けだった。以来、本間の携帯にはおびただしい数のメールと着信が。リカの執拗なストーキングが続く。本間の同僚、探偵、刑事、そして妻と娘と周囲を巻き込んだ壮絶なストーリーは、予想外の結末を迎える――。オトナの土ドラ「リカ」は10月5日より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月30日5月30日、俳優の小池徹平(33)が、自身のブログを更新。妻で女優・心理カウンセラーの永夏子(35)が、第1子妊娠したことを発表した。小池は「ありがとうキンキーブーツ」と題したブログを更新。主演していた「キンキーブーツ」の全公演が終了したことを伝え、最後に「私事なのですが新しい命をさずかりました事をご報告させて頂きます」と妻の妊娠を報告した。続いて「元気に生まれてきてくれる事を願いながら、日々を過ごしています。これからもコツコツ全力で邁進していきますので、引き続き応援よろしくお願いしますね」と生まれてくる子どもへの思いを明かし、応援を呼びかけた。また、永もブログを更新。妊娠していることを伝え「戸惑いや心配事も多い妊婦生活ですがお腹に宿った小さな命のことを思うと今まで感じたことのない愛おしい感情が溢れます」と心境を語った。最後に「今秋頃誕生の予定です。あたたかく見守っていただけたらうれしいです」と出産の時期を明かした。ファンからは「まじか!徹平君、永夏子さんおめでとうございます」「てっぺいちゃんもパパかぁ~」「おめでとうおめでとうおめでとう!!!!嬉しくて泣きそう!!!!」と祝福の声が寄せられている。
2019年05月30日俳優の小池徹平(32)が8日、自身の公式サイトを通じて、女優で心理カウンセラーの永夏子(35)と結婚したことを報告した。小池は「いつも応援してくださっているファンの皆様へ」と書き出し、「この度、3年ほど前から交際しておりました女優の永夏子さんと入籍いたしました。突然の事となってしまい、またこの場でのご報告になってしまった事、申し訳なく思っています」と報告。続けて、「いつも応援してくださっている皆様に、より多くの感謝を伝えられるよう、これからも初心を忘れず、より一層、一つ一つの仕事に誠意を持って邁進していきます」と決意を新たにし、「今後とも、頑張って参りますので、温かく見守って頂ければ幸いです。よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。永も同日、自身のブログで結婚を報告。「未熟者ではありますが結婚という経験を糧に家族と支え合いながら学びながらより豊かな表現者より温かく寄り添える聴き手になれるよう一層精進していく所存です。ゆるやかに見守っていただけたらうれしいです」と思いをつづり、ファンや関係者、家族、友人への感謝を記した。
2018年11月08日小池徹平が、戸田恵梨香主演ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」にて、主人公と同じ病気を患う青年役で出演することが決定。小池さんは、第2章がスタートする第6話(11/16放送)から登場する。本作は、若年性アルツハイマーにおかされる女医・北澤尚(戸田さん)と、彼女を明るく懸命に支え続ける元小説家・間宮真司(ムロツヨシ)の、10年にわたる愛の奇跡を描く王道ラブストーリー。今週放送の第5話で第1章が完結を迎える。そして今回、第6話からの新キャストとして小池さんが出演、尚と同じ病気を患う松尾公平を演じることが判明。公平は病気が分かった途端に妻に去られ、生きがいである保育士の仕事も失いそうになっており、孤独な療養生活を送る人物。しかし、そんな彼が尚と真司という幸せな2人に出会い、ある行動をとるという――。主演の戸田さんとは、昨年放送の「リバース」で共演して以来だという小池さんは、「何度もお会いしている方なので、すごくやりやすいです。今回、難しい役どころなので、演技で試したいところや固めていきたい部分を相談させてもらっています」とコメント。役柄については、「若年性アルツハイマー病で、さらに人としての暗い部分や、ちょっと変わった部分もあるという難しい役です。しっかり考えて作っていかないと伝わらないとも感じていますが、同時に、すごくやりがいのある役だと思います」「今まで尚と真司が築き上げた関係を、僕が間に入って、いい感じにかき回すという…ステキな役です(笑)」と説明し、「闇のある役ですが、いい意味で皆さんの期待を裏切りたいと思っています」と意気込んでいる。第5話あらすじ尚に「別れよう」と伝えた真司。それは、尚の病気のことを考えて下した、苦渋の決断だった。娘の様子を見て心配した薫(草刈民代)は、事情を聞こうと真司のもとを訪れるが…。尚と顔を合わせたくない真司は、木村(富澤たけし)の計らいでバイト先の倉庫に泊まることに。尚はどうにかして真司と話そうとバイト先を訪れるが、真司を気遣った木村が追い返してしまうのだった。メールを送っても真司が待ち合わせに現れることはなく、尚はいつもの居酒屋で一人ぼっち。そして、真司から尚宛ての宅配便が届いた或る日。真司のアパートから全ての荷物が撤去されていた。それから、9か月後――。「大恋愛~僕を忘れる君と」は毎週金曜日22時~TBS系にて放送。(cinemacafe.net)
2018年11月07日東田さんが描く―これまでの自分の人生を振り返って―今回紹介する『自閉症の僕の七転び八起き』(KADOKAWA)を執筆した東田直樹さんには、重度の自閉症があります。このエッセイには、障害のある子どもとの接し方、当事者の心の中、一人の人間としての葛藤、前向きに生きていく力、障害があるがゆえの悲しみや喜びが詰まっています。東田さん自身が振り返る、通常学級での悩みや、家族の自分への接し方、これまでのさまざまな選択からは、本人の努力だけでなく、家族や周囲の支えがどれだけ大きかったのかが伝わってきます。特別支援学校から通信制高校へ。自分がやりたいことを探し続けた青年期出典 : 東田直樹さん(ひがしだなおきさん:以下東田さん)は、重度の自閉症があり、口頭で会話をすることが困難です。ですが、パソコンや文字盤ポインティング(文字盤を指差しながら言葉を発する方法)を使うことで、コミュニケーションを取ることができます。東田さんは小学5年生までは通常学級に在籍、小学6年生から中学3年生の4年間は特別支援学校に通いました。その後特別支援学校の高等部には進学せずに、アットマーク国際高等学校(通信制)に入学、2011年3月に卒業。彼が13歳のときに執筆した書籍『自閉症の僕が跳びはねる理由』は、今や20カ国以上で翻訳・出版されているベストセラーとなっています。東田さんが発する言葉や挑戦する姿勢からは、前向きな性格を感じ取ることができますが、東田さんが初めからそうだったわけではありません。自分が一生かかっても「できない」ことを、同級生が簡単にやってのける姿を見て、苦しんだ小学5年生までの日々。逃げるように転校した特別支援学校で知った、人から大切にされることの重要性。そこは、できないからと言って責められることも叱られることもない、居心地の良い場所でした。特別支援学校で4年間自分を見つめなおした東田さんは、自分の人生を生きたいと、通信制高校への入学を決意します。現在は紆余曲折を経て、作家や詩人として活躍している東田さん。彼は何を思い、どう生きてきたのでしょうか。今の自分があるのは家族のおかげ―東田さんはどう支えられてきたのか出典 : 大人になった東田さんは、子どもの頃に「できなかった」たくさんのことが「できる」ようになりました。幼児用の工作ワーク、人とのコミュニケーション、我慢をすること、家族に言いたいことを言うこと。それから、誰の人生も大変だということにも気づけました。できることが増えた今、東田さんは自閉症で良かったと思える機会も増えたそうです。そして、自分がここまで頑張ってこられたのは、否定せず、障害があるからできないだろうと決めつけず、長所を伸ばそうと努力してくれた家族のおかげだと言います。本書では、東田さんの経験に基づいた、自閉症のある子どもとの接し方も紹介されています。・人格を否定するような叱り方はしない・本人に選ばせる練習をする(選ばせるときは2回確認する)・機嫌がもとに戻ったら、いつものように接する・どんな人になりたいのか聞いて、将来の楽しみを一緒に考える・コミュニケーションを諦めない・問題のある行動は辛抱強く注意するこのように日々心掛けることから、あめのなめ方やおかずを取り分ける方法といった、細かい接し方まで具体的に書かれています。こうした両親のささやかなサポートが積み重なり、今の伸び伸びとした東田さんがあるのでしょう。「愛」と「自分の心」―東田さんの背中を押した、生きる希望と勇気出典 : けれど、接し方よりも大事なのは、「愛」だと言います。「人の心を育てるのは、愛情です。」「愛情を注いでもらっているから、心は育つのです。」「たとえ、自己表現できなくても、知能が低くても、愛は伝わります。自分が大切にされているという実感は、生きる希望につながります。」本書の中で東田さんは、「愛」という言葉を何度も使っています。障害のある子どもを育てることは、ときに一筋縄ではいかない難しさがあります。強く叱りすぎてしまったり、接し方を意識しすぎて疲れてしまったり。しまいには自信を失くしてしまうこともあるかもしれません。子育てに正解がないと分かっていても、上手くいかない、と落ち込むこともあるかもしれません。でも、それでいいのです。落ち込んだり悩んだりするのは、しっかりと子どもに向き合って愛を注いでいる証だからです。無理せず、自分のペースで愛情を注ぐこと。いつかあなたの愛は、その子にとって生きる希望になるはずです。もう一つ、東田さんは「自分の心」の大切さについても述べています。今何をしたいのか、どう感じているのか、本当に幸せなのか。自分の心に正直に生きること。自分の気持ちを大切にしていれば、周りの人の気持ちも尊重できるようになります。もしも、みんなが頑張っているように見えて、自分だけが頑張れない時があっても大丈夫。「頑張れないときがあっていいのです。頑張る基準は、自分の心が決めればいいと思います。」「もしも子どもに障害がなかったら」そう思うのは別に悪いことじゃない出典 : 「障害児の子育てには、たくさんの苦労があります。僕は、子供を愛せない親が悪いのではなく、愛せないほど苦しい状況になってしまうこと、そのものが「悪い」と思っています。親が、もしも子供に障害がなかったらと考えたとしても、別に悪いことではなく自然なことです。」東田さんは当事者目線で、障害のある子どもを育てることについて触れています。彼自身も、自分に障害がなかったらどんな人生を歩んでいたのだろうと考えることもあり、そのことに罪悪感を持っていた時期もあったようです。「普通である想像上の僕は、いつも笑っています。しかし、今の僕より幸せかどうかはわかりません。悩みのない人などこの世にはいないからです。」障害者は決して特別な存在ではありません。それぞれが不安や悩みを抱えて生きている。障害を抱えながら生きていくには、たしかに困難や壁がつきものですが、“普通”と言われる定型発達の人の日常や人生にも、悩みや孤独があります。どんな人も、みんな同じように心を持っている。それが東田さんの考えです。「自分らしく生きられる社会を目指して」―誰にでも必要な3つのこと―出典 : 東田さんは、障害のある人自身にも必要な3つのことを挙げています。・この社会の中で、自分の生きる意味を探すこと・自分のことを理解すること・なぜできないのか、どうすればいいのか自分で考えることこれらをすべて実現するには、周囲のサポートが欠かせません。ずっと自分と向き合い続ける努力も必要です。この3つは、どんな人にとっても大切なことだと思います。どれだけ多くの人が自分のことを理解し、生きる意味を見出し、できないことに立ち向かっているでしょうか?障害があっても、多様な生き方を選択でき、社会の中で自分らしく生きられる温かい未来を東田さんは望んでいます。そんな東田さんの今後の目標とは…「自閉症で本当に良かったと思える人生を歩むこと」。それを達成すべく、日々自分の気持ちと向き合い、行動のコントロールに挑戦しています。ちなみに外出やお金の払い方は、今もトレーニングを継続中だそうです。「どんな生き方を選ぶかは人それぞれでいい、大切なのは自分の気持ち」と語る東田さん。彼はこれからどんな未来を切り拓いていくのでしょうか。悩みや葛藤に向き合い、自分に正直に生きる東田さんの生き方は、たくさんの人の人生の選択を後押ししてくれるでしょう。
2018年05月12日日本初上演から約3年の時を経て2019年に再演されることが決定したブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』<日本版>。初演に続き主演を務める小池徹平と三浦春馬のビジュアル撮影現場に潜入した。本作は、経営不振に陥った老舗靴工場の跡取り息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーンのローラ(三浦)と出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生させるまでを描いたブロードウェイミュージカル。トニー賞では6部門を受賞したヒット作で、日本版上演時にはブロードウェイのオリジナルスタッフが集結。シンディ・ローパーが全曲作詞作曲したキャッチーな音楽、演出、振付はそのままに、演出協力・上演台本を岸谷五朗、訳詞を森雪之丞が手掛け、大好評を博した。ビジュアル撮影はそんな人気作の再始動という待望の瞬間。日本初演のライブ録音盤音源が流れ活気に満ちるスタジオに、チャーリーとローラの姿になったふたりが揃って登場すると、現場のテンションは一気に上昇した。チャーリーはスーツ&トランクス、ローラはド派手で真っ赤な衣装で、共に初演から引き継がれたあのブーツ姿!ふたりとも初演を観た人ならピンとくるスタイルだ。カメラの前に並ぶと、三浦のドラァグクイーン姿はやはりインパクト抜群。ローラこだわりの7&ハーフインチ(10㎝超)のヒールも三浦が履くとさらに迫力が増し、ローラという存在を際立たせる。それに対してチャーリーは、トランクスにピンヒールのブーツというアンバランスな組み合わせで、ローラとは真逆とも言える姿。そうやって全く違う色を持ちながら絶妙なバランスで馴染むふたりに、この作品のストーリーを思わされる。音楽にノッて、時折一緒に歌いながら、時折舞台での振り付けを再現しながら、次々とポーズをつけていくふたり。カメラマンからの「もっとハジけて!」「もっといけるはず!」という熱いリクエストにもどんどん応え、現場の温度を上げていく。「キャー!」と言って笑い合ったり、一緒に片足を上げてみたり、息ピッタリでカメラに向かう様は、再演ならではのコンビネーション。そうやって撮られた写真をモニターで見た三浦は「すげえ!」とカメラマンに拍手。その後もふたりで楽しそうに写真を見る姿から出来栄えが伝わってきた。撮影後、小池は「再演が決まって嬉しかった」と話し、「(この撮影のような)役どころに近づく作業はいつも楽しい」と笑顔。三浦も「久しぶりのブーツは気分を上げてくれた。みんなが本気になってつくり込んでいく感じが楽しかった」とコメントした。これから徐々に公開されていくビジュアルにぜひ期待してほしい!公演は2019年4月から5月まで東京・東急シアターオーブで上演。チケットぴあでは、今後発表されるチケット発売情報をメールで受け取れるお気に入り登録を受付中。取材・文:中川實穗★★以下のリンクより「キンキーブーツ」をお気に入り登録して、情報をゲットしよう!
2018年04月27日ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』の初日前会見が8日、東京・帝国劇場で行われ、小池徹平、加藤和樹、神田沙也加、夢咲ねね、龍真咲、凰稀かなめが登場した。同作は2012年にフランスで製作され、2016年に東宝版初演が行われヒットしたフレンチ・ロック・ミュージカル。18世紀末のフランスを舞台に、革命に身を投じる農夫・ロナンと宮廷に仕える侍女・オランプの恋愛や宮廷劇が描かれる。2年ぶりの再演に、「各々2年前にやったものよりもブラッシュアップしている」(小池)、「熱をすごく感じています」(加藤)と、期待をあおる2人。一方で小池は「2年前よりは、体の節々はちょっと痛いかな」と苦笑する。「本当にあるんです。より体のケアを意識して、終わったら冷やしたり、いろいろしないとダメ」と明かし、「肺がね、重いです」と語った。加藤も「初めてダンスナンバーを稽古であたった時に、以外と体が覚えてると思ったけど、結構翌日に来まして……」と稽古を振り返る。「2年という時間を自分の中でしっかり感じながら、徹平ちゃんも言いましたけど、体のケアを気をつけないといけないなと思います」と意気込んだ。女性陣の豪華な衣装も魅力で、夢咲は「こんなに豪華な衣装たちが並んでいるものを見るだけでもテンションが上がります」と喜ぶ。凰稀が「一番豪華なのがマリー・アントワネット。最初にゴンドラで登場する時の衣装が一番重くて、2年ぶりに来ても腰にくる」という一方で、初出演となる龍は「いつも着ておりますので、苦労点などはございません」と澄まして答え、周囲を笑わせていた。帝国劇場と同じく日比谷エリアにある日生劇場では、ウエンツ瑛士が出演するミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』が初日を迎えるが、小池は「僕らも明日初日なんで、構ってられる余裕があまりないんですけど……」と笑顔を見せる。「近いですし、(Wキャストの)和樹が頑張ってる間に観に行こうかと思っています。頑張ってほしいな」とエールを送った。また、4日に第43回菊田一夫演劇賞の受賞が発表された神田は、「本当に恐縮です。個人的に長年一つの目標としていた賞だったので、知らせを聞いた時は泣きましたし嬉しかったです」と心境を吐露。しかし「舞い上がらずに地に足をつけて、自信や誇り、みんなと調和していくパワーに変えて、『1789』に貢献していけたらと思います」と真摯に語った。公演は東京・帝国劇場にて4月9日〜5月12日。
2018年04月08日2016年夏、日本初演が行われた小池徹平×三浦春馬W主演ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」が、 小池さんと三浦さんほか、主要キャスト続投で来年再演されることが決定。あわせて、 新たに撮り下ろしたビジュアルと、キャスト陣からコメントが到着した。■「キンキーブーツ」とは?2013年、トニー賞で最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、主演男優賞、オリジナル楽曲賞、振付賞、編曲賞、衣装デザイン賞の6部門を受賞したブロードウェイミュージカル「Kinky Boots」。 経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた2005年に公開された同名イギリス映画をミュージカル化。シンディ・ローパーの書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集め、いまもなおブロードウェイで人気を集める大ヒット作品だ。そんな本作が、日本では小池さんと三浦さんW主演に迎え、音楽、演出、振付はブロードウェイ版そのままに、2016年に初演。全日即日完売、連日大盛り上がりで、スタンディングオべーションの嵐に。また、本作で小池さんは第42回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞し、三浦さんは第24回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞した。■小池徹平、「勝手に体が動いてしまいます(笑)」経営不振に陥る靴工場の跡取り息子、チャーリーを演じる小池さんは、とにかく必死だったという初演をこうふり返る。「チャーリーもローラも別のパワーではありますが、とてもエネルギッシュな役なので。大変な役でしたが、楽しく、そしてやりがいもありました。初演時は、お客様の盛り上がりが素晴らしくて、ラストでは一緒に立って踊ったりしてくださって」。また、「初演が終わってしまう頃から、もし再演があるなら絶対やりたいと思っていました」という小池さん。今回の決定に関して、「再演をやると聞いたときは嬉しかったです。ヴィジュアル撮影で、久しぶりに春馬くんのローラに会って、ついに帰ってきたなと。いまでも、『キンキーブーツ』のナンバー聞くと、ひとりでに歌ってしまうし、勝手に体が動いてしまいます(笑)」と再演を楽しみにしている様子。■三浦春馬、「老若男女絶対に好きになってくれる」一方、ドラァグクイーンのローラを演じる三浦さんは「ローラは、台風の目にならなきゃいけないと稽古中教えていただき、チャーリーは、この作品の完全なる屋台骨だから、いつでもみんなの中心になり、皆を支え続けなければならない。そういうキャラクターなので、ストーリー上だけでなく、楽屋裏でもそういう関係性は、お互い自然とやろうやろうとしていました。当時、(小池さんに)たくさん助けられました」と初演時をふり返る。そして、「『キンキーブーツ』の音楽は、まだ観たことがない方も聞いたことがない方も、絶対刺さるナンバーだし、ストーリーも老若男女絶対に好きになってくれると思います」と魅力を明かし、「劇場に来て、観て頂くのが一番伝わると思いますので、ぜひ観て頂きたいですね」とメッセージを寄せている。あわせて公開されたビジュアルでは、スーツ姿の初演時の公演ヴィジュアルとは異なり、実際に舞台のクライマックスでの衣裳を着用。カメラマンはファッション誌のカバーや広告などを手掛け、多くの女優やアーティストに支持されている写真家・下村一喜が。クリエイティブ・コンサルタントとしてディーン・フジオカなどのスタイリングを手掛けるカワダイソンといったファッション界でも超一流のスタッフが参加。この撮影でローラに再び扮した三浦さんは、「一言につきます。めちゃくちゃ嬉しい!!」と喜びを語っている。■共演陣も初演から続投!さらに共演者には、初演に続き靴工場で働く従業員のローレン役をソニン、チャーリーのフィアンセのニコラ役を玉置成実、靴工場の現場主任ドン役を勝矢、工場長ジョージ役をひのあらたが演じる。ソニンさんは、「再演を必ずやるだろうと、やらねばならんと初演時から強く感じていたので歓天喜地でございます」と心境を明かし、玉置さんも「まさかまたあの世界にニコラとして生きられるなんて…これもまた夢のようです。さらにパワーアップした日本版KinkyBootsをお届けできるよう頑張ります!」と意気込み。また、「この作品はめまぐるしく変わる素晴らしいセットの転換、衣装やメイクの対比や美しさ、シンディ・ローパーの心を掴まれる楽曲、芝居の心地よいテンポと感情の流れ、まだまだありますが色々な意味で総合芸術として素晴らしいと思います」と作品の魅力について明かす勝矢さんは、「再演が決まったときは、『最高だぜ~』って思いました」と喜び。再演の朗報は電車内にてメールだったと言うひのさんは、思わず無言のガッツポーズをしたそうで、「待望の再演!!より深くジョージさんを理解し、Price and Sonを、キンキーブーツを盛り立てていきたいです」と語っている。ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」は2019年4&5月、東急シアターオーブ(東京公演)、5月、オリックス劇場(大阪公演)にて上演。(cinemacafe.net)
2018年04月03日俳優の小池徹平と三浦春馬が主演を務める舞台『キンキーブーツ』が2019年に再演されることが、3日、明らかになった。同作は、2005年公開のイギリス映画を2013年にミュージカル化した作品。トニー賞最多となる13部門にノミネートされ、作品賞、オリジナル楽曲賞など6部門を受賞した。経営不振の靴工場の息子・チャーリー(小池)が、ドラァグクイーン・ローラ(三浦)のアドバイスを受け、工場を立て直していく。日本では、2016年に小池・三浦による初演を迎えたが、全日即日完売の上、小池はチャーリー・プライス役で第42回菊田一夫演劇賞の演劇賞を受賞。また、三浦はドラァグクイーンのローラ役で第24回読売演劇大賞の杉村春子賞を受賞するなど、高い評価を得た。2019年の再演では、小池・三浦タッグもそのままに、靴工場で働く従業員のローレン役のソニン、 チャーリーのフィアンセのニコラ役の玉置成実、靴工場の現場主任ドン役の勝矢、工場長ジョージ役のひのあらたも続投。また今回公開となったヴィジュアルでは、実際に舞台のクライマックスでの衣裳を着用し、小池&三浦がピンヒールのブーツで決めた姿を、写真家の下村一喜&クリエイティブ・コンサルタントのカワダイソンのタッグで届けた。東京公演は東急シアターオーブにて2019年4〜5月、大阪公演はオリックス劇場にて2019年5月。○小池徹平コメント・初演時の感想は?初演時はとにかく必死でした。チャーリーもローラも別のパワーではありますが、とてもエネルギッシュな役なので。大変な役でしたが、楽しく、そしてやりがいもありました。初演時は、お客様の盛り上がりが素晴らしくて、ラストでは一緒に立って踊ったりしてくださって、今回の再演も同じ景色が見えるのかなと楽しみです。初演が終わってしまう頃から、もし再演があるなら絶対やりたいと思っていましたので、再演をやると聞いたときは嬉しかったです。ヴィジュアル撮影で、久しぶりに春馬くんのローラに会って、ついに帰ってきたなと。 今でも、『キンキーブーツ』のナンバーを聞くと、ひとりでに歌ってしまうし、勝手に体が動いてしまいます(笑)・『キンキーブーツ』の作品としての魅力は?まずは見た目。『キンキーブーツ』は映像で見るのと生で観るのでは、全然違うと思います。 実際にローラがブーツを履いた時のインパクトは、会場でしか味わえないこと。そんなローラの姿は皆、目に焼き付けてほしいので、ぜひ劇場まで観に来てください!○三浦春馬コメント・ヴィジュアル撮影でローラに再び扮した感想は?一言につきます。めちゃくちゃ嬉しい!!・初演時の感想は?ローラは、台風の目にならなきゃいけないと稽古中教えていただき、チャーリーは、この作品の完全なる屋台骨だから、いつでもみんなの中心になり、皆を支え続けなければならない。そういうキャラクターなので、ストーリー上だけでなく、楽屋裏でもそういう関係性は、お互い自然とやろうやろうとしていました。当時、 (小池さんに)たくさん助けられました。・『キンキーブーツ』の作品としての魅力は?『キンキーブーツ』の音楽は、まだ観たことがない方も聞いたことがない方も、絶対刺さるナンバーだし、ストーリーも老若男女絶対に好きになってくれると思います。作品のテーマは、皆、馴染みのあることで、「受け入れることの大切さ」。その奥深さを、すごくストレートに教えてくれる作品です。劇場に来て、観て頂くのが一番伝わると思いますので、ぜひ観て頂きたいですね。
2018年04月03日又吉直樹が『火花』を書いた理由を、観月ありさが問う!――小説『火花』をなぞるだけではない構成ですね。観月:そうなんです。私は、小説の世界と舞台独自の世界の両方を行き来する、ストーリーテラー的な役回り。ふたつの世界が複雑ではあるんですが、上手く絡み合っているので、脚本は読みやすかったです。又吉:作中で僕は、観月さんからどうしてこの作品を書いたのかを問われます。正直、小説のテーマって聞かれても答えるのが難しいんです。「ないです」と言ってしまうこともあるくらい、「なんでやろ」という部分は客観的に直視しにくい。この舞台に出ることでそれに迫れるなら、自分が原作の作品に出るのは照れくさいですけど、面白そやなと。――おふたりとも本人役ですね。観月:役名は自分だけど、演じる以上、自分ではない。難しいですね。手探り状態です。又吉:素を出すのとも違うし。観月:どうしたら観た人は、私っぽいと思ってくれるんだろう?又吉:役を演じている時とも、素でバラエティとかに出ている時とも違いますしね。どこを切り取れば、本人としての説得力が出るのか。ベロベロに酔っぱらって演じるとか?観月:確かに、毎日のように飲んでるしね(笑)。又吉:僕は、猫背にしようかな。観月:まったん(又吉さん)ぽい!又吉:自覚はないんですけど、テレビで見ると「もっと背筋伸ばせよ」って思うんですよ。――そもそも、観月さんは原作をいつ読みましたか?観月:当時、『キャサリン三世』という番組で共演してて、書き終わってすぐに贈ってくれたんです。又吉:小説書いてることも、あり姉(観月さん)には話してて。観月:お仕事では芸人さんとして接していたので小説家のイメージが湧かなかったけど、読んだら描写がとても素敵でびっくりしちゃって。まったんは小説を書く前も、執筆中も、受賞後も、変わらずこのまんま。ほっとします。番組が終わっても「また仕事できたらいいね」とお互い言っていたんですけど、社交辞令ではなく、こうして実現させてくれて嬉しかった!又吉:“女優・観月ありさ”は、佇まいそのものが特別な方。お芝居の大先輩ですし、頑張らないと。『キャサリン三世』での僕の芝居、まあひどかったですからね。ただ、あの「もう少し、なんとかならへんか」という頃から、その後お芝居で成長できる機会はなかったので、怒られへんように気合でやるしかないです。観月:お芝居となったら、急に人格が変わって怒ったりして?ない、ない(笑)。楽しくやっていこうね。小説『火花』の物語を織り交ぜながら、“観月ありさ”が“又吉直樹”に、小説を書いた理由を問う。脚本・演出は小松純也。原作世界の芸人役に、石田明(NON STYLE)と植田圭輔。東京公演/3月30日(金)~4月15日(日)紀伊國屋ホール大阪公演/5月9日(水)~5月12日(土)松下IMPホール全席指定一般8000円(税込み)ほかチケットよしもと予約問合せダイヤルTEL:0570・550・100みづき・ありさ1976年12月5日生まれ、東京都出身。4歳からモデルとして活躍し、‘91年、女優デビュー。同年、シングル『伝説の少女』をリリース。代表作『ナースのお仕事』を含む26年連続連ドラ主演記録を持つ。ブラウス、パンツ(共にPINKO/PINKO JAPANTEL:03・3557・9861)ピアス、リング(共にアガタ パリ/アガタ ジャポンTEL:03・6456・4080)またよし・なおき1980年6月2日生まれ、大阪府出身。高校卒業後、NSCに入学。‘03年、綾部祐二とピースを結成。‘15年、純文学デビュー作『火花』が第153回芥川賞を受賞する。‘17年、2作目『劇場』を発表。※『anan』2018年4月4日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年03月31日小池徹平と加藤和樹がWキャストで主演をつとめるミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』の製作発表会見が2月7日、都内ライブハウスで開催された。18世紀のパリを舞台に、フランス革命が勃発する時代を描く作品。演出はヒットメイカー小池修一郎が手がける。ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち-』チケット情報2012年にフランスで初演された作品で、打ち込みなども多用した現代的なロックサウンドと激しいダンス、ファッションショーのような華やかなコスチューム等で世界的な大ヒットとなったフレンチ・ロック・ミュージカル。日本では2015年に宝塚歌劇団月組が初演し、翌2016年には男女混合出演の新たな演出で帝国劇場で上演された。今回はその帝国劇場版の再演だ。会見は、劇中ナンバーの披露からスタート。マリー・アントワネット役の凰稀かなめと龍真咲が『全てを賭けて』をコケティッシュに歌い、主人公のロナンに扮する小池徹平と加藤和樹、その恋人オランプをWキャストで演じる神田沙也加と夢咲ねねがバラードナンバー『この愛の先に』をドラマチックに熱唱。さらに小池、加藤に加え実在した革命家たちを演じる三浦涼介、上原理生、渡辺大輔が人気ナンバー『自由と平等』『サ・イラ・モナムール』をエネルギッシュかつカッコ良く歌い上げた。事前応募総数4000通の中から抽選で選ばれた200名の一般オーディエンスも熱い眼差しをステージに注ぎ、手拍子で会場を盛り上げた。キャストはほぼ前回からの続投になる。小池徹平は「2年ぶりに歌いましたが、改めてパワーのある楽曲だなと感じました。とても仲の良いカンパニーなんです。仲が良いということはみんなが同じ方向を見て作品を作れるということ。この空気感をより一層深め、最高の革命を起こしたい」と意気込みを。加藤も「初演のときに凄まじいエネルギーを持ってみなで作り上げた作品です。再演ではさらにそのエネルギー量を超えていかなければいけないという覚悟が必要。さらにパワーアップした『1789』を劇場で体感していただきたい」と熱く語った。マリー・アントワネット役の龍とロベスピエール役の三浦は初参加となるが、龍は2015年の宝塚版で主人公のロナンを演じており、作品自体には縁が深い。「先ほども皆さんが歌う『自由と平等』を聴いていて(ロナンとして)ノってしまいそうになりました(笑)。でも今回はマリー・アントワネットにちゃんと集中して頑張りたい」と笑顔で話す。三浦は「子どもの頃から母に『帝国劇場に立ってほしい』とずっと言われていた」とあかし、「(初めてその舞台に立つが)しっかり立って、しっかり芝居と歌とダンスを頑張りたい」と気を引き締めていた。公演は4月9日(月)から5月12日(土)まで東京・帝国劇場にて。チケットは発売中。その後6月に大阪・新歌舞伎座、7月に福岡・博多座でも上演。
2018年02月08日私たちが小池栄子さんに惹かれる理由はなぜか。バラエティでのストレートな物言いも発言も、ドラマや舞台で見せる演技にも嘘がないからだ。潔いほどド直球に生きる、その人とは――。歯に衣着せぬ毒舌と言われるけれど、小池栄子さんつけない。どんな大物でも平等な線で、いつだって相手への深いリスペクトと優しさがある。――出演される舞台『近松心中物語』は、堤真一さん演じる商家の養子・忠兵衛と宮沢りえさん演じる遊女・梅川の悲恋を描いた作品です。この作品のなかで、小池さんは、おふたりとは対照的なカップルとして描かれるお亀と与兵衛の夫婦を池田成志さんと演じます。小池:大好きな先輩方ばかりのカンパニーだから、出演できるのが本当に嬉しいです。2組とも愛し合う気持ちは同じですが、向こうの恋愛は美しくてキラキラしているけれど、我々はどこか滑稽なんですよね。その違いが出たら面白くなると思っているんです。――今回に限らず、出演者に小池さんの名前が並んでいるだけで、作品への期待感が高まります。小池:本当ですか!?嬉しいです。名前があったら観たいと思ってもらえるような人になりたいというのが目標でやってきましたから。――演出は劇団☆新感線のいのうえひでのりさんです。小池:かつて蜷川幸雄さんが演出されて傑作と言われた作品ですし、いろんな演劇の先輩から「大好きな作品」だと言われたりもして、少しプレッシャーを感じたりしていたんです。でも顔合わせの日、いのうえさんが「自分ならではの『近松心中~』を作る」と、場をほぐすことをおっしゃってくださって楽になりました。――小池さんは、プレッシャーに強い方なのかと思っていました。小池:私だって人間だから、プレッシャーはありますよ(笑)。プレッシャーを感じると左目の真ん中の睫毛が抜けるので、それで自分の緊張がわかるんです。例えば、初めての座組みの映画に参加する時だったり。――今回のプレッシャーは何に?小池:上方言葉や所作も心配ですし、何より蜷川さんの舞台をご覧になっていた方々をがっかりさせたくないなという気持ちですね。――小池さんというと、これまでにもプレッシャーのかかる場面に数多く直面してきていると思います。例えば、『クレイジージャーニー』ではMCとして松本人志さんのような方と軽妙にやり取りしますし、『カンブリア宮殿』では一流の経済人の方々に一般消費者の目線で疑問をぶつけたり…。下手に出るのでもなく、でも視聴者の目線も持って、フラットに対峙されているのがすごいなと。小池:緊張が見えづらいというのはあると思います。グラビアをやっていた若い頃から、堂々としているのが魅力だと言われることが多くて、それなら敢えて弱みを見せることもないかなと。それに、松本さんや(村上)龍さんとごはんを食べに行ったりしてお話しすると、皆さん同じように、ご自身の本業について悩んだり考えたりしながら進んでいるのがわかるんです。自分も年齢を重ねていくなかで、相手の肩書はどうあれ、ひとりの人として怖がらず接していいんじゃないかと思うようにもなって、そこから楽になりましたね。――では、最初からそうではなかったんですね。小池:そうですね。ただ、実家が商売をやっていて、幼少期から、いろんな年代の方が出入りする環境にいたので、そこで身についたコミュニケーション能力というのはあると思います。――そのコミュニケーション能力に、バラエティやトーク番組での切り返しの巧さもあります。小池:それは単に性格が悪い…というか、口が悪いだけなんです(笑)。若い頃から…まあ、当時は目立つために噛み付いていたというところもありますけれど…嫌われたらどうしようとかもあまり考えずに、思ったことを言うようなところがあって。だから、単に目の付け所が意地悪なんだと思います(笑)。皆が思っているのに言えずにいることを、私が気にせず言っちゃうだけで。――好感度を気にすれば、どうしても媚びが見えてしまいますが、小池さんのトークにもお芝居にも、取り繕わずに真っ裸で勝負する、裏表のない潔さを感じます。小池:たぶん、ここまでいろいろな経験をさせてもらったので、通り越しちゃった感じなんだと思います。それこそ、大きな決断を迫られる場面もあったし、いい意味で開き直ったというか、怖いものがなくなりましたね。――以前はあった、わけですか?小池:そうですね。芸能界って水モノですから、少しでも旗色が変われば仕事を失ったりもします。以前は、いつ自分が仕事を失うことになるのか心配で仕方なかったんですよね。でも、ある時から、そんなことを心配していても仕方ないと気持ちを切り替えたんです。まずは、いま呼んでいただけているお仕事に全力で応えていく。次に声を掛けていただけないのであれば、それがいまの自分の力量だから仕方ないと腹を括ったんです。逃げられない状況に自分を追い込んだら、強く立ち向かえるようになったし、いままでより仕事に集中できるようにもなったんですね。それは、「ここで失敗したら…」ではなく、「ここで終わってもいいや」と思える向き合い方をするようになったからだと思うんです。こいけ・えいこ1980年11月20日生まれ、東京都出身。’98年『美少女H』でドラマデビュー後、キレのあるトークで頭角を現し、バラエティ番組でも人気に。近年は女優業に主軸を置き、数々の舞台や映画、ドラマで活躍。’16年に舞台『グッドバイ』で読売演劇大賞最優秀女優賞受賞。’18年公開の映画『空飛ぶタイヤ』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』に出演。舞台『近松心中物語』は、かつて蜷川幸雄が演出し人気を博したことで知られる傑作。生前に氏が遺した「いのうえの近松が観たい」の言葉を受け、劇団☆新感線のいのうえひでのりが演出を手掛ける。2018年1月10日~2月18日、新国立劇場中劇場で上演。シス・カンパニー TEL:03・5423・5906※『anan』2018年1月3・10日号より。写真・オノツトムスタイリスト・えなみ眞理子ヘア&メイク・板倉タクマ(ヌーデ)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年01月09日芸人・又吉直樹さん脚本のドラマ『許さないという暴力について考えろ』にて主人公・チエを演じる森川葵さんに、お話を伺いました。又吉直樹さんが脚本に初挑戦!不寛容をテーマにした人間ドラマ。初執筆の長編小説『花火』で芥川賞に輝き、300万部を超える売り上げを記録した芸人・又吉直樹さんが脚本に初挑戦したドラマ『許さないという暴力について考えろ』。森川葵さんは、服飾専門学校に通う物語の主人公・チエを演じている。「この企画を聞いたとき“又吉さん、脚本まで書いちゃうんだ!”って、びっくりしました。本当にこういう人のことを天才っていうんだなぁって。何でもできてすごいですよね。残念ながら撮影中はお会いできるタイミングがなかったんですけど、いつかお会いしてみたいなぁ」物語の舞台となるのは、又吉さんが下積み時代を過ごした“東京の象徴”渋谷。撮影もすべて、実際に渋谷の街で行われたそう。「渋谷でのロケなんて、考えただけで大変だろうなって。監督からも、“人や車をすべて止めて撮影することは無理なので、一発で決めて、さっとはけるスタイルでいこう”と言われていたんです。でも渋谷って、普段からロケバスが停まっていたり、カメラを抱えてる人がいたり、街にいる人も撮影なんて慣れっこな雰囲気。全然気にしてないというか、むしろみなさん空気を察してくれていつ感じで…。それなりの覚悟をして挑んだのに意外とスムーズに進んだんですよね(笑)。もちろん、私が知らないところでスタッフさんはいろいろ大変だったとは思うんですけど…」物語のテーマは、他者や自己に対する不寛容さ。チエは東京に流され、流行の服ばかり追い求める自分自身を許せないまま過ごしている。「チエちゃんの気持ち、わかるんです。私も仲良しの友達のファンションに影響を受けすぎてしまったり、人に流されやすいタイプ。言いたいこともあまり人に言えなくて、そんな自分がイヤになります。でもこの作品に出合って、自分のことが許せないのは誰しもが抱いたことのある感情なんだなぁって。演じ終わったあとは、もう少し自分のことを許してあげてもいいのかなって思いました。自分のことを許してあげられないと、苦しいから。このドラマが、みなさんの肩の力を抜くきっかけのようなものになれたら嬉しいです」もりかわ・あおい1995年6月17日生まれ、愛知県出身。女優。さまざまな映画やドラマに立て続けに出演。2018年には『DRIVE OVER』『嘘八百』『リバーズ・エッジ』の3本の出演映画の公開が控えている。シャツ¥50,000(メゾン キツネ/メゾン キツネ カスタマーセンターTEL:0120・667・588)流行の服を追い求める日々に葛藤するチエは、漫画家の姉や渋谷で出会う人との関わりの中で、自分の色を見つけることの大切さに気づいていく。出演/森川葵、森岡龍ほかNHK総合12月26日(火)22:00~22:49放送。※『anan』2017年12月27日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Babymixヘア&メイク・成島 亮インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年12月26日京都の陶芸作家・ 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち が自社サイトのみ先行で再入荷します。販売は11/3(金)朝8:00〜アンジェのあきいろ作家市でも大人気だった松尾直樹さんのうつわたち。今回も数が少なめです。気になる方はぜひ早めに手に入れてくださいね。■ 置くだけでテーブルが華やぐ、松尾直樹さんの輪花のうつわこげ茶色を帯びた趣のある黒に、揺らぎが美しい白。松尾さんの輪花のうつわたちがどこかスタイリッシュに瞳に映りこむのは、きっと、そのふたつの色のせい。松尾さんが丁寧に作ってきたその黒と白には特別な存在感が漂います。花びらの一枚一枚に陰影を纏った、松尾直樹さんの輪花のうつわたち。心をこめて作ったものはもちろんのこと、ちょこんとのせるだけで昨夜の残り物や買ってきたお惣菜までとっておきのご馳走にしてくれるうつわは、インスタグラマーのt_ammyさんもご愛用中です。アンジェ自社サイトのみの先行再入荷。置くだけでテーブルが華やぐ 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち をぜひこの機会にどうぞ。=写真:t_ammyさんご提供、宮城文:宮城=【ご紹介したアイテムはこちらから】 松尾直樹(まつおなおき)さんの輪花のうつわたち 食のはなし 器のはなし 新商品・モノのはなし
2017年11月02日芸人で作家の又吉直樹が、NHKとタッグを組み初の脚本に挑戦。完全オリジナルの新作ドラマ「許さないという暴力について考えろ」が制作されることが決定した。お笑いコンビ「ピース」として活躍しながら、初執筆の長編小説「火花」が芥川賞を受賞し、300万部を超える売り上げを記録、映像化もされ大きな話題となった又吉さん。そんな又吉さんが今回ドラマの舞台に選んだのは、常に発信を続ける街、そして世界が注目する街、“渋谷”。上京したばかりの下積み時代、渋谷のライブハウスでネタを勝負していた又吉さんにとって、“東京の象徴となった街”。今回、ほぼオールロケによる撮影で「渋谷 SHIBUYA」のいまを切り取ることにも挑むという。又吉さんは、「渋谷を舞台にしたドラマの脚本を書きました。渋谷を実際に歩きながら、いろいろな場面を想像するのが楽しかったです。ドラマが完成するまで渋谷を1人でブツブツ言いながら歩いていますが、元気なので心配しないでください!」とコメントも寄せた。なお、本作には「監獄学園-プリズンスクール-」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」などに出演し、今後も『恋と嘘』『先生!、、、好きになってもいいですか?』の公開を控える森川葵。連続テレビ小説「あまちゃん」や『イニシエーション・ラブ』の森岡龍らが出演する。「許さないという暴力について考えろ」は12月26日(火)22時~総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月10日9月27日、国政政党「希望の党」を結党し、自らの代表就任を発表した小池百合子都知事(65)。その2日後29日の夜、本誌が東京都新宿区にある「都民ファーストの会」事務所を緊急インタビューのために訪ねた――。 小池都知事が環境大臣時代、彼女の部下を務め、現在も親交が深い炭谷茂さんは、今回の「希望の党」結党を次のように見ていた。 「最大のサプライズは、小池さんが『原発ゼロ』を掲げたことでした。原発を推進する団体などを敵に回すのも覚悟で、小池さんらしい挑戦する姿勢を見せたと思います」 都知事は「原発ゼロ」政策に関して、「2030年のゼロ化達成のためにやるべきことがある」と本誌に語る。 「あの『3・11』から6年経ったいまも、建設中の原発がある。私はむしろ、老朽化した原発をどう処理していくのかという現実的な問題こそ、解決すべきと考えています」 そのうえで、都が7月から展開している「家庭の白熱電球を電気店でLED電球に交換するキャンペーン事業」をはじめとした「省エネ」、そして「自然再生エネルギーの活用法の確立」が不可欠と語る。 「たとえば、東京都の現在の自然再生エネルギー活用率は11%です。これを‘30年には30%あたりまで引き上げたいところです」 「原発ゼロ」のほかにも「ダイバーシティ(多様性)社会の確立」「消費増税の凍結」などの政策を準備している希望の党。「党首である都知事本人が出馬するのでは」という見方が弱まらない、と政治部記者は語る。 「選挙後にもし希望の党が第一党になっても、小池代表は都知事でいる限り“女性初の首相”になれないからです。いっぽうの安倍首相は、都議選で苦杯をなめさせられた小池都知事が出馬するかしないか、戦々恐々としていることでしょう」 ぶっちゃけ、出馬の可能性はあるのだろうか。都知事本人に聞いてみると、笑みを浮かべながら答えた。 「再三否定していますが、ハッキリ言います。『ない』です。『東京が元気でないと、日本が元気にならない』ので、都知事として都政を進めます。そして、都政の壁になっている国政を、改革の仲間とともに直していく。そのために新党をつくったんです」 するといま、都知事が描く将来には、「女性初の総理大臣就任」はないのだろうか――。 「私は、別に総理大臣を目指して国政政党を作ったわけではないんです。日本の総理大臣ほど酷使される存在はありません。一年中国会に張りつき、朝から晩まで答弁に追われる。私はエネルギーをそこで使うよりは、都知事として、待機児童対策や景気対策など、日本のモデルケースを築いていきたい」 そう一気に語った都知事。「ただ……」と言って、こうつけ加えた。 「日本初の女性総理が誕生しても、少しもおかしくありません。都政が大きく変わったように、女性のリーダーが国を大きく変えることもあるでしょう。その環境づくりのために、国政を“リセット”したいと思っているんです」 「いや~、なかなか終わりませんよ、この闘いは」と、インタビューを終えた都知事は笑顔でこう言い、応接室を後にした。92年の初当選から25年――。65歳を迎えたいま「女の闘い」の真っただ中にいる。
2017年10月03日MBS毎日放送にて10月8日(日)より新ドラマ「恋する香港」が放送スタート。小池栄子と吉沢亮が初共演で、“サスペンス×ドキュメント×ラブストーリー”のロードムービーに挑むことになった。■あらすじ香港で日本人タレント・エリー(最上もが)を追いかけるドキュメンタリー番組を撮影しているディレクターの山田健太(吉沢亮)と、ADの平川彩(馬場ふみか)。しかし、その撮影中にエリーが香港人ダニエル(永田薫)にさらわれてしまう。混乱する現場で、健太は日本から観光に来た真樹(小池栄子)に出会う。真樹は香港人のマッチングサイトでやりとりをしている男性に会うためにやって来たが、その男性とはまだ顔を合わせたことがないという。一方、エリーをさらったダニエルは、彼女を自分の恋人と勘違いしていた。実は、自分に自信が持てなかった真樹がアイコンにエリーの画像を使用していたため、ダニエルはたまたま香港に来ていたエリーを見かけ、ずっと会いたかった真樹だと思い込んでしまったのだ。まったく接点のなかった5人は、事件をきっかけに出会い、巻き込まれ、予想だにしないゴールに向かって香港の街を駆け抜ける――。■気になるキャストは?人気タレントを追うフェイク・ドキュメンタリー風な展開が突如断ち切られ、次々と現れる謎の香港人・マフィアたちと共にドラマは一気にサスペンスへ向かう…と思いきや、ある女性の平凡な日常と心理を描く別の物語へ。さらに物語の視点と時間軸が次々と入れ替わり、それぞれ問題を抱えるバックグラウンドも国籍もバラバラな男女5人の群像劇となる本作。香港の最新の街並み、ファッション、グルメ、世相なども切り取りながら、刺激的な街を旅する新たなロードムービーが生み出された。そんな意欲作でW主演を務めるのは、日本テレビ系ドラマ「世界一難しい恋」「母になる」のほか、映画・舞台と立て続けの出演作が続き、「第20回日刊スポーツ・ドラマグランプリ」助演女優賞を受賞した実力派女優・小池さんと、今年、映画『銀魂』『トモダチゲーム』など話題への出演で注目を集める若手俳優・吉沢さん。そのほか、芯の強い主人公の後輩AD・平川彩役に「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」の馬場ふみか、二面性のあるミステリアスなタレント、エリー役に元「でんぱ組.inc」の最上もが、謎の香港人ダニエル役に「MAG!C☆PRINCE」の永田薫、吉沢さん演じる山田の先輩の局員プロデューサー・阿久津役に「D-BOYS」の柳下大、現地のアンダーグラウンドな世界を知り尽くす日本人ブローカー・片桐なり役に岩松了と、個性豊かな面々が集結。オール香港ロケを盛り上げる!■キャストからのコメント到着!小池栄子(井本真樹役)日本を離れ香港で撮影出来ることに興奮しています。香港はダイナミックな街で、人々がエネルギッシュな印象です。街のパワーに負けない作品になるといいなと思います。吉沢さんとは初共演なので、どんな芝居の空気感になるか、とっても楽しみです。年下ですが、物語の中心には彼が常に居ますので、引っ張って貰えると嬉しいです。吉沢亮(山田健太役)海外で撮る映像作品に参加するのは、今回が初めてです。香港でどのようなステキな画が撮れるのか、とても楽しみにしています。中々ハードなスケジュールになるとは思いますが、香港の街を堪能しつつ、皆さまにとても楽しい作品を届けられるようがんばります。MBS/TBSドラマイズム「恋する香港」は10月8日より毎週日曜24時50分~(※初回は25時24分~)MBSにて、10月10日より毎週火曜25時28分~(※初回は25時58分~)TBS にて放送、全4話。(text:cinemacafe.net)
2017年09月23日俳優の小池徹平が24日、東京・渋谷MODIのHMV&BOOKS TOKYOで行われた「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」BEST30お披露目イベントに出席した。若手俳優の登竜門的なコンテストとして1988年にスタートした「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」。過去には武田真治や菅田将暉など数々のスターを世に送り出し、ファンはもちろん芸能関係者からも注目を集めている。11月26日に最終選考が開催される今年は、30回目という節目の大会で、過去最高となる17,293人が応募。段階的に審査を行い、勝ち残った10人のファイナリストが最終選考に駒を進め、グランプリを始め各賞が決定する。この日は2001年に行われた第14回の同コンテストでグランプリに輝いた小池徹平が登壇し、今大会のベスト30と敗者復活となる蘇生組の6人がお披露目。小池は「目がみんな輝いているし、夢を見ている感じですよね。眩しすぎますよ」とフレッシュさに目を丸くしながら、「自分をさらけ出す場はなかなかないので、緊張してもいいから悔いが残らないように頑張ってください」とエールを送った。同コンテストでグランプリを獲得し、その後は芸能界で大活躍の小池。応募のきっかけを「その頃から芸能界に興味があり、親に薦められて自分から応募しました」と明かしつつ、グランプリを獲得した同コンテストは「ほとんど覚えてないぐらい緊張していました。とにかく他の受けているメンバーが格好良く見えて、その場にいるのが信じられないぐらいの気持ちでした」と回顧。今回お披露目された36人の中で、1番若いのが中学1年生の男の子だったが、「親子役はありえますね。そういうお仕事がきたらやりたいですよ。子どもはめちゃ可愛いし、友だちの子どもも抱いていますから、慣れていると思いますよ」とその気だったが、自身の結婚について問われると「今はないですね。(時期については)その時が来たらタイミングだと思うので、細かくは決めてないです」と言葉少なに回答していた。
2017年08月24日「原作は愛読していて、登場人物の中でL(エル)がいちばん好きですね。出てくるとたちまちヒーローに思えて」(小池徹平・以下同) ’15年にブロードウエーのスタッフとタッグを組んでミュージカル化され、日本・韓国で人気を博した『デスノート THE MUSICAL』が、再演されている。原作コミックは世界中にファンをもち、映画版も大ヒットした。死神と契約を結び、犯罪者のいない理想の世界を目指す高校生・夜神月(やがみライト)と名探偵Lの対決を描く。月と対峙するLを演じるのは、チャーミングなルックスの小池徹平(31)だ。 「ふだんの僕の明るいイメージとはかけ離れていて、面白いと思ったんです。暗くて内面に入り込まなきゃいけない分、演じがいがありそうで」 2年前の出演の動機をこう語った小池。Lの特徴は猫背と鋭い眼光から醸し出される、暗い中にも情熱を秘めた独特な雰囲気。小池は窮屈な姿勢のまま、フランク・ワイルドホーンが書き下ろした楽曲を歌いあげる。 「ストレートプレーだと独白が多いんだろうなと思っていたら、ミュージカル!?と、びっくり。発想が面白いし、楽曲も『ジキル&ハイド』などの名曲を生んだ作曲家の作品で、カッコいい。むしろミュージカルでよかったんです。月との心理戦を言葉をぶつけ合うだけじゃなくて、感情や思考を歌にのせて表現できるから。ゾクゾクする展開や世界観は見事ですよ」 作品が投げかけるのは“正義とは何か”という難しいテーマだがーー。 「国や人、それぞれに定義は違っても、誰もが自分の基準はもっているでしょうね。人間関係でも、ある人にとっては命の恩人でも、別の人にとっては自分を傷つける敵だったりして、複雑になる。人間って感情があるから、同じ価値判断の基準って……ないと思う。だからこそ面白いんじゃないのかな。ん〜、語りきれないよ、深すぎて」 初演時はプレッシャーでげっそり痩せてしまったとか。 「映像と違って舞台って、自分がセンターにいないシーンでもどう見られているかわからない。(Lは)ちょっとした所作がすごく大事な役なんで、頭から爪先までつねに意識しましたから。今回もとても気をつけていますよ」
2017年08月14日「築地は守る、豊洲を活かす。これを基本方針の【1】とさせていただきますーー」 6月20日、100人以上の報道陣が詰めかけた都庁での緊急会見で、小池百合子都知事(64)は、築地市場の豊洲移転問題について「3つの基本方針」を発表(次は要点)した。 【1】築地市場を5年後を目途に再開発。2020年東京オリンピック・パラリンピックでは輸送拠点として活用し、その後、「食のテーマパーク」機能を有する拠点に。【2】豊洲市場は冷凍冷蔵などの機能を強化し総合物流拠点に。【3】築地・豊洲の利用具体案を広く情報公開して検討、失った信頼回復に徹底努力する。 都知事の口から初めて方向性が示された発表だったが、《二兎追う小池プラン》《具体性なし》などとネガティブな報道も一部ではあった。また、築地市場の業界団体からは「近距離で2つの市場はありえない」「築地か豊洲かの二者択一を求めていたのに」と批判の声も。そもそも、都知事がかねて公言してきた「食の安全・安心」は守られるのか。本誌が都知事に独占直撃した。 ーー「近距離で2つの市場はありえない」という批判も一部ではありますが。 「築地と豊洲とで性質、性格が違ってきますので、私は“共存共栄できる”と。むしろ呼応し合って、東京の“食”が支えられると考えています。まず、築地の土地は売却せずに、民間で活用して、“食のテーマパーク化”などで収入を増やしていきます。一方、豊洲はこのまま開場してもフツーに赤字(年間約100億円と試算)。よほどテコ入れしないといけない。むしろ『豊洲に移転ありき』だけの方たちには、『どういう対策をお持ちですか?』とお聞きしたいですね」 ーー築地のある仲卸業者さんは、お客さんから「豊洲に行ったら買わないよ」と言われることがかなりあるそうです。そんな業者の不安に対して、どう答えますか? 「豊洲市場が中央卸売市場という冠をうたうためには、“安全宣言”が必要です。そのために、例の“盛り土がなかった”地下空間に蓋をしたり、まだ十分機能していない地下水管理システムを機能強化してフルに動かし、安定化を図ります。これらの対策を施すのに約8カ月かかり、その後、環境アセスメント(公害などの防止のための事前調査・評価)で確認して、農水省に許可をお願いする流れになります」 ーー都知事は、移転には「安全のうえに安心が必要」とおっしゃってきましたが、“無害化できない”状態でも移転するのでしょうか? 「“無害化”を約束したのはかつての都知事や都ですが、“無害=ゼロリスク”という設定がそもそも無理です。ですので、私が求めるのは“環境基準以下を達成する”ということです」 ーー環境基準以下に抑えられなければ移転はしないということでよろしいですか? 「それを基本的に確保するために、今回の追加対策をするわけです。そのうえで調査と情報公開をつづけます。物事を隠そうとするから、みなさんが不安になるんです。隠さず情報公開し続けることで“不安”を裏返し、総合的な“安心”にしなければいけないと思っています」 ーー「築地を守る」という基本方針に安心した業者も多いと思いますが、もし“市場がない築地”だったら“築地ブランド”にならないのでは? 「私は『市場機能を持たせるべきだ』と言っています。そのうえで、築地と豊洲の共存共栄が大事だと。根本的な話になりますが、卸売市場法がいま改正の対象になっています。流通が多様化している昨今ですが、卸売市場はあまりにも規制が多い。もっと機動的なものにしようという流れがあるんです。“市場を残す”だけではなく“市場を機能させて存続する”ことを目的にしなければいけません」 ーーそのための具体的なプランはあるのでしょうか? 「豊洲でいえば、脱フロン対応の冷凍冷蔵倉庫があります。’20年にフロン規制が厳しくなり、冷凍冷蔵倉庫は脱フロン対応が必要となりますが、多くが老朽化し、建て替えも追いつかない。豊洲はその受け皿となりうるんです」 ーー’20年には東京オリ・パラもありますし、大きな転換期になりそうですね。 「冷凍技術とオリ・パラにも関係があります。以前、私は一流ホテルのシェフたちに話をうかがったんですが、冷凍食品の技術は’64年の東京オリンピックで進んだと。限られた期間に大量の食材が必要ですが、天候によって品薄になるリスクを分散するために一気に進歩したんですね。つまり、“’64年のレガシー=冷凍技術”だと聞いて、『なるほど!』と思いました。’20年以降、高齢化、単身世帯化がさらに進むと“レンチン”需要も増すはずです」 批判も悲観もあった「市場問題の基本方針発表」だったが、インタビューでの都知事の回答は明瞭で、“視える化”への期待も信頼も抱かせた。そして「築地の守り方」と「豊洲の活かし方」プランが想像以上に積極的であったことが、リーダーとしての都知事の“本気度”を、あらためてうかがわせてくれたーー。
2017年06月29日「築地市場の豊洲移転問題で移転を延期したまではよかったのですが、その後『移転』か『中止』かの判断をせず、『総合的な判断をする』と述べるにとどめた小池都知事。東京オリンピック・パラリンピックの費用分担の問題においても、各自治体分の350億円の割振り先については先送りになりました。“決められない都知事”というレッテルを一部で貼られ、『進退伺』を出していた自民党からも『離党できないだろう』というのが、大筋の見方でした」(全国紙政治部記者) 6月1日、自民党の二階俊博幹事長に「離党届」を提出し、そんな大方の予想を覆した小池百合子都知事(64)。さらに同日、自身が最高顧問を務める会派「都民ファーストの会」の代表に就任することを発表。同会の総決起大会が行われた東京都目黒区の「ホテル雅叙園東京」は、2,000人近い支持者と報道陣でごった返した。 都知事はこの日に自民党から“独立宣言”することを、かねて決めていたようだ。同日の午後に都庁で行われた定例記者会見でも、小池都知事はこう語った。 「総決起大会の開かれる6月1日を、(自民党を離れる)節目として前々から決めておりました」 これを受け、「都知事は昔から変わらず、つねに一貫性がある」と説くのは、社会福祉法人恩賜財団済生会理事長の炭谷茂さん。 「20年以上に及ぶお付き合いのなかで、私は小池さんが嘘をついたのを一度も見たことがありません。前言撤回もないし、答えにくい質問にも逃げたりしないんです」(炭谷さん) 炭谷さんは、自身が総務庁の官僚だった’93年に小池議員(当時)と出会い、’03年からの彼女の環境大臣時代に“事務方トップ”である事務次官として支えた人物だ。 「環境大臣時代の’05年、地球温暖化対策の軽装化キャンペーン“クールビズ”の構想を、小池さんに『どうかしら?』と相談されました。『面白い!』と思ったんですが、同時に、私には『世のビジネスマンがすんなりノーネクタイを受け入れられるかな!?』という不安も正直あったんです……」(炭谷さん) ところが、彼女は炭谷さんに何度も言い聞かせるようにこう語ったという。 「まずは“大義”が重要です。そして、国民の“共感”が得られれば成功します。絶対に成功させましょう!」 炭谷さんは懐かしそうに目を細めて振り返る。 「あのとき小池さんの発想があったからこそ、いまこの時期に街を歩くビジネスマンは胸元のボタンを外して通勤することができているんです。その成功体験が、“退路を断つ”という今回の彼女の決意に隠れた自信の裏付けでしょうね」(炭谷さん) 都知事が環境大臣を務めていた時代、抵抗勢力の存在に苦労もしたという。 「小池大臣と事務次官の私だけが同じ意見で、ほかは省庁の内外すべてが『反対』というような事案も、かなりありました。そんなとき、小池さんはいつも役所の論理より国民の利益優先で行動していたんです」(炭谷さん) そして炭谷さんは、今回の離党の決意に、都知事の「総理大臣就任への希望がある」と強く語る。 「政界はつねに激変しますから、いまの情勢が明日にはまた変化するかもしれない。小池さんは自民党を出ることで、新しい支持層も得て新基盤を築けると思います。東京都で『都民ファースト』を掲げてやっていることを、日本全国に拡大すればいいのですから」(炭谷さん) 炭谷さんは、小池都知事の姿を“鉄の女”と呼ばれたイギリスの名宰相、マーガレット・サッチャーに重ねる。 「サッチャーは、選挙区を変わったり、厳しい状況下で結果を出したりして、“孤軍奮闘”で国民の支持を得た。そして、イギリス初の女性首相となったんです。小池さんにも険しい道が待っているとは思いますが、彼女の政治的力量を考えても、彼女にとっての最終キャリアが都知事であるとは思えません」(炭谷さん) 幾多の劣勢を切り抜け、一国のトップに立つのがサッチャー流――。小池都知事の目指す先は、そんな総理大臣なのかもしれない。 「いま世界を見渡せば、トランプ米国大統領が世界の平均気温上昇を防ぐための『パリ協定』から脱退することを表明するなど、小池さんと私が尽力してきた地球温暖化対策の取り組みが、危機に陥っていく恐れがあります。本人の口からは出ませんけれども、都政で『都民ファースト』の公約を遂行した先には――、彼女の視野には、地球規模の問題解決まで入っていると思うんです」(炭谷さん) 4月、都民ファーストの会の事務所にて、小池都知事と話したという炭谷さん。近況報告から未来についてまで、会話は1時間に及んだ。 「小池都知事は、都政の真の問題点をつかみかけているようです。『いよいよそれを解決していく時期が来る。環境大臣は3年務めて成果がやっと出た。都政改革も一朝一夕にはできないし、半端で終わらせたら、都民に申し訳ない』と語る彼女には強いやる気を感じました」(炭谷さん) 「国民ファースト」を実現する“鉄の女”になるためには、7月2日の都議選の戦局を、小池都知事は冷静に見つめなければならないだろう。
2017年06月08日シンガーソングライターのピコ太郎と小池百合子東京都知事が、世界的ヒット曲「PPAP」の替え歌でコラボレーションする動画が26日、公開された。東京都では7月10日から、「家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業」のキャンペーンを実施。今回の動画は、PPAPの替え歌で「I have a 電球、I have a 電球、Uh! LED電球」と、キャンペーンをPRする内容だ。2人の共演は、東京都からのオファーで実現。ピコ太郎のインパクトや幅広い人気に加え、PPAPの歌詞が、2つのもの(=白熱電球)が1つのもの(=LED電球)に換わるというキャンペーン内容にぴったりだったことで、白羽の矢が立った。撮影当日、小池知事は、ピコ太郎とおそろいのヒョウ柄のストールを着用。「大阪のおばちゃんみたいやね」とノリノリでスタジオ入りし、最初はダンスに戸惑っていたものの、ピコ太郎がコツを伝授すると、次第にPPAPらしい動きになった。テイクを重ねるごとに、2人の息も合ってきて、最後にはスタジオ内から拍手が沸き起こるほど盛り上がる撮影となった。小池知事は、26日に行われた定例会見で「(この動画を)ジャスティン・ビーバーにも送ろうと思います」と、世界的拡散へ冗談を交えながら意気込み。ピコ太郎も「ゆり太郎さんこと、小池都知事のレアなPPAPがとても素晴らしいですピコ! みんなも『ヴぅーーん!』してLED化しましょピコ!」とアピールしている。
2017年05月26日「小池さんが求められているのは、普通の女性らしさを持った女性議員が、もっともっと増えることだと思います」 こう語るのはシンガー・ソングライターのleccaこと、斎藤れいなさん(38)。早稲田大学政経学部在学中から音楽活動を始め、’06年にメジャーデビュー。、’12年には日本武道館での単独公演も。デビュー10周年という節目を迎えた昨年には、自身初となるベストアルバムもリリースするなど、順風満帆な音楽活動を続けてきた。 ところが、昨年秋、彼女は小池百合子東京都知事(64)が設立した政治家養成の塾「希望の塾」に加入。そして先月には、7月の東京都議選に、都民ファーストの会からの出馬を表明した。斎藤さんは、その心の内をこう語った。 「小池さんのような、信じることをひとりででも進めていく方が都知事になって、政治のあり方が変わる、人々の意義が変わるいいきっかけになると思ったんです。そして、それまでは誰か信頼できる方にお任せしよう、と思っていた私自身も変わりました。もし自分にできることがあるなら、お手伝いしたい、そう思うようになったんです」(斎藤さん・以下同) 6歳の男の子と1歳の女の子の2児の母でもある斎藤さんは、子育てをしながら、レコーディングやライブといった音楽活動を続けるなかで感じた正直な思いを、以前からインタビューで語っていた。 「同じミュージシャンでも男性は子どもができても変わらずに歌っていて、女性だけなぜ妊娠すると引きこもらなきゃならないの?」 近年、安倍政権では女性の社会進出が主要な政策になっている。それでも、斎藤さんはこう語る。 「女性ばかりにしわ寄せがくるという、当時抱いた思いは、変わっていないというか、いまも強く感じています」 それは、音楽業界に限った話ではない。斎藤さんの友人に、金融関係で働く女性がいる。結婚後も仕事を続け、いまや重要なポジションに就く、周りがうらやむようなキャリア女性だったが……。 「夫より年収が高く、家計の大黒柱は彼女でした。だからこそ彼女は『子どもをつくるということはリスクでしかない』と言ってました。以前、夫婦で子づくりについて話し合ったものの、『あなた、育休取れる?』と聞いた彼女に夫は『取れるわけない』と即答したそうです。つまり、男女とも取れる育休制度はあっても、実際にはうまく使われていない実情もあります。友人女性は社会の第一線で頑張ってきた結果、子どもを産まない選択にたどり着いたようです」 冒頭で、小池都知事の考えを挙げて、議員にも普通の女性らしさが必要だと語った斎藤さんは、現代の男女平等のあり方にも疑問を呈する。 「20代で男性に負けないようにガムシャラに長時間労働して30代になって結婚しても、若いころに体を酷使したことが影響して女性特有の病気になることもあります。私自身も26歳で子宮内膜症、33歳で異常妊娠の胞状奇胎を患っています。不規則な生活とストレスによって男性ホルモン過多になっていると医師に言われ、ピルを処方されました」 彼女が所属している「都民ファーストの会」でこんな発言があった。女性活躍推進本部の会合で、野田聖子代議士の政策秘書だった日本政策学校の島桜子理事が「(女性を社会で本当に活躍させたいのなら)女性ホルモンの理解を高め、政策に反映させていくことが大事」だと語ったのだ。 「驚きました。うれしい驚きでした。これまで私は、強い女性が求められるいまの社会では女性の体調を左右する『女性ホルモン』なんて言葉は口にしてはいけないものだと思っていましたから。まして政治家を志すような女性は男性と同等かそれ以上に働けることを証明しないといけないのではと。女性ホルモンに対する理解が広がると、働き方も含めて、本当の意味で女性の個性を生かす社会に近づけるのでは」
2017年05月19日(撮影/松蔭浩之) 「数日前、小池百合子東京都知事(64)と東京都議選の広報用の撮影でお会いしたときのこと、都知事はこうおっしゃいました。『力を合わせて頑張りましょうね!やるからには全力で。選挙は大変だけど、最後に“グリコポーズ”のようなガッツポーズをしている自分の姿を描きながら、頑張ってね!!』。このお言葉で、『ああ、ついに勝負が始まったんだな』と、思いました」 大きな瞳と、とびきりのスマイルでこう話すのは、元・テレビ朝日アナウンサーで1児の母・龍円愛梨さん(40)。4月末、小池都知事の会派「都民ファーストの会」(野田数代表)が東京都議会議員選挙(7月2日投開票)の公認候補予定者として、龍円さんを渋谷区選挙区で抜擢することを発表したのだ。 ’77年3月、スウェーデン生まれの龍円さんは’12年に局を退職後、米国に渡り、現地で活動する実業家と結婚。’13年5月5日に待望の第1子・ニコくん(4)を出産したが、生後1カ月でダウン症があることがわかる。龍円さんはもちろん、四六時中離れずにニコくんの育児に専念。幸いニコくんは大きな手術をすることなく順調に育ってきた。そして’15年、互いのライフスタイルの変化から離婚を選び、シングルマザーになった龍円さんは、帰国して、高齢の両親のいる都内の実家で、ニコくんと暮らしてきた。 そんな彼女に再びスポットが当たったのは、今年1月、小池都知事の政治塾「希望の塾」が東京都議選の候補者を絞り込むための試験を開催し、龍円さんも受験していたことによる。その龍円さんが、わずか2カ月足らずのあいだに、都議選に出馬することを決めた。つまり一般の市民から“政治家”になる決意をしたのだ。本誌はさっそく、東京都内の同会派の事務所に龍円さんをたずね、その“翻意”の経緯を確かめた--。 「2月の初めのことになります。『都民ファーストの会』の野田代表から『お話があります』と呼ばれたんです。都議選の行方などが報道され始めた時期でしたので、『もしや出馬の打診?』と思ったのですが、『希望の塾』に入ったときの私の気持ち=政策面で意見をお伝えすることで都知事をお手伝いしたい、ということを申し上げるチャンスだと思い、お会いしたんです」(龍円さん・以下同) 龍円さんがそこで話したことは、スペシャルニーズ、つまり特別な支援を必要とする子の、保育や学習に関する行政のサポート体制の向上についてだった。それを話すと、野田代表に「やりたいことがあるのなら、自分でやってはどうですか」と言われる。龍円さんはできない理由を「子どもがいるので、帰らなければいけない。公務を全うできそうもないんです」と伝えた。すると代表は「やりたいことが明確にあることが素晴らしい。できる範囲でやってみたらいいのではないでしょうか――」と話してくれたという。とりあえずその日は、態度を保留して持ち帰ることに。 そして、3月のある日、野田代表と飲食店の個室で打ち合わせしているときのことだ。店員の「到着されました」という声に振り向くと、あのスマイルをたたえた女性――いまや東京都だけでなく、日本中の女性の関心をあつめる――小池都知事が、さっそうとあらわれたのである。 「もう、私は直立不動ですよね(笑)、都知事は『こんにちは』とおっしゃったあと、お座りになって、私の目をじっと見ていただいて……。『龍円さん、やりたいことがあるんだったら、自分の手でやるのがいちばん早いわよ。都政はスピード感があるから、具体的に、実際に、早く変えていけるわよ。私は都知事になってよかったと思っています。東京が変われば、日本が変わるよ!』と」 それまでは、ダウン症をはじめ、さまざまな障害のある人に対する施策について、行政機関などに「やってください」と訴える立場だった龍円さんに、「やるのは自分なのだ」というモチベーションが生まれた瞬間だった--。 「当選できたら、まずは待機児童問題に着手したい。制度としてはあるけれど、あまり活用されていないシステムに『保育ママ』というものがあります。保育士などの資格のある方が、自宅などでお子さんを預かるサービスです。ただ、これを活用できるのが、現状では『3歳未満』なので、せめて『未就学児』までに引き上げたい。これがもっと普及すれば、お金をかけて新たな施設を建設する必要も少なくなると思うんです」 その瞳は、都政を変える熱い思いで満ちていた。
2017年05月19日俳優の小池徹平が28日、東京・如水会館で行われた第四十二回菊田一夫演劇賞授賞式に出席し、神田沙也加の結婚を祝福した。授賞式には他、麻実れい、中川晃教、新橋耐子、藤田俊太郎、勝柴次朗が出席した。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。小池は、ミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』『キンキーブーツ』2作での演技が評価され、菊田一夫演劇賞を受賞した。受賞作となった『1789』で恋人役を演じた神田沙也加が26日、俳優・村田充との結婚を発表したが、小池はテレビで知ったという。「びっくりしました。僕、何も知らなかったので。聞いてもなかったので」と驚いた様子を見せた。公私共に交流がある神田に「連絡はさせてもらいました、『おめでとう』と。返事はシンプルに『ありがとう』だけ」と明かし、「『それどころじゃねーんだな』という感じ」と笑顔を見せた。同作は2018年春に再演を控えているが、小池は「恋愛での絡みもあるので、ちょっとやりづらいかな」と苦笑しながら、「そういうのも含めて楽しみにしてますので、本当にお幸せに」と改めて神田に祝福のメッセージを贈った。
2017年04月28日「色、形、素材、仕様など、風水的に完璧な金運を呼び込む財布。黄色やもっと光沢のあるゴールドだと、お金が回りすぎて出ていく分も大きくなるんですが、小池都知事の財布は、光沢がほどよい落ち着いたゴールドなので、安定した富を手に入れられ、蓄財もできます」(風水ライター) モノを大切にする心とお金を大切にする心を学ぶイベント「MOTTAINAIキッズタウンTOKYO」を視察した小池百合子東京都知事(64)。小学生たちだけで行ったフリーマーケットでは、おもちゃを3個購入したが、そのときに広げた自身のお財布は、風水ライターも感心するものだった。風水で見る小池都知事の財布“5つのポイント”を解説。 【1】色はゴールドご存じ、金運をあげたいならゴールドや黄色を。 【2】二つ折りではなく長財布お札は折るとパワーダウン。折らないように長財布を。 【3】キラキラしたエナメル加工光っているのがよいので、革の表面を磨くのも◎。 【4】チャームがついているチャームは金運アップをもたらす。鈴や天然石をつけるとよりよい。 【5】開け口はファスナーしっかり閉じるファスナーは、浪費を抑える。 「財布の内側はベージュで手堅い色なので、仕事運や人気運も盤石に。知事にふさわしいお財布ですね」(前出の風水ライター) 春は、財布が“張る”からと、買い替えにいい時期といわれている。小池都知事の風水テクを見習って、お財布を選んでみては?
2017年04月03日