名だたる刀剣が戦士の姿となり、過去へと遡り戦いに身を投じる。刀剣男士たちの生き様を深遠な物語で綴る舞台『刀剣乱舞』。この冬の新作に出演中の本田礼生さんと荒牧慶彦さんに注目。2016年にスタートし、高い人気を誇る舞台『刀剣乱舞』(以下、刀ステ)。今年の新作は、6か月連続の史上最大スケールで、豊臣軍と徳川軍が雌雄を決した大坂の陣を、冬の陣と夏の陣のふたつの物語として描くというもの。現在上演中の冬の陣公演「天伝蒼空の兵 -大坂冬の陣-」で作品の中心を担うのが、一期一振(いちごひとふり)役の本田礼生さんと山姥切国広(やまんばぎりくにひろ)役の荒牧慶彦さん。荒牧:礼生とは以前に別の作品で共演してるんだよね。お芝居では、あまり絡みはなかったんだけど…。本田:僕は以前からまっきーさんの人柄が素敵だと伺っていたんですけど、実際ご一緒したら思ったより天然な方で…。荒牧:(笑)。…鍵の件、でしょ?本田:稽古終わりにまっきーさんが鍵がないってジャケットのポケットを捜してたんですけど、そもそもジャケットが別の人のだったっていう…。もう、どっから突っ込んでいいやらでした(笑)。荒牧:言い訳すると、同じジャケットを俺も持ってたから、何の疑いもなく着て帰ろうとしたんだよね。いつもの習慣で帰る前にポケットの鍵を確認したらなくて…。みんなを巻き込んで捜してたら、「まっきーさん、それ僕のです」って言われて、うそ~んって(笑)。本田:そんな普段お芝居している時とのギャップが素敵だなと。荒牧:あの時は本当に申し訳ない。礼生はさ、体がすごくきれるよね。バネが日本人離れしてるというか。本田:ブレイクダンスとアクロバットを長くやっていたんです。荒牧:あれだけ動けるのがすごい。本田:僕としては、今回初参加なので、まっきーさんみたいな頼れる先輩が一緒で安心したんです。荒牧:ありがたいことに、刀ステは長くやらせていただいているからね。そのぶん思い入れも増すし、戻ってこられてよかったなと思ってるよ。また新しい戦いが始まるプレッシャーもあるけど。本田:刀ステの現場はやらなきゃいけないことが多いですからね。荒牧:まず殺陣が作品の見どころのひとつになってるのもあって、必ず毎日稽古のどこかにアクション稽古が入ってるし。でも俺、刀ステの避(よ)けるか避けないかのギリギリの殺陣、嫌いじゃないんだよね。本番になるとゾーンに入るのかわからないけれど、戦ってる時に剣筋が見えることがあるの。悲伝(’18年「悲伝 結いの目の不如帰(ほととぎす)」)で三日月宗近役の鈴木拡樹くんとやった時なんか、本番中、本当に真剣での勝負みたいに感じる瞬間があって、すごく面白かった。本田:僕はまだ怖いです…。あと今回、劇場がステアラ(IHIステージアラウンド東京)じゃないですか。初参加でステアラの公演で、刀ステってこんなに大変なんだって実感する日々です。荒牧:舞台の一面の幅が、日頃よく立っている劇場の倍あって、それが4面だからなんと8倍。舞台以上に裏で走る量が半端ない。本田:客席の回転に合わせて僕らも移動しながら殺陣をするシーンがありますけど、それが大変で…。荒牧:でも、刀剣男士って人ならざるものだから、そういう部分を特殊な舞台機構を使って表現できるんじゃないかと思うんだよね。いい形で夏の陣公演にバトンを繋げられたら。荒牧:末満(健一)さんは、委ねる部分はすごく役者に委ねてくださるけれど、作品の世界観を守る意味で演技指導は結構厳しいよね。本田:役の解釈が甘かったりすると、「もっと研究してきて」って言われたりしますからね。荒牧:それは、末満さんが『刀剣乱舞』とかそのファンの方々をそれだけ大事にしているっていうことでもある。こちらが疑問を感じたところは、すごく丁寧に言語化してくださいますしね。本田:僕からすると、まっきーさんの芝居は、迷いが全然なく安定して見えます。荒牧:山姥切国広としてやらさせていただいている時間が長いっていうのはあると思う。今回、山姥切国広としては、これまでのシリーズにも登場してきている弥助というキャラクターとどう絡んでくるかが見どころになるかのかな。本田:僕が演じる一期一振は、たくさんの兄弟の中でお兄ちゃんの役割。上品で笑顔は穏やかだけど、どこか物悲しげでもあって。今回はそこがキーになるんですかね。荒牧:以前は廣瀬大介くんが演じていた役だけれど、礼生のは、また別ベクトルになってるのが面白いよね。しかも今回、一期一振は元の主(あるじ)が…。本田:はい(笑)。…おそらく一期一振の新しい一面が出てくるんじゃないかと…。刀剣男士は人ではないですが、すごい人間ドラマですよね。僕、刀ステを初めて観た時、何の前情報もなかったのに、元の主(あるじ)と刀剣男士たちの関係性から生まれる深いドラマに圧倒されたんです。荒牧:そう。深いストーリー性があって、作品単体でも楽しめるんだけど、シリーズで観るとこんなふうに繋がっているんだっていう驚きもある。今回の脚本にも、これは一体どういうことなのって思うようなセリフがあったりして、ここからどう展開していくのか、すごくワクワクしてる。本田:今回の冬の陣は、この後に上演される夏の陣(4~6月上演)に繋がっていくわけで、今回の冬の陣を観てると、夏の陣がどうなるかも気になりますよね。荒牧:うん。いい形でバトンを繋げていけたらいいよね。TBS開局70周年記念舞台『刀剣乱舞』天伝 蒼空の兵 – 大坂冬の陣-Supported by くら寿司上演中~3月28日(日)豊洲・IHIステージアラウンド東京原案/「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)脚本・演出/末満健一出演/本田礼生、前嶋曜、北川尚弥、佐々木喜英、松田凌、北乃颯希/荒牧慶彦ほかReo Honda1992年10月28日生まれ、愛媛県出身。10代前半から始めたダンスで頭角を現し、その後、俳優の世界へ。その高い身体能力でTHE CONVOYSHOWなどにも参加。この夏には舞台『鬼滅の刃』も控えている。本田さん・コート¥46,000(コノロジカ/HEMT PR TEL:03・6721・0882)ニットジャケット¥46,000(タクタク/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575)シャツ¥13,000(マニュアル アルファベット/エムケースクエア TEL:06・6534・1177)デニムパンツ¥16,900(ウィーク/シーアトリエ TEL:06・6536・3237)スリッポン¥23,000(トス/HEMT PR)Yoshihiko Aramaki2月5日生まれ、東京都出身。原作を深く掘り下げ構築した役作りに定評があり、数多くの2.5次元作品で活躍。近年は映像出演も多く、現在、ドラマ『FAKE MOTION―たったひとつの願いー』(NTV系)に出演中。荒牧さん・コート¥53,000(ハバノス/HEMT PR)ニット¥32,000(タクタク/スタジオ ファブワーク)パンツ¥32,000(イキジ TEL:03・3634・6431)スリッポン¥23,000(トス/HEMT PR)※『anan』2021年2月3日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・古橋香奈子海野由香(共にLaRME)取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年01月30日作詞家で作家・なかにし礼さんが23日に心筋梗塞で亡くなったことを受け、歌手の細川たかしが25日、所属事務所を通じてコメントを発表した。細川は、デビュー曲の「心のこり」や、『第24回日本レコード大賞』を受賞した大ヒット曲「北酒場」など、なかにしさんの手掛けた曲を多数歌ってきた。細川は訃報を聞き「また1人昭和の偉人が亡くなってしまい残念でありません。長い間闘病されていたと聞いていたので今は天国でゆっくりとお休み下さいと祈るばかりです」とコメント。また「心のこり」について「『私バカよね おバカさんよね』冒頭の歌詞が余りにインパクトが強く、よくキャンペーンなどで子供に『あっおバカさんが歩いてる』などと言われる程でした。元々タイトルが『私バカよね』でしたがデビュー曲でこのタイトルは可哀想だと先生が『心のこり』と付けてくれたんです」と秘話を明かす。最後に再び「先生本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りしております」と感謝を告げた。なかにしさんは、大学在学中よりシャンソンの訳詩を手掛け、「知りたくないの」(64年)のヒットを機に作詞家となる。その後もヒットメーカーとして活躍を続け「今日でお別れ」(67年)、「心のこり」(75年)、「石狩挽歌」(75年)、「時には娼婦のように」(78年)、「北酒場」(82年)など、約4000曲の作品を生み出した。日本レコード大賞を3回、同作詩賞を2回、ゴールデンアロー賞など、多数の受賞歴を誇る。近年も、氷川きよし「母」(20年)の作詞などを手掛けていた。
2020年12月25日お笑い芸人と動画クリエイターを両立し、“SNSでのお笑い”を確立した第一人者ともいえる丸山礼さん。23歳という若さで、テレビでも活躍する傍ら、YouTubeチャンネル「丸山礼チャンネル」は、約80万人のチャンネル登録者数を誇り、トータルの視聴再生数はなんと1億回超え!自身のファッションブランドを立ち上げ、さらに個性を表現「緊急事態宣言が発令されて、テレビの撮影のほとんどが、自宅からのリモート出演になりました。テレビの現場が、リモートに慣れず四苦八苦している中、私はYouTubeで動画投稿を頻繁にしていたこともあって、新しい撮影のスタイルにもすんなり馴染めました。もっと言えば、スタジオでの収録より、リモートの方が芸風を表現しやすかったので、自分の持ち味を上手く活かせたような気がします。そのおかげもあってか、今ありがたいことにお仕事の幅がどんどん広がっているんです」リモート出演が増えたことで、自宅にいる時間が多くなったと思いますが、不安や寂しさは感じませんでしたか?「全く感じませんでした。ニューヨークにいる友人でYouTuberのkemio君と、毎日電話して、くだらないことを言い合っていたので、それが心の拠り所になりました。それにもともと、ひとり時間を楽しむのが得意なので、自粛中も韓国ドラマをめちゃくちゃ見て、ネタを増やすことができた。好きなことをたくさんインプットできる時間だったし、今そのアウトプットをさまざまな場所で披露しているので、表現の幅がぐーんと広がった良い機会でした。もちろんイベントができなくなって、ファンの方と直接会える機会は減りましたが、その代わりにオンラインでスペシャルミーティングを開催して、生電話したり、新たな繋がりの場を設けることができたのがすごく嬉しかったです。対面しなくても交流は持てるし、自分の個性を表現することもできる。新しい発信方法は増えているので、表現の仕方はもっともっと多様化していくんじゃないかな。だからこれからは、自分を上手に表現できるフィールドを見つけた人、そしてそのフィールドを多く持っている人が活躍していくんじゃないかなと思っています」そんな丸山さんは、今年女優デビューを果たし、さらに間もなくオリジナルファッションブランド『rel’m』を立ち上げる。「過去に配信したYouTube動画で、私服の1週間コーディネートを投稿した際に、『私と同じ体型だから参考になる』という声が、とにかく多かったんです。私の体がわがままボディということもあり、普段から考えていた服への欲求や不満を全て落とし込んで、私が本当に身につけたいと思える理想のアイテムを作り上げました。ワンピースやカーディガンなどのほか、新しい生活様式に合わせて、コンビニなどちょっとしたお出かけにも対応できるセットアップのパジャマやマスクも!大きめサイズも展開する予定だし、ユニセックスのものも用意しているので、幅広い層の人に喜んでもらえると思います。今以上に、この世代として新しいことを率先して発信していけるようになりたいです」これまでのスタイルにとらわれず、自分の個性を表現するフィールドを広げている丸山さん。その柔軟さと発信力に注目したい。まるやま・れい1997年生まれ、北海道出身。2016年、「ワタナベお笑いNo.1決定戦」の決勝に進出して注目を集める。YouTubeチャンネル「丸山礼チャンネル」もファンが多い。※『anan』2020年10月21日号より。取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2020年10月20日「Netflix」にてもうすぐ配信されるアニメーションシリーズ「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」で吹き替えを務める声優の内田真礼、佐藤元、増田俊樹が、幼少期からの“スピルバーグ体験”を明かすコメントが到着した。本作は、巨匠スティーヴン・スピルバーグらが手掛けてきた『ジュラシック・パーク』シリーズの最新作となるアニメーションで、『ジュラシック・ワールド』(’15)と同じ時間軸を舞台に描かれる物語。有名インフルエンサーでもある少女ブルックリンを本作で演じている内田さんは、スピルバーグ監督について「子供のときに、映画館で『ジュラシック・パークIII』を見て、怖いけどワクワクして衝撃的だった記憶があります。それから前作も観ましたし、博物館にも行った記憶がありますね」とふり返り、「『E.T.』も観ましたが、あのフォルムの生き物は他にいないですよね(笑)。恐竜もそうですし、未知のものといえばスピルバーグ監督を思い出します。ドキドキするものを沢山くれた人です」と印象を語った。また、頭脳明晰で恐竜マニアだが、シャイな少年ダリウスの声を担当した佐藤さんは「映画にハマっていたときに、せっかくスピルバーグ作品を観るんだったら初期のものを観たいと思って、『激突!』を観ました」と話し、本シリーズも好きだそうで「役としては、恐竜に追いかけ回されている命懸けのシーンなので叫ぶんですけど、内心は大喜びしていました」と収録をふり返る。そして、向こう見ずな自称ボスキャラのケンジ役を務めた増田さんは「怖い作品が多いという印象です…(笑)」と率直なイメージを語りつつ、「(スピルバーグが製作総指揮で参加している)『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が大好きで、子供のときも観ていましたし、大人になってからはパッケージが欲しくなって買ってしまった」と思い出を明かしている。今回、各々の“スピルバーグ体験”を語った3名の声優陣が演じるダリウス、ブルックリン、ケンジらをはじめ、6人のイマドキ少年少女たちがサバイバル・キャンプに集まり、ひと夏の冒険として安全に楽しい恐竜たちの世界を体験!…のはずが一転、思いもよらないトラブル発生で島に取り残され孤立状態に。さらに、野放しとなった危険な恐竜たちが、次々と彼らに襲いかかる――少年少女の壮大なアドベンチャーがついに幕を開ける。Netflixオリジナルシリーズ「ジュラシック・ワールド/サバイバル・キャンプ」は9月18日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年09月21日■すぐにとろけるのに、忘れられない濃厚さとさっぱり感カップにぎっしり詰まった生杏仁。トッピングもなく、シンプルな見た目。杏仁豆腐というより、クリーム状の液体のようで、見た目からやわらかさが伝わってきます。これが「生」と名前が付く所以です。スプーンですくうと意外にもしっかり自立。なのに、口に入れると一気にとろける。ゆっくり味わう間もなく、とろとろの杏仁が喉へ流れ込んでいきます。一瞬のできごとですが、まろやかで上品な味わいがしっかりと口の中に広がります。原材料に使用している北海道産生クリームの風味も濃厚。それでいて後味はさっぱりとしていて「もう一口」が止まらなくなる! 正直、「ストローを刺して一気に飲めるのでは?」と思えるくらいの、とろとろ感と病みつきなミルク感。ただやわらかいだけが「生」じゃない、クリーミーさ、濃厚さ、後ひくおいしさが備わってこそホンモノの「生」である……。「生」スイーツ群雄割拠のなかに一石を投じようという、強い思いが伝わってくる一品です。・価格:195円(税込)・カロリー:124kcal
2020年08月15日ミュージカル『ビリー・エリオット ~リトル・ダンサー~』が9月に開幕する。2017年の日本初演に続き出演する柚希礼音に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、不況に喘ぐ英国北部の炭鉱の町を舞台に、ひとりの少年と彼を取り巻く大人たちの姿を描いた映画『リトル・ダンサー』(’00年)をもとに、音楽をエルトン・ジョン、脚本・歌詞をリー・ホール、演出を映画版の監督でもあるスティーヴン・ダルドリーが手掛け、2005年にロンドンで初演されたミュージカル。日本初演では約16万人を動員し、多くの演劇賞も受賞。今回は待望の再演となる。今作でビリーを演じるのは、厳しいオーディションを勝ち抜いた川口調、利田太一、中村海琉、渡部出日寿の4人。新型コロナウィルスの影響で開幕が2か月延期した本作。柚希は「とはいえ今も油断はできない状態ですから、とても気を付けながら稽古しています」と話し、観客にも「まずは皆さんの健康と命が一番」と前置きしながらも、「こんな状況だからこそ、この公演を観て本当によかったと思っていただけるように、心して演じます」と強い意気込みを見せた。柚希が演じるのは、主人公ビリーにバレエを教えるウィルキンソン先生。「この作品は人物像がリアルなところがいい。ウィルキンソン先生も、ビリーの才能を見出し導いていく役どころなので“愛情豊か”に描かれそうなものなのに、そうはならない。そういうところが演じていて面白いです」。Wキャストとして、宝塚歌劇団の先輩でもある安蘭けいが今作から参加。「安蘭けいさんと同じ役をするなんて、信じられないです」と喜び、稽古場で一度だけ見たという安蘭の芝居を「また違う役作りで、とうこさん(安蘭)ならではのウィルキンソン先生でした。すごくいいなと思いました」と嬉しそうに語る。本作を「私の人生の中でこれほど最高なミュージカルはない」と絶賛する柚希。「何十年もかけてつくったんじゃないの?と思うほどシーンの一つひとつが緻密。炭鉱夫たちとバレエダンサーたちが交互に見せていくシーンなんて、初めて観た時から『すごすぎる!』と思っています。音楽もすごいし、振付もすごいし、演出もすごい。セットも衣裳も何もかもがすごい!遊び心もあるし、最高なんですよ」柚希が「出る杭は打たれなくていいし、誰かの意見に沿わせなくていい。みんな違うから最高!と思える作品です」と熱く語る本作のオープニング公演は9月11日(金)から14日(月)、東京公演は9月16日(水)から10月17日(土)まで、共に東京・TBS 赤坂ACTシアターにて、大阪公演は10月30日(金)から11月14日(土)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。取材・文:中川實穂
2020年08月04日メゾンカカオ株式会社は、2020年6月24日に「生チョコムース」(税抜2,500円)を発売します。即位の礼の機内手土産に選ばれた「生ガトーショコラ」をベースに、暑い日でもすっきり食べられるよう、水分量をあげ、口どけなめらかに仕上げました。パッケージは、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」の題字を手がけた書家、中塚翠涛氏がデザインしました。「生チョコムース」:税抜2,500円「MAISON CACAO」商品コンセプト・Farm to Customerコロンビアに自社農園を保有し、カカオがフレッシュなうちに、現地でクーベルチュールチョコへの加工までを行うことで、カカオ本来の香りと味わいを堪能いただけます。・Science & Craft甘味と酸味、苦味のバランスが絶妙なコロンビア産のビターチョコレートを使用。チョコレートの状態を知り尽くすパティシエが、ハンドメイドで温度帯とブレンドするタイミングの調節をすることで、本来は乳化しない量の生クリームを混ぜ込むことができます。極限まで水分量を高め、口に入れた途端にとろけてなくなる口どけを実現しました。・Design the Experience(体験デザイン)メゾンカカオが提供するのは、未知と出会う驚きの体験。これまでのムースの概念を覆す、 濃厚な味わいとすっきりとした後味、夏にぴったりの、なめらかな口どけをお楽しみください。パッケージは、2020年の大河ドラマ「麒麟がくる」の題字を手がけた書家、中塚翠涛氏がデザイン。日本の夏らしい清涼感と、とろける口どけやみずみずしさを筆で表しました。ご自身のご褒美や、大切な方への贈り物にもオススメです。★6月24日 MAISON CACAO ニュウマン横浜店がオープン住所:横浜市西区南幸1-1-1 ニュウマン横浜1階電話番号:045-548-6212(6月24日開通)営業時間:11:00~20:00(平日)、11:00~19:00(土日祝)※6月24日(水)は10:00~20:00。※6月24日(水)~28日(日)は、ニュウマン横浜で一部予約制・入場制限を実施。(詳細:)企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月23日宝塚歌劇団星組新トップスター・礼真琴、新トップ娘役・舞空瞳の大劇場お披露目公演『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』が、2月7日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。宝塚歌劇星組 幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』/Show Stars『Ray -星の光線-』チケット情報第一幕の『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』は、謝珠栄が作・演出・振付を手掛ける幻想的な歴史ファンタジー。舞台は紀元前の中国大陸。勢力を拡大する周王朝は、豊かな自然と土壌をもつ亜里の地にある小国「ブン」を攻略し、周の統治下に置いていた。亜里に遣わされた周の大夫、丹礼真(タンレイシン)は、その地の美しさに魅せられ、人々の力になりたいと意気込む。勇将管武将軍より、周国の宣王に敵意を燃やす者たちが潜む「眩耀の谷」を見つけ出し、和解を促すことが我々の務めだと言われた丹礼真は、身命を賭して任務をまっとうすることを誓うが…。民族音楽が流れる中、ブン族の民が舞い踊るプロローグは、まさに圧巻の一言。時には水が流れるようなしなやかさを、時には大地のエネルギーを感じるような力強さを感じる群舞に惹きこまれる。礼真琴が演じる丹礼真は、周国のため、亜里の地に住む人々のためにと理想に燃え、意気揚々と任務に就くが、ブン族の人々の真実を知ることで葛藤が生まれていく。何が正義なのか、信念とは何か…。そんな心の揺らぎや、苦しみを乗り越えて人間として成長していく様を、礼は情感豊かに表現している。トップ娘役の舞空は、ブン族16代目の王・麻蘭の妹で、盲目の舞姫・瞳花(トウカ)役。辛い人生を送り、光も希望も見失った彼女が、心優しい礼真により変化していく。その心の動きを繊細に表現する舞空。儚げながらも芯には強さを感じさせる。礼真が憧れる管武将軍役の愛月ひかるは、勇壮な佇まいやダイナミックな剣舞が目を引く。突如、礼真の前に現われる謎の男を演じる瀬央ゆりあの好演も光る。ファンタジー作品でありながら、寛容な心を持つこと、命の大切さ、争いの愚かさを訴えるメッセージ。彼らが発するリアルな言葉が胸を打つ、繊細かつ力強さのある作品だ。中村一徳が18年ぶりに星組大劇場公演の作・演出を手掛けるショー『Ray -星の光線-』は、新生星組お披露目にぴったりの、華やかでエネルギッシュなステージだ。クールなカッコよさで魅せたり、スタイリッシュに魅せたり、デュエットではしっとりと。群舞も多く、フィナーレまで目くるめくシーンが展開。星組のパワーを感じさせるショーになっている。公演は2月7日(金)から3月9日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場、3月27日(金)から5月3日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは2月23日(日)一般発売。※ブン族のブンはさんずいに文の文字。取材・文:黒石悦子
2020年02月14日宝塚歌劇団星組新トップスター・礼真琴(れい・まこと)が、2月7日(金)に開幕する『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』で、宝塚大劇場でのトップお披露目を迎える。「宝塚歌劇星組 幻想歌舞録『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』/Show Stars『Ray -星の光線-』」チケット情報謝珠栄が作・演出・振付を手掛ける『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』は、紀元前の中国大陸を舞台に繰り広げられる歴史ファンタジー。母国の周国と、その統治下にある“ブン族”(※)との間で葛藤する大夫・丹礼真(タンレイシン)を演じる。「丹礼真は、周王朝のすべてが正義だと信じていて、愛月ひかるさん演じる管武将軍のことを崇拝しているので、大夫に就任したときは“何でもできます!”というように意気揚々としています。でも、ブン族の聖地である“眩耀の谷”でいろんな人の生き様を見て、真実を知って、段々信じるべきものが分からなくなってくる。物語が展開していくにつれてもがき苦しむことになるので、演じていて苦しいです。でも私だけではなく、ひとりひとりがもがきながら真実や光を求めて戦っているようなお芝居です」。同じくお披露目となるトップ娘役・舞空瞳(まいそら・ひとみ)は、ブン族の舞姫・瞳花(トウカ)役。「彼女は盲目の役なので、全編通して目が合わない。でも、だからこそ瞳から感情が伝わってくるというか、訴える力がすごくあると思います。最初から恋仲ではありませんが、段々惹かれ合っていくところが深く出せたらと、試行錯誤しています」。一方、ショー『Ray -星の光線-』は、中村一徳が18年ぶりに星組大劇場公演の作・演出を手掛ける。「下級生までみんなが一緒に出る場面が多い」という中村演出。目まぐるしく展開しながら、最後まで楽しませてくれる。「ロックなプロローグで始まり、しっとり系もカッコいい曲もたくさんあります。中村先生のショーは、最後までワクワクさせてくれる演出になっていますので、お客様には最後まで気を抜かずに楽しんでいただきたいです」。また、見どころのひとつに男役の黒燕尾を挙げる。「副組長の美稀千種さんから最下級生まで、男役全員で踊ります。大階段での黒燕尾ですが、いつものクラシックな雰囲気とは少し違って、抜け感のあるオシャレな場面になっています」。トップとして、「今はやることがたくさんで、いっぱいいっぱい」と語りつつも、稽古場では視野を広く持つ。「最下級生にいたるまで、すごく前向きに取り組もうとしている姿が印象的。ひとりひとりが自由に、心から楽しめるような作品づくりができたらと思います。“引っ張っていこう!”というより、自分のやるべきことをしっかり務めることで、最終的に組を引っ張っていけたらと思います」。公演は2月7日(金)から3月9日(月)まで、兵庫・宝塚大劇場、3月27日(金)から5月3日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは2月23日(日)一般発売。※ブン族のブンは、さんずいに文が正しい表記となります。取材・文:黒石悦子
2020年02月05日本場イタリアでも愛される生パスタ。現地仕込みのモチモチの生パスタを味わいたいですよね。東京には生パスタにこだわった絶品イタリアンがたくさんあります。その中でも特にもちもちでおいしい生パスタの名店を厳選しました。ぜひチェックしてみてくださいね。イタリアンバル トスカーナ【新宿】東京・代々木「イタリアンバル トスカーナ」は、階段を上ると入り口があります。全席禁煙で、席数は35席。6~10名で利用できる洞窟風の個室もあるので、女子会などにもおすすめ。オープンキッチンからは、調理する料理の香ばしい匂いや、トントンとリズムよく材料を切る音が聞こえてきます。気取らずに美味しいイタリアンが楽しめる、大衆イタリアンバルです。イタリアンだからと肩肘を張らずに、気軽に立ち寄れる「イタリアンバル トスカーナ」。パスタ専門店で修業したオーナーシェフが作る生パスタは、モチモチした食感が魅力です。年に1回はイタリアを訪れ、現地の料理を学んでいるので、どの料理も本格的で絶品。無化学調味料にこだわり、イタリアのソースや日本の出汁を使うことで、料理の旨みや奥行きを引き出しています。「イタリアンバル トスカーナ」を訪れたらぜひ注文してほしいのが「日本一おいしいミートソース」です。運ばれてきた料理を見てまず思うのが、「ミートソースはどこ? 」。シェフ自慢の生パスタを楽しんでもらいたいという想いから、麺とソースが逆に盛り付けられています。小麦の香りと美味しさを堪能できる「のっけ麺」は、「イタリアンバル トスカーナ」の名物料理です。鹿肉、松坂ポーク、熟成牛をスペインの海塩でじっくり焼き上げた「3種のお肉の食べくらべ盛り合わせ」。それぞれのお肉の味、食感、風味の違いを楽しめるおすすめの一品です。円形にきれいに盛り付けられた一皿をみんなでシェアすれば、会話も弾みます。ワインだけでなく、自家製の南イタリアリキュールを使ったフルーツのお酒「リモンチェッロサワー」や、イタリア老舗の「クラフトビール BALADIN」は料理との相性が抜群です。30代から40代の人がよく訪れるイタリアンバル。ランチ営業もしているので、お昼休憩には、サラリーマンやOLの姿が多く見られます。気軽に通える雰囲気と、季節に合わせた料理で、心も体も満たされること間違いありません。夜には、イタリアのリキュールやビールを片手に、日本の出汁を生かしたイタリアンを堪能できます。JR代々木駅北口から徒歩2分と、アクセスの良さも魅力の一つです。イタリア料理以外にも、イタリアのお酒も楽しめるイタリアンバルです。生パスタが魅力の「イタリアンバル トスカーナ」で、気軽にイタリアンを楽しみましょう。スポット情報スポット名:イタリアンバル トスカーナ住所:東京都渋谷区代々木1-53-4 田尻ビル 2F電話番号:03-3372-3400Bistro Tarto【日本橋】東京・日本橋、鮮やかなオレンジ色が目を引くおしゃれな外観の「Bistro Tarto(ビストロタルト)」は、おひとり様でも利用しやすいカウンター席と、ゆったりくつろげる4人用・2人用のテーブル席が用意されています。全席で20席というコンパクトな店内はすぐに満席になっていまい、ワイワイと大勢の人が賑わう人気のお店。秘密はコストパフォーマンスにこだわった料理の質にあります。高級黒毛和牛や旬の食材を使ったワインに合う料理が、リーズナブルに楽しめるのがお店の魅力です。ドリンクの品揃えはワインをメインに展開し、季節料理とワインを楽しむことをコンセプトに、厳選されたものが常に100種類は用意されています。乾杯ワインで女性に人気な「樽生スパークリングワイン」をはじめ、他ではお目にかかれないようなおもしろいワインが飲めるのもこの店ならでは。気軽においしい料理とワインが楽しめるようにという心配りから、ワインにはキャッシュバック制度もあります。飲みきれないという心配をせずに、ソムリエ厳選のワインをボトルで楽しめるのが嬉しいです。素材にこだわるビストロタルトのおすすめメニューは、パスタソースのミンチに極上肉を使用した「赤ワインでじっくり煮込んだA5黒毛和牛のラグーソース」。上質なお肉の旨味が存分に引き出されたソースを、もっちもちの生パスタにからめて、贅沢にいただくことのできる一品です。ボリュームたっぷりの絶品パスタに舌がうなります。この店の名物料理ふわトロ「キッシュタルト」は、サクッとしたパイ生地に外はふわっと中はトロっとした感激の食感。濃厚でクリーミーな味わいが人気の、ワンホールまるごと食べたくなる絶品キッシュです。「前菜10種盛り」の中にもキッシュタルトが入っているので、まずはワインとボリューム満点の前菜盛りを試してみてはいかがでしょうか。お腹いっぱいになるイタリアンと品揃え豊富なワインで、来る人を笑顔にさせてくれる「ビストロタルト」。紹介した他にも「アクアパッツア」や「ハムの盛り合わせ」などワインと相性抜群のメニューもたくさんあります。店内のおすすめボードには、メニューに載っていない日替わりのものもあり、リピーターを飽きさせません。コストパフォーマンスの非常に高い人気店のため、ディナータイムは予約が必須ですが、ランチは気軽に利用できますので、何度でも足を運びたくなるお店です。場所は東京メトロ日比谷線「小伝馬町駅」またはJR総武線快速「新日本橋駅」から徒歩3分のところにあり、駅から近いのも魅力。デートでも友達同士でもおひとり様でも、大満足の料理を体験してみてください。スポット情報スポット名:ビストロタルト住所:東京都中央区日本橋本町4-12-17ヨネヅビル1階電話番号:03-5614-0405CAFFÉ BLU【江古田】「CAFFÉ BLU(カフェ ブル)」は、東京・江古田にあるイタリアンのお店。ぶらりと気軽に立ち寄れるように、カフェという名前がついていますが、提供される料理は本格的なイタリアンです。ダークブラウンを基調としたウッディなインテリアですが、白壁のため明るい雰囲気。大きな窓から光が差し込んで、開放的な空間です。2013年にオープンして以来、提供される料理はひとつひとつ手作りにこだわっています。コンセプトは、気軽に美味しい料理とワインを楽しめるお店。デートや記念日のお祝い、女子会などで多く利用されています。訪れる人は比較的女性が多いですが、30~60代と幅広く愛されています。お店を貸し切って、アットホームなパーティーを開くことも可能です。「イタリア産フレッシュポルチーニ茸のタリアテッレ」は、手打ちの生パスタにソースをしっかりからめた一品です。生のポルチーニ茸は歯ごたえのよい食感になるようソテーし、ブロードで煮込んだソースに合わせています。仕上げにパルミジャーノチーズをふんだんにふりかけて完成。食欲をそそられるおすすめメニューです。「ほたてのソテー カリフラワーのクレーマ」は、ほたてのだしを活用してカリフラワーを煮込んだ一品。仕上げに手作りのパセリソースを彩りよくかけて完成です。ほたてとホワイト系の野菜を組み合わせて、見た目も美しい一皿です。しっかりと焼き目がついたほたては香ばしく、歯ごたえもバッチリ。素材にあった味付けを実感できる料理です。何度も利用してお店のスタッフと顔なじみになると、好みに沿った料理を作ってもらえるのも魅力的なポイントです。「CAFFÉ BLU」ではイタリアンを愛する通のお客さんも多く、長年修業を積んできたシェフだからこそ提供できる料理も豊富。味へのこだわりを強く持っているお店です。場所は、西武池袋線「江古田駅」北口から歩いて1分のところにあります。お店は建物の2Fにあるため、1Fに見えるイタリア国旗を目印に訪れてみてください。本格的なイタリアンを味わいにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:CAFFÉ BLU住所:東京都練馬区栄町32-2江古田ビル2F電話番号:03-6763-0908イタリアン食堂ヴァベーネ 【吉祥寺】「イタリアン食堂ヴァベーネ(Va bene)」は、吉祥寺で気軽にイタリアンが楽しめるお店です。肉料理を中心としたワインにピッタリのメニューが揃い、肉バルや居酒屋、パスタのお店としても利用されています。店内は、木の温もりを感じるカジュアルで入りやすい雰囲気。カウンター席やテーブル席、集まりに最適なロフト席など座席も充実しています。大きな炭火焼き台に生樽クラフトビールが5タップと、本場の空気感も味わってください。「生ハムとパルミジャーノ ガッツリ盛りサラダ」は、フレッシュなサラダを濃厚な生ハムと香り豊かなパルミジャーノで飾り付けた一品。ローストした玉ねぎの甘みと、香ばしい香りのドレッシングが一体感を生む、野菜が主役の料理です。野菜は信頼する契約農家から直接仕入れたものだけ使っているので、新鮮そのもの。ボリュームたっぷりなので、シェアして食べるメニューとしてもおすすめ。シナモンとグローブの香りが食欲をそそる「あか牛のラグーソースのタリアテッレ」。あか牛の旨みとパルミジャーノのコクが平打ちパスタに絡み、口の中で広がる一品です。乾麺には出せない、自家製の手打ちパスタのしっとりモチモチの食感がおいしさのポイント。ボロネーゼソースとの相性も良く、食べ応えのある麺に奥深い味わいのソースがよく絡みます。希少部位のイチボを使った、「熊本産あか牛イチボの炭火焼き」も人気のメニューです。余分な脂肪が入っていない、さっぱりした美味しさが特徴の熊本産あか牛。噛む必要がないほど柔らかく、甘みとコクが味わえます。赤身ながら血生臭さはまったく感じません。炭火でサッと香ばしく炙っただけのシンプルな調理法だからこそ、お肉本来の美味しさが際立ちます。レアのあか牛と赤ワインの組み合わせは、まさに最強タッグ。満足間違いなしのメインディッシュです。客層は30~40代がメイン。女子会やデート、家族との食事や記念日での利用が多く、地元のお客さんにも親しまれるお店です。カウンター越しにキッチンがあり、調理の様子を見ながらお酒と料理を楽しむこともできます。来店の狙い目は、平日の夜とランチタイム。世代を問わず誰でも気軽に入れて、お好きなスタイルで楽しめます。美味しい肉料理が食べたいとき、本格的なクラフトビールが飲みたいときにもぜひ立ち寄ってみましょう。お店までは、JR中央線、京王井の頭線「吉祥寺駅」公園口(南口)を出て徒歩5分ほど。OIOIの右側の道を井の頭公園方面にまっすぐ歩くと左手に見えてきます。温かい雰囲気で、何度でも訪れたくなるイタリアン。笑顔と活気であふれる「イタリアン食堂ヴァベーネ」に行ってみませんか?スポット情報スポット名:イタリアン食堂ヴァベーネ (Va bene)住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-17-9電話番号:0422-26-7235ラルテ【三軒茶屋】三軒茶屋にある「L’ARTE(ラルテ)」は、ミシュランで「ビブグルマン」に認定されている人気のお店。まるで地中海の諸外国へ旅行に来たかと錯覚するような白い外壁と、鮮やかな緑色の観葉植物がずらりと並んでいるのが目印です。白く可愛らしい扉を引いて店内に入ると、白い壁とテーブル席の空間が明るく広がります。レモンのオブジェやカラフルな模様のお皿がディスプレイされた店内は、南イタリアの食堂のような雰囲気を醸し出しており、全体的に可愛らしい印象を受けます。ナポリピッツァと、ナポリを中心とする南イタリアのお料理を提供するお店としてオープンした「ラルテ」。厨房の中に、白くスタイリッシュな薪窯があるのが特徴です。東日本大震災直後にオープンしており、大変な時を乗り越え現在に至ります。なんとミシュランガイドにおいて、ビブグルマンの認定を受けており、その味はお墨付き。地元の方だけでなく、遠方からもその味を求めてお客さんが訪れます。「PIZZA マルゲルータ&フォルマッジ」は、お店のイチオシメニュー。生地はイタリアから取り寄せた粉を配合して作っており、お店のこだわりが光ります。上に乗った水牛のモッツァレラチーズ、トマト、バジリコは、シンプルながら豊かな味わい。ゴルゴンゾーラや、プロヴォラ、モッツァレラに、パルミジャーノと、4種類のチーズの風味が豊かなピッツァ。薪窯で焼き上げられた熱々のピッツァを口に運ぶと、チーズの香りが口に広がり、そのとろける食感がたまりません。ハーフ&ハーフサイズの用意があるのは、女性に嬉しいポイントです。「生ウニのスパゲッティ」も、お店がおすすめする人気メニューです。ウニのソースは北海道産のものを贅沢に使用しており、パスタにしっかり絡みます。パスタは太めのものをチョイスしており、そのモチモチとした食感がたまりません。口に運ぶと、クリーミーな口当たりのウニのソースの旨味が広がり、パスタと一緒につるんと喉をすべり落ちてゆきます。気がつくとあっという間に食べてしまう、そんな絶品パスタは必食です。「より多くの方に当店のことを知って欲しい。そして、三軒茶屋のイタリアンといえば、ラルテと言われるようなお店にしていきたい。」と店主は語ります。そんなこちらのお店でいただけるお料理はどれもこだわりのお味。魚介類をふんだんに使用し、濃厚な旨みの「ペスカトーレ」や、手切りしたゴロゴロのお肉が詰まった、薪窯で焼いて仕上げる「自家製ソーセージ」など、食べれば満足することでしょう。三軒茶屋にいながら、南イタリア旅行気分が堪能できるお店です。東急田園都市線「三軒茶屋駅」から、徒歩2分ほどの距離です。南口を出て、メゾンデスタチュの角を左折し、しばらく直進すると、通り沿いにお店が見えてきます。ミシュランに認定された絶品イタリアンを一度味わってみませんか?スポット情報スポット名:L'ARTE住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-35-17 1F電話番号:03-3424-3003La ZAPPA【北千住】北千住にある路地を入ったところにある「La ZAPPA(ラザッパ)」は、こぢんまりとした隠れ家風イタリアンのお店。ここでは、有機野菜や化学農薬を使用していないオーガニック野菜をメインに使った、身体に優しいイタリアン料理を提供しています。木のぬくもりが感じられる店内にある席数は30席。広々としているため落ち着いて食事ができるのも魅力です。「La ZAPPA風バーニャカウダ」は、旬の野菜の味をシンプルに楽しめる一品です。土に見立てたオリーブパン粉は、香ばしさがアクセントになっています。また、特製のバーニャカウダソースとの相性も抜群。お店の一番人気で、大小のサイズがあるため、大勢でシェアするのにもおすすめで、見栄えも華やかなメニューです千葉にある赤座農場の純国産鶏卵を使用したパスタで作る「ボローニャ風ミートソース 焦がしトレビスのアクセント 手打ちフィットチーネ」。手作りの麺はもちもちで生パスタならではの小麦の甘味も感じられます。手作りのミートソースはお肉がごろごろと入っており、フィットチーネの太い麺に負けないうま味がたっぷりです。香ばしさのポイントは、焦がしたトレビス。この香ばしさがクセになると、虜になるお客さんもいます。「丸ごと玉ねぎのロースト ラクレットチーズソースがけ」は、丸ごとオーブンで焼き上げた、東京柳川フォームのJAS有機の玉ねぎに、こだわりのチーズソースがかかっています。やわらかく甘い玉ねぎと濃厚なラクレットチーズがマッチした一品。ソースにはスイスのラクレットチーズを使用。生クリームと白ワインを加えてトロトロの仕上がりになった特製ソースが濃厚で絶品です。使用するオーガニック野菜など食材の情報を、できるだけ明示しているので、安心しておいしい料理を堪能できるのも魅力のひとつ。ラストオーダーが23時までなので、仕事帰りにおいしいイタリアンで心も体も癒せるお店です。JR常磐線・東京メトロ千代田線・日比谷線「北千住駅」西口をでて、マルイの横の道を北方面に徒歩4分というアクセスの良さ。体に優しい旬の有機野菜をふんだんに使った、本格イタリアンが楽しめるお店。一品一品こだわりをもち、特徴あるイタリア料理を堪能してみてください。スポット情報スポット名:La ZAPPA住所:東京都足立区千住3丁目58番地 毎日通り飲食店街電話番号:03‐5284‐8823もちもちの生パスタを味わって乾燥パスタでは味わえない、手打ちの生パスタのもちもち食感。紹介したお店ではそれぞれの生パスタに合わせた絶品ソースが独特な食感を引き立てます。ぜひ食べ比べてみて、生パスタの奥深さにのめりこんでみてください。
2020年01月11日平成を超える、世界186カ国の代表者が出席した「即位礼正殿の儀」。さらには饗宴の儀、翌日の茶会と、雅子さまは全力で臨まれた。そこには数々の知られざるドラマがあった。《国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います》皇居・宮殿「松の間」にしつらえられた高御座に立たれた天皇陛下が、国内外に即位を宣明された。10月22日の「即位礼正殿の儀」。雅子さまは十二単に身を包まれて、御帳台にお立ちになった。極度の緊張のなかでも、雅子さまは落ち着いた動作で皇后の役目を全うされていた。当日、雅子さまは天皇陛下より1時間早く、午前7時過ぎに赤坂御所を出発された。未明から雨が降りしきる悪天候。宮内庁関係者が明かす。「午前9時から、両陛下が宮中三殿に参拝される『即位礼当日賢所大前の儀』が行われました。徐々に雨風が強くなったので、午後1時からの即位礼正殿の儀は、“雨儀”と呼ばれる形式にすることが決定されました。宮殿の中庭に居並ぶはずだった装束姿の宮内庁職員を3分の1に減らしたのです」そんななか、荒天のせいで起こったハプニングがあったという。「縦長の旗が26本、中庭に立てられたのですが、強風にあおられて3本が落下してしまいました。そのうちの1本は“安倍首相の旗”でした。『萬歳』の文字が刺繍されていたのですが、刺繍のもととなる文字は安倍首相が揮毫したもの。儀式の開始時刻5分前の出来事だったため、再び掲げられることはありませんでした」(前出・宮内庁関係者)
2019年10月31日「現在、天皇皇后両陛下は、10月22日に迫った『即位礼正殿の儀』に向けて、衣装合わせや所作の確認などにかなりの時間をかけられています」そう語るのは宮内庁関係者。「平成の即位の礼と同様、10日前から3度の御習礼(リハーサル)が行われる予定です。3度目はご装束をまとわれて、本番と変わらない予行演習になります。儀式の舞台となる皇居宮殿・松の間では、天皇陛下が国内外に即位を宣明される高御座や雅子さまが昇られる御帳台が設営されて、準備も着々と整えられています。ただ一つ、不安材料があるとすれば、やはり雅子さまのご体調ではないでしょうか」(宮内庁関係者)29年前、平成の即位の礼当日に上皇ご夫妻は、儀式の準備に合わせて午前5時に起床された。今回も儀式の開始は午前9時。その後もほぼ同じ進行とみられる。雅子さまにとってかなりのハードスケジュールになるのだ。午後からは「祝賀御列の儀(パレード)」が行われ、夜には国内外の要人を招いての「餐宴の儀」が午後11時近くまで続く。「18時間近い長丁場です。しかも雅子さまは、その間に2種類の十二単を含む4回のお召し替えをされますので、休憩もままなりません」(前出・宮内庁関係者)饗宴の儀は22日に続いて、25日、29日、31日と計4回開かれる。さらに11月14日からは、新天皇が五穀豊穣と国民の安寧を祈る、生涯一度の重要な行事『大嘗祭』が待っている。そして、21日からの伊勢神宮ご参拝は、雅子さまにとって10年ぶりとなる2泊3日の地方ご訪問。その翌週27、28日には奈良・京都をお訪ねになり、神武、孝明、明治天皇陵にご参拝。12月3日には昭和、大正天皇陵に参拝される。「まさに息つく暇もなく御代替わりに伴う重い行事が続きます。こうした長期間にわたる過密スケジュールには、体調管理が非常に重要になります。一度体調が崩れると、次からの行事もすべてできなくなるなど、ドミノ倒しのように崩れることにもなりかねません」(前出・宮内庁関係者)しかし、皇室担当記者は「いまの雅子さまなら、ハードスケジュールであっても乗り越えられるはずです」と太鼓判を押す。「皇后となられてから5カ月あまり、雅子さまの“令和の奮闘”には目を見張るものがあります。この9月には、秋田県での全国豊かな海づくり大会、新潟県での国民文化祭、そして茨城県で開催された国民体育大会と、3つの地方ご公務に臨まれました。6月に愛知県で開催された全国植樹祭と合わせて、四大行幸啓すべてに出席されたのです」ベテランの皇室ジャーナリストも同意する。「ご体調が悪かったころを知っている者としては、正直に言えば想像しえなかったことです。ご療養に入られてからは地方ご公務がゼロの年も続きました。また、メインの行事だけに出席されて、レセプションや昼食会はお休みになることも多かったのです。ところが皇后になられると、四大行幸啓も予定されていたすべてのスケジュールを完璧にお務めになりました。この5カ月間、雅子さまが笑顔を絶やされることはありませんでした。そのお姿からは、”皇后として全力で公務に臨む”という昨年までとは違う雅子さまの意気込みを感じます」天皇陛下は即位直前の今年2月、お誕生日に際しての記者会見でこうおっしゃっている。《できる限り力になり、雅子を支えていきたいと思っております》プロポーズの言葉である「一生全力でお守りします」の思いを、陛下は今も貫かれている。陛下の支え、国民のエールを背に、即位のパレードでは26年前のご成婚パレード以上に、雅子さまの笑顔が輝くはず――。
2019年10月11日天皇陛下が自らの即位を国内外に正式に宣言する「即位の礼」まで1カ月を切った。記念すべき一日も、雅子さまにとっては並々ならぬ決意を要する“試練の日”なのだという。「お召し替えなどを含めると、ほとんどお休みもとれない忙しさで儀式行事が続きます。内容を簡略化するのは難しいでしょうから、皇后陛下のご負担はかなり大きいものになります」(皇室ジャーナリストの山下晋司さん)さらに儀式に臨まれるためのお着替えには、驚くほどの手間がかかる。平成の「即位の礼」に臨んだ美智子さまのご様子について、当時を知る宮内庁関係者はこう語る。「儀式と儀式の間は、ほとんどお召し替えの時間になり、ご休憩といっても、お召し替えの途中でお茶を召し上がられたぐらいです」美智子さまの例を参考にして、雅子さまの“試練の日”をシミュレーションしてみよう。準備に時間がかかるため、雅子さまは天皇陛下より約1時間早く午前7時ごろ赤坂御所をご出発。皇居に到着すると「潔斎所」に入られ、その後ただちに、午前中の2つの儀式「即位礼当日賢所大前の儀」と「即位礼当日皇霊殿神殿に奉告の儀」に臨まれる準備を始められる。鬢付け油で整える伝統的な“おすべらかし”は、御用掛が3人で結っても1時間はかかる。白い十二単に身を包まれ、金の髪飾りをお付けになり、手に御檜扇を持たれ、ご準備が整うころには9時過ぎになっている。儀式をおすませになると、ご昼食のためにいったん平服になる必要がある。「11時20分から次のお支度にかかるため、雅子さまのお昼のご休憩は40分ほどしかないと思われます」(前出・宮内庁関係者)次の儀式は午後1時からの「即位礼正殿の儀」。再び1時間20分かけて別の十二単にお召し替え。ちなみに美智子さまがお召しになった十二単は、重さ16キロで約1,300万円だった。儀式後、午後1時半に宮殿「松の間」を退出される雅子さまは、すぐにパレードに臨むご準備へ。ローブデコルテにお召し替えで髪も洋装にするため、シャンプーからスタートし、メークも一新してできあがるまでに1時間30分が必要だ。なんと4回のお召し替えで、トータル4時間以上になるのだ。それだけでも相当な心身へのご負担だが、皇室ジャーナリストはほかにも危惧していることがあるという。「即位の礼のハイライト『即位礼正殿の儀』では、御帳台にお昇りになった雅子さまのお姿が日本中に中継され、世界各国の人々の注目を浴びることになります。想像できないほどのプレッシャーで非常に緊張されるでしょう」それでも雅子さまは“試練”を乗り越えられるはずと、太鼓判を押すのは皇室担当記者。「雅子さまは今年5月8日、すでに即位後初の宮中祭祀となる『期日奉告の儀』に臨まれています。御代替わりの5月1日以降は、過密なご公務にも休むことなく出席されています。9月も秋田、新潟と地方ご訪問が続きましたが、ずっとお車から笑顔でお手振りされて、ご体調のよさが伝わってきました。即位の礼も心配はいらないでしょう。夜には外国の要人などをもてなす『饗宴の儀』がありますが、国際親善に尽力することを望まれてきた雅子さまですから、むしろ楽しみにされているはずです」10月22日の雅子さまの“晴れ姿”に世界が見とれることだろう。
2019年09月27日元宝塚星組トップスターであり、圧倒的なダンスの実力と太陽のように明るい存在感で、いまや日本ミュージカル界の一翼を担うまでとなった柚希礼音。宝塚で初舞台を踏んでから芸歴20年となるアニバーサリー・イヤーを記念して、1人ミュージカル『LEMONADE(レモネード)』に挑戦中だ。等身大のキャリアウーマンが心身ともに疲弊し、岬のサナトリウムで過ごす様子を描くストーリー。今までの彼女のイメージを覆す設定を楽しみに、5月23日、渋谷・CBGK シブゲキ!!で行われたゲネプロに足を運んだ。【チケット情報はこちら】物語は海を見下ろす高台に建つ、古い天文台を使ったサナトリウムの1室で展開する。ニューヨークで広告代理店を営むキャリアウーマンの「映(はゆる)」は、1年半前に突然倒れ、このサナトリウムで“心が止まってしまった”毎日を過ごしている。挫折感の中から生まれた別人格である男性「ブルー」と女性「リラ」に翻弄されていると感じる「映」は、無力感にさいなまれる。そんなある日、「映」は100年ほど前にこの天文台の管理人だった男の日記を見つけて……。舞台上には内側に半円形を描く、しっくい風の白い壁。その全面に、果てまで続く海や天文台が建つ岬がモノクロームで映し出され、物語は始まる。それはどこか遠い異国の風景のようで、白い薄物のガウンにタンクトップ、黒いパンツ、無造作な髪と裸足姿の柚希がピタリとはまり、海外の小説のような雰囲気が漂う。テレビ電話でドクターと会話を交わす「映」は、確かに頼りなさげだが、けして病的な様子ではない。自分の足で仕事を切り拓いてきた女性だけが放つ、洗いざらしのリネンのような、素材そのものの魅力。それを浮き彫りにできるのは、自身もそのように歩んできた柚希だからだろう。その意味でいえば、「ブルー」と「リラ」も柚希の一部としてとらえることができる。オールバックにネクタイ姿の「ブルー」は、さすがのダンディぶり。赤いドレスをまとった「リラ」も、くるくると変わる表情がなんともチャーミングだ。それぞれの“人格”を、歌もダンスも含めて1時間40分。しっかりと演じ切った柚希に拍手を贈りたい。囲み会見では、柚希と、作・演出を担当した小林香が登壇。柚希は「ひとりで芝居することも、お客様がこんなに近い(客席200名規模の)劇場も初めて。緊張していますが、頑張ります」と心境を吐露。もちろんひとりの稽古場というのも初。「芝居は相手がいることで覚えられるんだなと実感しました。覚えても覚えても、すぐ次の稽古がやってくるので、全然覚えられない!と落ち込んで(笑)」と振り返る柚希。それでも小林が「柚希さんの希望は全て入れ込んで作った舞台。今の柚希さんだからこそ演じられる、等身大の役の息遣いを間近に感じていただければ」と話すと、隣で大きくうなずくなど、意気込み充分。“役者・柚希礼音”に新たな1ページが刻まれる公演となりそうだ。東京公演は6月9日(日)まで、大阪公演は7月13日(土)から15日(日)まで、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて。取材・文/佐藤さくら
2019年05月27日眺めているだけで優しい気持ちになれる、渡邉さんが描く世界。渡邉良重さんの手から生み出される絵やデザインが好き。作品のどこかに懐かしい気持ちになるスイッチのようなものが潜んでいて、そのスイッチがオンになると私はたちまちかつて大人に憧れていた少女に戻ってしまう。網中いづるさんの絵に出逢った時も同じような気持ちになったけれど、渡邉良重さんの作品は絵画だけではなく、カレンダーや洋服、お菓子の箱などなど、日々の生活で使えるものばかりなのが嬉しい。仕事ややらなければいけないことが山積みでストレスを感じている時に、渡邉良重さんの絵を眺めると、トゲトゲしていたものが丸く、ほわんと柔らかくなっていく。「Audery」や「Tartine」など最近では焼き菓子のパッケージを手がけていて大人気だが、行列に並んででもその可愛い箱たちを手に入れたくなってしまうのはきっと私だけではないはず。男女の双子を出産し、今年の3月には初節句を迎えたのもあって、渡邉良重さんのKIGIの雛人形を我が家にも迎えました。北欧の伝統工芸のような木製人形、和を感じさせながらもどこかテキスタイルを彷彿とさせる着物、バックグラウンドに描かれたグラフィックや木箱も含めとても魅力的な作品でした。子供のものは可愛いすぎるデザインが多いので、あまり甘すぎない雛人形はインテリアにもしっかりと馴染んでくれて嬉しかったです。 Processed with VSCO with c1 preset TartineのNicole(ニコル)。チョコレートが大好物な熊という設定も可愛くてお気に入り。発色の良いピンクカラーの箱はテディベアを制作するアイテムをしまっています。 Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 preset こちらもTartineのオリジナル缶。ふたりの女の子の後ろ姿の愛らしさに心がギュッとなります。横の「Tartine」はイギリスのお茶を入れる缶を彷彿とさせてくれる字体なのも嬉しい。 Processed with VSCO with c1 preset センチメンタルな気持ちになりたい時にこのポストカードを眺めています Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 preset フラットな箱がとてもスマートな飾り雛。何年経っても古くならないデザインで娘からその娘へと引き継いでいって欲しいなと思います。日常をより楽しくしてくれるデザインに囲まれた生活ってとっても贅沢ですよね。渡邉良重さんのイマジネーションから生まれるガーリーでスマートな作品たちに囲まれた生活を私はこれからも続けていきたいと思います
2019年05月07日ニューヨーク出身のクリエイター、マノン・マカサエットさんProcessed with VSCO with au1 preset 「It Girl(イット・ガール)」時代を象徴するそんな女の子たちへの興味は大人になった今も尽きることはありません。Rookie Year Bookの編集長タヴィ・ゲヴィンソンを始め女優、ディレクターのレナ・ダナム、モデルのアレクサ・チャン、ペトラ・コリンズやヴァーナ・ヤングスタインなど、彼女たちのバックグラウンドやプロジェクトに好奇心が刺激され、モチベーションを得てきました。そしてそんな私が今最も注目しているイット・ガール、それがニューヨーク出身のクリエイター、マノン・マカサエットです。90年代のストリート・カルチャーに影響された彼女のスタイルは90年代にティーンエイジャーだった私にとってノスタルジックでありながらとてもフレッシュに感じるます。モデルだけでなく、自ら写真を撮り、ニューヨーク・ストリートカルチャーの最先端に立つマノンちゃん、彼女の日本初のエキシビジョン"Dream House Exhibition"が原宿キャットストリートのX-girlストアにて開催されるのを記念してマノンちゃん自身に彼女のバックグラウンドについて話を聞かせてもらいました。 Processed with VSCO with fp2 preset -写真を撮るきっかけは?誰かに影響を受けたりしたのかな?「誰かに影響を受けたわけではなくて、純粋な写真への好奇心からスタートしたの。そして14歳の時に使い捨てカメラを手にしてからは写真を撮る機会がグンと増えたし、写真を撮っていると、自分がとても充実した気持ちになっていることに気付いたの。ちゃんとしたフィルムカメラを手にするまでに数え切れないほどの使い捨てカメラで写真を撮ったわ。初めて仕事として写真を撮ったのはストリートブランドの代表するブランド、FUCT(ファクト)のためだったけど、シャッターを切るのもとても緊張したのを覚えてる。それからもコンスタントに仕事が来るようになって今の私がいるの。-ファッションはどんなスタイルが好き?特別な時にはどんな洋服を着るの?「最近、自分のスタイルにも変化があったけど、基本的にはスーパーファンキーなスタイルが好き。冬のニューヨークは極寒だから小さなベアのキーチェーンをつけたティンバーランドとレスポートサックとグウェン・ステファニーのL.A.M.B.がコラボしたラスタカラーのバッグもお気に入りでよく使ってるわ。それに貝のアクセサリーやヒステリックグラマー、X-girlなどがお気に入りよ。特別な時にはママが着てた古いドレスから選ぶの。80年代のフィオルッチは本当に最高!」 -影響を受けた女性を選ぶとしたら?「刺激を受けた素晴らしい女性が沢山いるから、選ぶのが難しいわね!もしそれでも今誰かを選ぶとしたら今回一緒に来日するサブリナ・フエンテスね。親友でもあり、真の意味で私に多大なる影響を与えてくれたから。私の知らない時代の音楽の全てを彼女は体現してるの。みんなただ真似をしたり、不自然な動機でそう言った音楽を作り出そうとするけど、サブリナが生み出すものはホンモノだと感じることができるわ。」-東京で撮影するとしたら、どんなところで撮りたい?「ヴィジュアル的に好きなところがありすぎる出し、どんな場所でもすごく魅力的に思える。都会や公園みたいな場所で撮影するのが好きだけど、東京以外の場所に行ったことがないから、東京を飛び出して色々発見して、撮影してみたい!」 X-girlで期間限定で開催された"Dream House Exhibition"はNYのヴィンテージストア “PROCELL”で2018年夏に開催され、 話題となったマノンちゃんが主催のイベント。 彼女の理想の部屋をミニチュアで再現した ドールハウスをメインに、マノンちゃん、そしてその友人アーティストたちのアートワークが展示され、とびきりキュートな空間に! X-girlとマノンちゃんのコラボレーションTシャツは現在も販売中!カルチャー好きのみんなにとってもオススメなので要チェックです。今後の活躍が期待されるマノンちゃんに、みなさんもぜひ注目してみてくださいね。
2019年03月25日日本の文化と融合した和製アイビースタイル50年代にアメリカで生まれたアイビー・ルック。ナチュラル・ショルダーのブレザー、ボタンダウンシャツ、ペニーローファー……シンプルで飽きのこないアイテムを基本としたアイビー・ルックは学生じゃなくても楽しみたいスタイルのひとつです。その時代背景も含め憧れを抱かずにはいられない私は『トゥルー・プレップオフィシャル・プレッピー・ハンドブック』で現代版のルールを学びつつ、80年代に出版された穂積和夫さんの『絵本アイビーギャル図鑑』を実践編として参考にしています。冬ならば、英国海軍御用達の厚手のメルトン製のブルーのダッフル・コート。その裏地に合わせたタータン・パンツ、足元はベージュのバックスキンのデザート・ブーツを合わせる。そんなスタイルで冬もお洒落を楽しめたら素敵ですよね。本の中ではアイビーから派生した日本独自のハマトラのスタイルも紹介されています。今回注目したいのは日本の文化と融合した和製アイビースタイル。1954年に石津謙介によって生み出された『VAN』ブランドはその中心となり、日本の若者たちに支持されました。ディテールなどにこだわった『VAN』のアイテムは半世紀以上が経った今でも、クラシックとして愛用し続けたいものばかりです。 Processed with VSCO with c1 preset 『絵本アイビーギャル図鑑』春夏秋冬、そのシーズンならではのスタイル、そしてそれを構成するアイテムが可愛いイラストと気の利いた文章で紹介されています。メイク、小物からインテリアまで、これを読めばアイビー・ルックの基礎が身につきます。 Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 preset『VAN』キャメルカラーのダッフルコート。裏地にタータンチェック、フロントのボタンはトグル(浮き型)のクラシック・タイプ。 Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 presetこだわりが詰まったボタンダウン・シャツ。背にはロッカーのフックに手軽に引っ掛けることができるようにアイビー・ループが施されています。 一見シンプルなアイテムですが、アメリカやイギリスへの憧れをベースに随所に日本の職人によるこだわりが垣間見れ、着れば着るほどに魅力を増すのが和製アイビーの魅力だと思います。『絵本アイビーギャル図鑑』や『VAN』にまつわる書籍を参考にしながらぜひ自分のスタイルに取り入れてみてくださいね。
2019年01月14日アカペラグループ・RAG FAIRの土屋礼央が、17日に放送されたニッポン放送『土屋礼央 レオなるど』(毎週月曜~木曜 13:00~)で、妻が胃がんの手術を受けていたことを告白した。土屋は自身が10月に番組を急きょ欠席した際、「家族の手術に立ち会うため」であったことを番組で語っていたが、今回、妻の胃がん手術だったことを明らかにした。そして自身も人間ドックを受診してきたことを報告した。土屋は夏休みに家族旅行をしていた際、義母との会話で「ピロリ菌がいるかもしれないから検査した」という話があり、妻も受診する流れになったと経緯を説明。検診の結果、妻が「進行がん」であることがわかったという。その後、妻の手術日が決まったが、同番組の生放送日と重なっていた。結果的に、土屋は代演パーソナリティを立てることを決断し、番組を休んで手術に立ち会った。手術の結果は、胃の全摘出であり、医師からは「あと半年遅れていたら、助からなかった」と告げられたことを語った。今回、この一連の出来事を番組で語った理由は、妻から「あなたは、物事を世の中に伝えられる役割をもっているんだから、発信してほしい」と言われたこと。土屋はリスナーにも胃カメラによる検診を受けてほしいという気持ちと、そのためには自分自身が受診すべきだと感じて行動に移したことを明かした。
2018年12月17日お笑いコンビ・中川家の礼二が、4日に放送されたニッポン放送『中川家のオールナイトニッポンPremium』(毎週火曜 18:00~)に出演し、自身が審査員を務めた『M-1グランプリ2018』について、明石家さんまからダメ出しされたことを明かした。番組冒頭、相方の剛から「君、ボケへんかったな」と振られると、礼二は「ボケたけど、スベってた。トム・ブラウンのボケの方に『自分、目の奥笑ってへんな』って言ってウケるかなと思ったら、シーンってなって大恥かいたわ。ホンマに背中に汗かいたわ」と返答。これに対して、剛が「いや、違う。最初の登場のところ」とツッコむと、礼二は「ホンマにそれ、さんまさんも言うけど。ボケれるような雰囲気ちゃうねん。さすがに出来んわ」と話した。また、「さんまさんも見てたみたいやからね、『M-1』を」と明かした礼二。剛が「君、言われたやん。『何もせえへんかったな。お前』って」と振り返ると、礼二は「言われて。そこでも怒られるから、もう…」と漏らしていた。剛は「ただ、『楽しんで見てたんすね』って言ったら、『いや、俺はちゃうねん。俺とかぶっているヤツおらんか、確認してるだけ』。それでおらんかったから、ホッとしたんやって」と明かし、2人は「もういいやん。どこまでいくねん、あの人は」とさんまのストイックすぎる姿勢をツッコんでいた。
2018年12月06日人気声優の内田真礼が、男女二人の朗読劇『ラヴ・レターズ』に挑む。幼馴染で、人生の長い期間、手紙を交わし続けたアンディーとメリッサ…。作品への思いを内田に聞いた。【チケット情報はこちら】まず、台本の感想を聞くと、内田は次のように語った。「自分のことのように思えました。心の中の痛いところを突かれるな、と。メリッサのほぼ一生を、自分がまだ経験していない年代まで演じますが、歳を重ねた焦り、諦めにも近い思いが胸に刺さります。本を読めば読むほど、ストーリーが自分のことのように思えてきました」また、自らが演じるメリッサについて問うと、「自由奔放で、画家として自由に生きている分、生き急いでいる感じ。じっくり待って何かを成すタイプではなく、瞬間瞬間を切り取って生きる。感情の揺れ幅が大きくとても女性らしい。共感するところもありますね」と、共通点を見出したようだ。相手役アンディーの味方良介の印象については、「真面目で真っ直ぐ。声がストレートに響く方だと思いました。役もあるのでしょうが、イメージとしては真っ直ぐすぎて、ちょっとからかいたくなるような(笑)」と笑顔を見せた。演じていて楽しいシーンについては、「(ふたりが)喧嘩するところ」だと言う。「手紙なのに喋っているような勢いで、心の距離が縮まる感じが楽しいです。表情にも出るし、アンディーの長話を聞いているだけでも嫌になっちゃう。いつまで喋っているんだろう?とため息をつきたくなる瞬間もあって、それすら面白い。やはり感情が露わになるシーンが好きですね」と見どころを語った。「堅物なアンディーは女子から見ると、突っ込みどころが多いのでは?」という問いについては、「ほんと、わかってないなぁって思いますね」と気持ちを込める。「メリッサが結婚して、アンディーからもらう手紙には腹が立つ(笑)。手紙の中に女性の影も感じて、人をなんだと思っているんだ!って。メリッサの気持ちがよくわかります。でも、きっとアンディーの視点で見たら、女子ってこうだよなぁってなるんでしょうね」メリッサが幸せな人生を送ったと思うかについて問われると、「うーん」と考え込みつつも、「ただ少なくとも、一生をかけて彼女らしさを貫いたとは思います。もし二人がもっと近くにいたら…いや、この距離感だから、上手くいっていたような。ある意味、ゲームのキャラクターを介して、一緒に冒険したり会話したりする関係に似ているかも」と、内田ならではの解釈を語った。「約2時間、私ならではのメリッサの存在を伝えて、演じられる喜びを残したいです。ぜひその瞬間を見届けてください!」と語る内田真礼の出演回は11月18日(日)。そのほか、良知真次&中川翔子(14日(水))犬飼貴丈&大野いと(15日(木))、小池徹平&平野綾(16日(金))、寺脇康文&春野寿美礼(17日(土))。東京・サンシャイン劇場にて。チケット好評発売中。取材・文:三浦真紀
2018年11月15日圧倒的なダンステクニックと伸びやかな歌声、明るく周りを照らすオーラで、演劇界でも唯一無二の存在感を放つ柚希礼音。3年前に宝塚歌劇団を退団し、女優として活動を始めてからは、繊細な感性に裏打ちされた演技力でミュージカルシーンを彩ってきた。そんな彼女のコンサート『REON JACK』シリーズも、今回で3作目。前作から続投の大貫勇輔と大村俊介(SHUN)、YOSHIE、クリスティアン・ロペスといった第1級のダンサーたちとの息もぴったりで、もはや“カンパニー”としての勢いすら感じさせるステージを見せている。【チケット情報はこちら】低音のリズムが強く響くオープニングナンバーは、柚希と大貫、大村、YOSHIE、ロペスが1節ずつ、それぞれの個性とテクニックを強烈に印象づけるダンスを披露。再び舞台の階段上に柚希が登場し、ソロから4人のダンスに加わる流れは圧巻で、問答無用に引き込まれる。続いて柚希のセカンド・ミニアルバム『R ing』から、『アラート feat.NAOTO』。本作の音楽プロデューサーを務める本間昭光が作曲を担当、ポルノグラフィティの新藤晴一が作詞したキャッチーな1曲だ。柚希は、大人の女性の揺れ動く気持ちを表しながら、歌い、踊る。オープニングでタフなダンスを見せつけた直後に、エモーショナルなポップスの世界観も表現できるのが、柚希の強み。今ではめっきり少なくなった、“歌とダンスで魅せるショーコンサート”の系譜を、彼女がしっかりと受け継いでいるのが分かる。楽曲はほかにも、洋楽のスタンダードナンバーから1980年代の歌謡曲、オリジナル曲にタンゴまで、変化に富んだラインナップ。その軸となっているのは、やはり柚希とダンサーひとりずつとの競演だ。本作のステージングも手掛けた大村と、ジャネット・ジャクソンの曲に乗せて小粋に踊るナンバー。タンゴダンサーのロペスと共に、超絶技巧の足さばきを見せるタンゴの場面。俳優とダンサーを兼ねる大貫とだから表現できる、コンテンポラリーダンス。なかでも、1990年代のダンスヒットチャートをにぎわせた曲に乗せて、YOSHIEと女ふたりで踊るシーンはここでしか見られないものだろう。国内外で活躍するYOSHIEは、柚希のフルパワーなダンスにも余裕の表情で応える。「ひとりの女性の表と裏を表現した」(柚希のMCより)というダンスは互いにうねり、高まって、会場を熱気で包み込んでゆく。心地よさそうな笑顔の柚希が印象的だ。迫力のダンスシーンが続く一方で、ホッとする口調の柚希のMCも健在。フルレングスのドレス姿でじっくりと聴かせた後、「どうこれ!この引きずり加減!」と発言。前作も登場した『Feeling Good』に乗せ、崩しタキシード姿を披露した後には、「(前作では出ていなかったので)すごく嬉しい!」と無邪気な表情も。このギャップもまた、柚希の魅力。硬軟自在なエンターテインメントを、存分に味わえるステージだ。大阪公演は、11月8日(木)から11日(日)まで、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。取材・文/佐藤さくら
2018年10月23日個性豊かでチャーミングなデザインが魅力の帽子ブランド『Chapon(シャポン)』イギリス好きにはおなじみの「ロイヤルアスコット」。1700年代から続く、イギリス王室主催の競馬を楽しむために集まるハイクラスな紳士淑女の写真をネットやSNSで見るのが私の密かなの楽しみです。男性はモーニングスーツに山高帽、女性はフォーマルなドレスに帽子またはヘッドピースと厳格なドレスコードがあるこのイベントで私が一番注目しているのは「ミリネリー」や「ファシネーター」と呼ばれるユニークで美しい女性用の帽子です。大ぶりなローズをモチーフにしたものや、フェザーなどを使った華麗な装飾など、派手だけど、気品溢れる帽子たちは目の保養になります。 職人による丁寧な仕事がミリネリーの魅力ですが、日本でそんな装飾もりもりの帽子をかぶるのはちょっと気が引けちゃいます(そんなの気にせずに堂々とかぶるのがお洒落なのかもしれませんが!)。 そんな私のニーズにぴったりはまったのが、ハンドメイドで制作されている一点物の帽子ブランド「Chapon」です。60年代の映画や音楽など、個性豊かでポップなファッション・カルチャーを彷彿とさせるチャーミングなデザインで、どれもこれも「可愛い!」と感嘆の声がつい出てしまうほど魅力的。デザイナーのTommyさんが持つセンス、それを形にする技術にいつも驚かされます。 秋冬のコーディネートのアクセントになる、キャッチーなデザイン! Processed with VSCO with c1 preset レコードをイメージしたこちらのベレー帽。レコードの溝のようにステッチを入れるこだわりが素敵。実際に被ってみると、とってもシンプルなブラックのベレー帽に。そのギャップもまた魅力的。Processed with VSCO with f2 presetこちらは化粧のパフをイメージしたヘッドドレス。ボリュームたっぷりでインパクトがあるので、パーティーなどで活躍してくれそう。Processed with VSCO with c1 presetProcessed with VSCO with c1 presetChaponさんの一番人気はこちらのアップルベレー帽。カラーによって印象がガラリと変わるキュートなデザインです。 こちらは私が所有しているブラックのリボンハット。ベルベットのダブルリボン、黒一色だけで仕上げられたシックなデザインで、かぶるだけでグッとレディーな印象に。この秋冬はシャルロット・オリンピアの靴と合わせて楽しみたいです。 帽子をひとつ加えることでスタイリングがパッと華やかになりますよね。都内では新宿の「豆千代モダン」でのお取り扱いがあります。イベントに参加して出品されることもあるので、ウェブサイトで是非最新情報をチェックしてみてください。 WEB:
2018年10月05日俳優の窪田正孝と柚希礼音が、Bunkamura30周年記念シアターコクーン・オンレパートリー2019『唐版 風の又三郎』で、W主演を務めることが20日、明らかになった。宮沢賢治の『風の又三郎』にギリシャ神話、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』、さらに初演の前年となる1973年に起った自衛隊員による隊機乗り逃げ事件などをつきまぜながら、唐十郎によって1974年に誕生した同作。状況劇場公演として初演を迎え、根津甚八、李礼仙、小林薫といったアングラのレジェンドともいえる俳優たちが出演した。不忍池の水上音楽堂や夢の島に張られたテントなどでの上演では、当日券を求め5時間並ぶことも厭わない観客の熱狂ぶりも話題を呼んだ。東京の下町で出会った、精神病院から逃げてきた青年・織部(窪田)と、宇都宮から流れてきたホステスの・エリカ(柚希)は、恋人同士ですらなく、『風の又三郎』のイメージを介して結びつくもろい関係。汚濁した世間で生きていくことができずに病院に収容され、それでも、自分を連れ去る風の少年に憧れる織部は、その面影をエリカの中に見い出す。またエリカは自衛隊の練習機を乗り逃げした恋人を探す道連れとして、純真な青年を利用する。W主演の2人に加え、北村有起哉、丸山智己、江口のりこ、風間杜夫、山崎銀之丞、石井愃一、六平直政、大鶴美仁音と、演出の金守珍率いる劇団新宿梁山泊の面々など、若手からベテランまで豪華な顔合わせが実現した。○金守珍コメント唐ワールドの魅力は何といっても異次元の世界にワープし、物語の飛躍を楽しめることだ。渦巻き状のパワーを秘めたタイムトンネルをくぐり抜けることで、限りなく自由な想像力を我々に与えてくれる。この渦巻き状のパワーは荒々しい北風にも似て東北から生まれた宮沢賢治の世界とあいまってロマン溢れるファンタジーの世界を醸し出している。この度、素晴らしいキャスト・スタッフと共に『唐版 風の又三郎』をシアターコクーンで上演できることはこの上ない喜びである。ぜひとも劇場に足を運び、唐ワールドのダイナミックで美しい飛翔のイメージとノスタルジックな叙情をたっぷりあじわって頂きたい。○窪田正孝コメント蜷川幸雄氏演出『唐版 滝の白糸』でアリダを演じたのが昨日のことのように感じます。あれから5年も経っているとは。再び唐版に携われることが光栄です。風のようにやわらかく風のように凶暴に風のように自由に風のようにカタチにとらわれず唐版の戯曲を、言葉遊びに酔いしれたい。○柚希礼音コメントこの度『唐版 風の又三郎』に出演させていただくことになり身の引き締まる思いでございます。今まで出演させていただいた作品とは全然違う世界で、そして私ごとですが、来年芸歴20周年を迎え、その幕開けがこの作品になり、新人のつもりで体当たりで全てをかけて学ばせていただきたいと思っております。演出の金さんを始め、ご一緒させていただく窪田正孝さん、素晴らしい共演者の皆様からもたくさんのことを吸収させていただき、おもいっきり挑みたいと思います。このような素晴らしい体験ができることに感謝しながら、今までの自分からもまた一つ殻を破ることができたら……、そして憧れのシアターコクーンで演じることができるのも楽しみです。是非とも楽しみにお待ちください。宜しくおねがいいたします。
2018年09月20日インテリアとしても楽しめる、お洒落なルームフレグランスProcessed with VSCO with 6 preset通勤途中でふといい香りに出会うことがあります。女性の華やかなフレグランスだったり、柔軟剤のふわっとした香りだったり、ずっと包まれていたい、そんな香りに出会った日は足取りも軽くなります。現在双子がお腹にいるので、刺激的なフレグランスは避けて、なるべく自然な香りを心がけていますが、何かとイギリス贔屓な私はJo Maloneを妊娠前には愛用していました。最近は身につけるタイプのものだけではなく、インテリアとして部屋に置いて香りを楽しむルームフレグランスに興味をひかれています。猫がいるのでアロマキャンドルなど火をつけるものはなかなか楽しめないのですが「檸檬はソワレ」のような置いているだけで繊細にアロマが漂うルームサシェは気軽に楽しめますし、何より彫刻作品のように精彩を放つデザインはうっとりする美しさで、ずっと眺めていたいほどです。 Processed with VSCO with hb2 preset 表面だけでなく、裏にも可愛いモチーフやラメなどが施されていて、ついつい裏には何があるのかな?と覗いてしまいます。 他に類を見ないアロマサシェ「檸檬はソワレ」を制作している櫻子さんにサシェに込められた思いなどを教えていただきました。 檸檬はソワレという名前は何から由来してるのでしょうか?「キャンドルやサシェの制作をはじめたのが2015年の5月から、ちょうど私自身の誕生月が5月だったこともあって、5月には昔からとても特別な思いがあります。これから始まる夏に向けて、希望に満ちていながらも、どこか変化に不安を抱く不思議な月です。レモンの花はちょうどその頃、小さな白い花を咲かせます。実は爽やかではつらつとした印象を与えてくれる反面、棘が鋭く、レモンの樹自体が自分の棘で傷ついてしまい、病気にかかることもあります。また、高村光太郎「レモン哀歌」や梶井基次郎「檸檬」などの描写などでもあるように、みずみずしい幸福の象徴とどこか悲哀や焦燥感が香気立つ、とても多面的な印象を与えてくれる植物です。そして陽が暮れてから制作や、物思いに耽ることが多かったこともあって、夜会を指すソワレを足して、『檸檬はソワレ』と名付けました。」 美しく繊細なサシェを作る上で原料のこだわり、デザインのこだわりなどがあれば教えてください。「蝋原料のこだわりは、天然由来の素材をベースに製作しています。具体的にはミルキーな質感とまろやかな空気を放つ、大豆由来のソイワックス。サラサラとした質感で、固まると羽根や氷のような柄が浮き出る椰子由来のパームワックス。そしてミツバチが六角形の巣を作る際に、働きバチが分泌している蝋を、巣から集め、精製されるミツロウ。この3つを基本のベースに、その他の原料もいくつか都度配合して、異なった質感を醸し出すように整えます。また、デザインのこだわりについては、時折どこか異文化情緒を感じさせつつも、特定のルーツやカラーを定めないように気を配ります。モチーフや、枠のなかに収まりつつも、デザインや香りに関しては自由なスタンスで制作をしているため、従来のキャンドルやサシェからほんの少し、道を抜けたプロップスでいられたらとおもいます。」 「自分自身を信じる」という意味が込められた、Trust meシリーズ Processed with VSCO with 5 preset 今までで一番印象に残った作品、香りなどありますか?「Trust meシリーズという、指輪をはめる手がモチーフのシリーズです。このシリーズはぱっと見ではなかなか気付かれないのですが、中指に指輪をはめています。中指に指輪、というのは行動力や直感、協調性を高めるという意味があります。「自分自身を信じる」あるいは「どうかあなた自身を信じてね。」という気持ちを込めて日々制作しています。フレーバーはNight Partyという香りが個人的に思い入れがあります。当初よくあるキャンドルのスタンダードなフレーバーから、もう少しドラマティックな香りを再現したいなと思い始めた頃に配合した、フルーツベースの甘いカクテルをイメージしたこのフレーバーは、ナイトクラブの喧騒の中で、気が滅入りはじめた女の子が口寂しさに手をつけたカクテル...と、物語仕立てに構想をふくらませて出来た、初めてのイメージフレーバーでした。」 手紙で想いとともに香りを届ける、なんて粋な使い方も。 Processed with VSCO with 5 preset どんな風にサシェを日常に取りれて欲しいですか?「インテリアプロップスとしてお使い頂くことが多いですが、サシェの特徴を生かして、薄手の小袋などに入れて頂いて、クローゼットにおいていただくと、お洋服やランジェリーに香りが自分にだけふんわりと気がつく程度にうっすらと伝わるので、試していただけたら嬉しいです。また、個人的にはペーパーウェイトにして少し香りづけをしたり、愛用しているしおりを三日ほどサシェの下に置いておくとちゃんと香りが伝わるので、本を開いた瞬間にふんわり香りが回るので、読書の際にはとってもオススメです。手紙などの便箋に香り付けしておけば、相手が封を開いた時に香りが届くと思うので、そんな使い方も是非。」 普段はバスルームやリビングなどで「檸檬はソワレ」のアロマサシェを楽しんでいますが、手紙などに香りを移す素敵なアイデアは目からウロコでした。大切な人に文章とともに香りを届ける、そんな粋なことを日常でも実践できたら素敵ですね。 檸檬はソワレ / ekot spectrum worksinstagram :
2018年08月31日梅雨も明け、30度を超える暑い日々が続いていますね。夏になると、体を締めつけないシルエットがふわっとしたワンピースばかり着てしまう傾向にあり、ついついお洒落からは遠のいてしまうのですが、プールやお祭りなど楽しい行事が盛り沢山な夏をお洒落抜きに楽しむなんて、勿体ないという気持ちもあり、最近では「浴衣」を日常に取り入れて楽しむようになりました。結婚を機に夫の趣味だった和装に興味を持ったことで、この春には着物を着て週末にお出かけする機会もありました。着物は着付けを自分でするのも難しいですし、ルールなども多く、着崩れなどの心配などもあり、初心者の私にはハードルが高かったのですが、浴衣は不器用な私でも10分もあればさっと着ることができて気軽なので、特別な日じゃなくても普段着として楽しむことができそうです。花柄や金魚などの柄が浴衣の定番ではありますが、個人的には今の年齢に不相応な感じがするので、敢えてそういった定番柄は外しています。最近では北欧テキスタイルのようなモダンな柄の浴衣も多、無地やストライプの浴衣に帯や帯紐、小物などで色味を加え、その色の取り合わせやニュアンスを楽しむのがオススメです。シンプルな浴衣にインパクト大な籠バッグを取り合わせてみたり、下駄ではなく、敢えてレースアップシューズを選んだり、既存のルールから外れて、自由気ままに浴衣を嗜んでみてはいかがでしょうか?ディレクションをつとめる大森伃佑子さん、そしてイラストレーター塩川いづみさんの作品の大ファンな私としては、何着でも欲しくなってしまう『Double Maison』。水色や黒のギンガムチェック、リップスティックやヘアコーム、猫など乙女心を鷲掴みにするデザインの浴衣たちが揃っています。カフェオレボウルやレトロな薔薇など、他にはない個性的なデザインの帯も、他のブランドにはない可愛らしさでついついあれもこれもと欲しくなってしまいます。シックなモノクロームな浴衣にパールを合わせたり、襟元からレースをちらりとのぞかせたり、trippenの木底サンダルでハズしを楽しんだり、上品に可愛らしく浴衣を着たい人にはぴったりなブランドです。この夏には神楽坂にリアルショップもオープンするので、実際に浴衣を着てみて、自分の好みを追求するのも楽しそうですね。よりシンプルな浴衣を求めて行き着いたのはメンズの浴衣。ネイビーのストライプの浴衣にカンカン帽を合わせると、とっても粋でお気に入りのコーディネートです。街歩きを楽しみたいアクティブ派の私は下駄ではなく歩きやすいシンプルなレースアップシューズを浴衣に合わせています。こちらはイギリスのバレーシューズ・メーカー「FREED」のジャズシューズを。 東南アジアで作られた籠バッグ。モダンなインテリアのようなデザインに一目惚れし、代々木上原のセレクトショップで購入。幼い頃、夏になると祖母が浴衣を仕立てるために、寸法を測ってくれるのですが、「あらまあ、びっくりするくらい大きくなって!」というが祖母の口癖でした。浴衣の季節になるとそのフレーズと丁寧に手縫いされた浴衣を着て、下駄を鳴らしながら駆け足で近くの神社のお祭りや花火大会に出かけたことが思い出されて胸が熱くなります。この夏、さらに心ときめく思い出が浴衣とともに作れたら嬉しいです。
2018年07月20日現代美術家・内藤礼による、自然光での展覧会『内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える』が7月28日から10月8日まで、水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。《無題》2009年(2008年−)神奈川県立近代美術館 鎌倉、神奈川 撮影:畠山直哉「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」をテーマに制作する内藤は、光・空気・風・水・重力など無尽蔵な自然と、それらがもたらす色彩や音を受け取る地上の生を、ひそやかでありながら確かな希望を放つ形に昇華させた空間作品で国内外より高い評価を得ている。内藤はこれまで、きんざ《このことを》(直島、2001年)、《母型》(豊島美術館、2010年)のような自然や建築空間と呼応するパーマネント作品を手がけた他、フランクフルトのカルメル会修道院や東京都庭園美術館など、歴史的な場所で展示を開催してきた。国内において2014年以来の個展、かつ過去最大規模となる本展では、光を自身の作品における根源の一つとしてきた内藤が、初めて自然光のみによる光と生命と芸術が決して分別されることのない「地上の生の光景」を見つめる空間を生み出す。《無題(母型)》2008年 三渓園 横笛庵、神奈川[横浜トリエンナーレ2008] 撮影:畠山直哉内藤はある時、「地上の生の内にいる者(私)が生の外に出て他者の眼差しを持ち、生の内を眼差す無意識の働き」に気づき、「私たちは遠くから眼差され、慈悲を受け取っているのではないか」と感じるようになったという。本展は、一日を通して移り変わる豊かな自然光のもと、地上に生きる私たちと死者、生まれ来る者、動植物、精霊との交歓の場として、また永続する自然の動きと私たちとを貫く連続性を可感化する空間として立ち現れる。タイトルの「明るい地上には あなたの姿が見える」をもとに、内藤が水戸芸術館現代美術の空間と向き合う本展。新作を中心として、ギャラリー全8室が絵画や彫刻といった様々なメディアで構成され、一つの作品として立ち上がる。鑑賞者は全室を巡ることで、新たな内藤の作品世界と出会うことができる。《タマ/アニマ(わたしに息を吹きかけてください)》2005年 アサヒビール大山崎山荘美術館、京都 撮影:森川昇内藤は、日中の太陽の光が自室に注ぎ込む間のみ制作を行う。今回は、内藤が制作する光の環境に近い条件での作品鑑賞となる。とりわけ、絵画作品《color beginning》においては、人工照明では見ることのできない繊細で神秘的な色彩が立ち現れ、移りかわる光景を目にすることになる。関連プログラムとして、企画担当学芸員が展示について話すキュレータートークも開催される。【イベント情報】内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える会期:7月28日〜10月8日会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8 時間:9:30〜18:00(7月28日〜8月31日、入場時間は17:30まで)、9:30〜17:00(9月1日〜10月8日、入場時間は16:30まで)休館日:月曜日、9月18日、25日(9月17日、9月24日は開館)入場料:一般900円、前売・団体(20 名以上)700円、高校生以下・70 歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名 無料キュレータートーク会期:8月25日、9月15日会場:現代美術ギャラリー時間:14:00〜15:00 料金:無料(展覧会入場料に含まれる)
2018年07月05日「第50回ミス日本コンテスト2018」が15日、東京・新宿の京王プラザホテルで行われ、愛知県出身で会社員の市橋礼衣(いちはし のりえ))さん(23歳)がグランプリに選ばれた。「第50回ミス日本コンテスト2018」のグランプリに選ばれた市橋礼衣さん今年で50回という節目を迎えた同コンテストは、過去に藤原紀香らを輩出した歴史あるミスコンテスト。この日は、2,803人の応募者から選ばれたファイナリスト14名が最終選考に臨み、着物・水着・ドレスの審査が行われた。名前を呼ばれて思わずうれしさを爆発させた市橋さんは「本当にまだ夢の中にいるようで、実感が湧きません。ここに立てていることが本当に幸せで胸がいっぱいです。改めてこれまで支えてくださったすべての皆様に感謝を申し上げたいと思います」と笑顔を見せ、誰に一番喜びを伝えたい? という質問には「会場に駆けつけてくれた母と叔母、大学時代にバイト先でお世話になった上司とお客さんが見に来てくださいました。4人に心から『ありがとう』と言いたいです」と会場にいた4人との再会を待ち焦がれていた。市橋さんは昨年行われた「2017ミス・ユニバース日本大会」にエントリーした経歴も。「(地元の)愛知大会で3位をいただきました。とても光栄なことなんですが、まだまだ自分の可能性があるのではないかと思い、同じ年に石川大会にも挑戦しました。その時は2位(準グランプリ)をいただきましたが、あと一歩届かない思いをして悔しかったです。私にとってのミスコンは雲を掴むような存在。もう諦めてこのまま会社員として真面目に暮らしていこうかと思いました」と当時の複雑な思いを明かしつつ、「どうしても諦められない自分がいて、ミス日本を知って挑戦しました。諦めなければ道は開けるということを発信していきたいですね」と今後の活動に意欲。将来的には「ダンスだけでなく演劇や歌など、自分の可能性すべてに挑戦してきたいです」と芸能界進出にも興味津々で、憧れの著名人を壇蜜とあげて、「すごく知的なトーク、ウィットに富んだ話が魅力的で、彼女のように話しても美しい、佇んでいても美しい、そんな女性になりたいです」と目を輝かせていた。また、この日の同コンテストでは、1992年の第24回大会でグランプリに輝いた藤原紀香も登壇。ミス日本50周年感謝状が授与された。「感謝状をもらえっるとは思ってもいませんでした。この26年間、ミス日本のグランプリを与えてくださったことで、今の私がいます。逆に私が感謝をしなければいけないです」と恐縮しきりだったが、「あの時の心にあった光を、もっと大きな光にしていこうと、この感謝状をいただいてますます思いました」と決意新たに。この日グランプリとなった市橋さんには「本当にチャンスですし、ミス日本を誇りに思って心に灯った灯火を大きなものにしていき、日本の元気を世界に伝えていただきたいと思います」とエールを送った。左から、岡部七子さん(ミス着物)、竹川智世さん(みどりの女神)、市橋礼衣さん(グランプリ)、浦底里沙さん(水の天使)、山田麗美さん(海の日)、霜野莉沙さん(準ミス日本)なお、ミス日本 準ミス日本には大阪府出身の霜野莉沙(しもの りさ)さん(19歳)、ミス日本「海の日」には、東京都出身の山田麗美(やまだ れみ)さん(20歳)、ミス日本「みどりの女神」には、和歌山県出身の竹川智世(たけかわ ちせ)さん(20歳)、ミス日本「水の天使」には、鹿児島県出身の浦底里沙(うらそこ りさ)さん(21歳)、ミス日本「ミス着物」には、埼玉県出身の岡部七子(おかべ ななこ)さん(18歳)をそれぞれ選出。浦底さんは前日に発表された「ブリリアント賞」(過去のミス日本受賞者が選ぶ賞)にも選ばれている。
2018年01月16日宝塚歌劇星組『阿弖流為-ATERUI-』東京公演が7月31日に開幕した。この作品は日本青年館ホールのこけら落とし公演。主演は星組の礼真琴が務める。星組の二番手スターとして高い人気を誇る礼は、これまで本拠地・宝塚での主演経験はあるものの、東京の地で主演を務めるのは初。新劇場での東京初主演と“初ものづくし”となった。宝塚歌劇星組公演『阿弖流為-ATERUI-』チケット情報新国立競技場の建設に伴い2015年3月、36年の歴史に幕を下ろした旧・日本青年館。日本青年館ホールはその後継施設で、以前より南に約100メートル場所を移した敷地に立つ。7月にオープンし、記念コンサートなどを行っているものの、一般客を入れた公演は今回が初めてで、この日が本格スタートとなる。宝塚歌劇団は旧・日本青年館も東京の拠点のひとつとし、宝塚ファンの間でもなじみのある劇場だっただけに、そのこけら落とし公演となる本作は大盛況でチケットはすでに完売。特に初日のこの日は、建物の外観やロビーの写真を撮るファンの姿も多く見られた。物語は高橋克彦の小説『火怨』が原作。8世紀、大和朝廷が蝦夷征伐に乗り出す時代を背景に、故郷を守る為に立ち上がった蝦夷の若き指導者・阿弖流為が、大きな歴史の流れの中、仲間たちとともに大和との戦いに挑んでいくさまをスペクタクルに描いていく。巨大な中央政権に挑む地方勢力の悲劇を単なる悲劇ではなく、どこか希望も残るステージに仕立てているのが宝塚らしく爽やか。LEDボードを使った映像や激しい立ち回りも見どころだ。そして何と言っても主演の礼が、力強くも涼やか。もともと歌も芝居もダンスも秀でたスターだが、大きな心を持つ優しく強い阿弖流為に説得力があったのは、この人の持ち前の求心力あってこそだろう。カーテンコールで礼はまず、「日本青年館ホールのこの舞台に一番最初に立たせていただく幸せを感じ、身の引き締まる思いでいっぱいです」と挨拶。「全員が心をひとつに、力をあわせて駆け抜けたい」と公演への意気込みを語ると同時に、「この作品がこけら落とし公演でよかったと思っていただける作品になるよう、全力で頑張ります」と、こけら落とし公演主演という栄誉ある大役への意気込みも。カーテンコールは4度繰り返され、満員の客席は最後にはスタンディングオベーションになるほどの大盛り上がりとなった。星組公演『阿弖流為-ATERUI-』は8月6日(日)まで同劇場で上演。なお、日本青年館ホールではこのあと、9月25日(月)から10月15日(日)まで、元宝塚星組トップスター・北翔海莉主演ミュージカル『パジャマゲーム』の上演などが控えている。
2017年08月02日映画『リトル・ダンサー』を元にミュージカル化した舞台作品『ビリー・エリオット』。海外で絶賛されるこの作品が、ついに日本で上映決定。出演する柚希礼音さんに話を聞きました。不況に喘ぐ炭鉱の町で生まれ育った少年・ビリーが、ふとしたきっかけからバレエに魅せられ、家族の反対や世間の偏見を乗り越えてプロのバレエダンサーの道を歩んでいく。衝動に突き動かされるようにバレエにのめり込んでいくビリーの姿とひたむきさと、そんな彼のピュアな情熱に感化され、次第に変わっていく周りの大人たちの葛藤と愛を描き大ヒットした映画『リトル・ダンサー』。『ビリー・エリオット』は、その映画を元にミュージカル化した舞台。ストーリーが素晴らしいのはもちろんだけど、ミュージカル用にエルトン・ジョンが書き下ろした楽曲は素晴らしく、舞台ならではの演出で披露される少年・ビリーのダンスシーンの楽しさは、映画以上とも。ロンドン、NYをはじめ世界各地で絶賛され数々の演劇賞を受賞した傑作が、ついに日本で上演決定。炭鉱の町で小さなバレエ教室を営み、ビリーの才能を見出すウィルキンソン先生を演じる柚希礼音さん。「舞台版のDVDを観た時に、昔観た映画以上に感動したんです。全キャストがオーディションと聞いて、最初は怯みましたが、それ以上にこのウィルキンソンという役をやってみたいと思ってしまったんです」柚希さんが、この作品に惹かれたのは、「きれいごとで終わらない」人間くさいドラマだったから。「バレエ教師といっても、教室ではコートも脱がず、バレエシューズも履かず、レッスン中にパイを食べたりしているんです。教室を開いた当初は、純粋な情熱を持っていたけれど、時代や土地柄もあって周りから軽んじられ、うんざりしながらやっていたんですよね。そんな時にビリーのような熱心な生徒が現れて、彼を後押しすることで彼女自身も救われる。そこが素敵ですよね」ウィルキンソンがダンスについて語るセリフにも共感ポイントが。「ダンスに大切なもののひとつはテクニックで、もうひとつが自分の表現だって言うシーンがあるんです。宝塚の入団当初の私は、いかに難しいステップが踏めるかというような技術ばかりを注視していたんです。でも、お芝居のなかでダンスを踊るようになったら、すごいジャンプをしても、ダメ出しされるんです。お芝居の中での心の叫びが大きくなってダンスという表現になるんだと気づいたのは、随分経ってから。自分が身をもって実感したことを先生の立場で言えるのがうれしいんです」稽古には、ロンドンのクリエイティブチームが参加し、段取りや感情の流れなど、細かく演出されるそう。「外枠から役を作ることで、内から湧き上がるものだけでない新しい感覚がプラスされていく感じがあって、とても刺激的な現場です」『ビリー・エリオット』TBS 赤坂 ACTシアタープレビュー公演/7月19日(水)~23日(日)S席1万2500円A席8500円7月25日(火)~10月1日(日)S席1万3500円A席9500円*すべて税込みホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949大阪公演あり。ゆずき・れおん宝塚歌劇団星組トップスターを経て’15年に退団。現在、舞台を中心に活躍中。ソロコンサート「REON JACK 2」のDVDが7月26日にリリース。※『anan』2017年7月19日号より。写真・内田紘倫(柚希さん)ヘア&メイク・黒田啓蔵(Three PEACE/柚希さん)文・望月リサ(by anan編集部)
2017年07月15日ミュージカル『ビリー・エリオット』の公開レッスンが10日に行われ、吉田鋼太郎、柚希礼音、加藤航世、木村咲哉、前田晴翔、未来和樹、山城力が登場した。同作は、日本では『リトル・ダンサー』として知られる映画『BILLY ELLIOT』を2006年にイギリスでミュージカル化し、数々の賞を受賞した。映画で同作の監督を務めたスティーヴン・ダルドリーが演出を務め、エルトン・ジョンが音楽を担当した。イギリス北部の町の少年・ビリーは、炭鉱労働者の父に反対されながらも、バレエダンサーとしての才能を開花させていく。約1,300人から選ばれた子供達に、吉田は「彼らのまっすぐな取り組み方にとても心を打たれます」としみじみ。柚希も「子供達なのにプロ」と称賛し、「毎日のスケジュールもすごいことになってるんですけど、予習も復習も。尊敬しています」と語った。宝塚好きな吉田は、柚希について「かわいくて華があって、性格もオープンで、初めてお会いした時から10年来の友達のような気になりました」と絶賛。「宝塚の方を見たら口説くわけじゃないんですよ!」と言い訳し、周囲を笑わせる。一方柚希は「初めてお芝居を合わせた時は、ものすごく圧倒されて何もできなかったです。とにかく吉田鋼太郎さんにビビらないで、圧倒されないでと言われるくらい、あまりの迫力とあまりのお芝居に、何もできずに終わって反省しました」とその演技の凄さに驚いた様子だった。吉田は同作について、改めて「本当に子供達の情熱、それから周りの子供達に触発されながら、ものすごいものを作っていると実感しながら作っております」とアピール。「観終わった後に、俺も頑張ろうという気に必ずなれる芝居だと思います。ミュージカル嫌いな僕がおすすめする、絶対俺も観るというミュージカルです」と熱弁した。この日の公開レッスンでは、「シャイン(Shine)」「ソリダリティ(Solidarity)」「エクスプレッシング ユアセルフ(Expressing Yourself)」3曲のパフォーマンスを披露。少年たちによるバレエやタップ、吉田・柚希による迫力のやりとりに、拍手が沸き起こっていた。
2017年06月11日