CCI国際綿花評議会は5月10日“コットンの日”を記念し、東京・目黒のウェスティンホテル東京でアメリカ綿の力で日本の伝統工芸の新しい職人像を提案する新プロジェクト、パワー・オブ・コットン(POWER of COTTON)を発表した。会場では、COTTON USAとアンリアレイジ(ANREALAGE)森永邦彦のコラボレーションによるワークウエアを披露するとともに、森永と寄贈先である伝統工芸工房モメンタムファクトリー・Oriiの折井宏司社長のトークセッションも行われた。今回のプロジェクトは日本の社会課題や伝統領域に革新を起こすことで、アメリカ綿の先進性やアメリカという産地に対する理解を広げ認知度を高めることを目的に行われたもの。ヴォーグジャパンの協力のもと、COTTON USAとアンリアレイジの森永がコラボレーションし、富山県高岡市で美術工芸品や銅像の伝統的着色技法を応用した発色技法など革新的な取り組みを行っているモメンタムファクトリーのユニフォームを制作。日本の伝統産業における後継者問題に対して、アメリカ綿を使用した革新的なユニフォームを作ることで新しい職人像を提案し、職人に興味を持ってもらうことで職人になりたいという若者の減少に歯止めをかけようという取り組みを行った。無地や白がフラッシュやライトによって柄やカラフルな色に変わる16SSコレクションの技術を取り入れ、勲章と光をコンセプチュアルに表現したユニフォームを作成した森永はトークセッションで、「アメリカ綿であることに注目してもらえるようなものにした。また、職人が着るユニフォームのイメージを壊したかった」とした上で「工房の床や壁、ユニフォームについているシミは汚れではなく積み重ねた時間や歴史を象徴する勲章のようなもの。工房に着いていたシミをスキャンして柄を作り、光が当たったときに柄が勲章のように浮かび上がるようなデザインした。また、使っていくうちに付く新しいシミが光を放つシミと共存するように色は白にした」と説明。折井社長は「初めて見たときには職人からもわっという歓声が上がった。これからの仕事のやる気にもつながるし、責任をもってやっていかなければいけないと感じた」とコメント。また、折井社長は「伝統産業を継承するには新しい風が必要だし、これからもどんどん前に進みたい」と強調。森永は「アメリカ綿とテクノロジーの相性の良さも実感できた。今回の取り組みでアメリカ綿や伝統工芸に興味を持ってくれる人が増えれば」と話した。当日はアメリカ綿のイメージにふさわしい著名人を選ぶ「COTTON USA AWARD 2016」の授与式も同時開催され、藤原紀香、小柴風化、溝端淳平が受賞した。
2016年05月11日パキスタン伝統音楽とジャズのビッグバンドがまさかの融合を果たす、珠玉の音楽ドキュメンタリー『ソング・オブ・ラホール』が、この夏、日本公開されることに決定。ポスタービジュアルが解禁となった。かつて芸術の都だったパキスタン・イスラム共和国の街ラホール。いまではタリバンにより音楽を禁じられ、世間から忘れ去られた熟練音楽家たちは、自分たちの音楽と聴衆を取り戻すため、畑違いのジャズに挑戦し世界に打って出ることに!彼らが伝統楽器を用いてカバーし、YouTubeにアップした「デイヴ・ブルーベック・カルテット」の名曲「テイク・ファイヴ」のプロモーション映像は、またたく間に世界を駆け巡り、100万を超えるアクセスを記録。そのうわさを聞きつけた天才トランペット奏者のウィントン・マルサリスの招待で、彼が率いる本場ニューヨークのビッグバンドと共演することになるが…。故郷ラホールから、ニューヨークへ。文化が委縮し続ける故郷の地で、居場所を失った芸術家と観客を取り戻すため立ち上がった「サッチャル・ジャズ・アンサンブル」が、伝統楽器を用いた超絶演奏で世界中を魅了するまでの紆余曲折を追うドキュメンタリー。監督は、先の「第88回アカデミー賞」において『A Girl in the River: The Price of Forgiveness』(原題)で自身2度目の短編ドキュメンタリー賞を受賞したパキスタン出身のシャルミーン・ウベード=チナーイと、ニューヨーク在住のアンディ・ショーケン。音楽への愛にあふれる彼らの人生と圧巻の演奏を、カメラに収めている。このたび解禁されたポスタービジュアル上でも、パキスタンの伝統楽器を手にする熟練音楽家たちと本場ニューヨークのジャズバンドが融合し、その音色がいまにも伝わってくるかのような様子が描かれている。さらに、全米屈指のジャズピアニストにして音楽家デューク・エリントンの「スイングしなけりゃ意味ないね」をもじった「スウィングしなけりゃ“あと”がない」のコピーも相まって、伝統音楽を必死で守ろうとする彼らの意気込みが感じられるビジュアルとなっている。パキスタンに初のアカデミー賞をもたらし、2012年には「TIME」誌が選ぶ「世界でもっとも影響力のある100人」にも選ばれた女性監督がとらえた、再起をかけた音楽家の奇跡の一夜。その幕を開けを楽しみにしていて。『ソング・オブ・ラホール』は今夏、渋谷ユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月20日東京都・汐留のパナソニック 汐留ミュージアムは、日本の伝統工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見する展覧会「REVALUE NIPPON PROJECT展 中田英寿が出会った日本工芸」を開催する。会期は4月9日~6月5日(水曜休館)。開館時間は10:00~18:00。入館料は一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料。同展は、元サッカー日本代表である中田英寿氏が現役引退後続けている活動のひとつである「REVALUE NIPPON PROJECT」で生まれた作品を展示するもの。「REVALUE NIPPON PROJECT」は、日本が連綿と受け継いできた伝統的な工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見し、その魅力をより多くの人に知ってもらう「きっかけ」を創出することで、日本文化の継承・発展を促すことを目的としている。同プロジェクトでは、毎年「陶磁器」、「和紙」、「竹」、「型紙」、「漆」といったひとつの素材をテーマに選び、批評家などの専門家を中心としたアドバイザリーボードが、工芸家およびアーティストなどのコラボレーターを選定し、各チームが自由な発想で作品を制作する。参加アーティストは、北川一成、隈研吾、小山薫堂、佐藤オオキ、佐藤可士和、佐藤卓、柴田文江、奈良美智、蜷川実花、深澤直人、他。さらに、この制作を通じて工芸の魅力を広く伝えるために中田氏自らも広報活動を行っており、この作品や人との出会いは将来の日本のラグジュアリーとなるべきものだと語られている。また、関連プログラムとして、シンポジウム「REVALUE NIPPON PROJECTと日本工芸の未来」が開催される。パネリストは見附正康(絵付師)、新里明士(陶磁器作家)、中田英寿。開催日時は4月23日14:00~16:00。参加費は無料だが、同展の観覧券が必要となる。そのほか、「竹ワークショップ竹玉ペンダント作り」(4月16日)、「和紙ワークショップ張子ってなんだろう!~カワイイ豆だるまとネコの張り子に絵付けしよう~」(5月7日)、「型紙ワークショップ伊勢型紙の技法で『しおり』作り」(5月14日)、「漆ワークショップ 色漆と金粉で飾るオリジナルの箸を作ろう」(5月28日)が開催される。参加費・申込方法など詳細は同展Webページにて。なお、同展はホームページ割引を行っており、引換券を提示すると入場料が100円割引となる。
2016年03月03日「ダッチベイビー」をご存知ですか?アメリカでは60年の伝統があるパンケーキなんです。最近では日本にもお店が上陸したり、その他のお店でも味わうことができたりと人気。パンケーキといえば、フライパンやホットプレートでつくるものというイメージがありますが、ダッチベイビーは「スキレット」という鉄製のフライパンを使ってオーブンで焼きあげます。見た目も特徴的ながら、外はカリッと、中はモチっと新食感のパンケーキ。また、デザートとしてもおかずとしても楽しめるのもダッチベイビーの特徴。今日はそんなダッチベイビーレシピを5つ、ご紹介します。おうちでつくってカフェ気分を味わっちゃいましょう!■1:基本のダッチベイビーまずは基本のダッチベイビーから。生地をつくる前にはスキレットをオーブンに入れて予熱しておくことを忘れないでくださいね。スキレットを持っていない方は、ケーキ型の内側にバターを塗ることで応用できますよ。筆者はニトリでスキレットを498円で購入。1つあると、とても便利ですのでおすすめです。【材料】(15~18センチのスキレット1台分)卵1個薄力粉30g牛乳50cc砂糖小さじ1/3バター10g(焼く時用)粉砂糖適量バター、レモン、メープルシロップお好みで【作り方】(1)スキレットを入れた状態でオーブンを200度に予熱する。(2)ボウルに薄力粉をふるい入れ、砂糖を入れて泡立て器で軽く混ぜる。(3)真ん中にくぼみをつくり、牛乳を入れてしっかり混ぜて、続いて溶きほぐした卵を加えてさらに混ぜる。(4)予熱ができたらスキレットを取り出し、バターを入れて溶けたら生地を流し入れる。200度のオーブンで15分焼く。(5)粉砂糖をふって仕上げる。食べるときにお好みでバターを塗ったり、レモンをしぼったり、メープルシロップをかけたり味の変化を楽しみながら食べます。特にレモンをしぼるのはダッチベイビーの特徴なので試してみてくださいね。■2:アイスのせダッチベイビー基本のダッチベイビーを焼き上げたら、食べる直前にアイスクリームを載せます。熱々と冷たさの組み合わせ、そして溶けたアイスクリームがバニラソースのようになるのもおいしいんです。基本のダッチベイビー同様に、レモンやメープルシロップなどをお好みでかけて楽しみましょう。もちろんチョコソースをかけたり、フルーツを添えたり、応用の仕方は無限大です!■3:いちご&生クリームのダッチベイビー基本のダッチベイビーに、お好みでカットしたいちごとホイップした生クリームをのせて。ダッチベイビーと生クリームのおいしい組合わせに、いちごの甘酸っぱさがアクセントになって、いくらでもパクパク食べられちゃうおいしさです。いちごだけではなく、ブルーベリーなどをミックスしたらとってもおしゃれでリッチ!冷凍のベリーミックスをうまく活用するのもいいかもしれません。■4:生ハムサラダダッチベイビーこちらも基本のダッチベイビー生地から作ります。ダッチベイビー生地はほとんどお砂糖が入っていないので、しょっぱいものと組み合わせてもおいしいのです。仕上げに粉砂糖のかわりに、粉チーズをたっぷりとかけて。どっさりとミックスリーフをのせて生ハムをトッピングして、もう1度粉チーズをかけてできあがり。お好みでオリーブオイルと塩、あるいはマヨネーズやシーザードレッシングなどをかけて召し上がってください。ゴーダチーズなどを擦りおろしてかけると濃厚な感じが増しておいしいですよ!■5:ほうれん草&ベーコンダッチベイビー焼き上がった基本のダッチベイビーに、炒めたほうれん草とこんがりと焼いたベーコンをのせて。塩胡椒やマヨネーズをかけたりして、お好みの味で楽しんでください。炒めたほうれん草とベーコンを載せたあと、とろけるチーズをのせてもう1度オーブンで少し焼くのもおすすめです。まるでオムレツを食べているような気分!ソーセージや他の野菜など、ご自身のお気に入りをぜひ探してみてください。*ダッチベイビーはオーブンに入れて焼くだけなので、失敗いらず。他にもシナモンやチョコソース、ジャム、ソーセージなどお好みのアレンジを探してみてくださいね。(文/料理家・まつながなお)
2016年02月24日アートミックスジャパン実行委員会は、日本の伝統芸術を気軽に体験できる和の祭典「アート・ミックス・ジャパン2016」のチケット一般発売の日時を発表した。チケット一般発売日は2月22日。同イベントの開催日程は5月7日、8日。会場はりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館ほか。「アート・ミックス・ジャパン2016」は、新潟市で開催される伝統芸能の上演イベント。歌舞伎、落語、狂言、神楽、和楽器などさまざまな上演内容が全25公演用意される。出演者は、歌舞伎の片岡愛之助、狂言の野村萬斎、和太鼓のDRUM TAOといった著名アーティストから、「石見神楽」や「江戸写し絵」といった希少な伝統芸術まで多岐にわたる。1公演あたり約45分、全公演解説つきで、チケットも1公演1,500円~となっており、気軽に多彩な伝統芸術を楽しむことができるという。また、、無料公演、文化セミナー、食のイベントなども併催。総合プロデューサー 能登剛史氏は「先人たちから受け継がれてきた伝統芸術は、時代を超えて私たちの心を震わせ、アイデンティティを実感させてくれます。AMJは、このような伝統芸術の素晴らしさをさらに日本へ世界へと発信して参ります」とコメントを寄せている。なお、同イベントのチケットは公式サイトのほか、ローソンチケット、チケットぴあなどで発売されるということだ。
2016年02月18日「伝統工芸品」は、美術館で観賞するだけではありません。デパートの物産展やインターネットで入手できる、手ごろな価格の伝統工芸品も多くあります。こまめに手入れしながら使用する伝統工芸品は、まさに一生ものです。職人が丹精こめてつくりあげた工芸品は、美しさと実用性の両方を兼ねそなえています。装飾品ではなく、毎日の生活で使える伝統工芸品をピックアップしました。■さめてもおいしい、曲げわっぱの弁当箱はじめに紹介するのは、「曲げわっぱ」です。曲げわっぱとは、うすく削った板を円形状に曲げてつくる箱のこと。材料は、杉やひのきが一般的で、木目を生かしたデザインと、素朴な手ざわりに魅了されます。風合いだけでなく、機能性のよさも見逃せません。天然素材のため、なかに入れるごはんや、おかずが傷みにくいのです。軽くて持ちはこびやすいのはもちろん、食材が硬くならずに、おいしくいただけるのはうれしいですよね。木材の持つ水分を保持する性質や、弾力を利用してつくりあげる曲げ物。それは、わが国の風土と日本人の器用な手先を活かした、暮らしのなかの芸術品だといえるでしょう。アルミやプラスチックの弁当箱を使っている方は、ぜひ一度曲げわっぱを試してみてください。■使いこむとあめ色になる、柘植(つげ)の櫛日本髪を結うときのイメージが強い「柘植の櫛」。絵巻物や美人画では、なめらかな髪をとかす場面は定番です。とくに舞妓さんが持っているような柘植の櫛は、手になじみやすく、使い心地がよいのが特徴です。木材のなかでも、粘り気が強く割れにくい柘植は、櫛や将棋の駒に最適です。静電気がおきにくく、手や頭皮の体温と油分が伝わることで、長い時間をかけて美しいあめ色になります。毎日使っていると、持ち主にあわせて少しずつ櫛の歯先が削れてきます。本人の髪質や頭皮のカーブに沿って変化していくため、オーダーメイドのようなぜいたくさが味わえます。皇室御用達としても知られる京都の老舗「十三や」や、素材のよさに定評がある鹿児島の「喜多つげ製作所」がオススメです。ロングヘアや髪が多くて太い方は、大ぶりで目の荒い櫛を選ぶといいでしょう。ボリュームアップさせたい方は、目の細かいタイプを選ぶのがコツです。はじめに荒い櫛でおおまかな汚れを取りのぞき、次にこまかい櫛を通すと、頭皮のマッサージにもなり、髪もつややかになりますよ。■肌触りのよい化粧筆チークパレットを購入すると、付属のブラシがついています。近年では、どこの化粧品メーカーも品質が向上して、初心者でも簡単にグラデーションがつくれるようになりました。美意識の高い女性なら、自分専用の化粧筆をそろえたいものです。よい筆はムラなく粉をふくむことができ、肌ざわりがやさしいのがうれしいところ。手の角度や力加減を変えるだけで、淡い色からあざやかな色彩までを自由自在に発色させることができます。意外ですが、書道の筆をつくる職人が製作しているものに多くの良品が見受けられました。広島の「熊野筆」や「白鳳堂」は、いずれも毛質がよく品ぞろえが豊富です。ヤギやリスのやわらかな毛は、皮膚にやさしく、メイクの仕上がりがあかぬけます。日本の風土と伝統がはぐくんだ職人技を、ぜひ毎日の生活に取りいれて活かしたいものですよね。
2016年01月17日伝統ハーブ使用のスパークリング株式会社伊藤園は、りんご果汁入りの和のハーブ炭酸飲料「紫蘇スパークリング」を1月18日(月)より全国にて発売する。【製品概要】製品名:紫蘇スパークリング品名:炭酸飲料荷姿:265mlペットボトル x 24本希望小売価格(税別):120円(プレスリリースより引用)「紫蘇スパークリング」は、日本の伝統ハーブである紫蘇に、りんご果汁(1%)を加えた炭酸飲料である。100%国産の紫蘇を使用原料は、国産の紫蘇を100%使用し、着色料は使用しておらず、紫蘇由来のシソニンという自然な紅色の色合いと風味が際立ち、心地よい清涼感のある紫蘇の香りに、りんご果汁の甘みを加え、まろやかで飲みやすく、すっきりとした味わいに仕上げられた。紫蘇は、日本において古くから健康植物として利用されており、その栄養価は、カロテン、ビタミンB、カルシウム、鉄分などを非常に多く含んでいる、特に抗酸化作用の強いベータカロテンの含有量は野菜の中でもトップクラスだ。また、紫蘇にはルテオリンという成分を含み、その栄養素は抗アレルギー作用や、抗炎症作用があることでも知られている。日本伝統の知恵を生かした、りんご果汁入り和のハーブ炭酸飲料「紫蘇スパークリング」で、すっきりとした快適な生活をサポートする。(画像はニュースリリースより)【参考】・株式会社伊藤園ニュースリリース
2016年01月12日「日本」をテーマにした商業施設がオープン2015年12月17日(木)、東京・浅草に新しい外国人観光客向け商業施設が登場した。その名も「まるごとにっぽん」。食品・物販・カフェなど日本ならではのサービスや製品を海外に向けてアピールする商業施設だ。そんな「まるごとにっぽん」の中に株式会社ALHAMBRAの運営する「matsurica 茉華(まつりか)」(以下、茉華)がオープンする。日本伝統の知恵を活かしたヘルス&ビューティー専門店同店舗は「日本のヘルス・アンド・ビューティー」を伝承する専門店。自然を崇拝し、その恵みを健康や美容に活用していた日本特有の知恵や文化をサービスや製品に活かしている。オープンに伴い、「植物療法・漢方養生指導の観点から、本当にいいものだけを厳選」したブランド「THERA(てら)」をリリース。限定ノベルティもプレゼントまた、今回のオープン記念に、油やタバコのヤニまでキレイに洗浄するTHERAの「アルカリウォッシュ」を数量限定で進呈する。茉華で外国人だけではなく、日本人も新たな「日本」の発見ができるかもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】・matsurica 茉華 公式サイト・株式会社ALHAMBRA プレスリリース/PR TIMES
2015年12月18日フラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)の展覧会「伝統花伝」が、9月22日から25日まで東京・丸の内のシャングリ・ラ ホテル 東京で開催されている。24日、ニコライ・バーグマン本人が作品を紹介する内覧会が行われた。シャングリ・ラ ホテル 東京で6年ぶりの開催となる同展では、人間国宝の作品をはじめとする、日本の伝統工芸や美術作品と自身のフラワーアートの融合を試みたニコライ。会場には、陶芸家、金工作家、人形作家、ガラス工芸作家など、様々な工芸作家の作品からインスピレーションを得たり、実際に作品の一部として用いて制作した50点以上の新作が披露されている。以前より、実際に日本各地で活躍する様々な工芸作家の元へ訪れてきたというニコライは、「フラワーデザインを通して、それぞれの作家たちのクラフトマンシップを感じてもらえる展覧会にしたいと思った」と語る。中には、江戸時代から受け継がれた牡丹流水模様の小袖から、ニコライ自身がコレクションとして所有している器を用いた作品も展示され、日本の美意識を敬愛するニコライならではのエスプリが随所に感じられる内容となっている。工芸品を彩る生花を中心とした植物は、普段見慣れた栗やススキなどから、珍しいパイナップルオーキッドという蘭など多種に及ぶ。「会期中の4日間、生花を用いた作品を維持させることも私にとって挑戦の一つでした」と話すニコライ。4、500本のワイヤーに唐辛子を一つ一つ手作業で繋いだり、葉を一枚一枚貼り付けたりと繊細な工程を経て生み出された一つの作品に対し、2、3名が1日掛かりで携わり、約50名のスタッフ総出で会期前日に一気に仕上げられたという。そんな儚さの一方で、植物の強い生命力も感じることができる、和×洋が融合したニコライの新しい美の世界が体感できるものとなっている。また、会場には特設のミュージアムショップも開設。シグニチャーであるフラワーボックスの「伝統花伝」限定版など、スペシャルアイテムも販売している。【イベント情報】ニコライ・バーグマン展示会「伝統花伝」会場:シャングリ・ラ ホテル 東京 27階住所:東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館会期:9月25日まで時間:10:00~19:00(最終日は16:00閉場)料金:800円(高校生以下無料)
2015年09月24日1940年代より南アフリカの伝統料理として愛され続けて来た「Bunnychow(バニーチャウ)」。ロンドン・ソーホーの一角に、この伝統料理を現代風にアレンジして提供するレストランが登場し、話題となっている。料理と同じ名前を冠した、このレストラン「Bunnychow」は2013年にフードトラックの店舗としてオープン。その後、数多くのポップアップショップが並ぶロンドンのショッピングモール「BOXPARK Shoreditch」への出店を経て、2014年に晴れて実店舗としてオープンした。この「Bunnychow」という料理は、パンの中身を丸々くり抜き、その中にカレーを中心とした具材を詰め込んだもの。ソーホーの店舗で味わえるメニューは、バリエーション豊かに展開されている。伝統的なマトンカレーの入った「Durban Bunny」、チキンとトマトを使用した「Chakalaka Bunny」、カリフラワーなどの野菜を使用し、スパイシーサウスアフリカンソースで味付けされた「Veggie Bunny」、豚肉をじっくり煮たピリ辛の「Piri Piri Pork Bunny」などが楽しめる。お好みでピクルス、卵、チーズなどのトッピングを追加可能。ラムのリブや、ぐるぐるに巻かれたボーアウォースソーセージ、果物や野菜がふんだんに使用されたプレスジュースやカクテル、特製チョコレートなど他のメニューも充実している。また2015年、イギリスの最も革新的な朝食に送られる賞「Most Innovative Breakfast UK」を朝食メニューである「Full English Bunny」で獲得した。この「Full English Bunny」は通常のくり抜いたパンの中に、イギリスの朝食を彷彿とさせるカリカリに焼かれたベーコン、目玉焼き、ソーセージなどが詰め込まれ、ユニークなメニューで話題を集めた。日本進出の予定はなさそうだが、まだまだ知名度は高いとはいえないこの「Bunnychow」は、サンドイッチやハンバーガーとも違う手軽に食べられるグルメとして、ここ日本でも十分に好まれそうだ。※本記事は (引用元:に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
2015年08月31日日本の古きよき伝統技術をいかしたとある子ども向けブランドが注目を集めている。"21世紀の子どもたちに日本の伝統をつなげたい"という想いのもとに生まれた「0から6歳の伝統ブランドaeru」だ。離乳食用食器や産着、タオル、前掛け、玩具などの日用品を取り揃える。いずれも共通しているのは、子どもが日常的に使用するグッズに日本全国の伝統技術を取り入れ、企画・開発・デザインされているという点だ。○取っ手のない子ども用コップ各商品の中でも、特に人気なのがまずは「こぼしにくいコップ」シリーズ。福岡県の小石原焼と青森県の津軽塗りの2種類を展開し、「子どもが自然と両手で持ちたくなるように」と、あえて取っ手をつけない代わりに、指がひっかかりやすいように真ん中より少し上のあたりに段差のある独特なフォルムが特徴だ。そしてもう1つが「こぼしにくい器」シリーズ。小さな子どもが1人で上手に食べるのを応援するというのがコンセプト。同じデザインで、愛媛県の砥部焼、徳島県の大谷焼、青森県の津軽焼、石川県の山中漆器という磁器、陶器、漆器の3素材で展開している。いずれも食べ物がスプーンにのせやすいように内側に返しがある。○ふた付きの子ども用汁椀3つ目の人気商品が「はじめての汁椀」。福井の伝統産業・越前漆器でつくられた子ども向けの汁椀だ。素地が木の漆器のため、熱が直接伝わりづらいのが特徴だ。また、子どもの片手にも収まるサイズであることはもちろん、お椀を左手で支え、右手でフタの糸底を持って持ち上げるという所作を小さな子どもが学べるようにと、フタ付きの仕様になっている。ブランドを展開する和える代表取締役・矢島里佳さんは、これらの商品に込めた想いを次のように語る。「aeruの食器はすべて小さな子どもが自分1人で使えることを観点に設計されています。子どもの成長のためには、落として割ってしまうということも必要だと思います。もしも、割れない器だけで成長したら、割れることを学ぶ機会を子どもたちから奪ってしまうことになるのです。失敗をすることで、力加減や持ち方など物を大切に扱う感覚や感性を育むことができます。aeruでは、壊れてしまった器やコップを金継ぎという方法でリペアも承っており、壊れた後のことも考えています」。○物を売るだけではなく、物を通して伝える2012年3月にスタートした同ブランドだが、もともと矢島さん自身が日本の伝統産業を伝えるジャーナリストとして雑誌で連載をしていたという。しかし一方で、伝統技術の魅力を書いて伝えることへの限界も感じていたとのことだ。「全国の職人さんたちに出会う中で、こんなに魅力的な技術なのに、どうして衰退しているのかと考えたとき、やはり知る機会が少ないからではないかと思いました。そこで、子どもの頃から身近な日用品に伝統技術をいかすことで、自然と知る機会を創出することができるのではないかと思い、"伝統産業×子ども用品"のプロデュースをするブランドを立ち上げました」。立ち上げ以降、日本の伝統技術が詰まった本物志向のaeruの商品は、出産祝いなどの贈答用を中心に話題を呼ぶ。例えば、プレゼントとして贈られたものを一度使ってそのよさを知り、自宅用として他の商品も自身で購入するというリピーターも多いとのことだ。「子どもたちに贈ってくださったお客様からいただく声で多いのは、『贈ってうれしかった』というひと言です。職人さんが手作業で1つひとつ丁寧に手掛けたaeruの商品は、大人になってもずっと使える一生もの。そんな一生ものを生まれてすぐに贈ることができた喜びはひとしおかもしれませんね」と矢島さん。「例えば、『こぼしにくいコップ』シリーズは、成人後に親子でお酒を酌み交わすぐい呑みとしてお使いいただけます。お子さんと共に商品自体も成長していくことができます」とその特徴を語る。長く大事に使うこともブランドのコンセプトであることから、陶器・磁器等の金継ぎや漆の塗り直し、艶直しといったリペアにも対応している。「赤ちゃんや子どもたちのことを考えた心のこもった物づくり」を心掛ける同ブランド。1アイテムの商品開発におよそ1~3年程度を費やしているとのことだが、今夏からは「大分県から 竹細工の ベッドメリー」「愛媛県から 五十崎和紙の 紙風船」など、これまでじっくりと温めてきた新商品が続々登場する予定だ。価格はすべて税別
2015年07月24日7月5日、「明治日本の産業革命遺産」のひとつとして世界文化遺産に登録された八幡製鐵所。その八幡製鐵所から生まれたとあるお菓子が、北九州で長い歴史を持つ伝統銘菓として名を馳せていることをご存じだろうか?そのお菓子とは、「くろがね堅パン」と「くろがね羊羹(ようかん)」。商品名の「くろがね」は「鉄」の古称で、いずれも大正時代に官営八幡製鐵所(現在の新日鐵住金八幡製鐵所)で誕生した。そして現在はスピナが製造・販売している。○製鐵マンたちの栄養補給目的で誕生それにしても、なぜ製鐵所が本業と無関係の堅パンや羊羹を開発することになったのだろう? その答えはずばり、数万人もいた従業員のカロリー補給のため。工場内の過酷な労働環境下で、長時間働き続けるためには十分な栄養摂取が必須。そこで、当時の栄養事情をかんがみた会社が従業員に栄養補助を行ってもらうべく、購買会で販売するようになったのだ。長く保存できるよう、極力少ない水分で作られている堅パンは、鉄のような堅さであることが大きな特徴。堅い食べ物はアゴの強化のためにもいいと言われるが、実際、地元には、乳幼児期のアゴの発育や歯固めを目的に給食に取り入れている幼稚園もあるとのこと。口にしてみると、確かに咀嚼(そしゃく)にかなりの労力を要すため、小顔になりたい女性にもオススメできる。定期的に食べることでアゴが鍛えられるばかりか、シャープな顔立ちになれるといううれしい副次効果も得られそうだ。しかも、よく噛(か)んで食べることで満腹中枢が刺激されるので、適量でおなかが満足するゆえに健康維持にも一役買ってくれそうだ。1袋5枚入りから展開している。○万が一の時のために備えておきたいもちろん、保存食としても大いに役立つこと間違いなし。阪神・東北の震災発生時にも現地に送って喜ばれたというが、いざ何か起きた時に慌てず済むよう、各家庭で備えておくのもいいだろう。保存用としてうってつけは、スチール缶タイプ(堅パン5枚入り×34袋入り)。蓋をすれば椅子にもなることから、災害時の移動中にも役立つこちらのタイプは、3月に幕張メッセで開催されたアジア最大級の食のイベント「FOODEX JAPAN2015」において、「ご当地缶詰グランプリ」の銀賞とビジュアル審査賞をW受賞している。一方の羊羹は、重さ160g・長さ13cmというコンパクトサイズ。従業員のポケットにすっぽり入る形状だったことから、作業の合間にかじってスタミナを補給した製鐵マンもいたんだとか。また、昼夜を問わず稼働し続ける工場を支える労働者の疲れを癒やして体力を回復させる狙いで、敢えて甘みの強い上白糖を使っていることもポイント。もちろん、肉体だけでなく、オーバーワーク気味な現代人の脳の疲れを取るためにもうってつけ。渋めの緑茶なんかと合わせて食べると、頭が瞬時にシャキっとしそう!堅パン・羊羹ともに、商品が誕生した当時の堅さ・甘さにこだわっていることから、「北九州の味」として市民に定着しているため、進学や就職のために故郷を離れた人にとっては「懐かしの味」ともいえるだろう。福岡出身者もそうでない人も、世界遺産登録のおめでたいこのタイミングで、ぜひ一度味わってみてほしい。※記事中の情報・価格は2015年6月取材時のもの
2015年07月06日チームラボ(teamLab)が、日本酒「澤屋まつもと」を製造する松本酒造の“伝統”を描いた動画が、松本酒造の公式サイトで公開されている。松本酒造は“守破離(しゅはり)”をコンセプトに、京都の街で220年以上に渡り日本酒造りを行っている酒蔵。“守破離”とは、修業における段階を示した言葉で、修業は伝統を守ることから始まり、やがて新しい感性でその伝統を破り、最後には“守”と“破”の両方を大切にして新しい価値を創造する、という意味が込められている。動画は、松本酒造が長年大切にしてきたこの“守破離”の精神を伝えるもの。チームラボは、酒造りの姿や風景を日本酒の透明感に重ねて象徴的に表現するため、全編をモノクロで撮影した。また、職人たちが手間をかけて「澤屋まつもと」を手掛けていく姿を映した映像にテクノミュージックを重ねることで、松本酒造に伝わる伝統である“守破離”を体現している。なお、松本酒造の公式サイトもチームラボが手掛けている。
2015年06月21日守り抜く伝統と厚い信頼のオーガニックブランド株式会社ウエニ貿易は、日本初上陸商品であるフランスのボタニカルボディケアブランド「Théophile Berthon (テオフィルベルトン)」を2015年6月22日(月)に発売する。現在オンラインショップにて、先行予約販売を行っており、2015年初夏より全国のバラエティショップ等で販売を開始する。天然由来成分96%以上のボタニカルボディケア「Théophile Berthon (テオフィルベルトン)」は、独自のセオリーで、特注の大釜で職人が丁寧に一つ一つ石けんを作っていた150年前から今に至るまで、歴史に裏打ちされた伝統の製法と品質を守り抜いている名実ともに認められたブランドだ。安全性にこだわる8つのフリー製法を実現「Théophile Berthon (テオフィルベルトン)」は、石けんを中心にファミリーユース向けボディケア用品の製造を行い、安心して使用でき、環境に配慮した商品作りに努めている。フランス有機認定よりもさらに厳しい自社コンプライアンスを設け、本格ボタニカルケア全ての商品においても全成分の96%以上を植物・天然由来成分で作っており、なかでもボディソープに関しては98%が天然由来成分から作られた、まさに自然の恵みから生まれた商品だ。テオフィルベルトンサボンドプロバンスボディソープ500ml2,500円(税抜)テオフィルベルトンボディローション500ml3,500円(税抜)テオフィルベルトンオーデコロンヴァーベナ250ml4,500円(税抜)(プレスリリースより引用)商品の安全性を保つため、8つのフリー基準を設けており、どの商品にも、「動物性脂肪」「合成着色料」「ラウレス硫酸ナトリウム」「パラベン」「フェノキシエタノール」「ホルムアルデヒド」「ポリエチレングリコール(PEG)」「ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)」の、8つの成分は一切配合していない。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ウエニ貿易プレスリリース/PR TIMES・テオフィルベルトンU-STREAM楽天市場店
2015年06月15日今回は、日本の伝統芸能の中でも特に言葉が重要になる「落語」についてのアンケートです。日本で活躍する外国人落語家も存在するのですが、受け手として一般的な落語の印象はどんな感じでしょう。日本在住の外国人20名に「日本の演芸「落語」を面白い、興味深いと思いますか?」と質問してみました。■面白いと思います。同じ国の人で落語をやっている人もいます。(トルコ/30代前半/女性)■面白いし、笑えるし、素晴らしい伝統芸だと思います。(ドイツ/40代前半/女性)■面白いです。(中国/20代後半/女性)■面白いです。(マレーシア/30代前半/男性)■面白いと思います。(ペルー/30代前半/男性)■面白い、興味深いものです。(ベトナム/30代前半/女性)■はい、両方そう思います。(ロシア/20代前半/女性)■はい、思います。(台湾/40代前半/男性)■はい。(韓国/40代後半/男性)■はい。(オーストラリア/40代前半/男性)■とても好きです。(スペイン/30代後半/男性)日本語を駆使した芸のためか、今回のアンケートは賛否が半分にわかれました。元禄時代の上方(大阪)や江戸に始まり、江戸時代に大衆芸能として現在の形になった落語。衣装や道具を用いる歌舞伎などとは異なり、落語家がひとりで語りと役を演じわけ、扇子や手拭ですべての小道具を表現し、身ぶり手ぶりのみで物語を進めるため高度な技術が必要とされています。ちなみに、「落語」という呼び名は明治以降のものだそう。昭和に入ってからも三遊亭圓丈や3代目桂米朝、立川談志、6代目桂文枝、春風亭小朝など各世代の落語家が活躍し、古典、新作問わずさまざまな作品が演目として行われています。また、トルコの方の回答にもある外国人落語家は、明治・大正時代から存在。「青い目の落語家」として活躍した初代快楽亭ブラックを始め、現在はカナダ人の桂三輝(サンシャイン)やイギリス人のダイアン吉日などが活躍しています。■日本語をすごく理解していないと面白くないと思います。(ブラジル/20代後半/男性)■面白そうですが、母国での笑い所と日本の笑い所が違うので自分にはあまり……。(タイ/30代後半/女性)■面白い時もありますが、私は興味深いと思いません。(フィリピン/40代前半/女性)■落語は難しくてあまり聞き取れないが、とても頭を使うものだと思う。(イギリス/20代前半/女性)■僕には面白くない。(アルゼンチン/30代前半/男性)■落語には興味がありません。(アメリカ/20代後半/男性)■あまり興味がないからよくわからない。(イスラエル/30代後半/女性)■落語はあまり好きではないし詳しくありません。(スウェーデン/40代後半/女性)■まあまあ。(チュニジア/40代後半/男性)本当に上手な落語家の演目はすべての役柄が目に浮かぶようだと言われますが、それでも聞き取りが必要な話芸だけに、ハードルが高いと感じる方も多いようです。古い時代が舞台の作品が多く、日本の伝統文化や国民性に基づいた笑いなので、余計に難しく感じるのでしょうね。ブラジルやタイの方の「日本語を理解していないと」、「笑い所が違うので」という意見も、アメリカンジョークが日本人にはいまひとつ理解できないことを考えれば仕方がないのかも。見る側にも演じる側の意図をくみ取る力が必要だけに「頭を使う」という意見もうなずけます。目や耳だけでも楽しめるアートや音楽の世界と異なり、笑いには言葉と国民性、文化背景の理解が重要です。コメンテーターとしても活躍するアメリカ人のパックンや漢字ネタの厚切りジェイソンなど、外国人のお笑い芸人も増えていますが(よしもとのチャド・マレーンのチャド、サンミュージックのタイムボムのニック、松竹のエリザベータなども)、言葉や歴史知識も必要な落語は難しく感じるのかもしれません。でも、私たち日本人が海外のコメディ映画を理解できるようになることと同じかも、と考えると、なんだかわかる気がします。
2015年06月15日東京都・新宿の伊勢丹新宿店本館は、著名なグラフィックデザイナーによって新しくデザインされ、パリのトップギャラリーにて展示された日本各地の伝統工芸品を紹介・販売する「DENTO×GRAPHIC ~デザインが繋ぐ、日本の伝統」を開催する。開催期間は6月17日~6月30日。開場時間は10:30~20:00。同催事は、2015年2月にパリのトップギャラリー「GALERIE DUTKO」で開催した「DENTO-HOUSE PARIS -2015」展の凱旋ショップ。グラフィックデザイナーの浅葉克己、仲條正義、井上嗣也、服部一成、中村至男の5人によって新しくデザインされた、こけしや漆器などの身近なアイテムや、モダンに生まれ変わった浮世絵版画から桐製のチェストまで、パリ展で紹介したバリエーション豊かな作品が展示される。また、会期中には浅葉克己による、漆蒔絵を施した涼しげなガラスのテーブルウェアの先行販売と、パリ展で人気だった漆塗りサイドテーブル「猫」(仲條正義デザイン)の受注会を行うとのこと。なお、DENTO-HOUSEは、伝統工芸に関心を注いで創作活動をする、日本のトップグラフィックデザイナーのグループ。技術の継承が難しい状態にある多くの伝統工芸品に対し、デザイナーと職人のコラボレーションで新たな伝統工芸の魅力を再発見し、歴史・技術・文化をこれからの時代へ伝えて行く事を目指している。新しい素材の掛け合わせ、新たな技法の実験など、試行錯誤を重ねて独創的で遊び心あふれるアートピースを作り出し、世界的に見て美術市場が成熟しているパリをメインに発表を行っている。
2015年06月09日東京都渋谷区の明治神宮で、様々な伝統芸能が奉納される「春の大祭・奉祝行事」が行われる。開催日時は、4月29日から5月3日まで。○日本伝統芸能の技を堪能同祭りでは、御社殿前に特設舞台が設置され、「舞楽」や「能・狂言」、「三曲」、「邦楽邦舞」、「薩摩琵琶」など、日本伝統芸能の技を見ることができる。4月29日11時から、舞楽「振鉾(えんぶ)」、「五常楽(ごしょうらく)」、「新靺鞨(しんまか)」、「長慶子(ちょうげいし)」、5月2日11時45分からは狂言「清水(しみず)」、半能「養老(ようろう)」、15時45分には邦楽邦舞「外記猿(げきざる)」、「藤娘(ふじむすめ)」の奉祝行事を実施。3日12時からは三曲「春鶯囀(しゅんのうでん)」、「歓喜の調(かんきのしらべ)」、14時30分には薩摩琵琶「蓬莱山(ほうらいさん)」、「城山(しろやま)」が奉納される。また、5月2日と3日に行われる、明治神宮崇敬会の会員が参列する祭典では、世界平和を祈る昭和天皇の御製からつくられた神楽「浦安の舞」という巫女舞を奉奏。5月2日10時から「春の大祭第一日の儀」、14時から「春の大祭第一日夕御饌の儀」、3日10時から「崇敬者大祭」となる。
2015年04月24日ユニクロはこのほど、バングラデシュの伝統衣装をモチーフにしたウィメンズ・コレクションの販売を開始した。同コレクションは、バングラデシュの女性用伝統衣装「サロワカミューズ」を現代的なスタイルにアレンジしたもの。「シンプル・エスニック」をテーマに、ニューヨークの商品開発チームがデザインを手がけた。展開するのは、サロワカミューズの伝統的なスタイルを取り入れた「ワンピース」(3型 / 各2,990円)、「イージーパンツ」(1,500円)、「スカーフ」(1,000円)の3アイテムに、「チュニック」(4型 / 2,990円)を加えた4アイテム全9型。スカーフは1サイズ、それ以外の商品はS・M・Lの3サイズを用意。同社のチーフ・クリエイティブ・オフィサーでグローバルデザイン担当のリアン・ニールズ氏は、「このコレクションでは、サロワカミューズの特徴である繊細な刺しゅうや織り柄、鮮やかな色使いを生かしつつ、ユニクロならではのシンプルで美しいシルエットと着心地の良さを追求しました」とコメント。また、高品質な綿ドビー、ガーゼなどの天然素材を採用することで自然な風合いと軽く肌触りの良い着心地を実現させたという。さらに薄く透け感のある素材のため、単品での着こなしのほか、重ね着など幅広いコーディネイトが楽しめるとしている。取り扱い店舗は、日本を含む世界14カ国と地域のグローバル旗艦店など23店舗と一部オンラインストア。4月20日より日本・中国・香港・インドネシア・韓国・台湾では販売中。4月27日よりオーストラリア・フランス・ドイツ・アメリカ、5月下旬よりマレーシア・フィリピン・シンガポール・タイにて発売する。なお、同コレクションによる収益の一部は、働く人の未来をひらくプロジェクト「Factory Worker Empowerment Project」として、バングラデシュの縫製産業で働く女性の教育支援に使用するという。※価格は税別
2015年04月22日ユニクロは松竹と協業し、日本を代表する伝統芸能である「歌舞伎」を、服を通じて現代のポップカルチャーとして世界に発信する「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」を始動。20日より順次世界に向けて展開する。○市川猿之助が監修同コレクションは、日本の伝統文化を、本物のジャパンポップカルチャーとして体現するため、ユニクロのUTクリエイティブディレクターであるNIGO氏が最適なデザイン、ボディ、素材を考え、歌舞伎の殿堂・歌舞伎座を運営する松竹と市川猿之助氏監修のもと商品を完成させた。多彩な演目から生まれたユニークな衣裳デザイン、歌舞伎独特の化粧法である隈取に加えて、プロジェクトアンバサダーである猿之助氏の屋号「澤瀉屋(おもだかや)」(※瀉のつくりは「わかんむり」)にまつわる紋や文様など、歌舞伎のアイコニックなモチーフをベースに、UTやSTETECO&RELACO、バンダナ、ストール、トートバックまで、全9種64型を展開する。中心となるTシャツコレクションでは、本物の衣裳を着る時のような感覚で身に付けてほしいという思いから、歌舞伎の代表的な演目で用いられている衣裳、独特の化粧法である隈取(くまどり)など一つ一つのモチーフや柄を、それぞれに込められた意味や特徴を忠実に再現し、色、素材、ディテールまで表現した。たとえば、歌舞伎の演目「お祭り(おまつり)」で使われる衣裳を元にしたTシャツでは、猿之助氏を表す紋である「三つ猿」をモチーフに使用。実際の衣裳と同じ「首抜き」と言われるデザインで、「三つ猿」の紋の中心をあえて少しずらして施すことで、粋なデザインに仕上げている。「黒塚(くろづか)」のTシャツでは、猿之助氏がみずからの汗と共に布に写しとった隈取をそのまま再現。写し取られた化粧を原寸で使用し、隈取の躍動感やかすれを忠実に表現する為、4色の異なる色を少しずつ重ねる事で、絶妙なかすれ具合を実現させたという。その他、「車引(くるまびき)」「身替座禅(みがわりざぜん)」「茨木(いばらき)」「天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし)」など歌舞伎の演目に登場する衣裳、文様などを元にした商品も展開する。同コレクションの発売を記念し、26日、ユニクロ銀座店オープン時(開店時間11時)に猿之助氏が登場。当日並んだ人先着100名に、猿之助氏の隈取を施したオリジナルの手ぬぐいをプレゼントする。さらに、全国のユニクロ店舗、およびオンラインストアにて、同商品を含め5,000円以上(税別)購入者に、先着でオリジナル扇子をプレゼントする。商品ラインナップは、「メンズTシャツ(16色15柄)」「ウィメンズTシャツ(10色9柄)」「ウィメンズチュニック(4色4柄)」が各1,500円、「ステテコ(6色6柄)」「リラコ(6色6柄)」が各1,290円、「ミニバック(4色4柄)」が990円、「トートバック(4色4柄)」が1,500円、「ストール(5色5柄)」が1,500円、「バンダナ(8色8柄)」が500円。※価格はすべて税別価格
2015年03月14日花見や家飲みを彩る時代を反映した伝統色の酒日本の伝統色で酒造りという独創的な『Nippon IRO SAKE Project』。参加した蔵元は、どのように取り組んだのだろうか? 黄櫨染(こうろぜん)という伝統色をテーマに『山田錦 黄櫨染風2005』を手掛けた石川県・福光屋で話を聞いた。「伝統色で酒造りとは、おもしろいと思いました。すぐに参加を決めて社内チームを作り、味、内容、デザインをひとつひとつ進めていきました」と進取の気性に富む福光屋13代目、代表取締役社長・福光松太郎さん。ブラインドテストの結果、風格や伝統を想起するという声が多かった福光屋。昔から天皇が儀式時に着用する装束の色として知られる黄櫨染(こうろぜん)がテーマ色に選ばれた。「高貴で品がある色ですから、時を経て濃厚かつ芳醇に変化を遂げる熟成酒のの輝きと縁起の良いラベルデザインで色感を表現しました。契約栽培した酒米の最高峰「山田錦」を100%使用し、伝統の技で丹念に仕込んだ純米酒を、丁寧に熟成管理してきた10年ものの熟成酒です」と福光さん。ラベル意匠には、地元金沢に残る、婚礼道具に描かれていた、縁起文様を配した。福光さんは「10年の歳月をかけて出会える味。出会いの “めでたさ”や“縁”をラベルにも込めました」と話す。伝統的でありながらモダンで洗練された『山田錦 黄櫨染風2005』が出来上がった。その濃く豊かな味わいは、和食はもちろん洋食との相性もいいとか。最後に、『Nippon IRO SAKE Project』が生んだ五色の日本酒を紹介する。山廃仕込みで有名な秋田県・齋藤酒造店は、「支子色(くちなし)」をテーマに手掛けた『雪の芽舎山廃純米吟醸支子色風』。紅花と藍から生まれる「二藍(ふたあい)」を表現した新潟県・尾畑酒造は、熟成した果実味と香りの『二藍真野鶴純米吟醸』を。「天色(あまいろ)」を担う長野県・宮坂醸造は、変化する原酒の味わいを変わりゆく空の色に重ねた『純米吟醸 天色』を生んだ。石川・福光屋は、「黄櫨染(こうろぜん)」の輝きを放つ『山田錦 黄櫨染風2005』を。華やかな「鴇色(ときいろ)」と評された佐賀県・天吹酒造は、花酵母でかもすフルーティな香りの『天吹 大吟醸 鴾色』を手掛けた。これらの五色の酒が、3月4日から伊勢丹新宿店本館地下1階=粋の座/和酒、日本橋三越本店本館地下1階=ラ・カーヴ、銀座三越地下3階=ラ・カーヴ店頭に並ぶ予定だ。仲間との花見酒に、宴へのおもたせに、贅沢なウチ飲みに、“日本の伝統色”をかもした日本酒は楽しき春の宵を彩ってくれるだろう。前編に戻る。
2015年03月04日ブラインドテストであぶり出される色をテーマにした独創的な酒造り2013年12月、ユネスコ無形文化遺産に和食が認定されたこともあり、日本の食文化である日本酒にも世界的な注目が集まっている。清酒蔵の海外進出の成功も引き金となり、どんな食にも合う万能な酒として、世界に発信されるアルコールへと進化しつつある日本酒。そんな中、三越伊勢丹では3月4日より『Nippon IRO SAKE Project』をスタート。口にした時に浮かぶ「色」の印象で、酒銘やラベルデザインを表現するという同プロジェクトから誕生した日本酒が登場する。お酒に内在するイメージを“日本の伝統色”で表現する、そんな難題に挑むのは5つの蔵元だ。まずは、芳醇な『雪の芽舎』が代表銘柄であり手間暇かかる山廃仕込みにこだわる秋田県・齋彌酒造店。新潟県は佐渡・尾畑酒造は、薫り高くすっきりとした飲み口『真野鶴』で知られる淡麗辛口の蔵元。日本酒好きなら誰もが知る『真澄』を造る長野県・宮坂醸造。全量純米造りを行う石川県・福光屋は、米醗酵技術を生かし、化粧品や食品開発まで手掛け、日本酒を国内外へ発信する。最後は、花酵母で醸す香り高い酒造りを展開する九州の佐賀県・天吹酒造。すべて個性的で魅力ある酒を醸すことで知られている蔵元ばかり。「日本の伝統色をベースにプロダクトアウトした本企画は、私達のDNAに息づく微妙なニュアンスこそ日本酒を語るにふさわしく、今回の5蔵元と取り組めたことで“新たなクリエーションを試みながらも伝統を継承していく”伊勢丹発信の和酒が表現し、見た目も意外性があるため、パーティーなどで会話のきっかけ作りのして欲しい!」とバイヤーは語る。これらの蔵元が味やデザインに反映させる伝統色は、約30名のブラインドテストによって決められた。蔵元やインポーター、バイヤー、そしてアーティストや雑誌編集者など、酒と表現のプロフェッショナルが5つの蔵元の酒を一切情報がないままに試飲。飲んでみて感じた色や思い浮かぶシーンについての意見を各自が投票。そのイメージやシーンを集約して、各蔵元が担う「日本の伝統色」を選定した。ブラインドテストにより決まった日本の伝統色をテーマにして、風味や味わい、ラベルやボトルを蔵元が作り上げていく。なんと斬新な酒造りプロジェクトだろうか!後編に続く。
2015年03月04日アメリカのオーディオメーカー「ボーズ(Bose)」が、“MAKI-E(蒔絵)”と“SUMI(墨)”という日本の伝統的な色彩に着目した、日本のみの限定プレミアムモデルのノイズキャンセリング・ヘッドホン2種を3月10日(火)より発売スタートする。ボーズを代表する製品のひとつであるノイズ・キャンセリング・ヘッドホンは、同社が発明し、30年以上をかけて進化させてきたノイズキャンセリング・テクノロジーを搭載し、最高の消音性能を実現したアイテム。たとえば、街中や空港の雑踏の中で、信号機の音やアンアウンスといった必要な音源はちゃんと聞こえていながら、車の行き交う騒音や人々の話声といったノイズはしっかりと消して、騒音が激しい場所でもクリアなサウンドを楽しめる。ノイズキャンセリング機能は、ミュージックライフのクオリティを確実にランクアップさせてくれるマストアイテムのひとつだ。今回、日本限定・数量限定で発売されるジャパン・コンセプトモデルの2種は、日本の伝統的な色彩に着目したこれまでにないデザイン。奈良時代に始まったとされる日本を代表する漆工芸「蒔絵」からインスピレーションを得て、シックで洗練された佇まいを醸し出す漆黒をベースに、インナーヘッドバンドに配されたゴールドや、イヤーカップのマットな白銀色がアクセントになった「MAKI-E」。古くから筆記材料として使われてきた「墨」をモチーフに、墨の持つ独特の奥ゆかしい美しさを追求し、一切の華飾をそぎ落とし、黒の諧調の濃淡と、グロスとマットを組み合わせた質感のみで墨の持つ力と繊細さを表現したミニマルなデザインに仕上がった「SUMI」。日本の洗練された美意識を感じさせる本アイテムは、周囲に自慢できる限定感にあふれている。「MAKI-E」「SUMI」ともに価格は、43,200円。(text:Miwa Ogata)
2015年02月10日セイコーウオッチは2月14日に、機械式ウオッチブランド「セイコー プレザージュ」の頂点シリーズ「プレステージライン」から、日本の伝統工芸である漆塗りを用いた新モデルを発売する。希望小売価格(税別)は、3針モデル「SARX029」が110,000円、多針モデル「SARW013」が130,000円。伝統工芸士の田村一舟(たむらいっしゅう)氏の監修となっている。金属と漆を直接結びつける製造手法と、平滑面を生み出す古来伝承の技を組み合わせたダイヤルは、多くの漆器職人が何十回も塗りと研ぎを繰り返す。希少な国産漆と職人の技により、無限の奥行きを感じさせる艶やかな漆黒に仕上げられる。製造難度が高く、一枚一枚が丹念な手作業のため、1日に15枚ほどしか仕上げられないという。3針モデル「SARX029」、多針モデル「SARW013」とも、エレガントなフォルムのケースに優美な曲線を描く金色の時分針を合わせ、時の流れに左右されない普遍的な魅力を表現。ダイヤルを覆うガラス内面には、光の反射を抑える無反射コーティングを施し、漆の美しさを際立たせた。裏ぶたはシースルーバックになっており、機械式ムーブメントのダイナミックな回転錘の動きや、精緻なてんぷの動きを見られる。ケースサイズは、3針モデル「SARX029」が外径40.5×厚さ12mm、多針モデル「SARW013」が外径40.5×厚さ13.2mm。共通仕様として、10気圧の日常生活用強化防水、JIS耐磁時計1種の耐磁性能を備える。ムーブメント仕様は以下の通り。○多針モデル「SARW013」(メカニカルムーブメント キャリバー6R27)■巻上方式 : 自動巻(手巻つき)■時間精度 : 平均日差+25秒~-15秒■持続時間 : 最大巻上時約45時間■パワーリザーブ表示機能■日付針つき■振動数 : 8振動/秒■石数 : 29石■ムーブメントサイズ : [直径]27.4mm[厚さ]6.0mm○3針モデル「SARX029」(メカニカルムーブメント キャリバー6R15)■巻上方式 : 自動巻(手巻つき)■時間精度 : 平均日差+25秒~-15秒■持続時間 : 最大巻上時約50時間■カレンダー機能つき■振動数 : 6振動/秒■石数 : 23石■ムーブメントサイズ : [直径]27.4mm[厚さ]5.0mm
2015年01月23日©ASEAN-Japan Centre海外へ旅行に来たら、その国の伝統料理を試してみるのも旅行の醍醐味の一つですよね。ブルネイの伝統料理は『アンブヤ』という料理です。サゴヤシの木の皮をはぎ、中の樹液を乾燥させて販売しています。その昔、ブルネイには主食になるようなものがなかったので、アンブヤを主食として召し上がっていたそうです。さらにこのヤシの木には、サゴウァームと言って、ヤシの木に住む芋虫がいるのですが、これをみんな食べたりもします!!(バターと炒めると、味はスィートコーンのような味になります・・)≪アンブヤの作り方をご紹介≫作り方は簡単!なようでコツがいるみたいです。 まずはお鍋にアンブヤの粉を入れ、水を少しずつ入れていきます。ある程度水で戻したら、今度は一気にお湯をそそぎ、ダマにならないようにひたすらまぜます。ここがポイント!で、お湯を入れるタイミングによって出来上がりが変わるそうです。お店の人も真剣です。だんだん透明なかたまりが見え始めてきたらほぼ完成です。あとはお好みでソースを付けて食べるだけです。ソースの種類はお店や家庭によってさまざま!フルーツを使ったものや、エビを使ったソースがあります。ブルネイ人はドリアンが好きなのでドリアンのソースが人気?です。専用のスティックを使い、巻き込むようにして食べます。味はそんなにしないのですが、ゼリーのようで、もちもちした触感が特徴で、私はこれにローカルなエビソースや小豆をつけて食べたりします。 ローカルソースをたっぷりつけて伝統料理もぜひ試してみてくださいね!その他のブルネイの情報はこちら>>
2015年01月15日歴史や文化への関心が高いなら、まずは日本各地の伝統芸術や美しい風景、そしてそれらを守るために尽力している人々のことを知っておきたいもの。沖縄旅行の拠点にぴったりな「ヒルトン沖縄北谷リゾート」から車で約30分の読谷村(よみたんそん)も、時を超えて守り継がれている伝統や自然をたっぷりと堪能することができる場所の一つだ。ここには、沖縄ならではの伝統芸術を生み出す数多くの作家が集まっている。まずご紹介したいのは、紅型アーティストの新垣優香さん。首里高等学校の染織科卒業後、首里流染、玉那覇紅型工房、沖縄県工芸指導所などで紅型を学んだ後に独立した彼女は、これまでに「りゅうぎん紅型デザインコンテスト」大賞を2年連続受賞しているばかりか、日本美術展覧会、日本新工芸展など数多くのコンテストでの入賞を重ねている、今注目のアーティストだ。評判は東京にまで届き、2014年には西武池袋本店や伊勢丹新宿店でも個展を開催している他、前述の「ヒルトン沖縄北谷リゾート」ラウンジにも、彼女の作品が最も目を引く場所に展示されている。南国沖縄ならではの鮮やかな色を独特の感性で操り、見る者の心をときめかせる作品ゆえ、彼女の作品を世界各国で目にすることが出来る日が必ずや訪れるに違いない。そして、大阪の生まれでありながら、旅行中に出合った沖縄の焼き物に惚れ込み、移住を決意したというのが芝原雪子さん。読谷村北窯の「與那原工房」、那覇市首里に工房を構える「陶房眞喜屋」にて修行した後、読谷村渡慶次(とけし)に「工房コキュ」を構えて独立したという。沖縄の土と釉薬(ゆうやく)を使って作る器は、シンプルながら女性らしくほっこりとした味わいが魅力。沖縄の風土とも相性がよいため、周辺のカフェなどでも彼女の器が使われている。ビタミンたっぷりの青々としたゴーヤを使った一品などは、この器に盛ることで見た目のおいしさが格段にアップするに違いない。頭の中でイメージしてみただけでも、食卓がいかに幸せなムードに包まれるかがよく分かる。飲み物を飲みやすいよう、カップのふちの薄さや角度にこだわっているのも、彼女の作品の特徴の一つ。確かに、取材時に淹れていただいた珈琲をいただいたところ、口をつけたときの安心感が別格だったばかりか、掌に伝わる優しい感触にも心が和んだ。おいしいコーヒーで幸せな気持ちになる私達取材陣の横で芝原さんは、「私のお気に入りはこれなんです」とマイカップを見せてくれる。聞けばかなりのお酒好きのようで、自宅で飲むのはもちろんのこと、作品造りの気晴らしにもしょっちゅう近隣に飲みに出掛けているよう。もはや大阪生まれとは信じがたいくらい読谷村に馴染んでいる彼女にぜひ会って話をしたいなら、直接工房を訪れるのがおすすめ。もちろん、作品も購入可能だ。不定休とのことなので、訪れる前に確認することをお忘れなく。最後に紹介するのは、読谷村高志保の「サンゴの養殖屋さん さんご畑」。10万株、120種類のサンゴと200種類以上の生き物たちが暮らすこちらのスポットでは、サンゴを始めとする海の生き物たちの生態について詳しく学ぶことが出来る。色とりどりのサンゴを見て、触れるだけでなく、「サンゴの苗作り」まで体験することで、海の命をしかと感じることが出来るため、修学旅行生などにも大人気だという。とりわけ、産卵シーズンには多くの人が訪れるため、なんと無料で開放しているのだとか。サンゴの産卵時には、沖縄の青い海が美しいピンク色に染まるというが、それを間近で見ることが出来るのだから、地元の人達もこぞって集まってくるという。もちろん、スタッフ一同、懇切丁寧に解説してくれるので、分からないことがあれば遠慮せずどんなことでも質問したい。サンゴが育む生態系を通して、美しい海と友達になれること必至だ。
2015年01月03日2012年、伝統工芸を受け継ぐ後継者達が集い、プロジェクト「ゴーオン(GO ON)」が始まった。それは六つの伝統工芸の未来を背負う後継者らによるプロジェクトチーム。先代からの技と思いを受け継ぐ彼らを訪ねた。メンバーは、元禄時代から織物業を営む西陣織「細尾」の細尾真孝、明治8年創業の手作り茶筒の老舗「開化堂」6代目八木隆裕、明治31年創業の竹工芸「公長齋小菅(こうちょうさいこすが)」小菅達之、起源は平安時代にまで遡るという京金網「金網つじ」の辻徹、木工芸「中川木工芸比良工房」中川周士、400年の歴史を持つ「朝日焼」16代目の松林佑典。個性の異なる若い伝統工芸の後継者6人が集い、志を掲げクリエーティブユニットGO ONは生まれた。ユニット名GO ONには、長く引き継がれてきた伝統と先代達への「御恩」の意も込められている。■GO ON設立のきっかけ数年前、それぞれの屋号で出展していたミラノサローネなどの海外展示会で、度々顔を合わせる内に「伝統工芸が子供の憧れの職業になったら」という共通の思いで、意気投合した細尾、八木、辻。2012年、GO ONで上海のラグジュアリーホテルに進出するプロジェクトが経済産業省の推進するクールジャパン戦略推進事業に採択される。それもユニット結成のきっかけの一つとなり、日本の伝統工芸の技を国内外の企業やクリエーターに提供し、これまでにない物を作り続けていくことを目的にGO ONは誕生した。細尾氏は「10回のうち9回失敗しても、挑戦を続けていく気概で進んでいきたい。世の中が早いスピードで変わっていく時代において、まだ誰も踏み込んだことのないところにみんなで挑戦したい。そのためには稼げるマーケットであること。そしてかっこ良いスタイルでいること。結果、伝統産業をクリエーティブ産業にしていきたい」と意気込む。その言葉を体現するバー空間が14年12月シンガポールに誕生した。シンガポールにオープンしたバー「ディ・ピスポーク(D.Bispoke)」では、金網つじの照明、など、メンバーそれぞれの卓越した技が集結されたインテリアに加え、彼らのビスポークアイテムを販売するショップも併設されている。細尾氏の言葉にあるように、続けていくためのビジネススキームがここで実現されている。GO ONのメンバーは、新たなプロジェクトに挑戦するか否かを“その試みが新しいか”“これまでの枠に留まっていないか”を自らに問うて決めるという。シンガポールにオープンしたバーは、彼らにとって新しいステージを作るようなプロジェクトだったのだ。2/5に続く。
2015年01月02日「ジャム ホーム メイド(JAM HOME MADE)」から、日本の伝統工芸と同社のアクセサリーをセットで提供する「JAM HOME MADE×日本の伝統手仕事」が発売された。同ブランドが日本の手仕事とコラボレーションするのは、今回で2回目。この企画から提供されるのは、三つのペアアクセサリー。江戸切子とのコラボでは、“幸せを囲む”ことを意味する八角籠目紋が、ジャム瓶とペアリング(1万9,000円)へと刻まれている。これによって、リングを身に着けたカップルに、“幸せを掴み、逃がさないように”との願いを込めた。また、頑強さで知られる波佐見焼とのコラボでは、スタッキング出来るマグカップに、ペアネックレスをセット(1万5,000円)した。これらは2人の仲が“割れにくく”、生活を共にする2人を祝福することを企図。袖師焼からは勾玉を模った箸置きが用意され、同じ形を模ったペアネックレス(1万3,000円)と共に、二つ合わせて“円(縁)になる”アイテムとなっている。「ブライダルの日本代表」を目指すという同ブランドは、歴史ある日本の手仕事とコラボレーションすることで、より広い客層へのリーチを狙うという。
2014年12月29日12月26日から2015年1月6日、デンマーク出身のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)と日本の伝統工芸品とのコラボレーションイベントが、伊勢丹新宿メンズ館で開催される。会場は1階のメンズプロモーションスペース。同館の2015年新春のテーマは「伝統と革新」。会場では、伝統の北欧スカンジナビアスタイルを活かしながらも日本の美意識を大切にするニコライの花と、京都で伝統工芸を扱う「開化堂」「金網つじ」「公長齋小菅(こうちょうさいこすが)」という異文化のコラボレーションが楽しめる。開化堂は、日本最古の手作り茶筒を製作し、130以上の作業工程が施された茶筒を製作する創業140年の老舗だ。今回、ニコライのプリザーブドフラワーがアレンジメントされた銅製のプレシャスボックス(各3万2,000円)や、銅製のフラワーベース(10万円)などを展開する。同店6代目の八木隆裕は、「生涯に渡り使い込むことができるものづくりを継承し、茶筒にとどまらない新製品を誕生させていきたい」と語る。金網つじは、とうふすくい、茶こし、焼網などを作り、店の起源は平安時代にまでさかのぼる京金網の老舗。今回はニコライとコラボレーションするために、銅製のウェーブバスケットを用意、彼のプリザーブドフラワーを活けた作品(5万円)を誕生させた。このほか、銅製のコーヒー匙(1万2,000円)、八角のとうふすくい(4,700円)も販売する。公長齋小菅は、1898年に創業、日本で古くから親しまれてきた“竹”で作られた実用品は国内外から高い評価を得ている。会場では、竹籠に活けられたニコライの生花(1万円)をはじめ、7寸18cm角の2段重(7,000円)、孟宗竹しのぎ花生け(1万3,000円)も販売される。伊勢丹担当バイヤーは「(今回のイベントを通じて)日本古来の伝統工芸が生み出す世界観を大切にしながらも、新しい要素を取り入れ、次世代に残していくことができる“新しい価値”を伊勢丹メンズ館から発信していき、お客さまにもそれを感じて頂きたい」と話している。
2014年12月22日パリの老舗百貨店ル・ボンマルシェ・リヴ・ゴーシュ( Le Bon Marche Rive Gauche)で8月30日から10月18日まで、日本をテーマにしたイベント「ル・ジャポン・リ ヴ・ゴーシュ」展が開催された。過去最大規模となる2,000平方メートル超の会場には、ファッションから日用品、食品、コスメなど幅広いジャンルの100を越える日本ブランドが参加。ベネッセアートサイト直島と安藤忠雄の作品を紹介するエキシビションや、「サカイ(sacai) 」のポップアップショップも登場。店内は日本をイメージした紺地に赤の水玉のデザインで装飾され、ウインドーもサカイがジャックした。 初日には多くの人が来場し、完売アイテムも続出。メディアからの注目も大きく、同様の企画では過去最高レベルの来場者数を記録。盛況の内に幕を閉じたこのイベントについて、イベントを統括するソフィー・ジョリー(Sophie Joly)さんに話を聞いた。――今回日本をフィーチャーしたきっかけは?ボンマルシェでは、定期的に様々な国や街をテーマにした企画を行っています。ブラジルやニューヨーク、ロンドンといった風に、東京も以前取り上げたことがあります。中でも日本はいつもフランス人にとって憧れの国の一つです。歴史や遺産、洗練されたデザインなど、フランス人が好む要素をたくさん持っているからです。ボンマルシェのチームは、2012年、震災の2ヶ月後に日本を訪れました。そこでファッションからデザイン、食品、日用品に至るまで様々な商品のサプライヤーと出会い、コンセプトストアや百貨店を訪れ、日本のエナジー、クリエーティビティーに触れました。「ベネッセアートサイト直島」もその時に訪れて、景色と建築、アートすべてが素晴らしい融合見せるこの場所こそイベントで紹介すべきと考え、カルチャーについてはベネッセアートサイト直島と安藤忠雄氏をスペシャルゲストとして招くことを決めました。――百貨店の企画として、エキシビションスペースに力を入れているのが印象的でした。ボンマルシェにとってアートは欠かせないものです。商品だけでなく、それを取り巻くカルチャーやアートについて、私達の顧客と共にその背景にあるストーリーを共有することこそが大切だと思っているのです。今回、3階のエキシビジョンスペースでは、安藤氏や福武總一郎氏がベネッセアートサイト直島というプロジェクトの意義について語るムービーを、フォトグラファーのガブリエル・デ・ラ・シャペル(Gabrie de la Chapell)氏とビデオグラファーのクエンティン・ラベイル氏(Quentin Labeil)に特別に製作してもらいました。エコールブール国立工芸学校の学生達が手掛けた模型と共に、福武氏と安藤氏の思いを感じられる空間となっています。――販売する商品はどのようにして決めましたか?アイコニックなもの、パリで初めて取り扱うもの、伝統を感じるもの、一方でコンテンポラリーなものなど、様々です。チームが訪れたのは東京と京都でしたが、沖縄の食品や白鳳堂(広島)の筆などその他の地方のものもたくさんあります。伝統的なものと現代的なものをミックスしながら、私達が表現したい日本を作り上げました。顧客に彼らの知らない日本を紹介することを目指したのです。――ビジュアルプレゼンテーションが秀逸でした。ボン・マルシェにはアーティスティックチームがいて、すべてのデザインを監修しています。フロアの赤い球体のオブジェも特別に製作したものです。ネイビーに赤い水玉模様のビジュアルは、「エルメス」のビジュアルも手掛けたジュリエット・マイ(Juliette Mai)が担当しています。――イベント初日は大盛況だったようですね。初日はクリスマスシーズンの百貨店のようでした。完売も続出しました。ファッションも文房具も化粧品もあらゆるジャンルのものに皆興味を持ってくれました。フランス人だけでなく、日本人や他の国からの観光客など大勢訪れて、大成功でした。ジャーナリストも多く、テレビや雑誌などメディアにも多数掲載されましたし、問い合わせも多かったです。――どんな商品が人気でしたか?「まかないこすめ」の化粧品、「デルフォニクス(DELFONICS)」の文房具、サカイの服、「ニュウニュウ(newneu.)」のバッグ、「こっぷのふちこちゃん」「ビームス(BEAMS)」のアイテム……私も一目で見て大好きになりました。この中には、今後もボンマルシェで扱い続けるものが出てくると思います。――日本ブランドがフランスで成功するには何が必要だと思いますか?伝統を重んじるフランス人は、日本の伝統に特に引かれます。日本の商品のクオリティーはパーフェクト。そこに過去と未来への視点、クリエーティブなコンセプトをミックスすれば、それこそフランス人が求めているものです。
2014年12月10日ライカカメラジャパンはこのほど、「ライカ京都店」にて京都の伝統工芸とコラボレーションしたオリジナル商品を発売した。今回発売される商品は、京都の伝統工芸とのコラボレーションによる、カメラバッグとレザーアイテム6種となる。「カメラバッグ HOSOO Collage」は、300年以上の歴史をもつ西陣織の老舗「細尾」とコラボレーションしたカメラバッグ。両サイドとストラップの肩当てに伝統的なコラージュの技法を用いた西陣織のデザインがあしらわれている。生地にはダブルトーンやマルチトーン、淡い色合いや深い色合いなどのカラーリングを取り入れているとのこと。デザインは、デンマークのデザインスタジオ「OeO」のデザイナーであり、ライカユーザーでもあるトーマス・リッケ氏によるもの。カラーはブラック・ブラウンの2色展開で、価格は4万6,000円(税別)。コンパクトカメラやレンズ、小物類を入れるのに適した「レザーポーチ CHISO」は、450年以上の歴史を持つ京友禅の老舗「千總」の京友禅柄プリントのシルク生地を内側に使用したもの。京友禅の柄ごとにレザーの色も異なり、やわらかい本革は使い込むほどに手になじむという。サイズはS・Lの2種で、デザインは各3種類。価格はSサイズで1万2,000円、Lサイズで1万4,000円(ともに税別)となる。
2014年12月08日