中村ゆりか、杉野遥亮、松尾太陽、甲斐翔真ら注目の若手キャストが出演する、昨年10月に配信スタートしたdTV×FOD共同製作ドラマ「花にけだもの」が、この度、4月より地上波放送されることが分かった。本作は、2010年から2012年まで「Sho-Comi」(小学館)で連載され、累計発行部数200万部を突破した同名人気コミックの実写ドラマ。見た目や発言はもちろん、男らしいけど、好きな人の前だけでたまに見せる可愛らしい一面がたまらない、“けだもの男子”たちとの波乱の恋を描く青春ラブストーリー。キャストには、連続テレビ小説「まれ」に出演した中村さんが、本作の主人公で純真無垢で愛されすぎる久実役を演じるほか、久実を翻弄する“けだもの男子”たちに、『兄に愛されすぎて困ってます』の杉野さん(豹役)、「超特急」の松尾さん(千隼役)、「仮面ライダーエグゼイド」の甲斐さん(竜生役)。そして、久実の親友“カンナ”役を「AKB48」入山杏奈が演じた。配信当初より杉野さん、松尾さん、甲斐さんが演じる“けだもの男子”のS級のイケメンぶりに、「かっこよすぎて呼吸ができない!」「漫画で見たけど実写もいい!」などSNSを賑わせ、視聴熱ドラマジャンルリアルタイムランキング1位を獲得、YouTube第1話再生回数は200万回以上と配信ドラマでは異例の大ヒットを記録していた。「花にけだもの」は4月、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年02月05日江戸の変わり飯レシピ三品栗の香りと甘味を引き出すシンプルな『栗飯』かぼちゃと小豆の『なんきん粥』きのこを主体にした『骨董飯(ごもくめし)』深まる秋にお勧めの「変わり飯」三品をご紹介朝晩の急な冷え込みに、体調を崩しやすいこの季節。寒気がしたなと思ったら、すぐに身体を温める飲み物や食べ物をお腹に入れ、風邪を撃退しましょう。根菜、木の実、きのこは身体を温める陽の食べ物です。今回はこれらの食材を使った、江戸ご飯三品をご紹介致します。『栗飯』(三人前)栗の香りと甘味を引き出すよう、塩と酒だけでシンプルに炊いたご飯です。■材料(三人前)・むき栗…150g・米…2合・水…適量・塩…小さし01/2・酒…大さし01・摺り胡麻…少々■作り方1)炊飯器に洗米、分量の水、酒、塩、むき栗を入れ、30分程度置いてから炊く。2)ざっくりと混ぜて蒸らし、摺り胡麻をかけていただく。栗は、数少ない日本原産種の一種です。縄文時代から人工栽培が行われた跡が残っており、ドングリやくるみなどの木の実と共に、縄文人の主食とされていました。後に農耕が行われるようになってからも、栗は非常食として欠かせないもので、奈良時代に書かれた『日本書紀』や、日本最古の薬物辞典である『本草和名』、平安の頃に書かれた『延喜式』などにも、飢饉の備えとして栗を栽培するよう促した文面が残っています。非常食になるということは兵糧にもうってつけで、栗を皮ごと天日干しにして臼で搗ち割り、実だけを集めた「搗ち栗」は、「勝ち栗」に通じる縁起の良さからも、戦には欠かせない一品になりました。戦の前の出陣式と、戦勝を祝う凱旋式には『三献の儀』という儀式が行われますが、この時に欠かせないのが「打ち鮑」と「搗ち栗」と「昆布」です。「敵を打ち、勝ち、喜ふ0」という語呂合わせで、まずは三宝にこれら三種を乗せ、出陣の場合は先に打ち鮑を口に入れ、盃の酒を三度に分けて飲み干します。勝ち栗と昆布も、同様にそれぞれ口に入れて、三度に分けて盃を飲み干します。こうして三杯の酒を空けると、盃を振りかぶって庭に叩きつけて割り、軍扇を広げて大将が「エイエイ!」と声を上げると、一同か0「オー!」と勝鬨の声を上け0げるのが習わしでした。凱旋の場合は、「搗ち栗」「打ち鮑」「昆布」の順に儀式が変わります。これは、「敵に勝って、家に帰って、喜ぶ」となるからです。『なんきん粥』かぼちゃだけで炊いたものもありますが、小豆を入れた方が彩りも良く、味にアクセントがつきます。■材料(二人前)・かぼちゃ…100g・米…1/2カップ・水…500ml・小豆…20g・水…300ml・塩…少々■作り方1)かぼちゃは種とわたを取ってまだらに剥き、1cm角に切る。小豆は水洗いし、水とともに鍋に入れ、最初は強火、煮立ったら中火にし、30分煮る。差し水をしながら柔らかくなるまで煮る。2)鍋に水と洗った米を入れ、混ぜながら強火で炊く。ふきあがったら塩と1を入れ、再びふき上がってきたら中火にし、灰汁を取りながら30分程度炊く。3)1を加えてさらに5分炊いたら火を止め、蓋をして蒸らす。かぼちゃの語源は「カンボジア」です。原産国は中南米なのですが、かぼちゃの種を運んで来たポルトガルの船が、カンボジアを経由したことから、カンボジアが訛って「かぼちゃ」と呼ばれるようになりました。他にも、江戸時代のかぼちゃの呼び名はさまざまです。天保4 (1833) 年刊行の『万家至宝(は0んけしほう)都鄙安逸伝(とひあんいつて0ん)』に、「かぼちゃは江戸では唐茄子、京都ではかぼちゃ、西方ではほうぶらという」とあります。それぞれ、「唐茄子」はこの頃のかぼちゃが茄子のようにくびれた形をしていたからで、「ほうふ0ら」とはポルトガル語のかぼちゃ 「abóbora (アボボラ)」から来ています。「なんきん」と呼んだのは主に大坂で、『好色一代男』や『世間胸算用』て0有名な、大坂の井原西鶴の『浮世草紙』に、「とかく女の好むもの 芝居 浄瑠璃 芋 蛸 南瓜(なんきん)」と言う一節があります。ちなみに現在の日本では、「かぼちゃ=パンプキン」と訳されますが、パンプキンはハロウィンで出回るオレンジ色のかぼちゃのみを指し、我々が普段食べている、皮が緑色のかぼちゃは「スクワッシュ」と言わないと、外国人には通じません。また、江戸時代中期から、かぼちゃは冬至の日に欠かせない野菜でした。野菜不足になる冬場、夏に収穫して冬場まで保存でき、栄養価が高い南瓜は、風邪や中風の予防に良いとされ、「冬至冬中冬初め」と言われるこの日に、かぼちゃや小豆粥を食べて、柚子湯に入ることで、人々は無病息災を祈りました。『骨董飯(ごもくめし)』(『名飯部類』より)骨董には「いろいろなものの寄せ集め」という意味があり、ご飯に複数品の具材を乗せ、出汁をかけたものを全般に「ごもく飯」と呼びます。今回は、きのこを主体にしたごもく飯をご紹介します。■材料(二杯分)・えのき茸…1株・なめこ…1/2株・芹…4株・温かいご飯…2杯分・鰹出汁…300ml・醤油…小さじ1.5・塩…少々・七味唐辛子…少々■作り方1)えのきとなめこは、傘の部分から1cmほどの長さに切り、サッと熱湯にくぐらせ、水気を切る(軸の部分は煮物や汁物等にご利用ください)。芹も1cm幅に切る。2)鰹出汁を温め、醤油と塩で味を整える。3)温かいご飯に1を盛りつけ、2を茶碗の淵からそっと注いで、七味唐辛子を振る。享和2(1802)年に大坂の医家・杉野権兵衛が書いた『名飯部類(めいはんぶるい)』には、約150品もの変わりご飯のレシピが掲載されています。中でも最も多いのは「汁かけ飯」の類いで、その中に「骨董飯」がいくつか含まれています。数種類の具材を使う「ごもく飯」に、「骨董飯」という漢字を当ててあるのは本書のみで、江戸時代に出版された他の料理本は、全て「ごもく飯」と表記されています。そもそも「骨董飯」は中国の表記で、永楽13(1415)年に刊行された『性理大全』という本に、「魚や肉など、色々なものを飯に混ぜ込んだものを骨董飯という」と書かれています。『名飯部類』の作者は医家なので、中国の書などを読み込んでおり、この漢字を採用したものと思われます。ところが、『性理大全』の解説を読むと、これは「汁かけ飯」ではなく「混ぜご飯」のようです。現在では「五目飯」というと数種の具材を入れた「炊き込み飯」のことを指しますので、調理方法が変わっていていることがわかります。今回の具材に使ったえのき茸となめこは、どちらも江戸時代には天然ものしかなく、高価な茸でした。えのき茸の人工栽培が可能になったのは明治になってからで、本来のえのき茸は傘が大きく、茶色がかっていて、歯ごたえもありました。昭和初期には、現在私たちが知る乳白色のえのき茸が大量に出回るようになりました。近年見かける「ブラウンえのき」は、原種との掛け合わせにより誕生したものです。また、なめこは「滑子」と書き、表面がゼラチン質のぬるぬるしたもので覆われている茸全般をそう呼んでいました。現在のなめこは「ツツエ」と呼ばれていた種類で、大正時代後半から人工栽培が始まったと言われています。車浮代の「江戸の変わり飯」レシピ
2017年11月13日俳優の吉沢亮、新木優子、杉野遥亮が、映画『あのコの、トリコ。』(2018年公開)に出演することが10日、わかった。同作は、白石ユキによる同名コミックを実写映画化。メガネ男子の頼(吉沢)が、「将来スーパースターになる」と誓い合った幼なじみで人気モデルとなった雫(新木)、人気俳優になった昴(杉野)の高校に転入し、才能を開花させていく、三角関係ラブストーリーとなる。芸能界を舞台にしたラブストーリーに、若手の注目俳優陣が集まった。メガホンを取る宮脇亮監督は「恋をすると誰もがキラキラと輝く。そして夢を追いかける姿もまた輝いて見える。そんな登場人物達の心が動く瞬間を大事に切り取っていきたいと考えています」と意気込みを語る。また、原作の白石は「吉沢亮さんは幅広い役柄を演じてらっしゃるので、頼をどんな風に演じて下さるのかとても楽しみです」と喜びを語った。白石はさらに「新木優子さんはキリッとしたイメージで、意志の強い雫役にぴったりだと思いました」と太鼓判を押し、「杉野遥亮さんは優しそうな役柄が多い印象なので、昴役は良い意味で想像を裏切られそうです」と新たな魅力に期待を寄せる。「実写となることでキャラクターたちがもっとキラキラしていくことと思います!」と気持ちを表した。○吉沢亮コメント原作を読んだ時、男目線で話が進んでいくということが、すごく珍しいと思いました。鈍臭い男の子が主人公で、彼の成長物語が少女マンガであるということが、面白いと思います。なので、僕の恋している表情とか、受けの芝居でキュンキュンさせなければいけない部分が多く、結構プレッシャーです。杉野くん演じる昴がめちゃくちゃキラキラなので、昴に負けないように、僕が演じる頼の成長していく様をきちんと意識して、最後まで頑張りたいと思っております。○新木優子コメント女子が見てキュンキュンするポイントが全部詰まっているマンガで、楽しんで読ませていただきました。また、メインの3人が芸能界で活躍しているというのも、すごい今っぽいと思います。この作品をみて、芸能界にちょっとでも興味のある人の背中を押すことができるような、そんな作品になると思います。いろんな方が期待して下さっている雫も演じつつ、自分の思っている雫もしっかりと出して、悔いなく撮影を乗り切りたいです。○杉野遥亮コメント原作は展開が早くて最初はビックリしました。でも、これが今っぽいのかなとも思いました。芸能界という夢のようなキラキラした世界を描いているのは興味深いですが、その映像化は難しいだろうなと感じています。東條昴という男は、すごくカリスマ性があってキラキラしていて掴みどころがない。僕も一生懸命考えて役を作っていきたいと思っています。ぜひ楽しみにしていてください。
2017年07月11日昨年、彗星のごとくメディアへと姿を現し、「あのイケメンは誰?」と熱視線を集めたのは俳優・杉野遥亮21歳。杉野さんといえば、映画『キセキ -あの日のソビト-』で菅田将暉、横浜流星、成田凌と共に、「GReeeeN」の前身「グリーンボーイズ」のメンバー役で、華々しくスクリーンデビューを飾ったことが記憶に新しい。2016年12月末に始めた公式Twitterでは、あれよあれよという間にフォロワーが増え続け、1か月で8万人を超えた。新人俳優としては、異例の注目度の高さとなっているが、当の本人は「最初は、芸能人のことを人間として見れていなかったです(笑)」と飾らずに、あどけない素顔さえ覗かせる。杉野さんって、一体どういう人?そもそものデビューを聞けば、「何かをやりたいなと思っていたんです。勧められて、オーディションに軽い気持ちで応募したら、受かって…えっ!と思いました」と話すように、「第12回FINEBOYS専属モデルオーディション」のグランプリ受賞から、芸能界の仕事が始まった。女性も羨むほどの白肌をときたま紅潮させつつ、言葉を選んでマイペースに話す様子を見ていると、とても「芸能界に入りたい、モデルになりたい」という野心のあるタイプには思えないのだが…?「そうですよね(笑)。最初は、モデルとして1ポーズを取るのも恥ずかしくて、しょうがなかったというレベルでした。だから、『俳優をやりたい』とは言ったんですけど、演技なんて恥ずかしくて、恥ずかしくて」。恥ずかしがっていた杉野さんが変わったのは、映画『キセキ -あの日のソビト-』の出演から。直属の先輩である松坂桃李、菅田さんらの演技、現場での立ち居振る舞いを目の当たりにして、「俳優をやりたいという気持ちが確固たるものになって、確実に意識が変わりました」と、影響を受けたと話す。以降、レギュラー雑誌のモデル業は続けながら、「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」、「嘘の戦争」、「兄に愛されすぎて困ってます」と、コンスタントに出演を重ねる。俳優の仕事をやるにあたっては、がむしゃらしかない。「苦しいことは、いっぱいあります。普通に学生でテレビを見ていた頃は、失礼なんですけど、『何で、この人はこんなに棒読みなんだろう?』と思っていたりもしました。でも、いざ自分がやってみると全然違います。感情の込め方もわからないし、とにかく難しいですし。何気なく見ている1シーンに、すごく時間がかかっているとわかったときは、うそ…これは大変だ、すごい、と思いました」。そんな杉野さんが、「少しだけステップアップできたかもしれない」と成長を感じた現場が、映画『兄に愛されすぎて困ってます』の撮影時だったという。夜神里奈による人気少女コミックをドラマ化、劇場版となった本作では、土屋太鳳演じる告白12連敗の全くモテなかった女子高生・橘せとかが、急にやってきたモテ期に戸惑い、騒動を繰り広げるラブストーリー。杉野さんは、原作にはないオリジナルキャラクターで、せとかの同級生でありながら、彼女の初恋相手・芹川高嶺(千葉雄大)の弟でもある国光を演じた。「僕はオリジナルキャラクターということもあって、とにかく自由でした。縛りもなかったので、楽しい一方、最初はすごく苦労もしました」。苦労の理由は、共演するキャラクター陣の強さだった。せとかの兄・はるか役の片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)は、8kgもの減量を行い、ツンデレお兄という原作から抜け出してきたような完璧な風体に仕上げたし、高嶺を担当した千葉雄大は、貫禄の演技でののしり王子というキャラクターを自分のものにした。強烈な個性を放つ面々に囲まれて、「果たして自分はどこまでキャラクターを作るべきなのか?」と、悩んだという。「例えば、僕も強いキャラクターになったら、全員の個性が強くなりますよね。観ている方からしたら、休まるところが必要なのかもしれない、と思ったんです。国光は明るいけれども、なるべくフラットなほうがいいのかなという考えはありました」と、作品全体のバランスを見て、リハーサルの時点から監督と形作っていった。全てを注いだキャラクターなだけに思い入れも強く、クランクアップでは「号泣した」そう。「最後、メイキングでコメントを撮るときに、プロデューサーさんが(カメラを)回していたんです。いろいろ思い出して、すごく泣いちゃいました。そんなに泣くのは初めてでした」。「『キセキ -あの日のソビト-』のときは自分のことで精いっぱいで、泣くことさえなかったんです。いまは、ようやく少しだけ周りが見え始めたのかもしれません。毎回、作品ごとに違う課題が見つかるんです。これも、あれも、とパンクしそうになっても、ふとした瞬間に『あのときの課題って、いまのこのことじゃないか?』と思うこともある。それが、自分が成長しているかもしれない、と思う瞬間だったりします」と、杉野さんはひたむきに進んできた自分の道を見つめる。「いつか、主演をやれるようになったときには、皆を引っ張っていけるような人になりたい。その頃には演技の幅も広げたいし、人としても成長していたい――」。未来を語る口調は力強く、俳優業に迷いをみせていた頃がうそのような頼もしさだった。「いつか」は、そう遠くないかもしれない。(text/photo:Kyoko Akayama)■関連作品:兄に愛されすぎて困ってます 2017年6月30日より全国にて公開(C) 2017「兄こま」製作委員会(C) 夜神里奈/小学館
2017年06月29日第29回東京国際映画祭のコンペティション部門出品作『雪女』の記者会見が28日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、監督・主演の杉野希妃をはじめ、青木崇高、山口まゆ、佐野史郎が登壇した。同作は、小泉八雲原作『怪談』の一編である「雪女」を新たな解釈のもと、杉野希妃監督が映画化した作品。杉野監督自らタイトルロールの雪女=ユキを演じ、主人公の巳之吉を青木崇高が演じる。杉野監督は「クラシックな作品でありながら現代を意識したモダンな雰囲気も入れ、新しい雪女を作れたのではないかと自負しています」と自信。「私たちに見えてないものはたくさんあり、そういう目に見えないもの、つかみどころのないものを大切にしながらこの映画を作ったので、私が意図していないものがたくさん映っているんじゃないかと思います」と話した。そして、監督と主演の両立について、「演じているときはモニターは見られないので、カットをかけたあとにモニターまで走って確認する作業は、自分にとって一つの試練だった」と回顧。「現場では常に監督としていたんですが、私という他人・杉野希妃の演技を私が判断する…自分でダメ出しするのは、客観性が求められるものだった」と言い、「大変でしたし鍛えられた」と振り返った。一緒に演じている側も、監督が主演も務めていることで苦労する点があったようで、青木は笑いながら「受けている方も大変なんです」と告白。「カットがかかると、ユキだと思っていた人が監督に。そして戻ってきて、またユキだと思ってやらないといけない」と言い、「こっちも鍛えられるというか、集中力のいる現場だった」と明かした。さらに、「監督でありプロデューサーであり主演であり、そして映画祭にも貪欲に発表していく才能」と杉野監督を称え、「この人と仕事をやりたかったので、一緒にできてうれしく思います」と感慨深げに語った。同作が2作目の長編映画出演となった山口も、杉野監督について「人としてすごい尊敬でき、私が目指している女優としても尊敬できる」と話し、「とても勉強になった作品でした」としみじみ。10年ほど小泉八雲作品の朗読も行っているという佐野は、「『雪女』とは関わりが深い」と作品との強い結びつきを説明し、現場での監督とのやりとりを振り返りながら「濃密な時間を過ごさせていただきました」と語った。『雪女』は、2017年3月4日より全国順次公開。
2016年10月28日女優の杉野希妃が主演を務め、長編作として初めてメガホンも取る映画『マンガ肉と僕』(2月11日先行、13日より全国公開)のメイキング映像が公開され、劇中で演じる太った女子大生・熊堀サトミの特殊メイクの過程が2日、明らかになった。原作は、朝香式氏による同名小説。気弱で引っ込み思案の青年・ワタベ(三浦貴大)は、大学になじめず孤独な日々を送っている。一方、同大学のサトミは、太ったみすぼらしいルックスから、周囲の嘲笑を受ける存在。自然に接してくれる唯一の存在・ワタベの優しさにつけ込んだ、サトミはワタベの自宅に転がり込んで寄生し支配していく。ワタベとサトミ、そしてワタベが好意を寄せる菜子(徳永えり)やさやか(ちすん)らとの歪んだ恋愛模様を映す。杉野が"男に抗うために太る女"サトミになるために、特殊メイクにかけた時間は3時間。映像の冒頭では、杉野が「ああいう役(サトミ)自体が初めてだし、すごいチャレンジングなのでワクワクしてたんですよ。わー楽しみって思ってたんですけど」と初の挑戦を前に意欲を語る姿が映される。一方で、特殊メイクは6時間かかるという話も聞いた杉野は「監督もしながら体力持つのかな…」という感情もあったと吐露。それでも「やってみて私って本当はタフなのかも」との思いに至ったことを明かしながら笑みを浮かべる。また、杉野の語りと同時に特殊メイクは進んでいく。最初こそ細身の"杉野"だが、特別な皮膚の素材を貼り付け、アイメイクも施されていく内に、その姿は"サトミ"に。中盤からは本編映像も流れ、杉野とは程遠い、みすぼらしく厚顔無恥な女性・サトミの姿が披露される。(C)吉本興業
2016年02月02日女優の杉野希妃が主演を務め、長編作として初めてメガホンも取る映画『マンガ肉と僕』(2016年2月11日先行、13日より全国公開)の4枚の場面写真が、このほど公開された。原作は、朝香式氏が新潮社より刊行した同名小説。気弱で引っ込み思案の青年・ワタベは、大学に馴染めず孤独な日々を送っている。一方、同大学の熊堀サトミは、太ったみすぼらしい容姿から、周囲の嘲笑を受ける存在。サトミにとって、ワタベは自然に接してくれる唯一の存在だった。その優しさにつけ込み、サトミはワタベの自宅に転がり込んで寄生。やがて、ワタベを奴隷のように支配していく。劇中では、監督の杉野がサトミ役を、俳優の三浦貴大がワタベ役をそれぞれ担当。このほか、徳永えりがワタベに好意を寄せられる菜子役を務め、チュートリアルの徳井義実らの出演も発表されている。映画は、第27回東京国際映画祭、第18回上海国際映画祭、エディンバラ国際映画祭などに出品され、京都国際映画祭、第7回沖縄国際映画祭で上映されてきた。4枚の場面写真のうち、2人が写っている2枚は、ワタベのサトミと菜子との関係性をうかがわせる。ほかの1枚は深夜の森の中、まるで漫画に出てくるような肉・マンガ肉を原始的な方法で焼いているサトミの衝撃的なカット。炎に照らされながら、一心不乱に肉を見つめるサトミの表情が印象的だ。もう1枚は、力強い眼差しを見せるワタベの写真で、何かを訴えかけているかのようにも見える。(C)吉本興業
2015年12月09日