大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883~1957)の回顧展が、10月2日(土)より新宿・SOMPO美術館にて開催される。旅を愛し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けた巴水。その版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎だった。ふたりは40年にわたる共作を続け、海外にも通用する「木版美」の構築を目指した。その巴水の風景版画は、いまや郷愁や安らぎをもたらす木版画として多くの人々に愛されている。同展では、巴水が生涯に残した600点を越える木版画作品の中から、これまでまとめて見る機会の少なかったシリーズ(連作)を中心に約280点を展示。伝統木版技術を駆使した詩情豊かな版画群、木版画作品だけでなく、木版画のもとになった写生帖、木版画制作のプロセスが分かる順序摺、制作に使用した版木、生前の巴水の制作風景を撮影した記録映像などの資料と共に、 川瀬巴水の木版画の世界を多角的に紹介する。《陸奥三島川》 旅みやげ第一集 1919(大正8)年夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗《古ま形河岸》 東京十二題1919(大正8)年初夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗《池上市之倉(夕陽)》 東京二十景1928(昭和3)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗《駿河 興津町》東海道風景選集1934(昭和9)年3月 木版、紙 渡邊木版美術画舗【開催概要】『川瀬巴水旅と郷愁の風景』会期:2021年10月2日(土)~12月26日(日)会場:新宿・SOMPO美術館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜、11月16日(火)料金:オンラインチケット一般1,300円、大学1,000円/当日一般1,500円、大学1,100円※会期中に一部展示替えあり※本展は日時指定入場制です。事前に日時指定のオンラインチケットをご購入ください。入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、ご来館ください。時間枠の定員に空きがある場合に限り、美術館受付で当日窓口チケットを販売します。
2021年07月12日俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』の新予告映像が10日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回公開されたのは、3日に縁を演じる新田真剣佑のInstagramにて先行公開された新スポット映像。「雪代縁×雪代巴 TRUE STORY」という文言と共に投稿され、『最終章』で登場する、雪代縁と雪代巴(有村架純)の2人の物語が描かれている。新田真剣佑のInstagram、そしてるろうに剣心公式Twitter、Instagramで公開された映像を観たファンからは感動する声が続出しているという。『The Final』で登場する、十字傷の謎を知る最恐の敵・雪代縁、そして『The Beginning』で剣心に斬殺される元妻・雪代巴の雪代家の2人。縁は、最愛の姉を剣心に斬殺された復讐を果たすべく、巴は許嫁であった清里を剣心に殺された復讐を果たすべく、それぞれ剣心に近づく。この雪代家の2人を突き動かすのは「復讐」という強い感情で、生きる理由となっていた。新時代を守るため、そして新時代のため、戦う剣心が描かれる『最終章』の2部作は、見方を変えると雪代縁と雪代巴の2人が剣心への復讐を果たすべく戦う物語でもある。そして、この『最終章』二部作で描かれる時代を超えた物語を繋ぐのが、巴が書き残した日記で、映像内では巴が日記を書く姿、そしてその日記を読み、縁が涙を流す姿、人斬り抜刀斎時代の剣心が日記を読む姿が映し出されている。
2021年07月10日明治と幕末、時代を超えて描かれる実写映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が現在公開中。先日、本作に出演する新田真剣佑のInstagramにて新スポットが公開され、話題となっている。7月3日に先行公開された新スポットは、“雪代縁×雪代巴 TRUE STORY”という言葉と共に投稿され、『最終章』で登場する縁と巴の雪代家2人の物語が描かれている。『The Final』で登場する最恐の敵・縁と、『The Beginning』で剣心に斬殺される元妻・巴。縁は、最愛の姉を剣心に斬殺された復讐を果たすべく、一方の巴は、許嫁・清里を剣心に殺された復讐を果たすべく、それぞれ剣心に近づく。そして、二部作で描かれる時代を超えた物語を繋ぐのが、巴の日記。映像では巴が日記を書く姿、日記を読み涙を流す縁、人斬り抜刀斎時代の剣心が日記を読む姿が映し出され、巴の日記が時代を超え、剣心と縁と巴、3人を繋いでいることが分かる。そんな映像を観たファンからは「それぞれがそれぞれに『正義』があるから儚く切なく美しい…間違っている者は誰もいない。やり方が大切なことをこの作品は教えてくれた」、「雪代姉弟にとっては憎むべき復讐の相手、抜刀斎。視点が違うとまた違う感情が溢れる」、「雪代姉弟視点だと抜刀斎は復讐の対象だもんね。FinalとBeginningを繋ぐ予告いいね」などといった感想が寄せられている。『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年07月10日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開中だ。この度、剣心演じる佐藤健と、巴演じる有村架純の新場面写真が一挙公開された。人気漫画を原作に、超高速アクションとエモーショナルな人間ドラマが融合した娯楽作『るろうに剣心』シリーズ。映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』によって、10年続いた歴史が幕を閉じることになる。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、シリーズの完結作であり、剣心と巴、ふたりのドラマが丁寧に描かれているという点でも、大きな注目を集めている。作品を鑑賞したファンからは、「あの僅かな日々が剣心にとってどれだけ大切な日々だったかと思うと切ない」、「剣心と巴さんにそれぞれの愛の形と表現があって、切ないけどそこが一番素敵だと思った」など、ラブストーリー に感動する声が数多く見られる。今回新たに到着した場面写真は、佐藤演じる緋村剣心と、有村演じるその妻・巴の日々を切 りとったもの。暗殺の現場を巴に目撃され、口封じのためふたりで暮らすこととなった剣心。偶然かと思われたの出会いだが、じつは巴は許嫁である清里明良(正孝)を剣心に殺されたことで、復讐を果たすため剣心へ近づいていたのだった。しかし、ともに時間を過ごしていくうちに、新時代のため人を斬り続けながら苦悩する剣心の内側に秘めた純粋さを知り、 徐々に惹かれていく巴。剣心もまた、次第に巴に心を開き、やがて夫婦として結ばれる。幕府から逃れるべく都から離れ、穏やかで幸せな時間を過ごし始めるふたり。その時間は人の心を失っていた剣心が“幸せ”と感じる日々となっていく。時折見せる穏やかな剣心の姿に、「あなたは最近よく笑うようになりましたね」と優しく語りかける巴。剣心は巴に「君が一度失った幸せを、今度こそ俺が守り抜いてみせる」と誓い、ふたりは愛を深めていく。新たな場面写真では、剣心が暗殺の現場で血の雨を降らし、巴と初めて対峙する印象的なシーン、人の心を失いながら平和を信じ斬り続ける剣心の身を隣で案じている様子の巴、そして素朴ながらも幸せで穏やかな生活を送る剣心と巴の姿が映し出されており、ふたりの距離が徐々に縮まっていく様子が見て取れる。さらにこの度、佐藤、有村の撮影時の貴重なオフショットも公開。本編では、笑顔をほとんど見せず、感情を殺して生きている様子が描かれているが、オフショットでは打って変わって顔に笑みを浮かべている。『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』上映中
2021年07月02日俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の場面写真、及びオフショットが2日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は剣心と巴、2人のドラマが丁寧に描かれているということでも、大きな注目を集めている。作品を鑑賞したファンからは剣心と巴について、「あの僅かな日々が剣心にとってどれだけ大切な日々だったかと思うと切ない」「深くて哀しくも優しい愛が…雪代巴と剣心から…しくしくと伝わるシーンのひとつ一つ、スクリーンに見入った」「剣心と巴さん2人にそれぞれの愛の形と表現があって、そこが一番素敵だと思ったから切ないけど、巴さんの選んだ愛の形がほんとに素敵」など、切ないラブストーリーに感動する声が数多く上がっている。今回新たに到着した場面写真は、佐藤健演じる人斬り抜刀斎・緋村剣心と、有村架純演じるその妻・雪代巴の日々を切りとったもの。剣心は暗殺の現場を巴に目撃され、口封じのため2人で暮らすこととなる。偶然かと思われた2人の出会いだが、実は巴は許嫁である清里明良(窪田正孝)を剣心に殺され、その復讐を果たすため剣心へ近づいていたのだった。しかし共に時間を過ごしていくうちに、新時代のために人を斬り続けながら苦悩する剣心の内側に秘めた純粋さを知り、巴は徐々に惹かれていく。誰よりも人々の幸せと新時代の平和を願う剣心も、次第に巴に心を開き、やがて2人は夫婦として結ばれる。幕府から逃れるべく都から離れ、穏やかで幸せな時間を過ごし始めると、人の心を失っていた剣心が“幸せ”と感じる日々となり、“人斬り抜刀斎”の面影は徐々に消え失せていく。時折見せる穏やかな剣心の姿に、巴は「あなたは最近よく笑うようになりましたね」と優しく語りかけ、お互いを強く想い合うように。剣心は巴に「君が1度失った幸せを、今度こそ俺が守り抜いてみせる」と誓い、2人は愛を深めていくが、強く結ばれたはずの2人は幕末という激動の時代の波へと飲み込まれていく。場面写真では、人の心を失いながら平和を信じ斬り続ける剣心の身を隣で案じている様子の巴、そして素朴ながらも幸せで穏やかな生活を送る剣心と巴の姿が映し出されており、2人の距離が徐々に縮まっていく姿が見て取れる。さらに今回、佐藤健と有村架純の撮影中の貴重なオフショットも解禁。『The Beginning』本編では、剣心も巴も笑顔をほとんど見せず、感情を殺して生きている様子が描かれていたが、オフショットでは打って変わって顔に笑みを浮かべた。
2021年07月02日和月伸宏氏の人気コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開を迎えた『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、剣心の元妻・巴(有村架純)が登場し、“十字傷の謎”に迫る「The Beginning」の2部作に。6月4日に「The Beginning」が公開されると、週末興行収入ランキングで1、2位を独占するなど、すでに大ヒットを記録している。今回、剣心の元妻であり原作でも人気のキャラクター・巴を演じたのが、シリーズ初登場となった有村架純だ。作品のもう1人のヒロインとも言える存在で、「The Beginning」を支える巴を演じた有村について、大友啓史監督がどうとらえているのか、話を聞いた。○■間違いなく化けていく役者——巴役に有村さんというのは意外でもあり、観てみたらすごく納得でもありました。大友監督は有村さんと『3月のライオン』でもご一緒されていて、有村さんは監督のことを「イメージを覆してくださる方」とおっしゃってましたが、監督から見た有村さんというのはどのような存在ですか?色々な作品を見ていると「いい俳優というのは、優れた器なんだ」と思うんです。そこに何を盛るかで変わってくる。有村さんもそういうタイプだと思っています。役者自身の個性やキャラクターをベースに役を作っていく人もいれば、そうじゃない向き合い方をする人もいるんだけど、彼女は役に向き合う際に、真っ白なイメージをまとっている印象があります。こちらがどういうイメージを盛ろうとするかによって、いかようにも変わっていく。求められるものに真正面から、そしてニュートラルに身を投じるところに、演技者としての矜持や才能を感じるんですよね。そのスタンスを思うと、こちらで彼女のイメージを勝手に固定して決めつけることはすごく失礼で、むしろいろんな違う役をやった方が面白いと思うんです。自分が役者だったらと考えると、フィクションとはいえ、他人の人生を演じることに多少ならずとも恐怖とか畏怖を感じてしまいます。自分が背負ってきた人生だって色んな想いと感情を体験してきてるのに、例えば演じる役が年上だったら、プラスその年分の経験と感情の積み重ねがあったりするわけです。ましてや『るろうに剣心』の設定は幕末で、今自分が生きている時代とは全く違う、自分の知らない時代の話です。個人的に「他者の人生は簡単に理解できない」と思って演じるのか、それとも理解した気で演じるのかで、すごく差が生まれる気がするんです。簡単に結論付けるよりも、わからないからこそ演じていく、演じながら理解を深め、その感情を見つめていく。そういうスタンスの方が僕としては信用できると思っています。——そのあり方が、今回の巴をはまり役にしたのでしょうか。有村さんは、我々が用意した美術や空間、目の前に立つ俳優たちの温度を感じながら、そこにいる存在をしっかり捉えようとしている。こっちがちゃんと環境を用意できれば、愚直に役と向き合ってくれる、そういう方は間違いなく化けていきます。恵役の蒼井優さんもそうで、最初はいろんな意見がありましたが、今はもう「ぴったり」と言われているでしょう。役の内面をしっかり表現してくれているからだと思います。■大友啓史監督1966年生まれ。岩手県出身。慶應義塾大学法学部卒業。1990年にNHKに入局し、連続テレビ小説『ちゅらさん』シリーズ(01~04年)、『ハゲタカ』(07年)、『白洲次郎』(09年)、大河ドラマ『龍馬伝』(10年)などを演出。イタリア賞始め国内外の賞を多数受賞する。2009年『ハゲタカ』で映画監督デビュー。2011年5月に独立し、『るろうに剣心』(12年)、『プラチナデータ』(13年)、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』(14年)の2部作を手がける。『るろうに剣心』シリーズは世界50か国以上で公開され、3部作の累計興行収入が125億円を突破、大ヒットとなる。その後も、『秘密THE TOP SECRET』『ミュージアム』(16年)、『3月のライオン前編/後編』(17年)、『億男』(18年)、『影裏』(20年)と話題作を次々と世に送り出す。2017年より「OFFICE Oplus」を新たに立ち上げ、海外での映像制作も視野に活動を広げている。(C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2021年06月30日俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 The Final』の興行収入が40億円を突破したのが29日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。28日時点で『The Final』の累計動員数は284万人、興行収入は40億円を突破。『The Beginning』の累計動員数は127万人、興行収入は18億円を突破し、遂に2部作合計で観客動員数は411万人を超え、興行収入も58億円を突破した。『The Final』は緊急事態宣言の影響で、一部地域では映画館で映画を楽しむことができないという状況が公開3日目の4月25日から2か月間続いてきたにも関わらず、6月20日時点で『花束みたいな恋をした』(興行収入38億円)を超え、2021年の興行収入No.1の実写映画となっている。また6月26日より大阪の映画館も土日の営業を約2カ月ぶりに再開し、6月26日、27日(日)の週末は、初めて大阪の映画館で『The Final』と『The Beginning』の両方を楽しむことのできる週末となった。7月3日からは来場者に『The Final』&『The Beginning』フォトカードを廃油。『最終章』で最も重要なキャラクターであり剣心に復讐を果たそうとする、雪代家の姉弟・雪代巴と雪代縁のビジュアルが両面に掲載されたフォトカードで、2作品を繋ぐ2人のビジュアルが同時にもらえることとなる。『The Final』で雪代縁は、最愛の姉・巴を奪われた恨みを晴らすべく、剣心とその周りの全てに復讐を仕掛け、剣心と死闘を繰り広げる。本ビジュアルはその死闘の様子を収めたワンシーン。一方『The Beginning』のビジュアルは、剣心に斬殺されるという運命を辿る雪代巴が、覚悟を決めた表情で、雪の中を歩く姿を収めている。フォトカードは全国の劇場の『The Final』と『The Beginning』のどちらの上映でも配布される。
2021年06月29日全身全霊で愛したいだけ!体当たり、血まみれの自分探し。板垣巴留さんによる、コミック『ボタボタ』とは?満面の笑みで鼻血が“ボタボタ”と流れている、インパクト大のカバー。氷刈真子(ひがりまこ)は汚いものに触れると鼻血が出る特異体質の持ち主。汚いものといってもいろいろだが、彼女自身は欲しているのに叶わないのが男女の営み、つまりセックスだ。「真子のセリフにもあるのですが、みんな『セックスしてません』みたいな澄ました顔をしながら、実はしている。異常と思える半面、大切ともいえるその価値について描きたくて、こういう体質にしてみました」普通に人を愛し、愛されたいと願う真子は、徹底した衛生管理のなされた食品容器工場の同僚や、反対に彼女が最も汚いものだと思っているお金を扱う銀行員など、受け入れてくれそうな男を見つけたら猪突猛進。美人でルックスは申し分ないので、男たちは喜々として応じるのだが、いよいよという段になると鼻血が盛大に噴き出し玉砕してしまう。「拒否反応を鼻血にしたのは、画面を派手にしたかったから(笑)。潔癖症の真子がどんな汚さに挑戦していくのか、大喜利みたいな感覚で男性のキャラクターを考えていきました。鼻血を出すシーンは見せ場でもあるので、能力バトルの必殺技じゃないですけど、『くらえ!』というイメージで勢いよく描きました」そもそもなぜ真子がこんな体質になってしまったのか。その原因が家族、特に母親との関係にあることも少しずつ見えてくる。「母親という存在に興味があるんです。娘は母親の反応に少なからず囚われてしまうものだし、母親自身にも母としての顔と、ひとりの女性としての顔がマーブル模様で出てくるもの。そのいびつさに惹かれます」ヒット作『BEASTARS』では動物のキャラクターを通して、人間社会に渦巻くさまざまな欲望を浮き彫りにした板垣巴留さん。血まみれになって愛を乞う真子は、実に動物的だったりもする。「たしかに人間を描いても動物っぽいとは言われます(笑)。普通ではない現象が起きたとき、本能的にどうするかを重視してキャラを描いているところがあるので、口や目などの誇張のしかたは動物でも人間でもあまり変わらないかも。ただ今回は短期集中連載だったので、思いきりの良さを発揮できた気がします。エロとホラーはいいコンビといわれるだけあって、裸の真子が血まみれで動いているだけで私の好きな絵になる。描くのが楽しかったです!」真子は、本当に愛する人と結ばれることができるのか……。裸一貫、体当たりの自分探しが清々しい。『ボタボタ』汚いものに触れると鼻血が止まらない特異体質ゆえに、セックスができない氷刈真子の愛とトラウマにまつわる物語。短編「白ヒゲとボイン」も収録。日本文芸社770円©板垣巴留・日本文芸社いたがき・ぱるマンガ家。2016年デビュー。『BEASTARS』(全22巻)はアニメ化も。そのほかに自伝的エッセイ漫画『パルノグラフィティ』など。※『anan』2021年6月30日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年06月27日巴は、とても凛々しい女性だと思いました雪代巴。それは、『るろうに剣心』ファンにとっては、特別な存在だ。かつて剣心が愛し、自らの手で斬殺してしまった女性。そして死してなお剣心の中で生き続ける女性。同作の実写映画化が決まったときから、ずっと誰が巴を演じるのか注目され続けてきた。そんな期待と不安が交差する中、幕を上げた映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』。スクリーンに現れた有村架純の雪代巴は、息を飲むほど美しかった。儚く、憂いげで、その佇まいから悲しみの音が聞こえてくる。「最初に原作と一緒に企画書と台本をいただいて、大友(啓史)監督がいかにこのエピソードに懸けているか、その想いをマネージャーさんを通して聞きました。すごく大事な役だからという言葉を聞いて、正直に言うと最初は怖かったです。だけど、そんな大事な役を『3月のライオン』でご一緒した大友監督が私に託してくれた。そのことがうれしくて。『3月のライオン』から3年経って、あのときいただいたものを今の自分なら何か違うかたちでお返しできるかもしれないと思ってお受けしました」ひとつひとつの言葉を確かめるように、有村架純はゆっくりと話す。質問を受けてからも、ぴたりとあてはまる言葉が出てくるまで、黙ってじっくり考える。軽はずみに沈黙を埋めようとしない。誠実で、嘘のない人だ。「巴は、とても凛々しい女性だと思いました。一輪の花が似合うような。巴を花に例えると薔薇とかチューリップとかわかりやすいものではなく、そんなふうに目立つ花を陰で支えてくれる花ですね」それは、少し意外な回答に思えた。許嫁の清里明良を剣心に殺され、復讐のために剣心に近づく巴は、悲劇の印象が強かった。なぜ有村架純は凛々しいと感じたのか。そう質問を重ねると、彼女はまた扉をひとつ開けるようにして話しはじめた。「確かに巴の運命はとても残酷なものだったと思います。でもどんな選択も、彼女は自分で考えて、選んだものだと思ったんですね。剣心に近づこうとしたのも、剣心のそばで自問自答しながらそれでも一緒にいようとしたのも、巴が自分で選択したこと。そこに、清里と剣心という2人の男性を想い続ける熱量を感じたというか。その芯の強さを思ったときに、ただ儚いだけじゃない、凛々しさというものを感じました」健さんはプロフェッショナル。そして、すごくシンプルな人銀幕の中の巴は、どこかこの世のものではないような雰囲気が漂っている。その静謐な空気の正体は、有村架純の役づくりにあった。「演じているときは、なるべくまばたきをしないように心がけていました。私はたぶんドライアイで、普段からまばたきが多いと言われやすいんですね。私の中で巴はあまりまばたきをしないイメージがあって。巴がたくさんまばたきをしていたら、きっと観ている方も感情が途切れてしまうと思ったんです。それで、視線を動かすときも、なるべくまばたきをしないように意識しました」また、その翳りを帯びた瞳には、スタッフたちのアイデアがつめこまれていた。「実はカラーコンタクトをしているんです。裸眼のところもあるんですけど、シーンや心情によって色味を変えて、目にフィルターをかけていて。確か4色くらい使っていたと思います。そんなふうに巴を生きるための装備をつけて現場に立つと、すっと気持ちが入るというか。そうした衣装やヘアメイクの力を借りながら巴を肉付けしていきました」剣心役の佐藤健とは撮影期間の多くを共に過ごした。有村架純の目から見た佐藤健は、どんな人物だっただろうか。「プロフェッショナルで、職人気質の方だと思いました。頭のいい方なので、自分の喋ることすべてにおいて何か見透かされるような怖さがあったんですけど。いろいろ話をしていくうちに気づいたのが、実はすごくシンプルな方なんだなと。わかりやすいと言うと失礼なんですが、これが好き、だからやる、という意志がはっきりしている。そんなところがシンプルだなと思った理由ですね」プロフェッショナルとしての矜持を胸に、大役を務め上げた佐藤健。その姿を間近で見て、同じ演者として刺激を受けることも多かったと言う。「健さん自身は、キャストやスタッフさんとコミュニケーションをとって現場を盛り上げるムードメーカーのようなタイプではおそらくないと思うんですね。そうではなく、その佇まいでみんなについていきたいと思わせる方。健さんがまっすぐに作品に向かえば向かうほど、現場の士気が上がっていく。言葉にせずとも背中で示すって、迫力がないとなかなかできることではないので、そこはとても学ぶところでもありました」私は、ゆらゆらしているタイプです(笑)雪代巴にも、佐藤健にも感じた、強さ。有村架純にも、そんな強さがあるのだろうか。そう尋ねると、「うーん。強いところか…」と、かすかに照れたように笑った。「私は、ゆらゆらしているタイプです(笑)。心配性なんですよ。どうしようどうしようっていつもビクビクしているし、気にしいだから、ひとつひとつのことにすごく慎重になっちゃうんです」そう飾らずに自分の性格を打ち明ける。とても芸能界というめまぐるしい世界のトップラインに立っているとは思えないくらい、有村架純は控えめだ。どの質問もたっぷり時間をとって答えた有村架純が、たったひとつ、即答したものがあった。それが、最後の質問。そんなふうにゆらゆらしている有村架純さんが迷わないものはなんですかーー彼女はその問いに弾むような声でこう答えた。「自分がやらせていただくお仕事に対して、絶対いい作品にするんだっていう思いですね。一緒につくっているみなさんのためにも、観てくださるみなさんのためにも、いいものにしたい。その想いは強いです」聞けば、『るろうに剣心』に関する取材はこの日が初めてだったと言う。「すみません、答えるのに時間がかかっちゃって」と少し恥ずかしそうに身を縮めて、その場をあとにした。華やかな世界にいる人なのに、決して気遣いを忘れない。でもそんな優しさよりも、シャイなところよりも、印象に残ったのは最後の質問に迷いなく答えた強さだった。彼女は雪代巴を凛々しい女性だと彼女は言ったけれど、改めて思う。有村架純もまた凛々しい人だ。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国公開。撮影/須田卓馬、取材・文/横川良明
2021年06月07日映画『るろうに剣心 最終章 The Final』(公開中)大ヒット舞台挨拶が4日に都内で行われ、佐藤健、武井咲、青木崇高、土屋太鳳、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。巻町操役の土屋は、出演する前から同作のファンだったということもあり「とても緊張しております。ここに立てることを本当に嬉しく思いますし、本当に光栄です」と喜びをあらわに。「激動の時代の中、新しい未来を守る人たちの物語が『るろうに剣心』シリーズだと思いますが、まさに今、世界中で医療従事者の皆さんをはじめ、多くの方々が新しい未来を守ろうとしていて、そんな時にこの映画が完成したということは、とても大きな意味を持つのではないかなと感じております」と語る。「この作品に込められた熱い祈りは新しい未来を温かくし続けるエネルギーになるのではないかと思っています」と希望を込めた。周囲の反応については、「前作から一気見される方が本当に多いみたいで、今までは初めて会う方から『朝ドラ見てました』と言われることが多かったんですが、最近は『るろうに剣心見てます』と。海外の方からもけっこう言われます」と明かす。一方で、「『The Final』の初号の時に、巴さんのエピソードで号泣しすぎて、(有村)架純ちゃんに心配をかけてしまったという経緯があるので、あえてまだ観ていないんです」と、4日から公開になった「The Beginning」を未見だということも告白していた。
2021年06月05日実写版『るろうに剣心』シリーズが『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』をもってついに完結する。これを記念してシネマカフェではキャスト陣のリレーインタビューを敢行! 今回、登場するのは、“人斬り抜刀斎”の人生を大きく変えることになる女性・巴を演じた有村架純。主演の佐藤健に言いたいor聞きたいこと、さらにアンケートで寄せられた読者からの質問にも回答してもらった。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。出演の理由「一緒に挑戦させていただきたい」――本作からの参加となりましたが、映画『るろうに剣心』シリーズ、もしくは原作について、どのようなイメージを抱いていましたか?私は『るろうに剣心』は映画で初めて拝見させていただいて、アクションといえば『るろうに剣心』が一番という印象を持っていました。(1作目の)公開当時は既にこの業界には入ってましたが、まだ技術的なところに関しては知らないことがいっぱいあって、とにかく圧倒されました――技術的なことなんて考えることもなく、ただ圧倒された思い出があります。それぞれの役者さんが演じられているキャラクター像、インパクトも本当にすごかったですね。作風も作品自体もキャラクターも。みなさんの熱量というか、インパクトや勢いがすごく強いというイメージでした。――ファンの間でも人気の高い幕末のエピソードで、しかも剣心の愛する存在である巴を演じることに決まった時の心境を教えてください。最初にマネージャーさんから話を聞いて、「はい、やります」とはすぐには言えませんでした。土足で足を踏み入れていいのか? などいろんなことを考えたんですけども、大友(啓史)さんと再びお仕事ができるという喜びのほうが自分の中で勝りました。健さんも共演したことのある方でしたので、一緒に挑戦させていただきたいなと思い、その覚悟の上でお受けしました。――巴を演じる上で大切にされたこと、意識されたことはどんなことですか?巴が清里(窪田正孝)と出会う前、出会ってからどういうふうに生きてきたのかなということを自分なりに想像して、清里のことを思いながらも、ただただ剣心に対する復讐心だったり、憎しみだったり、そういった微妙な気持ちの動きなどを常に思いながら撮影をしていましたね。あんまり余計なことは考えていなかったかもしれないです。巴は剣心に対する復讐心で生きているみたいな感じだったので、余計なことはあんまり考えず、剣心と過ごす日々を大事に生きていましたね。演じた巴役を回顧「苦しかったんじゃないかな」――有村さんから見て、巴という女性の魅力はどのようなところにあると感じますか?巴は決して強い人ではないと思うんです。けれども一輪の花のような美しさもあって、凛とした、凛々しい女性でもあって、すごく本当に言葉にするのが難しいんですよね。わかりやすいキャラクターでもないし、多面的な部分があるので。でも人としての危うさだったり、ツンっとつつけば崩れ落ちてしまうような脆さだったり、そういったところが、魅力なのかなって思ったりしましたね。――特に剣心と巴が一緒に暮らす日々の2人の様子がかわいらしくて印象的でした。あのシーンはどのような心境で臨んだのか? 撮影のエピソードなど教えてください。剣心と一緒に過ごせば過ごすほど、巴の中で自分を憎みそうになるというか、もともとはやっぱり清里を思って始めたことだったはずが、それが思いもよらぬ方向に行ってしまい、たぶん自分でも驚いていた日々だったのかなと思って…。剣心に対して想いを寄せても、清里への想いが消えるわけでもないし、かといってそれを美化することはできないし、常にずっと揺れ動いている日々だけど、人間ってずっとそういった嫌なことを考えて生きていないと思うんですよね。とある瞬間に忘れることってあって、それが2人で暮らす中でいっぱいあったんでしょうね、きっと。巴を演じながらも「あ、居心地がだんだん良くなってきたな」とか思う瞬間もいっぱいあって、だけど、ひとりになった時とか、ふとした瞬間にきっと清里のことが頭をよぎったりして、そういう葛藤の日々だったから、巴としては本当に剣心と一緒に過ごせば過ごすほど苦しかったんじゃないかなと思います。――クライマックスの剣心の頬に刃を立てるシーンは佐藤さんと打ち合わせなどはしたんですか?たしか前日にリハーサルだけやって、アクションを含めて2~3日かけて撮ったんですよね、場当たりをしただけで、全然打ち合わせとかは何もせずでした。――アニメとか原作漫画とかに近づけようとかそういう意識でもなく、2人でその場のやり取りの中で生まれたという感じでしょうか?そうですね。原作とはまたちょっと違いますもんね。そこは自然とそうなったっていう感じでしたね。佐藤健の意外な一面とは?――読者からの質問です。「巴の役は難しかったと思いますが、 撮影の合間、他のキャストの方と何をして過ごしていましたか?」とのことですが、基本的に佐藤さんとのシーンが多かったかと思います。現場でどんなことをお話されたんですか?夜遅くや、朝まで撮影することもあったので、お互いに眠気を誤魔化すように、合間に喋りながら過ごしていました…。でも、そんなに口数多くしゃべってはないですね。ぽつぽつお互い喋って…みたいな感じで。作品の雰囲気もありましたし、あんまりキャッキャッできるような感じでもなかったので、喋りたいときに喋っていた感じです(笑)。あと、お互いに食事制限をしていたのでお腹が空くんですよ。なんか嚙みたいなっていう時に、節分の豆、乾燥した大豆をジップロックに入れて持っていたので、それを2人でもぐもぐ食べてました。――もうひとつ、読者からの質問で、「『るろうに剣心』の共演者の方の意外な一面を見つけていたら教えてください!」とのことですが、これも佐藤さんになりますよね。そうですね。意外でもないかもしれないですけど、食事制限をしていたので、健さんは1日に1粒、2粒食べるチョコを楽しみに現場を過ごしていらっしゃったので、意外と甘いものというか、そういうものを食べるんだなって。あんまり甘いものを食べてるイメージが『何者』の時はなかったので、「あ、チョコレート好きなんだ」って思いましたね。その時だけかもしれないですけど。――「座長・佐藤健に今だから言えること、聞きたいこと」を教えてください。今作の撮影で健さんは、『The Final』を撮影してて、『The Beginning』を撮影した後て、また『The Final』の撮影に戻られてたんですよ。『The Final』の時の容姿と『The Beginning』では当然容姿も違いますし、そういう気持ちをキープする方法、メンタルとか集中力、持続力はどこからわき出てくるものなのか知りたいですし、聞いてみたいですね。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月04日佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の場面写真、及びスポット映像が3日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回公開された場面写真は、有村架純演じる人斬り抜刀斎・緋村剣心へ近づく謎の女・雪代巴の姿を切り取ったもの。現在公開中の『るろうに剣心最終章 The Final』では、神谷道場の仲間たちと平和に暮らしていた剣心のもとに、シリーズ最恐の敵・雪代縁が現れ、剣心に関わるすべてを奪おうと東京に総攻撃を仕掛ける。そして剣心は、縁の姉であり自身の妻だった巴を斬殺していたという過去が明かされ、互いの譲れない想いがぶつかりあうエモーショナルな最終決戦が描かれる。4日公開となる『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では動乱の幕末を舞台に「不殺の誓い」を立てる前の"人斬り抜刀斎"時代の剣心と巴が辿る運命が描かれている。ある夜、剣心が敵を殺めたとき、目の前に立っていた1人の女性が雪代巴。暗殺の現場を目撃された剣心は、口封じのため巴を傍に置き共に暮らすことを決意する。人の心を失っていく姿を傍らで見ていた巴は、「このまま人を殺め続けるのか」「平和のための戦いなど、本当にあるのか」と問いかける。巴の優しさは剣心の心に波紋を広げ、「新時代」のために人を斬ることに葛藤しはじめ、次第に本当の幸せの意味に気付いていく。互いに惹かれあう巴と剣心だったが、ある日突然、巴は姿を消してしまう。実は巴の真の目的は“緋村剣心への復讐”で、彼女は同じく剣心の命を狙う幕府直属の隠密組織「闇之武」の首領・辰巳(北村一輝)の指示で動く内通者だった。今回解禁された新たな場面写真からは、今にも消えてしまいそうな儚さを見せながら揺るがない意志と強い芯を携え剣心に近づく巴や、憎しみと愛情の狭間に立ちながら穏やかな表情で剣心を見つめる巴の姿、さらに強い決意の目で雪の中に佇む姿などが写し出されている。合わせて到着したスポット映像からも、人斬りだった剣心に大きな影響を及ぼし、その後「不殺の誓い」を立て今の剣心へと生まれ変わった、運命を変える巴との出会いがドラマチックに描かれる。(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心最終章 The Beginning」製作委員会
2021年06月03日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が6月4日(金)より公開となる。この度、有村架純が演じる謎の女・雪代巴の新場面写真とスポット映像が公開された。観客動員数1,150万人を超え、日本映画の歴史を変えたエンタテイメントの頂点として君臨するアクション感動大作『るろうに剣心』シリーズがついに完結。かつて誰も体験したことのない衝撃的なスピードで繰り広げられる圧倒的な超高速アクションと、心を揺さぶるエモーショナルな人間ドラマが融合した『るろうに剣心』シリーズは日本だけでなく世界中を熱狂させ、世界100カ国以上で配給。50以上の国際映画祭に出品され絶賛されている。2019年6月まで約7カ月以上に渡り、京都・奈良・滋賀・三重・ 兵庫・熊本・広島・栃木・埼玉・静岡など全国43カ所で大規模ロケを敢行し2作連続で撮影された本作。その甲斐もあり『るろうに剣心 最終章 The Final』はシリーズ2作目『るろうに剣心 京都大火編』を超え、本年度実写映画でオープニング興収1位のヒットとなり、3週連続で実写映画第1位。観客動員数は226万人、興行収入は31億円を突破、その勢いはとどまることを知らない。本作の舞台は動乱の幕末。ある夜、剣心が敵を殺めたとき、目の前にひとりの女性が立っていた。彼女の名は雪代巴。暗殺の現場を目撃された剣心は、口封じのため巴を傍に置き共に暮らすことを決意する。人の心を失っていく姿を傍らで見ていた巴は「このまま人を殺め続けるのか」、「平和のための戦いなど本当にあるのか」と問いかける。巴の優しさは剣心の心に波紋を広げ「新時代」のために人を斬ることに葛藤しはじめ、次第に本当の幸せの意味に気付いていく。互いに惹かれあう巴と剣心だったが、ある日突然、巴は姿を消してしまう。巴の真の目的は“緋村剣心への復讐”。彼女は同じく剣心の命を狙う幕府直属の隠密組織“闇之武”」の首領・辰巳(北村一輝)の指示で動く内通者だった。巴を追う剣心だが、そこには数々の罠が。公開された場面写真からは、過去の経験から今にも消えてしまいそうな儚さと、揺るがない意志、そして強い芯を携え剣心に近づく巴の姿。そして憎しみと愛情の狭間に立ちながら、穏やかな表情で剣心を見つめる姿、さらに強い決意の目で雪の中に佇む姿などが映し出されている。スポット映像からは人斬りだった剣心に大きな影響を及ぼし、その後「不殺の誓い」を立てる彼の運命を変える巴との出会いがドラマチックに描かれる。誰よりも人々の幸せを願い、新時代の到来を信じて戦い続ける剣心を傍らで見守る中で、決して消えることのない複雑な想いを抱きながらも、心惹かれていく巴。復讐か愛か。決して許されることない究極のラブストーリーが、日本を代表するキャストたちによって描かれる。なぜ、剣心は2度と人を斬らないと誓ったのか、なぜ妻を斬殺しなければならなかったのか。果たしてふたりが迎える運命とは。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(金)より公開
2021年06月03日複数の作家・演出家が、アクション、マイム、音楽劇、ワードレス殺陣芝居など、さまざまなジャンルの作品を生み出し、上演するスタイルの劇団壱劇屋。2021年8月11日(水・祝)から15日(日)に東京・池袋シアターグリーンBIG TREE THEATERにて、台詞は一切無し、言葉は黙して殺陣で紡ぐ「wordless × 殺陣芝居」シリーズの東京単独公演が決定した。今回の上演作品は、劇団10周年記念企画のひとつとして2018年に大阪で上演した『二ツ巴-Futatsudomoe-』。1500名動員を突破し、多くの観客が涙した作品である。物語は、水が枯渇したとある都に住む2組の父と娘の話。その地では、神に祈り水を乞うための儀式として、人柱を捧げる因習があった。農夫である父と共に暮らす娘・ともえと、都を治める王を父に持つ娘・トモヱ。過酷な運命に身を置く少女達の物語を「wordless × 殺陣芝居」で描く。農夫である父と共に暮らす娘・ともえ役には須藤茉麻、都を治める王を父に持つ娘・トモヱ役には2018年に同役を演じた谷川愛梨を迎える。チケットは、6月4日(金)より各ファンクラブサイトから受付を開始する。大阪公演とは一味違う二ツ巴を是非体感してほしい。
2021年05月31日緋村剣心が、人斬りから流浪人となるきっかけとなった、雪代巴との物語を描いた「追憶編」を実写化した映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』がいよいよ公開を迎える。先に公開された『るろうに剣心 最終章 The Final』がド派手なアクションシーン満載の壮大なエンターテインメントだとすれば、本作は重厚な人間物語。そんななかでも、新選組一番隊長・沖田総司と剣心のバトルシーンは、これまでの逆刃刀との闘いとは一線を画した緊張感が伝わってくる名シーンだ。撮影が行われたのは、2019年2月。極寒の京都・御室八十八ヶ所霊場。新選組が池田屋襲撃を果たすなか、桂小五郎の窮地を救うために剣心が現場に向かう途中に、沖田と遭遇し、剣を交えるシーン。尊王攘夷を唱える志士たちを取り締まる新選組の一番隊長と、そんな幕府の要人を斬りまくる〈人斬り抜刀斎〉。そんな2人の初顔合わせとなる場面。沖田に扮するのは村上虹郎、剣心演じるのはもちろん佐藤健だ。台本のト書きには「沖田との壮絶な戦いが始まる」と書かれているだけだが、アクションシーンだけでも約30カットもあるという。立ち位置から、動きのチェック、さらにはカメラ位置など、入念なチェックだけでも膨大な時間を費やすが、その一つ一つにも、何とも言えぬ緊張感が漂う。本シーンの演出について大友啓史監督は「これまでの逆刃刀は、どちらかというと打撃。叩いて倒すというイメージですが、今回の真剣だと斬った相手からは血が出るわけで、瞬殺の闘い。剣心が刀を抜くと、既に相手は斬られている。アクションというよりは、より時代劇に近い所作や立ち回り」とコンセプトを明かしていたが、まさに佐藤さんと村上さんの対峙する場面では“間”によって観客が引き込まれるような独特の空気が漂う。さらに、本シーンの足場は砂利だったため、勢いがつけばつくほど、思った立ち位置で止まることができない。テストを含め、何度も確認をするが、迫真の殺陣であればあるほど、難易度も上がる。それでも、まったくの妥協がない現場では、佐藤さんも村上さんも何度も動きをモニターでチェック。ときにはアイデアを出し合いながら、シーンを構築していた。沖田を演じた村上さんに対して大友監督は「猫みたいでしなやか」と表現すると「これだけ長くシリーズを続けると、役者同士でも佐藤健に飲まれてしまう部分があるのですが、彼はそういったところが全然ない」と度胸の良さを賞賛。さらに大友監督は、剣心の繰り出す剛の剣に対して、柔らかい村上さんの剣さばきは、「これまでの『るろうに剣心』シリーズでは観たことのないような魅力を放つ、独特のシーンに仕上がっている」と太鼓判を押していた。前述したように『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は、剣心と巴という2人の心の奥に宿る思いを、丁寧にスクリーンに活写した人間物語であり、ラブストーリーという側面が強い。だからこそ、沖田と剣心が剣を交えるこの闘いは、エンターテインメント性を作品に与える非常に貴重なシーンと言える。極寒のなか、ト書き1行のために妥協なく膨大な時間を費やすキャスト、スタッフの姿を見ていると、映画というものは、作り手の作品に対する愛で形作られているのだと痛感させられる。新型コロナウイルス感染拡大による3度目の緊急事態宣言が発出されるなかでの船出となってしまった『るろうに剣心 最終章』だが、“るろ剣愛”に溢れる人々が作り上げた作品は、是非とも大きなスクリーンで堪能してほしいと思えるほど素晴らしい映画になっている。(text:Masakazu Isobe)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月29日松坂桃李、麻生久美子、井浦新、三浦翔平ら出演の「あのときキスしておけば」5話が5月28日放送。オジ巴を受け入れた高見沢が“暴走”…桃地とのフラダンスバトルに爆笑の嵐が巻き起こるとともに、オジ巴と高見沢のキスにも様々な反応が集まっている。出世願望も恋愛願望も特になく、唯一の趣味は家にこもって大好きな漫画を読むことだという32歳独身男性・桃地のぞむが、バイト先のスーパーで自分が愛読する漫画を描いている蟹釜ジョーこと唯月巴と出会い、2人は“友だち以上恋人未満”の関係に。しかし飛行機事故で巴は死亡、巴の魂は同乗していたサエない清掃員の田中マサオに乗り移り、桃地と“オジ巴”とのラブストーリーが始まる…という本作。桃地を松坂さんが、巴を麻生さんが、マサオ=“オジ巴”を井浦さんが演じるほか、巴を発掘した元担当編集者で、巴と結婚するが離婚。現在は「週刊少年マキシマム」副編集長を務める高見沢春斗に三浦さん。最初は桃地とオジ巴を詐欺師だと思っていた巴の母、唯月妙に岸本加世子。巴のフラダンスの先生でマサオの妻・田中帆奈美にMEGUMI。桃地のバイト先「スーパーゆめはな」で働き、桃地に恋愛指南する郷田ひと子に猫背椿。青果担当の水出清美に阿南敦子。青果売り場で働く李善善にうらじぬの。マサオと知人だった「スーパーゆめはな」のESV(エグゼクティブスーパーバイザー)反町真二に六角慎司といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。オジ巴が巴だと気づいた高見沢は、オジ巴を連れ去っていく。自宅に戻ったオジ巴を全面的にサポートする高見沢だが、1人自宅に取り残された桃地は巴と高見沢が夫婦だったことも知ってしまい、ショックを受ける。桃地の感情をひと子は嫉妬だと指摘、「本気で好きなら諦めるな」と背中を押す。一方高見沢も桃地にもうオジ巴と会わないでくれと宣告、オジ巴を巡る2人のバトルが始まる…というのが今回のストーリー。オジ巴が通うフラダンス教室に桃地と高見沢も参加。最初は3人で踊っているのだが、途中から帆奈美の指示を無視し2人で“ダンスバトル”を始める…「フラダンスの対決のとこ声出さずに笑うの腹筋使った~」「フラダンスの衝撃で話しが入ってこないwww」「フリースタイルフラダンスすんなwwww」などこのシーンに爆笑する視聴者が続出。一方、桃地も高見沢に対抗するため妙から巴の好物であるイカゲソ作りを学び、出来上がったイカゲソを届けに巴の自宅に行くが、そこには高見沢からキスされるオジ巴の姿が。オジ巴と高見沢のキスに「オジ巴が先に高見沢とキスするなんて…!!!」「ももち、躊躇ってたら先にキスされちゃったな~!」などの声や、「高見沢さんはオジさん姿には全く抵抗ないのね…それは…やっぱりすごいよね…」と高見沢の巴に対する愛に感動する声など、SNSには様々な反応が投稿されている。(笠緒)
2021年05月29日映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』10th アニバーサリーイベントが17日に都内で行われ、佐藤健、有村架純、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回、「The Beginning」で剣心の元妻である巴を演じた有村について、佐藤は「巴ぐらいミステリアスなんですよ。本当に心の奥底で何を考えているのかがわからないというか、何か隠し持っているんじゃないかと思わせるような。もっと知りたいと人に思わせるような人ですね」と表す。それに対し首を横に振っていた有村は、佐藤について「現場で一緒に過ごす中で心強い、身を委ねられる」と表し、佐藤は「身なんか委ねてたの?」と疑問を持った様子。有村が「撮影中、剣心さんに気持ちを寄せて1カ月間過ごしてたんですけど、伝わってないですか?」と尋ねると、佐藤は「それはもちろん伝わってますけど、本当にセリフも間違えたことない。全シーンくらい巴と一緒にいたんですけど、どんなに長いセリフも最初から1回も間違えない」と振り返る。「『身を委ねて』と言ってくれましたけど、めちゃくちゃ1人でちゃんと立ってましたよ。めちゃくちゃ自立してましたよ」と言う佐藤に、有村は「そっか」と納得していた。また、作品に因みそれぞれの「運命的な出会い」は……という質問では、佐藤が『るろうに剣心』シリーズについて語る中、有村が「う〜ん、そうですね、私は……お寿司」と意外な回答を見せる。有村はさらに「もちろん人とか作品とかいっぱいあるんですけど、ここはちょっとお寿司を選ばせていただきます」ときっぱり。「お寿司が世界で1番大好きです。自分が作品を走り切ったぞ、と思った時にだけ食べられるんです」とマイルールを明かした。今作が終わった時には食べたのか聞かれると、「食べた……? 食べました」と答え、佐藤は「やりきってくれてる。良かった」と安堵していた。
2021年05月18日和月伸宏のコミックを実写映画化した人気シリーズ最終作『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の公開を記念した「10th アニバーサリーイベント」が5月17日、都内で行われ、主人公・緋村剣心を演じる佐藤健をはじめ、共演する有村架純(雪代巴役)、江口洋介(斎藤一役)、大友啓史監督が出席した。第1作『るろうに剣心』の撮影が始まった2011年から10年。各配信プラットフォームを通じて、全国のファンに“るろ剣”完結への思いを語った。剣心の頬に刻まれた“十字傷の謎”に迫る『るろうに剣心 最終章 The Beginning』。かつての剣心の妻で、剣心が“不殺の誓い”を立てる理由となった女性・雪代巴との秘話が描かれる。佐藤は現在公開中の『るろうに剣心 最終章 The Final』と本作の関係性について「2つで1つの作品だと思っています。コインの表と裏。見せている局面は違うが、精神は同じ」と力説。ただ、両者は「全然違う作品」でもあると語り、「今回は監督とも『ちゃんと時代劇をやろう』という共有認識があり、役作りも現場での居方も全然違った。役にここまで一体化できたのは、初めての体験」と振り返った。雪代巴を演じ、シリーズに初参戦した有村は「このような時期ですが、健さん、大友監督をはじめ、皆さんの熱量が届いてほしいと祈っております。私も参加できてうれしいです」としみじみ。佐藤との共演を「剣心さんに気持ちを寄せて過ごしていたので、長く感じると同時に、あっという間という感覚も。夢の中にいる感覚だった」と振り返ると、佐藤も「我々は同じ夢の中にいたようですね」と大いにうなずいた。お互いの印象は「巴と同じくらいミステリアスなんですよ。心の奥底に何か隠し持っていると思わせ、もっと知りたいと思わせる人。どんな長いセリフも間違えないし」(佐藤)、「心強い存在で、身を委ねることができた」(有村)と明かし、およそ1ヶ月に及んだ共演で紡がれた強い絆を披露していた。江口は「なかなかヘビーな仕事だった」と10年の旅路を回想し、「これが皆さんに届いて、楽しいと言ってもらえれば、(コロナ禍が明けて)健くんともいい酒飲めそう」と期待感。大友監督は「ここにたどり着くまで10年、戦ってきました。今思うと美しいプロジェクトだった」と振り返り、「最終的に『The Beginning』は過去のどの作品とも違っている。剣心のルーツを描かないと、剣心を描いたことにならないし、技術で撮るよりも、心で向き合わないといけない領域が多かった」と話していた。取材・文・写真=内田涼『るろうに剣心 最終章 The Final』公開中『るろうに剣心 最終章 The Beginning』6月4日(日)より公開
2021年05月17日2作連続で公開中の佐藤健主演『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』。この度、巴との壮絶な過去と剣心の十字傷に秘められた真実が明らかになる、来月公開予定の『The Beginning』より本予告映像が到着した。本日開催されたオンラインイベント「『るろうに剣心最終章 The Beginning』10thアニバーサリーイベント」にて、本予告映像が初披露。舞台は時空を超え、明治から動乱の幕末へ、「るろうに剣心」始まりの物語が描かれる『The Beginning』。公開された映像では、「新時代のため、あなた方には死んでもらう」と、容赦なく侍たちを斬り捨てていく剣心の衝撃的なシーンから幕を開ける。そして、新選組に追われる身となっていた“人斬り抜刀斎”剣心は、ある夜に巴(有村架純)と出会い、口封じのため共に暮らすことを決意。巴の優しさは剣心の心に波紋を広げ、次第に巴に心を開き本当の幸せの意味に気づいていくが、ある日突然、巴は姿を消してしまう。実は巴には、剣心に近づく別の目的が。また「どんなことがあろうと、あなただけは、絶対に斬りはしない」と誓うものの、なぜ、妻を斬殺しなければならなかったのか、そしてなぜ、2度と人を斬らないと誓ったのか。剣心と巴の観る者の胸を打つ濃密な人間ドラマが、壮大なグランドフィナーレを彩る。本作でも主題歌を手掛けた「ONE OK ROCK」ボーカルのTakaは「僕は圧倒的に『The Beginning』が一番好きです」と言い、「緋村剣心は健にしかできなかったって、『The Beginning』を観るたびに思うんです。だから僕らはそこに寄り添って、彼の心情を掬ってあげるような気持ちで、最後に曲を届けられればいいなっていうのをイメージして、今回の楽曲を作りました。『るろうに剣心』は共に歩んできた同志です。これは健に対しても、剣心に対してもそうですし、そこはふたつでワンセットなんですけど。本当に……ありがとう、っていう感じです」と思いを語っている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は全国にて公開中、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Final」製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開© 和月伸宏/ 集英社 ©2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年05月17日松坂桃李、麻生久美子、井浦新、三浦翔平らが出演する「あのときキスしておけば」の3話が5月14日放送。桃地とオジ巴が着る個性的なパーカーに「クセがすごい」「気になりすぎる!」等の声が殺到、松坂さんの萌え袖にも注目が集まっている。とにかくポンコツで何かと不運、勤務先のスーパーでも失敗続きで怒られてばかりで出世願望も恋愛願望も特になく、唯一の趣味は家にこもって大好きな漫画を読むことだという32歳独身男性・桃地のぞむを松坂さんが演じる本作。桃地はバイト先のスーパーで自分が愛読する漫画を描いている、蟹釜ジョーこと唯月巴と出会う。巴に気に入られた桃地はお手伝いのバイトを引き受け“友だち以上恋人未満”の関係となっていく。ある時桃地と巴は沖縄旅行に向かうのだが、着陸した飛行機がオーバーランし巴が死亡。呆然とする桃地だが、そこに歩み寄ってきた“おじさん”から、涙ながらに「自分が巴」と告げられる。巴はサエない清掃員の田中マサオと入れ替わっていた…というストーリーが展開。桃地が大好きな漫画「SEIKAの空」の作者、蟹釜ジョーこと唯月巴に麻生さん。事故で亡くなった巴と入れ替わる田中マサオには井浦さん。巴の元担当編集者にして元夫、「週刊少年マキシマム」の副編集長、高見沢春斗に三浦さん。イケメン好きな巴の母、唯月妙に岸本加世子。桃地のバイト先「スーパーゆめはな」で働く郷田ひと子に猫背椿。同じく青果担当の水出清美に阿南敦子。同じく青果売り場で働く李善善にうらじぬのといった面々が出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はマサオが巴だと信じることにした桃地が巴の指示で実家を偵察に行き、妙から「イタコ詐欺ではないか?」と疑われながらも、もう1度オジ巴に会って欲しいと頼み込む。オジ巴と再会した妙はオジ巴が本人だと認める。一方、オジ巴はスーパーゆめはなのトイレでエグゼクティブ真二(六角慎司)と再会。“田中マサオ”に借金があることを知る。さらにフラダンス教室の先生がマサオの妻だったことも判明する。また、高見沢は巴が生きていると考え始める…という展開。桃地の家に居候しているため、桃地の服を借りるオジ巴。視聴者からは個性的すぎるパーカーにコメントが集中。桃地のパーカーセンスは、絶妙なのですIねぎ#あのキス#あのときキスしておけば#松坂桃李 pic.twitter.com/SPWZMUXheS— 【公式】あのときキスしておけば(金曜ナイトドラマ) (@anokiss2021) May 14, 2021「パーカーが可愛すぎる!!好き」「パーカーのクセがすごい」「桃地が着てるパーカー欲しいです」「パーカーとTシャツが気になりすぎる!」などの声が寄せられる。またパーカー姿の時に桃地が“萌え袖”であることにも「萌え袖可愛すぎるやろ」「ももちの萌え袖にキュンキュン」「萌え袖やめてくれーーーーぃ 狙っとるやろーーーーぃ」といったコメントが多数投稿されている。(笠緒)
2021年05月15日松坂桃李主演、大石静が脚本を手がける「あのときキスしておけば」の2話が5月7日放送。麻生久美子演じる巴と入れ替わった井浦新演じるマサオに絶賛の声が殺到。三浦翔平演じる高見沢との“三角関係”にも視聴者からの注目が集まっている。出世願望も恋愛願望もなく、何をしても壊滅的にポンコツなスーパーの従業員・桃地のぞむを松坂さんが演じる本作。桃地は大好きな漫画の作者、蟹釜ジョーこと唯月巴と出会い、気に入られ、彼女の自宅でバイトすることになり、さらに巴からキスを求められる関係までになるが、2人で沖縄旅行に行くために搭乗した航空機が事故に遭い、巴は帰らぬ人になってしまう。そして呆然とする桃地の前に点滴をぶら下げた見知らぬおじさんが現れ、泣きながら「私が巴なの」と言い出す。巴はサエない清掃員の田中マサオと入れ替わっていた…というのが前回のおはなし。松坂さんのほか、世間からは男性だと思われている桃地の愛読漫画「SEIKAの空」の作者で、蟹釜ジョーこと唯月巴に麻生さん。沖縄行きの飛行機で桃地と巴の隣の席に乗り合わせたサエない清掃員のおじさんで、巴と魂が入れ替わってしまう田中マサオに井浦さん。「SEIKAの空」を連載当初から担当してきた敏腕編集者で、巴とは結婚してわずか1年で離婚した“元夫”でもある高見沢春斗に三浦翔平。イケメン好きな巴の母、唯月妙に岸本加世子といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。飛行機事故から目を覚まし、TVニュースで巴の死を知り呆然とする桃地の前に、マサオが現れ、猛烈な力で桃地の腕をつかむと「桃地、私、巴なの」と泣き叫ぶ…。マサオ=オジ巴を振り払って逃げた桃地だが、オジ巴は自宅までついてくる。高見沢から巴の通夜の日程を知らされた桃地は「私が本当に死んでるのか確かめたい」と言うオジ巴を連れ、共にお通夜に参列するのだが…というのが今回のストーリー。「井浦新が麻生久美子の特徴を捉えすぎていて、もう麻生久美子にしか見えない」「完全に麻生久美子さんに見える井浦新さんすごい」「オジ巴さん可愛いかったです。新さんすごい」など、井浦さんの“オジ巴”ぶりに絶賛の声が相次ぐ。一方、巴を自宅に連れてきた桃地は、自宅を訪ねてきた高見沢と出会う。桃地をハウスクリーニングの人間だと思っていた高見沢だが、「SEIKAの空」の新たな原稿が出版社のストレージにアップされたことで、桃地がストック原稿をアップしてるのではと考え、桃地の携帯に何度も電話する…そんな高見沢に「鬼電してるww奪い愛の三浦翔平になっちゃう」「鬼電の三浦翔平とか、ますますストーカー味が増すからやめて」といった声とともに「松坂桃李と井浦新と三浦翔平の三角関係、最高じゃん!」と、巴を巡る“恋のバトル”を期待する感想も送られている。(笠緒)
2021年05月08日和月伸宏氏の同名コミックを実写化した映画『るろうに剣心』シリーズが、ついに最終章を迎える。2012年の『るろうに剣心』に続き、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作で、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心(佐藤健)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描いている。コロナ禍での延期を経て公開された『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)は、原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶編」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。今回は、第1作からヒロイン・神谷薫を演じ続けてきた武井咲にインタビュー。シリーズ10周年を迎え、自身の環境にも変化があった武井は、同作について何を感じていたのか。○■薫の気持ちを自分の中に組み込んでいく——10年間という大きなスパンでたどり着いた「The Final」への思いを教えて下さい。薫の変化や自分自身の変化を感じたことはありましたか?今回の「The Final」は、薫が初めて剣心の過去を知る部分も描かれていて、剣心に昔、妻がいて、その人を自分の手で殺めてしまったということに強烈な衝撃を受けます。現代の女性だったら、思ったことをパッと口に出せたり態度に出せたりするけど、この時代ではきっとそういう風にいかないだろうと考えました……。私が演じていなかった間も、剣心と薫は神谷道場でどう過ごしてきたんだろうなという想像をしたり、長い時間一緒にいる中で「自分の知らない剣心がいたんだ」という衝撃を乗り越えていく姿が、すごく新鮮に映っていると思います。——剣心のことを受け止める薫を演じられたのは、ご自身の成長があったからでもありますか?この作品の撮影に入る前に大友監督とお話しましたが、私の生活にも変化があったから、どう受け取られているんだろうという不安もありました。でも、久しぶりにお会いしたときに、あたたかく「おめでとう」と言ってくださって。娘が生まれたことにも喜んでくださって、「女優さんは自分の生き様がお芝居につながっていくし、今回の薫にもうまく活かせるんじゃないかな」と言ってもらえたのがすごく嬉しかったです。薫が剣心の過去を知る衝撃を、今の私が演じるからこそ、成長した薫を見せられるんじゃないか……と言っていただいて、ものすごく心強かったです。フラットに考えることができて、思ったまま素直に演じて大丈夫なんだと思うことができました。——武井さんは「The Final」に出演されていますが、逆にご自身の出演されていない「The Beginning」を見たときは、どんな感想でしたか?「The Beginning」は台本も読んでいなかったので、映画でどういうストーリーになっているのか、どういう描き方をされるのかも知らなかったですし、巴さん(有村架純)のビジュアルも「The Final」の縁の部屋の肖像画で初めて見たんです。本当に薫のような気持ちで、巴さんのことも受け入れてはいるんだけど、目の当たりにするとなんだか変な気持ちになりました。でも、薫は「The Beginning」の時間を過ごした剣心のことを知って、剣心と一緒にいるわけですし、薫と同じような気持ちを自分の中に組み込んでいく感覚でした。剣心に寄り添い理解していく、という気持ち。私も「The Beginning」を見ながら、今までのことが一つ一つ、クリアになっていきました。今まで剣心から聞いただけのお話じゃなくて、映像を目の前にすると、すごい傷を背負った人だったんだなと改めて思いました。またシリーズを見返したくなってしまって、見事に大友さんの誘惑に乗ってしまいました(笑)。——「The Beginning」で佐藤さんは10代を演じていましたが、その姿についてはどんな感想でしたか?「The Final」と同じ時期に撮影していたはずなのに、幼く見えていたので驚きました。「The Beginning」の健さんに現場でお会いする機会もあって。「The Beginning」の剣心は別人なくらいに暗く、痩せていて、いつもと違う雰囲気で、とても小さく見えました。○■10年で感じた作品の重み——一方で佐藤さんはオンラインイベントの時にも、10年間の武井さんの変化を思って「会うのが怖かった」とおっしゃっていました。剣心メンバーはみんな、10年ずっと離れていても互いに気になる存在で、一緒にいるような気持ちなんです。青木(崇高)さんとは毎年、年賀状のやりとりで互いの状況をやりとりしたりしていて、本当に親戚のような感覚。私はその中でも10代だったから、きっと皆さんの中では子どものイメージが大きかったのだと思います。お芝居の経験も浅い時期にこのような大作に出演して、子猫が入ったような頼りない存在だったと思うんですけど、そこから20代になって、結婚して子どもを産んで再会したことで、緊張させてしまったところはあったのかもしれません。実際、変わることはそんなにないですし、私自身いつも通りで来たんですけど、10代から20代への変化もあったから「どんな感じなんだろう」と恐れられてたんじゃないかな(笑)。でも、撮影に入るとすぐに感覚が戻りました。——この10年を経たことで、改めて『るろうに剣心』という作品や周りの方について気付いたことなどはありましたか?やっぱり、重みです。私が10代の時は、よくも悪くも作品の重みを理解しきれなかったからこそ、よりぶつかることが出来たのだと思います。もちろん大きな作品だと理解していましたが、10代の時と今とでは感じる重みが全然違うし、健さんがこれだけの責任を背負って演じられていたんだなと思うと、想像もできません。今の自分ですら剣心のような役を演じるという図が想像できないですし、そんな役を20代前半で演じられていたなんて。恐ろしいほどのプレッシャーを抱えながらも、それを感じさせないように現場では柔らかく穏やかにいらっしゃったので、さすがだなと思いました。——ちなみに、もし武井さんが戦闘シーンに参加するとしたら「この技をやってみたい」とか…。裏側を知っていると、もう、無理です!(笑) 今回の縁との戦いは、今までとも全然違う戦いになっていて、敵であって敵でない相手に対して、剣心の思いが乗ったアクションになっています。すごく大きな一つの見所です。でも、私はちょっと……。——「できないと思うくらいすごい」といった感じでしょうか?「できないと思う」じゃなくて、「できない」です!(笑) 本当に、到底できないようなことをされているんです。——『るろ剣』はコミックの実写化作品で、ヒットの要因に美術などの力もあると思いますが、実際に現場で見て驚いたことはありましたか?強烈に覚えているのは、剣心たちと歩いた「赤べこ」からの帰り道(広島県たけはら町並み保存地区)です。もともと風情のある場所だったんですけど、さらに町ごと美術で飾られていて、エキストラにも地元の方が参加してくださったりしていて、すごいことだなと思いました。撮影の前はまだ『るろうに剣心』の発表がされていなかったから、「佐藤健の超大作映画のロケ、エキストラ募集」という感じだったと思うんですが、もう絶対に『るろ剣』しかないですよね(笑)。皆が「あれしかない」という作品であるところも偉大だし、町ごと『るろ剣』ワールドに染めた美術も、素晴らしかったです。——改めて、『るろ剣』シリーズの最後を迎えることについても、お気持ちを伺えれば。もちろん寂しいです。一ファンとしては、ぜひまたやってもらいたいです。健さんは、大変ですけど(笑)。実写化するというのにとても大きなハードルがあった作品だったと思うのですが、今「The Final」の公開を迎えられるということが嬉しいし、世界中の方たちがこの作品を楽しみにしてくれていると思うと、ドキドキワクワクする気持ちでいっぱいです。■武井咲1993年12月25日生まれ、愛知県出身。2007年、雑誌「セブンティーン」の専属モデルとしてキャリアをスタート。2008年に『櫻の園-さくらのその-』で映画デビュー。『るろうに剣心』シリーズ(12年/14年)で、幅広い層から支持される。『愛と誠』『今日、恋をはじめます』(12)、ドラマ「黒革の手帖」「今からあなたを脅迫します」(17年)などに出演。
2021年04月28日俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心』シリーズのLINEスタンプが、22日より発売される。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。今回公開される「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。LINEスタンプはシリーズ初で、『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』の公開を記念して発売された。剣心(佐藤健)、薫(武井咲)、左之助(青木崇高)、恵(蒼井優)、操(土屋太鳳)とお馴染みの神谷道場メンバーに加え、斎藤(江口洋介)、巴(有村架純)、桂(高橋一生)の絵柄が使用されており、トーク画面いっぱいに広がるBIGスタンプ仕様。「おろ?」「かたじけない」など、お馴染みのセリフに加え、逆刃刀を手に取った姿など、様々な表情を見せる剣心や、「おつかれさまです」「頑張って!」と剣心や神谷道場を支える薫ならではの、ねぎらいの言葉が使用されたものも。そして「いいじゃねえか」と神谷道場のムードメーカーである左之助らしいコミカルな仕上がりのスタンプに加え、「大丈夫?」といつも剣心や薫を心配する恵のスタンプも登場。「終わったな」「チョロい」と、いつもはつらつとしたストレートな物言いの操のスタンプもあり、神谷道場メンバーが勢ぞろいしている。「それは俺の仕事だ」と漢気溢れる、シリーズ全作品に登場する斎藤のスタンプや、「The Beginning」から「失礼します」とクールな表情の巴、「待っています」と物思いに耽る桂のスタンプなども登場し、『るろうに剣心 最終章』の世界観を表現する、充実のラインナップとなっている。
2021年04月22日エモーションをいかにアクションに乗っけるか「パート1をやっているときから巴との過去を心に秘めながら演じてきたので、このエピソードを描かずして終えられないという気持ちはありました。それをこうして自分が納得いく形で作品に残せたので、すごく満足感があるし、やりきった充実感があります」そう穏やかな口調で、長きにわたって演じ続けてきた役との別れを振り返る。俳優・佐藤健にとっての代表作――映画『るろうに剣心』シリーズ。その最終章となる映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』がいよいよ公開のときを迎える。左頬についた十字傷。その謎が明かされる本作。宿敵・雪代縁(新田真剣佑)の登場によって、心優しき剣客・緋村剣心の贖罪の旅がついに完結を果たす。「ずっと悩みながら演じていましたね。剣心にとって、縁は贖罪の念を持つ相手。敵でありながら謝なければいけない相手である縁とどう向き合っていくのか、どんな言葉を投げるのか。剣心自身も葛藤していただろうから、特に最後の一騎打ちのシーンは、僕も剣心と同じように、どう表現すればいいのか葛藤しながら現場にいました」決して口数の多くない剣心にとって、最も感情が迸るのが刀を振るうとき。新田真剣佑と共に繰り広げた最終対決は、ただ斬り合うだけのアクションではない。壮絶なる覚悟を秘めた男と男の、言葉のいらない感情のぶつかり合いだ。「剣心も縁も、剣を交えることでしか気持ちを伝えられない者同士。だからこそ、エモーションをいかにアクションに乗っけるかということがすごく大切だったんです。普段、どういうふうに台詞を言おう、どういう演技をしようと考えるのとまったく同じ線上で、どうやってアクションを組み立てていこうか考えていきました」ぬるいアクションは一切したくなかったアクション監督の谷垣健治を筆頭に、パート1から共に歩んできたチームとディスカッションを重ねながらつくり上げた渾身のアクション。その創作過程で、佐藤健自身にも変化があった。「特にパート1の頃は、自分もアクションについてよくわからないから、とりあえず言われたことをやってみようという感じだったんです。だけど今回は、アクション部に言われても、自分がもっといいものができると思ったら、『そこは、こう変えましょう』と提案していました」佐藤健の譲れない線引きとは何だったのか。その答えに、彼が今、一級のエンターテイナーである所以が見えた。「アクションシーンって見どころであると同時に、一歩間違えると観客にとって“待ち”のシーンになってしまう可能性がある。なんか戦ってるな、と漠然と眺めて、決着がついたら、そこからまた観るという方も中にはいると思っていて。そういう危うさがあるとわかっていたからこそ、この『るろうに剣心』のアクションでは絶対そうさせたくなかったんです」ド派手なアクションを演じたからといって、必ずしもそれが面白さと等価交換になるわけではない。佐藤健は、極めて冷静にそう判断していた。アクションシーンを“待ち”の時間にしないために、佐藤健が選んだ道。それは、演じ手としてより過酷な獣道だった。「お客さんを驚かせるくらい、すごいことをやる。裏を返すと、すごいこと以外のアクションはゼロでいいと。だからアクションを提案されたときに、これはちょっとぬるくなりそうだなと思うものは全部排除しました。映画に出てくるのは、これは勝算があると確信できたものだけ。そんな濃縮された、観る人が没入できるものを作れた手応えはあります」その言葉通り、スクリーンの中では、まばたきさえ惜しまれるような、スピード感と臨場感溢れる死闘が描かれている。満身創痍になりながら、縁を演じる新田真剣佑と刀を交えた時間は、佐藤健にとっても特別なものとなった。「縁は若さゆえの過ちやエネルギーが魅力的なキャラクター。まっけん(新田)もそこがいちばん大事だということをよくわかっていたし、縁を演じているまっけんは他の役と比べても彼の良さが出ていたと思います。演じているときはもちろん敵対しているんですけど、一緒にアクションをするという意味では、協力し合う仲間。まっけんとだからこそ、しっかりと信頼関係を築いた上で一緒にシーンをつくり上げることができた。すごく心強かったし頼りになりました」命よりも誇りを大切にする生き様がカッコいい少年漫画らしいエンターテインメント性やフィクショナルな世界観が観客の血をたぎらせる一方で、『るろうに剣心』は明治初期を舞台とし、日本文化である「武士」の生き様が描かれた時代劇の面も持つ。年々、時代劇というものが希少になっていく中で、本作に挑むにあたって“時代劇としての矜持”を意識した部分はあったのだろうか。「時代劇ということについては、『The Beginning』の方でより強く感じていました。現場でもみんなの中で『The Final』は時代劇とアニメの融合をエンタメに昇華することを意識していて。『The Beginning』では、しっかりとしたドラマを描こうという共通認識があった。ストーリーも芝居の質もカメラの画角も色味も編集のテンポもまったく違うと思います。ぜひ両方を見比べてもらえたら」日本映画史に綿々と受け継がれてきた時代劇。日本で生まれ、日本で生きる俳優として、佐藤健の中にも時代劇への憧れと誇りが息づいている。「僕は武士道の精神が好きなんですね。だから時代劇をやるたびに、共感できるところもあれば身が引き締まるときもところもあって。今、僕たちは平和な時代に生きているけど、激動の時代を生きた彼らの精神は生きていく上で必要だなと思います。僕たちが時代劇をつくることで、そんな武士道を次の世代へ伝えていきたい気持ちはあります」武士道――今や日常の会話ではなかなか使われなくなった言葉だが、佐藤健の凛とした佇まいを見ていると、確かに野を駆ける武士の姿が重なる。「武士の方たちは一本筋が通っていて、命よりも誇りを大切に生きている。その生き様がカッコいいなと思うんですよね。僕も曲がった生き方はしたくないと心に決めています」俳優・佐藤健の曲げたくないものとははたして何か。「一本筋の通った生き様を死ぬまで貫きたいとは思っています。でも、それと同時に柔軟でありたいとも思うんですよね。時代がどんどん変わっていくから、それに対応した上で、質の高いものをつくっていきたい。だから、ここは絶対こうじゃなきゃいけないみたいなものは持たないようにしています」LINEやSUGARを通じたファンとのコミュニケーションや、YouTubeチャンネルの開設など、固定のイメージにとらわれない多彩な活動は今や多くの人の知るところ。こうした常に世の中を驚かせるアクションも、佐藤健が時代の風を読んだ上で、柔軟に対応しているからだろう。「やりたいことをやっているだけなんですけどね。やっぱり凝り固まっちゃうのは良くないと思っています。常にいちばん新しくて、一番いいものは知っておきたいし、それを踏まえた上で、どういうふうに役にアプローチしていくのかとか、どういう作品をやっていくのかを考えたい。全部を知った上で、そのときベストだと思う選択をしていきたいです」自分が剣心としていられたのは、僕を剣心にしてくれたみんながいたからこの10年で、日本を代表する俳優のひとりに成長した佐藤健。その歩みの節目節目を、『るろうに剣心』という作品が飾ってきた。クランクアップの瞬間、佐藤健の胸に去来したものは何だったのか。「無事に全部撮り終えることができてホッとしたのと、達成感と。あとはものすごく長い時間をかけて関わってきた分、情だとか、強い想いもあったので、そういった意味では寂しさも感じました」現場で共に戦った仲間たちにも、想いを込めた言葉を贈った。「みなさんには本当に支えてもらいました。自分ひとりの力じゃここまで剣心という役と一体化は絶対できなかった。そういった意味でも、自分が剣心としていられたのは、僕を剣心にしてくれたみなさんがいたからだと思っています。だから、感謝の気持ちをまず伝えて。あとはお疲れ様でした、ですよね。僕がこの作品に人生を賭けていたように、監督をはじめ、一人ひとりのスタッフも、それこそ武士道じゃないけど、誇りとプライドを持ち、人生をかけて挑んできた。特にこの作品はパート1からほとんど同じスタッフなので、みなさんに『我々はがんばりましたよね、お疲れ様でした』という話はしました」クールなイメージの強い佐藤健だが、そうした特別な場では涙を見せることもあるのだろうか。「僕は武士なんで、人前で泣くわけにはいかないですね」そう少し茶目っ気を織り交ぜて答える。その気取りのない表情に、素の佐藤健が垣間見える。とは言え、たとえ外では寡黙な武士であっても、家に帰ればごく普通の人。しみじみと感傷に浸ることもあるのかもしれない。そう重ねて聞いてみると、いたずらっぽく笑ってこう言った。「決してござらん。と書いておいてください(笑)」その不敵な笑みがとってもチャーミングで、今、これだけ多くの人が佐藤健に夢中になる理由が、ほんの少しわかった気がした。自分に誰より厳しく、己の誇りを胸に、不言実行で高みを目指す。それでいて、機知に富み、人を惹きつける愛嬌がある。俳優・佐藤健と、剣客・緋村剣心。その語り尽くせぬ魅力が、映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』に凝縮されている。取材・文/横川良明
2021年04月22日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の場面写真が20日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。『るろうに剣心最終章 The Beginning』で描かれるのは、動乱の幕末。緋村剣心が、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍し、血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎と恐れられていた時代が舞台。これまでのシリーズの“流浪人”である剣心の優しいイメージを根底から覆す、剣心の原点を描いた作品だ。今回到着した場面写真は、これまで誰も観たことのない、人斬り・緋村抜刀斎の危険で美しい姿、そして、彼の妻となり、斬殺されるという運命を辿る有村架純演じる雪代巴、さらには、高橋一生演じる桂小五郎、村上虹郎演じる沖田総司、そして江口洋介演じる斎藤一らの姿を収めている。人斬りの現場を見られ、巴を口封じのため側に置くことにした剣心。素性が謎に包まれていたものの、共に日々を過ごす中で、巴は人斬りとして日々人を殺めることで心をなくしそうになっていた剣心に、“大義は本当に何事にも優先するのか”を問いかけ、次第に剣心にとって大切な存在となっていく。悲劇的な憂いの中に、強い意志と限りない優しさを帯びている巴の美しくも儚い姿を見せる一方、剣心が巴に斬りかかろうとする姿も。また、“人斬り抜刀斎”が誕生するきっかけとなる長州藩志士・桂小五郎、そして当時、幕府側の浪士隊・新選組の三番隊組長だった斎藤一など、時代を守るか変えるか、それぞれの信念を貫き命懸けて戦っていた戦士たちの姿を捉えた場面写真も解禁され、“真剣”を手にし新選組一番隊組長・沖田総司と対峙する剣心の姿、刀を口にくわえた狂気溢れる姿や、そして頬がまだ一本傷の姿もなども公開された。
2021年04月20日俳優の佐藤健が主演を務める『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(6月4日公開)の特報映像&本ポスターが20日、公開された。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。公開間近の「The Final」から時空を超え、幕末を描いた「The Beginning」。これまでのシリーズとは全く異なる雰囲気で「なぜ、剣心は2度と人を斬らないと誓ったのか」というシリーズ最大の謎に迫る『るろうに剣心』始まりの物語であり、主演の佐藤健をはじめ、大友監督率いるスタッフ陣が「絶対に描きたかったエピソード」と並々ならぬ想いで作り上げた。今回、解禁となった特報映像では、黒い着物に身を包んだ緋村剣心(抜刀斎)が血しぶきも省みず に容赦なく人を斬り捨てていく衝撃の姿が初お披露目。そして、剣心に近づく巴(有村架純)の存在もとらえられ、十字傷に秘められた真実が描かれる。さらに、剣心を人斬りの任に就ける長州藩の志士・桂小五郎 (高橋一生)や高杉晋作(安藤政信)、剣心と敵対する幕府側の浪士隊・新選組の斎藤一(江口洋介)や沖田総司(村上虹郎)と、動乱の幕末を生きた男たちの姿も収められた。また解禁となったポスタービジュアルは、白い着物の至る所から血が滲んで満身創痍な剣心が、降りしきる雪の中で静かに横たわる妻・巴を抱き寄せるという、美しく、儚いビジュアルに仕上がっている。○大友監督 コメント十字傷の謎、それに触れずして絶対にシリーズは終われない。シリーズ開始当初から、我々の意識の先には常にこの作品がありました。来るべき新時代を肩に背負い、孤独に囚われ、返り血を浴びながら、生涯ただ一度の恋に生命を煌めかせた、ある人斬りの「運命」をめぐる物語。それは僕にとって、「龍馬伝」の岡田以蔵に始まる佐藤健との十年に及び旅のまさに終着点であり、総決算に他なりません。人斬り抜刀斎そのものと化した佐藤健は、蒼白く燃える魂を心の奥底に秘め、巴との邂逅と不殺の誓いに至るプロセスを、美しく、ストイックに演じ切りました。その一瞬一瞬を噛み締め、愛おしみながら、僕たちは彼の姿を瞼に焼き付け続けました。いよいよシリーズ最後の作品、そして我々の集大成をお披露目する時です。「おろ?」っとおどける剣心とは別人格の、京都の夜を震え上がらせた人斬り抜刀斎の全貌が明らかになります。積み重ねてきた十年に渡る私たちの時間の結晶と、剣心と巴との生命の燃焼の物語「The Beginning」を、ぜひ劇場でご覧いただき、楽しんでいただければと思います。○佐藤健 コメント「The Beginning」では、剣心を語る上で欠かせないエピソードである、剣心が抱える十字傷の正体が明らかになります。パート1から「The Final」で穏やかに微笑んできた剣心とは違い、闇の中で生きる人斬り時代の剣心の姿が描かれます。剣心のこのエピソードをお客さんに知ってもらって初めて『るろうに剣心』が完結します。完成した映画を見ましたが、僕が思い描いたものを遥かに超えたクオリティで大友監督が映画として完成させてくれました。嬉しいですし、悔いはありません。僕自身絶対に演じたいエピソードでしたので、早く皆様に届けたいです。ぜひ、「The Final」と合わせてご覧頂けると嬉しいです。(C) 和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会
2021年04月20日『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2021年4月23日・6月4日公開)の配信イベント「るろうに剣心 GLOBAL FAN SESSION」が24日に行われ、佐藤健、武井咲、新田真剣佑、青木崇高、土屋太鳳、有村架純、高橋一生、江口洋介、大友啓史監督が登場した。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。「The Beginning」に出演した有村は、剣心の妻でありながら斬殺されるという悲劇のヒロイン・巴を演じる。原作でも人気のキャラクターで「監督やプロデューサーさん方も『ずっと待ち望んでいたエピソードをようやく撮影するときが来た』と。本当に雪代巴という役は剣心さんにとっても、みんなにとってもすごくすごく大切な役なんだと言っていただいて、プレッシャーと言えばそうなんですけど、その言葉があったからこそ、作品に寄り添いたい、皆さんに寄り添いたいと強く思って撮影に参加させていただきました」と振り返る。「撮影をしていた時にも、健さんが『剣心の役作りは巴から始まってる』と私に言ってくださって、私の中ではその言葉がとても心に残っていますね」と明かした。この言葉に、佐藤は「なんだよ、バラすなよ」と照れ笑い。さらに「おっしゃる通りで、巴との出会いを経て旅に出て、その10年どうやって生きていこうか彷徨ってから剣心の物語が始まるので、巴を思って役に臨むのは当たり前のことだし、大切なシーンの前では巴との別れや日々を思い出して、1回深呼吸をして本番に臨んだりしていた」と告白する。「パート1から、僕の体の中には巴という女性は内蔵されていて、映像にも映ってると思うので、今回の『The Beginning』を皆さんに見てもらえるのは非常に嬉しいことですし、1本集中してこのエピソードを描かせていただいたことにも感謝しています」と作品への思いを語った。佐藤から見た有村の巴については、「初めてお会いする巴なんですけど、僕は懐かしく感じたんです。ずっとふわふわした気持ちのまま撮影していて、僕の人生にとってもすごく特別な時間だったんだなって、振り返って思います」と絶賛。有村は「初めて剣心さんと対峙した時の、寂しそうな背中が忘れられない。孤独な背中をしている姿に、巴としてものすごく心を揺さぶられた瞬間が多かったです」と撮影時の心境を吐露した。
2021年03月25日YOASOBIが、ダブル主題歌を務めるTVアニメ『BEASTARS』とのコラボグッズの受注販売をスタートした。今回YOASOBIが『BEASTARS』のダブル主題歌を手がけるにあたり、楽曲の原作小説を書き下ろした『BEASTARS』の作者・板垣巴留が、今回のために『BEASTARS』のキャラクター風にしたAyaseとikuraのイラストを描き下ろし。それらのデフォルメされたイラストが、『BEASTARS』のキャラクターであるレゴシやハルと共に、ワッペンや刺繍でアイテムに施されている。ラインナップは、フーディ、Tシャツをはじめ、YOASOBI×BEASTARSのコラボロゴをあしらったスウェットなどが展開される。『BEASTARS』キャラクターをイメージしたアイテムのカラーにも注目。その他、ポーチや、ハンカチタオル、キーホルダー、クリアステッカーなど、普段使いしたくなるようなグッズに加え、ぬいぐるみまで揃っており、気になるアイテムが目白押しとなっている。コラボグッズは、YOASOBIオンラインストアにて本日より受注受付がスタート。ストアではAyaseとikura、さらに板垣巴留も参加の着用写真が公開されている。【受注受付期間】3月20日(土)18:00~4月4日(日)23:59【商品のお届け】6月中旬より順次出荷予定また、YOASOBIは3月24日に今回のダブル主題歌を収録したシングルCD『怪物 / 優しい彗星』をリリースする。本日、期間生産限定盤(アニメ盤)・ファンクラブ限定盤の2形態の商品画像が公開となった。うちファンクラブ盤には、1月にリリースをした1st EP『THE BOOK』と合わせて楽しむことが出来る限定インデックスが付属する。『怪物 / 優しい彗星』アニメ盤パッケージ『怪物 / 優しい彗星』ファンクラブ盤パッケージ【リリース情報】『怪物 / 優しい彗星』2021年3月24日(水)リリース『怪物 / 優しい彗星』アニメ盤ジャケット『怪物 / 優しい彗星』ファンクラブ盤ジャケット●期間生産限定盤(アニメ盤)仕様:CD+DVD価格:1,700円(税抜)予約URL: 【DVD収録内容】1. TVアニメ『BEASTARS』 第2期オープニングノンクレジット映像 / YOASOBI「怪物」2. TVアニメ『BEASTARS』 第2期エンディングノンクレジット映像 / YOASOBI「優しい彗星」●ファンクラブ限定盤仕様:CD+BD+特製バインダー用インデックス価格:2,700円(税抜)予約URL: 【BD収録内容】1. TVアニメ『BEASTARS』 第2期オープニングノンクレジット映像 / YOASOBI「怪物」2. TVアニメ『BEASTARS』 第2期エンディングノンクレジット映像 / YOASOBI「優しい彗星」3. たぶん -Acoustic Session-4. あの夢をなぞって -Acoustic Session-【CD収録曲】 ※期間生産限定盤・ファンクラブ限定盤共通1. 怪物(TVアニメ『BEASTARS』第2期オープニングテーマ)2. 優しい彗星(TVアニメ『BEASTARS』第2期エンディングテーマ)3. 怪物(TV Size Ver. )4. 優しい彗星(TV Size Ver. )ファンクラブ『CLUB 夜遊』新規入会はこちら※3月24日(水)発売『怪物 / 優しい彗星』FC限定盤のご購入には、有料会員登録が必要となります。【予約者優先先着オリジナル特典】3月24日(水)発売となるYOASOBIのシングル『怪物 / 優しい彗星』期間生産限定盤を下記CDショップチェーンにてご購入いただいた方に、1枚お買い上げにつき1枚、先着で下記オリジナル特典がプレゼントされます。・全国アニメイト(通販含む):オリジナルクリアファイル・Amazon.co.jp(ECサイト):メガジャケ・YOASOBI応援店:オリジナルロゴステッカー※YOASOBI応援店リスト※上記は全て予定事項につき、予告なく変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。※特典は店舗毎に無くなり次第終了となります。新曲「三原色」NTTドコモ「ahamo」CMソングリリース日:未定作詞・作曲・編曲:Ayase/歌唱:ikura原作:「RGB」(小御門優一郎 著)「ahamo」ホームページ 1st EP『THE BOOK』2021年1月6日(水)リリース完全生産限定盤価格:4,500円+税仕様:CD+特製バインダー購入URL: 配信URL: 【収録曲】01. Epilogue02. アンコール(Google Pixel 5, Pixel 4a CMソング)03. ハルジオン(「ZONe Ver.1.0.0」IMMERSIVE SONG PROJECT書き下ろし楽曲 / フルリモート劇団「劇団ノーミーツ」第二回長編公演「むこうのくに」主題歌)04. あの夢をなぞって(フジテレビ系「とくダネ!」2020年6月度お天気コーナーMONTHLY SONG)05. たぶん(映画「たぶん」主題歌)06. 群青(ブルボン「アルフォートミニチョコレート」CMソング)07. ハルカ08. 夜に駆ける09. PrologueYOASOBI 関連リンクOfficial Site:: Channel::
2021年03月20日小説を音楽にするユニット・YOASOBIの新曲『怪物』が、2021年1月6日(水)より放送のTVアニメ『BEASTARS』第2期オープニングテーマに決定した。昨年11月に発表したデビュー曲『夜に駆ける』でブレイクを果たし、ストリーミングでは2億回再生を突破。Billboard Japan Hot 100やオリコン週間合算シングルランキングで1位を獲得し、各種配信チャートでも1位を席巻した。全世界のランキングであるSpotifyのバイラルトップ50(グローバル)でも6位となり、アメリカやカナダ、香港、インドネシア、マレーシア、インドなど各国のバイラルチャートにもランクイン。TikTokでも再生数の伸びが顕著で、関連動画再生数は5億回を突破。さらに来年1月には1st EP『THE BOOK』のリリースも控えている。新曲『怪物』は『BEASTARS』原作者の板垣巴留氏による完全書き下ろしオリジナル小説『自分の胸に自分の耳を押し当てて』をもとに制作された。疾走感とともにダークさを纏った本作は、映像の世界観を色濃く描きつつ、YOASOBIとしても新たな一面を魅せる楽曲と言えるだろう。そしてアニメの最新PVも公開され、映像内で音源が初解禁となった。ぜひチェックしてほしい。OASOBIと板垣巴留氏からのメッセージは以下。<原作・板垣巴留氏コメント>BEASTARSを描くにあたり心掛けてきた、思春期の厳しさ、どうしようもなさと、心の進化をYOASOBIさんが素晴らしい音楽にのせてくれました。1曲にここまでBEASTARSのテーマを詰め込んでくれたことに感謝します。すごすぎ!<YOASOBI・Ayaseコメント>BEASTARSという一つの物語、その世界観、そして原作となるオリジナル小説に綴られたレゴシの葛藤、悶々とした気持ち、その中から導き出した彼の決意を、この「怪物」という楽曲に詰め込みました。大好きな作品のアニメ第二期、新たな幕開けのタイミングでこうやって携わることができること、本当に嬉しく思います。アニメと合わせて、この楽曲のことも愛していただければ幸いです。<YOASOBI・ikuraコメント>アニメ「BEASTARS」のオープニングテーマを担当させて頂くことになり、大変嬉しい気持ちで一杯です!板垣巴留先生の書き下ろしてくださったオリジナル小説を基に、主人公レゴシの熱い思いと動物世界の混沌とした空気感を精一杯歌声に込めさせていただきました。YOASOBIとして新たな扉を開いた楽曲になっています。放送が楽しみです!TVアニメ『BEASTARS』(第2期)2021年1月6日(水)より、フジテレビ「+Ultra」ほかにて毎週水曜日24時55分から放送開始2021年1月5日(火)より、Netflixにて独占配信開始/2話~毎週木曜日配信(日本先行)PV: 公式サイト: 公式サイト: 公式Twitter: ■リリース情報YOASOBI『THE BOOK』2021年1月6日(水)リリース完全生産限定盤価格:4,500円+税仕様:CD+特製バインダー予約URL:
2020年11月05日ドラマ、映画、2.5次元舞台などを中心にさまざまな分野で活動する男性グループ・ハイスクールチルドレン(石橋弘毅、高橋奎仁、田淵累生、富園力也、福井巴也)が17日、新型コロナウィルス感染拡大防止により延期となっていたファンミーティングを「オンラインファンミーティング」と題して生配信した。2018年夏、日本テレビにて放送されていたオーディション番組から誕生したハイスクールチルドレン。ファンミーティングはこれまで2018年12月、2019年5月にも行っており、3回目となる今回は、昨年10月のメジャーデビュー後初めての開催となる。さらに、5人でのイベントは10ヶ月ぶりということで、メンバーそれぞれが人気作品への出演で培ったスキルを持ち寄りパワーアップしたパフォーマンスを見せつけた。ファンにとっても待望のイベントである今回。オープニングVTRが終了してステージの映像に切り替わると、デビュー曲「愛の鎖」で幕を開けた。5人が声優として出演したオリジナルアニメーション映画『キミだけにモテたいんだ。』の挿入歌で、セクシーさと力強さの共存した、鎖で囚われているかのようなダンスが魅力の同曲。昨年のイベントで、デビュー決定の報告とともに初披露したときはハンドマイクを使っていたが、今日はヘッドセットを装着している。間奏のコンテンポラリーも含め、両手の指先まで使って楽曲の世界観を余すことなく表現した。ここで挨拶と自己紹介をすると、ジャケットを脱いでおそろいのエンブレムとカラーベルトがついたシャツスタイルに。石橋の「懐かしいこの楽曲で盛り上がりましょう!」という曲振りで始まったのは、第2回ファンミーティングに合わせて用意された彼らのオリジナル曲「Sunrise」。ファンと一緒に踊ることができるキャッチーな動きは残しつつ、振り付けが一新されている。「愛の鎖」とは打って変わってポップな曲調を笑顔いっぱいで届けた。「Fly Higher」も、第2回ファンミーティングで初披露されたオリジナル曲。ダンスナンバーで、センセーショナルなEDMサウンドと、淡々とした歌いぶりのAメロからサビに向かって徐々に熱を上げていく爽快感がたまらない。続けて、同じ秋元康氏のプロデュースで活動する大先輩・AKB48の「フライングゲット」をカバーで披露。AKB48ではマイクスタンドを使って行われているリンボーダンスは田淵の腕を使って再現し、「NaNaNa」をもじった「ニャニャニャー」という歌詞もキュートに決める。彼ららしいパワフルでエネルギッシュなステージングではあるが、時折歌詞に合わせてしなやかな指使いで色気も見せ、男性ボーカルならではの新鮮さを感じさせてくれた。そして始まったのは、アドリブシアター「ハイチルハウスの1日」。結成以来、同じ家に住んでいる5人。これまではそれぞれの仕事やレッスンの関係で一緒にいられる時間がそれほど多くなかったが、この春のステイホーム期間中はずっと一緒に過ごしていた。そんな彼らが「僕らの日常を垣間見てもらいたい」との思いで、この企画をメンバー自ら考案。スクリーンに表示される指令をアドリブで演じる。高橋が初めてモノマネを披露、福井がすべらない話を披露など、メンバーにとってはハードルの高い指令が次々と出されるが、和気藹々とした雰囲気でクリアしていき、最後は「これからも仲良く5人一緒に暮らしていく」という指令が送られた。白を基調とした衣装に着替えて再びライブコーナーへ移ると、まずSOL(from BIGBANG)の「EYES, NOSE, LIPS - JPN ver.」をカバー。失ってしまった恋人への未練や後悔を歌ったR&Bスローナンバーで、5人が2組に分かれて掛け合うように歌い上げる。サビではコーラスを加えてサウンドに厚みを持たせ、フェイクや下ハモで支える福井と田淵のボーカルが印象的だ。続けて披露されたBTSの「Not Today(Japanese ver.)」カバーでは、激しく細かいダンスをハイチルらしくアレンジして表現。まさかの選曲に驚くコメントも多数投稿され、そのかっこよさに撃ち抜かれるファンが続出した。豊かな振れ幅とポテンシャルの高さを存分に発揮したあとは、福井、高橋、田淵がステージに残ってMC。「Not Today」は、いろいろな動画を見ながら本番直前まで細かい振りを微調整していたと話す。そして衣装チェンジ終わりの富園、石橋が学生服スタイルで登場すると、久しぶりの制服に二人はお互いを褒め合ってつい照れてしまうというかわいらしい一幕を見せながら、富園の描いたメンバーイラストが使用されている最新グッズを紹介した。その後制服姿で戻ってきた高橋、田淵、福井に対して、石橋は「イケイケの先輩たちに囲まれてる気分」と一言。スマートフォンで配信画面のコメントを見ながら「どんな学生でしたか?」「ファンミの練習の思い出はありますか?」「『愛の鎖』のお気に入りのフレーズや振り付けは?」というファンからの質問に答えたあとは、本日ラストの一曲を前に、「パフォーマンスしてるとき、みんなの背中を見ながら『この光景は一生忘れないだろうな』って思って、胸に刻みました」(石橋)、「『愛の鎖』のときに僕が一番後ろから見ている縦一列の並び、めちゃめちゃエモくて! この景色をみんなに見てほしいなって思うぐらい感動しました」(富園)など、それぞれ今日の公演の感想を語った。リーダーの福井が「これからも5人で切磋琢磨して成長していけたら」とまとめると、最後に『キミモテ』主題歌「ハイスクールプリンセス」のハイスクールチルドレンver.をライブ初披露。不器用でどこか残念な男子高校生たちが、「キミ」との出会いをきっかけに変わっていく――。そんな"恋と友情の物語"の主題歌らしく、ピュアで一途な恋愛感情を描いた楽曲だ。同作にメインキャストとしても出演した富園は、シーンによって表情をうまく使い分け、緩急がはっきりしたダンスも相まって独自の存在感を放つ。目まぐるしくフォーメーションが変化し、メンバーが入れ替わり立ち替わりセンターに立つほか、細かな手振りなど見どころいっぱいに仕上がった「ハイプリ」初披露。コメント欄は喜びの声で溢れていた。「以上、ハイスクールチルドレンでした!」と深く頭を下げ、ステージから去るメンバー。これで配信は終了……かと思いきや、しばらくすると、手拍子が流れ出した。ファンもそれに合わせて「アンコール! アンコール!」とコメントしてアンコールが始まるという、リアルイベントさながらの演出で楽しませてくれている。ラインストーンで胸に「HSC」と描かれたオリジナルのTシャツ姿で現れた5人は、初披露時を再現したかのような田淵の曲振りから続けて、ハンドマイクで「愛の鎖」を届ける。先ほどの質問コーナーでこの曲のお気に入りポイントとして「初披露したときの累生くんの曲振り」を挙げていた高橋は、歌い終えて「聞けた~!」と表情を緩め、ほかのメンバーも「楽しかった!」「気持ちよかった!」と口を揃えた。改めて挨拶をしたあと、笑顔の中にどこか名残惜しさも感じる表情でカメラに手を振り続ける5人。その姿がフェードアウトし、初のオンラインファンミーティングは幕を閉じた。ステイホーム期間において、ファンミーティングが延期になったり、出演舞台が中止・延期となってしまったメンバーもいる。しかし彼らはそんな状況下でも、5人で一緒に住んでいるという強みを生かして毎日のTikTok投稿や5人揃ってのインスタライブ配信を行い、ファンに楽しい時間を届けようと試行錯誤していた。今回はオンラインファンミーティングという形ではあったが、この経験も5人にとって今後大きな糧となるはずだ。メンバー個々、そしてハイスクールチルドレンのさらなる活躍に期待したい。
2020年07月21日