レバノン出身の劇作家ワジディ・ムワワドが執筆し、数々の演劇賞に輝いた『炎 アンサンディ』に続き、上村聡史が演出を手掛ける『岸 リトラル』が東京・シアタートラムで上演される。舞台『岸 リトラル』チケット情報生きる意義を見いだせない青年・ウィルフリードと自らの死を受け入れられない父親・イスマイルの魂が、死体を埋葬すべき場所を求めて旅するさまを描く本作。ウィルフリードの死んだ母親や父子が旅路で出会う“歌う娘”など4役を演じるのが、上村作品初出演となる中嶋朋子だ。8年前に初めて本作を読んだという上村。改めて本を読み返し「荒唐無稽に突っ走りながら、古代と現代を行き来するような叙事詩のような質感が面白いと感じた」と明かす。『炎~』を含めたムワワドの“「約束の血」四部作”の第一作目に位置づけられ、作者が28歳の時に書いた作品だが、いま読んで、強く感じたのは若さゆえのエネルギーだという。「何かを創造し、世界を変革するには、このエネルギーは必要なんだと感じました。個人史的な部分から、大きな歴史――『オイディプス王』からシェイクスピアの『ハムレット』、ドストエフスキーの『白痴』まで様々なモチーフを抱えながら、大きな物語に展開していく。いまだからこそ、それをやりたいと思った」中嶋は、上村の舞台を観て「個人的で、でもすごく大きな物語があると思う」とムワワド作品と重なるものを感じているようだ。中東の荒野で展開する壮大な物語に圧倒されつつ、ワクワクした気持ちも抱いている。「『炎~』もそうなんですが、どうやって稽古から作っていったの? と感じさせるんです。今回、オファーをいただいて、掴み切れないような大きさを感じつつ、でも『あぁ、演劇するってそういうことなんだ』とどこかで思わせてもらいました。いまは『上村さんにすごい切符をもらったぜ!』と思ってます(笑)。私にとって新たな格闘のスタイルになると思うし、地球の硬い核のような深い部分まで掘り起こさないといけない何かがあるはずで、そこに触れた時、私はどうなるんだろう? という気持ちです。いまはまだ、全く想像がつかないですけど、生命として海から陸に上がって、肺呼吸になるくらいの変革、衝撃があるんじゃないかと思ってます」そんな中嶋に対し、上村は彼女の発する声、言葉に特別な“何か”を感じたという。「言葉が美しいんですよね。リアルなお芝居でも古典でも、発語された言葉が透明感をもって伝わってくる。愛することや憎しみ、その葛藤や、静謐さが時に荒々しさをもって、中嶋さんの声を通して伝われば」と期待を寄せる。その発言を受けて中嶋は「未知数です」と苦笑しつつ、歌で世界を変えようとする難役に対し「彼女の歌は歌唱というより、魂の響き。だから、きっと大丈夫」と語る。「俳優の身体を通した言葉に明かりを当てる」――。これは上村が信頼を置く照明の沢田祐二に言われ、自らの核としてきたという言葉。中嶋の歌声がどんなパッションを帯びて発せられるのか。楽しみだ。公演は2月20日(火)から3月11日(日)まで。取材・文:黒豆直樹
2017年12月28日京都・祇園の歓楽街に突如現れた一棟の雑居ビル「y gion」。スナックやバーがひしめく空間をリノベーションとブランディングによって一新、“クリエイティブ雑居ビル”をコンセプトに複合施設として新たに息を吹き返した。ディレクションを手掛けたのは、クリエイティブディレクターの井上拓馬氏。10月末にソフトオープンした、4階のイベントスペースと6階のルーフトップを紹介しよう。4階では、広々としたアイランド型のキッチンと、音響設備を備えたイベントスペース「ラウンジ(lounge)」がオープンしている。同フロアでは、アートエキシビジョン、ポップアップショップ、ワークショップ、料理教室などの開催を予定しており、さまざまなジャンルのクリエイティブを体感することの出来るコミュニティの場となっている。オープンに先駆け、京都・四条にある「VOU」のポップアップを開催。(※会期終了)第二弾として、11月14日から21日まで、京都府下京区にある完全提案型無店舗花屋の「マエストロ(MAESTRO)」オーナーの綛谷武史によるエキシビジョン&ポップアップ「AGING by 技と枝」を開催している。開放感のあるキッチンスペースでは、ドリンクを提供ギャラリースペースで開催された、「VOU」によるポップアップの様子(会期終了)©Mitsuru Wakabayashi鴨川を一望できる6階のルーフトップでは、全国でもポップアップを展開するフルーツ酎ハイのパイオニア「サワー(Sour)」による「サワーガーデン(Sour garden)」が11月22日までオープンしている。同店は、「レモンやグレープフルーツの他、旬のフルーツをハンドジューサーで丁寧にプレスしたフレッシュなサワーを提供。果実そのものの優しい甘さと酸味が広がり女性でも飲みやすく、フルーツが飾り付けされた可愛らしい見た目も嬉しいところ。期間中は、ここでしか飲めない限定サワーも用意している。その他、同フロアではYOGAイベントなども実施。鴨川を見下ろすことができ、日中から夜へと移りゆく贅沢な景色を堪能することが出来る。6階のルーフトップの様子ザクロサワー(800円) クリエイティブディレクターの井上氏は、国内外の人が集まる京都から新しいカルチャーを発信していきたい。いつ来ても変化しているコンテンツを仕掛け、京都に来たら何度も訪れたくなる場所にしていきたいと話す。来年にかけてアジア料理、ギャラリーやミュージックバーなどのテナントの入居を予定している。新しい時代の“雑居ビル”として京都の新スポットとなりそうだ。<イベント情報>■ワールドワイドFM 『WW KYOTO』公開生放送会期:毎月第2月曜日「ワールドワイドFM(WORLDWIDE FM)」 とは、“音楽の伝道師”と慕われるラジオ/クラブDJのGilles Petersonがスタートしたオンライン・ラジオステーション。ロンドンに本部を置き、LA、リオデジャネイロ、ブリュッセル、東京、パリ、そしてベルリンに勢力を広めた世界が注目するオンライン・プラットフォームが、ついに京都サテライトをスタートする。DJ沖野修也率いる京都で活躍するDJが、ロンドン経由で世界へと“京都の粋”を上質な音楽セレクションと共に発信する。■「AGING by 技と枝」会期:11月14日~21日京都府下京区にある完全提案型無店舗花屋の「マエストロ(MAESTRO)」オーナーの綛谷武史によるエキシビジョン&ポップアップ。標高の高い場所で強い風に当たりありえない角度に曲がった枝。棘々しいハードな質感の枝。実の重みで曲がったしなやかなラインの枝。自然そのままな多種多様の枝の姿と向き合い全く新たな視点で表現したエキシビジョン&ポップアップショップを個人活動<枝と技>として開催。■「BAKIBAKI × Daijiro Hama 2人展 」会期:12月1日~10日アーティストBAKIBAKIこと山尾光平、京都を拠点にモノクロームでVoid(虚空)を描くDaijiro Hama。違う繋がりを持つ2人が協業して生み出される特別な作品を展示する。<取材協力>「y gion」住所:京都府京都東山区弁財天町19時間:13:00~20:00(不定休)
2017年11月15日10月31日ハロウィーン当日、ハリウッドのセレブたちは思い思いの仮装を楽しんだようだ。エル・ファニングは右目に眼帯をしたナース姿。これは『キル・ビル』でダリル・ハンナが演じたエル・ドライバーのコスプレ。コメントは「エル」をハッシュタグに「コードネームカリフォルニア・マウンテン・スネーク」。『キル・ビル』に登場した自分と同名キャラクターになりきった。順調な交際が続くジジ・ハディッド&ゼイン・マリクは、ゼインがスパイダーマン、ジジがヴィランのフェリシア・ハーディ(ブラックキャット)に。ゼインはマスクをかぶっているが、ジジはマスクなしのスーツ姿のゼインが懸垂している動画もアップ。「私だけのスパイダーマン!」とクモやお化け、かぼちゃの絵文字付きでアピールした。2歳7か月の息子・サイラスと親子3人で『トイ・ストーリー』のキャラクターに扮したのはジャスティン・ティンバーレイク&ジェシカ・ビール夫妻。ジャスティンは気合の入ったバズ・ライトイヤーのコスプレ、サイラスがカウボーイ人形のウッディ、ジェシカはウッディの妹・ジェシーに。ジェシカはインスタに「小さなウッディがハロウィーン・ロデオのボスなのは間違いなし!愛を込めて、バズ、ジェシー、そしてウディより」と投稿した。4月に誕生した娘のボウイ・ローズと初めてのハロウィーンを迎えたデイン・デハーンは父娘でユニコーン?と思いきや、海の動物のイッカク。デインは着ぐるみ姿で娘を抱っこして微笑み合うスナップに「イッカク同士はお互い助け合う。イッカクはいい動物だから」とコメントをつけてインスタにアップした。小さな子どもがいると、ちょっと強面のセレブもいいパパに。「サタデー・ナイト・ライブ」のドナルド・トランプ大統領役でエミー賞コメディ部門で助演男優賞を受賞したアレック・ボールドウィンは、現夫人との間に4歳の娘と2歳と1歳の息子がいる。今年は家族で「オズの魔法使い」のコスプレに挑戦。ニューヨークの街をブリキ男の扮装で、主人公のドロシーに扮した娘と歩く姿が目撃された。ちなみに妻は北の良い魔女・グリンダ、長男は案山子、次男は弱虫のライオンに仮装した。(text:Yuki Tominaga)
2017年11月01日大ヒット上映中の映画『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』でピエロのペニーワイズを演じているビル・スカルスガルド。ペニーワイズは、故ヒース・レジャーが演じた『ダークナイト』のジョーカーと風貌が似ており、人々に恐怖を与えるという共通点も持つ。「Peoole」誌がこの2つのキャラクターの違いについてビルに聞いてみると、こんな答えが返ってきた。「ジョーカーは、現実との結びつきが強いキャラクターだと思うんだ。アナーキストでクレイジーな“人”なんだよね。そういう意味で、ペニーワイズとは違うかな。だって、ペニーワイズは人ですらないから。純然たる悪だよ」。ビルは人を怖がらせるには、不安を与えるにはどうすればいいかと考え、徹底的な役作りに挑んだ。その結果、撮影終了後、数週間に渡って悪夢を見たそうだ。「すごく奇妙だった。ペニーワイズの役と決別するための、ゆっくりと進んでいく悪魔祓いみたいだった」と役から自分を解き放つことの大変さを語った。にもかかわらず、「あのキャラクターを演じるのはすごく楽しかったから、またピエロのメイクをして続編のセットに戻りたいよ!」と続編への出演にも前向きだ。(Hiromi Kaku)
2017年09月14日8月12日、グランドオープンイベントより JYJのキム・ジェジュン(31)が今夏、自身がオーナーを務める複合ビルを日本でオープン。渋谷センター街に新たに建築された5階建てのKAVEビルには、ジェジュンが直接セレクトした韓国のユニークなブランドを販売するアパレルショップ「KAVEMALL」(2F)をはじめ、都内有名ホテル出身のイタリア人シェフとフランスから来日したパティシエが提供する本格的な料理やデザートを堪能できる「cafe de KAVE」(3・4F)、落ち着いた雰囲気を楽しめるラウンジ(5F)には、天井が開閉できる屋上テラスも設置されている。 ショッピングモール「KAVEMALL」 「cafe de KAVE」(写真左3F・右4F) カフェメニュー/スイーツ カフェメニュー「JJスペシャル」(写真左・ホット、右・アイス) 先日、グランドオープンのために来日したジェジュンは、オーナーとして各店舗を視察。イベントのトークコーナーでは、カフェのスイーツを「美味しすぎてビックリした」と絶賛し、ラウンジでは極上ウイスキーを堪能し、屋上テラスは「僕のいちばんお気に入りの場所です」と“営業トーク”もさえわたった。 ラウンジ「屋上テラス」 女性自身は、歌手、俳優、そして新たな才能として“ビジネスマン”の道を歩み始めたジェジュンに独占インタビューを敢行。オーナーとしての意気込みを聞いた。 8月12日、グランドオープンイベントより 【SPECIAL INTERVIEW】 ――このたび、日本上陸をはたしたKAVE MALLについて。いつごろから計画し、どのような準備をされてきましたか? 2年前から計画を始め、どのようなブランドが日本のお客様のニーズに合うかを第一に考えました。 ――アパレルショップは、ジェジュンさんがご自分でセレクトしたブランド品を販売すると伺いました。どのような顧客層を狙っているか、ブランドセレクトのポイントや、いちばんのPRポイントを教えてください。 店舗を渋谷にすることで、さまざまな年齢層のお客さまが来店してくれるのではないかと考えました。PRポイントは、僕がアートディレクターを務める『MOLDIR(モルダー)』はもちろんですが、『YOHANIX』『BEONGLEE』などいろいろな韓国ブランドをお客様に見ていただきたくて、店舗のデザインからアクセサリーの什器選びまで自ら参加し、とてもこだわりました。ジェジュンこだわりの空間をお客様に見ていただきたいです。 ――カフェのインテリアはどのような点にこだわりましたか? いつでも、誰とでも、何度でも行きたくなるような雰囲気づくりにこだわりました。とくに店内の家具ですね。ソファからテーブルまでハンドメイドの家具を用意しました。 ヨーロッパを基調にした空間をおくつろぎください。 ――ジェジュンさんおすすめのメニューは? 「JJスペシャル」です。ブルーマウンテンコーヒー豆を使ったホットでもアイスでも楽しめる、名前のとおり“スペシャル”なコーヒーです。ホットはお店特製のモカクリームをトッピング。アイスは生ビールのような泡を楽しめます。私の名前が入ったメニューなので自信あります!! ――KAVEがお客様にとって、どのような場所になることを願っていますか? 五感を満足させる場所、安らぎを得られる場所ですね。お客様の日常のストレスを解消できる場所になれば嬉しいですし、たくさんのお客様に愛されるKAVEになれるようにこれから努力していきます。
2017年08月24日日本の映画黄金期より、第一線で活躍を続けてきた女優・岸惠子。パリ生活を綴ったエッセイや中東へのハードなルポ、近年では小説『わりなき恋』のヒットで作家としても知られる岸が、秘蔵写真と共にトークを繰り広げるのが本作だ。1932年に横浜で生まれた岸は、映画『君の名は』の真知子役で国民的スターとなりながらも、その進取の気性としなやかな感性によって、自らの人生を選び取ってきた。8月9日、全国ツアーの幕開けとなった東京・なかのZERO大ホールに足を運んだ。岸惠子スペシャルトークショー~夢のあとさき~ チケット情報スクリーンに懐かしい写真が次々と映し出され、岸のナレーションが重なってトークショーがスタート。ほどなくして登場した岸は、「50年前にあつらえた」というゴールドのドレスで登場。“スター岸惠子”の変わらぬあでやかさに、満員の客席からはため息が漏れる。第1部は、岸が12歳の時に被災した横浜大空襲の話から。「この日、自分の意思で動くという意味で“大人”になったのだと思います」というエピソードが、聞く者の胸に迫る。続いて、出演作の中でも岸が大好きだという映画『雪国』(豊田四郎監督、1957年)と、『おとうと』(市川崑監督、1960年)の紹介と、監督や共演者との逸話を。それぞれ「(役作りに)苦労したから好きなんです」というのがいかにも気骨のある岸らしく、当時の映画界の裏話も興味深い。一方、当時のハリウッドで行われたという岸のお披露目パーティーには、ウィリアム・ホールデンやジョン・ウェインなど名だたる映画スターが登場。ケーリー・グラントの名前をゲイリー・クーパーと間違えるなど、岸自身が「そそっかしいの」と認めるエピソードには、客席からも笑いが起こった。休憩を挟んだ第2部では、鮮やかな赤いジャケットに衣装替え、トークは作家・岸惠子の本懐へと触れてゆく。「たくましさの中のお茶目なユーモアが素晴らしいと思った」というユダヤ人の友人との話。1980年代に、すんでのところで暗殺事件に遭遇しそうになり、「イスラムってなんだろう」と思うようになったという話。どれも過去の出来事ではなく、現在の世界と日本につながっていると語る岸の姿が印象的だ。初日の前に行われた囲み会見では、「来てくださった方に“こんな人生もあるんだ”と思っていただければ」と話していた岸。ちょうど初日直後の8月11日に85歳の誕生日を迎えるとあって、変わらぬ美しさとバイタリティについて問われると、岸は「元気に見えるとしたら“苦労が多いこと”ね。いろんな“事件”に対処するため、普通の優しいおばあさんにはなれないのかもしれません」と笑顔で語った。過去を振り返るだけでなく、そこから未来への眼差しも感じられた本作。公演地によって内容も変わるというから、今後の上演も楽しみに待ちたい。「岸惠子スペシャルトークショー~夢のあとさき~」は8月から11月まで日本全国全19会場にて開催。チケット発売中。取材・文佐藤さくら
2017年08月21日日本を代表する女優であり、また、作家としても多くのエッセイや小説を発表している岸惠子。昨年と一昨年は、小説『わりなき恋』を自ら脚色した朗読劇であでやかな姿を見せつけた彼女が、2017年は『スペシャルトークショー夢のあとさき』と題したツアーで全国を回る。公演では貴重な秘蔵写真とエピソードトークで改めて岸の半生が語られるほか、未来へ向けた彼女自身の想いも発信してゆく予定だ。内容について、岸に聞いた。岸惠子 スペシャルトークショー チケット情報映画『君の名は』(1953年)で国民的な女優となった岸は、1956年の日仏合作映画への出演がきっかけで、映画監督イヴ・シァンピと結婚、24歳で渡仏する。その後は離婚を経験しながらも、小津安二郎や市川崑ら名匠の映画に出演を重ね、1980年代に入るとパリの日常を綴った『巴里の空はあかね雲』、中東と南アフリカでの取材経験をもとにした『ベラルーシの林檎』など作家としても活動を開始。2013年には69歳のドキュメンタリー作家の女性と、大企業に勤める58歳の男性との関係を描いた『わりなき恋』を発表、大きな話題を集めた。「どういう内容にしようかと考え始めたら、今このトークショーをやっておくことは、確かに意味のあることかもしれないと思いました」と岸。「横浜大空襲を経験したのは12歳なんですが、家の周りが焦土と化したあのにおいは、今でも鮮明に記憶に残っているほど。そんな具体的なお話も含めて、戦争を知らない世代に伝えられることがあるかもしれないということがひとつ。それに映画の現場での思い出はもちろん、渡仏生活やイスラエルでの取材など、この世代の日本人としては珍しい経験を積んできたという気持ちもあります。私もウソの“芸能ニュース”には苦労しましたし(笑)、そろそろ自分のことを自分の言葉でお伝えするのもいいかなと思って」と岸は話す。一方で、日本人とヨーロッパ人との文化的差異も、常に岸の心を占めてきたテーマだ。「日本人って、人がいいんです。繊細で優しいということなんですけど、ヨーロッパ人から見れば、外交や政治に関して“どうしてそうなるの”と思うこともしばしば」と岸は言う。「ただその性質は私の中にもあるもので、今の“岸惠子”はパリで鍛えられたからこそ出来上がったもの。困難や苦労もいろいろありますが、どうせなら単なる苦労話にはしたくないですね。トークショーでは面白おかしくお話しするつもりですので、気軽に楽しんでいただければ」と話す岸。シリアスな話題も軽やかな筆致で読者を魅了するのが岸の著書の魅力。今回も同様に、お楽しみが満載のステージとなりそうだ。8月9日(水)東京・なかのZERO 大ホール公演を皮切りに全国を巡演。取材・文佐藤さくら
2017年05月24日昨年、好評を博した岸惠子の一人芝居『わりなき恋』が、9月に再演される。【チケット情報はこちら】本作は、3年前に発表しベストセラーとなった同名恋愛小説を、著者である岸みずからが脚本、朗読、さらには衣裳も手掛け、舞台化した意欲作。海外で活躍するドキュメンタリー作家・笙子(69歳)が、パリに向かう機内で大手企業に勤める兼太(58歳)と隣り合ったことをきっかけに惹かれ合い、「最後の恋」を自覚しながらも逢瀬を重ねていく、というストーリーを、岸の朗読で届ける。今回の再演について岸に話を聞いた。「やってよかったと思っています。自分で書いて自分でやるんですから、想いも特別ですし」と初演を振り返る岸。「舞台でやってみないかという提案に、最初はとてもダメだと思ったんです。私、舞台慣れしてないから。舞台は3回しか経験がなかったので。でも、4年かけて思う存分書いた作品ですから、やってみようかって。舞台は、座って読んだらみんな退屈しちゃうと思って立って、衣裳も6回変えて、シナリオも十数回書き直してうんと凝縮して出来上がったものです。だから、1回だけで終わってしまうのがちょっと惜しいなと、再び上演することにしました。新しい発見があるといいなと思います」84歳を迎えた今、恋の話を届ける理由を聞いてみると「私は高齢者をみじめに扱わないでほしい、モノのように扱わないでほしいんです。その極端な例として、高齢者にも恋はあるよ、ということを(小説で)書いてみたかったんですね。それが一番手っ取り早かった。人生の終わりに虹が立つような、それは消えるものではあるけれども、一瞬の輝きがあってもいいんだよということを絶対に書きたかったんです」初演に続き、衣裳も自身が手掛ける。「この長い物語でみなさんが退屈しちゃうといけないから、せめて衣装でちゃんと見せようと思って。それで6回も(衣裳を変えて)、大変でしたけど(笑)。衣裳というのはまるごとその人があらわれるでしょう?なので凝りました」「主人公は私自身の性格そのものかもしれません」と話す岸。そんな主人公の美しい恋を描いた渾身の作品を、本人の身体を通して表現される贅沢な約1時間30分だ。原作未読でも十分に楽しめる作品。成熟した男女の“最後の恋”をぜひ体感してほしい。公演は9月24日(土)神奈川・神奈川県立音楽堂(木のホール)、28日(水)東京・新宿文化センター大ホール、10月1日(土)埼玉・さいたま市民会館おおみや大ホール、4日(火)兵庫・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール、8日(土)千葉・千葉市民会館大ホール、12日(水)東京・町田市民ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2016年08月15日イタリアで女性として初めて市長に当選した、ビルジニア・ラッジさん。初の女性ローマ市長というだけでなく、ローマ市長としては史上最年少の37歳という若さで当選。その美しい容姿にも注目が集まり、世界中のマスコミでも話題となりました!モデルや女優さんかと思ったという方も多いほどの美貌を持つ彼女。弁護士から政治家への転身、子育てと仕事の両立など、彼女の考え方や生き方は同年代の女性にとって参考になる点が実は多いのです!ビルジニア・ラッジさんってどんな人?Photo by Pinterest女性初のローマ市長、ビルジニア・ラッジさんはローマ生まれのローマ育ち。ローマ大学では法律を専攻し、卒業後に弁護士となりキャリアをスタートしました。その後は6年以上、著作権など知的財産分野を専門とする弁護士として活躍されていました。イギリスの雑誌「エコノミスト」では「非常に優秀な論客」と掲載されたこともあったようです。2009年に男児を出産。選挙中に夫とは離婚の危機にあることを認めており、現在はローマ郊外で息子さんと二人暮らしのようです。2013年には市議会議員に当選し、政治家へと転身しました。趣味は登山やスキューバダイビングなどで、アウトドアが好きな活動的な女性なのだとか!キャリアチェンジー政治家への転身Andrea M5Sさん(@andrea_m5s)が投稿した写真 – 2016 6月 22 12:14午後 PDTラッジさんは、自身のサイトで市長を志した理由について次のように語っています。「ベビーカーに息子を乗せて市内を歩きながら、歩道の少なさや二重駐車のひどさに気づき、公共のために取り組む決意をした」子育てをする中で感じた不便さから、ローマの改革に関心を持ち、政治の世界へと乗り出したことになります。生活をしていて不便を感じたり、ニュースなどを見て政治家に対する不満を感じることは誰にでもよくあると思います。しかし、これではいけないと感じたときにそのままにするのでなく、自分で変えていくんだという考えができる人はなかなかいませんよね。文句を言うだけでなく、自分でその不便を解消するためにはどうすればいいかを考えるという強い意志と行動力は見習いたいですね。これからは、不便なら自分で変えられることは何かないかと考えてみてはどうでしょうか?何も政治家にならなくても、できることはたくさんあるはずです。母親として政治家としてPhoto by Pinterest選挙前のニューヨークタイムズ紙のインタビューでは、「子どもたちのために世界を変えたいと願う母親たちのために頑張りたい」と答えていたように、母親の目線がベースになっているようです。今後は治安や交通事情、幼稚園数などの行政サービスを向上させたいとも語っています。息子の送り迎えをする姿がキャッチされるなど、素敵なお母さんとしての一面も。子どもを育てながら弁護士の仕事をこなし、政治家としてのキャリアを築いてきたラッジさん。政治家への転身のきっかけも子育ての経験がもとになっているように、子育てを経験しているからこそわかること、できる仕事もあります。仕事か出産かで悩む女性も多いとは思いますが、すべての経験が活かせるような人生のプランを考えてみるのもいいかもしれません。ラッジさんはもちろん母親としてだけでなく、「すべてのローマ人のために市長になります。ローマの透明性と合法性を取り戻すために尽力します」とコメントしています。母親として、一市民としての視点を持っている市長というのは大変魅力的ですよね。また、一部ではメディア受けを狙った候補だという批判もありましたが、実際に選挙の注目度や若者の投票率も高く、政治に関心を高めるのにも一役買ったようです。自分の人生をどう使うのかPhoto by Pinterestその美貌により外見の美しさにばかり注目が集まっていますが、彼女の使命感や行動力も注目したいところです。野良犬の収容施設や執行猶予中の未成年のケアなど、ボランティア活動にも熱心な様子のラッジさん。子どものため、ローマの改善のために政治の世界に飛び込むのは勇気のいることです。国の制度や体制同様、会社や社会組織について不便や不満を抱えてはいても、それを自分が変えるんだと実行に移せる人はどれだけいるでしょうか?これからのキャリアや人生設計を考えるときに、こうした視点もあるということを覚えておいてもいいかもしれません。
2016年07月29日先月より公開されている、門脇麦単独初主演作『二重生活』。この度、7月12日に新宿ピカデリーにて、大ヒット御礼トークイベントが行われ、門脇さんと岸善幸監督が登壇した。大学院の哲学科に通う珠(門脇麦)は、修士論文の準備を進めていた。担当の篠原教授(リリー・フランキー)は、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する“哲学的尾行”の実践を持ちかける。同棲中の彼(菅田将暉)にも相談できず、尾行に対して迷いを感じる珠は、ある日、資料を探しに立ち寄った書店で、マンションの隣の一軒家に美しい妻と娘とともに住む石坂(長谷川博己)の姿を目にする。作家のサイン会に立ち会っている編集者の石坂がその場を去ると、後を追うように店を出る珠。こうして珠の「尾行する日々」が始まった――。キャストには、見ず知らずの他人を尾行し、いつしか禁断の行為にはまっていくヒロイン・珠役の門脇さんを始め、長谷川博己、菅田将暉、リリー・フランキーなど、豪華俳優陣が競演。いままでの日本映画にはない、新感覚の心理エンターテイメント映画となっている。この日のトークイベントには、主演の門脇さんと岸監督が登壇。監督はSNSなどで多数の感想が寄せられているのを見ているようで、「褒められると嬉しい、そして厳しい評価も真摯に受け止めて、励みにしていかないといけないと思いました。いずれの意見も、自分の糧にして進まねばという思いです」と謙虚な姿勢で御礼を述べていた。一方、門脇さんは両親と3人で劇場に観に行ったそうで、「お客さんもみんな集中してスクリーンに映る珠の尾行を目で追っていて、なんだか幸せでした」と語った。イベントの後半では、観客からのティーチインが行われ、様々な質問が飛び交っていた。「あまりにも演技が自然で、居酒屋でだんだんと酔っ払っているシーンなんて本当に酔っているのかと思いました」という感想に門脇さんは、「あれたしか朝の8時頃だったんですよね」と笑って解答。監督も「10テイク、カメラの動きなんかも調整すると13テイクくらい撮ったシーンだね」と撮影での様子も明かした。さらに、「尾行している感覚で見られておもしろい」という口コミについては、「視線を大切に作った映画です。麦ちゃんが観ている視線と、映画の情報を伝える、いわば説明のような視線。この2つの視線を1セットとして撮り進めました。同じ芝居、同じ動きを麦ちゃん以外のキャストにも記憶して何度も演じてもらって」と監督が撮影方法を語る。また、共演の長谷川さんなどから、岸監督はサディストだと言われたそうで、門脇さんは「人当たりがいいのに、ニコニコしつつ腹黒いところもちゃんとある。毒舌ですしね(笑)サディステックというか、1シーン1カットこだわりと愛情を持って撮っているのに、それを編集でばっさりカットする精神がすごい!」と監督についてコメントした。「尾行シーンでの役作りの苦労は?」という問いには、「ジッと見ていればいいので、楽しいんですよ」と話すも、「卓也との生活は初日と、その次の日の2日くらいで撮ったんですけど、自分の役が嫌な女にしか見えなくてもやもやして。でも、監督と何か明確な言葉で共有してしまうと逆に枠のようなものにはまってしまうようでそれも嫌で。1カット終わったあとの『OK』という言葉と、1日撮影が終わったあとの『大丈夫でした?』『うん、大丈夫』という確認の一言で、だんだんと役を理解して、積み上げていった感じです」と語り、言葉では共有しない信頼関係を築き上げていったようだ。『二重生活』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年07月13日グラビアアイドルの岸明日香が5日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『ADあすぽん』(発売中 4,104円税込 発売元:ワニブックス)の発売記念イベントを行った。2012年にグラドルとしてデビュー以降、Gカップバストとグラマラスボディーで人気を博している岸明日香。最近は映画やドラマ、バラエティー番組などに出演するなど、グラビア以外での活躍も目立つ。そんな彼女の通算14枚目となる同DVDは、今年3月にバリで撮影。ADに扮した岸が、視聴者を見立てたプロデューサーと禁断の恋をするというドラマ仕立てで、Gカップバストとグラマラスボディーを惜しげもなく披露している。事務所の後輩に当る橘凛花の水着を着用して会場に登場した岸は「今回は私がADさんになり、小芝居が盛り込まれながらいつもとは違う楽しみがあると思います」と最新作を紹介。具体的な衣装を「超ホットパンツにTシャツ姿で"パイスラ"をしたりしてADさんぽく頑張っています。それにネグリジェとか背中がガッツリ開いたワンピースドレス、リアルパジャマも着ました」と挙げながら、ポロリなどのハプニングは「それは毎度あります(笑)。私は気づかないタイプで、いつもスタイリストさんとかが注意してくれます(笑)」と巨乳ならではの悩みも明かした。プロデューサーと禁断の恋に落ちるという内容にちなみ、「リアルなテレビ関係者とは?」という報道陣の問いに「リアルでは全然ないです。何で口説かれないんやろ? と疑問ですよ」と不満顔。昨年には、お笑いコンビ・ロッチのコカドケンタロウとお泊りデートが報じられたが、「相当前なのでよく分かんなくなっています(笑)」と上手く流しながら「新しいアモーレは現れてないですよ(笑)」と独り身を強調していた。岸明日香(きし あすか)1991年4月11日生まれ。大阪府出身。B型。身長158cm。スリーサイズはB90・W58・H88。2012年3月発売の『週刊プレイボーイ』の撮り下ろしグラビアでグラビアアイドルとしてデビュー。同年4月リリースの1stDVD『恋ゆらら』で注目を集め、ケータイYOUNG JUMPの『ぷるるんサバイバル2012 6月度』を勝ち抜いた。2013年4月にはグリコ乳業『ドロリッチ』のイメージガール"ドロリッチガール"の2代目に選ばれた。7月にはトレーディングカード第2弾が発売される。特技は歌、書道、えびぞり。趣味は人間観察、ジョギング、料理。
2016年06月11日22日(現地時間)ラスベガスのT-Mobileアリーナで「ビルボード・ミュージック・アワード」(BBMA)が開催された。「トップ・ホット100・アーティスト賞」など最多8部門を受賞したのはザ・ウィークエンド。「トップ・アーティスト賞」に輝いたアデルはザ・ウィークエンドに続く5部門を受賞。授賞式には欠かせないアーティストのパフォーマンスで、BBMAではブリトニー・スピアーズ、ジャスティン・ビーバー、ケシャ、セリーヌ・ディオンらが観客を魅了したが、最も注目を集めたのは4月に57歳という若さで突然この世を去ってしまったプリンスの追悼パフォーマンスを行ったマドンナとスティーヴィー・ワンダーだ。会場はパープル一色の照明に包まれ、パープルのスーツに身を包んだマドンナが登場。シネイド・オコナーが歌って大ヒットしたプリンス作曲の「Nothing Compares 2 U」をパワフルに歌い上げると、観客にとってサプライズ出演となったスティーヴィーが現れ、「Purple Rain」をマドンナと共に熱唱。マドンナは80年代にプリンスと「Love Song」をデュエットし交流があったことから、このパフォーマンスにかける意気込みは相当のものだったと見られている。マドンナ本人は大満足の出来だったようだが、残念ながらSNSではプリンスのファンから「プリンスの曲を歌うには実力が伴わない」などの怒りと不満の声が噴出した。(Hiromi Kaku)
2016年05月24日歌手のマドンナが、今月22日にラスベガスで行われるビルボード・ミュージック・アワードで、先月57歳の若さでこの世を去ったプリンスさんへの追悼パフォーマンスとして、歌を捧げるそうだ。同式典ではマドンナのほかにもジャスティン・ビーバーやフィフィス・ハーモニー、デミ・ロヴァート、ショーン・メンデス、ニック・ジョナス、ブリトニー・スピアーズらがステージに立つことが決定している。さらに同イベントでアイコン賞を受賞することが決定しているセリーヌ・ディオンも歌を披露する予定だ。今回プリンスさんのための追悼パフォーマンスを行うことになったマドンナは、プリンスさんと共にツアーを行うことを熱望していたようで、マドンナのマネージャーを務めるガイ・オセアリーは以前、自身のインスタグラムでそのことについて触れていた。「僕がプリンスに出会ったのは12歳の時でした。その時僕は彼にサインをお願いしたんです。それから何年も経ってからプリンスに再会して、僕らは友達になりました。数年前には彼に電話してマドンナとプリンスの合同ツアーのアイデアを提案しました。それをマドンナに話した時にはすぐに『それはいいわね。王家ツアーって呼ぶのはどうかしら。ザ・クイーン(マドンナ)とプリンスのコンサートだからよ』って言ってくれました。彼女のその考え方がとても好きでしたね。プリンスにこのアイデアを話したときには『世界はまだそれを受け入れる準備ができていないよ。規模が大きすぎるからね』と言っていました。僕はいつも、いつかこれを実行する日が来たらと考えていましたね」プリンスさんの訃報を耳にしたマドンナは当時、自身のソーシャルメディアに「彼は世界を変えたの。本当に先見の明のある人だったわ。なんて人を亡くしたのかしら。私は悲しみに打ちひしがれているわ。これは愛の歌ではないもの」とつづっていた。(C)BANG Media International
2016年05月13日阪急電鉄は、神戸・三宮の神戸阪急ビル東館の建て替えを実施。リニューアルオープンは2021年春を目指している。ビル内には、商業施設、オフィスのほか、阪急阪神ホテルズが展開する宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居予定。神戸を訪れるビジネス客や旅行者のホテル需要に応える。最上階となる29階に展望フロアを整備し、港街神戸の魅力ある景観を楽しめる空間を提供。4階から15階を占めるオフィスフロアの最上階には、神戸市が検討されている産学交流拠点も誘致する。また、阪急神戸三宮駅東改札口付近を整備することで、乗り換えの利便性も向上させる。1階部分から2階部分にかけて設けている吹き抜け空間を拡大することで、改札外コンコースをより開放的にするという。なお、外観は旧神戸阪急ビルのイメージを継承し、大きなアーチ状の窓と円筒形の立面を配する。【概要】神戸阪急ビル東館住所:神戸市中央区加納町4丁目2番1号敷地面積:約7,100平方メートル容積率:700%、800%(2つの容積率にまたがる敷地)延床面積:約28,500平方メートル階数:地下3階、地上29階高さ:約120m主な用途:ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等構造:鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造)■施設構成・29階:展望フロア、レストラン延床面積 約650平方メートル・17階~28階:ホテル延床面積 約7,800平方メートル・4階~15階:オフィス延床面積 約11,400平方メートル・地下2階~3階:商業施設延床面積 約5,300平方メートル・地下2階~2階:駅コンコース、地下鉄への連絡通路、他延床面積 約1,900平方メートル・地下3階、16階:機械室約1,450平方メートル
2016年04月29日門脇麦が単独初主演に挑む『二重生活』。監督には、本作で映画監督デビューとなった岸善幸が務めているが、そんな本作への出演を熱望した門脇さんらが監督へ熱い想いを語るメッセージが到着した。大学院の哲学科に通う珠(門脇麦)は、修士論文の準備を進めていた。担当の篠原教授(リリー・フランキー)は、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する“哲学的尾行”の実践を持ちかける。同棲中の彼(菅田将暉)にも相談できず、尾行に対して迷いを感じる珠は、ある日、資料を探しに立ち寄った書店で、マンションの隣の一軒家に美しい妻と娘とともに住む石坂(長谷川博己)の姿を目にする。作家のサイン会に立ち会っている編集者の石坂がその場を去ると、後を追うように店を出る珠。こうして珠の「尾行する日々」が始まった――。本作は、NHK「ラジオ」(文化庁・芸術祭大賞受賞、国際エミー賞にノミネート)など、大きの記憶に残るドラマを手掛けた映像作家・岸氏が直木賞作家・小池真理子の同名小説に大胆脚色を施し、映画化に挑んだ。キャストには、見ず知らずの他人を尾行しいつしか禁断の行為にはまっていくヒロイン・珠役の門脇さんをはじめ、尾行される男に長谷川博己、珠の恋人・卓也役に菅田将暉、 尾行を勧める謎多き教授にリリー・フランキーなど、多彩なキャストが揃い、「尾行を哲学する」新しい心理エンターテインメントを創り出している。国内外で多くの受賞歴を持ち、俳優からの信頼も厚い岸監督。そんな彼の作品とあって、本作の出演を熱望した上記4人のキャストは、岸監督についてこう語る。主演の門脇さんは、これまでの岸氏の作品を見ていつか一緒に仕事がしたいと思っていたそうで「岸監督の素晴らしいところは、優しさの中にきっちりと残酷さがあるところだと思います」と絶賛。また長谷川さんも「静かなサディストです(笑)」と話すも、「作家としてとても懐が深く、ご自身が書かれた脚本に手を加えることを厭わず、役者の意見にもしっかり耳を傾けてくださいました」と撮影を振り返った。「監督の中には悪魔が宿っています」と語る菅田さんは、「モテると思います。かっこいいなと思いました。声もいいですし、皆が監督のことを好きになるんです。女優さんだったらやばいかもしれない」と、男性の目からも魅力的な存在に映るようだ。一方のリリーさんは、「撮影中、岸さんは頭の中にあるものを映像化しようと、試行錯誤しながら撮っていたと思います。街中で撮っていても、ミニマムなダイナミズムがありますよね」と語り、「人間の視点の画角で撮られている映画になっていました。密度がすごくて、ありそうでない日本映画だと思います」と、まるで尾行しているかのような臨場感あふれるカメラワークに、さすがだと話した。役者の“生”の存在感を引き出す演出術で時代の空気を切り取る岸監督と、人気の俳優陣で贈る本作。ますます本作の公開が待ち遠しい。『二重生活』は6月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月28日俳優のビル・マーレイが、新作『ゴーストバスターズ』にカメオ出演を果たすようだ。1984年のオリジナル作でピーター・ヴェンクマン博士を演じたビルは、ケイト・マッキノン、メリッサ・マッカーシー、クリステン・ウィグ、レスリー・ジョーンズら主演の同リブート作に出たかったそうで、ポール・フェイグ監督はヤフー・ムービーズに「ビルはメリッサと『ヴィンセントが教えてくれたこと』で共演しているし、クリステンも親しい仲なんだ。僕らが彼のために書いた役が気に入ってくれたみたいなんだ。でもビルはキャスト陣がすごく好きだから自分も参加したかったみたいなんだよ。それに、参加しないことで認めていないっていうイメージがついてほしくなかったみたいだね」と語った。7月公開の同作にはビル以外にも、ディナ・バレットを演じたシガニー・ウィーバーとレイモンド・スタンツ博士を演じたダン・エイクロイドも出演する方向だ。そんな中、オリジナル作でアニー・ポッツが演じたジャニーン・メルニッツ役に相当するオタク風のアシスタントを演じるクリス・ヘムズワースは、同作の中で四角いメガネにチョッキ姿になり、いつもの男らしいイメージを一新している。(C)BANG Media International
2016年03月22日今も未来も、自分らしく、美しく、健康でありたいと願う全ての女性に、そのためのメソッドを提案する「WOMAN’S BEAUTY FESTIBAL」が伊勢丹新宿店のビューティアポセカリーで3月21日に行われる。当イベントを共催するNPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事の岸紅子さんに、内からも外からも、凛として美しい女性であるためのメソッドを聞いた。■ホリスティックビューティとは、心と身体のセルフマネジメント「ホリスティック」とは、全体の・包括的なという意味を持つ。大学時代に祖父母の闘病生活から、ホリスティック医療と出合った岸さん。ホリスティック医療は、体と精神は一体であり、体のどこか一部ではなく全体を見るという考えからきている。その治療の多くは自然治癒力を高める自然療法で、アロマやリフレ、生薬や漢方、ハーブなどその土地にある自然にあるものを生かしながら、体の免疫力や自然治癒力を高めましょうという治療法だ。当時、女性誌の読者モデルをやっていた岸さん。「美しさは外側だけじゃなく、中から生み出されるもの」という思いがホリスティックと結びつき「心と体のバランスを保ち、体が本来持つ自然治癒力を機能させながら内側から美しさをつくりだそう」というホリスティックビューティにたどり着いたという。大学の卒論のテーマもずばり「ホリスティックビューティ」だったというから驚きだ。現在も早寝早起き、食べるものにも気を使い、薬にはなるべく頼らないという“ホリスティックな生活”を実践する岸さんだが、2006年にNPO法人日本ホリスティックビューティ協会を立ち上げるまでには一つの転機があった。■多忙で倒れた20代。一度リセットして身体や心と向き合うことに大学卒業後、美容関連のマーケティング会社を起業した岸さんは仕事にのめりこんでいったという。「すごく忙しくて、会社の経営をやりながらメディアで連載を持ったり、化粧品の開発コンセプトに携わったり、本当に頑張ったんですよ。でも倒れたんです。20代後半から30代前半まで、ストレス性の喘息と子宮内膜症に相次いでかかってしまいました。ステロイドの吸入剤やホルモン剤など薬漬けになって、結婚はしたけれど子供は無理っていわれてしまいました。目指していたホリスティックからは程遠い生活。あの卒論は何だったの!?って(笑)。このままでは死んでしまうと思い、いったんリセットして体や心を見直すところから元に戻そう、素になろうって」。そこから朝型の生活をし、きちんとした食事をとることで心にも体にも健康が戻り、無理だといわれた妊娠・出産もできた。「心や体の声を無視しないことが大切。ちょっと呼吸が浅いな、苦しいなと感じたら大きく深呼吸してみるとか、ちょこちょこしたメンテナンスをして大きな歪みにしないこと。私が経験したストレス性、女性ホルモン系の病気って普通に暮らしていても、どの女性にも起こりうることなんです」■実は、おばあちゃんからもらっている私たちの体「実は私たちの体って半分はおばあちゃんからもらっているんですよ。母親が胎児の時に、すでに私たちの元となる“原始卵胞”が作られているのです。だから、おばあちゃんのプログラムで作られた体は、現代の生活にびっくりしている。添加物だらけのものを食べたり、電磁波にさらされたり、仕事でイライラしたり、子供を生まないから卵巣がお休みする期間もなかったりするということに体がついていけてないんですね。そういう、自分の体のことをよく知らないで過ごしてしまい、後で後悔する女性がいるのはとても不幸なことで、プライベートのためにも、長く仕事を続けるためにもメンテナンスは大事だよ、と早く教えてあげたいんです」■健康的な美しさを保つ秘訣とは健康な美しさを保つ岸さんの美の秘訣を聞いたところ、毎日の生活は普通の人と同じだという。「ちょっとしたことに気をつけることかな。今日は食べ過ぎたなと思ったら、座って話している時も腹筋を締めておく。電車に乗っても爪先立ちとか、椅子やソファに座っても背もたれに身を預けないで背筋を伸ばして座るとか。小さいことでいい、無理はしないことです」。それから、口に入れるものや肌につけるものには気を使っており、「オーガニックから自然を感じることは都会の生活でとても大切なこと」だという。「オーガニックなもの、ナチュラルなものを常に生活の傍らに置いておくことを意識してほしいですね。人間も動物だから、自然と切り離された状態は大きなストレスになってしまうんです。植物でも、アロマ精油でもいいし、オーガニックシャンプーを使うとかドライフルーツを食べるのでも、何でもいいから植物や自然の恵みを身近にしておくことが大事なんです」21日のイベントではMCを務める岸さん。オーガニックを取り入れたナチュラルな生活についてのヒントや提案を、ゲストとのトークの中で行っていければと抱負を語る。「自分自身をケアしたり、自分を磨くための知識を得たり。いつもは忙しい女性の皆さんがこの日は自分のために時間を使う、そんなイベントになればと思います」【イベント詳細】「ビューティアポセカリー WOMAN'S BEAUTY FESTIVAL」開催日:2016年3月21日(月・振替休日)開催時間:11時30分~20時会場:伊勢丹新宿店本館地下2階=ビューティアポセカリー・パーク/プロモーション・7階=バンケットルーム【Profile】岸 紅子(きし べにこ)NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事。大学時代にホリスティック医療と出合い多くの代替療法を研究。起業を経て自身の闘病経験からホリスティック生活に立ち返る。2006年NPO法人日本ホリスティックビューティ協会を設立。2010年「ホリスティックビューティ検定」開始。国内外で検定やセミナーを通じて自然治癒力の高め方やセルフケアを伝えるほか、雑誌やWEB・新聞・テレビ・ラジオなど多彩なメディアで活躍中。ここ数年、腸内環境を整える発酵食を「菌活」として推進しブームとなる。自らも麹菌、乳酸菌、酵母菌などを培養し様々な発酵食品を手作りしている。
2016年03月18日元ザ・ローリング・ストーンズのビル・ワイマン(79)が、前立腺がんと診断されたようだ。ビルの代理人は「ザ・ローリング・ストーンズの元メンバーであるビル・ワイマンは、前立腺がんと診断されました」とコメント。「ビルは治療を受けており、早期発見だったこともあり完治が見込まれています」と説明している。先週末には、ミック・ジャガーの元妻ジェリー・ホールとメディア王ロバート・マードックの結婚式に妻スザンヌ・アコスタ、ボブ・ゲドルフとジェーン・マリン夫妻と一緒に写った健康的な姿をビルは見せていただけに、今回のニュースを驚きをもって捉えられている。ビルは、ザ・ローリング・ストーンズにベーシストとして1962年に加入し、31歳の時にソロ活動をするために脱退し、1996年には自身のバンド、ビル・ウェインズ・リズム・キングスを結成した。2012年にはザ・ローリング・ストーンズ結成50周年を記念した一連のコンサートに再参加していたが、「もっとよりよいことがある」という理由から、完全な再加入とまではならなかった。昨年リリースした33年ぶりとなるソロアルバム『バック・トゥ・ベイシックス』では、これまでのデモテープの中に眠っていた未発表の66曲を披露した。ビルの好奇心は音楽だけにとどまることなく、独自の金属探知機を発明したり、ロンドンでスティッキー・フィンガーズという名のビストロレストランの経営するなどの幅広い分野で活動している。(C)BANG Media International
2016年03月10日IBMとシーメンスのSiemens Building Technologies事業部は2月23日、クラウドベースのビルエネルギー管理ソリューションを発表した。同ソリューションでは、アナリティクスおよび資産管理など、IBMのWatson IoT事業部門が提供するソフトウェアを、シーメンスのクラウド・ベースのエネルギー管理プラットフォーム「Navigator」に統合する。Navigatorは、ビル全体あるいは不動産ポートフォリオ全体でビルディング・システムのパフォーマンス、エネルギー需要、エネルギー供給を効率的管理することができるソリューションで、IBMの技術を組み込むことでより高度なアナリティクス(分析)機能を利用できるほか、不動産ポートフォリオから得られる堅牢なデータ・セットを処理できるようになる。具体的には、不動産事業者などがNavigatorプラットフォームの内部データおよび外部データをベンチマークとして活用してビルの運用評価および実行予算を予測したり、予測アナリティクスを故障の発見に活用することなどが可能となる。Siemens Building Technologies事業部は「不動産を所有する企業が現在利用できるソフトウェア・ソリューションには、シーメンスのようなサービス・プロバイダーが提供する、設備を最適化するソリューションを活用したものはありません。当社のNavigatorプラットフォームがIBMのソフトウェアのインターフェースとして機能することにより、Siemensの実績ある、エネルギー最適化およびビルのパフォーマンスに関する専門性と、IBMの不動産および資産の管理システムを融合させ、ビルの生産性を劇的に改善する、比類ない組み合わせを実現します」とコメントしている。
2016年02月23日サカイ(sacai)と、デンマーク人ジュエリーデザイナー、ソフィー・ビル・ブラーエによるカプセルコレクション「サカイソフィービルブラーエ(sacaisophiebillebrahe)」が発売される。ソフィー・ビル・ブラーエは、コペンハーゲン出身のファインジュエリーデザイナー。自身の名を冠したブランドでモダンでラグジュアリーなジュエリーを発表している。2015年10月、パリにて行われたサカイ16SSランウェイショーで初めて発表された同コレクションは、全10型のスタイルで構成され、14&18カラットイエローゴールドのフリンジが連なったウェッセルトンダイヤモンドを用いたクロワッサンのイヤカフとティアドロップのパールのイヤリングを用意。何世紀にも渡る金細工の技術で作られるというアイテムは、サカイのデザイナー・阿部千登勢とソフィー・ビル・ブラーエの“クラシックなものをモダンに解釈する”という共通のフィロソフィーのもと生まれた。なお、同コレクションは2月5日にドーバーストリートマーケットで先行発売されたあと、3月2日より本格展開が予定されている。
2016年02月05日世界最大級のオンラインストーリミングサービス「Netflix」にて、好評ストリーミング中のクリスマス特別バラエティ番組『ビル・マーレイ・クリスマス』。遂に明日クリスマスを迎えるにあたり、ジョージ・クルーニーのお茶目な姿が収められた本作の特別映像が公開となった。クリスマス特別バラエティ番組のホストを任されたビル・マーレイ。ところが番組放送当日、ニューヨークはとんでもない大雪に見舞われてしまう。ホストとして責任重大なビルは大弱り…。果たして番組ゲストはちゃんと来てくれるのか?そこに駆け付けたゲストたちの大騒ぎパーティーが始まる――!9月に日本でも待望のサービスがスタートしたNetflixは、世界50か国以上で6,500万人以上の会員を抱えるオンライン配信サイト。Netflix製作のオリジナルドラマや話題の映画、TVドラマなどを楽しめ、日本独自のオリジナルコンテンツとしては、“テラハ”の新シリーズ「TERRACE HOUSE BOYS & GIRLS IN THE CITY」などを配信中だ。『ロスト・イン・トランスレーション』『ブリングリング』のソフィア・コッポラが監督、制作総指揮を務め、コッポラ監督、ビル・マーレイ、ミッチ・グレイザーが脚本を担当した本作。ビルとコッポラ監督は『ロスト・イン・トランスレーション』以来のタッグとなり、本作ではコメディアンとしてのビルの面白さが発揮されると共に、ラシダ・ジョーンズやジェイソン・シュワルツマン、マイリー・サイラス、ロックバンドの「フェニックス」らが歌って踊る盛大なパーティーが繰り広げられる。今回公開された特別映像では、ビルの歌唱パフォーマンスに飛び入りして歌を披露するジョージのお茶目な姿が収録されており、パーティームード満載の本作の楽しさを垣間見ることができる。それぞれのゲストが参加して行われるショーはまさに豪華絢爛!クリスマス・イブの本日、まずはビルとジョージによる特別ステージを堪能してみてはいかが。『ビル・マーレイ・クリスマス』はNetflixにてオンラインストリーミング中。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日こんにちは、恋愛作家の片瀬萩乃です。私の著書のなかに『社内恋愛の教科書』(あさ出版)という、社内恋愛に特化したものがあります。このことからもわかるように、社会人になってからの出会いの多くは会社です。社内恋愛はデメリットも多いですが、それ以上のメリットも多く存在するからでしょう。「社内恋愛したいけれど、恋愛対象になる人がいない!」という人には、ビル内恋愛がオススメです! ビル内恋愛…聞きなれない言葉かもしれません。これは、会社はちがうけれど、同じビルで働いている男性との恋愛をいいます。■ビル内恋愛のメリットはこれ!エレベーターホールやコンビニなど、同じビルのなかで見かけるキラッと光る男性。会社がちがうから、接点もない……なんて諦めるのはちょっと早すぎませんか? 同じビルだからこそのメリットもたくさんあるのです。社内恋愛とちがってコソコソする必要はない。仕事終わりの待ちあわせがスムーズ。会社はちがうので一定の距離が保たれていて、仕事への支障はない。あいさつなどのアクションも、違和感なく起こすことができる。会社での失敗を見られずにすむ。同じビルにいるため仕事のやる気も変わってくる。社内恋愛であればデメリットになる部分をビル内恋愛は補うことができます。「同じ建物にはいるけど、社内ではない」ということがポイント。周りの目を気にしなくてすむというのは、とても大きなメリットになります。ですから、「イケメンくんがいる~!」とよろこぶだけで終わらせてはもったないな! ちょっと気になる人がいたらアタックチャンスです!■距離を近づける3ステップとは?アタックチャンス! とはいっても、学校生活にたとえれば「学年も部活もちがう、同じ学校の人」というだけの関係と同じ。まずは、彼に会うことが多い時間帯はいつかを知る必要があります。出社や昼食、退社、外まわりなど。きっと彼と遭遇しやすいタイミングがあると思います。そのタイミングを把握することが、次のアクションにつながる一歩です。会えるタイミングを把握したら、次は自分を知ってもらうこと。ファーストステップは、「あいさつ」です。しかも、できるだけ笑顔ですることを心がけましょう。よく「あいさつをする勇気がない」という女性がいますが、よく考えてみてください。「おはようございます」といわれて「なにこいつ…」と思う人がいるでしょうか? 「おはようございます」といった直後に「今度デートでも」と誘うような場合は別ですが、気持ちのよいあいさつをしてくれる人に、いやな印象を持つ人なんていません。むしろ「いつも笑顔であいさつをしてくれる人」と好印象を持つのではないでしょうか。なんだったら、彼にとっての「愛想の良い女性」というポジションを獲得するくらいの気持ちで、最高のあいさつを心がけてくださいね。あいさつが当たり前の関係になるというのは、大人の恋愛においてとても大切であり、大きな一歩だということを多くの女性は気づいていません。「おはよう」や「おつかれさま」が交わされるようになれば、自然な会話が増えていきます。そこで、次のステップです。ステップ2は、「日常会話をすること」。たとえば、コンビニで一緒になったときに「それ、気になっていたんです。おいしいですか?」と話しかけても、まったく不自然ではありません。次なる一手が打てるのも、あいさつができる関係になっているかどうかにかかっています。ここまで会話ができれば、次のステップへ進み、遠慮なく連絡先を聞いてください。ふたりで飲みにいくことが恥ずかしい場合は、「友だちも含めて飲みにいきませんか?」と誘ってもいいですし、万が一恋人がいても、ビル内の友人として聞いているだけというスタンスに持っていくこともできます。勤務先のビルで見かける男性に、目を向けてみませんか。運命の人は、意外とちかくにいるかもしれませんよ。
2015年11月29日阪急阪神ビルマネジメントは9月29日、阪急阪神ホールディングスグループが保有または運営する、主要なオフィスビルのテナント企業を対象に、そこで働くオフィスワーカー限定のウェブサイト「阪急阪神ワーカーズウェブ」を開設し、10月1日より各種サービスの提供を開始すると発表した。本ウェブサイトでは、ビルへの各種申請サポートのほか、災害発生時の緊急情報や設備点検などの情報提供、また、阪急阪神のビルで働くワーカー限定で、阪急阪神ホールディングスグループの商業施設やホテルなどで利用できるクーポンや優待特典が提供される。また、ビジネスネットワークを広げる各種セミナーや講演会・交流会を開催し、ワーカー同士のつながりを深め、新たなビジネスの創出につながるきっかけづくりを行うとしている。まず、「梅田阪急ビル」「ハービスOSAKA」「ハービスENT」のオフィスワーカー約1万500人を対象にサービスを開始するが、2016年度以降に、梅田周辺地区にある阪急阪神ホールディングスグループのオフィスビルにも対象を順次拡大し、将来的には、約3万人のオフィスワーカーのビジネスライフをサポートする構えだ。
2015年09月30日現在撮影中のリメイク版『ゴーストバスターズ』に、ビル・マーレイが出演することになった。マーレイは、ダン・エイクロイド、ハロルド・ライミスらと共に1984年の『ゴーストバスターズ』に出演している。先に、エイクロイドがリメイク版に出演することも報道されている。その他の情報リメイク版は、主要キャラクターが全員女性というのがオリジナルとの大きな違い。主要な4人は、メリッサ・マッカーシー、クリスティン・ウィグ、ケイト・マクキノン、レズリー・ジョーンズが演じる。ほかに、クリス・へムズワースも出演。監督は『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』のポール・フェイグ。北米公開は2016年7月。文:猿渡由紀
2015年08月10日岸恵子が、朗読劇に挑戦している。朗読するのは、2年前、自身が上梓した小説『わりなき恋』。人生の終盤に差し掛かった女と男がどうしようもなく落ちてしまった恋の物語は、自身の姿と声で、どのように立ち上がるのか。脚色と衣装も務めて臨んだその舞台の初日、明治座での公演に足を運んだ。岸惠子朗読劇『わりなき恋』 チケット情報駅の雑踏音のなか、小説冒頭のシーンを読む声に合わせて岸恵子が登場し、舞台の真ん中に立った。そのまま朗読の世界に入るのかと思いきや、「みなさまようこそ」と客席に声をかける。ファンにとって嬉しく心憎い演出である。と同時に、「心を開いてお聞きくださいませ」という言葉に、上品な恥じらいも感じさせる。何しろ、朗読とはいえ、自分が生み出した人物たちを演じるのである。面映ゆさがあるのは当然だろう。しかしながら、一度作品世界に入ると、岸の女優魂は一気にスパークした。主人公は、国際的に活躍するドキュメンタリー作家の伊奈笙子、69歳。パリ行きのファーストクラスで隣り合った58歳の男・九鬼の間に生まれた道ならぬ恋に、心が揺らぎはじめる。原作では、世界を駆けめぐる笙子の目線で世界情勢が語られたりもするが、劇化するにあたって岸は大幅にカット。笙子と九鬼の心情に焦点を絞った脚色が功を奏し、いくつになろうが恋とは苦しく切ないものなのだと訴えかけてくる。それでも恋に溺れることが見苦しくないのは、笙子が凛と自立しているからだ。そして、その生き方に説得力があるのは、笙子そのものにしか見えない岸が、その台詞を声にしてくれているからにほかならない。老いの性愛にまで踏み込んで今の高齢者の扱いに一石を投じた原作同様、舞台でも岸は、笙子に託した自らの思いをそのまま自由に、全身から放出する。ピアノ・バーのシーンに、音楽家の細井豊が奏でる生演奏が響くなど、音楽が印象的。そのときどきで笙子のいる場所をイメージした映像が映し出されるのも効果的だった。なかでも、人生の悲哀と愛しさにあふれたラストシーンは、舞台でしか味わえない余韻に浸れるだろう。また、上演後に行われる「岸恵子トークショー」もぜひ聞いてほしい。これまでの女優人生を振り返りながら語られる、この小説と朗読劇への思いを知ることで、今観た世界がより深く豊かになるのは間違いない。公演は7月に大阪、北海道、福岡の各地で上演。9月に上演する東京、神奈川、埼玉の各公演は6月20日(土)午前10時よりチケット一般発売開始。取材・文:大内弓子
2015年06月19日17日(現地時間)に開催されたビルボード・ミュージック・アワードでトップ・デュオ/グループ賞を受賞したワン・ダイレクション(1D)が、この賞をグループから脱退したゼイン・マリクに捧げた。ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで行なわれた授賞式に出席した「1D」の4人(ルイ・トムリンソン、ハリー・スタイルズ、リアム・ペイン、ナイル・ホーラン)は受賞スピーチで、3月にグループを脱退したゼインの名前を挙げた。「これを分かち合う人物がもう1人います。僕らの兄弟、ゼインです」と語ったのはリアム。彼は14日(現地時間)にアメリカでトーク番組に出演した際にも、ゼインから脱退の意志を告げられたときには皆動揺したが、怒りはすぐに収まったとコメントしている。ゼインは「1D」のアジア・ツアー中に突然脱退、その理由は「普通の22歳になりたい」というものだった。だが、脱退直後からソロ・デビューの計画が浮上。音楽プロデューサーのノーティ・ボーイがゼインのソロ音源をインターネットにアップしたことから、ルイとノーティ・ボーイの間でTwitterを介した言い争いが発生し、「1D」ファンやゼインも巻き込む騒ぎになっていた。(text:Yuki Tominaga)
2015年05月19日ビル・マーレイが主演するヒューマンコメディ『ヴィンセントが教えてくれたこと』(原題『ST.VINCENT』)が今秋公開されることが決定し、ポスタービジュアルが初披露された。その他の写真映画は、アルコールとギャンブルをこよなく愛する気難し屋のヴィンセントと、隣に引っ越してきた12歳の少年オリバーの交流を、ときにコミカルにときにハートウォーミングに描く。人生に空しさを感じ始めていたヴィンセントを演じるのがマーレイで、もう一度自分を見つめ直し“生きる力”を取り戻していく彼の姿が綴られる。昨年のトロント映画祭でワールド・プレミア上映されると「彼のキャリアで最高の演技」とマーレイを絶賛する声が上がり、第72回ゴールデン・グローブ賞では作品賞と主演男優賞にノミネートされた。北米では、公開4週間後に4館だった上映館数が2500館に拡大し、最終的には興行収入4400万ドルを突破するスマッシュヒットを記録した。このほど公開されたポスタービジュアルには、サングラスをかけクラシックカーを運転するヴィンセントと、その横を併走するオリバーの姿があり、車の後ろにはオリバーのママ(メリッサ・マッカーシー)が立ち、助手席には妊婦のストリッパー(ナオミ・ワッツ)が登場。オリバーを演じたジェイデン・リーベラーは、本作でラスベガス映画批評家協会賞など、数々のベスト子役賞を受賞した実力派子役で、監督と脚本は本作で初長編作デビューを飾ったセオドア・メルフィが手掛けた。『ヴィンセントが教えてくれたこと』秋、全国ロードショー
2015年05月12日ソフィア・コッポラ監督作『ロスト・イン・トランスレーション』や、『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督作の常連キャストとしても知られるビル・マーレイ主演の感動作『ヴィンセントが教えてくれたこと』の日本公開が、このほど決定した。ヴィンセントはアルコールとギャンブルをこよなく愛する、気難し屋のちょい悪オヤジだ。ある日、お隣にシングルマザーのマギーと12歳の息子オリバーが引っ越してくる。仕事で遅くなるマギーから頼まれ、オリバーの放課後の面倒を渋々見ることになったヴィンセントは、行きつけのバーや競馬場にオリバーを連れ歩き、オッズの計算方法、バーでの注文方法、いじめっ子の鼻のへし折り方など、一見ろくでもないことを教え込んでいく。始めは反発しあっていた2人だったが、ヴィンセントの嫌われ者の顔の裏側に、本当の優しさや心の傷を感じ取ったオリバーは、その思いを何とか周囲に伝えようとする…。2014年北米でたった4館からスタートし、4週間後には2,500館に拡大、最終的には4,400万ドルを突破する驚異の快進撃を果たし、全米を笑いと涙で包んだハートウォーミングな感動作『ヴィンセントが教えてくれたこと』の公開が、2015年秋に決定した。昨年トロント国際映画祭でワールド・プレミアが行われると、主演のビルの演技に対して「オスカー候補入り間違いなし」「彼のキャリアで最高の演技」と高い評価が飛び交った本作。残念ながらオスカーノミネーションはかなわなかったものの、2015年のゴールデン・グローブの主演男優賞にノミネートされたほか、多くの批評家から絶賛を浴びた。キャストには、主演のビルのほかにも、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたメリッサ・マッカーシーが悩めるシングルマザーを演じ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』での好演が記憶に新しいナオミ・ワッツが妊婦のストリッパー役を務めるなど、それぞれ型破りな役柄で観る者に新鮮な驚きを与えている。また、オリバー役でビル相手に堂々と渡り合ったジェイデン・リーベラーは、ラスベガス映画批評家協会賞始め数々のベスト子役賞を受賞した。同時に公開となったティザーキーアートでは、クラシックカーを運転し、サングラスをして助手席にはロシア人ストリッパーを乗せたヴィンセントと、その車に必死に併走しているオリバー、そして後ろで心配そうなオリバーのママ・マギーの姿が。問題だらけの彼らの関係性を表した、疾走感あふれるビジュアルとなっている。「さあ、人生のホームワークを始めよう。」というキャッチ・コピーが目を惹く本作。タイトルが示す“ヴィンセントが教えてくれたこと”とは一体なんなのか?公開まで楽しみに待ちたい。『ヴィンセントが教えてくれたこと』は2015年秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日カヤックは、働いているビルをベースにつながるアプリ「ビルとも」をApp StoreおよびGoogle Playでリリース開始した。同アプリは、同じビルに勤務するワーカー同士で友だちになったり、イベントを開催できるコミュニティサービス。勤務するオフィスビルにアカウント登録することで、他フロアや他企業のワーカーと"ビルとも"になることができる。同じビルに勤務している者同士なら、Facebook認証を利用するだけで登録できる。認証は、そのビルのオフィスワーカーにしか分からない質問で確認を行い、1ユーザーに対して1つのビルの登録が原則となるため、他のビルで働いている人は登録できない仕組みとなっている。登録後は、自らが主催者となって、ワーカーが集う「ビル会」を開催することもできる。同じ業種や共通の趣味、食事会などさまざまなビル会を実施し、コミュニケーションを図ることが可能。対応機種はiOS7以上、AndroidOS4.0以上のスマートフォン。アプリ価格は無料。なお、アプリの利用にはパケット通信料が必要となる。
2015年05月11日朝日新聞社は3月30日、東京都中央区銀座6丁目の所有地に新ビル「銀座朝日ビル(仮称)」を建設することを発表した。同ビルは、1・2階を商業施設、3~12階をラグジュアリーホテルで構成し、2017年秋に完工する予定。ホテル部分は国際級のラグジュアリーホテルを誘致する予定で、ブランド名など詳細は決まり次第発表するとのこと。同ビルの計画地は、同社が1888(明治21)年に取得し拠点を置いた場所で、東京都における創業の地となる。ブランドショップや老舗が並ぶ並木通りに面しており、東京メトロ銀座駅から徒歩3分の銀座の中心部に位置しているという。建物外観は「『100年の灯』~次代をてらす灯、宿る思い~」をコンセプトとし、銀座の街並みと調和した品格と格調のあるデザインを実現するとのこと。なお、階数は地下2階・地上12階・塔屋1階となる。
2015年04月01日