女の子はパープル系が人気カラー1位!ニュアンスカラーが人気の傾向女の子の人気1位は、パープル系で全体の27.6%、2位はサックス系で全体の24.4%、3位はピンク系で全体の14.9%という結果となりました。パープル系やサックス系でも特に淡いカラーが人気で、ホワイト系も4位にランクインするなど、ニュアンスカラーが人気の傾向にあります。<女の子の人気カラー>男の子はブラック系が人気カラー1位!ブラック×アクセントカラーが人気男の子の人気1位は、ブラック系で全体の63.2.%、2位はブルー系で全体の12.5%、3位はネイビー系で全体の6.8%という結果に。根強い人気カラーのブラック系の中でも、ブルーやレッドなどの子どもの好きなカラーとの組み合わせが特に人気です。<男の子の人気カラー>※2024年2月1日〜5月6日までのセイバン直営店・公式オンラインストア購入者データを集計セイバン(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅カッコいい!圧倒的な人気スポーツブランドのアディダスからランドセルが登場✅ピークは5月!2024年度入学者の「最新ラン活傾向」を発表!人気のカラーは?ランドセルを購入で重視するポイントはどこ⁉✅「ファミリア」のランドセルは軽量でおしゃれ♡合成皮革&ナイロンで軽いのにデザイン性も高い!今年はニュアンスカラーが新登場
2024年05月13日新年度は、クラス替えなど多くの環境変化を伴うため、発達障害グレーゾーンの子どもはストレスがかかりやすく、登校しぶりになりやすい時期です。そこで今回、発達障害・グレーゾーンの子どもをもつお母さんを対象に、新年度の登校しぶりの状況や、登校しぶりへの対応で心配なことについてアンケート調査を実施しています。子どもの登校状況〜約8割に「登校しぶり」や「不登校」の経験あり子どもの登校状況については、「登校しぶりをしている」「不登校中」を合わせると57.1%となり、半数以上が現在も子どもの登校に困りごとを抱えています。また、「登校しぶりをしていた時期もあったが、今は登校しぶりはない」との回答を含めると76.7%に、子どもが登校しぶりや不登校の経験があることがわかります。登校しぶりの状況〜約半数が「前年度からずっと登校しぶりをしている」「登校しぶりをしている」と答えた93名(38.8%)に、現在の登校しぶりの状況や登校しぶりに対する心配ごとを聞きました。約半数の46.2%が「前年度からずっと登校しぶりをしている」と、長引く登校しぶりに対応していていることがわかります。一度登校しぶりが始まると長期化の傾向があるようです。まだ新年度が始まって1週間ほどのアンケートでしたが、「新学年になってから登校しぶりをしている」が9.7%と約10人に一人が登校しぶりになっています。発達障害・グレーゾーンの子どもは環境の変化に敏感なため、新年度はとても負担が大きいことがわかります。登校しぶりママの心配ごとランキング1位〜5位登校しぶりママの心配ごとに関しては、「子どものメンタルが不安定になっていること」と回答した人は26.9%、「いつになったら元気に登校できるのか、先が見えないこと」との回答が21.5%でした。子どもの気持ちを心配する一方、子どもをサポートしている保護者も先が見えないことへの不安に悩んでいる人が多いことがわかります。【調査概要】○調査期間:2024年4月12日から4月15日(4日間)○調査方法:インターネット調査○回答者:発達科学コミュニケーション基礎講座の受講経験がある人/受講中の人、メルマガ読者、トレーナー・リサーチャー、セミナー参加者、nicotto塾生、計241名。パステルコミュニケーション(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅発達障害傾向のある人が感じた、3位「曖昧な表現が理解できない」2位「ミスが多い」、1位は?✅「保育園や幼稚園で発達について指摘されたことがある」4割以上、どんなことを指摘された?✅子供の発達に悩む親が不安を感じる我が子の行動、2割は「暴れる・奇声をあげる」、3割を占めたトップは?
2024年05月13日シングルパパが息子と2人で新幹線に乗ったら今から5年前、息子がまだ小さかった頃のことになります。私はシングルファザーで、仕事も忙しくなかなか旅行に行けていなかったので、息子の夏休みに有給休暇を取り、大阪から千葉の東京ディズニーランドに初めて泊りがけの旅行を計画しました。電車が好きな息子だったので、飛行機ではなく新幹線で移動することに。新大阪まで地下鉄で行き、そこから新幹線に乗りました。しかし平日の朝早い出発だったので地下鉄はサラリーマンや学生の方が多く、当然席に座ることもできなかったため、少し息子がぐずりだしてしまいました。新大阪に着いてから乗り換え時間の余裕もあまり無かったので、すぐに新幹線の乗り場へ。やっと席に座れ、一息つこうと思っていると、急に息子が泣き出して……。「イスでは寝れない!」(※写真はイメージです)おそらく普段よりも早く起きたのと、混雑した電車に立ちっぱなしで疲れたせいで眠くなったようでした。同じ車両には出張と思しきサラリーマンの方も多い中、息子の泣き声は次第に大きくなり、あげくは座席の上でバタバタ暴れ始めてしまいました。眠たいのは分かるのですが、「イスでは寝れない、ベッドがいい」と無茶を言い出しました。私も初めは何とかしようとおもちゃでごまかしたりしていたのですが、あまりにも泣き止まず……。すると通路を挟んで反対側の3列席に1人で座っていた初老の女性が、息子に話しかけてきました。息子だけでなく、父親である私のことも気づかってくれた(※写真はイメージです)女性は「どうしたの?眠たいんだね、じゃあ私の方においで。席が空いてるから横になって寝ていいよ」と息子の手を引き、隣の空席を利用して息子を横にして寝かせてくれたのです。初対面の方なのに、息子は安心したようですぐに泣きやみ、寝息をたてはじめました。女性にお礼を言うと、「今のうちにあなたも少し休みなさい。子どもとの旅行は体力がいるからね」と、次の京都駅までそのまま息子の面倒を見てくれました。その方は京都で降りられ、息子は自分の席へ戻りましたが、そこから東京駅までぐずることはなく、目的地でも楽しむことができました。あの方の優しさとお気づかいは今でも忘れられません。本当にありがとうございました。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月13日5月8日開催「母と子の集い〜わくわくBAKUMIHO音楽会〜」開催レポート学校法人久光学園志のぶ幼稚園(園長:岡秀樹)は、園行事として毎年恒例となっている、母と子の絆を深める目的で開催する母と子の集いにて、大和田獏と大和田美帆の親子ユニット「BAKUMIHO」を招き、「母と子の集い〜わくわくBAKUMIHO音楽会〜」を開催した。BAKUMIHOステージ(左から YUKA、大和田美帆、大和田獏)園長による公演レポート待ちに待った”わくわくBAKUMIHO音楽会”!オープニングは、会場全員から「ばくちゃーん、みほちゃーん」の呼び込みが合図となり、ピアニストYUKAさんによる「BAKUMIHOのテーマ」のイントロが流れステージがスタート。そして体を揺らしながら、カラフルなネクタイをつけた獏さんと、鮮やかな衣装を纏った美帆さんが登場。会場の親子はわくわくする気持ちそのままに、テーマソングを口ずさみ手を叩きながらお二人を迎えました。2曲目は子どもたちが大好きな「さんぽ」を振り付けをしながら大合唱、続いて歌った童謡メドレーの楽曲「いぬのおまわりさん」では、透き通る美帆さんの歌声に対し、獏さんがお茶目に1人で何役も(いぬ、ねこ、カラス、スズメ)披露し、表情豊かに絶妙な間で親子をクスッと笑わせてくださいました。手遊びコーナーでは、「パンダうさぎコアラ」を子どもたちと掛け合いをしながらアレンジし、オリジナルVer「ねこライオンきりん」をスピードを早くしながらみんなで披露。ピエロとなり、マジックショーをする大和田獏さぁ、ここで何やら獏さんがピエロに変身です!子どもたちは何が始まるのかわくわくした雰囲気の中、数々のマジックショー&皿回しがスタート!一生懸命にパフォーマンスをする獏さんに対し、子どもたちから「頑張れ!頑張れ!」とエールが送られ、2つの皿を上手に回した獏さんには会場から割れんばかりの大きな拍手が沸き起こりました。続く大型紙芝居のコーナーは、子どもたちは何度も何度も「おおきくなぁれ〜おおきくなぁれ〜」を全力で発声。美帆さんから、お母さんはいつもみんなのことを「おおきくなぁれ〜」と思いながら美味しいご飯を作っているんだよというメッセージを伝えてくださいました。アンコールで「にじ」を歌唱本編最後の「ありがとうの花」、そしてアンコールで歌った「にじ」は、美帆さんの圧巻の歌唱力と感性豊かな表現力に、宝物を見ているかのような子どもたちの輝いた視線とともに目頭を熱くしている母親の姿がありました。獏さんと美帆さんの父と娘のユニットがもたらす親子ステージは、深い絆で結ばれながらも自然体でありました。そして、今この瞬間を見て聞いて楽しいだけではなく、ノスタルジーな気持ちにもなり、会場にいる母子の関係だけに留まらず、母親がその母親(祖母)や父親(祖父)に感謝の気持ちを確認する場にもなりました。保護者からの感想園児がBAKUMIHOのステージを絵に描いている様子○「BAKUMIHO」音楽会は、獏さん、美帆さん、YUKAさんの息の合った掛け合いや、パワー(優しさや思いやり、力強さ、お母様への愛)を感じた演奏にとても元気を頂きました。まるでどこかのホールでミュージカルを観ているような不思議な感覚でした。獏さんのクスっとニヤけてしまう細やかな芸、美帆さんの澄んだ空に咲いているひまわりのような力強さのある歌声を、園のホールでリアルタイムで体感する事が出来てとても感謝しています。今回の音楽会開催にあたりホスピスの子供達への支援に繋がる事、自身の親への感謝やこのご縁を忘れず、アドベンチャーなこの時代を家族で大切に過ごして行きたいと思います。(年少男児母親)○息子は帰宅後、バクちゃんっていうキャラクターが来たんだよ。うれしい気持ちになったー。と、楽しそうにお話ししてくれました。私事ですが、岡江さんと同じ時期に母を亡くしました。状況も似ていたため、以後メディアでお二人のご活躍をお見かけするたびに込み上げてくるものがあり、当日はお二人が登場した瞬間から涙が止まりませんでした。数年経っても父も私もまだ呆然としたままですが、今回、お互いを労り合ったとても温かなお二人の父娘のつながりを見せていただき、私もこれからの父との時間をもっともっと大切に作っていこうという気持ちになりました。(年中男児母親)○私たちは中国からの家族です。幼稚園で「BAKUMIHO」の素晴らしいパフォーマンスを聞けて本当に良かったです。子どもはとても興奮して、コンサートの後に「マジックショーはすごく上手だったし、とても不思議だったよ。曲もとても素敵だった。将来もたくさんのこのようなパフォーマンスが見られるといいな!」と私に言いました。BAKUMIHOの素晴らしいパフォーマンスに本当に感謝しています。私と子どもが美しい音楽に浸ることができて幸せです。(年中男児母親)○帰宅してから息子に、どうだった?と聞くと、「僕はハクション!ってしてたのがすごく面白かった!」と言って思い出し笑いして、兄に一生懸命その様子を説明していました。私は、テレビで聴き慣れた獏さんの優しい声と、美帆さんの透き通る声がとても素敵で、いつまでも聴いていたいと思いました。また、仲の良いお二人の親子関係にも温かな気持ちになり、息子が大きくなっても大和田家のような親子関係が築けたらいいなと想像しながら楽しみました。(年中男児母親)○BAKUMIHOのお二人がステージに登場した瞬間から、人を惹きつける素敵で優しいオーラに一瞬で引き込まれ感動の涙が出ました。普段からきっと仲が良いのだろうなと感じる親子の空気感や、お母様の心も一緒にあるからこその暖かい愛に包まれた空気感で、見ている人を幸せにするステージでした。家に帰ってからもその感動は私や息子にずっと残って、とっても素敵だったね、楽しかったね、と家族で話していました。(年中男児母親)○息子は、バクちゃんの手品すごかったね〜と言っていました。アンコール含む最後の2曲は圧巻で、感動しました。周りのお母さん達も涙を堪えている様子でした。(年中男児母親)○音楽会前からすっかりBAKUMIHOファンになってた娘は、当日も最前列で思う存分楽しんだようで、『手品すごかったんだよ』『お姉さんの歌すっごくキレイだったね~』『キリンのおいでおいで楽しかったよね』と家でもしきり話していました。(美帆さんのお洋服もとっても素敵だった!と♪)母である私は、昔から岡江久美子さんが大好きで、薬丸さんとの掛け合いが最高だったはなまるマーケットもずっと拝見していました。そんな岡江さんのご家族である漠さんと美帆さんが開く音楽会を、娘同様心待ちにしていました。当日は、美帆さんのキラキラした歌声とオーラがホール中に溢れ、それを更に引き立てる魔法のようにYUKAさんのピアノが響き、そんな美帆さんをとても暖かい眼差しで見守りながらお茶目な行動で会を和ませてくれる獏さんがいて…お二人の雰囲気が本当に温かく、私がテレビで見ていた岡江さんの雰囲気そのもので、まるで岡江さんもそこにいるかのような音楽会で、『本当にユニット名の通りの素敵なコンサートだなぁ』と感動しました。奥様やお母様を亡くされるというお辛い経験を経て、それをきっかけにこんな素敵な活動をされて、多くの人達に感動を届けているお二人。音楽会は家族の暖かさや大切さに改めて気付かされる、貴重な時間となりました。(獏さんの眼差しに父が重なり、音楽会の日の夜、離れて暮らす父に連絡してしまいました)(年少女児母親)○子供は帰ってから数日経った今でも、聞いた歌を繰り返し歌っています。特に犬のおまわりさんは、赤ちゃんの頃、なかなか寝付けない時にお父さんが歌ってくれていたことを思い出したようです。獏さんと美帆さんも今まで素敵な時間をすごされたのでしょう。大人になってからもお互いを尊重し、一緒に何かできるという関係性は、私にとって憧れの姿です。だからこそ、あのように子供から大人まで感動させられるような音楽会ができるのだと思います。(年少男児母親)○素敵な歌声とお二人のあたたかいやりとりに、心穏やかな時間を過ごせました!みほさんが仰られた、「大きく育ててくれてありがとう」のお返事、漠さんのお言葉が「それだけで涙出ちゃうよね!」に胸が熱くなりました。子供達もノリノリで!凄く楽しかったーと言っていました。おいでおいでネコ、ライオン、キリン の歌は幼稚園で英語でも歌ったようで、バージョンアップしてきました!子供の指導を受けながら、私もライオンの時は迫力を出して(笑)歌っています!そして、今日も虹を歌っては、くしゃみをして子供が大ウケしています!(年長女児母親)○引っ込み思案な息子ですが、よほど楽しくテンションがあがったのか、音楽会中に後ろに向かって大声で「ママー!うたってるー?」と聞いてきたのに驚きました。帰ってからも紙芝居の呪文を唱えていました。漠さんと美帆さんの親子の絆を感じ、このような活動をされていることに感動しました。(年少男児母)○BAKUMIHO 音楽会、親子で素敵な時間を過ごすことが出来大変感激しております。YUKAさん含め御三方の幅広い年齢の心を一瞬で掴むテクニック、圧巻でした。帰宅後、自宅ではさっそく感想の嵐でみんなでトトロ歌ったのが一番楽しかった!バクちゃんのピエロさんと紙芝居たのしかったよね!おおきくおおきくおおきくなぁれってしたねぇ!バクちゃん「にゃ〜お」っておもしろかったよね〜!ミホちゃんがかわいかったね❤︎ミホちゃんのお歌がキレイだったなぁ❤︎ビデオ見せてよぉ〜〜〜!!!と懇願され、ミホさんのYoutubeチャンネルへ。音楽会の最初に歌ってくださったBAKUMIHOテーマ曲を見つけることができたのでそれを見せると、そこからはエンドレスリピート(笑)バクちゃんミホちゃんに大好きって言っておいて!と娘に頼まれましたので、今このメールを打っています。今のバックミュージックはもちろんBAKUMIHOテーマ曲。娘は一緒に歌っています(笑)これからのご活躍も親子共々応援しております。(年少女児母親)【ばくみほ】【大和田獏】【大和田美帆】プロフィールばくみほ (左 大和田美帆、右 大和田獏)■ばくみほ俳優として50年活動してきた父 大和田獏と20年活動してきた娘 大和田美帆による親子ユニット「ばくみほ」。コロナ禍を経て、入院中の子どもたちや劇場に足を運ぶのが難しい方々に絵本の読み聞かせや歌を届ける親子ユニット「ばくみほ」を立ち上げた。「ばくみほ」の間にはいつも「くみこ」が。様々な経験をしてきた2人が役者業と並行して、子どもにも大人にも楽しんでもらいたいという気持ち一つで活動をライフワークにしていきたいと考えている。■大和田獏俳優、タレントとして、テレビドラマ、舞台、ラジオとマルチに活躍。ドラマの主な出演作品には「渡る世間は鬼ばかり」「おんな太閤記」「刑事7人」など。テレビ朝日「ワイド!スクランブル」では11年間にわたり司会を担当。近年は「萩咲く頃に」劇団チョコレートケーキ「ガマ」(読売演劇大賞受賞)に出演。2024年5月には舞台「モンテンルパ」に出演。手料理や日常を綴るインスタグラムが人気となっている。Instagram: ■大和田美帆20歳の時にミュージカルでデビュー以降、舞台を中心にそうそうたる演出家に鍛えられ(蜷川幸雄、栗山民也、鴻上尚史、宮本亞門など) 舞台に出演し続けている。一方でこれまでの舞台での経験を活かし、自ら企画した子どもも大人も楽しめる音楽会「ミホステ」の開催や、音楽療法士の資格を活かして、さまざまな施設に訪問演奏に出向いている。2021年より横浜こどもホスピスの応援アンバサダー就任。劇場に足を運べない子どもたちにも笑顔になってもらえるよう活動の範囲を広げている。2023年8月~舞台「ハリーポッターと呪いの子」に出演中。毎週日曜よる7時からEテレ「チョイス」にMC出演中。オフィシャルHP: Instagram: 公演概要「母と子の集い〜わくわくBAKUMIHO音楽会〜」・日程:2024年5月8日(水)・時間:開場9:45 / 開演10:00・場所:志のぶ幼稚園ホール東京都目黒区平町2-17-21・対象:在園児(満3歳児〜年長児)親子 約180名・出演:大和田 獏、大和田 美帆、YUKA*敬称略会社概要創立1911(明治44)年。今年で113年目を迎える目黒区に所在する私立幼稚園。幼児期から本物と触れ合うことを大切にしており、音楽をはじめとしたエンターテインメントとの出会いや、目黒区の住宅地の中でも自然体験が叶う第2園庭「志のぶセンス・オブ・ワンダーランド」を保有し植栽・菜園体験などの活動を行う。また現在12カ国の子どもたちが在園している。幼稚園名:学校法人久光学園志のぶ幼稚園理事長・園長:岡 秀樹所在地:東京都目黒区平町2-17-21設立:1911年事業内容:私立幼稚園の運営URL: お問い合わせ先志のぶ幼稚園担当:岡 秀樹(園長)電話番号:03-3717-8840E-mail: okahideki151a@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年05月13日皆さんは、DNA鑑定をした経験はありますか?今回は「血の繋がりを疑った父」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!主人公の一言で…生命の神秘を調べることに夢中になっていた、幼稚園児の主人公。母や先生に聞いたり児童書を読んだりと、独学で調べていました。そんなある日、幼稚園で保護者たちが子どもの話をしていたときのこと。両親との血の繋がりを理解していなかった主人公は、保護者たちの前で「お父さんとは血が繋がっていない」と言ってしまいました。その後、主人公の発言の誤解は解けたものの、母が大焦りしたことで父に変な噂が届いてしまい…。事態はとんでもない方向へ…出典:エトラちゃんは見た!母の浮気を疑った父が、DNA鑑定をしたのです。その結果、父は「なんで娘と親子の確率が0%なんだよ!」と激怒。母は「…」となにも言えず、修羅場になったのでした。読者の感想主人公の子どもながらの発言で、とんでもない展開になってしまいましたね…。DNA鑑定をした結果、母の浮気が発覚して、父も主人公もかなりショックだったと思います。(20代/女性)まさか子どもの発言で浮気がバレることになるとは、母は思いもしなかったでしょう。父が激怒するのも無理はないですし、これから夫婦はどうなっていくのか心配だなと思います。(50代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年05月12日ケンカが起こるとき、言葉選びを間違えると相手を深く傷つける可能性があります。特に、相手が驚くほど嫌悪感を抱く、ケンカ中の使ってはならない「NGワード」がありますが、それらは一体どんなものでしょうか?感情に流されて「本当に好き?」と問う感情が高まる中で放たれがちなこのセリフは要注意。相手に「これまで築いてきた関係は何だったのか」との疑念を抱かせることがあるでしょう。「元恋人とは違う?」と比較する過去の恋愛と現在を比較することによって、相手の自尊心を傷つけることになりかねません。このような比較は、ほとんどの場合、不快感を引き起こすでしょう。「どうせ理解できないでしょ?」と決めつけ相手の理解を得ようとしない態度は、相手を苛立たせることがあります。健全な関係構築のためには、互いを尊重し合うことが不可欠です。根拠のない「浮気してるでしょ?」「酔って興奮状態の夫から『浮気してるだろ!』『通報しただろ!』と私を何故か疑い出してきて。あまりにひどかったので、義実家に助けを求めようとするも…夫は疑いをやめませんでした」(30歳女性)ケンカは関係を深めるチャンスにもなりうるため、相手を傷つけるような発言は避けたいものです。互いの立場や感情を思いやり、尊敬し合える関係を育むことが大切になってくるでしょう。(Grapps編集部)
2024年05月12日幼稚園の参観日私には発達障害がある24歳の娘がいます。これは、娘が幼稚園の頃のエピソードです。娘が通っていた幼稚園では一年に一度の『発表会』とは別に、年に数回、親が保育の様子を見学する『参観日』がありました。ステージ上で決まった演目を披露する『発表会』とは違って、参観日では子どもたちの普段の様子を見ることができます。内容は園庭での運動遊びや、七夕やハロウィンなどの季節のイベントの準備の様子など、クラスによってさまざまでした。娘が年長のときその日の参観は主に室内での保育の様子の見学でした。子どもたちは輪になって椅子に座り、先生のピアノ演奏に合わせて歌っていました。それはよく耳にするポピュラーな歌で、みんな楽しそうに歌っていましでした。歌が終盤にさしかかった時、娘がおもむろに立ち上がりました。Upload By 荒木まち子入園前から療育にも通い、年少の時に比べ成長していた娘。それでもやはり娘は周りの子どもに比べると成長がゆっくりでしたし、障害特性でもある『こだわり』もあったので、私はドキっとしました。予想外の展開立ち上がった娘は、本来その歌にはない“3番の歌詞”を歌いだしました。先生は驚く様子もなく、娘の歌に合わせてピアノを弾き続けています。思い返せば入園前は、娘が集団でのお遊戯をするなんて夢のまた夢でした。親子で参加したリトミック体操には頑として参加しませんでしたし、お友達と一緒に行った音楽教室の体験レッスンでは、講師の意図するルールが理解できず、入会を断られたこともありました。でも療育センターや幼稚園に通ううちにお遊戯も好きになり、集団での活動もできるようになっていました。自然な受容娘は小さい頃から歌を聴くのは大好きで、車の中では常に子ども向け番組で歌われている曲を流していたほどでした。おかげで私もたくさんの歌を覚えました。入園後は幼稚園で覚えた歌や自分で創作したを歌を歌ったり、踊ったりして私に披露してくれました。Upload By 荒木まち子でもまさか、たくさんの人が集まる参観日にそれを目にするとは思ってもいませんでした。ひとしきり歌った後、娘は満足げに着席しました。娘の次に別のお子さんが立ち上がりました。先生は、さらに演奏を続けました。そのお子さんは緊張してしまったのか歌うことができずに着席しましたが、先生がピアノの演奏を終えると、参観していた保護者からは自然と拍手が起こりました。普段の参観日に保護者は、静かに子どもたちの様子を見守るのみだったので、その拍手にも驚きました。それまで私は、娘が集団行動の際に、周りの子どもと違うことをしたり、目立った行動をしたりすると「周りに迷惑をかけてしまう」「恥ずかしい」と思うことがほとんどでしたが、この時今までに感じたことのない気持ちになりました。帰り際には保護者の数人が私に「娘さん、良かったよ」「すごいね」と声をかけてくれました。娘が通っていたのは小さな幼稚園で、お互いの子どものことをよく知っていました。公にはしていませんでしたが、娘に発達障害があることはみんな気が付いていたと思います。そこには「○○ちゃんだけずるい」とか「ひいきだ」などと言うことはない、あたたかく寛容な雰囲気がありました。トラブルもあったけど娘の幼稚園生活がずっと順風満帆だったかと言えば決してそうではありません。言葉も遅く、周りのお友達と比べてできないことが多かったですし、お友達とのトラブルもありました。年中の時には園のお子さんに障害について傷つくような言葉を面と向かってかけられ、娘が行き渋った時期もありました。でもそんなトラブルがあっても娘は幼稚園が好きでした。Upload By 荒木まち子Upload By 荒木まち子それは幼稚園の先生たちが“子どもの良いところ”をしっかり見て“ありのままのその子”を認めてくれていたからなのだと思います。私自身初めてのことばかりで子育ては毎日手探り状態でした。そんな私のことも先生たちは見守ってくれていました。小さいお子さんの保護者さんに伝えたいこと最近はSNSなどで、保護者の方が障害のあるお子さんの様子の動画をアップすることが増えてきました。“障害のことをみんなに理解してもらいたい”という啓発の気運の高まりの影響も少なからずあると思います。ただ、具体的な解決策が示されず大変さばかりがクローズアップされていると、見ていて不安を感じる人もいるのではないかと私は思っています。マイノリティ(少数派)ゆえに相談先が少なく、焦り、不安になる保護者の気持ちは痛いほどよく分かります。(実際、私も障害に関する本を読んだり、インターネットで検索したりしました!)。でもインターネットの情報は玉石混交です。時として大げさな表現や稀にフェイクなどもあります。インターネットや本での情報がすべて自分の子どもに当てはまるわけでもありません。子どもの特性は一人ひとり違いますし、居住地や家族構成などの環境もそれぞれ異なります。お子さんの様子を生で見てもらい、保護者も含めて支えてくれる人を探してほしいと思います。保健師さん、医師、自治体(役所)相談員、地域の相談機関、保育・幼稚園の先生、民間の支援機関など、探せば支援してくれる人は必ずいるはずです。コロナ禍も終盤を迎えてきました。気候も暖かくなってきています。お子さんと一緒に一歩外に踏み出し、リアルな世界での素敵な出会いをぜひ探してみてください。どうしても消化しきれない親としてのつらい気持ちや愚痴は、私たち先輩保護者がいつでも受けとめるのでどうぞご安心を(^^)執筆/荒木まち子(監修:初川先生より)娘さんが年長さんのときの素敵なエピソードをありがとうございます。成長を感じる場面でもあり、先生はじめ周りのあたたかい雰囲気やまなざしを感じる場面でもあったのですね。伴奏に合わせて自由に歌を歌う。子どもののびやかな感性が発揮される場面、それを制止することなくその豊かな発想や遊び心を活かしてくださった先生、素敵ですね。さて、最後にまち子さんが書かれていたように、良いこともそうでないこともいろいろあるのが子育てで、その中でも発達障害やそうした特性を強く持つお子さんの場合には苦労や難しさがより一層あるというのはその通りだと思います。周囲との軋轢、無理解などさまざまありつつも、日々とともに生活する中で理解が広がったり、理解ある周囲の方の眼差しに気が付いたり。それももちろんあることです。発達障害=そのお子さんの全て、ではないということが時として忘れられてしまうというか、全てが障害のせいでできるできないと語られてしまい、そのお子さん自体を見ることができなくなってしまうことも残念ながらあります。発達障害の知識や、「発達障害かも」と思ってお子さんを見てみることで見えてくるものももちろんあります。しかし、それが全てではない。そもそも“子ども”とは未熟で、発達途上にある存在である。そうしたことが時々忘れられてしまいます(ちなみに、だいたいそういうときは、保護者や周りの方が疲れているとき、困っているときです)。頑張りすぎていると、お子さんの日々の姿をどう理解していいか分からなくなるときもあるでしょう。まち子さんが書かれていたように、ぜひお近くの支援者や専門家を活用していただければと思います。そうした方と一緒に、お子さんを支えるネットワークができるといいなと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年05月12日「くそばばあ!」と暴言を吐く息子(※写真はイメージです)長男が幼稚園の年中さんだった時のことです。自分の思い通りにいかない時や怒られた時など、癇癪を起こして「くそばばあ!おまえなんかいなくなれ!」と親に暴言を吐いてくることもしばしば。長男とどう関わっていけばいいのか悩んでいました。ある日、いつものように幼稚園にお迎えに行き長男が出てくるのを待っていた時、同じクラスのママ友と話す機会がありました。最近の長男の家での様子を話すと、とても驚かれました。長男は幼稚園など家の外では問題を起こすことなく、「真面目でみんなに優しく接する子」と評判だったからです。だからこそ、私も悩みをなかなか人に打ち明けることができなかったのですが……。「家でいい子、外で暴れるよりも……」(※写真はイメージです)そのママ友は、「家で感情を爆発させられると大変だね……。でも外では良い子で、家では素の自分を出せる方が子どもにとってはいいみたいだよ。家が一番安心できる場所で、親の前ではありのままの自分でいていいんだって感じられてるってことだよ。親は大変だけどね」と言ってくれました。「親の私たちの関わり方が間違っているのではないか」とすごく悩んでいたので、その言葉に少しほっとしたことを覚えています。外で頑張っているぶん、家では甘えてもいい(※写真はイメージです)その日から、私は「幼稚園で頑張っているぶん、家に帰ってきたらたくさん抱きしめてあげて、思いっきり息子のストレスを発散させてあげよう」と決めました。そうしているうちに、少しずつ家での息子の暴れぶりも落ち着きを見せてきています。大人だって会社で頑張りすぎたら疲れますし、家ではだらだらしたくもなりますよね。息子との関わり方をあらためて見つめ直すきっかけをくれたママ友には、本当に感謝しています。これからも、「家が子どもにとって安全基地であるように」と肝に銘じておきたいと思います。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月12日上の子のとき、同じマンションで、同じ幼稚園に通わせているママ友がいました。彼女はパートを始めた話をなんとなく聞いていたのですが…。同じマンションに住む、同じ幼稚園のママ友が…上の子が幼稚園の年長さんのときのことです。 同じマンションで同じ幼稚園に通うママ友がおり、彼女がパートを始めました。うちの幼稚園は、毎朝、送迎バスがマンション前に来るのですが、彼女曰く「送迎バスを見送ってからパートに向かうと、パートの開始時間に間に合わない」とのこと。私は、その話をなんとなく聞いていました。 次の日の朝です。パートの話をしていたママ友の子が、1人でうちにやって来ました。「朝からどうしたの?」と尋ねると、「お母さんにバスの時間までここで待つように言われた」というのです。何も聞いていなかった私はびっくり! さらに、その日から卒園まで、ママ友の子は毎朝うちに来るようになったのです! わが家も下の子はまだ1才で、朝はわが子の世話だけで精一杯だったのに、バスの時間まで、ママ友の子がおもちゃをどんどん出して遊んだり、一緒に遊んで~と言ってきたり、本当に大変な日々でした。 最初は「数日だけかな」と思い、黙って受け入れてしまったのですが、まさか卒園まで続くことになるとは…。そもそも突然押し掛けてきたので、許可したつもりもないのですが、こんなことなら早いうちに断りをいれておけばよかったです。何事も早めの対処が必要だと学びました。 作画/きりぷち著者:鈴木 遥
2024年05月11日夫婦間のケンカは避けられないものですが、頻繁に衝突すると、心配になることもあるでしょう。今回は、ケンカが続くときの対処法を紹介します。信頼関係を安定させる相手が不誠実な行動を取る場合、これは関係を見直すべきサインです。一度嘘をつくと、その人は将来に渡って嘘をつき続けることが考えられます。両者が誠実さを早めに取り戻し、嘘をつかない努力をして信頼関係を安定させることが大切です。感情をうまく扱う感情の管理が苦手な人との関係は、精神的なバランスを崩す原因にもなります。何も自分で判断できない、幼稚な行動を取る人との関係は、トラブルの元にもなり得ます。自分の意見だけを強調し、相手の話を聞かない人に対しては、事態を冷静に分析し、感情のままに気持ちを伝えるのではなく、諦めずに何度も丁寧に伝えることが大切です。[nextpage title="00xb0i0Y0"]離れる選択肢も検討する「ゴロゴロしている夫に『休みなんだから子どもの面倒見てよ!』と言うと、夫に『俺だって疲れてるのに…』と言われ、家事や育児のことでケンカが絶えず、毎日疲れます」(30代/女性)パートナーの影響で人生が劇的に変わる可能性もあるため、相手の本性をきちんと把握することが重要です。自分の未来にとって最善の選択は何かを検討し、離れることも1つの選択肢として考えることができます。(愛カツ編集部)
2024年05月11日近年、再評価の機運が高まる女性映画作家たちのレトロスペクティブ上映が好評を博している。女性監督として史上初めてベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞したハンガリーのメーサーロシュ・マールタ、様々な手法を駆使した多彩な映画を撮り続けたベルギーのシャンタル・アケルマン、『アル中女の肖像』などで知られるドイツのウルリケ・オッティンガーなど、映画史において重要とされながら十分に日の目を浴びてこなかった作家たちの特集上映が立て続けに組まれた。そして今回、アメリカの知られざる映画作家の特集上映が「ニナ・メンケスの世界」と題され、新たに劇場公開される。いま再発見されるべき女性映画作家、はじまりの一作『マグダレーナ・ヴィラガ』ニナ・メンケスによる初の長編映画『マグダレーナ・ヴィラガ』は、手錠で拘束された女の泣き顔から開始される。その女の名はアイダ、またの名をマグダレーナ・ヴィラガという。演じたのはメンケスの実の妹ティンカ・メンケスであり、ふたりは計5本の作品でタッグを組んでいる。映画は主に、娼婦であるアイダが仕事中の場面と女ふたりの会話の場面とを往還していく。『マグダレーナ・ヴィラガ』は、レズビアンカップルが同棲する家を起点として舞台が娼婦たちの仕事場へと移動し、女の性の労働と裸体がフェティシズムも神格化もなしに、ただ女たちのものとして活写されたリジー・ボーデンによる『ワーキング・ガールズ』も彷彿とさせる。メンケスの映画には炎のモチーフが随所に鏤められているが、社会に対する怒りの形象化を担うそれもまた、ボーデンの映画との共通性を感じさせるだろう。『マグダレーナ・ヴィラガ』は客の男が覆い被さっているアイダの顔をクロースアップで映し出し、ロングテイクによってその表情を執拗に追う。男たちは自らが快楽に耽るのにただ夢中であり、アイダが顔を歪めようと女の感情など意に介さない。これまで女の恍惚とした表情と肉感的な身体をクリシェとしてきた同様の局面において、その映像は異化作用を放つ。そこに男のファンタスムは一切存在しない。アイダが殺人の容疑で捕まって収監されてしまった刑務所の独房と、それまで過ごしていた外の世界に、果たしてどんな違いがあるのか。そこでもまたアイダは警察による国家権力という男性的暴力を振るわれることとなる。「私たちは姉妹ではない姉妹、私たちは孤児の姉妹」と形容される女たちの繋がりが、彼女の放り込まれた地獄の一縷の希望であるかのように織り込まれている。ニナ・メンケスの最高傑作となった『クイーン・オブ・ダイヤモンド』『マグダレーナ・ヴィラガ』の女性と労働の問題を引き継ぐ『クイーン・オブ・ダイヤモンド』は、ラスベガスでカードゲームのディーラーとして生きるフィルダウスというひとりの女性の日常を追う。日中は寝たきりの老人の介護をし、夜は狂騒のカジノへと出かけていく。ときにフィルダウスは湖の浮かぶ砂漠へも出掛けて行き、ネオンライトがぎらぎらと煌めく都市の情景は荒漠とした土地へ忽然と切り替わる。メンケスはそうして対極的なショットを次々と繋ぎ、動と静、生と死、躁と鬱といった二項対立が衝突し合う。ディーラーとして黙々とカードを配する労働そのものをじっとカメラで捉えていく長回しのショットなどは、反ドラマ的かつ映像におけるヒエラルキーの下位に置かれてきた「主婦」の家事労働をスクリーンに現前させたシャンタル・アケルマンによる『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』がしばしば引き合いに出される。あるいは、殺伐とした地に心許無くぽつんと佇む女の姿に、たった一本の映画だけを世に残したバーバラ・ローデンによる『WANDA/ワンダ』の何者でもない/なれなかったワンダを重ねて見ることもできるかもしれない。メンケス自身によれば、この映画は、「無言と不毛の孤立に取り巻かれた、だだっ広くて金儲け第一主義の心臓部」である「合衆国像」だという。フィルダウスはそうした社会から弾き出され、メンケスはつねに隔絶された女たちの姿をスクリーンに刻み込んできた。ちなみにメンケスが2007年に撮った『Phantom Love(原題)』ではロサンゼルスに位置するコリアンタウンのカジノで働く女を主人公に、恋人の男性との性行為のシーンではやはり彼女の表情にクロースアップで迫り、『マグダレーナ・ヴィラガ』と『クイーン・オブ・ダイヤモンド』の両作のエッセンスを共存させている。既存の映画の見方を一新させてしまう『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』メンケスによる講義を映画化した『ブレインウォッシュ』では、映画史初期の作品から現在まで200本に及ぶ映画のフッテージを流しながら、いかに映画が「Male Gaze」(男性のまなざし)に支配された視覚言語によって語られているかを検証していく。このドキュメンタリー映画は、遡及的にメンケスの映画がどういった意思や意図によって作られているかを明らかにする、彼女の作品を新たな視点で楽しむための副読本であるのみならず、すべての映画の見方をも一新させてしまうかもしれない。メンケスが問題含みの映画として取り上げる監督には、アルフレッド・ヒッチコック、ジャン=リュック・ゴダール、マーティン・スコセッシといった巨匠の名前が数多く並ぶだけでなく、男性中心的なまなざしを内面化してしまうのにジェンダーは関係ないことから、女性の監督も含まれる。インタビュイーとして、1975年にフェミニズム映画理論にとって記念碑的な論文「視覚的快楽と物語映画」を発表したローラ・マルヴィら学者、『17歳の瞳に映る世界』を監督したエリザ・ヒットマンら実制作者のほか、インティマシー・コーディネーターなど多彩な映画関係者が登場し、議論に深みを持たせている。ニナ・メンケス Photo by Michael Loccisano/Getty Images映画における性差別の実態を画面内のみに収束させることなく、メンケスは映画業界の雇用における女性差別やそこで起こるハラスメント、性的暴行も決して無関係ではないと映画産業全体の問題として糾弾する。メンケスは「映画は魔術」だという。その「魔術」を、果たしてわたしたちはこれまで正しく使いこなせてきたか、いけるのかを、この#MeToo以降の時代にメンケスはすべての人々に問う。(児玉美月)■関連作品:マグダレーナ・ヴィラガ 【ニナ・メンケスの世界】:2024年5月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開©1986 Nina Menkes ©2024 Arbelosクイーン・オブ・ダイヤモンド 【ニナ・メンケスの世界】:2024年5月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelosブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー 【ニナ・メンケスの世界】:2024年5月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開© BRAINWASHEDMOVIE LLC
2024年05月11日皆さんは、電車でのトラブルで悩んでしまったことはありますか?今回は割り込んで無理に座った女性の話とともに、そんなときの対処法をアンケートをもとに紹介します。イラスト:シメジリンゴ突然割り込んできた女性幼稚園に通う娘と出かけていた主人公。帰り道、駅のホームで娘と並んで電車を待っていました。すると到着した電車の窓から、あいている席が1つだけ見えたのです。主人公は疲れた娘を座らせてあげたいと思っていましたが…。出典:CoordiSnap主人公と娘が電車に乗り込もうとしたそのとき、女性が割り込んできました。そして女性は先に電車に乗ると、娘を座らせようとしていた座席に座ったのです。主人公は女性の行動に不満を抱きつつ、何も言えずにいましたが…。娘が「ちゃんと順番守って!」と女性を一喝。娘が幼稚園での教えを語ると、気まずくなった女性は別の車両へ移っていきました。幼稚園の教えを生かして割り込んだ女性を注意した娘に、主人公は感動したのでした。こんなとき、あなたならどうしますか?直接注意する列に並んでいたのに割り込みをされ、席まで座られてしまったら不満が残ります。割り込んだ人のもとへ向かい「割り込みはよくないですよ」と注意します。(30代/女性)気にしないようにする割り込みをされたことは腹立たしいですが、嫌なことをいつまでも気にしたくありません。嫌な人はどこにでもいるものなので、気にせずにすぐに忘れるようにします。(40代/女性)今回は割り込まれたときの対処法を、みなさんのアンケートをもとに紹介しました。もし同じような出来事があったときは、ぜひ参考にしてみてください。(CoordiSnap編集部)※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2024年05月11日待ち時間に大人しくできない息子にイライラしてしまい……(※写真はイメージです)息子が2歳の時のことです。その日はディズニーランドを訪れており、アトラクションの行列に並んでいました。まだ幼かった息子は長い待ち時間に大人しくしていることができず、あちらこちらを勝手に歩き回ってしまっていたので、親である私たちも困り果てていました。まだ父親としての子育て経験が浅かった私は、「おとなしくしていなきゃダメだよ」「静かに待ちなさい」等、息子にただただ注意ばかりしていました。しかしそんな言葉で子どもが言うことをきくわけはありませんよね。結果的に自分自身のイライラゲージがどんどんたまり、最後には怒鳴るように叱ってしまいました。険悪ムードの私たち家族に気づいて……(※写真はイメージです)思わず怒鳴ってしまった私は、妻から「そんな怒り方しないで」とキツくたしなめられ、その場はひどく険悪なムードになっていたと思います。そのとき、あるキャストさんが「これからミッキーに会いに行くの?楽しみだね」と息子に優しく話しかけてくださったのです。息子は笑顔のキャストさんとお話することで気持ちを切り替えられたのか、それまでのグズグズモードから一転、その後はおとなしく並んでくれました。助けられたのは息子ではなく父親である私だったのかもしれない(※写真はイメージです)それ以降、長い待ち時間でも並んで待てるようになった息子は、成長した今でも「また行きたいね!」と、ディズニーランドへ行くことを楽しみにしてくれています。あのキャストの方が優しく声をかけてくださらなければ、子どもにとって悲しい記憶が残り、その後も楽しくパークに出かけることなどできなかったかもしれません……。そう思うとあのとき一番助けられたのは、息子ではなく父親である私でした。険悪なムードで話しかけづらかったであろう私たちに、優しく接してくださったキャストさんに、感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月11日幼い我が子の成長をサポートする子育ては、楽しいことが多い一方で、苦労も絶えません。中でも多くの親が頭を抱えるのが、2歳前後の子供に訪れる『イヤイヤ期』。何をするにも「嫌」と返され、理不尽に泣き喚かれ、にっちもさっちもいかなくなります。また、ちょうど保育園や幼稚園に通い始める年頃のため、初めての親離れがなかなかうまくいかない…というのも、よくある話ですよね。『イヤイヤ期』の子供のため、母親が用意したものが?2児の母親である、でか(@oooaioooy)さんも、我が子の『イヤイヤ』対策に励んでいます。幼稚園に慣れるための『プレ幼稚園』が始まった、2歳半の長男。しかし、新しい環境への不安が大きいのか、でかさんと一緒の時でも泣きじゃくってしまうのだそうです。長男の背中を優しく押すべく、何か手はないかと考えた、でかさん。そこで、あるアイテムを用意することにしました。でかさんが用意したのは、パトカーの柄をした上履き!上履き全体が車を模しており、『働く車』が好きな子供なら、誰もが目を輝かせるデザインとなっています。これならば、長男は「幼稚園に行けば、この上履きを履くことができる!」とポジティブに考えられるはず。また、母親の愛を感じることで、安心感を得ることができるかもしれません。同様の悩みを持つ親からは、「これ天才の発想だ!」「なるほど、その手があったか」といった声が上がっています。中には、同じ上履きを活用している人もいるようです。なお、この上履きを見せたところ、長男は目に見えて大喜びをしていたのだとか。今後、長男がふとした瞬間にさびしくなっても、足元を見ればいつでも母親の笑顔が思い浮かぶことでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年05月10日私の仕事は保育士です。子どもが生まれてパパになると、「保育士だから子育ては安心ね」 と友人や知人から言われるようになりました。たしかにおむつ替えや子どもとの遊びなど、保育士としての経験が役立つ場面もあります。しかし、いざ子育てをしてみるとわからないことのほうがずっと多いと痛感したのです。そこで、いろいろと試行錯誤しながら夫婦で工夫をおこなうことに。今回はそのときのエピソードをご紹介します。 コミュニケーションは絵本の読み聞かせで勤務時間の関係で、子どもが起きる前には出勤、帰宅するころには夕食を終えています。そのため、子どもとのコミュニケーションをとる時間は、子どもが寝るまでの1、2時間しかありません。 「おはよう」 「いただきます」、ごはんを一緒に食べながら「おいしいね」などのコミュニケーションがなかなかとれないので、子どもが寝る前の絵本の読みきかせではあいさつに関する絵本や食事に関する絵本を読むようにしています。 仕事が休みの日に感じる子どもの成長私の妻は現在育休中のため、1日のほとんどの時間を子どもと一緒に過ごしています。子どものお世話をしている妻には感謝しかありません。妻のひとり時間を少しでも作れたらと思い、また、私自身子どもと過ごす時間が短いことから、休日には私と子どもだけで公園で遊んだり、ごはんを食べに行ったりします。いつの間にかお箸が使えるようになっていたり、すべり台の階段を登れるようになっていたり……。休日にしかできない子どもとの食事や遊びを通して、子どもの成長を感じています。 子どもの成長を記録して共有する私と妻は、子どもの成長を記録するため、普段からスマホで撮影をしています。そしてGoogleフォトを活用して子どもの画像や動画を夫婦間で共有しています。 子どもが初めてつかまり立ちをしたとき、私は仕事中でその場にいなかったのですが、妻が撮影してくれた動画を見ることで子どもの成長をより感じることができました。また、妻と一緒に子どもの画像や動画を見返すことで、「このころはまだこんなに小さかったね」 「今はひとりで階段も登れるようになったね」 など、子どもの成長を同じ視点で喜べるのがうれしいです。 子どもの「初めてできた」 が積み重なるたび、何ものにも代えがたい感動を味わい、また親としても少しずつ成長しているのかなと感じています。保育士の経験があっても、親としてはまだまだこれから。これからも子どもと一緒に過ごせる時間を大切にして親子で一緒に成長していきたいと思います。 イラストレーター/ムチコ著者:斎藤 たかて
2024年05月10日未就学期の様子ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)のある息子のタク。今回はタクがまだ発達障害の診断を受ける前のお話です。タクは在胎週数30週で産まれた早産児でした。体重はわずか1,463g。とても心配しながら乳児期を育てました。正産期で産まれた子よりも、体重や発達は2、3ヶ月は遅れるものだと産院で教わりましたが、タクの成長具合に一喜一憂していました。物心つく頃には、周りの子と比べてこだわりの強さがあると感じました。食事の順番やおもちゃの遊び方には独特のルールがあるので、私が手伝うと癇癪を起こす。一度泣き始めると落ち着くまでに時間がかかるので、私は怖々しながら関わっていました。Upload By もっつんタクの行動で日に日にストレスと疲れをためていた私は、育児ノイローゼ寸前だったと思います。気分転換に、毎日のように何ヶ所も児童センターを巡りました。ベビーカーに乗せて歩いている間は静かにしてくれるので、毎日何時間も歩き回っていました。児童センターでは同じ年齢の子どもたちが集まって、さまざまな遊びをします。ところがタクはなかなか集団に入ることができません。先生の声がけにもなかなか反応せずに自分の世界に入っているようでした。この頃はブロックがお気に入りで、ずっと熱中して遊んでいました。結局、皆でやる遊びにはほとんど参加できずに過ごしたのを覚えています。児童センターは午後になると小学生が集まり始めて一気に騒がしくなるので、未就学児の親子は昼食後しばらくすると帰宅するのが暗黙のルールでした。しかしタクは、遊びに夢中になっていると私の声がなかなか届かなくて、帰宅させるのにも一苦労でした。遊びに過集中モードになると、中断することがとても難しくて大騒ぎ。落ち着いて連れ出せるかどうかで、その日の1日の機嫌が決まってしまっていました。他害してしまうタクに悩む日々Upload By もっつん未就学児の頃は、タクと2人で公園や買い物に行くことが多かったです。しかし公園でもトラブルは頻発しました。公園では色んな親子が遊んでいるけど、ほかの子が持ってきた砂場道具を勝手に使ったり、三輪車に乗ったり……とにかく一瞬たりとも目が離せないのです。砂場でおもちゃの取り合いになった時には、突然見知らぬ子に頭から砂をかけてしまったことがありました。目が離せないどころか、常に手が届く範囲で気を張っていなければいけませんでした。相手の親子に申し訳ないのはもちろんですが、防ぎきれない自分自身を責めて傷ついていきました。イヤイヤ期の子育ては大変だと聞いていたけど、うちの子は特別大変なんじゃないか?と思うようになった頃です。夕方になると周りの親子がどんどん帰宅する中、いつまでも「帰りたくない!!」と泣いて地面に転がるタク。私は精神的にもだんだんと疲れがたまっていきました。忘れられない幼稚園の面接。定員割れなのに入園保留……!Upload By もっつんタクの癇癪やこだわりに疲弊していた私は、3歳児健診で「うちの子って発達障害なんでしょうか?」と聞いてみました。結果は「考えすぎだよ」と言われてしまい……より一層子育てに対して自信が持てず悩む日々になってしまいました。その後3歳になってタクは幼稚園に入ることになります。幼稚園は面接があり、園長室で行われました。園長室に入ると、その密閉されて堅苦しい雰囲気に圧倒されてしまい、タクは緊張感からかハイテンションになってしまいました。私と先生が話している最中に立ち歩き、挙句の果てにはソファの上で飛び跳ねる始末……!先生の前できつく怒る訳にも行かず、私は頭が真っ白になってしまいました。結局その日は、入園保留になってしまいした。あの時の先生の驚いた顔と苦笑いは、何年経っても忘れられません。「ヤンチャなほうがいい!」ポジティブな言葉をかけられても前向きになれなかったUpload By もっつん幼稚園にはなんとか合格をいただき、通園できることになりました。しかしタクは入園後も落ち着きが無く過ごしていたようで、先生からは「タクくんは元気いっぱいで、マスコットキャラクターみたいだね」と言われてしまい……。毎日毎日元気すぎるタクに振り回され精神的に疲れがたまり、ついに私は実母に相談しました。「タクは周りの子に比べてヤンチャすぎる気がする、多動なんじゃないかな?」と言うと「ヤンチャなほうが良いんだよ!多動?この位は普通だよ〜」と笑いながら言われました。それは母なりのやさしさだったのだと思います。子育てや発達への不安に苛まれている私が、もっと楽になるようにポジティブに振る舞っていたのだと。でも私は、違和感に向き合い、できればその理由を知り、タクとの関わりを変えられたらと願っていたのです。だからこそ、悩みが深まっていくようでした。違和感に向き合うことが第一歩Upload By もっつん周りに「考えすぎだよ、普通だよ」と言われつつも、タクの発達に不安と疑問を持ちながら子育てをしてきました。離婚しましたが、当時の夫には「子どもに振り回されている、もっと子育てに余裕を持ったほうがいいよ」と言われていました。こんなにも子育てが大変で、タクをおとなしくさせることもできない……。私は自分の育児スキルが低いのだと思い、どんどん自分を責めて悩んでいきました。この頃を振り返ると、私は限られた人にしか相談できていなかったなあと思います。相談する人によっては「障害なんて気にしないほうがポジティブだよ」という考えの人もいるものです。けれど、わが子を育てているのは、ほかでもない自分自身。違和感を感じて、子育てに困難を感じているのなら無理にふたをしないほうがいいのだと思います。今は、SNSや地域の相談窓口も格段に増えています。「わが子の発達障害を疑うなんて、ネガティブだからやめたほうがいいのかな……」と思わずに、どんどん相談して悩みや不安は外に吐き出していく。それが、楽しい子育てへの第一歩だと思います。(執筆/もっつん)(監修:初川先生より)タクくんが診断を受ける前、もっつんさんが何らか違和感を感じつつも日々子育てに奮闘されとても悩まれていた頃のエピソードをありがとうございます。周囲の同年齢のお子さんと様子が違ったり、ひとときも目を離せないほどの緊張感で日頃タクくんを見ていたり。心配と疲弊とでとても大変だったことと思います。そして周囲が良かれと思ってポジティブな返しをしてくれたり、せっかく相談した健診で「考えすぎ」と言われてしまったり(考えすぎだとしても、そう考えてしまう保護者の追い詰められ感、不安心配、そうしたところを一緒に考えてくださいよ……と同じ“支援職”の端くれとしては思います。支援職に「考えすぎ」と言われるのは、本当に考えすぎなだけだったとしても、なかなかの破壊力とダメージを与える発言ですよね……)。子育てがうまくいっていないと感じられると、「自分が子育てが下手だからだ」と責めてしまうことはよくあります。そもそも子育てが初めから上手な方ばかりではなく、ましてや多かれ少なかれ発達的な特性の強さや偏りを持つお子さんだとしたらなおのこと難しい子育てを求められているのにそれを最初から上手にやるのは難しいことなのに、ご自身を責めてしまう場合が多いです。自分がうまく子育てできてないと感じる、どうにもうちの子、ほかの子たちとはちょっと違う気がするといったことがあれば、ぜひ相談していただければと思います。もっつんさんが書かれていたように、今はさまざまな窓口や機関があります。最初のところでうまく相談としてかみ合わなかったなどあっても、ほかのところの意見も聞いてみようといった心持ちでぜひお問合せいただければと思います。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年05月10日今年の還暦人の貯蓄額は平均2,782万円、半数が「500万円未満」に全回答者(2,000名)に、現段階の貯蓄金額(配偶者がいる場合は夫婦2人分)を聞いたところ、「100万円未満」(28.9%)に最も多くの回答が集まったほか、「100〜300万円未満」(14.7%)や「500〜1,000万円未満」(13.1%)、「1,000〜1,500万円未満」(9.6%)、「1億円以上」(7.0%)などに回答が分散し、平均は2,782万円、中央値は400万円でした。また、「500万円未満」の割合は50.5%、「2,000万円以上」の割合は24.4%となりました。昨年の調査結果と比較すると、「500万円未満」の割合は8.1ポイントの上昇(2023年42.4%→2024年50.5%)、「2,000万円以上」の割合は8.6ポイントの下降(2023年33.0%→2024年24.4%)となりました。今年の還暦人の貯蓄額は平均2,782万円で、昨年までみられた着実な増加傾向から一転、2018年と同じ水準まで減少。昨年から比べると672万円の大幅減少となり、これは止まらない物価上昇や“貯蓄から投資へ”の流れなどが影響しているのかもしれません。“嬉しい”還暦祝い、催しの1位「一緒に旅行」、プレゼント1位は「現金」還暦のお祝いについて質問しました。嬉しいと感じる還暦祝いを聞いたところ、イベントごとや行為では1位「一緒に旅行に行く」(36.6%)、2位「食事会を開く」(28.1%)、3位「プレゼントをもらう」(27.2%)に。プレゼントでは1位「現金」(28.4%)、2位「旅行券」(21.8%)、3位「おしゃれな洋服・小物(バッグ・腕時計など)」(16.9%)でした。反対に、嫌だ・遠慮したいと感じる還暦祝いを聞いたところ、イベントごとや行為では「赤いちゃんちゃんこを着る」(64.3%)がダントツとなり、2位「マッサージしてもらう」(13.5%)、3位「一緒にお酒を飲む」(11.8%)が続きました。プレゼントでは1位「記念品(似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなど)」(24.9%)、2位「夫婦ペアグッズ(ペア財布・ペア腕時計など)」(24.3%)、3位「花束」(14.2%)となりました。男女別にみると、女性では「赤いちゃんちゃんこを着る」が69.9%、「記念品(似顔絵・メッセージ入り置き時計・フォトフレームなど)」が30.1%、「夫婦ペアグッズ(ペア財布・ペア腕時計など)」が30.1%と、男性(順に58.6%、19.6%、18.5%)と比べて10ポイント以上高くなりました。若い世代の人たちで“うらやましいな”と思うこと1位は「スマホ・携帯電話がある」今の若い世代の人たちを見ていて“うらやましいな”と思うことを聞いたところ、1位「スマホ・携帯電話がある」、2位「自由がある」、3位「若い」、4位「インターネットが普及している」、5位「体力がある」となりました。自身が若い頃と比べて通信機器やインターネットなど便利なものが普及していることや、自由な生き方が認められていること、若さ・体力が備わっていることに対し、うらやましいと感じる人が多いようです。男女別にみると、男性・女性ともにTOP3は「スマホ・携帯電話がある」「自由がある」「若い」となり、男性では「体力がある」が4位、「情報が豊富・情報を入手しやすい」が5位、女性では「インターネットが普及している」が4位、「肌がきれい」が5位でした。還暦に見えないくらい容姿が若いと思う同年代の有名人はだれ?今年の還暦人と同年代の1964年生まれの有名人について聞きました。還暦に見えないくらい容姿が若いと思う同年代の有名人を聞いたところ、俳優として活躍している「山口 智子さん」が1位となりました。昨年の調査では「唐沢 寿明さん」が1位となっており、2023年度・2024年度あわせて夫婦で二冠という結果でした。以降、2位「阿部 寛さん」、3位「薬師丸 ひろ子さん」が続きました。男女別にランキングをみると、男性有名人では1位「阿部 寛さん」、2位「高橋 克典さん」、3位「稲葉 浩志さん」、女性有名人では1位「山口 智子さん」、2位「薬師丸 ひろ子さん」、3位「真矢 ミキさん」でした。調査概要調査タイトル:2024年の還暦人(かんれきびと)に関する調査調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする1964年生まれの男女調査期間:2024年3月18日〜3月21日調査方法:インターネット調査調査地域:全国有効回答数:2,000サンプル(有効回答から性別区分が均等になるように抽出)調査協力会社:ネットエイジアプルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅知らない人が75%!この4月から引き上げられたお金とは?一方で「期待していない」人も8割近くに✅東大生の7割が「占いを信じていない」、それなら「おみくじは引かない?」に対しての現役東大生102人中85%の回答✅「妻が専業主婦の上司」より「共働きの上司」の方が良い人は何と9割!違和感ありすぎな上司の発言にドン引き!?
2024年05月10日株式会社創功エンジニアリング(本社:兵庫県西宮市、代表取締役:浦山 暢之)は、株式会社F&Iクリエイト(代表取締役:井上 淳)と共同開発し、2024年2月1日に正式リリースした保育施設の解錠自動化システム「MISIRU(ミシル)」のサービス改善を実施したことをお知らせいたします。■業界初の手間無し簡単登録システムの機能改善でさらに便利に。MISIRUでは保育園側が保護者にシステム登録用の専用サイトを案内すれば、保護者様がそれぞれのスマートフォンからご自身で登録できます。さらに、卒業年度の登録まで行うことで卒業時には自動的にユーザーとしての権限が失効されるため、園側の作業は承認のみという簡単登録システムで導入時の手間を可能な限り軽減。この簡単登録システムは今までの顔認証デバイスの課題だった初期の導入準備の手間を大きく減らすことに繋がっており、すでに多くの引き合いをいただいております。MISIRU 登録方法■その他のMISIRUの特徴1. 顔認証AIを活用した門扉解錠自動化システム登園時の門扉解錠業務は通常、保護者の入園許可証をカメラ付き玄関子機等で確認しては解錠するという膨大な手作業となっておりました。MISIRUでは、顔認証AI搭載のリーダーと電気錠を連動することで、顔を登録した保護者への門扉解錠を自動化できるシステムになっております。顔認証リーダーで自動解錠2. 顔認証リーダーと園内事務所モニターを連動園務従事者にとって、誰が登園したのかは随時確認したいというニーズもあります。MISIRUでは顔認証リーダーと事務所内の既存モニターを連動させることで、訪問者の顔と名前を随時チェックすることができる仕様になっております。園内事務所モニターで訪問者をチェック3. 補助金活用可能MISIRUは幼稚園、幼稚園型認定こども園を対象とした、園務改善のためのICT化支援事業補助金(文部科学省)の対象事業です。これにより、システム導入の一つのネックであった費用の軽減が可能です。4. なりすましによる不審者の侵入を防止一般的な入園証は簡単に偽造できる為、なりすまし等の危険がありました。MISIRUでは登録された保護者の顔を認証して解錠する為、なりすましによる不審者の侵入は不可能となります。また、保護者の氏名が記入された入園証を携帯する必要もないので、紛失して情報を悪用される心配もありません。■MISIRUの仕組み1. 門扉認証カメラを中心とした連動システムMISIRU 本体機能2. オプション追加により業務量をさらに軽減MISIRUではオプションとしてクラウドPBXを活用することにより、門扉認証カメラ、サーバー、園内事務所モニター、手持ちのスマートフォンなど多様なデバイスと連動させることが可能となります。これにより、さらに窓口業務を多角的にサポートできるシステムへとアップグレードが可能です。例えば、スマートフォンとの連動により、来客時の門扉遠隔解錠、窓口のやりとりを職員の手持ちスマートフォンへ直接転送も可能となります。今後も幼保現場からの声を元に、業務量改善の機能向上を追求してまいります。■会社概要名称 : 株式会社創功エンジニアリング代表者 : 代表取締役 浦山 暢之本社所在地 : 兵庫県西宮市浜町13-2創業 : 1983年(昭和58年)7月設立 1985年(昭和60年)3月資本金 : 300万円従業員数 : 10名ホームページ: ※「MISIRU(ミシル)」のサービス改善は令和5年度「事業再構築」として実施いたしました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月10日米google社、Disney社の幼児教育施設でも実践されている世界で最も先進的な乳幼児教育「レッジョ・エミリア・アプローチ」が、日本の保育においても注目を集めています。その先駆的な教育アプローチを日本において実践しているのが都内にて6園の認可保育所・認定こども園を運営する「まちの保育園・こども園」です。同園は、子どもの豊かな創造性をコミュニティを通じて育んでおり、乳幼児における子どもの探究活動を保育実践に組み込んでいます。このたび、まちの保育園とみつけの保育園はアライアンス契約を締結いたしました。この連携により、子どもたちそれぞれが有能な存在として主体であり、その可能性と創造性を最大限に引き出す保育実践が新潟県に広がり、新潟県の乳幼児教育の質向上につなげていきます。メイン画像■レッジョ・エミリア・アプローチレッジョ・エミリア・アプローチは、北イタリア レッジョ・エミリア市でかたちづくられ、1990年代にアメリカ版ニューズウィーク誌に世界で最も先進的な乳幼児教育として取り上げられたことを発端に、教育界で高く評価されている教育アプローチです。「子どもは有能で、すでに豊かな可能性を秘めた存在であり、権利の主体者である」という考えが基本にあり、子どもたちの興味関心を起点とし、子どもは主体的に考え表現し、探究していくこと、そしてその創造性あふれる学びの探究プロセスを保育者は協働者となり環境やコミュニティの参加を通して支えていくことを大切にしています。アトリエという子どもたちの表現の場では、身近なものとの出会いを丁寧に育み、興味関心の芽を大切に深く支えていきます。まちの保育園・こども園 提供(1)■まちの保育園の先駆的な取り組みまちの保育園・こども園 提供(2)まちの保育園・こども園は、2000年代初頭からレッジョ・エミリア・アプローチと出会い、国際ネットワークに加入して日本での実践を育んでいます。「こどもとは、その可能性において豊かであり、有能で、力強く、大人や他の子どもたちとの結びつきの中で生きる存在」であるというこども観をベースに各園でそれぞれの子どもたちの表現(100の言葉)を紡いでいます。このようなまちの保育園の取り組みは、全国的に注目されており、レッジョ・エミリア・アプローチの日本における学びのネットワークをリードしています。子どもたちの驚くべき創造性と独創性が評価され、他園からの視察も相次いでいます。■みつけの保育園の先駆的な取り組みみつけの保育園の取り組みは、新潟県でもはじめてとなる病児一体型保育及び完全手ぶら保育の先駆けとして、見附市における子育て支援をリードしており、新潟県における保育業界に貢献しています。■まちの保育園のアライアンス園としてのみつけの保育園この度、まちの保育園とみつけの保育園がアライアンス契約を締結しました。まちの保育園と学び合いのパートナーとして連携することにより、みつけの保育園での保育実践がより豊かとなり、保育の質を更に高めてまいります。またそれに加えて、病児保育や手ぶら保育など、子育て世帯へのサポートも引き続き提供し、みつけの保育園の特色を更に活かした取り組みが、今後、見附市で実践されていくことが期待できます。まちの保育園・こども園 代表 松本理寿輝さん、まちの保育園・こども園 本部 樋口明子さん、みつけの保育園代表 速水竜一■会社概要社名 : 株式会社ラスティック本社 : 〒954-0075 新潟県見附市速水町代表者: 代表取締役 速水 竜一設立 : 1998年2月13日資本金: 5,000,000円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月10日一見、非常に似ているように思われがちな「自己表現」と「わがまま」ですが、実際は根本的に異なる特質を持っていることがわかっています。今回は、自尊心を高める「自己表現」と、避けるべき「わがまま」の境目を明らかにします。要望を強いる行為の「わがまま」性何かを求める際「これはどう?」と提案し、受け入れられなくてもよいという態度ならば、それは自己表現だといえるでしょう。それに対して、相手に押しつけるような形で要求すると、わがままになってしまう恐れがあります。例えば「遅刻に対する厳格な姿勢」でも「遅れそうなら連絡してください」と穏やかに頼むのは、問題ないでしょう。選択の余地を残す自己表現相手に選択肢を残すことは「自己表現」と認識されるようです。提案した内容が断られても、それを尊重する姿勢は、相手に敬意を表することにつながります。たとえば、週末に約束を提案しても、相手が体調不良やその他の事情で応じられない場合は、その選択を尊重することが大切です。他者の考えを変える試み「私はこう考える」と自分の意見を述べる範囲内ならば、それは健全な自己表現かもしれません。ですが「あなたもこのように感じるべきだ」と他人の見解を変えようとするのは、わがままと見なされる場合があるでしょう。相手に「私を最優先してほしい」と要求する場合は、わがままと捉えられかねません。見解を交わす「自己表現」「仲良しのママ友の話です。ママともい『B幼稚園に行くの』と伝えられ『うちはA幼稚園』だと伝えると…『ふうん』と返答されて豹変したママ友の態度に絶句しました。」(32歳女性)自己表現とは「私はこれを感じる」「こう考える」と自らの見解を述べる行為を意味します。一方、わがままは他者の行動をコントロールしようとするもので、自己表現とは異なる性質を持ちます。他者の見解や感情を尊重しようとすることが、わがままに陥らずに自己表現を実践するカギとなるでしょう。(愛カツ編集部)
2024年05月09日保育士の中田馨さんが、「絶対に読んでおいたほうがいい」おすすめの絵本について教えてくれました。子どもが大好きな絵本。なるべくたくさん絵本を読んであげたい! という親御さんも多いことでしょう。子どもの年齢別におすすめの絵本を紹介してくれているので、ぜひ、参考にしてくださいね。こんにちは! 保育士の中田馨です。今回のテーマは「絵本」。子どもとのスキンシップを図る際に、よくオススメされるのが絵本だと思います。 私のおすすめ絵本はたくさんあるのですが、今回はその中のごく一部、かなり私の好みに偏った「おすすめの絵本」をご紹介します! 絵本のススメ私、絵本が大好きなんです。何で好きなのか? と改めて考えてみました。保育士だから? というわけではないのかもしれません。絵本を目の前にすると「何だか幸せな気持ちになるな」と考えていて、ふと思い出しました。 わが家は、私が子どものときから家に絵本がたくさんありました。わが家の場合、絵本を読んでくれるのは主に父。あぐらの中に私たち子どもを座らせ、ときには文章に自作のメロディーをつけながら、おもしろおかしく読んでくれていました。そう、私が絵本が好きな理由は、父との幸せな時間があったからなのです。 絵本を読むと「言葉を育ててくれる」、「心を豊かにしてくれる」、「想像力を沸き立たせてくれる」など、いろいろと良いことがあると言われているのですが、そんな難しいことを考えながら読んでいても、大人が楽しくありません。 「どんな絵本がいいですか?」と聞かれたときに私が答えるのは「本屋さんでチラッと見て“これおもしろそう!”ってママが思う絵本でいいのよ」です。パパやママが「おもしろい!」と思える絵本だからこそ、お子さんも楽しんで読めると思います。 ぜひとも絵本を、親子のスキンシップの時間に活用してほしいなと思います。 0歳児におすすめの絵本『しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)』(Gakken)「いつから絵本を読み聞かせるといいの?」と聞かれると「“いつ”と言う決まりはないので“いつからでもOK”」と返事をします。0歳児の絵本を選ぶときのコツでいうと、月齢の低い赤ちゃんは、赤・黄・青・黒などのはっきりした色に注目しやすいので、その目線で選んでも良いでしょう。 私がオススメするのは『しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)』(Gakken)。この絵本は、赤ちゃんがじ~っと注目するんです。私の保育所では絵本の入るサイズのウォールポケットに絵本を数冊入れているのですが、自分で取りだせる月齢になると、多くの子がこの絵本を取り出して自分で開いたり、保育士に「読んで」と渡します。 読み聞かせのポイントは?月齢が低いお子さんの場合、20~30㎝くらいの位置で絵本を読むと見えやすいですよ。0歳児の絵本としてご紹介しましたが、1歳児や2歳児ももちろん楽しめる絵本です。「赤と白のぐるぐるだね」、「目が回りそう!」なんて、色の違いや感じたことを言葉にしながら、年齢によって読みわけをしてもおもしろいですよ。 参考文献:『しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)』柏原晃夫(絵)|Gakken 1歳児にオススメの絵本『ねないこだれだ』(福音館書店)私が一番好きな作家さんのせなけいこさんの数ある絵本の中でも、代表的な絵本ではないでしょうか。この絵本の主役は「おばけ」。この絵本は、夜になっても寝ない子をおばけの世界に連れて行くというちょっと怖いお話ですが、子どもたちが「読んでほしい」とよく言ってくる絵本でもあります。 おばけは、怖いけれど「ちょっと見てみたいかも」という存在ではないでしょうか? それは、子どもも一緒なんですね。そのちょっとしたドキドキ感を親子で体験してみてください。 お昼寝前にこの絵本を読んでほしいと子どもに言われて「寝る前におばけが出てきたら、怖がるんじゃないかな……」と心配したのですが、逆におばけが出てくる場面で「きゃあああ!!」と大喜び。テンションが上がってお昼寝前にわちゃわちゃしたことも! お子さんによっては、読むタイミングを考えなければいけないほど盛り上がる絵本でもあります。 ちなみに、この絵本は『いやだいやだの絵本』として4冊セットにもなっています。せなけいこさんの世界がお好きなら、こちらもオススメです。 参考文献:『ねないこだれだ』せなけいこ|福音館書店 2歳児にオススメの絵本『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)2歳になると、少し文章が長いものも楽しめるようになります。保育所の子どもたちがちょうどおむつ外しのころ。楽しいパンツのお話があるといいなと絵本を探しに行ったときに表紙を見てひとめぼれ! この絵本、表紙にしろくまさんが赤いパンツをはいていて、それを脱がすところからスタートします。絵本の中に出てくる動物さんたちのパンツはどれもこれも個性ぞろい!「わあ、おもしろいパンツだねえ」なんて子どもとお話しながら、クスクス笑って読み進められますよ。 しかけ絵本になっていて、先にパンツが見えて「だれのパンツかな?」と質問があるのですが、何度か読んでいるうちに子どもたちは覚えて「しまうま!」なんて答えるでしょう。何度読んでもその質問にワクワクして、正解を確認するページがめくられることに目を輝かせている子どもたちはかわいいものです。 ちなみに作者のtupera tuperaさんの絵本は、どれを読んでもおもしろいです。こちらも、私が一押しの作家さんです!! 参考文献:『しろくまのパンツ』tupera tupera|ブロンズ新社 実は私、絵本でちょっとした失敗をしています。わが家は子どもたちが小さいとき、寝る前に「絵本を3冊読むこと」をルーティンにしていました。息子が0歳のときからスタート。最初はそれでよかったのですが、娘が生まれて成長すると「私も3冊選ぶ!!」と選び始め、合計6冊に。 さらに、子どもの成長とともに1冊の絵本の内容もしっかりしてきて、寝る前のルーティンがだんだんつらくなってきたのです! 好きな絵本タイムのはずが、親がつらくなっては元も子もありません。経験者からの助言としては、毎日のルーティンとして絵本を読む場合は、無理のない冊数からスタートするといいかもしれませんね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2024年05月09日「お友達が嫌な気持ちになるよ?」と……木村祐一さんと西方凌さんは2012年5月に結婚。2016年11月に長女、2020年2月に長男が誕生しています。今年4月には「沖縄へのプチ移住」を発表しました。5月7日、「最近、これまでで一番の反抗期を迎えている娘。制御不能のティーンエイジャーのような態度と口調に頭を抱えています」と打ち明けた西方さん。「これまでの七年半、反省して悩んで解決策を探り取り組み…を繰り返してきた」という7歳半になる長女の子育てについて、反省を綴っています。最大の反省点は「幼少期に怒り過ぎた事」「人の目を気にし、相手(お友達)の気持ちを尊重し過ぎて娘の心を大切にしなかった」。長女が小さかった頃、「娘は感情を怒りで表す事が多く、気も強く口調がキツいので誤解されることもしばしば。幼少期はトラブルも多かった」ことから、必要以上に怒ってしまう時期があり、「理由だってあったはずなのに、気持ちに寄り添う前に叱るのではなく怒ってしまっていました」と振り返りました。印象的なエピソードとして綴ったのは、長女のお友達が「一緒に帰ろう」と誘ってくれたときのこと。『娘はその時、一人で帰りたい気分だったらしく「どうしようかな…」と答えてその場で動かなくなりました。はっきりしない娘に「一緒に帰りたいって言ってくれてるんだから一緒に帰ろうよ。」と言うと「やっぱり一人で帰ろうかな」と。お友達も相手のお母さんも見ていて一緒に帰るのを待ってくれていたので、私は思わず手を引き半ば無理矢理一緒に帰りました。すると娘は、友達より先に歩いたり 話に返事をしなかったり…「なんだか、ごめんね」と、私はお友達とママに謝り別れました。』(西方凌さんInstagramより)その後、西方さんが長女に「どうしてそんな態度なの?お友達が嫌な気持ちになるよ?」と言うと、「だから私は最初から一緒に帰りたくないって言った」という返事。それでも「でも、一緒に帰ろうって言ってくれてるんだから一緒に楽しく帰れば良かったじゃない?」と重ねて諭そうとしたところ……長女は、「じゃぁ私の気持ちはどうなるの?」と言ったのだといいます。この一言に衝撃を受けた西方さんは、「私は周りにどう思われるかばかりを気にして、娘の気持ちを大切にしていなかった。トラブルを無くすことばかり考えていて、娘の気持ちには何一つ寄り添えていなかったのです」と、自らの過ちに気づいたそうです。過去の様々な出来事を振り返り、「あの時も、この間のあの出来事も。私は娘の気持ちではなく、人の目やお友達の気持ちを優先にしてきたな」とあらためて気づいた西方さんは、教育セミナーを受けて教わったことを実践しますが、「分かっちゃいるけど出来ない…の連続」。ただ、長女自身も成長とともに「自分の怒りっぽいところを直したい」と思うようになり、頑張っているといいます。そんな西方さんがひとつはっきり分かっていることだと断言するのは、「私自身が変わらなければ 娘も変われないと言う事」。『「変わりたい」と泣く娘の為にも今は、娘に寄り添い 全てを受け入れ 厳しく咎めず、心に余裕を持ちたい。(理想は高く)』(西方凌さんInstagramより)長い時間がかかるとしても、まず自分を変えることで娘を、そして親子の関係性を変えていくという西方さんの宣誓に、夫・木村さんはコメント欄で「凄く、しかも真摯に向き合う形。今は多少離れているけど、一番近くで見ているつもりです。私こそ変わります。変えていきます。どうぞ宜しくお願いしますねかーちゃん」と記していました。また、同じような経験を持つ人は少なくないようで、「私も同じように周りに我が子を合わせようとしてしまう事があります」「読みながら涙が出ました。なぜなら、本当に同じ経験をしたからです」「泣いてしまった…私も怒りすぎ、人の目気にしすぎで」と、共感の声が多く寄せられています。2つの反抗期の間にある「中間反抗期」我が子への接し方に悩まない親はいないでしょう。イヤイヤ期を経て小学生になり、ちょっとお兄ちゃん・お姉ちゃんになったと思ったら、すさまじい反抗期が訪れて戸惑う人も少なくないようです。年長さん~小学校低学年頃のお子さんは、素直に親の言葉を聞き入れず反発することがよくあります。「中間反抗期」と呼ばれるものですが、この時期は少しずつ世界を広げて自分を確立しようとしたり、何でも自分で考えてやってみようと試行錯誤しています。頭ごなしに叱ったり親の考えを押し付けたりせず、子どもの意思を尊重してあげたいものですが、親としてどんな心構えで接すれば良いのか考えてみましょう。たとえ失敗に繋がったとしても、先回りして口うるさく言うよりも「自分で決めてチャレンジできた」経験・「失敗を踏まえてどうするかを考えられた」経験のほうがこの時期の子どもには大切です。成長するいい機会だと思い、落ち着いたタイミングでゆっくりと話を聞いてみましょう。少しずつ親離れを始めるこの時期、親側は干渉しすぎず、見守りの姿勢を身につけることが大切です。いじめや犯罪などモラルに反すること、危険なこと、家族の約束事として守ってほしいことは毅然と注意する必要がありますが、友達との秘密や自分だけにしておきたいことを無理に聞き出すのはぐっとこらえましょう。生意気な言動をとる子供に対し、カッとなって激しく怒りたくなることもありますよね。ただ感情に任せてきつく言うことは逆効果です。伝えるべきことを簡潔に伝え、こちらの感情をぶつけないように心がけましょう。たとえ反抗的な態度を取っていても、本当はまだまだ甘えたい気持ちもある子ども。大人に突き放すような態度を取られると、受け入れてもらえない不安や孤独感を感じてしまいます。子どもの頃に育まれる自己肯定感は、主体性を持って人生を前向きに生きる原動力です。未熟なところはたくさんあっても、自分なりに色々なことを考えているのです。他のきょうだいやお友達と比較して責めたり否定したりすると、劣等感を強めて自己肯定感の低い子になってしまうこともあります。「誰と比べてどう」ではなくあくまでも1人の人として「こうしてほしい」「こうなってほしい」ということを伝えるようにしましょう。参照:小学入学前後に来た「中間反抗期」の5つの特徴とは?効果ありの対処法とタイプ別関わりのコツ【心理カウンセラー解説】
2024年05月08日皆さんは、職場で困った出来事はありますか?今回は保護者に無茶な要求をされた幼稚園教諭のエピソードと読者の感想を紹介します。イラスト:しのささむつ幼稚園教諭として働く幼稚園教諭として働いている主人公。主人公には、大学のころから付き合っている彼氏がいます。そんな主人公には、職場で困っていることがありました。無茶な要求を…出典:愛カツある1人の園児の母親がきて、主人公は対応を押しつけられてしまいます。仕方なく対応すると、その母親は「今度の遠足についてなんですけど〜」と行き先を変えてほしいと言うのです。理由は、家族で行ったことのある場所だったからで…。その要求を聞いた主人公は「無理に決まってるでしょ!?」と唖然としてしまいました。職場の人間関係やモンスターペアレントに悩む日々で、退職が頭をよぎります。そのことを彼氏に相談しても「仕事だから仕方なくない?」と理解してもらえません。主人公はストレスが溜まる一方で、困り果ててしまうのでした。読者の感想職場でのストレスに加え、理解してくれない彼氏には困りましたね…。退職を考えるほど悩んでいるときは、よき理解者がそばにいてくれると心強いはずです。(30代/女性)自分都合で行き先を変更してほしいとは、わがままだと思います…。園児の母親や人間関係に悩む主人公が、1日でも早く救われてほしいですね。(40代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2024年05月08日【関連】強迫性障害を抱えながら、年子3人を育てママ約5割は「人間関係」をきっかけにうつへ■うつのきっかけ(原因)は何ですか?1位:人間関係95票(46.1%)2位:仕事45票(21.8%)3位:家族16票(7.8%)4位:環境の変化11票(5.3%)5位:恋愛9票(4.4%)6位:出産・子育て8票(3.9%)7位:分からない4票(1.9%)その他14票(6.8%)※小数点第2位以下は四捨五入1位は「人間関係(職場・友人など)」でした。⼈間関係がきっかけとなり、うつになったと回答した人が多いことがわかります。そして2位「仕事」、3位「家族」、4位「環境の変化」、5位「恋愛」と続きます。「⼈間関係」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・新卒入社の会社はブラックとまではいかなくても、高圧的な特定上司によるパワハラが横行していた。度重なる叱責に過大なストレスを感じ、人生で初めてうつ病を患った。・学生時代いじめをきっかけに登校拒否そして、長年の引きこもりによってうつ病を発症しました。・7年ほど前、仕事が大変になり心身の疲れが一杯になっていた所に実家の両親から地元に帰ることを迫られたり、余りにも多すぎる仕送りをされるなど過干渉が強くなったことでうつ病を発症しました。上司や同僚との関係・上司のパワハラで体調を崩してしまった人が多数。また、「学生時代のいじめによって不登校になり、うつになった」「両親の異常な干渉によってうつになった」というケースもありました。「他人の顔色ばかりをうかがっていた」「自分を追い込んでしまった」などと、自分を抑え込み、何とか耐えようとしていた人が多い印象でした。「仕事」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・時間外労働が月100時間超の月(最高200時間)が5ヶ月続き、体調不良のため受診したらうつ病と診断されました。・教員として働いていた頃、朝7時出勤、帰宅は9時前後、そして保護者対応に学校行事の準備を完全にキャパオーバーしてしまい、家族や友達に会うのも億劫になってしまいました。・責任者になってから膨大な業務量をこなさず日々残業で疲れ果ててしまった事です。「過剰な業務量をこなさなければならなかった」とコメントしている人がとても多かったです。勤務時間内に対応できる仕事量ではないため、残業が増えていき、心身ともに体調を崩してしまったのではないかと考えられます。また「お客さんへのクレーム対応」で会社とお客さんとの間で板挟みに合い、解決しようとして考えすぎてしまったなど、一人で抱え込んでしまい、うつになったというケースもありました。「家族」がきっかけでうつ病になったと回答した人のコメント・私の家は機能不全家庭という特異な環境だったため、子どもの頃からストレスを常に感じながら生活してきました。父親がアルコール依存症だったのですが、家の中はいつもピリピリしていて両親は常にケンカをしているという家庭環境でした。しかし私が高校生になった頃、徐々に自分自身も精神的に不安定になることが増え、その後うつ病と診断されました。家族が原因でうつ病になり、今現在も通院をしています。・中学生の頃に集団無視されるなどのイジメを受けてから人を遠ざけるようになり、その時もうつの症状が出て約半年くらい不登校の日々が続いていましたが、その後進学して働きに出ることができた時、一番信頼していた理解者の母親が癌で亡くなってしまったことで心が壊れてしまい、酷いうつ状態になって精神科にお世話になっていました。・元夫のモラハラです。子どもが生まれてすぐに態度が変わり、子どもの病気や家計、自営の金銭管理など全てを丸投げにした上に、上手くいかない事は全て私のせいにされ責められ続けた結果、うつ病になりました。特に「父親からの暴力」「両親のけんか」や「家族から将来の期待」など幼い頃からの家庭環境によって、うつになったとコメントしている人が多数。それが当たり前の環境であったからこそ、逃げられない・逃げてはいけないと思い、うつになるまで深刻化してしまったのかもしれません。今回の調査で「自分を追い込んでしまった」「一人で抱え込んだ」という人が多いことから、相談できる環境を意識的に作ることや簡単に助けを求めることができる場所を作る必要性を認識することができました。もし友人や知り合いに相談しにくい場合は、心療内科・精神科の先生やカウンセラーに相談してみるのも一つの方法ですね。調査概要調査対象:うつ病・うつ病の経験がある人調査方法:インターネット調査調査期間:2023年11月02日〜11月16日調査人数:206人(男性95名女性111名)年代:10代(1名)・20代(40名)・30代(76名)・40代(59名)・50代(26名)・60代以上(4名)<アンケート属性>■性別・男性 95名(46.1%)・⼥性 111名(53.9%)■年代・10代 1名(1.9%)・20代 40名(19.4%)・30代 76名(36.9%)・40代 59名(28.6%)・50代 26名(12.6%)・60代以上 4名(1.9%)manaby(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅発達障害傾向のある人が感じた、3位「曖昧な表現が理解できない」2位「ミスが多い」、1位は?✅「定時に帰りたい」新入社員が約半数で過去最大に、「成長のためにたくさん働きたい」は1割以下<最新版・新入社員意識調査>✅離婚した女性の6割が養育費をきちんともらえていない!「生活に全く読余裕がない」女性のひとり親は何と4人に1人
2024年05月07日土砂降りの中、5歳の息子とバス停で雨宿りすることに(※写真はイメージです)子どもが5歳の頃、バスで通院していた時期がありました。病院の帰り道、雲行きが怪しくなってきたのを見て「ヤバいなあ、夕立に合うかなあ」と思いながらバスに揺られていました。案の定バス停に降りた瞬間、どしゃ降りの雨!幸いにも屋根付きのバス停だったので、息子と少しのあいだ雨宿りして帰ろうと話をして、小降りになるのを待つことにしました。どれだけ待っても雨は弱まらず、思い切って走って帰ろうとすると……(※写真はイメージです)バス停から家までは走れば10分の距離です。家に着いたらお風呂を沸かそう、などとぼんやり考えていました。他にも何人か雨宿りをしている人がいて、息子が水たまりでびしょ濡れにならない程度に遊んでいると「僕何歳?いい子だね」と声をかけられ、息子はご機嫌でした。しばらく待ってみても雨は一向に弱まりません。雨宿りしていた人たちはお迎えが来て、ひとり、またひとりと帰っていきました。次第に次のバスに乗る人が来だしたので「これはもう邪魔になるな。寒くなってきたし、ええい、走って帰ろう!」と急いで帰ろうとすると、高校生の男の子に声をかけられました。中学生になった息子にも覚えておいてほしい(※写真はイメージです)お兄さんは猛ダッシュで追いかけてくれて「あの!僕、もうバスに乗るから使って下さい!」と言いながら傘を息子に渡すと、そのまままたバス停に戻って行きました。息子と私は2人で、え? え? と困惑してしまいましたが、息子が「お母さん、良かったねえ。」と嬉しそうに傘を広げて私に渡してくれました。大きな傘のおかげで、二人ともびしょ濡れにならずに助かりました。傘をお返ししようと、同じ時間に何回かバス停に行ってみたのですが、お兄さんには会えずじまいで、未だに申し訳なさと感謝の気持ちです。そんな息子も今では中学生。あのお兄さんみたいな優しい高校生になってくれることを、母は願っています。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月07日ASD(自閉スペクトラム症)の息子の日常生活の中の不器用スバルは幼稚園での生活の中で、明らかに飛び抜けて不器用でした。ダンス、体操、ボール投げなどの全身運動。筆、はさみ、楽器などの道具を使う微細運動。そして日常生活の中でも服のボタンやファスナー、お弁当包みなど、あらゆることにサポートが必要でした。ちなみに両足ジャンプは年少の終わり頃までできませんでした。のちに「DCD(発達性協調運動症)」と診断されるのですが、この頃は「スーパー不器用BOY」として過ごしていました。年少の運動会スバルは幼稚園に入園するまで歌ったり踊ったりしませんでした。その頃のスバルは、幼児向けの教育番組が大好きでした。特にお兄さんお姉さんが楽しそうに踊る、テンポの良い明るい歌が好きで、毎日食い入るように観ていました。しかし真似して踊ったりリズムに乗ることはありませんでした。歌に関しては3歳まで喋らなかったのでそのせいもあるのかなと思いますが、番組に登場する同世代の子ども達が上手に踊る姿と比べて、「あれ?」と感じ始めた私。しかしテレビに出演するくらいだから特別ダンスが得意な選ばれし子どもたちなのだろうと思いました。スバルのダンスを初めて見たのは年少の運動会でした。振りつけは覚えているようでしたが、可動域が少ないというか、ぎこちないというか、踊れているか踊れていないかでいえば踊れていないというか……。Upload By 星あかり踊れていないスバルもめちゃくちゃ可愛いけど、それはそれとしてこれはただ事ではないと思いました。ただスバルの中ではみんなと同じように踊れていると思っているようでした。「スバル、ダンス上手だったでしょ?」と自慢げに楽しそうに運動会を終われたのはとても良かったです。年中の運動会年中の頃には周りと比べてダンスが得意ではないことに、本人が気づくようになりました。ダンスの難易度も上がり、物理的にできない動きが増えました。この頃のスバルは片足ジャンプや、複数の動作を同時にすることができず、「しゃがんでからジャンプ」みたいな流れるような動きもできませんでした。練習では少しでもできることが増えるようにと補助の先生がマンツーマンで指導してくれていました。どうしてもできない動きも最後まで諦めずに指導してくれました。それは親としてはとてもありがたいことなのですが、結局踊ることもできず、みんなと別で行われた個別指導により自分の不器用さを自覚したスバルはすっかり自信をなくしてしまいました。弾ける笑顔がトレードマークのスバルですが、年中の運動会の写真はしょんぼりしています。努力ではどうにもならないレベルで苦手なことを自覚し、それを人前で披露するのは本当に心に負担があったと思います。年長の運動会年長の運動会の数日前、スバルは独り言のように「運動会の日、お父さんが運動会があることを忘れて、スバルを連れて遠くに遠くにお出かけしちゃわないかな」と言いました。しかし休みたいかと聞かれるとスバルの答えは「NO」なのです。私たち夫婦は運動会の参加にこだわりがないので、休むことにも抵抗はないのですが、実はスバル自身がズル休みを引きずってしまうタイプで本人もそれを自覚しているのです。それにダンス以外の競技はそれなりに楽しみにしているようでした。いっそのこと熱でも出れば、心穏やかに休めるのに……なんてことを考えながら運動会当日。プログラムの最初の方でダンスが始まりました。年長の時の先生も個別指導をしてくれたのですが、今回は物理的に無理な動きは切り捨て、ギリギリ可能性のある動きだけを「まあまあできる」まで伸ばす方針でした。スバルとしても「できない動きはあるものの、できる事も増えた」と感じ、どん底まで自信をなくすことはありませんでした。前半は屈伸運動やステップなどの下半身の動きは切り捨て、直立のまま上半身の動きをゆるっとこなしていました。そんな感じで全体的に集団の中に紛れてなんとなくできている風にやり過ごし、フォーメーションチェンジのあと、スバルがついて行けない激しい動きのサビに入りました。「なんとなくリズムに乗る」なんて器用な事ができないスバルは、直立のまま時間が過ぎるのを待つのかなと思いました。しかしスバルは「あれ?スマホに着信が!」みたいな表情でポケットからスマホ(に見立てた手のひら)を取り出し、通話ボタンを押した後、スマホを耳に当てペコペコしながら「スミマセン、今運動会中なんですよ~。あとでまた掛け直しますね」と言って通話を切りスマホをポケットにしまいました。そしてちょうどサビが終わったタイミングでまたダンスにゆるっと合流しました。Upload By 星あかりもしかして『ぼく、ダンスができないんじゃなくて、仕事先から電話がかかってきちゃって仕方なくダンスを中断しているんですよ~』ってこと?曲の2番のサビでも仕事先から電話がかかってきちゃったので、仕方なくダンスを中断していました。仕事先からの電話だから仕方ない仕方ない。ダンスが終わり肩の荷が下りたスバルは楽しそうにほかの競技に参加してました。スバル的には楽しく運動会を終える事ができたようで、私も安心しました。小学生の現在小学2年生でケンケンができるようになり、全身運動でも微細運動でも、できる事がグンと増えました。しかし年齢が上がるにつれて求められることも難しくなるので、今でも「スーパー不器用BOY」のままです。運動会のダンスは未だに下半身の動きを切り捨て上半身の動きだけで集団に紛れています。日常の中でぶつかる「努力しても今すぐにはできない事」は便利な道具とアイディアと人の優しさで乗り切りっています。「ぼくはこれが難しいのでこうして良いですか?」と自らのアイディアを提案する姿を見るとあの年長の運動会を思い出します。おそらくあれがスバルが一番最初に自ら考えて実行した「スーパー不器用BOYが乗り切るためのアイディア」だったのだと思います。執筆/星あかり(監修:新美先生より)からだの動かし方の不器用さがある方の、運動会のダンスとの変化について詳しく聞かせてくれてありがとうございます。後半の、ダンスが苦手な場面で「仕事先から電話がかかってくる」という想定外の必殺技を繰り広げられた時は、思わず声をあげて笑ってしまいました。すごい対処スキル!!!!!こんなすてきなアイデアを思いつくなら、なんでも乗り越えていけそうです。DCD(発達性協調運動症)のお子さんにとっては、日常の体育や運動会の競技など、みんなで同じ事を揃ってやると、苦手さに直面することになります。いくら先生が「自分なりでいいよ」と言われても、本人的にはできない自分に直面して傷つくものです。星さんのように、「運動会休んでもいいよ!」というスタンスも全然ありだし、体育は別メニューでやるというのもありなのですが、自分だけがほかの子とは違う行動をとることも、なかなかハードルが高いものです。できれば、周りも完璧にし過ぎない(運動会で完成度を高くするために厳しく練習しすぎない。その場でできるスポーツお楽しみ会ぐらいのスタンスにする)、複数のメニューが誰でも選べるようにするみたいな、ユニバーサルな支援があったらいいのかもしれませんが、学校の方針もあります。「ぼくはこれが難しいのでこうして良いですか?」と自らのアイデアを提案できるというのは本当に素晴らしいです。きっとこれまでの関わりの中で、そんな風にしても大丈夫、苦手をアイデアでチェンジできるという経験を育んできてもらっているのかなと思いました。素敵なエピソードを聞かせていただきありがとうございました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年05月07日亮太さんは妻の麻耶さん、4歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、麻耶さんに対して不満があり、会社で寝泊まりして1週間になります。亮太さんが家を出ることになった理由とは……?何を伝えてもいつも屁理屈ばかりの麻耶さんに、亮太さんはいつしか「話し合うだけ無駄」と考えるように。しかも、麻耶さんは隠れて浮気をしているようで、和馬君をしっかりと見ていないこともしばしば……。夫婦の溝はますます深まるばかりです。そのうち亮太さんは、家庭のことを考えるだけで体調不良を感じるようになってしまいます。そんな亮太さんを見かねて、社長はメンタルクリニックへの受診を提案。「この先どうなるんだろう……」と不安に思う亮太さんでしたが、たまたま仕事帰りに立ち寄ったコンビニで、和馬君と同じ幼稚園に通う凛ちゃんのママ・保奈美さんと遭遇。立ち話から彼女が離婚したことを知ります。 「離婚した」という彼女のカミングアウトを受け、亮太さんも自分の気持ちを打ち明けてみることにしたようで……? 俺も離婚したいなと思ってるんだけど… 亮太さんが離婚を考えていることを聞いた保奈美さんは、一瞬びっくりした表情を見せますが、すぐに「弁護士紹介しましょうか?」と経験者ならではのアドバイスをくれました。 保奈美さんが友人の離婚に協力することを懸念した亮太さんは「いいの? 麻耶と友だちだし……。」と返答。 しかし、保奈美さんは、麻耶さんがどこか自分を見下していることに気づいていた様子。 「友だち……なんですかね……。」と複雑な表情を浮かべるのでした。離婚後、すでに前を向いている保奈美さんにとっては、麻耶さんとのこれまでの関係もすでに過去のことになっているのかもしれませんね。 それよりも、どこか思いつめた様子の亮太さんを、なんとかしてあげたいと考えたのでしょう。 実際、今回の保奈美さんの話は亮太さんにとって何かを考えるきっかけになったようです。 最終的に離婚を決断するのは亮太さん自身ですが「あのとき保奈美さんに思い切って相談してよかった」と思える結果にできるといいですよね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
2024年05月06日タイ人の夫と3人の子供と一緒に、タイで暮らしている、KimiA(@kohchang_mimi)さん。当時、幼稚園に通っていた4歳の息子さんが、友達から噛まれてしまった時のエピソードをご紹介します。「どうして噛まれたの?」幼稚園の先生によると、友達に背後から「オモチャを貸して」といわれたのを息子さんが気付かなかったため、噛まれたのだそうです。子供はまだ判断力が低いため、悪気なくほかの子供を傷付けてしまうこともあるでしょう。そういった時、大人は子供を諭す必要があります。今回の出来事で、息子さんがショックを受けていないか、そして友達の気持ちを理解しているのかが気になったKimiAさん。息子さんに「どうして噛まれたの?」と質問すると、このような返事がきたのです。「人間が噛むとは知らなかったから、油断した」※写真はイメージ自身に足りないところがあったことを悔いるかのように、4歳とは思えないほど真面目な返答をした息子さん。KimiAさん一家の自宅には犬がいるため、噛む動物が存在することは知っていても、人間もそうだとは想像していなかったのかもしれませんね。息子さんの賢くも少しズレた回答は、X(Twitter)上で拡散され、多くの人を笑顔にしてくれました!・噛まれたのに、相手のせいにしないのはかっこいいな。・かわいすぎる!けど違う、そうじゃない…!・笑いが止まらん。大物になる予感しかしませんね。今回の出来事を経て、『人間は時に噛むことがある生き物』ということを学んだ息子さん。今後も、さまざまな人との触れ合いの中で、いろいろな情報を知り、成長していくのでしょう!grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2024年05月06日ドーナツ屋の前で駄々をこねる3歳の娘に、ヘトヘト(※写真はイメージです)3歳の娘が通っている保育園からの帰り道に、ドーナツ屋さんがあります。一度そこに寄ってドーナツを食べたことがあり、よっぽど美味しかったのでしょう。しばらく毎日のように「ドーナツ食べたい!」と駄々をこね、お店の前で大泣きしていました。保育園から家へ帰るには、ドーナツ屋さんの前を通るしかありません。いつも暴れる娘を抱えて無理矢理連れて帰っていたのですが、あまりにも泣いてどうしようもない時には、私の心が折れて渋々ドーナツを買い与えてしまう日も……。「泣けば買ってもらえる」?娘はますますエスカレートして……(※写真はイメージです)「泣けば買ってもらえる」と学習してしまったのか、娘の暴れっぷりは日々エスカレートしていきました。お店にも迷惑がかかりますし、周りの目、とくに同じ保育園に通う子の保護者の方の目がとても気になってしまい、私にとって毎日の大きな悩みの種に……。ある日、いつものように娘がドーナツ屋さんの前で駄々をこね始めました。泣き喚く娘をどうにか連れて帰ろうと抱きかかえたところに、通りかかった大学生くらいのお兄さんが声をかけてきたのです。「これどうぞ!」(※写真はイメージです)そのお兄さんは「これどうぞ!」と、大きなぬいぐるみの入ったゲームセンターの袋を娘に渡してくれました。申し訳ないので一度断りましたが、「UFOキャッチャーするのが好きなだけで、いつも取った景品をどうしようか困っているんで。お子さんが喜んでくれるなら嬉しいです」とおっしゃるので、ありがたく受け取りました。娘は大喜びで、その日はご機嫌で帰りました。当時、娘をワガママに育ててしまった自分が悪いと毎日思い悩んでいた私は、ふとした優しさに、心が救われた気持ちになったのを覚えています。それで何かが解決したというわけではないのですが、前向きな気持ちになれたことは確かでした。あのとき、優しくしてくれたお兄さんにお礼を伝えたいです。本当にありがとうございました。====================※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。エピソード募集中妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。あなたのすてきな体験談を教えてください。投稿フォームはこちら
2024年05月06日亮太さんは妻の麻耶さん、4歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、麻耶さんに対して不満があり、会社で寝泊まりして1週間になります。亮太さんが家を出ることになった理由とは……?何を伝えてもいつも屁理屈ばかりの麻耶さんに、亮太さんはいつしか「話し合うだけ無駄」と考えるように。しかも、麻耶さんは隠れて浮気をしているようです。そんなある日のこと。麻耶さんが浮気相手との電話に夢中になってしまったことで、和馬君が行方不明になる事件が発生。結局、和馬君はお隣さんが保護してくれていたためことなきを得ましたが、このことが原因で麻耶さんと激しく衝突したため亮太さんは本格的に離婚を考えるように。そんな矢先、亮太さんは社長からメンタルクリニックへの受診を促されます。どうも社長は、少し前から亮太さんの様子がおかしいことに気づいていた様子。胸の痛みや気分の落ち込みが、ストレス性のものではないかと言うのです。 社長の話を聞いて、たしかに原因不明の体調不良が続いていることに気づいた亮太さんは、メンタルクリニックに行くことを社長と約束します。 その夜、仕事帰りの亮太さんはごはんを買って帰ろうとコンビニに寄りますが……? そこにいたのは、和馬君と同じ幼稚園に通う凛ちゃんのママ 偶然、仕事帰りに凛ちゃんのママ・保奈美さんとコンビニで遭遇した亮太さんは、軽い世間話の中で保奈美さんが離婚していたことを知りました。 ついこの間、家族ぐるみで一緒にバーベキューをした矢先の出来事にとても驚く亮太さんですが、保奈美さんは大変ながらもどこかスッキリとした表情です。 そんな彼女の柔らかい雰囲気に、亮太さんも思い切って、自分が離婚を考えていることを話し始めるのでした。 誰かに話を聞いてもらえるだけでラクになることってありますよね。特にセンシティブな問題になるほど「誰にも相談できない」とひとりで抱え込んでしまうことは珍しいことではありませんが、自分の力だけで解決できそうにないときは、ほかの人に頼ってみるのも大切なこと。 自分の気持ちを話すことで、心のモヤモヤが晴れたり考えを整理できたりするきっかけになるかもしれません。 離婚した保奈美さんなら、亮太さんの気持ちを汲んだアドバイスをくれる可能性もあります。彼女の話から、何か解決への糸口が見つかるといいですね! >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
2024年05月05日