明治大学の生涯学習機関「明治大学リバティアカデミー」と明治大学人文科学研究所は、10月15日(土)に公開講座「ラップ音楽と人種、ジェンダー ―2つの『現場」から』をオンラインで開催します。本講座は、人種・民族、ジェンダーをめぐる社会現象や研究への理解を深めることを目的に「ラップ音楽」を主テーマとし、学術と音楽業界の両方の視点から講義と討論を行います。事前予約制で、参加費は無料です。第1部では、神奈川県川崎市を中心に活動を続けてきたラッパーのFUNI氏、社会学者の川端浩平氏(津田塾大学学芸学部准教授)を中心に、川崎と在日コリアンのコミュニティ、アイデンティティ、多様性について扱います。第2部では、「Hip Hop feminism」に関する著書があるDr. Aisha Durham(サウス・フロリダ大学教授)、ラッパーのあっこゴリラ氏、音楽ライターの渡辺志保氏をむかえ、日本とアメリカの音楽業界における女性ラッパーの位置と、詩の表現の変化などについて、解説とディスカッションを行います。明治大学リバティアカデミー×人文科学研究所連携公開講座「ラップ音楽と人種、ジェンダー ー2つの『現場』から」表1: 明治大学リバティアカデミーとは明治大学は地域社会に開かれた大学を目指し、本講座のような「社会への知の還元」を目的とした社会連携にも力を入れています。明治大学リバティアカデミーは、生涯学習の拠点として明治大学が整備・運営しているもので、本学教員や外部からお招きした講師による講座を広く一般に公開しています。(詳細:明治大学リバティアカデミーHP ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月04日明治大学国際日本学部の山脇啓造ゼミナール(専門:多文化共生論)は、社内のインクルーシブなコミュニケーションを推進するために「やさしい日本語」を積極的に活用している企業・株式会社メルカリと協力し、2022年10月13日に中野区職員を対象とした「やさしい日本語」研修を担当します。研修の冒頭では、山脇教授とメルカリの言語教育チーム担当者が短い講義を行い、その後、ゼミの学生たちにより、実際の行政文書を「やさしい日本語」で書き換えるワークショップを実施します。山脇ゼミはこれまでもメルカリと協力し、2022年7月には「話し言葉」に焦点をあてた「やさしい日本語コミュニケーション研修」を実施しました。今回は、「書き言葉」に焦点をあてた研修を行い、外国人住民の多い中野区において、日本語を母語としない人にも分かりやすい行政文書の普及を目指します。大学と企業が連携し自治体職員の言語教育研修を担当することは、全国的にも珍しい取り組みと言えます。●「やさしい日本語」とは日本語を母語としない人にも分かりやすいように配慮し、易しい語彙や構文で表現する日本語のことです。2010年代前半以降、全国で外国人住民が大きく増加しました。コロナ禍によって現在、外国人住民はやや減少していますが、2021年12月末現在では約277万人となっています。特に多いのが東京23区で、その中でも中野区は、区民全体の5%を占める約1万7000人が外国人住民です。コロナ禍では、外国人住民への情報提供や相談体制の整備は喫緊の課題となっています。●山脇ゼミの取り組み山脇ゼミでは、2018年度から「やさしい日本語」の普及啓発の活動を行っています。2020年度に豊島区職員を対象とした研修を担当し、2021年度には同区と中野区でも職員研修を担当したほか、これまで、小中高校生や学校教員向けワークショップの開催、「やさしい日本語」学習のためのアプリの開発、「やさしい日本語」ラップのミュージック・ビデオの制作などに取り組んできました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月03日明治大学国際日本学部の横田雅弘ゼミナール(研究テーマ:ダイバーシティアンドインクルージョン)は、電通ダイバーシティ・ラボ「やさしい日本語ツーリズム研究会」に協力し、「第三者返答」の問題を啓発するショートムービーを制作しました。このショートムービーは、やさしい日本語ツーリズム研究会のホームページで9月30日(金)に公開されました。今後、視覚障がいのある人などのための音声ガイド付きバージョンも追って公開される予定です。■ 「第三者返答」とは「第三者返答」とは、「話しかけてきた人の見かけの印象などから、その人との意思疎通が問題ないにも関わらず、無視して、その人と一緒にいる人に返答すること」を意味します。たとえば、レストランで日本語堪能な外国人が日本語で注文しているのに、店員が戸惑ってその外国人を無視し、一緒にいる日本人に返答するというような場面をいいます。このような場面は外国人だけでなく車いす利用者など障がいのある人も同様な体験をすると指摘されています。※1※1 オストハイダ・テーヤ(2005)「社会言語科学」第7巻 第2号■ 「やさしい日本語」の視点からの「第三者返答」電通ダイバーシティ・ラボのプロジェクトである「やさしい日本語ツーリズム研究会」(代表:吉開章)は、外国人などにも伝わりやすい「やさしい日本語」の啓発活動をおこなっています。やさしい日本語とは、簡単な語彙や文法を用いた、誰にとってもわかりやすい日本語を意味します。吉開氏は著書「入門・やさしい日本語(アスク出版)」で、やさしい日本語の視点では、言葉だけでなくコミュニケーションにおける態度も見直す必要性があるという点で、第三者返答の問題を啓発しています。■ 横田ゼミとやさしい日本語ツーリズム研究会の連携横田ゼミでは、多様性の理解や啓発の手法である「ヒューマンライブラリー※2」の研究をおこなっています。吉開氏は、手話を母語とするろう者も外国人と同様に日本語を苦手とすることが多いことに注目し、言葉の壁のあるさまざまなマイノリティの方々にも関心を寄せてきました。その活動の中でヒューマンライブラリーに注目し、横田ゼミと吉開氏が連携した活動をおこなうこととなりました。また、明治大学国際日本学部ではこれまでも、山脇啓造ゼミナールがやさしい日本語ツーリズム研究会による「やさしい日本語」をテーマとするラップのミュージック・ビデオ「やさしい せかい※3」の制作に協力しています。このようなきっかけと活動実績から、横田ゼミがやさしい日本語ツーリズム研究会の第三者返答の問題を映像化する企画に協力することとなりました。横田ゼミの学生が様々なマイノリティの方々の第三者返答体験をヒアリングし、その内容をもとに映画監督で「やさしい せかい」も制作した小澤雅人氏がオリジナル脚本を書き下ろし、約7分の映像にしています。なお、撮影はすべて国際日本学部のある明治大学中野キャンパスでおこなわれました。※2 一人の人を「本」と見立て、読者に30分間貸し出すというかたちをとることで、一対一で「本」の貴重な経験を聞くことができる手法。マイノリティの方などの体験を偏見なく理解することを目的としています。横田ゼミでは、明治大学中野キャンパスを会場に、2008年から継続的に実施しています。※3 「やさしい せかい」の制作に関するプレスリリース: ■ 出演者について劇中の全盲の大学教員堀田役は、明治大学で教鞭をとる全盲の堀越喜晴兼任講師がつとめ、ストーリーにも堀越先生自身が第三者返答をされた体験が盛り込まれています。堀越先生は横田ゼミのヒューマンライブラリーの活動に参加されていることから、出演することとなりました。このほか、横田ゼミの学生や、やさしい日本語に携わる関係者が出演しています。主役の留学生アリス役の、スウェーデン出身で日本でのタレント活動をおこなうソフィ・愛さんも含め、キャスト全員がそれぞれの第三者返答の体験や課題意識をもっている人となっています。ショートムービーはこちらからご覧いただけますやさしい日本語ツーリズム研究会ホームページ 「第三者返答」監督/脚本/編集:小澤雅人(映画『月光』『ほどけそうな、息』監督)制作・著作:やさしい日本語ツーリズム研究会協力:明治大学国際日本学部 横田雅弘ゼミナール※視覚障害などのある人のための音声ガイド付きバージョンも追って公開する予定です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月30日明治大学平和教育登戸研究所資料館は、2022年10月22日(土)に多摩区制50周年記念事業講演会「日中戦争からウクライナ戦争を考える―登戸研究所の歴史と地域の歴史を振り返り、未来を見据える―」を開催します。事前予約制で参加費は無料です。2022年2月に始まったウクライナ戦争(ロシア軍によるウクライナ侵攻)は、全世界に大きな影響を与え、一刻も早い平和の回復が求められています。ウクライナ戦争は、「ハイブリッド戦争」などと呼ばれ極めて現代的な戦争ですが、歴史的に比較してみると、日本がかつて行った日中戦争(1937年~1945年)と類似しています。川崎市多摩区東三田(現在の明治大学生田キャンパスの地)にあった陸軍の秘密戦研究所「登戸研究所」は、日中戦争での秘密戦において重大な役割を担いました。本講演では、登戸研究所が果たした役割を振り返り、ウクライナ戦争と日中戦争を比較しながら、二つの戦争の類似性と、戦争がもたらしつつある(もたらした)危険な状況を考えます。表1: 本講演会詳細は、平和教育登戸研究所資料館HPをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月28日明治大学(学長 大六野耕作)総合数理学部先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室とキリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典、以下キリン)は、共同研究の結果、減塩食品の塩味を約1.5倍※2に増強させる独自の電流波形を開発しました。キリンは、この技術を搭載したスプーン、お椀型の「エレキソルト」デバイスを開発し、塩分を控えた食事をセットで提供して食事満足度を評価する実証実験を、株式会社ノルト(社長 秋月秀介、以下ノルト社)、株式会社オレンジページ(社長 立石貴己、以下オレンジページ社)と共同で、9月から開始します。「エレキソルト」デバイスは、2023年の発売を目指しています。当デバイスを通じて、おいしく生活習慣の改善ができる社会の実現を目指します。※1 減塩の食生活を送る方々に対して、電気味覚での塩味増強効果を確認した研究として世界初/キリン調べ(2022年3月1日(火)時点の公開情報に基づく) 公開論文:Kaji, Y., Sato, A., Miyashita, H., Front. Virtual Real., 05 July 2022※2 一般食品を模したサンプルと、食塩を30%低減させたサンプルでの塩味強度に関する評価の変化値。エレキソルトの技術(電流0.1~0.5 mA)を搭載した箸を用いた試験。現在または過去に減塩をしている/していた経験のある40~65歳男女31名に対し、試験用食品を食した際に感じた塩味強度をアンケートしたところ、31名中29名が「塩味が増した」と感じたと回答。■ “塩分のとり過ぎ”という社会課題日本人の1日当たりの食塩摂取量は20歳以上の男性で10.9g、女性で9.3g※3と、WHO(世界保健機関)が掲げる食塩摂取基準と比較しても非常に多いことが知られています※4。近年、健康志向の高まりから、日本の減塩・無塩食品市場は拡大を続けており、2015年から2020年にかけての5年間で約26%成長し、2020年の販売額は1,413億円と予測されています※5。キリンが首都圏在住の方を対象として実施したアンケート※6で、塩分を控えた食事(減塩食)を行っている/行う意思のある方の内、約63%が減塩食に課題を感じていました。その内約8割の方が味に対する不満を抱えていることが分かりました。減塩食をおいしく続けることができれば、お客様の健康課題の改善、さらに減塩・無塩関連市場のさらなる拡大につながる可能性があります。※3 厚生労働省 令和元年 国民健康・栄養調査※4 5.0g/日 未満(2012年、WHOガイドライン)との比較※5 富士経済 「ウエルネス食品市場の将来展望2019」。2020年の市場規模は予測値。※6 キリン調べ 調査時期:2021年6月 対象:首都圏在住40~79歳男女(N=4,411) 形式:webアンケート調査 塩分を控えた食事を行っている/行う意思のある方は全体の約47%■ 社会課題解決に向けた、明治大学宮下芳明研究室とキリンの共同研究この社会課題に対して、宮下芳明研究室は2019年からキリンと共同で、人体に影響しないごく微弱な電流を用いて疑似的に食品の味の感じ方を変化させる「電気味覚」の技術の活用について研究を行ってきました。その研究成果として、減塩食の味わいを増強させる独自の電流波形を開発し、減塩をしている/していた経験のある方を対象にした臨床試験で、減塩食を食べたときに感じる塩味が約1.5倍程度に増強されること※2を世界で初めて確認しました※1。独自開発の電流波形を用いた際の塩味増強効果(対象者31名の試験結果)「エレキソルト」デバイス使用時の電流の流れ方■ お客様ニーズを見据えたデバイスの進化キリン調べ※7では、減塩に取り組まれている方が、「薄味ではなく濃い味で食べたいもの」は、1位がラーメン、2位がみそ汁となりました。好物ではあるものの、減塩で食べることを控えているラーメンなどの「ご褒美食」を濃い味で食べたいというニーズや、日常的に食べる習慣がある一方で味に不満を抱えている「汁物」をおいしく食べたいというニーズが高いことが分かりました。これらの減塩においてお客様が抱えている我慢を解消して食事をより楽しんでいただくことを目的として、キリンはラーメンや汁物を食べるのに適した電気味覚技術を搭載した「エレキソルト -スプーン-」「エレキソルト -椀-」を開発しました。いずれのデバイスにも、宮下芳明研究室とキリンが開発し、箸型デバイスとして発表した電気刺激波形の技術※8が用いられています。今回開発した「エレキソルト -スプーン-」「エレキソルト -椀-」は、その技術を社会実装するためにより発展させたものとなります。※7 キリン調べ 調査時期:2022年1月 対象:減塩を実施している30~69歳男女 120名 形式:CLT調査、複数回答可※8 この研究成果に関するプレスリリース(2022年4月11日) 「エレキソルト -スプーン-」■特長スプーンの柄にあるスイッチで電源を入れてお好みの強度(4段階)を選択した後、通常のスプーンと同じように使用することで、スプーン先端から微弱な電流が食品に流れて効果を発揮します。■想定される使用方法・ラーメンのレンゲ代わりに・具沢山のスープやカレーに・その他食事全般「エレキソルト -椀-」■特長お椀の側面にあるスイッチで電源を入れてお好みの強度(4段階)を選択した後、通常のお椀と同じように使用します。お椀の底部を手で持つことで、お椀内部に微弱な電流が流れて効果を発揮します。■想定される使用方法・お味噌汁やお吸い物を飲む時に・ラーメンやうどんの取り分け用の器として■ デバイスを用いた健康的な食体験の提案を目指し、2企業と協同で実証実験を開始キリンは減塩生活をより豊かな毎日にするために、食の企業として培った知見を用いて、「エレキソルト -スプーン-」「エレキソルト -椀-」で楽しめる健康的な食の提案も行います。今年9月からは、エレキソルトデバイスを用いた実証実験を行います。自社開発商品含め国内最大※9の商品数を取り扱う減塩専門店「無塩ドットコム」を運営するノルト社、レシピ提案力に強みを持ち食を起点に暮らしの情報を発信しているオレンジページ社と共同でおいしい減塩食の開発を行い、デバイスを用いて満足度を評価する実証実験を開始します。各企業の会員を対象に8月から募集を開始し、9~11月にかけて実施予定です。※9 減塩食品の取り扱い商品数で国内最大/ノルト社調べ(2022年8月8日(月)時点の公開情報に基づく)■ 実証実験概要ノルト社・オレンジページ社の会員様を対象に、「エレキソルト」デバイスを用いて健康的な食体験を提案する実証実験を行います。「エレキソルト」デバイスと、各社の食製品や調理レシピをセットでお客様に提供し、食事内容や体験の満足度について調査を行います。(1)実施期間:2022年9月~11月(2)対象者:ノルト社・オレンジページ社の会員(3)実施内容:会場での試食調査ご家庭で使用してもらうホームユーステスト■ 今後の展開「エレキソルト」デバイスは、今年の実証実験で有用性を検証し、2023年に日本国内での発売を目指します。減塩に対して悩みを抱えるお客様へ価値を届けることができるよう、開発を進めています。健康的な食をお客様にお届けしている企業とのコラボを推進し、お客様が我慢や不満を抱えることなく、楽しく・おいしく・健康的な食習慣を実現できるようなサービスを目指します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月07日明治大学地域連携推進センターは、長崎県との連携事業として、2022年9月2日(金)から9月5日(月)の4日間、「農山村活性化に向けたフィールドワーク」を実施します。明治大学農学部の学生による農山村地域でのフィールドワークを通じて、地域住民との交流を深め、地域外の大学生の視点で農山村地域における課題の発掘や解決方法の提案を行います。長崎県大村市の交流人口の拡大や持続可能な集落づくりを推進する事例の創出を目指します。・日程2022年9月2日(金)から9月5日(月)の4日間・活動場所おおむら夢ファームシュシュ(長崎県大村市弥勒寺町486)を拠点に大村市内各地で活動・活動テーマ・内容活動テーマ「地域資源を活用した新たな価値の創出による、さらなる交流人口の拡大」長崎県大村市は、2022年9月の九州新幹線西九州ルートの開通により観光客等の交流人口の増加が期待されています。現在、交流拠点である「おおむら夢ファームシュシュ」を中心に、農泊体験、観光農園など様々な体験メニューを有していますが、今後さらなる交流人口拡大に向け、大学生の視点から、新たな資源の発掘や体験メニュー等について調査・提案を行います。・主な活動スケジュール(予定)表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月31日明治大学情報コミュニケーション学部は、凸版印刷株式会社の協力のもと、デジタルマーケティングについて実践を通じて学ぶ正課授業「インターンシップ」を9月21日より開始します。この授業では、凸版印刷の情報コミュニケーション事業本部でデジタルマーケティングを手掛ける社員を講師に迎え、最先端のデジタルマーケティング理論の学習と、実践的なテーマでのグループディスカッションを7週にわたって行います。講師となる凸版印刷の社員は、各週のテーマごとに複数派遣され、学生は授業の中で複数の社会人の多様なキャリアや価値観に触れることができます。社員との対話を通じて学生の就業意識を高めることもこの授業の目的の1つとしています。■ 授業の特徴●凸版印刷株式会社情報コミュニケーション事業本部の社員を講師として迎える産学連携型授業●授業の中で就業体験や社会人との交流の場を提供■ 背景と目的近年、インターンシップが採用選考の一環として行われるようになり、就職活動を開始する時期となる学部3年生がインターンシップに参加することは一般的なこととなりました。一方で、採用選考を前提としない就業体験の場としてのインターンシップは減少しています。情報コミュニケーション学部は、就職活動を開始する時期となる学部3年生の時期にこそ、自身を見つめ直し、今後の生き方や働き方を考えるために、採用選考を前提としない就業体験の場が重要だと考えています。そこで、学生の成長を主たる目的とした就業体験ができる学部3年生対象の授業を実施することとしました。■ 情報コミュニケーション学部横田貴之准教授(一般教育主任)のコメント情報コミュニケーション学部は、カリキュラムポリシーの柱の1つとして、「情報社会における問題発見・解決」を掲げています。凸版印刷の情報コミュニケーション事業本部は、「情報の価値を高める」「情報を効果的に届ける」ソリューションを提供する事業分野を手掛けています。「情報」は双方が目指すカリキュラム・事業の主柱です。両者の協力による授業を通じた、「情報」をめぐる新たな知の発見や視座の獲得を目指し、このたび、この産学連携型授業を実施することとなりました。この授業は、3年次の正課授業「インターンシップ」の内容を刷新したものとなります。これまでの「インターンシップ」は、学生がインターンシップに臨むうえでの予備知識や参加前後の自己分析の方法などを学習するものでした。内容を新たにした「インターンシップ」では、凸版印刷の協力によって、授業の中で就業体験をすることが可能になっています。受講生は、情報社会を牽引する企業で活躍する講師による実践的な講義を通じて、主体的に問題解決に取り組みます。そうした活動の中で挫折や成長を経験し、最終日には講師を務めていただいた社員の方々との対話の場を設けることで、対話を通じた就業観の育成を図ります。■ 授業日程表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月29日明治大学社会連携機構は、関西電子株式会社(以下「関西電子」)と、同社を支援する城南信用金庫の協力のもと、学生による新商品創造プロジェクトを今夏より開始します。本学学生であれば所属学部・研究科問わず参加でき、応募時に結成した4~6名程度のチームで再生可能な新素材「ナノファイバー」を活用した新商品や新サービスの提案に挑戦します。ナノファイバーは、従来の繊維にはない新しい性質を持つ素材として、環境対策商品や吸音材・断熱材などの機能性商品、アパレル商品などあらゆる商品への応用が期待されます。本プロジェクトは、ナノファイバーの量産を可能にした関西電子と、同社を支援する城南信用金庫の協力のもと、「学生の柔軟な発想で社会に新たな価値をもたらすこと」を目指し、ナノファイバーの機能を活かした新商品・新サービスの提案を行います。7月から10月中旬にかけてのプロジェクト活動ののち、最終的に10月下旬に成果報告会を行います。提案内容によっては企業との共同開発へと進むことが期待されます。協力企業・関西電子株式会社…ナノファイバーの性質や、量産・加工等の技術に関する指導協力・城南信用金庫…本プロジェクトの広報協力・会場協力・各種後援明治大学担当教員・小川 智由 商学部 教授(研究テーマ:ロジスティクスとマーケティングの戦略展開)・中山 千尋 商学部 特任講師(研究テーマ:観光とメディア・人材開発研究)プロジェクト活動スケジュール・8/1(月):関西電子訪問・施設見学・グループワーク(場所:関西電子本社)・8/2(火)~8/3(水):学内研修(場所:明治大学駿河台キャンパス)※関西電子および関連企業からメンター参加予定・8/4(木)~9/19(月):自主研修(チームごとの活動)・9 月下旬~10 月中旬:企画提案に関するプレゼン指導・10/28(金):成果報告会(場所:羽田空港 羽田イノベーションシティ)※関西電子、城南信用金庫、メーカー等関連企業参加予定 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月01日明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)は、研究ブランディング事業「Math Ubiquitous:数理科学する明治大学」の活動をお伝えする公開シンポジウムとして、「『あやなすことわり』~対話が誘う文理融合の世界~」を7月28日(木)に、オンラインで開催いたします。事前登録制で、参加費は無料です。第一部では、ジャズピアニスト、数学研究者、2025大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、STEAM教育者など、多種多才な活動を展開する中島さち子氏と、大六野耕作 明治大学学長、西森拓 MIMS副所長によるジャズな鼎談「ゆらぐ世界に生きる」を行います。文・理、さらには芸術の視点も取り込んだ融合教育や社会のあり方について、融通無碍に語り合う豪華トリオの鼎談をお楽しみください。第二部では、感性、折り紙、錯視という3つのテーマを取り上げ、斯界の第一人者が研究成果を紹介します。一見、数学とは関係のなさそうなモノやコトが、実は数学の言葉によってさらに輝きを増し、応用技術につながることを、専門的な知見を交えながら分かりやすく解説します。研究ブランディング事業 第7回公開シンポジウム「あやなすことわり」~対話が誘う文理融合の世界~表1: ■本シンポジウムHP 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月21日明治大学政治経済学部奥山雅之ゼミナールは、愛知県南知多町立日間賀(ひまか)中学校と「大学生・中学生合同ゼミ」を開催しました。こちらの合同ゼミは、2022年6月30日(木)に、日間賀中学校3年生18名の修学旅行にあわせて実施されたものです。明治大学の駿河台キャンパスが修学旅行の訪問先の一つとなり、大学生と中学生が「日間賀島の地域産業論」をテーマに、グループワークを通じて交流しました。日間賀中学校がある愛知県の日間賀島は三河湾に浮かぶ離島で、名物のタコとフグに代表される水産業、観光業が盛んです。大学生・中学生各3名、合わせて6名が1グループとなり、グループ別に日間賀島の強みを活かした新しい観光ツアーや特産品のアイデアを出し合い、企画案にまとめて発表しました。ゼミ活動で各地の観光振興に携わってきた大学生の経験と、地元をよく知る中学生の斬新なアイデアが融合し、手軽に海鮮を食べられる「海鮮おにぎり」の開発など、すぐにでも実現できそうな企画案が飛び出しました。昼休みには、大学生と中学生で大学周辺に集積するカレー店などを巡り昼食を楽しみました。日間賀中学校の生徒からは「もっと時間が欲しかった。」「また会いたい。島に来てほしい。」という声があったほか、なかには「将来、明治大学に入学したい」と話す生徒もいました。<参加した大学生の声>神谷 来渡(かみや らいと)さん(政治経済学部 奥山雅之ゼミナール3年)「中学生の斬新なアイデアには驚かされ、わたしたちゼミ生も刺激的な時間になりました。今回の経験を糧に、今後も地域産業についての研究をゼミ一体となって取り組んでいきたいです。」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月11日明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科 宮下芳明教授は、飲食物の味と見た目を変える装置「TTTV2」(Transform The Taste and Visual appearance)を開発しました。この装置は、総務省「異能vationプログラム」で宮下教授が開発した味覚メディア「味わうテレビ TTTV」を発展させたもので、基本五味(甘味、酸味、塩味、苦味、うま味)や辛味などの味を感じさせる液体を混合噴霧します。噴霧する対象は、TTTV1の透明フィルムとは異なり、飲食物となります。7月10日(日)午後4時からは、TBS系特番「アブノーベルSHOW これがまさかの大発見!?」にて、牛乳をカニクリームコロッケの味に変えるデモンストレーションが放映予定です。甲殻アレルギーを持つ太田博久さん(ジャングルポケット)ほか、バカリズムさん、小峠英二さん(バイきんぐ)、井桁弘恵さんも実食します。■ カニクリームコロッケの味再現元飲食物Aを目標飲食物Bの味と見た目を変えるためにはまず、元飲食物Aと目標飲食物Bを味覚センサーで測定し、味の差(B-A)を算出します。味溶液を噴霧混合しながらこの味の差を元飲食物Aにかけることで、目標飲食物Bの味に近づけます。また、可食インクの印刷によって見た目も目標飲食物Bに近づけます。出力例として、牛乳をカニクリームコロッケと同じ味と見た目にすることに成功しました。アレルゲンとなる物質を含まないため、甲殻アレルギーの人でも安全に体験することができます。なお、苦味溶液に含まれる炭酸カリウムによってpHがアルカリ性となることで、牛乳にもともと含まれているアミン系化合物が揮発し、魚介類・甲殻類の香りを生み出しています。これにより、香料を加えることなく、味と見た目に加えて、香りまでもカニクリームコロッケに類似させることができています。■ TTTV2(TransformTheTasteandVisualappearance)での実験事例TTTV2は、白おにぎりを梅干しおにぎりに変えたり、白米をちらし寿司に変えたりすることが容易にできるため、将来的には台所に設置する「調味家電」(宮下教授による造語)としての社会実装を目指しています。家庭料理をプロの味付けにすることができるなど、あらゆる飲食物の味を安全に再現することができます。極端な例としては、エリンギを毒キノコ(ベニテングダケ)と同じ味と見た目にして安全に味わうことすらも可能です。TTTV2についての研究成果およびカニクリームコロッケの「再現レシピ」については、9月1日~3日に福知山公立大学で開催される情報処理学会「エンタテインメントコンピューティング2022」で発表される予定です。本研究は、2022年度明治大学科学技術研究所研究費重点研究B「噴霧型味ディスプレイの改良と発展」による助成を受けています。また、特許出願済みです(特願2022-036579 出願日:2022/3/9 名称:調味装置)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月08日明治大学理工学部では、8月22日(月)に生田キャンパスで、小・中学生を対象としたイベント「夏休み科学教室」を開催します。主に生田キャンパス周辺地域の親子を対象に、実験・実習・工作を通して、自然科学の不思議さや、ものつくりの面白さを体験できる機会を提供します。講座のテーマは「おうちを冒険するロボットをつくろう」「Scratchプログラミング入門」など低学年向けから中学生向けまでの計7種類。理工学部教員・現役学生から直接学ぶことができます。事前申し込み制で、参加費は無料です。表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月08日明治大学博物館は、7月8日(金)から開催する企画展「古代常陸の雄・三昧塚古墳」に合わせ、駿河台キャンパス内の喫茶施設「カフェパンセ」にて、学生考案のコラボメニュー「三昧塚古墳発掘カレー」を販売します。期間は7月8日(金)~8月5日(金)(土日祝日を除く)の10:00~16:00で、定価1,200円(サラダ・ドリンク付、博物館来館者割引有)。「三昧塚古墳発掘カレー」は、明大生や若年層に古墳への興味を持ってもらい、同企画展に来場してもらいたいとの想いから「博物館学生広報アンバサダー」が考案、カフェパンセと共同開発しました。明治大学が1955年の発掘調査に携わった三昧塚古墳(茨城県行方市)がモチーフになっており、前方後円墳型に盛られたライスをスコップ型のスプーンで発掘すると、中からトッピング(遺物)が出現する、“見て・食べて、楽しい”一品です。子どもでも美味しく食べられるようカレールーは辛さをおさえ、茨城県産のレンコンチップスやかぼちゃで彩りを添えました。■販売期間2022年7月8日(金)~8月5日(金) ※土日祝日を除く各日10:00~16:00■販売場所明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン1F カフェパンセ(〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1)※博物館来館の有無に関わらずどなたでもご利用になれます。■販売メニュー三昧塚古墳発掘カレー(サラダ・ドリンク付) 1,200円(その他の喫茶メニューも取り扱っています)三昧塚(さんまいづか)古墳とは?5世紀末に、現在の茨城県霞ケ浦北岸に築造された全長87mの前方後円墳です。明治大学が関わった1955年の発掘調査の際、国内では他に例がない金銅馬形飾付透彫冠をはじめ数千点にも及ぶ大量の副葬品が出土し、国の重要文化財に指定されています。堤防の土取りで破壊された墳丘は2000年代に復元され、公園になっています。企画展「古代常陸の雄・三昧塚古墳」とは?2022年3月、茨城県による三昧塚古墳出土資料の全面的な保存修復が行われ、発見時に近い姿が甦りました。本企画展では、最新の研究に基づきフォルムが一新された横矧板鋲留短甲(よこはぎいたびょうどめたんこう)(当館寄託資料)のほか、茨城県立歴史館が収蔵する冠、埴輪、大刀、銅鏡、ガラス玉など約40件、2000点以上に及ぶ主要資料群を公開します。茨城県外において、これほどの規模で公開されるのは本企画展が初めてです。貴重な観覧の機会となりますので、ぜひご来館下さい。[会 期] 2022年7月8日(金)~8月7日(日)[会 場] 明治大学博物館 特別展示室(千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地階)[開館時間] 月曜~金曜 10:00~17:00、土曜 10:00~15:00休館日:日曜(8月7日は開館)※最新の開館時間は博物館ホームページでご確認下さい。[料 金] 入館無料博物館学生広報アンバサダーとは?「明治大学博物館をもっと明大生に知ってもらい、国内外の博物館・美術館訪問のきっかけにしてほしい!」という思いで集まった学生たちで2021年に結成され、現在は11名で活動しています。これまでの活動として、日本最古の学生街である神田学生街を再発見し、現役学生とのつながりを深める記事企画「のんびり神田学生街」をメディアプラットフォーム「note」に掲載しました。また、明大生向けに「美術館・博物館の会員制度」の広報活動を4キャンパス(駿河台・和泉・生田・中野)で行いました。▼のんびり神田学生街(note) 学生視点で「神田学生街の今」を紹介。 初めての来館者には周辺情報、共に学ぶ友人やこれから入学する後輩にはのんびりスポットを案内する目的で執筆・掲載しています。▼「美術館・博物館の会員制度」広報活動の様子明治大学は、東京国立博物館や国立美術館等の会員制度に加入しており、所属学生は学生証の提示により、入館無料や割引等の特典を受けることができます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月06日明治大学博物館は2022年7月8日(金)~8月7日(日)の期間、企画展「古代常陸の雄・三昧塚古墳」を開催します。本展示では、国内唯一の「金銅馬形飾付透彫冠」をはじめとする、茨城県三昧塚古墳の出土品や資料2000点以上を公開。茨城県外では過去最大となる規模の展示です。ミュージアムショップでは、企画展オリジナルグッズも販売予定です。[会 期] 2022年7月8日(金)~8月7日(日)[会 場] 明治大学博物館 特別展示室(千代田区神田駿河台1-1 アカデミーコモン地下1階)[開館時間] 月曜~金曜 10:00~17:00(入館は16:30まで)、土曜 10:00~15:00(入館は14:30まで)休館日:日曜(8月7日は10:00~16:00開館)※最新の開館時間は博物館ホームページでご確認下さい。[料 金] 入館無料三昧塚(さんまいづか)古墳は、5世紀末に現在の茨城県霞ケ浦北岸に築造された全長87mの前方後円墳です。1955年の発掘調査には、明治大学も協力しました。その際、国内では唯一の出土例となる金銅馬形飾付透彫冠をはじめ数千点に及ぶ副葬品が出土し、国の重要文化財に指定されています。2022年3月には茨城県により全面的な保存修復が行われ、発見時に近い姿がよみがえりました。横矧板鋲留短甲(よこはぎいたびょうどめたんこう)(当館寄託資料)のほか、茨城県立歴史館が収蔵する冠、埴輪、大刀、銅鏡、ガラス玉など約40件、2000点以上に及ぶ主要資料群を茨城県外では過去最大となる規模で公開します。■明治大学博物館ホームページ 企画展オリジナルグッズ1「おうじゃのかんむり」 価格200円(税込)~金銅馬形飾付透彫冠で、気分は権力者~三昧塚古墳から出土し、国内では唯一の出土例となる「金銅馬形飾付透彫冠(国重要文化財)」を紙製の冠(原寸大:長さ60cm、高さ10cm)に仕立てました。こちらの冠の特徴である馬形飾や樹木状飾、唐草文や動物文の透かし彫りを、手に取ってご覧いただけます。展示ケース越しでは伝わりきらないサイズ感を頭に巻いて体感し、古墳時代に思いを馳せ、権力者の気分を味わって下さい。企画展オリジナルグッズ2 「三昧塚古墳メモパッド」 価格300円(税込)~前方後円墳×金銅馬形飾付透彫冠をデザイン~三昧塚古墳の形状をモチーフに、金銅馬形飾付透彫冠の飾りや透かし彫りをデザインしました。メモ用紙の表面は書きやすさを重視し、前方後円墳を白抜き、上下には唐草文を配置しました。裏面は航空写真の三昧塚古墳に金銅馬形飾付透彫冠の飾りや透かし彫りをあしらっています。日常的に使いやすいA7サイズ・40枚です。学校、職場、家庭で使えば古墳トークのきっかけになるかもしれません!販売開始日 2022年7月8日(金)から(売り切れ次第終了)販売場所 明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン地下1F ミュージアムショップ (〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月04日明治大学平和教育登戸研究所資料館は、2022年7月30日(土)にオンラインシンポジウム「『戦争を伝える』ということ―歴史・平和教育の大ベテランから次世代の教育者たちへ託すメッセージ―」を開催します。参加費は無料です。学校教育の現場で長年、歴史教育・平和教育に尽力してきた3名の教員から、これからの平和教育の担い手である現役の学校教員の方、教員を目指す学生の方を主な対象とし、「戦争を伝えるということ」をテーマに講演とパネルディスカッションを行います。【開催概要】表1: 【プログラム】l3:00-14:00 講演(登壇順)渡辺 賢二 氏(明治大学平和教育登戸研究所資料館展示専門委員)川口 重雄 氏(元 田園調布学園中等部・高等部社会科教諭)橋本 暁 氏(和光中学高等学校校長・社会科教諭)14:00-14:30 登壇者3名によるパネルディスカッション14:30-15:00 質疑応答登壇者プロフィールおよび本シンポジウム詳細は、平和教育登戸研究所資料館HPをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月01日明治大学の生涯学習機関「明治大学リバティアカデミー」は、7月30日(土)に、2022年度春期公開講座「明大サッカー部史に見るサッカーマネジメントの現在」をオンラインで開催いたします。事前予約制で、参加費は無料です。本講座は、明大サッカー部のOBであり、日本初のプロサッカー契約選手として活躍した木村和司氏と、明大サッカー部の現監督の栗田大輔氏をお招きし、明大サッカー部の歴史を振り返りながら、日本サッカー界における大学サッカーの役割やマネージメント方法など、その過去・現在・未来について議論します。現在、日本のスポーツ界はビジネス化の波にさらされています。大学スポーツもその影響を避けて通ることはできません。そうしたなかで、明治大学体育会サッカー部は、スポーツと社会をつなぐ新しい取り組みとして、2020年8月に一般社団法人「明大サッカーマネジメント」を設立しました。同法人設立の意図と展望についてお話します。明治大学リバティアカデミー 明大スポーツ特別企画明大サッカー部史に見るサッカーマネジメントの現在表1: 明治大学リバティアカデミーとは明治大学は地域社会に開かれた大学を目指し、本講座のような「社会への知の還元」を目的とした社会連携にも力を入れています。明治大学リバティアカデミーは、生涯学習の拠点として明治大学が整備・運営しているもので、本学教員や外部からお招きした講師による講座を広く一般に公開しています。(詳細:明治大学リバティアカデミーHP ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月30日明治大学就職キャリア支援センターは、2022年度より学部1・2年生限定の就業体験プログラム「Meiji Job Trial」を開始しました。4~6月に事前研修を受講した269名の学部1・2年生が、学内選考を経て、明治大学の夏季休暇期間(8月1日~9月19日)に、協力企業・団体185社のそれぞれのプログラムに参加します。■ MeijiJobTrialを1・2年生限定の就業体験プログラムとした目的近年、インターンシップを実施する企業が増加し、学生の参加率も増加しています。一方で、インターンシップが採用選考の一環として行われるようになり、参加対象は学部3年生以上が主となっており、学部1・2年生の参加が困難なものとなっていました。また、就業体験を伴わないプログラムも多く行われるようになっています。明治大学就職キャリア支援センターでは、早期から就業体験をすることが、その後の学生生活での成長を促進し、卒業後のキャリアプランを主体的に選択する力を醸成するうえで重要と考えています。そのため、参加対象を学部1・2年生に限定し、企業・団体の就業体験を伴うものに限定したプログラム「Meiji Job Trial」を新たに始動することとしました。■ プログラムの進捗参加対象を学部1・2年生限定したにも関わらず、「Meiji Job Trial」への協力を表明していただいた企業・団体の数は、185社にのぼりました。これは、明治大学就職キャリア支援センターの上記のようなキャリア形成支援の方針に理解を示す企業・団体が多かったためと考えられます。現在「Meiji Job Trial」は、学生の応募書類の提出まで進んでおり、269名の学生の応募を受け付けています。■ 実際に2年生で就業体験プログラムに参加した学生のコメント私は2年生のときに、新聞社で10日間多様な業務に携わる就業体験プログラムに参加しました。一番の財産は、「職業選択のうえでの自身の価値観」を明確にできたことです。経験したことのない仕事に挑戦する中で、自身の強みや弱みを分析し言語化しました。また、「将来自分は『誰のために』働くのか」ということを自身に問い直すこともできました。こうしたことが、自身の価値観を見出すことに役立ったと思います。現在、私は大学公認団体「M-Navi」で学生記者として働いています。新聞社で自身の働き方を模索した経験はここでも生きています。(政治経済学部3年 守屋 朱莉さん)■ プログラムの特徴●「学部1・2年生限定」の就業体験プログラム●プログラムは採用活動を前提としない3日間以上かつ15時間以上の就業体験のみ●参加後の学生生活での成長につながることを促進するため、事前研修・事後面談の参加が必須■ プログラムの内容【対象】明治大学の全学部(文理10学部)の1・2年生【企業・コース数】企業・団体数:185社コース数:223コース【企業・団体での就業体験プログラム要件】受入期間:夏季休業期間(8月1日~9月19日)実働日数:3日以上(連続日程でなくても可)実働時間:15時間以上(昼食休憩時間を除く)【企業・団体プログラムの実施方法】対面、ハイブリッド、オンライン(オンラインは、日常的に当該業務がオンラインで行われており、学生が参加できる環境が整備されている場合、また「対面で実施した場合と同等の学修効果がある」と考えられる場合に可)【プログラム全体のスケジュール】事前研修受講・事前研修課題提出:4月14日(木)~5月27日(金)企業・団体によるプログラム説明会:5月16日(月)~5/20(金)WEBテスト:5月17日(火)~5月30日(月)応募書類提出:第1希望 5月18日(水)~5月31日(火)第2希望 6月9日(木)~6月15日(水)選考結果発表:7月上旬予定企業・団体でのプログラム参加:8月1日(月)~9月19日(月)事後面談:9月末~10月上旬 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月28日明治大学の生涯学習機関「明治大学リバティアカデミー」は、7月23日(土)に、2022年度春期公開講座「身近にある彫刻たち~東京近郊の彫刻をめぐってみよう~」をオンラインで開催いたします。事前予約制で、参加費は無料です。「美術」「芸術」と聞くと少し身構えてしまう人も多いのではないでしょうか?しかし、街の中にはたくさんの美術品、芸術品が存在し、皆さんも目にしているはずです。そのような美術品の中から、今回は「彫刻」にスポットを当て、身近な彫刻鑑賞が楽しくなるようなポイントを解説します。講師には、2021年に明治大学特別功労賞を受賞した本学卒業生で、現在は日本彫刻会理事長・日展理事を務める彫刻家の山田朝彦氏を迎えます。講座は、同じく本学の卒業生で、フリーアナウンサーとして活躍する竹山マユミ氏によるインタビュー形式で進行します。明治大学リバティアカデミー特別企画【明治大学連合駿台会 寄付講座】「身近にある彫刻たち~東京近郊の彫刻をめぐってみよう~」表1: 明治大学リバティアカデミーとは明治大学は地域社会に開かれた大学を目指し、本講座のような「社会への知の還元」を目的とした社会連携にも力を入れています。明治大学リバティアカデミーは、生涯学習の拠点として明治大学が整備・運営しているもので、本学教員や外部からお招きした講師による講座を広く一般に公開しています。(詳細:明治大学リバティアカデミーHP ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月27日明治大学就職キャリア支援センターは、株式会社ビズリーチ(東京都渋谷区)が運営するOB・OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」の協力のもと、学部1・2年生を対象としたキャリア講座「社会人から学ぶキャリアデザインゼミ」を今秋から開始します。本講座では、参加学生となる明治大学の学部1・2年生が、明治大学の卒業生に限らない、多様なキャリアを持つ社会人へのインタビューを行います。就職キャリア支援センターでは、これまでも、卒業生とのネットワークを活用し、学部1・2年生のうちから社会人との交流の機会を持てるキャリア形成支援を継続的に行ってきました。これは、就職キャリア支援センターが、学生は早期から多様なキャリアや価値観に触れることで視野が広がり、その後の学生生活での成長が促進されると考えており、そうした支援をキャリア形成支援として重要視しているためです。そしてこのたび、就職キャリア支援センターは、低学年のキャリア形成支援を強化するにあたって、その施策の一つとして本講座を実施することとしました。本講座では、交流の機会を持つ社会人を卒業生以外にまで対象を広げることで、より多様なキャリアや価値観に触れることが可能になります。参加学生がインタビューを行う社会人の選出では、ビズリーチ・キャンパス(※)を活用します。就職キャリア支援センターは、本講座をビズリーチ・キャンパスと共同で企画しました。ビズリーチ・キャンパスでは各大学に特化した低学年向け講座を実施していますが、年間を通じて実施する講座は本講座が初めてとなります。■ 講座の概要本講座は、年間を通じて行う計3回の講座の3回目となります。4月、6月の講座では、自身の目標設定や行動計画の立て方を学びます。第3回にあたる本講座「社会人から学ぶキャリアデザインゼミ」では、参加学生は少人数のチームに分かれた上で、将来の目標や会いたい人や聞きたいことをチームで整理・共有します。その後、約5週間のなかで「ビズリーチ・キャンパス for 明治大学」などを活用し、約10名の社会人へのインタビューを自主的に行います。就職キャリア支援センター職員やビズリーチ・キャンパス担当者がメンター役を務めることで、学びの深化や行動の促進を支援します。■ 開催概要●期間:2022年10月~11月(日程調整中)●形式:ハイブリッド(対面・オンライン)●参加者:明治大学の学部1・2年生 50名●内容:・キャリアデザインに関する講演・学生が約5週間のなかで約10名の社会人にインタビュー(就職キャリア支援センター職員、ビズリーチ・キャンパス担当者がメンター役としてサポート)・グループ発表会(新型コロナウイルスの感染拡大の状況により、開催形式が変更になる可能性があります。)※1 OB・OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」URL: 「ビズリーチ・キャンパス」は、学生とその学生が所属する大学・大学院のOB・OGや企業をつなぐオンラインのキャリア教育プラットフォームです。学生は登録後、母校専用サイトのOB・OGのなかから、自分のバックグラウンドに似た先輩や、興味がある企業に在籍している先輩を見つけ、「話を聞きたい」ボタンを押してアプローチでき、OB・OGが承諾した場合にOB・OG訪問できます(オンラインOB・OG訪問機能を提供)。これにより、学生は就職活動時期や学年などに関係なく、さまざまな業界で活躍する社会人から話を聞き、早期に就業観を醸成することが可能となります。また、学生の皆様に安心・安全にご活用いただくための対策を実施しています。(1)OB・OG訪問の依頼やビデオ通話の発信を学生に限定(2)OB・OGには企業公認とボランティアの2種類があり、ボランティアOB・OGが対応できるのは原則的にオンラインOB・OG訪問のみ(3)アプリ内のメッセージを運営事務局で24時間有人監視し、目的外利用があった場合には注意喚起やアカウント停止などの対応を実施。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月22日明治大学文学部は、高校生と社会人を対象とした「第14回読書感想文コンクール」を開催します。課題図書10冊の中から1冊を選んで書かれた、1,200字以内の読書感想文を募集します。応募締め切りは8月1日(月)(消印有効)。優秀賞100名の感想文は作品集として単行本化され、受賞者ならびに全国の高等学校や図書館に寄贈されます。同学部は2009年より、より多くの人に新たな書物との出会いと自らの言葉で想いを表現する喜びを感じてもらおうと、読書感想文コンクールを開催しています。13回目の開催となった2021年度は、過去最高の1264作品の応募がありました。課題図書は毎年、国内外の文学、歴史、心理、社会など幅広い分野の書物の中から10冊が選ばれます。優秀賞に選ばれた100名には、賞状、作品集および副賞の図書カード3,000円分を贈呈します。表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月14日明治大学農学部農芸化学科ゲノム微生物学研究室の島田 友裕准教授、小林 一幾博士研究員は、法政大学マイクロ・ナノテクノロジー研究センターの石浜 明客員教授の研究グループ、および日本電信電話株式会社(NTT)宇宙環境エネルギー研究所の今村 壮輔特別研究員、高谷 和宏主幹研究員との共同研究により、大腸菌の定常期ストレス応答に関わる新規の転写因子を同定してその機能を解明しました。本研究成果は、微生物が自然環境下に適応するための仕組みの理解・応用に役立ちます。研究成果のポイント・大腸菌の機能未知転写因子YgfIのゲノム上結合領域および標的プロモーターや標的遺伝子群の網羅的な同定に成功した。標的遺伝子群の多くは、定常期において、バイオフィルム形成や酸化ストレス耐性、多剤耐性、宿主動物腸内での生存に関わる遺伝子であった。・YgfIが実際に標的遺伝子群の多くを定常期に活性化することが分かった。そして、バイオフィルム形成を抑制し、過酸化水素耐性の獲得に寄与していることを実証した。・これらの結果から、YgfIをSrsR(a stress-response regulator in stationary phase)と命名することを提案した。本研究成果は、微生物が自然環境下などのストレス条件下で適応するための新たな仕組みの解明・応用に役立つ。要旨生物がゲノムに持つ遺伝子を選択的に利用する仕組みを理解することは、ポストゲノム時代の生命科学分野における先端的研究課題の一つです。明治大学の島田友裕准教授と法政大学の石浜明客員教授の研究グループは、大腸菌をモデル微生物として、大腸菌が持つ全ての転写制御因子の機能解明をめざしています。その一環で本研究では、NTT宇宙環境エネルギー研究所の研究グループと共同で、機能未知転写因子YgfIの機能解明を行いました。その結果、YgfIが定常期において、バイオフィルム形成や酸化ストレス耐性、多剤耐性、宿主動物腸内での生存など、微生物が自然環境下におけるストレスに適応するための遺伝子群を活性化していることが示唆されました。さらに、YgfIがバイオフィルム形成の抑制や酸化ストレス耐性の獲得に寄与していることを明らかとしました。これらYgfIによるゲノム転写制御機構の解明から、微生物が自然環境下などのストレス条件下で適応するための新たな仕組みが明らかにされ、YgfIをSrsR(a stress-response regulator in stationary phase)と命名することを提案しました。本研究は、日本学術振興会による科学研究費基盤C(代表:島田友裕)等の援助により行われました。研究成果は原著論文として、スイスの国際学術誌「International Journal of Molecular Sciences」(電子版)に2022年5月27日付で掲載されました。1.研究の背景生物はゲノムに持つ遺伝子を選択的に利用することで環境に適応しており、その仕組みを理解することは、ポストゲノム時代の生命科学分野における先端的研究課題の一つです。モデル微生物である大腸菌はゲノムに約4,700の遺伝子を持っており、それらは約300種類の転写制御因子により制御されていることが分かってきていることから、それら全転写制御因子の機能解明が課題となっています。しかしながら、そのうち約5分の1は未だに機能が全くの不明である機能未知転写因子であり、これらの機能解明を含めたゲノム転写制御機構の全体像の理解が求められています。2. 研究内容と成果本研究グループは大腸菌をモデル微生物として、一つの生物のゲノム転写制御機構の全体像の理解をめざしています。その一環で、転写因子と推測されている機能未知転写因子YgfIについて、Genomic SELEX法(以下、gSELEX法)を用いてゲノム上の結合領域を解析したところ、約10個の遺伝子群を標的としていることが分かりました(図1)。これらの標的遺伝子群にはバイオフィルム形成や酸化ストレス耐性、多剤耐性、宿主動物腸内での生存などに関与する遺伝子群が含まれていました。次に大腸菌細胞を用いて、YgfIによる制御を観察したところ、YgfIの発現が定常期で上昇し、標的遺伝子群のほとんどは定常期において活性化されていることが分かりました。標的遺伝子群の機能の中でも、バイオフィルム形成や酸化ストレス耐性は、大腸菌の自然環境下や宿主腸内における生存に重要であることが分かっているため、これら表現型へ与えるYgfIの影響を観察しました。その結果、YgfIがバイオフィルム形成を抑制化していること(図2)、および、過酸化水素耐性の獲得に寄与していることが分かりました(図3)。本研究成果から、この機能未知転写因子YgfIをSrsR(a stress-response regulator in stationary phase)と命名することを提案しました。3.今後の期待本研究グループは一つの生物の遺伝子発現制御機構の全体像を理解する目的で、大腸菌をモデル生物としてこれまでに数々の転写制御因子の機能同定に成功してきました。特に、試験管内でゲノム上の直接的な結合配列を網羅的に同定するために独自に開発したgSELEX法を用いた研究戦略により、これまでに大腸菌K-12株の持つ7種類のRNAポリメラーゼシグマ因子のうち6種類、約300種類の転写因子のうち70種類以上の機能同定に成功してきました。特に本研究で解析した機能未知転写因子は、細胞内における発現時期や活性化条件などが不明のため、通常の細胞を用いた機能解析は困難であり、本研究グループのgSELEX法の強みが活かされた研究成果です。今後も、本研究グループによるgSELEX法を用いた機能未知転写因子の機能解析により、微生物が持つ未知の転写制御因子およびその制御機構が明らかとなること、そして、微生物が自然環境下などのストレス条件下における生存のための新たな仕組みが理解されることが期待されます。これらの成果は、微生物のゲノム機能を利用した物質生産や環境浄化、また病原性微生物の理解などの応用分野にも役立つことが期待されます。4.発表論文<タイトル>Transcription factor SrsR (YgfI) is a novel regulator for the stress-response genes in stationary phase in Escherichia coli K-12.<著者名>Ikki Kobayashi, Kenji Mochizuki, Jun Teramoto, Sousuke Imamura, Kazuhiro Takaya, Akira Ishihama, Tomohiro Shimada<雑誌名>International Journal of Molecular Sciences<DOI>10.3390/ijms23116055研究グループ・明治大学農学部農芸化学科 ゲノム微生物学研究室准教授 島田 友裕(しまだ ともひろ)博士研究員 小林 一幾(こばやし いっき)・法政大学 マイクロ・ナノテクノロジー研究センター客員教授 石浜 明(いしはま あきら)当時博士研究員 寺本 潤(てらもと じゅん)当時学部生 望月 賢司(もちづき けんじ)・ NTT 宇宙環境エネルギー研究所特別研究員 今村 壮輔(いまむら そうすけ)主幹研究員 高谷 和宏(たかや かずひろ)参考図図1.本研究グループにより独自に開発されたGenomic SELEX法を用いて同定された機能未知転写因子SrsRの大腸菌ゲノム上の結合領域。結合領域の近傍に位置する遺伝子群が示されている(緑色は遺伝子間領域、橙色は遺伝子上領域を示す)。図2.大腸菌野生株、srsR欠損株、SrsR過剰発現株、およびコントロール株において形成されたバイオフィルム量の観察結果。図3.大腸菌野生株、srsR欠損株、コントロール株、SrsR過剰発現株の過酸化水素に対する生残率の観察結果。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月10日明治大学の生涯学習機関「明治大学リバティアカデミー」は、6月25日(土)に、2022年度春期公開講座「【大人のための教養講座】GoToイートからテレイートへ!?味覚の仕組みと最新メディア技術」をオンラインで開催いたします。事前予約制で、参加費は無料です。(宮下教授のコメント)マイクで音を録音してスピーカーで再生するように、カメラで映像を録画してテレビで表示するように、味を記録したり再生したりすることはできるのでしょうか?この講義では、メディア技術の側面から「味覚」の仕組み、そしてそれを応用する最新技術についてお話します。味覚についての雑学やクイズを織り交ぜながら楽しく学びましょう。■ 日時2022年6月25日(土)10:30~11:30■ 会場オンラインのみ(Zoomのウェビナー機能を使用)■ 講師宮下 芳明(明治大学総合数理学部教授)■ 受講料無料■ 申込方法事前予約制(先着480名)下記のリバティアカデミーHPからお申込みください。URL TEL 03-3296-4423(明治大学 社会連携事務室)■ 明治大学リバティアカデミーとは明治大学は地域社会に開かれた大学を目指し、本講座のような「社会への知の還元」を目的とした社会連携にも力を入れています。明治大学リバティアカデミーは、生涯学習の拠点として明治大学が整備・運営しているもので、本学教員や外部からお招きした講師による講座を広く一般に公開しています。(詳細:明治大学リバティアカデミーHP ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月10日法政大学・関西大学・明治大学(以下、3大学)ではこのたび、3大学合同で、2年生向けのキャリア形成支援プログラム「CONNECT」を実施します。同プログラムは、3大学の学生や社会人とのオンラインのグループワークで「就職活動の先にある“働く”こと」や「他大学生の価値観」に触れ、卒業後のキャリアプランを主体的に選択する力を育成します。<本件のポイント>・法政、関西、明治の3大学連携による2年生向けキャリア形成支援プログラム・「就職活動の先にある“働く”こと」や「他大学生の“価値観”」に触れ、大学生活の過ごし方を考える・コロナ禍で大学生活や働くことに悩みを抱える学生に、貴重な出会いや繋がり、気付きの場を提供<プログラムの実施目的>近年の就職活動は、3年生の夏のインターンシップへの関心が高まった影響で、内々定獲得に至るまでの活動期間が事実上長期化しています。一方で学生は、コロナ禍の影響で、入学前に抱いていた大学生活へのイメージとのギャップや将来への不安を抱えながら大学生活を送っている現状があります。「CONNECT」は、連携協力協定(※1)を結ぶ3大学がこうした状況を共通の課題と捉え、2年生向けのキャリア形成支援プログラムとして共同して開発したものです。同プログラムの目的は、就職活動への早期の準備を促進することではありません。同プログラムで学んだことを授業やクラブ・サークル活動、アルバイト等の日常で実践することにより、参加学生が自身のキャリアプランを主体的に選択できるようになることを目的としています。また、コロナ禍で他大学の学生との交流の機会が形成しづらくなった中で、プログラムをきっかけとした大学間の垣根を超えた仲間づくりが視野の拡大や大学生活の充実につながることを期待しています。※1 法政大学・明治大学・関西大学の連携協力協定について3大学が連携協力して教育研究活動の一層の充実と質の向上を図り、学術の発展と有為な人材の育成に寄与することを目的に、2017年9月に締結されました。連携協力事項については、教育・研究のほか、産学連携、地域社会への貢献、学生の交流など多岐にわたっています。<プログラムの内容>6月18日(土)~8月6日(土)の期間にオンラインのグループワークを全3回行います。各回の参加人数は各大学から100名ずつ、計300名で、グループワークや参加学生同士のコミュニケーションにはOriginal Point株式会社(東京都千代田区)(※2)が提供する「ハタチのトビラ」(※3)を活用します。【スケジュール】(各回90分/全3回)<Day1>6月18日(土)13:30~15:00[テーマ]“自分っぽい”を考える(自己分析のノウハウを知る)/自己分析の方法論に触れ、ITツールを活用して自分っぽい軸や働き方について考える<Day2>7月9日(土)13:30~15:00[テーマ]“就活”を考える/企業の人事担当者からコロナ禍での就活のリアルを聞き、大学生活や就活について考える[ゲスト]ロート製薬株式会社 採用担当<Day3>8月6日(土)13:30~15:00[テーマ]“働く”を考える/興味が“働く”にどう繋がるかを考え、残りの大学生活の過ごし方や目標を設定する[ゲスト]コクヨ株式会社 ワークスタイル研究所 研究員【受講対象】学部2年生(特に以下に該当する学生)・コロナ禍で大学生活に不安がある ・将来やりたいことが漠然としている・大学生ならではの挑戦がしたい ・就活や“働く”に向けて準備したい・自分の軸を発見したい ・大学間を越えた友達の繋がりがほしい【受講人数】1コマ300名まで(各大学100名ずつ)【受講形態】オンライン【受講により期待される効果】〇日常の大学生活では繋がることが難しい、3大学の学生間の絆形成〇就職活動や働くことへの不安の解消※2 Original Point株式会社 ホームページ: キャリア開発3.0を掲げ、大学と企業向けに、時代に合わせた人材育成と適切なキャリア選択を後押しする仕組みづくりを行う。大学向けには、大学の理念に合わせて、初年次キャリア教育プログラムをカスタマイズ提供している。また、アメリカで定着している職業訓練の手法「ジョブシャドウイング」の“国内初”動画配信を含む、大学生の早期キャリア観育成を目的としたサービス「ハタチのトビラ」を展開する。※3 「ハタチのトビラ」( )3つの機能「ハタチのトビラ」3つの機能 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月09日明治大学・和泉キャンパス(東京都杉並区)の新教育棟・和泉ラーニングスクエアが、省エネルギー化を実現した建築物として「ZEB ready」の認証を取得しました。(一財)日本建築センターによるBELS評価(建築物省エネルギー性能表示制度)を受け、4月6日付で交付されました。「ZEB ready(Net Zero Energy Building ready)」とは、先進的な建築設計や高効率な設備導入などの省エネルギー化によって、従来の建物で必要なエネルギーを50%以下まで削減した建築物への認証です。和泉ラーニングスクエアは、従来の建物に比べて52%の省エネルギー化が実現できるとして認証が交付されました。和泉ラーニングスクエアは、学修意欲を高めることを意図して、各フロアの学修環境が見渡せる吹き抜けを広く取り入れています。そうした中で、各フロアでは、人がいる高さだけを空調する床下空調による「居住域空調」や、開口部には特殊な金属膜のコーティングによって空調の効率が高められる「Low-Eガラス(エコガラス)」を採用しています。さらに、効果的に自然採光・通風を取り入れる「ハイサイドライト」を吹き抜け上部に設けるなど、省エネルギー性を高める最新の環境配慮計画を盛り込んで設計されています。■ 和泉ラーニングスクエアについて明治大学の創立140周年記念事業として2022年3月に竣工した、新しい教育棟です。学生同士の偶発的な交流を促す「プレゼンテーションラウンジ」や少人数学習ユニット「グループボックス」、机や椅子がない「カイダン教室」などの新しい学修環境を積極的に取り入れ、学生の主体的な学びが促進されるよう工夫がなされています。和泉ラーニングスクエア特設サイト 和泉ラーニングスクエア建設関係者座談会「記憶に残る和泉キャンパスの原風景づくり」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月08日明治大学農学部の新屋良治准教授、宮崎大学医学部の菊地泰生准教授、米国カリフォルニア工科大学のPaul W. Sternberg教授らを中心とする研究チームは、マツ材線虫病の病原体であるマツノザイセンチュウとその近縁線虫(注1)種Bursaphelenchus okinawaensis(以下、B. okinawaensis)2種の性がランダムに決まる可能性が高いことを明らかにしました。生物の性は、遺伝性決定(性染色体や性決定遺伝子などを起点として性が決まる)や環境性決定(温度や個体群密度など環境依存的に性が決まる)により決まることが知られてきました。しかし、本研究チームは今回2種の線虫において、染色体の観察や詳細なゲノム解析、さらには遺伝学解析などを行うことにより、発生ノイズ(注2)が性決定に与える影響が大きいことを明らかにしました。本研究は、主として発生ノイズにより性が決定される「ランダム性決定」が遺伝性決定や環境性決定に続く第3の性決定機構であることを示します。本研究成果は、科学雑誌『Nature Communications』に掲載されました。本研究チームは、今回得られた知見を基にして、植物寄生性線虫(注3)の性を人為的に操作し、寄生線虫病を制御することを目指しています。■ 研究の背景ヒトに男女の2性が存在するように、有性生殖を行う多くの生物にはメスとオスの2性が存在します。しかし、性が決まる仕組みは多様で、近縁の生物種間においてすら仕組みが異なることも珍しくありません。例えば、ヒトの場合、男はY染色体上にある性決定遺伝子SRYをきっかけとして性が決まります。このような性決定の様式を一般に遺伝性決定もしくは性染色体性決定と呼びます。また、カメやトカゲなどの爬虫類などでは、温度等の環境に依存して性が決まる場合もあり、このような性決定様式を環境性決定と呼びます。多くの生物はこれらいずれかの性決定様式を有していると考えられてきましたが、性決定様式が不明な生物も数多く存在します。線虫においては、これまで多くの線虫種に性染色体が存在することが知られていました。本研究チームは、本研究においてマツ材線虫病の病原体であるマツノザイセンチュウとその近縁線虫種であるB. okinawaensisの性決定機構の解明に取り組みました。マツ材線虫病は世界四大樹木病害の一つとして知られるほど深刻な病気です。日本国内では古くからマツ枯れや松くい虫病として知られてきました。その病原体であるマツノザイセンチュウにはメスとオスの2性が存在しますが、雌雄比は1:1ではなく通常メスが多く生まれます。また、B. okinawaensisには雌雄同体(注4)とオスの2性が存在し、通常99%以上が雌雄同体で、ごくまれにオスが生まれます。雌雄同体とオスの交尾により生まれる子孫も同様に99%が雌雄同体であるため、性染色体性決定ではない別の仕組みにより性が決定されることが疑われました。■ 研究手法と成果まず、本研究チームは両線虫種において、メス(雌雄同体)とオスの染色体構造を観察し、染色体構造に雌雄差がないことを確認しました。次に、染色体観察ではわからないゲノム上の小さな違いがあるかを確認するためにゲノム配列情報を雌雄別に取得しましたが、やはり雌雄間で違いは確認されませんでした。これらの実験により、性染色体の存在は否定されたので、その後、環境性決定やその他既知の性決定機構に合致するかを詳細に調べましたが、線虫はさまざまな環境下においても常にほぼ一定の雌雄比を示し、その仕組みは既知の性決定機構のいずれとも違うことが明らかになりました(図1)。B. okinawaensisは雌雄同体単独で遺伝的にほぼ同一な子孫を残せるにもかかわらず、均一培養条件下においても、低い一定の確率でオスが生まれます。そして、このオスとメスのゲノム情報には違いがありません。これら数多くの状況証拠をそろえることにより、今回調べた線虫種のうち少なくともB. okinawaensisは発生ノイズを主因としてランダムに性が決まると結論付けました(図2)。本研究では、B. okinawaenesisにおける遺伝学解析により、初めて植物寄生性線虫を含むグループにおける性決定遺伝子の同定に成功しました。モデル生物である線虫Caenorhabditis elegansの性決定カスケードと比較すると、B. okinawaensisではtra-1を含む一部の下流遺伝子のみが保存されており、改めて線虫内における性決定機構の多様化が明らかになりました(図3)。■ 今後の展開発生ノイズが生物の多様性(個性)を生み出す要因の一つであることは以前から知られてきました。性決定に関しても、理論生物学的な見地から発生ノイズの関与を主張する研究者もいましたが、その証明の難しさからこれまで大きく注目されることはありませんでした。本研究でランダム性決定が明らかになったB. okinawaensisは、近年新たなモデル線虫種として確立されつつあります。今後は本線虫種を用いて性決定の引き金となるノイズが生じる原因の解明が期待されます。また、今回確認されたような遺伝情報の変化を伴わない表現型のばらつきは、急激な環境変動に対して迅速に対応できる利点があることが示唆されています。B. okinawaensisの生態を深く理解することで、ランダム性決定の生態的意義を明らかにすることが期待されます。■ 社会的意義本研究では、B. okinawaensisの遺伝学解析基盤を整備し、性決定に関与する遺伝子の同定にも成功しました。これまで、植物寄生性線虫グループにおいて性決定の分子機構は全く明らかになっていなかったため、本研究で得られた知見は今後植物寄生性線虫の性決定機構の解明に利用できます。本研究チームは、今回得られた知見を基にして、植物寄生性線虫の性を人為的に操作し、寄生線虫病を制御することを目指しています。■ 補足説明(注1)線虫線形動物門に属する多細胞動物。動物や植物に寄生する寄生虫の1グループとしてよく知られています。多くの線虫は肉眼では見えないほどに小さく(1mm前後)、地球上で最も個体数や種数が多い動物群の一つであると考えられています。(注2)発生ノイズ同一のゲノムを持ち同じ環境で発生をした個体間でも、その表現型は個体間で異なる現象のことです。その原因は、遺伝子の発現制御、分化や細胞の運動などさまざまな過程での確率的・偶発的な振る舞いにあるとされています。(注3)植物寄生性線虫植物に寄生し、栄養を摂取する生活史を有する線虫グループ。これまでに4s種以上の植物寄生性線虫が報告されており、世界農業生産において毎年8兆円以上の被害を生じさせています。(注4)雌雄同体1個体が雌性配偶子と雄性配偶子の両方を作ることができ、両配偶子の受精により次世代の個体が生じる繁殖様式のことを指します。■ 論文情報■掲載雑誌Nature Communications■掲載雑誌Possible stochastic sex determination in Bursaphelenchus nematodes■著者Shinya R, Sun S, Dayi M, Tsai I, Miyama A, Chen A, Hasegawa K, Antoshechkin I, Kikuchi T, Sternberg PW.■論文掲載先URL ■研究助成本研究は、科学技術振興機構「さきがけ」(新屋良治、JPMJPR17Q5)、科学技術振興機構「CREST」(菊地泰生、JPMJCR18S7)、Howard Hughes Medical Institute(Paul W. Sternberg)の支援を受けて行われました。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月03日明治大学地域産学連携研究センター(明治大学生田キャンパス:神奈川県川崎市)は、明治大学が有する技術シーズ・知的資源を有効活用し、川崎市をはじめとする神奈川県域における新技術・新事業の創出や地域企業との産学連携促進を目的として2012年4月に開設しました。生田キャンパスには、理工学部、農学部が設置されており、大学で生まれた研究成果を活用する企業が同センターに入居をしています。この度、同センターは開設10周年を迎え、これまで以上にイノベーションハブ機能を強化するため、「コワーキングスペース」をセンター内に開設します。コンセプトは「find communication」。施設内に入居するベンチャー企業、研究者をはじめ、地域企業、自治体など、所属の枠組を超え、さまざまなバックグラウンドをもつ人々とのコミュニケーションの活性化をはかり、新たなイノベーションの創出の場を目指します。6月から試験運用を開始し、学外機関との連携も含めた各種イベントの実施を予定しています。さらには、学生を対象としたアントレプレナーシップ(起業家精神)をテーマとしたプログラムの創出を目指します。■ 明治大学地域産学連携研究センターとは明治大学が有する技術シーズ・知的資源を有効活用し、川崎市をはじめとする神奈川県域における新技術・新事業の創出、地域中小企業を育成する産学連携促進事業の実施、起業・経営セミナー等の開催、地域中小企業者・住民への施設の貸出し等の地域連携交流を促進することを目的とした施設です。その目的のため、テクノロジーインキュベーション室や試験分析・試作加工装置をはじめ、地域産学連携に資する設備を整えています。※依頼試験・分析は行っておりません。明治大学地域産学連携研究センターHP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月02日明治大学商学部 小林尚朗ゼミナール(専門:世界経済論)は、「フェアトレード月間」の5月に合わせ、学内でもフェアトレードへの関心を高めようと、期間限定カフェ「koba coffee」をオープンしました。期間は5月25日(水)~31日(火)(土日除く)の12:30~13:20で、駿河台キャンパスリバティタワー2Fの学生交流スペースにブースを設置しています。東ティモール産のコーヒー豆やフィリピン産の黒砂糖といったフェアトレード製品を使用。カップや蓋は植物由来の生分解性プラスチック製で、マイボトル持参も呼びかけています。また、ガムシロップは黒砂糖から手作りするなど、環境に配慮し味にもこだわったメニューを販売しています。■開催日時2022年5月25日(水)~31日(火) ※土日除く各日12:30~13:20 ※売り切れ次第閉店※現在明治大学では、新型コロナウイルス感染症対策のため大学関係者以外のキャンパスへの入構制限を行っています。詳しくは、大学ホームページをご確認ください。 ■販売場所治大学駿河台キャンパス リバティタワー2F ラウンジパープル(〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1)■販売メニューアイスコーヒー 200円、アイスカフェラテ 200円、クッキー(紅茶・オレンジ) 各410円■ フェアトレード製品とは?開発途上国の原料や製品を適正な価格・条件で取引して作られた製品。購入することで、開発途上国の生産者や労働者の生活環境改善と自立支援につながります。■ フェアトレード月間とは?毎年5月の第2土曜日はWFTO(World Fair Trade Organization、世界フェアトレード連盟)が定めた、世界中でフェアトレードに関するイベントが行われる「世界フェアトレード・デー」。これにちなんで、日本でも5月は「フェアトレード月間」と呼ばれています。■ 商学部・小林尚朗ゼミナールとは?貿易、貧困、フェアトレードなどの世界経済論の分野を多角的に学び、答えがない社会課題解決に向けた研究を行っているゼミナール。一つの製品が、どこで誰によって作られ、どのような取引を経て私たちの手元に届いたのかを、学内外の多くの人に考えてもらえるようなイベントや取り組みを行っています。これまでにも、アフリカ・ザンビアのバナナの茎の繊維を再利用した「バナナペーパー」グッズを製作したり、大学周辺の地域を巻き込んでフェアトレードチョコレートを広める「まちチョコプロジェクト」などの企画を行ってきました。バナナペーパーを使用したコースター、メモ帳、紙ファイルを製作。コースターは、大学オリジナルグッズとして販売化もされている。明治大学駿河台キャンパス周辺の街の風景をデザインテーマとしてパッケージデザインを公募。明治大学リバティタワーや御茶ノ水の楽器街がデザインされ、地域のカフェなどで販売された。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月30日明治大学は、数理・データサイエンス・AI(Artificial intelligence、人工知能)を実践的に活用できる人材を育成することを目的として、明治大学のすべての学部(文理10学部)の学生を対象とした2つの教育プログラムを2022年4月から開始しました。明治大学は、2007年に数理科学の世界的水準の研究拠点として、研究・知財戦略機構に先端数理科学インスティテュート(MIMS)※1 を設立し、2013年には中野キャンパスに総合数理学部※2 を開設するなど、数理科学の発展と普及を図ってきました。本プログラムは、そうした中で培ってきた研究・教育の知見を明治大学のすべての学生が履修可能な教育プログラムとして体系化したものとなります。■ 大六野耕作学長のコメントMIMS、総合数理学部の立ち上げなど数理科学の分野をけん引してきた明治大学の世界水準の研究者が、文理10学部すべての学生に開かれた教育プログラムを展開することは非常に意義深いことと考えています。数理・データサイエンス・AIは、現在進行中の社会変化に深く寄与するものです。そうした中で、本プログラムが対象とする「社会で活用されているデータ」や「データの活用領域」は非常に広範囲で、日常生活や社会の課題を解決する有用なツールになり得ます。こうした知見やスキルは、様々な適用領域(流通、製造、金融、サービス、インフラ、公共、ヘルスケア等)の知見と組み合わせることで価値を創出するものです。一方で、これらの知見やスキルが全ての社会的課題を解決する万能なものというわけではなく、その活用に当たっての様々な留意事項(ELSI、個人情報、データ倫理、AI社会原則等)を考慮することも必要です。本プログラムではこうした知見やスキル、倫理観を学ぶことで、世界の諸問題に正面から立ち向かい、自ら状況を切り開く「前へ」の精神を持った人材を育成します。■ 阿原一志総合数理学部教授(教育・開発支援センター副センタ―長)のコメントデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展する現代社会において、数理・データサイエンス・AIを活用できる人材が、金融、マーケティング、農業、製造、エンターテイメントなど幅広い分野で求められており、法律や政治といった分野においても現代の科学技術の知見なしには語れなくなってきています。たとえば、社会をビッグデータ解析により分析する手法を開発することは大切ですが、一方で個人情報を保護する社会的枠組みについても議論が必要です。AIが創作した著作物やAIが引き起こした事故はどのように捉えればよいでしょうか。これらは社会の情勢に応じて考えていかなければいけないでしょう。こうした背景を踏まえ、明治大学 教育開発・支援センターの主導のもとで、データサイエンスや人工知能に関わるリテラシーを身に付けるための教育プログラム(リテラシーレベル)を2022年度から開始し、明治大学のすべての学部のすべての学生が履修できるものとしました。リテラシーレベルでは、数学分野や統計分野についての学生のバックグラウンドが多様であることをふまえ、どの学生にも学習しやすい制度を目指しています。■ 数理データサイエンス人工知能リテラシーレベルプログラムリテラシーレベルでは次の3つを目標にします。1つめは数理統計のリテラシーを身に付けること、2つめはコンピュータを用いたプログラミングやデータ解析のリテラシーを身に付けること、3つめは社会におけるデータサイエンス・AIの活用事例に触れることです。学生は明治大学の各学部・学科(専攻)に設定された科目群からそれぞれに定められた単位数を取得することにより、明治大学からプログラム修了が認定されます。認定時に修了証が発行され、学修した成果(認定)を自身の専門研究領域や就職後のキャリア等で活用することができます。本プログラムは2023年度に文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)」に申請予定です。>詳細(明治大学ホームページ): >数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)(文部科学省ホームページ) ■ 数理データサイエンス人工知能応用基礎レベルプログラム「数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム」が定める「数理・データサイエンス・AI(応用基礎レベル)モデルカリキュラム~AI×データ活用の実践~」に準拠し、指定されたプログラム修了要件を満たすことで、これらの能力を持つことを総合数理学部が認定します。プログラムの科目はすべて総合数理学部の設置科目で構成されていますが、自らの専門分野へ数理・データサイエンス・AIを活用できる人材を育成することを目的としていることから、総合数理学部以外の学生も本プログラムの履修・修了が可能で、リテラシープログラムと同様に修了証が発行されます。本プログラムは2023年度に文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)」に申請予定です。>詳細(明治大学総合数理学部ホームページ) >数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(応用基礎レベル)(文部科学省ホームページ) ※1 明治大学 研究・知財戦略機構 先端数理科学インスティテュート(Meiji Institute for Advanced Study of Mathematical Sciences : MIMS)社会および自然に現れるさまざまな現象の解明にむけた数理科学の発展と普及を図ることを使命として、2007年に明治大学研究・知財戦略機構のもとに設置されました。研究成果の社会への還元や、若手研究者の育成にも力を注いでおり、こうした活動を通して、先端数理科学分野における傑出した国際研究拠点の形成をめざしています。>明治大学 先端数理科学インスティテュート(MIMS)ホームページ ※2 明治大学 総合数理学部「社会に貢献する数理科学の創造・展開・発信」を理念に掲げ、数理と情報についての先端的知識と技術をもって現代社会の諸問題に対処し、国際的に活躍できる人材を育成する学部として、2013年に開設されました。学問の枠組みを超えて自然科学や心理学、ビジネスやアートなど様々な視点を学びます。現象数理学科、先端メディアサイエンス学科、ネットワークデザイン学科の3学科からなります。>明治大学 総合数理学部ホームページ >受験生のための学部ガイド Step into 総合数理学部 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年05月19日明治大学と同大学商学部・小林尚朗ゼミナールは、バナナの茎の繊維から作られるバナナペーパーを使用した大学オリジナルグッズを制作しました。世界経済論を研究する小林尚朗ゼミナールは、見えにくい人やモノのつながりを意識的に考えるため、学内外でフェアトレードの啓発活動を行っています。今回は、明治大学公式グッズとしてバナナペーパーのコースター、メモ帳、紙ファイルを制作しました。そのうち、コースターは株式会社明大サポートが運営する明治大学オフィシャルグッズネットショップにて本日4月18日(月)から販売しています。メモ帳、紙ファイルはバナナ繊維20%、コースターは5%配合のバナナペーパーを使用。メモ帳、紙ファイルは非売品グッズとして、広報活動で配布予定。■ ■制作に携わった、小林尚朗ゼミナールの学生のコメント小林ゼミの「フェアトレード大学推進班」としてプロジェクトに参加しました。SDGsという時代のニーズを大学の活動に落とし込むために、めいじろうとバナナペーパーを掛け合わせたグッズ製作にチャレンジしました!Mさん:バナナを被っているめいじろうをデザインしたので、とても愛着が湧きました!学生から社会人まで、幅広い層が使いやすいデザインにしました。Kさん:コースターは、高級感があって感動しました。明治大学の学生の皆さんに、フェアトレード商品の良さを実感してほしいです!Hさん:キャンパスの環境をより倫理的に変えることを目指しています。教員や学生が直接的・間接的にSDGsの達成に貢献できるシステムを作りたいです!小林ゼミの学生のアイディアをもとに、明治大学公式キャラクター「めいじろう」のバナナバージョンも制作しました。■ ■バナナペーパーとはバナナの茎の繊維から作られた紙。今回、メモ帳・紙ファイル制作で使用したOne Planet Paper のバナナ繊維20%配合バナナペーパーは、世界フェアトレード機関(WFTO)に認証されたフェアトレード紙で、クライメート・ポジティブ※の認定も受けています。バナナは同じ茎から一度しか実らないので、収穫が終われば伐採され、通常は捨てられます。この紙は、アフリカ・ザンビアのバナナの茎を再利用したもので、森林資源や野生動物の保護につながっています。環境にやさしく、現地の雇用を創出するエシカルな紙です。※クライメート・ポジティブ…生産の過程で発生する二酸化炭素排出量より吸収量が多い状態■ ■販売情報・販売タイトル:バナナペーパーコースター5枚セット【限定商品】・価格:¥400(税込)・販売ぺージ:明治大学オフィシャルグッズネットショップURL: ・企画:学校法人明治大学・明治大学商学部小林尚朗ゼミナール・販売:株式会社明大サポート 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月18日明治大学情報コミュニケーション学部・南後由和准教授のゼミナールと、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科学生有志はこのたび、協働して『Tokyo Scope 2021ーーメディアで読み解く都市』を出版しました。これは、様々な角度から東京への新たな見方を提示し、東京の新たなガイド役となることを目的とした「Tokyo Scope」プロジェクト第一弾のガイドブックです。本ガイドブックは、書店や公式通販サイトなどで購入可能です。■ ガイドブック『TokyoScope2021ーーメディアで読み解く都市』の詳細ガイドブック、雑誌、定点ライブカメラ、SNS、リサーチ本の5つの”メディア”を取り上げ、それらによって東京がどう切り取られ、都市への見方がどのように“ガイド”されているかを見つめ直した一冊です。東京にまつわるリサーチ・分析・執筆を明治大学南後ゼミ、紙面デザインを武蔵野美術大学視覚伝達デザイン科学生有志が担当。教員の監修のもと、全てのページを学生の手で制作しました。<監修者>中野豪雄(武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科教授。専門分野:グラフィックデザイン)南後由和(明治大学情報コミュニケーション学部准教授。専門分野:社会学)<著者>武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科学生有志(13名)明治大学情報コミュニケーション学部南後ゼミ(32名)販売情報■定価:¥1,000(税込)■販売場所:SPBS本店、SPBS TOYOSU、喫茶ランドリー本店、銀座蔦屋書店、小杉湯となり、代官山蔦屋書店、南洋堂書店、BOOKSライデン、本屋B&B※すでに売切の店舗あり■公式通販サイト: ■ 『TokyoScope』プロジェクトとは?明治大学南後ゼミによる社会学・都市論の視点と、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科学生有志によるデザインの視点とを掛け合わせることで、東京をめぐる新たなモノの見方のきっかけとなるアウトプットを行うプロジェクト。新規メンバーも迎えた2022年度のテーマは「東京×速度」。東京に流れる時間を様々な角度から考察するガイドブック第二弾を制作中です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月15日