武蔵野銀行は16日、地域社会への貢献を目的として、創業60周年を機に19日から2013年1月中旬にかけて全店(93か店)のロビーにAED(自動体外式除細動器)を設置すると発表した。来店した顧客に万が一の事態(心肺停止など)が発生した場合に、迅速かつ効果的な救命措置を行うため、全営業店のロビーにAED(自動体外式除細動器)を設置する。緊急事態が発生した場合に適切な対応ができるよう、設置時に営業店の全行員(臨時従業員を含む)を対象に講習を実施するほか、消防局による普通救命講習の開催を予定しているという。同行では、これまでも認知症サポーターの全店配置やコミュニケーションボードの活用などを実施していたが、今後とも地域の顧客に安心して利用してもらえるようサービスの拡充に努めていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月20日4月25日、都内にて、ヤンセンファーマ株式会社によるメディアセミナーが開催された。セミナーテーマは、「AD/HD(注意欠陥/多動性障害)とResilience(レジリエンス)」である。AD/HDとは、日常生活に支障をきたす原因となる認知機能障害、また、そうした認知機能障害と関連する不注意・多動性・衝動性といった中核症状を特徴とする生物心理社会的疾患のことだ。昨今、日本でもAD/HDに対する理解が進んでいるものの、いまだ適切な治療をうけることができていない人が多数いるといわれている。同セミナーは、さらに多くの人にこの病気についての正しい理解を得てもらうことで、そうした状況を改善することを目的として開催されている。また、Resilience(レジリエンス)とは、「強いストレスからしなやかに回復する力」という意味だ。これは、トラウマなどのPTSD(心的外傷後ストレス障害)を乗り越えた人々の行動特性から導き出された概念で、昨今、心理学会や小児学会からも注目を集めている。今回のセミナー講師は、ジョージメイソン大学心理学客員教授、ユタ大学医学部臨床学准教授を務めるサム・ゴールドスタイン博士。AD/HDの世界的権威である心理学者である。博士は、どうすればResilienceを高めることができるのかという疑問について、解説にあたった。Resilienceを高めるためにはまず、親や教師が、AD/HDを持つ子どもへの理解を深めることが不可欠だという。AD/HDの子どもが、ほかの子どもと比べて長時間落ち着いてひとつのことをやり遂げることが困難であることを十分に理解した上で、「その子が興味をもてる話題を選び、会話に飽きさせない」などの工夫をしながら、子どもと上手に向き合っていくことが必要だと説明した。とはいえ、Resilienceを数週間~数か月で身につけることは難しい。そのため、患者本人よりも、それを身につけるための手助けをする立場にある親や教師のほうが、忍耐力を強いられることが多いそうだ。このストレスを克服するためには、「患者と接するにあたって、水泳学習のマインドセットを応用することが有効」と解説した。例えば、“ 同世代の子どもが瞬時に習得することなのに、なぜ同じことができないのか?”と考えてしまうと、子どもに対していら立ちを覚えやすい。しかし、人によって習得スピードにばらつきがある水泳学習のようなものだととらえれば、習得に時間がかかることにストレスを感じづらくなるという。さらに博士は、AD/HDの改善には、薬物療法が大変有効であると説明。その立証ともなる実験結果について話した。実験は、AD/HDを持つひとりの子どもとほかの子どもたちを一緒に教室で授業を受けさせ、同世代の子どもにどの子がAD/HDかを当ててもらい、さらにその後、AD/HDを持つ子どもに薬を投与し、回答者を入れ替えた上で、同様にどの子がAD/HDかを見極めさせるというもの。結果は、薬を投与する前後で、正答率が100%から30%に減退した。今回のセミナーのために初めて来日したという博士は、AD/HDのさらなる支援実現のために、日本にも正しい知識を広めたいとの考えだ。質疑応答の時間になると、「AD/HDを持つ子どもは、同じような症状を持つ子どもたちが通う学校に通わせたほうがいいのか?」という質問が挙がった。それに対して博士は、「そうした学校に通わせることが間違っているとはいわないが、子どもにとっては、大人に成長する前に実生活での生活を学ぶ機会を失うことにもなる」と指摘する。親が「かかわる人を限定しなければならない」という意識を持たないためにも、AD/HDを早期に発見して、正しい医師の診断を受けながら、長期的視野で子どもとかかわっていくことの大切さを訴えた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月03日日本人の足は幅広・甲高と言われているが、運動量が少なく、現代食を多く食べる都会の子どもたちを中心に、最近は細幅の足の子供が増えている。どんな靴を履かせても靴がパカパカしたり、足の指が変形してきたような気がするなど、子供の足や靴の悩みを抱えるママは少なくない。実は安価な靴というのは、型抜けがよく機械による大量生産がしやすいので、靴の幅が大きく、柔らかめに作ってあることが多いもの。このためサイズは合っているはずなのに靴幅が合っていないので靴がパカパカとしてしまい、結果的に成長期の子供に小さいサイズの靴を履かせてしまっていることが多い。そこでご紹介したいのが、サイズの他にS/M/Wと3つの靴幅の規格があるドイツで、細幅子供靴として国内トップシェアを誇る老舗ブランド「Daumling ダウムリング」。靴が薄く足に吸い付くようにフィットするよう、熟練の職人の技術で手仕事で作られていくのはもちろん、靴の発色や色のりをよくするために革のなめし行程で使用される化学薬品クロムを使わず、子供の皮膚に付着しても有害にならないよう、ナチュラルな素材にこだわった靴作りをしている。靴の幅がきちんと合っていれば、まずきちんとかかとを合わせベルトで甲を止めてあげると、つま先に0.5~1センチほどの余裕をもたせることができ、サイズが早く変わる時期でも約半年は履くことができる。一般に日本の子供靴にかける1足の値段の平均は5,000円前後なので、1足1万円台後半の「ダウムリング」の靴はとても高価と言えるかも知れない。でも骨が柔らかい子供は靴が合っていなくても自分では分からないことが多く、結果的に足の指が変形したり膝を痛めたりしてしまうこともあるとか。そのためきちんと子供の足に合った靴選びをしてあげるのは、子供の健康のためにも、また靴を大切に履くという教育をする意味でもとても大切なこと。「ダウムリング」の靴は日本ではまだ珍しいが、東京・吉祥寺の靴専門店「オートフィッツ」は、丁寧なカウンセリングのもと、適切な靴を選んでくれる。合う靴を履くようになってから、子供が運動が好きになった、運動会で1等賞が取れるようになったと報告してくださるお客様も多いとか。子供の靴選びに悩まれている方は一度足を運ばれてみてはいかがだろうか。オートフィッツ吉祥寺住所:〒180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町1-17-2 営業時間: 平日 AM11:00~PM8:00 土日祝 AM10:00~PM8:00電話:0422-47-8891FAX:0422-47-8806取材/鶴賀奈穂乃
2011年10月12日