キヤノンマーケティングジャパンは11月26日、2016年キヤノンカレンダー展として、写真家・石川直樹氏の写真展「Encounter Nature日本の風土」を開催すると発表した。会場は東京都港区のキヤノンSタワー「キヤノンオープンギャラリー1」で、期間は2015年12月24日から2016年2月4日まで。入場料は無料。人類学や民俗学に関心を持ち、辺境から都市まで旅をしながら作品を発表している写真家・石川直樹氏の写真展。写真展では、キヤノンマーケティングジャパンの2016年カレンダーに収録された作品など、27点を展示する。展示される作品はすべて、キヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントしたもの。会場の休館日は日曜日と祝日。このほか、2015年12月29日から2016年1月4日までは年末年始休館期間となる。
2015年11月27日米Googleは14日(日本時間)、同社のメッセージ・動画・音声通話アプリ「ハングアウト」で、フランスへの国際電話を無料にしたと、同社のTwitterアカウントで告知した。14日にフランス・パリで発生した同時テロ事件をうけたもの。なお、「ハングアウト」アプリでフランスへ国際電話をかける場合、通常では、携帯電話宛てで1分あたり3セント、固定電話宛てで1分あたり1セントのの通話料が必要となる。We’ve made international calls to France free via Hangouts. #ParisAttacks Android→ → — Google (@google) 2015, 11月 14パリ同時テロ事件に関しては、Facebookでも「Facebook災害情報センター」に情報を掲載し、自身や友達の安否情報を共有できるようにしている。「Facebook災害情報センター」は、災害時に利用者の安否や災害情などを共有できる機能で、2014年10月に搭載された。
2015年11月14日日本郵便九州支社は11月2日、「福岡ソフトバンクホークス 柳田悠岐選手『トリプルスリー達成記念』」フレーム切手セットを発売する。九州の郵便局(一部の簡易郵便局は除く)、郵便局のネットショップ(郵便局ウェブサイト内)で申し込み受付を開始する。この切手セットは、福岡ソフトバンクホークス 柳田悠岐(やなぎた ゆうき)選手のトリプルスリー達成を記念して作成された。トリプルスリーとは「打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30個以上」の成績を記録することで、日本プロ野球80年の歴史上、この記録を達成した選手は、わずか8名。切手セットには、トリプルスリーを達成した柳田 悠岐選手の、今シーズンの活躍シーンを収めた切手シート(52円切手×10枚)をプレミアムホルダーに収め、プレミアムポストカード(10枚)を合わせた。価格は3,330円(送料・税込)。受付期間は、郵便局窓口での申し込みは11月2日~2016年1月29日、インターネットでの申し込みは11月2日~2016年1月31日。11月2日~12月11日申し込み分は2015年1月12日から順次、10日以内で届く。12月12日以降の申し込み分は、2015年2月28日から順次、10日以内で届けるという。予定数を上回る申込みがあった場合は、時間がかかる場合がある。
2015年11月01日2015年10月16日(金)より、全国の郵便局(一部の簡易郵便局は除く)にて、「シティーハンター生誕30周年記念フレーム切手セット」の申込み受付が開始した。1985年の連載開始から、今なお多くのファンに愛されているハードボイルドコメディの名作『シティーハンター』。2015年の生誕30周年を記念したフレーム切手セットは、ホログラム仕様のオリジナルホルダーと、ポストカードがついた豪華な特別仕様となっている。郵便局だけでの期間限定販売のため、お申込みはお早めに。○シティーハンター生誕30周年記念フレーム切手セット - 商品概要主人公・冴羽獠とパートナー・槇村香の名場面や、各話に登場する魅力的なヒロインを振り返ることができる切手セット。ホログラム加工がされたオリジナルホルダーには、切手シート、ホログラムポストカード3枚を収納。さらにポストカードが12枚ついたセットとなっている。【商品内容】・切手シート[52円切手(シールタイプ)×10枚]×1シート・オリジナルホルダー×1冊・ホログラムポストカード×3枚(ホルダーに収納)・オリジナルポストカード×12枚【商品価格】4,280円 (送料・消費税込)【申込み方法】全国の郵便局(一部簡易郵便局を除く)の窓口に設置された「カタログ販売申込書」に必要事項を記入の上、代金を添えて窓口に提出。また、「郵便局のネットショップ」および「モバイル版 郵便局のネットショップ」でも取り扱われている。【申込み受付け期間】・郵便局窓口での申込み …… 2015年10月16日(金)~2016年1月12日(火)・郵便局のネットショップでの申込み …… 2015年10月16日(金)~2016年1月15日(金)まで【商品の発送】(1)2015年10月16日(金)~2015年11月13日(金)までの申込み→2015年12月18日(金)から順次発送予定(2)2015年11月14日(土)~2016年1月15日(金)までの申込み→2016年2月19日(金)から順次発送予定(C)北条司/NSP1985 版権許諾証 AM-015
2015年10月16日ゲッティイメージズジャパンは、「持続可能な開発目標(グローバル・ゴールズ)」の世界的認知拡大に向け、東京国際写真祭にて写真展「Project Everyone」を開催する。会場は東京都・城南島のART FACTORY城南島(屋外エントランス付近)。会期は10月9日~10月18日。開場時間は9:30~21:30(土日祝日は9:00~19:00)。入場無料。同展は、貧困の撲滅やジェンダー不平等の問題や気候変動への対応など、2030年までの達成を目指す17の目標を表現した、17点の象徴的な写真・映像シリーズが展示されるもの。国連で採択された「持続可能な開発目標(グローバル・ゴールズ)」の世界的な認知拡大に向けた取り組みである「プロジェクト・エブリワン(Project Everyone)」の一環で開催される。グローバル・ゴールズは、2030年までに極度の貧困やジェンダー不平等を解消し、気候変動に取り組むという17の項目からなる内容の目標で、2015年9月にニューヨークの国連本部において正式に承認された。また、Project Everyoneは、映画『ラブ・アクチュアリー』や『ブリジット・ジョーンズの日記』などの脚本や監督を手がけた英国の脚本家、映画監督であり、人道主義者でもあるリチャード・カーティスが発案したグローバル・ゴールズの大規模な啓発活動プロジェクトである。このプロジェクトは、同目標が採択された2015年9月25日から、7日間で70億人にグローバル・ゴールズを周知することをミッションとしており、米Getty Imagesは、創設パートナーとして協力し、写真や映像の提供、フォトグラファーの派遣と撮影といった協力を行ってきたということだ。ゲッティイメージズジャパンの代表取締役社長・島本久美子氏は、今回の取り組みに対して、以下のコメントを寄せている。「グローバル・ゴールズの認知拡大のためには写真や映像が重要な役割を果たします。写真や映像は言葉を超越し、世界中の人々にわかるメッセージを届けることができるため、ソーシャルメディアやスマートフォンが普及した現代社会において、訴求効果が非常に高く、共通言語と言ってもよいでしょう。多くの方に本写真展をご覧いただき、それによってグローバル・ゴールズへの関心が広がることを願っています。」
2015年10月07日日本初の春画を主体とした展覧会「SHUNGA 春画展」が、東京都・文京区の博物館「永青文庫」にて開催されている。イギリス・大英博物館での展示を国内で巡回するいわば里帰りのような企画展だが、本展の会場がなかなか決まらなかったというエピソードは、開催前に話題となったところ。最終的に、都内の大規模な企画展を行うエリアとは異なる場にある細川家の文化財を収蔵する博物館「永青文庫」での展示が決定した。本レポートでは、前後期に別れている同展の前期(11月1日まで)の会場の様子をお届けしながら、その構成と見どころを紹介していく。○春画への「導入」と貴重な肉筆画同展の冒頭は、複数枚で構成されることもある「春画」の導入部として描かれる、愛を交わす前に登場人物が睦まじく触れあう様子をピックアップした「プロローグ」から始まる。そして、「プロローグ」(および、同展の開催に際しての言葉)の展示される細い廊下を抜けると、大広間すべてに肉筆の春画が展示されている。絵巻物から屏風絵までと作品のサイズはさまざまながら、すべて人の手で描かれたもので構成されている。男女の睦まじい姿のみならず、「衆道」(男性の同性愛)を描いた絵巻物や、「仏涅槃図」を擬人化した"陽物"でパロディにした掛け軸「陽物涅槃図」など、現代に生きる者の視点から見るとおおらかな印象を受ける多様な表現を一覧することができる。○北斎・歌麿ら巨匠が手がけた版画作品肉筆画に続くのは、浮世絵の巨匠たちの作品が並ぶ「版画の傑作」の章。春画も浮世絵と同様、江戸時代に発展した版画技術によって広がりを見せる。葛飾北斎、喜多川歌麿といった浮世絵師たちの名の入った作品も並ぶ。いわゆる愛の交わりを直接的に描いたもののほか、解剖図や世界図、若い子女へ向けた教本など多様なジャンルが"春画化"されることにより、庶民から大名にまで広く愛好されていたという。また、この章の部屋の中央には、春画を代表する名作「歌まくら」も。時代を感じさせるショウケースの中にひとつだけ置かれ、その展示手法からも、同作の特別な位置づけを表しているように感じられた。その次は、数多く消費されていたがゆえに展示・研究の機会にいまだあまり恵まれていない「豆判春画」を特集。庶民から大名まで広く愛されたごく小さな版画で、豆判春画を携帯・贈答する文化は近代においても続いていたというが、研究はほぼ手つかずで、出展作品はいずれも同展で初公開となる。「豆判春画」と同一展示室に締めくくりの「エピローグ」の章も配置され、展示会場となった永青文庫が所蔵する春画を展示している。締めくくりの言葉として、「日本で最初の春画展である本展をきっかけに、春画が、長い日本の歴史の中で、人々とともにあったことを知っていただければ幸いである」というコメントが掲示されていたのが印象的だった。○迫力の豪華図版や"春画グッズ"もなお、同展の第二会場(物販)では、春画をたくみにトリミングしてあしらった雑貨や、非常に内容の充実した図録が販売されている。特に図録は迫力ある厚みが強く印象に残るが、どのページも平置きにして鑑賞できる製本方法や背の処理、表紙のデザインなど、装丁に凝った本を愛好する人であれば、ついうなってしまうような豪華な出来ばえとなっている。筆者が「永青文庫」を訪れたのは、実は今回が初めてだった。コンパクトな会場ながら展示作品の数は多く、内覧時ですべて見終わったのがおおむね1時間。加えて、永青文庫はいずれの最寄り駅からも15分~20分程度歩くことになる(目白駅からバスを利用するのが最も徒歩時間は少なく済む)。また、隣接した新江戸川公園の散策、近隣の有名ホテル「椿山荘」へ足を向けるなど、このエリアならではの楽しみもある。そのため、特に混雑が見込まれる休日には、時間に余裕を持って訪れることをお勧めしたい。会期は長く取られているが前後期で作品は入れ替わり、また近辺も都内としては非常に閑静で散策に適したエリアなので、興味を持った人は陽気に恵まれた休日にでも、ぜひ足を向けてみてほしい。
2015年09月23日東京都・築地の「HAMON GALLERY」にて、日本刀を中心に、工芸の技術に焦点を当てた企画展「技と技術の発現」を開催する。会期は9月5日~10月11日(月曜閉館)、開場時間は11:00~18:30。入場は予約制。同展は、「技術」というキーワードのもとに、日本刀を取り巻く工芸作品から派生した作品や、技法として可能性を期待される3Dプリンタで制作した作品を紹介していく。今回の展示のテーマとなっている伝統工芸の職人は、各々の時代において、使うためだけでなく、装飾や機能を極限まで高めた工芸品を追求してきたという。例えば、日本刀は本来の使用目的だけを考えると、鍛錬の繰り返しや文様を浮き立たせるほど研ぎきる制作過程は不必要にみえる。しかし、その技術に基づく造形美や素材への探究心によって、現在の日本刀が形づくられ、また時にはその探求によって新たな工芸品が生み出されることもある。特に、同展で紹介する「自在置物」は、江戸時代の甲冑師が甲冑制作技術を発展させた、動く工芸品として生まれたもの。なかには文鎮や香合としての用途を確認できるものもあり、装飾的な置物を生活に落とし込もうとする作者の意図が想像できるものだという。このような背景をふまえ、さまざまな方面から注目されている日本の工芸というものを、現在進行形で積み重ねられる技術と素材の探求そのものと解釈し、その探求によって生み出される工芸の今後の可能性について考えていく内容となっている。なお、同展は予約した上で鑑賞するものとなっている。手続きは同ギャラリーのWebページにて行える。
2015年08月28日第一メコン橋を走行する「ローカル国際列車」鉄道の趣味のひとつに「乗りつぶし」というのがある。ある国や地域の鉄道にすべて乗ることを目的としているもので、日本の鉄道の「乗りつぶし」をしている人はたくさんいる。では、アジアで最も「乗りつぶし」が簡単な国はどこか。答えは2009年に鉄道が開業したラオス。タイの国境からたった1駅がラオス唯一の鉄道である。列車は僅か1日2往復、ローカルムード満点の国際列車に乗って、ラオスの鉄道全線完乗を目指そう。ラオスへの国際列車の出発駅は、タイ東北地方の国境の街ノーンカーイ。ノーンカーイへはウドンタニまで飛行機を使いそこから車で移動する方法もあるが、できればバンコクから夜行列車を利用したい。列車で約11時間、朝にはノーンカーイ駅に到着する。ノーンカーイから対岸のラオスを眺めるノーンカーイは、メコン川を挟んでラオスと向き合っており、国境の街として発展してきた。1994年にそれまでの渡船に替わり第一メコン橋(タイ=ラオス友好橋)が開通、バスやトラックで移動できるようになったが、引き続き入国審査はノーンカーイで行われており、国境の雰囲気は変わらない。ノーンカーイ駅は、以前は街の中心にあったが、鉄道がラオスへ路線が延長されるにあたり街外れに移転した。国際列車の発車まで時間があれば、ノーンカーイ駅前からトゥクトゥクに乗り、国境市場で買い物をしたり、メコンの川辺でお茶をしながら川越しにラオスの村を眺めるのもよいだろう。国際列車とイミグレーション窓口さて、ローカル国際列車の旅を始めよう。国際列車はノーンカーイ駅の専用のホームから出発することになっており、出発時刻近くになるとイミグレーションの窓口が開く。ここで出国手続きが済んだ乗客から列車に乗り込む。列車は2両編成の日本製ディーゼルカーだ。列車には「国際列車」との表示が鐘の合図で走りだした列車は、暫くすると路面電車のように道路の真ん中を走行する。ここは第一メコン橋の有料道路の上で、普段は自動車が走行しているが、列車が走る間のみ車はストップされ鉄道専用橋となる。この橋は開通時からレールが敷設されていたものの、前後の鉄道区間が完成していなかったため列車が走っていなかった。橋の開通後15年を過ぎ、ようやく鉄道橋としての役割を果たすようになった。道路と合流、車は通行停止列車はメコン川の上を走行していく。中間点にタイ、ラオス両国の国旗が掲げてあり、ここからがラオス領になる。橋の上は、タイ、ラオス双方から中間地点近くまで徒歩で見学することが可能であるが、国境を通過することはできないようになっている。タイ、ラオス国境を通過橋を渡りいよいよラオスに上陸。再び道路と別れた普通の線路となり、ラオス唯一の踏切を通過すると、終点、ターナレーン駅。僅か15分ほどで国際列車の旅は終わり、これでラオスのすべての鉄道に乗車したこととなる。メデタシメデタシ。ターナレーン駅にも当然、イミグレーションがありラオス入国の手続きをすることになる。駅前にはビエンチャンへの乗合バンが待機しているが、鉄道利用者は今のところ観光客が大半なので、乗合バンも強気の値段設定だ。駅周辺は全く店もない寂しいところだが、少し離れたところには、神、仏の巨大な像が展示されている謎の名所「ブッダパーク」もある。いよいよラオス上陸ラオス唯一の踏切不思議なテーマパーク「ブッダパーク」今のターナレーン駅は、ビエンチャンからも離れており中途半端なところにある。当初は、ターナレーンからビエンチャンへの線路の延長が計画されていたが、その後、中国による雲南~ラオス~タイの高速鉄道が計画され、路線が重複するこの区間の延長は、一旦棚上げされている。一方、ターナレーン駅の貨物用設備の建設は継続されているようで、将来は貨物列車が走ることが期待されている。ラオスは内陸の国、モノを輸出するにはどうしても他の国を通過する必要がある。もしラオスとタイの間で保税の仕組みが整備され、ターナレーン駅からの貨物列車がタイの港、レムチャバン港まで直接走ることになれば、ラオスは世界と繋がることができる。その時、僅か1駅ではあるが、ラオス国内に鉄道の駅があることは重要な意味を持つことになり、この国境鉄道も改めて注目を集めることになるだろう。ターナレーン駅(text & photo : 井上毅)バンコクから見る、東南アジア鉄道の楽しみ方その他の記事はこちら>
2015年08月24日写真の国際的な賞である「Prix Pictet」の東京巡回展が、10月3日から18日まで東京・渋谷のBATSU ART GALLERYで開催される。08年に創始された「Prix Pictet」賞では、毎年設定されるテーマのもと、写真のプロフェッショナル275名の推薦により約700名の写真家がノミネートされ、最終審査員の審査を経て各賞が発表されている。これまで、昨今の緊迫した社会問題や環境問題に貢献した優れた写真家とその作品を紹介してきた。日本で初開催となる今回の巡回展では、“Consumption(消費)”をテーマに行われた第5回「Prix Pictet」で選出された11名の写真家の作品が紹介される。最優秀賞受賞者であるドイツのMichael Schmidtを始め、アメリカのAdam Barto、Allan Sekula、Laurie Simmons、日本のMotoyuki Daifu、オランダのRineke Dijkstr、中国のHong Hao、イギリスのMishka Henner、コロンビアのJuan Fernando Herran、ウクライナのBoris Mikhailov、ナイジェリアのAbraham Oghobaseの計11人が選ばれた。なお、“Disorder(無秩序)”がテーマの第6回のファイナリストたちの作品は、11月にパリ市立近代美術館にて展示される予定だ。また、日本が世界で活躍する優れた写真家を多く輩出していることから、新たに日本の写真家に対する賞「Prix Pictet Japan Prize- Jaoanese Photographer of the Year-」が創設されることが決定。第1回では、08年から今年までに「Prix Pictet」にノミネートされた日本人作家の中から40歳以下の若手写真家にフォーカス。“優れた考察がなされ、独自性に富み、現代社会が抱える様々な事象や問題に関して写真表現を通じて挑戦的に取り組んできた作家”に賞が贈られる。【イベント情報】国際写真賞「Prix Pictet」東京巡回展会場:BATSU ART GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5 1階会期:10月3日~18日時間:10:00~20:00休館日:10月14日~16日入場無料
2015年08月20日日本最大のプロジェクションマッピング国際コンペティション「1 minute projection mapping」が、9月19日から23日まで新潟市歴史博物館みなとぴあにて開催される。3年前より神奈川県逗子市で開催されてきた、昨年は世界14カ国から43のエントリーが寄せられるなど、年々規模を拡大している同コンペティション。第4回目となる今年は、“CROSS/交差”をテーマに、初めて新潟市で開催されることとなった。9月21日には、ダンサーで振付師の菅原小春によるスペシャルステージも開催。独自のダンススタイルが高く評価され、これまでに「2NE1」や「少女時代」などの振り付けや、「EXILE」、「SMAP」、安室奈美恵らのライブでダンサーを務めてきた菅原は、ファッション誌やブランドの広告キャンペーンにも登場するなど世界が注目するダンサー。13年にはリストバンド型のウェアラブルギア「NIKE+FUELBAND SE」の広告キャンペーンにダンサーとして登場して以来、ナイキアスリートとしても活動を行っている。その他、会場では海外ゲストクリエイターによる作品の上映や、トークセッションなども実施される予定。期間中は、事前に募集された作品から一次審査を通過した作品が上映され、来場者による投票や審査が行われる。【イベント情報】1 minute projection mapping in「にいがた☆MINATOPIKA」会場:新潟市歴史博物館みなとぴあ住所:新潟県新潟市中央区柳島町2-10会期:9月19日~23日
2015年08月19日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)が展開するブランド、ハート(HaaT)による、日本で作るテキスタイルに焦点をあてた企画展「Heart in HaaT」テキスタイル展。昨年8月に東京、今年5月には福岡天神にて開催された同展が、8月14日より22日まで大阪の阪急うめだホールにて開催される。HaaTは、テキスタイルデザイナーの皆川魔鬼子と共に、00年に立ち上げた「テキスタイルから発想する」ファッション・ブランド。スタート当初から日本で作るテキスタイルにこだわり、産地の作り手とともに開発を行い、様々な技法を刷新しながら、現代の服に活かしてきた。そのテキスタイルは、日本の素材にブランド独自の視点を加え、さらに着心地の良さや軽さを出すための創意工夫を重ねることから生み出されてきたものだ。イッセイ ミヤケが主催する同企画展では、15年にわたるアーカイブの中から、日本の最先端技術を駆使しつつも、温もりのあるテキスタイルを有した服や小物を、製作する上での技法にもフォーカスしながら紹介。また、ファッション・テキスタイルのミクロの世界に誘う、雫や水滴のイメージが加えられた展示など、新しい発見を楽しめる空間が展開する。また、15日の14時からは、皆川魔鬼子によるトークイベントも行われる予定。同展について、皆川魔鬼子は「紡績、染め、織り、編みなどの技術者と私達の創意工夫のキャッチボールで素材作りをしてきました。日本での素材作りが難しくなっている中、今一度見直してみたい。また、一緒に取り組んできた技法から生まれたテキスタイルを、感謝の気持ちを込めて、ご紹介したいと思います」とコメントを寄せている。また、16日には阪急うめだ本店6階のコトコトステージにて、OYA職人のボランを招きトルコ刺繍の繊細な手仕事を紹介する。14時からと16時からの2回講演で、各回1時間程度。【イベント情報】「Heart in HaaT」テキスタイル展会期:8月14日~22日会場:阪急うめだホール 9階住所:大阪府大阪市北区角田町8-7時間:10:00~20:00(※金・土曜日は21:00まで 最終日は18:00まで)
2015年08月12日日本郵便沖縄支社はオリジナルフレーム切手セット「特別天然記念物イリオモテヤマネコ発見50年」の販売を地域限定で開始した。1セット1,300円で、1シート52円切手5枚、82円切手5枚、クリアファイル1枚がセットになっている。○野生の様々な表情が切手にイリオモテヤマネコは竹富町西表島にのみ生息する国の特別天然記念物だ。発見から50年となるのを記念して、石垣市、竹富町、与那国町の全郵便局及び、那覇中央郵便局、知念郵便局の簡易郵便局を除く合計17局で販売が開始された。また、売り上げの一部は西表野生生物保護基金に寄付される。切手にある西表島の自然のなかで生き生きと過ごすイリオモテヤマネコの姿が映し出された写真は、環境省西表野生生物保護センターから提供を受けたもの。販売を開始した7月17日には竹富町役場にて贈呈式も行われた。
2015年08月08日ブラジルのモダニズム建築の父、建築家のオスカー・ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)の日本初の大回顧展「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」が、10月12日まで東京都現代美術館で開催されている。同展では、オスカー・ニーマイヤーのほぼ1世紀に渡る建築デザインの活動を、図面、模型、写真、映像などによって紹介。代表作のひとつであるブラジル・イビラプエラ公園の30分の1の模型も、約500平方メートルのアトリウムの大型空間で展開している。オスカー・ニーマイヤーの日常や創造の秘密が見れる映像資料や、首都・ブラジリア建設の詳細なドキュメントも展示される。なお、会場は「SANAA」によって、ダイナミックでモダンかつ有機的な曲線でデザインされた。ブラジル国内の主要な建築の設計を手掛け、そのユニークな創造性で高い評価を受けたオスカー・ニーマイヤーは、過去にアメリカ建築家協会ゴールドメダル、プリツカー賞、高松宮殿下記念世界文化賞など数多くの賞を受賞。国民会議議事堂や大聖堂などの首都・ブラジリアの主要な建物設計を行った1950年代の国家の大プロジェクトにも参加している。【イベント情報】「オスカー・ニーマイヤー展 ブラジルの世界遺産をつくった男」会場:東京都現代美術館 企画展示室地下2階住所:東京都江東区三好4-1-1会期:7月18日~10月12日時間:10:00~18:00(7月~9月の金曜は21:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般 1,100円、:大学生・専門学生・65歳以上800円:中高生 600円:小学生以下 無料休館日:月曜日(9月21日、10月12日は開館)、9月24日
2015年08月07日日本郵便南関東支社は6日、日産自動車の協力を得て、オリジナル フレーム切手セット「名車コレクションフレーム切手セット日産スカイライン2000GT-R編」を9月18日に販売開始すると発表した。同オリジナル フレーム切手セットは、日本郵便南関東支社と日産自動車が両社共同で制作。"ハコスカ"の愛称で親しまれ、歴代スカイラインの中でも特に人気の高い「スカイライン2000GT-R(KPGC10型)」を題材にしている。セット構成は、切手1シート(52円切手10枚)、ミニカー(本体・ケース・ミニカー用パッケージ・台座)、収納BOXとなっている。フレーム切手には当時のカタログの写真を使用し、ミニカーはシルバーのボディカラーにスポーツホイールを組み合わせたオリジナル仕様。神奈川県の一部の郵便局(計374局)で限定販売され、価格は1セット3,800円(税込 : セット単位での販売のみ)。なお、9月18日から日本郵便Webサイト「郵便局のネットショップ」でも取り扱いが開始される(ネットショップでは郵送料等が加算)。
2015年08月06日永青文庫と春画展日本開催実行委員会は9月19日~12月23日、「SHUNGA 春画展」を開催する。「春画」は、江戸時代に「笑い絵」とも呼ばれ、性描写と笑いが同居したユーモアで芸術性の高い浮世絵。特に海外から高い評価を得ており、2013年から2014年にかけて大英博物館で行われた「春画 日本美術の性とたのしみ」は大きな話題を呼んだという。今回、日本で初めて開催する春画展は、海外からは大英博物館およびデンマーク、また日本の美術館や個人コレクションから、鈴木春信の清楚、月岡雪鼎の妖艶、鳥居清長の秀麗、喜多川歌麿の精緻、葛飾北斎の豊潤といった春画の名品120点(前後期)を5つの章に分けて展示する。「版画の傑作」はもちろん、人の手で線と色を書きだされた「肉筆の名品」が約38点展示されるほか、縦9cm、横13cm弱の小さな春画を集めた「豆判の世界」なども紹介される。浮世絵の大家たちによる作品や徳川将軍や大名家の絵画を担った狩野派の作品など、大名から庶民にまで広く愛された春画が一堂にそろった展示会となる。出展作品は120点で、前期(9月19日~11月1日)に約60点、後期(11月3日~12月23日)に約60点が公開される予定。開館時間は9時30分~20時(入館は19時30分まで)、日曜日は9時30分~18時(入館は17時30分まで)。休館日は毎週月曜日(祝休日の場合は開館)。18歳未満は入館禁止で、入館料は大人1,500円。
2015年07月24日日本科学未来館ならびに読売新聞社は7月7日、7月8日~10月12日の期間にて未来館にて開催される企画展「ポケモン研究所 ~ キミにもできる! 新たな発見~」の開所式を開催した。同企画展は、新感覚・科学アトラクション展を銘打たれたもので、ポケモンを題材に科学研究のプロセスを体験していくというもの。内容としては、3つの研究室が用意されており、来場者は1日研究員として、それぞれの研究室での体験を通じて、科学研究に必要な「観察すること」や「分類すること」といった科学的なプロセスを学んでいく。メインとなる第1研究室は「~博士からのミッション~」となっており、最初に難易度の異なる3種類のモンスターボールをモンスターボール自動支給マシンにてゲット、研究室内に設置された12種類の観察マシンにボールをセットすると、ボールの中に入っているポケモンのさまざまな特徴を調べることができる。観察マシンの中には、セットするだけで特徴を見ることができるものもあるが、中には身体を使わないと、上手くデータを手に入れられないものもあり、結構な運動が求められる場合もある。第1研究室に設置されている12の観察マシンは以下の通り(順番どおりに回る必要はない)。足あと観察マシンシルエット撮影マシンりんかく撮影マシン拡大観察マシン付着物分析マシン高さ測定マシン重さ測定マシン外見分析マシン進化回数確認マシン鳴き声確認マシンわざ確認マシンポケモン図鑑検索マシンちなみに観察を終えたモンスターボールは残念ながら、持ち帰ることはできない。その代わりに、未来館のスタッフにモンスターボールを返却するさいに、「ポケットモンスター X・Y」ならびに「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」で受け取ることが可能なメガ進化に必要なメガストーンを持ったポケモンのシリアルコードを1つもらうことができる(対象となるポケモンはフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメの3匹から1匹を選択)。第2研究室は「~ポケモンコレクションルーム~」であり、これまでに発見されているポケモンたちの特徴を踏まえたワークショップを通して、それらの多様性を学ぶことが可能だ。また、これまでに発見されている全720匹のポケモンが一気に並べられている集合パネルや、記念撮影ができるフォトスポットなども用意されている。そして第3研究室は「~キミにもできる新たな発見~」と題されており、実際にそうした観察や分類によって、小学生が発見した学説を覆すような発見などの例を紹介。そうした行動が科学研究において大切なものであるというメッセージを含め、紹介を行うものとなっている。なお会期は7月8日から10月12日までで、開館時間は10時から17時(入場券の購入は閉館の30分前まで)、休館日は7月14日、9月1日、9月8日、9月15日、9月29日、10月6日となっている。また入場料は当日大人(19歳以上)が1600円、中人(小学生~18歳以下)が1200円、中人土曜(小学生~18歳以下)が1100円、小人(3歳~小学生未満)が500円となっている(2歳以下は入場無料、障がい者手帳所持者は当人ならびに付き添い者1名まで無料)。(C)2015 Pokémon. (C)1995-2015 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
2015年07月08日ワコムは8日より、文具・紙製品の展示会「第26回 国際文具・紙製品展(ISOT)」に出展。"デジタル文具"として、同社の各種スタイラスペンを展示している。展示会の会期は7月10日まで。同社ブースでは、"デジタル文具"としての利用拡大が見込まれる「Bamboo Stylus fineline」など、最新のスタイラスペンのラインナップを展示している。中でも、「Bamboo Stylus fineline」は、iOSデバイス向けとしては極細のペン先(1.9ミリ)を備えたiPad用スタイラス。1024レベルの筆圧感知機能により、アナログのような書き心地な書き心地が特徴となっている。また、このブースでは、同展示会では初展示となる「Bamboo Stylus fineline」に加え、スタンダードなスタイラスペン「Bamboo Stylus solo」「Bamboo Stylus duo」の書き心地を体感できるコーナーが用意され、来場者はブースを案内するワコム社員に質問を投げかけながら製品に触れていた。ワコム担当者によれば、来場者の多くはISOTのために来場した小売り・卸業者の人々だが、同時開催の総務・人事・経営者向け展示会への来場と併せて場内を見学している人も見受けられたため、展示期間中の訴求により、ビジネスシーンでの利用も掲げる「Bamboo Stylus fineline」の周知のきっかけになればと語る。そのほか、来場者の反応について、「スタイラスペンという製品カテゴリは認知いただけているようなのですが、筆圧感知機能をiPadで使えるという点について、驚かれる方が多いです。まずは筆圧感知機能の存在を訴求し、同機能を搭載したスタイラスペンのビジネス利用などで、広く活用いただけたらと思います」ともコメントした。なお、同ブースに来場し、アンケートに回答すると、オリジナルノベルティが進呈されるということだ。注:ISOTは商談を目的とした展示会のため、一般および18歳未満の入場は不可となっている。
2015年07月08日ホテルオークラ東京は、人々が集い、祝い、心通わせる場「宴(うたげ)」に焦点をあてたチャリティー絵画展「第21回 秘蔵の名品 アートコレクション展 美の宴~琳派から栖鳳、大観、松園まで」を開催する。会期は8月3日~8月20日。開場時間は9:30~18:30(8月3日は12:00から)。入場料は一般1,300円、大学・高校生1,000円、中学生以下無料。同展は、人々が集い、祝い、心通わせる場「宴(うたげ)」に焦点をあてた絵画、約60点の秀作を展示するもの。3章に分かれた構成となっており、第1章では「奏でる」と題し、宴に欠かせぬ音楽の、音を奏でる人々の姿を描いた絵画を展示。第2章は「舞い踊る」と題し、伝統の舞やモダンな舞を、近代絵画に描かれた舞い踊る人々の姿にて観ることができる。また、第3章では「集う」と題し、江戸時代から近年にいたるまで、人々が宴に集い、楽しむさまを主題とした絵画が紹介される。なお、会場となるホテルオークラ東京「平安の間」は、同ホテル開業時の1962年よりこれまで数多くの国際会議や晩餐会等国際交流の表舞台となってきた最大規模の大宴会場で、90mの大壁面「三十六人家集三十七帖」をはじめとする日本の伝統美に彩られた会場として知られている。また、関連企画として、「オークラウロ」の演奏を閉館後の展覧会場で聴くことができる「オークラウロ特別コンサート」が開催される(演奏:小湊昭尚)。「オークラウロ」は、芸術や音楽に造詣が深いホテルオークラ創業者・大倉喜七郎が考案した楽器で、尺八を改良し12音律の演奏を可能にした堅笛であり「幻の管楽器」と言われている。開催日時は8月19日19:45~20:45。料金は4,000円(同展入場券付き)。参加に際しては同展公式Webサイトより予約が必要となる。また、解説員がによる作品の見どころや作家の生涯など、今回出展された数々の作品の解説を受けた後、日本の伝統美を施した同ホテル本館の意匠を巡る館内ツアー「ギャラリートーク&館内ツアー」が開催される。開催日は8月6日・10日・13日・17日・20日の各日15:00~16:00。そのほか、クイズ形式の解説書を用いた「親子でギャラリートーク」も開催される。開催日時は8月16日10:30~11:30。いずれも、一般鑑賞券で参加することができるということだ。
2015年07月02日日本最高峰の広告コピーの賞「TCC賞」受賞作など90点を一堂に集めた日本最大の広告コピー展「TCC広告賞展2015」が8月2日まで東京・汐留のアド・ミュージアム東京で行われる。1962年にスタートした「TCC賞」。本年度は総勢136人の審査員が応募総数8,122点の中から選出した広告コピーが展示される。会場では、全受賞作品および全ファイナリスト作品が視聴可能となっている。また同展では、トークイベントやコピーライターたちがオススメしたい本を紹介する本棚の展示、日本の広告の歴史を振り返る展示、さらに“生のコピーライター”による日替わり展示といった企画も行われる。トークイベントは、7月と8月の計2回の開催を予定。「自分より強いヤツを倒せ。」(ペプシネックス ゼロ)でグランプリに輝いた多田琢(TUGBOAT)、「運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる。」(ルミネ企業広告)でTCC 賞を受賞した尾形真理子が登壇する。会場のアートディレクションは、佐野研二郎(MR_DESIGN)が担当している。【展覧会情報】「TCC広告賞展2015」会期:6月18日~8月2日会場:アド・ミュージアム東京住所:東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留時間:平日11:00~18:30(最終入館18:00):土祝日11:00~16:30(最終入館16:00)料金:無料休館日:日曜日・月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は翌平日)※8月2日は開館
2015年06月19日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)が展開するブランド「ハート(HaaT)」が、日本で作るテキスタイルに焦点を当てた企画展「Heart in HaaT」テキスタイル展を5月21日から27日まで、昨年の東京展からの巡回として、福岡・福岡市のレソラ天神5Fレソラホールで開催する。「ハート」は、テキスタイルデザイナーの皆川魔鬼子とハート企画チームが2000年に立ち上げたブランド。ブランド設立時より日本で作るテキスタイルにこだわりをもち、日本の産地と協力しながら、新しく開発した技術を現代の服に生かしてきた。本展は、昨年の8月に東京で開催された展覧会が福岡に巡回するもの。00AWから最新の14AWまで、15年にわたるブランドアーカイブの中から厳選した服や小物を通して、シーズン毎に開発してきた新しいテキスタイルの魅力を紹介。ルーペのように糸や技法の細部を拡大したように見ることができ、しずくや水滴をイメージした展示など、今まで見たことのないアプローチから、テキスタイルの制作技法を紹介する。23日14時からはトークイベントを開催予定。また8月には大阪への巡回を計画している。【イベント情報】「Heart in HaaT」テキスタイル展会期:5月21日~ 27日会場:レソラ天神5Fレソラホール住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-55時間:11:00~18:00
2015年05月14日ソニー企業は、東京・銀座のソニービル6F「ソニーイメージングギャラリー 銀座」にて、無人航空機"ドローン"をテーマとした写真展「空飛ぶ写真機 ~ドローンで見た日本の絶景~」を開催している。入場は無料。会期は5月28日まで。「空飛ぶ写真機 ~ドローンで見た日本の絶景~」では、写真家・林 明輝(りん めいき)氏がドローンによる空撮で捉えた日本各地の風景写真を展示。上空数十メートルから約150メートルという普段見られないアングルから各地を見下ろすことで、新たな日本の魅力が楽しめるという。会期前半(5月1日~14日)は春夏編、会期後半(5月15日~28日)は秋冬編の2部構成となっており、5月17日14:00からは同氏によるトークイベントも開催される(入場料・事前予約不要)。また、同ビル1Fエントランスホールにある外国人観光案内所「Multi Communication Window」では、本展の一部作品を紹介する外国人観光客向けイベントを開催。85型の大型ディスプレイで日本の絶景写真が楽しめるほか、映し出された風景の前で記念撮影も可能。"空飛ぶ写真機"の展示もあるという。
2015年05月08日グッチ(GUCCI)は、京都を舞台に開催されている「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」にて、アーティスト、ヨシダキミコ(KIMIKO YOSHIDA)の日本初となる作品展「All that's not meー 私じゃないわたし」をサポート。会期は5月10日まで。グッチ発祥の地であるフィレンツェと京都が、姉妹都市提携50周年を迎えた今年。当作品展のサポートは、両都市に受け継がれる伝統と、コンテンポラリーアートを讃えるグッチの哲学を体現するものとなっている。「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」は、日本が世界に誇る文化都市、京都を舞台に開催される日本で数少ない国際的な写真祭。日本および海外の重要作家による貴重な写真コレクションを、 趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展示する。第3回目となる今年は会場を15カ所に設置し、計9カ国14組の作家が参加。期間中は展覧会場の他に、市内各所の画廊、カフェ、教育施設など約30にも及ぶ会場で興味深いプログラムを多数展観する予定だ。ヨシダキミコは、フランスを拠点に活動するアーティスト。セルフポートレートを中心に、アジア女性としてのルーツとその内に秘められた感情を独自のスタイルで表現し、それらの作品はフランスやニューヨークなど世界のアートシーンでも高い評価を得ている。今回、ヨシダキミコによる作品展は、京都市の指定文化財である「野口家住宅(花洛庵)」にて開催される。代々呉服商を営んできた野口家の主屋は、茶人・作庭家でもあった小堀遠州が江戸前期に晩年を過ごした伏見奉行屋敷を移築したもので、細部にまで京都の伝統的な意匠が施された町家だ。本展では、表具師である宇佐美直八氏が野口家の京友禅を掛け軸に仕立てるなど、京の伝統技術とコラボレーションした特別作品が初公開される。京の町家とコンテンポラリーアートとのコラボレーションも、見どころのひとつとなっている。【イベント情報】ヨシダ キミコ「All that's not meー私じゃないわたし」Supported by GUCCI会場:野口家住宅(花洛庵)住所:京都市中京区油小路通四条上ル藤本町会期:~5月10日時間:10:00から18:00入場料:一般、学生(大学・高校・専門性)どちらも500円
2015年05月07日イコモス(ICOMOS/International Council on Monuments and Sites、国際記念物遺跡会議)は5月4日、日本が世界遺産に推薦している「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」(福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、山口、岩手、静岡の8県の23資産)全てに関して、世界遺産リストに「記載」すべきだと勧告した。ただし、現状の名称は「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」となっているが、イコモスとしては「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」と変更した上で登録することがふさわしいとしている。今後、6月28日~7月8日までドイツで開かれる世界遺産委員会において正式に決定となり、日本の遺産については、7月3日~5日の間に審議される見通しとなっている。今回の遺産が世界遺産に登録された場合、日本国内では19件目、また、『富士山―信仰の対象と芸術の源泉』『富岡製糸場と絹産業遺産群』に続く、3年連続での登録となる。加えて今回登録されれば、現在も稼働中の施設を含めた国内初めてのケースとなる。
2015年05月04日現代アート展「第2回CAF賞作品展」が5月23日から24日まで、東京・神田の「3331Arts Chiyoda」で開催される。同展では日本の現代芸術の復興、及び学生の創作活動への支援を目的に、昨年よりスタートした学生向けのコンペティション「CAF(Contemporary Art Foundation)賞」の入賞作品を展示。日本全国の高校、大学、大学院、専門学校の学生より絵画や彫刻、映像作品などを募集し、数百という応募作品の中から選ばれた23名による全25作が展開される。昨年に引き続き、アーティストの名和晃平、アート月刊誌『美術手帖』編集長の岩渕貞哉、東京国立近代美術館主任研究員の保坂健二朗、アートプロデューサーの山口裕美の4人が審査員を担当。23人の中から選ばれた最優秀賞1人には50万円の賞金、及び海外研修渡航費用50万円が授与される。その他、優秀賞2人には20万円、審査員特別賞4人には10万円の賞金が贈られる。なお、同展は前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団によって運営される。前澤はファッションECサイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するスタートトゥデイの代表取締役も務めている。【イベント情報】第2回CAF賞作品展会場:3331Arts Chiyoda住所:東京都千代田区外神田6-11-14会期:5月23日から24日まで時間:12:00から19:00まで
2015年04月29日日本郵便は、5月1日から、全国の郵便局(一部の簡易郵便局は除く)において、「スター・ウォーズ フレーム切手セット」の申し込みの受け付けを開始すると発表した。「スター・ウォーズ フレーム切手セット」は、1977年に全米で公開された映画『スター・ウォーズ』の最新作『「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」』が2015年12月18日に公開されることに先駆け、これまでの6作品を振り返るセットとなっている。今回、『エピソード 4/新たなる希望』(1977年)、『エピソード 5/帝国の逆襲』(1980年)、『エピソード 6/ジェダイの帰還』(1983年)の旧3部作のEPISODE Ⅳ・Ⅴ・Ⅵセットと、『エピソード 1/ファントム・メナス』(1999年)、『エピソード 2/クローンの攻撃』(2002年)、『エピソード 3/シスの復讐』(2005年)の新3部作のEPISODE Ⅰ・Ⅱ・Ⅲセットの2種類が販売される。各セットの内容は、フレーム切手(52円切手10枚)、特製ホルダー1個、特製ポストカード12枚、特製ポストカード(ポスタービジュアル)3枚、特製クリアファイル1枚。セットによって、デザインは異なる。各セットの価格は4280円で、2点セットは8400円となっている(いずれも消費税・送料込み)。申し込み受け付け期間は5月1日から7月3日まで。「EPISODE Ⅰ・Ⅱ・Ⅲセット」と「EPISODE Ⅳ・Ⅴ・Ⅵセット」の2点セットを購入すると、特典として特製ホルダーケースが贈呈される。
2015年04月21日東京都・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーは、国際アニュアルデザインコンペティション「東京TDC賞 2015」の成果を紹介する「TDC展 2015」を開催する。会期は4月3日~4月28日(日曜・祝日休館)。開館時間は11:00~19:00(土曜は18:00まで)。入場無料。同展は、東京タイプディレクターズクラブが主催する国際アニュアルデザインコンペティション「東京TDC賞 2015」の受賞作品などを展示する、恒例の企画展。応募作品3,004点(国内2,002点、海外1,002点)の中から選ばれた、受賞作品10点(グランプリ1点、タイプデザイン賞1点、RGB賞1点、ブックデザイン賞1点、特別賞1点、TDC賞5点)をはじめ、ノミネート作品や優秀作品をあわせた150点あまりのタイポグラフィックな作品が並ぶ。今回のグランプリはイエール大学大学院生ネイツ・プラー氏によるポスター作品「The Avocado - Pecha Kucha poster」、「Super - Sonic Hardware Warehouse」の2シリーズが受賞。また、ドイツ人現役学生による映像作品(TDC賞)ほか、実験性の高い作品への評価の目立つ年となった。そのほか、精巧なスキルを要する新聞の専用書体2エントリーを含むタイプデザイン3作品が選ばれ、種々多彩な顔ぶれとなっているということだ。なお、同展は6月8日~7月31日に京都dddギャラリーへ巡回予定となっている。
2015年04月20日日本最大級のInstagramユーザーグループであるInstagramersJapan (IGersJP)は4月13日、「史上最強のインスタグラム展 - Ultimate Instagram Exhibition」の参加者募集を開始した。募集人数は最大300名。参加費は無料だが、応募者多数の場合は審査の上、当選者を決定する。IGersJPが主催する「史上最強のインスタグラム展」は、東京・浅草橋の「Photons Art Gallery」をビルごと一棟借り切って、6月15日~21日の期間、開催される。総参加者数は500人の予定。展示会にかかる経費はすべてIGersJPが負担し、参加者は無料で約20cm四方の5mm厚のスチレンボード台紙に作品のプリントを展示できる。同展の参加を希望するInstagramユーザーは、署名(ウォーターマーク)を入れた作品をメールに添付し、IGersJPに送ることで応募受け付けとなる。詳細はIGersJPのWebサイトを参照。
2015年04月14日日本能率協会は、「第1回国際ドローン展」を2015年5月20日から5月22日までの3日間、千葉県・幕張メッセにて開催する。ドローン(無人航空機)に関する展示、デモンストレーション、セミナーなどが予定されている。開場は10時~18時、入場料は3,000円(ただし、事前登録証持参者、招待券持参者、学生は無料)。第1回国際ドローン展は、メカトロニクス・エレクトロニクス要素技術専門展示会「TECHNO-FRONTIER 2015」と同時開催される、ドローン(無人航空機)の展示会。主催は日本能率協会。後援は経済産業省、総務省、国土交通省の予定。出展数は、510社、1,050ブース(同時開催展示会も合わせた総展示規模)、来場者数は32,000名を予定している。展示会場では、企業や研究機関のブース展示のほか、ドローンに関するセミナー、飛行デモンストレーション、「DJI Japan」「parrot」などのドローンメーカーによるシンポジウムなどが予定されている(シンポジウムは別途参加料が必要)。
2015年04月13日日本最大級のファッション総合展「ファッション ワールド 東京 2015 【春】」が、4月1日から3日まで東京ビッグサイトで開催される。あらゆるジャンルのファッションアイテムが世界中から一堂に集まる同展示会は、14年4月より1年に2回のペースで毎年春秋に開催されてきた。規模を前回の2倍に拡大する今回は、総勢410社が出展。「国際アパレルEXPO」、「国際バッグEXPO」、「国際シューズEXPO」、「MEN’S TOKYO 国際メンズファッション」に加え、新進気鋭のファッションデザイナーが出展する「デザイナーズゲート」が展開される。会場では業界活性化や若手応援を目的としたセミナーも開催。4月1日は『WWDジャパン』及び『WWDビューティ』編集長の都築千佳が、世界の最新コレクションから15AWのファッショントレンドを予測。更に、デザイナーの丸山敬太は自身が描くファッション業界の未来地図を語る。また、2日には、三越伊勢丹ホールディングス代表取締役の大西洋による“ファッション業界に必要なイノベーションとは”や、数多くのブランドを手掛けるパルで代表取締役会長を務める井上英隆による“売れ続けるパルグループ その躍進の秘訣を語る“などの講演を予定。最終日の3日には数々のブランドを運営するサザビーリーグ リトルカンパニーのプレジデント、三根広毅が“最先端のトレンドを発信し続ける、ロンハーマンのスタイル”について語る。その他、セレクトショップの運営、小売業店長向け研修などを行う企業の代表者が売上げアップに直結するノウハウについて語るセミナーも開催される。
2015年03月13日第1回では、国際宇宙ステーションの成り立ちと、ロシアが2024年に国際宇宙ステーションの運用から抜けること、そしてその後、3基のロシア側モジュールを引き連れて、ロシア独自の宇宙ステーションを建造することといった内容の方針を発表したことを紹介した。今回は、その3基のロシア側モジュールを基に建造される「ロシアの宇宙ステーション」が、いったいどのようなものなのかについて紹介したい。○ISSから分離される3基のモジュールロシア連邦宇宙庁が2015年2月24日に発表した文書の中で、国際宇宙ステーションから分離すると記されているのは、「多目的実験モジュール」(MLM、愛称「ナウーカ」)、「ウズラヴォーイ・モジュール」(UM)、そして「科学・電力モジュール」(NEM)の3基だ。ナウーカ・モジュールは、軌道上で科学実験を行うことを目的としたモジュールとして開発されている。ナウーカとは「科学」という意味だ。これまでに打ち上げられたロシア側モジュールのザリャー、ズヴィズダーは、宇宙飛行士の居住区や倉庫などの用途で使われているため、ナウーカは初の科学実験を目的としたロシア側モジュールとなる。打ち上げにプロトーンMロケットが使われる。ウズラヴォーイ・モジュールは、球体に6か所のドッキング・ポートを持った形をしている。少し詳しい人なら、昔「ミール」宇宙ステーションの中心にあった、ドッキング部分を思い出すかもしれない。ウズラヴォーイ・モジュールもまさにミールと同じように、この6か所のドッキング・ポートにモジュールを結合させ、巨大なステーションを建造することが考えられている。もちろんソユース宇宙船やプログレス補給船のドッキングも可能だ。ウズラヴォーイとは「結節点」や「中心点」といった意味で、まさに各モジュールをつなぐ節として機能する。打ち上げの際は、プログレス補給船の先端にある軌道モジュール部と取り替えるような形で搭載され、ソユース2ロケットで打ち上げられる。科学・電力モジュールは、実験区画と巨大な太陽電池を持つモジュールで、ロシア側モジュールに対して電力を供給し、また独立後も発電所として機能する。以前は「科学・電力プラットフォーム」と呼ばれており、規模も今よりもう少し大きなものであったが、計画は中止され、部品の一部はラスヴェート・モジュールへ流用されている。その後計画が見直され、規模を縮小した科学・電力モジュールの開発が始まった。打ち上げにはプロトーンMか、アンガラー・ロケットが用いられる予定だ。この3基のモジュールはまだ打ち上げられておらず、地上で開発中、もしくは保管中の状態にある。計画では、まずナウーカを打ち上げ、ズヴィズダー・モジュールの地球側のドッキング・ポートに結合する。そして後ろからウズラヴォーイを結合し、それを介する形で科学・電力モジュールを結合する。ウズラヴォーイはすでに完成しているとされるが、こうした組み立て方であることから、まずナウーカが先に打ち上げられないことには何もできない状況にある。しかしナウーカは製造が遅れており、打ち上げは早くても2017年以降になるといわれている。したがってウズラヴォーイや科学・電力モジュールはさらにその後ということになる。ただ、ロシアにとって都合の良いことに、もし予定通りに2017年に打ち上げられたとしても、2024年時点で7年しか宇宙で使われていないことになり、また打ち上げが遅れれば遅れるほど、その時間はより短くなる。ナウーカの設計寿命は15年ほどとされているため、ロシアにとっては寿命が十分に残った状態のモジュールを、自身の宇宙ステーションに使えることになる。○国際"じゃない"宇宙ステーションナウーカ、ウズラヴォーイ、科学・電力モジュールを引き連れて独立したロシアの宇宙ステーションは、それだけは少し貧相だが、徐々に新しいモジュールが結合され、かつてのミールに匹敵するほどの宇宙ステーションが造られる予定だ。まだその具体的な姿かたちは明らかにされていないが、ソヴィエト・ロシアの宇宙開発に詳しいWebサイト「RussianSpaceWeb」によれば、「オーカT-2」、「トランスフォーマブル・モジュール」、「モジュール・シップヤード」という3基が結合される可能性があるという。オーカT-2は、ソユース2.1bロケットで打ち上げられる比較的小型のモジュールで、主に実験場として使用されるという。かつてはオーカ2-MKSと呼ばれており、国際宇宙ステーションへ結合するために造られていたが、計画変更により中止されている。トランスフォーマブル・モジュールは空気で膨らむモジュールで、主に居住区として使用されるようだ。モジュール・シップヤードは、宇宙飛行士が船外活動する際の出入り口(エアロック)が装備されている他、宇宙飛行士を乗せた宇宙船や補給物資を積んだ補給船のドッキング・ポートとしての機能も持つという。実際にどうなるかはまだ不明だが、ウズラヴォーイのドッキング・ポートは6か所あるから、もう1つモジュールが増えることもあるだろう。ロシアはこの新しいステーションを使い、有人月探査を始めとする将来の有人深宇宙探査に向けた足がかりとして、宇宙飛行士の長期滞在実験や、深宇宙探査から帰ってきた宇宙飛行士のリハビリ施設として使うことを目指しているという。○高緯度宇宙ステーションとヴァストーチュヌィ宇宙基地このロシアの宇宙ステーションは、国際宇宙ステーションよりも軌道傾斜角(赤道上からの傾き度合い)が大きくなるといわれている。国際宇宙ステーションの軌道傾斜角は51.6度だが、このロシアのステーションのそれは64.85度になり、また高度も高くなるという。その理由について、ロスコスモスのオレーク・オスターペンコ前長官は「ロシアの上空を通過する頻度が増え、地表が観測しやすくなる」と語ったりしていたが、それは事実ではあっても、おそらく最大の理由ではないだろう。ロシア上空を通過する頻度が増えることで交信可能な時間も増え、また軌道傾斜角が大きいことで宇宙船や補給船の打ち上げがしやすくなるという、どちらかといえばロシアが単独で宇宙ステーションを運用する際の、運用上の必然からもたらされたものであると考えられる。軌道傾斜角が大きいことで宇宙船や補給船の打ち上げがしやすくなる、という点については少し説明が必要かもしれない。現在ロシアは、国際宇宙ステーションへのモジュールや宇宙飛行士、補給物資の打ち上げ場所として、バイコヌール宇宙基地を使っている。バイコヌールはカザフスタン共和国内にあるため、ロシア政府は料金を払って使用している状態にある。ちなみにロシアは、ロシア北東部にプレセーツク宇宙基地を持っているが、ここは地球を南北に回る極軌道への打ち上げに特化した基地であり、国際宇宙ステーションへの打ち上げには使われていない。一方で、ロシアは極東部に「ヴァストーチュヌィ」という新しい宇宙基地を建設している。ヴァストーチュヌィはバイコヌールに取って代わる宇宙基地に位置づけられており、ここが完成すれば、カザフスタンに気兼ねなく、新しいモジュールや宇宙船、補給船を打ち上げられるようになる。しかし、このヴァストーチュヌィ宇宙基地は立地上、国際宇宙ステーションの軌道傾斜角である51.6度の軌道への、有人宇宙船の打ち上げには適していない。というのも、東側には太平洋が広がっているため、万が一ロケットが飛行中に問題を起こして宇宙船を緊急脱出させた場合、宇宙船は太平洋上に着水する羽目になるからだ。ソユース宇宙船は基本的に着水するようには造られておらず(まったくできないというわけではない)、救助用の船なども新たに用意しなければならない。一方、軌道傾斜角64.85度へ向けた打ち上げであれば、ロケットはシベリア北部のツンドラ地帯を突っ切ることになり、ロケットから脱出した宇宙船は陸上に降りられることになるため、捜索や回収が比較的簡単になる。(次回は3月17日に掲載予定です)
2015年03月13日