いつでも親にべったり……いつ母子分離は終わるの?みんなの母子分離不安エピソード!「母子分離不安」とは、子どもが保護者などの愛着対象から離れることに対して不安に感じることです。発達段階でこのようなことは誰にでも起こることですが、新学期や環境の変化のある今の季節、子どもの母子分離不安や不安感が長期間続くことによって現れる身体的症状(腹痛・頭痛など)、精神的症状(引きこもり・無気力になるなど)、さらに通園・通学拒否などにも悩んでいる方もいるのではないでしょうか。今回は発達ナビのみんなのアンケート内で募集した「小学校高学年『親離れ』『子離れ』の悩み」についての結果や、発達ナビ連載ライター陣の書いた、お子さんの母子分離不安に関するエピソードなどをまとめました。「小学校高学年『親離れ』『子離れ』の悩み」アンケート結果は……小学校高学年になると思春期や第二次性徴が始まり、心も体もグッと大人になる時期となります。発達障害や特性のあるお子さんの保護者の中には、周りの子どもと比べて親離れが遅いのではないかと不安に思う方もいるかもしれません。今回発達ナビでは「小学校高学年の『親離れ』『子離れ』の悩み」についてのアンケートを実施し、小学生高学年の子どもの「親離れ」「子離れ」に悩んでいる方は80%という結果になりました。Upload By 発達ナビ編集部参考:みんなのアンケートここからはご回答いただいた読者のみなさんの声をいくつか紹介させていただきます。今まで先回りして排除してきた事を置き石でも置くかのようにトラブルに発展するのを知りながらあまりてを出さないで、見守り、対処を伝え、成長を促すとても大変な上に反抗期。鬱陶しい事この上なかった息子。毎日毎日頭と胃が昇天するかと(略)(梛丹さん)前は一緒に準備をしていましたが、声かけのみにしています。すぐに準備をしていないこともあり忘れ物していますが、忘れたらどうなるのかの経験もしてほしいため、声掛けのみにしています。こちらが購入しておくべきものも、事前に伝えてほしいことを話しています。(略)(まみしこさん)娘は小6。自我もあるし、反抗期でもあります。なのに、自分で決められない。ママどう思う?と聞いておいて自分の方向性と違うと癇癪私の言ったとおりにして失敗すると癇癪声かけにも癇癪を起こすから日々がまわっていきません…。(略)(にゃこさん)サポートと自立のバランスや反抗期とのつきあい方に悩む方が多くいらっしゃいました。ほかにも参考になるコメントがたくさんありますので、ぜひアンケート結果を確認してみてください。母子分離で癇癪、パニック、トラブル続出!小6でも親にべったり?発達ナビ連載ライター陣の母子分離不安エピソードまとめ1歳半健診で言葉の遅れを指摘され、2歳から何度か受けた発達検査では「言葉が遅いだけ」と診断された星あかりさんのお子さんのスバルくん。星さんもその言葉のままに様子を見守る日々でしたが、プレ幼稚園に通い出し「これは言葉が遅いだけではないぞ……?」と気づきはじめて……!?知的発達症(知的障害)を伴うASD(自閉スぺクトラム症)と診断されているみんさんの次男のPくん。何をするにもどこへ行くにも、みんさんと離れられず、みんさんは自由になれない苦しさを感じる日々でした。そのような中、療育での母子登園中に「離れる為の訓練」を積み重ねて来たお話です。知的発達症(知的障害)を伴うASD(自閉スぺクトラム症)と診断されている、ぼさ子さんのお子さんのほぺろうくん。場所見知り、人見知りが激しく、母子分離がなかなかできませんでした。そんなぽぺろうくんがどのように保育園に慣れていったのか……トラブル続出の年少時代のエピソードは必見です。ASD(自閉スぺクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)のリュウ太くんは保育園から小学校6年生までお母さまのかなしろにゃんこ。さんにべったり!だったそうです。恥ずかしくなるぐらいに甘えるリュウ太くんに困ったかなしろにゃんこ。さん。でも甘えるのには「理由」があるようで……。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年04月30日小1から行き渋り、小3で母子登校できるようになったけど現在小学6年生のわが家の長女『姉子』は、小学2年生の時にASD(自閉スペクトラム症)と母子分離不安と診断され、小学4年生の時に知的ボーダー、場面緘黙と医師から言われています。姉子は、赤ちゃんの頃から繊細なところはあったものの、幼稚園の時は楽しく園生活を送っていました。しかし、小学校へ入学するとすぐに、登校前に泣き出したり、腹痛や頭痛を訴えたりして、行き渋りをするように。そして、1年生の時の個人懇談で担任の先生から発達検査を受けることをすすめられ、すぐに発達支援センターへ相談に行き、2年生になってすぐWISCを受けました。結果はかなり凸凹があり、これまで相当しんどい思いをしてきたことが分かりました。でも、検査を受けたことで姉子の特性や困り事を知ることができたので、「上手にサポートできれば学校生活も楽しめるかもしれない」と、前向きにとらえていたところで、まさかの転勤。さらにコロナ禍で環境が大きく変わったことにより、転校先で姉子はまた行き渋るように……。転校先の学校では、別室登校や母子登校など姉子のペースでスモールステップを繰り返し、学校にいる時にも少しずつ笑顔が見えるようになってきました。しかし……。登校できるようになってきた矢先の転勤、転校姉子が3年生になり、転校先の学校にもやっと慣れてきたところで、またしても転勤!霧の中でなんとか小さな光を見出して進んでいた道の前に、まるで高い壁ができたような気分でした。当然と言えば当然ですが、姉子の心はスタートラインに戻ってしまいました。前の学校の時と同じように母子登校でスモールステップで……とやってみましたが、そう簡単には行かず、また家にこもるようになりました。そこで、私から姉子への登校刺激やアプローチを一旦全部ストップしてみました。学校には行かないけれど先生方や相談機関とは密に繋がり続けて、相談先はしっかり確保することを意識しました。学校の支援に関する情報は集めておいて、いつでも動ける状態を保ちつつ、「お母さんと一緒に好きなことをしようよ」という生活に変えてみることにしたのです。Upload By スパ山「お母さんと好きなことをしようよ」という生活にしてみると一緒にゲームをしたり、お菓子づくりをしたり、おしゃれなカフェに行ったり。そして、頃合いを見て、学校行事のお便りをさりげなく貼っておくなどして時々ほんの少~し匂わせていきました……(笑)。すると、姉子が給食の献立を見て「え~、おいしそう」と話したのです。学校について姉子から触れてくれたことに飛び上がるほどうれしかったのですが、そこは落ち着いて「ほんとだね~おいしそうだね~」とだけ答えました。姉子が完全に学校を拒否してるのではないと分かって私は安心しました。Upload By スパ山大きなきっかけは、弟の特別支援学級への入学その年の秋頃、ASD(自閉スペクトラム症)がある弟が新1年生として、姉子と同じ小学校の特別支援学級へ入学することが決まりました。そして、入学前に弟と私で特別支援学級を見学しに行くことになりました。しかし、当日、夫の仕事の都合がつかず、姉子とまだ小さい次女と2人だけで留守番をさせるのも心配だったので、結局姉子も次女も一緒に連れて行くことに。放課後の誰もいない時間に、私と子どもたち3人で見学に行きました。姉子にとっては数ヶ月ぶりの学校です。どうなるかとハラハラしていたら、「ここが靴箱だよ」「廊下は走らないんだよ」と弟と妹に教えてあげるなど、お姉さん風を吹かせ始めたのです。拍子抜けしてひっくり返りそうでした(笑)。特別支援学級の先生方もとても優しく、私たちが安心して見学できるように細やかな配慮をしてくださいました。最初は少し不安そうにしていた姉子ですが、帰る頃には先生とすっかり仲良くなって「また遊びに来てね」と言われ「うん!」と答えていました。その光景を見た時に、「姉子も特別支援学級の教室ならもしかして通えるのでは……?」と私は思ったのでした。Upload By スパ山不登校の娘、特別支援学級への転籍に向けて。母、動きます!私は、学校をお休みしていた間にもしっかり繋がっておいた相談機関に行き、見通しが立たないことを不安がる姉子に、しっかり伝えられるように特別支援学級の情報を集めました。学校にも相談に行き、特別支援学級への転籍について話し合いました。そして、弟の2回目の特別支援学級見学の時、姉子に「また一緒に行く?」と聞いてみたら、「うん!」と笑顔つきで返事が返ってきたのです。そこで、慎重に慎重を重ねてゆっくりと、明るい雰囲気を保ちつつ、希望すれば特別支援学級に姉子も弟と一緒に通うこともできると話しました。姉子の反応は「へ~」という感じでしたが、表情は明るかったです。Upload By スパ山小4への進級目前、娘が登校の意思を。そして、特別支援学級へと転籍弟の入学式の少し前、姉子が急に登校の意志を示しました。驚いた私は思わず「へ!?どこに!?」と聞いてしまいましたが、姉子は「○○学級(特別支援学級)に」とにっこりして答えてくれました。こうして、4年生に進級すると同時に姉子は特別支援学級へ転籍することになりました。霧がかかって壁に阻まれていた道がまた見えたようでした。そこからは以前培ったスモールステップで、焦らず諦めずゆっくりゆっくり、2年の母子登校を経ながら学校生活を取り戻していきました。Upload By スパ山6年生になった今は6年生になった現在は、母子分離不安の症状も落ち着いて、私がいなくてもほとんどの時間を特別支援学級の教室で過ごしています。また、通常学級へ交流に行ったり、調子の良い時は、3年生になった弟と1年生の妹と一緒に3人で下校したりすることもあります。委員会やクラブ活動に参加したり、下級生の面倒をみたりしているそうで、その成長っぷりに私は驚かされています。姉子のおかげで、私もたくさんの発見と学びがあり、めちゃくちゃ反省もしました……。姉子が疲れているときは「休もうよ、大丈夫だよ」と、必要以上の不安を感じることなくどっしり構えることができるようにもなりました。もしまた進む道が見えなくなっても、壁がドーンと現れたとしても、「想定内だ」と、心づもりしておき、いつでも子どもたちをサポートできるように見守っていきたいと思っています。執筆/スパ山(監修:藤井先生より)スパ山さんがお子さん3人を育てながら、転勤を繰り返し、試行錯誤されていた様子が伝わってきました。不登校のお子さんにどのように接したら良いか分からない、という方への希望のメッセージですね。読ませていただき、ありがとうございます。今では特別支援学級に行くことができるようなった姉子さんは、スパ山さんの母子登校2年のサポートがあり、弟さんの入学などをきっかけに、学校は行っても大丈夫かもという安心に繋がっていたのだと思います。これからまた環境の変化があるかとは思いますが、休んでも大丈夫だった今回の経験が、これからの姉子さんの成長を支えていくものになると思いました。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年03月04日大人気マンガシリーズ、Lineドラマさんの『”母子家庭”を見下す男の末路』8話を紹介します。<<最初から読む!>>実は特待生として理事長お墨付きで入学していたマイ。さらにゴウの正体は探偵だったようでいろいろと調べてくれて…?8話”母子家庭”を見下す男の末路出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」防犯カメラに記録されていた出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」なんといったらいいの?出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」理事長の期待に応えるために出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」教えてもらった出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」偏差値高いこの学校になんで…?出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」疑問に思っていた出典:Youtube「Lineドラマ」シンがカンニング事件をでっち上げた証拠もゴウのおかげで見つかり、疑いが晴れたマイ。そもそも親のお金がないと入学できないほど学力が低かったシンは…?※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この漫画はフィクションです。(CoordiSnap編集部)
2024年02月29日小学校入学と同時に始まった行き渋り現在小学6年生のわが家の長女『姉子』は、赤ちゃんの頃から繊細なところはあったものの、幼稚園の時は楽しく園生活を送っていました。しかし、小学校へ入学するとすぐに、登校前に泣き出したり、腹痛や頭痛を訴えたりして、行き渋りをするように。また、ある日突然チックの症状が出るようになりました。そして、1年生の時の個人懇談で担任の先生から発達検査を受けることをすすめられ、すぐに発達支援センターへ相談に行き、2年生になってすぐWISCを受けました。結果はかなり凸凹があり、これまで相当しんどい思いをしてきたことが分かりました。行き渋りやチックは姉子が出していたSOSだったのです。私は姉子に申し訳ない気持ちでいっぱいで、今まで気づかなかった自分をすごく責めました。でも、発達検査を受けたことで姉子の特性や困り事を知ることができたので、「上手にサポートできれば学校生活も楽しめるかもしれない」と、私は前向きにとらえるようにしました。しかし、転勤族のわが家は突然引っ越しが始まります。発達検査を受けた年と同じ2年生の夏、姉子は都心部の小学校に転校することになりました。突然の転校でさらに行き渋るように環境の変化でストレスを受けやすい姉子はますます学校を行き渋るようになりました。さらにコロナ禍で、何とか登校できても、誰とも会話できず、転校したばかりなのに友達をつくることもできません。Upload By スパ山この頃の姉子は本当につらそうで、外出すらできなくなり……。私も「こんな状態になってまで学校に行かなくてもいいのではないか」と思うようになっていました。と同時に、ここで「休んでいいよ」と言ってしまったら、「この先も何かあったらすぐあきらめるようになるのではないか」という底知れぬ不安や、「ほかの子は学校に行っているのに……うちも頑張って行けるようにならなくては」、という気持ちのはざまで揺れて本当に悩みました。Upload By スパ山母子分離不安と自閉スペクトラム症だと診断を受ける行き渋りについて、担任の先生とスクールカウンセラーさん、そして私たち母子で何度か相談していく中で、ある日姉子がポツリと「学校に行っている間、お母さんと離れるのがさみしい」とこぼしました。発達の凸凹があるから登校に不安があるのだと思っていた(もちろんそれもあるのでしょうが)私は驚きました。もう小学生だし、まさか母親と離れるとさみしいなんてことあるはずがないと思い込んでいました。そして、通院していた児童精神科で「母子分離不安」の診断を受けたのです(自閉スペクトラム症もこの時に診断されました)。Upload By スパ山スモールステップを繰り返し、約1年かけて母子登校できるようになんでだろう?どうしたらいいんだろう?と、深い霧の中にいた状態だった私たちにとって、少しだけ進む道が見えてきた瞬間でした。姉子は医師の指導のもと投薬治療を始めました。そして、私と一緒に家で授業の時間割を合わせて用意をする、一緒に学校までまで行って校門にタッチして帰る、登校して先生にプリントをわたす、といったスモールステップを地道に続け、約1年かけてやっと別室に母子登校できるようになりました。(「母子登校」とは、保護者が付き添い、子どもと一緒に登校することです。学校に行くことに不安を感じたり、不登校になってしまった場合に、通常登校へ戻るための支援策として姉子が通っていた学校では取り入れてありました)。Upload By スパ山2年間の母子登校で娘に笑顔が私は、毎朝姉子と一緒に登校し、教室の隣の部屋で課題のプリントなどをしながら一緒に過ごし、給食を食べているのを見守り(コロナ禍だったので、関係者以外の飲食は禁止でした)一緒に下校していました。最初は数十年ぶりに小学生になったような気持ちでいた私でしたが、学校なので家にいるように横になったりスマートフォンを見たり、のんびり休憩できる時間もなく……。ずっと姉子のそばにいなければならないので、常に緊張状態で、しんどくなった時もありました。それに、お昼ごはんは帰宅するまで食べられなかったので、朝ごはんを食べ忘れるともう大変!お腹の音が鳴りっぱなしで……食いしん坊の私にとって、これはかなりつらい経験でした(だからといって痩せたりはしませんでした。不思議だなあ?(笑))。Upload By スパ山そんな中で、クラスメイトや先生方にもとても温かく接していただきました。そして、姉子にもだんだん笑顔が見えるようになってきた時には「母子登校をやってきてよかったな」と、涙が出そうでした。こんな日々が結局約2年続きましたが、またその話は別の機会に書きたいと思います。執筆/スパ山(監修:新美先生より)分離不安症(母子分離不安症)は、愛着の対象(=安全基地、主には母親)から離れることを年齢に不相応に極端に怖がるような状態です。もともと繊細で不安を抱きやすい性質のお子さんに起きやすく、大きな環境の変化や、その環境(園・学校など)が合わずお子さんが不安を抱きやすい状況が続くと分離不安の症状が出やすくなります。学校に行くと分離不安となり、保護者から離れられない場合、対処法としては大きく分けて3つあります。(1)お母さんなどが一緒に登校する(母子登校、付き添い登校と言われることもあります)。(2)学校が大きい不安の対象になっているなら、学校の環境を本人が不安に感じないように工夫する(3)学校以外に本人が大きな不安を抱かなくても行ける場所を探す(例えばフリースクール、ホームスクーリングなど)といったことが考えられます。正直、母子登校は記事にもあったように保護者の方の負担もとても大きいと感じています。それでもスパ山さん親子は、かなり長い期間をかけて、また別室登校と言った形式で(2)の学校自体がお子さんに負担のないやり方の工夫などもしながら、だんだんと姉子さんに学校でも笑顔が見られるようになってきたという、母子登校をやってよかったと思えるところまで行きついたということですね。簡単には語れない2年間だったのではないかと思いますが、本当にお疲れ様でした。スパ山さんも姉子さんも本当によく頑張られましたね。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年02月05日大人気マンガシリーズ、Lineドラマさんの『”母子家庭”を見下す男の末路』7話を紹介します。<<最初から読む!>>母の交際相手であるゴウにカンニングを疑われていることを打ち明けたマイ。するとゴウは何やら考えがあるようで…?7話”母子家庭”を見下す男の末路出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」とんでもないこと出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」理事長のおかげで無償で通えてる出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」知らなかったの?出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」母親の知り合い出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」探偵らしいよ出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」ゴウに一任した数日後、シンから怒りの連絡が来ました。実はマイは特待生としてこの学校に入学しており…?※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この漫画はフィクションです。(CoordiSnap編集部)
2024年01月18日むやさんは、双子の姉妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。幼少期に父を亡くしたむやさん姉妹。小学生になると、いつも傍にいてくれた母が体調を崩して入院することに……。術後、母の体調は良くなり無事退院したものの、今度は原因不明の頭痛で寝込む日々。むやさん姉妹は交代で濡れタオルを母のひたいに乗せて看病しますが、妹のうやさんは適当に絞っただけのタオルを用意するなど、しっかりものの姉・むやさんはそんなうやさんに今までの不満が爆発しました。 いい加減にして!姉妹喧嘩が勃発タオルをちゃんと絞らない妹に、私は怒りを覚え、思わず声を荒げました。 むやさんは怒りに任せて「そもそも掃除くらい手伝ってほしい」と、妹のうやさんに言いました。2人はケンカになりますが、それ以降うやさんも家事を手伝うように。 さらに母の頭痛はなかなか治らず、姉妹は掃除や料理など家事を積極的におこないます。 そのころ、うやさんにはある悩みが。実はうやさんは左利きで、何を使うにしても不便を感じていたのです。中でも包丁が難しかったようで、お手伝いの際にどんどん包丁使いが上達するむやさんとの差に、焦りや不安がありました……。 寝込む母の代わりにお手伝いを頑張る双子の姉妹。性格が違ったり、ケンカをしたりしても、母を想う気持ちは同じなのかもしれませんね。うやさんは利き手の違いでむやさんと差がつくことに悩んでいるようですが、できないことがあるのは当たり前。姉妹間で比べる必要がないことではないでしょうか。何事も完璧な人はいないはずです。それぞれの得意なことを伸ばしながらうまく乗り越えてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター むや
2024年01月17日むやさんは、双子の姉妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。幼少期に父を亡くしたむやさん姉妹。小学生になり、いつも傍にいてくれた母が体調を崩して入院することに。姉妹は親戚の世話になりますが、妹・うやさんは泣いてばかり。ある日、2人はお見舞いに行きますが、術後で苦しそうな母を目にして不安を抱えながら帰宅します。その後、母の体調は良くなっていき、無事退院することができたのですが……。 姉妹で母の看病の仕方に差が…私たちは母が退院してとても喜びましたが、今度は原因不明の頭痛で、母はほとんど起き上がれなくなってしまったのです。 むやさん姉妹は寝込む母親を心配し、かわるがわる濡らしたタオルを持って看病します。しかし、妹のうやさんが用意したタオルは水滴がしたたるほどびしょ濡れ。姉であるむやさんはそんなうやさんにイライラします。 実は姉妹は、双子でも性格は正反対でした。うやさんは甘えじょうずで、むやさんは甘え下手。例えば、うやさんは肩こりに悩む母親にたくさんの手紙を書きますが、実際に肩たたきをおこなうのはむやさんだけ。それなのに、うやさんは母親から何も言われないことに、むやさんは不満を感じていたのです。 末っ子は甘えじょうずだとよく言われますが、双子のむやさん姉妹も性格に違いがあったようですね。年齢が離れた兄弟姉妹でも、上の子は下の子のフォローをしがち。双子だと同じ年齢なだけに、より自分と比較して不満が溜まってしまうのかもしれませんね。とはいえ、うやさんが甘えられるのは、むやさんがしっかりもので頼れるという安心感があるからなのではないでしょうか。みなさんは、兄弟や姉妹間で「性格が違うな」と感じた経験はありますか?著者:マンガ家・イラストレーター むや
2024年01月16日大人気マンガシリーズ、Lineドラマさんの『”母子家庭”を見下す男の末路』3話を紹介します。<<最初から読む!>>母子家庭だとマイのことを見下し、この高校を早く辞めろとしつこいシン。シンはまるで何が起こるか分かっているかのように、マイは近々退学になるだろうと笑い…?3話”母子家庭”を見下す男の末路出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」カンニングペーパー?出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」カンニングしていないのに出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」シンくんの字だよね?出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」俺のせいにすんな!出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」クセ字の具合が出典:Youtube「Lineドラマ」シンから退学になるだろうと言われた翌日、マイは身に覚えのないカンニングペーパーで窮地に。シンの字に似ていたと詰め寄ると…?※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この漫画はフィクションです。(CoordiSnap編集部)
2023年12月27日むやさんは、双子の姉妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。逆子で生まれた、むやさん姉妹。むやさんの母は産後のダメージでボロボロの中、育児に奮闘していました。その間に父が他界。むやさんたちは父の日に向けた幼稚園での制作の際、不満に思うこともありましたが、運動会などのイベントや寝る前にはいつも母親が傍にいてくれたため、寂しさは感じませんでした。その後姉妹は、やんちゃな小学生に成長。母は体調を崩すことが増えます……。 お母さんが心配…私たちは、日に日に痩せていく母を心配してお手伝いを始めました。母は通院もしていましたが体調は一向によくならず、ついに入院することに……。 入院する前の母は食事を受け付けず、その代わりにふりかけをそのまま食べていました。 むやさん姉妹は母の入院中、親戚の人が来てくれることに。ところがうやさんはお母さんがいいと号泣し、むやさんはそんなうやさんを見て妙に冷静になっていました。 またある日、むやさんは学校の知らない先生に母が入院していることを心配されました。当時はわざわざ話しかけられたことが不思議でしたが、今思うと母子家庭だったことで気にかけられていたのでは、と振り返るむやさんなのでした。 多感な時期に母が入院すれば、うやさんのように号泣しても何もおかしくはないですよね。反対にむやさんのように冷静であっても、気持ちを抑えて無理をしていないかと、心配になってしまいますよね。 むやさん姉妹の場合、気にかけてくれる親戚や学校の先生など、見守ってくれる大人が近くにいたことが幸いだったのではないでしょうか。普段から周囲の人に協力を頼めるような、むやさんのお母さんの人徳もあったのかもしれませんね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター むや
2023年12月25日むやさんは、双子の姉妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。逆子で生まれた、むやさん姉妹。むやさんの母は産後のダメージでボロボロの中、育児に奮闘していました。その間に父が他界し、むやさん姉妹は幼稚園生になっていました。ある日、父の日のイベントで、父の似顔絵を描く時間が。2人が戸惑いながら材料を見つめていると、先生は父親の似顔絵を描くように勧めます。しかし双子の姉妹にとって父親は母親を悲しませる存在でしかなかったため、このイベントは不満が残るできごとになりました……。 母に愛情を注がれた双子は小学生に母は運動会などのイベントもいつも出席してくれ、夜は必ずそばにいてくれました。そのため私は、父親がいなくても寂しさを感じることはほとんどありませんでした。あっという間に私たち姉妹は、小学生に……。 小学生になったむやさんとうやさんは、かなりのおてんばで母からよく説教をされていました。母に止められていたこわい昔話のテレビ番組も、こっそり観てしまう好奇心旺盛な姉妹。 そんな日々の中、母が体調を崩すことが多くなります。それでも家事は欠かさない母を見て、むやさん姉妹は家事の手伝いを始めました。 しかし通院しても体調が良くならず、ついに母は入院することに……。 愛情深い母親のもとで、のびのびと育つむやさん姉妹。母の手ひとつで双子の育児をするのは、かなりの労力が必要になりますよね。自分の体に鞭を打ってでも家事を欠かさないのは、ほかならぬかわいいわが子たちがいたからではないでしょうか。 しかし、むやさん姉妹が母親を大切に思う気持ちも同じくらい強いはず。むやさんのお母さんの体調がよくなることを願うばかりですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター むや
2023年12月24日むやさんは、双子の妹・うやさんと母子家庭で育ちました。そんなむやさん姉妹が体験した、幼いころから現在までのお話をご紹介します。 逆子で生まれた双子の姉妹私の母は、私たち双子を妊娠。おなかの中では私の上にうやが乗っている状態で、2人とも逆子での出産になったそうです。 むやさんとうやさんは無事に生まれますが、母は産後のダメージでボロボロになっていたそう。またそんな中の双子の子育てはあまりにも大変だったとのこと。 4年後、父が他界し、むやさん姉妹は幼稚園へ。ある日、父の日に向けてお父さんの似顔絵を描く工作の時間がありました。むやさん姉妹が材料を見つめることしかできないでいると、「先生手伝うから、お父さんの絵描いちゃおう?」と声をかける先生。 むやさん姉妹にとって父親は、写真で顔は知っていたものの、母親を悲しませる存在と思っていたためこの工作そのものに不満を感じていました。 むやさん姉妹の母は、運動会などのイベントや家では、いつも一緒にいてくれ、そのためむやさんは、寂しさはさほど感じなかったと振り返っていました。 父親が他界した双子の姉妹に、父親の似顔絵を描かせた幼稚園の先生。幼稚園の方針やよかれと思った行動だったのかもしれませんが、もう少し子どもたちの気持ちを尊重が必要な部分だったのかもしれませんね。 父の日は父親へ感謝を伝える日ですが、それぞれの家庭環境や事情は異なります。イベント事はできるだけみんなが楽しく過ごしてほしいもの。いろいろな家庭や事情があることを尊重した行事ができるといいですよね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター むや
2023年12月23日皆さんは同居で困ったことはありますか?今回は義家族との同居で困ってしまったエピソードを紹介します。イラスト:夏柴完全分離二世帯で同居光熱費だけ払うことに料理教室を開催!?好き放題する義母完全分離の二世帯で義実家と同居をし、光熱費だけ負担することになったものの、使い放題する義父母。光熱費は毎月上がり下がりがあるので、使われすぎると払う額も増えてつらいですよね。義家族とは適度な距離感を保ちたいものです。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年11月25日母子家庭で育った私。お付き合いしていた彼氏と結婚することになりましたが、彼氏の母、つまり義母は私のことが気に入らないようで、何かと私たちの邪魔をしてくるのです……。母子家庭で育った私に当たりの強い義母。どうやら私と彼氏の破局を目論んでいるようで――?結婚を中止させたい義母義母の反対を押し切り、なんとか結婚式の予定を立てるところまでこぎつけた私たち。しかし、義母は私が母子家庭で育ったことを理由に、見下してきます。 結婚式に関しても、招待状や式場の規模など、何から何までダメ出し。いつも最後は「母子家庭の女なんかと結婚するから」「まともな両親のいる娘に今から乗り換えてくれないかしら」と言ってくるのです。 さらには、「貧乏母子家庭の娘はやっぱり教育もしつけもなっていないのね」「家計も子どもへの愛情も中途半端だったのね」と私の母のことまで侮辱する始末。いくら言い返しても、義母は悪びれる様子もありません。 私はただ唇を噛み締めるしかありませんでした。 義母の誤爆10分後――。 私のスマホに、また義母からメッセージが届きました。「今度、ママと外食なんてどうかしら?」と、どうやら息子に送っているつもりらしい義母。 私が戸惑っていると、「お食事は来月初めの日曜日でいいかしら?」「ちょっとあなたに会ってもらいたい女性もいるのよね」と連投が。 来月初めの日曜日は私たちの結婚式。私は彼氏のフリをして「その日は俺たちの結婚式じゃないか」と返しますが、義母は「結婚式なんて当日ドタキャンで大丈夫よ!」などと言い始めました。 「結婚式が1カ月後に迫っているのに、なんてことを言い出すんだよ……」と思ったことをそのまま伝えると、義母は「ご紹介するご令嬢は母子家庭女の数百倍もいい女♡」「そんな子に会っても、母子家庭女が良いって言うなら真実の愛ね。もうママはあなたたちの結婚について何も言わないし、結婚式の延期費用も全部ママが払うわ」と返してきました。 彼氏のフリを続けながら、そのご令嬢とやらと一度会うことを了承した私。うれしそうな義母は「早速先方に連絡を入れておくわ!」とやり取りを切り上げたのでした。 本当に幸せな家族とは結婚式当日――。 結婚式場に来ていない義母から、私宛にメッセージが来ました。 「今日の結婚式になんて絶対行ってあげないんだからw」「主役の息子も行かないわw」「母さんは呼んでないぞ?」「え?」 私に代わって、義母に返したのは新郎となる彼。義母からの誤爆があった直後、私は彼にすべてを話し、協力を仰いだのです。 彼も「母さんがいない方が、俺も安心して結婚式ができるよ」と言ってくれたので、2人で義母を結婚式場から遠ざける計画を立てました。お見合い予定だったご令嬢の方にも、彼から事情を話し、丁重にお断りしたそうです。 「私はあなたの幸せを思って……」と言う義母に、「吐き気しかしない」と言い切った彼。「母子家庭だから両親の愛も知らないし、しつけだってなっていない!」「そんな女との結婚なんて反対するしかないのよ!」と怒る義母。しかし、彼は「母子家庭は関係ないだろ!」「俺の方こそ両親からの愛なんて知らないぞ?」と淡々と返したのでした。 実は、義母は幼い彼をシッターに丸投げし、遊びまわっていたそうです。彼が小学校に入り、手がかからなくなってきたあたりから、急に母親面をし出したそう。彼は、小さい頃に味わった寂しさをずっと抱えて生きてきたのです。 「両親からの愛情を知らない俺と結婚してくれるんだ!口出しするな!」「孫が生まれても、介護が必要になっても、二度と会わないからな!」と、彼は義母に絶縁宣言。そして、義母のいないまま、私たちは結婚式を挙げたのでした。 翌日――。 事前にすべてを話していた義父から、離婚を切り出されたらしい義母。「家に入れてもらえない」と言って、なぜか私に泣きついてきました。 「家族は支え合うべきよね!?」と言う義母に、「そうですね」と返した私。「だからこそ、支えたくないと思われたらもう終わりです」「自分だけ都合よく支えてもらおうなんて……そんな甘ったれた人は家族じゃありません」と続けると、姑は返す言葉を失ったよう。それから、姑から私への連絡が来ることはありませんでした。 私たち夫婦はあらためて、家族として支え合っていこうと誓うのでした。 人気マンガをまとめて読む>>著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年10月22日大人気マンガシリーズ、Lineドラマさんの『”母子家庭”を見下す男の末路』1話を紹介します。マイはいつも同級生のシンから貧乏だからと見下されています。今回も勉強を頑張って学年1位になったのにシンから酷い言葉を投げかけられて…?1話”母子家庭”を見下す男の末路出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」貧乏呼ばわり出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」疑うシン出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」貧乏を理由に出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」入学をせびったのか?出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」自分の父のように出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」姑息な手で入学したかのように蔑まされるマイ。シンは政治家である親のことも引き合いに自分たちは有能だと威張り散らしていて…?※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年10月03日小さな子どもにとって、母親の存在はとても大きなものですよね。もしわが子があなたに“不安”を打ち明けたら、どう対処しますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!泣いて登校できない長女……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から登校前に腹痛を訴え、泣き出すようになってしまいました。彼女の異変が『母子分離不安』に当てはまると知ったいもみさんは、長女と一緒に学校へ行く“母子登校”にチャレンジします。そして迎えた9月のある日、長女が校門の前で「ここから1人で行ってみる」と発言したことを機に、長女は“1人で学校に行ける距離”を少しずつ伸ばしていきます。その後、弟と一緒に登校するようになったことがキッカケで、長女は1人で玄関から登校できるようになり……?3年生になり……ここでクイズです!この後いもみさんは、登校前に不安を訴える長女から“あるお願い”をされます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとして長女は、学校から帰ってきたらいもみさんに“あること”をしてほしいようで……?長女のお願いとは?正解は「ご褒美のハグ」さまざまな壁にぶつかりながらも、少しずつ成長していく長女を見守るいもみさん。そして長女は、いもみさんに笑顔で『学校楽しい!』と言えるようになるのでした……!こんなときどうする?1人での登校に不安を訴える長女から『ご褒美のハグして』とお願いされたら、いくらでも抱きしめてあげたくなりますよね……!その後のお話でいもみさんは、学校生活を楽しむ長女に寄り添い、優しく見守る選択をします。あなたが同じ立場だったら、わが子にどう声をかけますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月17日子育てに正解はないとよく言われますが、実際に実感したことはありますか?今回は、ねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験をもとにした漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』のワンシーンをお届けします。母子分離不安について調べるほど……小学校一年生の長女が、登校する時になると必ず「腹痛」を訴え泣き出してしまうようになってしまったいもみさん。その理由は、“母子分離不安”かもしれないと医師に告げられます。“母子分離不安”についてネットで調べた結果、思い当たることが多すぎてショックを受けることに。そして次第に自分の育児に自信をなくしてしまい……。強くなると決めたけど……気持ちに余裕がなくなり……思わず自己嫌悪……長女は何も悪くない……この漫画に読者は『子どもに非がなければ親にもありません。育て方の正解なんてないと思いました。私なら学校の担任に相談したり、カウンセリングを受けたり、周りをもっと積極的に頼ります。』『お母さんだって人間。娘さんのためを思ってやってることでも時にはしんどくある時もあると思います。気分転換も必要だと思うので、あまり重く考えないようにしてほしいです。』『我が子が、周りができていることができないと不安になってしまう気持ちはよくわかる。』など、周りに比べ敏感な子どもへの接し方に悩む、親心へ寄り添う声が多く集まりました。長女だけでなく……いもみさんは、理想の母親になれない自分の不甲斐なさを実感している様子……。長女だけではなく、いもみさん自身も心が弱ってしまっているかもしれませんね。もし自分の子どもが母子分離不安だと言われたら、あなたならどうしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月15日わが子への接し方や、育児方法に悩んでいる人は多いようです。もしあなたが、自分の育児に不安を抱いたら、どうしますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!泣いて登校できない長女……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から登校前に腹痛を訴え、泣き出すようになってしまいました。彼女の異変を知ったいもみさんは、長女と一緒に学校へ行く“母子登校”にチャレンジします。さらにその後、小児科で長女の症状が『母子分離不安』に当てはまると知ったいもみさん。彼女は『母子分離不安』の原因が“親の過保護”にもあると知り苦悩しつつも、母子登校を続けていましたが、そんなある日……?ここでクイズです!この後いもみさんは、長女から“あること”を言われます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントは、長女の成長を感じるような言葉だったようです……!長女の言葉とは……?正解は「1人で行ってみる」母子登校中に長女から『今日はここから1人で行ってみる』と笑顔で声をかけられ、長女の成長を実感するいもみさん。その後長女は、自分のペースで少しずつ“1人で学校に行ける距離”を伸ばしていくのでした……!こんなときどうする?泣いて1人では登校できなかった長女から『ここから1人で行ってみる』と言われたら、さまざまな喜びの感情が湧きあがりますよね……!いもみさんも涙ぐんでいたようです。その後のお話でいもみさんは、1人で学校に行く距離を少しずつ伸ばす長女を優しく見守る選択をします。あなたが同じ立場だったら、わが子にどう接しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月11日子育てに正解はないと実感したことは……?今回は、ねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さん作『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』のワンシーンをお届けします。お医者さんに相談すると……GW明けの前夜から私と離れることを不安がる長女。次の日、学校を休ませ病院に向かったいもみさんは、さりげなく医師に長女のことを相談し……。詳しく調べてみると……思い当たることが……自分を責めるいもみさん……どうしたら良いものか……この漫画に読者は『母親が責任を感じてしまうのは娘さんを思っての事だから、あまり自分を責めないで欲しい。親子で苦しんでしまいそう。第三者の手が必要かも。』『原因がわかったことは安心ともいえますが、お子さんを不安にさせないためにもあまり自分を責めないで欲しいと思いました。』『どの家庭でも子供を心配しない母親はいないと思います。ただ、5歳の時に一度離婚をしているということでもしかするとその影響は何かしら与えている関係はありそうな気がしました。』など、お母さん自身が抱える不安に対しての心配の声が多く集まりました。育児に正解はないけど……長女の分離不安は自分のせい……?いもみさんは、分離不安について調べれば調べるほど思い当たる節があり、自分の子育てに自信を無くしてしまいました。もしも自分の娘が‟親と離れたくない”と言ったら、あなたならどうしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月09日子育てに正解はないと実感したことは……?今回は、ねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』のワンシーンをお届けします。改善していたはずの体調が連休で……長女の様子を担任に相談したいもみさん。担任の細やかな配慮のおかげで長女は快方に向かっていたが、長期連休明けに再び……。前日から泣き止まず……病院に行ってみることに……医師の答えは……帰宅してから……この漫画に読者は『子供1人1人で自立のスピードは違うので、お母さんにはあまり焦らないで欲しいと思いました。自分だったらその子と向き合い、安心感を与える対応をすると思います。』『母子分離不安、初めて聞きました。なかなか本人の前では、相談しづらいですよね。ケガや病気じゃないし……。』『不安で下痢が止まらないようであれば、やはり無理に行かせることはないと思います。ただ、そうやって逃げることだけではなく、何が不安なのかをゆっくりと聞き、徐々に行けるようになれば良いと思います。』など、母側の不安に共感する声や、自分なりの対策を教えてくださる声が多く集まりました。母子分離不安と聞いて……医師から聞かされた『母子分離不安』という言葉が気になったいもみさん。この後のお話で「長女の様子に当てはまっているのか」を調べるために携帯で検索しますが、その内容で少しショックを受けることに……。もし我が子が「お母さんと離れたくない」と言い出したら……あなたならどうしますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年08月06日子どもの小さな成長に、大きな喜びを感じる人も多いはず。わが子が自分で壁を乗り越えたとき、あなたはなんと声をかけますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!泣いて登校できない長女……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から登校前に腹痛を訴え、泣き出すようになってしまいました。彼女の異変が『母子分離不安』に当てはまると知ったいもみさんは、長女と一緒に学校へ行く“母子登校”にチャレンジします。そして迎えた9月のある日、長女が校門の前で「ここから1人で行ってみる」と発言したことを機に、長女は“1人で学校に行ける距離”を少しずつ伸ばしていきます。連休明けは不安で泣いてしまうこともあったようですが、そんな長女をいもみさんは優しく見守り……?ここでクイズです!この後いもみさんは、長女が玄関から学校までを1人で行けるようになった“とあるキッカケ”について語ります。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとして、長女には2歳下の弟がいます!登校できるようになったキッカケは?正解は、弟と一緒に登校したこと弟と一緒に登校するようになったことがキッカケで、1人でも学校へ行けるようになった長女。その後も彼女はいもみさんに優しく見守られながら、学校生活を楽しむのでした……!こんなときどうする?弟との登校がキッカケで1人でも登校できるようになった長女、これは大きな成長ですよね……!その後のお話でいもみさんは、困難にぶつかりながらも学校生活を楽しむ長女に寄り添います。あなたが同じ立場だったら、わが子にどう声をかけますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月31日“多感な時期”のわが子の言動に、戸惑ってしまったという人は意外と多いようです。もしわが子が苦しんでいたら、その繊細な気持ちに寄り添えますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!泣いて登校できない長女……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から登校前に腹痛を訴え、泣き出すようになってしまいました。彼女の異変が『母子分離不安』に当てはまると知ったいもみさんは、長女と一緒に学校へ行く“母子登校”にチャレンジします。そして迎えた9月のある日、長女が校門の前で「ここから1人で行ってみる」と発言したことを機に、長女は“1人で学校に行ける距離”を少しずつ伸ばしていきます。連休明けは不安で泣いてしまうこともあったようですが、そんな長女をいもみさんは優しく見守り……?母子分離不安以外にも……ここでクイズです!この後いもみさんは、長女が3年生のときに立ちはだかった“壁”について語ります。その際長女は、自分の存在意義を見失ってしまいそうになったようです。さて、このとき長女に立ちはだかった“壁”とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントは、あの“流行り病”が関係しているようで……?立ちはだかった壁とは?正解は、コロナによる自粛生活母子分離不安だけでなく、地震の写真のトラウマやコロナの自粛生活により、精神的なショックを受けてしまった長女。そんな彼女が苦悩するたび、いもみさんも一緒に解決策を考え、長女に寄り添ったのでした……!こんなときどうする?コロナによる自粛生活でメンタルに不調をきたしてしまった長女、これは大人でも同様に参ってしまいますよね……。その後のお話で長女は、ついに1人で自宅から学校へ通えるようになります。あなたが同じ立場だったら、わが子にどう声をかけますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月25日子どもが小学生になるタイミングは、親子の心身に大きな変化が現れる時期でもあると言われています。もし子どもから登校前に不調を伝えられたら、あなたならどうしますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!泣いて登校できない長女……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から登校前に腹痛を訴え、泣き出すようになってしまいました。そこでいもみさんが長女を小児科へ連れて行くと、担当医から『母子分離不安』に当てはまると告げられます。小児科から帰宅後、いもみさんが『母子分離不安』について調べると、そこには“親の過干渉”や“子どもへの依存”が原因になると書かれていて……?ここでクイズです!この後いもみさんは、長女から“あること”を言われます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとして長女は、いもみさんのイライラが自分のせいだと思ってしまったようで……?長女の言葉とは……?正解は「いつもごめんね」長女の『母子分離不安』の原因が自分にあるかもしれないと知り、不安から苛ついてしまっていたいもみさん。そんな中長女から謝罪されたいもみさんは、長女を抱きしめ『お母さんがごめんだよ』と伝えるのでした……。こんなときどうする?わが子の不調が自分のせいかもしれないと知ったら、不安やイライラを抱えてしまうのも無理ありませんよね……。その後のお話でいもみさんは、一連の事情について夫に相談する選択をします。子どもが母子分離不安で小学校へ登校できなくなったら……あなただったら、どう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月01日子どもが小学生になるタイミングは、親子の心身に大きな変化が現れる時期でもあると言われています。もし子どもから登校前に不調を伝えられたら、あなたならどうしますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!泣いて登校できない長女……いもみさんの長女わっちさんは、小学校に入学した2週間後から登校前に腹痛を訴え、泣き出すようになってしまいます。長女の涙の理由が『お母さんと離れたくない』からだと知ったいもみさんは、長女と一緒に登校する日々を過ごしていました。そんな中いもみさんが長女を小児科へ連れて行くと、長女の症状が『母子分離不安』に当てはまると聞かされ……?病名について調べると……ここでクイズです!この後いもみさんは『母子分離不安』の原因について調べ、ショックを受けてしまいます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントは、親の“ある行動”がキッカケになってしまうこともあるようで……?母子分離不安の原因とは?正解は、親の過保護や過干渉長女の『母子分離不安』の原因が自分にあるかもしれないと考え、ショックを受けるいもみさん。その後彼女は一連の事情を夫に相談するも、夫からはあまり理解されずに話し合いが終わってしまうのでした……。こんなときどうする?わが子の不調が自分のせいかもしれないと知ったら、不安な気持ちになりますよね……。その後のお話でいもみさんは、『母子分離不安』の原因が自分にあるのではないかと考え苦悩します。とはいえ、過ぎてしまった時間を変えることはできません。あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年06月24日子どもが小学生になるタイミングは、親子の心身に大きな変化が現れる時期でもあると言われています。もし子どもから登校前に不調を伝えられたら、あなたならどうしますか……?今回は人気クリエイターのねこじまいもみ(@neko_jima_imomi)さんの体験談をもとに描かれた漫画『繊細さん長女が泣きながら学校へ行った日々』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!長女が登校直前に……長女わっちさんが小学校に入学した2週間後、登校前に腹痛を訴え涙を見せたことがキッカケで、長女と一緒に登校するようになったいもみさん。その後、長女の涙の理由が『お母さんと離れたくない』からだと知ったいもみさんは、担任の先生に事情を説明することにして……?電話で事情説明……ここでクイズです!この後いもみさんは、担任の先生が長女のためにしてくれていた“あること”について語ります。さて、先生は一体どんなことをしてくれていたでしょうか?ヒントとして先生は、長女の様子をよく観察しようと配慮してくれていたようです……!先生がしていたことは?正解は「席を先生の隣にしてくれた」優しい担任の先生に心を開くものの、ゴールデンウィーク明けの登校日に泣いてトイレから出られなくなってしまった長女。その後いもみさんは小児科へ行くと、そこで長女が『母子分離不安』の症状に当てはまると知らされるのでした……。こんなときどうする?わが子の不調に真摯に向き合ってくれる先生がいたら、心強いですよね……!その後のお話でいもみさんは、長女の症状が『母子分離不安』に当てはまると知らされます。あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@neko_jima_imomi)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年06月10日母子分離不安(分離不安症)とは?子どもが母親などの愛着対象から離れることに対して不安を感じることを「母子分離不安」と言います。発達段階でこのようなことは誰にでも起こることですが、不安感が長期間続いたり、身体的症状(腹痛・頭痛など)、精神的症状(引きこもり・無気力になるなど)、さらに通園・通学拒否などが見られる場合、「分離不安症」と診断される場合もあります。このコラムでは、・母子分離不安の相談場所、対応方法・母子分離不安のあらわれる年齢・母子分離不安の原因は「愛情不足」?・母子分離不安のときによくあらわれる症状・母子分離不安と発達障害の関連性など、母子分離不安にまつわるギモンから、子どもに母子分離不安がある保護者のお悩みや困りごとなど専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。【発達ナビQ&A】母子分離不安の悩み、相談場所や対応方法は?発達ナビのQ&Aコーナーでは、子育てに関する疑問や知りたいことを質問するとほかの発達ナビ会員の方々が実体験などをもとに答えてくれます。母子分離不安に関する質問とその回答をご紹介します。■新たに児童精神科の医師を受診しましたが、話もろくに聞かない先生でした。最近、母子分離不安の症状で登校を嫌がるようになってきており(中略)息子の現状をしっかり見てくれて相談できる場所が欲しいのですが、現在の福祉施設の担当医も、こちらが希望すれば母子分離不安についても診ていただけるのでしょうか?出典:こちらの質問には以下のような回答が寄せられました。分離不安は、学校での事なら学校の先生と相談なさったほうが良いかと思います。学校に行く事で、親と離れる。家から出なきゃいけないなど不安感が強くなっているからですよね。普通級在籍ならば、特に。個別に対応するというのは学校側としても難しい事もあると思うので、対応を話し合ったほうが良いです。(略)出典:母子分離不安に関するギモンと体験談をもとにした回答をご紹介いたしました。・相談先1. 保健センター市区町村ごとに設置された、地域の健康づくりの場です。保健師が常駐しており、子どもの発達に関する相談に乗ってもらえます。医療機関や療育施設の紹介をしてくれる場合もあります。2. 子育て支援センター子育て家庭の支援に特化している機関です。自治体運営や医療機関に委託運営されており、保健師または看護師が相談に乗ってくれます。中には、療育指導を実施している子育て支援センターもあるので、お近くのセンターに問い合わせてみましょう。3. 児童相談所都道府県ごとに設置されている、児童福祉を専門とした機関です。医師、児童心理士、児童福祉士がおり、相談に乗ってもらえます。4.病院上記の相談機関では、病院を紹介してもらえることもあります。その場合は、紹介された病院へ行くことをおすすめします。相談機関を介さずに病院へ行く場合は、かかりつけの小児科、または児童精神科を受診してみましょう。5.療育施設、発達支援センター子どもに対しては療育施設や発達支援センターで相談することも可能です。6.学校お子さんが小学生の場合は、学校のスクールカウンセラーに相談するのも良いでしょう。・未就学児のお子さんの対応方法園の先生と連携し、別れの場面をできるだけ短くします。離れて泣いてしまうときに、気をそらせるお気に入りのおもちゃなどを準備しておくと、不安を和らげることができます。いつまで離れるのかの見通しを伝えておくのも良いでしょう。・就学児のお子さんの対応方法お子さんの気持ちを聞きましょう。親御さんと離れるのが不安な気持ちを言語化できた場合には、〇〇と感じるんだね、と気持ちを受け止めましょう。しかし、その気持ちに振り回される必要はありません。不安な気持ちを少しずつ減らすためにはどうしたら良いか、お子さんと一緒に話をしてみましょう。教室まで一緒に行く→学校の正門まで親御さんと一緒に行く→通学路の半分まで一緒に行く、と少しずつ段階を踏みながら不安はあっても、母子分離できたという経験に繋げていくのが大切です。Upload By 発達障害のキホン【小児科医に聞く】母子分離不安とは?小学生でも起こる?親の愛情不足?発達障害との関連性などここまで発達ナビのQ&Aコーナーに寄せられたギモンを中心にご紹介しました。ここからは、小児科医の藤井明子先生に見通し不安になる原因や、家庭や学校での対応のコツについてお答えいただきます。(質問)小学2年生になる息子ですが、母子分離不安で一緒に登校をしています。周りの同級生を見てもみんな一人で登校をしています。母子分離不安はどのくらいまでに見られる症状なのでしょうか。(回答)母子分離不安は集団生活に入る乳幼児期から学童期にかけて発症することが多いです。分離不安の症状が改善するスピードはお子さんによって違います。一緒に登校して、少しずつ親子でいる時間を短くし、段階を追っていきます。学校の先生や、スクールカウンセラーとの連携を十分にとることをお勧めします。お子さんの不安を和らげるために、親御さんからお子さんへのケアしていくのが一般的です。親御さん自身も、いつまで症状が続くのか、心配になることもあると思います。そのため、親御さん自身がカウンセリングを受けることもあります。Upload By 発達障害のキホン(質問)母子分離不安は親の愛情不足が原因と聞きました。本当なのでしょうか?(回答)お子さんの不安の感じ方は、お子さんそれぞれによって違います。分離不安症状があるお子さんへは、不安をケアしていく必要があります。しかし、それは、「愛情不足」というわけではありません。親御さんの過干渉や甘やかし、親御さん自身の不安になりやすい性格が、お子さんとの関係に影響を及ぼすことはあります。親御さん自身が育ってきた環境などが影響していることもあるため、親御さん自身がカウンセリングを受けることをすすめることもあります。Upload By 発達障害のキホン(質問)3歳の子どもがいますが、母親の私が側を離れるとすぐに号泣してしまいます。母子分離不安を疑った方がよいでしょうか?(回答)3歳のお子さんでは、母親から離れて泣くからといって、母子分離不安と判断しなくても良いでしょう。これまで、母親と離れる機会も少なかったのもあるかもしれません。きょうだいが生まれた、転居して転園した、両親が離婚した、などの環境の変化をきっかけに症状が出ることもあります。母子分離の場面で、なかなか泣き止まない、母にしがみついて離れられない、家庭で一人でいることができないといった症状が代表的です。それらの症状が4週間以上続くと、「分離不安症」と診断されます。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どもに母子分離不安があります。母子分離不安がある場合、発達障害もあるのでしょうか。(回答)発達障害のある子どもは、対人コミュニケーションを取るのが苦手で、見通しが持ちにくかったりする状況で臨機応変に対応するのが難しく、不安になりやすい特性があります。母子分離不安があるから発達障害があるとは限らないのですが、コミュニケーションがとりにくい、感覚過敏がある、多動衝動性があるなど、発達障害のような症状も認められる場合には、専門機関に相談しましょう。Upload By 発達障害のキホン母子分離不安についての関連コラムはこちらコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年05月22日ねこじまさんの長女・わっちちゃんが小学校へ入学したときのお話です。新しいランドセルを背負ってドキドキワクワクしながら、順調な学校生活をスタートさせたわっちちゃん。しかし、2週間ほど経ったころから、家を出る直前に腹痛が始まるようになりました。かかりつけの小児科の先生に「いわゆるお母さんとの分離不安(母子分離不安)みたいなものかも」と言われ、ひとりで思い詰めるねこじまさん。それからは、わっちちゃんの登校に付き添い続ける毎日でした。ある朝、いつも通り教室までわっちちゃんを送り届け、帰ろうとしたところ、校長先生に呼び止められます。校長先生は、「こうやって根気よく、今お母さんがしてくださっていることは、必ずこれからのわっちさんの力になりますよ! 大丈夫ですよ!」と熱く語りかけてくれました。この言葉に「もう少し、頑張ってみよう」と思えたねこじまさんは、引き続き登校に付き添うことに。(※)母子分離不安:子どもが母親など愛着対象から離れることに、強く不安を感じる状態。 そして2学期を迎えた9月のある日、「お母さん、今日はここから、ひとりで行ってみる」と、ついにわっちちゃんが自ら頑張ろうと決心。いつの間にか、集団登校の場所からは付き添いなしでも行けるようになりました。 しかし、すべてが順調に行くというわけではありませんでした。 いろいろな困難が待ち受ける 連休明けや長期休み明けには不安になることもあったり、防災の授業で見た写真がトラウマになったり、新型コロナによる自粛生活で気持ちが滅入ってしまうこともあった、わっちちゃん。 しかしそのたびに、ねこじまさんはどうすればいいのかを一緒に考え、わっちちゃん自身も頑張って乗り越えてきました。弟が小学1年生になってからは、完全に玄関からひとりで登校できるようになったそうです。 不安な気持ちを正直に言葉にして伝えてくれるわっちちゃん。わっちちゃんの言葉を決して否定することなく、「帰ってきたらいろいろ聞かせてね」とやさしい言葉をかけ続けるねこじまさん。ふたりの強い絆があるからこそ、いろいろな困難を乗り越えてこられたのかもしれませんね。 まさに、校長先生が言っていた「お母さんが根気よくしていることは、必ずこれからのわっちさんの力になる」という言葉通り。これから何かにつまずくことがあっても、そのたびに、諦めずにわが子と向き合い続けた日々のことを思い出して、きっとまた乗り越えていけるでしょう。 著者:マンガ家・イラストレーター ねこじまいもみ
2023年05月06日息子が生後1カ月を過ぎたころ突然下痢と嘔吐が始まり、2カ所の小児科での受診を経て、3週間の母子分離での入院を経験しました。初めての育児で不安だった母子分離での入院と、息子が入院した原因についてお話しします。 突然の下痢と嘔吐冬生まれの息子は出生時から特に大きな病気もなく、すくすくと成長していました。生後1カ月を過ぎ外出するようになってきたころ、授乳中に突然の嘔吐……そして頻回の下痢をするようになり、慌てて小児科を受診しました。訪れた近所の小児科では熱もないからと整腸剤のみの処方をされ帰宅しました。 しかし、授乳も受け付けないほどぐったりとした息子の姿に不安が募り、翌日に総合病院を受診。体力も落ち、脱水症状を起こしていると診断され入院することになりました。 3週間の母子分離生活入院手続きを済ませてすぐに、医師から息子が発熱をしたと連絡をもらいました。生後1カ月での発熱は大きな病気が原因の可能性もあると説明を受け、検査を含めた入院生活を送ることになりました。その病院は母子分離での入院となり、面会時間は1日3時間程度。 産後の体力や精神面もまだ回復していなかった私にとって、息子と離れる生活に涙が止まらず、当時は面会の時間以外、弱音ばかりを吐いていました。息子がこうなってしまったのは自分のせいかもしれないと自らを責め、分泌が減ってしまった母乳や生理の再開などの体の変化にも落ち込む日々でした。 落ち込む私を支えてくれたのは…そんな私のことを支えてくれたのは、小児科病棟の看護師さんでした。搾乳の量が減ってしまったと話したときは、分泌を増やすマッサージなどをすすめてくれたり、息子と会えない時間の様子を手紙に書いてくれたりと「お母さんのせいじゃない! 息子くんもすごく頑張っているよ」と励ましてくれたのです。 幸いにも大きな病気は見つからず、下痢などの症状は胃腸炎と診断されました。3週間の母子分離での入院生活を終え、息子が退院。退院日は私の誕生日で、息子が元気に帰ってこられたことが最高の誕生日プレゼントでした。 初めての育児と子どもの異変、戸惑い不安になりながらも乗り越えることができた経験でした。一番つらかったのは息子だとわかっていても、自分の弱さを実感し、周りの支えで乗り越えることができたことへの感謝は一生かけても忘れないと思います。母親として自分自身もっと強くなろうと思えた体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2023年03月16日・・・ペットも大事な家族の一員。我が子同然の存在なのに、どうして母子手帳がないんだろう?双子の妊娠を機にペットの母子手帳がわりとなる「もしもヘルプ手帳」を開発したというイラストレーターのオキエイコさん。3児のママでイラストレーターでありながら、緊急時のペットの救いとなるアイテムを次々に制作・販売し、会社まで立ち上げました。きっかけとなったできごととは? 「保護猫との暮らし」や「育児と仕事の両立のコツ」についてもお話を伺いました。オキ エイコさんイラストレーター、双子を含む3児の母。2022年に株式会社nancocoを設立し、緊急時にペットを救う手帳「もしもヘルプ手帳」を考案・制作。 「もしもショップHelmo」 を立ち上げ、売上の一部を保護猫活動に寄付。著書は「ねこ活はじめました」(KADOKAWA)、「なんとかここまでやってきた」(KADOKAWA)。 プロフィール詳細 >> SNS: @oki_soroe 、 @soroe.handmade きっかけは友人と、双子の妊娠「もしもヘルプ手帳」は、飼い主さんのもしもに備えてペットの情報を記録しておく手帳。いわば、ペットのための母子手帳です。かかりつけの動物病院やワクチン履歴、ごはんの回数や性格など、何かあったときにこれさえ見ればペットを安心して引き継ぐことができます。きっかけは1人暮らしで猫を飼っていた友人。“病気や災害などで突然自分が家に帰れなくなったら、誰がこの子の面倒をみてくれるんだろう…”…そんな不安の声からでした。「最初は友人からの相談を受けて、“もしも私に何かあったら猫を気にかけてあげてください”というメッセージ入りのスマホの待ち受け画像をネットで無料配布したんです。そうしたら予想以上にたくさんの方が賛同してくれて。緊急時にペットがいることを意思表示する必要性を強く感じたんです。それからわたし自身が双子を妊娠し、母子手帳を書いていたときに“あの子たち(2匹の愛猫)の分がないのは不自然だな”と思い、猫用の母子手帳『ねこヘルプ手帳』が生まれました」(オキさん)手帳を開くと、緊急連絡先や、かかりつけ動物病院の連絡先、猫のプロフィールなど、引き継ぎに必要とする情報がすべて書けるようになっていますSNSや口コミでの告知のみだったのにも関わらず、予約の時点で初版は完売。何度目かの増刷を繰り返すほど、反響をよんでいます。また、猫用以外のペットにも欲しいという声が多く寄せられ、いまでは犬用の「いぬヘルプ手帳」、犬猫以外の動物・エキゾチックアニマル全般用の「どうぶつヘルプ手帳」の3種類が販売されています。もしもヘルプ手帳(カバー付き)各1,056円(税込)※送料別 商品詳細 >> 「たくさんの反響があり、それだけ多くの人が必要としていることを実感しました。これからの時代は、ペットと暮らしていることを周りの人に知らせることや、“私がもしものときはこうして欲しい”という意思表示をすることが、最低限のマナーや新常識になって欲しい。そのために動物病院やペットショップに置いてもらうなど、まだまだできることはたくさんあると感じています」(オキさん)手帳だけでなく、ポストやスマホなどにつけられる「ステッカー」や車につけられる「マグネット」も制作・販売され、昨年12月にはバッグなどに付けて簡単に持ち運べる「どうぶつヘルプカード」も誕生しました。家にいますシリーズ ステッカー各495円(税込)、マグネット 各990円(税込) ※送料別 商品詳細 >> どうぶつヘルプカード各 2,178円(税込)※送料別 商品詳細 >> 自然な流れで起業2022年10月には個人事業主から法人化、今後はペットを救うための活動をさらに広げていくのだそう。ECショップ「Helmo」の愛らしいロゴもオキさんのデザイン1歳未満の双子と長女の3人の育児をしながら会社の代表になると聞くと、さぞかしガツガツと野心を燃やしているのかと思いきや、取材中もご本人はいたってマイペースで穏やか。ふたり仲良く添い寝「考える間もなくどんどん勝手に進んでいっているような感じです。宣伝費をかけたわけではないんですが、手帳を買ってくれた方が『かかりつけの動物病院に聞いたら、ポスターを貼ってもいいっていってくれましたよ!』とか、自発的に動いてくれて。ツイッターなどでこういうのはどうかと発信すると、フォロワーさんがどんどんアイデアや意見をくれて、ブラッシュアップしていけたり。とにかくみなさんハートフルで良い方ばかりで、本当にありがたいですね。わたしひとりではとてもできませんでした」(オキさん)ひとりで取り組もうとすると難しく感じる問題も、みんなが小さな力を持ち寄って協力すれば、それが解決の大きな糸口となることもあります。寄付もそのひとつ。「もしもヘルプ手帳」の売り上げは、1冊につき50円が公財日本動物愛護協会に寄付され、動物の殺処分を減らす運動に使われています。オキさんの愛猫であるしらすちゃんとおこめちゃんの2匹も、もとは保護猫でした。「じつはわたし自身が猫と暮らしたいとなったときに、ペットショップしか頭に思い浮かばなかったんです。考えてみたら実家の愛猫も捨て猫の子どもを引き取ったので保護猫だったんですが、知識がなかったために友人にいわれるまで選択肢に挙がらなかった。だからこそ、保護猫を知らない方に選択肢を渡したいという想いで、『ねこ活』(KADOKAWA)( )というコミックエッセイを書きました」(オキさん)ねこ活では愛猫しらすちゃんとの出会いや、全国の里親さんから寄せられた実際のエピソードについてなど、保護猫と暮らすまでのリアルなストーリーが描かれています。仕事も育児も家族の協力はマストいまでは2匹目の保護猫おこめちゃんも家族の一員となり、幼い子ども3人と賑やかな毎日を送っているオキさん。取材中も生後9か月の双子のひとりをおんぶしながら対応してくださいました(もうひとりは在宅勤務中の旦那さんが別室で見ているそう)。仕事と育児はどのように両立しているのでしょう。きょうだい仲良く集合。左下:おこめちゃん 中央:しらすちゃん「一に協力、二に協力といった感じで、家族の協力は欠かせません。わたしの実家が近くにあるので頼りっぱなしですし、夫も出張が多い仕事だったのですが、双子の妊娠をきっかけに泊まりの少ない仕事に転職しました。わたしもイラストレーターの仕事はすべて受けるのではなく今の活動につながる仕事に絞るなど、家族全員で働き方を変えたのは大きいですね。とくに双子を妊娠してからは必然的に家族の結束が強くなりました」(オキさん)忙しい合間も癒しとなるのは、愛猫の存在。最近は寝ている双子ちゃんのほっぺにしらすちゃんとおこめちゃんがスリスリと寄っていくなど、本当に仲良し。とくにおこめちゃんの様子を見ていると“もしかしたらおこめは赤ちゃんを産んだことがあるのかな?”と感じることもあるのだとか。赤ちゃんをやさしく見つめる2匹双子の子守りはまかせてニャオキさんが双子の妊娠に気づいたのも、普段は寝ているときに枕元に寄ってくる2匹がお腹の上に乗ってきたことがきっかけで “もしかして、お腹の病気?”と気になり、調べたことで判明したそう。目に見えない変化にも敏感に気づいて寄り添ってくれるのは、まぎれもなく家族そのものです。今後はヘルプ手帳のリフィル式仕様のものやQRコードがついた首輪など、さらに進化したペットのもしもに備えたグッズを制作予定とのこと。仕事も育児も家族一丸となって自然体で自分らしく進んでいくオキさんの活動が今後も楽しみです。 ペットのための母子手帳「Helmo」もしもヘルプ手帳を見る 取材・文:佐々木彩子取材協力:オキエイコ
2023年02月16日株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之、以下 当社)は、自治体が実施する母子健康手帳交付手続や赤ちゃん訪問の予約および問診をオンラインで行うことができる母子保健Web予約・問診システム「AITEL(アイテル) for 子育てDX」を提供しています。東広島市(広島県東広島市、市長:高垣 廣徳※)に新機能が採用され、2月15日より稼働いたします。※「高」は、はしご高(はしごだか)が正式表記■背景当社は自治体様の健康管理分野において、全国約700団体の自治体様へ導入実績のある健康管理システム「健康かるて」シリーズをはじめ、自治体様のニーズにあわせたサービスの提供や業務支援をさせていただいています。特に近年、こども家庭庁の創設や出産・子育て応援交付金の伴走型支援事業の開始に伴うお問い合わせも多くいただいており、自治体様のご意見やご要望をもとにした子育てソリューションを企画・開発しています。またデジタル田園都市国家構想推進交付金事業のDX推進支援の一環として、東広島市では、市民と市を結ぶためのインターネットサービス「市民ポータルサイト」で、市からの防災情報や学校からのお知らせをスマートフォンやパソコンなどに、電子メールやLINEで配信するサービスを提供しています。■新たな機能について2月15日に追加される機能として、子育て世帯向けサービスのうち、母子健康手帳交付や赤ちゃん訪問の予約・申請手続きのオンラインサービスに、当社システムの「AITEL for 子育てDX」を採用いただきました。本サービスを含む子育て関連サービスの提供を通じて、こども・子育て事業を中心とした地域のDX推進を支援します。母子健康手帳交付や赤ちゃん訪問のオンライン上での予約(日程調整)から問診まで登録できることについては、全国初※であり、東広島市で初めて運用を開始されますのでお知らせいたします。※当社調べによる。母子健康手帳交付予約時の画面イメージ妊娠届出アンケート時の画面イメージ■今後の展開6月以降、東広島市にて1歳6か月児・3歳児健康診査の予約日程の変更、問診票についてもサービス拡張を予定しています。■AITEL for 子育てDXについて「AITEL for 子育てDX」は母子健康手帳交付の問診票や従来ハガキで行っていた赤ちゃん訪問の際のアンケート回答、さらに、交付窓口の予約や訪問希望時期の申請をWebサイト上で受け付けるサービスです。これにより、住民様をはじめとするサービス利用者は24時間365日いつでもスマートフォンやパソコンから、簡単に予約手続きや問診の回答を行うことが可能となります。サービス利用者の登録情報は健康管理システム「健康かるて(V7)」へ連携されるため、自治体職員様のデータ入力にかかる時間を短縮し、業務効率化や働き方改革の実現にも貢献します。AITEL for 子育てDXの連携イメージ図■母子保健Web予約・問診システム「AITEL」製品紹介ページ ■会社概要株式会社両備システムズ本社所在地:岡山県岡山市北区下石井二丁目10-12杜の街グレースオフィススクエア4階代表者 :代表取締役社長 松田 敏之設立 :1969年12月資本金 :3億円事業内容 :公共、医療、社会保障分野および民間企業向け情報サービスの提供(システム構築、アウトソーシング事業)、ソフトウェア開発、データセンター事業、ネットワーク構築サービス、セキュリティ事業、ハードウェア販売および保守サービスコーポレートサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月14日スバルは人が好き。検査結果通り「言葉が遅いだけ」?1歳半健診で言葉の遅れを指摘され、2歳から何度か受けた発達検査では「言葉が遅いだけ」と診断されたスバル。そうは言ってもやはり不安でインターネットに載っている「2歳ごろの発達障害チェック表」を確認せずにはいられませんでした。スバルは目が合い、好き嫌いなく何でも食べ、いつもにこやかで、抱っこが大好き、しゃべらないものの呼べば手をあげて返事をする子だったのでチェック表にはあまり当てはまりませんでした。当時当てはまると感じたところは人見知りをしない、言葉が遅い、落ち着きがないなどです。人見知りしないと言うより人が好き過ぎて、公園で知らないおじいさんと手を繋いでお散歩に同行しようとするくらいでしたが…。普段の生活の中で大きな困りごともなく、私の言っていることを理解してコミュニケーションもとれ、チェック表にはあまり当てはまらない、それならば診断通り「言葉が遅いだけ」なのだろうと胸をなでおろしました。言葉を増やすための次の一手スバルが2歳数ヶ月のころ。集団での刺激を期待しプレ幼稚園に通うことにしました。スバルと私にとって初めての集団生活です!余談ですが私はスバルを妊娠中にこの地へ引っ越してきたため、友達も知り合いもおらず、家庭内ではワンオペ育児、育児書に従いスマホもテレビもほとんど観ない孤独な生活を送っていました。公園で散歩中のおじいさんおばあさん、たまに同年代のお子さんを連れたママさんと交流することはありましたが、それはその場限りの関係。とうとうスバルと私に友達ができるのかと思うと心が踊りました。何よりも人が大好きなスバルにとって、右も左もお友達で溢れている環境はまさに楽園。これはかなりの刺激になって、言葉の爆発が起こるに違いない…期待でいっぱいです。いざプレ幼稚園へ最初の数ヶ月は母子同伴通園で、慣れてきたと先生が判断した子どもから順番に母子分離通園に切り替わって行くシステムでした。最初はどの親子もつきっきりで、集団生活を円滑に送るべくサポートしていました。自由時間には「お友達が順番待っているよ。もう少ししたら交代しようね。」と声をかけ、集団活動の時間には「このペンでここにお顔を描いて先生のところに持って行くんだって」と先生からの指示を分かりやすく伝え、お弁当の時間には「自分のコップを持って先生から水を注いでもらってバナナのシールが貼ってある席に座るんだよ」といつもの流れを先回りして説明します。それはスバルがプレ幼稚園に入園する前から、自然と私がしていたことでした。スバルはそれらの指示を理解しその通りに行動する事ができました。心配していた初めての集団生活は何も問題がなく、順風満帆だと思いました。そう、このときまでは…。3ヶ月後、周りを見渡すと…周りを見渡すと、母子通園している親子は私とスバルだけになっていました。入園から1ヶ月過ぎたころから次々と母子分離通園に切り替わっていき、ママの膝の上で泣いて離れられなかった女の子が先週から笑顔で登園できるようになり、残るはわが家だけになったのです。この3ヶ月で何があったのかと言うと…。Upload By 星あかり「お片づけの時間だよ」「お外に行くよ」など直接指示すると理解できるのに、先生がクラス全体に呼びかけた場合は全く指示が通らないのです。そのほかにも、私が膝の上でホールドしていないと絵本の時間に歩き回ってしまったり、そもそも話を聞いていなかったりと明らかにスバルだけ浮いていました。スバルが当初問題なく活動に参加できていたのは私が横で同時通訳していたからで、私が隣にいなければまるで周りに誰もいない空間であるかのように自由に振る舞うのです。クラスメイトたちは、3ヶ月で幼稚園のルールを学び、座るべきときに座り、先生が話し始めれば姿勢を正して聞き、プレ幼稚園での集団生活に馴染んでいきました。スバルにはそれができませんでした。条件つき母子分離通園母子同伴通園がわが家だけになり、焦っていました。少しでも、ほんの少しでもあの子たちのようにできるようになって…と願っていろいろな方法を試していましたが効果はいまいち。そんなとき、先生から「そろそろ母子分離通園をはじめましょう」と声をかけられたのです。喜んだのもつかの間、それは条件つきでした。朝の会、終わりの会、絵本の時間やイベントなど座っていなければならない時間は私も参加し、スバルを膝の上でホールドすることが条件でした。母子分離通園というより「ときどきフリータイムのある母子同伴通園」です。朝幼稚園に行き朝のホールド、一旦公園で時間を潰し幼稚園に戻ってきて絵本のホールド、ちょっと休憩を挟んで帰りのホールド。Upload By 星あかり公園でぼんやりと待機する時間はいろいろなことを考えて悩んで苦しむ時間でした。そのころには公園のベンチで「スバルは発達障害があるかもしれない」と考えるようになっていました。集団の中ではなく一対一なら話が通じ、人が好きで興味があることには集中して座っていられるスバル。周りに気が散るものがない個室で受けた発達検査では困りごとが見つかりにくく「言葉が遅いだけ」と診断されたのかもしれません。私もプレ幼稚園に入るまでは「言葉が遅い以外に困りごとはない」と思っていました。しかし本当はたくさんの困りごとを抱えていたのです。それでも「言葉が遅いだけ」と診断された事実から「言葉が出たら全てが良い方に変わるかも」というほんの少しの期待が捨てきれずにいました。そしてそれが心の底でゆらゆらして、次へ進む決断ができずにいたのでした。執筆/星あかり(監修:鈴木先生より)健診では目で見える多動や耳で聞こえる言葉の遅れに対して主眼を置いているため目や耳では分からない情緒面からのアプローチがほぼないのが今の日本の現状です。悲しいことにそれは乳幼児健診に限ったことではなく、学校健診においても同様なのです。個人名を呼んであげないと理解できないのも自閉スペクトラム症の特徴です。注目してあげないといけないのです。初めは様子を見ていてもいいのですが、親がほかのお子さんと何か違うなと思ったときがサインだと思います。気づいて医師に相談したときが早期発見だと思えばいいと思います。
2023年01月18日