メディバンは、同社の無料マンガ制作ソフト「クラウドアルパカ」に、クラウド経由で10書体の有料フォントを無償で提供する機能「「クラウドテキスト」」の提供を開始した。「クラウドテキスト」は、フォントワークスが有償で提供しているフォント10書体を、同ソフト利用者が漫画制作をする際に無料で利用できるというサービス。提供されるフォントは商用利用が可能で、クレジット等も不要。クラウド経由での提供のためWindows・Macともに対応しており、異なる環境下でも同じフォントでセリフの入力を行える。今回提供されるフォントは、アンチックセザンヌ、スキップ、マティス、マティスEB、ニューロダン、スーラ、万葉古印ラージ、コミックミステリ、マティスえれがんと、コミックレゲエの10書体。マンガで喜怒哀楽の多彩な表現に対応でき、マンガやアニメで使用された実績のある人気の書体を厳選したという。なお、「クラウドテキスト」で提供されるフォントの種類は随時追加されていくとのことだ。
2015年03月24日アクトビラは2月16日、4K解像度でのVOD(ビデオ・オンデマンド)有料配信サービス「4Kアクトビラ」の開始日を4月1日に延期すると発表した。延期の理由は諸般の事情によるとのことで、明確な回答は得られなかった。アクトビラは、当初2月18日から開始するとしていた有料4K VOD配信サービス開始日を、4月1日に延期した。なお、同社は2014年12月11日から4K VOD配信サービスの無料ストリーミングサービスを行っている。すでに開始された4Kアクトビラの無料ストリーミングサービスでは、約25本のコンテンツが提供されている。4月1日にスタートする有料サービスで何本のコンテンツが提供されるかについては、現時点では明らかになっていない。4Kアクトビラのサービスは、ソニーのブラビア「X9500B」シリーズ、「X9200B」シリーズ、「X8500B」シリーズ、4Kメディアプレーヤー「FMP-X7」、パナソニックのビエラ「AX900」シリーズなどで利用可能だ。
2015年02月16日米Googleは1月30日(現地時間)、高度な機能を備え有料サービスとして提供してきた「Google Earth Pro」を無償で提供すると発表した。同日より無償化しており、Google Earthのサイトからセルフサービス形式で登録して、ライセンスキーを受け取れる。Googleが2005年に提供を開始したバーチャル地球儀サービス「Google Earth」に、高度な機能を追加したサービス。Google EarthはWindows、Mac OS X、Linuxのほか、AndroidとiOSもサポートする。Proには3Dポリゴンなどの高度な測定ツール、人口統計、土地区画、交通量などを表示するデータレイヤー、最大2500件の住所データの読み込み、GISデータの読み込み、Windows Media、QuicktimeのHD動画を最大1920X1080ピクセルで書き出すムービーメーカー機能などがあり、企業や学術界などで利用されている。印刷の解像度はGoogle Earthが1000ピクセルであるのに対し、Proでは4800ピクセルをサポート、住所読み込みでは目印やスタイルテンプレートを割り当てることができる。これまで年間399ドルの有料サービスとして提供していたが、同日より無償となった。Googleでは無償化について、「多くの人々にGoogle Earth Proを提供できる」としている。Google Earthのサイトから登録すると、メールでライセンスキーが届く。既存ユーザーは同じライセンスキーのまま無料で利用できる。
2015年02月02日悪質な自転車の運転者に対し、安全講習の受講を義務づけた改正道路交通法の施行令が1月20日、閣議決定された。改正道路交通法では酒酔い運転や信号無視など計14項目の違反を「危険行為」と定め、3年以内に2回以上摘発された違反者へ講習を義務化し、受講をしなかった場合には5万円以下の罰金を科す見通しだ。警察庁によると、2008年から2013年までの都内・全国における自転車事故は徐々に減ってはいるものの、2013年における自転車事故数(死傷者数)は都内で1万4,049件、全国で11万9,929件など依然として多い。今回定められた14項目の悪質運転危険行為は以下の通り。信号無視通行禁止違反歩行者専用道での徐行違反など通行区分違反路側帯の歩行者妨害遮断機が下りた踏切への立ち入り交差点での優先道路通行車の妨害など交差点での右折車優先妨害など環状交差点での安全進行義務違反など一時停止違反歩道での歩行者妨害ブレーキのない自転車運転酒酔い運転携帯電話を使用しながら運転し事故を起こしたケースなどの安全運転義務違反
2015年01月20日雑誌の定期購読専門ECサイト「Fujisan.co.jp」を運営する富士山マガジンサービスは、「雑誌」など有料情報を賢く継続的に取り入れることで「自己の成長」につなげる一連の活動を「マガノミクス」と命名し、その実態の調査結果を発表。また、その活動の応援として、最大で最新号と次号の2冊まで100%割引(無料)となるキャンペーンを開催した。調査では、雑誌など有料情報を積極的に取り入れている人と取り入れてない人の「豊かさ」の感じ方について、自分で生計を立て働いている(アルバイト含む)、20~60代の男女400名を対象にインターネット上で実施(2014年12月調査)。まず、「これからの人生の豊かさを得るために、自身の成長が必要だと思いますか」との質問には、全体の93.0%が「自身の成長が必要」と回答。そこで「豊かさを得るために、自分の知らない情報を収集していますか」と尋ねたところ、全体の80.7%が「収集している」と答えており、多くの人が豊かさや自身の成長のために情報収集していることが分かった。どんな情報を収集すればいいのを調査するため、情報の取得先を年収別に分析してみたところ、無料情報の取得には差が少ないものの、有料情報は年収が高いほど取得している傾向にあるという結果となった。さらに、有料情報と無料情報で得られる情報内容に差を感じている人は、全体の75.9%となっている。「情報収集による『自身の成長』は、実収入の増加に役立っていますか」との質問では、「かなり役立っている」と回答した人の差が年収1,000万円以上(16.0%)と未満(5.2%)で倍以上の差があり、同社は年収1,000万円以上を実現している人の秘訣には、質の高い有料情報の収集など情報収集力に隠されているのかもしないと考察している。そこで同社は、自身の成長に有料情報である雑誌を取り入れてもらうためのキャンペーン『ちょっと待って! 今買おうとしているその雑誌、無料かもよ 最大2冊無料「定期購読」お試しキャンペーン』を実施。同キャンペーンは、有名誌を含む161誌、大手を含む77社の出版社が参加し、日頃から雑誌を購読している人はもちろん、今まで雑誌に触れる機会がなかった人も「雑誌」の魅力を十分に体験できる企画になっているとのこと。
2014年12月19日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「マップ」では有料道路を使わないルート案内ができない!?』という質問に答えます。iOSに付属の地図アプリ「マップ」は、移動手段に自動車を利用するルート検索ができるものの、最短ルートに高速/有料道路が存在する場合はこれを利用します。高速/有料道路を使わずに検索するためのオプションも用意されていないので、遠方を目的地とした場合はほぼ確実に高速/有料道路を経由するルートが案内されます。移動手段に徒歩を選んで検索を実行すれば、高速/有料道路を使わないルート検索も可能ですが、その場合到着までの時間が徒歩で移動したときのものとなります。移動にどれほどの時間がかかるかわからないうえ、自動車が通行できない道を案内される可能性もあるため、この検索方法はあてになりません。そのような事情から、経路に高速/有料道路を含まないルート案内が必要な場合は、「マップ」以外の地図アプリを利用することが現実的です。「マップ」と連係可能な地図アプリがインストールされている場合、ルート検索結果の「App」タブでそのアプリに表示された「経路」ボタンをタップすれば、「マップ」で入力された情報を引き継いでルート検索をやり直すことができます。たとえば「Google Maps」には「高速道路(有料道路)を使わない」オプションが用意されていますから、到着予想時刻も含め、一般道路で移動する場合のルート検索が可能です。最初から「マップ」以外の地図アプリで検索したほうがいいのでは? という疑問が浮かぶことでしょうが、iPhoneではそうもいきません。「Safari」や「メール」などにある情報をもとに地図検索を開始する場合、自動的にシステム標準の(デフォルトの)アプリである「マップ」が選択されてしまうからです。検索は「マップ」で開始しても情報が不足している場合は他のアプリに引き継げる、と知っていればいちから検索しなおさずに済むぶん効率的です。
2014年11月19日大阪市建設局は、「御堂筋の道路空間再編について(案)」について多くの市民から意見を集めるため、パブリック・コメント(意見公募)を受け付けている。受付期間は11月14日まで。○御堂筋南側には自転車専用レーンを設置御堂筋は、平成26年に建設から77周年を迎えた大阪市のメインストリート。市の南北幹線の基軸として機能しているが、建設当時とは社会情勢が大きく変わり、人々の行動形態や周辺の状況も変化している。社会の変化や時代の要請に対応する道路とすべく、道路空間再編について関係機関との協議や社会実験などを実施しながら検討を進めてきた。このほど、御堂筋の道路空間再編に向けた大阪市としての基本的な考え方などをとりまとめた「御堂筋の道路空間再編について(案)」が完成した。再編案は、シャンゼリゼ通り(フランス、パリ)やオーチャード・ロード(シンガポール)など、海外におけるシンボルロードを参考に構想している。御堂筋の自動車交通量は約40年前に比べ約4~5割減少しているが、自転車交通量は増加傾向で、約40年前の約6~7倍と大きく増えているという。そこで、南側(新橋~難波西口間)東西の側道を閉鎖し、車道を6車線から4車線に縮小。その分、歩行者や自転車のための空間を新たに設ける。増加する自転車交通量に対応するため、自転車専用の通行空間も設置。専用道路にして、歩行者と自転車の通行空間の分離を図る。北側(淀屋橋~新橋間)は、南側に比べると自動車の交通量が多く、現時点で側道を閉鎖した場合、本線の渋滞など車の交通に与える影響が大きいと考えられる。そのため、段階的な整備として当面は側道の機能(6車線)を維持したまま道路構造を見直すことで、歩行者と自転車の通行空間の分離を図っていく。将来的には南側と同様、歩行者と自転車の通行空間を分離。最終的には側道を閉鎖し、南側と同じように多機能空間の充実を目指すという。同市では現在、同案についてのパブリック・コメントを募集している。同案の詳細は、大阪市のホームページで見ることができる。同市は、寄せられた意見等を参考にしながら、御堂筋の道路空間再編に取り組んでいくとしている。
2014年10月31日JAFはこのたび、高速道路の料金制度やネットワークのあり方、および道路を賢く使う取り組み等についての検討が行われる国土交通省の社会資本整備審議会 道路分科会 第14回国土幹線道路部会ヒアリングに出席し、自動車ユーザーの立場から下記の提言を行ったと発表した。我が国の経済分野においてサービス産業の比率が高まる中、人の流れを活発化することが一層重要となってきている。 特に自家用車交通は、観光における旅行利用交通機関で最大のものであり、人の流れを地方の隅々へと向ける特色があり、都市への一極集中を解決する極めて重要な役割を担っている。高速道路はその基幹的なネットワークと位置付けられる。一方、レジャー、観光の分野では、グローバル化が進展し、競争の激化は一層進んできている。今夏JAFが実施した「ドライブ旅行に関するアンケート」においては、ドライブ費用の中で負担に感じるものとして、実に76.2%のドライバーが「高速道路・有料道路の通行料」を挙げている。また、JAFが別途実施した「高速道路に関するアンケート」では、高速道路の利便性向上がどのような地域活性化につながるかとの質問に対しては、「観光やレジャーで地方を訪れる人が増える」との回答が圧倒的であった。実際、過去には高速道路料金を下げた場合に利用者は増えている。最近は、高速道路料金の割引見直しに加え、ガソリン価格の上昇、自動車保険料の引き上げ等により自動車ユーザーの負担はこれまで以上に大きくなっている。このような状況において高速道路料金が高いまま維持されれば、自動車が必需品である地域の観光に重大な影響を与え、都市部から地方への人の流れを阻害することになり、今後の地方創生にも大きな障害となると考えるという。○提言事項高速道路の利用促進のため、料金割引等の施策を図るべき自動車ユーザーは高速道路料金を高いと感じており、かつ負担に感じている高速道路の利用促進を図ることで地域活性化(地方創生)が期待できるもともと諸外国と比較して通行料金の設定が高い時間距離・価格距離の比較でドライブ旅行は、例えばLCC(ローコストキャリア)に対して競争力を失いつつある料金制度の根拠をわかりやすく理解できるようにし、積極的な情報の発信を図るべき料金割引の見直しが行われたこと等、料金制度に関する情報の認知度が低い自動車ユーザーは料金設定に敏感であるユーザーが理解しやすく、納得できる料金体系の構築が必要「道路を賢く使う」取り組みを推進するべき道路側の渋滞緩和策…路肩の走行車線への転用については、今後も安全に配慮しつつ推進するべき車両側の渋滞緩和策…先進技術の積極的活用を推進するべきJAFではACC(車両前方に装備されたレーダーやカメラを用いて先行車との車間距離を一定に保つように速度を制御し(追従機能)、先行車がいない場合は設定した速度を維持して走行する(定速走行機能)装置)の積極的な活用推進を呼びかけている。JAFは、道路利用者としての自動車ユーザーの声が道路行政や施策に反映されるよう、今後も積極的な提言活動を行っていくとしている。
2014年10月17日有料特急列車は大手私鉄だけではない。地方の小さな鉄道会社にもユニークな特急列車が走っている。故郷や観光で乗ってみたい列車はどれか、マイナビニュース会員の男女1,000名に聞いてみた。Q.最も乗ってみたい私鉄有料列車はどれですか?[地方編]1位 富士急行 富士登山電車(大月 - 河口湖) 39.4%2位 富山地方鉄道 アルプスエキスプレス (電鉄富山 - 岩峅寺・立山・宇奈月温泉) 14.2%3位 富士急行 フジサン特急(大月 - 河口湖) 8.7%4位 富山地方鉄道 アルペン特急 (電鉄富山 - 宇奈月温泉) 6.4%5位 長野電鉄 ゆけむり (長野 - 湯田中温泉) 6.0%■富士急行 富士登山電車・「富士山を見てみたいし、登山電車という響きにもひかれる」(26歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「登山電車とはどんな感じか味わってみたい」(33歳男性/医療・福祉/専門職)・「レトロでモダンな車内と外観」(34歳男性/運輸・倉庫/その他)■富山地方鉄道 アルプスエキスプレス・「外観も中もいい感じのレトロ感があり、和めそう」(29歳男性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)・「景色がよさそう」(30歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「日本アルプスを堪能できそうな名前なので」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/秘書・アシスタント職)■富士急行 フジサン特急・「かわいい車両で絵が描かれている電車があるから」(29歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「おもしろいデザインの電車なので」(40歳男性/医療・福祉/専門職)・「名前がかわいいから気になります」(28歳女性/金融・証券/営業職)■富山地方鉄道 アルペン特急・「具体的な事は分からないけど、運行している範囲が渋くて良いから」(40歳男性/機械・精密機器/技術職)・「元レッドアローでかっこいいし、宇奈月温泉から乗るトロッコ列車も好きだから」(45歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「温泉とアルペンってなかなかいいと思う」(29歳男性/電力・ガス・石油/技術職)■長野電鉄 ゆけむり・「よくサスペンスドラマに出ているので」(23歳女性/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)・「情緒あふれる感じがいい」(26歳男性/生保・損保/営業職・「かつてのロマンスカーだから」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)■番外編: この列車に乗れば絶景が待っている!・「北近畿タンゴ鉄道 たんごリレー: 天橋立に行ってみたいし、絶景に出会えそうだから」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「長野電鉄 スノーモンキー: スノーモンキーにもぜひ会いたいし、名前にひかれます」(44歳女性/主婦)■総評1位は「富士急行 富士登山電車」で、ダントツの1位。富士山のネームバリューが大きく、登山したいという声も多かった。でもこの電車は登山客向けというよりホテルのラウンジという雰囲気。デザインはJR九州の特急を手がけた水戸岡鋭治氏だ。2位の「富山地方鉄道 アルプスエキスプレス」も水戸岡鋭治氏が内装を手がけた。元は西武鉄道のレッドアロー号で、東京在住者の認知度が高かった。3位の「富士急行フジサン特急」は女性の支持が多かった。名前がかわいいという声が多く、実物の先頭展望車を知っている人から「景色がよさそう」という声も。対照的に4位の「富山地方鉄道 アルペン特急」は男性の支持が目立った。運行区間の駅名に反応し「景観と温泉のいいとこ取り」というイメージを持たれたようだ。5位は小田急電鉄のロマンスカーが移籍した「長野電鉄 ゆけむり」。車両の知名度も高く、温泉をイメージする列車名にひかれたという声が多かった。すべての列車について「名前にひかれる」「景色がよさそう」という声が多かった。水戸岡鋭治デザイン、元大手私鉄からの移籍車両というちょっとマニアックな列車たちだが、鉄道ファン以外からも魅力的に感じられたようだ。気になったのは、ランクインしなかった某鉄道について地元から「なくなりそう……」との寂しい意見。地方鉄道の運営の厳しさを感じさせる。どれも楽しい列車たちだ。ぜひ乗って残しましょう!調査時期: 2012年10月24日~2012年10月26日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性716名 女性284名合計1,000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日内閣府はこのほど、「道路に関する世論調査」の結果を発表した。同調査は、10月4日~14日の期間に調査員による個別面接方式にて行われ、全国の20歳以上の男女1,866人から有効回答を得た。同調査で、将来世代が高速道路を利用するために必要な更新費用を、現在の料金に上乗せすべきと思うか尋ねたところ、63.9%が「上乗せすべきでない」と回答。一方、「上乗せすべき」は21.6%、「わからない」は14.5%だった。男女別に見ると、「上乗せすべきでない」は男性66.9%、女性61.4%と男性の方が高い。年齢別では、「上乗せすべき」は40歳代(26.1%)で、「上乗せすべきでない」は50歳代(70.5%)で、それぞれ高くなっていた。高速道路では、料金割引が実施されている結果、一部区間で渋滞が発生しているが、渋滞と料金との関係についてどのように考えるか聞くと、最も多かったのは「一部区間で渋滞が発生していても、現在の料金を維持すべき」で47.2%。以下、「料金を現在より引上げてでも、渋滞を解消した方がよい」が25.0%、「さらに渋滞が悪化するとしても、料金を現在よりできるだけ引下げる方がよい」が17.0%となった。都市規模別に見た場合、「料金を現在より引上げてでも、渋滞を解消した方がよい」と答えた割合は中都市が最多で27.7%。男女別では、「さらに渋滞が悪化するとしても、料金を現在よりできるだけ引下げる方がよい」としたのは男性20.2%、女性14.2%と男性の方が高かった。高度経済成長期に集中的に整備されてきた橋などの高齢化が今後進んでいくが、これらについて、どのように維持や修繕、更新を行うべきだと思うか質問すると、60.7%が「傷みが小さいうちに予防的な補修を進め、できるだけ長持ちさせる」と回答。次いで、「補修するよりも積極的に更新(作り直し)を進める」が22.1%、「傷みが大きくなってから補修し、必要に応じて更新(作り直し)を進める」が11.6%となった。車両の大型化に伴う橋・道路の劣化への対応については、「重い車両が走行できる道路を限定して、橋や道路への影響を軽減する」が36.1%、「重い車両が走行できるよう、橋や道路の劣化が発見され次第、その都度費用をかけて補修していく」が31.2%、「重い車両が走行できるよう、費用をかけてより頑丈な橋・道路に作り替える」が21.8%となった。また、今後、どのような分野の道路整備に力を入れてほしいと思うか尋ねたところ、「大地震や津波、大雨、大雪などによる災害に備えた対策」が最も多く55.7%。以下、「すれ違いが困難な狭い道路や急カーブの改良」が49.5%、「歩道の設置や拡幅,段差解消など」が38.3%と続いた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日地震が発生した場合、避難・救助・救援物資の運搬など、道路の果たす役割は大きなものです。そのため復旧は段階的に行われ、優先順位の高い緊急車両などから通行が可能となるように修復が進められていきます。初期における緊急復旧がどのように行われているのか、NEXCO東日本の例を挙げて見ていきましょう。発災後の初期段階は、警察や自衛隊、消防などの緊急車両や支援・復旧車両が走行できるよう、最低でも1車線を確保できるよう、作業を行います。震災直後の高速道路の状況は、段差やひび割れが生じており、車両の通行が困難になっています。そこで緊急交通路を確保するために、アスファルト合材といった舗装合材や、土のう・砂、鉄板などを用いて段差やひび割れを埋めることにより、緊急車両等が通行可能な状態にします。また、一時的に中央分離帯を取り払い、損傷の少ない片側2車線を使って相互通行とする緊急工事も実施されます。東日本大震災の発生時には、NEXCO東日本による迅速な復旧が世界を驚かせました。管内の被害は甚大で、全体で20路線、854kmもの区間に及びました。これに対し地震発生直後から震災対策室を立ち上げ、緊急点検を開始して、仮復旧に向けた作業が開始されました。東北エリアでは、釜石自動車道の花巻空港IC~東和IC、山形自動車道の湯殿山IC~酒田みなとIC以外を通行止めとしました。岩手、宮城、福島では数cmから数mの段差も見られ、最も被害が大きかったとされる沿岸部の仙台東部道路では、料金所2か所が浸水したほか、若林JCTなどでは津波によって押し流された堆積物が本線にまで流入したそうです。しかし、夜を徹した作業の結果、地震翌日の3月12日には緊急車両の通行を可能とする仮復旧が完了していました。続いて19日には東北道の浦和IC~宇都宮IC間の緊急交通路の指定を解除し、21日には常磐道の水戸IC~いわき中央ICの指定も解除されました。そして翌22日には、東北道全線を含む813km区間、全体の93%の応急復旧が完了したと発表され、24日には仙台東北道路の一部を除いて、交通規制が全面解除されました。震災から2週間を待たずしての全面復旧というスピードに、国内外から、「神業」「まるで魔法のようだ」などの賞賛の声が寄せられたそうです。本復旧工事は現在でも行われており、今年12月の完了が予定されています。よりよい高速道路へと発展させる「前向きな復旧」へ――。それは人の手だからこそ作り出せる希望なのかもしれません。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月10日地震大国と呼ばれる日本では、建築物の耐震強度を高めることは常に重視されてきました。近年では道路についても、日常的な通行の安全性確保を当然の前提としながら、災害時にはライフラインの一つとなることから、耐震補強が課題になっています。さらに、高速道路に関しては阪神淡路大震災において、阪神高速道路が甚大な被害を受けたことを教訓に、NEXCO各社は道路だけでなく橋梁の耐震補強にも力を注いでいます。地震などの災害で橋梁部に甚大な損害が生じた場合、復旧には土工部(土を掘り、運び、盛り固めるなどの基礎的な作業)より多くの時間や費用がかかります。NEXCO東日本では、阪神淡路大震災を教訓にして、災害に強い高速道路ネットワークを構築するため、多くの橋梁にRC(鉄筋コンクリート)巻立工法という耐震補強を行っています。これは既設の橋梁周囲に鉄筋を巻き、その上から厚さ200~250mm程度のコンクリートを巻き立てて補強するものです。東日本管内には開通から30年以上経過した東北道や常磐道がありますが、いずれも補強工事が一通り完了していたため、2011年3月11日に発生した東日本大震災でも、倒壊や落橋などの甚大な損傷はなく、早期復旧につながりました。NEXCO中日本の管内では、供用後30年を経過する道路が全体の約7割を占めており、適切な点検と集中的な補修・補強といった、高齢化する高速道路ネットワークの長期的な保全事業の推進が急務となっています。国民生活に必要不可欠な高速道路を健全な状態で百年以上維持するという「百年道路」を目指し、対症療法的な「事後保全」から「計画保全」への転換を推進しています。「百年道路」計画の着実な実行に向けて、橋梁の耐震補強、盛土補強対策など災害に強い道路づくり計画的に取り組んでいます。NEXCO西日本でも、東日本大震災の経験を踏まえて、津波を含めた自然災害による被害想定と災害復旧対策の見直しを行うとともに、地域や関係機関との連携強化により、防災機能を高め、災害に強い高速道路を目指しています。また、高速道路は地震などの自然災害が発生した場合、救援活動に重要な役割を担う道路として位置付けられており、橋脚の耐震補強を積極的に進めるとともに、さらなる耐震性の向上を目的とした検討を進めています。大規模地震時にも緊急輸送路として機能を十分発揮できるよう、橋脚などの耐震補強工事を行っています。備えることは、たゆまぬ努力であり、挑戦でもあるのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月05日高速道路には「こんなところにこんなものが?」と驚くような施設があります。いずれも高速道路を安心、安全、快適、便利に利用するために設置されています。NEXCO東日本管内の東京湾アクアラインには、トンネルの地下に緊急避難用通路があります。緊急避難用通路は車両も通行できますが、通常のトンネルより小さいため、一般の緊急車両は通行できません。そこで、海ほたるPAには緊急避難通路用の緊急車両が配置され、火災などの緊急時にも即座に現場に向かうことができるようになっています。上信越自動車道の横川SA(上り線)では、実際に使用していた電車の一部を設置して、昭和30年代の信越本線の横川駅を再現しています。売店では、駅弁で有名な「おぎのや」の峠の釜めしを販売しています。もちろん、購入した釜めしを電車の中で食べることもできます。東北道の佐野SAには、高速道路から直接出入りが可能な宿泊施設「E-NEXCO LODGE」があります。1名で宿泊の場合は1室5,250円、4名で宿泊の場合は1室10,500円で利用できます。いずれもレギュラーシーズンの金額なので、詳しくはE-NEXCO LODGEまでお問い合わせください。E-NEXCO LODGEは上り線の敷地内にありますが、下り線からも階段を経由して上り線に行くことができます。予約はインターネット上の他、電話でも受け付けています。NEXCO中日本も負けてはいません。名二環こと名古屋第二環状自動車道には、設置面積1万4千㎡・発電量約2千kwの、高速道路に設置された太陽光パネルとしては最大のメガソーラーを設置しています。高速道路では全国初の、バイオディーゼル燃料製造プラントも設置しています。新東名などのSA・PAから発生した廃食油を回収・精製し、高速道路の維持管理車両の燃料として使用しています。資料写真を見ると意外にこじんまりした規模なのが、地に足が着いている良い感じです。その他にもNEXCO中日本には、世界に一台しかないという走りながら路面の落下物を回収できる新型路面清掃車を所有しています。清水PAでは、併設された「ぷらっとパーク」でバイクをレンタルできる『レンタルバイクNEOPASA清水』を2012年7月21日~11月30日の期間限定で設置しています。しかもこの清水PA、フードコートに隣接して車やバイクを展示・販売しているのですから驚きです。まだまだ紹介しきれなかった設備がたくさんあります。みなさんも、ひとっ走り探検に出かけてみてはいかがですか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日冬になると、高速道路上に「白い物体」が撒いてあることがあります。この正体は「凍結防止剤」の塩化ナトリウムです。高速道路では雪が路面に積もると除雪を行うほかに、路面が凍結するのを防ぐため、「凍結防止剤」を撒きます。道路に凍結防止剤として塩を撒くのは、路面上の水分が凍って氷で覆われた状態になるアイスバーンや、降り積もった雪を車両が踏むことで氷の層が形成される圧雪アイスバーンを解消するためです。凍結防止剤のほとんどは、塩化ナトリウムや塩化カルシウムです。小学校の理科の時間で『試験管に入れた真水は0℃で凍るのに、食塩を入れたら0℃では凍らない』という実験があったのをご記憶の方もいらっしゃるでしょう。これは塩水を作ることによって凍結開始温度を下げる、いわゆる凝固点降下を起こし、氷を水の状態にするという原理です。よって、0度より低い温度でも凍らなくなります。また、塩化ナトリウムや塩化カルシウムが溶けるときに熱を発生するため、その周りを溶かすこともできるのです。道路脇や橋のたもとに袋が設置されている場合もあり、各自で散布することもあります。ただし、塩化ナトリウムや塩化カルシウムは金属を錆びさせる力や環境への影響もあるため、有機系の凍結防止剤など代用品も出てきています。凍結防止剤の散布の他にも、アイスバーンなどを解消するため、砂や砕石といった滑り止め材を散布したり、除雪後のツルツルした路面に傷をつけてタイヤの摩擦抵抗を高めることも行われています。路面の凍結を防ぐ凍結防止剤の散布は、通常はこれから雪が降ると予測されていたり、既に降った雪が解けて、路面に残った水分が気温の低下で凍ってしまうような場合で行います。また、気温低下に伴って霜が降りる場合にも、路面がぬれて凍ってしまうことがあるので、凍結防止剤を撒くことがあります。路面に雪が無いのに凍結防止剤を撒くのはそのためです。高速道路の除雪や凍結防止剤の散布は、気象予測と道路巡回による現場確認に基づいて作業の実施を判断します。気象予測では、気温や降水確率、降水量の他に、一般には耳慣れない「路温」と呼ばれる路面の温度予測なども使って効率的な作業を行うようにしています。雪が降ることは止められませんが、路面が凍るのを防ぐことはできます。冬季の路面凍結防止と安全性向上のため、地道な作業が続けられています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月19日NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。NEXCO東日本・NEXCO中日本・NEXCO西日本の3社では、高速道路を安全・安心・快適・便利に運用するために、作業の目的に応じた車で高速道路を管理しています。今回は、そんな「働く車」をご紹介します。地震や大雨などで高速道路が壊れた時、その場所に行って衛星通信で音や映像を配信します。この車から送られる映像を基に復旧方法を検討します。道路照明や標識など、高いところに設置した設備のメンテナンスに使用する車です。道路照明は高さが12mもあり、作業の際には背の高い車が必要です。この車は15mまで高くすることができます。降雪時に雪かきを行う車です。ブルドーザーのような「スノープラウ」という大きな道具を取り付け、何台もの除雪車がチームを組んで並び、雪を一気に端に寄せていきます。スノープラウの大きさは幅4mと、間近で見ると思わず圧倒される大きさです。作業に応じて装置を載せ替えて、中央分離帯部の樹木選定や、のり面の草刈り、トンネル照明灯具清掃、除雪作業などを行います。写真はトンネルの側壁洗浄を行う装置を取り付けた状態です。遮音壁外装板の点検作業や補修作業に使用します。NEXCO東日本管内の東京外環道の場合だと、高さは約8mにもなります。遮音壁に近づいて作業が出来るよう、アームが遮音壁の高さを越えて、遮音壁背面に作業台を配置します。高速道路の巡回に使用します。落下物の回収等や交通規制を行うこともあるため、後続車に落下物の存在を知らせる電光式の標識を設置したり、カラーコーン等の規制機材を搭載したりしています。トンネル内の照明や換気装置「ジェットファン」などの設備の点検や清掃、補修などに使用します。最大で5m以上の高さまで荷台を昇降させて作業を行います。道路の上に落ちているゴミを掃除します。高速で回転する「掃き寄せブラシ」やゴミを吸い取る「吸い込みブラシ」で土やゴミを吸い取ります。いかがでしたか?上記の車両は、高速道路で働く車の代表的なものです。この他にも、災害時に活躍する災害対策本部車や、雪道での作業に特化した圧雪処理車など、多くの車が高速道路を安全に管理するために活躍しています。高速道路を走行中に見慣れない作業車があったら、調べてみるのも面白いかもしれません。ただし、わきみ運転にはご注意を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日高速道路では、供用中の高速道路の上に高速道路を横断するための橋を建設することがあります。道路と橋が交差するので、工事の際は安全確保のために通行止めを行いますが、影響を最小限にするため、過去の交通量などから工事を実施する曜日や時間を想定するほか、工事の方法も工夫しています。大型クレーンは架設工事の一般的な方法として、多くの現場で採用されています。クレーンで橋桁を吊り下げて、一晩で橋を架設します。クレーンのアームの長さは最大で約100m、吊り下げ能力は1000tを超えます。1000tと言われてもピンとこないという方のために、参考までにジャンボジェットの愛称で呼ばれる大型旅客機「ボーイング747」の重量は約180tです。ちなみにこのボーイング747、2005年にエアバスA380が登場するまで、世界最大の旅客機でした。大型クレーンの力がいかに強いか分かります。大型多軸台車は、橋桁の組立場所から架設地点まで車体が移動できる平坦なヤードがある場合に採用されます。現地で橋桁をあらかじめ組み立て、大型多軸車を使って運搬し、一晩で橋を架設します。大型多軸車の大きさは全長約10m、軸の数は一般的には6軸程度です。幅は3m以上あり、橋の大きさによっては2台の台車を使って運搬します。大型クレーンや大型多軸台車が実際に稼働する姿を見ることができる、見学会やツアーが各地で行われています。NEXCO東日本では関越道での工事が予定されており、一般の方向けの見学スペースを設ける場合があります。深夜の工事にもかかわらず、多くの参加者が訪れるそうです。事前に調整ができれば、施工ヤード内からの撮影も可能です。詳しい工事の予定につきましてはNEXCO東日本までお問い合わせください。NEXCO中日本ではオリジナルバスツアーを実施しています。開通前の高速道路や工事現場の見学を企画していて、その都度NEXCO中日本のサイトに情報が掲載されますのでチェックしてみて下さい。NEXCO西日本でも同様に工事現場の見学会や、毎年夏休みには親子見学会を実施しています。こちらもNEXCO西日本サイトをチェックして下さい。大きな橋が目の前で出来上がっていく様子は、土木の専門家でなくてもワクワクする光景です。お気軽に参加してみてはいかかでしょう?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日前回は高速道路の安全を支える2本柱のうち、情報を司る交通管制室について紹介しましたが、今回はもう一つの柱である施設制御室をご紹介します。道路管制センターに設置されている施設制御室は、遠方監視制御施設で、道路やトンネルのさまざまな施設の動作と運転状況を24時間計測・監視・制御しています。トンネル内で火災や事故が発生した場合には、さまざまな非常用設備を操作して、安全を確保し、被害の拡大を防止します。雨量計・風向風速計・路温計・視程計などの気象観測設備や、地震計・地滑り計などを常に観測しており、定められた基準値を超えたら、関係部署へ連絡します。大規模災害を未然に防ぐことも、施設制御室の役割の一つです。火災が発生すると、まず火災検知器が自動的に火災を検知します。高速道路やトンネル内に設置されたカメラからも状況を確認します。もし走行中に火災を発見した場合には、携帯電話などでの通報だけでなく、押しボタン通報機や、トンネル内に200m間隔で設置されている非常電話も利用することができます。火災発生が確認されたら、迅速かつ的確に避難誘導を行い、トンネル非常用設備を稼働させます。水噴霧設備で天井から霧状の水を出して冷却、ジェットファンがトンネル内の煙を排出します。トンネル入口情報板で、中の状況をドライバーに知らせます。トンネル内には50m間隔で消火栓・消火器が設置されていますので、初期消火に使用して下さい。ただし、あくまでも安全第一で、無謀な消火活動は控えて下さい。非常電話で事故や故障の状況、負傷者の有無を交通管制室に伝えることも、被害を最小限に抑えるために役立ちます。こうした非常時への備えだけではなく、日々の設備操作や故障監視も重要な仕事です。高速道路に設置された設備の状況を監視し、照明の点灯やトンネル内の換気運転など、必要に応じて操作をしています。設備の故障を監視し、故障が発生したら管理事務所と連携して修理を行います。無駄のない効率的な運転を目指すべく、設備の稼働状態記録を分析して施設の保守支援や改善につなげています。また故障状況を解析して、設備の延命化を図っています。私たちが安全かつ快適に高速道路を利用できるのは、こうした地道な、不断の努力に支えられているからなのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日高速道路上で発生するさまざまな事象を集約し、対応を行う高速道路の心臓部ともいえる設備が道路管制センターです。24時間・365日、休むことなく高速道路を見守っています。道路管制センターは、大きく分けて、道路や交通の流れに関することを取り扱う交通管制室と、高速道路上にあるさまざまな電気系の設備を管理する施設制御室の2つとなっています。交通管制室では、刻々と変化する高速道路上の情報を迅速に提供するため、各方面からの情報を収集する経路を整備して、道路状況の把握に努めています。故障車、事故、落下物、道路の損傷といったさまざまな情報が、高速道路上に設置された非常電話による利用者からの通報や、道路緊急ダイヤル(#9910)、交通管理隊及び警察からの連絡などにより、交通管制室に届けられます。また料金所や休憩施設からも情報は送られてきます。その他にもカメラや気象観測機器などを使った道路状況の把握と、工事規制や除雪作業状況の把握も交通管制室の役割です。集まった情報は、さまざまな機器を使って即座に提供されています。高速道路走行中は、道路情報版やハイウェイラジオで道路状況を知ることができます。カーナビゲーションを搭載している車両であれば、VICS(ビックス)から送信される情報を受け取ることができます。VICSとは、渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどの車載機に文字・図形で表示する画期的な情報配信システムです。サービスエリアの情報ターミナル、インターネット交通情報、道路交通情報を音声で案内するハイウェイテレフォンからも情報を入手できます。ひとたび事故が発生して交通管制室に一報が届くと、併設している管区警察局高速道路管理室がパトカーの出動を要請して現場に急行させます。交通管制室は必要に応じて救急車と消防車の出動を要請し、交通管理隊への出動指示を出します。他の道路管理者、河川管理者、関係自治体への連絡も行っています。さらに緊急事故復旧工事を手配し、修理業者への連絡も行います。こうした動きに並行して、交通管制室が事故に関する道路状況の情報を発信するとともに、道路交通情報センターからもさまざまなメディアを通して道路交通情報を提供しています。交通管制室は、24時間・365日休みなく常に流動する高速道路の情報を収集し、高速道路の安全に目を光らせているのです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日日本自動車連盟(以下JAF)は、高速道路上での逆走車による事故が毎年発生していることから、そうした状況を再現した動画を作成し、JAFホームページに公開した。警視庁発表の高速道路における逆走事故発生状況は、平成19年~23年の5年間で106件。高速道路3社の平成23年度報告事案でも、高速道路上の逆走車事案は937件にものぼる。こうした状況を受けて作成された動画は、NEXCO中日本の協力を得て開通前の高速道路を使い、逆走車に遭遇した際の状況を再現した映像を収録したもの。逆走事故の危険性や事故を回避するポイント、逆走車に遭遇した際の注意点を解説している。また、過去の事故事例から逆走事故が起きやすい場所や原因についても解説。サービスエリアなどに設置されている逆走防止装置などの防止策を紹介し、ドライバーに注意を呼び掛けている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月16日東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日JAF(日本自動車連盟)では、この夏の帰省最盛期を前に、同団体のWebページで「高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?」というノウハウページを公開中。JAFの公式サイト内「クルマなんでも質問箱」では、クルマと運転に関するノウハウを豊富に掲載している。渋滞や事故、故障が頻発するお盆時期に向け、事前にノウハウを学んできたい。記事では、高速道路で事故や故障が起き、クルマが停止してしまった際の、絶対に忘れてはならない避難手順などが解説されている。動画解説もあり、初めて高速道路を利用する人にも分かりやすい。詳細は「高速道路の事故や故障」解説ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日高速道路を走っていると、普通自動車のほかに、重機などを積載した大型トレーラーや観光バスなど、さまざまな車両を見かけます。しかし、高速道路は一定の規格で作られているため、どんな車両でも自由に通行できるわけではありません。道路構造物を守り、交通の危険を防止するため、自由に道路を通行できる規格(幅、長さ、高さ、重さ等)の限度値(一般的制限値)が道路法の政令「車両制限令」により定められているのです。一般的制限値を超えてしまった車両(車両制限令違反車両)の通行は、道路に大きな損傷を与えたり、事故の際に重大な結果を招く危険性があります。そのため、やむを得ず、一般的限度値を超過する車両の通行には、事前に道路管理者に申請を行い、特殊車両通行許可が必要になります。車両制限令違反をすると、NEXCO各社より命令書が発行されます。さらに、命令書が発行された3カ月間で違反を繰り返すと、ペナルティ(ETC割引停止などの措置)が発生します。こうした罰則があるにもかかわらず、法令に違反した状態で道路を通行している車両が後を絶たないのが現状です。NEXCO東日本関東支社管内を例に挙げると、2010年度に取締で検問した約5800台のうち、車両制限令違反で措置命令されたのは約1800台に上り、その約半数は違反車両「総重量違反」でした。過去には総重量93tの車両が68t超過(一般的制限値25t)で車両制限令違反の措置命令を受けたケースもありました。NEXCO各社は、積荷を落下する恐れのある”積載不適当車両”の指導取締役も行っており、落下物による事故等を防ぐように努めています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日日本自動車連盟(以下、JAF)は、同連盟ホームページ内のWEBコンテンツ「JAFがおしえる運転のニガ手克服1・2・3」に高速道路の内容を追加し、このほど公開した。JAFは苦手運転を克服するための実技講習会、「JAFセンスアップ・ドライビングスクール」を全国で実施している。WEBコンテンツは多くの初心者ドライバーが苦手とする運転シーンを想定し、講習会を受講できない人にも手軽にコツをつかめるように制作。スムーズで安全に運転するポイントを3つに絞り、分かりやすく動画で解説している。今回は昨年公開した一般道路での運転シーンに加え、高速道路を利用する時の“ニガ手”ポイントである「合流・車線変更・ETCゲート」について詳しく紹介している。今回、レッスンを担当するのはJAFの実技講習会などでも講師を務めるベテランインストラクター。撮影はNEXCO中日本の協力を得て、開通前の新東名高速道路で実施したという。実際の高速道路を走行するドライバーの視点で撮影されたシミュレーションムービーとなっており、周囲の車との距離感や速度感などがつかみやすくなっている。このほか、車庫入れ・縦列駐車のコツを紹介するWebコンテンツ「JAFがおしえる車庫入れ・縦列駐車のあいうえお」も公開している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日ゼネラルファンデックスは7月2日に、良質な環境で喫煙できる有料喫煙所「ippuku(いっぷく)」をJR御茶ノ水駅前と他2カ所とで都内に3店舗同時にオープンする。「ippuku(いっぷく)」のコンセプトは、「15分程度のスキマ時間を快適かつ気軽に過ごせる喫煙施設」。利用する人だけでなく周りの人も含めた「快適さ」を追求した有料の喫煙施設で、完全無人化の店舗は換気・空調をはじめ、吸い殻の処理、入退出の管理、セキュリティーまで設備にとことんこだわって設計したという。喫煙スペースを利用するには、無人店舗内に設置されたゲートにPASMOまたはSuicaをタッチするだけ。「道路に面した非喫煙エリア」と「喫煙可能なエリア」の2室で構成されたおり、タバコの臭いや煙は外部に流れないように設計されている。加えて利用者はアロマミストの漂う空間を通って出入りするため、衣服や身体に付いたタバコの臭いも緩和される。オープンする店舗は淡路町店(都営地下鉄淡路町駅)、御茶ノ水店(JR御茶ノ水駅)、神田今川橋店(JR神田駅)の3店。消煙・消臭システムやアロマディフューサー、吸い殻処理システムの設備に加え、無線LANや飲料自動販売機、BGM、映像モニターなども設置。年中無休で営業時間は6時から24時までになっている。通常の利用料金はワンタイム利用50円、1Dayチケット(1日利用券)100円、1Weekチケット(1週間利用券)500円、1Monthチケット(1カ月利用券)1,800円。今回、3店舗同時オープンに合わせて無料体感キャンペーンを実施する。7月2日から7月15日までの14日間、誰でもPASMOやSuicaを利用せず無料で店内のセキュリティーゲートを通過できるように設定。1人でも多くの人に「ippuku」こだわりの換気設備や芳香、独自開発の吸い殻処理システムなどを体感してほしいとのこと。
2012年06月29日NEXCO中日本とレンタルバイク事業を運営する「レンタルバイク キズキ」は、全国で初めて、高速道路の休憩施設でバイクをレンタルできる店舗「レンタルバイク NEOPASA清水」を期間限定で2012年7月21日にオープンする。「レンタルバイク NEOPASA清水」は、「レンタルバイクキズキ」のFC店としてNEXCO中日本が運営する。「昔乗っていたが手放してしまった」「新車購入前に一度試乗してみたい」「自宅からツーリングするには遠すぎる」などのニーズに応えるためのバイクの貸し出しサービスで、手ぶらで利用が可能。清水パーキングエリアのぷらっとパークに貸し出し・返却施設を設置し、受付はテナントとして店舗を構えるバイク用品の「KUSHITANI PERFORMANCE STORE」にて行う。NEOPASA清水は日本の中心に位置するため、各方面へのツーリングのスタートに便利な場所。関東はもちろん関西エリアからの集客、さらには海外からの需要にも応えていくという。「レンタルバイクNEOPASA清水」ではハーレーやドゥカティなど、さまざまな国内外の車種を20台用意。料金は車種によって異なり、4時間8,640円(HONDA VTR250の場合)から。営業期間は2012年7月21日~2012年11月30日まで(予約開始日は2012年6月29日)。営業時間は9時~20時。詳細はNEXCO中日本ホームページを参照。現在、電話(レンタルバイクNEOPASA清水 0120-819-147)で予約した先着10名に、レンタルバイク基本料金を50%OFFにするオープニングキャンペーンを実施している。※新東名高速道路より清水パーキングエリアに駐車しての利用は不可。一般道からぷらっとパーク利用。
2012年06月29日NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)は、2月13日から15日にかけて東日本地域(当社の営業エリア)の1都1道14県に住む1,000名を対象に、「高速道路のマナーに関する意識調査」を実施した。最も気になるマナー違反の第1位は「急な車線変更」という結果になった。最も気になるマナー違反についての質問では、「急な車線変更」と回答した人が26.2%で第1位。その後「無理な追越」(22.7%)、「あおり運転」(22.5%)と続く。性別と年齢別で詳しく見ると、男性では全年齢層で「急な車線変更」と「あおり運転」をあげる人が多く、「無理な追越」については60歳以上の方が35.5%と、他の年齢層を15ポイント近く上回った。女性では、「急な車線変更」が男性を10ポイント以上上回り、特に50歳代では44.2%と性別、年齢層別でも高くなっている。他人の行動ではなく、自分自身の行動について「思わずしてしまったマナー違反」についての質問では、第1位は「追越車線を走り続ける」の28.4%。この答えを選択した人の性別ごとの年齢構成をみると、男性の50歳代では43.1%、30歳代で38.5%の方が追越車線を走り続けるということが明らかに。女性では、「追越車線を走り続ける」を上げた人は男性と同様に各年齢ともに多いが、男性ほど顕著な傾向ではないという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日日本ユニシスはこのほど、新東名高速道路に設置される「電気自動車用急速充電システム」に充電インフラシステムサービス「smart oasis」(スマートオアシス)を提供すると発表した。同社の電気自動車(EV)、プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis」は、すでに東名高速道路の海老名サービスエリアなどに設置された電気自動車用急速充電システムに提供されている。これは国内初の事例となる課金、決済を含む運用サービスだ。4月14日に開通した新東名高速道路では、浜松、静岡、駿河沼津の各サービスエリアに電気自動車用急速充電システムが設置されたが、ここでも「smart oasis」が提供された。同システムは東名高速道路のほか、名神高速道路の多賀サービスエリアなど、これまでに15カ所で運用されている。新東名高速道路では前述のサービスエリアの上り、下りそれぞれに設置されているため、全国の設置数は21カ所まで拡充された。同システムを利用するには「利用者カード」の事前申込みか、「おサイフケータイ」「FeliCaカード」の事前要録が必要。「smart oasis」によって利用者認証や充電サービス管理、充電サービス利用料の課金、決済、ユーザーサポートサービスが可能となる。日本ユニシスでは全国の充電インフラの構築拡大をめざすとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月22日田畑の作物、民家や庭園、高速道路などを動物から保護する商品「ウルフピー」を輸入している有限会社エイアイ企画は、同商品の販売出荷量が6,000リットルを突破したことを発表した。同商品は、「動物は天敵の臭いのある場所に近づかない」という習性を利用し、田畑の作物、民家や庭園、高速道路などを動物から保護する目的で開発されたもの。約10ccから30㏄ずつ小型容器に小分けにし、動物から守りたい場所をブロックするように設置する。人にはわからない臭いだが、動物はそこに「オオカミがいる」と勘違いして近づかなくなるという。動物の本能に天敵の存在をはたらきかけるため、既存の忌避材に比べて動物が臭いに慣れにくいのも特徴とのこと。現在までに、農業関連だけでなく、全国のNEXCOやJR等で獣害対策の手段として多く活用されている。同商品はオオカミを捕食者とする、猿、イノシシ、鹿、タヌキ、ハクビシン、犬など被害をもたらすほとんどの哺乳類に対して効果が確認されているとのこと。また、食の安全に対する意識の高まりを受け、農林水産省JAS認定機関であるアファス認証センターより、「JAS有機適合資材」としての確認を受けている。動物対策の切り札として評価を受け、平成21年1月に全国販売開始以来、現在までに累計出荷量6,000リットルを突破したという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月19日郊外に足を延ばすと、のんびりした風景に似つかわしくない巨大な高速道路に出くわすことがよくあります。狭い日本ではありますが、この国土の中に総延長9,126.8kmもの高速自動車国道が整備されています。おおざっぱではありますが、東京からロサンゼルスまで直線距離で約8,800km。これよりも長い距離になります。この高速道路……、どれぐらいのお金があればできるものなのでしょうか?※国土交通省道路局■高速道路にかかるお金高速道路の建築コストはおおよそ「1kmあたり53億6千万円」(平成17年国際建設技術協会の調査)と試算されています。建築コストには、「工事費」と「用地費」が含まれているもの。山地が多く人口密度の高い日本の建築コストは、諸外国と比較して高いと言われています。1kmの高速道路を建設するのに必要な費用が53億6千万円と聞いてもあまりピンときませんが、日本人の人口を1億2,800万人とした場合、国民一人が42円ずつ出し合えば1kmの高速道路ができるという計算になります。とは言え個々の高速道路によって事情は異なるもの。ちなみに2,012年4月14日に一部開通する新東名高速道路、御殿場JCT~三ヶ日JCT間(約162(18))の総工費は約2兆5,000億円。1kmあたり154億円。国民一人ずつがお金を出すとしたら1kmあたり約120円必要になります。また、平成9年に開通した東京湾の中央部を横断する「東京湾アクアライン」は延長約15kmながら、建設費は約1.4兆円。コストが高いのは、日本一長い橋「アクアブリッジ」(4,424m)と海底トンネル、2つの人工島から構成されているため。少し乱暴ですが1kmの建設費は国民一人あたり729円に換算されます。■橋、トンネルにかかるお金多くの高速道路がそうであるように、山、川、海に囲まれた日本の高速道路を建設するには、橋やトンネルが欠かせません。長大トンネルの一つ「関越トンネル」(11,055m平成3年全線開通)は建設費が630億円、「飛騨トンネル」(10,710m平成20年開通)が約1,000億円。また、本四連絡橋にかかるそれぞれの橋にかかった建設費は・明石海峡大橋(平成10年開通)5,000億円・瀬戸大橋(昭和63年開通)8,200億円・来島海峡大橋(平成11年開通)2,800億円これほどの規模ではありませんが、東京の「レインボーブリッジ」は1,281億円、横浜の「ベイブリッジ」が800億円と言われています。参考:JB本四高速:お問い合わせ:本州四国連絡橋について百、千、万、単位のお金であれば現実感もありますが、億、兆の単位になると想像力すらかきたてられにくいものです。とは言え税金が投入される公共事業。日常生活には縁遠い単位であっても億、兆という単位の数字に日々接することによって、その規模感が少しずつ養われていくかもしれません。(文/森眞奈美)■執筆者 プロフィール森眞奈美(もりまなみ)サンダーバード国際経営大学院にて国際経営学修士号取得後、米国系再保険会社に入社。退社後ライター業をしながら、AFPを取得。現在は「保険」、「クレジットカード・電子マネー」、「ライフプランニング」などマネーに関するコラムを雑誌やWebで執筆中。
2012年03月31日