まもなく公開となる映画『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』主演の深田恭子と椎名桔平2人が床いっぱいに散らばった原稿用紙の上に身を横たえている特別ショットと、劇中の白熱のシーンを切り取った本編の特別映像が到着した。鴻上尚史が2度にわたって上演した演劇を、深田さんと椎名さんをキャストに迎えて映画化した本作。かつては人気を極めたものの、いまは落ち目の脚本家・谷山とサエないTVプロデューサーの向井が、あるドラマの脚本の完成を目指して奮闘するさまがコミカルに描かれる。今回到着した画像は、劇中の写真とは異なる特別ショット。恋に落ちないと原稿を書くことができないという谷山と、何としても原稿を持ち帰らねばならない向井のやり取りが見どころの本作。進まない原稿を象徴するかのように、床一面に真っ白な原稿用紙が敷き詰められ、その上に深田さんと椎名さんが横たわるという、ちょっぴりシュールな1枚となっている。あわせて到着したのは本編の特別映像。谷山が執筆中のドラマは、化粧品会社をスポンサーにして進められている特別ドラマだが、TV局内ではその主導権を握るべく制作局、営業局、編成局の間で熾烈な綱引きが展開。制作局が椎名さん演じる向井を送り込む一方で、遅々として進まない谷山の原稿に業を煮やした編成&営業はそれぞれに“代案”を提示。このTV局内のリアルな(?)権力争いも見どころ。果たして物語はどこへ向かうのか…?『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』は9月25日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY特集「新しい恋のカタチ」■関連作品:恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜 2010年9月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010映画「恋愛戯曲」製作委員会■関連記事:深キョン&椎名桔平&塚本高史「結婚しても恋心」で意見一致達人に聞く!『恋愛戯曲』監督・鴻上尚史の恋愛講座【出会い編】恋多き女(?)深キョンが恋の悩みをバッサバッサ深田恭子インタビュー愛は自己チューに?恋に落ちるスイッチは…鴻上尚史婚活パーティでカップル成立率3割5分の恋愛伝道パワーを発揮!?
2010年09月25日鴻上尚史が手がけた舞台を自らの手で映画化したラブコメディ『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』の特報映像が解禁!深田恭子演じる崖っぷち脚本家が、椎名桔平扮するダメプロデューサーを振り回す姿がお目見えとなった。本作は、鴻上さんの手でこれまで2度にわたって舞台として上演され好評を博した作品を基に製作され、鴻上さん自ら映画用に脚本を書き下ろし、監督を務めている。とあるTV局のスペシャルドラマを執筆中ながら、締め切りが過ぎても1行も書くことが出来ない落ち目の脚本家・谷山(深田さん)。「どんな手を使っても谷山先生に脚本を書かせろ!」という指令を受けて彼女の元に送り込まれたのは、よりによって全くサエない制作プロデューサー・向井(椎名さん)だった。谷山、向井、そしてTV局内の各部署のスタッフたちの、脚本をめぐる壮絶な戦いが繰り広げられ、それぞれの思惑、欲望のぶつかり合う。今回到着した特報では、深田さん演じる谷山が「私にダメ出しできるプロデューサーなんかいないの」、「向井、あんた何様?」とひと回り以上も年上の椎名さん演じる向井に言いたい放題!そして、「先生に脚本を書いてもらうためなら何でもします」という言葉に対し、彼女が放った言葉は「じゃあ、私と恋に落ちて」――。ちなみに深田さんは本作で、この谷山役に加え、彼女が書く台本の中の地味で淋しい人妻、その人妻が書く台本に登場するゴージャスな女性作家という3役を熱演。この特報に登場するのはあくまで谷山だけだが、残りの2役をどのようなギャップをもって演じているかも気になるところ。ハードボイルドなイメージの強い椎名さんが演じるコミカルな“負け組”プロデューサーにも注目!人生停滞中の彼女と彼に奇跡は起こるのか――?『恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜』は9月25日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:恋愛戯曲〜私と恋におちてください。〜 2010年9月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2010映画「恋愛戯曲」製作委員会
2010年07月23日深田恭子、椎名桔平主演の映画『恋愛戯曲~私と恋におちてください。~』の予告編が解禁になった。映画『恋愛戯曲…』より場面写真『恋愛戯曲…』は劇作家・演出家の鴻上尚史が自身のユニット「KOKAMI@network」で2001年と2006年に上演した舞台をベースに書き下ろした作品。締め切りを過ぎても1行も新作が書けない人気脚本家・谷山(深田)と、上司から「彼女に脚本を書かせろ!」との命を受けた制作プロデューサー・向井(椎名)が、TV局スタッフたちを巻き込み、脚本完成のために奔走する物語。今回、深田が演じるのは“少しわがままで気の強い脚本家・谷山”と、“谷山が書いたドラマに登場する地味でさみしい脚本家志望の人妻”、そして“その人妻が書いた脚本に登場するゴージャスな女性”の3役。今回の予告編に登場するのは、気が強く相手を振り回しながらも自身の作品について悩む脚本家・谷山のみだが、本編ではまったくタイプの違う3人の女性を演じる深田の“三変化”が楽しめそうだ。また、ハードな役どころから軽妙なタイプのキャラクターまでを自在に演じ分ける名優・椎名が本作で演じるのは、冴えないTVプロデューサー。相手のペースにすぐ巻き込まれ、どこか優柔不断なダメ男ながら、実直で少々のことではあきらめないタイプの男をコミカルに演じ、深田が演じる脚本家と絶妙な掛け合いを見せている。『恋愛戯曲~私と恋におちてください。~』9月25(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネセゾン渋谷、新宿武蔵野館他にて全国ロードショー(C)2010「恋愛戯曲」製作委員会
2010年07月22日女優・満島ひかりを突き動かすものは何なのか――?一条ゆかりの漫画を原作にした『プライド』では、のし上がるために手段を選ばない音大生を見事に演じきり“少女漫画”に映像作品としての息吹を与え、園子温監督の『愛のむきだし』ではタイトルそのままに、愛憎をむき出しにしたヒロインを体現。スクリーンから、凄まじいまでのエネルギーを発散させている。最新主演作『川の底からこんにちは』では「しょうがない」を口癖に生きていたものの、どうしようもない状況に追い込まれた末に、見事に“ケツをまくり”、生きる道を切り拓く主人公・佐和子を演じている。「本来の私自身に一番近い役」とは演じた満島さんの佐和子評。詳しく話を聞いた。“個性的”などという言葉では括れない、濃厚な役柄を演じ続けているが、毎回、どのように役柄に向き合い、キャラクターを生み出すのか?「苦しいですよ…毎回(笑)。論理的に物事を考えたり、説明したりするのがすごく苦手で、唯一、他人よりも優れているかもしれないと思えるのが何かを“感じ取る”ということなんです。台本から感じた空気や匂い、監督の話やスタッフの顔、共演者の方々から感じるモノ…目に見えない“何か”を感じながら役と向き合っています」。サエないOL生活に区切りをつけ、子連れの婚約者(元上司)と共に田舎に帰り、父のシジミ工場を継ぐが会社は倒産寸前。婚約者は連れ子を残して別の女と逃亡…。そこから“開き直り”を見せる佐和子という主人公を満島さんは「憧れの女性像に近い」とまで言う。「自分をちゃんと見て、自分をちゃんと解って『だから、こうやって生きていく』という答えを出せる女性って同世代であまり見たことがなくて、素敵だと思いました。母や祖母の持っている強さ…守るものがあって、何があっても生きていかなくちゃいけない、佐和子もきっと、母性のような強さにあふれているんです」。だが、演じる上では今回も当然、一筋縄ではいかなかった。「プライドや、これまで生きていく上で身につけてきたズル賢い智恵なんかを捨てなきゃできない役でしたね。“作る”のではなくダメなところも含めて自分を“壊して”全てでぶつからないと…。だから、最初に監督にお会いしたときも、私の人生にこの役が、この作品が必要で、どうしてもやりたい、という思いを、何の計算もなくぶつけたんです。『私を選ばなきゃ損しますよ』って感じで、言いたい放題に(笑)。まず、私自身が開き直らなきゃいけなかった」。だからこそ、と言うべきか、満島さん自身の人格、人柄について、演技と知りつつ映画の中のキャラクターと重ねて『役柄そのままの人なのでは?』と考えてしまう人も多いのでは?と言うと「かなり、そう言われます」と苦笑を浮かべた。「身近な人ですらそう言うんですよ。『台本あるから!』って毎回きちんと答えています。でも、それって嬉しいことだと思っています。“生っぽい”モノを目指しているので。『この人、本当にいるだろうな。でも身近にいたら嫌だな』なんて思えるような(笑)佐和子はなんだか自分に近いということもありましたが、現場もまるで実家にいるような雰囲気だったんです。監督が何か言っていても、親に何かを言われているような、そんな…。そのままの自分で向き合える空気を周りが自然に作ってくれましたね」。冒頭の質問に戻ろう。時に全てをさらけ出し、目を背けたくなる苦しみや痛みと向き合い役に臨む。満島さんが“女優”としてそこまでできるのはなぜなのか?「そう。最近考えるんですよ、何でいま、自分はこういう仕事してるのか?って。子供の頃から、大人や周囲の人間に自分の気持ちが伝わらないことがいっぱいあって。多分、昔から感じていたそういう『誰かに何かを伝えたい、誰かに何かを解ってほしい』という気持ちからだと…そう思っています。11歳の頃に映画『モスラ2 海底の大決戦』に出演して、相当ワガママな子役で、いまだにそのときのスタッフには『お前、ちゃんと仕事してるか?』とか言われますが、はは(笑)。その撮影の半年後に完成した作品を、スクリーンに映った自分を初めて観ました。私、自分の姿に感動しちゃったんです。セリフはなく、ただジッとスクリーンに映った自分の姿に。まだまだクソガキだったので深く考えてはいなかったですが、『あ、ここだ、私』って。その感動が原点で、己の姿と深く向き合いだしたきっかけです」。では最後に、いま、やってみたい役は?そう尋ねるとこのインタビューを通して幾度となく出てきた“生っぽさ”というキーワードを挙げ、こんな答えが…。「きれいなヒロイン役、やりたいですね(笑)。生きていくために本来持っている生っぽさを一生懸命隠しているような。昔の日本映画(白黒の時代)の奥ゆかしいマドンナのような役がやってみたいです、ふふ」。■関連作品:川の底からこんにちは 2010年5月1日よりユーロスペースほか全国にて順次公開■関連記事:満島ひかりが白ずくめ防菌服で“中の下の人生”を歌い上げる特別映像が到着
2010年05月12日戦国時代を舞台にした壮大な築城スペクタクル、『火天の城』が9月12日(土)に公開初日を迎え、キャストの西田敏行、椎名桔平、福田沙紀、主題家を歌う中孝介、そして田中光敏監督が舞台挨拶に揃った。製作費15億円。同時期に公開される『TAJOMARU』や『カムイ外伝』といった時代劇に比べると、若手イケメンスターの華やかさには欠けるものの、スケール感とベテラン俳優陣が織り成す人間ドラマが注目を集め、ヒットスタートを切った。物語の主人公であり、織田信長から安土城築城を任された宮大工・岡部又右衛門を演じる西田さん。「今日はいろんなところで公開がありますが、よくぞこの映画を選んでいただきました。ありがとうございます。劇場に来て誰もいなかったらどうしよう、と考えて朝ブルブル震えていました」と胸の内を明かしながら満席の客席を見回し、安堵の笑みを浮かべた。「いままで出演した中でも、最も好きな作品のひとつになりました」と初日を迎えた感動をゆっくり話し、「子供の頃、『七人の侍』が公開されたとき、母親と一緒に福島県の劇場へ、初日に行きました。立ち見で、母は3時間、私を肩車して観せてくれました。今年で三回忌を迎えましたけれども、今日お客様を見て、そのときに感動が想起されてとっても嬉しいです」と思い出のエピソードを語ってくれた。その岡部又右衛門の娘役を演じるのが若手女優の福田さん。「とりあえず嬉しい!」と興奮を表し、「わらじは初挑戦だったんですが、『なんて走りづらいんだろう』と思いました(笑)。坂とか、じゃり道とか、本当に走るシーンが多くて。でも時代劇ならではのことをいろいろと経験させてもらいました」と3か月の撮影が、今後にもつながる貴重な経験だった、と撮影をふり返った。「織田信長をやれる俳優が何人いるんだろう、って思いながら、なかなか出来ない役で…。映画で信長を演じることは僕の長年の夢のひとつでした」と話すのは、織田信長をクールに演じた椎名さん。「自分なりの信長を演じてみたいと思いながら、先輩である西田さんのお腹…いや、胸を借りて頑張りました(笑)」。「勇ましい信長像は“戦”がある方が演じやすいですが、今回、戦がない中で信長を演じなければまらない。お茶のシーンでどうの信長を出せるか?」と信長を演じる難しさを明かしつつ、「こういう映画がなきゃいけないと思われる映画」と自信をのぞかせた。キャスト以外に、椎名さんも絶賛する歌声を持ち、主題歌「空が空」を本のために書き下ろした中孝介さんも舞台挨拶に登壇。この曲のミュージックビデオの撮影を安土城跡で行ったそう。「城が建ったということを想像しただけで、ゾクっとした。人間って凄いな、現代人はいろいろなものに頼りすぎだな、ということを考えました」。劇場の前では小雨が降る中、全員で鏡開きが行われ、ヒット祈願も行われた。近年、時代劇の大ヒットが少なくなってきた中、いままでにない時代劇として、どこまで観客層を広げることが出来るか、期待がかかる。『火天の城』は全国東映系にて公開中。特集『火天の城』「火天系男子に一目惚れ」■関連作品:火天の城 2009年9月12日より全国東映系にて公開© 2009「火天の城」製作委員会■関連記事:30年ぶりの共演!歴史超大作『火天の城』夫婦演じる西田敏行×大竹しのぶ対談時代は火天系!『火天の城』鑑賞券&エコ箸&プレスセットを5組10名様プレゼント前代未聞の城造り――歴史スペクタクル『火天の城』試写会に30組60名様をご招待西田敏行「戦国時代にあるまじき体型」と反省、次長課長・河本は史上最高の秀吉と自信
2009年09月12日