「WaT」の小池徹平が4月公開の3Dアニメーション映画『豆富小僧』で声優に初挑戦することが決定!大泉洋、宮迫博之(雨上がり決死隊)、平野綾、はるな愛、そして檀れいも声優として参加するほか、主題歌を人気急上昇中のガールズバンド「SCANDAL」が担当することも発表され、いち早く予告編も到着した。京極夏彦の「豆富小僧双六道中ふりだし」(角川文庫刊)を3Dでアニメ化した本作。妖怪と人間が共に暮らしていた江戸時代。豆富小僧は妖怪総大将の見越し入道の息子として生まれながらも弱虫で人を怖がらせることができない。ある日、目付け役の達磨を引き連れておっかさんを探す旅に出るが、狸に騙されてお堂に閉じ込められてしまう。やっと外に出てみると、そこは現代の日本!ここから豆富小僧が繰り広げる冒険が描かれる。すでに、主人公の豆富小僧の声を深田恭子、目付け役の達磨を武田鉄矢、そして見越し入道を松平健が担当することは発表されていたが、新たに豪華な顔ぶれの参戦が明らかに!小池さんが演じる袖引小僧はその名の通り、道行く者の袖やバッグを引いて、立ち止まらせる子供の妖怪。そして大泉さんは死神という一見恐ろしそうな役どころだが、豆富小僧の豆腐を見ると、つい「食いたくなっちゃう」と手を出すお茶目な性格の持ち主とのこと。平野さんと檀さんは人間の女性の役。平野さん演じるアイは、現代日本にあって妖怪を見ることができる極めて珍しいピュアな心の持ち主。一方の檀さん扮する茜は科学者で、天気を操るシステムの開発者。宮迫さんは狸の一族のトップを、はるなさんはその部下で忠実だがちょっと足りない狸を演じる。小池さんは「豆富小僧がお母さんを探す過程で出会う『人』や『妖怪』、いろいろな『物』との出会いで考え方が変わり、成長して行く様が凄く良く描けていると思います。映画を通して元気をもらえますし、幅広い年代の方に楽しんで頂ける作品になっていると思います」と作品の魅力をアピール。宮迫さんは狸役とあって「この映画には社会風刺的なニュアンスが入っていると思います。最近は『この人は狸に憑かれているんじゃないかな?』と思うときがある。世の中の悪い事は全て狸の仕業だと思えば腹も立たない。この人は狸に憑かれていると思う事で、怒りを発散させる術を9歳の息子にも覚えさせたいと思います」とコメント。学生時代に原作を読んでおり、京極夏彦のファンだという平野さんに「子供の頃からアニメが好きで以前から声優のお仕事をしたかった」という檀さんなど、多彩な顔ぶれが並んだ『豆富小僧』。果たしてどのような仕上がりになっているのか?今回到着した予告編では、愛らしい豆富小僧が必死で人を怖がらせようとする姿や、右も左も分からぬ現代でアイに励まされながら奮闘する姿などが映し出される。SCANDALの新曲で、大切な人との別れや旅立ちをテーマにした「ハルカ」も要チェック!『豆富小僧』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:豆富小僧 2011年4月29日より全国にて公開© 2011「豆富小僧」製作委員会■関連記事:松平健、声優初挑戦!3Dアニメ『豆富小僧』で深田恭子の父親、妖怪の総大将に深キョンが白くてかわいい豆腐の妖怪に!京極夏彦の異色の妖怪小説がアニメ化
2011年02月08日脇役とは何か――?いや、そもそも“脇”などという言葉で人を分類するのは、非常に失礼なこととも言える。10月23日(土)より公開となる映画『脇役物語』の主人公は、いつも脇役ばかりを振られる、ちょっぴりうだつの上がらない中年俳優。そんな彼に新進女優との恋に映画主演のチャンスが舞い降りてくるのだが…。この主人公にして脇役俳優のヒロシを演じるのは、まさに“名脇役”との言葉で称賛を贈られる名優・益岡徹。そしてヒロインのアヤ役には主演、助演を問わず幅広い活躍を見せる永作博美。映画の公開を前に2人に話を聞いた。「名脇役」という言葉に益岡さんは「いやいや…面映いです(笑)」と照れくさそうな表情を見せる。単刀直入に益岡さん、永作さんにとって脇役とはどういう存在なのか?益岡:主人公の感情などを支える大事な役割ですね。観客は主人公を見てるけど、周囲の人間が現れることでいろんな印象を与えることになる。主人公の感情がいろんな変化をしていく過程でなくてはならない面白い存在だと思いますね。永作:先ほどの別の取材で「私が思う名脇役は誰か?」と聞かれて答えられなかったんですよ。というのは、私の中で演じる上で主役、脇役という概念がないからなんですね。というのは自分が演じる上では、自分の役柄を常に主軸に置いて考えてしまうから。だから脇役と言われてもピンと来ないんですね。ただ、主役ではない役をやらせていただくとき、何が良いってすごく自由度が高いんです。演じる上ですごく楽しい役回りだなとは思ってます。「脇役」という言葉に抵抗感や、今回、主演を張ってみてこれまでとの違いを感じたりすることはなかったのだろうか?益岡:正直、全くないです。そういう自覚もなかったし、今回演じることで差がないってことを改めて感じましたね。自分が観客としてひとつの作品を観たときに、「あの人が脇にいるから面白かった」とか思うことはありますが…。今回、こうやって取材をしていただく機会が多くあって、それはありがたいことだと思いますが。本作でまさに益岡さんの言葉通り、ヒロシに感情の変化や刺激を与える“脇役”が人生の崖っぷちに立つ新進女優のアヤ。物語上の設定でアヤの年齢は…永作:私自身、普段あまり年齢に興味がないと言いますか…大体20代後半の設定かなと思ってたんです。夢をあきらめずに頑張っているけど切羽詰ってる女性だからそれぐらいかな、と。そしたら先ほどスタッフの方が確認してくださって、32歳だそうです(笑)!プライベートでは5月に第一子を出産し、先ごろ“不惑”の40歳を迎えたばかり。とはいえ32歳だろうが、20代後半と言われようが全く違和感なし!その若々しさの秘密は?永作:そう言っていただけてありがたいです(笑)。私、どう生活してるのかな…?まあ食べたいもの食べて、やりたいことやってますね。基本、我慢せずに自分の欲求のままに(笑)。益岡:もしかしたら母親になったことで、また新たなエネルギーが出て、さらなる若さにつながっているんじゃないかな?永作:これからもっとそういう気持ちが出てくるかもしれませんね。いまは、毎日バタバタと追われてるんですが…(苦笑)。では改めて、2人に共演の印象を聞いてみよう。益岡:以前一度、ご一緒したことはあったんですが接点があまりなくて…。これまでは僕の中で“アイドル”としての印象が強かったですね。かわいらしくて、それは僕にとっては違う世界のようなもので…。そこから女優として活躍されて、舞台なども拝見しましたが力強さが加わって。僕が彼女の年齢のときに持っていただろうか?と思えるような落ち着いた佇まいがありましたね。最初は、役の上でヒロシが感じる「こんなかわいい人が自分と一緒にいてくれるはずがない」という部分に説得力を強く感じながら演じていました。そこから慣れていく中で、“アイドル”とか“かわいらしい”とか“落ち着いている”なんて言葉では説明できない感覚、一緒に作品を作る“同志”という感覚になっていきました。永作:まじめに芝居に取り組む方という印象を持っていて、コミカルな役もシリアスな役もスルッと入っていくようなイメージでした。芝居への取り組み方は想像したとおり。でも、スルリとやっているのかと思ったら、現場でちゃんと悩まれててホッと安心いたしました(笑)。芝居以外の部分で、津川(雅彦)さんも交えていろんな映画の話とかを聞かせていただいたりして楽しかったです!メガホンを取ったのはこれが初長編監督作となる緒方篤。自らの情熱で周囲を動かし、本作の映画化にこぎつけた監督を益岡さんは絶賛。演出面でも初監督とは思えない輝きを見せていたという。益岡:監督に言われたのは「表現を大きくしないで」ということ。えてして演技というのは大げさになりがちだけど、そこでの手綱の締め方を知ってる。いいとこ見てるな、と思いましたね。永作:シンプルな言葉にドキッとさせられるんです。大きな手振り身振りが“味”として流されてしまいがちな中で、みんながそのままにしていることをしっかりと言ってくださる。指示がシンプルであればあるほど、私たち役者は困るわけですが(笑)。そぎ落とされていく自分を感じながら、監督のイメージに近づけるようにと頑張りました。俳優陣は撮影前に、監督からそれぞれの“役柄”としてインタビューされたとのことだが…。益岡:そう。役(ヒロシ)としてインタビューされるんです。「どんな学生生活送ってきた?」とか「お父さんとの関係は?」と、台本に全く書かれていないことを。役柄について背景を想像することはあっても、こういうは初めて。面白かったです。永作:(答える際に)アヤじゃなきゃ許されないんですよ。監督はブレることなく“アヤ”に対して質問してくる。つい、(素の)自分として答えそうになって、笑いそうになったんですが監督の真剣な眼を見て「いけない」って。本当に新鮮な体験でした。最後に、劇中のヒロシとアヤのような年の差の恋愛についてお2人の意見を聞いてみよう。益岡:どうでしょう(笑)?もしそうなったら…自分から逃げるようなことはしたくないですね。年齢を言い訳にしない人生を送りたいな、と。永作:ありですよね!「好き」は突然やってくるものですから。益岡:出会いがしらにね。永作:そう。ずっと「嫌い嫌い」と思っていたら好きになっていてビックリすることもありますからね。■関連作品:脇役物語〜Cast me if you can 2010年10月23日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2010 Dream On Productions■関連記事:益岡徹ほかキャスト舞台挨拶付き『脇役物語』プレミア試写会に15組30名様ご招待
2010年10月21日その端正かつフレッシュな笑顔と人懐っこいキャラクターで、幅広い世代から高い支持を集める小池徹平。昨年公開された『ホームレス中学生』など、実年齢よりも若くて愛らしい役を演じることの多かった彼が、サラリーマンに変身!新境地となる主人公・マ男を演じた、“お仕事” エンターテイメント『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』を通して垣間見える、彼の“仕事愛”とは――。第一印象は「タイトル長い!」何を置いてもタイトルのインパクトが先にくる本作だが、台本を受け取ったときの小池さんの感想も「まず、非常にタイトルが長いなと(笑)」とのこと。「“ブラック会社”だから、重い映画なんちゃうかな?と思いながら読んだのですが、実際はタイトルとは全然違う中身で。マ男という青年は良くない環境の中で耐えて頑張っていくという役で、いじめられたりもするけど、それが変に重たくもなく、間にCGや完全に笑いのシーンが入ってたので、いい意味で軽く観られる映画になるかなと思いました」。ニート歴8年、引きこもりという一人の世界から、会社という集団社会へと飛び出すマ男。急激な環境の変化に立ち向かうマ男という役に、小池さんはどうアプローチしたのだろう?「“ニート”の捉え方は人によって違うと思うんですけど、今回は分かりやすい表現にした方が、マ男が徐々に成長していったときとの差がつけやすいと思って、髪もボサボサでだらしない、ただ資格を取ったことがすごいというような、小さな世界で満足しているような男を演じようと思ったんです。ちょうどこの撮影の前に、(佐藤祐市)監督とは別の作品で仕事していたので、いい意味でフランクな状態で撮影に入れました。何でも悩みをぶつけられたので、衣裳合わせの段階で話し合いをして、自分の中で役を固めることができましたね」。佐藤監督(『キサラギ』)の得意分野であるシチュエーション・コメディ方式で、“会社”という狭いシチュエーションの中で物語は進行する。いわば擬似“会社”体験を通して、小池さんが感じたことは?「勤める場所によって、こんなにも自分のやりたいこともできない人がいたり、こんなにつらいことってあるんだなって思いました。役者の仕事をしていると、いろんな人に会う機会があるけど、会社勤めのサラリーマンの方は何年もずっと同じ場所で同じ人たちと一緒に仕事をするという環境で大変だなと。僕は耐えられないなと思ったし、あらためて俳優の仕事をやってて良かったなと感じましたね」。とは言え、俳優という仕事でも当然のことながら、上下関係、人間関係での苦労もなきにしもあらず。もし、悪態をつくだけのリーダー(品川祐)や出世欲の塊・木村(田中圭)のような同僚がいたら…?「あんなのがいたら嫌ですよね(笑)。リーダーとかずっと『バカバカ』言ってるし、木村くんも嫌らしい奴じゃないですか?絶対イヤですね。はっきり『お前嫌い!』とか言いそうで、耐えられないですね。でもそれが本当に自分がやりたい仕事だったら我慢できるけど…、あの環境はひどいですよ。僕はマ男より意志が弱いかもしれないですね。マ男はすごいと思いますよ、ほんまに強いですよね!」。意外にも(?)感情を素直に出してしまう様子の小池さんだが、そういう“人間関係”で言うと、今回の撮影現場はいっさい気を遣うことはなかったとのこと。「本当にみなさん自由な方で、B型の集まりみたいな(笑)。話をしている途中でも漫画を読みたくなって、急にスタジオの中に入っていって読みに行ったりする人がいたり。まとめ役は監督しかいないですよね」。「働くことが好き!」その原動力は支えてくれるファンの存在そもそも、何のために働くのか?人間関係、やりがい…そんな根本的な質問が自らに返ってくる本作。「働くことが好き」と迷わず語る小池さんだが、その原動力はどこから来ているのだろうか?「やっぱりファンの人たちに支えられているのが大きいです。僕も何かを与えたいと思いますし、みなさんがそれに対して応えてくれてるのですごくいい関係だと思うんです。支えられて頑張れるというのは、本当にあると思います。それを踏まえた上で言えば、身近にいるマネージャーの存在は大きい。家族や友達に言えないことを言えますし、仕事の悩みとか、現場での自分を一番見ているので、どういうふうに持っていこうという目標がちゃんと見えてる仕事のパートナーです。体調面からメンタルの面も支えてくれる存在ですし、多々助けられてます」。この映画が観る者を前向きにさせてくれるのは、何よりもそんな小池さんのストレートなエネルギー。それでは、小池さんがこれから目指す“仕事”は?「これって限定すると、それしか出来ないような役者になるのはすごく嫌で。去年『ホームレス中学生』で13歳の役をやったときに、実年齢よりも10歳下の年齢ということで大丈夫かなと思ったんですけど、実際に撮影して完成したときに、すごくいい作品になったので、はなから『無理』って思うのは良くないなとそのときに思ったんです。そう言った時点で可能性を狭めるような気がするので、いただける役はどんどんやりたいし、経験した上で自信を持てたら、自分のやりたい役が見えてくるのかなと思います。『限界』って言ってしまったら限界ですからね」。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:会社員のホンネをチェック!『ブラック会社』レビュー・コンクール大賞決定小池徹平&マイコ、田辺誠一らが語る、“限界”&“仕事”とは?撮影現場映像が到着映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント
2009年11月19日働けど働けど、減らない仕事の山…。そんな忙しい毎日を過ごす人々、そしてこれから社会に出て働く人々にエールを送るヒューマン・コメディ『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。劣悪すぎるオフィス環境の中で、“限界”まで仕事に励む主人公・マ男の成長を描く本作。このたび、主演の小池徹平をはじめ、物語を彩る個性的なキャスト陣&佐藤祐市監督が、それぞれにとっての「仕事」、そして「限界」を撮影現場で語る、特別映像が到着した!彼らの口から出る本音、おもしろエピソードとは?まず、トップバッターを飾るのは小池さん。仕事とは、自身にとって「生きがい」と断言するや、「大きなこと言うてもうた…」と少々照れた顔を見せる。続いて「夢」(マイコ)、「自己証明」(田中圭)、「すべて」(品川祐)、「発見の場」(田辺誠一)…と、正統な答えが返ってきたが、ひとり異彩を放つ池田鉄洋の口を突いて出たのは、「ドM精神」。そのココロは…?動画でご確認あれ!さらに、それぞれにこれまで体験した一番の“限界”を語ってもらった。小池さんは劇中の全力疾走のシーンで“限界”を感じてしまったそうだが、中村靖日はそんなひたむきな小池さんの姿に、思わず“限界”に達したとか。こちらも十人十色の答えが見られるが、奇しくもマイコさんと佐藤監督は「溺れたこと」で一致?池田さんに至っては、過去の切ない悲恋話を訥々と…。詳しくは動画にてチェック!誰に一番共感できるかというのも興味深いところ。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月21日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて公開。こちらの動画は『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』作品情報ページまたはMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』作品情報ページ■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:映画の伏線も見え隠れ『ブラック会社に…』スピンオフドラマで基礎知識をおさらい小池徹平&マイコ、お仕事楽しくやるコツは「オフで完全にダラけること」?秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント会社員限定『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』試写会に55組110名様ご招待
2009年11月13日ネット上の掲示板2ちゃんねるの書き込みから生まれた実話を映画化した、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。会社を舞台にした本作に因んで、11月5日(木)、サラリーマンとOLを集めた試写会が開催され、上映前に主演の小池徹平と共演のマイコによるトークイベントが行われた。スーツ姿の男女が集まった客席を見て「見慣れない光景に変に緊張してます」という小池さん。本作で初めてサラリーマン役を演じたが、「中学生の役(『ホームレス中学生』)よりはだいぶ楽やなーという気持ちはありましたね(笑)」とふり返った。この日は、映画に因んで観客から“お仕事”にまつわる質問が二人に寄せられた。職場での上手な人付き合いのコツを求められると、小池さんは「初対面でお会いする人が多いので、変に気張りすぎず自分から話しかけるようにしている」とのこと。実際にマイコさんからは「初対面でしっかりと90度の挨拶をされて『見習わないと』と思いました」とのお墨付きも。アパレル店での勤務経験があるマイコさんも「やっぱりコミュニケーションが大事」と頷き、「昔、先輩とうまくいかなかったことがありましたが、ちゃんと話したら解決して、その後、仲良くなりました」とキッパリ。「仕事のオンオフはどうやって切り替えますか?」との質問には、「オフのときは完全にダラける」と意見一致の二人。映画の撮影現場ではどうだったかというと、「待ち時間は漫画喫茶のような、不思議な空間でした」(マイコさん)、「『ガンダム』が読みたい放題で、カットがかかるとすぐ読み始めたり、いい意味でオンオフがしっかりとできてた」(小池さん)と、異様な現場の様子だったよう。さらに、「サラリーマンに憧れる点」と聞くと、悩んだ末、小池さんは「(役作りで)夏でも冬でも寒い格好や暑い格好をしなくて済むことはすごくいいですよね」と具体的なお答え、逆に芸能人で得するところは「お店でたまにサービスで一品つけてくれると、ほんまに良かったなと」と明かし、会場を和ませた。最後に「おもいきり笑って日頃のストレスを発散してください」と小池さんから会社員たちへエールが送られた。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月21日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月21日よりシネクイントほか全国にて公開© 2009 ブラック会社限界対策委員会■関連記事:秋の注目作!『ニュームーン/トワイライト・サーガ』鑑賞券&『ブラック会社…』グッズをプレゼント聖なる夜を一緒に過ごしたい俳優は?「MTV」Ituneカードを10組20名様にプレゼント会社員限定『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』試写会に55組110名様ご招待あなたの職場でのキャラは?『ブラック会社』×「みんなの就職活動日記」で自己診断!『わたし出すわ』試写会に25組50名様ご招待&『ブラック会社…』鑑賞券プレゼント
2009年11月08日100年に一度と言われる、世を覆う大不況を反映した問題作で、あの問題男(?)が主題歌を担当!インターネット上の掲示板「2ちゃんねる」上における書き込みから生まれた、実話を基にした同名書籍を原作に、小池徹平を主演に迎えて贈る『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』。11月に公開される本作の主題歌をリリー・フランキーが率いるバンド、TOKYO MOOD PUNKSが担当することが発表された。小池さんがスーツ姿で初のサラリーマン役を演じることでも話題の本作。労働条件、人間関係などに、多々問題を抱える“ブラック企業”に就職してしまった元ニートの青年が、限界ギリギリ崖っぷちを生き抜いていく様を描いている。佐藤祐市監督は今回の決定について「リリーさんには、なかなかお会いできませんでしたが、今回の映画に合う曲を探しているときに、偶然リリーさんの唄を聴きました。何とも言えないパワーを感じ、ぜひという気持ちでお願いしました。台本を読んだリリーさんが、快く引き受けてくれたことに感謝します。多才なリリーさんの、予想を遥かに越えるパワーをいただきました」と喜びを語っている。イラストレーターに作家、フォトグラファーに近年では映画への出演など、多彩な活躍を見せるリリーさんが率いるTOKYO MOOD PUNKS。グループ魂の“遅刻”(=富澤タク)に、笹沼衣吉(SLY MONGOOSE)、松田“chabe”岳ニ(CUBISMO GRAFICO)、そしてZAZEN BOYSの松下敦というメンバーで活動している。今回の主題歌「ストロベリー」は、オファーがあった際に、たまたまリリーさんが作っていた曲の内容がこの映画にピッタリだった、ということで、すんなり決定したということ。リリーさんは「(台本を読んで)現在の歪曲した現実に対して、とても意味のあるストーリーだと思いました。この曲は、ちょうど今回のお話をいただいた頃、ほぼ同時に作っていた曲で、詩の内容も、自分が感じるいまの社会・会社が若者や弱者を抑圧していること、彼らがその現実をあきらめて受け入れようとしていることに憤りを感じ、書いたものです。奇遇にも映画のテーマと重なる部分が多く、勝手にご縁を感じてしまいました」とコメントを寄せている。『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は11月下旬、シネクイントほか全国にて公開。© 2008 photo by Masayoshi Sukita■関連作品:ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない 2009年11月、シネクイントほか全国にて公開©ブラック会社限界対策委員会■関連記事:劇中ではいじめに耐える小池徹平だが、品川が現場で垣間見たブラックな一面とは…小池徹平、ニートからサラリーマンに大変身!2ちゃんねる発の実話が映画化
2009年08月22日