ネハン ミハラ ヤスヒロ(Nehanne MIHARA YASUHIRO)が、俳優・早乙女 太一をフィーチャーしたショートムービーとともに2018年春夏コレクションを発表した。ネハン ミハラ ヤスヒロは、2017年春夏コレクションよりデビューしたミハラ ヤスヒロの新ライン。“日本人である私たち自身が、日本の歴史、日本の伝統を学び再認識することを大切にしたい”という想いのもと誕生した。日本の伝統を表現するため、今季のイメージビジュアルとして起用された早乙女太一は、2003年に北野武監督の映画『座頭市』に出演をきっかけに「100年に1人の天才女形」として脚光を浴び、2008年には16歳で新歌舞伎座史上最年少記録の初座長を務めた、まさに日本の伝統を体現するにふさわしい人物。そのことから、ネハン ミハラ ヤスヒロとは相通ずる部分があったのだろう。2シーズン目となる2018年春夏コレクションは、“粋”な着こなしを表現できるウエアをデザインソースとした。“粋”とは、江戸時代に生まれた、身なりだけでなく振る舞いなどにも用いられる日本人ならではの美的観念だ。その“粋”という和のスピリットを、古来からの作業着である「ボロ」や「作務衣」、「羽織」など使い込まれた作業着に吹き込み、上品なスタイルへと昇華する。ブランド最大の特徴である、大麻布「麻世妙」は引き続き採用し、今季はブランドのもうひとつの特徴である「染め」にも重きを置いた。黒をより黒く染める「深黒(しんくろ)」技術を持つ老舗の染師、京都紋付の真黒を用いている。
2017年10月24日昨年9月、12歳年下の早乙女友貴(21)と電撃婚した元SPEEDの島袋寛子(33)。 夫の早乙女は7月7日からロングラン中の舞台『アラタ~ALATA~』に“チャンバラスペシャリスト”として出演している。7月に舞台を観にいった島袋は「旦那ちゃん、かっこよかった~」とノロけていたとか。 だが“姉さん女房”である島袋との結婚で、早乙女の目の色が変わっているという。 「結婚前から2人は渋谷区内にあった島袋さんの住む高級マンションで一緒に暮らしていました。ここは彼女の所属事務所が所有する部屋で、割安で借りられていたんです」(前出・芸能プロ関係者) じつは1カ月半ほど前に、2人は都内の別の高級マンションに引っ越したという。 「早乙女さんに“自分こそが一家の大黒柱”の自覚が芽生えたのでしょう。結婚後も島袋さんの事務所が所有するマンションのお世話になるのは“甘えすぎでは……”と考えたそうです。そのため都内で同じ広さのマンションを探して、引っ越したそうです」(前出・芸能プロ関係者) “独立”を果たした2人は、さらに夫婦仲を深めているようだ。
2017年08月10日ダンスボーカルグループ・SPEEDの島袋寛子(32)と、早乙女太一(25)の弟で舞台俳優の早乙女友貴(20)が13日、それぞれの公式サイトとブログで結婚したことを発表した。2人は連名で「いつも応援してくださっている皆様へ。この度、私たち早乙女友貴と島袋寛子は入籍いたしました」と報告。「これからも互いを支え合い、愛と感謝を持ち共に歩み、芸事に磨きをかけていきたいと思います」と決意をつづり、「今後ともよろしくお願いいたします」と呼びかけている。2人は昨年9月に、それぞれの公式サイトとブログで婚約を発表。島袋は「お仕事で出会い、仲良くなり、このようなかたちとなりました」「真剣さ、情熱、そして人に対しても真っ直ぐで温かなところに心を寄せました」などと馴れ初めを明かし、早乙女も「共演をきっかけに交際を始め、彼女の魅力、真面目さ、優しさ、美しさ、エネルギー、彼女のすべてに心惹かれ彼女に対して真の愛を感じました」とつづっていた。
2017年02月13日俳優・早乙女友貴が10日、舞台『あずみ~戦国編』の公開ゲネプロ及び囲み取材に、川栄李奈、鈴木拡樹、小園凌央、有森也実、星田英利、構成・演出の岡村俊一とともに登場した。同作は小山ゆう原作の同名漫画を舞台化。幼い頃より刺客として育った美しい少女・あずみ(川栄李奈)が、運命に抗いながらも、戦いに身を投じていく。早乙女は、あずみたちを狙う性別不詳の美しい資格・最上美女丸を演じた。9月にダンスボーカルグループ・SPEEDの島袋寛子との婚約を発表した早乙女。12歳年上の島袋との婚約発表が話題を集めたが「多分来ると思います。招待はしているんですけど、いつ来るかはわからないです」と明かした。レポーターからの、「応援してくれていると思いますか?」という問いかけに、早乙女が笑顔で「応援はしてくれていると思います」と答えると、星田は「そりゃそうやろなあ!」と一言。「応援せえへんわけないやんなあ! そりゃそうやわ!」と報道陣に向かって頷いていた。
2016年11月10日女優の川栄李奈が30日、東京・新宿の花園神社で行われた舞台『あずみ~戦国編』公演成功祈願&制作発表会に、俳優の早乙女友貴らとともに出席した。SPEEDの島袋寛子との婚約を発表している早乙女は、婚約発表後の生活について聞かれると「特に何も変わらず、いつも通り過ごしています」と話し、入籍の時期を聞かれると「まだ。タイミングが合えば来年くらいにしたいなと思います」と胸の内を吐露。この日、芸能の神様に舞台の成功するよう支えてほしいと祈願した早乙女は、プライベートでも島袋の支えがあるか聞かれると「はい、支えてもらうところは支えてもらって、お互いに支え合って歩んでいけたらいいなと思います」と語り、島袋の手料理が美味しいという噂については「美味しいです…。これってまったく舞台と関係なくて、皆さんに申し訳ない(笑)」と照れ笑いを浮かべた。そんな幸せオーラ全開の早乙女を横にした川栄は「オーラを吸い取っています」と笑顔を見せ、自分も続きたいか聞かれると「そうですね。いつか…いつか」と吐露した。同作は、2015年に川栄主演で上演され、絶賛のうちに幕を閉じた「AZUMI~幕末編」のいわばパート1にあたるもので、10年ぶりに"戦国編"をリメイクするにあたり、昨年公園の"幕末編"で絶賛を受けた川栄が、新たな「あずみ」に挑戦する。"幕末編"から間隔を空けずに、再びあずみを演じる感想を聞かれた川栄は「とても嬉しいです。また新しいお話なので楽しみです」と笑顔を見せ、前作よりも殺陣の量も1.5倍になるそうで、川栄は「殺陣は去年、早乙女さんに付きっ切りで教えてくれたので、今年も期待して任せています」と早乙女を頼りにした。また、座長としての心構えを聞かれた川栄は「(何も)考えてはいないんですけど、みんなで楽しく、稽古はすごく大変だと思うので、稽古が終わったあとにみんなで楽しくご飯に行ったり、みんなで支え合っていけたらいいなと思っています」と話し、座長としておにぎりを差し入れすると言った川栄は、手作りのおにぎりか質問されると「手作りではなくて、コンビニ…」とコメントして報道陣を沸かせ、「マネージャーさんにちょっといいところのおにぎりをお願いしたいと思います」と慌てて言い直した。このほか、同発表会には鈴木拡樹、小園凌央、有森也実、星田英利、演出家の岡村俊一氏も出席した。
2016年10月01日2016年9月12日、ダンス&ボーカルグループ・SPEEDの島袋寛子さん(32)が自身の公式サイトを更新し、舞台俳優の早乙女友貴さん(20)と婚約したことを発表しました。早乙女友貴さんは、俳優の早乙女太一さんの弟で、 今年2月に行われた劇団EXILEの公演では島袋さん、兄・太一さんと共演を果たしていました。島袋さんは友貴さんについて、『真剣さ、情熱、そして人に対しても真っ直ぐで温かなところに心を寄せました』とコメント。デビューから20年という節目に婚約を発表した島袋さんですが、12歳という年齢差もあり、ネット上ではさまざまな心配が寄せられています。●島袋さんの早期離婚を予想するファンも島袋さんと友貴さんの婚約発表についてネット上では、『相手がまだ20歳ってことは10代のころから付き合ってたってこと?』『12歳年下かー。男の方はまだまだ遊びたい年頃だろうし、ヒロは苦労しそうな気がするな』『すぐ別れそう。今はまだよくてもあと5年もすればおばさんだよ。絶対浮気すると思う』『こんな年下と結婚するなんて島袋イタいな。結婚焦ってたのか?』『早乙女友貴の目つきが悪すぎる。悪い予感しかしないな』『100%離婚する!断言できる!』『交際報道出てからの婚約発表早すぎ。これ絶対妊娠してるだろ』『弟の方はDV男じゃないといいですね』『早乙女兄弟は揃って姉さん女房か。年上好きなんだね』『SPEEDでデビューしたころにやっと生まれた相手と結婚って、どんな気分なんだろう』など、年齢差に加え、友貴さんが、以前にDV報道のあった早乙女太一さんの弟ということで心配する声が多くみられました。発表を受け、SPEEDのメンバーである上原多香子さんと今井絵理子さんはそれぞれTwitterで祝福。果たして島袋さんは、世間の心配する声をはねのけ、幸せな結婚生活を送ることができるのでしょうか。【画像出典元リンク】・島袋寛子(@HShimabukuro)(Twitter)/(文/パピマミ編集部)
2016年09月13日ダンスボーカルグループ・SPEEDの島袋寛子(32)が12日、自身の公式サイトを更新し、早乙女太一(24)の弟で舞台俳優の早乙女友貴(20)との婚約を発表した。島袋は「私事ではありますが、この度、早乙女友貴さんと婚約いたしました」と報告。「お仕事で出会い、仲良くなり、このようなかたちとなりました」と馴れ初めを明かし、「互いに小さい頃から芸能活動をしてきたということもありますが、その真剣さ、情熱、そして人に対しても真っ直ぐで温かなところに心を寄せました。出会えたことに心から感謝しています」と幸せいっぱいにつづった。そして、「このお仕事に就くことができ20年。本当にたくさんの皆様に支えていただき今があります。ありがとうございます」と感謝の思いを記し、「今後も私らしく、より一層がんばってまいりますのでよろしくお願いいたします」と呼びかけた。
2016年09月12日松山ケンイチと早乙女太一を主演に迎えた、WOWOW放送の時代劇エンターテインメントの続編「ふたがしら2」。このほど、本作の初場面写真とともに松山さん、早乙女さん、さらに入江悠監督からコメントが到着した。江戸の夜。暗闇の中、うごめく人影。弁蔵と宗次“ふたがしら”の盗賊一味「壱師」は、“つとめ”を鮮やかにこなしていた。昼は、品川の宿で働く弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)。料理の仕出しをする宗次に対し、弁蔵は賭場でばくちを打つ日々だ。ある日、弁蔵は賭場で勝ち続ける男、蔵蔵(くらぞう)に出会い、意気投合する。早速、吉原に繰り出した弁蔵と蔵蔵だが、男衆に捕まった若い娘を追って来た宗次と遭遇。そんな3人の前で花魁道中が始まるが、その花魁は、“おこん”だった。おこんは弁蔵と宗次に、遊女11人を盗み出してほしいと仕事を依頼する。一方、江戸の町では新たな火盗改の頭が着任早々、次々と盗賊一味を捕らえて名を上げていた。そんな中、「壱師」の“つとめ”が始まるのだが…。松山さん演じる、明るく豪快な弁蔵と、早乙女さん演じる、頭脳明晰でクールな宗次の2人の盗賊が、“脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく”をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中、 “つとめ”を遂行していく「ふたがしら」。シーズン1のラストでは、自分たちの盗賊一味「壱師」を築いた弁蔵と宗次。今回のシーズン2では、「壱師」の“かしら”となった2人の、江戸の頂点を目指す新たな戦いを描く。前作同様、メガホンをとるのは、『太陽』『ジョーカー・ゲーム』など、日本映画界に旋風を巻き起こしている入江監督。そして、「劇団☆新感線」の鬼才、中島かずきが、原作では描かれていない「壱師」の創成期を、二転三転する痛快なオリジナルストーリーと粋なせりふ回しで描き出す。弁蔵と宗次の前に、立ちはだかる新たな凶敵とは?誰が味方で誰が敵なのか?彼らの、盗賊一味の“てっぺん”を目指す仁義なき戦いと人間ドラマが幕をあける。松山さんは、念願の続編に感謝を示しながら「今回は2回目ということで、演じてみたかった壱師のふたがしらになってからのお話ですので、みんな新たな気持ちで楽しんでいます」とコメント。早乙女さんとの再共演を「太一君はますますパワーアップした宗次を演じていて、コミカルな演技も入れて笑いを堪えながら共演しています」と明かし、「まず若造から一家の頭になっている2人の成長がありますが、それを支える壱師の面々との関係も前作にはなかったので、そこも見どころです」と語る。さらに、「男の格好良さ、女の艶やかさを意識した作品でもありますので、美意識の高い人は必見です」と本作の変わらぬ世界観に自信を覗かせた。一方の早乙女さんも、「前回でできなかった部分や出せなかったところを今回の『ふたがしら2』で何かやりたいな、何かチャレンジできればいいな」と、意気込みを語る。また、松山さんとの共演については、「一番初めが舞台で、その後が『ふたがしら』でした。前作ではわりと性格も反対で、なかなか馬が合わないあべこべなコンビだったのですが、前作から絆が生まれて結束が高まってからの“2”に繋がるので、違う関係性の中でのお芝居ができればいいなと思います」と期待を込めた。そして、入江監督も「また挑戦できるのが何よりも嬉しいです」と続編の始動に喜びを語り、「前回は向こう見ずな若者たちの冒険譚であり、旅立ちの物語でしたが、今回はどっしりと腰をすえた物語になります。主人公たちの前には強大なライバルが立ちふさがり、江戸を舞台にめくるめく盗人たちの活躍が描かれます」と解説、「演出的、撮影的にも前作を超えるスケールに挑戦したい」と力強く語っている。土曜オリジナルドラマ連続ドラマW 「ふたがしら2」は9月、WOWOWプライムにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年06月02日バンダイが展開する玩具「DX超合金」より、「DX超合金 YF-29 デュランダルバルキリー(早乙女アルト機)」の再販が決定し、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどで12月1日より予約受付がスタートする。2016年4月の発売予定で、価格は17,850円(税込)。「DX超合金」は、バンダイのキャラクタートイ開発技術を結集し、最新キャラクターの完全商品化に挑戦しており、常識を超えた超絶可変・合体ギミックが魅力のシリーズ。「YF-29 デュランダルバルキリー(早乙女アルト機)」は2011年に公開された映画『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~』に登場する可変戦闘機・バルキリーの最新型試作機で、劇中では主人公の早乙女アルトが搭乗した。「DX超合金 YF-29 デュランダルバルキリー(早乙女アルト機)」は、過去の「DX超合金」のノウハウを基に完全新規設計で立体化。「ファイター」「ガウォーク」「バトロイド」の3形態への完全変形を可能にしており、印象的な赤と白の配色はもちろん、4発式のエンジンなど、細かい設定まで再現されている。セット内容は本体に加え、ガンポッド、専用ステージ一式、交換用手首左右各3種、パイロットフィギュア、ナイフ。商品価格は17,850円(税込)で、2016年4月発売予定となっている。なお、12月29日の18時には劇場アニメ『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』、30日には『劇場版マクロスF~サヨナラノツバサ~』がTOKYO MXで放送される。(C)2011 ビックウエスト/劇場版マクロスF製作委員会
2015年11月30日バンダイが展開するアクションフィギュアシリーズ「S.H.Figuarts」より、2016年1月発売予定『S.H.Figuarts 早乙女らんま』の予約受付が、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどでスタートしている。価格は5,184円(税込)。「早乙女らんま」は、高橋留美子氏の漫画で1989年にはTVアニメ化も果たした『らんま1/2』に登場するキャラクター。中国での修行で呪泉郷の「娘溺泉」に落ちたことから、水をかぶると女になり、湯をかぶると男に戻る体質に。アニメの声優は男乱馬が山口勝平、女らんまが林原めぐみが担当。今回の「S.H.Figuarts」化は、今年7月に開催された「ワンダーフェスティバル2015[夏]」にてアナウンスされており、話題となっていた。『S.H.Figuarts 早乙女らんま』は、同シリーズならではの可動で、劇中のアクションシーンを再現。ギャグ顔などの表情パーツ、手首パーツの他、やかんや青龍刀、こん棒、ちゅどーんエフェクトも付属し、さまざまなシチュエーションの早乙女らんまを楽しむことができる。セット内容はフィギュア本体に加え、交換用表情パーツ3種、交換用手首左右各4種、やかん、青龍刀、こん棒、ちゅどーんエフェクト一式、専用台座一式。(C)高橋留美子/小学館
2015年09月08日主演に松山ケンイチ&早乙女太一を迎え、成宮寛貴、菜々緒、田口浩正、芦名星、村上淳、國村隼ら豪華キャスト陣と『ジョーカー・ゲーム』の入江悠監督で贈る、WOWOW連続ドラマ史上初の時代劇「連続ドラマW ふたがしら」。このたび、本作のタイトル「ふたがしら(2つの頭)」を表現したポスタービジュアルが公開。さらに一部で放映されていた予告編がWEB解禁された。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。ある日、赤目の頭(かしら)・辰五郎が「一味のこと、まかせた」と2人に託し息を引き取るが、姐さん(菜々緒)が預かった遺言状には、跡目は辰五郎の弟分 ・甚三郎(成宮寛貴)に継がせると記されていた。納得のいかない2人は、一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。今回公開されたポスタービジュアルでは、盗賊一味を演じる松山さんと早乙女さんが背中合わせになり、タイトルロール「ふたがしら(2人の頭)」を力強く表現。“汚え金を、根こそぎいただく。”という赤目の仕事をメインコピーに冠し、2人の関係性に宿る緊張感が表情や視線から漂い、定番のバディものとは一味違う作風への期待が膨らむ仕上がりに。さらに、赤目の頭・辰五郎を演じる國村さんの眼光の鋭さや、その跡目を継ぐ甚三郎を演じる成宮さんの精悍さ、そして男性陣を惑わす妖艶さが際立つおこんを演じる菜々緒さんの美しさなど、主人公以外の登場人物たちの魅力も表現されているのも見逃せない。また、5月9日(土)からWOWOWでの放送や一部の映画館でのみ限定上映されてきた本作の予告編がWeb上で解禁。映画やドラマの劇伴を初めて手掛けるジャズバンド「SOIL&“PIMP”SESSIONS」書き下ろしのメインテーマ曲「THEME FROM“FURTAGASHIRA”」も、同映像内で初お披露目となった。「弁蔵」と力強く名乗る松山さんに、クールな口調で「宗次だ」と名乗る早乙女さんの姿だけでなく、成宮さんに、菜々緒さんといったキャスト陣も同予告編に登場。本作をイメージして書き下ろされた「SOIL&“PIMP”SESSIONS」の楽曲は、サックスとトランペットの2ホーンが、それぞれ疾走しながら絡み合う2人の主人公を表現しているそう。ソイルならではの熱い楽曲をは必聴だ。「俺たちは悪党だ、だが俺たちの仕事に殺しはなしだ」という弁蔵。彼らはどのような手法で“赤目”を出し抜くのか?これまでの時代劇とは一線を画すであろう本作に、期待は高まるばかりだ。「連続ドラマW ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年05月14日俳優の早乙女太一が5月9日(土)、都内で行われた出演作「ゲキ×シネ『蒼の乱』」の初日舞台挨拶に登壇。本作で実弟の早乙女友貴と共演し「気持ちは複雑ですね。こいつには負けられないけど、頑張ってほしい気持ちもあって」と胸中を明かした。国内屈指の人気を誇る「劇団☆新感線」の舞台を10数台のHDカメラでデジタル映像化し、映画館のスクリーンで上映する人気企画「ゲキ×シネ」シリーズの最新作。平安時代の架空の国を舞台に、将門の乱を新解釈したスペクタクルが展開する。この日は同劇団3度目の出演で、座長を務めた天海祐希、共演する新感線初参加の松山ケンイチ、ベテラン俳優の平幹二朗が駆けつけた。一度は挫折した革命の志を取り戻す主人公・蒼真を演じる天海さんは、「座長という大役は恐れ多くて、押しつぶされそうになった」と告白。それでも「ここにいる皆さんをはじめ、キャスト、スタッフの皆さんと一緒だと思うと、気持ちも和らいだ」と言い、「私にとって、人生の宝物がひとつ増えた。私が感じた清々しさが、皆さんにも伝われば」と熱っぽくアピールした。一方、松山さんは蒼真と運命的に出会い、夫となる将門小次郎を演じ「みんな一丸となって、フルマラソンを完走した感覚」とふり返る。以前から新感線の大ファンで、「あがり症なので、ゲネプロではずっと足が震えていた。いろんなところから汁が出ていましたよ…」と当時の緊張ぶりを明かしていた。早乙女さんは都を騒がす大盗賊・帳の夜叉丸役で新境地。コミカルな役どころに加えて、実弟の友貴さんとの殺陣シーンを披露しており「ミスはなかったですね。あっ、弟には失敗がありましたけど」とライバル心を燃やした。また、天海さんが「上演中、女性陣が太一くん派、友貴くん派に分かれていた」と明かすと、照れ笑いを浮かべていた。舞台に立つ演者の表情や息づかいに加えて、新感線の魅力である豪華絢爛なセットや衣装を間近に見られるのも、『ゲキ×シネ』ならでは。御年80歳の平さんは、「芝居は1回限りで消えてしまう宿命。ですがゲキ×シネなら、芝居の緊張と映画の熱意が掛け合わされる。(インドの)ボリウッド映画にも負けません!」とその魅力を熱弁していた。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日大河ドラマ「平清盛」以来、3年ぶりの連続ドラマ主演となる松山ケンイチと「100年にひとりの女形」といわれる早乙女太一がタッグを組んで贈る、WOWOW初の時代劇「連続ドラマW ふたがしら」。京都太秦撮影所で行われた、本作の撮影現場に潜入した。「おもしろいことがやりたい」という野望を胸に、世話になった盗賊一味“赤目”から離れて、大坂、江戸を転々とする弁蔵(松山)と宗次(早乙女)。ふたりは旅の途中でさまざまな人々と出会い、成長し、やがて“ふたりで頭(ふたがしら)”をつとめる盗賊一味を作ることにーー。本作は、オノ・ナツメが描く人気コミックを原作に、「劇団☆新感線」の座付き作家・中島かずきが脚本を執筆。さらに、『日々ロック』『ジョーカー・ゲーム』などで知られる気鋭・入江悠が監督を務めた、痛快な時代劇エンターテインメントだ。その撮影は、3月~4月上旬にかけて東映京都撮影所を中心に行われ、京都市内のロケなども交えて、江戸時代の大坂や江戸の町の空気感を作りあげた。取材の当日は、撮影所のオープンセットにおいて、江戸から大坂の町にやってきた弁蔵と宗次が、泥棒として大きな仕事をすることもままならず焦っていたところ、出会った人たちからチャンスがもたらされるというシーンの撮影が行われていた。お稲荷さん屋やうどん屋の出店の装置などが立ち並ぶ中、エキストラたちが歩き回り、活気に満ちた大阪の盛り場の風景となっていく。そこに颯爽と現れたのが、着物を粋に着こなした松山さんと早乙女さん。熱くてワイルドな設定の弁蔵役の松山さんは、着物の着こなしもワイルドで、歩幅を大きく闊歩。一方、早乙女さん演じる宗次は弁蔵とは真逆、静かでクールな佇まいだ。ふたりは2014年、「劇団☆新感線」の舞台「蒼の乱」で一度共演していることもあり、息はピッタリ。「そのときのふたりの関係性が『ふたがしら』にちょっと似てるんですよ」と早乙女さん。だからこそ、より弁蔵、そして宗次への役作りが深まっている様子だ。また、しこたま酔ったふたりが歩く場面では、いつもクールな宗次もハメを外し過ぎて髷(まげ)まで乱れる、という設定にするなど、入江組は現場で臨機応変なアイデアが飛び出し、より活気を帯びていく。入江監督にとって本作は初の時代劇だが、実はもともと大の時代劇ファン。本作のメガホンを握ることが決まった昨年暮れから、毎日1本は時代劇を見ることを自らに課していたという熱の入れようだ。本作の撮影にもその研究は大いに生かされているようで、さらに京都撮影所のスタッフによる時代劇の手法には、監督自身、感銘を覚えていたという。そんな監督や早乙女さんの様子に、松山さんも、「(連続ドラマとしては)WOWOW初の時代劇で、いままでにない時代劇が生まれると思います」と熱く語り、手応えを覗かせていた。【松山ケンイチコメント】オノ・ナツメさんの原作には、時代劇、盗賊もの、バディもの、若者の成長譚とぼくの好きなものがたくさん詰まっていて、ぜひ映像化したいと希望を出しました。脚本はこれまたぼくの好きな中島かずきさん。原作をまた違った角度から再構築してくださいました。かずきさんの書く台詞は熱くて、気持ちが乗せられます。入江悠監督とは今回がはじめての仕事ですが、これまでの作品も素晴らしく信頼してお任せしています。ぼくらのアイデアも取り入れてくれるので、現場でアイデアを出し合いながら世界観を膨らませています。早乙女太一君とのコンビもかなり面白くなっていますので、お楽しみいただきたいと思います。すでに続編をつくる気満々ですので、よろしくお願いします(笑)。【早乙女太一コメント】盗賊を主人公にした、“いなせ”な時代劇になっていると思います。子どものころから時代劇を舞台で演じてきたぼくにとって、これまでやっていたフィールドとは違うテレビドラマの時代劇、はじめての入江監督との仕事は新鮮で、完成が楽しみです。いままでとの一番大きな違いは、今回は盗賊ということで忍んでいることが多く、得意な派手な立ち回りが少ないこと(笑)。映像経験もさほど多くないため、戸惑いもありますが、映像経験抱負な松山ケンイチさんにいろいろ教えていただきながらやっています。クールな宗次がドラマの中でどんなふうに変化していくか楽しみにしてください。「連続ドラマW ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年04月17日「さらい屋五葉」など独特の空気感で新しい江戸時代劇を描く漫画家オノ・ナツメの「ふたがしら」を、俳優・松山ケンイチと大衆演劇界のスター・早乙女太一をタッグにWOWOWにて映像化されることが決定。松山さんは本作でWOWOWドラマ初登場となる。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊の一味。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。赤目の頭・辰五郎を敬愛する2人は、夜な夜な仲間とともに悪人の屋敷に忍び込み仕事に精を出していた。だがある日、辰五郎は2人の手を取り、「一味のこと、まかせた」と言って息を引き取ってしまう。しかし、姐さんが預かった遺言状には、辰五郎の弟分・甚三郎に跡目を継がせると記されていた。納得のいかない2人は、赤目一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。本作は、盗賊一味の男たちの巧妙な駆け引きと痛快な騙し合いを描く新感覚時代劇。映像化に挑むのは、『SR サイタマノラッパー』シリーズで注目を集め、その後も『日々ロック』や「KAT-TUN」の亀梨和也主演の『ジョーカー・ゲーム』を手がける新鋭・入江悠監督。そして、ケレン味あふれる粋なセリフ回しとストーリーを紡ぎ出すのは、日本演劇界を牽引する「劇団☆新感線」の座付き作家・中島かずきだ。明るくて豪放な主人公・弁蔵を演じるのは、確かな演技力と圧倒的な存在感で観る者を惹きつける実力派俳優・松山ケンイチ。大河ドラマ「平清盛」以来3年ぶりの連続ドラマ主演となる。一方、弁蔵とタッグを組むクールで色男の宗次役には、「100年にひとりの女形」と言われる大衆演劇界のスターであり、『少年H』、『クローズEXPLODE』、ドラマ「信長協奏曲」などで俳優として目覚ましい活躍を見せる早乙女太一が好演する。主演の松山さんは「時代劇をやれる機会に恵まれとても嬉しく思います。太一君とどんなコンビになるのか自分自身とても楽しみにしています」とコメント。また、「時代劇を撮れるというのは夢のような話」と語るのは入江監督。「子どもの頃から観て育った時代劇の面白さを思い出しながら、時代劇の本場・京都で伝統を学び、新しい一歩となるような作品にしたいと思います。松山ケンイチさん、早乙女太一さんとご一緒できるのが今からとても楽しみです」と撮影が待ち遠しい様子。原作者オノ・ナツメも「自分の作品が時代劇になることは大きな憧れだったので、今回ドラマ化して頂けることになり大変嬉しいです。弁蔵、宗次がどんな風に会話を交わすのか、どんな表情が観られるのか、周りの人物たちとどう渡り合っていくのか、わくわくしながら放送開始を待っております」と大きな期待を寄せた。連続ドラマW「ふたがしら」は6月よりWOWOWにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月26日ムービックは、PSP用に発売された恋愛アドベンチャーゲームでテレビアニメ化もされた『うたの☆プリンスさまっ♪』に登場する早乙女学園ジャージ7種を、全国のアニメイト、アニメイト通販、アニメイトコスチューム館ACOS、ムービック通販にて発売する。『うたの☆プリンスさまっ♪』でキャラクターたちが身に着けていた早乙女学園ジャージがついに商品化。一十木音也モデルはハーフパンツ、聖川真斗モデルはダブルジッパーなど、キャラクターごとの設定も忠実に再現した。普段でも使用できるデザインで、同作品の世界観を存分に満喫できるアイテムだ。ラインナップは一十木音也モデル、聖川真斗モデル、四ノ宮那月モデル、一ノ瀬トキヤモデル、神宮寺レンモデル、来栖翔モデル、七海春歌モデルの7種で、レディースM・Lの2サイズで展開し、価格は9,975円。発売は9月を予定している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月30日映画『愛と誠』が6月16日(土)に公開を迎え、三池崇史監督を始め、妻夫木聡、武井咲、斎藤工、大野いと、そしてエンディングテーマ「笑っててくれよ」歌う「かりゆし58」のボーカル、前川真悟が舞台挨拶に登壇した。70年代に一世を風靡した人気漫画を、歌や踊りを取り入れながら映画化した本作。超不良の太賀誠と正真正銘のお嬢様・早乙女愛の凄まじいまでの愛をコミカルに描く。登壇陣は劇中でそれぞれが演じたキャラクターのテーマソングに乗ってひとりずつ登場。さらに、舞台挨拶は劇中で斎藤さん演じる優等生・岩清水くんが愛(武井さん)に対して言う言葉で、かつて流行語大賞にもなった「君のためなら死ねる」というセリフにちなんで、登壇陣ひとりずつに「○○のためなら死ねる」というお題を課す大喜利スタイルで進行。初っ端の登場スタイルから「こんなに恥ずかしい舞台挨拶の登場は初めて。宴会でも始まったのかと思った」と苦笑を浮かべていた妻夫木さんは、お題に対しても「イヤだよ、死ねないよ!」、「これ絶対、今日の夜に(TVで)出るよ」とボヤキ節を連発。渋々、サインペンを受け取った。最初に発表した三池監督は「三池崇史は、真樹日佐夫のためなら死ねる」と自らが師事し、今年1月に亡くなった本作の原作者の故・梶原一騎氏の実弟の真樹さんの名を挙げた。「去年の内に(本作を)観てもらうはずが、『年が明けたら良い環境で観るよ』と仰ってて、1月2日(月)に亡くなられたんです。亡くなる前まで酒を飲んでました。きっと冥土のみやげに持って行ってくれて、梶原さんに『何してくれたんじゃ!』って言われて兄弟ゲンカしてると思う。今日もその辺で見てくれていると思います」と少し寂しそうに思いを明かした。そんな少ししんみりとしたムードを打ち破るかのように、ほかの登壇陣は次々と爆笑の回答を掲げる。前川さんは「この新曲に僕らの生活が懸かっているので」と「生活のためなら死ねる」とリアルすぎる答えを披露した。大野さんは「パンのためなら死ねる」と宣言。大野さん自身、パン屋巡りが大好きで「もし『おれの趣味は“パン屋巡り”という男性が現れたら好きになるかも』。世界中のパンを食べ尽くしたら死んでもいい」と言うほどパンが好きとのこと。だが「三食パンでもいいですか?」という問いに、「それは気持ち悪くなる。実際にやったことあるんですが…」と申し訳なさそうに語り、妻夫木さんから「死ねねーじゃん!」と突っ込まれていた。続く斎藤さんは「今日は(劇中で着用していた)メガネがないので」と弱気。大野さんと同じく食べ物ネタで「食べ物の中で一番愛してる」という「桃」のためなら死ねると語るも、なぜかそのタイミングで観客のひとりが劇場を後にしてしまい「確実にワタクシのせいだと思います…」と落ち込んでいた。武井さんは「サラッと行きましょう」とスルーしてほしそうな素振り。「武井咲は地球人のためなら死ねる」とスケールの大きな答えを披露したが、「死ねないんですよ!」となぜか逆ギレ気味。「宇宙人が『武井咲を連れて行かないと終わりだ』と言うなら死にますよ」と怒ったように語り、「では続いて妻夫木さん」と勝手に次へと進めようとするなどして笑いを誘っていた。そしてトリを務める妻夫木さんは意外にも(?)、真面目に「作品のためなら死ねる」とプロの役者魂を見せる。「役作りで苦しいこともあるけど、作品をよくするためなら何でもできる」と語り、「今回、高校生の設定ですが31歳(妻夫木さん)と30歳(斎藤さん)と18歳(武井さん)と16歳(大野さん)なわけで、差がありますよ。同じようにやっても30歳は体力ないんだなと思いました」と苦笑を浮かべる。それでも「また高校生役で使いたい方がいれば胸を張ってやりたい!」と力強く語り喝采を浴びていた。この妻夫木さんの堂々たる正統派の回答に斎藤さんはショック!三池監督から「それにひきかえ『桃』って(笑)」とイジられ、「もう帰ってもいいですか?」と落胆した表情を見せ、会場は笑いに包まれた。『愛と誠』は全国にて公開中。■関連作品:愛と誠 2012年6月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会
2012年06月16日どんな作品に出演し、どんな役を演じるのか、その動向に注目が集まる俳優、妻夫木聡の最新作は、梶原一騎・原作、ながやす巧・漫画による名作コミックを基にした映画『愛と誠』。“究極の純愛エンターテインメント”と言われる本作で彼は、誰にも止められない超不良の主人公をどう演じたのだろうか?その他の写真本作は、幼少期に運命的に出会い、高校生に成長した1972年に新宿地下街で再会を果たした令嬢・早乙女愛と、超不良の大賀誠の純愛劇を、強烈な登場人物たちのドラマを交えて描いた作品だ。数多くの出演オファーが舞い込むなか、妻夫木聡が作品選びで重きを置いているのは、“脚本が面白いこと”と“直感”だという。今回はまず、三池崇史監督と『SABU/さぶ』以来10年ぶりにタッグが組めることを喜び、歌と踊り、アクション、純愛など様々なジャンルが混ざり合った「これはこういう映画です、と言えない作品」であることに面白さを感じ、オファーを快諾した。「歌って踊ってアクションもする。最初はミュージカルを思い描いていたんですけど、歌のレコーディングのときも踊りのシーンの撮影のときも、『誠っぽさが出るといいよね』と三池監督に言われて」と語る妻夫木は、「上手く歌う、上手く踊るのではなく、誠の感情としてポンッとセリフが自然に出るみたいに、ポンッと踊っちゃったみたいな。むかついたからケンカして殴る! っていう行為のように、むかついたからケンカして踊る! という、そういう発想なんです(笑)」と、新しいアプローチによる演技を楽しんだ様子。劇中では西城秀樹が1974年にリリースした『激しい恋』を熱唱し、誠の心情を表現。音楽プロデューサーに小林武史、振り付けにパパイヤ鈴木という強力なサポートを得て、かつて見たことのない妻夫木聡がスクリーンに刻まれた。また、誠を演じるにあたって三池監督からリクエストされたのは“クールな男”であること。早乙女愛が惜しみない愛情を注いでも、その気持ちになびかない誠を演じるにあたって大切にしたのは“孤独感”だと、妻夫木は振り返る。「たとえば、男って自分のことを好きだと言ってくれる人に弱いところがあるものだけれど、誠は一切揺れることがない。それって硬派だと思う。愛が誠のために衣食住を用意しても、平気で彼女に向かって『うるせぇ!』って言ってしまえる。そんなふうに自分を貫ける男って、憧れます」。クールでありながら、“ある出来事”によって心を閉ざし、過去を背負って生きる男の哀しみを表現する妻夫木。最後にはしっかりと泣かせてくれるのもさすがだ。さまざまな要素が詰まった作品で説明がし難い映画ではあるが「騙されたと思って観に来てほしい」という彼の言葉からは、作品への確かな自信と愛がうかがえた。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:新谷里映
2012年06月14日梶原一騎・ながやす巧原作による伝説のコミックを鬼才・三池崇史監督が映画化した『愛と誠』のジャパンプレミアが13日に新宿バルト9で行われ、三池監督以下、太賀誠役の妻夫木聡、早乙女愛役の武井咲、愛の母親役と本作の主題歌を手掛けた歌手の一青窈が出席した。その他の写真主題歌『愛と誠のファンタジア』を初披露した一青は「ミュージカルにあこがれていたので、音楽劇映画に参加できて光栄です」と女優としての出演について回想。劇中では妻夫木や武井を筆頭にキャストたちも歌い踊るが、「一青さんのようには歌えなくて」(妻夫木)、「曲を聞いていると自分も歌えるような気がしますが、上手くいかないですね」(武井)と口々に苦戦したことを告白すると、「いわゆる映画用音楽でもなく、すべてが当時の歌謡曲のアレンジ」と特殊な世界観を三池監督が説明。「観てもらえれば冒頭からやっちゃったなと思えるので(笑)」と振り切った演出をアピールした。一方の一青は久々の映画出演について「市村(正親)さんの劇団四季仕込みのターンが凄かった(笑)」とコメントした。同日の昼間には三池監督の母校、大阪常翔学園で妻夫木がサプライズ登壇するイベントも行われ、そこで500人の高校生たちが書いた500通の“誠の愛” メッセージと花束が大阪に来られなかった武井へ贈呈された。映画を観た高校生たちの直筆ラブレターの数々に感極まった様子の武井が一通手に取るも、「“ファンではありませんが、とりあえず頑張ってください”。これってラブレターじゃないですよね(笑)!」と予想外のメッセージを引いて会場の大爆笑を誘う一幕も。一方、三池監督と無事にミッションを遂行した妻夫木は「“自分にとって映画とは何か?”という質問が飛び出して、大きい質問だなあと思いましたね(笑)」と高校生たちと熱い時間を過ごしたことを武井と一青、会場に報告した。本作は過去への復讐を胸に東京にやって来た超不良の誠が正真正銘のお嬢様の愛と出会い、登場人物全員の純愛が暴走していくエンターテインメント作品。カンヌで上映された際の観客の反応を収めた映像も上映され、その激賞コメントの数々に三池監督は照れながらも、「観終わった後に元気になれる作品だと思います!」と満足気にアピールしていた。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー取材・文・写真:鴇田 崇
2012年06月13日1970年代に「週刊少年マガジン」(講談社刊)で連載され一世を風靡し、これまで幾度も映像化されてきた伝説的漫画を鬼才・三池崇史が再映画化した『愛と誠』のジャパン・プレミアが6月13日(水)に開催。三池監督を始め、妻夫木聡に武井咲、さらに映画に出演しているだけでなく主題歌も担当している歌手の一青窈が舞台挨拶に登壇した。幼い頃に出会い、やがて運命的な再会を果たした太賀誠(妻夫木さん)と早乙女愛(武井さん)の凄まじくも一方的な愛を綴る本作。時代を彩った名曲の数々を音楽監督・小林武史がアレンジし、歌と踊りを加えて壮大なスケールで描き出す。開演と同時に照明が落とされ、再び明るくなると舞台中央に一青さんの姿が。そのまま映画の主題歌である「愛と誠のファンタジア」を熱唱し、その力強い歌声に観客は酔いしれた。舞台袖で聞いていた共演陣も感動しきり。妻夫木さんは「やっぱりプロは違う」としみじみ。劇中、妻夫木さんら俳優陣も歌声を披露しているが「一青さんの歌ったデモテープを渡されて、歌ってみましたが小林さんからダメ出しされて何とか乗り切りました」と苦難の歌パートをふり返った。武井さんも「楽しかった」と笑顔を見せつつも、「一青さんの歌うデモを聴くとうまく歌える気がするんですが…」と自身の声とのギャップに首をひねっていた。逆に、一青さんが愛の母親役を演じている女優パートも見どころだが、一青さんは「(共演した)市村正親さんの『劇団四季』仕込みの足さばきとターンが最高でした!」と撮影を楽しんだ様子だった。この日の午前中、三池監督と妻夫木さんは、監督の出身校である大阪の常翔学園(※監督の在校時は大阪工業大高校)に足を運び高校生たちと対面。高校生からは2人に様々な質問が飛び出したそうで、妻夫木さんと武井さんの体が密着するシーンでの心境についての質問も飛び出したとか。妻夫木さんは「咲ちゃんの胸ぐらを掴むんですが、胸元も近いので『ごめんね』って言ったら、『気にしないでください!』って。13も年下の女の子に『気にしないで』って言われて『すいません』とか言ってる30代って…社会ってそういうものだよなぁ」と物悲しそうにつぶやき、客席は笑いに包まれた。妻夫木さんはさらに、この密着シーンについて「役としては感じるけど、僕としては何も感じない」と語ったが、これに武井さんが「何も感じないって言われると悲しい」と頬を膨らませ、妻夫木さんが慌ててフォローする一幕も…。最後に妻夫木さんは「クセになる映画です。臭くなった絆創膏のような作品で、何か気になってもう一回、嗅ぎたくなると思います」と珍妙な例えで映画をアピールし客席を沸かせた。『愛と誠』は6月16日(土)より宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:愛と誠 2012年6月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会
2012年06月13日ルーズな学生服姿の妻夫木聡が瞳に憤怒の炎を燃えたぎらせながら、握り締めた拳をケンカ相手の不良グループに突き出し、そして……歌って踊る!?“観る者の度肝を抜く”などという表現ではどこか物足りない衝撃と共に、三池崇史監督最新作『愛と誠』は幕を上げる。映画冒頭、西城秀樹のヒット曲「激しい恋」に乗せ、怒れる主人公・太賀誠の激情と鬱屈を文字通り体現した妻夫木聡さん自身、「最初は“どうすればいいのかな?”と思いました」と認める。「上手く」ではなく「誠っぽさ」が大事先に挙げたシーンは、歌部分のレコーディングからスタート。その後、踊り&アクションの振り付けを固め、撮影に臨んだという。「“ミュージカルみたいな歌い方をすればいいのかな?”と思っていたんですけど、三池さんから『上手く歌うのではなく、誠っぽさが出るといいよね』と言われたんです。となると、次に“踊りはどうすればいいんだろう?”という問題が上がってくるわけですが、三池さんの説明の中ですごく分かりやすかったのは『誠の口からポンッと台詞が出るように、ポンッと踊っちゃった感じを出してほしい』ということ。ムカついたからケンカをして殴るように、ムカついたからケンカをして踊る、という発想の転換ですよね。それなら、何よりもまず誠らしくあればいいんだなと考え、踊りとアクションを作っていきました。踊りの稽古もやりましたし、もちろん上手い方がいいんでしょうけど、上手過ぎても誠らしくない。肝心なのは、やっぱり感情なんですよね」。では、その「誠っぽさ」とは何か。70年代を風靡した梶原一騎原作の同名コミックから生まれ、その後何人もの俳優によって実写世界の住人と化し、いまこうして新たに生み出された太賀誠は不遇な生い立ちを憎み、世の中を恨む札付きの不良だ。「歌もあるし、踊りもあるし、最初の脚本からはパロディ色の強さを感じたりもしていたんですけど、三池さんの中には原作に対する敬意がしっかりある。だから、『太賀誠をクールに演じてほしい』と言われたときも、“ああ、なるほどな。そっちなんだな”と納得しました。どのキャラクターにも人間味があることは出来上がった作品を観ても分かるし、無茶苦茶やっているようで、三池さんの頭の中にはきっちりとしたビジョンがある。だから、僕は信頼してクールなキャラクターの中に“誠っぽさ”を追求することを特に意識しました」。いっさい揺れない誠に「ちょっと憧れます」世を拗ねた太賀誠は純粋無垢な財閥令嬢・早乙女愛に出会い、ストレートな恋心をぶつけられ、その濁りない愛情に包まれて浄化され……はしない。「感情移入はしたかなあ?ちょっと分からないですけど、こうありたいよなっていう部分はあったかもしれないですね」と苦笑する。「誠は無茶苦茶過ぎるから、全部が全部、彼みたいにすることはできないですけどね。勢いよく自分に向かって来てくれる女性が仮にいたとして、最初はそれが嫌だったとしても、“ま、いっか”と思い始める部分が男にはあると思うんですよ。好きだと言ってくれる女性に対して弱いというか。もしかしたら、女性にもそういう部分はあるかもしれないけど。でも、誠はいっさい揺れないでしょう?それって、すごく硬派だと思うんですよ。あんなに尽くされているのに、平気で『うるせえ!』なんて言うし、簡単に相手を騙す。そこまでするのはさすがに…というところまで貫けるのが逆にすごいなと思いましたね。ちょっと憧れます。それが感情移入しているってことなのかどうかは分からないですけど(笑)」。完成報告会見時の妻夫木さんは、「この映画は“純愛エンタテインメント”と謳われていますけど、そうじゃないですよ」と言い切っていた。太賀誠を一心に想い続け、(愛情の対象の気持ちはさておき)心のまま突き進む早乙女愛の想いは“純愛”に値すると思うが?「いや、“純愛エンタテインメント”という言葉の現代的な響きに抵抗があっただけで、究極の純愛だとは思っていますよ(笑)。たくさん詰め込まれている映画なので、“これです!”とは言えない面白さがあるんですよね。エンタテインメントだけどそれだけじゃないし、純愛映画かと言ったらそれだけでもない。じゃあアクション?と聞かれたら、“アクションもあるけど…”となる。どの言葉に対しても“○○もあるけど…”なんですよね、この作品は。なので、僕としては“純愛娯楽映画です”くらいに言っておきたい。ただ、早乙女愛みたいな女性は駄目か?と言われたら駄目ですけど(笑)。いいって言う人なんているのかなあ…?あれが武井咲ちゃんじゃなかったら…」。役への挑戦の一番の軸は「直感」「正直、ギリギリの所まで攻めている」と主演俳優自ら表現する『愛と誠』には、ピュアなラブストーリーもあれば乾いた笑いもあり、「みんなが本気でぶつかってきたので、撮影自体は『バイオハザード』より怖かったです(笑)」というアクションもある。一方、そこには胸を打つ人間ドラマがあり、俳優・妻夫木聡の役者力と相まって最後には泣かされる。「いや、それはもう本当に三池さんの力なんだと思います。そういった流れの脚本にはなっていたんですけど、実は途中で変えた部分も多いんです。誠が最後に迎える展開も、撮影が進んでから撮り足したもの。やっぱり、きちんとしたビジョンが常に浮かんでくるんでしょうね。あんなにも泣ける映画になったのは、僕としても嬉しい驚き。そういったところも、どんどんアピールしていかないと」。昨年の主演作『マイ・バック・ページ』、『スマグラーおまえの未来を運べ』に続き、今年は井筒和幸監督作『黄金を抱いて翔べ』の公開も待機。「自分が演じる役の傾向などは何も考えていないですし、オファーをいただいて、面白いと感じれば喜んで参加させてもらうスタンス。“面白いと感じるか感じないか”が一番の軸です。ほとんど直感ですね」と語る妻夫木さん。その直感が間違っていないことを、『愛と誠』は証明している。(photo:Toru Hiraiwa/text:Hikaru Watanabe)stylist:TsuyoshiNimura(little friends)/hairmake:KATSUHIKOYUHMI(THYMON)■関連作品:愛と誠 2012年6月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会
2012年06月13日三池崇史監督が妻夫木聡と武井咲をキャストに迎えた映画『愛と誠』が第65回カンヌ映画祭で上映された際に、現地で観客が爆笑したシーンを集めた特別動画がこのたび公開された。『愛と誠』動画本作は、梶原一騎・ながやす巧の名作コミックを原作に、超不良の大賀誠(妻夫木)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井)の純愛を描いた作品。強烈なキャラクターと、アクション、歌、ダンスが融合した異色エンターテインメントに仕上がっているという。動画には、武井演じるヒロインの愛、伊原剛志演じる“おっさん顔”の不良高校生・権太、斎藤工演じる岩清水の3人が登場し、それぞれのキャラクターを解説しながら、カンヌで笑いを得たシーンを紹介。権太がどうしても高校生に見えないことを悩み、「俺は、おっさんにしか見えない病気ちゃうんか」とつぶやく場面や、「君のためなら死ねる!」と、ヒロインの愛に異常なほど想いを寄せる岩清水が、スリッパでスコーンと何度も叩かれる場面など、予告編では公開されていないシーンが盛り込まれている。現地を訪れていた山崎美春プロデューサーが「世界でも評価を頂ける作品だと手ごたえを感じることができた」と話すとおり、上映中は笑いが絶えなかったようで、本作の笑いを誘うシーンが世界でも受け入れられたことで、さらに期待が高まる。本作は16日(土)より公開。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年06月11日映画『愛と誠』が6月16日(土)の公開に先がけて、自身の名前のどこかに“あい”あるいは“まこと”が入っていれば誰でも参加できる特別試写会を6月1日(金)に実施することを発表した。その他の写真本試写会は、映画のタイトルにちなんで、落合(おち“あい”)さんや、真琴つばさ(“まこと”つばさ)さんなど、名前のどこかに“あい”あるいは“まこと”が入っていれば参加可能。会場は千代田区にある角川映画試写室で、入場は先着50名。当日は、名前が確認できる身分証明書が必要となる。当日にどれだけの人が来場するのかは予測不可能だが、名前に“あい”、“まこと”が入っている人にとっては、映画をひと足早く楽しめる貴重な機会となる。本作は、梶原一騎・ながやす巧のコミックを原作に、三池崇史監督が実写化した純愛物語。超不良の大賀誠(妻夫木聡)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井咲)の恋と青春を描く。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年05月28日三池崇史監督が妻夫木聡と武井咲をキャストに迎えた映画『愛と誠』が、第65回カンヌ映画祭で上映され、残念ながら現地入りできなかった武井が喜びのメッセージを寄せた。その他の写真本作は、梶原一騎・ながやす巧の名作コミックを原作に、超不良の大賀誠(妻夫木)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井咲)の純愛を描いた作品で、アクション、歌、ダンスと強烈なキャラクターが融合した異色エンターテインメントに仕上がっているという。昨年の『一命』に続いて、今年も三池作品がカンヌをわかせた。本作はコンペ対象外の部門で、深夜の上映ながら会場には多くの観客がつめかけた。武井は「“カンヌ”という日本ではない場所で自分がスクリーンに出られるということが、なんだか変な感じがしています。まさか!?という気持ちです」とコメント。「私もカンヌへ行って現地で皆さんと一緒に、“初出演で初カンヌ”を味わいたかった」という武井だが、残念ながら今年は東京から現地の様子を知るだけに。もちろん本作が好評を集めていることから、“女優・武井咲”にも注目が集まっており、今後の映画祭参加、さらには海外作品への出演の可能性もある。武井は「海外で評価していただけたことや海外作品への希望は、まだ想像したことはないですけど、海外の人の感覚とかセンスとか、日本人にないものがあると思うので、それには興味はあります。これから色々なお芝居をやっていけたらいいですね」と、今後の活動に期待を寄せている。現地を訪れている山崎美春プロデューサーは「本当に三池さんの影響力は凄くて、実際に海外の映画祭に来てみると、それを余計に感じました。新しい日本映画を作れたと自負していたので、今回のカンヌ映画祭を通じて、世界でも評価を頂ける作品だと手ごたえを感じることができて本当に嬉しかったです」とのコメント。日本公開は来月だが、今後さらに上映国を拡大していきそうだ。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年05月24日昨年の『一命』に続き、2年連続でカンヌ国際映画祭での公式出品が叶った三池崇史監督の最新作『愛と誠』が、5月21日(現地時間)深夜、ミッドナイトスクリーニングにて上映された。深夜での上映にも関わらず大勢のファンが詰めかけ、会場は絶賛の嵐!この盛り上がりを受けて、本作で映画初出演を果たした武井咲から喜びのコメントが寄せられた。梶原一騎・ながやす巧による昭和を代表する伝説的コミックを原作に、妻夫木聡扮する超不良・太賀誠と武井さん扮するお嬢様・早乙女愛の純愛を、三池監督ならではのアクロバティック要素を交えて描く本作。学ランにセーラー服、スケバン、さらに昭和の歌謡曲と、昭和の日本を象徴する要素が満載だが、「また三池監督がやってくれたなあという内容で、ジェットコースターに乗っているような感じで、暴力や血に染まったアクションがあり、楽しい作品だった」といった絶賛の声が、海外の観客から多く寄せられ、エンディングにはスタンディング・オベーションが起こった。本国・フランスの観客からは「まさしくヨーロッパにある“愛”というテーマにふさわしくてびっくりしました」という驚きの声も。残念ながら三池監督始め、キャスト陣の現地入りは叶わなかったが、チームを代表して映画祭で観客と一緒に本作を鑑賞したプロデューサーの山崎美春氏は、観客の反応について「日本のお客様がこの映画を観て笑ってくださるところと全然違う観点で映画を楽しんでくださっていて、すごく勉強になりました」としっかり観察。「何度観ても、(妻夫木さんと武井さんの)おふたりをスクリーンで観るとドキドキしてしまうので、そのドキドキ感はきっとフランスの方にも伝わったと思います」と自信のほどを露にする。また海を越え、会場の模様を見た武井さんは「カンヌという日本ではない場所で上映され、自分がスクリーンに出られる。何か変な感じがしますが、嬉しいという感じかな。ただただ映画に出れたことがまず嬉しかったので、まさかって感じですね」と驚きを隠せない様子。改めて三池作品に対する海外での高い評価を知り、「ほんとに自由に早乙女愛ってキャラクターをのびのびとやらせていただいて、すごく芝居って楽しいなと思わせてくださったぐらい自由な監督。そんな作品が初めての映画で、出演できたことはとっても嬉しいことですね」。映画を鑑賞し終えた観客からは武井さんへの称賛の声も多かったが、今後の海外進出については「まだ想像したことはないですけど…海外の人の感覚とかセンスとか、やっぱり日本人にないものがあると思うので興味はありますね」とまんざらでもない様子?本作での称賛が海外進出への足がかりになるかもしれない。『愛と誠』は6月16日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。第65回カンヌ国際映画祭は5月27日(現地時間)まで開催。特集:第65回カンヌ国際映画祭あなたが観たいのは?「カンヌ映画祭」投票■関連作品:愛と誠 2012年6月16日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「愛と誠」製作委員会第65回カンヌ国際映画祭 [映画祭]■関連記事:【カンヌレポート】クリステン・スチュワート、15歳の妻を演じた難しさ明かす【カンヌレポート】ブラピ、主演作会見でアンジーとの順調ぶりアピール【カンヌレポート】ショーン・ペンら率いるハイチ支援オークションで高額落札続出【カンヌレポート】加瀬亮、イランの巨匠・キアロスタミ監督と共に喝采浴びる!16本の美脚で世界を股に!平均身長175センチ「モデルガールズ」がデビュー
2012年05月24日三池崇史監督が妻夫木聡と武井咲をキャストに迎えた映画『愛と誠』が、第65回カンヌ映画祭のミッドナイトスクリーニング部門で上映されることが決定し、三池監督と妻夫木から喜びのコメントが届いた。その他の写真本作は、梶原一騎・ながやす巧の名作コミックを原作に、超不良の大賀誠(妻夫木)と生粋のお嬢様・早乙女愛(武井咲)を軸に描く純愛映画。音楽プロデューサー・小林武史によってアレンジされた『あの素晴しい愛をもう一度』などの不朽の名曲とともに、パパイヤ鈴木によって振り付けされたダンスが劇中で繰り広げられる。18日に行われた一般試写会で三池監督は、「カンヌは絶対無理」と言っていただけに、今回のカンヌでの上映決定には驚いたようで、「あまりにも予期していなかったので自分の中では事件。コンペではなく『純粋に映画を楽しもうぜ』ってところに呼んでいただいたので、カンヌのお客さまに楽しいひと時を過ごしていただければ良いなと思う」とコメント。昨年は、市川海老蔵主演『一命』が同映画祭のコンペティション部門に出品されており、三池監督は2年連続カンヌという快挙を成し遂げた。主演の妻夫木は、「自分たちがやって来たことが間違いじゃなかったという喜びがあります。日本で面白いことやろうぜって映画を作っている人たちがいるということを少しでも届けられたらうれしいです」と話し、「原作も知らないカンヌで世界の方々が観て、どのような受け止め方をするのか気になってしょうがない」と、現地での反響を心待ちにしているようだ。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年04月20日三池崇史監督が毎年開催している“三池崇史 presents 大人だけの空間”と題されたイベントが18日にビルボードライブ東京で行われ、監督最新作『愛と誠』のトークショー付き試写会に三池監督、妻夫木聡、斎藤工が出席した。その他の写真梶原一騎・ながやす巧の名作コミック『愛と誠』を原作に、今回で4度目の実写化となる本作は、1970年を舞台に超不良の大賀誠(妻夫木)と名家のお嬢様・早乙女愛(武井咲)を軸に描く純愛映画。斎藤は、クラスメイトの愛を一途に想う優等生・岩清水を演じている。先日行われた完成披露記者会見で、本作について「よく分からない」と発言した妻夫木は、「僕、さすがにあの後反省したんですよ。あの日本語は間違いでしたね。『他にみたことがない』って言いたかった」と釈明のコメント。それに対し三池監督は、「俺は、映画観たあとに『やっちまったな』って思ったから、その発言は間違いではないけどね(笑)」と話し、その後も「カンヌ映画祭は無理だね」と自虐的な発言を飛ばしていた。いっぽう「今年の邦画ナンバー1」と言い切る斎藤は、劇中で愛に向かって「君のためなら死ねる!」と言う熱い男を演じているが、「普段言わないようなセリフばかりなのに気持ちがいい撮影だったし、役者人生の中で一番違和感がない役だった」と振り返り、三池監督も「俺も、撮っててそう思ったよ。斎藤君はこの映画で役者のピークというか、クライマックスをむかえたよね」と絶賛した。妻夫木は最後に、「この映画の見どころとか、ジャンルとか、やっぱりよく分からない。というより、それに留めたくないっていうのが本当の気持ち! もっと自由な気持ちで観てほしいし、かと言って純愛エンターテイメントかって言ったら違うと思う(笑)どんなジャンルにも当てはまらない素晴らしいものが出来たんじゃないかな」と本心を交え、本作をアピールした。『愛と誠』6月16日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年04月19日