NEWSの加藤シゲアキが自身の短編小説で、初の舞台脚本に挑戦した『染、色』のフォトコール及び取材会が5月27日、東京グローブ座で行われ、加藤をはじめ、主演の正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)、共演する三浦透子、岡田義徳、演出を手がける瀬戸山美咲が出席した。2020年6月に上演を予定していたものの、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け中止となった本公演が、1年越しに復活上演されることに。加藤は「悔しい思いをしたので、もう1度上演できる機会をいただき、うれしいですし、この1年の思いをエネルギーに、皆さんと気持ちをひとつにここまで来た」と感無量の面持ち。正門も「すごく楽しみ。この1年でワクワクや期待が高まっている。全員で千秋楽まで完走することが目標」と決意を新たにしていた。自身の才能に葛藤する等身大の美大生を演じ、単独初主演を果たした正門は「めちゃくちゃ緊張しています」と本音も。一方、加藤は「決して簡単な役ではないが、(戯曲を)正門に合わせるのも逆に失礼なので、遠慮なく書かせてもらった」といい、「どんどん成長していく姿は、たくましいし、初主演なのに堂々としている」と後輩の成長ぶりに目を細めていた。そんな正門に対しては、「大変まじめだと思うし、本当に努力家。周りが見えなくなる姿を見ていると、かわいいなと思えたし、正門くんが答えを見つけるのを温かく見守った」(岡田)、「まじめで誠実でしっかりした人……。でも、抜けているところもあって(笑)、稽古場に笑いが起こることも。雰囲気を盛り上げてくれた」(三浦)と共演陣は印象を語っていた。2015年に出版した短編小説集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA / 角川文庫刊)に収録された『染色』は、美大生のリアルな日常と葛藤を描く青春小説。舞台化に際し、脚本家に徹した理由について、加藤は「イメージ通りではなく、僕の想像を超えるものが見たいという気持ちだった」と説明し、「細かいト書きも含めて、ラブレターのつもりで瀬戸山さんに送ったんですけど、挑戦状と受け取ったみたいで(笑)。無茶ぶりなト書きを忠実に再現しようする意地を感じた」を振り返った。この発言に、かつて加藤の主演舞台『グリーンマイル』でもタッグを組んでいる瀬戸山は、「(戯曲の完成度に)手応えがあったので、世に出せない悔しさもあった。すばらしい原作が、戯曲でさらに深まっているし、演者の皆さんに演じてもらい、作品が生き始めた」と自信を示していた。取材・文・撮影:内田涼『染、色』脚本:加藤シゲアキ演出:瀬戸山美咲出演:正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)三浦透子、松島庄汰、小日向星一、黒崎レイナ / 岡田義徳原作:加藤シゲアキ『染色』(角川文庫『傘をもたない蟻たちは』所収)主催・企画製作東京グローブ座【東京公演】公演期間:2021年5月29日(土)~6月20日(日)会場:東京グローブ座【大阪公演】公演期間:2021年6月24日(木)~6月30日(水)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2021年05月28日漫画雑誌『週刊ビッグスピリッツ』で連載中の人気漫画『二月の勝者』が、日本テレビで2021年10月からドラマ化されることが発表されました。\ #二月の勝者 特報映像解禁/主演 #柳楽優弥 が最強で最悪のスーパー塾講師 #黒木蔵人 を演じる映像が初解禁✨黒木蔵人の言葉は辛辣で超現実的。その強烈なキャラクターにどんどん入り込んでいく、柳楽さん‼️10月の放送をお楽しみに #井上真央 #加藤シゲアキ #日テレ #土曜ドラマ pic.twitter.com/FOXhmBw68R — 二月の勝者-絶対合格の教室-【公式】 (@2gatsu_ntv) May 20, 2021 高瀬志帆さん原作の『二月の勝者』は、中学受験をテーマに家族や教育など、現代社会が抱えるさまざまな問題に切り込む社会派漫画。本作の主人公であり、最強で最悪の塾講師・黒木蔵人を柳楽優弥さんが、黒木に反発する新任塾講師・佐倉麻衣役を井上真央さんが演じます。また、黒木の元部下であり過去に因縁をもつ灰谷純役に、アイドルグループ『NEWS』の加藤シゲアキさんがキャスティングされるなど、人気実力ともにトップクラスの俳優陣が集結しました。テレビドラマ『二月の勝者』出演者コメントドラマ放送決定に先駆け、ウェブサイト上では、出演者3人の本作にかける意気込みも公開されています。柳楽優弥さんコメントこのドラマで受験に挑むのは11歳くらいの子供たち。自分がちょうど事務所に入ってこの仕事を始めた頃の年齢です。今回その世代の子どもたちと30歳になった自分が一緒に仕事をするというのは感慨深いです。30代になって一発目の作品が「二月の勝者」になります。「俳優は30代からだ!」と言って下さる人も多いので、30代一発目、チャレンジしていきたい!気合十分で挑みたい!と思っています。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用井上真央さんコメント受験を経験された方、これから迎える方がご自身と重ねながら共感し、皆さんで楽しんで頂ける作品になればと思っています。子どもたちと共に成長していく思いで頑張りますので、宜しくお願い致します。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用加藤シゲアキさんコメント黒木の言動により、常識と非常識がぐらぐらと揺れていく心地よさをぜひ楽しんでいただきたいですし、灰谷初め周囲の人間がそれによってどう影響され、どう感じるか。きっとめくるめく展開に、目が離せなくなるはず。特に受験生たち。土曜の夜、この時間だけは勉強の手を休めて、さらに受験への意欲を高めて欲しいと思います。二月の勝者-絶対合格の教室-ーより引用[文・構成/grape編集部]
2021年05月25日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが9日、都内で行われた「令和2年度・3年度 吉川英治賞贈呈式」に出席。選考委員の恩田陸氏から「すごい力のある人だと思いました」と称賛された。加藤は、著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞。同作は、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代が舞台で、SNSの存在に翻弄されていく若者たちの姿を、繊細かつエモーショナルな筆致で表現した。恩田氏は『オルタネート』について、「マッチングアプリを使う人、使わない人、使えない人についての群像劇ですが、そこのところがすごく端正に描かれている。登場人物は恵まれていて才能があって、いい環境の子供たちなんですけど、恵まれているからって満たされているわけではないし、幸福だとは限らない。みんなまだ何者でもないけれど、何者かになりたいと思って一生懸命考えている。そのヒリヒリした感じがとても端正に描かれていて、すごい力のある人だと思いました」と称賛した。加藤とともに武田綾乃氏も『愛されなくても別に』(講談社)で同賞を受賞したが、恩田氏は「加藤さんも武田さんもご自分の表現を持っていらして、自分のやりたいことはこれなんだ、こういう覚悟でやっていくんだと強く感じました」と作品から感じた印象を述べ、「去年の先輩2人を見習って、これからもガシガシいい作品を書いていただきたいと思います」とメッセージを送った。
2021年04月09日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが9日、都内で行われた「令和2年度・3年度 吉川英治賞贈呈式」に出席。受賞の喜びや感謝の思いを語るとともに、「自分が小説を書く意味はあるのか…」とずっと自問自答していたことを明かした。著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞した加藤。「(発表されてから)このひと月、本当にたくさんの方から『おめでとうございます』と言われて、賞の偉大さを身に染みて感じています」と語り、「作家活動に関わってくださったすべての皆さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます」と感謝の思いを述べた。この日は、東京・新国立劇場 中劇場で上演中の舞台『モダンボーイズ』の公演後に贈呈式に駆けつけたという。「今日、このあと贈呈式に行くなと思って作品に臨んでいたときに、自分が物語の中の登場人物を毎日のように演じ、1000人くらいの観客が入る劇場に多くの方が訪れる、なぜ人はこんなに物語を求めるんだろうと、ふと思いました」と明かし、「それは物語の力をみんなが知っているからなんだろうなと。救いかもしれないし、喜びかもしれない、一口には言えるものではないと思いますが、物語の力を一度触れた人は知っているからこそ求めるんだろうなと。また、良くも悪くも、物語の力は長くは持続しないのかもしれない。だからこそ新しいものを作り、求めるのではないかなと思いました」と語った。続けて、「というのも、10年前に自分が小説を書いたときに、自分の中にあったのは、書きたいという情熱や欲望に近いようなエネルギーでしたが、一方で、なんで自分は小説を書くんだろうと。自分が書かなくてもたくさんの本があって、自分が書く意味はあるんだろうかと。これほど優れた作品があるのに自分の作品を並べる意味があるのかずっと自問自答しつつも、それでも書きたいと思って今日まで執筆を続けてきました」と打ち明け、「本作が受賞したということは、『加藤シゲアキ、作家やっていいんだよ』と慰めていただいた感覚もあります。ここからも頑張って書き続けていきたいと思いますし、吉川英治文学新人賞は僕にとって心強い味方になりました」と晴れやかな表情を見せた。
2021年04月09日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが9日、都内で行われた「令和2年度・3年度 吉川英治賞贈呈式」に出席した。著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞した加藤。「(発表されてから)このひと月、本当にたくさんの方から『おめでとうございます』と言われて、あまり小説を読まないような知人からも『すごいね』とたくさん言われて、賞の偉大さを身に染みて感じています」と語った。デビュー小説『ピンクとグレー』のときの編集者や装丁を手がけた作家からも連絡をもらったことを明かし、「ここから10年経ったんだな。頑張ってきたなと、少し自分を褒めたくなりました」としみじみ。「僕個人ではなく、編集関係者、装丁の方、本当に多くの方が関わってくださっているんだなと改めて思い出し、作家活動に関わってくださったすべての皆さんにお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます」と感謝の思いを述べた。また、「『オルタネート』はちょうど2年前くらい前に書き始めて、そのときはまさかこの作品が文学賞の候補になり受賞できるとは思っていませんでした。今、自分がここに立っているのが夢のようだなと思っています」と心境を告白。さらに、「『加藤シゲアキ、作家やっていいんだよ』と慰めていただいた感覚もあります。ここからも頑張って書き続けていきたいと思いますし、吉川英治文学新人賞は僕にとって心強い味方になりました」とも話した。『オルタネート』は、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代が舞台に、SNSの存在に翻弄されていく若者たちの姿を、繊細かつエモーショナルな筆致で表現した作品。加藤にとって3年ぶりの新作長編で、「第164回直木賞」、「2021年本屋大賞」にもノミネートされた。
2021年04月09日舞台『モダンボーイズ』の公開ゲネプロが3日に東京・新国立劇場 中劇場で行われ、加藤シゲアキ、山崎樹範、武田玲奈、横内謙介(作)、一色隆司(演出)が登場した。同作は1994年に木村拓哉主演で都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇。日中戦争直前、浅草のレビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生でひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏(加藤)が、小屋の座付き作家であった菊谷栄(山崎)と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく。横内は「27年前に作った台本で、良いブラッシュアップの機会をいただいたなと考えています」と感謝し、台本は大改訂になったという。続けて「途中で加藤シゲアキさんがご出演なさるような情報が入り、『加藤さんがやるんだったら(作家の)菊谷栄役の方がいいんじゃない?』という忖度もしたんです」と明かし、「どちらでもいけるようにプランを立てていたら、『いや、木村拓哉先輩がやったことを継承したい。あわよくば木村超えを狙いたい』と」と加藤の言葉のように紹介すると、加藤は「そんなこと言ってませんよ!!」と大慌て。横内は改めて「スペシャルな1本を作りたいなと。劇作品としてのブラッシュアップと、今回出てくださってる皆さんがとても大人なので、大人のドラマにしたい」と意図を説明した。演出の一色は加藤について「歌手もやり作家もやり、今回役者としてやってくださってますけど、稽古を見てても、時間さえあればあと2つか3つ出来るくらいのエネルギーとバイタリティを持ってる人で、そのエネルギー全てを役に注力してくれた時に、舞台上でマジカルなことが起こると確信しています」と絶賛する。主演の加藤は「この物語は昭和の初期、演劇を上演することもままならない時代の物語でして、そこをどうやってブレイクスルーして作品を作っていくかという物語なんですけど、今の時代とも実はシンクロする所もあるのではないかと思います」と作品について表した。27年前に先輩である木村が演じたということについて、加藤は「そこはあんまり言わないでほしいなと思います」と苦笑。「最初にお話をいただいた時に聞きまして、正直な所恐れ多いと思ったんですが、僕がジャニーズ事務所に入るきっかけになった先輩の1人でもありますし、憧れていた先輩と同じ役を演じることはもうこの先ないのかな、僕じゃない誰かが演じてた時にきっと嫉妬してしまう、と最初に思ったので、『ぜひ、やらせてください』と」と決意の裏側にある気持ちを吐露する。「作家ということもあって菊谷役の方がいいんじゃないかという話もあったんですけど、『ここはどうか作家ではなく、いち役者としてチャレンジさせてほしい』というお願いをさせていただきました」と、作家としても活躍する加藤ならではの願いだったようだ。同作の主演を務めることは木村にも伝え「情報解禁でお耳になさるのも失礼かと思いまして、1月くらいに映画のリハーサルをされてるところにお時間いただき、挨拶させていただきました。知らないと思ったので、『演じさせてもらいます』と言うつもりで行ったんですが、僕を見た瞬間に『あ、やるんでしょ、モダンボーイズ』という話になりまして」と振り返る。「すごく緊張したので、ギチギチの台本を作って、お仕事の合間ですし完結にお伝えして帰ろうと思ったら、『やるんでしょ』と言われた瞬間に台本が総崩れしまして、『あ、はい、はい』みたいに……」と、先輩の神対応に大慌てだったやりとりを再現。「平田(満)さんが菊谷役をやられてたので、平田さん経由で聞いたらしいですけど。すごくあたたかく応援してくださって、最後には『がんばってくれ、体には気をつけて』という言葉をいただきました」と喜んでいた。周囲から「木村拓哉超え」といじられると、加藤は「言いません!」と否定。「映像資料を見たんですが、当時の木村さんは21歳で演じられていて、とてもすばらしくて。もし先に見たら断ったかもしれないくらい完成されていたので、正直言って超えるということは不可能だなと思いました。別の新しい人物を演じるつもりでこの役に臨まなければきっとこの舞台は成功しないと思って、稽古場では先輩のことは1度片隅に置かせていただいて、自分なりに取り組ませていただきました」と語ると、一色が横からぼそっと「でも超えてます」と茶々を入れ、加藤は「やめてください! 怖い!」と抗議する。山崎も「今のは良くないですよ」とつっこみ、加藤は「本当に緊張するんですから」とお腹を撫でる。さらに、木村が観に来てくれるかという問いについては、「知らないけど、いらっしゃる場合は僕に言わずにいらっしゃってほしい」と希望していた。東京公演は4月3日~16日に新国立劇場 中劇場、大阪公演は4月28日~30日にCOOL JAPAN OSAKA WWホール。
2021年04月03日舞台『モダンボーイズ』の公開ゲネプロが3日に東京・新国立劇場 中劇場で行われ、加藤シゲアキ、山崎樹範、武田玲奈、横内謙介(作)、一色隆司(演出)が登場した。同作は1994年に木村拓哉主演で都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇。日中戦争直前、浅草のレビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生でひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏(加藤)が、小屋の座付き作家であった菊谷栄(山崎)と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく。最初の挨拶では、山崎が「菊谷栄役の山崎樹範です。まずは個人的なことですが、吉川英治文学賞受賞、ありがとうございます」と、著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞した加藤の功績を自分のことのように紹介。「そこには産みの苦しみが……」とスピーチを始める山崎に、加藤は「産みの苦しみじゃない! あなた稽古場でふざけてるだけだから」とつっこみ、山崎が「私、カタカナでシゲノリじゃない?」と尋ねると、加藤は「シゲ違いです」と切り返した。そんなやりとりができるくらいの仲の良さを見せるキャスト陣だが、加藤は「距離を取らないといけなくて、飲みに行ったりもできないので、山崎さんも最初の頃は人見知りで、皆全然仲良くならなくて」と苦笑する。「僕のせいもあると思うんですけど、僕も武田さんも人見知りだから、皆人見知りで大丈夫かなと思って」と苦労を振り返ると、山崎は「それは俺も思ってました」と同意する。山崎が率先してムードメーカーになっていたというが、演出の一色は「みんなでもじもじしてました。山崎さんから『どうしよう』と相談が来ました」と暴露。しかし、稽古中である3月2日に加藤が吉川英治文学新人賞を受賞したことから、空気が変わったという。加藤は「翌日に少し遅れて入った時に、一色さんがよそよそしく『今日はひな祭りだね』とか言い出して。そしたら音楽の方もピアノで弾いてくださって、『おめでとうございます』というかけ声のもと、クラッカーと、武田さんがちっちゃいくす玉を。全然割れないくす玉をいただきました。これでちょっとほどけたりも」と、一体感が増した様子だった。武田は「私も人見知りで、本当に最初の頃はどうしようかなと思ってたんですけど、じょじょにお話もさせていただけるようになって、今はとても心地いいです」と稽古場の空気を表す。また、本番中の4月14日には本屋大賞が発表されるが、こちらについては加藤が「結果を待つのみですから、もう粛々と。舞台期間中は舞台のことだけに集中したい」と語った。フォトセッションでは、「何かポーズを」というリクエストに、加藤が率先して手を広げるポーズで対応。登壇者陣がそろえると好評で、手が疲れてもポーズを取り続けていた。東京公演は4月3日~16日に新国立劇場 中劇場、大阪公演は4月28日~30日にCOOL JAPAN OSAKA WWホール。
2021年04月03日NEWSの加藤シゲアキが4月3日(土)、東京・新国立劇場で初日を迎えた主演舞台『モダンボーイズ』の取材会に、共演する山崎樹範、武田玲奈、横内謙介(作)、一色隆司(演出)とともに出席した。加藤にとっては、2017年に東京グローブ座にて上演された『グリーンマイル』以来、約3年半ぶりの舞台出演となる。日中戦争直前の浅草のレビュー小屋を舞台に、革命を信じ社会運動に身を投じていた若者と、舞台で輝かしいエンタテインメントをつくろうと戦い続けた役者や劇作家たちによる青春群像劇。プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことからレビューの人気者となる主人公・矢萩奏(加藤)は、1994年に木村拓哉も演じた役どころで「正直、恐れ多い。自分にとっては、憧れの先輩ですし、同じ役に挑戦できるのは、この先なかなかないチャンス。別の誰かが演じたら、嫉妬もするでしょうし」と背筋を伸ばした。今回の出演については、木村にも直接報告したといい「映画のリハーサルをなさっていると聞き、ご挨拶するお時間をいただいた。お忙しいと思いましたし、簡潔にお伝えしようとぎちぎちに“台本”も作った」のだとか。そんな準備に反して、木村本人はすでに加藤の出演を知っていたそうで「僕を見た瞬間『やるんでしょ?』って……。台本が総崩れして、あわあわしてしまった(笑)」と苦笑い。木村からは具体的なアドバイスに代わり「頑張ってくれ」とエールが送られたといい「超えるのは不可能。別の人物を演じるつもりでなければ、成功しない。もし(観劇に)いらっしゃったら?それは僕に知らせないで」と話していた。レビューの公演に熱意を燃やす若者たちを描く内容に「今の時代(コロナ禍)にシンクロすると思いますし、過去から学ぶことで、すべてのエンタテインメント業界が壁を乗り越えるヒントがあるはず。無事に幕が開くことにホッとしておりますし、このまま完走できれば」と初日に決意も新た。「新国立劇場に立つのは夢のよう。皆さんの心に響き、一歩を踏み出す勇気をもらえる舞台になれば」とアピールした。取材・文・撮影:内田涼公演情報『モダンボーイズ』作:横内謙介演出:一色隆司出演:加藤シゲアキ / 山崎樹範武田玲奈坂口涼太郎溝口琢矢松田賢二きづき伴美奈子羽子田洋子清瀬ひかり紺崎真紀橋本菜摘大川亜耶須田拓未 / 加藤虎ノ介神保悟志大鷹明良<スケジュール>【東京公演】2021年4月3日(土)~2021年4月16日(金)会場:新国立劇場中劇場【大阪公演】2021年4月28日(水)~2021年4月30日(金)会場:COOL JAPAN OSAKA WWホールチケット情報
2021年04月03日3月2日、「第42回吉川英治文学新人賞」が発表され、NEWSの加藤シゲアキ(33)の『オルタネート』(新潮社)と武田綾乃の『愛されなくても別に』(講談社)が受賞した。ジャニーズ事務所所属のタレントが同賞を受賞するのは初めてのこと。普段はアイドルとして活躍する加藤は、12年に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降もコンスタントに作品を発表し続け、昨年11月発売の『オルタネート』は、第164回直木賞の候補作にノミネート。惜しくも受賞は逃すも、21年の本屋大賞候補にも入るなど、その実力は本物だ。SNSでは、快挙を達成した加藤への称賛の声が相次いだ。《加藤シゲアキ先生おめでとうございます~!!!》《NEWS加藤シゲアキと作家加藤シゲアキって別人じゃないかって思うくらいいろんな顔見せてくれるシゲほんとすき、尊い、》今年で作家デビューから10年目になる加藤。同日行われた、受賞記者会見でこれまでの執筆活動をこう振り返っている。「『ピンクとグレー』というデビュー作を出版したのが2012年だったんですけど、執筆時は10年前。振り返ってみれば長い作家生活だなと思うんですけど、10年間やめずに続けてきた結果、今に結びついているんだなと思うと、10年前の自分を少し褒めてあげたいという思いもあります」デビュー作の『ピンクとグレー』は累計40万部、『オルタネート』もすでに15万部を売り上げ、文学賞も受賞するなど順調な作家活動を送っている加藤。しかし、文学賞には“諦め”もあったと、インタビューでこう語っている。《作家デビュー時を振り返ると、命がけで書いたデビュー作の『ピンクとグレー』(2012年)が、少しも文学賞に出てこないんだなと思った気もします。それ以後も、別に狙っていたわけではありませんが、まったく話に出てこなかった。だからもう、5作目ぐらいで半ばあきらめていました。シンプルに自分の実力が足りないと思っていた》(21年2月13日『朝日新聞デジタル』)同インタビューで《「オルタネート」に関しては肩の力を抜いて書くことができました。色眼鏡で見られることも、どうでもよくなってきました》と続けた加藤。作家として次のステージへ移った加藤が、直木賞を手にする日もそう遠くないのかもしれないーー。
2021年03月03日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが、著書『オルタネート』(新潮社)で「第42回吉川英治文学新人賞」を受賞。2日、都内で行われた記者会見に出席した。「第42回吉川英治文学新人賞」は、毎年1月1日から12月31日までに、新聞、雑誌、単行本等で優秀な小説を発表した作家の中から、最も将来性のある新人作家に贈呈される賞。今年は加藤の『オルタネート』と武田綾乃の『愛されなくても別に』(講談社)に決定した。加藤は、受賞の喜びを誰に伝えたいか聞かれると、「2人いて、1人はジャニーさん。僕が11歳でジャニーズの世界に入って、物語は作ることができるというのを僕の前で体現していた最初の人だった。常に舞台の話をしていたり、そういったことを間近で見ていたし、それがたくさんのファンを感動させられるということを僕の前で見せ続けてくれた人だったので、この場を直接見せられないことは残念ですが、改めて伝えにいこうかなと思います」と語った。もう1人は、現社長の藤島ジュリー氏。「僕に小説を書くように背中を強く押してくれた最初の人は、今の社長の藤島ジュリーさん」と明かし、「その2人のおかげで自分の作家活動が始まったと思っているので、この2人には伝えたいと思いましたし、すでに伝えています」と話した。
2021年03月02日4月より、東京・大阪の2拠点で順次上演される加藤シゲアキ主演の舞台『モダンボーイズ』の全キャストとビジュアルが公開された。本作は1994年に都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇『モダンボーイズ』を加藤主演で新たに上演するもの。日中戦争直前の浅草レビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生だったが、ひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった加藤演じる矢萩奏が、小屋の座付き作家と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく物語だ。この度、矢萩の未来を導くレビュー小屋の座付き作家・菊谷栄を山崎樹範、スター女優を目指し一座にやってくる若月夢子を武田玲奈が演じることが決定。さらに、坂口涼太郎、溝口琢矢、松田賢二、きづき、加藤虎ノ介、神保悟志、大鷹明良ら、若手からベテランまで個性豊かなキャストが顔を揃えた。併せて公開されたビジュアルは、古き良き時代のレビューのポスターを思い起こさせるレトロなデザイン。令和に撮影されたとは思えない、どこか懐かしくも温かさを感じられるビジュアルに注目してほしい。大戦前夜の不穏な時代に、何のために生き、自分に何ができるかを考え、革命を信じ社会運動に身を投じていた若者と、舞台で輝かしいエンターテインメントを作ろうと闘い続けた役者や劇作家たち。彼らの物語は現代を生きる私たちの心にも希望を与えてくれるはずだ。『モダンボーイズ』は4月3日(土)〜16日(金)まで東京・新国立劇場にて上演された後、4月28日(水)〜30日(金)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される。チケットはどちらの公演も3月6日(土)より発売となるので、お忘れなく。【公演概要】『モダンボーイズ』作:横内謙介 / 演出:一色隆司出演:加藤シゲアキ / 山崎樹範 / 武田玲奈 / 坂口涼太郎 / 溝口琢矢 / 松田賢二 / きづき伴美奈子 / 羽子田洋子 / 清瀬ひかり / 紺崎真紀 / 橋本菜摘 / 大川亜耶 / 須田拓未 / 加藤虎ノ介 / 神保悟志 / 大鷹明良●東京公演日程:4月3日(土)~16日(金)会場:新国立劇場 中劇場チケット料金(全席指定・税込):S席13,000円 / A席9,000円U-25チケット6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明証、当日指定席券引換 / チケットぴあにて前売販売のみの取扱い)チケット発売日:3月6日(土)●大阪公演日程:4月28日(水)~30日(金)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールチケット料金(全席指定・税込):13,000円チケット発売日:3月6日(土)公式サイト: ttps://stage.parco.jp/()お問合せ:パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)企画・製作:株式会社パルコ
2021年02月18日立憲民主党の蓮舫議員(53)の長男であり、アイドルグループ「VOYZ BOY」で活動中の村田琳(23)。2月3日に配信したYouTubeでの発言が注目を集めている。緊急事態宣言下のなか、“すごく気になったこと”として「こんな状況下にもかかわらず、政治家の方々はなんで揚げ足取り大会をやっているのかなということです」と疑問を呈した村田。続けて「今本当に考えなければいけないことは、少しでも多くの国民が困っていることに耳を傾け、それを改善していくべきだ」と、私見を述べた。また1月27日の参院予算委員会を見て、「与党も野党もコロナの改善の話ではなく、今年行われる選挙で頭がいっぱいなんだな」と感じたという。穏やかな口調ではあったが、「国難という状況において、国民のことより自分のことや党のことを優先で考えている人がいるのであれば、国会議員を、政治家をやめるべきだと思います」と痛烈に批判した。「同日の参院予算委員会では、蓮舫氏が菅義偉首相(72)に新型コロナ対策をめぐる発信力について詰問する一幕がありました。菅首相が陳謝するも、蓮舫氏は『そんな答弁だから伝わらないんですよ』などと糾弾。さすがに菅首相も『少々失礼じゃないでしょうか』と反論しました。蓮舫氏の一連の発言は“行き過ぎた批判”として、テレビやメディアなどでも大々的に取り上げられました。結局、蓮舫氏は翌日にTwitterで陳謝。村田さんの批判は、『まさに正論』や『蓮舫さんのことでは?』といった声が上がっています」(スポーツ紙記者)そんな村田が個人のYouTubeチャンネルを開設したのは、参院予算委員会のあった同日だった。国会中継で蓮舫氏の質疑と思われる音声をバックに流し、「僕は今まで、母の知名度で様々なメディアの方に取り上げていただきました」と切り出したのだ。続けて、「そこでの発言・インタビューは母の知名度を傷つけないことだけを考え、自分の意思もなく母のフィルターを通してメディアに出演してきました」とカミングアウト。いっぽうで、“自分自身にスポットライトが当たるように”とアイドル活動を続けているという村田。だがその思惑とは反対に、いざ取材となれば母親の話題になることに触れ「世の中の認識は変わらなかった」と胸中を明かしている。そして「もう今日で母親のことを気にして生きるのは止めたいと思います」「これからは政治にも向き合おうと思います。仮に母と意見が食い違ったとしても自分の意見は曲げないつもりです」などと“親離れ宣言”をしていた。“母と自分は別物である”と意思を露わにした村田。そんな彼を応援する声が広がっている。《重圧に耐え続けてきたんですね。これからはその重圧と闘う覚悟。立派です》《政治家やってるならまだしも違う職種で頑張ってるんだから親と子は切り離して全く別として評価されるべきだと思う》《今までのご苦労、沢山のお気遣い、重い気苦労がどれだけあったかお察しします。あなたはあなた、自由に生きてください!》
2021年02月04日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが2日、NHK土曜ドラマ『六畳間のピアノマン』(2月6日スタート 総合 毎週土曜21:00~ ※全4回)のリモート取材会に出席。著書『オルタネート』(新潮社)が「第164回直木賞」、「2021年本屋大賞」に続き、「第42回吉川英治文学新人賞」にノミネートされた心境や、小説家として高く評価された今年度について語った。「第42回吉川英治文学新人賞」ノミネートに、加藤は「小説に詳しい方でないと馴染みのないものなので、情報解禁が今朝だったこともあって、あんまりまだ反響がないのが正直なところです。メンバーにも言ってないですが、文学に詳しい仲間たちは『すごいね』と言ってくれます。直木賞を受賞していたら吉川英治文学新人賞は候補にならないので、『ならなかったからこそなれる候補もあるね』という優しい励ましもいただきました」と周囲の声を明かした。また、直木賞の選考委員を務める北方謙三氏が「とっても惜しかった」などと高く評価していたことについて、「北方さんが褒めてくださるとは思ってもいませんでしたし、素直にうれしかったです」と心境を告白。「あのときは総括のような形でおっしゃっていたので、選評が出てから自分の中で考え直そうと思っているので、うれしくは思っていますが、それを受けて自分がどう考えるかは今は放置しています」と明かしつつ、「僕の周りの人たちもがっかりしていましたけど、『惜しかったってすごいね』という励ましの言葉をいただいたので、それはすごく救われました」と振り返った。ジャニー喜多川さんは執筆活動についてどう話していたか聞かれると、「あまり言えなかったというか、書いてからほとんど会ってないし、もしかしたらジャニーさん、僕が小説を書いていることを知らないまま天国にいってしまったのではないかなと思うので、そこは心残りではありますけど、お墓参りする際にでもご報告できたら」と答えた。そして、この一年を振り返って、「4月から考えると本当に激動の一年でした。ある意味、転換期というか、挑戦し続けた一年だったことは間違いない。中止になってしまい今年上演される舞台の脚本やチャリティーで絵本を作ったり、エッセイや『オルタネート』が出たり、執筆活動がどんどん広がっていった一年ですし、そうやって頑張ってきたからこそ、そろそろ加藤の本を読んでみようかなと思ってくださって文学賞の候補につながったのかなと思っています。あらゆるチャレンジが一つの形になった一年でもありました」と手ごたえを語った。続けて、「一方で、グループとしては、形が変わったり、個人がコロナになったり、不安定な一年でもあった」と述べ、「いいことも悪いこともたくさんありましたが、これがこの仕事をする醍醐味だなと改めて痛感しますし、結局この仕事がどこまでいっても好きなんだなということも実感する一年でした」と語った。
2021年02月02日4月3日(土)~16日(金)に東京・新国立劇場 中劇場、4月28日(水)~30日(金)に大阪・COOL JAPAN OSAKA WWホールにて、NEWSの加藤シゲアキが主演を務める舞台「モダンボーイズ」が上演されることが決定した。NEWSとしてのグループ活動だけでなく、著書『オルタネート』が第164回直木賞、2021年本屋大賞にノミネートされるなど、作家としても知られる加藤。舞台には2017年に東京グローブ座にて上演された「グリーンマイル」以来、約3年半ぶりの出演となる。今回加藤が挑むのは、1994年に木村拓哉主演で、都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇「モダンボーイズ」。日中戦争直前だった浅草のレビュー小屋を舞台に、プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏が、小屋の座付き作家であった菊谷栄と出会ったことで生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく。演出を手がけるのは、NHKで『精霊の守り人』シリーズ第3部や『麒麟がくる』などの演出を務め、2016年にシアタートラムにて上演された「令嬢と召使」で舞台初演出を務めた一色隆司。一色は2018年に「人形の家」、2020年に宮崎駿原作の「最貧前線」を演出し脚光を浴びた、今注目の演出家である。大戦前夜の不穏な時代に、革命を信じ社会運動に身を投じていた若者と、舞台で輝かしいエンターテインメントをつくろうと戦い続けた役者や劇作家たちによる青春群像劇「モダンボーイズ」。今の時代だからこそ、改めて心に刺さる本作に期待してほしい。演出:一色隆司脚本を読んだ時、これを今やらないでいつやるのだ?!と思いました。自分の居場所を探し求める主人公と、彼を取り巻く人間模様。エンターテインメントの世界での栄光と挫折、そして、恋。登場人物がとても魅力的で愛おしい……これこそ、閉塞感漂う今の世の中に届けたい!!と思えた作品です。主演の加藤シゲアキさんは、アーティストとして様々な顔を持つだけあって溢れ出るエネルギーが半端ない方です。それを正面から受け止めて、劇場に、そして、皆さんの心に光が射すような、そんな作品を目指します。世の中の厳しい状況はまだ続いています。しかし、脚本の横内謙介さんの言葉「演劇の灯は消えない」を胸に、私たちが少しでも前進する為のヒントになるような作品を創るべく、「劇場の扉を開いて」、慎重に、誠実に取り組んでいきたいと思います。主演:加藤シゲアキ『モダンボーイズ』の台本を拝読して、今こそ上演されるべき作品だと感じました。昭和初期の激動の時代、海外の文化の影響が思想にも娯楽にも現れる反面、その2つが衝突してしまう頃。検閲によって思うような作品を作れない、意のままに舞台を上演できないというのは、令和三年になった今、状況は違えど重なるところがあります。社会を良くするのは思想か娯楽か。人としての豊かさはどこにあるのか。そして、自分らしく生きるとは何か。レビューというエンターテインメントに生きた人々の息遣いと熱狂と興奮を楽しんで頂けるよう、私が演じる矢萩奏のように、私自身も情熱をもって演じ切りたいと思います。【公演概要】「モダンボーイズ」作:横内謙介演出:一色隆司主演:加藤シゲアキ企画・製作:株式会社パルコ<スケジュール>・東京公演:4月3日(土)~16日(金) / 新国立劇場中劇場・大阪公演:4月28日(水)~30日(金) / COOL JAPAN OSAKA WWホール※詳細は随時発表:
2021年01月25日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが主演を務める舞台『モダンボーイズ』が、4月3日より上演されることが24日、明らかになった。NEWSとしてのグループ活動だけでなく、作家としても活動し、昨年発表した『オルタネート』は、第164回直木賞、2021年本屋大賞にノミネートされるなど、多彩な活躍を見せる加藤。舞台には2017年に東京グローブ座にて上演された『グリーンマイル』以来、約 3 年半ぶりの出演となる。今回加藤が挑むのは、1994年に木村拓哉主演で、都政施行50周年記念公演として上演された、幻の名作ともいわれる青春群像劇『モダンボーイズ』。舞台は日中戦争直前、浅草のレビュー小屋。プロレタリア革命を志す学生で、ひょんなことから浅草エフリィという芸名でレビューの人気者となった矢萩奏が、小屋の座付き作家であった菊谷栄と出会ったことにより、生きる居場所を見つけ、自分にしかできない革命を見出していく物語だ。かつて事務所の大先輩である木村拓哉も演じた矢萩を、加藤が2021年のいま、どのように解釈し、どのように演じるのか。今作の演出を手掛けるのは、一色隆司氏。NHKにて、『精霊の守り人』シリーズ第三部や、『麒麟がくる』などの演出を務める傍ら、2016年にシアタートラムにて上演された『令嬢と召使』で舞台初演出。その後、2018年には『人形の家』を、2020年には宮崎駿原作『最貧前線』を演出し脚光を浴びた。今回は27年前に上演された名作『洒落男たち~モダンボーイズ』を、新たな演出で上演する。加藤は「『モダンボーイズ』の台本を拝読して、今こそ上演されるべき作品だと感じました。昭和初期の激動の時代、海外の文化の影響が思想にも娯楽にも現れる反面、その2つが衝突してしまう頃。検閲によって思うような作品を作れない、意のままに舞台を上演できないというのは、令和三年になった今、状況は違えど重なるところがあります」とコメント。「社会を良くするのは思想か娯楽か。人としての豊かさはどこにあるのか。そして、自分らしく生きるとは何か。レビューというエンターテインメントに生きた人々の息遣いと熱狂と興奮を楽しんで頂けるよう、私が演じる矢萩奏のように、私自身も情熱をもって演じ切りたいと思います」と意気込んでいる。舞台『モダンボーイズ』の東京公演は4月3日~16日に新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は4月28日~30日にCOOL JAPAN OSAKA WWホールにて上演。
2021年01月25日小説『オルタネート』で第164回の直木賞候補にあがったNEWSの加藤シゲアキが、自身の短編小説で初の舞台脚本に挑戦した舞台化作品『染、色』。2020年6月に上演を予定していたものの新型コロナウイルス感染症の拡大を受け中止となったが、2021年の同時期に復活上演されることが決定した。2015年に出版した短編小説集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA / 角川文庫刊)に収録された『染色』は、美大生のリアルな日常と葛藤を描く青春小説。これまでも、自著の映画化・ドラマ化がされてきたが、加藤が自身によってその舞台化と脚本を手掛けるのは初の試み。主演舞台『グリーンマイル』で演出×主演としてタッグを組んだ演出家・瀬戸山美咲と、今度は演出×脚本としてタッグを組み直した。『埒もなく汚れなく』、『夜、ナク、鳥』、『わたし、と戦争』など、現代の問題を描き続けてきた瀬戸山。自身が作・演出を担当する劇団「ミナモザ」での公演だけにとどまらず、『アズミ・ハルコは行方不明』、『リバーズ・エッジ』などの映画脚本を手がけるなど、活躍目覚ましい演出家だ。本作で主演を務めるのは、2019年に結成された関西ジャニーズJr.のユニット“Aぇ! group”のメンバーで、ドラマや映画にも出演する演技派の正門良規。『映画 少年たち』やドラマ『恋の病と野郎組』などにも出演し、ドラマ『スカーレット』ではヒロイン喜美子の妹・直子の恋人である鮫島を好演したことで注目を集めた。『僕らAぇ! groupって言いますねん』でグループ単独初主演を果たした正門が、本作で自身の才能に葛藤する等身大の美大生・深馬役を演じる。ほか、壁にグラフィックアートの落書きをする謎の女性に三浦透子、深馬の大学の友人役に松島庄汰と小日向星一、深馬の恋人役に黒崎レイナ、深馬が所属するゼミの教授役を岡田義徳が務める。スタッフ、キャストのコメントは以下の通り。■原作・脚本加藤シゲアキコメント「今年行う予定だった舞台『染、色』を改めて公演させて頂くことになりました。すでに台本を書き上げていたので、中止の知らせを聞いたときは悔しくてしかたありませんでしたが、ようやく日の目を見ることができそうなのでほっとしております。『「染色」であり「染色」ではない。そんな不思議な戯曲をお届けできたら』というのは今年発表したコメントですが、まさにその通りの台本を書き上げることができ、手応えを感じております。この戯曲を演出の瀬戸山さん、正門とともに演じてくれる俳優陣、スタッフのみんなが鮮やかに染め上げてくれることを期待しております」■演出瀬戸山美咲コメント「『染、色』をみなさんにお届けできることになりました!春に公演中止が決まったときは、肩を落としました。特に寸前まで戯曲の改稿を重ねていた加藤さんは本当に悔しかったことと思います。あのとき“これでいこう!”と走り出した作品にようやく取り掛かれます。あれから、主演の正門さんはさらに活躍の場を広げてきました。その経験はきっと作品を深めてくれると思います。2020年は多くの人が不安を抱え迷い続けた1年でした。でも、だからこそ、この日々をプラスに変えていくような作品にしたい。『染、色』は悩みながらも前に進む私たちにそっと寄り添ってくれる作品です。ぜひ劇場でお会いしましょう」■主演正門良規コメント「今年舞台が中止になってしまった時はとにかく悔しくて悲しかったのですが再びこういう機会を頂けた事、そしてこのお知らせを皆様に出来る事が本当に嬉しくてたまらないです。初の主演舞台という事もあり不安や緊張もありますが、それを超える楽しみで今からすでにドキドキしております。しっかりとこの物語を表現して皆様に届けられるよう頑張ります。楽しみにしていて下さい」■出演三浦透子コメント「自分の心と向き合い、迷い葛藤する人の姿って、ひりひりするけど、とても美しい。そんな瞬間が、本の中にたくさん詰まっていました。きっと自由に、いろんな表現に挑戦できるんじゃないかなと、今からとてもわくわくしています。密度の高い、素敵な時間をつくれるよう頑張りますので、是非楽しみに待っていてください」■出演松島庄汰コメント「台本を読んでいて、思わず声に出してしまうような生々しい会話の連続。僕は正門さん演じる深馬に嫉妬と憧れを抱く北見をやらせて頂きます。登場人物6人のみの濃厚な群像劇。まだ何にもなれていない大学生の繊細な感情を逃さず、瀬戸山さんの演出に染まって行きたいなと思います。今から楽しみです」■出演小日向星一コメント「加藤シゲアキさんの初戯曲を、瀬戸山美咲さんの演出で、素敵な共演者の皆様とご一緒に上演できることが楽しみで仕方ありません。ここの場面はどうやって作るのだろう、どんな舞台が出来上がるのだろうとワクワクしながら戯曲を読みました。演じる役の持つ悩みや日常を上手く表現できたらなと思っています。よろしくお願いします」■出演黒崎レイナコメント「私にとって念願の初舞台となります。『染、色』に携わらせていただけることを心から嬉しく思います。一途で繊細だけど少し不器用な杏奈というキャラクターが凄く魅力的に感じました。真摯に物語と向き合い、杏奈の想いを台詞に乗せて皆様に届けられるよう精一杯演じさせていただきます。『染、色』の物語が舞台でどう表現されていくのかとても楽しみです。皆様、宜しくお願い致します!」■出演岡田義徳コメント「台詞のやりとりの中に、独特の世界観があり、それを皆でどのように作り上げていけるかをとても楽しみにしています。若いパワーと共に良い作品を作りたいと思います」『染、色』脚本:加藤シゲアキ演出:瀬戸山美咲出演:正門良規(Aぇ! group/関西ジャニーズJr.)三浦透子、松島庄汰、小日向星一、黒崎レイナ / 岡田義徳原作:加藤シゲアキ『染色』(角川文庫『傘をもたない蟻たちは』所収)主催・企画製作東京グローブ座【東京公演】公演期間:2021年5月下旬~6月中旬会場:東京グローブ座【大阪公演】公演期間:2021年6月下旬会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2020年12月28日12月18日に第164回芥川賞と直木賞の候補作品の発表があり、加藤シゲアキさんの新作長編小説『オルタネート』が直木賞候補にノミネートされて大きな話題に。弊誌でも『ミアキス・シンフォニー』連載中の一報に、スタッフは記者会見に急ぎ駆け付けた。その場で語られた、知らせを受けた時の率直な思いや、現役ジャニーズアイドルとして小説を書き続けることへの覚悟をレポート!写真・小笠原真紀 文・保手濱奈美報道陣からの拍手とカメラのフラッシュに迎えられて、少し照れくさそうに記者会見場に現れた加藤さん。ノミネートの知らせを受けた時の気持ちを聞かれると、「びっくりしましたね。作家にとって憧れの賞ではありますし、いつかは候補になりたいと思っていましたが、今作でなれるとは思っていなかったので、本当にびっくりしました」と、驚きが大きかった様子。これまでの作品もすべて全力で書いてきたとのことで、「ほかと何が違ったのか、まったくわかりません(笑)。今回は運がよかったんだと、自分では受け止めるようにしています」と心境を明かした。NEWSのメンバーとして共に活動をしている小山慶一郎さんと増田貴久さんには、自分で言うのが恥ずかしく、マネージャーさんから報告してもらったそう。「小山は『本当にすごいなぁ』とかみしめるように喜んでくれたと聞きました。増田は『僕は本を読まないからわからないけど、すごいことなんですよね』と言っていたそうです」。二人にご褒美をおねだりするかとの問いには、「そんなつもりはないですが、小山くんはこの間『ゴチ』で21万円払っていたので、むしろ僕におごってくれっていうかもしれませんね」と笑いを誘った。小説『オルタネート』は、高校生限定の架空のマッチングアプリ「オルタネート」を軸に、3人の若者の恋愛や成長を描いた青春群像劇。物語を書くにあたって強く意識したのは、「若い方に読んでもらいたい、ということ。これまでは自分が読みたい小説を書いてきましたが、今作は自分ではなく、あまり本を読む習慣のない世代の人にも、読書の楽しさを伝えたい。それには読んでいる間ずっと楽しい小説を書くことだと思ったんです。読む前と後では少し景色が違って見える、そんな作品になるように心がけました」。また、記者からは“ジャニーズアイドルであると同時に、小説を書くこと”についての質問も。「普通は新人賞をとってから作家になるものですが、自分はジャニーズ事務所に所属しているから『ピンクとグレー』(2012年刊)でデビューできました。そういう引け目というか、文学界にお邪魔させていただいているという感覚があったので、作家と名乗っていいものだろうかという迷いもありましたが、今回候補になったことで多少は認めていただけたのかなという気がしています」。そんな葛藤もあったなか、小説を書き続けてきた思いについては、「初めて書いた時は、自分がグループにとって何かできないかという思いがありましたし、自分自身を試してみたいという気持ちもありました。でも、ここまで書き続けてこられたのは、ファンの方の支えもありますし、『ピンクとグレー』を書いた時に書店員さんから『応援したいから書き続けてください』と言われたことが印象的で。僕もいっちょかみとは思われたくなかったし、本気で小説を書く覚悟は伝えたい。続けることが自分を受け入れてくれた文学界への恩返しかな、という思いもありました。今では小説を書くことがライフワークになっています」と、作家としての矜持をにじませた。直木賞の発表は2021年1月20日。受賞への意気込みを聞かれると、「あまり考えないようにしたいなって思います。考えれば考えるほどドキドキしますし、選考委員の方々の批評が厳しいことは知っているつもりです。ここまで来られただけでも十分なので、淡々と過ごしたいです」。記者からの問いかけに、ひとつひとつ言葉を選びながら真摯に、そしてサービス精神たっぷりに答えてくれた加藤さん。屋外から物音が聞こえてきた時には、ムービーの取材班に配慮して、「少し待ちましょうか」と話すのをやめるさすがの場面も。長年の表舞台での活躍はもとより、作家としても10周年のキャリアを迎えようとしている今。『オルタネート』は弊誌での連載『ミアキス・シンフォニー』を書き進めるなか、上梓した作品。並行して複数の作品を仕上げていく力量とその姿勢は編集部としても尊敬するところだ。栄光は加藤さんのもとに輝くのか—―。発表の日を期待して待ちたい。写真・小笠原真紀 文・保手濱奈美
2020年12月22日11月19日に、長編小説「オルタネート」を発表したNEWSの加藤シゲアキ(33)。同作が第164 回直木三十五賞の候補作品に選出され、注目を集めている。高校生限定マッチングアプリ「オルタネート」を軸に、高校生3人の葛藤や成長を描いた青春恋愛ストーリー。加藤によると「将来への不安など、高校生が抱く思いは時代を超えて普遍的」とし、その心の機微を表現したという。12年1月に「ピンクとグレー」で作家デビューし、今作で6作目となる加藤。15年に刊行した短編集「傘をもたない蟻たちは」は、16年にフジテレビ系で連続ドラマ化された。さらに同年は「ピンクとグレー」が行定勲監督(52)によって映画化されるなど、作家として広く認知されるきっかけとなった。各スポーツ紙によると、加藤は「いつかは候補になってみたいと思っていたが、今作でなれるとは思わなかった」と驚きを見せたという。すでにライフワークとなっている執筆活動だが、加藤が自分自身と向き合ってきた軌跡でもあるようだ。「幼い頃から文章を書くのが好きだった加藤さんは、『25歳までに小説を書く』と決めていたそうです。03年に9人でスタートしたNEWSですが、メンバーが次々と脱退。他メンバーの個人活動も盛んになるなか、加藤さんは自分の存在に悩んでいたといいます。その状況を打開すべく、“書くことなら誰よりもやってきた”と事務所に小説を書くことを相談したのです。今年は手越祐也さん(33)の脱退や加藤さん自身が新型コロナに感染するなど、危機的状況が相次ぎました。そんななかでの朗報に、加藤さんも報われた思いなのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)また加藤にとって、「オルタネート」は30代になって初めての作品。加藤は今年12月22日号の本誌に登場し、その思いをこう語ってくれた。「これまで“ジャニーズが書いているんだろ”と思われたくないとか、作家としてナメられたくないというような意地みたいなものがありました(笑)。でも30歳を過ぎて、肩に入っていた力がいい意味で抜けてきたような気がします」年齢を重ねて心境の変化があった加藤だが、恋愛小説は初めての試みだった。執筆のきっかけは、編集者から「青春恋愛ものはどうか」と勧められたことだという。そのいっぽう、これまでは恋愛小説に対して抵抗があったという加藤。「人の恋愛話を読んで何が面白いのか」という感情や、書くことで「実体験としてトレースされてしまう」といった懸念があったと明かした。しかし30代に突入したことが、その考えを改めさせたという。「30歳を過ぎて、だんだんと高校生が遠くなってきたと感じていました。年齢を重ねてしまうと感覚が離れていって若い人を主人公にした小説を書くのは難しくなるかもしれないとも思いました。それで、チャレンジするなら今だ、と」作家として、積み重ねてきた努力が評価され始めている加藤。その挑戦はこれからも続くーー。
2020年12月20日著書の『オルタネート』が「第164回 直木賞」(日本文学振興会)の候補に選出された、アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが17日、都内で会見を開いた。加藤は「びっくりしましたね。作家にとってあこがれの賞。いつか候補になってみたいと思っていましたが本作でなれるとは思っていなかった。いまいち信じられない。ピンとこなかった」と素直な心境を語った。加藤のもとに「直木賞」ノミネートの吉報が届いたのは新型コロナウィルスに感染していることが分かり、療養していた頃。「仕事に穴を開けてしまって少し気落ちしていた部分があった。そこからの知らせで(フットボールアワーの)後藤(輝基)さん風に言うなら“高低差がありすぎて耳がキーンなるわ!”という感じ(笑)。本当にキーンとした」と振り返り、「弊社の人間の喜びが尋常じゃなかった。今日の会見も発売イベントよりも人が多くて、影響力が大きい文学賞だと改めて実感した」と会場を見渡してしみじみだった。メンバーの増田貴久と小山慶一郎には会見の前日に報告済み。「自分で言うのは恥ずかしかったのでマネージャーさんから伝えてもらった。増田は『僕は本を読まないからわからないけど、すごいことなんですよね?』と言っていて、小山も『すごいなぁ』と噛み締めるように喜んでくれたと聞いている」とにっこり。「僕自身にとってもすごくうれしいことですが、はしゃがないように粛々と受け止めようと思う」とした。『オルタネート』は加藤にとって3年ぶりとなる新作長編。高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須のウェブサービスとなった現代が舞台で、SNSの存在に翻弄されていく若者たちの姿を繊細かつエモーショナルな筆致で描いている。ノミネートされた理由を自己分析してもらうと「まったく分かりません! 本当にわからない」と苦笑い。「でも、いままで以上に若い読者に本を読んでほしい、楽しんでほしいと思って書いた。読書の楽しさが伝えられたら、と意識していました。賞よりも楽しい作品を書こうと思っていた。やっぱり楽しくないと読みたくないじゃないですか」と明かした。加藤はアイドルとして活動しながら2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降、『閃光スクランブル』、『Burn. ―バーン―』、『傘をもたない蟻たちは』、『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』などを発表してきた。「自分はジャニーズ事務所に所属しているから小説デビューができた。本来なら新人賞を獲ってから書くのが通例なのにタレントだから本を出せたことが引け目で、文学賞にお邪魔しているという感覚があった。ちゃんと作家と名乗っていいのかずっと迷いがあった」とタレントゆえの葛藤を抱えていたが、今回のノミネートで「多少は認めていただけたのかなと思っている」と少し安堵した表情をみせた。「直木賞」受賞作品の発表は来年1月になるが、「いままでは読者として選考を楽しみにしていたけど、まさか選考される側になるとは。考えれば考えるほどドキドキしてきた。選考委員の方が厳しいのも承知している。ここは煮るなり焼くなり、という覚悟です」。レポーターから「受賞したいのでは?」と迫られると、「あまり考えていない。ここまで来られただけでもう充分。淡々と過ごしたい」と謙虚に話した。
2020年12月18日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが21日、3年ぶりの小説『オルタネート』の刊行を記念したトークイベントを都内で開催。イベント前に報道陣の取材に応じた。3年ぶりの新作長編となる『オルタネート』は、高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代が舞台。SNSの存在に翻弄されていく若者たちの姿を、繊細かつエモーショナルな筆致で表現した。加藤は「今回は『オルタネート』というプロジェクトからいつも以上に関わらせてもらって、表紙をどうする、どんな風にたくさんの人に届けるかも含めて、かなり関わらせてもらったので、“やっと感”があります」と安堵の表情。「発売に際しプロモーションビデオを作って、自分で企画書を書いていろんな方に直接オファーしてという形で、プランナーという形でやらせてもらったので、プロジェクトからやらせてもらいました」と明かした。小説は6作目となるが、「今まで高校性、特に女子高生を書いたことがなかったので、そこが1つのチャレンジでした。書き始めたときは31歳とか。30代になると高校生の感覚が色あせるてくるかなと思ったので、今しか書けないという思いで高校生を書くことにしました」と説明。「書いているうちに自分の高校時代を鮮明に思い出しました。ただ、高校1年生でNEWSとしてデビューさせてもらって、授業だけ受けてすぐ仕事にいく生活だったので、深い思い出はなかった。ある種ここで理想の高校生活を書くという、追体験するような小説になりました」としみじみと話した。本作にはドラムをやっている男の子が登場。その取材として、関ジャニ∞の丸山隆平のドラムを聴かせてもらう時間を設けたそうで、「音はもちろん知っているんですけど、改めてそういう耳で聴きたいと思ったときに、丸山君と話していて『最近ドラムセットを買った』と聞いて、『ちょっと見せてもらってもいいですか!?』と言って、聴きに行きました。そのときに感じた体の響きや鳴り方……ドラムのチューニングの専門家の方もいたので、ドラムを愛している人たちの手つきはとても参考になりました」と語った。丸山はいつも小説を読んでくれているそう。「まだ今回は読んでないです。プレゼントしようとしたら『俺は買う』って言って受け取ってくれないので、今回も『発売になりましたよ』っていう連絡だけさせてもらいました。これから買ってくれると思います」と笑顔を見せた。
2020年11月21日WOWOWにて11月22日(日)より放送予定のドラマ『夜がどれほど暗くても』に加藤シゲアキが出演することが決定した。『夜がどれほど暗くても』の原作は“どんでん返しの帝王”の異名を持つ作家・中山七里の報道サスペンス小説だ。主人公は上川隆也演じる志賀。スクープを追う有名週刊誌の副編集長である彼は、仕事ぶりを評価され順風満帆なジャーナリスト人生を歩んでいたが、事態は一変する。少しずつ浮かび上がっていく新しい真実、そして深い闇の中で志賀が見つけた一条の光とは。加藤シゲアキが演じるのは週刊誌記者・井波渉。井波は雑誌『週刊時流』の若手記者で、週刊誌報道の正義を巡り、上司である志賀とぶつかるという役どころ。やがて井波は、息子が起こした殺人事件をきっかけにバッシングされ“追われる側”となった志賀を密着取材することになる。加藤がWOWOWの連続ドラマに出演するのは今回が初めてのこと。また週刊誌記者の役を演じるのも、今回が初挑戦となる。本作のテーマのひとつである「報道の自由や意義とは一体なにか」を正面から問う重要な役を文筆家としての顔を持つ加藤がいかに演じるのか、期待が高まる。加藤シゲアキ・コメント――今作のオファーを受けてWOWOWのドラマに出演させて頂くのはこれが初めてですが、社会派でウェルメイドな作品が多い印象があり、機会があればぜひ出演してみたいと思っていました。その願いがこれほど早く叶ったことに、とても驚いています。また、その原作が中山七里さんだというのも二重の驚きです。そしてスタッフの方とも直接お会いし、このドラマにかける思いを聞いて、今こそ届けられるべき有意義な作品だと実感しました。なにより複雑な心情を抱く主人公の志賀を上川隆也さんがどのように演じられるのかも楽しみで、撮影が始まる日が待ち遠しいです。――脚本を読んでの印象や、演じる役・井波渉について実際の事件などがモチーフとなっていることもあって、リアリティを感じました。情報に左右されがちな昨今において、真実を追い求める難しさ。つい見失ってしまう、人としてのあり方。他者との関わりとはなんなのか。この物語に込められた痛烈なメッセージに、強く胸を打たれました。演じさせていただく井波渉は志賀とは上司と部下ですが、話が進むにつれて一般的な関係とは異なり、いびつなものになっていきます。スキャンダルを扱う編集者は、一体どうあるべきか。なにが正しいのかわからなくなる世界で葛藤する井波には、誰もが共感できるのではないかと思います。――視聴者へのメッセージいつでもどこでも情報を手に入れられる現代で、自分で考える力を諭してくれる温かくも力強いドラマです。苦しい現実に立ち向かう登場人物たちの姿に、きっと勇気づけられるはずです。夜がどれほど暗くても―――。そののちに続く言葉はなんなのか。ぜひ最後まで観て、答えを出していただけたらと思います。『夜がどれほど暗くても』WOWOWにて11月22日(日)放送開始
2020年09月11日テレビ朝日系「徹子の部屋」の4月22日放送回に「NEWS」の加藤シゲアキがゲスト出演。梅干し作りが趣味だという加藤さんの自作梅干しに「グッズで売って」の声や、故・ジャニー喜多川氏との最期の会話にも驚きの声が上がっている。番組は「NEWS」のライブ映像からスタート。トーク番組として親しまれてきた本番組でライブ映像が流されたことに「ライブ映像嬉しいな~!」「徹子の部屋でNEWSのライブ映像流れてた」など喜びの声がSNSに上がる。プライベートでは自炊することが多いという加藤さん。自ら梅干しを作っているという話題から、自作の梅干しをスタジオに持参、MCの黒柳徹子に進呈したのだが、梅干しをソファの裏側からいきなり取り出したことに視聴者からは「梅干しどっから取り出してんねん!!びっくりしたよ笑」「クッションの下に自前の梅干しを隠し持つシゲちゃん」など驚きの声が。また「梅干しひと粒がデカいね」「シゲの梅干しいいなぁ美味しそう」「頼む~梅干しグッズで売ってください!!」など“販売希望”のツイートも多数。その後トークは、昨年亡くなったジャニー喜多川氏からかけられた“最期の言葉”に関するエピソードへと展開。ジャニーズJr.時代はジャニー氏からかわいがってもらっていたという加藤さんだが、高校時代にデビューしてからは会う機会が減ってしまったとか。そんな加藤さんが久々にジャニー氏としっかり会える機会ができたところ、ジャニー氏は加藤さんがJr.だった当時を覚えておらず、「あの時のYOU? こんなんなっちゃって最悪だよ!」と言われ、それが結局最後の会話になったという。そのことについて加藤さんは「いま思えば、僕を叱るような、喝を入れるように励ましてくれたのかな」と語っていた。2003年にCDデビューしてから17年、一線で活動を続けるトップアイドルのメンバーにも関わらず、ジャニー氏とはなかなか話す機会がないことに驚いた視聴者も多かった様子で「結構、ジャニーさんとは会えないんだね」「そんなに会えないんだ」などの声も数多く投稿されていた。(笠緒)
2020年04月22日「NEWS」加藤シゲアキが、柳楽優弥主演の夏の新土曜ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」に出演することが決定。超名門塾エリート講師・灰谷純を演じる。中学受験の実態をリアルに描いた漫画を、柳楽さんが非情で超現実主義のスーパー塾講師・黒木蔵人を演じドラマ化。加藤さんが演じることが決定した灰谷純は、超名門中学受験塾のトップ講師で、黒木の元部下。塾を辞めた黒木のことが許せず、黒木に執着するキャラクターだ。本作について「教師や塾講師という役はこれまでも演じることがあったのですが、このドラマではそういった職業の方々の一面的な部分ではなく、ひとりの人間として描かれています」と語った加藤さんは、「黒木に何があったのか、そして灰谷はそれをどう思っているのか。今からこの役を演じることが楽しみでなりません」と撮影に期待し、「まずは自分の中学受験時代を振り返り、当時の教師の面々を思い出すことから始めようと思います」と意気込み。共演する柳楽さんについては「柳楽優弥さんは黒木蔵人にぴったりで、柳楽さんが原作の黒木をどのように演じ、体現されるのかとても楽しみです。僕より柳楽さんの方が若いのですが、黒木の威厳にすぐに後輩になれるような気がしています。彼の過去を知るものとして、どのような掛け合いが生まれるのか、今からとてもわくわくしています」とコメント。さらに「黒木の言動により、常識と非常識がぐらぐらと揺れていく心地よさをぜひ楽しんでいただきたいですし、灰谷初め周囲の人間がそれによってどう影響され、どう感じるか。きっとめくるめく展開に、目が離せなくなるはず。特に受験生たち。土曜の夜、この時間だけは勉強の手を休めて、さらに受験への意欲を高めて欲しいと思います」と呼びかけている。「二月の勝者-絶対合格の教室-」は7月より毎週土曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年04月19日アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキが、舞台『染、色』にて初脚本を手がけることが14日、明らかになった。Aぇ! group/関西ジャニーズJr.の正門良規が主演を務める。作家としても活躍する加藤が2015年に上梓した短編集『傘をもたない蟻たちは』(KADOKAWA/角川文庫刊)の一編を舞台化する同作。主人公・市村(正門)は周りに才能を認められ、彼女もいて、何不自由なく過ごす美大生だが、そんな毎日を退屈に感じながら日々を送っている。ある日、壁にグラフィティアートを落書きする謎の女性・美優と出会うと、彼女の不思議な魅力に魅せられた市村は、彼女と一緒に行動するようになり、退屈だった日常に変化が訪れていく。美大生特有の葛藤を描いた原作は、加藤自身が知人から美大に関する情報収集を行ったという。主演舞台『グリーンマイル』(17)で演出×主演としてタッグを組んだ演出家・瀬戸山美咲と、今度は演出×脚本としてタッグを組み直し、自身の作品の世界と可能性を広げる。東京公演は東京グローブ座にて6月4日~21日、大阪公演はエブノ泉の森ホールにて6月25日~28日。○原作・脚本 加藤シゲアキ コメント「加藤さんの作品をどれか舞台化しませんか?」スタッフからそう相談されたのが始まりでした。そのとき僕の頭に浮かんだのは、『傘をもたない蟻たちは』という短編集の冒頭に収められた『染色』という作品でした。自分自身が今作を舞台で観たいと思ったのです。「でしたら加藤さん、戯曲を書きませんか」スタッフから次にそう言われました。仕事がいくつか重なっている時期だったのでお断りしようと思ったのですが、ふと脳内に戯曲化された『染色』が広がりました。そしてその内容は原作とは少し違ったストーリーでした。妖艶な気配はそのままに、美大生たちが織りなす群像劇。これは自分にしかできないのではないか。原作者だからこそ、大胆に変更することが可能なのではないか。そう思い直し、この話をお受けすることにしました。とはいえ原作とは異なる内容に、同名のタイトルを付けていいのか。試行錯誤した揚げ句、『染、色』という形で、読点を加えることにしました。『染色』であり『染色』ではない。そんな不思議な戯曲をお届けできたらと思い、目下NEWSのライブの準備と合わせて執筆中でございます。舞台でしか表出させることのできない僕の世界を、ぜひ楽しんでください。○演出 瀬戸山美咲 コメントこのたび、ご縁がつながり、加藤シゲアキさんの初劇作を演出させていただくことになりました。青春時代特有の危うさ、美しさに満ちた『染色』という短編小説が、新たな戯曲『染、色』として生まれ変わります。何者かになりたい、でも、それが何かもわからない。そんな普遍的な若者の魂の彷徨を描いたこの作品の主人公に、フレッシュさとまっすぐさを持ち合わせた正門良規さんはぴったりだと思います。今の正門さんだけが発することができる光のようなものを引き出せたらいいなと思っています。○正門良規 コメント主演舞台をこんなにも早く、そして、加藤シゲアキくんの作品で務められるという事がとても光栄です。役者としての経験も少なく、お芝居もまだまだ未熟で不安もありますが、主演として役と向き合えることに心から喜びを感じています。市村と美優の出会いが物語にどういう影響を与え、どのような変化をもたらしていくのか、原作ファンの方はもちろん、はじめて物語に触れられる方にも、舞台『染、色』の世界を楽しんで頂けるように精一杯頑張ります。
2020年03月14日ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太が5日、ミクシィが管理するスポーツギフティングサービス「Unlim」の発表会に出席し、ボクシング界が抱える問題点に言及した。一般財団法人アスリートフラッグ財団はスポーツ文化に寄与することを目的に設立され、アスリートへの「新しい応援のカタチ」をコンセプトに、「Unlim」を運営。5日からアスリートチームの事前登録を受け付け、19日からのサービス開始を予定している。ファンは「Unlim」を通じて寄付をすると、アスリートチームに応援ポイントを贈ることができ、寄付金額の67%~83%が各チームに支援金として支払われる。本サービスの賛同者としてゲストに招かれた村田は、「自分の場合はありがたい環境で、デビューした時からスポンサーがついていました」と前置きし、「『村田さんは才能があります。ボクシングにおいて、才能が占める割合はどれくらいですか?』という質問をよくされます。僕は才能があったかどうかでいうと、そうでもない」と実体験をもとに説明。さらに、「パンチ力や運動能力が自分よりすごい人なんてゴロゴロいます。今まで何人もジムで見てきました。でも、みんなチャンピオンになれない」と振り返り、その原因を「続けられないんです」と指摘。「ある程度真面目にやっていればプロボクサーになれます。でも、プロとして続けるのは非常に難しい。1回戦ったところで5万円か10万円ぐらいしかもらえません。それが年に2回か3回かという状況で、やっぱりそれに我慢しきれない選手が多い」「夜のバイトをやったりして、継続できずに才能を無駄にする選手がものすごく多い」と選手たちが抱える深刻な状況を伝え、本サービスのような新たな収益源の必要性を訴えた。発表会終了後、囲み取材に応じた村田は「日本チャンピオンになっても、他の仕事をしながらということもある。新しい収益システムはチャンスなので、広がってくれれば」と期待を寄せ、「自分はオリンピックまでは決して裕福でもなかった」「苦しい状況の中でも使えるお金はアマチュアなので限られていました。支援もなかったので、日本代表になってもそういう状況が続いていました。そのあたりも改善されれば」と自身の下積み時代も振り返っていた。
2020年02月05日加藤シゲアキ主演、横溝正史によるミステリーの金字塔「金田一耕助」シリーズから名作と名高い1作をスペシャルドラマ化する「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」が12月21日(土)今夜、フジテレビ系で放送となる。昭和、平成と時代を超え何度も映画、ドラマ化され世代を超えて愛されてきた、ミステリー&ホラー小説界の巨匠・横溝正史による探偵推理小説・金田一耕助シリーズ。映画では高倉健、石坂浩二、豊川悦司らが、ドラマでは古谷一行、愛川欽也ら日本を代表する名だたる名優が演じてきた。フジテレビのスペシャルドラマ版では片岡鶴太郎、稲垣吾郎がこれまで演じてきた金田一を昨年放送の「犬神家の一族」から加藤さんが受け継ぎ、本作でも続投する。岡山と兵庫の県境にある鬼首村(おにこうべむら)。この村では由良家(ゆらけ)と仁礼家(にれけ)という2つの名家が対立していた。岡山県警の警部・磯川常次郎の依頼を受け、金田一耕助は村にある亀の湯という温泉宿を訪れる。そこの女主人である青池リカは20年前に起きた悲惨な事件によって夫の源治郎を亡くしていた。そしてその犯人、恩田幾三はいまだに行方不明だという。ある日、鬼首村出身の人気歌手、大空ゆかりが帰郷するということで村中が活気に湧くなか、リカの息子、青池歌名雄の婚約者である由良泰子が滝つぼで死んでいるのが発見される…という物語。金田一役の加藤さんを取り巻く登場人物として、磯川常次郎役には連続ドラマ(1977~1978年)やスペシャルドラマ(1983~2005年)で長きにわたり金田一を演じてきた古谷一行。鬼首村にある温泉旅館「亀の湯」の女主人・青池リカには『のみとり侍』や大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」などで知られる寺島しのぶ。リカの息子の青池歌名雄には『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』「白衣の戦士!」などの「ジャニーズWEST」小瀧望。惨劇の幕を開くキーとなる鬼首村出身の国民的人気歌手・大空ゆかりには『雪の華』などの映画や「白衣の戦士!」で小瀧さんと共演経験もある中条あやみ。そのほか大野いと、大友花恋ら注目の若手女優陣から木南晴夏、岡田義徳、有森也実、国生さゆり、渡辺大、古田新太、斉藤由貴、泉谷しげる、中尾ミエ、石橋蓮司ら日本を代表する名優まで、重厚かつ豪華な布陣で歴史的名作を改めて映像化する。土曜プレミアム「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は12月21日(土)21時15分~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2019年12月21日出演者たちが“常識力”対決を繰り広げるクイズ番組「ネプリーグ」。12月16日(月)放送回は、ドラマ「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」から主演の加藤シゲアキ、泉谷しげる、国生さゆりらが登場。カンニング竹山、陣内智則、横澤夏子ら「売れっ子芸人チーム」と競い合う。小学生時代にジャニーズ事務所に入所、「NEWS」のメンバーとしてCDデビュー。アーティストとしてだけでなく俳優としても「時をかける少女」「ゼロ 一獲千金ゲーム」などに出演してきたほか、2011年には「ピンクとグレー」で作家デビューも果たし同作は映画化。「傘をもたない蟻たちは」がドラマ化もされるなど多彩な活動で知られる加藤さん。フォークシンガーとしてデビュー、「春夏秋冬」などのヒット曲を世に送り出すと、歌手活動だけでなく演技にも活動領域を広げ『サブイボマスク』「後妻業」など数多くの作品に出演。コメンテーターとしても活躍する泉谷さん。おニャン子クラブのメンバーとして人気を博すとその後女優、バラエティに活動をシフト。番組での歯に衣着せぬコメントも人気の国生さん。この3人に堀内健、林修が加わった「金田一耕助チーム」が、横澤さん、竹山さん、陣内さんらに名倉潤、原田泰造が加わった「売れっ子芸人チーム」と勝負する今夜の本番組。あらゆる分野から出題される穴埋めクイズ「ネプレール」では初登場の泉谷さんが「ネプリーグをぶっ壊していきます」と過激な意気込みを見せる。常識的な日本語の問題が出題される「日本語ツアーズバギー」では探偵役に加え作家という肩書を持つ加藤さんが、大きなプレッシャーを感じながらクイズに挑む。漢検2級を持つ横澤さんらと対戦する。「トロッコアドベンチャー」まで白熱の戦いが繰り広げられる。加藤さんが主演する「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」はミステリー&ホラー小説界の巨匠、横溝正史が生んだ“探偵推理小説の金字塔”金田一耕助シリーズのドラマ化作品。怨念めいた村で起きる血で血を洗う争いが描かれるシリーズ屈指の傑作を、加藤さん、泉谷さん、国生さんをはじめ「ジャニーズWEST」小瀧望や中条あやみ、生瀬勝久、寺島しのぶ、古谷一行ら豪華キャストで描く。ドラマ同様、加藤さんがクイズでも“名探偵”ぶりを発揮できるかにも注目だ。土曜プレミアム「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は12月21日(土)21時15分~フジテレビ系にて放送。「ネプリーグ」は12月16日(月)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年12月16日「嵐」チームとゲストチームが体感型ゲームで対戦するフジテレビ系「VS嵐」。その12月12日(木)今夜放送回に、「NEWS」加藤シゲアキ、中条あやみ、「ジャニーズWEST」小瀧望、大友花恋、渡辺大、泉谷しげるらドラマ「悪魔の手毬唄」キャスト陣がゲスト出演する。「NEWS」の活動とともに「ゼロ 一獲千金ゲーム」出演など俳優としての顔も持ち、作家として「ピンクとグレー」「傘をもたない蟻たちは」などの作品も発表する多才な加藤さん。ミスセブンティーンに選ばれ同誌モデルとして活動しながら女優としても活動。『ニセコイ』『雪の華』の映画やドラマ「白衣の戦士!」などで女優としても急成長中の中条さん。「ジャニーズWEST」のメンバーで、俳優としても『近キョリ恋愛』『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』の映画や、中条さんと共演した「白衣の戦士!」などのドラマまで幅広く出演する小瀧さん。多くの感動を呼んだ『君の膵臓をたべたい』や今年上半期の話題を席捲した「あなたの番です」などで注目を集める大友さん。中条さんも出演した『覆面系ノイズ』や『散り椿』、「中学聖日記」「ミラー・ツインズ」など多彩なジャンルでその演技力を発揮する渡辺さん。フォークシンガーとしてデビュー、音楽活動だけでなく俳優としても朝ドラ「まれ」や「後妻業」、『起終点駅 ターミナル』『サブイボマスク』など多数の出演作を誇る泉谷さん。今回はこの冬の注目作「悪魔の手毬唄」のキャスト陣がチームを組んで参加。嵐チームは小沢一敬と丸山桂里奈をプラスワンゲストに加え、両チームで競い合うことに。今回同作で加藤さんが演じるのは日本を代表する名探偵・金田一耕助だが、嵐の松本潤は以前「金田一少年の事件簿」で金田一耕助の孫を演じており、今回は“金田一”祖父と孫が勝負するという展開に。また今回は、同時に数曲の楽曲が流れるなかで曲名を当てていく特別対決「音嵐」も開催する。今回のゲストチームが出演する金田一耕助シリーズの傑作ミステリードラマ「悪魔の手毬唄」が土曜プレミアム枠で放送。探偵推理小説の金字塔といわれる金田一耕助シリーズのなかでも、原作者の横溝正史自身が傑作と語った同作。加藤さんが金田一を、物語の舞台となる鬼首村出身の国民的人気歌手・大空ゆかりを中条さんが演じるほか、今回ゲストとして出演した面々のほかにも寺島しのぶ、長きにわたり金田一耕助役を演じてきた古谷一行も出演する。土曜プレミアム「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は12月21日(土)21時15分~フジテレビ系にて放送。「VS嵐」は12月12日(木)今夜19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年12月12日女優の神田沙也加(33)と俳優の村田充(42)が4日、それぞれのブログを更新し、離婚していたことを発表した。神田は「突然のご報告ではございますが、私、神田沙也加は、村田充さんと離婚しておりました事をご報告いたします」と報告。「結婚以来、子供のことについてずっと話し合ってまいりましたが、折り合う答えを見つけることが出来ませんでした。何度も歩み寄りを試みましたが、わたしは生きてきた環境の中で持った考えを変えられず、彼を幸せにすることが出来ないと思いました。その結果、別々の人生を歩むという結論に至りました」と理由を明かした。続けて、「それに伴い充さんの舞台出演が決まり、そちらへ影響を及ぼしたくなく、そして今年の自分のお仕事の関係者の皆様にご迷惑をお掛けしてはならないという思いで、来年1月までファンの皆様や関係者の方々に対してのご報告は控えるつもりでおりました。ですが今回、とある週刊誌さまより記事掲載のご連絡を受けました。なのでこのタイミングでお話しさせていただくことに致しました」とこのタイミングで発表した理由も説明した。そして、「充さんは勿論、記事に関係するかた、関係者の皆様にもご迷惑をお掛けしてしまう事となり、一刻も早くご報告すべきだったと深く反省しております」と謝罪。「円満に離婚をした為、別居を始めるまで離婚後も少しのあいだ同居期間がありました。そこでわたしのプライベートの話も、充さんには全て報告してきております」と伝え、「この度のことで多大なるご迷惑・ご心配をお掛けし、皆様に不快な想いをさせてしまった事を心から悔いております。大変申し訳ありませんでした」と締めくくった。村田もブログで離婚を発表し、「私、村田充と神田沙也加さんは、結婚以来継続してきた夫婦の在り方について、子どもが欲しかった私と、前向きになれなかった彼女とで折り合いがつかず、互いを尊重し、前を向いてそれぞれの人生を歩むという結論に至り、今年の夏、二人で円満に離婚届を作成し、離婚に双方合意をいたしました」と説明。「その後、関係各位に筋を通すタイミングを調整する中で私の仕事も多忙になり、また、彼女が取り組んでいるいくつかの大きな仕事に対する影響を考慮し、ご報告は年始にすることが最良と考え、公表を控えておりました。婚姻関係は解消をいたしましたが、沙也加さんの理解者として、今後もサポートは続けていく所存です」とつづった。また、「先日、仕事に向かう途中で、とある媒体の記者様から直接のご質問をお受けしました。その際に別居、不倫、離婚の事実について問われました。別居についてはお認めしました。不倫については否定をさせていただきました。離婚成立後に、彼女からプライベートの報告も聞いております。上記の通り、ご報告の時期を年始と考えていたため、事実とは異なりますが離婚についても否定をいたしました。以上のことから、今後混乱を招いてしまうと予想し、このタイミングでのご報告とさせていただきます」とつづり、「離婚のご報告が遅れましたことで関係各位ならびにファンに皆様に対しまして、大変なご迷惑、ご心配をお掛けしますことを、深くお詫び申し上げます。この度は誠に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
2019年12月04日横溝正史原作、加藤シゲアキ主演のスペシャルドラマ「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」が12月21日(土)に放送。加藤さんと、長きにわたり金田一耕助役を演じてきた古谷一行が共演を果たすことになった。ミステリー&ホラー小説界の巨匠、横溝正史が生んだ金田一耕助シリーズは“探偵推理小説の金字塔”として圧倒的人気を博し、昭和、平成と時代を越えて幾度となく映像化されてきた不朽の名作群。中でも「悪魔の手毬唄」は作者自身が傑作と語ったミステリー作品で、怨念めいた村で起きる血で血を洗う争いが描かれる。身も心も震える今作で、加藤さん演じる金田一がずばぬけた洞察力と明晰な頭脳を武器に、この年末に再び名推理をみせる。そして、未解決事件の捜査を金田一に依頼する岡山県警警部・磯川常次郎(いそかわ・つねじろう)役に古谷さんが決定。金田一耕助シリーズの連続ドラマ(1977~1978年)やスペシャルドラマ(1983~2005年)で長きにわたり金田一を演じてきた古谷さんが、本シリーズで自身初となる金田一以外のキャラクターを演じることに。金田一ドラマへの出演は今作で48作品目となり、「悪魔の手毬唄」には1977年(昭和52年)版、1990年(平成2年)版に続きで三度目。加藤さん扮する金田一耕助とバディを組み、迷宮入り事件解決に挑む。ドラマで最も多く金田一耕助を演じてきた古谷さんは「今でも金田一が体に染みついている」と語り、監督に「金田一」と呼ばれると体が勝手に反応してしまったというエピソードも。そんな古谷さんが演じる磯川常次郎は、岡山県警にて確かな地位を築いている警部。金田一とは“獄門島殺人事件”など過去にも一緒に事件を解決したことがあり、確かな信頼関係と深い友情で結ばれている。キャリアもあり、洞察力にも優れた名警部であるが、20年前に鬼首村で起きた青池源治郎殺人事件は解決できなかった。そのことを長く悔やんでおり、亡き源治郎の妻、青池リカ(寺島しのぶ)のために、なんとか事件解決の糸口を見つけるべく金田一を呼び出す、という役柄。古谷さんは最初こそ戸惑いがあったものの、「年を重ね、今の自分が金田一のバディである磯川警部を演じたらどうなるのか次第に興味が沸いてきました」と語り、出演を決意。一方、古谷さんと今作で初共演となる加藤さんは、「金田一を長年演じてこられた古谷さんが出演されると聞いて、“こんなことがあるんだ!”とビックリしましたし、改めて襟を正して臨まなければと緊張しました」と語り、さらに「あたたかく見守ってくださってとても心強いですし、“どう、楽しんでる?”と気さくに接してくださって、緊張感がありながらも楽しく撮影に臨めています」と語っている。土曜プレミアム「悪魔の手毬唄~金田一耕助、ふたたび~」は12月21日(土)21時15分~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2019年12月02日