ヴァンジ彫刻庭園美術館(所在地:静岡県駿東郡長泉町)は、この度新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけての、来館者減少による入館料収入の大幅減という背景をうけ、現状では費用捻出の難しい常設コレクションと建物や設備の修復費、庭園の維持費の一部を募るクラウドファンディングのプロジェクトを計画し、クラウドファンディングサービス「READYFOR」を通じ、資金調達をおこないます。2022年4月21日より開始したクラウドファンディングですが、25日に第一目標である400万円を達成しました。現在は次の目標に向け、引き続き5月31日(火)まで支援を募ります。期日までに集まった支援総額に応じ、支援金は、彫刻作品の洗浄・メンテナンス、施設や庭園の修繕、環境維持のために、大切に使わせていただきます。READYFOR トップ画面【ヴァンジ彫刻庭園美術館とは】ヴァンジ彫刻庭園美術館(所在地:静岡県駿東郡長泉町)は、イタリアの現代具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの世界で唯一の個人美術館です。2022年4月28日に、開館20周年を迎えます。富士山の南に広がる愛鷹山麓の中腹に位置する当館は、250種以上のクレマチスや花が四季折々に咲く庭園を併設しています。当館はこれまで、現代社会を生きる人間の複雑な内面を表現したジュリアーノ・ヴァンジの作品を中心に、同時代を生きる作家の作品を収集・展示してきました。当館の空間と作家との丁寧な対話によって、この場所でしか実現できない展示を実施しています。ヴァンジ彫刻庭園美術館 庭園ヴァンジ彫刻庭園美術館 館内【クラウドファンディングプロジェクト概要】プロジェクトタイトル: 開館20周年、クレマチスの丘のヴァンジ彫刻庭園美術館を次世代へ募集期間 : 2022年4月21日(木)11:00~5月31日(火)23:00 40日間目標金額 : 400万円プロジェクト形式 : All or Nothing・購入型URL : 資金使途 : ジュリアーノ・ヴァンジ彫刻作品の洗浄・メンテナンス費、庭園美術館展示棟の修繕費、庭園の環境維持のための作業費、手数料、その他諸経費リターン例(一部) : 招待券、6ヶ月フリーパス、オリジナルグッズ、オリジナル書籍、開館時間前特別入館、個別ガイド、鋳造メダル、ジュリアーノ・ヴァンジのリトグラフほか【クラウドファンディングとは】インターネット上で支援金を募る仕組み。All or Nothingというルールで、目標金額に達成しなければ集まった支援金は全て返金になる。支援者は支援額に応じたリターンを受け取ることができる。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月02日現代社会で再生産され続ける情報のイメージを、フィギュアや雑貨を用いリズミカルに展開させる彫刻家・金氏徹平の個展が、4月16日(土)より千葉・市原湖畔美術館にて開催される。近年、文学や演劇など、ますます多様な領域を横断し、さまざまなコラボレーションに取り組んできた金氏。同展では、あらためて “彫刻” に向かいあう「S.F.」シリーズの最新作《S.F.(Something Falling/Floating)》を公開するほか、ニューヨークのジャパン・ソサエティで好評を得た日本初公開となる《Smoke and Fog (Roadside Noguchi)》、市原市内を巡り収集した使用済みのコンクリートや石など、自然と人為の狭間にある素材、物質をコラージュした新作などを展示。「切断」することによって新しい「接続」へと向かおうという意欲的な取り組みを立体、平面、約50点で展観する。人工湖のほとりにたたずむ、バブルの遺産建造物から誕生した美術館を舞台に展開する、金氏徹平の “S.F.ワールド” を体感したい。《Smoke and Fog (Roadside Noguchi) 》,2019(Japan Society NY での展示風景)《Smoke and Fog (City of Stones and Noodles) 》,2020《ボイルド空想(マテリアルの ユーレイ)》,2017高橋龍太郎コレクション《Smoke and Fog (マテリアルのユーレイ)》,2021【開催概要】『金氏徹平 S.F. (Something Falling/Floating)』会期:2022年4月16日(土)~2022年6月26日(日)会場:市原湖畔美術館時間: 10:00~17:00、土曜・祝前日9:30~19:00、日祝9:30~18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合は翌平日休)料金:一般1,000円、大高・65 歳以上800円美術館公式サイト:
2022年03月28日松本喜三郎らの生人形、高橋由一の油彩画を導入部として、現代の絵画と彫刻における写実表現を検証する『リアル(写実)のゆくえ現代の作家たち生きること、写すこと』が4月9日(土)より平塚市美術館にて開催される。江戸期の自在置物、鎌倉時代の仏像など、日本では昔から写実表現が用いられてきた。明治 20 年代に滞日した人類学者シュトラッツは「解剖学の知識もなしに強い迫真性をもって模写することができる」生人形師の力量に感嘆。さらに、生人形が理想化も図式化もされず、ありのままの姿であることにも着目していた。 仏師で彫刻家の高村光雲も、幼い時に松本喜三郎の生人形の見世物を見ており、後年、西洋由来ではない写実を気付かせた存在として、松本喜三郎をはじめとする生人形師を敬慕していた。同展では、東西を問わず追求され、既存の方法や感性を上書き、 もしくは書き替えながら発展してきた写実表現を、松本喜三郎、安本亀八、高橋由一、小谷元彦、深堀隆介らの作品を通して紹介。西洋の文脈のみではとらえきれない日本 の「写実」が如何なるものなのか、またどのように生まれたのか、その手がかりを探る。深堀隆介《桜升命名淡紅》2017 年、平塚市美術館安本亀八《相撲生人形》1890年、熊本市現代美術館蔵※会期中展示替えあり本田健《夏草(芝棟の土)》2021年、作家蔵中谷ミチコ《夜を固めるⅢ( 雨)》2019 年、作家蔵前原冬樹《一刻―苺―》、2017 年、作家蔵 撮影:橋本憲一【開催概要】『リアル(写実)のゆくえ現代の作家たち生きること、写すこと』会期:2022年4月9日(土)~ 6月5日(日)※会期中展示替えあり会場:平塚市美術館時間:9:30~17:00休館日:月曜料金:一般900円、大高500円(土曜は高校生無料)※同時開催『けずる絵、ひっかく絵』美術館公式サイト: www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/()
2022年03月24日バレンシアガ(BALENCIAGA)が展開するバレンシアガ オブジェクト(Balenciaga Object)ラインより新作の彫刻作品「タイガー・スカルプチャー(TIGER SCULPTURE)」が登場。バレンシアガ 青山にて販売する。バレンシアガ“虎”を模った新作彫刻作品今回、バレンシアガ オブジェクトラインの新作として登場するのは、上海を拠点にするアーティスト・ニック・コスマス(Nik Kosmas)がデザインしたトラを描いたオリジナルスカルプチャー「タイガー・スカルプチャー」。ニック・コスマスはニューヨークのニュー・ミュージアム・オブ・コンテンポラリー・アートや第9回ベルリンビエンナーレなどで作品展示をする気鋭のアーティストだ。「タイガー・スカルプチャー」は、真鍮を素材に全て手作業で制作。まるで生きているかのような精密さと、頬ひげ、椎骨の様な尻尾、頭頂部のバレンシアガロゴなど細部に至るディテールが特徴の作品となっている。なお、「タイガー・スカルプチャー」は全世界で15体のみの生産。全ての個体にシリアルナンバーが付与され、日本国内ではバレンシアガ 青山でのみ展開される。詳細バレンシアガ オブジェクトライン「タイガー・スカルプチャー」展開店舗:バレンシアガ 青山【問い合わせ先】バレンシアガ クライアントサービスTEL:0120-992-136
2022年01月28日「フランソワ・ポンポン展」が2月3日(木)から3月29日(火)まで、佐倉市立美術館で開催される。19世紀末から20世紀初頭にフランスで活躍した彫刻家フランソワ・ポンポン(1855-1933)。ロダンのアトリエなどで下彫り職人として経験を積み、50歳を過ぎて動物彫刻家に転向。シンプルな形となめらかな表面を持つ『シロクマ』や『フクロウ』、『ペリカン』などを生み出した。日本初の回顧展となる本展では、最初期の人物から洗練された最晩年の動物彫刻まで、旧ブルゴーニュ地方のディジョン美術館や出身地ソーリューのポンポン美術館、また国内でポンポンの彫刻と資料を多数所蔵する群馬県立館林美術館から彫刻、スケッチなど、約90点を出品する。あわせて、ポンポンに影響を受けたとされる佐倉ゆかりの金工家・津田信夫(1875-1946)の所蔵品も展示される。■展覧会情報2月3日(木)から3月29日(火)まで会場:佐倉市立美術館休館日:月曜日※但し、3月21日(月・祝)は開館、3月22日(火)は休館。開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)観覧料:一般800(640)円、大学・高校生600(480)円、中・小学生400(320)円、未就学児無料※カッコ内は前売り及び20名以上の団体料金※前売り券は佐倉市立美術館、佐倉市民音楽ホール、佐倉市観光協会、JR佐倉駅前観光情報センターにて2月2日(水)まで販売。※佐倉市内の小・中学生と同伴者1名は無料。※障害手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料。<関連イベント>対話型鑑賞ツアー「ミテ・ハナソウ・カイ」オンライン2月27日(日)、3月27日(日)各10:30から詳細:
2022年01月27日この度、弥栄画廊 銀座店では2022年1月20日(木)から2月19日(土)まで、京都にアトリエを構え、94歳となる現在も意欲的に制作発表を続けている現代陶芸彫刻家・林 康夫氏(1928-)の個展を開催いたします。浪江町の景 No.6(H23.2×W22.0×D22.5cm)作品‘69-E(H48.5×W38.2×D48.3cm)林氏は1928(昭和3)年、京都の陶芸家 林 沐雨の次男として生まれました。京都市美術工芸学校(現:京都市立銅駝美術工芸高校)では日本画を学びましたが、戦争により中断。自ら特攻隊に志願し、1945(昭和20)年8月に出撃する予定になっていましたが、出撃命令は下されることなく、終戦を迎えます。戦後は父のもとで稼業を継ぐ形で陶芸を始め、1947年、前衛的な陶芸制作を目指して京都で結成された「四耕会(しこうかい)」に創設メンバーとして参加します。八木 一夫や吉原 治良など、同時代のあらゆるジャンルの作家たちとの交流を通じて、新しい陶芸への思考を深めていきました。当時誰も手がけていなかった、用に縛られない陶のオブジェを発表し、1948年には非実用的な陶芸の可能性を示唆した《雲》を発表。さらに1950年、フランス・パリで開催された「現代日本陶芸展」に若干22歳の若さで選抜され、出品した《人体》が、オブジェとしての高い評価を受けました。この頃の作品にはキュビスムの影響や、古墳時代の日本に見られる、直線と弧線が結合した独自の模様「直弧文(ちょっこもん)」が見られ、それまでの陶芸には見られなかった独自の造形へと向かっていきます。その後1960年代から1970年代にかけて、より純粋な抽象形体へと制作をすすめていきますが、作品には少しずつ釉薬や白化粧などが施され、ある種の絵画性を帯びていきます。そして1980年代初め頃から、見る者の錯視(さくし)を誘う魅惑的な立体へと展開し、二次元(平面)と三次元(立体)が複雑に交錯する、極めて独創的な作品が制作されました。それは飛行兵として体験した夜間飛行の錯視経験に基づくものでした。本展では、東京では初公開となる東日本大震災の被災地、福島・浪江町で見た廃屋に衝撃を受けて制作を始めた東北シリーズ「浪江町の景」を中心に、60年代の代表作も併せて展覧いたします。ゆがんだ白壁や屋根、ひっかいたような傷痕が表す震災のすさまじさと、素朴な手びねりの質感が絶妙に調和する林氏の世界観と、94歳を迎えてもなお止まることのない創作力を是非ご高覧ください。■林 康夫1928年京都生まれ。1940年 京都市美術工芸学校絵画科入学。1943年 第二次大戦により海軍航空隊に入隊。1945年 敗戦。1946年 父の陶業再開とともに稼業を手伝う。1947年 四耕会結成に参加。1950年 現代日本陶芸展 パリ、チェルヌスキー美術館(フランス)1972年 第30回フアエンツア国際陶芸展 グランプリ受賞(イタリア)1973年 カルガリー国際陶芸展 グランプリ受賞(カナダ)1974年 第4回バロリス国際陶芸展 グランプリ、ド・ヌール受賞(フランス)1987年 第1回オビドス・ビエンナーレ グランプリ受賞(ポルトガル)1994年 京展依嘱出品 京展賞受賞1998年 「林 康夫作品集」を河出書房新社より刊行「数学とセラミック展」(ドイツ、ベルリン他)、京都市文化功労者1999年 京都市美術文化賞受賞2000年 オペラ“牡丹亭”の舞台美術(フランス、ニース・カンヌ)2022年 京都府文化賞特別功労賞受賞「前衛陶芸の時代 林 康夫という生き方」(坂上 しのぶ著)出版■林 康夫展 概要Yasuo Hayashi exhibition会場 : 弥栄画廊 銀座店所在地 : 東京都中央区銀座7-10-8 第五太陽ビル1階会期 : 2022年1月20日(木) - 2月19日(土)営業時間: 11:00-18:00 日・月・祝休TEL : 03-6263-9707 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月14日イレーヴ(YLÈVE)の2022年春夏コレクションより、新たにアクセサリーラインが誕生。イレーヴ新宿伊勢丹店、ザ ライブラリー全店ほかにて展開される。"彫刻やヴィンテージ"風ジュエリーイレーヴは、シンプルかつ上質なアイテムを届けるウィメンズブランド。新しく展開するアクセサリーラインでは、"彫刻"や"ヴィンテージ"に着想し、数種類の加工で風合いを出したオリジナルジュエリーを展開する。シルバーには925silverを使用、ゴールドにはK22 GPのフィニッシュを施しており、いずれも上質な仕上がりだ。コーディネートを楽しむ指輪やイヤリングファーストコレクションでは、指輪やイヤリングをはじめ、コーディネートして楽しめるようなアイテムが豊富にラインナップ。存在感のある太めのリングや華奢なラウンドリングは、複数を重ね付けするのもおすすめだ。イヤリング・ピアスは左右でチョイスしやすいよう、片方ずつでの販売。シンプルなフープピアスや、"石"をモチーフにしたシルバーストーンのピアスなどを取り揃える。その他、有機的なシェイプのペンダント&ネックレスや、華やかな輝きを添えるバングルがラインナップする。【詳細】イレーヴ アクセサリーライン発売開始:2021年12月上旬展開店舗:イレーヴ 新宿伊勢丹店、ザ ライブラリー全店(表参道店・自由が丘店・天神店・京都店・神戸店)、公式オンラインストアアイテム例:リング 26,400円~イヤリング(シングル) 13,200円~バングル 45,100円~ペンダント トップ 20,900円~ネックレス 13,200円~素材:925シルバー または K22GP
2021年12月20日時間・空間と光にこだわったインスタレーション作品を得意とする彫刻家・横溝美由紀の個展『Landscape やわらかな地平のその先に』が、2021年12月10日(金)よりポーラ ミュージアム アネックスにて開催される。横溝は、多摩美術大学彫刻科卒業後、間もない頃からギャラリーだけでなく、水戸芸術館や埼玉県立近代美術館、 東京都現代美術館など数多くの美術館で、展示場所の特性を活かした大型のインスタレーションを発表してきた。そんな横溝が近年取り組んでいるのが、油彩をほどこした糸を無数に弾くことにより生み出されるキャンバス作品のシリーズだ。弾かれた無数の糸がまるで織物のように縦に横に重なり合って生まれる平面作品は、目には見えない行為や時間などの集積を感じさせる。同展では、新作を含むキャンバス作品11点と煉瓦を模してセロハンテープとプラスチックシートを用いて作り出した箱4,000個から構成される半透明の彫刻のインスタレーション≪aero sculpture≫を展示する。横溝による、やわらかな地平のその先の景色を眺めてみたい。展示風景≪untitled 2020」MARUEIDO JAPAN≫2020年 Photo:加藤健KATO ken≪green≫1999年【開催概要】横溝美由紀『Landscape やわらかな地平のその先に』会場:ポーラ ミュージアム アネックス会期:2021年12月10日(金)~2022年1月30日(日)時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)休館日: 12月29日(水)~1月4日(火)●公式サイト:
2021年12月09日アニメーション、絵本、絵画、彫刻、映像、歌、影絵、手芸、おとぎ話など、様々なメディアで作品を発表している美術家・鴻池朋子が、GALLERY MoMo 両国にて11月27日(土)より個展『GALLERY MoMoの地下探索:鴻池朋子の「踊る手」』を開催する。ギャラリー企画のシリーズ第一弾として開催される同展は、タイトルの通り、鴻池のスタジオから見つけ出した作品をギャラリーがキュレーションし構成。作品整理のため、鴻池のアトリエから大量のドローイングを預かったことをきっかけに、制作の原点を思わせるドローイングが発見されたという。作品のアイコンとなるようなキャラクターを作り上げ、パーツごとに何枚も繰り返しドローイングにして作り上げていく工程は、おもちゃ会社に勤務していた鴻池ならではのアプローチだ。そうしたドローイングやちょっとした手遊びのように作った立体作品を展観し、鴻池のスタジオを訪れたような空間がギャラリー内に再現される。また、11 月 28 日(日)には、歴史学者の木下知威と共に『筆談ダンス Dance in writing』を開催。ライブまでの間、交わされたふたりの手紙も展示されるほか、当日は生配信も行われる予定だ。【開催概要】『GALLERY MoMoの地下探索:鴻池朋子の「踊る手」』会場:GALLERY MoMo 両国会期:2021年11月27日(土)~12月25日(土)時間:11 : 00 ~19 : 00休廊日:日月祝※11月28日(日) 15:00 ~16:30はイベント開催のため展示鑑賞不可筆談ダンス Dance in writing出演:鴻池 朋子/木下 知威開催日:2021年11月28日(日) 15:00 - 16:30※会場観覧は満席※ライブ配信の予定あり●詳細は公式サイトでご確認ください。
2021年11月26日フランスの彫刻家フランソワ・ポンポンの日本初回顧展「フランソワ・ポンポン展」を名古屋市美術館にて11月14日(日)まで開催しております。名古屋市美術館にて11月14日(日)まで開催中!オルセー美術館にある実物大の巨大彫刻《シロクマ》を作り、その他多くの動物をモデルに彫刻を生み出したフランソワ・ポンポンは、20世紀初頭のアール・デコ期に人気を博した動物彫刻家です。彼の作品の特徴は、鳩や猫、犬など身近な動物から豚や牛など農場でみる家畜、キリンやヒグマ、シロクマなど動物園でみることが多い異国の動物まで、その生態を詳しく観察し、極限まで細部をそぎ落としシンプルでなめらかな造形にした点です。大部分の作品が18cmから28cmと比較的小型で愛らしさを兼ね備えています。ユーモラスなオラン・ウータンの表情、茶目っ気のあるペリカン、太陽の下であくびをするカバなど、幸福さをたたえたポンポンの彫刻は生きる喜びを体現していて見る人に幸せな気持ちと微笑みをもたらします。展示作品はおよそ90点、ポンポンの本国フランス、パリのオルセー美術館、ポンポンが建築と彫刻の基礎を学んだ美術学校がありポンポン最大の支援者であったディジョン市のディジョン美術館、出生地ソーリューにあるフランソワ・ポンポン美術館から来日する作品と国内随一のポンポンコレクションをもつ群馬県立館林美術館の作品によって構成されています。ポンポンの初期作品から、1922年にサロンで大絶賛を受けた代表作《シロクマ》を生み出し、名声を確立していくまでの作家の生涯と作品の魅力に迫ります。【見どころ】■日本初のフランソワ・ポンポン回顧展ポンポンが彫刻家として認められたのは、晩年の1922年、67歳の時です。サロン・ドートンヌにて長さ2.5mの大きな石膏の《シロクマ》を出品、しなやかで力強い生命感と、堂々とした安定感をもったこの作品は初めて高く評価されました。また、愛好者向けに作られた卓上サイズの《シロクマ》がアール・デコ様式の室内に調和する動物彫刻として、注文が舞い込むようになります。本展では無名時代の初期作品から、評価された晩年に至るまでの作品を総合的に展示し、ポンポン作品の全貌を日本で初めて見ることのできる展覧会です。■《シロクマ》だけではない、ポンポンの動物彫刻の世界ポンポンは、シロクマの彫刻だけではなく自ら飼っていたペットの猫や鳩、別荘のあったノルマンディー地方の田舎で見たアヒル、ガチョウ、牛や豚、またパリの動物園で観察したキリン、カバ、ペリカンや鹿などを多数彫刻にしています。ポンポンの観察眼、動物の特性を生かした美しいシルエットも見どころです。■ポンポンのアトリエから寄贈された作品を所蔵するディジョン美術館からの初出品ポンポンゆかりの地、ディジョン。彼が通った美術学校が創設されたのは1766年。美術館はその付属施設として、1787年美術学生のために作られました。ディジョン美術館はルーヴル美術館開館よりも早い、フランス最古の美術館の一つです。本展覧会ではこの館が誇るコレクションの一つ、1948年にポンポンのアトリエから寄贈された貴重な作品の数々を出品、本邦初公開です。■常盤貴子さんの音声ガイドで、作品がもっと身近に女優の常盤貴子さんが、展示中の24点の作品について、穏やかな語り口でわかりやすく解説します。作品が制作された背景や、見落としがちな細部の見どころを知ることで、一層作品の理解が深まります。*音声ガイドの貸出料金は1台600円【開催概要】展覧会名 : フランソワ・ポンポン展会期 : 2021年9月18日(土)~11月14日(日)開館時間 : 午前9時30分~午後5時金曜日は午後8時まで(入場は閉館30分前まで)休館日 : 月曜日会場 : 名古屋市美術館〒460-0008 名古屋市中区栄2-17-25TEL:052-212-0001/FAX:052-212-0005 主催 : 名古屋市美術館、中京テレビ放送株式会社後援 : 名古屋市立小中学校長会協力 : 群馬県立館林美術館企画協力 : 美術デザイン研究所公式サイト: Twitter : Instagram : 観覧料 : 一般1,600円、高校・大学生1,000円、中学生以下は無料・障害のある方、難病患者の方は、手帳または受給者証の提示により本人と付添者2名まで当日料金の半額でご覧いただけます。・障害者等割引券(お取り扱いはチケットぴあのみ)を購入された方は、当日受付で証明(障害者手帳など)をご提示ください。ご提示いただけない場合には、差額をお支払いいただきます。・名古屋市交通局発行の「ドニチエコきっぷ」「一日乗車券」を当日利用して来館された方は100円割引。・「名古屋市美術館常設展定期観覧券」の提示で当日券から200円割引。・いずれも他の割引との併用はできません。・同時に多くの方が入場することを避けるため、団体割引は行いません。・「フランソワ・ポンポン展」の観覧券で常設展もご覧いただけます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月21日バレンシアガ(BALENCIAGA)の「バレンシアガ オブジェクト(Object)」から、ガラス製の彫刻「レーザーキューブ(Laser Cube)」が登場。バレンシアガの一部直営店にて販売される。バレンシアガがファッションカテゴリーの枠外から発表する「バレンシアガ オブジェクト」に、バレンシアガの“人気スニーカーが浮かび上がる”ガラス製の彫刻が仲間入り。ハードなキューブ内にレーザーでエッチングを施したことで、スニーカーそのものを閉じ込めてしまったような、3Dイメージの陰画を作り出すことに成功した。スニーカーのモデルとして選ばれたのは、「トリプル S(Triple S)」「トラック(Track)」「タイレックス(Tyrex)」「X-パンダー(X-Pander)」の全4種類。いずれも数千にも及ぶポイントを使用してレンダリングすることで、各スニーカーのディテールを巧妙に表現しているのも特徴だ。またキューブには、スニーカーのモデル名と共に、バレンシアガのロゴもデザイン。上下のレターの位置を合わせて、内側から刻印している。【詳細】バレンシアガ「レーザーキューブ」73,700円発売時期:2021年8月~展開店舗:バレンシアガの一部直営店、公式オンラインストア【問い合わせ先】バレンシアガ クライアントサービスTEL:0120-992-136Courtesy of BALENCIAGA
2021年09月17日“彫刻”の概念の再構築を試み、一貫して“彫刻とはなにか”を追求し続けてきた日本を代表する彫刻家・戸谷成雄の個展が、10月16日(土)より千葉・市原湖畔美術館にて開催される。作品に刻み込まれた土地の記憶や自然への想像力を、鉄芯を埋め込んだ木のブロックをチェーンソーで彫り刻む《森》シリーズで知られる戸谷成雄。その作品には、文明論的近代批判、人間への洞察、土地の記憶、自然への想像力が深く刻み込まれている。同展では、ダムの建設により誕生した人工湖のほとりにたたずむ同美術館の時空間をひとつのインスピレーションとして、巨大なヴォイド(アトリウム空間)を中心に、<森><土地><水脈>に連なる作品を展観。森をさまよい、その根源におりていくように、戸谷の豊穣な作品世界を体感できる。「視線」「表面」「内部と外部」「地上世界と地下世界」「自然と人間の関係」「近代」のメタファーとしての展示空間と、戸谷の彫刻世界との化学反応を楽しみたい。≪森≫(2017-2018)≪双影景≫(2001)撮影:山本糾≪落下≫(1992)_撮影:成田弘【開催概要】「戸谷成雄森―湖:再生と記憶」会期:2021年10月16日(土)~2022年1月16日(日)会場:市原湖畔美術館時間:10:00~17:00、土曜・祝前日は9:30~19:00、日曜・祝日は9:30~18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合開館翌平日)、12月27日(月)~1月3日(月)料金:一般800円、大高生・65歳以上の方600円※関連展示『湖の記憶』、常設展『深沢幸雄/高橋甲子男/鶴岡洋版画展』も同時開催
2021年09月17日彫刻家・はしもとみおによる展覧会『LIFE はしもとみお彫刻展』が、7月22日(木・祝)よりPARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4F)にて開催される。はしもとみおは、動物たちのそのままの姿形を木彫りにする、幅広い層から支持を集める肖像彫刻家。動物たちの肖像制作、フィギュアやオブジェの原型制作や動物たちのイラストなども手がける。本展では、歴代の展覧会初となるアトリエの一部を再現した空間や、動物たちの肖像彫刻を自然な姿で、よりリアルに観賞できる森・海のエリアを設置。話題の作品から完全新作まで多様な作品を展示している。森エリアのオランウータン「キュー」、海エリアの 「マンボウ」「コビレゴンドウ」は本展で初展示される。水族館コラボをはじめとしたカプセルトイ 商品の販売・実物サンプル展示、1点1点が違う表情を持 つ作品の抽選販売も予定している。LIFE はしもとみお彫刻展会期:2021年7月22日(木・祝)〜8月9日(月・祝) 11:00~20:00※最終入場は閉場の30分前まで※最終日は18時閉場※感染症拡大防止の観点から入場者数の制限、営業時間の変更及び休業となる場合あり。入場料:一般500円 学生400円 ※小学生以下無料
2021年07月05日【とうふ屋うかい】の特別企画「太武朗工房 ガラス彫刻の世界」自家製とうふと旬の食材を使用したとうふ料理を味わうことができる【とうふ屋うかい】は、“のれんをくぐれば、そこは江戸”をコンセプトに、東京・神奈川に3店舗展開しています。【東京 芝 とうふ屋うかい】と、【とうふ屋うかい 鷺沼店】は、江戸川区のガラス工房「太武朗工房」の江戸切子・彫刻硝子・江戸硝子の3シリーズを「太武朗工房 ガラス彫刻の世界」として展示を始めました。展示商品はすべて、購入可能です。『彫刻硝子』幻夢柄子シリーズ ぶどう紋『江戸硝子』左)波富士に桜 右)赤富士に桜『江戸切子』木村泰典作 菊籠目紋夏の初めにぴったりの、涼し気で美しいガラス彫刻。木村泰典氏や山田真照氏をはじめとする職人が一つひとつ手作りする伝統工芸品の『江戸切子』、鉄線や葡萄などの縁起柄をサンドブラストで加工した『彫刻硝子』、江戸時代より続く伝統技術で独創性を編み出す『江戸硝子』が展示・販売されています。【東京 芝 とうふ屋うかい】特別実演「江戸切子」また、【東京 芝 とうふ屋うかい】では7月3日(土)・4日(日)に、江戸切子士 山田真照氏による切子作りの実演を開催。「太武朗工房 ガラス彫刻の世界」の展示・販売及び実演は、立ち寄りも可能です。【東京 芝 とうふ屋うかい】◆「太武朗工房ガラス彫刻の世界」展示・販売スケジュール日程:~7月18日(日)場所:1階 特設ギャラリー、店内随所◆特別実演「江戸切子」日程:6月26日(土)・27日(日)、7月3日(土)・4日(日)時間:11:00~18:00場所:1階 特設ギャラリー東京 芝 とうふ屋うかい【エリア】芝公園/東京タワー周辺【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】赤羽橋駅 徒歩5分【とうふ屋うかい 鷺沼店】くつろぎのスペース「茶寮 春待坂」【とうふ屋うかい 鷺沼店】平日限定の『花やぐ小町御膳』3,300円(税込)【とうふ屋うかい 鷺沼店】では、新たに2階の広間を「茶寮 春待坂」と銘打ち、平日限定のランチ&カフェサービスを開始。靴を脱いで畳でくつろぐことができる、とうふ屋うかい 鷺沼店】の平日限定の喫茶空間です。名物 豆水とうふと季節の美味を盛り込んだ3段重、手毬寿司、アトリエうかいのサブレをセットにした『花やぐ小町御膳』が楽しめるほか、7月からはパンケーキも開始予定です。【とうふ屋うかい 鷺沼店】◆「太武朗工房 ガラス彫刻の世界」展示・販売スケジュール日程:常設展示◆平日限定の「茶寮 春待坂」※お一人様からご利用可能です。※事前のご予約をおすすめします。とうふ屋うかい 鷺沼店【エリア】宮崎台/鷺沼【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】鷺沼駅 徒歩3分
2021年06月29日東京都美術館で『イサム・ノグチ発見の道』が開かれています。20世紀を代表する芸術家のひとり、イサム・ノグチ(1904-1988)。彫刻だけでなく舞台美術やプロダクトデザイン、造園や作庭など幅広い分野で活躍した人ですが、その内面には多くの葛藤を抱えていました。彼の作品と生涯をご紹介します。どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 210『イサム・ノグチ発見の道』は、彫刻をはじめデザインの分野でも高く評価された芸術家、イサム・ノグチの大型彫刻や光の彫刻など約90件を紹介する展覧会です。展示構成は「第1章 彫刻の宇宙」、「第2章 かろみの世界」、「第3章 石の庭」と3つのテーマ別に分けられ、章ごとに雰囲気の異なる展示空間が登場。最初のフロアでは、光の彫刻「あかり」150灯による圧巻のインスタレーション作品が出迎えてくれます。展示されている作品は、国内外の美術館や個人コレクションから貸し出されたもので、特に香川県高松市牟礼町にあるイサム・ノグチ庭園美術館からは、同館の開館以降初となる21点もの作品がまとめて出展されています。「彫刻とは何か」を追求し続け、さまざまな葛藤の末に自分の芸術を発見していったノグチ。その芸術活動のエッセンスが凝縮された展覧会です。父には妻子が…イサム・ノグチとは、どんな人だったのでしょう。その人生を振り返ってみます。彼が生まれたのは、アメリカのロサンゼルス。父は詩人の野口米次郎、母はアメリカ人作家で教師のレオニー・ギルモアで、誕生したときすでに父は帰国していました。3歳で母と日本に渡りますが、父にはほかに妻子がいるという複雑な環境。さらに通っていた小学校では、国際児として差別を受けます。日本人としてもアメリカ人としても居場所のないノグチは、孤独感を味わいます。母の方針によりアメリカで教育を受けることになり、14歳で渡米。高校卒業後はコロンビア大学の医学部に進学します。医学生のとき、父の知人で世界的細菌学者の野口英世から芸術家になるよう助言されます。彫刻家の道へ20歳のとき、美術学校の夜間クラスで彫刻を学びはじめると、すぐに才能を認められて大学を中退。医者の道を捨てて彫刻家として活動をはじめます。その後、奨学金を獲得してパリに渡り、著名な彫刻家ブランクーシの助手をしながら石彫を習得。アルベルト・ジャコメッティや藤田嗣治など、当時パリで活躍していた芸術家たちとも交流を深めます。1929年、25歳でアメリカに戻ったあとは、肖像彫刻で収入を得ながら積極的に個展を開催。生活に困窮する時期もありましたが、舞台美術や公園の設計なども手がけ、徐々に成功をおさめていきます。ちなみに、ノグチは若いころから恋愛体質だったようで、31歳のときには著名な画家、ディエゴ・リベラの妻で画家のフリーダ・カーロと大恋愛。しかし、ピストルを持ったリベラに追われて結局カーロと別れた……という逸話も残されています。強制収容所へ…1941年、日本がアメリカと戦争をはじめると、在米の日系人たちは難しい立場に置かれます。ノグチは自ら志願して日系人強制収容所(ボストン戦時強制収容センター)に入所。所内の公園や施設のデザインをしたり、入所者に木工を教えたりします。志願入所にもかかわらず、ノグチが出所しようとしたときには許可がなかなか下りませんでした。「どこにも帰属できない」というノグチの孤独感が、この戦争でさらに深まっていきます。女優と結婚!戦後は抽象的な家具のデザインをはじめるなど、活躍の幅を広げていきます。ノグチは「デザインと彫刻の境目はない」との考えをもっていました。また、日本にも訪れ、建築家の丹下健三や画家の岡本太郎など、さまざまな芸術家と親交。さらに、岐阜に立ち寄ったとき岐阜提灯と出会い、ノグチの有名な照明器具「あかり」の誕生につながります。父親との関係は複雑でしたが、父の祖国である日本の文化はノグチの創造に大きな影響を与えていきます。1951年、女優として活躍していた山口淑子と結婚。日本人でありながら中国人の李香蘭としてデビューし、敗戦時には銃殺刑の危機にさらされるという数奇な人生を歩んでいた山口とノグチの夫婦生活は、世界各地を旅したりフランスに滞在したりと国際色豊かなものでしたが、5年ほどで離婚してしまいます。晩年は各方面で活躍晩年は日米を中心に活躍。日本では、香川県高松市牟礼町にアトリエを構え、地元で代々石屋を営む和泉家の三男、和泉正敏と協働してさまざまな石彫を制作します。アメリカでは、ニューヨークの公共空間に彫刻が常設展示されたり、各大学から名誉博士号を授与されたりするなどいっそう評価が高まり、1985年にはニューヨークにイサム・ノグチ庭園美術館がオープン。83歳のときには、レーガン大統領から国民芸術勲章を授与されました。84歳で心不全により亡くなるまで、彫刻の制作に励んでいたそうです。希望を感じる彫刻子どものころから日米どちらにも帰属できない孤独感に苦しみ、父親との関係も複雑で愛に飢えていたノグチ。さまざまな葛藤を抱えた彼が生み出した作品には、希望と優しさが宿っているように感じられます。特に最後の「第3章 石の庭」では、石本来の美しさとクリエイティブを調和させたノグチ芸術の到達点が展示され、この空間にいるだけで心が洗われるような気持ちになれます。『イサム・ノグチ発見の道』は8月29日まで開催。参考文献:展覧会公式図録『イサム・ノグチ発見の道』取材・文:田代わこInformation会期:~8月29日(日)会場: 東京都美術館企画展示室開室時間: 9:30~17:30(入室は閉室の30分前まで)休室日:月曜日※ただし、7月26日(月)、8月2日(月)、8月9日(月・休)は開室観覧料: 日時指定券一般¥1,900、大学生・専門学生¥1,300、高校生以下無料
2021年06月25日4月12日、銀座エリア最大級の商業施設「GINZA SIX」の中央吹き抜け空間に、幻想的な新作インスタレーションが登場しました。作品を手がけたのは、彫刻家の名和晃平さんです。12日に行われたアートのお披露目イベントでは、作家本人が作品について語ってくれました。残念ながら4月25日から当分の間、「GINZA SIX」は一部店舗を除き臨時休業中ですが、まずは本記事でステキな作品の雰囲気をご覧になってみてください。神秘的なアートが出現!【女子的アートナビ】vol. 205GINZA SIXの中央吹き抜け空間には、これまで草間彌生、ダニエル・ビュレン、塩田千春など世界で活躍する芸術家たちの感性を刺激するアート作品が展示されてきました。この空間に4月12日から、彫刻家・名和晃平さんの最新インスタレーション《Metamorphosis Garden(変容の庭)》が出現。美しい白色の作品が一面に浮かび、とっても神秘的な世界が広がっています。1975年生まれの名和さんは、京都を拠点に活動されている彫刻家です。京都市立芸術大学大学院博士課程を修了後、日本国内や欧米、中国などで多くの個展を開催。さらに2018年にはルーヴル美術館ピラミッド内に彫刻作品を特別展示し、大きな話題となりました。名和さんは現在、世界が注目しているスター彫刻家のひとりです。名和さんが解説!お披露目イベントでは、名和さんがご自身の作品について解説してくれました。名和さん今回のGINZA SIXでの作品は、以前、瀬戸内海の犬島で手がけたインスタレーション《Biota (Fauna/Flora》(2013)(※編集部注:上記写真)を発展させたものです。すべての生物相(Biota)はひとつのところから生まれ、動物相(Fauna)や植物相(Flora)、さらに微生物なども関係しあって生命があり、人間もその一部。人間中心ではなく、細胞をもった存在が全部つながってひとつになっている、ということを表現しています。“鹿”の正体は…?名和さん真ん中にいるのは鹿で、これは神鹿(しんろく)をイメージしています。神鹿とは日本の美術史で頻繁に登場している動物で、「神の遣い」として見立てられている存在。生命という神秘的な存在を見守っている象徴としての鹿です。鹿の足元には島々が浮かんでいます。これらの島は、日本列島の原風景や、島国である日本の「国生み」の神話にも重ねています。この島々が渦を巻いていて、この渦は6つあり、島と地球の海流を表しています。名和さんまた、この作品は地球環境の問題とも関係しています。地球の温度が上がって北極や南極の氷が減り、熱膨張などで海面が上昇するらしく、数ミリの海面上昇でも生態系に影響を大きく与えてしまいます。このような大きな視点と小さな微細なところを同時に見るような感受性が今の時代に必要なので、こういう作品になりました。また、鹿の周りにあるポールはEther(エーテル)というもので、渦の中心になっています。水がその重力にあらがいながら立ち上がろうとする、その垂直性の力が生命を象徴するエーテルというもので、細長く縦に伸びているので、植物のイメージにもつながっています。ARとのコラボも登場!名和さんのインスタレーション作品だけでもステキですが、5月上旬からAR(拡張現実)のパフォーマンスも展開される予定です。これは彫刻作品に専用のスマホアプリをかざすと見られる仕組みで、リアルな彫刻とバーチャルなパフォーマンスが変容していく世界を楽しめます。このARパフォーマンスは、ベルギーの振付家でダンサーのダミアン・ジャレ氏と名和さんの共作。ARTとARのコラボでどんな世界が広がるのか、楽しみですね。現在は緊急事態宣言の発令によりGINZA SIXは臨時休業中ですが、再開したらぜひ足を運んで、名和さんのアートをご覧になってみてください。作品は2022年4月30日まで展示予定です。
2021年05月06日ジバンシィ(Givenchy)は、ユニセックスの新作ハンドバッグ「カットアウト(CUT-OUT)」を、全国のジバンシィストアなどで発売。Vシェイプを表現した彫刻的ボディ&4Gチェーンジバンシィの新作「カットアウト」は、クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズが手掛ける初のユニセックスハンドバッグ。メゾンのシグネチャーであるVシェイプを表現した、彫刻的でグラフィカルなシルエットが特徴だ。キューブ型の4Gチェーンストラップも付属しており、ハードウェアのデザインを得意とするマシュー・M・ウィリアムズらしいアイコンバッグに仕上がっている。カラーバリエーションも豊富「カットアウト」には、上品なボックスフィニッシュレザーを使用。マット仕上げモデルや、クロコ型押しを施したモデルなど、様々なバリエーションを取り揃える。カラーも、クラッシックなベージュ、タン、ブラックに加え、シーズンカラーのベビーピンク、レッドなど豊富にラインナップ。サイズは、ショルダーバッグとしても使用でき、4Gチェーンの有無を選択できるスモールサイズと、ダイナミックなデザインを楽しめるラージサイズの2種類が揃う。【詳細】ジバンシィ 新作ハンドバッグ「カットアウト」発売日:2021年2月26日(金)販売店舗:ジバンシィストア、公式オンラインストア価格:・スモール 4Gチェーンなし 129,000円+税/4Gチェーンあり 182,000円+税・ラージ 285,000円+税【問い合わせ先】ジバンシィ表参道店TEL:03-3404-0360
2021年03月05日彫刻家・名和晃平のインスタレーション『Metamorphosis Garden(変容の庭)』が、ギンザ シックスにて、2021年4月12日(月)から2022年4月までの期間で展示される。名和晃平は、京都芸術大学教授、創作プラットフォーム「サンドイッチ(Sandwich)」の主宰を務める彫刻家。彫刻の“表皮”に着目した作品を中心に創作しており、近年では建築やダンサーとの協業によるパフォーマンス作品も手掛けている。そんな名和晃平が新たに手掛けるインスタレーション作品『Metamorphosis Garden(変容の庭)』は、“生命と物質、その境界にある曖昧な存在が共存する世界”がテーマ。本作の展示場所となるギンザ シックスの中央吹き抜けには、不定形の島々と雫、生命の象徴としての“Ether”と“Trans-Deer”、アルミナとマイクロビーズの粒で覆われた彫刻群が登場。そこに振付家ダミアン・ジャレとの共作によるAR技術を用いたパフォーマンスを展開する。【詳細】名和晃平『Metamorphosis Garden(変容の庭)』展示期間:2021年4月12日(月)~2022年4月(予定)場所:ギンザ シックス 2階 中央吹き抜け住所:東京都中央区銀座6-10-1※ARは2021年4月末以降展開開始。
2021年03月04日銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」にて2021年4月12日(月)~2022年4月(予定)までの期間、施設中央に位置する吹き抜け空間において、彫刻家・名和晃平によるインスタレーション「Metamorphosis Garden(変容の庭)」が展示されることが決定した。GINZA SIXは、開業4周年を迎える今春、開業以来初の大規模リニューアルを実施。GINZA SIXの象徴とも言える中央吹き抜け空間では、開業時に話題となった草間彌生をはじめとする、世界で活躍するアーティストの作品を展示し、クリエイティブなエネルギーと驚きの要素に満ちた、感性を刺激するアートプログラムを展開してきた。新たなGINZA SIXの顔となる新作アートを手がけるのは、先見性と創造性をあわせもつ、日本を代表する彫刻家の名和だ。「Metamorphosis Garden(変容の庭)」は、生命と物質、その境界にある曖昧な存在が共存する世界をテーマにしたインスタレーション。不定形の島々と雫、そこに立ち上がる生命の象徴としての「Ether」と「Trans-Deer」。アルミナとマイクロビーズの粒で覆われた彫刻群が吹き抜け空間に浮かぶ。そこに振付家ダミアン・ジャレとの共作によるARのパフォーマンスが展開。絶えず変容する世界がリアルな物体とARのイメージとして重なり合う。GINZA SIXがアートを通じて提供する、新たな価値の創出に注目してほしい。【インスタレーション概要】「Metamorphosis Garden(変容の庭)」アーティスト名:名和晃平展示場所:GINZA SIX 2F 中央吹き抜け展示期間:2021年4月12日(月)~2022年4月(予定)※ARは4月末以降展開開始
2021年03月02日企画展「開館30周年記念 柳原義達展」が、神奈川の平塚市美術館にて、2021年4月24日(土)から6月13日(日)まで開催される。柳原義達が手掛けた彫刻や素描を展示柳原義達は、日本を代表する彫刻家のひとりだ。戦前、フランスのロダンやブールデルに触発されて彫刻制作を始めた柳原は、1953年に渡仏し、新たな具象彫刻を展開。緊張感を湛えた造形性より具象彫刻の可能性を切り拓くとともに、生命感あふれる作品でもって戦後日本の彫刻界に大きな足跡を残した。そこには、“生命の力”が動くことで構成される芸術は彫刻のみに可能なことであり、そしてそれこそが具象彫刻の美点であると捉える柳原自身の考えがあったのだ。企画展「開館30周年記念 柳原義達展」は、柳原の業績を約90点の作品から紹介する展覧会。《風の中の鴉》や《坐る》、《道標・鳩》といった代表的な彫刻、そして素描を通して、柳原彫刻の魅力に迫る。展覧会概要企画展「開館30周年記念 柳原義達展」会期:2021年4月24日(土)〜6月13日(日)会場:平塚市美術館住所:神奈川県平塚市西八幡1-3-3開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(5月3日(月・祝)は開館)、5月6日(木)観覧料:一般 400円(320円)、高大生 200円(160円)※( )内は20名以上の団体料金※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料※各種障がい者手帳の所持者および付添者1名は無料※65 歳以上で平塚市民は無料、市外在住者は団体料金(年齢・住所を確認できるものを要提示)■同時開催企画展「開館30周年記念 荒井寿ーコレクション川瀬巴水展」会期:2021年4月24日(土)〜6月13日(日)【問い合わせ先】平塚市美術館TEL:0463-35-2111
2021年02月06日11月26日(木)、六本木ヒルズの中庭に、現代美術アーティスト村上隆の手掛けた新作彫刻《お花の親子》が設置・公開された。また、この作品の公開に伴い、六本木ヒルズでは新プロジェクト「ROPPONGI HILLS TAKASHI MURAKAMI PROJECT」も始動する。「ROPPONGI HILLS TAKASHI MURAKAMI PROJECT」とは、六本木ヒルズと村上隆によるコラボレーションプロジェクト。新型コロナの収束が見えない現在において、アートを通して未来への希望をつなぐことを目的としている。高さ10m以上、重さ11トン以上の黄金に輝く巨大な彫刻作品《お花の親子》の設置もプロジェクトのひとつだ。夜の《お花の親子》はライトアップされて雰囲気が一変《お花の親子》は、村上隆の作品において代表的なモチーフのひとつ、「お花」の親子が手をつないでいる彫刻。プレスプレビューでは《お花の親子》の着ぐるみをまとった村上隆が登場。お花になって登場した村上隆「コロナ禍のなか、自分も展覧会が立て続けに中止になるなどつらい日々が続いた。そんな状況でも前を向き続ける強い思いを込めた作品です」と新作を語った。《お花の親子》やプロジェクトについて語る村上隆子どもに楽しんでもらいたいという願いも作品に込められているそうで、「笑顔の正面だけでなく、横や後ろから見ることで新しい発見ができる作品にしています。いろいろな角度から見て、楽しんで、写真に撮影してSNSで広めてほしい」と世界中の人々に作品を楽しんでもらい願いも口にした。本作品の展示期間は2021年5月末ごろまでを予定しているという。横から見た《お花の親子》足元にも葉がついている。そして、11月27日(金)には、ヒルズ カフェ/スペースに「お花カフェ」が2021年1月3日(日)までの期間限定でオープン。お花で埋め尽くされたにぎやかで華やかな空間だ。お花カレーのほか、パスタやサラダ、バーガーなどさまざまなお花モチーフのフードやドリンクが楽しめる。こちらもSNSで話題が沸騰しそうだ。お花カフェ 店内お花カレー 1800円(税込)そして六本木ヒルズ内の森美術館では、村上隆をはじめ日本を代表する現代美術作家を紹介する「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」も開催中。2021年1月3日(日)までの開催なので、展覧会とともに、生まれたての村上隆ワールドを楽しんでみよう。取材・文:浦島茂世
2020年11月27日au 5Gと最新のAR技術で現代アートに新体験をもたらすことを目指すアプリ「AR x ART」が世界的彫刻家・名和晃平とコラボレーションした「AR x ART KOHEI NAWA」が11月24日から提供されている。KDDIが有望なスタートアップへの出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じ、株式会社The Chain Museumとともに5GやXRなどの最先端技術で新たな文化芸術体験のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するプロジェクト「augART(オーグアート)」。その延長線上の取り組みとして、KDDIと株式会社Mawariが開発したアプリが「AR x ART」である。ARとアートを融合させた新たな表現方法を確立し、ニューノーマル時代の芸術体験を構築、全てのアーティストの活動領域を拡大してアートのさらなる可能性を見出すことが目的だ。その第一弾が「AR x ART KOHEI NAWA」となる。iPad Proシリーズに加えて、iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxなどに搭載されたLiDARスキャナ、さらにはIndoor Mappingといった先進技術を活用し、眼前のあらゆるものをリアルタイムに名和の代表作『PixCell』化させる『PixCell_AR』(12月以降提供予定)をはじめ、AR化されたコレクションをさまざまな現実空間に配置して一望できる「AR x ART COLLECTION」、神獣「White Deer」を探すアートの旅へと誘う「White Deer_AR」という3つのコンテンツで、かつてないアートエクスペリエンスを提供する。この機会に新しいアート体験に触れてみてはいかがだろうか。「AR x ART KOHEI NAWA」現在提供中特設サイト:
2020年11月26日バレンシアガ(BALENCIAGA)は、「オブジェクト(OBJECTS)」を発表。第1弾として、「トラック.2(Track.2)」スニーカーのメタル彫刻の限定オブジェが、2020年11月21日(土)からバレンシアガ 青山にて展開される。「オブジェクト」は、バレンシアガがファッションカテゴリーの枠外から発表するアイテムのコレクション。年間を通じて独自のアイテムが発表され、貴重なコレクションアイテムから、家・移動中に使える日常使用向けアイテムまで、タイムレスなデザインを施した多彩なアイテムが登場する。「オブジェクト」第1弾として登場するのは、パラジウムと真鍮を用いてサイズ41の「トラック.2」スニーカーをそのまま象った、重さ2.5㎏のメタル彫刻。イタリアで生産され、世界中で20点のみ展開される。「トラック.2」スニーカーのメタル彫刻は、ポップカルチャーを体現したアートなデザインと、トロフィーのような佇まいが魅力。16個の黄銅鋳物をはんだ付けして密封し、パラジウムのコーティングを施して仕上げている。【詳細】オブジェクト発売日:2020年11月21日(土)展開場所:バレンシアガ 青山住所:東京都港区南青山5-1-3価格:TRACK SCULPTURE 661,000円〈数量限定〉【問い合わせ先】バレンシアガ クライアントサービスTEL:0120-992-136
2020年11月23日コラボで更に効果を発揮株式会社Le Furo(ルフロ)は、「彫刻リンパ」と「TOJI(湯治)」のコラボレーションを実現した。「彫刻リンパ」は、話題のリンパドレナージュ・骨盤調整・リラクゼーション・筋膜リリースなどを融合させ、1回で効果が実感でき、彫刻のようなくびれのあるボディラインへ導くオリジナルのテクニックだ。今回、身体の深部まであたため、自律神経やホルモンバランスを整える「TOJI」と組み合わせることにより、最高のパフォーマンスを発揮するコラボキャンペーンを開催。自分史上最高の「くびれ」を生み出すとともに、免疫力を高め理想の身体を作り上げることができる。新規の方限定同キャンペーンは、都心湯治施設「SPA西麻布」で、2020年11月13日(金)から11月23日(月・祝日)まで開催中。美と健康への関心が高い方はもちろん、寒さで身体が強張ってしまい、背中からガチガチになってしまう人にもこれからの季節おすすめの施術だ。料金は、初めて体験する新規の方限定で、15000円(税抜き)。彫刻リンパ60分とLe Furo TOJI60分のコースを受けられる。オーダーメイド型の施術のため、予約予定数が上限に達し次第、締め切りとなる。予約方法は、LINEの友達登録後、予約希望日時を連絡する。(画像はプレスリリースより)【参考】※ルフロニュースリリース
2020年11月16日京都 ・伏見のスタジオ「Sandwich」を拠点に活動を続ける彫刻家名和晃平の個展が、2021年1月31日(日)まで、GYRE GALLERYで開催されている。同展は近年、名和が取り組む京都の伝統工芸復興プロジェクトから生まれた作品を中心にした構成。鎌倉時代の「春日神鹿舎利厨子」へのオマージュとして、木彫漆箔仕上げの《Trans-Sacred Deer (g/p_cloud_agyo)》(通称 : 雲鹿)を発表している。会場風景会場風景会場風景会場風景
2020年11月02日彫刻家・名和晃平の個展「Oracle」が、東京・表参道のジャイル・ギャラリー(GYRE GALLERY)にて開催。会期は2020年10月23日(金)から2021年1月31日(日)まで。名和晃平は、京都芸術大学教授、創作プラットフォーム「サンドイッチ(Sandwich)」の主宰を務める彫刻家。彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。近年では建築やダンサーとの協業によるパフォーマンス作品も手掛けている。そんな名和晃平の個展「Oracle」では、複数のメディウムや塗料・オイル・油絵具などを混合し複雑なテクスチャーで表現したペインティング、UVレーザーを用いた新作を展示。また、メインの展示作品として、鎌倉時代の彫刻作品『春日神鹿舎利厨子』へのオマージュとなる木彫漆箔仕上げの新作『Trans-Sacred Deer (g/p_cloud_agyo)』、通称『雲鹿』を発表する。なお、ジャイル・ギャラリーが位置する複合ビル「ジャイル」のアトリウムには、ピアニスト・中野公揮のコンサートに舞台美術として登場した彫刻作品「Silhouette」が出現。ギャラリー外で見られるこちらの作品も要チェックだ。【詳細】名和晃平 個展「Oracle」会期:2020年10月23日(金)~2021年1月31日(日)時間:11:00~20:00会場:ジャイル・ギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1
2020年10月04日セリーヌ(CELINE)は、フランスの彫刻家、現代美術家のセザール・バルダッチーニによる作品を再現した限定ネックレスを、2020年7月3日(金)にセリーヌ 表参道にて発売する。セザール・バルダッチーニは、鉄くずや金属を圧縮して彫刻作品を作り上げ20世紀後半に活躍した彫刻家。自身が「DEMYSTIFICATION(脱神秘化)」と呼ぶこの圧縮テクニックを用いて、ジュエリーの製作を始める。その延長として、1971年に家に代々伝わるジュエリーを友人や家族から集め、それを圧縮したトーテム型のシンボリックなペンダントを製作。その製作過程からパーソナルな意味合いを帯びたこのトーテム型ジュエリーは、パワーと安心感を得られる“お守り”のようなものとして認識された。セリーヌとのコラボレーションジュエリーは、セザール・バルダッチーニの“圧縮”ネックレスを忠実にレプリカとして再現。ゴールドカラーのヴェルメイユと、シルバーの2種類を揃える。ジュエリーであると同時に、アートピースでもあるネックレスは、ジェンダーレスな凛としたデザインが魅力。ペンダントには、チェーンの他、付け替え用の革紐も付属されている。販売時は1970年代当時と同様に、アーティストの刻印が入った松の木ボックスに入れて販売される。【詳細】セリーヌ セザール コンプレッション ネックレス〈数量限定〉発売日:2020年7月3日(金)展開店舗:セリーヌ 表参道予定価格:ヴェルメイユ 610,000円+税、シルバー 460,000円+税【問い合わせ先】セリーヌ ジャパンTEL:03-5414-1401
2020年07月06日海外時計の輸入総代理店「プリンチペプリヴェ」が展開するPRINCIPE WATCH(プリンチペ ウォッチ)から、トラディショナルな彫刻を施したSCULPTURE COLLECTIONが発売。ハンドメイドの彫刻とレーザー刻印を駆使して、ビンテージ風の風合いに仕上げた、人とは違う一味違った一本をお求めの方にオススメのコレクションSCULPTURE COLLECTIONをプリンチペプリヴェ表参道店及び公式オンラインストアにて販売開始。SCULPTURE COLLECTIONのファーストモデル「PWSP-01」は、スクエアケースにラウンドベゼルを組み合わせた形状に、トラディショナルな彫刻を施した一本。レーザー刻印を組み合わせることによって濃淡を表現し、ビンテージ風の装いに仕上っています。さらにケース素材には316Lグレードのステンレススチールを、風防にはサファイアガラスを採用するなど素材選びにもこだわっています。ヘアラインとポリッシュで仕上げられたエッジの効いたバックケースは、6本のマイナスネジで固定されています。一般的なプラスネジではなく、マイナスネジを採用する点からも、細かなデザインへの配慮が見受けられます。また、リューズ、ラグを含む側面の隅々まで彫刻が施されています。肉厚のカーフレザーストラップに施された、アクセントステッチがよりビンテージ感を演出。尾錠の細部に至るまでレーザ刻印を駆使した、細かな彫刻が施されています。PWSP-01モデル:PWSP-01販売価格:5万9,400円(税込)ケースサイズ:45mm/14mmラグ幅:24mmケース素材: 316L ステンレススチールストラップ:レザーバックル:316L ステンレススチールガラス:サファイアガラス機能:時・分・秒針防水:5気圧ムーブメント:自動巻き保証:1年間販売店舗プリンチペプリヴェ表参道店東京都港区北青山3-5-19 2F-3F03-6427-4367プリンチペプリヴェ公式オンラインストア WATCH(プリンチペ ウォッチ)について海外時計の輸入総代理店「プリンチペプリヴェ」が展開する「PRINCIPE Watches(プリンチペ ウォッチ)プロジェクト」は、数々の海外時計の輸入総代理店を務めてきた経験から時代にあったデザイン、品質を低価格で提供することを目的に2019年にスタートしました。私たちは、ひとつの意匠に拘らず柔軟に展開されるコレクションは、男女問わず様々な世代、文化にフィットすると信じています。プリンチペ ウォッチは、デイリーユースにおいてあなたの選択肢を広げる一つの入り口となる事でしょう。PRINCIPE prive(プリンチペプリヴェ)についてプリンチペプリヴェは2015年に創業された国外プレミアムファッションウォッチの輸入代理店企業です。20代~30代のファッション感度の高い男性を中心に支持を集め、D1 Milano、BAMFORD、ZINVO、FOB Parisなど多くのファッションに特化した腕時計メーカーを取りそろえた今もっとも注目されている企業ブランドの一つです。著名なアスリート、シンガーやアーティストを始め、インフルエンサーやブロガーの協力を受けソーシャルメディアを通じて日々顧客との距離を縮めるよう勤めています。それらは一つの共同体として大きな輪を作ることができると信じており、私たちはそれらに対し信頼と高品質でハイセンスなファッションアイテムを提供することができる唯一かつ絶対的なパイオニアであり続けるために常に新しい道を進んでいます。現在プリンチペは東京・表参道に直営店舗を構え、販売・アフターサービス・PRをすべて自社で行ない、古典的かつ懐古的な時計業界で「プリンチペプリヴェ」という企業ブランドの存在感を日々確立し続けています。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月22日Y’sのアクセサリーライン「KAYO NAKAMURA by Y’s(カヨ ナカムラ バイ ワイズ)」より、テキスタイル彫刻家アン-ヴァレリー・デュポン氏との2回目のカプセルコレクションを発表いたします。KAYO NAKAMURA by Y’s Anne-Valerie Dupond Capsule collection唯一無二の素材。様々な土地・人の記憶・物事の集積やそれぞれにストーリーがある古布、ものづくりの欠片であるY’sのアーカイブテキスタイル。2回目となるコレクションは、「KAYO NAKAMURA by Y’s」が様々な地で集めた古布をキーマテリアルに、Y’sのアーカイブテキスタイルを織り交ぜて形づくられていきました。普段「目を最後に付けて生命を与える」彫刻にアン氏が初めてモチーフとして採り入れた(目のない)花 Fleurは、アーティストにとって新しい造形へのチャレンジであり、Y’sの為に創作の枠を飛び越え用意された特別なクリエイションです。アン氏にとって初めてのモチーフである花(植物)がキーとなりコレクション全体がかたちづくられています。FleurY’sのアクセサリーラインとして、シューズやバッグなどのコレクションを発表する「KAYO NAKAMURA by Y’s」。2013年からスタートした「KAYO NAKAMURA by Y’s」がアイデンティティの一つとして追いかけてきた、色の組み合わせやパッチワーク、デコレーションなどのテーマ。それらから創出される、温かみ、あるいは、素材の組み合わせから成る美しさや力強さ、面白さを、シューズやバッグなどのデザインを通じ表現してきました。スポーティーで現代的な要素のある「KAYO NAKAMURA by Y’s」の根底に流れる、コアなものづくりのエッセンスです。フランスのブサンソンを拠点とし国際的に活動するテキスタイル彫刻家、アン-ヴァレリー・デュポン(Anne-Valérie Dupond)氏。彼女は、彼女自身の、あるいは家族のワードローブの中から見つけた古い布地や、祖父母の屋根裏部屋にあった古いベッドカバー、古くなったカーテン、友人達から譲り受けた布地、古着や古布、ヴィンテージのレースなどを組み合わせ、彫刻として新たな命を吹き込み、作品をつくります。2018春夏に初めてのコラボレートが実現して以降、ものづくりの交流は続き、大切に積み重ねられたコミュニケーションから2回目のコレクションが生まれました。布の上で言葉が交わされ、一点一点に込められた想いが、立体の微細なディテールに封じ込められて、力強く、優しく、存在感のあるワンオフ(一点物)の彫刻が生まれます。多種の植物、彼女のシグネチャーであるハンティング・トロフィーやそれぞれに名前がつけられた動物たち、何十個ものブローチも、1点1点がアン-ヴァレリー・デュポン氏によるハンドメイド、すべてユニークピースです。キルトタッセルのようにアン氏のテキスタイル彫刻が一点一点付属されたレザーシューズ、パッチワークで表現された「KAYO NAKAMURA by Y’s」のバッグも、マルティプルのテキスタイル彫刻として、カプセルコレクションに加わります。KAYO NAKAMURA by Y’s Anne-Valerie Dupond Capsule collection販売スタート時間6月5日(金)12:00になると作品が上記ページに公開され、ご購入いただけるようになります。Fleur Muguetコレクションを象徴する花のテキスタイル彫刻。フランスでは大切な人にスズランを贈る日 La fête du muguet があり、アン氏からスズランを贈られたことをきっかけに、「花(植物)をつくる」というテーマが生まれ大きくなっていった今回のKAYO NAKAMURA by Y’s Anne-Valérie Dupondカプセルコレクションの軸となるアイテムです。「生活に当たり前に存在する花は、美しく、私たちを喜ばせ、心豊かにしてくれる」同様に持っていた気持ちを、尊い事と改めて思い、その共感が、創作への願いにつながり、アン氏に花の表現をお願いしたことから、このコレクション全体も拡がりを持ちはじめました。実物の花はもとより、画集を集め、素材の足し引きを繰り返し、試行錯誤しながら、アン氏の創作表現に手繰り寄せ、KAYO NAKAMURA by Y’sを通じて生まれたAnne-Valérie Dupondの新たな造形です。背中についたループで壁掛けが可能です。また、茎の部分には針金が入り自由な造形を作ることができます。一輪挿しの花瓶に飾ったり、棚の上に置いたり、花一輪を飾り空間があたたかくなる事を願って。アン氏の近年の作品に見られる、糸を垂らす表現が、植物の躍動感を顕しているようです。Fleur 4万2,000円(税抜・本体価格)Trophy hunting 角を花の幹にみたて、ハンティング・トロフィーの動物は角が生えているモチーフで統一されました。花柄の生地が合わされ、すべてのトロフィーに花の彫刻が付けられています。上:鹿 20万5,000円・左中:ガゼル 16万4,000円・右中:アンテロープ 13万6,000円・下:ゼメリングガゼル 13万3,000円(税抜・本体価格)Trophy hunting 上左:ムフロント 16万2,000円・上右:アイベックス 19万4,000円・中央: ヌマ鹿 14万円・中左: ボンゴ 17万円・中右: ガゼル 13万6,000円・下左:アイベックス 20万5,000円・下右:アンテロープ 13万6,000円(税抜・本体価格)Hortense アン氏が1つ1つに名前を付与するテキスタイル彫刻。今回つくられた動物たちには、フランスの古風な花の名前が付けられています。Hortense/ナマケモノ 18万円(税抜・本体価格)Marguerite Marguerite/ブルドッグ 15万円(税抜・本体価格)Hortense・Rosalie・Pavot Hortense/ナマケモノ 12万4,000円・Rosalie/プロングホーン 12万8,000円・Pavot/バッファロー 12万8,000円(税抜・本体価格)Eglantine Eglantine/ダックスフンド 17万6,000円(税抜・本体価格)Dalia Dalia/鳥 14万6,000円(税抜・本体価格)Iris Iris/ゴリラ 12万4,000円(税抜・本体価格)Couronne de fleurs 花で組まれたフラワーリース。フラワーリース 6万円(税抜・本体価格)フラワーブローチ 年齢や性別を問わず、男性でも、服や、帽子、シューズなどにカジュアルにアクセントに加えられるようつくられたフラワーブローチ。フラワーブローチ 15万円(税抜・本体価格)ミニチュアトロフィーブローチ 小さなトロフィーブローチは、台座がつき、ミニチュア・トロフィーとして、身に付けるだけでなくインテリアとしてもお楽しみいただけます。ミニチュアトロフィーブローチ 一つ一つ表情の違うミニチュアコレクションは、小さな世界観の中に手作業の迫力が宿り、小さいながらそれぞれが強い存在感を放っています。ミニチュアトロフィーブローチ 1万5,000円-2万円(税抜・本体価格)Shoes キルトタッセルのようにアン氏のテキスタイル彫刻が一点一点付属されたレザーシューズ。シューズ 6万3,000円(税抜・本体価格)HandbagHandbags パッチワークで表現されたバッグやコインケース。マルティプルのテキスタイル彫刻として、カプセルコレクションの一部に加わります。ハンドバッグ 7万6,000円、ハンドバッグ ミニ 6万6,000円、ハンドバッグ ミニ 5万8,000円(税抜・本体価格)Coin case コインネックレス 2万円(税抜・本体価格)Y’sオンラインブティック限定のコレクションは、6月5日金曜日12:00より、KAYO NAKAMURA by Y’s Anne-Valerie Dupondカプセルコレクションページでお買い求めいただけます。KAYO NAKAMURA by Y’s Anne-Valerie Dupond Capsule collection販売スタート時間になると作品が上記ページに公開され、ご購入いただけるようになります。Y’s Online Boutique’s Official Website企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月01日澄川喜一の作家活動60年を総括する大規模個展『抽象彫刻のパイオニア澄川喜一 そりとむくり』が、横浜美術館にて5月24日(日)まで開催されている。「反り(そり)」と「起り(むくり)」とは、見る場所によって微妙に反ったり、膨らんだりする、日本の伝統的な造形に基づく独特の曲線のこと。そんな「そりとむくり」をテーマに、彫刻作品をはじめ、東京スカイツリーや全国各地の公共造形物などのデザインを手がけているのが澄川喜一だ。同展は、そんな澄川喜一の60年以上におよぶ創作活動の全貌を、最新作を含む約100点の作品・資料によって明らかにするものだ。『抽象彫刻のパイオニア澄川喜一 そりとむくり』( )
2020年02月18日