前大阪市長の橋下徹が7日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた同局系新バラエティ番組『橋下×羽鳥の新番組(仮)』(11日スタート、毎週月曜23:15~24:15 ※一部地域を除く)の制作発表会見に登場。久々のバラエティ復帰に戸惑いながらも、随所で"橋下節"をのぞかせた。この番組は、早稲田大学同級生のフリーアナウンサー・羽鳥慎一とタッグを組み、3月に放送された特番で実施した3つの"お試し企画"から展開。初回は、ゲストが"今の日本はここがおかしい!"と思っていることを訴える「橋下さん!日本のこんな所オカしくないですか?」を放送し、尾木直樹、加藤紗里、小島慶子、テリー伊藤、東国原英夫が登場する。大阪府知事・市長時代は、激しい言動で世間の注目を集めた橋下だったが、市長退任時以来の会見が金びょうぶをバックに行われることに「こんな温かい会見は無かったです」と戸惑い気味。3月の特番について、周囲から「いい人キャンペーンみたいな番組は見たくなかった」と言われたそうだが、羽鳥は「(レギュラーの夜)11時台になって、橋下さんもだいぶ雰囲気が変わってきまして、ギスギスした方向に行くような気がしています」と期待を寄せた。橋下は、何か激しい発言をしてほしいというスタッフからのプレッシャーを感じ取っているそうで「まだ市役所の方が吹っ切れてましたよ(笑)」と、8年ぶりのバラエティ番組でエンジン全開ではない様子。羽鳥から「収録の時は、テレビ朝日のバランス感覚に全幅の信頼を寄せて発言してほしい」と要請されたが、「大丈夫なんですか? 週刊誌に必ず内情を話す"テレビ朝日関係者"が出てくるじゃないですか」と疑心暗鬼になっていた。しかし、政治家時代に度々バトルを繰り広げた、朝日新聞の記者から質問を受けると、「バシッと来てよ!」とスイッチオン。おおさか維新の会の"法律政策顧問"という肩書と、放送番組の出演者をどう切り替えていくかを問われると「正式な名称は"法律顧問弁護士"です。だから法律政策顧問は誤報です。それだと党の役職の1つになるけど、顧問弁護士なら政治とは無関係なので、放送法には抵触しません」と断言した。それでも、朝日新聞の記者が「政策に助言すると言いましたが…」と食い下がると、橋下は「その組織にマズいな…ということがあれば、事前に助言するのが顧問弁護士。朝日新聞だってそうだと思いますよ。でもその顧問弁護士が助言してなかったから、慰安婦報道で失敗したんですよ」とまくし立て、変わらぬ"橋下節"に記者も苦笑いするしかなかった。そんな中、羽鳥は、橋下に対してやはりどうしても気になる懸念点があるようで、今後選挙に「本当に出ないですよね?」と確認。橋下は「100%出ません」と強調し、逆に羽鳥に対して「出ませんよね? テレビで知名度を広げて出馬するというのはよくあるパターンじゃないですか」と問いただした。これを受けて羽鳥は「私は出ないですよ」ときっぱり否定したが、将来的に挑戦したいことを聞かれると「夜の報道番組とかやってみたいなと思ってます」と、新キャスターに交代したばかりの『報道ステーション』への色気をにおわせていた。
2016年04月07日フランス生まれのポップでセンセーショナルなミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』の開幕が、いよいよ来月に近づいてきた。フランス革命という史実を背景に、革命に燃える市民たちの情熱や、その中に生まれた愛、そして王侯貴族の衰退を描いていく作品。グルーブ感溢れるサウンドと、ファッションショーさながらのカラフルな衣裳などが評判となり、2012年の初演時、フランスを熱狂の渦に巻き込んだ。日本では昨年宝塚歌劇団で初演され、演出も新たに今年、帝国劇場に登場。3月某日、その稽古場を取材した。チケット情報はこちら取材したのは、「武器を持って起ち上がれ」と動き出した主人公ロナンら革命家(市民)たちを、将校・ペイロール(岡幸二郎)が蹴散らさんとするシーンの稽古。動きの激しいダンスナンバーのようだ。中心にいるのは、ペイロールと因縁のあるロナン(小池徹平、加藤和樹のWキャスト)、革命家のロベスピエール(古川雄大)、ダントン(上原理生)、デムーラン(渡辺大輔)。若きミュージカルスターたちが、ものすごい勢いで振付を覚えていく。反発しあう市民と兵士だが、振り上げた足をよけ、相手を飛び越え……といったダンスは、息を合わせないと出来ないもの。そして出来上がるそのシーンは躍動感と迫力に満ち、今までの“帝国劇場ミュージカル”とはひと味違う、フレッシュで力強いものが生まれてきそうだった。おそらく実際の舞台上では、わずか数分のシーンであろう。それを、3時間ほどかけて作り上げていく作業。その積み重ねで出来上がる、新しいミュージカル『1789』の誕生を、楽しみに待ちたい。ほか、出演は神田沙也加・夢咲ねね(Wキャスト)、花總まり・凰稀かなめ(Wキャスト)ら。公演は4月9日(土)・10日(日)のプレビュー公演を経て、4月11日(月)から5月15日(日)まで、東京・帝国劇場にて。その後大阪公演もあり。チケットは発売中。
2016年03月29日三浦春馬と小池徹平が初タッグを組み、挑戦するブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」。この度、“キンキーブーツ”を履いた三浦さんが写る新ビジュアルが解禁された。イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス(小池徹平)。彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。従業員のひとり、ローレン(ソニン)に倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラ(三浦春馬)にヒントを得て、危険でセクシーなドラァグクイーンのためのブーツ“キンキー・ブーツ”をつくる決意をする。チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが――。本作は、シンディ・ローパーが全曲作詞作曲を担当し、2013年の「トニー賞」作品賞をはじめとする6部門受賞という快挙を成し遂げた大ヒットミュージカルを、日本人キャストで再上演するというもの。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会い差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程を描いた2005年に公開されたイギリス映画をミュージカル化。シンディのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集め、いまもなおブロードウェイで人気を集める大ヒット作品だ。そして今回の日本人キャスト版は、音楽・演出・振付はオリジナルをそのままに、主演のチャーリーとローラには、高い歌唱力を持つ小池さんと、卓越した歌とダンスで舞台での評価も高い三浦さんが初タッグを組んだ。そしてヒロインのローレン役にはソニン、そのほか、玉置成実、勝矢、飯野めぐみら実力派俳優たちが集結している。先日、小池さんと三浦さんが“キンキーブーツ”と写った新ビジュアルのチラシが解禁されたばかりだが、今回新たに初解禁となる新ビジュアルが完成。なんと今回は、本国ニューヨークからはるばる届いた真っ赤な“キンキーブーツ”を、実際にはいたドラァグクイーン・ローラ役の三浦さんの姿が写し出されたビジュアル。妖艶な赤の醸し出すオーラにも負けず、15cm越えの超ハイヒール“キンキーブーツ”を早くも履きこなし、その傍らでブーツに見入るチャーリー役の小池さんのツーショットが収めている。すでに夏の公演に向けて、高いヒールを履く練習を始めているという三浦さんは、「去年L.A.で、ドラァグクィーンが履く黒の15cmヒールブーツを脚を慣らすために購入しましたが、本国からお借りした真っ赤なブーツを初めて見たときは、妖艶でかつ迫力がありました」とやはり本物は違うと語り、また「このブーツを履くことで背丈が増すということは、それ相応の責任が増し、高揚すると共に、身が引き締まる思いでした。ミュージカルキンキーブーツの魅力を是非とも皆様に届けたい。劇場でお待ちしております」と熱い想いを寄せている。“ドラァグクイーン”三浦さんの全貌が徐々に明るみになり、本ビジュアルの早くも役に徹した三浦さんの表情からも、ますます期待が高まるようだ。ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」は、7月21日(木)~8月6日(土)東京・新国立劇場にて、8月13日(土)~8月22日(月)大阪・オリックス劇場にて上演。ブロードウェイミュージカル「Kinky Boots」来日版は、2016年10月、渋谷・東急シアターオーブにての公演予定。(cinemacafe.net)
2016年03月28日岡村俊一演出による、つかこうへい七回忌特別公演「引退屋リリー」が、2月18日に紀伊國屋ホールにて開幕した。「引退屋リリー」は、故・つかこうへいの手により何度も改訂を加えながらも一度も正式に上演されることのなかった作品。七回忌を期に、つかのプロデューサーだった岡村が演出を務め、当時の文献や聞き書きされた構想を重ね合わせて未発表新作として上演に至った。当時、構想3年かけて練り上げるも「やれるヤツがいない」という理由で中止したというこの作品。主演の二階堂刑事は“つかこうへい最後の愛弟子”と言われる馬場徹が務める。ヒロイン・リリーはアメリカの人気テレビドラマに出演中の祐真キキ。ほか、宮崎秋人や町田慎吾、鈴木裕樹ら実力派若手キャストが中心となり、吉田智則、山崎銀之丞が舞台を引き締める。自殺の名所といわれる「犬島」の秘密をさぐる刑事(馬場)と、その犬島に父と渡り自分だけ生きて戻った娘(祐真)、ポルノばかり撮っている映画監督(山崎)の出会いから物語は始まる。マッカーサーの手記をもとに捜査を進めようとする刑事に、「あの女で映画を撮りたい」とフィルムを回す監督。“父を殺したかもしれない娘”と“この映画で女優を引退するリリー”。両方の物語が絡み合いどれが現実でどれが撮影シーンなのかわからなくなる中で、ヒロインの幼馴染(宮崎)、撮影を邪魔するやくざ(鈴木)、ある使命を抱えた島守人(町田)、娘思いの防衛庁長官(吉田)らにより真実の断片が埋められていく――。激しいアクションやダンス、大胆な時事ネタ、印象的なセリフなど見どころは数えきれず、そこにはつかの想い、そしてつかへの想いを感じる。ゲネプロ後の囲み取材では、主演の馬場が「つかさんとの出会いで僕の人生を変えていただいたので、少ないかもしれないですけど恩返しでもできたら。天国にいるつかさんに『おまえよくやったぞ』と一言でももらえるような作品に仕上げて、この『引退屋リリー』という戯曲がこれから先また10年20年いろんな人につながっていくのが一番かなって思います」、山崎が「今回、僕と吉田智則はあくまでもサポートメンバーと言いますか。若い人たちが今つか芝居をやるとこうなるんだっていうことを少しでもバックアップできればいいなという風に思っています」と想いを語った。つかこうへい七回忌特別公演「引退屋リリー」は、3月7日(月)まで、東京・紀伊國屋ホールにて上演中。取材・文:中川實穗
2016年02月19日シンディ・ローパーが全曲書き下ろし、演劇のアカデミー賞ともいわれるトニー賞を受賞した話題のブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」が、ついに日本人キャストで初上演決定。主人公チャーリー役を小池徹平、そして、三浦春馬が美のカリスマ・ドラァグクイーン役を演じる。イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれたチャーリー・プライス(小池徹平)。彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラ(玉置成実)とともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。従業員のひとり、ローレン(ソニン)に倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラ(三浦春馬)にヒントを得て、危険でセクシーなドラァグ・クイーンのためのブーツ“キンキー・ブーツ”をつくる決意をする。チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが…。2013年、演劇のアカデミー賞ともいわれるトニー賞で13部門にノミネートされ、作品賞をはじめ、オリジナル楽曲賞、主演男優賞を含む6部門を受賞する快挙を成し遂げたブロードウェイミュージカル「Kinky Boots」。経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程が描かれており、2005年公開のイギリス映画をミュージカル化。シンディ・ローパーが全曲作詞作曲を務めたことでも大きな話題を呼び、いまなおブロードウェイで人気を集める大ヒット作だ。今回、満を持して本作が日本人キャストで初上演されることが決定。主人公の優柔不断な靴工場の4代目、チャーリー・プライス役には、高い歌唱力を武器に「デスノート The Musical」のL役で高い評価を獲得し、今年は帝国劇場にて主演ミュージカル「1789-バスティーユの恋人たち-」が控える小池徹平。「ブロードウェイミュージカルの名作に挑戦させていただけること、いまからとてもわくわくしてます」「豪華なキャストの皆さんと共に、また新たなる自分の発見、そして進化できるように、引き締めて頑張りたいと思います!」と意気込みを寄せた。また、美のカリスマ・ドラァグクイーン、ローラ役を演じるのは、主演映画『進撃の巨人』で世界的に注目を浴び、現在ドラマ「わたしを離さないで」に出演中の三浦春馬。本作でブロードウェイミュージカルに初挑戦となる三浦さんは、出演を受けてニューヨークに渡り、シンディのヴォイストレーナーによるヴォーカルレッスンを受け、さらにシンディ・ローパーから直接アドバイスを貰うなど、並々ならぬ準備を行ったそう。「2013年夏、ブロードウェイで観劇し、強く憧れた役を演じることができ、とても嬉しくおもいます。と同時に大きなプレッシャーも感じてきていますが、自分が本国の劇場で包まれたミュージカル・キンキーブーツの感動を少しでもお客様に受け渡せるよう、努力して行きます」と、強い思いを語った。初タッグを組む小池さんと三浦さんが、音楽・演出・振付はそのままに、困難な中でも自分らしく生きることの大切さを教えてくれる、笑いと感動に溢れたブロードウェイミュージカルの最高傑作を舞台で繰り広げる本舞台を期待して待ちたい。ブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」は7月21日(木)より東京・新国立劇場を皮切りに大阪オリックス劇場で上演予定。10月には、東急シアターオーブにてブロードウェイ版「Kinky Boots」の来日公演も決定。(text:cinemacafe.net)
2016年02月09日ロックバンド・ムーンライダーズの岡田徹が、女優の小泉今日子と二階堂ふみが母娘役でダブル主演を務める映画『ふきげんな過去』(6月25日公開)の主題歌と音楽を担当することが2日、発表された。プリンセス・プリンセス、元ハルメンズのサエキけんぞう率いるパール兄弟、篠原ともえ、坂本美雨などさまざまなアーティストの楽曲のプロデュースを担当してきた岡田。本作でメガホンを取る前田司郎監督の前作『ジ、エクストリーム、スキヤキ』(13年)に続き、主題歌と音楽を手掛ける。また、主題歌の歌詞と歌唱は、"渋谷系"アーティストの旗手として高い評価を受けたPizzicato Fiveの「Twiggy Twiggy」を作詞作曲してきた佐藤奈々子が担当する。本作の舞台は東京・北品川。食堂「蓮月庵」で女子高生・果子(二階堂)が退屈な日々を送る中、18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉)が現れ、「わたし生きてたの」と告白したことから物語が展開する。ある事件から前科持ちとなっている未来子に慌てる家族と、自分の部屋に居候されることでいら立つ果子。「自分が本当の母親だ」と言う未来子の登場で、果子の退屈な日々が特別な時間に変わっていく。さらにメインビジュアルも公開。メインの舞台となる食堂店内で、少し不遜な面持ちで座っている未来子と、その隣でいじけたような、少しむくれた顔の果子を捉えている。互いにある微妙な距離感と空気感。2人の間には「たかが夏の冒険」の言葉も躍っており、不器用ながらも特別な一夏を過ごすことへの期待と不安が、ややひねくれた形で表されている。(C)2016「ふきげんな過去」製作委員会
2016年02月02日2016年2月24日に発売されるBD「THE SOUND OF TIGER & BUNNY」にて、アニメでキャラクターデザインを務めた羽山賢二氏が描き下ろした特製スリーブのビジュアルが公開された。本BDは、人気アニメ作品『TIGER & BUNNY』のTV放送4周年を記念して、2015年9月19・20日に神奈川県・パシフィコ横浜で開催されたスペシャルコンサートの模様を完全収録したもの。「THE SOUND OF TIGER & BUNNY」と題して3公演行われたコンサートのうち、9月20日の夜公演が収められており、アニメで音楽を担当した池頼広氏指揮のもと、シュテルンビルトオーケストラ&バンドが演奏を行い、ブルーローズ役の寿美菜子がゲスト参加している。今回公開されたのは、キャラクターデザイン・羽山賢二氏が手がけた描き下ろし特製スリーブで、コンサート仕様としてタキシードに身を包んだ虎徹とバーナビーが肩を組んだ姿が描かれている。また、特典としてパンフレット縮刷版が同梱されることも追加決定した。BD「THE SOUND OF TIGER & BUNNY」は2016年2月24日にバンダイビジュアルより発売。価格は5,800円(税別)となる。特典映像として『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』以来となる新作アニメ「Too many cooks spoil the broth.(船頭多くして船山に上る)」(約18分)をコンサート未公開のエピローグも追加して収録するほか、本編未収録日替わり演奏楽曲「Office Hours」「Welcome BarⅡ」や、19日の夜公演・20日昼公演の終幕ナレーション別ver.も収める。(C)BNP / T&B PARTNERS(C)BNP / T&B MOVIE PARTNERS
2015年12月22日スカパー!の特別番組『今、語ろう!「北の国から」2015集い』の収録が5日、都内スタジオで行われ、出演者の雨上がり決死隊の蛍原徹、ペナルティのワッキー、ビビる大木、ミッツ・マングローブが報道陣の取材に応じた。19日15時から無料放送する同番組は、日本映画専門チャンネルの『北の国から』テレビシリーズ一挙放送を記念した特別番組。1981年に放送スタートした連続ドラマシリーズから、2002年放送のテレビスペシャル版までを振り返る内容となっている。『北の国から』好きが高じて"ふらの観光大使"に就任した蛍原は、「30年以上前のドラマで、今でも見れる作品はないんじゃないか。セリフの一言一言を大事にしたドラマ」と猛アピール。また、ワッキーも、「同じシーンで何度も泣くのは『北の国から』だけ」と熱弁し、「子どもを叱る時は、『五郎さんだったらどうするだろう』と考える」と影響を受けていることを明かした。一方、「『北の国から』を見ることで、自分が今どの地点にいるのか確認することができる」と語ったミッツは、「今日は初めて『北の国から』ファンの人たちと話して楽しかった」と蛍原らとの収録に大満足。好きなシーンを聞かれると、「蛍が正吉にプロポーズされるシーンが好き。私も女になったんだなと思う(笑)。正吉は、ドラマの中でしか会えない理想の男性」とその想いを語った。
2015年09月06日トヨタマーケティングジャパンは17日、人気アニメ『機動戦士ガンダム』とコラボレーションした乗用車「シャア専用オーリス」の2代目となる「シャア専用オーリスII コンセプト」を発表した。2015年7月18日~9月27日に、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」で一般公開される。「シャア専用オーリスII コンセプト」は、今年4月に発売された新型オーリスをベースに開発したモデルで、新たにオーリスに搭載された低排気量1.2Lターボ車に、新デザインのシャア専用エアロパーツやマフラーを装備し、さらにシャア専用スポーツシートの装備など内装もカスタマイズしている。現時点で市販化は未定。このプロジェクトは、2013年にトヨタ自動車と『機動戦士ガンダム』に登場するジオン公国を代表する重機メーカーの「ジオニック社」が技術提供を行い設立したバーチャル・カンパニー・ジオニックトヨタの主導によるもの。トヨタ自動車の持つ自動車生産技術と、ジオニック社のモビルスーツの開発技術を融合するという設定で、新たなコンセプトに基づく「クルマ」の開発として初代「シャア専用オーリス」を世に送り出し、大きな話題となった。発表会には、『機動戦士ガンダム』で主人公アムロ・レイ役を務めた声優・古谷徹が登場。「悔しいけど『シャア専用オーリスII』はかっこいいんだな」とアムロの台詞にかけたコメントを披露した古谷は「タイヤまですごいこだわりですね。でもシャアって、こんなに目立ちたがり屋だったかなって感じです」とデザインに圧倒された様子。また、「白い『アムロ専用オーリス』はどこにあるんですか?」と関係者に問いかけ、「ジオニックトヨタだけじゃなく、アナハイムトヨタも作ってください!」と直談判する場面もあった。なお、会場では、量産型ザクをモチーフにした「量産型ザクモデル コンセプト」も展示。こちらの内装に関しては通常の「オーリス」と同様の仕様となる。さらに会見では、トヨタマーケティングジャパンの田浪優氏からジオニックトヨタの活動再開も発表され、本日17日よりリニューアルされたジオニックトヨタの公式サイトから新規社員(=ファン)の募集を開始する。(C)創通・サンライズ
2015年07月17日2015年7月18日~9月27日に、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催される「機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」を記念した記者発表会見が17日に行われ、『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイ役を務めた声優の古谷徹が登場した。本イベントは、富野由悠季監督によるガンダムシリーズの記念碑的な第一作『機動戦士ガンダム』の魅力を、かつてない壮大なスケールで紹介する本格的な展覧会で、シリーズの魅力の神髄に迫るために1,000点にもおよぶ制作資料を一挙公開。会場内特設シアターでは、ホワイトベースでブライト・ノアら同艦クルーと大気圏突入をめぐる戦いを体験できる新作映像が特別上映され、ガンダムの魅力を存分に味わう、質・量ともに圧倒的な規模の展覧会となる。昨年の大阪に続く今回の展示では、「原寸大のガンダム・ヘッド」や、大阪展で実施されたイベント「ガンプラ大作戦」で来場者が製作したガンプラ1,000体によるインスタレーションの展示などが追加されている。サンライズの佐々木新GMに続いて登場した古谷氏は、さっそく「殴ったね、親父にもぶたれたことないのに!」とアムロの名台詞を披露。収録当時を振り返り、「ここまで大きな展示ができるとは全然思っていなかったですね。(佐々木GMに対して)だって、打ち切りでしたもんね、はっきり言って。43話で最終回を迎えてしまったんですから。とてもじゃないですけど、その後のガンダムワールドの広がりは想像もできませんでした」と感慨深げにコメントした。会見後には、記者とともに展示を見学した古谷。作品の原案が展示されたコーナーでは、富野監督のデスクも再現されるなど、アニメ企画段階の模様を知ることができる内容に。『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー、作画監督などを務めた安彦良和氏が描いたアムロの初期イラストを発見した古谷氏は、「アムロの名前は最初『本郷東』だったんですね。知らなかった! そうなると、『アムロ行きます』じゃなくて『本郷行きます』になりますね。完璧に日本人じゃないですか」と驚く。また、「『ガンダム』の前までは、『巨人の星』や『鋼鉄ジーグ』など、熱血キャラが多かったんです。それが『ガンダム』では『戦いたくない主人公です』と言われてびっくりしたんです。ナイーブな等身大の16歳の少年を、もう本当に隣に住んでいるような雰囲気が出せればいいなという気持ちで、リアルなお芝居を心がけてオーディションを受けました」と当時のことを明かした。続いて、安彦氏の原画コーナーを前に、印象に残った場面をMCから聞かれた古谷氏は「最後のア・バオア・クーの決戦で、もう最後だっていうところでアムロがテレパシーでみんなに呼びかけるじゃないですか。それでランチのところに集結してみんなで戦場から脱出できた。そこに『ごめんよ、僕にはまだ帰れるところがあるんだ。こんなうれしいことはない』という台詞とともに、コアファイターに乗ったアムロがみんなのもとに帰ってくる。そこにいたるまでシーンが一番好きですね」と明かす。また、「原寸大のガンダム・ヘッド」が展示されたコーナーでは、一番好きなモビルスーツの話題になり、古谷氏は「もちろん愛機ですから、RX-78-2ガンダムが好きです。でも、2番目には量産型ゲルググですね。シャア専用じゃない、あのグリーンの」と、意外な答えで周囲を驚かせた。最後に、全長約14メートルにわたって1,000体のガンプラが飾られたコーナーで『ガンダム』の魅力を改めて問われた古谷氏は、「やっぱり、近未来の人類の、本来なら起こしてはいけない戦争を描いたストーリーですね。昨今、現実の世界でもちょっと緊張感が高まっていますけれども、まさに人類が永遠に抱えるテーマが描かれているというのが一番だと思います」と語った。なお、飾られているガンプラの中には、古谷氏自身が組み立てた『HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.G35th BASE』(1,300円/税込)も展示。これは、「ガンダム展」で先行発売されるという。(C)創通・サンライズ
2015年07月17日細田守監督の最新作となるアニメーション映画『バケモノの子』(11日公開)と熊本県の営業部長・くまモンのタイアップが決定し、本作の主人公・熊徹とくまモンが6日、劇中の舞台である東京・渋谷にて対面を果たした。「クマモトの子」と題した今回のタイアップは、映画を観た後にその半券を送ると熊本産の食肉が当たるという企画で、キャンペーンポスターも公開中。従来の『バケモノの子』のポスタービジュアルの真中に熊徹と同じ衣装をまとったくまモンが大きく描かれている。このタイアップを受け、熊徹とくまモン(どちらも着ぐるみ)が渋谷に登場。本編にも登場するスクランブル交差点をバックに写真撮影を行い、渋谷を散策することに。ポスターと同様に、熊徹とおそろいの衣装のくまモンは手を振ったり、あいきょうを振りまいたりして往来の人々と交流。また、身長2,2メートルの熊徹に驚き、立ち止まって写真を撮る人もみられた。また、熊徹から渋谷を特徴づけるスクランブル交差点を紹介されたくまモンが、「実はスクランブル交差点発祥の地は熊本なんだモン!」と得意げに返す一幕もあった。さらに、2人は金王八幡宮にて映画のヒットを祈願。キャンペーンの成功も祈願するため、くまモンが熊本の特産物であるスイカを持参し奉納した。あいにくの雨模様にもかかわらず、境内では熊徹が得意の剣術をくまモンに披露。くまモンは、熊本特産の赤ナスを刀に見立てて受け太刀し、"クマ"同士の友情を深めた。熊徹に『バケモノの子』の感想を聞かれたくまモンは、「とっても面白かったモン!」と返しながら、「細田守監督に、次は熊本が舞台の映画を作って欲しいモン!」と大胆に発言。さらに「お前も俺と同じバケモノだよな?」と問われると、「バケモノじゃないモン!熊本県の公務員だモン!!」とツッコミを入れつつ、弟子はいるかとの質問には「弟子はいないけど、ボクは部長だから部下がたくさんいるんだモン!」と営業部長っぷりをアピールした。映画『バケモノの子』は、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)などを手がけた細田監督による、3年ぶりのアニメーション映画。バケモノと少年の奇妙な師弟関係を軸に、バケモノたちのすむ異世界「渋天街」での修行と冒険、リアルな渋谷を舞台にした壮大なアクション、そして親子の絆やヒロインとの淡い恋愛などが繰り広げられる新冒険活劇が描かれる。(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
2015年07月09日ファッションECサイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」は3月12日、公式Instagramの運用をスタート。記念すべき初投稿は、クリエイティブディレクターのNIGO(R)と「ダブルタップス(WTAPS)」のディレクター、西山徹がタッグを組んだ新ブランド「ダウトフルアズダブル(DOUBTFUL AS DOUBLE)」のアイテム。同ブランドが販売する予定のアイテムが、2人が着用した姿という貴重な形で“初お披露目”されている。なお、「ダウトフルアズダブル」はZOZOTOWN限定での取り扱いとなる。そのほか、「Y-3(ワイスリー)」や「3.1フィリップリム(3.1 Phillip Lim)」のコレ クションルックも掲載。ルックで紹介されたアイテムは、Instagramのホーム画面のリンクから購入可能となっている。
2015年03月12日【おしゃれローカルのHOT PICK!】東南アジアに暮らすおしゃれローカルが、お気に入りスポットや旬な話題をPICK UP!DJ TO-RU (吉澤 徹)by Fon今回、Fonさんが紹介してくれたのは、バンコクで活躍するDJ「DJ TO-RU」。「日本人DJで最もホットな1人!」とFonさんも太鼓判を押している。DJ活動をする一方、今おしゃれな若者が集まるエリアとして注目されているプラカノンにアートギャラリー「GOJA Gallery Café」を自身のレーベルのメンバーと昨年オープンさせた。世界的なスケートボードアーティスト「Sadam Yoshizawa」を兄に持つDJ TO-RUならではのセンスがギャラリー経営にも一役買っている。彼の活躍ぶりはバンコクのみならず日本でも取り上げられるほどで、雑誌「クーリエ・ジャポン」にも紹介された。「旬なパーティーや音楽に興味のある人は、DJ TO-RUが出演するイベントや彼が経営するギャラリーカフェを訪れてみてはいかが?DJ TO-RUはバンコク在住6年だけあって、バンコクの今行くべき旬な場所の情報を沢山知っています。新しいショップやレストラン、それにパーティー情報も。でも何と言っても彼の一番の魅力はユニークでフレンドリーなその人柄! 」(Fonさん)毎週金曜日の夜に、W HOTEL BANGKOKにあるバーラウンジ「WOOBAR」でプレイ中のDJ TO-RU。その他にもバンコクにあるいくつものクラブで活動中だ。その活動はタイにとどまることなく、来月はフィリピンで行われるミュージックフェス「Malasimbo Music&Arts Festival」にも出演予定。これからも目が離せないDJの1人だ。DJ TO-RUdjto-ru.com/www.facebook.com/djtoruGOJA Gallery Caféwww.facebook.com/gojaphrakanong[Profile]Fon (フォン)GOJA Gallery Café 共同経営者タイ・バンコク出身。勉学のため日本を訪れた後、日本で就職し合計10年ほど過ごす。タイに帰国後、広告&ブランディング業界で活躍中。日本での経験並びにキャリアを活かし、タイと日本を繋ぐギャラリーカフェ「GOJA」の経営に参画。GOJA Gallery Café<原文はこちら>DJ TO-RUIf you come to Bangkok and love to party or listen to good music – you will need to get acquainted to Mr. Toru Yoshizawa or better known as DJ TO-RU. Originally from Sendai and brother of Sadam Yoshizawa whom is one of the most respected skateboard artist in the world.DJ TO-RU currently is one of the hottest Japanese DJ in town as well as a co-owner of GOJA Gallery Café which he has represented in Courrier Japan magazine. You will find him spinning at W Hotel Bangkok Woobar every Friday night, as well as various pubs/clubs around town. Internationally he will be playing at the Malasimbo Music Festival in the Philippines (asiaunite.info) this early March.The best thing about him is that he has lived in Bangkok,Thailand for over 6 years. He has deep information on places to go and where to be in Bangkok (new shop openings, parties, restaurants). Better than that, you will love his sense of humor and friendliness! I can say that many fans and travellers visit him at GOJA for these reasons.バンコクのおしゃれローカルがお気に入りスポット、話題の情報を発信中!>>その他の記事はこちら
2015年02月15日原作コミックは世界で3000万部超の売り上げを記録、2006年には映画化もされ、日本のみならずアジア各国でも大ブームを巻き起こした『デスノート』。長らく舞台化が望まれていた本作が、ついにミュージカルとしてよみがえる。しかもスタッフは、作曲担当のフランク・ワイルドホーン(『ジキル&ハイド』『スカーレット・ピンパーネル』)を始めブロードウェイで活躍する面々に、演出は日本演劇界の巨匠・栗山民也という豪華な顔合わせ。この大作でメインキャストとなるL(エル)役に挑む小池徹平に、今の心境を聞いた。『「デスノート」 THE MUSICAL』チケット情報頭脳明晰な高校生・夜神月(やがみライト/浦井健治と柿澤勇人のダブルキャスト)は、偶然、死神リューク(吉田鋼太郎)が落とした〈デスノート〉を拾う。そこに名前を書かれた者は死ぬことを知った月は、デスノートを使って凶悪犯を粛清し、理想の社会を作る決意をする。凶悪犯が被害者とはいえ不可解な殺人が続けて起こる事態に、警察側の人間として月に立ち向かうのが、小池の演じる天才探偵Lだ。その他、死神レムに濱田めぐみ、レムのデスノートを使う弥海砂(あまねみさ)に唯月ふうか、また鹿賀丈史が映画版と同じく、月の父親で警察庁刑事局々長の夜神総一郎を演じるのも話題だ。連載当時から原作のファンだという小池は、「L役は予想外と言われるんですが、僕も家で何かに夢中になっている時、Lのようにボサボサ頭のまま膝を抱えていることが多いんですよ。実はLに似たタイプかも、と最近気がつきました」と笑う。続けて「この舞台がミュージカルでよかったです」と意外な言葉も口にした。「原作がベストセラーで映画もあれだけ大ヒットしたので、もし普通の舞台版だったら、お客さんにもその延長線上の作品としか受け止められなかったかもしれない。でもミュージカルという形でなら、今まで見えづらかったLの内なる正義感が、今回初めて歌として表に出ることになるんじゃないかなって」と、小池は目を輝かせる。舞台出演はこれが4作目。初舞台で難解と言われる岩松了作品に立ち、2作目にしてブロードウェイ・ミュージカルの日本版、さらに3作目は松尾スズキの音楽劇でヨゴレ役に挑戦した。そのどれもが高いハードルだったはずだが、1作ごとに小池の演技と存在感は伸びやかさを増している。「稽古場は毎回本当に大変で、今回も覚悟しているんですけど、プレッシャーはあまり感じてません。今回もワイルドホーンさんたちが原作を読み込んでワークショップをしている映像を見させてもらったら、全く新しいエンターテイメントが出来る予感にワクワクして。だから原作ファンの方も映画版を見た方も、先入観をあえてなくしてもらって、気軽に劇場に足を運んでいただけたら嬉しいですね」公演は4月6日(月)から29日(水・祝)まで東京・日生劇場、5月15日(金)から17日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、5月23日(土)・24日(日)愛知県芸術劇場 大ホールにて。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2015年02月13日クリエイティブディレクター、ニゴー(NIGO(R))と「ダブルタップス(WTAPS)」のディレクター、西山徹が手がける新アパレルブランド「ダウトフル アズ ダブル(DOUBTFUL AS DOUBLE(R)」が、東京・表参道にあるファッション複合ビル・ジャイル(GYRE)のギャラリースペース・アイ オブ ジャイル(EYE OF GYRE)にて展覧会を開催中。期間は12月13日から2015年2月15日まで。15SSコレクションをシーズン0として2015年3月よりスタートする「ダウトフル アズ ダブル」。同展覧会では、その先駆けとして、ものづくりの本来の形を表現したというコレクションやアートワーク、展覧会の舞台裏や80年代サブカル談義を収録したビデオプログラムなどを公開。更に、同展覧会限定で、15SSコレクションでリリースする5種類のグラフィックTシャツも先行発売する。【イベント情報】NIGO(R) & TETSU NISHIYAMA DOUBTFUL AS DOUBLE(R)展 ~2ドル札のように疑わしい~会場:アイ オブ ジャイル(EYE OF GYRE)住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 ジャイル(GYRE)3階会期:12月13日から2015年2月15日時間:11:00から20:00(12月31日は18:00まで)休館日:1月1日
2014年12月14日タレントのデーブ・スペクター、ジャーナリストの山路徹が25日、第27回東京国際映画祭が開催されている六本木ヒルズで行なわれた、映画『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス 50年の挑戦』のトークショーに出席した。同映画祭の特別招待作品となる本作は、米国の文芸誌『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』の50年の歴史を描くドキュメンタリー。山路は、「情報はあふれているけど、どう受け止めていくのかが難しい。今の社会の中でどういった言葉で折り合いをつけていくのか。日本にもこういうメディアがあれば」とジャーナリスト目線でアピール。また、「知性にあふれた方々が集まっているので……、今日のテーマは矢口真里の復帰についてです」と茶化して笑いを誘ったデーブは、通訳を介したトークに、「英語にすると真面目なことを言ってるようで気分が良い」と満足げな笑みを浮かべていた。イベント終了後、報道陣の取材に応じたデーブは、開口一番、「矢口真里のことを聞きたいだけでしょ?」とニヤけつつ、不倫発覚後に芸能活動を自粛していた元モーニング娘。の矢口の復帰に、「ある期間は覚悟をして、赤裸々に話さないと。彼女はモラル的にみんなが引いちゃったから不利。どこまで話せるかが大きいと思う」と真摯にアドバイスを。一方、自身も以前に不倫騒動を起こした山路は、報道陣に"二股の先輩"としてコメントを求められると、「もっと早く出てくれば良かったと思う」と語りつつ、新恋人でモデルの梅田賢三と同棲中の矢口に、「世間を敵に回しても、新しい恋人と暮らしているし、今が1番幸せだと思うよ」とメッセージを送った。そんな山路は、最近、ウクライナやパレスチナの紛争地域に取材で赴いたことを明かしながらも、「ウクライナは危険だったな~。美人が多いんですよ」と"山路節"をさく裂。「"ビッグ・ピーチ"(元・妻の大桃美代子)にもお土産を買いました。何の反応も無いんですけど……」と元妻・大桃へチョコレートを渡したことを打ち明け、「未練というより、新しく始めたい」と復縁に意欲を燃やしていた。
2014年10月26日毎週日曜日朝9:30より放送されている尾田栄一郎原作のTVアニメ『ワンピース』の9月28日放送回より、ルフィとエースの義兄弟サボが「謎の男」として初登場し、声優の古谷徹が演じることが明らかになった。サボは、ルフィ、エースと幼いころを一緒に過ごし義兄弟の杯まで交わしたキャラクター。8月30日にアニメ放送15周年特別作品として放送された新作エピソード『ワンピース"3D2Y"エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い』では、ラストカットでエースと白ひげの墓前に立っているシーンがあり、ファンの間では誰が声優を務めるのか話題となっていた。28日放送回では、正体を明かさず「謎の男」としてルフィが参戦している大会に現れるという。『機動戦士ガンダム』アムロ・レイ役、『聖闘士星矢』のペガサス星矢役、『美少女戦士セーラームーン』のタキシード仮面/地場衛役など数々の名役を演じてきた古谷だが、今回のサボ役を決めるにあたり極秘にオーディションが行われ、古谷の声を聞いた尾田氏は「サボの声優は古谷さんで」と即決。フジテレビ編成部の狩野雄太氏は「古谷さんご自身も声優陣にとって頼れる最高の兄のような存在で、『ワンピース』という作品をより盛り上げていただけるのは間違いないと思います!」と撮影現場での古谷の影響力を明かしながら、その起用に太鼓判を押している。アニメオリジナルキャラのダディ・マスターソンで『ワンピース』に出演経験がある古谷は「世界的にも超人気のこの作品に再び、しかも、サボというこれからの展開に恐らく麦わらの一味レベルで重要になってくるであろう役で、参加できる事になって大変光栄に思います。多くのファンの皆さんの期待に応えるよう、声優生命を賭けて全力で演じるつもりです」と意気込みを語りながら、「まずはルフィとエースに対する熱い思いをどう演じるかがポイントだと思っています。基本的には圧倒的な戦闘能力を持つ自信による余裕をクールに、そして時折見せる情の深さ、かわいらしさを軽くホットに、バランスの良いさじ加減で表現したいです」と演技面についても明かしている。現在のTVアニメ『ワンピース』は、麦わらの一味が王下七武海・ドンキフォーテ・ドフラミンゴとその海賊団であるドンキフォーテファミリー、さらには海軍大将にも挑むドレスローザ編が描かれている。(c)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
2014年09月26日藤原ヒロシがディレクションする「ザ プール アオヤマ(the POOL aoyama)」(東京都港区南青山5-12-24シャトー東洋南青山1階)に、「ダブルタップス(WTAPS)」の西山徹をディレクターに迎えたテンポラリーショップ「オリーブ(OLIVE)」が9月13日にオープンする。「オリーブ」をテーマにインスパイアされた色や言葉を可視化し、緑のシェルターを設置した店内では、「フラグメント デザイン(fragment design)」と「エヌハリウッド(N.HOLLYWOOD)」がコラボレーションしたMA-1ジャケット「モディファイド(Modified)“V”」(18万円)を限定発売。「フライトジャケットの名品、MA-1で何か面白いことができないか」ということからコラボが開始し、実際に米軍が使用していたビンテージの「MA-1(8279)」の初期型(8279A)から最終モデル(8279F)までのラインアップを軍正式採用には存在しなかったダークブラックに染め上げ、ボディ以外の全パーツを外しオリジナルパーツにリビルトした。コラボレーションサインとして、エヌハリウッドのミリタリーカテゴリー「エヌハリウッド テストプロダクト エクスチェンジサービス(N.H. TPES)」のホワイトラベルと、フラグメントデザインのブラックピスネームをインサートし、左腕にハンドペイントによるカリグラフィーが施されている。
2014年09月12日ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』が1月31日(金)、東京・新国立劇場 小劇場で初日を迎えた。開幕直前には公開リハーサルと会見が同劇場で行われ、出演者の馬場徹、大塚千弘、中河内雅貴、吉原光夫が取材に応じた。ミュージカル『ザ・ビューティフル・ゲーム』チケット情報巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲、『WE WILL ROCK YOU』のベン・エルトンが脚本を手がけた社会派ミュージカル。1970年代のアイルランドを舞台に、カトリックとプロテスタントが熾烈な争いをする中、サッカーに青春をかけた少年たちを描く作品だ。馬場は主人公の少年ジョン・ケリーを演じる「(演出家から)ザ・主人公みたいな感じでいてほしい、玉をまっすぐ投げて欲しいと言われました。周囲の人たちが色濃く出ていて、その中で自分がどれだけ素直でいられるか、を心がけました」。ジョンの恋人メアリー役に大塚。「ひとりの女の子としてのメアリーにはすごく共感できるのですが、紛争は実際にあったことなので、その時代の中でメアリとして舞台に立つのは難しかった。今時の女の子にならないよう」演じたという。大塚との共演について馬場は「舞台でこんなにキス・シーンが多いのは初めてで。遠慮しちゃいけないな、と思って稽古の帰り道、『大塚さん、明日からキスしていいですか』と言った時ははずかしかった」と照れ笑い。大塚は「中学生みたいだったよね」と笑顔で振り返る。中河内が「俳優って難しいよな。リハのどのタイミングで本当にキスをするか」と割って入ると、大塚も「カップルが3組出てきて、三者三様の恋愛模様があるんですけど、大胆な組は早くから大胆にキスしてましたね。同年代でも違うんだなと思いました」と笑う。その後もキス話で盛り上がり、吉原が「キスの話で終わっちゃったな」と苦笑いしながら、「でもみんなでテーマについて、プロテスタントやカソリックのことなど、話し合ったおかげで、本当の仲間になれた。ひとつのカンパニーにまとまりましたね」と手応えを話した。公演は2014年1月31日(金)から2月11日(火・祝)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。
2014年01月31日北アイルランド紛争を背景に、サッカーに青春を捧げた若者たちの激動の日々を描く『ザ・ビューティフル・ゲーム』。このロンドン発のミュージカルの日本語翻訳版が、1月31日、東京・新国立劇場 小劇場で幕を開ける。そこで蜷川幸雄のもとで長年演出助手を務め、本作でミュージカル演出デビューを飾る藤田俊太郎と、主演の馬場徹、大塚千弘に話を訊いた。ミュージカル『ビューティフル・ゲーム』チケット情報取材前に初の読み合わせを行った藤田は、馬場、大塚について「おふたりとも素材としては真っ白」と分析。「だからこそ稽古を進めていく中で、この作品に必要なものをいろんな観点から色づけしていけるんじゃないかなと。さらにおふたりのまだ開拓されていない部分を発見していくことが、本作における僕の役割だと思います」と語った。ふたりが演じるのは、サッカー選手として将来を有望視されるジョンと、その恋人のメアリー。「メアリーはすごく信念の強い人で、どんなことがあってもジョンのことが大好きなんですよね。彼の優しさに惹かれているし、自分が守ってあげなきゃっていう母性的なところもあって」と大塚が語ると、「ジョンもメアリーのことが大好きなんでしょうね」と馬場。「ただその優しさゆえに流されてしまうところもあって……。だからこそあんなことになってしまったんだと思います」と続ける。カトリックとプロテスタントの熾烈な争いが続いた北アイルランド紛争。馬場が語ったジョンの身に起きた事件も、この激しい紛争の中で起きた事件だ。本作で重要なキーワードとなる“カトリックとプロテスタント”。この関係性を藤田は、ある舞台装置を使い視覚化しようしている。「センターステージにして、その中央にロッカーを並べようと思っています。ロッカーに扉はないので、中を通して向こうの世界が見えるようになっていて。あと信者の数はカトリックの方が多いので、それに合わせて客席の割合も変えようかなと。そうすることで、この対立構造がよりはっきり見えるんじゃないかと思います」。馬場はこう言う。「表面的なものだけが見えてしまうとすごくもったいない作品。その奥底にあるものをきちんと伝えていきたい」と。それが何かと言えば、大塚が語るように「この作品から持って帰るものは、人それぞれみんな違うと思う」ということなのだろう。その中でひとつ、藤田はこれを挙げる。「人と関わる、生きていく喜び。そんなことを少しでも感じてもらえたらいいなと思います」。公演は2014年1月31日(金)から2月11日(火・祝)まで、東京・新国立劇場 小劇場にて。チケット発売中。取材・文:野上瑠美子
2013年12月26日俳優で演出家の江守徹が、ローランド・エメリッヒ監督の最新作『もうひとりのシェイクスピア』を「これはもうひとつのシェイクスピア劇だ」と絶賛している。イギリスを代表する劇作家シェイクスピアによる名作の数々は、実際には別人が書いていた…。そんな大胆な仮説に切りこむ歴史ミステリー。江守は俳優として、舞台『オセロ』『マクベス』『リチャード三世』といったシェイクスピア作品に出演。また、初の演出作品に『ハムレット』を選ぶなどシェイクスピアに造詣が深い。その他の画像映画は現時点でシェイクスピアの名作を代筆した“最有力候補”と目される貴族作家・オックスフォード伯が自身の名誉を封印した物語を、エリザベス一世との愛憎、宮廷を舞台にした政治謀略の渦などを交え重厚に描く。江守は「エリザベス女王役のヴァネッサ・レッドグレイヴに先ずはびっくり」と現在75歳のベテラン女優にも賞賛の声を寄せる。江守をはじめ、各界の著名人も本作を絶賛しており、シェイクスピアの4大悲劇として知られる作品『リア王』『ハムレット』『オセロ』『マクベス』を全て演じた歌舞伎俳優の松本幸四郎は「“もうひとり”の存在によって、シェイクスピア作品はより魅力的に甦る。歴史、恋、政争…すべてにリアリティがもたらされた」と賛辞を送る。また、宝塚歌劇団出身の麻実れいは、「魅力的な歴史ミステリー。美しく華やかで面白く、この映画そのものがシェイクスピアでした!」とこちらも手放しの高評価。さらに、彩の国シェイクスピア・シリーズの企画委員長である河合祥一郎氏は、著書『謎ときシェイクスピア』(新潮社刊)で“別人説”を否定こそしているが、「シェイクスピア通をうならせる仕上がり。史実の奇想天外な解釈に仰天しつつ楽しみました」と映画そのものの完成度に舌を巻いている。『もうひとりのシェイクスピア』12月22日(土)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー文:内田 涼
2012年12月17日おもちゃメーカーのバンダイは9日、公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて、キャラクター商品の楽しさと食品のおいしさを追求したブランド「キャラ食(しょく)」シリーズの新商品として、「TIGER & BUNNY Valentine Cake from 虎徹」を、プレミアムバンダイ限定で販売開始した。価格は、3,990円(送料・手数料別途)。同商品は、TVアニメ「TIGER & BUNNY」に登場する主人公「鏑木・T・虎徹」が、ファンのためにチョコケーキを作って贈るというシチュエーションをイメージしたもの。ケーキには抹茶チョコムースが使われており、周りをグラサージュ・ショコラでコーティングしている。また、付属のフィギュアは、パティシエ姿の「虎徹」が、商品と同じケーキ(ミニチュア)を手に持っている姿を再現しているという。セット内容は、チョコレートケーキ4号と台座付きフィギュア(全高約14㎝)。予約は数量に達し次第終了となり、商品の配送は2013年2月を予定している。さらに、同アニメのもう1人の主人公「バーナビー・ブルックスJr.(パティシエ姿)」フィギュアが付属するケーキ企画も、3月配送で予定しているとのこと。なお、これらの商品の発売を記念して、「虎徹」と「バーナビー」への感謝のtweetを集めてメッセージツリーを贈る「『TIGER & BUNNY』Twitterキャンペーン」を9日(13時)より実施している(12日現在、twitterアカウントにつながりにくいため、キャンペーンは一時中止。同ページで再開予定日が知らされるとのこと)。詳細は、同社公式ショッピングサイトから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月12日ベトナム国立交響楽団の音楽監督を務める本名徹次が、11月3日、長年のベトナム音楽界における貢献に対して、ベトナム政府より「KY NIEM CHUONG」(文化功労賞)を授与された。「本名徹次」の公演情報本名徹次は、2001年よりベトナム国立交響楽団のミュージック・アドバイザー兼指揮者を務め、2009年から同音楽監督を務めている。2011年には、日本とベトナムの文化交流の促進に貢献したことが評価され、日本国より外務大臣表彰を授与されている。今回の文化功労賞受賞にあわせ、ベトナム国立交響楽団の音楽監督の任期も2017年3月まで延長されることが決定。2011年に同楽団初のアメリカ・ツアーを成功に導いた本名徹次。2013年には、同楽団とのイタリア・ツアーを実施予定のほか、「日本ベトナム外交関係樹立40周年」を記念して大規模な日本ツアーも行う予定だ。
2012年11月05日第2次世界大戦を挟んだ激動の時代を背景に、養豚業に生涯を賭けた男の一代記を描いて2005年の英批評家協会賞を受賞した『ハーベスト』。執筆した英国人劇作家リチャード・ビーンは、近年では珍しくなった“Work Play(労働の演劇)”の担い手として注目を集め、現在ブロードウェイで上演されている新作がトニー賞7部門にノミネートされるなど、欧米演劇界で最も期待されている作家のひとりだ。今回、本作の主人公ウィリアム・ハリソンの19歳から110歳までを演じるのは渡辺徹。渡辺は5月に虚血性心疾患で手術を受けてから、これが舞台復帰後第1作。渡辺と、その姪でウィリアムと共に牧場で長い年月を過ごすローラ役の小島聖に、本作への思いを訊いた。「ハーベスト」チケット情報台本を一読して渡辺は、「普通の芝居だとクライマックスに向かって起承転結があるイメージですが、この作品はどこにでもいる“ある男”の約100年間の出来事が、それぞれ丁寧に描かれている。その分、人間の深い部分が浮き彫りになるし、そこが面白いなと感じました」と語る。一方の小島も、「ローラの25歳から85歳までを演じますが、ひとりの女性のこんなに長い時間を演じるのは初めて。最後まで一緒に過ごすウィリアムに対しては、お父さんのような、または頼れる年上の男性のような……いろんな感情が入り混じっていると思うので、その行間を徐々に埋めていきたい」と稽古に入るのを心待ちにしている様子だ。演出は、演劇集団円の演出部に所属し、自ら主宰する劇団モナカ興業でも活躍する森新太郎。まだ30代半ばながら、名戯曲といわれる諸作品に正面から取り組みつつ、現代に生きる者としての目線も忘れない演出で高い評価を得てきた。文学座に籍を置く渡辺は、「テキスト(台本)を読み込むことがどんなに大切かは、森さんや僕のような劇団員には身に染みてわかっていること」ときっぱり。続けて「円の知り合いに聞いたら、稽古場で役者にじっくりと汗をかかせてくれる演出家さんだということなので、そこも期待しています」と嬉しそうな表情で語る。森が以前演出した『ゴドーを待ちながら』を観たという小島は、「あの難解だといわれている作品がストンと腑に落ちたんです。シンプルで飾らない演出だけれど、とても魅力的でした。今回もイギリスの壮大なストーリーをお客様にゆったりとした気持ちで楽しんでもらえれば」と話していた。舞台の現場は約8か月ぶりとなる渡辺。「休んでいる間、知り合いの舞台を観に行ったら、ただのお客さんの気分にかえって新鮮でした」と笑いながらも、「その後は舞台に立ちたいという気持ちが強くなって」とその胸中が語られた。上質な舞台の醍醐味がたっぷりと味わえる本作で、その姿が再び観られる日を楽しみに待ちたい。公演は12月11日(火)から24日(月・祝)まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演。チケットは10月6日(土)より一般発売開始。取材・文:佐藤さくら
2012年10月05日椎名誠の人気小説を西表島完全ロケで映画化した『ぱいかじ南海作戦』。公開を前に、主演の阿部サダヲと本作で初めて長編映画のメガホンを執った細川徹監督に話を聞いた。離婚と失業を同時に味わった中年男が、心地よい“ぱいかじ(沖縄の方言で南の風)”が吹く南の島で繰り広げるサバイバル生活を描く。共に「大人計画」事務所の所属だが、本格的に仕事を共にするのは初めて。監督は当初、主役の佐々木にはもっと年配の俳優を考えていたそうで「僕の中では岩松了さんのイメージでした」と明かす。だが阿部の名が挙がった時点で「阿部さん以外に考えられなくなった」という。原作の一人称による独特の世界観を重視し、語りを含め阿部は2時間出ずっぱり。「それで退屈させないところがすごい。サモ・ハン・キンポーで2時間はキツいしユンピョウでも無理だけど、ジャッキー(・チェン)やブルース・リーならイケる。阿部さんも2時間見ていたいと思わせる俳優」と信頼を口にする。一方の阿部は「舞台はいつも観に行ってるけど『何で出してくれないのかな?』と思ってました。だから今回、初めての映画で呼んでもらって嬉しかったです」と喜びを語った。阿部単独で撮影が始まり、共演陣が徐々にやって来るという、映画と同じ流れで撮影は進行。特に永山絢斗とのやり取りが楽しかったそうで「永山くんが来て、佐々木のキャラクターを自然と壊していくことができた。逆に僕も永山くんを崩したかった。ああいうイイ男がウンコを我慢したりするのは素晴らしい」(阿部)。「最初は『ちょっと我慢し過ぎ』って注文付けたけど、東京帰って観たらそれがよくて永山プランを採用した(笑)」(細川監督)と揃って絶賛。また、雨による待ち時間もかなり長かったようだが、阿部は「雨が打ちつける音が都会にはない感じで待つのが苦にならなかった」と、都会とは異なる時間の流れに身を任せていたよう。さらに「島を出るときはお世話になった人たちに見送られて、そんなにってくらい大泣きしちゃいました」と告白。1か月におよぶ島での生活が、作品にもたらしたものの大きさをうかがわせた。『ぱいかじ南海作戦』7月14日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年07月12日黒澤明監督の名作『七人の侍』をアニメ化し、高い評価を得た『SAMURAI 7』(2004年、GONZO制作)。2008年には舞台化もされ、2010年にはキャストを一部変えて再演されている。生身の役者たちならではの息遣いやスピード感あふれる殺陣などで人気を得た同作が、メインキャストを一新して3度目の上演を迎える。演出はつかこうへい作品なども手がけ、客席にダイレクトな熱量を伝える手腕に定評のある岡村俊一が担当。メインキャストには馬場徹や中河内雅貴、磯貝龍虎ら成長著しい若手役者がそろった。中川晃教と加藤雅也という前回からの続投組も健在で、娯楽作でありつつ、芝居の面でも厚みのある舞台が楽しめることは間違いない。11月某日、都内のスタジオでチラシ撮影に挑む馬場の姿を追った。『SAMURAI 7』チケット情報スタジオに入ると、擦り切れた着物に乱れた長髪を無造作に後ろにしばった馬場が、日本刀を携えて撮影の最中だ。馬場の演じるカツシロウは剣の腕はあるものの、一見すると物腰の柔らかい武家の青年という役どころ。美しさと共に鍛えられた体も必要となるが、馬場はまさにハマり役で刀の構え方も堂に入ったもの。それは昨年出演した『飛龍伝2010 ラストプリンセス』で晩年のつかこうへいから厳しい指導を受け、その後2本のつか作品で揉まれた経験が馬場の中にきちんと生きているからだろう。風の中を行くビジュアルイメージのために前と横からサーキュレーターの風を受けている間、重い刀を振りかざすポーズを繰り返し求められても集中力が途切れる様子はない。撮影終了の瞬間、思わずカメラマンはじめスタッフから拍手が起こった。「殺陣やダンスもふんだんに盛り込まれているアグレッシブな舞台」。撮影後、取材の席についた馬場に本作の印象を聞くと、そんな答えが返ってきた。カツシロウ役については「素直でどこか頼りないけれど、ここぞというときには強い面を発揮する男。劇中で成長も見せますし、演じる者としてはやりがいがありますね。ただ、これまでのカツシロウ役の方と比べて肉体派になってしまうかも……」。と笑う馬場は、現在23歳。18歳で注目を浴びたミュージカル『テニスの王子様』への出演から5年の間に先述のつか作品を始め、海外ミュージカル作品やストレートプレイなどでも着実に経験を積んできた。少年から青年への変遷は、そのまま役者としての馬場を形づくっている。「芝居を芝居としてやらない、という感覚が段々分かってきました。『テニス~』の時にコンビを組んでいた中河内くんとも久しぶりの共演なので、新しい気持ちで取り組みたい」。彼らが全力で“今”を駆け抜ける本作。見逃す手はないだろう。取材・文佐藤さくら公演は3月31日(土)にプレビュー公演後、4月1日(日)から4月8日(日)まで東京・青山劇場にて上演。チケットは1月22日(日)より発売。
2011年12月19日最終選考会で今年もGPが誕生過去には小池徹平、溝端淳平ら人気俳優を輩出してきたことで知られる「JUNON SUPERBOY CONTEST」。毎年恒例となったが、今年もその第24回大会が行われ、27日、東京・ラフォーレミュージアム六本木にて最終選考会が催された。応募総数一万3228人の頂点に立ち、栄えあるグランプリに輝いたのは愛知県出身の大学1年生、佐野岳さん。運動神経を活かしたアクロバティックなダンスで会場を魅了した。若手俳優登竜門、来年は初の女性版を開催!また、今回は審査委員長を務める「JUNON」編集長の石田由美氏から、来年はこのコンテストとしては初となる女性版コンテスト、“SUPER GIRLS”のコンテストを開催することも発表された。25年の節目をむけるにあたっての新しい展開だ。芸能事務所に所属していない若手を対象に、登竜門的存在として開催されてきたコンテスト。来年は美しさを競う女子たちの戦いが見ものとなりそうだ。元の記事を読む
2011年11月29日そもそもが“異色”のTV番組である。タイトル通り、サラリーマンの姿をこれまでにない新たな形で描き、コアな支持を集めるバラエティ番組「サラリーマンNEO」。常に“NHKらしからぬ”という枕詞でもって評されてきた本番組がまさかの映画化!しかもTVシリーズのようなコントやショートドラマによるオムニバスではなく、1本のストーリー映画として。さらに、過去のTVシリーズでメインを張ってきた生瀬勝久や沢村一樹を差し置いて主演を務めるのは、「NEO」未経験の小池徹平。まさに異色続きの劇場版となっているのだ。小池さんと生瀬さん――ビール会社の新入社員の主人公とその上司を演じた2人に今回の『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』の魅力を語ってもらった。今回の映画化を「夢にも思わなかった」と語るのは、8年前に単発の番組として始まったときから参加している生瀬さん。「吉田(照幸)監督とはその頃から公私ともに仲良くしてて、毎年、レギュラー放送が終わると反省やふり返りのメールを交わしていたんです。4年目か5年目のメールに『実は、この番組を映画にしたいんです』と書いてあって、何をバカなこと言ってるんだ?と。まあそのメールに対しては全くのノーリアクションでした(笑)。だから今回の話を聞いたとき、『あれは本気だったんだ!?』と。それをずっと夢見てた監督が不思議でしたし、先日、試写で完成した映画を観て、監督の夢が結実したんだなと本当に感動しましたね。まさか本当に映画になると思ってなかったし…『ハゲタカ』ならわかりますよ(笑)!でもNHKで生まれたコント番組がね」。多くのキャストがTVシリーズ経験者である中、「完全に外様でアウェー」(生瀬さん)の状態で参加した小池さん。そのプレッシャーは想像して余りあるが…。「長年続いていて、メンツを見れば誰もがビビるこの作品に入るということでまずは勉強しなくちゃと思いまして、DVDでこれまでの番組を全部見ました。おそらく、現場で一番『NEO』に詳しい男になっていたと思います。みなさんが覚えていないようなコントまで鮮明に知っているという(笑)。それで本当に『NEO』が好きになりましたね。改めて、映画に出させていただくということでプレッシャーを越えて頑張らなくちゃという気持ちにもなりました」。そんな小池さんの努力家の一面を示すのが、2人がゲームセンターで一緒にゲーム「太鼓の達人」に興じるシーン。小池さんはこのシーンのために何と、発売元のバンダイナムコに出向いて太鼓の特訓をしたという。「バンダイナムコに『太鼓の達人』の達人がいるんですが、弟子入りして、バチの持ち方から叩き方まで教わりました。叩きすぎてほぼ病気みたいになって、音源を携帯に入れてエアーで叩けるようになってましたね」。2人は過去にドラマ「ごくせん」で教師と生徒という関係で共演しているが、生瀬さんは当時をふり返り「あの頃は髪型しか気にしてなかったのに」と目を細める。「いや、本当に頭が下がります。僕はうちのチビと一緒に家で練習するぐらいで…。まあ、あれですね、芝居に対する取り組み、アプローチの違い?おれはあくまでも叩いているような顔を見せる芝居というか…。というか、そこまでするほど大したシーンじゃないでしょ(笑)!」26歳の年齢差を感じさせずピッタリ息の合った2人だが、生瀬さんは小池さんとのみならず、今回の劇場版を通じて「みんながすごく仲良くなった」と明かす。「『NEO』って細かいコントの集まりで、1日にまとめて何本も撮るのでこれまでに互いにコミュニケーションをとることが意外になかったんですよ。今回、徹平くんも含め、照明待ちの時間や空き時間でいっぱいしゃべってすごく仲良くなりましたね」。一方、演技面に関して、小池さんが主人公のまじめな新入社員役として加わったことで生み出された効果について生瀬さんはこう語る。「レギュラーメンバーはどうしてもコント番組に参加しているという意識があるんです。サラリーマンを演じるというよりは、コントとして面白くしようとするし、デフォルメして表現しようとする。そういう意味で普通のドラマの芝居とはやはり少し違うんです。そこに徹平くんが新入社員として入ってきて、彼がまじめにやればやるほど周りはコントになるようなキャラクターを演じやすくなる。もし、レギュラーの誰かがこの役をやってたらきっとブレてたと思います。彼が入ってくれたことで物語として成立したと思います」。この点については、小池さんも演じる上でかなり意識していたという。「監督からも『普通に演じてくれ』と言われてましたし、自分がコントと物語のパイプ役として軸にならないと大変なことになるな、と思ってました。でも、難しかったですよ。あのメンバーの中にいたら、誰だって絶対に何かやりたくなっちゃいますから!みんな面白いんですもん。何度もそういう誘惑に駆られることがありましたよ」。小池さんは特に、営業マンの川上を演じる沢村一樹の名を挙げ、濃くておっちょこちょいなそのキャラクターに引っ張られそうになったと告白。生瀬さんも「あの人(沢村さん)、普段からおっちょこちょいだからな」とポツリ。これをきっかけになぜか話題は沢村さんの「残念なハンサム」ぶりに集中。以下、2人の沢村さん評。生瀬:かっこいいんだけど…もったいない。小池:すごくかっこいいんですよ。それがなければもっとかっこいいのに…。生瀬:うちにみんなで集まったときに、みんなでWiiで空飛ぶゲームをやったんだけど…。小池:ダントツでかっこ悪かったですね(笑)。生瀬:全然飛べないのね。普段、あんなにかっこよく踊ってるのに…(笑)。閑話休題。生瀬さんは8年にわたって放送されてきたTVシリーズを含め「『サラリーマンNEO』は日本の縮図」と語る。その意味するところは?「例えば新入社員の無礼さだったりとか、時代によって変わっていくけど、それを笑えるうちはまだ先があるし、笑えなくなったら病んでるということだと思う。だから笑わなくちゃいけないし、笑う余裕がなくちゃいけない。『お前も上の立場になったら分かるよ。年取れば分かるよ』。そういう世の中でいなくちゃけないし、だからこそ『NEO』は終わらないって思います。あとは、まだ働いていない若い人に映画を観てもらって、『意外に大人も大したことねぇな』と感じてもらえたら(笑)。社会ってのは学校での人間関係とそんなに変わってないよってね」。新入社員に派遣社員、お局OLに中間管理職、経営者…あなたはどの立場で楽しむ?芸達者な俳優陣のスクリーンでの掛け合いをお楽しみあれ!(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:サラリーマンNEO 劇場版(笑) 2011年11月3日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】郷ひろみ「僕にしかできない」オレンジのスーツで登場!【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ痛快大逆転コメディ『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』試写会15組30名様ご招待“麻里子様”じゃんけん制し初センター!なんと“あいこ”3回の白熱戦
2011年11月01日2年連続で国際エミー賞にノミネートされるなど、人気だけでなく高評価も得ているNHKのコント番組が、ついに映画化!こちらを記念して、新キャスト・小池徹平のインタビューをお届け!●放送開始から足掛け8年目になる「サラリーマンNEO」ですが、小池さんはこの劇場版で初参戦ですね。オファーをいただいた時点で番組に関する知識がゼロに近い状態だったので、“コント番組の映画化って、どういうことだろう?”と困惑しました。しかもキャストが実力派の俳優さんばかりと聞いて、さらに混乱して…。最初に台本を読んだときの感想は“理解できない”でした(笑)。●ワケのわからないキャラが突然、出てきたりしますからね。だから、まずは勉強しないといけないな、と。シーズン5までのDVD-BOXを2週間くらいかけてイッキに観ました。●関西人の小池さんにとって、ほぼ標準語で芸人を起用しないコントは、いかがでした?もともと、こういったサラリーマン系のコントが大好きなんですよ。だから、DVDを最後まで見終えたときにはすっかりファンになってしまいました。そこで改めて台本を読み返してみたら、今度は“なんて面白い作品に、巡りあえたんだ!”という感動が(笑)。●新城はNEOのことを知らない観客にとっての、先導役のような役目も担っていますね。ドラマとコントを繋ぐための重要なポジションですね。だから僕は個性派たちの中にあって、あえて普通に徹することで観客と作品のパイプ役になることを意識しました。●普通でいることの難しさもあったのでは?川上くん(沢村一樹)のような面白キャラが横にいると、引っ張られそうになっちゃいますからね。そこは前に出たい気持ちをぐっと抑えて。本当はツッコミたいんですよ。ボケをほっておけないタイプなので(笑)。●新城単体のギャグでは、太鼓の達人を叩くシーンが印象的です。あれ、めちゃくちゃ練習したんです。手の皮がむけるくらい何時間も何時間も。最終的には音楽を聴きながらエアーで叩けるレベルまでいきました(笑)。●不本意ながらNEOビールに入ったことでアンニュイな表情だった新城が、働くことの楽しさに目覚めていくという点が、ストーリーのキモになっていますね。そのためにも前半でキャラを立たせておくことを意識しました。最初はどこか同僚や先輩を見下す感じで、中盤からは皆と歯車が合ってきて、終盤の居酒屋のシーンにつながっていく。僕、あの居酒屋のシーンが大好きなんです。自分のやっている何気ない仕事がサラリーマンたちに元気を与えているんだと実感する…。人間臭くて、とてもいいんですよね。●完成した映画を観て、イチNEOファンとしての感想は?ちゃんと1つの話になっていてよかった(笑)。ドラマとコントが上手く混ざり合っていて、最後は元気をもらえる作品になっていたし、オチもNEOらしくて、よかったと思います。●続編もぜひ観てみたい!いいですね! 今度は全然ジャンルの違う会社を舞台にして、まったく違う役をやってみたい。NEOの世界観なら、なんでもアリですから。作品情報『 サラリーマンNEO 劇場版(笑) 』監督:吉田照幸出演:小池徹平、生瀬勝久、伊東四朗、大杉漣、篠田麻里子、郷ひろみ、麻生祐未、宮崎美子、平泉成、沢村一樹、田口浩正、中越典子、入江雅人、堀内敬子、マギー、山西惇、田中要次、八十田勇一、池田鉄洋、中山祐一朗、中村靖日、野間口徹、深水元基、原史奈、奥田恵梨華、金子さやか、中田有紀、コンドルズ、瀬戸カトリーヌ、冨士眞奈美配給:ショウゲート11月3日(木・祝)新宿ピカデリーほか全国ロードショー(C)2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会
2011年10月31日昨年逝去した劇作家、つかこうへいの代表作『幕末純情伝』が、つかこうへい追悼公演『新・幕末純情伝』として東京・大阪で9月・10月に上演される。鈴木杏演じる、主人公・沖田総司以外の男性キャストの配役がついに決定した。『新・幕末純情伝』のチケット情報発表された配役は、坂本龍馬:馬場徹、岡田以蔵:和田正人、桂小五郎:吉田智則、勝海舟:加藤雅也、土方歳三:山崎銀之丞。坂本龍馬演じる馬場と岡田以蔵演じる和田は、「今回、憧れの坂本龍馬の役をやらせていただくことになりました。僕なりの坂本龍馬を演じるため、毎日120%のエネルギーをぶつけて稽古をしています。つかさんの舞台がもつセリフ、動作など全ての熱量を観に来て下さる方々に伝えられたらと思います」(馬場)、「高知出身なので、土佐の幕末の偉人を演じられるのは役者冥利に尽きます。初めて殺陣があるので、今は一生懸命稽古をしていますが、若さを武器に自分なりの荒々しい岡田以蔵を演じたいと思います」(和田)とそれぞれ、意気込みを語った。『新・幕末純情伝』は幕末の京都を舞台に、新撰組の沖田総司が実は女だったという、つかこうへいならではの独特のユニークな作品だ。東京公演は9月13日(火)から25日(日)までPARCO劇場にて。大阪公演は10月1日(土)・2日(日)梅田芸術劇場・シアタードラマシティにて。チケットは発売中。
2011年09月02日