2021年3月19日に放送されたバラエティ番組『ぴったんこカン・カン』(TBS系)に出演した、俳優の大泉洋さん。大泉さんは、2020年12月31日の歌番組『NHK紅白歌合戦』(NHK)で白組の司会者を務めました。その際に、事務所の先輩である俳優で歌手の福山雅治さんと、あるやりとりがあったといいます。大泉洋が語る、スター福山伝説に笑いが止まらない!以前から大泉さんは、『ぴったんこカン・カン』に出演すると、福山さんとのおもしろいやり取りを『スーパースター福山伝説』として語っていました。大泉さんが出演するたびに、福山さんとの新しいエピソードを求める、MCの安住紳一郎アナウンサー。『新作』ともいえる、今回のエピソードは『NHK紅白歌合戦』のリハーサルから始まりました。福山雅治、紅白歌合戦の本番前にまさかの…放送の前日からリハーサルを行っており、福山さんの歌唱シーンを大泉さんは横から見ていたといいます。現場では、歌唱シーンと、横から見ているシーンを撮影していました。翌日、そのリハーサル映像を見た福山さんは、大泉さんにこのように声をかけたそうです。「いや、洋ちゃん。昨日のリハーサルの画、見せてもらったよ。洋ちゃんがさー僕が歌ってるところをさ、すごいいい顔して僕の歌聴いてくれてんのよね」ぴったんこカン・カンーより引用リハーサルから、ウルっとした表情で福山さんの曲を聴いていた大泉さん。しかし、続く言葉に大泉さんは驚くのです。「洋ちゃんがさーすごくいい顔でさ、僕の歌聴いてくれてんのよ。だから僕いったのよ、ディレクターに。『この画、いる?』って。僕の顔のほうがみんな見たいでしょう」ぴったんこカン・カンーより引用「大泉さんの映像、いる?」とディレクターに確認をしてしまったという福山さん。安住さんをはじめとする出演者がつどうスタジオに、大爆笑を巻き起こしました。大泉洋、紅白歌合戦終了直後に福山雅治からいわれたこととは2020年の『NHK紅白歌合戦』は、紅組が優勝しました。白組の司会をしていた大泉さんは「すごく楽しい紅白だった。負けたか、悔しかったと思ったけど、紅白はそういうもんじゃない」と思っていたといいます。放送終了後、大泉さんの斜め後ろにいたという福山さん。大泉さんに労いの言葉をかけるかと思いきや…。「洋ちゃん、負けたじゃない!」ぴったんこカン・カンーより引用大泉さんに、大差で白組が負けたことを責めてきたのです!福山さんに「負けたけど、全然いい紅白でしたよ」と話すも、敗因は大泉さんにあると主張してきたといいます。「いや、だって4年間勝ってたんだよ?洋ちゃんが司会した途端に負けたじゃない。これはやっぱり洋ちゃんに何かあるでしょ」ぴったんこカン・カンーより引用福山さんの発言に、思わず耳を疑ったという大泉さん。しかし、その後も2人の良好な関係は続いており、福山さんは自身が出ていない番組でも大泉さんのために差し入れをするなど、優しい先輩であるようです。【ネットの声】・相変わらず福山さんとの話が面白くて、お腹が痛い!・『スーパースター福山伝説』が最強すぎる!そしてモノマネが上手い。・本当に面白くてこの2人の話が大好きです。関係性も素敵。きっと、長い間、信頼関係を築いてきた2人ゆえのやり取りだったのでしょう。面白いだけに、これからの2人の新しいエピソードにも期待してしまいますね![文・構成/grape編集部]
2021年03月22日映画『騙し絵の牙』(3月26日公開)の「大泉洋の 1 日直属部下選考・オンライン面接イベント」が18日に都内で行われ、大泉洋、松岡茉優が登場した。同作は塩田武士が大泉を主人公に当て書きし、表紙モデルにも起用した同名小説の映画化作品。創業一族の社長が急逝した大手出版社「薫風社」で、会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)は、無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。イベントは先日発表された新入社員が選ぶ「理想の上司」で俳優・歌手部門1位に選ばれた、大泉洋の1日直属部下を募集する、というプロジェクトの一環で、大泉洋本人が面接官として、エントリーシートを見つつ優秀な“部下”を採用する為の最終オンライン面接を実施した。松竹の人事部が大泉の面接官っぷりを審査することも明かされ、大泉は「松竹に何がわかるっていうんですか! 入れてくれるっていうならいいけど」とぼやきつつ、「いいところあるんだったら入れてほしいなあ。松竹に入れるんだったら入りたい」と意欲を見せる。一方で「映画の方に行くのか、歌舞伎の方に行くのかわからないからね。廊下挟んだだけで違う会社ですからね。仲が悪いんでしょう? あそこ。映画部なんて歌舞伎のことなんか何も詳しくないんですから」と好き勝手言っていた。面接では大泉のファンでエピソードトークを完コピしていた藤原菜々美さん、Amazonギフト券がほしいというさくらいとさん、映画プロデューサーを目指す田村さん、北海道在住のグリさんが登場し、それぞれにアピールする。実際に就職活動中だという田村さんが「自分が失敗したときに上司の大泉さんがどういう反応をするか見たい」と言うと、大泉は「受かると思いますか!?」とつっこむが、その態度が「圧迫面接」と批判を受ける一幕も。田村さんが映画プロデューサーを目指していることがわかると、大泉は「さっきはごめんね、圧迫面接しちゃって」と態度を一変。「今、ADなんか何年かしたらすぐ監督で撮っちゃうでしょ。ADの子とか絶対怒っちゃダメ。大事にしなきゃ行けないのはAD! ベテランの監督なんかすぐ辞めちゃうんだから!」と昨今の状況を示し、「さっきの、ほんと面白いかなと思ってやっただけですからね」と弁解していた。最終的には大泉のファンである藤原さんが選ばれ、大泉は「私に寄せてパーマまでかけてるという、お金もかかってますしね。一度お会いしてエピソードトークに磨きをかける稽古をしましょう。直々にやりましょう。福山雅治さんの『スター稼業も悪くないでしょう』という芝浜みたいな(エピソードトーク)がありますから、長編の練習をやりましょう。みっちり稽古したいと思います」と語りかける。一方で、松竹人事部からの面接官としての評価は「100点満点中30点」で、松岡も「低!」と驚く事態に。「声を荒げたり、一貫性に欠ける姿勢は面接官としてはNGな言動です。巧みなトーク力で候補者の本音を引き出している点は大変素晴らしいものの、ご自身の話が多く、会話の内容からも自分の損得を優先して判断している印象です」という評に、大泉は「返す言葉もないです」と撃沈しつつ、「会社だって散々コネで入れてるじゃないか!」と反論。「ないですよ」とたしなめる松岡は、逆に「面接官にするなら松岡さん」と評価され、「何でもします!」「すいませんお世話になります」と喜んでいた。
2021年03月18日2021年1月4日に放送されたトーク番組『情報ライブ ミヤネ屋新春!初笑いスペシャル〜大泉洋2021年どうでしょう!〜』(日本テレビ系)に出演した俳優の大泉洋さん。番組MCの宮根誠司さんとの対談を行い、2020年の紅白歌合戦のオファー秘話や、大学時代の話で盛り上がりました。大泉洋の左肩に憑いていた霊に大爆笑番組では、「霊視をしてもらいたい」という大泉さんたっての希望でお笑いタレントで霊視鑑定を行っている、シークエンスはやともさんに見てもらうことに。大泉さんは、霊視ができる人に会うといつも「憑いてますよ」といわれるといいます。バラエティ番組『水曜どうでしょう』(HTB)で何度か訪れた、四国八十八か所のお遍路巡りの企画の際には、毎回帰って来るたびに霊がついてきたと説明。四国に行くと、大泉さんの体調が悪くなったり、車のタイヤがパンクしたり、カメラ機材が壊れたりなど不運が重なることが多くありました。大泉さんの「左の肩が重くなる」という悩みに対して、シークエンスはやともさんが見ると…。大泉さん大好きという、生霊の人数は一番多いです。情報ライブ ミヤネ屋ーより引用右の肩には生きている人の想いとして見える『生霊』がついており、「四六時中大泉さんのことを考えている人が、数十万人いる」と説明。さらに、左の肩には…。日本のみならず、各国いろんな国々の死人が憑いています。情報ライブ ミヤネ屋ーより引用なんと大泉さんが重いと感じていた左肩には、世界各国の死人の霊が憑いていたことが判明したのです!これには大泉さんも「ちょっと待って。各国の死人が憑くってなんでよ。どうしてよ」と、パニックで納得いかない様子。シークエンスはやともさんも「こんな人は初めて見た」と驚きの様子を見せました。世界各国の死人は「なんだ、この面白い日本人は」と思い、大泉さんに憑いて日本まで来てしまったのだとか。シークエンスはやともさんがいうには、「よっぽど居心地がいいからか、まだとれていない」と説明します。世界12か国の霊が憑いているという、大泉さんの左肩。ネット上には、さまざまなコメントや予想が寄せられていました。・世界各国の死人は笑ったわ!『水曜どうでしょう』で海外に行っていた時に憑いたんじゃない?・さすが!四国のお遍路の時は、いろいろなところに異常なことが起きましたからね…。・大爆笑した!もはや世界のスターですね。これからも大泉さんは、たくさんの生霊と世界各国の死人を楽しませながら、映画やドラマのみならずバラエティ番組などでも活躍することでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年01月05日日本一かわいい女子中学生を決める「JCミスコン2020 ファイナル審査」が20日、都内で行われ、愛知県在住で中学2年生の榊原樹里さん(13歳)がグランプリに輝いた。榊原さんは「すごく不安でさっきもちょっと泣いちゃったんですが、グランプリを獲れるとは思っていなかったのですごく嬉しいです。本当にありがとうございました」と喜びの声。「グランプリを目指して日々頑張って自主練をしている時に辛いこともあり、ファイナルになれてすごくうれしかったんですが、さらにグランプリになれて本当にうれしいです」と予想しなかったグランプリに笑顔を見せた。将来の夢は「大きなステージでランウェイを歩いたり自分のブランドを持つこと」とモデルをはじめとするファッション関係に進みたいという。そんな彼女にゲストMCとしてイベントに登場したおかずクラブのゆいPから「お笑いの道は?」と問いかけられると「まずは自分の夢に向かって頑張ります」と即答して笑いを誘った。2017年からスタートした同コンテストは、「女子高生ミスコン」の姉妹コンテストで、芸能事務所に所屬していない女子中学生なら誰でも出場できるというもの。"みんなで選ぶ日本一かわいい女子高生"をコンセプトに、毎年「女子高生ミスコン」よりもさらに若いスターを輩出している。ファイナル審査となったこの日は、面接などの審査を勝ち抜いた10人のファイナリストが勢揃いし、愛知県在住の榊原樹里さんが見事にグランプリの座を射止めた。また、準グランプリには福岡県在住で中学1年生の倉八音羽さん(13歳)、審査員特別賞には山口県在住で中学2年生の一柳和叶さん(14歳)、モデルプレス賞には広島県在住で中学2年生の向井純葉さん(14歳)が受賞。準グランプリの倉八さんは「賞を獲れるとは思っていませんでした。今まで一生懸命頑張ってきたから本当に嬉しいです。今まで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました」と満足そうだった。
2020年12月21日タレントの渡辺徹が21日、オフィシャルブログで、妻でタレント・榊原郁恵の金言を明かした。ファンからは共感や感動の声が多数寄せられている。渡辺は21日、「妻の朝の金言」と題してブログを更新。「仕事に出かける時 毎回おばあちゃん、妻、(愛犬の)ジュガー、コーンが玄関で見送ってくれる」と切り出し、「もう何年もである。そして必ず妻が『ハイ、笑顔、笑顔!』と声をかけて送り出してくれる」と打ち明けた。そんな日常を思い浮かべ、「一度も言葉には出していないが本当にありがたいことだ」と実感。「妻の『ハイ、笑顔!』は魔法の言葉だ!」「少々怠い時でもなんとなくシャキっとなる」とその言葉が支えになっていることを再認識したようだ。「でも毎日のことなのでなんとなく感謝の気持ちを伝えそびれている」と反省した渡辺。ある日の夕食後、リビングで調べ物をしていた妻に意を決して、「いやー、あの『笑顔』の一言は、ありがたいなぁ。というより『笑顔』と心から言えるのは、やっぱり素晴らしい人間だよ」と思いを伝えた。しかし、テレビの音量が大きかったせいか、「えっ!」と聞き返してきた妻・郁恵。渡辺は「妻の眉間にシワが寄っていた」「笑顔には程遠かった…」と述懐し、「(注)妻が忙しい時には語りかけてはいけない」と自らに言い聞かせている。この投稿は、370以上の「いいね」を記録。コメント欄にも、「素晴らしいご夫婦」「理想の夫婦です」「郁恵さんの金言に感動しました」「郁恵ちゃん、ステキです!!」といった絶賛の声が書き込まれている。
2020年08月21日本誌グラビア撮影で「バレンタインデー公開なので楽しそうにお願いします」というリクエストに2人はユーモアあふれる表情を次々と。大泉洋(46)と小池栄子(39)が主演する映画『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』(2月14日公開)は、戦後混乱期の日本を舞台にした泣き笑い必至の珠玉の喜劇。劇中で演じた偽夫婦のまんま息ピッタリの2人に話を聞きました。対談は笑いが絶えず……。小池「大泉さんが演じた田島は、情けないダメ男なのに女にやたらとモテる。その人たらしな感じは、大泉さんご自身もあると思うなあ。つい構いたくなるし、ツッコミたくなっちゃうし(笑)。それでいて時折ふと見せる表情が色っぽかったりして。この人だったらしょうがないなあって許せちゃうんです」大泉「たまに?僕のなかでは全編セクシーに決めてるつもりなんだけどな。小池さんのキヌ子は、泥だらけで担ぎ屋をしているところから絶世の美女になるのよね」小池「“小池栄子ってきれいだったんだ”と思ってもらえたらうれしい(笑)」大泉「よくさ、モテる人ってマメだって言うじゃない。田島もそうなんだけど、僕にはマメさはないなあ。面倒くさいんだもの、何をするのも(笑)」実生活で家庭を持つ2人。夫婦の間で大切だと思っていることは?小池「信頼かなあ。それさえあれば大概のことは目をつぶることができると思います。夫婦といえどもそれぞれの人生があるだろうし、同じ方向さえ向いていれば細かいことはいいのかなって。束縛するのもされるのもあまり好きじゃなくて」大泉「僕が思うのは、相手に期待しないってことかなあ。期待しないけど、何かしてくれたら感謝する。結婚したらいろんなことをしてもらえると思ってしまうんですよ、とくに男は。でも、嫁さんって肉親じゃないからね。他人だから。腹立つこともあるし、けんかすることもありますよ。でも、最終的には戻るわけ、“俺みたいな人と一生いると決めてくれたこの人に感謝しなきゃならんな”というところに」小池「素晴らしいですね」「女性自身」2020年2月25日号 掲載
2020年02月16日アイドルグループ・吉本坂46において、若手メンバー中心のチーム・REDの存在感が増している。昨年12月25日に発売された3rdシングル「不能ではいられない」では、REDが初めて表題曲を担当。“時間を止めるキス”というテーマのもと、激しくダンスを繰り広げるMVも話題となっている。イケメン&美女ぞろいというのもREDの魅力だが、その中でも、榊原徹士のイケメンぶりは際立っている。アイドルユニット・新選組リアンとして活躍したキャリアを誇る榊原は、激しくキレのあるダンスが持ち味のREDにおいて、特技のダンスと歌を生かして精力的にパフォーマンスをこなしており、グループの屋台骨と言っても過言ではない。自身を「僕は顔面担当です(笑)」と謙虚に自己分析しつつも、元アイドルだった経歴を経て、吉本坂46に並々ならぬ思いで注力しているという。現在の手応えや今後の抱負、さらにデビューのきっかけとなった島田紳助さんとのエピソードなどを聞いた。――吉本坂46のデビューから1年経ちましたが、吉本坂46としての活動はいかがですか?僕はもともとの自分のスタートがアイドルで、役者をやって特撮を経験してからの吉本坂46なんです。吉本の役者って意外と芸人さんとの絡みがないので、吉本坂46に入ってからそれがめちゃくちゃ楽しいしうれしい。芸人さんといると元気になるし、そこはすごく僕にとっては大きな変化です。芸人さんが多く、「どこまで本気なの?」「吉本だからお笑いでしょ?」とも思われがちですが、そこはみんなガチでやっています。――榊原さん自身が考える吉本坂46でのご自身の立ち位置とは?僕は顔面担当です(笑)。――“顔面担当”として努力していることはありますか?アイクリームと目の下の保湿は時間があればやってます。――肉体磨きも努力されていますか?自分の身体のことをよく知る努力をこれからしていこうと、ちょうど決意したところです。30歳にもなると筋肉は劣化すると思うので、思い通りに身体を動かせるように筋トレを始めました。――ところで榊原さんは、『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ)の中で誕生した新選組リアンとして2009年にCDデビューしたのが、芸能活動のスタートでしたよね?そうですね。あれもオーディションで、本格デビューでした。――芸能界を引退された島田紳助さんプロデュースでしたが、紳助さんへの感謝は強いのでは?そうなんです。そうなんですけど、すごく貴重な機会だと当時わかっていなかったことが最大の失敗でした。当時はまだ大学生で、島田紳助さんという人がすごい人だということは理解していましたが、世間のことはよく知らなかった。だからすごい人ということはわかるけれど、恐れ多くてなかなか話しかけることができず、頑張って話そうとしても言葉に詰まる。それまで大人と接する機会がなかったので、ちゃんと接することができなくて、いまだに反省しています。――紳助さんからの教えで印象に残っていることはありますか?基本的に紳助さんは、「絶対に遅刻をしないこと」とか、「何があってもあいさつは絶対や。先輩を立てろ」とおっしゃっていました。吉本をずっと支えていた方の言葉なので、それは大切にしていきたいと思っています。――そのほか、先輩からのアドバイスで大切にしていることはありますか?吉本にはジャンルさまざまな方がいるので楽しい。教えてもらうというより、日々気づかされている感じですね。自分自身、吉本坂46で心がけていることは、めちゃくちゃ素の自分でいること。アイドルをしているつもりはないんです。役者をやっている部分では、人前に出ることは演じることだと思っていて、アイドルもアイドル演じることは大切ですが、アイドルをやりすぎてしまうと疲労することも知っている。だから、自分に近いアイドルを作ったほういいし、無理がない。これだけ面白い人がいて、素晴らしい人たちがいるわけだから、自分の個性を最大限に見てもらわないと意味がないなと。ここにいる人たち全員の個性が強いので、張り合うわけではないですけど負けないようにしたいと思っています。――今後の抱負は?朝ドラに出たいですね。5回くらい受けましたが、余裕で落ちました。特撮を経験しているので、朝ドラもそうですが、一年単位でドラマに出たいですね。映画なり映像に必ず出ていたい。それが目標です。吉本坂46としては、僕らはダンス選抜と謳っているので、三浦大知さんを超えるくらいのダンスをしてみたい。それが16人だったら圧巻だと思うんです。――ご自身のダンスの武器や特徴をどのように分析していますか? また、ダンスのパフォーマンス向上のために努力していることは?歌詞と音に合わせて作られた振り付けに対してハメこめるところが武器だと思ってます。速いダンスの動きはけっこう自信があります。当たり前のことかもしれませんが、舞台やMVの振り付けの予習は欠かさずにやってます!――顔面担当プラス、その技術で超えていきたいということですね!顔面はどこにいても目立つので、それは大丈夫です(笑)!■プロフィール榊原徹士1989年12月6日生まれ。愛知県出身。2009年、バラエティー番組初の島田紳助プロデュースによるアイドルユニット・新選組リアンとして芸能界デビュー。解散後は俳優としてテレビや舞台を中心に活動の場を広げ、映画『オー!ファーザー』、ドラマ『新選組PEACE MAKER』(2010年)、『明日の光をつかめ』(2010年)、『名探偵コナンドラマスペシャル 工藤新一への挑戦状』(2011年)、『五つ星ツーリスト』(2015年)、『朝が来る』(2016年)、『宇宙戦隊キュウレンジャー』など数々の作品に出演。2018年12月に吉本坂46としてデビューし、アイドル活動を再開。特技のダンスと歌を生かして、精力的にパフォーマンスしている。
2020年02月13日俳優の大泉洋が13日、新型タントPRイベント「NEW TANTO LIFE MUSEUM」1日館長就任式に出席。1日館長に就任した。ダイハツは、2019年7月にフルモデルチェンジをした新型タントの車両体感ができる「NEW TANTO LIFE MUSEUM キャラバン」を7月13日より全国各地で順次実施。そのオープニングとなったこの日は、CMキャラクターの大泉洋が「NEW TANTO LIFE MUSEUM」の1日館長として登場し、1日館長就任を記念して制作された巨大銅像、"巨大泉洋"(きょだいいずみよう)をアンベールした。あまりにもそっくりの巨大な像に「素晴らしいじゃないですか! すごい再現度ですよ」と目を丸くするも、「目の隈にウエーブ感も出ているし、この重たいまぶたにだらしない口、そして低い鼻って、やかましいわ!」と自虐ネタで笑いを誘う場面も。トークショーでは最新CMの話題となり、「東京スカパラダイスオーケストラさんのカッコいい曲に合わせて素晴らしい仕上がりになりました」と満足げで、「細かい動きを要求され、最終的にはムーンウオークをしてくださいと言われました。この歳までムーンウオークをやったことがなかったものですから、実際に習って頑張ってやりました。大変満足です」と笑顔を見せた。コミカルな演技から重厚感ある演技まで、幅広いキャラクターを演じている大泉。マルチに活躍している点について問われ、「ウチの事務所のCREATIVE OFFICE CUEの会長でもある鈴井貴之の社訓が『マルチであれ!』なんです。すべてができる人間でなければいけないと日頃から思っている訳でございます。マルチですべてをこなさなければいけないのが私のモットーです」と回答。また、現在放送中の主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)にも触れて、「どうしてもコミカルのお芝居が多いですが、今やっているドラマでは重厚なシーンも多く、緊張感が半端なくて大変なんですよ。この前なんかラグビー部員が揃っている中で12ページの長ゼリフを言わなくてはいけませんでした。あの日は帰りたいと思いましたね(笑)」と振り返っていた。
2019年07月14日突然ですが、わが息子は「片付け下手」です。ランドセル、ゲーム機、くしゃくしゃのプリント、脱ぎ捨てた靴下がいつまでもリビングに散らかっているので「こら!」と一喝したくなりますが、自分も片付けるのが苦手なだけに強くいえず…。反対に夫は片付けが苦にならないタイプなので「似てほしくないところが似てしまったなぁ…」と思うことがあります。さて、周囲を見渡してみると、私のように男の子はママ似、女の子はパパ似といわれるケースが多いように思います。はたして、これは偶然なのでしょうか…?小児科医であり、お茶の水女子大学名誉教授の榊原先生に、今回は子どもの「男女の性差」にまつわる不思議について教えてもらいました。お話をうかがったのは…医師・お茶の水女子大学名誉教授榊原洋一先生お茶の水女子大学人間発達教育研究センター教授。東京大学医学部卒業。専門は小児科学、小児神経学、発達神経学など。小児科医として発達障害児の治療にかかわる。著書は『大人が知らない子どもの体の不思議』(講談社)など多数。■「男の子は母親似、女の子は父親似が多い」生物学的に見たら?――まわりのママたちの話を聞くと「男の子はママ似」「女の子はパパ似」というケースが多い気がします。まわりからいわれるだけではなく、ママ自身もそう思っていることが多いようです。どちらかに似るという傾向は、生物学的にあるものなのでしょうか?榊原洋一先生(以下、榊原先生):生物学的な面からいうと「可能性がある」といえるでしょうね。 ――可能性がある…?榊原先生:まずは、遺伝子のお話から、なるべく簡単に説明していきますね(笑)。子どもはママとパパから半分ずつ遺伝子をもらうイメージがありますよね。実際そうなのですが、正確にはきっちり半分ずつではないんですね。――半分ではない…?榊原先生:遺伝子情報は「染色体」というものにのっています。染色体は基本的に同じ形のものが2本ずつ、計23組あるんですね。そのうち、22組目までの遺伝子情報は男の子であった場合も、女の子であった場合もまったく同じ。男女に分かれるのは、最後の23組目の染色体によって変わるんです。23組目の染色体は「性染色体」とも呼ばれていて、生殖器をつくるのに必要な遺伝子情報がのっています。だからこの部分の染色体の組み合わせによって、子どもが女の子になるのか、男の子になるのかが決まるんです。――どんな組み合わせになると男の子、女の子にそれぞれなるのですか?榊原先生:23組目の染色体は、ママとパパから1本ずつ染色体を受け継ぎます。ママの染色体は「XX」、つまりX染色体を2本を持っています。だから子どもにあげられる1本は、いずれにせよXになりますよね。一方、パパは「XY」、XとYを1本ずつ持っているんですね。だから、あげる染色体がXになる場合もあるし、Yになる場合もあります。23組目の染色体の組み合わせが、ママからX、パパからもXをもらって「XX」になったときは女の子として生まれてきます。一方、ママからX、パパからYをもらって「XY」になった場合は男の子として生まれてくるんです。――なるほど…! 女の子は「XX」、男の子は「XY」の組み合わせで生まれてくるんですね…!榊原先生:そうですね。パパ似、ママ似の話でいうと、ここからが本題になります。では、XとY、それぞれの染色体にどんな違いがあるか説明していきましょう。Xという染色体はYに比べて大きく、体の機能や構造、顔つきや性格の一部など生きていくために重要な遺伝子情報がたくさんのっています。一方、Y染色体には生殖器をつくる遺伝子情報しかありません。――Xと比べると、Y染色体は情報に偏りがあるんですね。榊原先生:男の子の場合、Xはママから、パパからはYをもらっていますよね。でもY染色体には生殖器をつくる遺伝子情報しかないので、体の機能や構造、顔つき、性格などの情報はX染色体の情報、つまり母親からの遺伝子だけになります。だから、見た目や雰囲気などが母親に似る可能性があるんです。――そういうことなんですね。榊原先生:またX染色体の中には重要な遺伝子情報だけでなく、ある性格を規定する遺伝子もあるといわれています。そのため、男の子の場合は性格がより母親に似る可能性もあります。――なるほど…! 性格が似る、というのは私としても実感するところです(苦笑)。生き物として「男の子はママ似」「女の子はパパ似」になる可能性がちゃんとあるということなんですね。榊原先生:女の子は両親からそれぞれX染色体をもらっていますよね。だから母親の情報しかもらっていない男の子と比べると、性格については父親に近いように見えるのかもしれませんね。――理解できたように思います! おもしろいですね…!榊原先生:母親似、父親似というのは、ほかにも多数の遺伝子が関係していたり、遺伝子以外の環境が要因になったりすることもあります。まだはっきり解明されていないことなので「男の子はママ似、女の子はパパ似になる可能性があるよ」程度に思ってもらえるといいかもしれません。■「男らしさ、女らしさ」成長過程で? 生まれつき?――先生。次は男らしさ、女らしさということについて教えてください。男女を「らしさ」でくくるのは時代錯誤な気もしますが、成長過程や大人たちからの期待で身に付けていく「後天的なもの」というイメージがあります。榊原先生:性というものを考えたとき「生物学的な性差」と「社会的な性差」というものがあると思うんですね。一般社会でいわれる「男・女らしさ」というものは文化的な意味合いが強いのでおっしゃるとおり、大人からの期待や育てられた方などによって認識していくものだと思います。ただ、最近の研究では行動や性格に生物学的な性差があることが分かってきたんです。――生まれたときから、すでに男女差があると…?榊原先生:そうです。子どもに自由に絵を描かせる検査で、男の子は乗り物などを寒色系で、女の子は人や花、おうちを暖色系で描くことが分かりました。これは周囲からの影響でそうなった可能性もありますが、さまざまな研究によって性ホルモンの作用が影響しているのではないか、と考えられるようになったんです。――性ホルモンの影響…? 研究の内容について、もっとくわしく教えてください。榊原先生:生まれつき、男性ホルモンが大量につくられてしまう病気があります。女の子の場合、この病気になると性器が男性化します。この女の子は女の子として育てられても、自由に絵を描かせると男の子のような絵を描く傾向があるんです。 ――ホルモンが行動に影響している…?榊原先生:まだ不確かですが「性ホルモンが直接、脳の神経細胞に結びついて作用する」という説があります。このとき、結びつくのが男性ホルモンなのか、女性ホルモンなのかで神経の機能が違ってくるようです。――男の子は乗り物などを青や緑、黒い色で描く。女の子は人間やお花、蝶々を赤や黄、ピンクで描く。こうした行動には性ホルモンがかかわっているかもしれないんですね。榊原先生:はい。それから乳児期にも男女の行動に違いがあります。1年を通した実験で明らかになっているんですが、男の子の赤ちゃんは平均してよく泣く。反対に女の子の赤ちゃんはよく笑うんです。――「男の子のほうがよく泣く」というのは、男女それぞれを育てたことのあるママからもよく聞く話です…!榊原先生:これは男の子の場合、お母さんのおなかの中にいるときと出生直後に血液中の男性ホルモンの値が一時的に高くなることに関係しているといわれています。この男性ホルモンの高値が脳に働いて、よく泣き、活発に動くといった行動の特徴をつくりだしているんですね。――「男性ホルモンが多いとムダ毛が濃くなる」とか「女性ホルモンが多いと肌がきれいに」というような曖昧なイメージがありますが、赤ちゃんの場合は行動に影響することがあるんですね…。榊原先生:そうです。生まれたときから男の子と女の子の行動に差があるのは、生物学的な性差が関係している、といえるでしょうね。男の子で生まれるか、女の子で生まれるか…。性差が生まれる命の仕組みを知ったことで、改めて「人は生き物なのだ」と実感しました。できれば良いところが似てほしい… というのが本音ですが(笑)、これからは興味を持って男の子、女の子の「違い」を楽しんでいこうと思いました。参考図書: 『大人が知らない子どもの体の不思議』 (講談社)榊原洋一著子どもと大人はどう違うのか。それは単に大きさだけの違いではありません。どうして夜泣きをするの? どうして寝相が悪いの? どうして落ち着きがないの? 子育て中に親が抱く「答えが見つかりにくい質問」にエビデンスの精神で解答することを試みました。子どもの心と体の不思議を理解する、手助けとなる一冊。
2019年06月09日よく「親に虫歯があると、子どもにうつる。だから同じスプーンやフォークを使ってはいけない」という話を耳にしますが、これって本当なのでしょうか。何を隠そう、虫歯の多い私。虫歯のせいで奥歯まわりがほとんど銀歯なので、大きく口を開けて笑うのが恥ずかしかったリします。大人になってからメンテナンスにいくようになりましたが、こんな苦労や恥ずかしい思いを子どもにさせたくないもの…。私と同じように感じているママやパパも少なくないのではないでしょうか?小児科医であり、お茶の水女子大学名誉教授の榊原先生に、今回は「子どもの口まわり」にまつわる不思議について教えてもらいました!お話をうかがったのは…医師・お茶の水女子大学名誉教授榊原洋一先生お茶の水女子大学人間発達教育研究センター教授。東京大学医学部卒業。専門は小児科学、小児神経学、発達神経学など。小児科医として発達障害児の治療にかかわる。著書は『大人が知らない子どもの体の不思議』(講談社)など多数。■親が虫歯…子どもにも感染するって本当?――先生、今日は子どもの「口まわり」の疑問について教えてください。私は自分のスプーンを子どもの口に「あ~ん」したり、熱い料理を冷ますためにふ~ふ~してあげたりしていました。でも「親に虫歯があると、子どもにうつる」と聞いて反省…。でもこれって本当なんでしょうか?榊原洋一先生(以下、榊原先生):正確にいうと「虫歯になる」のではなく、虫歯の元になるミュータンス菌という細菌が子どもに移動してしまう、ということになりますね。――ミュータンス菌…?榊原先生:はい。口の中には普段から数多くの細菌が存在しています。数百種類はいますね。その細菌のひとつがミュータンス菌です。虫歯の元になる菌といわれていますが、口の中が健康であれば“悪さ”をすることはありません。口の中の環境が悪化することで、病原菌となって虫歯を発生させるんです。――うわあ…、そうなんですね…。もし自分が虫歯じゃないとしても、虫歯の元になる菌は移動させたくないですね…。あれ、でもミュータンス菌はそもそもどこからきてるんでしょう? 大人になると自然と発生する菌なんでしょうか?榊原先生:ミュータンス菌は自然発生するものではありません。人を介してうつるものです。――え…! じゃあ今、私の口の中にいるであろうミュータンス菌も親や誰かの口からうつった菌だということですか?榊原先生:そうなります。同じ食器を使うだけではなく、同じ歯ブラシで歯を磨いてもうつります。お母さんのつばが赤ちゃんに飛んだり、口元をふれた手で赤ちゃんの口元をさわったりすることでもうつりますよ。――そんなささいなことでもうつるんですか…!榊原先生:はい。だから、どんなに気をつけても「いつかはうつってしまうもの」といえるでしょう。でもなるべく菌がうつる時期を遅らせること。それが子どもを虫歯にさせないためには大事です。――同じ食器を使わない、同じ歯ブラシを使わないといったこと以外にできることはありますか?榊原先生:子どもの歯をきちんと磨いてあげることですね。もちろん自分でできるようになっても、しっかり磨かせることです。それから当たり前ですが、接する人が虫歯にならないようにしましょう。うつした人がすでに虫歯の状態だと、病原菌がそのまま子どもの口にうつってしまうからです。――で、ですね…。私もこれ以上、虫歯を増やさないために気をつけなければ…!榊原先生:それから子どもと接するときにはできるだけ手洗いをする、というのも効果的です。できることはたくさんあるので、意識していきましょう。■赤ちゃんの口「どうしてくさくないの?」――先生、口まわりに関することでいうと、前から不思議だったことがあります。それは「赤ちゃんの口はくさくない」ということです。大人って朝起きたときとか、すごいくさいじゃないですか…(焦)。でも寝起きの赤ちゃんは口がくさくない…! そもそも、くさいときがない、というか。歯がないからかな~と思っていたんですが、どうしてなんでしょう。榊原先生:そうですね。これは先ほどもお話した、口の中の細菌が関係しています。――細菌ですか?榊原先生:赤ちゃんは、無菌の状態で生まれてきます。生まれてからもしばらくは、口にするものが母乳やミルクだけなので、菌が増えてもほんの少し。数百種類の菌が常に口の中にいる大人と比べれば、まだまだ少ない状態なんですね。菌が増えると、においも増えます。ですから、まだ菌の少ない赤ちゃんからは「くさい」と感じられるようなにおいがしないのではないでしょうか。――つまり、菌の種類が増えていくことでにおいが発生していく…?榊原先生:そうです。もちろんにんにくを食べると口臭がきつくなるなど、食べものそのものの影響もあります。でも赤ちゃんの口がくさくないのは、そもそもにおいを発生させる菌が少ないから、といえるでしょう。――では、離乳食などいろいろなものを食べるようになるとどうなるのでしょう?榊原先生:少しずつ、においが出てくると思いますよ。食べ物を食べることでもそうですし、その食べ物を分解するために新たな菌も増えていきますからね。――口がくさくないのは、赤ちゃんのうちだけなんですね。■赤ちゃんのよだれ「どうしてたくさんよだれが出るの?」――先生、もうひとつお聞きしたいのが「よだれかけ」というものがあるくらい、赤ちゃんはたくさんよだれを出しますよね。どうしてあんなにたくさんよだれが出るのでしょうか?榊原先生:これは、子どもだけがたくさん出ているわけではないんです。体格に差はありますが、基本的には大人も子どもも唾液腺の働きに差はないので、同じように出ているんです。――え! 大人も赤ちゃんのように、たくさん唾液を出しているんですか?榊原先生:出しています。例えば体重50kgの大人が1日に出している唾液量は1~1.5Lといわれています。――1~1.5L! 1日に飲んだほうがいいといわれる水分量とほぼ同じですね…!榊原先生:どうして赤ちゃんは、たくさんよだれを出しているように見えるのか。それは大人はよだれが出ていると恥ずかしくて、飲み込むからです。 ――飲み込む…(ごくり)。榊原先生:大人はよだれが出ていると「恥ずかしい」という感覚がありますよね。だから出そうと思ったら無意識に飲み込んでいます。もし口から出てしまったときも急いで拭き取りますよね。でも、赤ちゃんはよだれが出ていることを気にしません。口元もゆるみやすいので、だらだらと出てしまう。ただそれだけのことなんです。これは汗についても同じことがいえます。大人は拭き取るけれど、子どもは汗をかきっぱなしですよね。――なるほど。気にしているか、気にしてないかの違いなんですね。 榊原先生: たまに電車の中で寝ていて、口からよだれがだら~っと出ている人をみかけますね。寝ているから、出ていることに気付いていない。唾液は自動的に出てくるものなので、たれてしまうのは自然なことです。大人も子どもも同じなんですね。「親に虫歯がなくても、虫歯の元になる菌はうつる」と考えると、食器を分けたり、手を洗うといった日々の管理がすごく大切だと感じました。また赤ちゃんの口がくさくないのは菌が少ないから…という事実にも納得。口臭がほとんどないのは赤ちゃん時代のほんのひとときと考えると、生後数カ月の期間が貴重に思えてくるかもしれませんね。次回は 「男の子、女の子にまつわる不思議」 についてお話をうかがいます。お楽しみに!参考図書: 『大人が知らない子どもの体の不思議』 (講談社)榊原洋一著子どもと大人はどう違うのか。それは単に大きさだけの違いではありません。どうして夜泣きをするの? どうして寝相が悪いの? どうして落ち着きがないの? 子育て中に親が抱く「答えが見つかりにくい質問」にエビデンスの精神で解答することを試みました。子どもの心と体の不思議を理解する、手助けとなる一冊。
2019年06月04日子育て中は「子どもの体って不思議だなあ」と思うこと、たくさんありますよね。例えば、世のママたちの多くが口をそろえていうのが「子どもの寝相の悪さ」についてです。枕に頭をのせて寝たはずなのに、朝には足が枕の上に…。毎日のことなので、寝相の悪さについては当たり前のことになっているかもしれませんね。それから、赤ちゃんがウトウトして眠りにつく前、急に手足がポカポカしてくるように感じますよね。子どもの手足があたたかくなってきたら、「そろそろ寝るかな…」と予想がつくことも。また、大人と比べて大量にかく寝汗なども、子ども特有の不思議な現象です。子どもはどうして寝相が悪いのか、どうして眠りにつく前に手足があたたかくなるのか、どうして寝汗が多いのか? 小児科医でありお茶の水女子大学名誉教授・榊原洋一先生に「子どもの睡眠」にまつわる不思議をいろいろと教えてもらいました。お話をうかがったのは…医師・お茶の水女子大学名誉教授榊原洋一先生お茶の水女子大学人間発達教育研究センター教授。東京大学医学部卒業。専門は小児科学、小児神経学、発達神経学など。小児科医として発達障害児の治療にかかわる。著書は『大人が知らない子どもの体の不思議』(講談社)など多数。■子どもの寝相はどうして悪い?――どのお母さんも口にすることだと思うのですが、子どもって本当に寝相が悪い! 夜眠ったときと朝起きたときの姿勢がまったく違います。この寝相の悪さ、何か理由があるんでしょうか?榊原洋一先生(以下、榊原先生):子どもの寝相が悪いのは「睡眠の質」が大人と違うからなんですね。――質ですか…?榊原先生:人間には「睡眠パターン」というものがあります。このパターンは年齢とともに変わっていきます。特に睡眠時間と睡眠リズムに大きな変化が起こるんです。まず大人になると、乳児のときと比べ睡眠時間が短くなりますよね。それから睡眠中に見られる「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の割合も変わります。どう変わるかというと、成長していくにつれてレム睡眠の割合がどんどん少なくなっていくんです。――先生! レム睡眠とノンレム睡眠とは何でしょう?榊原先生:レム睡眠とノンレム睡眠はどちらも睡眠状態のことを指しています。ただし、レム睡眠中の脳波は起きているときとよく似ています。眼球がきょろきょろと左右に速く動くこともあるし、体もよく動きます。睡眠中の様子を脳波とビデオカメラで同時に記録すると、レム睡眠のときに寝がえりや手足を動かす様子が多く見られるんです。――よく動くのはレム睡眠中だからなんですね。榊原先生:そうです。一方、ノンレム睡眠は深い眠りなので、こうした動きがほとんど見られません。子どものころはレム睡眠の割合が多いので、寝ている間にたくさん体が動くんですね。――覚醒状態と似たレム睡眠の割合が多いから、自然と寝相が悪くなるんですね…。ちなみによく動く時間帯などはあるのでしょうか?榊原先生:レム睡眠は明け方、目が覚める前に多く出る睡眠パターンです。だから夜中は寝相が良かったけれど、起きる時間近くになったら急に寝相が悪くなっていた…なんてことがあるかもしれませんね。■寝る前、子どもの手足が急にあたたかくなるのはなぜ?――赤ちゃんを抱っこしていて「あれ、なんだかポカポカしてきたな」と思ったらすやすや眠っていた…ということがよくあったのですが、手足があたたかくなることと眠ることに何か関係はあるのでしょうか?榊原先生:実際に手足の先の皮膚温度をはかってみると、子どもは眠くなると温度が1.5度くらい上昇することが分かっているんですね。でも、脇の下の体温をはかっても変化がない。このことから、子どもの手足があたたかくなることには、体の中の血液の流れが関係していると考えられます。――血液ですか…?榊原先生:普通、熱が発生するのは筋肉や臓器なんです。でも、手足の先には大きな筋肉も臓器もありませんよね。では、なぜ皮膚温度が上がるのか。温度を上昇させる方法としてほかに考えられるのは、血液です。血液は熱を運ぶことができます。子どもの手足の先があたたかくなったのは、体の中心部からたくさんの血液が流れてきたから、と考えることができます。――血液が手足のポカポカを生んでいるんですね…! でも、子どもの血管は細そうなイメージがあります。たくさんの血液を手足の先に運ぶことってできるんでしょうか?榊原先生:血液量が増えるのは、細い血管が広がるからなんです。血管が広がるのは交感神経と、副交感神経といった自律神経が関係しています。――交感神経と副交感神経?榊原先生:交感神経は獲物を追う、敵から逃げるといったときに優位になるもので、皮膚の血管を収縮させます。血管を細くすることで、万が一傷を負うことになっても少ない出血ですむんですね。――生き抜くための反応ですね…!榊原先生:反対に副交感神経は休息しているときに優位になるもので、血管は広がります。そのため、熱を持ったたくさんの血液が手足の先にまで運ばれて、体がポカポカしてくるというわけです。眠る前に子どもの手足があたたかくなるのは「休息モード」に入っているからなのです。お母さんに抱っこされて、安心した状態になることで、より眠りやすくなったからでしょうね。――なるほど。赤ちゃんの手足が急にあたたかくなってくるのはリラックス状態に入った、ということなんですね。■朝起きると寝汗でびっしょり…子どもが汗かきなのはどうして?――寝ている子どもでびっくりするのが、大人と比べて寝汗がすごい…! 子どもはどうしてあんなに汗をかきやすいのでしょうか?榊原先生:1日に必要な水分量で比較すると、子どもは大人の倍量が必要になります。子どもの体は大人と比べ、水分の割合がすごく多いんです。――大人の倍量も必要なんですね…!榊原先生:その理由として、腎臓の機能によることと、失われる水分量が多いことがあげられます。子どもは腎臓の機能がまだ未熟で、尿としてたくさんの水分を排出します。それから新陳代謝も活発なので、汗や呼吸によって、どんどん体の外に水分が出てしまうんですね。失われる水分量は大人の1、5~3倍近くになるといわれています。――そんなに…! 子どもはそもそも水分を失いやすいものなんですね。榊原先生:そうですね。それと、単純に大人は汗をかくとハンカチで拭きますよね。でも、子どもは拭きません。よだれが多いのと同じで、出てくるものに構わない…(笑)。子どもは大人のように汗を拭いたりしないから、いっそう汗が目立って見えていることもあると思います。今回は、子どもの睡眠にまつわる不思議について、お話をうかがいました。子どもの寝相が悪いのは、子どもと大人で睡眠の質が違うからということが分かり、長年の謎がようやく解けました(笑)。また、赤ちゃんの手足があたたかくなるのは、交感神経・副交感神経が状況に応じて優位になることで、体の中でさまざまな反応が起こっているから。「人の体はなんて複雑でおもしろい仕組みなんだろう」と感心するインタビューとなりました。引き続き、榊原先生に「子どもの体の不思議」について、お話をうかがっていきます。参考図書: 『大人が知らない子どもの体の不思議』 (講談社)榊原洋一著子どもと大人はどう違うのか。それは単に大きさだけの違いではありません。どうして夜泣きをするの? どうして寝相が悪いの? どうして落ち着きがないの? 子育て中に親が抱く「答えが見つかりにくい質問」にエビデンスの精神で解答することを試みました。子どもの心と体の不思議を理解する、手助けとなる一冊。
2019年02月06日映画『そらのレストラン』の公開記念舞台あいさつが2日、東京・渋谷シネクイントで行われ、主演の大泉洋をはじめ、本上まなみ、岡田将生、深川栄洋監督が出席した。公開から1週間が経過したこの日は、"公開記念"と題して舞台あいさつ。主演の大泉は「共演者の皆さまが程よくおバカな方が多くて楽しかったです。深川さんが見事に撮影してくれるものですから、夜は時間があってご飯を食べに行けたりしました。みんなで食べる時間が楽しかったですね」と感謝の言葉。さらに「この映画では我々の家族が『いただきます!』と言う訳です。本当にモノを食べるということに対して感謝するようになりましたね。分かってはいるんですが、これまではおざなりに食べていて、これだけ苦労して作ったモノだったり命をいただいて生活しているんだな、と改めて思いました」と食事に対する思いを新たに感じたという。そんな大泉のコメントに「好感度上がったんじゃないんですか?」と冷やかした岡田は「僕が演じた神戸ちゃんは、東京から北海道に逃げます。僕自身も仕事に嫌気が差して逃げたくなることがあり、そうか、北海道に行けばいいんだと思いました」と過去に逃げ出したい仕事があったことを告白。すると、大泉から「悩んでいるのか? 何の仕事の時?」とツッコまれた岡田は「それは言えませんよ!」と慌てつつ、「素敵な先輩方がいてグチャグチャ喋ってちゃんとお芝居をし、帰って一緒にお風呂に入って寝るという生活が本当になかったので、青春を謳歌したような作品でした」と話した。舞台あいさつの最後には、大泉の娘が書き記した手紙をMCが朗読するというコーナーも。「最近良いことがないって言ってたけど、大丈夫だよ。私がいるからね。漢字テスト、パパのお陰で合格したよ。私は『そらのレストラン』を見てすごく感動した。大人になったらパパみたいに上手に泣ける女優さんになりたいです」という娘の手紙に大泉は「最近本当にツイてないんだな~。全然関係ないのに何で書いちゃうんだろう?」と言いながらも照れ笑いを浮かべていたが、「もう少し感動的にやって欲しいですよ。ちゃんとサプライズにして欲しい! 今朝、妻に『はい! これ映画の人に渡して』と渡されて、僕が持ってきたんですよ。中身は見てないです! 中身見たら直してましたよ」と明かして観客の笑いを誘っていた。2012年公開の映画『しあわせのパン』、2014年公開の映画『ぶどうのなみだ』に続き、大泉洋主演の北海道シリーズ第3弾となる本作。北海道道南のせたな町を舞台に、海が見える牧場で作り出されるチーズと様々な食材が仲間と家族の心を繋ぎ、絆を強めていく様を丹念に描く。主演の大泉は、様々な葛藤を抱えながらも一日限りのレストラン開店に向けて奔走する亘理役、その妻・こと絵役には本上まなみが、エリートサラリーマンだったがせなた町にやってきて本来の明るさを取り戻していく牧羊の神戸陽太郎役を岡田将生が演じている。
2019年02月03日子どものお世話をしていると「子どもの体って不思議だなあ」と思うこと、たくさんありますよね。例えば、赤ちゃんの目。顔をのぞきこむと、こちらをジッと見つめているような気がしてきます。そんなときに思うのが「赤ちゃんはモノがどのくらい見えているんだろう?」という疑問ではないでしょうか。赤ちゃんの視力はどのくらいあるのか、また言葉を話せない赤ちゃんの視力をどうやってはかるのか。そうした子どもの体にまつわる疑問に回答してくださるのが、小児科医でありお茶の水女子大学名誉教授・榊原洋一先生です。今回は、榊原先生に「子どもの目」にまつわる不思議を教えてもらいました。お話をうかがったのは…医師・お茶の水女子大学名誉教授榊原洋一先生お茶の水女子大学人間発達教育研究センター教授。東京大学医学部卒業。専門は小児科学、小児神経学、発達神経学など。小児科医として発達障害児の治療にかかわる。著書は『大人が知らない子どもの体の不思議』(講談社)など多数。■赤ちゃんの視力はどのくらい?――榊原先生、本日はどうぞよろしくお願いいたします。早速ですが、生まれたばかりの赤ちゃんの「目」に関する疑問があります。ママなら誰しも思ったことがあると思うのですが、顔を近づけると、ジッと見つめているようなときもあるし、見ているのか、見ていないのか分からないときもあって…。赤ちゃんはどのくらいモノが見えているのでしょうか? 榊原洋一先生(以下、榊原先生):生まれたばかりの赤ちゃんは人の顔やおもちゃが目の前にきても追わない、焦点があっているように見えないので「目が見えない」と信じられていたんですね。でも、近年の行動観察などによって、目の前から大体数10cm程度のものは「ぼんやりと見えている」ことが分かってきました。――自分に近い距離にあるものは、ぼんやり見えているんですね…。榊原先生:そうです。生まれてすぐのころは近視に近い感じなのですが、生後5~6カ月を過ぎると、ぼやっとした輪郭のようなものが見えてくるようです。――生後5~6カ月くらいで輪郭のようなものが見えるようになるんですね。視力であらわすと、大体どのくらいになりますか?榊原先生:出生時の視力は0.02~0.03といわれています。それが1歳ごろになると、0.2~0.4くらいになる。そして3歳ごろには1.0以上になると考えられています。もちろん輪郭だけではなく、赤ちゃんは色も見えていますよ。■赤ちゃんの視力、どうやって調べるの?――3歳くらいで1.0くらいの視力になるんですね…! ちょっと疑問なんですが、赤ちゃんの視力ってどうやってはかっているんでしょう? 私たちが視力をはかるときは、アルファベッドの「C」がいろんな方向を向いた表を使って、Cにすき間が開いている部分を「右」「斜め左」などと伝えて視力を検査しますよね。でも赤ちゃんは言葉が話せません。一体どのような方法で調べられているのでしょうか?榊原先生:視力は「赤ちゃんならではの性質」を利用して測定されています。――赤ちゃんならではの性質…?榊原先生:そうです。赤ちゃんは何も書いていない紙より、縞模様が書いてある紙のほうをよく見つめる、という性質があるんですね。この性質を用いた視力の調べ方を紹介しましょう。まず赤ちゃんに2枚の紙を見せます。片方は灰色の紙、もう片方は縞模様が描かれた紙です(いずれも明度は同程度)。当然、赤ちゃんは縞模様の紙を長く見つめますよね。――…はい。榊原先生:そこで見せる縞模様の幅を段階的に、だんだん狭くしていくんです。各段階で縞模様の紙を見つめている時間も、それぞれ記録します。そして、灰色の紙を見つめる時間と比較してみるのです。――なるほど! その差を見ることで、視力をはかるということですね。榊原先生:そうです。当然最初は縞模様を見つめる時間のほうが長いですよね。でも縞模様の幅を狭くしていくうちに、見つめる時間が短くなってくる。大人も縞模様がどんどん細かくなっていくと、模様がだんだん見えなくなって、ただの灰色の紙のように見えてきますよね。赤ちゃんも同じで、縞模様を模様として判別しなくなってくる。縞模様を見つめる時間と灰色の紙を見つめる時間が同じになったときが、赤ちゃんの「視力の限界」を示すことになるのです。――考えた人、すごいです…!榊原先生:そうして調べたことで「新生児の視力は0.02~0.03くらい」というような具体的な数値が分かるようになったんですね。――「赤ちゃんは無地より縞模様をよく見る」という性質があるなんて、おもしろいですね…! 榊原先生:縞模様もそうですが、赤ちゃんは人の顔を一生懸命見る特性があるのも分かっているんですね。縞模様と顔を見せると、顔のほうをよく見るんです。だからお母さん、お父さんのなかには「こっちをよく見るな~」と感じる人がいるかもしれませんが、顔や目元、口元をよく見るというのは本当。実験結果でもそうした特性があることは分かっていますね。――赤ちゃんは人の顔をよく見るなと思っていましたが、それも赤ちゃんならではの特性だったんですね! ■赤ちゃんの白目「青く見えるのはどうして?」――先生、目に関することでほかにお聞きしたいのが「子どもの白目が青く見える」ことです。何か理由があるのでしょうか?榊原先生:ではまず、目の仕組みについて少し説明しましょう。白目は結膜という透明な膜でおおわれています。そして、結膜の下にはさらに強膜という膜がある。さらにその下には脈絡膜というのがあって、細い血管が網の目状に走っています。――白目の部分って、いろいろな膜が何層も重なっているんですね。榊原先生:そうですね。乳児の白目の強膜には、ある特徴があります。それは「大人と比べて厚さがとても薄い」ということです。だから強膜の下の脈絡膜を流れる血管の色が透けて見えるんです。これは静脈ですね。だから、白目の部分が青く見えるんです。――なるほど! 青く見えているのは、血管の色が透けていたからなんですね。でも大人になっても白目が青い人ってあまりいない気がします。子どもならではの現象なんでしょうか?榊原先生:大人になると、白目はやや黄色くなってきます。これは年齢とともに、肌のシミと同じ物質が沈着していくからです。――シ、シミ…! 目にも沈着するんですね(焦)。榊原先生:はい。それで、加齢と共に白目はやや黄色味がかってくるんですが、子どもの場合はまだ沈着がないので、大人に比べると青っぽく見えるようですね。小児科医である榊原先生のもとには、子育ての悩みや行動に関する相談がたくさん持ち込まれるそうです。それは、子育て経験の豊富な人がまわりにいなかったり、子育てや子どもの病気などを気軽に聞くことができなかったりする環境にある家庭が多くなっているからかもしれません。榊原先生は、そうした現状を踏まえ、子育て中の親が抱くであろう子どもの体と心に関する「答えが見つかりにくい質問」に真摯に向き合っています。今回は、子どもの「目」にまつわる疑問についてうかがいました。赤ちゃんならではの性質を知ることは新鮮であり、ちょっとした疑問も答えが分かることで「そういうことだったのか」と子どものことを理解できたような気がします。次回は、「子どもの頭はなぜ大きい?」「顔つきが変わるってどういうこと?」など、子どもの顔や頭に関する疑問について、榊原先生にお話をうかがいます。お楽しみに…!参考図書: 『大人が知らない子どもの体の不思議』 (講談社)榊原洋一著子どもと大人はどう違うのか。それは単に大きさだけの違いではありません。どうして夜泣きをするの? どうして寝相が悪いの? どうして落ち着きがないの? 子育て中に親が抱く「答えが見つかりにくい質問」にエビデンスの精神で解答することを試みました。子どもの心と体の不思議を理解する、手助けとなる一冊。
2019年01月26日俳優の大泉洋が、『怪盗グルー』シリーズで知られるイルミネーション・エンターテインメントの長編アニメーション最新作『グリンチ』(12月14日公開)でハリウッド映画の吹き替えに初挑戦することが決定し13日、大泉の吹き替え入り日本版予告映像が公開された。絵本作家ドクター・スースの名作『グリンチ』を映画アニメ化。世界中で愛される超ひねくれもの“グリンチ”が、イルミネーションの最新作として日本にやってくる。このたび、主人公・グリンチの日本語吹替え版キャストに大泉洋が決定した。大泉演じるグリンチは、常に不機嫌で周りの村人たちに意地悪をはたらくという、超ひねくれ者。小さい頃は純粋で可愛かったのに、オトナになったら超いじわるなヤツになってしまうという役どころで、少しぽっちゃり気味の全身緑の身体に、トレードマークである赤いマフラーを巻き、ふてぶてしく歩く姿は、どこか愛らしく憎めないキャラクターだ。大泉は「今回僕が演じるグリンチは、人の幸せが大嫌いでいじわるばかりしている“超ひねくれ者”です。そんなグリンチのキャラクターにぴったりということでオファーを頂いたそうなのですが、“正直でピュアな大泉洋”としましては、『なぜだろう?』と不思議に感じております!」とユーモアあふれるコメント。「でもこれがまた憎めない部分もある本当にユニークなキャラクターなので楽しんで演じ切りたいと思います!」と意気込んでいる。配給会社の担当者は「グリンチというキャラクターに出会った瞬間、真っ先に大泉洋さんを連想しました。大泉さんをもしアニメキャラ化したら、きっとこんな感じだろうな…と。いえ、決してひねくれている所が似ているという意味では無いです。違います」と、オファーの理由を明かしている。(C)UNIVERSAL PICTURES
2018年07月13日ミュベール(MUVEIL)が、2018プレフォールコレクションでコラボレーションした写真家・榊原俊寿の写真展を開催。「CHATS」をテーマに、6月1日から24日まで、南青山にある「ギャラリーミュベール(GALLERY MUVEIL)」にて行われる。ミュベールの2018プレフォールコレクションは、1960〜70年代に活躍した女優のロミー・シュナイダー(Romy Schneider)をミューズに迎えた。ロミーの出演作である『ポッカチオ’70』にたくさんの子猫が登場したことから、写真家でペットトリマーでもある榊原とのコラボレーションが実現。クラシカルな時代背景にミュベールらしい遊び心を取り入れた今シーズンのアイコンとなる、猫のプリントTシャツやセーターが誕生した。同展では、ミュベールデザイナー・中山路子の心を深く動かした榊原の作品を展示。猫や犬の自然な姿を造形的に撮影した写真からは、彼の愛情に満ちた視線がはっきりと見てとれる。また会場には、「CHATS」をテーマにしたスペシャルな雑貨など限定アイテムも登場する。期間中、ギャラリーミュベールでは2つのワークショップも開催。6月10日には、ギャラリーミュベールで刺繍教室の講師を勤めるデザイナーによる「ネコ刺繍のワークショップ」、6月14日にはフランスの手芸材料店「ラ・ドログリー(la droguerie)」の代表・スージーが来日して、ワークショップを行う。さらに、オフィスで飼い主のいない猫を保護し、保護猫をモデルにした雑貨屋コーヒーを販売している「LOVE & Co.」のポップアップショップも同時開催。利益の一部は、保護活動費に充てられる。【イベント情報】榊原俊寿 写真展「CHATS」会期:6月1日〜6月24日会場:ギャラリーミュベール(GALLERY MUVEIL)住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1F時間:11:30〜20:00
2018年05月30日ミュベール(MUVEIL)は、2018年プレフォールコレクションでコラボレーションした写真家・榊原俊寿の写真展を実施。2018年6月1日(金)から6月24日(日)まで、ギャラリー ミュベールにて開催する。1960~70年代に活躍した女優、ロミー・シュナイダーをミューズに、クラシカルなムードの中にミュベールらしい遊び心を効かせた2018年プレフォールコレクション。彼女の出演作「ボッカチオ’70」でたくさんの子猫が登場したことから、写真家・榊原俊寿の作品を取り入れた。彼の作品と出会ったデザイナーの中山路子は、これまでに感じたことのないような猫たちの魅力に引き込まれたという。榊原が捉える犬や猫の表情は、彼が動物たちに向ける愛に満ちた視線がはっきりあらわれ、それにこたえる自然な姿が造形的に映し出されている。今回の写真展では、中山の心を動かした彼の作品のすごさを体感できることだろう。なお、写真展に合わせて2018年プレフォールコレクションに登場した猫モチーフのTシャツが登場。そのほか、会期中は、ギャラリーミュベールの刺繍教室の先生でもある刺繍デザイナーの田口によるネコ刺繍のワークショップ、利益の一部を保護活動費に充てる保護猫をモデルにしたコーヒーや雑貨の販売も行う。【詳細】MUVEIL×写真家「榊原 俊寿」EXHIBITION※「LOVE & Co.」限定ストア同時開催開催期間:2018年6月1日(金)から6月24日(日)会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1FTEL:03-6427-2162■会期中イベント・ネコ刺繍ワークショップ開催日:6月10日(日)・フランスの手芸材料店「ラ・ドログリー」代表スージーさんによるワークショップ開催日:6月14日(木)
2018年05月27日5月19日(土)放送のNHK総合「SONGS」は「SONGS×大泉洋スペシャル」と題してお届け。この4月で12年目を迎えた本番組が初となる“番組の顔”として大泉さんを起用。番組の“責任者”としてアーティストの素顔や想いを伝えていくことになる。大泉さんは北海道学園大学演劇研究会から生まれた演劇ユニット「TEAM NACS」のメンバーとして1996年の「LETTER~変わり続けるベクトルの障壁」から公演を重ね続け、大泉さんが作・演出を手がけた「下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。」が全国6都市64ステージで53,000人を動員するなど同ユニットを人気劇団へと成長させた。また北海道テレビの深夜番組「水曜どうでしょう」にも出演、地方局の深夜番組ながらその面白さが評判を呼び番組は大きな人気を博するようになったほか、「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」や「ハケンの品格」NHK大河ドラマ「龍馬伝」などのドラマで全国区の注目を浴びるようになった。また2011年公開の『探偵はBARにいる』では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。その後同作は人気シリーズとなりこれまでに3作が製作されたほか、『清須会議』『駆込み女と駆出し男』『アイアムアヒーロー』など主演作も次々と公開され、いまや日本を代表する個性派俳優の1人として知られている。そんな大泉さんが「SONGS」の“顔”となることが決定。今後は番組に毎回登場し、上質な音楽や映像をたっぷりと届けながらそのトーク力で楽しく、柔らかい番組にしていくという。ただ大泉さんは「司会」や「ナビゲーター」ではなく番組の「責任者」ということで、具体的にどんな立場で番組と関わっていくかについては先週の放送と本日の放送で明かされるとのこと。今夜の「SONGS×大泉洋スペシャル」では今後の放送ラインナップを映像で確認、責任者として果たすべき“お題”が次々と振られるなかで大泉さんが「こんなことまで責任者の責任なの!?」とボヤく場面も。新たに生まれ変わる「SONGS」に注目だ。「SONGS」は5月19日(土)23時~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年05月19日『探偵はBARにいる3』が公開中だからというわけではないが、大泉洋は、ミステリアスだ。え? と思った人もいると思うが、まあ、話を聞いてほしい。大泉洋は、たしかに、一見、わかりやすいアイコンである。故郷の北海道をこよなく愛しながら、芝居やバラエティーをやっている、気取らず親しみやすい、ユーモアにあふれたおしゃべり上手な好人物という印象を彼に対してもっている人が多いと思う。それを、いやいや違うと覆すつもりはない。改めてプロフィールをおさらいすると、大泉洋は、北海道で劇団TEAM NACS活動と平行しながら出演していた北海道ローカルのバラエティー番組『水曜どうでしょう』から火がついて、みるみるうちに全国区の人気を獲得。テレビドラマ、映画、舞台と大活躍している。前述の魅力につけ加え、バラエティー番組では何かと弄られ、そのつどボヤくのも特徴で、困り顔が似合う俳優という印象もある。そこが愛らしい。と同時に、気になるのは、そこなのだ。ほんとうに、この人は弄られボヤくキャラなのだろうか。○ハードな事件に巻き込まれる探偵大泉洋が主演の『探偵はBARにいる3』の“探偵”(なぜか名前がなく“探偵”のみ)は、ススキノのプライベートアイとして、街を知り尽くし、困った人を助けるお仕事をしていて、しょっちゅう命の危機にさらされている。映画の1でも2でも3でも、なかなかハードな事件に巻き込まれているのだが、常に飄々としていて、どんなに酷い目にあっても、笑いにしてしまう。それは、脚本家の古沢良太の持ち味でもあるのだろうけれど、大泉洋と相乗効果を成して、よりいっそう楽しい。真冬の北海道の海の上、ハダカで小舟に磔にされる場面なんて、実際、その場にいたら笑えない寒さだと思うが、大泉洋はみごとなまでに笑いの場面以外の何ものでもなくしてしまう。3では、1と2にあった、ザッツ昭和のハードボイルド探偵もののイメージーー血がほとばしる暴力シーンやオネエチャンのハダカもいっぱいみたいな部分がずいぶんとソフトになり(これは、吉田照幸監督の個性か、テレビで放送するときのBPO対策か不明)、大泉洋はますます軽やかになった。だが、話は重い。探偵の相棒・高田(松田龍平)の知り合いに依頼された、女子大生(前田敦子)行方不明事件を追っているうちに、裏に危険な組織があることがわかる。そして、その組織に関わっている女性・マリ(北川景子)は、かつて彼女が行き倒れていたときに探偵が助けた人物だった。とても重たい秘密をもった彼女を、探偵は救おうと奔走する。そのクライマックスには誰もが驚かされるだろう。探偵が、マドンナ的役割のゲスト女優といい感じになるのはシリーズのお決まりで、とりわけ今回の探偵とマリはかなりいい感じになる。でも、そのいい感じになり方も、恋愛映画の金字塔『恋人たちの予感』にオマージュを捧げた微笑ましいものになっている。ススキノのプライベートアイとして、あらゆる意味で百戦錬磨であるはずの探偵なのに、この可愛さは何? という、いわゆるギャップ萌えを狙っただけにとどまらず、おそらく、そんなにあらゆる面で強くなんかなれない男性観客にも親近感を呼ぶこと請け合いだ。こんなふうに男からも女からも共感の眼差しを一身に受ける探偵。その一見、そんなに強そうに見えない彼が、一度やると決めたことには、危険を承知でぶつかっていく姿に胸を熱くしながら、でも、きっと、探偵はすごく強いのだと、私は勝手に思う。本当は、寒さも熱さも痛みもへっちゃらの不死身の男で、でも、ちょっと弱そうに見せているエンターテイナーなのだと。○大泉洋の魅力とはその疑惑の真偽に関してはどうでもよくて、こう見えて実は……というミステリアスな部分をちらつかせているところが探偵の魅力であり、そっくりそのまま、大泉洋の魅力ではないかと思う。古沢良太は、大泉は「どんなことを書いてもどうにかしてくれるだろうと信頼しています」とテレビブロス12月2日号で語っていた。それはつまり、大泉洋はなんでもウェルカムな最強の俳優であるということだ。だって、ふつう、ハダカで冬の海に出ないですよ。よっぽど強靭ですよ。それをやっておきながら、ボヤく。困り顔する。ほんとうに、強くて、できる男は、それを見せないということを、大泉洋は体現している。つまり、彼の人生最大の演技は、彼が本当はいじられキャラでもボヤきキャラでも困り顔キャラでもないってことなんではないか。大泉洋に何度か取材をしたことがあるが、常に話が面白くなるように気にかけてくれていることもひしひしと感じる。すべてを笑いに変えられることは、ほんとうの強さだ。大泉洋の脳みそや身体の中で、いったいどんなふうにして、すべてをエンターテインメント化しているのか、その工程こそが、最大のミステリーである。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2017年12月08日俳優の大泉洋が11月22日(水)、丸の内TOEIにて開催された「大泉洋映画祭」の初日に、女優の前田敦子と共に登壇。最初の挨拶で「栄えある第1回大泉洋国際映画祭にご来場いただき…」と自ら“第1回”と“国際”をつけ足して映画祭の壮大さをアピールしていたが、主催の東映の関係者が、大泉さんが聞こえるところで前田さんとイベント進行の打ち合わせをしたり、大泉さんをかたどったトロフィーを受賞の前に大泉さんに見せるなど、“やや軽い”対応に「茶番感がひどいというか、もうちょっと重々しくやってほしかったな」とお得意のぼやき節も披露していた。■俳優界で自分の映画祭をやるなんて僕しかいない!「大泉洋映画祭」は、自身が主演を務める映画『探偵はBARにいる3』の公開を記念して、俳優の大泉洋をより楽しんでもらうために、11月22日より、厳選された主演映画7作品を集めて上映するというもの。期間中に『探偵はBARにいる』、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』、『しあわせのパン』、『グッモーエビアン!』、『青天の霹靂』、『駈込み女と駆出し男』、『アイアムアヒーロー』が日替わりで上映される。大泉さんは、「おそらく日本の俳優界でこんなイベントをやるのは僕だけかなと。まあ真似する俳優さんはいないでしょうね」と自嘲気味に語っていたが「すでに公開が終わった自分の作品が、また映画館で上映されるというのは嬉しいことです。自分もまた大きなスクリーンで観たい」と笑顔をみせる。この日は、上映7作品の中から、最優秀主演男優賞が発表されることに。プレゼンターを務めた前田さんが、渡された封筒をから受賞者が書かれた紙を出す姿を、舞台中央で祈りを込めながら見つめていた大泉さんは、自身の名前がコールされると感極まった表情を浮かべる。「まさか取れると思っていなかったので正直驚いています」と大泉さんは感情を込めて語ると、いつもの大泉ワールドに場内は大爆笑に包まれた。■大泉洋&前田敦子が互いに俳優としての魅力を語る!大泉さんの大ファンだと公言している前田さんは「“みんなの友達、大泉さん”みたいな感じで、誰にでも明るく楽しく接してくれる人柄も素敵です」と大泉愛を爆発させると「いろいろな役柄を演じていて、普通にファンです。現場でも格好いいですし、演技についてちゃんと相談にも乗ってくれて、自身の悩みとかも隠さず見せてくれるので、とても救われます」と俳優の先輩として、尊敬する存在であることを明かしていた。そんな前田さんに「忙しいなか、遅い時間に(『探偵はBARにいる3』のロケ地である)北海道に来てフラフラになりながら撮影しているのが印象に残っています。お芝居が好きで、本作でも馬鹿っぽいけどずるがしこい役をうまく演じていていました。あっちゃんが出演してくれたおかげで作品に厚みがでました」と大泉さんも絶賛していた。■大泉洋が語る映画とテレビドラマの違いさらに大泉さんは「映画もテレビも映像であることは変わらないのですが、映画は時間の掛け方が違う。とことんこだわることにより、絵に奥行きや広がりがあると思うんです」と映画とテレビドラマの違いを語ると、「『探偵はBARにいる3』もみんなで一生懸命作った映画です。この映画祭でパート1と2が観られるので、続けて観ていただいてもいいですし、パート3だけ観ても十分楽しめる作品になっています」と映画をアピールしていた。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月22日世界トップレベルのスピードを誇るサーブを武器に大活躍中のバレーボール・柳田将洋選手にお話を伺いました!新天地でも体幹を鍛え、より精度を増したい。世界を切り裂くビッグサーブと称される、柳田将洋選手の高速ジャンプサーブ。平均時速120kmと、世界でもトップレベルのスピードがある。この秋に約2年在籍したサントリーサンバーズから、ドイツ・ブンデスリーガ1部のTVインガーソル・ビュールとプロ契約し、移籍。新天地での選手生活が始まった。「9月のグラチャンバレーが5敗に終わったのは、海外のチームに対し、高さとパワー、それ以外にも劣っている部分があっての結果だと思っています。次のステージではそれをしっかり踏まえ、個々の力を上げ、僕自身はまた代表に戻ってきたいと思っています」本人は新天地に向かう気負いを微塵も見せず、淡々と冷静に話す。「最初は言葉で苦労しそうですね。生活ではドイツ語、チームでは英語が必要だと思うので、できるだけ話せるようになりたいです。プレー自体は言葉がなくともやれる部分はありますが、話せないとプレー以外の場で伝えられないので、最初はそこが課題です。人見知りなんで積極的にコミュニケーションをとるのは苦手ですが(笑)、バレーボールを通じてチームメイトともうまく交流していければと思います」そしてファンが気になるのは、3年後に迫ってきた2020年東京オリンピックに向けての動向。「高さ以外はすべて課題。精度であったり、体の機敏さもまだまだ。ドイツでも新しいチームのトレーナーと相談しつつ、自分がやってきたトレーニング法とすり合わせて、高いところを目指せたらと」実際、柳田選手は体幹トレーニングを強化した結果、ジャンプサーブの精度が格段に上がるという実績を積んできた。「体幹は器具がなくても、自重をコントロールして鍛えられる。全日本のメンバーの中で僕はまだまだ体幹が弱いと思うので、体づくりをしっかりしてステップアップしたいですね」最後にバレーボールの試合に女性をガイドするなら、どんなふうに観戦を?と聞いたところ、「いやぁ、むずかしいですね(しばし頭を抱えつつ)。男子バレーは、実際に観るとスピードがすごく速いんです。サイドから両チームを観るのもおもしろいけど、実は選手の後方となるエンドからがお勧め。サーブが自分に向かってくるから迫力があるし、奥のチームが見えず、手前のチームに集中でき、どのぐらいの高さから打ってくるのか、ブロックやレシーブの様子もしっり楽しめます。だからエンドに案内しましょう!」プライベートも気になります!・オフの日の楽しみは?「楽しくお酒が飲みたい。これからは、ドイツビールが楽しみです。お酒を飲んでリラックスすると、異国の地でも日常に戻れる。日本でも買い物は気分転換になったので、ショッピングもしたいです」・応援の声、伝わってますか?「コートで応援の声はよく聞こえます。個人的にはみんなが揃うかけ声より、一本決まったあと、個々があげた声で会場がうわっと盛り上がる瞬間にモチベーションが、がーっと一気にあがります」※写真はサントリーサンバーズ在籍時やなぎだ・まさひろ1992年7月6日生まれ。東京都出身。2013年全日本メンバー入り。今秋ドイツ・TVインガーソル・ビュールとプロ契約。インナー¥9,000シャツ¥23,000パンツ¥26,000(以上ジュンハシモト 表参道ヒルズ店TEL:03・5414・1400)※『anan』2017年11月1日号より。写真・酒井貴生(aosora)インタビュー、文・今井 恵(by anan編集部)
2017年10月25日俳優の大泉洋、松田龍平、北川景子が1日、映画『探偵はBARにいる3』(2017年冬公開)の製作発表会見に登場した。同作はミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を実写化。2011年、2013年に映画化し、シリーズ第3弾となる。札幌・ススキノを舞台に、探偵・大泉と、その相棒・松田が様々な事件に関わっていく。今回のヒロインとして、北川が新たに加わることとなった。4年ぶりとなる新作に、松田が「大泉さんが忙しいから」と言い訳すると、大泉は「あなたこそ、連ドラ(TBS系ドラマ『カルテット』)やってるよね今?」と抗議。大泉は「なんで連ドラ受けるの!?決まってましたよねこっち」と責めたが、松田は「とにかくうれしいです。ありがとうございます」とかわしていた。2月中旬からの撮影に、大泉はなおも「本当に心配なのは松田くんのスケジュール」と不安げな様子に。「(『カルテット』が)『トリオ』っていうタイトルに変わるんじゃないか、なんとか残りの3人でやってもらうしかない」とドラマについて心配しながら、「アクションとかもあるので、『バイオリン弾いてんじゃねーよ』と私は思っちゃいますけど」と、訴えていた。大泉の心配に「大丈夫です」と主張していた松田だが、『3』の脚本の印象を聞かれると「ちょっとまだ読んでなくて……ドラマが忙しくて」と爆弾発言。大泉は「嘘でしょ!?」と驚愕し、「絶対言わないほうがいいよ! すごくないですか、この役者!!」と会場に訴えた。松田が「全体的になんとなく読んで。シンプルに面白さを凝縮した……」と言いつくろうと、大泉が「読んでないんでしょ!!読んでないのにやめてよ!!」と激しくつっこんだ。松田がさらに「『探偵』の面白さの原点回帰ですかね」と強引にまとめると、大泉は「なんで言おうとする!? 読んでないのに!!」と驚いた。オフマイクで「やばいやばい」と言う松田に、大泉は「まだありますから、じっくり読んでいただいて。面白いんですよ今回も」とフォロー。松田も「面白いんですよね」と読んだ体で頷いていた。
2017年02月01日「anan」2028号11/9発売は「大人の男2016」特集。今週の表紙は大泉洋さん。表紙撮影ストーリーを紹介します。表紙の素敵さにビビったあなたに、大泉さんのカッコよさをさらに熱弁!大人の男特集も今回で早くも3回目。西島秀俊さん、長谷川博己さんに続く表紙は、大泉洋さん!今回はじめてカバーを飾っていただくことになります。大泉さんがスタジオに入られて、さっそく衣装をご相談。「今回、こんな感じで…」と過去2号の『大人の男』のバックナンバーをお見せすると、「わかりました、できます!」と胸を反らせながらも、「あの、ちなみにこのタイトル(『大人の男』)、今回だけ急に変わったりしませんよねえ?」ととぼけてみせ、笑いを取るのも忘れません。「大丈夫です。最後に疑問符とかも、たぶん入りませんし!」私も胸を張って答えます。お着替えを済ませて登場された大泉さんを見たとき、カッコよすぎて腰が抜けるかと思いました、いや大げさではなく!私は『水曜どうでしょう』を録画して毎週見ていた人間で、大泉さんのことは「大好き!」なのですが、はっきり言って「カッコいい」という意識を持ったことが、あまりありませんでした(すいません!)。いつだってご本人が面白すぎて、まるで気取らないから危うく気が付きませんが、私は今回声を大にして言いたい。大泉洋さんは実はものすごくカッコいいんです!まずスタイルが良いです。長身で180センチメートル近くあります(これも意外じゃありませんか?)。そして立ち姿がすごく様になります。これは舞台をやっている人ならではの感じかもしれません。そしてお顔立ちも、非常にバランスが整っています。髪は、まあクルクルしていますが…それだって素敵です!というわけで、編集部の女子一同、撮影にうっとりしちゃったわけです。一方、大泉さんを囲むスタッフ、言ってみれば“チーム大泉”は、かなり男度が高い方ばかり。女性誌でよくお見かけする中性的な感じじゃなくて、「女心ってよくわかんねえんだよな~、ガハハハ!」とか言いそうな“骨太”な男性ばかり。そんな大人男子のなかで、中心にいて大きな笑いを取っているのが、大泉さんなのでした。TEAM NACSといい、大泉さんは男の人のチームのなかにいてつるんでいる感じがすごく似合うなあ、とそれもまた萌えた私でした。というわけで、とにかく素敵な大泉洋さんのお写真は、ぜひ誌面でご覧ください!インタビューも必見です。(S)
2016年11月08日俳優の大泉洋が4月23日に、都内で行われた主演作『アイアムアヒーロー』の初日舞台あいさつに登壇。日本公開を前に、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭をはじめ、海外の映画祭で旋風を巻き起こしており、「優秀な子どもを持った親の気持ち。初めて見たときから、世界に通用する作品だと思っていたので、とても誇らしい」と胸を張った。初日舞台あいさつ/その他の写真原因不明の感染が原因で理性を失い、人々を襲う謎の生命体ZQN(ゾキュン)が日本全土にパニックを引き起こす。舞台あいさつには大泉をはじめ、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠、片瀬那奈、マキタスポーツ、塚地武雅、原作者の花沢健吾氏、佐藤信介監督が登壇した。撮影は約2年前に行われ、有村は「待ちに待った初日。やっと公開され、今はすごく嬉しいです」と喜びのコメント。「正直、怖いしグロイし魂が抜かれた気分。見終わった後はすぐに席を立てず、『この映画、大丈夫なのかな』って思ったほど」とその衝撃度を振り返った。また、ZQNと戦う看護師を演じた長澤は、「現場でZQN(の特殊メイク)が出来あがる様子を見るのが日課でした。私もZQNやりたいなと思いながら(笑)」と話した。佐藤監督は「日本映画にはめずらしい作品。やるからには、力いっぱいやろうと決めた」と自信のアピール。花沢氏は「3回見ましたが、やっぱり面白い。原作者としては嬉しい限り」と手放しで絶賛した。『アイアムアヒーロー』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年04月23日4月23日公開の映画『アイアムアヒーロー』の試写イベントが14日、東京・飯田橋の神楽座で行われ、主演の大泉洋が出席した。本作は、累計600万部を超える花沢健吾原作の同名漫画を『GANTZ』や『図書館戦争』シリーズを手掛けるヒットメーカー、佐藤信介監督が実写化。謎の感染によって人々が変ぼうを遂げた生命体"ZQN"(ゾキュン)から逃れるため、冴えない漫画家・鈴木英雄(大泉洋)の生き残りを掛けたサバイバルを描く。公開を間近に控えたこの日は、65人の"おネエ"や"ドラァグクイーン"を招き、「おネエ絶叫試写会&ティーチイン」と題したイベントを実施。試写会後に主演の大泉が登壇し、65人のおネエを前にして「胸がいっぱい。胸やけがする…」と笑わせながら「本当に感動しています。こういう光景はあまり見られないですから」と目を丸くし、「ド偉い方を集めましたけど、この映画、マスコミの方に見ていただく完成披露試写会をやってないんです。初めての試写がなんでおネエなの? 正しいサンプルが取れないじゃないですか!」とスタッフに注文をつける場面も。とはいえ、終始おネエたちを楽しませ、後半にはおネエたちの質問に応えるコーナーも。「普段は妄想します?」という質問に「やっぱり誰しもがあるんじゃないんですか? 良い妄想、悪い妄想。今日なんか出る前にどういうリアクションになるか妄想しましたよ。男だからエッチな妄想もしますし、メイクさんやスタイリストさんが時たま接近されるトキがあって、そのままチューされたらどうしよう?とか。この前、オードリーの春日俊彰さんが同じドッキリをやられていて、羨ましいドッキリだと思いました」と答えておネエたちを喜ばせた。そんな大泉が主演を果たした本作。スペインのシッチェス・カタロニア国際映画祭とポルトガルのポルト国際映画祭で観客賞ほか4冠、ベルギーのブリュッセルファンタスティック映画祭でグランプリを獲得するなど、世界三大ファンタスティック映画祭を制覇した。「最初にこの映画を見た時、世界基準だと思い、『映画祭に出してください』とお願いしました。正しく評価していただいたという気持ちですよ。ファンタスティック映画祭はホラーやサスペンスなどに限定したモノですが、3つで全部賞を獲ったということは、この世界で負けなしの映画ですよ」と胸を張った。映画『アイアムアヒーロー』は、4月23日より全国公開。
2016年04月15日現在開幕中のV・プレミアリーグ男子に出場しているほか、FIVBワールドカップバレーボール2015での活躍も記憶に新しい、柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)。試合や練習に大勢のファンが詰めかける人気の秘密はどこにあるのだろうか。今回はマイナビニュース会員のうち「柳田選手が好き」という女性100人に、その好きなところを教えてもらった。Q.バレーボール・柳田将洋選手の好きなところを教えてください。○プレーに惚れた・「きめるところ」(48歳女性/東京都/学校・教育関連/クリエイティブ職)・「プレーが素晴らしい。バレーに真摯に向き合っている感じがする」(35歳女性/東京都/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「サーブが凄いところ」(32歳女性/愛知県/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「サーブの決まった瞬間がかっこいい感じがするんです。バシッと決まる感じが爽快です」(25歳女性/神奈川県/食品・飲料/技術職)・「瞬発力とジャンプ力に魅了されるから」(27歳女性/大阪府/団体・公益法人・官公庁/営業職)・「バレーがうまいところ」(25歳女性/宮城県/建設・土木/技術職(設計・エンジニア))・「良い仕事をするところ」(32歳女性/神奈川県/学校・教育関連/技術職)・「イケメンで、実力もあるところ」(29歳女性/東京都/ソフトウェア/技術職)○かわいい・「顔がかわいい」(26歳女性/愛知県/その他/秘書・アシスタント職)・「目がクリクリしてかわいい」(33歳女性/神奈川県/アパレル・繊維/販売職・サービス系)・「ちょっと童顔でかわいらしいところ」(24歳女性/山口県/食品・飲料/専門職)・「かわいらしさを備えたイケメン」(27歳女性/茨城県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「さわやかで笑顔がかわいい」(33歳女性/京都府/金属・鉄鋼・化学/技術職)○スタイルがいい・「細身なのに強いとこ」(27歳女性/埼玉県/金融・証券/営業職)・「色白ですらっとしているところ。ジャンクスポーツでの話がうまかったところ」(23歳女性/埼玉県/金融・証券/販売職・サービス系)・「たくましいところ」(27歳女性/広島県/情報・IT/事務系専門職)・「華奢」(31歳女性/愛知県/食品・飲料/技術職)・「背が高くてバランスがいい」(26歳女性/北海道/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)○真面目な性格・「真面目そうなところ」(47歳女性/岩手県/医療・福祉/専門職)・「自分に厳しそうなところ」(31歳女性/福岡県/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「とても一生懸命で負けず嫌いそうなところがかっこいい」(29歳女性/埼玉県/医療・福祉/専門職)・「ストイックなところ」(29歳女性/北海道/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)○親しみが持てる・「やさしそう」(40歳女性/愛知県/学校・教育関連/その他)・「自然体で、近くにいそうな雰囲気」(32歳女性/東京都/食品・飲料/事務系専門職)・「身近にいそうな雰囲気だから親しみが持てる」(35歳女性/岡山県/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)○その他・「チームワークを大切にするところ」(29歳女性/東京都/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「爽やかなのに芯が強いところ」(32歳女性/千葉県/その他/事務系専門職)・「自分のミスで点を取られても必ず自分で取り返そうと闘志を燃やす様子が伝わって来る」(39歳女性/東京都/運輸・倉庫/技術職)・「若々しくて見ていて元気が出そう」(50歳以上女性/北海道/商社・卸/販売職・サービス系)「かっこいい」の声が圧倒的多数を占めた、今回のアンケート。「きめるところ」「サーブが凄いところ」「サーブの決まった瞬間がかっこいい感じがするんです。バシッと決まる感じが爽快です」などのコメントが寄せられた。「イケメン」「笑顔がかわいい」「色白ですらっとしている」とそのルックスに注目する声も。また、「自分のミスで点を取られても必ず自分で取り返そうと闘志を燃やす様子が伝わってくる」「とても一生懸命で負けず嫌いそうなところがかっこいい」「チームワークを大切にするところ」などバレーボールに対する姿勢についての声もあった。調査時期: 2015年11月20日~22日調査対象: マイナビニュース会員(柳田将洋選手が好きな女性限定)調査数: 100人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年11月30日セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパンは10月6日~11月2日、「ティーカプチーノ ~洋ナシとカスタードのタルト~」(税込480円)を全国の「セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ」店舗で期間限定販売する。同商品は、洋ナシを使ったタルトをイメージした紅茶のカプチーノ。エスプレッソのように濃く抽出した紅茶と、きめ細やかなミルクフォームが生み出したリッチなテイストが味わえる。トッピングのクラッシュビスケットの香ばしさとマシュマロの甘さがアクセントとなり、香ばしいタルトのような味わいを生み出しているとのこと。
2015年10月01日「出来上がりを観て、原田監督は本当に天才だなと思いました」と手放しの感想を漏らす大泉洋。原田眞人監督の『駆込み女と駆出し男』で、大泉は“駆込み女”たちと出会う主人公の“駆出し男”中村信次郎に扮し、圧倒的なスピードのセリフ回しやコミカルさだけでなく、人を包み込むような穏やかな魅力をいかんなく発揮している。本作を「何かを迷っている人にとっては背中をひと押しされる感覚があるんじゃないですかね」という大泉に話を聞いた。その他の写真原案は井上ひさしの時代小説。江戸時代、離縁(離婚)したい妻は、幕府公認の寺・東慶寺に駆込んだ。まず行われるのは離縁調停人による聞き取り調査。御用宿の源兵衛(樹木希林)のもとに居候することになった、見習い医者かつ駆出し戯作者の信次郎は、そこでさまざまな事情を抱えた女たち(戸田恵梨香、満島ひかり)と出会う。原田監督と初めて組んだ大泉は現場を次のように振り返る。「監督はワンシーンを止めずに撮るスタイルなんです。とにかくお芝居の勢いを大事にする。ルールは、どれだけ間違っても芝居を止めないでという点だけ。気持ちが繋がりやすいので、やっていて楽しいですよ。ただ長いシーンの頭から最後までを何回もやる必要があるので、体力的にはキツイですけど(笑)」。かなりの尺を回した感覚があったが、完成した作品を観てビックリしたという。「とにかく展開が速い。セリフ回しも速いし、編集のテンポもすごく速い。まるでジェットコースターに乗っているような感覚。時代劇にそういうイメージがなく、撮影の感覚では、この映画、4時間になるんじゃないかと思うくらいだったんですけど、監督は最初から、2時間ちょっとだと話されていました。編集の妙というんでしょうか。本当に素晴らしくて。美しい景色はゆっくり見せてくれるし、テンポが速いところは畳みかけてくる。その緩急がとっても気持ちよかったですね」と笑みを見せた。自らを、「(舞台挨拶などで)人前に立つからには笑わせたいんですよね。面白いから人前に立っているんだという人でありたいんです。そこはちょっと純粋な役者の方とは考え方が違うかもしれません」と語る大泉洋だが、今や“しゃべり”だけでなく、皆が認める一級の俳優なのは説明不要。むしろ役者・大泉からは笑いというより、人の温かみや“可笑しみ”、さらにはペーソスまでが感じられる。観る者を笑わせ、泣かせ、引き込み、感動させる。その快進撃は留まるところを知らない。『駆込み女と駆出し男』公開中スタイリスト:九(Yolken)、ヘアメイク:西岡達也(vitamins)取材・文・写真:望月ふみ
2015年05月18日●法人市場で拡大するSurface Pro 3のシェア日本マイクロソフトの12型Windows 8.1タブレット「Surface Pro 3」は、2014年7月17日から国内販売が始まり、ノートPCとしても使える2-in-1 PCとして脚光を浴びている。OEM PCベンダーのように特筆する特徴は控え気味ながらも、個人市場だけではなく法人市場へのアピールも強化してきた。先ごろ発表した、レアル・マドリードCFのデジタル変革を推進する合意締結もその1つである。とかくPC市場の縮小が取り沙汰される状況下でも、比較的好調なSurface Pro 3について日本マイクロソフトは、販売パートナーの拡大や年末商戦に向けた取り組みを説明する記者会見を開催した。今回はコンシューマーユーザーが気になるポイントを中心に、会見の様子をレポートする。○法人市場で拡大するSurface Pro 3のシェア最初に登壇したWindows本部長の三上智子氏は、冒頭から法人向け市場における好調さをアピールした。Surface Pro 2の発売直後と比べると11倍の注文を受け、現在では法人2,500社がSurface Pro 3を導入している。自社ハンズオンラボでSurface Pro 3のタッチ&トライを開催したところ、86パーセントのユーザーが満足と回答したそうだ。初代Surface Proは2013年2月(国内は同年6月)にリリースし、さらにCPUなどをパワーアップしたSurface Pro 2を2013年10月にリリースしたのは周知のとおりである。この2年間でSurface Proが持つ能力や利便性が高く評価された結果として、法人市場に反映されたのだろう。三上氏はSurface Pro 3の導入事例として、前述したレアル・マドリードCFとの提携や、NFLオフィシャルタブレットに採用された点を紹介した。アメフトは非常に頭脳的なプレイが必要だが、MicrosoftおよびNFLは専用のアプリケーションを用意して、プレイヤーのアクションを撮影。数十秒後には監督やコーチの手元にデータが届き、次の指示や采配に役立てているという。今や試合をトラッキングしてデータ分析に役立てるのは珍しい話ではないが、このような現場でもSurface Pro 3は活躍しているそうだ。興味深いのは地方議会の導入事例だ。北海道の上士幌町議会はペーパレス化を進めるため、数年前から紙からデジタルデバイスへの移行を検討していたらしい。その際、iPadやAndroidタブレットも検討材料に上ったが、アウトプット面で不満が残り、最終的にSurface Pro 3に落ち着いたという。このように法人市場にリーチしてきた日本マイクロソフトだが、2013年11月時点でのリセラーは8社だった。その理由として三上氏は、日本マイクロソフトがPCハードウェアビジネスへの初参入だったことと、法人ユーザーのニーズに応える体制が万全ではなかったと回答。そして今回から、法人向け認定リセラーが約700社まで拡大したことをアピールした。当初、Microsoft/日本マイクロソフトのハードウェアに首をかしげていた方にとっては、予想外の結果につながったことを知る一例だろう。●ユーザーに評価されるSurface Pro 3のポイントとは○営業の現場で顧客に評価されるSurface Pro 3のポイント次に登壇したのは、日本マイクロソフト ビジネスプラットフォーム統括本部 デバイス&モビリティ本部 本部長の榊原洋氏。法人営業担当として、顧客がSurface Pro 3を評価する8つのポイントを挙げたが、筆者が興味を持った点だけをピックアップしたい。1つめは「3 in 1」というフレーズを用いた多様性である。一般的な「2 in 1」はPC/タブレットを指すが、榊原氏は純正アクセサリのドッキングステーションを併用した「デスクトップPC」としての利用性を強調した。ドッキングステーションが備えるGigabit Ethernet対応の有線LANポートにより、仮想マシンのゲストOSデータやCADデータなどを、通常のデスクトップPCと同じ感覚でやりとりできる点が顧客から評価されたと説明。確かに、筆者もノートPCをメインの原稿執筆マシンとしていたころ、有線LANのパフォーマンスを欲して、ドッキングステーションの類いを必ず購入していたことを思い出した。さらに榊原氏は、昨今のモビリティ状況やテレワークを踏まえたワークスタイル変革が広がりつつある点を踏まえ、ドッキングステーション利用時はケーブル類がすべて背面に回り込む点も評価されたことを明らかにしていた。次に興味を引いたのが「12インチ」というフレーズ。言わずもがなSurface Pro 3のディスプレイサイズである。商談の場では、10インチクラスのタブレットを利用する場合、顧客や複数のユーザーで1つのタブレットをのぞき込むのは少々厳しいと説明した。榊原氏は主観であると前置きしながらも、12インチというサイズがちょうどいいという。ここで思い出すのが過去モデルの存在だ。Surface Pro 3を旧モデルと比較すると、大きく異なるのがディスプレイサイズである。初代および第2世代は10.6インチだが、Surface Pro 3は12インチ。筆者は未だに初代モデルを使っているため、12インチというサイズが便利という点では共感できないが、榊原氏の「複数で~」という点においては深い説得力を感じた。このほかにも無段階キックスタンドや業務仕様に耐えうるペンデバイスなど、多数のアピールポイントを挙げていた。さて、そろそろコンシューマー向けの情報に移ろう。●多様性を持つコンシューマーへのアピールポイント○多様性を持つコンシューマーへのアピールポイント再び登壇した三上氏は、第三者調査機関における調査結果で50パーセント以上のユーザーは、外出先でタブレットを利用するサラリーマンやフリーランスが占めていると説明する。さらに、米国でAdobe Systemsが開催した「Adobe Max 2014」や国内開催の「CREATE NOW "Best of MAX"」を例に、Surface Pro 3の購入検討ユーザー層がAdobe製品を使用しているクリエイター層に多いという。(基本的にはMicrosoft主導ながらも)日本マイクロソフトもコンシューマーユーザーターゲットを「モバイルプロフェッショナル」「クリエイター」の2つにリーチすることを明らかにした。そしてMicrosoftとAdobe Systemsの戦略的提携に伴い、Adobe製品におけるペンおよびタッチ操作へ最適化したAdobe CC(Creative Cloud)製品の開発にいたったという。前述したイベントに参画したMicrosoftがユーザー意識調査を行ったところ、7割以上が(Surface Pro 3に)興味があると回答したそうだ。ここで日本マイクロソフト 轟氏によるAdobe Illustrator CCとSurface Pro 3に関するデモンストレーションが行われた。下図はSurface Pro 3にType Coverを取り付けた状態と取り外した状態の同アプリケーションである。見比べるとUIが大きく異なっていることがわかるだろう。これまではキーボードやマウスに意識を向けなければならなかったが、タッチ/ペン操作ならば純粋にクリエイティブな操作に集中できそうだ。さらにペンやタッチ操作で適当に描いたラフイラストも、簡単なアクションで修正できる操作や、デジタル定規で直線や罫線を自由に描ける直感的な操作を強く強調。このようなペンによる描画ができるのは、現時点でSurface Pro 3のみであることも明らかにし、今後もAdobe Systemsと協力してタッチ/ペン操作UIの改善や可能性を広げていくという。会場で流したYouTubeの動画を観る限り、クリエイティブ分野とタッチUIの親和性は非常に高く、デジタルクリエイティブの世界を新たなステージに押し上げてくれそうだ。三度(みたび)登壇した三上氏は、既報のとおり、「Surfaceスクリーンプロテクター」を12月12日より発売すると発表した。薄さ0.5mm、重量は60グラム、コーニング社製のGorilla Glassを採用し、参考価格は4,980円。当然のように会場で質問があがり、「Surfaceスクリーンプロテクター」がどのゴリラガラスを採用しているか担当者は明確にしなかったが、Gorilla Glass 4の出荷が2015年初頭であることを踏まえると、現行モデルとなるGorilla Glass 3を採用していると思われる。実際に手にするとかなり軽量で、下手な保護シートよりも安心感はあった。なお、初代Surface Proや同Pro 2はディスプレイサイズが異なるため、事実上Surface Pro 3専用になる。確かにSurfaceスクリーンプロテクターは一般的な保護シートと比べると高額だが、現在Surface Pro 3を使っているユーザーにとってはマストアイテムになるだろう。このほかにも、自社製アクセサリだけでは顧客のニーズに100パーセント応えることは難しいため、サードパーティベンダーも参画する「Design for Surface」プログラムを国内でも実施することを明らかにした。以前から「Blades」など自社独自のアクセサリや多様性を研究してきたMicrosoftだが、同プログラムの実施により、米国では100種類以上のアイテムが既にリリース済み。三上氏は日本独自のアクセサリも提供したいと語り、今後の展開に注力するという。阿久津良和(Cactus)
2014年11月27日日本マイクロソフトは26日、タブレット端末「Surface Pro 3」の最新の取り組みを説明する記者発表会を開催した。そのなかで、Surface Pro 3が市場でウケている8つの理由について説明を行った。発表会で登壇したビジネスプラットフォーム統括本部 デバイス&モビリティ本部 本部長の榊原洋氏は、Surface Pro 3が支持を集めた理由について述べた。その理由として8つの項目を挙げた。1つ目は「2in1」であること。つまり、タブレットとノートPCの機能がSurface Pro 3なら一台で済んでしまうということだ。さらに、ドッキングステーションを活用することで、デスクトップPCの代わりにもなることが2つ目の理由。これにより、パワーユーザーからは「3in1」のデバイスとして評価されているという。3つ目の理由は12インチという大きさ。榊原氏は主観的な話になるとしつつも、「10インチでは(ビジネス用途で)ちょっと小さいと思うことが多い」と述べ、12インチがちょうどA4サイズと同じであることから、チラシやノートを表示するのに違和感がないとコメント。営業マンのプレゼンなどでも役立つことをアピールした。4つ目の理由は、無段階に調節できるキックスタンド。そして5つ目の理由が、業務使用に耐えうるペンの使い勝手の良さである。6つ目の理由として、Surface Pro 3を使うことが先進的な企業イメージに合うと述べ、ブランドカラーとTypeCoverの色を合わせるといった使い方も可能だと説明した。7つ目の理由は「Windows Embedded 8.1 Industry」に対応していること、そして8つ目は、OSとデバイスの両方一緒に日本マイクロソフトのサポートが受けられることだという。これらの理由から高評価を得ているSurface Pro 3。今後はさらなる製品展開の拡大を目指し、これまで8社だった認定リセラーを700社に増加。期間限定のバンドルモデルやリース金利優遇キャンペーンなどの取り組みを通して、3倍の売上を目指すとした。
2014年11月27日小さな町で起こる“奇跡の瞬間”と愛に満ちあふれた感動の物語『トワイライト ささらさや』。主演の大泉洋さんのインタビューをお届します。──鑑賞直後にインタビューということで、号泣されていたらどうしようかと思っていたんですが……。大泉:ご多分に漏れず、泣いてしまいました。深川さんの映画はだいたい泣いちゃうんですよ。監督が泣きなさいと言っているところで全部泣いてしまいましたよ(笑)。ダイヤくんの本当の気持ちをエリカさんが知るところ、ユウタロウとサヤの今生の別れ、それと最後の回想シーンですよね。回想シーンの10分ぐらいずっと泣いてしまいました。──回想シーンはセリフがありませんが、脚本はどういうふうに書かれていたんですか? 大泉:要するにト書きだけですね。こういうことがあって、という。台本をいろいろ直す段階から私は読ませていただいていて。父親の描き方が難しくて、私もいろいろ意見を出させてもらって、そこがどんどん厚くなっていったんですね。撮影に入ってからも父親のパートは厚くなっていったんじゃないですかね。石橋(凌)さんは大変だったと思います。石橋さんが監督に“今日の降水確率は何%ぐらいですか?”とよく聞いてらっしゃって。つまり、どれぐらい泣かないといけないのかということです(笑)。“70%ぐらいでしょうか”と監督が答えて。石橋さんは現場に来るたびに泣かなくちゃいけないっておっしゃられていてました。でも、やっぱりその父親のパートはこっちも泣けるんですよねぇ。──最初から落語家の設定だったのでしょうか? 大泉:そうです。私がいろんな人に乗り移っていくという話において、大変よくできたからくりだなと思いました。私がその声を演じるならわかりやすいですけど、私が乗り移ったという設定で小松(政夫)さんや富司(純子)さんが演じられるというのは、難しいですよね。そこをわかりやすくするために、落語家の口調にするというのは、よくできたアイディアだなと思いました。乗り移ったことを表現するのに最適な設定だなと。高座の時だけでなく、ふだんもわりと落語家の口調にするということでうまくいったと思います。──乗り移ったシーンの出来上がりはいかがでしたか? 大泉:いやー、素晴らしかったですね。どうしても僕のセリフは早いですからね。落語家さんは立て板に水みたいなイメージもありますし。私はペラペラとしゃべるもんですから、それを小松さんや富司さんのようなお年の方があのセリフ回しをするのは大変だったろうなって思いました。ダイヤくんにいたっては、アッパレの一言ですね。また天才子役が生まれちゃったなと思いました。蒼くんは表情まで似てましたもんね。撮影の時に言われたんですけど、“今、日本で一番大泉さんを見てます”って。毎日毎日僕が演じたDVDを観ていたそうです。イケメンなのによくあんなおもしろい表情ができるなって思いました。驚いた時の表情とか、よく私の特徴を捉えているなと感心してしまいました。──お気に入りのシーンはどこでしょうか? 大泉:新垣(結衣)さん演じるサヤが連れ去られた子供を取り返して、“私はこの子の母親です”とユウタロウの父親に啖呵を切るシーンはグッときましたね。──新垣さんの印象は? 大泉:ものすごく落ち着いた方なんですよね。冷静に役をしっかりと考えて演じられていると思いましたね。赤ちゃん役の子との相性の問題もあるじゃないですか。相手は本当に何ケ月かの赤ちゃんですから。私は撮影の最初と最後に参加して、真ん中がっつりと空いていたんですね。後半参加した時、赤ちゃんの扱いがすごく上手になられているのを見て、撮影が大変だったんだろうな、本当にお母さんのように扱えるようになったんだなと、すごく印象に残りましたね。──すんなり夫婦役になりきることはできましたか? 大泉:そうですね。年はけっこう離れているんですけど、そんなに違和感はなかったですね。何度も言いますけど、すごく落ち着いた方でしたからね。CMなんかで踊っている、常に元気なイメージを持っていたんですけど、初めてお会いした時にすごく落ち着いた大人の女性だなと思ったんですよね。くだらない話をいっぱいしていたんですけど、くだらなすぎて覚えてないんですよね。最後の別れのシーンはまるまる一日かけて撮ったんですけど、新垣さんの素直な涙に助けられました。こんな奥さんと子供を残して死んじゃいかんなと。私にも奥さんと3歳の娘がいますんで、素直に涙が出ましたね。──この作品の良さをアピールするとしたら? 大泉:誰にでも安心して観てもらえる作品かなと思います。日本中の人が好きな物語がそこにあるって感じですよね。鉄板じゃないですか。娯楽として必要なものが全部ある。幽霊ものとくくると怒られるかもしれませんけど、亡くなった人が成仏できずに近くにいるという話は絶対泣けますからね。私もすごくやられてしまいました。コメディとしてもすごく質がいいと思います。──ちなみに、亡くなっている人の役は初めてですか? 大泉:そうですねぇ、初めてですね。死んじゃってるのに出てるというのは(笑)。今後もなるべく亡くなっている人の役をやっていきたいということはないですけど(笑)。昔、ねずみ男という妖怪の役はやったことがあるんですけど、あれがお化けなのかどうか、私にはわかんないです(笑)。幽霊は成仏という結末があるものですからね、泣けますよね。演じていてその切なさを感じていたので、そういうのはクセになるところがあるかもしれないですね。映画『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より公開 公式サイト
2014年11月04日