吉祥寺のジュエリーアトリエショップ「福永宝飾店」は、日本におけるインド細密画の第一人者インサーフ・アリ氏の展示販売会「インサーフ・アリのインド細密画展」を開催する。会期は10月30日(金)~11月9日(※会期中は無休)。営業時間は11:00~19:00(※最終日は16時まで)。入場無料。インサーフ・アリ氏は、幼少よりインド細密画を修行し、現在は日本で宝石商のかたわら絵筆を握っている画家。インド細密画の絵の具の原料にはルビーやサファイアなどの鉱物の粉末が使用されており、その色彩の豊かさや鮮やかさなどは、まさに「描かれた宝石」と呼ばれるにふさわしいものとなっているとのこと。なお、インド細密画は15世紀から19世紀を最盛期として、インド各地で描かれた絵画。リスの尻尾から作る極細の絵筆を使って、小さなものは数センチ四方、大きくてもA4サイズ程度のキャンバスに緻密に描かれ、キャンバスも紙だけにとどまらず、象牙(現在では入手不可)や大理石、革なども用いられる。ヒンドゥー文化圏で描かれた「ラージプト絵画」や、イスラム文化圏で描かれた「ムガール絵画」など、文化や描かれた土地によって画法やモチーフなどが異なる。インサーフ氏は「ムガール絵画」の流れを汲む作風で、主に花鳥風月、宮廷の生活、神話のワンシーンなどを描くことが多いということだ。
2015年10月13日子どもから大人まで、多くのファンを持つ絵本作家・五味太郎の翻訳絵本を集めた展示会イベント「海外出版の愉しみ」がギャラリー ル ベイン(港区西麻布)で10月18日まで開催中です。「きんぎょがにげた」「まどから おくりもの」「あいうえおばけだぞ」など、これまでに350タイトル以上にもの絵本を描き上げた五味太郎さん。なんとそのうち100タイトルあまりは、海外25カ国以上で翻訳されており、これからさらに多くの作品が出版されようとしています。今回、表紙の原画の展示だけでなく、作家の江國香織さんとの対談も10月15日(木)に予定されているそう。また、「ごく個人的な展覧会ですので、とくにトークの予定がない日でも、夕方あたりには会場に居るようにいたしますので、直接お目にかかれると思います」と、五味太郎さんに会えるチャンスも。もしかしたらあなたの思い出の一冊の原画がみられるかもしれません。ぜひ足を運んでみては。海外出版の愉しみ会期:2015年10月6日(火)~10月18日(日)会場:ギャラリー ル ベイン [GALLERY le bain]住所:東京都港区西麻布3-16-28時間:11:00~19:00(最終日10月18日(日)は16:00まで)入場無料<五味太郎プロフィール>1945年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒。1973年『みち』(福音館書店)発刊以降、絵本を中心に400冊近い作品を発表。『かくしたのだあれ』『たべたのだあれ』でサンケイ児童出版文化賞、『仔牛の春』でボローニャ国際絵本原画展賞、『言葉図鑑(全10巻)』でライプツィヒ世界でもっとも美しい本コンクール賞など受賞。
2015年10月13日美術家の中村ケンゴによる展示会「中村ケンゴと中村ケンゴと」が、10月14日から20日まで、伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーで開催される。中村ケンゴは大阪府生まれの美術家。マンションの間取り図や漫画の吹き出し、キャラクターのシルエットなどの現代社会を象徴するモチーフを使ってユニークな絵画を製作している。15年には掛川市二の丸美術館で個展を開催した。今回開催される「中村ケンゴと中村ケンゴと」では、顔文字をモチーフにした絵画シリーズ「心文一致」の新作が登場するほか、東京では未発表の作品も出展される予定。10月17日、18日(各日午後2時から午後2時30分まで)にはアーティストガイドツアーが実施される。【イベント情報】中村ケンゴと中村ケンゴと会場:伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー会期:10月14日~20日営業時間:午前10時30分~午後8時まで(最終日は午後6時まで)
2015年10月08日●映像のHDR化に伴うテレビ側の最新技術に注目エレクトロニクス関連の総合展示会「CEATEC JAPAN 2015」が10月7日より千葉の幕張メッセで開催されている。この記事では、テレビ関連の見どころについてまとめていく。○三菱電機ブースにはRGBレーザーバックライトテレビが三菱電機ブースでは、BT.2020規格の色域デモを行っている。下の写真の左側は、従来の4K液晶テレビにBT.709規格の映像(現在のハイビジョン放送)を表示したもの。右側はRGBレーザーバックライトを採用した4K液晶テレビにBT.2020規格の映像を表示したものだ。○NHKとJEITA、8Kハイブリッドキャストなどの技術展示NHK JEITAブースでは、現在行われている4K放送やVODサービスと、2018年の開始を目指している4K BS放送に関する技術の展示が中心だ。「Channnel 4K」の受信デモのほか、東芝の未発表65V型4Kテレビも参考出展されている。Ultra HD Blu-rayに採用されている「HDR」の効果についてのデモも行われている。デモの内容は、同一のテレビでSDR(現在の画質)の映像とHDRの映像を切り替えて表示するというものだ。また、今後の4K/8K放送技術の中で大きくスペースを割いて展示されているのがハイブリッドキャストだ。データ放送では番組とデータの両方を電波に載せて送信しているのに対して、ハイブリッドキャストでは、番組は電波で、データはインターネット経由で送られる。2K放送でのハイブリッドキャストは2013年9月にスタートしているが、今回展示されているのは、4K/8K放送でのハイブリッドキャスト。高精細な大画面により、これまで以上のインタラクティブなサービスが提供される予定だ。●シャープは4Kテレビにココロエンジンを搭載○シャープは4Kテレビにココロエンジンを搭載シャープブースでは、ロボット掃除機「COCOROBO」などでおなじみの「ココロエンジン」を搭載した4Kテレビを参考出展。ユーザーがテレビの前に来たことをセンサーで検知して電源をオンにし、ユーザーの好みの番組を自動的にリストアップする機能を備えている。また、AQUOS 4Kレコーダーの新モデルも参考出展。Ultra HD Blu-rayの再生と、BDへの録画が可能なハイブリッドタイプのドライブを搭載している。10月5日に発表した70V型と60V型の「AQUOS 4K NEXT」も初公開。4原色パネルと8Kアップコンバート技術による表示の美しさを確かめることができる。●HDR対応高輝度テレビが目玉のパナソニック○HDR対応高輝度テレビが目玉のパナソニックパナソニックブースでは、Ultra HD Blu-rayの再生機能を持つBDレコーダー「DMR-UBZ1」をはじめとする4K対応製品を展示。4K 60p/18Gbpsの伝送に対応したプレミアムハイグレードのHDMIケーブルも参考出展している。また、HDR対応高輝度次世代テレビのデモも行っている。Ultra HD Blu-rayに記録されているHDR映像をオリジナルに近い形で表現できるように、これまでのHDR対応テレビよりも大幅に輝度を向上できるように開発を進めているモデルだ。ちなみに、現在リリースされているHDR対応テレビは、HDRの映像を完全に表示するには輝度が不足しているという。
2015年10月07日エルメス(HERMES)が10月4日から11日まで、京都・渉成園にて「プティ アッシュ(petit h)」コレクションの展示販売会を行う。「プティ アッシュ」は、アーティストやデザイナー、異なる素材、異なるメチエ(部門)の職人の技が出会い、独創的かつ遊び心溢れるオブジェを生みだすコレクション。エルメス家第6世代のパスカル・ミュサールの思いから生まれた「プティ アッシュ」は、パリのエルメス セーヴル店で常設展示を行うほか、これまで世界各地で期間限定の展示を行ってきた。日本で、「プティ アッシュ」が東京を除く地域で披露されるのは初めてのこと。開催店舗である京都高島屋店のエルメスブティックを出て、庭園の美しい渉成園にてコレクションを披露。東京での開催と同様、空間構成はグラフィックデザイナーの服部一成が担当した。
2015年09月30日日本彫紙アート協会は、全国の彫紙アーティスト150人の作品を展示する「全国 彫紙アート展 2015」を東京と大阪で開催する。日程および会場は、10月1日~6日が東京都・表参道のPROJECT GALLERY、10月6日~11日が大阪府・阿波座のenoco江之子島文化芸術創造センター4Fルーム1。開場時間は両会場とも11:00~19:00(最終日は東京が17時まで、大阪は16時まで)。入場無料。同展は、紙を幾重にも重ねてアートナイフで"彫る"ことで、豊富な色数とさまざまな紙の質感が組み合わさり、切り絵とは違った奥行きのある立体的な作品を生み出す「彫紙アート」の展示会。全国の彫紙アーティスト150人の作品が展示される。2007年に第1回がスタートして今年で8回目の開催となる同展は、活動するアーティストの人数や地域が増えたことで、今回より東京と大阪の2会場での開催となった。また、来場者に気に入った作品を投票してもらうことで「グランプリ」が決定するという。結果は展覧会の終了後、同協会のホームページ、ブログ、Facebookなどで発表されるとのことだ。ちなみに、彫紙アートは日本発信の新しいアートとして海外からも注目され、全国に女性アーティストや講師が急増しているという。同協会では、通常の「一般クラス」のほかに、資格取得を目指す「認定講座」を用意している。協会認定の「彫紙アーティスト」になるとイベントへの出展が可能となり、彫紙アートスキルを学んで「彫紙アート インストラクター」として認められると、自分の教室を持って指導できるようになるとのことだ。
2015年09月14日オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、ドイツ・ベルリンで開催された家電製品展示会「IFA2015」において、パイオニアブランド初のハイレゾ対応デジタルオーディオプレーヤー「XDP-100R」を欧州など海外向けに発表した。本稿では、パイオニアのIFA2015出展ブースにて取材した内容をレポートする。XDP-100Rは、DACにESSの「ES9018K2M」を搭載したハイレゾ対応のデジタルオーディオプレーヤー(DAP)だ。PCM 384kHz/24bit、DSD 11.2MHzのハイレゾ音源再生をサポート。後日のアップデートにより、MQAロスレス形式のファイルにも対応するという。また、OSにAndroid 5.1.1を採用しており、スマートフォンのように指先を使ったタップやスクロールによる操作が可能。Androidアプリも使用できる。本体カラーはブラックとシルバーの2色。IFA2015のパイオニアブースではカッパーも参考出品していた。現在のところ価格は未定だが、11月の発売を予定している。Android搭載機ということだが、内部の設計はスマホに近いものではなく、オーディオメーカーとしてのこだわりを満載。電源回路とオーディオ回路の物理的な距離を十分にとったり、4コアCPUなどOS制御系の基板とDACやアンプの基板を完全に分離するなど、ノイズが入り込む余地を極力低減している。右側面に電源ボタンや再生/進む/戻るボタンを備えており、液晶画面を触ることなく、カバンやポケットに入れたまま物理的なボタンでも操作できる。さらに、右側面にはmicroSDカードスロットを2基用意。内蔵の32GBメモリと、別途128GBのmicroSDカード2枚を合わせて、最大288GBの容量を持ち運べる。液晶画面のサイズは4.7インチ。再生中の画面を上にスクロールするとプレイリストや曲情報に、下にスクロールするとグラフィックイコライザーにアクセスできる。片手でも操作しやすいよう練りこんだUIだ。面白いところでは、「アニソン好きの設計者が、電車内などで聞くときに恥ずかしくないよう加えた」という、"画面を暗くするモード"も用意している。○オンキヨーの「DP-X1」もパイオニアのXDP-100Rと同時に、オンキヨーブランドからは「DP-X1」が発表された(こちらも海外向け)。オンキヨー&パイオニアイノベーションズ イノベーション事業部の土田秀章本部長によると、今回の2製品は「オンキヨーとパイオニアがこの3月に統合してから始めたプロジェクト」の成果物であるという。DP-X1は、DACの「ES9018K2M」をデュアル搭載し、バランス出力用の端子も備えた、よりハイエンド志向のDAPだ。きょう体の塗装は、XDP-100Rが光沢系であるのに対し、DP-X1はマット系の渋い仕上がりとなっている。UIもお互いのブランド間で競争して生まれた、異なる操作系を採用している。両製品とも「オーディオメーカーのこだわりで開発した。スマホで聴くよりもはるかに良質な音を提供する。ハイレゾだけでなく、手持ちの音源もより気持ちよく聴けるよう、アップスケーリング機能も搭載している」(土田本部長)とのことだ。国内向けにはあらためて発表の機会を設けるという。実に楽しみである。
2015年09月13日世界最大級の家電関連展示会「IFA 2015」で、中国・Xiaoyiがアクションカム「Yi Action Camera」を出展した。最大の特徴はとにかくその価格。先行するGoProとデザインや機能は似通っているが、中国では399元、ブースの担当者によれば米国では60ドルであり、これが日本に運ばれれば1万円以下という価格を実現することになる。Xiaoyiは、中国のスマートフォンメーカーXiaomiの子会社で、IFAへの出展はXiaomiグループとしても初めてのことだ。現在、Yi Action Cameraは中国など一部の国だけで発売されているが、担当者は「年内に日本での発売を予定している」と明言。現時点では代理店は決まっていないそうだが、話し合いは進めているそうだ。Yi Action CameraはF2.8、155度の超広角レンズを搭載。有効1,600万画素の裏面照射型Exmor Rセンサーを採用している。動画は1080p/60fps、720p/120fps、480p/240fpsの撮影などが可能だ。コンパクトなデザインで、72gと軽い。また、最大64GBまでのmicroSDXCカードに対応し、無線LANとBluetoothを搭載。別売の防水ケースを利用すれば40mまでの防水性能を実現する。iOS、Androidアプリが用意され、リモートコントロールも可能だ。アクションカメラの機能としては一般的なレベルだが、とにかく価格が安い。日本でも実際に発売されれば面白い存在になるかもしれない。
2015年09月11日東京都・渋谷のBunkamura Galleryは、世界各国から集められた最新の万華鏡や、万華鏡コンベンション受賞作品などを展示する「万華鏡展 2015-無限に変幻する光の夢想空間-」を開催する。会期は9月17日~9月30日。開場時間は10:00~19:30。入場無料。同展は、世界各国から集められた最新の万華鏡、アメリカ万華鏡コンベンション最優秀賞受賞作など、世界中から集められた万華鏡500点以上が展示される展覧会。万華鏡の筒を覗き込んだ映像の素晴らしさだけでなく、アート作品としてオブジェクトの美まで探求した、国内外の第一線で活躍する万華鏡作家たちの作品が紹介される。同展の注目作品として、毎年アメリカで開催される世界最大の万華鏡コンペティションにおいてグランプリを獲得した佐藤元洋のガラス万華鏡や、従来の万華鏡の常識を覆し、世界中にファンを持つ鏡の魔術師マーク・ティックルの日本初公開の大型万華鏡、そして、からくり造形万華鏡作家、若林寛によるイタリア・ローマの「真実の口」をモチーフにした大型トリック万華鏡など、驚きの万華鏡が展示される。なお、佐藤氏の作品については、新作の販売も行われるとのこと。ほかにも、独創的な想像力で多くのファンを魅了し続けている傍嶋飛龍は、今年初めて、木工作家や造形作家とのコラボレーションユニット「Pranarians」を展開。一際美しい外観を持つ、羽石茂と泉の艶やかなる作品は「繊細・美」をテーマに出品。また、ワークショップも開催される鈴木明子を中心とした大阪を代表する万華鏡メンバー「フォトン」はバラエティ溢れる最新作の展示を行うということだ。さらに会場では、色彩豊かな美しさで人気の若手作家、兼古麻衣のかわいらしい万華鏡や、アクセサリースコープデザイナー、関一による最新作と限定品の販売も行われる。なお、全ての展示作品は手に取って鑑賞することが可能となっている。また関連企画として、プロ作家の指導で自分だけのオリジナル万華鏡を本格的に作れる「万華鏡ワークショップ」が開催される。講師は鈴木明子(9月20日)、山見浩司(9月21日)、佐藤元洋(9月26日・27日)の3名。参加に際しては予約が必要となる。予約方法や日時などの詳細については同展Webページを参照。
2015年08月31日アーティストの佐藤翠による描き下ろし原画の展示会が、8月26日から9月15日までイセタンサローネ1階のプロモーションスペース他にて開催される。名古屋市を拠点に活動する佐藤翠は、芥川賞受賞作家である中村文則の小説『去年の冬、きみと別れ』の装画や、資生堂の企業文化誌『花椿』にて掲載された原田マハの短編小説の挿画などを手掛けるアーティスト。「VOCA展2013」で大原美術館賞を受賞した他、大原美術館、オペラシティーアートギャラリー、東京都美術館などで作品の展示を行っている。今回イセタンサローネで展示されるのは、すべて描き下ろしのもの。“靴”を主なモチーフとした、秋らしい作品の数々が展開される。今回の展示について、佐藤翠は「私は街へ出かけてショップやブティックに行くことが、美術館や博物館に行くのと同じくらいとても刺激的で好きなことです。特に、まだ暑い夏の中、お店の中だけはすっかり秋のシックな装いが並ぶその様子を見られる瞬間は、1年の中でも春コレクションを目にする時と同じくらい、格別に感じられます。そんなことに思いを馳せながら、靴を主なモチーフにした秋色の新作を制作しています」とコメントを寄せている。
2015年08月29日今シーズンで31回目を迎えるファッションとデザインの業界関係者向け合同展示会「ルームス(rooms)」が、9月9日から11日まで国立代々木競技場第一体育館にて開催される。00年に誕生し、ファッションとデザインの合同展示会を中心とした複合的なビジネスを行っている「ルームス」。現在は出展ブランド約500、来場者2万人の世界でも有数の展示会となっている。最大の特徴は、シーズン毎に会場デザインや展示企画、広告などのヴィジュアルイメージを一新すること。第31回目を迎える今回は“0.01% / 希少価値”をコンセプトに、他では見ることができない希少なアーティストのインスタレーションなどを展開する。会場では、映画やドラマ、CMなどでも活躍するメイクアップアーティストのJIROによる展示を実施。特殊メイクや造型制作などを手掛けるJIROが、今回は特殊メイクではなく、ペイントのみで制作した作品の展示とメイクデモンストレーションを行う。その他、ファッションブランドのリトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)やリトゥンバイ(written by)のデザイナーであり、デザイン教室「ここのがっこう」を主宰する山縣良和が注目の新星クリエイターを紹介する企画、コピーライターの野澤幸司による「まだない日本語を勝手に生み出す」などの企画を用意。13年よりスタートした、地球や社会に配慮したブランドを展示する「rooms エシカルエリア」では、“リノベーション”をテーマに約40ブランドが紹介される。さらにフードプロデュース会社SOFを起用し、“0.01%”をテーマに全国のアジア料理とマクロビ料理を実践する新鋭店舗とのコラボレーションによるフードを提供。アジアをイメージしたサラダラップシリーズを始め、希少価値のある食材を使ったアートフードを展開する。【イベント情報】「rooms31」会期:9月9日~11日時間:10:00~18:00会場:国立代々木競技場第一体育館住所:東京都渋谷区神南2-1-1
2015年08月26日ジュエリー展示販売会「New Jewelry -plus-」が、9月4日から6日まで東京・目黒のCLASKA The 8th Galleryにて開催される。昨年よりスタートした「New Jewelry -plus-」は、ジャンルやカテゴリーを問わずクリエイティブなジュエリーを一般客に向けて紹介する展示販売会「New Jewelry」の新たなプラットフォーム。当日の会場には、初披露となる新ブランドを始め、注目のフレッシュなデザイナーが集結。作品のコンセプトやこだわりを直接聞きながらジュエリークリエイターと交流できる貴重な機会となっている。参加ブランドは、すべて一点ものの手作り刺繍ブローチを展開するエツシ(ETSUSHI)や、樹脂の中に様々な素材を閉じ込めたカジュアルかつフォーマルなアイテムを販売するエヴリン(EVLiN)、身に着けて動作をした時に美しく見えるジュエリーを製作するコマド(comado)、ブランド起ち上げ1年目の新星ブランド・ミリ(mm)、シーチングという生成り色の生地でアイテムを製作するキナリヤ(KINARIYA)、レザーや磁器、ガラスなど様々な素材やカタチを組み合わせてジュエリーを創作するドューズ(Douze)など。また、会場ではフードやドリンクも販売。9月4日には高岡友美と永森志希乃によるユニット「HOO」が季節の食材を使った“食べるジュエリー”を提供。9月5日、6日には、恵比寿のギャラリードゥポワソンが今年春にオープンしたカフェ「CAFE deux poissons」のコーヒースタンドや、神出鬼没の移動レストラン「あゆみ食堂」、パーティーシーンで話題の「food+things」の季節のフルーツや様々なスパイスを組み合わせたドリンクなどが登場する。【イベント情報】「New Jewelry -plus-」会場:CLASKA The 8th Gallery住所:東京都目黒区中央町1-3-18 CLASKA 8階会期:9月4日~6日時間:4日(レセプションパーティー)16:00~20:00:5日 11:00~20:00:6日 11:00~19:00
2015年08月23日東京都・銀座のデザインギャラリー1953(松屋銀座7F)は、クラフトコンペの入賞作品を中心に、高岡で生み出されたクラフト作品を一堂に展示する企画展「高岡2015クラフトコンペ AWARD+」を開催する。会期は8月19日~9月13日。開場時間は10:00~20:00(9月13日は17:00閉場)。入場無料。同展は、「工芸都市高岡クラフトコンペ」の入賞作品と優秀作品を展示・予約販売するほか、高岡のクラフト・デザインを支える作り手たちやコンペの29年間の歴史を紹介するもの。「工芸都市高岡クラフトコンペ」は、1986年から高岡市が「新クラフト産業・デザインの育成」、「伝統工芸の保存・継承」、「デザイン・工芸の啓発・普及」を目指して開催しているコンペで、若手クラフトマンにとって登竜門としての役割を担うと同時に、2011年からは、今までのクラフトとしての「コンテンポラリークラフト」に加え、市場に流通することを念頭に置いた「ファクトリークラフト」という新たなジャンルを構築し、これからの「クラフト+デザイン+産業」という新たな価値観を模索している。同展は、全国的に衰退している「ものづくり」の状況下、ひとつのケーススタディとして、高岡のクラフトを紹介することを目的としている。また、関連企画として、会場には高岡市内の伝統工芸企業で新たなデザインにチャレンジする天野漆器、山口久乗の販売コーナーも設置される。なお、2015年の「工芸都市高岡クラフトコンペ」は、ファクトリー部門のグランプリは坂本茂さんの「dorayaki-stool」優秀賞は小島有香子さんの「Labyrinth」、コンテンポラリー部門のグランプリは宮尾洋輔の「花入れ-浮遊-」、優秀賞は原田和明の「へそで茶を沸かす」が受賞した。なお、副賞としてグランプリは80万円、優秀賞は30万円が授与される。
2015年08月12日東京ディズニーシーのダッフィー誕生10周年を記念したスペシャルプログラム「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー Your Friend Forever」の特別展示が、「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」の会場で始まることを記念して26日(日)、プレス内覧会が行なわれ、限定グッズやコスチューム、全長約3.7メートルの巨大ダッフィーが登場した。昨年445万人という来場者数を記録して大成功を収めた「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」が、7月27日(月)~8月23日(日)の期間で開催。今年は「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー Your Friend Forever」の開催を記念して、同イベント会場に東京ディズニーリゾートのコンテンツがお目見え。会期中、テレビ朝日本社1階イベントスペース「umu<ウム>」にて同特別展示会が連日開催され、ダッフィーにまつわるさまざまな展示を鑑賞することができる。夏休みという期間中、多数のゲストが訪れそうだ。ダッフィーの限定グッズやスペシャルメニューをはじめ、これまで東京ディズニーシーで販売したコスチュームや、現在就航中のダッフィーを機体に描いた特別塗装機「JALハッピージャーニーエクスプレス」のモデルプレーンなど、ダッフィーのファン必見のアイテムが一堂に介する。注目は巨大なダッフィー「大きなダッフィーのぬいぐるみ」で、つま先から帽子のてっぺんまでで全長約3.7メートルのダッフィーは、10周年の特別仕様のコスチュームもスケール大! これは、5月26日~28日に東京ディズニーシー・ホテルミラコスタで開催した「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー Your Friend Forever」のキックオフパーティーと、表参道ヒルズの特別展示会に登場したもので、六本木ヒルズの登場は初めて。大きくなってもキュートな佇まいはそのままで、ゲストを魅了しそうだ。ダッフィーの特別展示会は、「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」の開催期間と同様、7月27日(月)~8月23日(日)の合計28日間で、開場時間は、10時~20時。ダッフィー誕生10周年を祝う特別な展示会を訪れて、夏休みの想い出にしてみて!※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年07月28日和菓子メーカーの虎屋は、食にまつわる道具をテーマとした展示・販売イベント「とらや市 はし と さじ」を開催する。会期は8月5日~9月29日。時間は11:00~21:00(店舗営業時間と同じ)。場所は東京都・六本木の「とらや 東京ミッドタウン店」店内ギャラリー。入場無料。同イベントは、生活の中で使われてきた日本の伝統的な道具を改めて手にとり、みつめ直すきっかけを作ることを目的として、同店が「食にまつわる道具」をテーマに展示・販売を行う「とらや市」の第3回。今回のテーマは、奈良時代から今に近い姿で使われていた「はし」と、大正時代に外国の食文化の渡来とともに次第に日本の食卓に取り入れられた「さじ」。それらの代表的な素材のひとつである「木のはし」と「竹のさじ」について、その意味合いや用途に着目し、製造工程などとともに紹介される。さらに、展示品の一部を実際に手にとって使い心地を試すことが可能とのことだ。なお、同店では和菓子だけでなく、和のさまざまな魅力や価値も広く伝えたいという想いから店内にギャラリーを併設し、ふろしきや漆、こけしなどをテーマとした企画展を実施している。ちなみに「とらや市」の第1回は「かごとざる」、第2回は「ふきんとてぬぐい」をテーマに開催された。
2015年07月20日ワコムは8日より、文具・紙製品の展示会「第26回 国際文具・紙製品展(ISOT)」に出展。"デジタル文具"として、同社の各種スタイラスペンを展示している。展示会の会期は7月10日まで。同社ブースでは、"デジタル文具"としての利用拡大が見込まれる「Bamboo Stylus fineline」など、最新のスタイラスペンのラインナップを展示している。中でも、「Bamboo Stylus fineline」は、iOSデバイス向けとしては極細のペン先(1.9ミリ)を備えたiPad用スタイラス。1024レベルの筆圧感知機能により、アナログのような書き心地な書き心地が特徴となっている。また、このブースでは、同展示会では初展示となる「Bamboo Stylus fineline」に加え、スタンダードなスタイラスペン「Bamboo Stylus solo」「Bamboo Stylus duo」の書き心地を体感できるコーナーが用意され、来場者はブースを案内するワコム社員に質問を投げかけながら製品に触れていた。ワコム担当者によれば、来場者の多くはISOTのために来場した小売り・卸業者の人々だが、同時開催の総務・人事・経営者向け展示会への来場と併せて場内を見学している人も見受けられたため、展示期間中の訴求により、ビジネスシーンでの利用も掲げる「Bamboo Stylus fineline」の周知のきっかけになればと語る。そのほか、来場者の反応について、「スタイラスペンという製品カテゴリは認知いただけているようなのですが、筆圧感知機能をiPadで使えるという点について、驚かれる方が多いです。まずは筆圧感知機能の存在を訴求し、同機能を搭載したスタイラスペンのビジネス利用などで、広く活用いただけたらと思います」ともコメントした。なお、同ブースに来場し、アンケートに回答すると、オリジナルノベルティが進呈されるということだ。注:ISOTは商談を目的とした展示会のため、一般および18歳未満の入場は不可となっている。
2015年07月08日ヨーロッパ最大の日本ポップカルチャー発信イベント『第16回JAPAN EXPO(ジャパンエキスポ)』が2日(現地時間)、フランス・パリ郊外のノールヴィルパント展示会場で開催され、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ関連の展示会「EVANGELION 20周年記念展示」が催された。ブース前には長蛇の列ができ、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の複製原画や設定資料などヨーロッパのファンを魅了した。また、貞本義行さんのコミック版複製原画、テレビ版の企画書の展示など、プレミアムな企画が目白押し。 さらにアニメーター・貞本義行氏の講演会やサイン会も実施された。20周年というアニバーサリーを祝うように、作品の中のキャラクターに扮してコスプレして参加するファン達も多く会場に訪れた。海外でも評価され続ける同作品。このイベントを通じて、これまでの作品に対する愛着と共に、今後のさらなる展開にますます期待がよせられているようだ。
2015年07月08日ワコムは、東京・有明の東京ビッグサイトにて開催される文具・紙製品の展示会「第26回 国際文具・紙製品展(ISOT)」に出展すると発表した。会期は2015年7月8日~7月10日。同社ブースでは、"デジタル文具"として利用拡大が見込まれるスタイラスペン「Bamboo Stylus fineline」を展示。本製品は1.9ミリという極細のペン先を備えたiPad用スタイラスで、1024レベルの筆圧感知機能によるアナログライクな書き心地が特徴となっている。会期中はこれらのラインナップに加え、携帯に便利なコンパクトモデル、ボールペン付モデル、Samsung Galaxy Noteで筆圧表現が可能なモデルなど、使い心地をさらに改良した同社の最新スタイラスペンを多数取り揃えるとのこと。また、店頭でスタイラスペンを展開するための什器サンプルを展示するほか、スタイラスペンの便利さをより実感できる店頭イベントとして、オリジナル缶バッジの制作実演コーナーも設置するなど、それぞれの売場に応じた販売促進の提案も行うという。ブースは東ホール A9-49。
2015年07月03日写真集「飛び猫」などを出版している写真家・五十嵐健太氏は、7月18日・19日に、日本全国から猫モチーフ作品が集まる展示会「ねこ専2015浅草」を東京都・台東館(東京都台東区)で開催する。同展は、北海道から九州まで全国から猫作家が集まり、作品の展示・販売を行う展示会。作品のジャンルは雑貨、写真、イラスト、絵画、陶器、食器などさまざま。作品展示以外には、10月10日に全国公開予定の映画「先生と迷い猫」の告知・前売りチケット販売や、大手玩具メーカーが発売する新商品の展示なども予定している。開催時間は11:00~17:00。入場無料。
2015年06月30日UBMメディア株式会社UBMメディア株式会社は、「ダイエット&ビューティーフェア2015」を開催する。同時に開催されるのは、国内唯一のスパ&ウエルネスの専門展示会「スパ&ウエルネス ジャパン」、初開催の「アンチエイジング ジャパン」だ。日程は9月7日(月)~9月9日(水)の3日間。東京ビッグサイト(西1・2ホール&アトリウム)にて。秋の恒例イベント「ダイエット&ビューティーフェア」は、14回目の開催。秋の恒例イベントだ。今年度の開催規模は昨年の10%増と予測されている。「ビューティ&ウエルネスサミット」では、美容・健康業界の現状分析と将来の予測がおこなわれる。美容・健康業界の最新情報やトレンドをおさえたイベント・セミナーの開催も予定されている。初開催の「アンチエイジング」今年度の注目は「アンチエイジングジャパン」。高齢社会を迎える中で、今後、さらなる市場拡大が期待される分野だ。エイジング化粧品からリラクゼーションに至るまで40企業の商品やサービスが出店を予定。特別記念イベントも開催される。新設コーナー他にも「美・ボディメイキング」「ヘルス&ビューティフード」などの出展コーナーが新設。栄養の偏りや、運動不足になりがちな現代の女性に向け、「やせ」ではない「美・ボディ」をつくる施術デモンストレーションや、次世代トレーニングセミナーなどを予定している。(画像はプレスリリースより)【参考】・ビューティ&ウエルネスの国内最大規模展示会 第14回「ダイエット&ビューティーフェア2015」 第6回「スパ&ウエルネス ジャパン2015」 初開催の「アンチエイジング ジャパン2015」 9月7日(月)・8日(火)・9日(水)東京ビッグサイトにて開催
2015年06月15日三陽商会が、5月20日、15-16AW婦人服展示会および記者説明会を開催した。同社ブランドの「トゥー ビー シック(TO BE CHIC)」は、新ディレクター岩谷俊和による初のコレクションを発表した。新ディレクター就任後初となるトゥー ビー シックの15AWウィメンズコレクションは、1950年代をテーマに、大人のシックを利かせたアイテムを展開。Iラインのチュニックドレス、バレルラインのアウター、フレアスカートなどのクラシカルでエレガントなシルエットに、オリジナルプリントを施してモダンな要素を加えた。2003年に「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」でデビューした岩谷は、装飾的でパワフルなデザインにより独自の世界観を構築してきた。注目のデザイナーを迎えたトゥー ビー シックは、これによりブランド価値の向上と新規顧客の獲得を目指す方針。また、展示会全体としては、他ブランドや異業種とのコラボ企画が多く見られた。トゥー ビー シックは、帽子ブランド「AKIO HIRATA」やアクセサリーブランド「アトリエ染花」とのコラボ商品を、また「マッキントッシュ フィロソフィー (MACKINTOSH PHILOSOPHY) 」は、ロンドンの人気ブックストア「magMA BOOKS」とのコラボ商品を発表した。さらに、三陽商会全社においては、社会貢献活動の一環として行われている再生羽毛「グリーンダウン」の普及活動を下期の中核事業のひとつとしてあげられるだろう。昨年、国内で初めて衣料品に再利用ダウンを使用して大きな反響を呼んだが、今春から組織を一般社団法人化し、「Green Down Project」として新始動した。
2015年05月22日代官山蔦屋書店は、4月22日、トリニティ社が手掛けるブランド「ニュアンス(NuAns)」の製品8点の先行予約を開始。合わせて代官山店の1号館1階での店頭展示を行う。展示期間は5月31日まで。ニュアンスは今年1月にラスベガスで開催された世界最大級の家電展示会「Consumer Electronics Show(CES)2015」で、iPhone関連のデバイスの中でも優秀なアイテムにおくられるBEST OF CES賞を受賞。昨年に渋谷で開催された「Tokyo WorkDesign Week 2014」でも、多くの注目を集めた。ニュアンスは、同社のオリジナルブランド「シンプリズム(simplism)」と治田将之と青木亮作によるクリエイティブユニット「テント(TENT)」とがコラボレートして誕生した。コンセプトはスマホやPCをより身近なガジェットとして日常に溶け込ませること。デザインや機能性といった“新たな答え”と、生活に漂う“ニュアンス”を膨らませるような商品を提案している。ラインアップは、照明、スピーカー、Lightningドック、USBチャージャー、4つの機能が一体になったハイエンドスタンドライトやモバイルバッテリー、ケーブルホルダーなど。シンプルで使い勝手の良いシンプリズムのフィロソフィーを生かしながら、テントらしい愛着のわくような温もり感がプラスされたデザインが特徴。アイテム共通のマテリアルには、デジタル機器との組み合わせを考え、通熱性や難燃性に優れたオリジナルフェルトを使用している。
2015年04月23日日本を代表するエクステリアメーカーが集う、日本最大級のエクステリア展示会「エクステリアエキシビジョン2015」が4月10日、11日に東京ビックサイトにて行なわれた。今回は「最高の贅沢は、わが家の庭です」がテーマ。庭をはじめとした、住まいの外側から生活を豊かにするようなエクステリアの提案を出展各企業が行った。スタイリッシュなガレージや和の空間を演出する竹模様の外壁素材、採光性にすぐれたガラスブロックなど、最新エクステリアが一堂に揃う一大イベントとなっている。○住まいの「外側」から生活を豊かにするエクステリア「エクステリア」とは、住まいの庭やガレージ、玄関ポーチなどのエントランスをはじめとする部分のこと。部屋の内装など「インテリア」へのこだわりはあるけど、「エクステリア」はあまり気にしたことがない、という人は意外と多いのではないだろうか?そこで、同イベントに出展した大手エクステリアメーカーの一つである、YKK AP担当者に話を聞いてみた。同社営業本部エクステリア企画部の渡辺賢哉さんは「新築などで新しい住まいに住み始めてから、はじめてエクステリアの重要性に気付く方が非常に多いんです」と話す。家を新築する際、キッチンの仕様やリビングの照明など、内装のことは気にするものの、庭やカーポートなどは"とりあえず"になってしまいがちらしい。「実は建物を建てる建築会社と外構をプランする外構工事店は別なので、住宅建築の時にはエクステリアは後回しにされがち。購入者さんが要望を出さないと、ほとんどの場合は最低限の外構のみになるんです」とはいえ、玄関ポーチやガレージなどは、外から真っ先に目に付く言わば家の「顔」。せっかくいい家を建てても、「顔」が台無しだなんてもったいない。今回の出展で「エクステリアが住まいの質を変えてくれる、ということをたくさんの人に知ってもらえたら」と渡辺さんは話した。○最新のエクステリアが見られる「YKK APタウン」同社のブースは「YKK APタウン」と銘打たれ、まるで住宅展示場のような雰囲気で一際目立つ展示エリア。そこでは大きく新築ゾーンとリフォームゾーンに分けられ、それぞれ最新のエクステリアを実際に触れて確認することができた。また、新築ゾーンでは都心などを想定した狭小敷地住宅の外構や、ハイクラス層を想定したラグジュアリーなエントランスなどが提案されている。「都心の狭小敷地住宅の外構は、圧迫感のないオープンガレージにしながらも表札・インターホンは敷地のギリギリに配置することで、心理的に不用意な進入がしにくいようにしてあります。一方で、ポストはドアの近くに配置することで利便性を高めました。こういった細かい提案は、エクステリアメーカーでないとなかなかできません」また、ハイクラス層向けのエントランスにはカードキーを採用。カードのほか、小さなシール状のチップもキーになるという。「携帯や財布、中にはメガネなど、いつも身に着けているものをキーにされる方が多いですね」リフォームエリアには、テラス屋根やサンルームなどが展示された。「最近需要が高まっているのが、洗濯物干しになるサンルーム。もともとは積雪地域などに需要が高かったものですが、最近は花粉やPM2.5など、外干しを避けたい家庭も増えているんです」また、子どもが自立した後の庭をウッドデッキにして豊かなくつろぎの空間にしたり、趣味の幅が広がるガーデンルームや散歩帰りのペットの足洗い場など、細やかな提案も展示された。「子どもの洗濯物がどんどん増える子育て世代には洗濯物がたくさん干せるテラス屋根やサンルーム、子どもが自立したらくつろぎのウッドデッキ、と、ライフステージに合わせてエクステリアを変えることで、生活の質をぐんと向上させることができます」○リフォームも意外とお手軽、工期1日の場合も!とはいえ、これだけの外構となると工程や工期も長期間になってしまいそう。だが、最近ではさまざまな工夫により手軽なものも増えているという。「以前であれば、コンクリートブロックを積んでその上にタイルなどを貼るので工期に時間がかかりました。こちらの工法では、アルミ材を構造材とした工業化製品によって意匠性を高めながら工期を短くする工夫がされております。玄関ドアから引戸へのリフォームは、約1日で済んでしまうことも多いです。更に施工期間の短縮としてすすんでいるのは、カーポートです。わずか3種類のビスで組み立てるため、とても施工しやすく、施工業者様から喜ばれています。」そのほか、マンションベランダにウッドデッキを張る場合には、突っ張り棒を使うことで建物に穴を開けることなく工事をすることができる。敷かれるウッドデッキも特殊加工により腐食などに強いものになっているという。外構を変えるとなると大掛かりなイメージだが、手軽にできるものもあるのはうれしいところだ。「YKK APタウン」は5月9日・10に名古屋で行われる「エクステリア&ガーデンフェア2015」、6月11日・12には大阪の「関西エクステリアフェア2015」各会場にも出展する。このようにエクステリアは常にアップデートされ、日々進化を遂げている。各社の最新事情がひと目でわかる今回のようなエクステリア展示会には、暮らしを豊かにするヒントがたくさんつまっている。これから新築を考えるあなたも、今の住まいをもっと暮らしやすくと考えるあなたも、インテリアだけではなく「エクステリア」にも、注目してみてはいかがだろうか。photograph = Miyazaki Yoshiyuki
2015年04月20日今年のGTCではスタートアップの会社の展示コーナーが設けられ、20社程度が出展していた。その中で興味深かった展示を紹介する。○In Silico Medicine Inc同社は、遺伝子、がんや加齢による細胞の変化のデータベースを持ち、薬が与えられると、それがどのように細胞に影響を与えるかをシミュレートする「Pathway Cloud」を構築している。これで、個々の患者に複数の薬を与えたときに、それらがどの細胞にどういう風に働くかをシミュレートできるという。既存の薬でも、複数の薬を与えた時の振舞いは独立ではなく、詳細にシミュレートすることは意味があるという。CEOのZhavoronkov博士によると、がんの投薬に関してのシミュレーション結果を主治医に示した結果、2/3のケースで主治医が治療法を再考したという。○Vuno IncVuno IncはCTやMRI、X線画像などをDeep Learningで処理して診断を行う「VUNOnet」を提供している。医者や病院での画像診断をより短時間で、より正確に行うことができるという。このような診断では人間の医師でも経験を積まないと画像を読むのは難しいと言われるが、Deep Learningで正常な部分と病変のある部分を区別し、病変のある部分は見やすいようにその種類で色を変えて塗り分けている。また、この画像認識技術を使い、写真の中から文字列を抽出して、そのテキストを使って情報を得るというサービスも提供している。同社によるとGoogleのWord Lensより文字の抜き出しの精度が高いという。○HumanicsHunanicsは外科医の手術のトレーニングを行う、「Virtual Open Surgery」というソフトウェアを作っている。メスを使った外科手術をクラウドのサーバでシミュレートして、その画像をリアルタイムで送るので、タブレットやPCがあれば、どこでも使えるという。また、一般的な人体モデルではなく、特定の患者のモデルを使って手術法の検討に使うこともできるという。ただし、実際のメスを使うわけではなく、タブレット上で切る箇所を指でなぞるという操作なので、手術の感覚までシミュレートできる訳ではない。○Loop AI LabsLoop AI Labsはマシンが人間の世界を理解するのを助けるというキャッチフレーズで、以下の図では小さくて見えにくいが、右の図の一番上のY字は、upscale、elegant、classyという単語が近い関係にあるということを示している。中央のネットワークは上のenvironment、settingから下のmood lighting、pressed tinまでの13の単語の近さを表すグラフである。このようなグラフをDeep Learningで作っていく。次の例は、Moshi Moshiという日本食レストラン(サンフランシスコに実在する)に関する429件のインターネット上の書き込みを集め、その文章の中から、料理やサービスの評価に関する記述を抜き出し、スコアを表示している。400件あまりの書き込みを人間が見て情報を抜き出すとなると手間がかかるが、自動でできるとなると、グルメサイトの全レストランの評価を作ることもできるし、企業の製品に関する評判を纏めるなどのサービスができそうである。VUNO IncやLoop AI Labsのように、Deep Learningを使って人工知能でより高次の情報を提供するというビジネスが出現しつつあるのが興味深い。ただし、Googleの画像サーチなどの無料のサービスなら、多少の誤りがあっても問題ないが、有料のサービスとなると精度に対する要求は厳しくなる。特に、医療画像の解析などではがんなどを見逃しては大変である。このような困難を乗り越えて、これらの会社が伸びて行くことを祈りたい。
2015年04月17日多摩動物公園は、4月1日に珍獣「ホボ・サピエンス」を展示する。同展示は、エイプリルフールの企画。人間である福田豊園長が珍獣「ホボ・サピエンス」として"展示"され、その様子を飼育係が解説するというものだ。場所は同園内にあるアジア園の「旧ヒグマ舎」にて。企画開催時間は11:00から11:15、14:00から14:15で、雨天中止とのこと。その他、キーパーズトークも開催される予定。詳細は公式HPにて確認できる。なお、天候や展示珍獣、展示動物ほか、園内の状況などにより、時間が変更されたり、企画が中止されることもあるとのこと。(画像と本文は関係ありません)
2015年03月31日沼津港深海水族館 ~シーラカンスミュージアム~は3月19日、「アカドンコ(ブロブフィッシュ)」の公開展示を開始した。○非常に貴重な、生きた"世界一醜い生物"を展示「アカドンコ」は、「世界一醜い生物第1位」に選ばれたブロブフィッシュの仲間で、同個体は3月16日、深海底引き網漁にて水深350mより引きあげられた。うろこを持たず、ぶよぶよの体をした深海魚の特徴を持ち、網で引き上げられると他の魚やエビによって体が擦れてしまい、すぐに死んでしまう。今回は網の端にたまたまいたことで擦れが少なく、いい状態であがってきたという。チャーター船にて捕獲し、同館の石垣館長がその場のケアを厚くし、今回の展示公開までこぎつけている。死亡したブロブフィッシュは、水分が抜け筋肉がダラリと落ちて、例の"おやじ顔"になってしまうが、生きている時はとても愛らしい顔をしている。今回の展示は、生きたブロブフィッシュを観ることができる貴重な機会となる。同館の所在地は、静岡県沼津市千本港町83番地。
2015年03月24日Cerevoは12日、アメリカのテキサス州で3月13日(現地時間)より行なわれる展示会「SXSW」にて、現在開発中の新製品を展示すると発表した。SXSWは「South by Southwest」の略で、音楽祭として始まった経緯からエンターテインメント性の高いイベント。このイベントにおいてCerevoは、米国時間15日より「DMM.make AKIBA」ブースに開発中の新製品をデモ展示する。新製品は「手のひらサイズ、Hack可能なWeb接続デバイス」と紹介されており、ユーザーが設定をカスタマイズできるだけでなく、本体を分解・改造したり、対応するアプリやサービスを自由に開発できる予定。14日にはCerevo社代表取締役の岩佐琢磨氏によるセッションも行なわれる。Cerevoブースでは、この謎の新製品のほか、8カ所の荷重センサーによりスマートフォンと連動してリアルタイムでデータを確認しながらスノーボードの練習が行なえる「XON SNOW-1」も同時に展示する。
2015年03月12日ヤマハミュージックジャパンは、Line 6ブランドのプロオーディオ商品を「見て・聞いて・触って」楽しめる展示会「Line 6 Day -Professional Audio- 2015」を開催する。実施日程は2月23日(大阪・KOKOPLAZAエクスプレスココ)、2月24日(名古屋・Electric LadyLand)。同イベントでは、Line 6ブランドのデジタルワイヤレスシステム「XD-Vシリーズ」をはじめ、オーディオインタフェース「SonicPort VX」、スマートミキシングシステム「StageScape M20d」、パワードスピーカー「StageSourceシリーズ」などの展示や、バンド演奏を交えた技術・商品セミナーなどが行われる予定となっている。また、同社が昨年11月に発表した次世代フラッグシップとなるデジタルミキシングシステム「RIVAGE PM10」も展示。なお、当日はLine 6社製デジタルワイヤレスシステム「XD-V75」など豪華景品の当たる抽選会も実施する。さらに、抽選に外れた来場者にも、もれなく特製Line 6 Tシャツが進呈されるとのことだ。
2015年02月19日●カービィやダース・ベイダー、ストーム・トルーパーがねんどろいどに!国内のフィギュアなどを発売する28社が、先日行われたワンダーフェスティバルで発表、展示をした新商品やグッズなどを展示する「2015冬 ホビーメーカー合同商品展示会」が13日、東京・秋葉原UDXカンファレンスで開催された。「2015冬 ホビーメーカー合同商品展示会」は、ホビーショップや問屋との商談を中心に、フィギュア系の媒体も参加する展示イベント。ワンダーフェスティバルの華やかな雰囲気から一変して、効率と実務を優先させた会場の構成はまさに見本市。最大の魅力は「ワンダーフェスティバル2015[冬]」では、ショーケースの中に展示されていたフィギュアの数々がショーケースから出されて展示されている点。当日はショーケースに阻まれいた商品を細部までじっくりと確認できる。本記事では「2015冬 ホビーメーカー合同商品展示会」に展示された、グッドスマイルカンパニー、マックスファクトリーなどの商品を中心に、パネル展示で発表された新商品も含めてお伝えしていこう。○グッドスマイルカンパニー×マックスファクトリー○マックスファクトリー●『艦隊これくしょん』関連のfigmaやミディッチュも大集合○ファット・カンパニー●フリーイング、アクアマリン、ウイング、ペンギンパレード新商品も続々○アクアマリン
2015年02月14日公益財団法人日本印刷技術協会(JAGAT)主催の印刷ビジネス関連展示会「page2015」が、2月6日まで開催されている。「page」は1988年に始まって今年で28回目を迎え、「紙」、「インク」、「プリンター」、「フォント」、「パッケージ」、「制作に関わるソフトウェア」など、印刷に関わる全てのコンテンツが一同に結集する、クリエイティブに携わるひとには垂涎モノのイベントだ。参加企業は140社、カンフェレンス・セミナーはなんと46セッション。会場内は、ビジネスに役立つカンファレンスやセミナー、ブース内での商談はもちろん、情報交換の場としても活気にあふれている。ここでは特に興味深かったブースをいくつか紹介したい。デジタル印刷用紙やインキなどのマテリアルの展示はpage2015で初めて企画された。これまでは印刷機本体のみの展示だったが、用紙やインキなどの諸資材を一堂に紹介することで、急速な成長が見込まれるデジタル印刷分野の提案が行われている。なかでも「竹尾」のブースはインクジェットプリンターとレーザープリンター、それぞれで印刷されたさまざま色と質感の紙見本が所狭しと並び、圧巻だ。担当の方によると「デジタル印刷は今、オフセット印刷に迫る勢いのクオリティを実現しつつあります。昔はレーザープリントというと、テカテカした微妙な仕上がりで特殊紙などの融通が効かなかったイメージがあると思いますが、今は濃い色の紙やザラザラとした質感のある紙などにも対応しました。印刷業界の新しい第一歩ですがまだ知らない方も多いので、ぜひ今までの紙の制約から離れて、クリエイティブの幅をもっと広げていってほしいですね」とのこと。インクジェットプリンターとレーザープリンターでそれぞれ印刷された見本紙を10枚まで持ち帰ることが可能だ。近年急激に拡大している通販印刷のブースも多く、これらは一般の印刷会社よりもコストが抑えられるため、個人事業主や小規模な企業にニーズが高い。また、PDFによる自動入稿やデータに不備がないかを確認するプリフライトチェックまでが自動で完了する新しいソフトウェアや、オンライン校正クラウドサービスも目立つ。このほか、クリエイティブゾーンとして設けられたエリアも目を惹いた。これは、ソフトウェア・アプリケーションの利用方法がクラウドサービスへと移行し、スマートフォンやタブレット、PCの連携が新たな価値を生むようになり、これらをクリエイティブ・ワークにどのように活かせるのか、具体的に使える方法を提供するコーナーだ。同コーナーでは、Creative Cloudのさまざまな機能を活用するためのセミナーも多数開催される。印刷系のクリエイターの必携ソフトとも言えるInDesignやIllustratorをはじめ、さまざまな切り口からの解説が行われるため、興味のある方は足を運んでみるのもいいだろう。業界で広く用いられている同社のソフト。それだけに、利便性を高めるためのサービスも多数見られた。Adobe InDesignに完全対応し、Excelからデータを読み込んで自動でレイアウトを完了させる「DBPublisher/i」、全てのページに学年別漢字配当表に対応しながら自動でルビをふる「ルビフィクサー」(リンクス)などのプラグインは、クリエイターの業務の効率化を助けてくれそうだ。北海道地図が提供する日本全国の地図データ「地図素材.ai」は、その名の通りai形式のため、Adobe Illustratorで編集が可能。印刷物などに掲載する地図は、これまでは逐一トレースして作るのが一般的だったが、この素材を使うことで作業時間を大幅に削減できる。道路、公共施設、駅など細かくレイヤーに分かれており、文字はテキストオブジェクトのため、必要な情報のみ編集加工も可能だ。Webの普及により縮小傾向にあるのかと勝手に考えていた印刷業界だが、実際は時代の流れにあわせた新しい製品やサービスが次々に開発され、会場は活気であふれているのが印象的だった。興味がある方はぜひ、自分の目や耳で新しい風を感じ取ってほしい。
2015年02月05日