黒木華、樹木希林、多部未華子が初共演し、茶道を通してひとりの女性が成長する姿を描く映画『日日是好日』。この度、公開に先駆け9月15日に亡くなった樹木さんが本作について語るインタビュー映像が公開された。■原作者と接し、役柄像が変化到着した映像は、昨年12月中旬、樹木さんがオールアップした際に撮影したもの。本作で樹木さんが演じたのは、お茶の先生という枠を超え、“人生の師匠”として大きな包容力で黒木さん演じる主人公・典子、多部さん演じるいとこの美智子たちを導いていく武田先生。そんな先生の役作りについて樹木さんは、台本を見て最初は「大変かな」と思ったそうだが、原作者・森下典子と接したことで、「普段は普通のおばさんでもいいかな、と肩の力が抜けました」と語る。本作で重要な初釜のシーンの撮影については、「それがおかしいんだけどね」と言い始めると、「私よりも、主だったスタッフ全員が私以上に練習しているの。だからすごく捌きがいいの。進行もいいの。スタッフがあれだけお茶をやったというのは大変な収穫だろうと」と言い、「それはきっと画面に出るだろうと思ってます」と作品への期待感をにじませる。■主演・黒木華について――「一番理想的な役者の姿」今回初共演となった黒木さん(典子役)については、「思った通りの、実に柔らかくてすべてのものをスイっと受け取って自分の中で消化してスイっと出す。そして自分の肉体というものを固めない。普通の女優さんだと普段の顔をいろいろ、かたち作っちゃう。普段は淡泊にしておいて、役のときに変わるという、一番理想的な役者の姿じゃないかなと」と印象を明かし、また「黒木さんが典子をやると言った段階でこの作品は成立したなと思いました」と絶賛した。■「見どころは自分で見つけて」本作の見どころについて尋ねると、「よく、そういうおんぶにだっこの質問をするの。見どころは、なんて。見どころは自分で見つけてください、というのが観た方へのお願いなんですけど」と笑う。そんな苦言を呈しつつも、「“こんなふうに何でもないことを、毎年同じことができるということが本当に幸せなんですね”という武田先生のセリフがありますが、やはりそこに行きつく、今の時代に必要な作品になればいいなと思いました」思いを明かす。■「誰でも踏み迷う」心に響く言葉――さらに、それぞれの考え方で生きる道に悩み迷う典子と美智子になぞらえてか、「みんな誰でも踏み迷うのね。若くても年とっても。75歳、後期高齢者になった私が踏み迷わないかというと、とんでもない。毎日、あっと言って踏み迷うわけでしょ。そんなの当たり前、人間としてはね」と年齢関係なく踏み迷うのだと言い、「そんなときに、みなさんのそれぞれ生活の中に、長く続けているもの、趣味と言うかな、そこへ行くとあまり無理しなくても自分をふと置ける場所を作っておくといいかもしれませんよ」とメッセージを寄せている。『日日是好日』は10月13日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、渋谷シネクイント、イオンシネマほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:日日是好日 2018年10月13日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国にて公開©2018「⽇⽇是好⽇」製作委員会
2018年10月10日今月15日に亡くなった女優・樹木希林さん(本名:内田啓子、享年75)の夫で歌手の内田裕也(78)が20日、所属事務所を通じて、コメントを発表した。内田は「最期は穏やかで綺麗な顔でした。啓子 今までありがとう」と感謝。「人を助け 人のために祈り 人に尽くしてきたので 天国に召されると思う。おつかれ様。安らかに眠ってください。見事な女性でした」と追悼の言葉を贈った。
2018年09月20日女優の綾瀬はるかが、18日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜 8:30~)にゲスト出演し、15日に亡くなった女優・樹木希林さん(享年75)からの"教え"を明かした。樹木さんとは、映画『海街diary』(15年)で共演した綾瀬。樹木さんとの思い出を問われると、「『モノをとにかく持たない生活をする』ということを教えていただきました」と振り返った。さらに綾瀬は「洋服も樹木さんは4着しか持っていないとおっしゃっていて。シャンプーもない、本当に石けん1個だけしかないともおっしゃって。引っ越すときに段ボール1個に収まる生活をすることと、お聞きしました」と語った。これに対して伊集院は、かつて同番組にゲスト出演した樹木さんに、お土産としてコーヒーセットを渡そうとしたものの、「そういうのいらない」と断られてしまったエピソードを引き合いに出し、「すごく合点がいく」と納得した様子だった。また、綾瀬は樹木さんの演技について、「『力が入っちゃダメだから』とおっしゃっていました。合間におしゃべりさせていただいていて、『よーい、スタート』と始まっても、変わらない印象が強いです」と明かしていた。
2018年09月18日タレントの伊集院光が、17日に放送されたTBSラジオ『伊集院光とらじおと』(毎週月曜~木曜 8:30~)にて、15日に亡くなった女優・樹木希林さん(享年75)とのエピソードを明かした。16年12月、同番組に樹木さんがゲスト出演したときのことを「あの時、聴いてた人は痛烈に覚えていると思うんですよ」と振り返った伊集院。ゲストコーナーに出演した樹木さんに、コーナー最後にお土産としてコーヒーセットを渡そうとしたものの、「いらないいらない、そういうのいらない」と断られてしまったと語った。放送前に伊集院は、当時の番組プロデューサーがかつて樹木さんに粗相をして怒られた話を聞いていたため、おびえていたという。その緊張が樹木さんに伝わり、「なに緊張してるの?」と問われると、伊集院は「実はこういうことで、実は怖いんです」と正直に明かした。「そうしたら、優しくていろんな話をしてくれた」と語る伊集院だが、「結果、俺がちょっと調子に乗ったっていうか。『よし、これでいける』というのを、樹木希林さんは察知したと思う」と言い、「ビビッていたくせにトークが楽しくなったということで安心してるのを見て、ちょっといたずらしたくなったと思う。それで『いらない』っていう(笑)。肝を冷やしたね(笑)」と振り返っていた。そして「特に代えのきかない人ですからね、もっと聞きたいことがいっぱいあったんですが」と故人を偲んだ。
2018年09月18日9月16日、樹木希林さんが都内の自宅で亡くなっていたと各紙が報じた。75歳だった。各紙によると樹木さんは、家族に看取られながら息を引き取ったという。13年の日本アカデミー賞表彰式で全身がんであると明かした樹木さん。先月13日に左大腿骨を骨折し、入院。その際に娘婿である本木雅弘(52)が気管支の弱さやがんの影響から「一時は危篤の状態だった」とイベント内で発言し、心配の声が上がっていた。乳がんの後、がんが副腎と脊椎に転移。さらに今年3月には、骨にも転移していたという。そういった自らの宿命を受け入れるには、想像を絶する覚悟が必要だと思われるが――。「樹木さんは、がんのおかげで自分の死と向き合うようになったそうです。自分の人生を改めて振り返る機会にもなり、『むしろ、がんに感謝している』とも話していたほどでした。生活習慣を慎ましくすることで、新たな発見があったとも明かしていたとも。そこには、どんな苦境に立たされても楽しむという樹木さん独自の哲学がありました」(芸能関係者)現実を受け止め、最後まで自分らしさを貫いた樹木さん。Twitterでも《闘病中だとあっけらかんとおっしゃいながら元気にお仕事されていた印象。まだまだ演じていただきたかったのに残念です》《樹木希林さんだけは死なないと思ってた……長い間本当にお疲れ様でした》《ガンと共存しながら自分らしく生きる。何度勇気もらったかわからない。ありがとうございました》との声が上がっている。長い闘病生活を終え、今は心安らかに眠っていることだろう――。
2018年09月17日女優の樹木希林さんが15日に75歳で亡くなったことを受け、女優の夏木マリ(66)が17日深夜、ブログを更新。樹木さんへの思いをつづった。夏木は「私が仕事を始めた頃、ジーンズで結婚式をしたお二人に驚かされ、お名前を売ったことにも驚かされ、数々の演技に驚かされ、名言に驚かされ、病気との共存に驚かされ、死生観に驚かされ」と樹木さんの語り継がれるエピソードを回顧。「そしていつしかファンになり目標でした」と大きな存在だったようで、「一度ご一緒させていただきたかった」と心残りも。「安らかにお眠りください。合掌」と追悼している。
2018年09月17日歌手の内田裕也と、女優の樹木希林夫妻が、17日(18:57~21:56)に放送されるテレビ朝日系の大型特番『黒柳徹子だけが知っている THEテレビ伝説60年史』で、トークバラエティ番組初のツーショットを披露することが13日、明らかになった。この番組に、樹木はご意見番として出演。テレビCMの歴史を振り返るコーナーで、樹木が内田と共演した結婚情報誌「ゼクシィ」(2011年)のCM映像が紹介される。別居生活を続ける夫婦が、紋付き袴と留め袖姿で結婚を語るというシュールさで注目を集めたが、数カ月後に内田がある事件で逮捕され、放送中止となったいわくつきのCMだ。それについてトークをしている最中に、突然サプライズゲストとして内田が登場。スタジオは騒然となるが、内田はそんなことに目もくれず、黒柳に赤、樹木に白のバラをプレゼントし、そのまま黒柳が仕切って『徹子の部屋』ばりのトークがスタートする。2人が会うのは昨年秋以来で、今年に入って初めて。年に1~2回のペースで会うそうだが、樹木いわく「介護保険料の報告とか、お互いにしゃべることがいっぱいある(笑)」そうだ。サプライズ登場という演出に、内田は「珍しくあがった」、一方の樹木は「照れます」と終始伏し目がちで進行する。別居生活について、内田は「良かったと思う」と言い、「(ケンカしたら)半端なくすごい。男相手にやってるみたい」と樹木の意外な一面を紹介。これに対して樹木は「寝ているときは無防備だから刺せる。とっくにどっちかが刺されていておかしくない」と、常人には理解しがたい同居の恐怖を語る。収録後、黒柳は「お2人並んだ映像は、これからもテレビで見ることはまずできないと思いますが、よくお似合いでした。心が通じているお2人なんだと思います」と興奮。内田のような男性は「ああいう激しい方とはご一緒にはいられないと思います(笑)」と遠慮したが、先日の『徹子の部屋』で、元占い師の脚本家・中園ミホ氏に「来年の7月に結婚する」と言われたのをとても喜んでおり、「相手は今のところまだいませんが、1年以上ありますから、なんとかなるんじゃないかしら」と、ウキウキになっていた。
2016年07月13日©ASEAN-Japan Centre「アンコール・ワット」で有名な世界遺産「アンコール遺跡群」のひとつ、「タ・プローム」。巨大樹木に覆われた姿が印象深い寺院遺跡で、その風景はまるでファンタジーや冒険小説のよう。アンジェリーナ・ジョリー主演のアクション映画『トゥームレイダー』の撮影場所としても知られる。「アンコール・トム」の東側、深い森に囲まれた仏教寺院は、12世紀末、ジャヤヴァルマン7世が母を弔うために建てたもの。東西約1000m南北約700mのラテライトの壁に囲まれた敷地の中にあり、「アンコール遺跡群」の中でも最大規模。当時は5000人近い僧侶と600人以上の踊り子が住んでいたという。後にヒンドゥー教に改宗したと考えられている。©ASEAN-Japan Centre他のアンコール遺跡とは違い、「タ・プローム」が特長的なのは、巨大樹木に包み込まれた姿。樹木は主にスポアンというガジュマルの一種で、鳥やコウモリの糞に混ざった未消化の種子が発芽し、長い内戦によって遺跡が放置されていた結果、周辺や下に根が張り、遺跡を押しつぶすようになった。樹齢は300年にもなると言われ、現在も少しずつ成長。メンテナンスは行われているものの、多くの樹木はそのまま残されているので、今でも遺跡発見当時の姿を見ることが出来る。©ASEAN-Japan Centre西側に位置する門には四方人面に囲まれた像がたち、森の中を通る道へと続く。樹木に覆われた遺跡は神秘的な雰囲気が醸し出され、まるで迷路のような、狭く薄暗い通路もあり、見学はまるで冒険気分。大自然のパワーや、自然の神秘を感じさせる「タ・プローム」は「アンコール・ワット」と並んで、特に日本人に人気の遺跡と言われている。大ヒット映画『トゥームレイダー』が撮影されたのは2000年。「バイヨン」「プノンバケン」等アンコール遺跡がいくつか登場するが、中でも「タ・プローム」で撮影されたシーンが印象的。もともと人気のある観光名所だったが、この映画公開で世界的に知られるように。以来、さらに訪れる人が増え、観光客や地元の人の間でも通称 “Tomb Raider Temple”(トゥームレイダー寺院)と呼ばれている。「タ・プローム」は早朝が特に美しいといわれ、観光客の混雑を避けるためにも早めに出かけたい。タ・プローム(Ta Prohm)・住所:Angkor Archaeological Park, Siem Reap, Cambodia・入場時間:5:00~18:00、無休・入場料: 遺跡共通で1日券20アメリカドル、3日券40アメリカドル、7日券60アメリカドル。11歳以下は無料。
2015年12月18日日本アカデミー賞を2度受賞し、これまで100本を超える作品に出演してきた樹木希林が、映画『あん』で日本人女優としては初めてアジア太平洋スクリーンアワードにおいて「女優賞」を獲得。本人から喜びのコメントが到着した。河瀬直美監督の『あん』は、縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)と、求人募集の張り紙を見て「どら春」で働きたいとやってきた老女、徳江(樹木さん)の物語。徳江のつくる粒あんは絶妙な味わいで「どら春」は大繁盛、徳江は店の常連の中学生・ワカナ(内田伽羅)とも親しくなるものの、やがて徳江がハンセン病患者という噂が流れ、彼らの運命は大きく変わっていくことになる。日本でも現在ロングランヒット中で、台湾、韓国でも盛況をおさめ、ヨーロッパやアメリカ大陸でも上映が始まっている本作。これまで、カンヌ国際映画祭「ある視点部門」のオープニング上映を飾ったほか、イタリア・マルタ島のバレッタ映画祭では「最優秀作品賞」「最優秀女優賞」をW受賞、9月にはトロント国際映画祭での北米プレミア上映を果たし、国内でも樹木さんは報知映画賞、TAMA映画賞の「主演女優賞」を獲得している。そして今回は、オーストラリアのブリスベンで開催されていたアジア太平洋スクリーンアワードにおいて、日本人の女優としては初の「女優賞(Best Performance by an Actress)」を受賞。オセアニアから中東を含むアジア全域70か国の作品を対象に、ロシア、イラン、韓国、フィリピンの女優も同賞にノミネートされている中での快挙となった。世界45か国以上での配給が決定している本作。樹木さんの渾身の演技と『あん』に流れる温かなテーマは、まさに国境や人種を超えて絶賛の的となっている。<樹木希林コメント>アジア太平洋スクリーンアワードの「女優賞」をいただけるということで、私72歳になりまして、この歳まで女優をやっていると、疑り深くなりましてね(笑)。まして褒めていただけると、「う~ん、そうかな~」という風になります。ロシア、韓国、フィリピン、イラン、日本。この中で私がということはそれほど差があるわけではないと思いますが、一番の年上ということでこの度(賞を)頂戴させていただきます。どうもありがとうございました。『あん』は全国にてロングラン公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年11月30日ディプティック(diptyque)が11月1日、クリスマスに向けた15年ホリデーコレクションを発売する。同コレクションでは、“樹木の香り”がテーマの3種類のキャンドル(190g 8,300円、70g 4,400円)を展開。大地に深く根を下ろし、空に向かって垂直に延びる樹木の力強く繊細な香りが、過去の記憶や美しい自然の情景、季節を蘇らせ、日常の感覚からエスケープさせる。ラインアップは、樹脂とかすかなマンダリンが混ざり合った親しみを感じさせる香りが特徴の「サバン」、人を誘惑する琥珀色の液体に、ナツメグ、シナモンが加わった「リキダンバー」、暖かく心落ち着かせる香りに、ウッディなアロマと爽やかなノートが入り交じった「オリバン」の3種類。パッケージデザインは、ミステリアスな森や魔法のジャングルをテーマにした絵画を発表するフランス人画家のジュリアン・コロンビエが担当した。黒を背景に独特の色使いで光源を作ることで、“樹木の香り”が表現されている。
2015年10月19日地球上には現在、3兆本以上の樹木があります。最新の調査によって、2年前に推定されていた40億本よりも、はるかに多い数の樹木が地球上に存在していることがわかりました。しかし、そんなにたくさんあるなら大丈夫だと安心はできません。なぜなら、人類が生まれる前は、樹木は現在より46%も多かったからです。樹木は毎年150億本失われており、植樹は50億本しか行われていません。このままでは地球上の樹木は減る一方です。『Mint Press News』では、止まらない森林破壊に警鐘を鳴らしています。私たちと樹木との関係は、これからどうなってしまうのでしょうか?■テクノロジーの発達で地球上の樹木の数が判明!森林は地球のメカニズムのなかでも、もっとも重要な役割を果たしている機関です。ところが人類がその重要性に気づき、保持しようと動き始めたのはごく最近。そもそも人類は、自分たちが生活しているこの地球上に、どれだけの樹木が存在しているのか把握していなかったのです。これまで、今回のような大規模な森林調査が行われたことはありませんでした。しかしこの調査結果は、炭素除去などの地球規模の自然のメカニズムを知るのに役に立つのだといいます。樹木の数は、大気中の炭素除去や土壌改良、水や大気の浄化など、人間が暮らすために必要なさまざまなことに関係しています。にも関わらず、いままで地球上の樹木の数は正しく把握されてこなかったのです。それは地球があまりに広大で、木の数を1本1本数えることなど到底不可能だったから。しかし、技術の発達により、今回のような地球規模の調査を行うことが可能になりました。人口衛星による映像や、コンピューターによる解析など、あらゆるテクノロジーを駆使することにより、地球上の樹木の数が明らかになったのです。■森林の状態から生活に与えられる影響が明らかにいちばん樹木が多い地域は熱帯でした。熱帯には全体の43%もの樹木が集まっているのです。しかし、樹木の密度の高さで勝っているのは、北方の針葉樹林帯。どの地域でも森林破壊は起きていますが、熱帯はその割合が一番高い地域でした。森林破壊の様子を見ていると、人類の出現により、環境のシステムが変化してしまったことが伺えると研究者は語っています。私たちはすでに、環境破壊が私たちの生活に与える影響を知っています。しかし、この調査によって、人類はさらに森林を守り、増やす努力をしなければならないことが明らかになったのです。*日本は、国土面積の66%が森林という森林大国。世界的に見ても、フィンランド、スウェーデンに次いで3位の森の国です。森林の数自体はあまり心配しなくてもいいようですが、木材のために植えられた人工林が手入れされずに、山が荒れているなど、違った問題が発生しています。人間が生きていく環境を整えるために、なくてはならない森林。私たちは森林破壊が生活に与える影響をもっと真剣に考え、行動を起こさなければならないのかもしれません。(文/スケルトンワークス)【参考】※Humankind Has Halved The Number Of Trees On The Planet-Mint Press News※日本の森林面積と森林率-森林・林業学習館
2015年09月23日AmazingLifeは18日、安価で散骨を委託できるサービス「シンプル葬の海洋散骨」の提供を開始した。料金は4万9,000円(税別)、追加料金は不要。同サービスは、遺骨の送料から粉骨、散骨の供養まで、全て含まれているパッケージプラン。インターネット、スマートフォンまたは電話で、沖縄、湘南(神奈川)、博多湾(福岡)の3海域から希望の海域を選択し、依頼後ゆうパック着払いで遺骨を送ると、後はスタッフが遺族に代わって散骨する。なお、散骨日時は不定期となる。自身の手で直接散骨を希望する遺族向けに「シンプル葬の合同海洋散骨」を用意する。料金は14万9,000円(税抜)。また、ペット散骨も人間同様の価格・サービス内容で受け付ける。近年、少子高齢化に伴い、墓の維持・管理が困難になっているとともに、宗教離れや価値観の変化などより、従来型の墓に入るという選択を取らない人が増加している。また、遺族が高齢者である場合、海洋散骨の要望を持っていても、実際に自身が乗船し、沖合まで行って散骨をするという事が難しい人も多く、委託型の海洋散骨サービスのニーズは高まっているという。このような時代の変化や、同社の火葬式・直葬サービス「シンプル火葬」や家族葬サービス「シンプル葬」の利用者からの要望に対応するために、今回、海洋散骨サービスの提供を開始することを決定したとしている。
2015年06月18日河瀬直美監督の映画『あん』で主演を務めた樹木希林さんは、ごく自然体で演技と向き合っているような印象を受ける。今回は、いつも人前に立たねばならない芸能という仕事について、樹木さんに詳しく聞いてみた。***――『あん』では、お孫さんの内田伽羅(きゃら)さんと共演されています。樹木さんは、若い俳優さんの演技にも厳しいと言われていますが、伽羅さんに対しては何かおっしゃったりされましたか。自分のことで精一杯だったから、人の芝居まで考えていられなかったのよ。若い人に厳しく言ってたのは、40代の頃まで。事務所が売り出そうとしている“化粧と挨拶が第一”みたいな人ばっかりだと、そりゃあ文句も言うわよ。第一、当時は若い人に限らず、上から下までなぎ倒してたからね。でも、いまはもうそんなエネルギーがなくなっちゃった。ある意味、それは体力がなくなった賜物ね。――伽羅さんの出演は、樹木さんからの提案だったそうですね。実年齢と同じ14歳の役で、私の14歳の頃も演じることになっていたから、じゃあ血縁者のほうがいいんじゃないっていう軽い気持ちだったのよ。でもそのせいで過酷な思いをさせちゃった。河瀬さんからの要望で、撮影の間ずっとアパートでひとり暮らしをさせられたのよ。孤独だったと思うけれど、こちらがオーディションに応募したんだから文句言えないし、私は現場で接触しないように言われていたから話も聞いてあげられなくて。ただ試写を観たら、あの年にして周りから突き放された孤独感が出ていて、貴重な経験をさせてもらえたことに感謝しましたね。――樹木さんは、いわゆる芸能界的なものがお好きじゃない印象だったので、お孫さんを芸能界に誘われたというのが意外でした。好きじゃないっていうのとは違うのよ。魑魅魍魎の面白さは好きなんだけれど、その渦の中に混ざってしまうと情けないなって思うのね。今回は、河瀬さんという監督だったというのが大きいわね。あの人は、非常に真っ当なものの考え方をする人で、損得で豹変したりしないの。ブレない憎らしさもあるけれど、人間としては信用できるのね。それに、このまま彼女が女優を続けるとは思わないし。――では、もし、女優になりたいって言われたら?それはそれ。もともと遺伝子がそういうものだから、仕方ないわよね。芸能人であるがゆえの得も、芸能の家に生まれた面白さもあるけれど、損もあるわけじゃない。その意味合いを承知してるんならば、反対はしないわよ。――確かに、芸能人はプライベートまで公にされる損があります。ただ樹木さんはそれを隠そうするどころか、自ら話すわけですから、肝が据わっていらっしゃるなと。昔は(プライベートを報道されることを)損だと思っていたのよ。でも、そのことによって自分を客観的に見られるから、損じゃないのよ。人の目に立つところに出れば、裏側も見られるのは当たり前のこと。人前に出るっていうことには責任もあるし、そんな生易しいもんじゃないと思うのよ。――全身癌を公表されていらっしゃいます。こんなことを伺っていいのかわからないですが…。いいのよ。何でも聞いて。――死を意識される状況になって、残りの人生をこう過ごしたい、と思われることはありますか。差し当たってはないわね。いま、マネージャーはいないし、車も自分で運転している。私が役者をやめても迷惑を被る人がいないから、自由に考えているのよね。人が生きるのに必要な方丈(1丈=約3m四方の部屋)があって、そこから椿が落ちたり桜が咲いたりするのが見られる庭も作ってあって、それでもう十分。――そういえば、お宅拝見が趣味だそうですね。この家も…。お宅というより物件が好きなの。ここのインテリアは全部寄せ集めで、テーブルは平幹二朗さんからのもらい物。粗大ごみから拾ってきたものを、オイルステインを塗って使っていたりもするんだから。――オイルステインなんて言葉をここで聞くとは思いませんでした。自分のことはね、自分でやるのよぉ~。とくに役者はそうじゃないと。だって、普段から付き人がついて運転手が現場まで送ってくれて、ヘアメイクやスタイリストが付いているのが当たり前って…それで本当に生きた人間を演じられるの?って、私は思うのよ。◇きき・きりん文学座を経て、ドラマ『寺内貫太郎一家』で演じた老婆役が話題に。’86年のNHK連続テレビ小説『はね駒』でヒロインの母を演じ、芸術選奨文部大臣賞。以降、数々のドラマや映画で高い評価を受ける。映画『駆込み女と駆出し男』『海街diary』など、出演作の公開が相次ぐ。※『anan』2015年6月10日号より。写真・中島慶子取材、文・望月リサ
2015年06月08日唯一無二の存在感を放つ大女優・樹木希林を主演に迎え、世界から注目を集める河瀬直美監督が贈る最新作『あん』。先日、樹木さんにとって孫にあたる内田伽羅の出演も明らかになった本作から、待望の予告編映像が到着。泰基博が手がける主題歌「水彩の月」も初披露された。本作の舞台となるのは、小さなどら焼きや「どら春」。縁あって、その店の雇われ店長となった仙太郎(永瀬正敏)のもとへ、求人募集の張り紙を見て働きたいという徳江(樹木希林)が現れる。彼女のつくる粒あんはあまりに美味しく、瞬く間に「どら春」のどら焼きは人気商品に。いつも潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた、近所の女子中学生・ワカナは、徳江とも心を通わせるようになる。だが、徳江が昔、ハンセン病を患っていたことがうわさになり、一気に客足が遠のき始め…。カンヌの常連でもある河瀬監督が、昨年秋、旭日小綬賞を受賞した名女優・樹木さんとタッグを組み、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の同名小説を映画化した本作。河瀬監督が熱烈オファーし、樹木さんとは14年ぶりの共演となる永瀬正俊、さらに50年以上の役者生活で意外にも樹木さんと初共演となる親友役の市原悦子、女子中学生・ワカナ役には『奇跡』以来の共演となる孫娘・内田さんに、水野美紀、浅田美代子といった豪華キャストが集結し、懸命に、誠実に生きようとする人々の人生を優しく、時に切なく描いていく。今回の本予告編では、こうした主要キャストがそれぞれお目見えし、思いを込めたあんづくりの様子や人間模様が描かれていく。また、“ドラ泣き”という言葉を生んだ「ひまわりの約束」の大ヒットも記憶に新しい、秦さんの書き下ろし主題歌「水彩の月」が加わり、心揺さぶる映像に仕上がっている。『あん』は5月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月03日“カンヌの常連”河瀬直美監督が、樹木希林を主演に迎えて贈る最新作『あん』から、初の映像となる特報映像が解禁。2014年には「旭日小綬章」を受章した大ベテランの樹木さんが、本作の特報で初のナレーションを務めていることが分かった。あるきっかけで刑務所暮しを経験し、縁あって、どら焼き屋「どら春」の雇われ店長となった千太郎。ある日、その店の求人募集の貼り紙を見て働きたいと懇願する老女・徳江(樹木さん)が現れる。彼女が作る粒あんはあまりに美味しく、瞬く間にどら焼きは人気商品となり、店はみるみるうちに繁盛していく。また、いつも潰れたどら焼きだけをもらいに通っていた近所の女子中学生・ワカナも、次第に徳江と心を通わせていった。だがある日、徳江が昔、ハンセン病を患っていたことが近所の噂になり、事情を察した徳江は店を去る。今、徳江はどうしているのだろう…?それぞれの想いを抱え、千太郎とワカナは徳江の足跡を探すことに…。原作は、河瀬監督の『朱花の月』にも出演しているドリアン助川の同名小説。河瀬監督が原作モノの映画化に挑むのは初となる。主演を務めた樹木さんは、2008年に「紫綬褒章」を受賞し、2013年には『わが母の記』で日本アカデミー賞「最優秀主演女優賞」を受賞。全身がんであることを告白しながらも仕事は継続しており、年末のスペシャルドラマではお笑い芸人の又吉直樹(ピース)とも異色のコンビで絶妙な掛け合いを見せていた。本作では、小さなどら焼き屋を舞台に、人々の心をホッと和ませる粒あんを作るひとりの老女の姿を熱演。初の映像となった今回の特報でも、「やり残したことは、ありませんか?」と問いかける樹木さんの実生活とも重なる語りと、グツグツと煮える小豆や出来たてのどら焼き、そして、そのどら焼きを手に「おいしい…」とつぶやく劇中のワンシーンが納められている。製作発表会見では「遺作になることを望まれている」とジョークにしながらも、渾身で挑んだ本作。樹木さん以外にも豪華共演者が名を連ねているというから、続報にも注目だ。『あん』は6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月05日河瀬直美監督最新作で、樹木希林主演の『あん』の製作発表会見が12月11日(木)、都内で行われ、「全身がん」を公表している樹木さんだが、本作では元ハンセン病患者であんこ作りの名人の主人公を演じることが発表された。原作は河瀬監督の『朱花の月』にも出演しているドリアン助川の同名小説で、河瀬監督にとっては初の原作の映画化となる。どら焼きやの「どら春」の求人募集の張り紙を見て店で働くことを懇願する老女・徳江。彼女の手による粒あんのどら焼きは瞬く間に人気商品となるが、彼女がかつてハンセン病を患っていたことが噂となり客足が一気に遠のき、事情を察した徳江は店を去るが…。会場には主催者の予想を超える報道陣が詰めかけ、設置されていたイスを撤去してスペースを作るなど大盛況。和菓子職人の衣裳で登場した樹木さんは「(こんな盛況は)トム・クルーズの来日以来らしいですけど(笑)」ととぼけた口調で語る。『朱花の月』に続いての河瀬作品出演となる樹木さんだが『朱花の月』の際の報酬が5万円で交通費は自腹だったことを苦笑交じりに明かしつつも、そんな河瀬監督の演出や人間性に何かを感じたよう。あんの映画ということで、河瀬監督が地方の畑に赴き小豆作りから小豆を干してあんにしていくまでの過程をつぶさに観察し「小豆の声を聴く」と話していたことを明かしつつ、樹木さんは「いまの時代、私はそんなもの聞こえません(笑)!」とピシャリ。それでも「そんな映画作りに参加させていただき、70を過ぎて、50年も役者をやってて“感性”というものを要求されました」とふり返る。改めて河瀬組の撮影をふり返り「結果的にありがたい仕事になりました」と語り「役者であったら一度は河瀬監督の作品をやったらいいんじゃないかとお世辞ではなく思う」とも。「やり残したことは、ありませんか?」というのが本作のキャッチコピーとなっているが樹木さんは「何にもない。元々、期待がないから『もっと…』というのが一切ない」と自らの哲学を語り、撮影が終わると出演作の台本も捨ててしまうとも明かす、その一方で「この(『あん』の)仕事をやらせてもらった後で、もうちょっと心してやらないといけなかったんだなという思いになりました。役者というわが身を映し出す仕事を選んだのには、何かがあったんだと。『やり残したことがあったな』と思いました」としみじみと語った。実際に撮影前に樹木さんは、ひとりで鹿児島にあるハンセン病の患者の施設にも足を運んだという。また撮影でも国立のハンセン病療養施設の多磨全生園にも足を運んだそうだが、それを踏まえて「ハンセン病というものを実感しました。全生園で撮影して、広いけれどここから出られないというあの閉塞感…。あそこに何十年もいる人の思いを実感しました。同時に、(東日本大震災の)仮設住宅はもっと狭い。(避難者は)その仮設住宅に4年もいるんです。原発事故を身近に思いました」と憂いの表情を浮かべていた。映画の公開まで6か月ほどあるが、この段階での記者会見に樹木さんは「河瀬監督は『(樹木さんの)遺作ということで売りたいんじゃないか?』と言ってました」と笑い「遺作になることが望まれているのでなかなか次(の作品のこと)を言い出せないでいますが、いつ何が起こるか分からない。死ぬ死ぬって言ってて詐欺みたいだけど、私が言ってるわけじゃなくてお医者さんに『全身がん』という病名をいただいてる」と冗談めかした口調で続ける。体調については「ヘバる時はヘバりますね」と語るも現在は良好な状態のよう。「薬を一切飲まないのが元気の元」と語った。先日、高倉健、菅原文太という日本映画を背負ってきた大スターが続けてこの世を去ったが、この2人とのエピソードなどを尋ねられると「ありますけど(コメントを)留め置かれてます。せっかくの大スターに余計なこと言って水を差さないようにと夫から。深い深い話があるんですけど」と静かに微笑んでいた。『あん』は2015年6月公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日杉浦日向子の傑作漫画『合葬』が柳楽優弥と瀬戸康史の主演で実写映画化されることが発表された。『ジョゼと虎と魚たち』やドラマ『カーネーション』の渡辺あやが脚本を手がけ、新鋭・小林達夫がメガホンをとる。その他の情報本作の原作は、伝説の漫画雑誌、月刊漫画ガロに連載され、日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した杉浦日向子の傑作漫画。江戸幕府が終わった慶応4年を舞台に、婚約を破棄して彰義隊へ入隊した秋津極と、極の婚約者の兄・福原悌二郎(岡山天音)、極の幼なじみで養子先を追い出されて彰義隊に入った吉森柾之助の運命を描く。彰義隊は江戸の治安維持を受けていた舞台で、最終的には新政府に敗れて解散した。極を演じる柳楽は「日本の伝統、日本らしさというのは忘れてはいけないんだと作品を通して思いました。粋な人生を生き抜いた“極”という役を演じることができて幸せでした」と言い、瀬戸は「僕が演じた柾之助はあっけらかんとした性格で、僕が思い描いていた“武士”とは全く違っていた。ものすごく純粋で不器用だ。作品を知っていくうちに、僕が思い描いていた武士は薄っぺらく、当時の人も現代の若者と同じような悩みを持ち、柾之助はある意味時代に抗った人物なんだという、僕なりの答えが見つかった。杉浦日向子さんの作品は、“萌え”と“燃え”が共存した不思議な世界へ僕達を連れて行ってくれる」とコメント。瀬戸麻理子プロデューサーは「『合葬』に描かれているのは、時代に翻弄された、今と変わらぬ普通の若者の青春そのものです。時代劇という形を取ってはいますが、青春映画として観ていただければ嬉しく思います」と語っている。『合葬』2015年秋、全国ロードショー
2014年12月10日今年、最も輝いた女性たちを表彰する「VOGUE JAPAN Women of the Year 2013」の授賞式が11月26日(火)、都内で開催され、樹木希林に八千草薫、満島ひかり、タレントの大久保佳代子、壇蜜ら受賞者が一堂に会した。スタイルや生き方、美において読者をインスパイアした各分野で活躍する女性を表彰するもので、今年で9回目を迎える「VOGUE JAPAN Women of the Year」。女優の樹木希林、八千草薫、満島ひかりに、今年『ウルヴァリン:SAMURAI』で女優デビューを果たした福島リラ、タレントの大久保佳代子に壇蜜、モデルのCHIHARU、東京五輪招致のプレゼンテーションを行い注目を集めたアスリートの佐藤真海、アーティストのスプツニ子!の9名が受賞した。ドラマ「Woman」では強く生きるシングルマザーを映画『夏の終り』では抗しきれない愛に生きる女性を演じるなど多彩な役柄で高い評価を受けた満島さん。テレビと映画の仕事の合間を縫って出演した舞台の仕事に触れ「今年は3本の舞台に出て充実した1年でした。お客さんの前でお芝居することで学びもあり、ライブを味わいました」とニッコリ。この日はドレスではなくカジュアルで活動的で力強い印象をもたらすショートパンツ姿だったが、輝く女性に贈られる賞を受賞したとあって「もうすぐ28ですが、女性に生まれたことをもっと大切に、化粧やファッションにももっと興味を持って楽しくやっていきたい!」と女性ならではの魅力のアップを誓っていた。八千草さんは「若い人の中で少々照れくさいですが…ありがたく思います」と受賞の喜びを語る。樹木さんは「70になって、ひとつずつ持っているものを削いで、省略する――そんな時間になっているのですが、にもかかわらずこのような賞をいただき戸惑っています」と語る。五輪招致のプレゼンテーションでの活躍で注目を浴びた佐藤さんだが、競技者としても今年7月の世界選手権で銅メダルに輝くなど充実の1年となった。「普段はOLアスリートなので場違いで…」と緊張気味に笑っていたが「女性として外からも中からも輝いていけたら」と挨拶した。大久保さんは「普段やっていることからかなり遠い」と受賞に戸惑いを覚えているようだが、それでもしっかりとドレスアップして登場。展示されている「レクサス」のスーパーカー「LFA」のボディにメッセージを書くように求められると「程欲(ほどよく)」と記入。「ほどほどに欲をもって」と女性として輝く秘訣を明かした。壇蜜さんは「良くも悪くもみなさんの世界をにぎやかすことができた、そのご褒美としてここにいると思っています。みなさんあっての壇蜜です」とファンや仕事の関係者への感謝を口にしていた。各界から選ばれた今年もっとも輝きを放った9名に会場からは温かい拍手が送られていた。(黒豆直樹(cinema名義))
2013年11月26日映画『わが母の記』のブルーレイ&DVD発売を記念して10日、ニコニコ生放送で樹木希林と山本太郎のトークライブが実現。ライブを前に2人が会見に臨んだ。その他の写真今年になって、ドラマ『約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~』での久々の共演を果たし、「こういう人に映画を観てもらってどう感じたか聞きたいと思った」という樹木の指名で今回のトークライブは実現。山本は「この映画には1秒も出てないんですが」と恐縮しつつ、「いまや犯罪者扱いの僕を呼んでくださってうれしいです」と笑顔を見せた。この日のトークは「タブーなし」と銘打って行われたがまさにタイトルに偽りなし! 映画に関してはわずかに話したのみで、それ以外の話題は山本が関わってきた原発問題や結婚、山本の姉の大麻所持による逮捕、中島知子(オセロ)の洗脳問題など多岐にわたり、2人は全く遠慮することなく思いの丈を語り合った。樹木は山本の脱原発運動について「同じ気持ちだったけど、私には飛び出す体力もパワーもなかった。でも全員が同じ気持ちに駆られていたと思う。私は動かないタイプだけど、あなたはすぐに動いた」と山本の行動力を高く評価しエールをおくった。結婚に話が及ぶと、1か月ほどの交際でスピード婚を果たした山本は「彼女は特殊な家庭にいて、守ってあげたいという気持ちがあった」と説明する一方で、「これまで結婚制度は必要のない制度だと思っていた。契約書で安心を得るというのは嫌だった」と持論を展開。すると樹木は自身の結婚を引き合いに「それ(結婚制度)には絶対に意味があるんですよ」とピシャリ。内田裕也との入籍について「相手のサインなんか関係なく、自分で書いて出した」と仰天の告白をし、「私もこんなのは紙1枚と思っていたけど、それで社会と繋がったんです。同棲だけなら、別れても(周囲は)誰も傷つかないけれど、籍を入れていると離婚にはエネルギーがいる。次の人? 現れないですよ。次の結婚で幸せになると思ったら大間違い。我慢が効くようになるだけで、相手の質はだんだん落ちるの」と奔放に語り、会場をわかせた。山本の姉の逮捕の話題になると、事件を知らなかった樹木は詳細をその場で山本から直接聞き出した上で爆笑。山本の姉ということで週刊誌などでも大きく取り上げられたが、樹木は「太郎さんがこういう仕事をしているということで、それは承知してないといけない」と語り、山本も「そもそも日本のルールに違反しているわけだし、国策に反対の立場で物を申す人間として脇が甘かった」と話した。それでも「(逮捕は)残念だけど、僕の姉であることは変わりない」と変わらぬ絆について語った。映画と関係ない話題ばかりで山本は「映画のことよりフォーカスされそう」と恐縮していたが、樹木は「宣伝しようがしまいが買う人は買うし買わない人は買わない」と鷹揚に構え、大女優の貫録を見せつけていた。『わが母の記』9月8日(土)ブルーレイ&DVD発売ブルーレイ5040円(税込)DVD3990円(税込)発売元・販売元:キングレコード
2012年09月10日小売業を中心に金融業、サービス業を展開するイオンは、9月1日より霊園の紹介サービス「イオンのペット葬」を開始した。利用者が安心できるよう、明瞭な価格のほか独自の品質基準を設定。コールセンターにて年中無休24時間態勢で対応する。同サービスでは、「火葬炉の設備」、「火葬時の衛生面」、「言葉遣いや服装」、「納棺時の作法」など50項目にわたる同社独自の品質基準を設定している。葬式プランは「合同葬」、「個別葬儀」、「立会葬」の3種類。火葬から納骨、埋葬、供養までを霊園内で施行し、環境・衛生面に配慮した「固定火葬炉」で火葬を行うという。また、2年間(3回忌まで)、無料で納骨堂に遺骨を納めておけるサービスもある(合同葬を除く)。対応している種類は、小鳥、猫、犬(子犬、小型犬から中型犬、中大の中型犬、大型犬、特大犬)。料金には、遺体引き取り・火葬・納骨が含まれる(追加料金は発生しない)。なお、支払いにはイオンカード他、各種クレジットカードの利用が可能。同サービスに関する案内は、首都圏および近畿圏の総合スーパー「イオン」125店舗や「イオンペット」58店舗に加え、ホームページで行われる。今後、首都圏、近畿圏に加え中部、北海道エリアへと拡大し、順次全国で展開を行っていくという。詳細は同サービスWebページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日直木賞作家・辻村深月の同名小説を映画化した『ツナグ』の大ヒット祈願イベントが13日に東京の神田明神で行われ、主演の松坂桃李と樹木希林、平川雄一朗監督が出席した。その他の写真死んだ人間と生きている者をつなぐ“使者”の役割を務める歩美(松坂)。彼を通じて後悔や疑問、様々な思いを残したまま死に別れた人々がたった一度の再会を果たすと同時に、歩美自身がこの務めを通じて成長していくさまを描き出す。死者と生者が再会するという物語にちなんでお盆のこの時期に開催されたヒット祈願。松坂らに加え、劇中で歩美がつなぐ“親友”、“家族”、“恋人”の3通りの計15組のペアが招待され、祈願に参加した。祈願を終えた松坂は「やっと映画が完成して嬉しい気持ちです。ヒットも大事ですが、見てくれる人の心に残ってくれる作品になればと思います」と笑顔で語った。樹木は「神田神保町の出身なので神田明神にはなじみがあります」と明かしつつ、「これでヒットしなかったら神田明神のご利益がないと言われてしまう」と懸念するが、平川監督は「ヒットする気がします」と晴れ晴れとした表情で語り自信をのぞかせた。本作で樹木と松坂は、祖母と孫の関係を演じているが、松坂は「安心と興奮を同時に与えてくださる方でした。最初はドキドキ緊張しましたが、いざ撮影に入ってみると何をやっても大丈夫という感じで、包み込んでくれるような温かい気持ちがこみ上げてきました」と樹木との初共演の感想を明かす。また、本作で単独初主演を飾ったことについて「主演ということよりも希林さんや仲代(達矢)さんら、大ベテランの方とやらせていただけるということの方が大きかった」と本音を漏らした。一方の樹木は「大ベテランの“大”というのはただ長くやってるだけ」と笑いつつ、松坂については「いまどきこういう人がいるんだ? というくらい素直でアクがない子」と評価。さらに「彼がスターになるかどうかは拝んでもダメ。本人にかかっているので後はよろしく」と飄々とした口調で語ったが、松坂は神妙な顔で「日々精進します!」とさらなる飛躍を誓った。『ツナグ』10月6日(土)より全国東宝系にて公開取材・文・写真:黒豆直樹
2012年08月13日映画『ツナグ』のヒット祈願イベントが8月13日(月)に神田明神(東京・神田)で行われ、主演の松坂桃李と樹木希林、平川雄一朗監督と一般から招待された15組のペアが出席。映画の完成を報告すると共に祈りを捧げた。辻村深月の人気小説を映画化した本作。死者と生者をつなぐ“使者”を務める青年・歩美(松坂さん)によってたった一度の再会を果たす人々のドラマが綴られる。物語に合わせて、死者たちがこの世に帰ってくるお盆のこの時期にヒット祈願が行われることになった。招待された人々の願いが書かれた巨大絵馬を映画さながらに“使者”として奉納した松坂さんは「恋人に親子、親友。どの人の思いもとても強く感じています」と神妙な顔つき。完成した映画について「ヒットも大事ですが観てくださる一人でも多くの方の心に残る作品になれば」と思いを明かした。NHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」での好演などでお茶の間での知名度も急上昇中で、今年上半期で「最もブレイクした俳優」No.1に選ばれた松坂さん。本作は記念すべき初の単独主演映画になるが、「僕にとっては主演ということよりも、樹木さんや仲代達矢さんといった大ベテランの方とご一緒させていただいたことの方が…」と緊張した面持ちで心情を吐露。特に祖母役を演じた樹木さんについて「安心と興奮を同時に与えてくださる方でした。撮影が始まる前は緊張しましたが、いざ入ってみると、何をやっても大丈夫という安心感で包み込んでくださった」と語り、「この経験はこれからも生きてくると思います。ありがとうございました」と頭を下げた。樹木さんはそんな松坂さんについて「すごく素直でアクのない子で、いまどきこういう人がいるんだ?と感じた」と語り、「スターになるかならないかは拝んでもダメ。あとは本人にかかっているのでよろしく!」とそっけない口調で助言を送り笑いを誘った。もしも映画のように死んだ人間に会えるなら?という問いに松坂さんは「宮本武蔵に会いたい。いつか自分でやってみたい役なので」と回答。樹木さんは「こっちが会いたいと言っても向こうが承知するかどうかということもあるからね」と茶々を入れつつ、「私は文句を言う相手と謝らなくちゃいけない相手の2通りいるけど、両方会いたくない」と飄々と語った。最後に松坂さんは「身の回りの大切な人のありがたさ、日常の幸せや喜びを感じさせてくれる作品」と映画をアピール。樹木さんも「いまは死ぬことが“非日常”になって怖いことになっているけど、死は当たり前に誰もがたどる道。あまり怖がらずに、同時にいまを生きるという意味で観ていただけたら」と呼びかけた。『ツナグ』は10月6日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ツナグ 2012年10月6日より全国東宝系にて公開© 2012 「ツナグ」製作委員会
2012年08月13日