優秀賞3作品、佳作6作品(うち特別賞1作)も決定。隈氏「家具の概念を超える新しいアイディアやチャレンジに満ちた作品ばかり」写真文化首都「写真の町」東川町が、建築家隈研吾氏とともに実施する第2回『「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペ』の各賞が6月26日に決定しました。最優秀賞である「隈研吾賞」を受賞したのは、台湾の王品淮(ワン・ピンホワイ)さん・丁羿鈞(ディン・イージン)さん(共同制作)となりました。審査委員長隈研吾氏(左)と、最優秀賞を受賞した王品淮(ワン・ピンホワイ)さん・丁羿鈞(ディン・イージン)さん昨年に続き第2回目の開催となる『「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペ』の各賞が6月26日に北海道東川町にて開催された表彰式にて発表、授与されました。最優秀賞となる隈研吾賞は台湾の王品淮(ワン・ピンホワイ)さん・丁羿鈞(ディン・イージン)さん(共同制作)が受賞。優秀賞には、幾本聖申さん(日本)、トビーアス・ポールソンさん(スウェーデン)、チョン・ミヌさん(韓国)の3作品が受賞しました。また、佳作6作品のうち、特に審査員の印象に残った作品として小西なずなさん(日本)が特別賞を受賞しました。コンペは、KAGUのある豊かな(丁寧な)暮らしを育み、建築と家具が育む新たなライフスタイルの発信を目指し、世界中の30歳以下の学生を対象に実施。今回のテーマは「自由なテーブル」で、23国地域より581件(エントリー:37国地域より1,588件)の提出をいただきました。東川町複合交流施設せんとぴゅあⅠにて開催された表彰式には、隈研吾審査委員長を筆頭とする審査員をはじめ、5月に発表された入選作品10作品の提出者12名全員(日本、韓国、台湾、スウェーデン、ブラジル)が参加して実施されました。入選作品10作品の作家たち(計12名)の集合写真。本コンペは、国境を越えた若手人材交流・育成の場を目指している受賞者コメント王 品淮(ワン・ピンホワイ)さんまず主催者の皆様に深く感謝を申し上げます。また、審査員の皆様はじめ多くの方が今回のコンペの実現に尽力いただいたことに対しても感謝しています。今回このコンペに参加できたことを大変光栄に思います。たくさんの学びを得て、良い成績を収めることができました。同じ産業界の若いデザイナー達にも、この盛大なコンペに参加してほしいと願っています。今後、この産業のさらなる革新のために力を捧げたいと思います。丁 羿鈞(ディン・イージン)さん世界中に様々な賞とコンペがあるなか、この国際的なコンペに参加し、隈研吾賞を受賞できたことを大変光栄に思います。今回の受賞を励みに、この世界で活躍していきたいと思います。そして、このコンペに参加されたすべての皆さんにもエールを送りたいと思います。誰もが皆、素晴らしいデザイナーです。この業界で邁進し続けるため、来年もし可能であれば、またこのKAGUデザインコンペに参加し、また他のコンペにもチャレンジしてみたいと思います。新しいデザインの世界は、若者の絶え間ない努力を通して進歩を実現しつつあります。我々も進歩し続けており、今後さらなる高みを目指し、努力していきたいと思います。みなさんの益々のご活躍、未来のデザインの益々の進化を心より期待します。隈研吾賞(最優秀賞)受賞作品審査委員長隈研吾氏コメント第2回目となる「隈研吾&東川町」KAGUデザインコンペの、隈研吾賞(最優秀賞)1作品と優秀賞3作品が決まりました。今回のテーマは「自由なテーブル」でした。今はライフスタイルが大きく変わり、世の中が大きく変わっている時期にそのような時代の空気を反映した自由なテーブルの案が出てきたらいいなと思いこのテーマを選びました。本当に自由な作品がたくさんでてきました。隈研吾賞(最優秀賞)について隈研吾賞(最優秀賞)はワン・ピンホワイさん、ディン・イージンさん(台湾)の作品です。これは、柔構造のテーブルです。普通のテーブルは固いのですが、このテーブルは柔らかくて、重さを載せたり、人が乗ったりすると安定するという非常に新しい考え方のテーブルです。天板も折りたたみ式になっていて、折りたたんで現場で組み立てることができるし、この革のひもを使って組み立てる、その組み立て方もとても楽しいテーブルで今回のテーマである「自由なテーブル」にぴったりのものが選ばれました。優秀賞について優秀賞は、幾本聖申さん(日本)の作品で、角度が変わる起き上がりこぼしのようなテーブル。トビーアス・ポールソンさん(スウェーデン)の作品で、微妙に角度が変わっているので円形に並べることもまっすぐに並べることも、いろいろな並べ方ができる完成度の高いスタッカブルなテーブル。韓国のチョン・ミヌさんの作品で、天板と足が組み立て式で長さが自由に変わり、いろいろな使い方ができる、審査員が「マルバツ」というあだ名をつけたテーブルの3作品です。どれも今までの家具の概念を超えるような新しいアイディアやチャレンジに満ちたもので、これが実際にできた姿を見るのがとても楽しみです。この東川の町から新しい発想のテーブルが生まれたということで皆さんもぜひ今後も東川のKAGUコンペ、それから東川というまちに注目していただきたいと思います。受賞作品一覧.pdf : 第2回「隈研吾 & 東川町」KAGUデザインコンペ開催概要【北海道 東川町】いよいよ隈研吾賞が発表!第2回「隈研吾 & 東川町」KAGUデザインコンペ表彰式の開催について : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月30日山下達郎の最新アルバム『SOFTLY』が初週15.1万枚を売り上げ、「オリコン週間アルバムランキング」にて2012年9月発売の『OPUS 〜ALL TIME BEST 1975-2012〜』以来9年8カ月ぶり、通算12作目の1位を獲得した。今回の1位獲得で山下は、「昭和・平成・令和」の3時代でアルバム1位を獲得した史上4組目のアーティストとなり、また獲得した年齢が69歳5カ月ということで「アルバム1位獲得最年長アーティスト」でも歴代2位に。さらに20代、30代、40代、50代時にも1位を獲得しており、「年齢5年代で1位を獲得したアーティスト」としては史上3組目、男性アーティストでは初となった。『SOFTLY』は、2011年にリリースされた『Ray Of Hope』以来11年ぶり、通算14枚目のオリジナルアルバム。映画『陽だまりの彼女』の主題歌「光と君へのレクイエム」、ドラマ『営業部長 吉良奈津子』の主題歌「CHEER UP! THE SUMMER」、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の主題歌「REBORN」、細田守監督作品、映画『未来のミライ』のオープニングテーマ「ミライのテーマ」、日曜劇場『グランメゾン東京』の主題歌「RECIPE(レシピ)」などの大ヒットシングルに加え、「JAL HAWAII Style yourself」篇CMソングの「LEHUA, MY LOVE」や、ローラの出演で話題となったエステティックTBC / ソシエ エステティック TV-CMソング「SHINING FROM THE INSIDE」など、CM曲の初CD化音源も収録している。<リリース情報>山下達郎 ニューアルバム『SOFTLY』Now On Sale山下達郎『SOFTLY』ジャケット●初回盤(2CD):4,400円(税込)●通常盤(CD):3,300円(税込)●アナログレコード(2枚組):4,620円(税込)●カセット:3,300円(税込)【収録曲】01. フェニックス [2021 Version] ※NHK・SDGsキャンペーン『未来へ17アクション』テーマソング02. LOVE’S ON FIRE03. ミライのテーマ ※映画『未来のミライ』オープニングテーマ~04. RECIPE(レシピ) ※TBS日曜劇場『グランメゾン東京』主題歌05. CHEER UP! THE SUMMER ※フジテレビ系木曜22時連続ドラマ『営業部長 吉良奈津子』主題歌06. 人力飛行機07. うたのきしゃ ※映画『未来のミライ』エンディングテーマ08. SHINING FROM THE INSIDE ※エステティックTBC / ソシエ エステティック TV-CMソング09. LEHUA, MY LOVE ※『JAL HAWAII Style yourself』篇CMソング10. OPPRESSION BLUES(弾圧のブルース)11. コンポジション ※NHKドラマ10『第二楽章』主題歌12. YOU(ユー)※朝日生命CMソング13. ANGEL OF THE LIGHT ※Nikon企業CM曲14. 光と君へのレクイエム 映画『陽だまりの彼女』主題歌15. REBORN(リボーン) ※映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』主題歌【プレミアムCD収録内容】※初回盤のみ■「The Latest Acoustic Live」~Recorded Live, 2021/12/03 at Tokyo FM Hall, Tokyo~01. ターナーの汽罐車02. ポケット・ミュージック03. あまく危険な香り04. PAPER DOLL05. パレード06. BELLA NOTTE07. HAVE YOURSELF A MERRY LITTLE CHRISTMAS山下達郎「LOVE’S ON FIRE」MV『SOFTLY』特設サイト:<ツアー情報>『山下達郎 PERFORMANCE 2022』※終了分は割愛7月1日(金) 大阪 フェスティバルホール7月2日(土) 大阪 フェスティバルホール7月9日(土) 広島 広島文化学園HBGホール7月10日(日) 広島 広島文化学園HBGホール7月16日(土) 東京 NHKホール7月17日(日) 東京 NHKホール7月23日(土) 北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru7月24日(日) 北海道 札幌文化芸術劇場 hitaru7月29日(金) 岩手 岩手県民会館 大ホール7月31日(日) 福島 いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール8月5日(金) 熊本 熊本城ホール メインホール8月7日(日) 大分 iichikoグランシアタ8月12日(金) 奈良 なら100年会館 大ホール8月14日(日) 大阪 フェニーチェ堺 大ホール(堺市民芸術文化ホール)8月19日(金) 東京 中野サンプラザホール8月20日(土) 東京 中野サンプラザホール8月27日(土) 福岡 福岡サンパレス8月28日(日) 福岡 福岡サンパレス9月2日(金) 大阪 フェスティバルホール9月3日(土) 大阪 フェスティバルホール9月8日(木) 愛知 名古屋国際会議場センチュリーホール9月9日(金) 愛知 名古屋国際会議場センチュリーホール9月13日(火) 群馬 高崎芸術劇場 大劇場9月16日(金) 宮城 仙台電力ホール9月20日(火) 大阪 フェスティバルホール9月21日(水) 大阪 フェスティバルホール9月27日(火) 島根 島根県民会館9月29日(木) 兵庫 アクリエひめじ 大ホール(姫路市文化コンベンションセンター)10月2日(日) 静岡 静岡市民文化会館 大ホール10月7日(金) 石川 本多の森ホール10月13日(木) 神奈川神奈川県民ホール10月14日(金) 神奈川 神奈川県民ホール10月19日(水) 新潟 新潟県民会館10月20日(木) 新潟 新潟県民会館10月26日(水) 東京 NHKホール10月27日(木) 東京 NHKホール11月2日(水) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール11月3日(木・祝) 兵庫 神戸国際会館こくさいホール11月8日(火) 秋田 あきた芸術劇場ミルハス 大ホール11月12日(土) 山形 やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)11月13日(日) 山形 やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)11月20日(日) 沖縄 那覇文化芸術劇場なはーと11月22日(火) 沖縄 那覇文化芸術劇場なはーと山下達郎オフィシャルサイト:
2022年06月28日最優秀賞は「近接する公園の連携整備計画についての研究-雑司が谷の7つの公園を対象として-」が受賞このたび、第57回東京都公園協会賞について、次のとおり入賞作品13点が決定したのでお知らせ致します。今回は、27点の応募があり、このうち、周辺住民の「公園の使い分け」の視点から近隣の公園の再整備を提案した作品が最優秀賞を受賞しました。最優秀賞作品(画像提供:安本萌恵さま)【東京都公園協会賞とは】東京都公園協会賞は、東京市の公園課長であり当協会の2代目理事長である(故)井下清氏の寄付を基金として、1964年(昭和39年)に制定されました。1965年4月に第1回贈呈式が行われて以来、毎年実施してきました。東京を緑豊かな都市にするため、「緑と水」の普及啓発等に参加・貢献した個人または団体を対象に、「技術」「論文」「実施記録及び報告」「ボランティア・社会貢献活動」の4部門に分けて作品を公募し、優れた作品を表彰しています。入賞者および入賞作品※肩書きは令和4年3月31日現在1最優秀賞1点≪論文部門≫(1)安本萌恵(日本女子大学 家政学部住居学科 建築デザイン専攻)「近接する公園の連携整備計画についての研究―雑司が谷の7つの公園を対象として―」木造密集地域にある雑司が谷の7つの公園を研究対象として、現地や公園利用者の丹念な調査から住民の公園の利用実態を分析。周辺住民の「公園の使い分け」の視点から近隣の公園の再整備を提案した有意義な研究である。課題となっている都市公園の配置や機能の再編等を考えるうえで参考となる研究として高く評価できる。2優秀賞3点≪論文部門≫(1)石綿優大郎(千葉大学園芸学部緑地環境学科)「旧芝離宮恩賜庭園を観賞する人と範囲の変遷に関する研究」旧芝離宮恩賜庭園の歴史的な変容経緯を文献等から調査するとともに、高層ビルに囲まれた文化財庭園における外部からの観賞に着目した点は有意な研究として評価される。周辺建築物等から観賞する人の規模を明らかにしたことは意義深い。≪実施記録及び報告部門≫(1)インクルーシブ・プレイグラウンド研究会 (代表早貸秀樹)「インクルーシブ・プレイグラウンド整備及び利用実証実験に関する報告」都立シンボルプロムナード公園に遊具を設置し、実証実験を行った記録。インクルーシブな社会の実現に向け、子どもの遊びを通じた、公園での取り組みの有効性の普及に寄与する記録である。≪ボランティア・社会貢献活動部門≫(1)善福寺公園 植物勉強会(代表佐藤康子)「善福寺公園(杉並区)でボランティアが植生調査に基づいた生物多様性に配慮した3年間の活動」善福寺公園内の3か所の環境別復元地において、自生種の移植や選択的除去など、丁寧な希少種の保護復元活動を行った記録。活動を紹介する看板掲示をきめ細やかに行うなど、来園者への普及啓発を行っている点が評価できる。3奨励賞9点≪技術部門≫(1)石川里桜(千葉大学大学院園芸学研究科)「水を訓む―河川とボーダーレスな“親水公園”のデザイン提案―」≪論文部門≫(1)韓煜明(かんゆうめい)(中央大学 理学部人間総合理工学科)「コロナ時代における都市崖線公園緑地の空間的特性と利用に関する基礎的研究~新宿区立おとめ山公園を対象として~」(2)中島 深太朗(東京工業大学環境・社会理工学院土木・環境工学系都市・環境学コース)「公園の設計・運営をめぐる井下清の理念と実践―復興小公園を中心に―」(3)池田龍仁(千葉大学園芸学部緑地環境学科)「都市公園における利用者の滞留空間の選択に関する研究―猿江恩賜公園を例に―」≪実施記録及び報告部門≫(1)六義園ガイド倶楽部(代表加納達信)「六義園の自然植物・樹木編」(2)(株)One Team(代表伊藤仁)「「赤坂農園」活動報告~屋上緑化から、野菜を年4作収穫できる社員参加の企業農園へ~」≪ボランティア・社会貢献活動部門≫(1)南沢水辺公園のなかまたち「公園をみんなでつくり続けて16年」(2)桜ケ丘公園雑木林ボランティア「皆伐更新による雑木林管理」(3)エコシステムアカデミー水元(代表板倉 完次)「企業が地域協働で取り組む「自然と産業のコラボレーション」の普及啓発に寄与するCSR活動~森のめぐみの体験学習~」緑と水の市民カレッジについて・緑と水の市民カレッジ講座緑と水に関する知識が学べる講座を実施し、多くの方々にご参加いただいています。講座はカレッジ講座教室のほか東京都内の公園や緑地、河川などのフィールドでも行っています。 ・みどりの図書館東京グリーンアーカイブス動植物や環境、公園、庭園、都市計画等に関する図書、雑誌だけでなく、東京を中心とした公園に関する貴重な古写真、図面などを所蔵している緑の専門図書館です。窓口では、図書、資料探しのお手伝いをするレファレンスサービスや資料複写(有料)、図面資料等のデータ貸出を行っています。その他所蔵している貴重な資料の一部を特別公開する所蔵資料紹介コーナーを設置しています。また、インターネット上から約13万点の資料を検索することができます。 E-mail : green-archives@tokyo-park.or.jp ・HIBIYA PARK BIZ公園の中のマイルームとして、ワーク&スタディにご利用ください。緑と水の市民カレッジ開館時間内にご利用いただけます。・カウンターテーブル席(電源あり)5席・ソファ席3席※現在、新型コロナウイルス感染予防のため、座席数を減らしています。 ◆交通案内【開館時間】9時~17時【休館日】日曜・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)【住所】千代田区日比谷公園1-5【交通】・東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線・霞ケ関駅下車 B2・C1出口徒歩3分・都営地下鉄三田線内幸町駅下車徒歩5分・JR山手線有楽町駅下車徒歩15分【入館料】無料【問い合わせ先】緑と水の市民カレッジ事務局電話:03-5532-1306位置図地図 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月21日第75回カンヌ国際映画祭で主演のソン・ガンホが最優秀男優賞を受賞した『ベイビー・ブローカー』の凱旋記者会見が13日に都内で開催され、メガホンをとった是枝裕和監督が出席。授賞式を振り返り「役者が褒められるのが一番うれしい」と語った。本作は、是枝監督が長らく企画として考えていた“赤ちゃんポスト”を題材に、赤ちゃんを育てられずにポストに預けた女性、その赤ちゃんを、子供を欲しがる人に斡旋するブローカー、さらにはその事実を追う刑事というさまざまな視点から描いたヒューマンストーリー。男優賞のほか、キリスト教関連の国際映画組織がコンペティション部門のなかから「人間の内面を豊かに描いた作品」に与える「エキュメニカル審査員賞」も受賞している。受賞式の現場で、最優秀男優賞にソン・ガンホの名前が呼ばれたとき、是枝監督は「この映画の最高のゴールなんだなと気づきました」と胸に去来した思いを述べると、これまで『万引き家族』でのパルムドールなど海外で数々の映画賞を受賞しているが「役者が褒められるのが一番うれしい」と語った。続けて是枝監督は「(『誰も知らない』で男優賞を受賞した)柳楽(優弥)くんのときは、彼はすでに日本に帰っていて、現地には僕しかいなかった。受賞してあの場で(ソン・ガンホと)抱き合ったのは初めてでした」と特別な夜だったことを明かしていた。6月8日に韓国で公開されると、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』や『犯罪都市2』を抑えてオープニング興収1位を記録。是枝監督は「単館映画から始めた監督が、今回1600スクリーン規模という大きな興行。僕のキャパを超えていると思っていたので、結果にはホッとしています」と笑顔を見せると、カンヌから韓国に凱旋したとき、空港に多くの人が詰めかけたことに「ソン・ガンホさんは改めて国民的スターだなと感じました。オリンピックでメダルを取る以上なんだなと思いました」と語っていた。今後について「まだこの作品の総括できていない」と前置きすると「受賞後のパーティーは、結構気軽に審査員と話をしたりできるのですが、ハビエル・バルデムと目が合ったら指を差してくれて……。ほかにもジェイク・ギレンホールやマッツ・ミケルセンとか、そういう人たちを頭のなかで組み合わせて、こんな物語はどうだろう……みたいなことを考えていました。もちろん、今すぐにとかいうのではなく“いずれチャンスがあれば”ですよ。この言葉は削らないでくださいね」と強調していた。
2022年06月13日「2022プロ野球最優秀バッテリー賞poweredbyDAZN」5月度の月間賞受賞者決定!セ・リーグ阪神・青柳晃洋投手―梅野隆太郎捕手(30)パ・リーグ千葉ロッテ・佐々木朗希投手―松川虎生捕手株式会社スポーツニッポン新聞社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:小菅洋人、以下スポニチ)とスポーツ動画配信サービスのDAZN(ダゾーン)は13日、「2022プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」の5月度月間賞(対象期間は4月26日~5月22日)を下記の通り発表しました。DAZNの公式Twitter(@DAZN_JPN)でのファン投票の結果、セ・リーグからは阪神・青柳晃洋投手(28)と梅野隆太郎捕手(30)、パ・リーグからは千葉ロッテ・佐々木朗希投手(20)と松川虎生捕手(18)のバッテリーが選出されました。阪神・青柳晃洋投手と梅野隆太郎捕手の受賞コメント阪神・青柳晃洋投手阪神・梅野隆太郎捕手青柳晃洋投手「2カ月連続で選んでいただいて、すごくうれしいです。僕だけの結果だけではなくて、キャッチャーに引っ張ってもらって、抑えられていると思いますし、今年三振が増えているのもキャッチャーのおかげだと思います。一人で獲る賞よりも、バッテリーで取れた賞はうれしいですし、今後もキャッチャーと意思疎通を図りながらやっていきたいと思います」梅野隆太郎捕手「青柳も僕も、毎回良い結果に繋げられるようにしっかり準備しています。長いシーズンの中で良い時も悪い時もありますし、勝つことは難しいですが、その分やりがいもあると思うので、これからもバッテリーで1イニングでも長く、そして1つでも多く勝ち星を掴めるように頑張りたいと思います」千葉ロッテ・佐々木朗希投手と松川虎生捕手の受賞コメント千葉ロッテ・佐々木朗希投手千葉ロッテ・松川虎生捕手佐々木朗希投手「このような賞に再び選んでいただき光栄です。野手の皆さんにも感謝したいです。成績に満足することなくこれからもチームの勝利に貢献できるようなピッチングができればと思います。また次回も選ばれるように頑張ります。ありがとうございました。」松川虎生捕手「選出いただきありがとうございます。2度続けてこの賞に選ばれたことにとてもびっくりしています。今回も朗希さんのおかげでいただけたと思っていますし、これまでと変わらずチームにどうしたら貢献できるのか日々考えながら、1日1日頑張っていきたいと思います。」「2022プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」についてスポーツニッポン新聞社が制定し、今年度で32回目を迎えたプロ野球最優秀バッテリー賞は、一昨年度よりDAZNの特別協賛による「2022プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」のタイトルで実施しています。レギュラーシーズン終了後に、スポニチ野球評論家らによる選考委員会を行い、最優秀バッテリーに輝いたセ・パ両リーグのバッテリー4選手には賞金100万円と副賞が贈られます。「月間賞」はDAZNの公式Twitter(@DAZN_JPN)で毎月候補バッテリーを発表した後、ユーザーによる投票形式でセ・パ両リーグのバッテリーを「月間賞」として選出しています。月間賞を受賞した4選手には、DAZN3カ月視聴券が贈呈されます。Twitter投稿 : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月13日7月8日(金)公開の若き登山家に密着したドキュメンタリー映画『アルピニスト』が、第43回スポーツ・エミー賞最優秀長編スポーツドキュメンタリー賞を受賞した。世界的アルピニストのレジェンドたちからも一目置かれている命知らずの若きアルピニストがいた。彼の名はマーク・アンドレ・ルクレール。命綱無し、たった独り前人未到の挑戦ーー。世界でも有数の岩壁や氷壁、数々の断崖絶壁を、命綱もつけず、たった独りで登る無謀なフリーソロという登山スタイルを貫いた彼は、SNS社会に背を向けながらも、不可能とされていた数々の世界の山脈の難所に挑み、次々と新たな記録を打ち立てていく。だが、そんな偉業を成し遂げながらも、名声を求めない彼の性格から世間的な知名度はほぼ皆無だった。これまで数多くの登山にまつわるドキュメンタリー映画を製作してきたアウトドア・ドキュメンタリーの第一人者、ピーター・モーティマー監督が、自らの登山経験を駆使して映し出した驚異的な映像は、多くの人の感動と興奮を呼び起こし、放送映画批評家協会ドキュメンタリー賞で最優秀スポーツドキュメンタリー映画賞を獲得。さらに今回、第43回スポーツ・エミー賞の長編ドキュメンタリー部門、撮影賞にノミネートされ、見事、長編ドキュメンタリー部門に輝くことになった。授賞式に参加した本作プロデューサーのベン・ブライアンは「2年間にわたり、この作品に向き合ってくれた制作チームに感謝したい」と語ると、「そして何より、マーク・アンドレ・ルクレール、彼の家族、そして彼の友人たちに感謝したい。皆さんの協力がなければこの映画は実現しなかった。マーク・アンドレ、この賞は君が勝ち取った賞だ!」と喜びのコメントを寄せた。『アルピニスト』7月8日(金)公開
2022年06月01日「第75回カンヌ国際映画祭」の授賞式が現地時間28日に行われ、是枝裕和監督最新作『ベイビー・ブローカー』の主演ソン・ガンホが最優秀男優賞を受賞した。現地時間26日に行われた公式上映では、今回の映画祭出品作史上最長の12分にわたるスタンディングオベーションがおこり、割れんばかりの拍手喝采で観客を魅了、会場全体が感動に包まれ、受賞への期待が高まっていた本作。授賞式で「最優秀男優賞」に選出されたソン・ガンホは、隣に着席していたカン・ドンウォン、是枝裕和監督らと熱い抱擁を交わした後、壇上へ。「本当に有難うございます。光栄です。偉大なる芸術家、是枝裕和監督に深く感謝申し上げます。一緒に頑張ってくれた役者のカン・ドンウォンさん、イ・ジウンさん、イ・ジュヨンさん、ペ・ドゥナさんに深い感謝と、この光栄を分かち合いたいと思います。イ・ユジン代表、そしてCJの関係者の方にも本当に感謝しています。今、2階にいると思いますが、愛する家族と共に来ました。本当に大きなプレゼントになりました。とても嬉しいですし、このトロフィーの光栄と永遠なる愛を差し上げます。多くの映画ファンにこの栄光を差し上げます」と目を潤ませながら喜びのスピーチを行った。カンヌ国際映画祭において、韓国人俳優が最優秀男優賞を受賞するのは初となる快挙。さらに、是枝裕和監督作品がカンヌ国際映画祭で同賞を受賞するのは、2004年に『誰も知らない』で柳楽優弥が受賞して以来2度目となる。なお、是枝監督は、本作品で「エキュメニカル審査員賞」(カンヌ国際映画祭の独立賞で、キリスト教関連の団体から「人間の内面を豊かに描いた作品」に与えられる)を受賞しており、本賞と合わせて2冠の快挙となる。(C)2022 ZIP CINEMA & CJ ENM Co., Ltd., ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月29日「2022プロ野球最優秀バッテリー賞poweredbyDAZN」3-4月度の月間賞受賞者決定!株式会社スポーツニッポン新聞社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:小菅洋人、以下スポニチ)とスポーツ動画配信サービスのDAZN(ダゾーン)は16日、「2022プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」の3-4月度月間賞(対象期間は3月25日~4月24日)を下記の通り発表しました。DAZNの公式Twitter(@DAZN_JPN)でのファン投票の結果、セ・リーグからは阪神・青柳晃洋投手(28)と梅野隆太郎捕手(30)、パ・リーグからは千葉ロッテ・佐々木朗希投手(20)と松川虎生捕手(18)のバッテリーが選出されました。阪神・青柳晃洋投手と梅野隆太郎捕手の受賞コメント阪神・青柳晃洋投手阪神・梅野隆太郎捕手青柳晃洋投手「コロナで出遅れた中こうやって選んで貰えて嬉しいです。復帰してからは梅野さんと2人ですごくいい投球ができているので、これからも2人で成長していく姿を皆さんに届けられたらいいなと思います。毎月選ばれるぐらい頑張りたいと思います」梅野隆太郎捕手「チームが苦しい中で青柳が帰ってきてくれて、あの最初の1勝はすごく大きな1勝だったと思うし、その力になれたのは嬉しいです。今季最初の月にこういう賞をいただいて光栄ですし、これからも青柳と一緒に続けていけるように頑張りたいと思います」千葉ロッテ・佐々木朗希投手千葉ロッテ・松川虎生捕手佐々木朗希投手「このような賞に選んでいただき光栄です。こういった結果が残せているのは松川の力が大きかったと思いますし、これからも続けて選ばれるような投球ができるように頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」松川虎生捕手「選出いただきありがとうございます。この賞は朗希さんのおかげでいただけたと思っていますし、これからもチームの為に自分になにができるかということを考えながら、日々頑張っていきたいと思っています」「2022プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」についてスポーツニッポン新聞社が制定し、今年度で32回目を迎えたプロ野球最優秀バッテリー賞は、一昨年度よりDAZNの特別協賛による「2022プロ野球最優秀バッテリー賞 powered by DAZN」のタイトルで実施しています。レギュラーシーズン終了後に、スポニチ野球評論家らによる選考委員会を行い、最優秀バッテリーに輝いたセ・パ両リーグのバッテリー4選手には賞金100万円と副賞が贈られます。「月間賞」はDAZNの公式Twitter(@DAZN_JPN)で毎月候補バッテリーを発表した後、ユーザーによる投票形式でセ・パ両リーグのバッテリーを「月間賞」として選出しています。月間賞を受賞した4選手には、DAZN3カ月視聴券が贈呈されます。Twitter投稿 : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月16日ロカルノ国際映画祭金豹賞受賞(最優秀賞)のインドネシア映画『復讐は私にまかせて』(原題:Seperti Dendam, Rindu Harus Dibayar Tuntas /英題:Vengeance Is Mine, All Others Pay Cash)が8月20日(土)より公開されることが決定。場面写真2点が解禁された。1989年、インドネシアのボジョンソアン地区でケンカとバイクレースに明け暮れる青年アジョ・カウィルは、クールで美しく、男顔負けの強さを持つ女ボディガードのイトゥンとの決闘に身を投じ情熱的な恋に落ちる。実はアジョは勃起不全のコンプレックスを抱えていたが、イトゥンの一途な愛に救われ、ふたりはめでたく結婚式を挙げる。しかし幸せな夫婦生活は長く続かなかった。アジョから勃起不全の原因となった少年時代の秘密を打ち明けられたイトゥンは、愛する夫のために復讐を企てる。だがそのせいで取り返しのつかない悲劇的な事態に。暴力と憎しみの連鎖にのみ込まれた彼らの前に、ジェリタという正体不明の“復讐の女神”が舞い降りる…。本作は、向かうところ敵なしの若きケンカ野郎と、伝統武術のシラットを駆使する女ボディガード、そんなふたりの電撃的な恋の行方を描くラブ・ストーリーを軸にしながら、アクション、バイオレンス、コメディ、エロス、ホラーのエッセンスを贅沢に散りばめて展開する怒濤の復讐ドラマだ。インドネシアの著名作家エカ・クルニアワンがベストセラー小説を原作として提供し、共同脚本にも携わった。序盤から、起伏に富んだ採石場を舞台に繰り広げられる猛烈な肉弾アクションシーンにド肝を抜かれるの本作。名うての強者同士であるアジョとイトゥンは、互角のファイトの果てに激しい恋に落ちるが、過去のトラウマを引きずるアジョはED(勃起不全)に悩んでいる。その意表を突いた設定には、インドネシア社会にいまも根強く残っているというマチズモ(男性優位主義、女性蔑視)への批判がこめられ、「肉体や暴力を超えた愛」というテーマが追求されている。悶々とした思いを内に抱えた男女が、タフな外見からはうかがい知れないもろさ、いじらしさをさらけ出し、愚直なまでに傷だらけ&痣だらけの愛を貫こうとする姿は、観客の熱い共感を呼び起こすに違いない。監督を務めたのは、国内外で数多くの受賞歴を誇るインドネシア映画界の俊英エドウィン。往年の香港カンフー映画、クエンティン・タランティーノ作品やJホラーへのオマージュをうかがわせる遊び心たっぷりの仕掛けに加え、観る者の好奇心と想像力をかき立てるミステリアスな描写も見逃せない。とりわけアジョとイトゥンが過酷な運命をたどる後半、離ればなれになったふたりの行く手に忽然と現れる“復讐の女神”ジェリタは、何もかもが謎のベールに覆われた幽霊のようなキャラクターとして描かれ、インドネシアという国の複雑な歴史や神秘的な風土をも感じさせる。また、『トウキョウソナタ』『岸辺の旅』『散歩する侵略者』といった一連の黒沢清監督作品や、『南極料理人』『わが母の記』『海を駆ける』などで知られる名手、芦澤明子が撮影を担当。デジタルカメラが主流であるいまの時代に、あえてアナログなフィルムでの撮影を切望したエドウィン監督の情熱は、日本の映画人の心をも動かした。コダックの16ミリフィルムを採用した映像の鮮烈な色彩、豊かな陰影、ざらついた質感が、魔法めいたロマンティシズムの美しさ、暴力のまがまがしさを際立たせ、嵐のような愛と復讐のドラマを魅惑的にきらめかせている。東南アジアの島国インドネシアから届けられた、破格の驚きとパッションがほとばしる快作に注目だ。『復讐は私にまかせて』は8月20日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:復讐は私にまかせて 2022年8月20日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開Ⓒ 2021 PALARI FILMS. PHOENIX FILMS. NATASHA SIDHARTA. KANINGA PICTURES. MATCH FACTORY PRODUCTIONS GMBH. BOMBERO INTERNATIONAL GMBH. ALL RIGHTS RESERVED
2022年05月13日~最優秀賞受賞は千葉県在住の小学3年生の作品~最優秀賞は「一家に一台あると安心な忍者型消火車」消防車等の開発・製造・販売等を手掛けるモリタホールディングスは、「第17回未来の消防車アイデアコンテスト」の入賞作品を発表しました。全国の小学生から1,617点の応募を頂き、厳正なる審査の結果、7点の入賞作品を選出し、最優秀賞に千葉県流山市在住の小学3年生(応募当時)、永井秀弥(ながいしゅうや)さんの作品が選ばれました。最優秀賞に選ばれた永井秀弥さんには、モリタオリジナルグッズプレゼントのほか、モリタ三田(さんだ)工場(兵庫県三田市)での工場見学へのご招待を予定しております。なお、工場見学の日程および内容は、新型コロナウイルス感染拡大の状況を踏まえ、ご相談の上決定いたします。その他6名の作品が入賞作品として選ばれ、モリタオリジナルグッズをプレゼントいたします。結果発表はこちら 未来の消防車アイデアコンテストとは全国の小学生を対象に夢のある「未来の消防車」をテーマとした作品を募集するものです。「消防車にこんな機能があったらいいのに」、「こんな消防車に乗ってみたい」、「こんな消防車だったらかっこいいのに」等、小学生の皆様の豊かな想像力でアイデア豊富な「未来の消防車」をご応募いただきました。最優秀賞について■作者:永井秀弥さん■在住地:千葉県流山市■学年:小学3年生(※応募当時)■がんばって描いたところ:①雷の電気をつかって、電波で消防署に伝えられます(雷神の術)②目のセンサーには超音波(コウモリ)・熱赤外線(ヘビ)・鼻には嗅覚(犬)内蔵で、人を探したり、火事になる前の火も探します。③コンクリートも切れるくらいの水を指さきからだして消火します(水でっぽうの術)HとOで自分で作ります。④おそうじもしてくれて、ゴミから発電します。毒ガスも吸って、発電もします。その後きれいな空気を出します。⑤夜は見まわりもしてくれます。⑥たくさんの小型のロボットで救助します(分身の術)⑦手が吸ばんになっていてかべをのぼれます(壁登りの術)⑧空を飛んでだっ出できます(ムササビの術)⑨ご用のないときは気配を消せます(かくれ身の術)→忍者の術を現代の科学で小型にした一家に一台あると安心な忍者型消火車です。AIで自動で消火してくれるので安全だと思います。優秀賞【優秀賞】川越 凜太郎さん8歳の作品【優秀賞】春田 健太朗さん10歳の作品佳作【佳作】 川 総一郎さん10歳の作品【佳作】小松 蓮奈さん12歳の作品アイデア賞【アイデア賞】大北 隼矢さん11歳の作品【アイデア賞】野中 蒼生さん12歳の作品第17回未来の消防車アイデアコンテスト概要コンテスト名:第17回未来の消防車アイデアコンテスト応募概要:夢のある「未来の消防車」をテーマとした作品応募期間:2022年1月14日(金)~2022年3月10日(木)応募資格:日本国内在住の小学生受賞者数:最優秀賞1名、優秀賞2名、佳作2名、アイデア賞2名 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月28日第64回グラミー賞授賞式でいちばん注目を集めたのはBTSで間違いなし!「最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞」受賞を2年連続で逃したものの、最強のエンターティナーとして、多くの有名アーティストが集まる会場を沸かせてくれた。直前まで隔離期間だったため7人そろっての現地での練習はわずか1日だったが、それでも圧巻のパフォーマンスであった。授賞式後のライブ動画配信サービスでは7人そろって乾杯し、率直な思いを語っていた。JUNG KOOK「(コロナで1日しか練習できず)僕、部屋でどれだけ踊ったか」JIN「(授賞式に向けて手の包帯は)嘘じゃなくて5回くらい作り直しました」SUGA「ライブのためにアメリカに来た。グラミーには寄っただけ」RM「正直、落ち込むのは事実です。僕は正直に伝えたほうがいいと思ってるから。今日悲しんで明日回復すればいいですよね」リーダーのRMはレッドカーペットのときから受賞への意気込みを見せていただけに、悔しさを隠さなかった。それでも、これまでに何度もアジア人初快挙を成し遂げてきた7人のこと。より高く飛ぶには深くしゃがむ必要があるというし、きっともう次の夢に向かっているはず!
2022年04月18日女優の清原果耶が15日、Asian Film Festival コンペティション部門にて最優秀女優賞を受賞した。イタリア・ローマにて開催中のAsian Film Festivalにて、映画『護られなかった者たちへ』でコンペティション部門 最優秀女優賞を受賞した清原。同作では福祉保健事務所の職員・円山幹子役を演じ、山路ふみ子新人女優賞を皮切りに、第34回日刊スポーツ映画賞で初の10代かつ史上最年少で助演女優賞、第76回毎日映画コンクールで女優助演賞、3月11日に行われた第45回日本アカデミー賞授賞式で最優秀助演女優賞を受賞してきた。今回はそれに次ぐ快挙として、自身初の海外映画祭での最優秀女優賞受賞となった。○清原果耶 受賞コメントAsian Film Festivalの皆様、有難うございました。この度は名誉ある賞をいただき、驚きながらも光栄に思います。『護られなかった者たちへ』がイタリアの皆さんにご覧頂けたことをほんとうに嬉しく思います。これからも映画を愛する人間として、俳優として成長できるように努力して参ります。
2022年04月15日自然災害は地震など突然起きるものもあれば、ある程度、事前に予測できるものもあります。大雨や竜巻などは、天気予報で情報を知ることによって、被害を最小限に食い止められるでしょう。自宅に竜巻が接近!すると気象予報士が?アメリカのニュース番組で起きた出来事が話題になっています。2022年3月31日、ワシントンDCにあるテレビ局『NBC4 Washington』に勤務する気象予報士のダグ・カンメラーさんは、生放送で天気予報を伝えていました。実はこの時、番組が放送されている地域に竜巻警報が出されていました。その情報を伝え始めたダグさんは、あることに気付きます。竜巻が接近している地域が、彼の自宅のすぐそばだったのです。今、この竜巻の進路を綿密に追跡していますが…私の家の真上を通過するようです。@nbcwashingtonーより引用(和訳)ダグさんは竜巻の進路について視聴者に話しながら、自分のスマートフォンを手に取り、自宅に電話。そして電話に出た息子のケントンくんに、「竜巻警報が出ているんだ。今すぐにキャリーと一緒に地下室に行ってくれ」と伝えたのです。 #Working4You When a tornado warning sounded last night, Storm Team4 Chief Meteorologist @dougkammerer was working to keep you informed and safe — just like his own family. pic.twitter.com/xZZrDOWCC6 — NBC4 Washington (@nbcwashington) April 1, 2022 ダグさんは電話を切ると、視聴者に「私は私の子供たちに警告しなければなりません。子供たちが今、何をしているか知っています。おそらくオンラインゲームをしていて、この天気予報は見ていません」と説明しました。しっかりと竜巻の情報を伝えながら、冷静な対応で家族を守ろうとした彼の行動は、視聴者から称賛の声が上がっています。・見事なマルチタスクだ。気象予報士としても父親としても素晴らしい。・あなたに今月の『最優秀父親賞』を贈る!・父親にとって、家族を守ることより大事な仕事なんてないよね。海外メディア『TODAY』によると、番組の放送時、竜巻はダグさんの自宅のすぐ近くまで接近していて、家にいたのは2人の子供たちだけだったのだそう。しかし生放送中だったため、彼は一瞬どうするべきか悩んだ後で、自宅に電話をかけたといいます。「子供たちを守らなければと思った」というダグさん。幸い自宅に被害はなく、家族も無事だったとのこと。視聴者の身の安全と同じように、家族の安全も大切です。気象予報士としてのプロ意識と、家族を守ろうとする父親の役割を同時にこなしたダグさんは、働く親の鏡といえるでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年04月11日2022年のアカデミー賞作品賞のほか、助演男優賞、脚色賞の計3部門を受賞した『コーダ あいのうた』。今年初めに行った、シアン・ヘダー監督の単独インタビューをお届けします(2022年1月20日配信記事)。『コーダ あいのうた』【映画、ときどき私】 vol. 448豊かな自然に恵まれた海の町で、耳の不自由な両親と兄と暮らす高校生のルビー。4人家族のなかで唯一耳が聞こえるルビーは、家族のために幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期に入り、ルビーは秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択。ルビーに歌の才能があることに気がついた顧問の先生から、都会の名門音楽大学への受験を強く勧められる。ところが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じることができず、家業のほうが大事だと大反対。家族を選ぶ決断をした娘に対し、父は意外なある行動を取ることに……。2014年に製作され、大ヒットとなったフランス映画『エール!』をリメイクした本作。昨年開催されたサンダンス映画祭では史上最多受賞に加え、映画祭史上最高額となる約26億円で配給権が落札されたことでも大きな話題となりました。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。シアン・ヘダー監督本作の脚本と監督を務め、その実力が高く評価されているヘダー監督。今回は、取材を重ねるうえで得た気づきや手話から学んだこと、ろう者と作り上げた現場で感銘を受けた出来事などについて、語っていただきました。―最初は、脚本家として本作の依頼を受けたそうですが、監督も手掛けることになったいきさつから教えてください。監督私はもともと監督も脚本も手掛けるフィルムメイカーなので、脚本家として雇われた当初から監督もしたいという思いはありました。製作陣としては、私がどんな脚本を出すかで監督も任せるか検討しようと考えていたようですが。その後、脚本の出来に満足していただけたので、監督も任せてもらえることになりました。―この作品に惹かれた理由はどんなところですか?監督オリジナルの作品を観たとき、物語をより深く掘り下げるポテンシャルがすごくある作品だなと感じました。たとえば、家族の描かれ方やそれぞれのキャラクターをより立体的に描けると思ったんです。特にこの家族というのは、聴者とろう者の両方に属しているようで、両方ともに属していないような存在なので、そんな彼らの道のりをしっかりと見せたいと考えました。取材を通して、いろいろな発見があった―タイトルのコーダ(CODA)とは「Children of Deaf Adults」のことで、⽿の聴こえない両親に育てられた⼦どものことを指していますが、今回は実際にコーダと呼ばれる子どもたちにも取材を行ったそうですね。彼らと出会ったことで脚本に影響を与えた部分もあったのではないでしょうか。監督すごくいい質問なので、この話ができるのはうれしいです。脚本を書き始めたころ、まずはSNSや友人を通じてコーダの経験がある人たちを探したんですが、話を聞いていくと、人によってまったく違う経験もあれば、共通点もあり、いろいろな発見がありました。そのなかでも、興味深かったのは、大人同士の会話の通訳をしなければいけなかったので、まだ心の準備ができてない年齢からかなり大人な話題に触れなければいけないということ。彼らは早く大人になることを求められてしまうんですよね。ときには「どうして自分だけこんなに頼られなければいけないんだ」とコーダであることを重荷に思うこともあるそうですが、同時に「自分は家族にとってすごく重要な人間なんだ」という誇りも持っていると感じました。そういった彼らの心にある矛盾はおもしろいと思ったので、キャラクターにも反映させています。劇中でも描いているように、性的な話を何でもはっきり言ってしまう親がいる人や家のなかの音がうるさくて大変だったという人など、リサーチのなかでは笑える話もたくさん聞かせてもらいました。手話は人と人をつなげてくれる言語だと感じた―劇中では手話の持つ表現力の美しさも感じましたが、監督ご自身も手話を習得されたとか。実際に体験してみていかがでしたか?監督手話で話すときは、中身のない話をする余地がないように感じました。というのも、いまそこで起きている真実だけを話し、それを心から信じて伝えるので、社交辞令や沈黙が怖いから意味のないことを口にする、みたいなことがない言語というのが私の受けた印象です。あと、手話ではスマホを見ながら話したりできないので、人の目を見ながらでないと話せないという意味でも人と人とをつなげてくれる言語なのではないかなと。100%相手と向き合うこと、しっかりと考えてから自分の思いを伝えること、言葉の選択など、いろいろなことを手話から学びました。―なるほど。本作は超高額で配給権の争奪戦が行われたり、各賞レースでも有力候補として注目を集めたりしていますが、いまの状況をどう受け止めていますか?監督とにかくワクワクして興奮しています!今回の作品を通して、現場の作り方やコミュニケーションの取り方も変わりましたし、聴者とろう者が一緒になって作品づくりをする過程もとても誇らしく思っていたので。実は映画が完成した時点で、「私は人生で最高の経験をしてしまった」と感じていたので、そこがピークだと思っていたんです。なので、そのあとに起きたことは予想もしていなかったことばかりで、本当に奇跡のような出来事。こんなふうに評価をされ、作品がさらに成長していくとは思っていなかったので、いまはただ喜びでいっぱいです。うれしかったは、ろう者の俳優たちが評価されたこと―出演者のみなさんも、同じお気持ちだと思います。監督あとは、自分の作品に出てくれた俳優たちが称賛を受けているというのが、何よりもうれしいです。母親を演じたマーリー・マトリンは、オスカーの受賞経験がありながらいままであまり多くの機会が与えられていませんでしたし、父親役のトロイ・コッツァーと兄役のダニエル・デュラントもあまり知られていない俳優でしたから。いろいろな賞にノミネートされていて、感動しました。いままで苦労してがんばってきた彼らがこの作品で報われてよかったです。―本当に、素晴らしい演技でした。耳の聞こえない人の役は聴覚に障がいのある人に演じてほしいというのが、監督の当初からのこだわりだったとうかがっています。実際に彼らと現場をともにして、気づかされることもあったのでは?監督最初は、現場に手話の通訳を入れて彼らと話をする計画でしたが、初日の撮影をした際、彼らが私ではなくて通訳さんのほうしか見ていないことに気がつき、うまくつながれていないように感じてしまったんです。そこで、できれば通訳を介さずに進めたいと彼らに相談をしました。当時は私の手話もまだ流暢ではなかったので、表情や目を使ったり、お互いの体を触れ合わせたり、照明で合図をしたり、いろいろな形でコミュニケーションを取ることに。撮影を進めながらやり方を探していくような感じでしたが、それはとても親密なプロセスとなりました。彼らとは手話や言葉を使わなくても理解できるほどになったので、さまざまな発見とともに楽しい現場でしたね。自分が思うほど、他人との違いは大きくない―まもなく公開を迎える日本には、どのような印象をお持ちですか?監督実は日本にはまだ行ったことがないんですが、すごく行きたい場所のひとつではあります。日本の文化や食事が大好きなので、ぜひ日本を訪れてさまざまな経験をしたいです。―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督この映画では、ある家族を中心に描いているものの、普遍的な物語になっているので、ろう者でも聴者でも、誰でも共感していただける作品になっていると思います。あとは、この作品がきっかけで、ろう者の方々とコミュニケーションを取ってみたいと手話の勉強を始めていただく方が増えたらうれしいですね。いまの時代は自分と違うものに対する恐怖心が大きくなっており、他者とつながれないと感じている人も多いと思うので、この映画を通してそういった“バリア”を少しでも壊せたらいいなと。誰もが同じ人間で、同じような葛藤や家族の問題を抱えているものなので、自分が考えているほど他人との違いは大きなものではないというのも知ってほしいと思っています。家族の愛に、胸も目頭も熱くなる!理想と現実という名の“荒波”にもまれながらも、夢が広がる大海原へと飛び込む少女から勇気をもらえる本作。そして、家族がお互いを想う涙あり笑いありの愛には、誰もが魅了されてしまうはず。耳も心も虜にする美しい歌声とともに、爽やかな感動に包まれてみては?取材、文・志村昌美心が震える予告編はこちら!作品情報『コーダ あいのうた』1月21日(⾦)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー※バリアフリー字幕版も上映決定(詳細はHPの劇場情報欄にて)配給:ギャガ© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年03月28日プロデューサー組合賞(PGA)が発表された。劇場用映画賞を受賞したのは、『コーダ あいのうた』。オスカーの作品賞と同じ投票方式を採用し、投票者のかぶりも多いPGAは、オスカー予測で非常に重視される。ひと足先に『コーダ〜』は俳優組合賞(SAG)も受賞しており、フロントランナーである『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を深刻に脅かすことになった。ドキュメンタリー映画賞は、『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった日)』。劇場用アニメーション賞は『ミラベルと魔法だらけの家』。テレビドラマ賞は『メディア王〜華麗なる一族〜』、コメディシリーズ賞は『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』、ミニシリーズ賞は『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人じ事件の真実』だった。文=猿渡由紀
2022年03月22日監督組合賞(DGA)が発表された。劇場用長編映画賞を受賞したのは、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェーン・カンピオン。この受賞で、カンピオンのオスカー監督賞受賞は、より確かなものになった。1949年から昨年までの間に、DGAの結果とオスカー監督部門の結果が一致しなかったことは7回しかない。劇場用映画初監督賞の受賞者は、『ロスト・ドーター』のマギー・ギレンホール。ドラマシリーズ部門は『メディア王〜華麗なる一族〜』のマーク・マイロード、コメディシリーズ部門は『Hacks』のルチア・アニエロ」、テレビ用映画またはミニシリーズ部門は『地下鉄道〜自由への旅路〜』のバリー・ジェンキンスが受賞した。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』Netflixで配信中文=猿渡由紀
2022年03月14日第45回日本アカデミー賞の授賞式が3月11日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、村上春樹氏の同名短編小説を映画化した『ドライブ・マイ・カー』が最優秀作品賞を受賞した。同作は最優秀監督賞(濱口竜介)、最優秀主演男優賞(西島秀俊)、最優秀脚本賞(濱口竜介/大江崇允)など8部門に輝き、圧倒的な存在感を示した。現地時間27日に開催を控える第94回アカデミー賞では、日本映画として初めて作品賞候補となった本作。関連行事に出席するため、渡米中の山本晃久プロデューサーに代わり、最優秀作品賞のブロンズを受け取った濱口監督は、関係者に対して感謝の言葉。また、最優秀監督賞を受賞した際には、かつて自身が東日本大震災の被災者を取材したドキュメンタリー映画に言及し「さまざまな被害に遭われた方々が示してくださった、力強く生きる姿が今、監督をしている自分の基盤になっている。当時お話を聞いた方々に、お礼を伝えたい」としみじみ語った。最優秀主演男優賞に輝いた西島秀俊は、プレゼンターの草なぎ剛からブロンズを受け取り「驚いています。皆さんの力でいただいた賞なので、感謝しております」と喜びを分かち合った。また、昨今の世界情勢や発生から11年目を迎えた東日本大震災に思いを馳せ、「いろいろな繫がりが切れているなか、人との繫がり、魂の再生の物語が今日こうやって賞をいただいたのは、何か意味があるのではないかと思っています」と神妙な面持ち。「これからも人と寄り添う、希望を持てるような作品に参加したい。日本映画のために、身を捧げたいと思います」と決意を新たにした。最優秀主演女優賞を受賞したのは、『花束みたいな恋をした』の有村架純。共演経験があり、この日の司会を務めた長澤まさみからブロンズを受け取った。「私が作品に対してできることは、本当に少ないし限られている。一体どんな影響が与えられるのか、常々不安もある」と心境を明かし、「幾度となく背中を押してくれたのは、これまで出会った方々がくれた言葉たちでした。その方々がいたから、好きな芝居を続けることができたと思っております」と感謝の言葉。「これからも思いやりをもって芝居、現場、人に対して誠実に向き合い続けたい。一緒に戦ってくれる仲間を大切にし、精進したい」とさらなる飛躍を誓っていた。『護られなかった者たちへ』で最優秀助演女優賞を手にした清原果耶は「受賞させていただけるとは微塵も思っていなかったので、本当にびっくりです」と驚きを口にし、「名誉ある賞をいただき、うれしく思います。ありがとうございます」と関係者に感謝の意。「作品、そして(自身が演じた)円山幹子という役柄を通して、みんなが報われるような世の中になればいいなと思いながら演じていた」と振り返り、「俳優として、映画を愛する人間として成長できるように、これからも精進してまいります」と決意を新たにしていた。また、鈴木亮平が『孤狼の血 LEVEL2』で最優秀助演男優賞を受賞し「自分ひとりでは決していただけるものではない。感謝したい人だらけ」と挨拶し、「今回の現場は、前作の主演だった役所広司さんがいないというプレッシャーとの戦いでしたし、いい緊張感あふれる映画に仕上がった」。さらに映画好きだった幼少期、デビューからの俳優人生を振り返り「本当にたくさんの人に迷惑をおかけし、助けていただき、ひとつの評価をいただいた。今夜は皆さんの顔を思い出しながら、(手にした)ブロンズと夜を過ごしたい」と喜びを噛みしめた。第45回日本アカデミー賞は、東京地区の映画館休業・時短営業などを考慮し、以下の期間に公開初日を迎えた作品について今回に限り特別措置を実施。2021年4月16日~5月31日に公開された作品は東京地区に限らず2週間以上(1日の回数や同一劇場を問わず)上映された作品、6月1日~9月31日に公開された作品は東京地区の同一劇場で1日3回1週間上映し、2週間以上連続して上映された作品がそれぞれ対象とした。▽受賞作品/受賞者リスト最優秀作品賞:『ドライブ・マイ・カー』最優秀監督賞:濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』最優秀主演男優賞:西島秀俊『ドライブ・マイ・カー』最優秀主演女優賞:有村架純『花束みたいな恋をした』最優秀助演男優賞:鈴木亮平『孤狼の血 LEVEL2』最優秀助演女優賞:清原果耶『護られなかった者たちへ』最優秀脚本賞:濱口竜介/大江崇允『ドライブ・マイ・カー』最優秀撮影賞:『ドライブ・マイ・カー』最優秀照明賞:『ドライブ・マイ・カー』最優秀美術賞:『燃えよ剣』最優秀録音賞:『ドライブ・マイ・カー』最優秀編集賞:『ドライブ・マイ・カー』最優秀音楽賞:『竜とそばかすの姫』最優秀外国作品賞:『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』最優秀アニメーション作品賞:『シン・エヴァンゲリオン劇場版』新人俳優賞:今田美桜、西野七瀬、三浦透子、吉川愛、磯村勇斗、尾上右近、宮沢氷魚、Fukase話題賞(作品部門):『シン・エヴァンゲリオン劇場版』話題賞(俳優部門):菅田将暉『花束みたいな恋をした』取材・文=内田涼
2022年03月11日「第45回日本アカデミー賞授賞式」が3月11日(金)に開催され、『ドライブ・マイ・カー』が最優秀作品賞を受賞した。8部門において優秀賞を受賞している『ドライブ・マイ・カー』だが、作品賞以外にも監督賞、主演男優賞などすべてにおいて最優秀賞に輝き、圧倒的な強さを見せつけた。『ドライブ・マイ・カー』は、『寝ても覚めても』の濱口竜介監督が、村上春樹の同名短編小説を原作に、自ら脚本も手掛けた意欲作。愛妻を亡くした舞台演出家・家福(西島秀俊)が喪失感と向き合い、再生へのきっかけをつかむまでを戯曲もシンクロさせつつ描き、観る者の心を揺さぶった。本作は第74回カンヌ国際映画祭で4つの賞を受賞したのを皮切りに、世界の名だたる映画賞を席巻、第94回米アカデミー賞では日本映画史上初となる作品賞ほか、4部門でノミネートとなる快挙を達成している。檀上に西島さんと共に立った濱口監督は、ブロンズ像を手にし、「ありがとうございます。関わったキャスト、スタッフの皆さんのおかげで獲れた賞です」と挨拶。その前に受賞した最優秀監督賞のスピーチで、濱口監督はこれまでの自身の作品や思いについて触れながら、「1日1日の仕事が未来を作っていくと思います。間違えることもあるかもしれないけど、引き返して、今いるところから進んでいくしかないと思います。少しでもいい社会やいい世界に…と言うと大げさですけど、この場所からしか始まらないと思います。映画界の今の仲間、未来の仲間と一緒に映画を作っていけたらうれしいです」と心を込めた。最優秀主演男優賞を受賞した西島さんも、「本当にありがとうございます。世界で見ていただいているのも、世界の大きな波みたいなものかなと思っています。平和が訪れるように、人々が心の絆を取り戻せるように、心から祈っています。この作品が希望の光になる、そのために必要なものが何か耳を傾ける、そのことを伝えているのかなと思っています。濱口監督の言う通り、自分のやれることを今後も精一杯やっていきたいと思います」とスピーチした。そのほか、最優秀アニメーション作品賞は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が受賞。ブロンズ像を受け取った東映の紀伊宗之は、「皆さんが長い時間と心血を注いで作ったものです。2度延期になりましたが、東宝さんと一緒に配給の仕事をして、本当にほっとしたというのが感想です。カラーの皆さんも喜んでいると思います。持って帰ってお伝えしようと思います」とやわらかい表情で話していた。(cinamacafe.net)■関連作品:ドライブ・マイ・カー 2021年8月20日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開(C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2022年03月11日第45回日本アカデミー賞の授賞式が11日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、受賞者たちが登場した。優秀主演女優賞を受賞したのは、天海祐希、有村架純、永野芽郁、松岡茉優、吉永小百合。『花束みたいな恋をした』で最優秀主演女優賞に輝いた有村は「私が作品に対してできることは本当に少ないですし、限られていて、自分が一体この作品にどういった影響を与えられるんだろうかというのは常々不安な部分もあるんですけど、幾度となく背中を押してくれたのは、これまで出会った方々がくれた言葉たちでした」と感謝する。有村は「いつも思い浮かぶのは、これまで一緒に仕事をしてきてくれた人たちの顔で、その方達がいたから、好きな芝居を続けることができたのかなと思っております。いつも支えてくださってありがとうございます。これからも独りよがりな芝居をするのではなく、思いやりを持って芝居、現場、人に対して誠実に向き合い続けていきたいなと思います。一緒に戦ってくれる仲間たちを大切にこれからも精進していきたいと思います」と言葉を続ける。「最後に、世界中が一刻も早く穏やかに過ごせるよう祈っております。私自身も皆様に貢献できるよう頑張っていきますので、今後もよろしくお願いいたします」と語った。また、前年度に『MOTHER マザー』で同賞を受賞していた長澤がプレゼンターを務めることについては「20歳ぐらいの頃からずっとすごく良くしてくださっていて、こういった素敵な場所で一緒に立てることがとても幸せです」と喜んでいた。(C)東京写真記者協会
2022年03月11日第45回日本アカデミー賞において、有村架純が『花束みたいな恋をした』で最優秀主演女優賞に輝いた。同作では、優秀主演男優賞を菅田将暉が受賞しており、「とにかくふたりで時間を紡いでいきました」と、有村さんは菅田さんと製作陣に感謝を語っていた。優秀主演女優賞には、有村さんのほか、『老後の資金がありません!』の天海祐希、『そして、バトンは渡された』の永野芽郁、『騙し絵の牙』の松岡茉優、『いのちの停車場』の吉永小百合という5名が並んでいた。『花束みたいな恋をした』は、『映画 ビリギャル』の土井裕泰監督との再タッグとなり、有村さんはヒロインの絹を演じた。菅田さん扮する麦と終電を逃したことをきっかけに出会い、好きなものが一緒という共通点を見出し、瞬く間に恋に落ちるふたり。カップルが過ごした5年間の何気ない、けれどかけがえのない日常をナチュラルに体現した有村さんは、見る者の共感を呼ぶラブストーリーの立役者となった。撮影中は、とにかく菅田さんとコミュニケーションを取っていたという有村さん。「5年という月日を1か月半で表現するので、とにかく本番以外でどう時間を紡げるか、試行錯誤していました。目の前にあるものを面白がり、ガチャガチャがあればふたりでやったりして、紡ぎました」と有村さんが笑顔で言うと、菅田さんも「映画で描かれていない時間のほうが多いので、できる限り一緒に共通の作業はずっとやっていました」と、息の合った返しをする。授賞式で有村さんの名前が長澤まさみから読み上げられると、有村さんはうれしそうに一礼し、笑顔でブロンズ像を受け取った。スピーチで、有村さんは「すごくびっくりしています。この賞をいただけたのは作品に携わる菅田さんはじめ、キャストの皆さん、スタッフの皆さんのおかげだと思っております。私が作品に対してできることは本当に少ないですし、限られていて。幾度となく背中を押してくれたのは、これまで出会った方々がくれた言葉たちでした。その方たちがいたから、好きな芝居を続けることができたのかなと思っています。本当にいつも支えてくださってありがとうございます」と、真摯な面持ちで語った。「これからもひとりよがりな芝居をするのではなく、思いやりを持って芝居、現場、人に対して誠実に向き合い続けていきたいです。一緒に戦ってくれる仲間たちを大切に精進していきたいです。最後に、世界中が一刻も早く穏やかに過ごせますよう祈っております」と笑顔で締めていた。(cinamacafe.net)
2022年03月11日西島秀俊が『ドライブ・マイ・カー』で、第45回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞した。本作では、アジア人俳優として初めて全米批評家協会賞主演男優賞に輝くなど、言葉の壁を超えて海外の観客の心も震わせていた西島さん。日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞するのも初となった。主演男優賞では、ベテランから若手俳優まで豪華な顔ぶれが揃った。『護られなかった者たちへ』の佐藤健、『花束みたいな恋をした』の菅田将暉、『孤狼の血 LEVEL2』の松坂桃李、そして『すばらしき世界』の役所広司と、まさに誰が最優秀を受賞してもおかしくない、そんな空気が会場を漂っていた。『ドライブ・マイ・カー』にて、西島さんは妻を亡くした喪失感を抱える舞台演出家であり、俳優の家福悠介を演じた。常に穏やかで冷静にふるまう家福だが、専属ドライバーのみさき(三浦透子)との交流を通じ、無意識下にあった本心に気づき、すべての感情をさらけ出す。控えめながら揺れる心の機微を、もの悲しさを漂わせる圧巻の演技で披露した。タイトル通り、車の中でのシーンが多かった本作。その大変さを尋ねられると、西島さんは「撮影は車を走らせずにすることが多いですけど、監督は実際の風景が流れたり、音がしたりすることが演技に影響する(と感じている)ので、リアルに車を走らせていたんです。演技にとにかく本当を突き詰めるひとつの形だったのかなと思います」と、徹底的な現場作りを刊行した濱口組に愛を寄せていた。授賞式のスピーチでは、西島さんは「驚いています。名誉な賞をいただいて感謝しています。濱口監督、スタッフの皆さんの力でいただいた賞だと思います。そして岡田将生くん、霧島さん、世界中から参加した俳優の皆さん、三浦さん、僕たちはとにかく毎日ホン読みしていました。改めて相手の言葉に耳を澄ますことが、自分の演技のためではなく相手のそこにいることにすごく影響を与えると、改めて実感させてもらえた現場でした」と、全員で獲った賞だと改めて感謝を伝えた。最後に、西島さんは「そして、今世界が混乱していて、いろいろなつながりが切れている中、今日は3月11日ということで東日本大震災から11年経ちました。人とのつながり、魂の再生の物語がこうやって賞をいただいたことは何か大きな意味があるのではないか、と思っています。これからも人生、それから人に寄り添う希望を持つような素晴らしい作品に参加したいと思います。日本映画のためにこれからも身を捧げたいです」と力強いメッセージを送っていた。(cinamacafe.net)
2022年03月11日第45回日本アカデミー賞の授賞式が11日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、受賞者たちが登場した。優秀助演女優賞を受賞したのは、石原さとみ、清原果耶、草笛光子、西野七瀬、広瀬すず。『護られなかった者たちへ』で最優秀助演女優賞に輝いた清原は「『護られなかった者たちへ』という作品と役を通して、人間の生きる原動力だったり、動くきっかけだったり、そういうものは人それぞれさまざまな理由があるんだろうけど、皆が報われるような世の中になればいいなと思いました」と思いを表す。「俳優として、映画を愛する人間としてこれからも成長できるように、これからも精進してまいります」と、瞳を潤ませながら挨拶をした。撮影では初めて「てっぺん越え」(24時以降の撮影)を経験したという清原。「朝4時半ぐらいまで撮影をしていたんですけど『こんなに大変なの』って本当にびっくりしました」と明かす。司会の長澤は「大変ですよね。頭が回らなくなっちゃったりして、きっとこういう作品だと集中するから大変だろうなと察します」と同意していた。(C)東京写真記者協会
2022年03月11日「第45回日本アカデミー賞」授賞式が3月11日(金)に開催され、最優秀助演女優賞部門で『護られなかった者たちへ』の清原果耶が受賞。清原さんは、初の日本アカデミー賞受賞となった。優秀助演女優賞には清原さんのほか、『そして、バトンは渡された』の石原さとみ、『老後の資金がありません!』の草笛光子、『孤狼の血 LEVEL2』の西野七瀬、『いのちの停車場』の広瀬すずとフレッシュな顔ぶれが揃った。『護られなかった者たちへ』にて、清原さんは福祉保健事務所の上司が殺人事件の被害者となったため、捜査への協力を求められる職員・円山幹子を演じた。「生活保護を本当に必要な人に」という使命感を持ち、親身になって生活困窮者の相談に乗る一方で、不正受給者に対しては毅然とした態度で接していく。心の奥底に憎しみを抱え、過去に希望も絶望も味わったからこそのかたくなさ、強さを持つ幹子を凛とした佇まいで演じた。重いテーマの作品だが、現場でも「私自身がずっと楽しい気持ちでいられるような感じではなかったので、真剣にいろいろ考えながら」やっていたと清原さんは言う。会場にいた主演の佐藤健も、「おっしゃる通りで、実際に宮城で撮影していたのも含めて重い空気が現場ではありました。…今度は楽しい役でやりたいですね!」と声をかける。清原さんは「ぜひよろしくお願いいたします!」と答え、共演の阿部寛も「はい、やりましょう!」と言い、次回もタッグを組む約束を交わしていた。受賞を告げられると、清原さんは「えっ」という驚きの表情を見せた後、すぐさま笑顔になり、そのまま檀上に向かった。スピーチでは「自分が受賞させていただけるとは微塵も思っていなかったので、本当にびっくりしています。このような名誉ある賞をいただけて本当にうれしく思います。ありがとうございます。『護られなかった者たちへ』の作品や役を通して、人間の生きる原動力やきっかけは人それぞれ、様々な理由があるんだろうけど、みんなが報われるような世の中になればいいなと思いながら演じていました」と言うと、少し感情がたかぶったのか声をつまらせる。「本当にたくさんの方々に支えてもらい、いただけた賞だと思います。皆さまにこの場で感謝を申しあげます。俳優として、映画を愛する人間として、これからも精進してまいります」と誓っていた。(cinamacafe.net)
2022年03月11日第45回日本アカデミー賞の授賞式が11日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、受賞者たちが登場した。優秀助演男優賞を受賞した阿部寛、鈴木亮平、堤真一、仲野太賀、村上虹郎の中から最優秀助演男優賞に輝いたのは、『孤狼の血 LEVEL2 』の鈴木。「自分1人では決していただけないものですので、この作品に関わった全ての方、そしてロケに協力してくださった広島の方にまずは感謝したいと思います」と感無量の様子。「感謝したい人だらけなんですが、1作目の主演を勤められたのが役所(広司)さんということで、『LEVEL2』の現場は役所さんがいないというプレッシャーとの戦いでした」と振り返る。一方で「役所さんがいないという空白が僕たちにいいプレッシャーを生んで、緊張感にあふれたいい映画ができあがったと思います。この場を借りて感謝したいと思います」と『すばらしき世界』で優秀主演男優賞を受賞し会場にいる役所にも語りかける。「思い返せば映画を観るのが好きで、スクリーンの世界の中に入りたいなと思っていた子供の頃から、18歳でお芝居を始めてこれまで、本当にたくさんの方に迷惑をかけながら助けていただいて、今日一つの評価をいただけました。今日はその方達の顔を思い浮かべながら、このブロンズを眺めて夜を過ごしたいと思います」と語った。同作の主演の松坂桃李については「全部お芝居を受けてくれた。本当は3発殴るシーンがあったんですけど、本番になると『もう1発いきたいな』と思って、桃李だからいいかと思って4発目に行ったら、完全にわかってたかのようにリアクションをしてくれまして、『松坂桃李ってすごい』と惚れ直しました」と感謝。松坂は「お互いに熱量も高くて、亮平さんだったら来るんじゃないかなと思ってたら案の定来たので、『さすが亮平さん』と思いながら受けました」と、あうんの呼吸を見せていた。(C)東京写真記者協会
2022年03月11日『孤狼の血 LEVEL2』の鈴木亮平が、第45回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を受賞。前哨戦の賞レースを席巻してきた鈴木さんの受賞となったが、発表された瞬間、鈴木さんは隣に座る主演の松坂桃李とエアーでグータッチをし、あふれる喜びを表現していた。助演男優賞には、『護られなかった者たちへ』で受賞したベテラン俳優・阿部寛や『ザ・ファブル殺さない殺し屋』の堤真一のほか、同じく『孤狼の血 LEVEL2』から村上虹郎、『すばらしき世界』から仲野太賀と、現在の日本映画界を彩る俳優が顔を揃えていた。『孤狼の血 LEVEL2』では、白石和彌監督から「日本映画史に残る悪役にしてほしい」と、主人公の刑事・日岡(松坂さん)に対抗する上林組の組長・上林成浩をオファーされたという鈴木さん。刑務所でも手に負えず出所が早まるほどの凶悪者で極悪非道な外道を、白石監督の期待に応え怪演した。松坂さんと雨の中で格闘する1対1のシーンも印象的だったが、鈴木さんは「この映画で僕はいわゆる悪役ですが、僕を悪く見せてくれているのが桃李くん。全部お芝居を受けてくれた」と振り返る。本当は3発殴るシーンを本番で急に4発にしたものの、松坂さんはすぐにリアクションを取ってくれたと鈴木さんは告げる。「その瞬間に“すごい、松坂桃李すごい”と惚れ直しました。何回も共演していたのもあってできたかなって思います」と、ふたりならではの間柄だからこそ成り立ったシーンだったという。授賞式では、恭しくブロンズ像を受け取った鈴木さん。スピーチでは、「本当にありがとうございます。あの…自分ひとりでは決していただけないものですので、この作品に関わった全ての方、ロケに協力してくださった広島の方に、まずは感謝したいです」と潤んだ瞳で語った。「感謝したい人だらけなんですが」と前置きした鈴木さんは、「1作目の主演を務めたのが役所さんなので、『LEVEL2』の現場は役所さんがいないプレッシャーとの戦いでした。その空白が、僕たちにいいプレッシャーを生んで緊張感にあふれた映画ができあがりました。役所さんにも感謝したいです、ありがとうございます」と、役所さんの不在をバネに完成された不気味な上林だったと振り返る。喋り終わった鈴木さんは一呼吸し、「すごいですね」と、事態をようやく飲み込んだかのような表情を見せる。「思い返せば映画を観るのが好きで、スクリーンの世界の中に入りたいと思った子供から、18歳で芝居を始めて、本当にたくさんの人に迷惑をかけて助けていただいて、今日ひとつの評価をいただけました。今日はひとりずつの顔を思い浮かべてブロンズ像を眺めて過ごしたいと思います」と最後は笑顔を見せた。(cinamacafe.net)
2022年03月11日Perfume(パフューム)の最新アルバム『PLASMA(プラズマ)』が、2022年7月27日(水)にCD発売。Pefume、約4年ぶりとなる最新アルバム『PLASMA』2021年は自身初のEP『ポリゴンウェイヴEP』をリリース、2022年には清原果耶主演のTBS火曜ドラマ『ファイトソング』の主題歌「Flow」のリリースのほか、ファッションプロジェクト「パフューム クローゼット(Perfume Closet)」の新作発売、全国ライブツアーの開催などで話題を集める、Pefume。そんなPerfumeが、最新アルバム『PLASMA』をリリース。Perfumeがアルバムを発表するのは、2018年の『Future Pop』以来の約4年振りとなる。スムースで都会的な雰囲気のアルバム『PLASMA』は、軽快なドライブや気分転換にも向いたスムースでアーバンなエレクトロ・ポップ・アルバム。シティー感のあるシンセサウンドやファンク、ベースミュージックなど多彩なエッセンスを散りばめることで、“固体・液体・気体に次ぐ物質の第4の状態”と言われる『PLASMA』のタイトル通り、次々と形を不思議に変える音楽体験ができるアルバムに仕上げた。新曲4曲を含む全12曲アルバムには、映画『屍人荘の殺人』主題歌の「再生」、音楽エンターテインメント番組『ザ・マスクド・シンガー』のテーマソング「ポリゴンウェイヴ」、NHK「みんなのうた」の「さよならプラスティックワールド」、ドラマ『ファイトソング』主題歌「Flow」などの楽曲を収録。そこに、リード曲の「Spinning World」や「Plasma」「Drive’n The Rain」「ハテナビト」の新曲4曲も加わり、全12曲のラインナップとなる。フォトブック付きの完全生産限定盤も形態は、完全生産限定盤・初回限定盤・通常盤の3形態。完全生産限定盤には、「Time Warp」「ポリゴンウェイヴ」「再生」「Spinning World」のMVと「Flow」のダンスビデオが収録されたディスク1、さらにPerfumeのメンバーが現場の裏側を撮った「Perfume View」や2022年1月に行われたライブ「Perfume LIVE 2022 [polygon wave]」のライブ映像、音声コンテンツ「Perfumeのただただラジオが好きだからレイディオ!5」を収録したディスク2の2枚が付属。初回限定盤には、ディスク1のみが付属する。なお、特典ディスクはBlu-rayバージョンとDVDバージョンを選んで購入することが可能だ。新曲「Spinning World」MVが公開へアルバムリード曲「Spinning World」のミュージックビデオは、7月15日(金)20:00より公開。「Spring of Life」「Flash」などのミュージックビデオを手掛けてきた田中裕介監督が、からくり人形+ Spinning(回転)をテーマに、オリエンタルな世界を作り上げている。詳細Perfume 最新アルバム『PLASMA』CD発売日:2022年7月27日(水)・完全生産限定盤A(CD+特典Blu-rayディスク+フォトブック) 6,950円・完全生産限定盤B(CD+特典DVDディスク+フォトブック) 6,450円・初回限定盤A(CD+特典Blu-rayディスク) 4,750円・初回限定盤B(CD+特典DVDディスク) 4,250円・通常盤(CDのみ) 3,300円<CD収録曲>01 Plasma02 Time Warp (v1.1)03 ポリゴンウェイヴ (Original Mix)04 再生05 Spinning World06 マワルカガミ07 Flow08 ∞ループ09 Drive’n The Rain10 ハテナビト11 アンドロイド&12 さよならプラスティックワールド※全12曲<完全生産限定盤&初回限定盤 特典DISC(Blu-ray or DVD)>■Disc1・PLASMA -Teaser-・Flow -Dance Video-・再生 -Video Clip-・Time Warp -Video Clip-・ポリゴンウェイヴ -Video Clip-・Flow -Video Clip-・Spinning World -Video Clip-■Disc2 ※完全生産盤のみ・Perfume View・アンドロイド& -Perfume LIVE 2022 [polygon wave]-・Perfumeのただただラジオが好きだからレイディオ!5
2022年03月11日27日(現地時間)、第28回全米映画俳優組合賞授賞式(以下、SAGアワード)が行われた。アカデミー賞の行方を占う賞として重要視されている同賞で、最高賞の位置付けにあるキャスト賞には『コーダ あいのうた』が選ばれた。ほかの候補作品は『ベルファスト』『ドント・ルック・アップ』『ドリームプラン』『ハウス・オブ・グッチ』だった。テレビ部門では、昨年Netflixで大ヒットし、最高賞にあたるアンサンブル賞(作品賞)、ドラマシリーズ男優賞、同女優賞、スタント・アンサンブル賞の計4部門にノミネートされた「イカゲーム」が作品賞を除く3部門を受賞した。※第28回全米映画俳優組合賞の受賞結果は以下の通り【映画部門】■キャスト賞『コーダ あいのうた』■主演女優賞ジェシカ・チャステイン『タミー・フェイの瞳』■主演男優賞ウィル・スミス『ドリームプラン』■助演女優賞アリアナ・デボーズ 『ウエスト・サイド・ストーリー』■助演男優賞トロイ・コッツァー『コーダ あいのうた』■スタント・アンサンブル賞『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』【テレビ部門】■ドラマシリーズ作品賞「キング・オブ・メディア」(別タイトル:サクセッション)■ドラマシリーズ女優賞チョン・ホヨン「イカゲーム」■ドラマシリーズ男優賞イ・ジョンジェ「イカゲーム」■コメディシリーズ作品賞「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」■コメディシリーズ女優賞ジーン・スマート「Hacks」■コメディシリーズ男優賞ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」■テレビ映画・リミテッドシリーズ女優賞ケイト・ウィンスレット「メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実」■テレビ映画・リミテッドシリーズ男優賞マイケル・キートン「DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機」■スタント・アンサンブル賞(コメディ&ドラマシリーズ)「イカゲーム」■生涯功労賞ヘレン・ミレン(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年02月28日「日本アカデミー賞」において、唯一、一般の映画ファンが投票に参加できる「日本アカデミー賞 話題賞」の投票が2月4日に締め切られ、最終結果が「ナインティナインのオールナイトニッポン」内で発表された。45回目の開催を迎える「日本アカデミー賞」。この話題賞は、1980年の第3回日本アカデミー賞から創設され、「オールナイトニッポン」リスナーの投票を元に、今年、最も話題を集めたと思われる作品と俳優を決定する。今回の日本アカデミー賞 話題賞は、作品部門で庵野秀明総監督作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』。俳優部門では、『花束みたいな恋をした』で熱演を見せた菅田将暉が選ばれた。ニッポン放送では、受賞者のスペシャルインタビューも交え、今年も日本アカデミー賞授賞式の模様を「オールナイトニッポン0(ZERO)~第45回日本アカデミー賞スペシャル~」とし2時間に渡って放送する。ニッポン放送「オールナイトニッポン0(ZERO)~第45回日本アカデミー賞スペシャル~」は3月11日(金)27時~全国ネットで放送。(cinemacafe.net)■関連作品:シン・エヴァンゲリオン劇場版 2021年公開予定花束みたいな恋をした 2021年1月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©️2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
2022年02月25日映画『わたしは最悪。』が、2022年7月1日(金)より公開される。カンヌ国際映画祭<女優賞>受賞、第94回アカデミー賞【脚本賞】【国際長編映画賞】ノミネート作品。ヨアキム・トリアー監督のアカデミー賞ノミネート作品映画『わたしは最悪。』は、『⺟の残像』『テルマ』で話題を呼んだ北欧を代表するヨアキム・トリアー監督の最新作。“異彩を放つ”ラブストーリーとして世界の賞レースを席巻しており、カンヌ国際映画祭では主演のレナーテ・レインスヴェが<女優賞>を受賞。第94回アカデミー賞では【脚本賞】【国際長編映画賞】にノミネートされている。“異彩を放つ”ラブストーリー映画『わたしは最悪。』は、理想と現実の間で揺れ動きながら、自分の気持ちに向き合い行動する主人公ユリヤと、その周りの人たちを、時にロマンティックに、時に痛烈に描き出すというストーリー。海外メディアは、「これは新しい!恋愛ドラマに⻘春モノを掛け合わせて、こんなにも⽢美で魅惑的なものができるとは」「⼤爆笑と悲痛が同居するヨアキム・トリアー監督のベスト作品」などと評している。<映画『わたしは最悪。』あらすじ>ユリヤは30歳という節目を迎えたが、人生はどうにも方向性が定まらない。学⽣時代は成績優秀で、アートの才能や⽂才もあるのに「これしかない!」という決定的な道が⾒つからず、いくつもの才能を無駄にしてきた。いまだ⼈⽣の脇役のような気分のユリヤは、グラフィックノベル作家として成功した年上の恋⼈アクセルからしきりに妻や⺟といったポジションをすすめられる。ある夜、彼女は招待されていないパーティに紛れ込み、若くて魅力的なアイヴィンに出会う。ほどなくしてアクセルと別れて新しい恋愛に身を投じ、今度こそ人生の新たな展望を見出そうとするが――。新星レナーテ・レインスヴェがカンヌ国際映画祭<女優賞>受賞■主人公・ユリヤ...レナーテ・レインスヴェ30歳という節目を迎えたが、人生の方向性が定まらない主人公。時に自己嫌悪に陥り、周りを傷つけながらも、自分の気持ちに正直に人生の選択をしていく。主演を務めるのはノルウェーの新星レナーテ・レインスヴェ。奔放でありながら、その年代特有の心の機微を大胆かつ繊細な表現力で演じ切り、カンヌ国際映画祭<女優賞>をはじめ、各国の賞レースで高い評価を得ている。監督のヨアキム・トリアーも、「この映画を作るきっかけは、レナーテだった。彼女の舞台での演技に魅了され、主演を務めたことのなかった彼女のために脚本を書いた。主人公のキャラクター造形、複雑な心境を作っていくうえで、彼女に助けられたことが沢山ある。人間ドラマ、コメディなどたくみに演じられる素晴らしい才能を持っている、今一番の女優だと思う」とレナーテ・レインスヴェの演技を絶賛した。■アクセル…アンデルシュ・ダニエルセン・リーユリヤの年上の恋人で、グラフィックノベル作家として成功。ユリヤに妻や母として生きることを勧め、身を固めたがっている。演じるのは、『パーソナル・ショッパー』『ベルイマン島にて』のアンデルシュ・ダニエルセン・リー。■アイヴィン…ヘルベルト・ノルドルムパーティでユリヤと出会う若い青年。主にコメディ作品で⾼い⼈気を誇る、ノルウェーの俳優ヘルベルト・ノルドルムが演じる。【詳細】映画『わたしは最悪。』公開日:2022年7月1日(金)監督:ヨアキム・トリアー脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト出演:レナーテ・レインスヴェ、アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ハーバート・ノードラム原題:The Worst Person In The World2021/ノルウェー、フランス、スウェーデン、デンマーク/R15+
2022年02月17日2021年8~10月に開催された、エッセイコンテスト『grape Award 2021』。『心に響く』というテーマを軸に、コロナ禍により変化した生活スタイルが続く中、自分の周りであった心温まるエピソードや、心が癒されるような体験談を募集しました。寄せられた376本もの応募作品の中から、最優秀賞が1作品、タカラレーベン賞が1作品、優秀賞が2作品、選ばれています。今回は、応募作品の中から最優秀賞に選ばれた『お菓子便』をご紹介します。『はなちゃん』は我が家の次女。絵とお菓子作りが大好きな中学生だ。器用な姉をちょっとリスペクトし、4つ下の弟を小さなお母さんのように可愛がってくれる。お父さんが頑張っていると「ありがとう」のお手紙をこそっと置き、お母さんが忙しい時、さり気なく手伝ってくれる。そんな優しい娘だ。でも、苦手なこともある。ちょっぴり人見知りで、大勢の中にいるのは得意じゃない。特にコロナ禍でしばらく休校になり、いつの間にか進級して新しいクラスになった時、心がその状況について行く為に、いつも以上に頑張らなければいけなかった。みんながそれぞれ苦しい思いをしている時期だが、彼女もこのような形で、コロナによる皺寄せがきていた。唯一、ほっと一息つけるお菓子作りは、学校や心のざわざわとしたものをすうっと収めてくれる、ささやかな楽しみになっていた。出来上がりを想像しながらワクワク、工程ごとに夢中になる。そのうち甘い香りが部屋中に満たされ、出来上がりの可愛い姿を愛でながらうっとり。その後も、家族と一緒に食べて、みんなで「おいしい!」を共有できるのだ。彼女にとってこれほど癒しになるものはないだろう。そんな時、ふと「隣のおばあちゃん大丈夫かな?」と呟いた。ちょうど最初の緊急事態宣言が出た頃だ。「マスクがない」とみんなが騒いでいたあの頃。我が家も必要な買い物以外はほぼ家で過ごし、今以上に落ち着かない日々だったことを覚えている。その『隣のおばあちゃん』とは、一人暮らしのご近所さん。田舎の祖父母よりもご年配だ。いつも庭のお花を大切に育てながら、丁寧に暮らしていらっしゃる。でも、コロナ禍でお互い家に閉じこもり、様子を伺うことがほぼなくなった。確かに気になる。すると、「そうだ、お菓子を作っておばあちゃんに持っていこう!」と提案してくれた。早速、バナナケーキを焼いてくれた。そして、おばあちゃんが食べきれる量を包んで、得意な絵付きの手紙も添えて。それを私に託すのかと思いきや、「行ってきまーす!」と出て行ったではないか。私はちょっとびっくりした。こういう年頃だと、ご近所さんにわざわざ会いに行くなど、面倒だったり、恥ずかしいものかと勝手に思っていたからだ。しかも、ちょっと人見知りな『はなちゃん』なのに。帰ってくると、手には小さな花束が。まるで孫のように喜んでくれ、おばあちゃん自慢の庭からお花を見繕ってもらったようだ。「キッチンに飾ると、お料理しながらふわっといい香りがするよ。」と。それからは時々、多めにお菓子を作った時は「おばあちゃんに持っていこう」と届けに行く。また、逆に採れたての大葉やお花が玄関扉にかかっていたり、お菓子の感想が電話で届くこともある。こんなおばあちゃんの喜ぶ顔も、元気な顔もほっとする。少しの立ち話も、素朴な花にも癒される。何となく落ち着かない心もさーっと静かになっている、と思う。きっと『はなちゃんのお菓子』は、食べる相手に温かい気持ちをお裾分けしているだけでなく、それが自分にも戻ってきているような気がする。そして、見守っている私まで心がほかほかほこほこしてくるのだ。学校の気詰まりな空気や、今までと違う日常に疲れていた娘。でも、お菓子作りで、周りの人に優しい気持ちを届けながら、自分自身少しずつ癒されていたのではないだろうか。今はマイペースで受験勉強に励んでいる。そして、『はなちゃんのお菓子』は、私達にもご近所さんとゆるい繋がりをもたらしてくれた。今までと同じ場所なのに、この町が私達家族を迎えいれてくれている、そんな感じだ。はなちゃんの小さな勇気がふわっと温かいものを運んできてくれたようだ。grape Award 2021 応募作品タイトル:『お菓子便』作者名:笹井 純子※この作品は、31分45秒からご聴取いただけます。ほかの受賞作品も知りたい人は、こちらをご覧ください!grape Award 2021受賞作品が決定!心に響くエピソードがPodcastで楽しめる『grape Award 2021』詳細はこちら[文・構成/grape編集部](function($) { $(function() { if (window.playerjs) { var p = new playerjs.Player( document.getElementById("award_player") ); p.grid = location.href.match(/[0-9]+/)[0]; p.psnd = false; p.on(’play’, function() { if (window.gtag && !this.psnd) { gtag(’event’, ’play’, {event_category:’Audio’, event_label:this.grid + ":お菓子便", value:1}); this.psnd = true; } return; }); } return; });})(jQuery);
2022年02月09日