江戸時代から続く寛ぎの空間銭湯の歴史は古く、古代には既に僧侶達が身を清めるため、寺院に「浴堂」という施設がありました。そこから庶民にも広まり、私達の生活とともに続いてきました。都内の銭湯でも特に歴史が古いのが今回ご紹介する「日の出湯」ではないでしょうか。その創業は江戸の終わりから明治の始めと言われており、スーパー銭湯やスパ銭湯が増える中、地域に根ざした大衆浴場としての営業を続けてきました。2000年にはスタイリッシュなビル型銭湯としてリニューアルオープンし、古代檜のお風呂がある銭湯としても人気です。昔と今が優しく交差する寛ぎの空間・日の出湯について、詳しくご紹介します。最寄り駅から徒歩圏内です日の出湯は、東京都台東区元浅草にあります。■電車の場合最寄り駅は、東京メトロ銀座線の稲荷町駅です。徒歩3分程度なので駅から歩いてみましょう。“稲荷町の駅をでますと、目の前に大きな交差点があります。角地にカフェ・ベローチェがありますので、そちらの前に移動してください。次に浅草方面に向かってあるきますと、右手に曲がる道があります。(仏壇屋さんと南部屋さんの間)そちらを右折してください。最初の交差点を左折(左手に駐車場)して左手の2件目のビルが日の出湯です。”出典:■車の場合稲荷駅を目指してください。浅草通りから一歩入った通りにありますので、通り過ぎないように注意しましょう。駐車場は、近隣のコインパーキングを利用してくださいね。利用料金案内日の出湯の施設利用料金をご案内します。“大人(中学生以上)460円中人(小学生)180円小人(小学生以下)80円”出典:スチームサウナは追加料金なしで利用することが出来るのが嬉しいですね。目玉の1つである炭酸シャワーは、5分100円となっています。定休日は毎週水曜日です。真ん中にお風呂がある空間日の出湯は1階と2階で施設が異なり、1階にスチームサウナ、2階には露天風呂(岩風呂)があります。木曜日に入れ替わりますので、詳細は公式HPのカレンダーをご確認ください。浴槽は基本的に浴室内の真ん中にあり、浴槽を挟んで洗い場が並んでいます。■古代檜風呂古代檜は海抜2000メートル以上の深山幽谷の地に自生し、樹齢は千数百年、神木とも呼ばれるほどの大樹です。貴重な古代檜で作られた浴槽のお風呂に入ると、血行や新陳代謝を促進し、森林浴と同じ効果が期待出来ます。このお風呂に入ると体の調子が良くなる…と、遠方から通うファンも多いんですよ。■ジャグジー風呂もう一つの浴槽では、ジャグジーやバイブラバスが楽しめます。■露天風呂入れ替え制の露天風呂は、岩風呂です。外の寒い空気を感じながら入る冬のお風呂は、本当に気持ち良いですよね。日頃の疲れを癒やし、英気を養いましょう!炭酸シャワーは一見の価値あり浴槽以外の魅力的な設備・サービスをご紹介します。■炭酸シャワー炭酸泉のお風呂はいくつかご紹介してきましたが、炭酸水が出て来るシャワーは非常に珍しいですよね。炭酸水は肌と同じ弱酸性なので肌に優しく、皮膚の汚れを取り除く効果があります。そして、シャワーなので頭から浴びることが出来ます。お風呂だと体だけですが、シャワーで頭皮の汚れから落とすことが可能です。これは嬉しい!料金は5分で100円。この5分間に、500mlペットボトルで約100本分の炭酸水を浴びることが出来るのです。そのため、お風呂上がりに肌のトーンが明るくなった、艶髪になった…と、効果を実感したお客さんも多く、シャワー目当てでやってくる人も増えているそうです。■スチームサウナ露天風呂と週替りで利用出来るサウナは、追加料金不要です。炭酸シャワーと一緒に活用して、体の老廃物を出し切ってしまいましょう。■アメニティ浴室内にシャンプーやボディーソープはありません。自宅から普段使っているものを持ってきましょう。また、突然入りたくなったり、忘れ物があっても大丈夫。使い切りのシャンプーやレンタルのバスタオル、メイク落としや歯ブラシなど、必要なものは一通り揃っています。手ぶらセットもありますので、走っている最中に手ぶらで立ち寄る人も多くなっているそうですよ。■銭湯ランナー専用ロッカー上野公園や隅田川周辺を走って、帰りにお風呂に入りたい…そんなランナーが荷物を預けることが出来るロッカーがあります。走る前に荷物を預け、走り終わったらお風呂でゆっくり体をほぐすことが出来ます。数に限りがありますので、利用をしたい方は事前にお問い合わせくださいね。■携帯電話充電サービスフロントに声をかければ、携帯電話を充電させながらお風呂に入ることが出来ます。脱衣所のコンセント利用はご遠慮ください。現在の店主は、12代目(日の出湯としては4代目)の田村さん。廃業寸前だった日の出湯を立て直した実力者で「常連さんが増える会話のコツ」という本も出版しています。田村さんとの会話が楽しみで通っているお客さんも多く、その人柄の良さがお風呂にもあらわれているのだと思います。そんな日の出湯で、心も体もホッコリ温かな気分になりましょう!店舗情報店名:日の出湯TEL・予約:03-3841-0969住所:東京都台東区元浅草2丁目10−5アクセス:銀座線 稲荷町駅から徒歩3分営業時間:15:00~24:00定休日:水曜日
2016年12月01日稲荷町の古代檜がつくる贅沢な空間稲荷町からほど近い銭湯「日の出湯」には、古代檜の浴槽があります。「狭くて色々なお風呂は作れないから、何か一つ秀でたものを作りたい」という店主の思いから、導入を決めたそう。神木とも呼ばれる貴重なひのきで造られた古代檜のお風呂は、”海抜2000メートル以上の深山幽谷の地に自生し、樹齢千数百年を越える巨大な樹木”だけをそう呼び、浸かるだけで新陳代謝が活発になり、森林浴をしているようなリラックス効果があります。「この湯船に浸かると、体の調子が良い」と遠方から足を運ぶ人も少なくないそう。男女週替わりで楽しめるお風呂は、1階と2階で少し仕様を変えています。こぢんまりしたスペースの中にも、店主の丁寧なこだわりを感じる浴室。目玉の古代檜のお風呂は両方に。そして、1階にはスチームサウナ、2階には外気が心地よい半露天の岩風呂もあります。銭湯業界初!炭酸シャワーでヘッドスパ体験そして「日の出湯」でもう一つ見逃せないのが、炭酸シャワー。炭酸泉の浴槽はよく見かけますが、シャワーは業界初だそう。炭酸の湯船は、頭から浸かれないのがもったいない! ということで、ペットボトル100本分にも相当する、50ℓの炭酸泉(5分100円)が使用できるという嬉しいサービスも。古い角質や毛穴の汚れを取ってくれるので、お風呂あがりは「肌がワントーン明るくなる!」と女性にも大好評。もちろん、頭皮の毛穴の詰まりにも効果的なので、艶髪になれると、炭酸シャワー目当てに来る人が多いんだとか。サロンのヘッドスパなら、1回2000~3000円というお店が多い中、5分100円でできるコスパもGOODです。小さな空間だからこそ、人と人とが触れ合う。そんな憩いの場。湯上りの常連客の方に、笑顔で声をかける店主の田村さんを見ると、ここに来たくなる理由も頷けます。頑張った日には、自然の恵みを感じられる”古代檜”のお風呂で深呼吸。ほっとひと息ついたらまた明日も頑張れそう。店舗情報店名:日の出湯TEL・予約:03-3841-0969住所:東京都台東区元浅草2丁目10−5アクセス:銀座線 稲荷町駅から徒歩3分営業時間:15:00~24:00定休日:水曜日
2016年05月27日稲荷町に新しいランナーの聖地を発見稲荷町徒歩3分。歴史ある「浅草仏壇通り」のすぐ裏、江戸の終わりから明治の初めに「日の出湯」が誕生したと言われています。2000年、スタイリッシュかつコンパクトなビル型銭湯に生まれ変わり、「古代檜」のお風呂で注目を集めています。店主の田村祐一さんは、12代目(日の出湯としては4代目)。実は、田村さん、廃業寸前だった銭湯を立て直した若手銭湯経営者として、銭湯業界ではちょっとした有名人なんです。その人気は『常連さんが増える会話のコツ』という書籍も出版するほど。取材にお邪魔した日も、まだ平日のお昼だというのに、お客さんが一人また一人と来店。「2日酔いですか?(笑)」「どーも、お気をつけて!」と、お年寄りの方に気さくに話しかける田村さん。ここで生まれる会話を楽しみに、人が集まってくるようです。店内を見渡すと、あちらこちらにパンダグッズがお目見え。さすが上野!と思いきや、田村さんの奥様が趣味で集めているものが、自宅に入りきらなくなってこちらに置いているんだとか。そんなアットホームな雰囲気に、肩の力も抜けていきます。シャンプーも付いた手ぶらセットは100円フロントには、女性でも気軽に立ち寄れるようにと、フェイスタオルにリンスインシャンプー、ボディソープが付いた手ぶらセット(100円)や、スチームクリームなど人気の保湿クリームなどもあるので手ぶらで来てもOKです。ランニングの後は日の出湯で他にも、上野公園や隅田川を走るランナーに嬉しいレンタルロッカーもあります。朝のRUN活がてら、古代檜のお風呂で森林浴気分に浸れば、一日のパフォーマンスがグっとあがりそう。店舗情報店名:日の出湯TEL・予約:03-3841-0969住所:東京都台東区元浅草2丁目10−5アクセス:銀座線 稲荷町駅から徒歩3分営業時間:15:00~24:00定休日:水曜日
2016年05月25日