女優の水野美紀(43)が26日、自身のインスタグラムを通じ、第1子を出産したことを発表した。水野は「先日、元気な赤ちゃんを授かりました」と報告。「妊娠中からお心遣い頂いた皆さま、出産にご助力下さった皆さま、立会ってくれた夫、みなみなさまに感謝でいっぱいです」と支えられた人々への思いを記した。また、「目の前の小さな命の、生きようとするエネルギーに圧倒されて胸がいっぱい」と感動を伝え、「早くも涙脆(もろ)くなっている新米母ですが、しっかりと気を引き締めて、歩んでゆきたいと思います」と呼びかけている。昨年6月、俳優の唐橋充(40)と結婚。水野のインスタグラムには、ファンからの祝福の声が続々と寄せられている。
2017年07月26日こんにちは。エッセイストで経済思想史家の鈴木かつよしです。さきごろ、『ソニー生命保険株式会社』の調査で男子中学生の“将来なりたい職業”第3位に「You Tuber」が入ったことが話題になりました。ところがこの調査結果、もっとよく見てみると中学生も高校生も男の子が将来なりたい職業ベスト3は「You Tuber」のみならず、 広義での“ものづくり”系の仕事で占められていることがわかります。今なぜ男の子の夢は“ものづくり人”なのか?その理由を考えることで男の子を育てるヒントを探るとともに、男の子を育てるコツについても考えます。ご一緒に考えてみましょう。●上位5つの職業中4つまで“ものづくり”系の仕事が占める中学生男子の心情ソニー生命保険の意識調査の集計結果によりますと、中学生の男子について見るならば“将来なりたい職業”の第1位は「ITエンジニア・プログラマー」で24.0%、第2位は「ゲームクリエイター」で20.0%、第3位は「You Tuberなどの動画投稿者」で17.0%でした。そして、第4位にようやく“ものづくり”系以外が登場して、「プロスポーツ選手」の16.0%、第5位はモロに「ものづくりエンジニア(自動車の設計や開発など)」で13.0%でした。同じ中学生でも女子だと3位にランクインする「医師」(女子の13.0%)は9位(男子の9.0%)、女子だと堂々の1位となった「歌手・俳優・声優などの芸能人」(女子の19.0%)はベスト10圏外という結果だったのです。中学生男子においては“なりたい”上位5つの職業中4つまでが(ソフトウエア・ハードウエアの別を問わず)何らかのシステムやゲームや乗り物や機械などを“つくる”仕事が占めている ことがわかります。筆者自身もそうなのですが、今わが国で中学生の男の子を持つパパ・ママとしては、わが子のこの心情をまずは理解してかからないことには、「かみ合った子育て」がなかなかできないのではないかという気がするのです。では、中学生の男の子たちのこういった心情についてもう少し考えてみましょう。●“縁故資本主義”がもたらす無力感が蔓延した時代でも「ものは裏切らない!」この年代の少年たちがどうしてこれほどまでに“ものづくり人”を志向するのか。筆者はその理由を彼らが「ものづくり以外の仕事はチャンスが平等ではなく、夢がない」と感じているからではないかと考えています。この仮説に一定の根拠づけをしてくれる専門家の見解もあります。『資本主義の終焉と歴史の危機』の著書がある経済学博士で法政大学教授の水野和夫さんは、2017年3月28日付の『毎日新聞』朝刊の「時論フォーラム」の中で、次のように指摘しています。**********『世界が悪い意味で「中世に戻った」ともいえます。上位85人の富豪が世界の富の半分を握り、貴族のように世襲する。あるいは、「縁故資本主義」になった。多国籍企業や投資家のネットワークが各国の政策に影響を与えている』(2017年3月28日『毎日新聞』朝刊「時論フォーラム」より)**********この指摘はわたしたちが置かれている今の世の中の状況を端的に言い当てているように思うのです。わたしたちは、多かれ少なかれ煮え湯を飲んで世襲の有力者のネットワークに頭を下げて加わらない限り、いい暮らしができない時代に生きているのではないでしょうか。ここに、この時代に男の子を育てているパパやママに向けての子育てのヒントが潜んでいるのではないかと筆者は考えます。いくら安定しているとはいえ、公務員になったなら世襲政治家たちからの無言の圧力に逆らえない毎日が来るわけですし、大学病院の勤務医になれば投資家の顔色をうかがう理事長さんらから下る指針には抵抗できません。筆者は政府系機関の職員も医療福祉系大学の職員も経験したことがありますので、そういった現実はいやというほど知っています。そこへいくと、“自分がつくったもの”には自分の魂をこめることができます。中学生男子たちはそのことが肌でわかっていて、「自分がつくったものは自分を裏切らない 」といった気持ちから、ものづくりの道を志向しているように見えなくもありません。●高校生の場合もエンジニア・プログラマー・クリエイターが“なりたい”ベスト3を独占もう一度ソニー生命保険の意識調査の結果に戻りますが、まったく同じ質問を男子高校生にした結果でも、やはり上位3位までは“ものづくり”系の仕事で占められているのです。高校生男子が“将来なりたい職業”の第1位は中学生の男子と同じで「ITエンジニア・プログラマー」(20.8%)、第2位に「ものづくりエンジニア」(13.3%)が入り、中学生男子では3位に入った「You Tuber」はさすがに高校生男子では第10位(6.8%)でした。しかし、高校生男子の場合でも堂々の第3位は「ゲームクリエイター」(12.5%)が入っており、男の子は中学生も高校生も将来の仕事として“ものづくり”を志向していることがはっきりと示されています。つまり、男の子たちは自己実現するための道筋を“ものづくり”に託している のです。水野和夫先生ふうに言うなら、「他人から見れば羨ましがられるような職業に就いたところで貴族のような投資家・権力者たちの前では結局は無力な大人たち」をさんざん見てきた彼らは、自分がつくり、そして自分を超えて行く自分の創造物に、夢を託しているのではないでしょうか。●男の子を育てるコツは「きみのつくったものが未来を変える」という希望を持たせることNHKスペシャルの人気シリーズ『人工知能』では、人間の政治家は自分と考え方の近い人や自分の縁故者たちの利益のためばかりに行動してしまう傾向があるためAI政治家を開発して多くの人にとって公正で民主的な税金の使い道を考えてもらおうとする世界を代表する人工知能研究者たちからなるプロジェクトチームの話題を取り上げていました(NHK総合、2017年6月25日放送)。これなどは、少年たちが“ものづくり”に自分たちの未来についての一縷の希望を託す心情と共通する動きだろうと思います。一方で同番組では、将棋界の最高位に君臨する佐藤天彦名人をAI棋士の『ポナンザ』が人間には到底思いつかないような手を連発していとも簡単に負かしてしまう様子をも紹介していました。ポナンザを開発した山本一成さんによると、『たしかにポナンザをつくりプログラミングしているのは自分だが、ポナンザがなぜ人間には思いつかないような手を考えつくのかは自分にも説明できません』と言います。これもまた“ものづくり人”を志向する中高生男子たちの心情と共通しています。彼らは、自分がつくったものやシステムたちがやがて自分の手を借りずに機械学習し自分を超えていくことをも“生きがい”として楽しんでいるのです。現実に屈服してしまった大人たちを尻目に、自分たちがつくったものの“凄さ”をわが子が成長して行くのと同じように誇りに思いながら見守っているのです。こうして考えてくると、わたしたち“男の子を持つパパ・ママ”は、「ものづくり人になろう」としている男の子に対して「しょうもない動画ばっかり作っていないで勉強したらどうだ」などと言ったところで無駄というものです。動画というエンタメの分野だって少年たちにとっての“意味”は変わりません。彼らは自分がつくりアップした動画が閉塞した今の状況を突き破ってくれるかもしれないという夢を、一定の根拠を持って抱いているからです。ジャスティン・ビーバーさんもピューディパイさんも、現実に存在する人物なのです。男の子の可能性を潰さずに育んで行くコツは、パパやママが「きみのつくったものが未来を変えるかもしれないね 」と希望を持たせることだと思います。ありとあらゆる分野で“ものづくり”は時代が忘れてしまった“夢”をもう一度見させてくれることをパパやママの方も認め、子どもたちとその思いを共有しましょう。筆者は以前、友人である大学生の少年から「植物が人間の会話を理解できることを利用して、医療や介護の分野をはじめとして実にいろいろなシステムをつくることができるのですよ」という話を聞いたことがあります。未来は“ものづくり”を志向する彼らの肩にかかっているのだろうと思います。【参考文献】・『資本主義の終焉と歴史の危機』水野和夫・著【参考リンク】・中高生が思い描く将来についての意識調査2017 | ソニー生命保険株式会社()●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)●モデル/神山みき(れんくん)
2017年07月11日2017年1月“放牧宣言”をしたバンド「いきものがかり」のギター&リーダーで、現在ソロ活動中の水野良樹が、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ 7月の歌」に、初楽曲提供!7月3日(月)に初オンエアされた。水野さんは、山下穂尊、吉岡聖恵と1999年「いきものがかり」を結成し、2006年メジャーデビュー。デビューシングルの「SAKURA」をはじめとして作詞作曲を担当した代表曲に「ありがとう」「YELL」「じょいふる」「風が吹いている」などがあり、デビュー10周年を機にグループは2017年1月放牧宣言を発表。ソロ活動に入ってからは、和田アキ子、「関ジャニ∞」、D-LITEら著名なミュージシャンに次々と楽曲を提供。また、Eテレ「天才てれびくん」のテーマソング、今年「おかあさんといっしょ」のうたのお兄さんを卒業した横山だいすけが歌う映画『映画くまのがっこう&ふうせんいぬティニー』の主題歌など、幅広い活躍を見せている。そんな水野さんが今回、作詞作曲した新曲「ぱんぱかぱんぱんぱーん」を、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ 7月の歌」に提供。本楽曲はとっても元気なマーチ。“ぱんぱかぱんぱんぱーん”というファンファーレが、子どもたちを希望でいっぱいの冒険へ誘う。今年2月に第1子となる男児が誕生しただけに、水野さんは「不思議な縁だなと感じています」と、このタイミングでの楽曲提供に感慨深い様子。「これから続いていく毎日が、子どもたちにとって、わくわくするような楽しいものであればいいなというシンプルな思いを持ってこの歌をつくりました。聴いてくれたり、歌ってくれたりする彼らの背中を、まさにファンファーレのように後押しできたらなと。ぜひ、みんなで楽しく歌ってくれたら嬉しいです」と思いを語った。「おかあさんといっしょ 7月の歌」は月~土曜日、8時~Eテレ(教育)にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月03日チューリップのリーダーでボーカルの財津和夫(69)が2日、公式サイトを通じて大腸がんであることを公表した。45周年メモリアルツアーのうち6月、7月の4公演を中止し、今後は治療に専念する。 公式サイトによると、5月下旬に腸閉塞の治療のために受けた精密検査で、大腸がんが発覚したという。 財津は、「しばらくの間ステージ活動を休ませて頂き、治療に専念させていただくことをお許しください」と謝罪するとともに「チューリップ45周年ツアーもラストスパートに差し掛かっていただけに心残りです。完走できなかった今回のツアーですが、来年にはチューリップの一員として新たなコンサートツアーを開始するつもりです。皆様とお会いできることを楽しみにしています」と復活を誓った。
2017年06月02日鈴木おさむが脚本を担当し「不機嫌な果実」のスタッフが集結、倉科カナ、三浦翔平、大谷亮平、水野美紀らを迎え“ドロキュン”ラブストーリーを描く金曜ナイトドラマ「奪い愛、冬」の第4話が2月10日(金)今夜放送される。デザイン会社勤務の主人公・池内光を倉科さんが、そのアシスタントで光にプロポーズし婚約者となる奥川康太を三浦さんが、光のかつての恋人・森山信を大谷さんが、その妻・蘭を水野さんがそれぞれ演じるほか、康太の母・美佐に榊原郁恵、光の母・池内麻紀にキムラ緑子、光に好意を抱いていた上司・武田玄を三宅弘城、光から康太を奪おうとする豊野秀子に秋元才加、康太の幼馴染みで元カノ・尾上礼香をダレノガレ明美、信の後輩・加藤清に西銘駿といったキャストがズラリ。光は康太にプロポーズされ幸せな日々を送っていたが、デザインコンペでかつての恋人である信と再会、信への想いがよみがえる光だったが、いまの信には妻・蘭がいた。康太の母は光のことが気に入らず身辺を調査、蘭も夫に目を光らせるなかで光と信の距離が再び接近、それを察した蘭は陰険な“攻撃”を開始、康太の心も乱れていく――というのがこれまでのおおまかなあらすじ。今夜の第4話では光が信とのキスを蘭に見られてしまい、SNSに「淫乱」「泥棒」といった罵詈雑言の数々が書き込まれることになる。さらに康太を狙う同僚の秀子が蘭に接触。女同士で結託し光に“天罰”を与えようと画策。一方で結婚に猛反対していた康太の母・美佐が態度を軟化させ、光を家に招いてこれまでの嫌がらせを詫びるが、そこへ思いがけない宅配便が届いて、その中身を見た康太は突然光の目の前でとんでもない行動に出る。そんななか光と康太は“ある目的”を果たすため信と蘭の家を訪問。蘭は2人を冬の海へと旅行に誘う。イマ彼と元彼、その妻、一寸先は闇の四つ巴旅行の先に待つものとは――というのが第4話のストーリー。「奪い愛、冬のドラマめっちゃ怖い。」「奪い愛、冬ばりこえぇ」など恐怖に陥る視聴者が続出する一方、「展開がベタベタやけど視聴者が見たい道で走って行ってくれてる」など、その“ドロキュン”ぶりを存分に楽しんでいる視聴者も。今夜もどんな“ドロキュン”が見られるのか放送が待ち遠しい人も多いのでは?金曜ナイトドラマ「奪い愛、冬」第4話は2月10日(金)23時15分~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2017年02月10日3人組バンド・いきものがかりのリーダー・水野良樹(34)が8日、自身のツイッターを更新。第1子となる男児が誕生したことを報告した。2013年8月に一般女性と結婚した水野。ツイッターでは、「母がつむじが二つあって、それを受け継いだのか、僕もつむじが二つあります。そして生まれてきた息子も、つむじが二つありました」とユーモアたっぷりに誕生を報告し、「お祝いのリプライ、ありがとうございます。気を引き締めて頑張ります。これからもよろしくお願いします」とつづった。いきものがかりは、今年1月5日にグループとしての活動休止を発表。リフレッシュのための"放牧宣言"とし、「ここらで一度、メンバーそれぞれ、自由になってみようと思います」とコメントを発表した。
2017年02月08日女優の水野美紀が16日、東京・代官山の結婚式場で行われたテレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』(20日スタート、毎週金曜23:15~24:15)の制作発表会見に出席し、劇中でいじめる倉科カナに「キュンとしている」と明かした。このドラマは、主演の倉科カナ演じるデザイン会社社員・池内光が、三浦翔平演じる婚約者・康太がいるにもかかわらず、かつて死ぬほど愛した元カレ・信(大谷亮平)と出会い、心が奪われていくストーリー。水野は、この元カレの妻役を演じるが、自身の役柄について「100%のヒール役。実際の私は、とても善良な大人しい人間なので…」と自身との共通点を真っ向から否定した。一方で水野は、今回の脚本を読んで「こんなに敵が多い恋愛が描かれているドラマは見たことがない。しかも、その敵がみんなボスキャラ級」と感想。「この攻撃を全部受けていく倉科さんが大変だぞと思いました」と同情を見せながら、「いじめられて苦悩する、耐える倉科さんが妙に色っぽくて、私も今まで自分で感じたことのないようなマゾヒズムをくすぐられる」と魅力を語った。ドラマのテーマが、ドロドロでキュンキュンの恋愛ということで、最近キュンとしたことを聞かれても、水野は「昨日撮影した、私にいじめられて泣いている倉科さんにキュンとしました」とゾッコンのようだ。会見では、恋愛に関するゲーテの名言の穴埋めクイズを出題。「人は四十代に達して初めて真の◯◯な恋愛を知る」という問題に、倉科が「純」、三浦が「ピュア」、大谷が「オシャレ」と単語で回答する中、水野は「現実を思い知らされる様」と記入した。その理由を「男の人目線で考えてみたんですけど、40代になって結婚して、奥さんに犬より下の扱いを受けて、下手なこと言うとビンタが飛んできくるので、奥さんの機嫌を取ることがとにかく何よりも大事だっていうことを知っていくのではないでしょうか」と説くと、脚本の鈴木おさむは「さすがに40代になってくると答えが違いますね(笑)」と感心していた。
2017年01月16日俳優の大谷亮平と女優の水野美紀が、来年1月20日スタートのテレビ朝日系ドラマ『奪い愛、冬』(毎週金曜23:15~24:15)に出演することが8日、明らかになった。このドラマは、主演の倉科カナ演じるデザイン会社社員・池内光が、三浦翔平演じる婚約者・康太がいるにもかかわらず、かつて死ぬほど愛した元カレと出会い、心が奪われていくというストーリー。大谷が演じるのは、この元カレ・信役で、妻がいるにもかかわらず"禁断の愛"に走り出してしまう。その妻・蘭役を演じるのが水野。狂気としか思えないほどの愛情を夫へ注ぎ、光に激しい嫉妬心を燃やすというキャラクターだ。大谷は「信の表の顔、そして決して外には見せない"とてつもない闇"をしっかりと表現し、それがセクシーさにつながればいいな」とコメント。一方の水野は「今回のような完全なヒール役は自分史上初なので、やりがいを感じてワクワクしました」と興奮を語っている。他にも、息子の康太を溺愛し、光に陰湿な嫌がらせを繰り返す奥川美佐役で榊原郁恵。娘・光の幸せを切望する優しい母・池内麻紀役でキムラ緑子。光のことが好きだった過去を持つ上司・武田玄役で三宅弘城。光と仲良くしながら、姑息な手段で康太を奪おうとする豊野秀子役で秋元才加。学生時代に康太と付き合っていた幼なじみ・尾上礼香役でダレノガレ明美。さらに、後輩・加藤清役で西銘駿も出演する。
2016年12月08日水野美紀が主宰する劇団ユニット「プロペラ犬」の第7回公演『珍渦虫(ちんうずむし)』が東京・下北沢のザ・スズナリにて10月27日に開幕。今作では、水野が脚本・演出・出演を務め、演劇人として大きな一歩を踏み出す作品となった。プロペラ犬『珍渦虫(ちんうずむし)』チケット情報昨年、劇団居酒屋ベースボールのえのもとぐりむ、宮下貴浩、福澤重文とともに立ち上げた劇団ユニット「かくたすのいるところ」で水野は演出を担当しているが、プロペラ犬としては今回が初。連行おい名義で脚本も手掛けているが、こちらもプロペラ犬としては今作が初めてとなった。そんな水野が描くのは、引きこもりのラノベ作家・桐生たくみと新人編集者・吉川麗子の交流によって明らかになる人間の光と闇。スランプ状態に陥っている桐生のもとに訪れた吉川が、小説を完成してもらおうと奮闘するうちに、桐生の心の奥に眠っていたトラウマを呼び起こしていく。毎回、実力のある演技派の役者が揃うこともプロペラ犬の見どころ。内向的で気の弱い桐生を演じるのはノゾエ征爾(はえぎわ)、ぶしつけにぐいぐいと迫る吉川は伊藤修子(拙者ムニエル)。対照的なふたりが密室にいるだけでもおかしいのに、コミカルなやりとりが絶妙で、次々に笑いを起こしていく。そんな地味な現実から一転、桐生が描く小説の中は華やかな世界。引きこもりヒーロー影山たぎりを演じる猪塚健太(劇団プレステージ)の過剰すぎるイケメンぶりは必見。ヒロインうずみ役の福永マリカはとてもキュートでツンデレな姿もかわいらしい。現実と空想の世界が小気味いいテンポで絡み合い、爆笑につぐ爆笑に。水野はベテラン編集者の沼袋ふみこやヒーロー影山の秘書などを熱演。福澤重文と宮下貴浩によるキャピキャピな女子高生や、米村拓彰らによる歌とダンスも見ものだ。物語が進むにつれて、次第に個々の胸の奥に潜む深層心理が浮き彫りになっていく。人間が持つ表と裏、封印されていた過去、序盤からたびたび登場する突拍子もない出来事や事柄、それらばらばらに思えたことがつながっていく。それは観る者にとっても他人事ではなくなり、自分を見つめ直すきっかけとなるはずだ。プロペラ犬『珍渦虫』は、11月8日(火)まで上演。チケット発売中。取材・文:門 宏
2016年11月01日女優の水野美紀さんが「結婚していた!」というニュースにびっくりした方も多いのでは?もちろんとてもおめでたいことですが、入籍から既に何ヶ月も経っているというだけでも驚きなのに、交際3ヶ月のスピード婚って!ご主人、年下のイケメンだし。さておき、水野さんみたいに、なかなか結婚しなそう(できなそう)なイメージの女性が結婚すると、私もできるかも?と、なんとなく勇気が湧いてきたりもしますよね。そこで、彼女はなぜこのタイミングで電撃結婚したのか。また、どんな恋愛観をお持ちなのかを、女性誌で“当たる”と話題の占い「0学占術」のモバイルサイトでチェックしてみました。■水野美紀の今年の運勢は?運命グラフによると、彼女の2016年の運勢は【決定期】。【決定期】「これまで抱えていた迷いや悩みから解放され、人生の進行方向が定まることになる一年間です。目新しいことにチャレンジするのには最高の運気だと言えるかもしれません」今年は水野さんにとって、人生に関わる大きな「決定」をするのにふさわしい時期だったんですね。そのタイミングを逃さず、電撃婚を果たした行動力は、まさにお見事!の一言。■水野美紀の恋愛&結婚傾向◎恋愛について「よくみんなが言う“お金を持っていて、高学歴で、いい会社に勤めている人が好き”などということは、あなたに限ってはありません。目の前にどんなにお金を積まれても、好みではない異性には見向きもしないでしょう。その代わり、夢を語る人には弱い。特に、お金はないけれど小説家志望などと聞くと、放っておけないのです」◎結婚について「出会いがたくさんあり、ご自身の結婚願望も強いのに、なぜか縁遠い可能性が。それはあなたが相手を間違えているからかもしれません。どうも口先だけの異性に夢中になったり、いい加減な人を愛してしまったり。相手さえ間違えなければ、幸せな結婚ができるはず」ものすご~く当たっているように見えるのは気のせいでしょうか?ご主人の唐橋充さんは知る人ぞ知る、という印象のイラストレーター兼俳優さん。夢を語ったかどうかはわかりませんが、水野さんは彼の才能や将来性にほれたんだろうな、というのは容易に想像できます。そして、「出会いは多いのに縁遠い」って彼女のイメージにぴったり。熱愛の噂はちょこちょこありましたが、その一部は不倫報道だったりもして、確かに選ぶ相手を間違えちゃったんだろうなという感じ。それでは、水野さんと唐橋さんの結婚相性はというと…■二人は電撃婚する運命だった?◎月星の水野美紀さん×蛇座の唐橋充さん「情熱に飲まれるようにして結ばれれば電撃婚を迎える可能性は十分にあります。けれど、基本的には水野美紀さんと唐橋充さんは何事も思うように進まず、じりじりとした進展を迎える可能性が高い相性です。最初のきっかけを失ってしまうと、お互いが望んでいたわけではなくとも結果的に熟年婚となってしまうでしょう」もし今回電撃婚していなかったら、“永すぎた春”状態になっていた可能性大!?女性にとってアラフォーは結婚願望の分岐点とも言うし、ある程度、勢いは大事なのかもしれませんね。ここでせっかくなので、最近、スピード婚した他の芸能人についても占ってみましょう。■優香の今年の運勢は?まずは、今年6月、交際半年で青木崇高さんと結婚した優香さん。彼女の2016年の運勢は…【充実期】「収穫期です。これまで培ってきた努力が報われ、大きな実りをもたらすでしょう。公私ともに充実し、ハリのある毎日を送ることができそうです。引っ越しや転職、結婚などの大きな決断は吉。この期間に行動に移し、結実させることで安定した基盤を築くことができます」何と言うかドンピシャ!ここで結婚しなかったら、いつするんだ?っていうタイミングじゃないですか。実は、5月にスピード婚した上野樹里さんも今年が【充実期】。どちらも確かに充実してますね!■鈴木亜美の今年の運勢は?7月に結婚報告した歌手の鈴木亜美さんも、交際7ヶ月のスピード婚。彼女の2016年の運勢は…【再開期】「今までを振り返り、経験を生かして次なるステージを目指していくことが、この年のテーマとなりそうです。不思議な縁によって、新しい何かが生まれるかもしれません」苦労人のイメージが強い彼女は、幸せをつかんで来年1月に出産予定(まさに生まれる!)。文字通り今年は、リ・スタートの年になったのではないでしょうか。■終わりにこうして見ていくと、どの方も、本当にするべくしてこのタイミングで結婚したんだなと感慨深いものが…。自分の運勢を知り、その上で目の前のチャンスを逃さず、ちゃんとつかむことが大切なんですね。みなさんもご自身の今やこれからをチェックしてみてはいかがでしょうか。上手いこと運気の波に乗れば、水野美紀さんのようにサクッと結婚できちゃうかもしれません!監修者紹介0学会本部0学は、歴史を大きく左右してきた様々な占術の集大成として生まれました。人や社会そして自然界の『運命』をテーマに、すべてを統合する学問として研究されるものです。昭和15年に開祖である御射山宇彦によって樹立された後、その方式や早見表などが特許・実用新案として国に認可・登録された実績を有するたいへんユニークで知的な占術です。また「登録商標」とされており、今では独自のブランドとして認知されています。0学の根幹を知り、日々の生活を充実させることに役立ててください。
2016年10月25日女優の成海璃子、トリンドル玲奈、佐藤仁美、水野美紀が、9月29日にスタートする読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『黒い十人の女』(毎週木曜23:59~24:54)で、船越英一郎演じる主人公・風松吉をとりまく愛人役を演じることが26日、明らかになった。1961年に公開された市川崑監督の映画を、脚本・バカリズムで現代版にリメイクするこの作品は、プレイボーイのテレビプロデューサー・風松吉(かぜ・まつきち)が、妻や9人の愛人たちに殺害を共謀される様を、ブラックユーモアを交えて描くもの。船越が演じる松吉は、映画で当時大映のスターだった父・英二さんが演じていた。このたび、妻のほかに9人の愛人がいるという松吉をとりまく愛人役のキャストが決定。松吉とは付き合って半年という9人目の愛人でテレビ局の受付嬢を務める神田久未役に成海璃子、松吉とディレクターの浦上との間で揺れている若手女優の相葉志乃役にトリンドル玲奈、松吉の部下で一番長い時間を過ごし、愛人の中で自分が一番という意識が強いドラマAPの弥上美羽役に佐藤仁美、そして、松吉と付き合って8年のベテラン愛人で舞台女優の如野佳代役を水野美紀が演じる。成海は、バカリズムの脚本について「独特の会話劇が特徴だと思うので、テンポの良さを意識して演じたい」と話し、「女性同士のパワフルでしたたかなやり取りや先の読めないストーリーを楽しんでいただけたら」とコメント。トリンドルは「内容にとても惹かれましたし、何よりバカリズムさんの脚本にワクワクしています。何度読んでも面白いんです! 役を楽しみながら、精いっぱい頑張ります!」と意気込む。佐藤と水野もバカリズムの脚本を称賛。佐藤は「バカリさんは、男性なのによく分かってるなぁと思いました」と不思議がり、水野は「バカリズムさんが普段感じておられるのであろう、女という生き物の不可思議で滑稽な生態への疑問が詰まっている脚本だと思います。読んだ時に感じる面白さを体現できるか、プレッシャーを感じています。全力で務めさせていただきます」と気を引き締めている。
2016年08月27日女優・水野美紀が、テレビ東京の六本木3丁目移転プロジェクト ドラマスペシャル 湊かなえサスペンス『望郷』(2016年放送)に出演し、広末涼子と15年ぶりに姉妹役を演じることが6日、わかった。原作は『告白』『白ゆき姫殺人事件』など、ヒット作を数多く持つ小説家・湊かなえのミステリー短編集『望郷』(文春文庫)。収録された作品のなかから、「みかんの花」「海の星」「雲の糸」の3作をオムニバスドラマ化し、それぞれ広末、伊藤淳史、濱田岳が主演を務める。瀬戸内海に浮かぶ島で生まれ育った人々の人間模様を、連作で描いていく。水野は広末主演の『みかんの花』に出演する。広末演じる美里の姉・富田笙子を演じ、島を出て東京で人気小説家として活躍している設定だ。水野は「『大切なものを守るために』囚われ、足を踏み外す人間の機微を、因島の美しい景色が包み込んでいます。ぜひ、お楽しみください」とコメントを寄せた。また姉妹の母役に倍賞美津子、さらに田中圭、水橋研二、山口まゆ、中村靖日、田辺桃子が出演する。伊藤主演『海の星』では、伊藤演じる洋平の母役として若村麻由美が出演。ある日いなくなった夫を探すため、毎晩歩き続けるという役柄に、若村も「過酷でした」と振り返る。「因島の夕焼けと美しい海が切なく迫り忘れられません。ぜひ、ご覧いただきたいです」と作品を語った。洋平が「おっさんと呼んでいた漁師・真野幸作役にはテレビ東京系ドラマ初出演の椎名桔平。椎名は「以前、湊さん原作の連続ドラマ『Nのために』を見て感銘を受けていた私は、二つ返事でお引き受けした」と経緯を語った。さらに伊藤の少年期を加藤清史郎が演じるほか、平山あや、紺野まひる、橋本じゅん、平祐奈、モト冬樹が出演する。濱田主演『雲の糸』では、濱田演じるヒロタカの姉・亜矢役を内山理名が演じる。内山は「深く閉ざしているヒロタカの心を姉でしか出来ないやり方でぶつかっていくラストシーンは、 言葉ひとつひとつ大事に演じさせて頂きました」と、印象に残っているシーンを挙げた。姉弟の母役として麻生祐未が出演するほか、井頭愛海、西岡徳馬が脇を固める。(C)テレビ東京::link;;/news/2016/07/26/023//news/2016/07/25/008//news/2016/03/10/164//news/2016/01/07/668//news/2014/11/20/228/
2016年08月06日ジェイク・ギレンホール主演の感動作『サウスポー』が来月3日(金)から公開になるのを記念して、徳光和夫が本作のボクシングシーンを実況し、作品の感動を伝える特別映像が公開になった。『サウスポー』特別映像本作は、“最強”の名をほしいままにしていた豪腕ボクサーが、愛する妻を失ったことを機に、愛する子や地位、名誉などすべてを失い、どん底から再び這い上がろうとする姿を描いた作品。関係者やマスコミ向けの試写会では「感動した」「泣けた」という声が多く寄せられていることから、本作の魅力をさらに多くの観客に伝えるべく、日本感動協会のチェアマンに就任した徳光が実況を担当した映像が製作された。実況ムービーでは、劇中に登場する試合を徳光が実況する場面や、徳光が映画を観賞して涙を流すシーンなどを収録。徳光は「感動がボディーブローのように効いてくる映画。私はこういった映画が本物の感動映画ではないかと思いますね」と語っており、力のこもった語りを堪能できる映像になっている。『サウスポー』6月3日(金)ロードショー
2016年05月31日“泣きの徳さん”ことフリーアナウンサーの徳光和夫が4月19日(火)、都内で行われた米映画『サウスポー』のPRイベントに出席。本作を鑑賞し、「これだけ涙腺を刺激される映画は久々。被災地にも感動を届けたい」と九州をはじめ、全国各地で試写会を行うことを発表した。怒りをエネルギーに、相手を打ち負かすボクシング王者ビリー・ホープは、思いもよらぬ形で訪れた妻の死を受け入れることができず、失意のどん底に。ボクシングにも身が入らず、荒れた生活を送り始める。そんな彼が伝説のトレーナーと出会い、怒りの封印を学びながら、闇からはい出ようとする姿を感動的に描く。主演はジェイク・ギレンホール。『スポットライト世紀のスクープ』のレイチェル・マクアダムスが妻を演じる。「感動がボディブローのように効いてくるんですよ。監督の力や現場の結束、何より役者さんがボクサーになりきっていますね」と魅力を熱弁する徳光さん。長年のアナウンサー人生を通して、有名無名のスポーツ選手と数多く交流をもち、「挫折から復活した人もたくさん知っているから、いろんな顔が思い浮かびましたね」としみじみ語り、「もしかすると作者は『あしたのジョー』を見ているのかな?」と分析していた。イベントには女子プロボクサーの高野人母美が駆けつけ、「リアリティがすごい。練習方法やリング上での動きなど、実際に参考になるシーンもあった」とプロ目線で映画に太鼓判。座右の銘は「口でウソはつけても、体はウソをつかない」だといい、徳光さんは「私なんて『行き当たり、ばったり』ですよ」と笑いを誘っていた。『サウスポー』は6月3日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月19日フリーアナウンサーの徳光和夫が4月19日に、都内で行われた感動のボクシング映画『サウスポー』のPRイベントに出席。同作公開をきっかけに誕生した日本感動協会のチェアマンに就任し、「感動の涙を流すことは素晴らしいこと。被災地の皆さんにもご覧いただき、支えになれば」と九州をはじめ、全国各地での試写会開催に意欲を燃やした。その他の写真失意のボクサーが再起をかけて奮闘する、ジェイク・ギレンホール主演作。自分の過ちで妻を失ったライトヘビー級元世界王者のボクサーが、娘との絆を取り戻すため、これまでの自分と向き合い、再びリングへ上がろうともがく姿を描いた。自身もボクサーだった経歴を持つアントワーン・フークア(『トレーニング デイ』『イコライザー』)が監督を務め、『スポットライト 世紀のスクープ』のレイチェル・マクアダムス、オスカー俳優のフォレスト・ウィテカーらが共演する。「これだけ涙腺が刺激されるのは久しぶり。監督の手腕や現場の結束はもちろん、主演の役者さんが体型も含めて、ボクサーになりきっていますね。単なるサクセスストーリーではなく、感動がボディブローのように効いてくる」と賛辞を惜しまない徳光。局アナ時代から、多くのスポーツ選手と親交があり、「一度、頂点から転げ落ちると、どんなに強くてもなかなか復活できない。そんな選手の姿を何人も見ているから、いろんな人物の顔が浮かんだ。だからこそ、新たな一歩を踏み出す姿が感動的」と熱っぽく語った。イベントには女子プロボクサーの高野人母美が駆けつけ、「まるで本物の試合と同じ雰囲気。練習方法やリング上での動きなど、実践できるものもたくさんある」と本作のリアリティに感心しきり。選手としての信条は「口でウソはつけても、体はウソをつかない」だといい、これには徳光も「僕なんて『行き当たりばったり』だからね…」とプロ選手のストイックさに敬意を示していた。『サウスポー』6月3日(金)ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年04月19日フリーアナウンサーの徳光和夫(75)とモデルで女子プロボクサーの高野人母美(28)が19日、都内で行われた日本感動協会発足記者会見に出席した。このたび、俳優ジェイク・ギレンホールがアカデミー賞監督アントワーン・フークアとタッグを組む感動作『サウスポー』(6月3日公開)の公開をきっかけに、感動の輪を全国に広げることを目的とする「日本感動協会」の発足が決定。会見では、発足の発表と共に、涙もろく感動しやすい徳光のチェアマン就任が発表された。そして、プレゼンターの高野が、"日本感動協会チェアマン"と書かれたタスキを徳光に掛け、任命証を授与。徳光は「うれしいね。ハリウッド女優にいただいているような感じ」と目尻を下げた。高野は衣装について、「(主人公の)ビリーさんのグローブがレッドだったので全身赤にして、感動する映画だと聞いたので涙をイメージしたアクセサリーにしました」と説明。レース素材から美脚をのぞかせた。また、本作のボクシングシーンについて、「コンビネーションがすごかった。1、2、3からのアッパーとかボディとか」と話し、さらに徳光を相手に実践。パンチの動きを披露すると、徳光は「老人いじめだよね(笑)」と笑いを誘い、「突然、優しい目が変わるね」とうれしそうに話しかけた。会見前に本作を鑑賞して号泣した徳光は、ボクシングチャンピオンという栄光からどん底に落ちながらも再起を目指す主人公の姿が、実在のさまざまなスポーツ選手と重なると語った。薬物依存などを乗り越えボクサーとなった川崎タツキや、大けがを負うも奇跡の復活を遂げた巨人の吉村禎章、さらに、漫画『あしたのジョー』の矢吹丈の名前なども挙げた。(C)2015 The Weinstein Company LLC. All Rights Reserved.
2016年04月19日フリーアナウンサーの徳光和夫とタレントの田中律子によるテレビ朝日系の旅番組『路線バスで寄り道の旅』(毎週日曜15:20~)が、初めて単独でゴールデンタイムに進出することが6日、分かった。10日(20:58~23:10)に「徳さん&マル秘美女 春の箱根・熱海・南伊豆を制覇SP」と題して放送される。同番組は、徳光と田中が、路線バスでさまざまな街に立ち寄り、地元の人たちとのふれあいやB級グルメを楽しむ様子を放送してきたが、番組スタートから丸3年を記念して、ゴールデンタイムに進出。2014年3月にも『若大将のゆうゆう散歩』とともにゴールデンで放送されたが、単独では初めてとなる。今回は、熱海をスタートして、伊豆半島を回る2日間の旅。道中、羽田美智子、かとうれいこ、武田久美子、高島礼子、高岡早紀が、1人ずつバスの乗り込んできて、仲間を増やしながら旅を繰り広げる。中でも、武田とかとうは、伊豆長岡温泉でお色気たっぷりの入浴シーンを披露。ともに80年代にグラビアクイーンとして活躍し、今は子育てに奮闘している2人だが、当時のままのプロポーションを見せつける。一方の徳光は、混浴を夢見て貸切露天風呂を予約し、有名な武田の"貝殻ビキニ写真集"を手にホテルへ。しかし、いざ入浴すると1人きりで、「(田中、武田、かとうは)3人とも40(歳)越えて後半なんだしさ、一緒に入ったってなんてことないんだから。一緒に入ってくれりゃいいんだよね…」とボヤきだす。その頃、武田・かとうと入浴していた田中は「(もし徳光が)ここにいたら、うれしくて細い目がなくなっちゃう(笑)」と3人で笑い合っていた。徳光は、これがよほど悔しかったようで、「露天風呂が塀を隔てたつくりになっていて、せめてその塀の向こうから女優陣の声が聞こえてくれば、石けんを投げたりとかできたのになぁ(笑)」と恨み節。しかし、ロケ終了後にゲストの女性たちとハグしたそうで「女優とハグというのは、たまらないものがありますね。羽田さんとか高島さんとか…あ、高岡さんはハグしなかった(笑)。武田さんやかとうさんには、浴衣姿でハグしてもらいました。色っぽかったです」とご満悦だった。そんな武田は、徳光に「チャーミングで優しい方で、またぜひともご一緒したいな」、かとうも「放っておけなくて、愛くるしくて、"お父さん"みたいなところもありますね」と愛着がわいたようだ。
2016年04月07日歌手で俳優の福山雅治と、女優の水野美紀が4日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた月9ドラマ『ラヴソング』(11日スタート、毎週月曜21:00~21:54 ※初回は30分拡大)の制作発表会見に登場し、それぞれが自身の役柄の苦労を明かした。このドラマは、元プロミュージシャン・神代広平(福山)が、孤独を背負った女性・さくら(藤原さくら)と出会い、音楽を通して心を通わせることで、失いかけた人生を取り戻す姿を描くもの。劇中ではアーティストとしても活躍する福山ならではの演奏シーンも披露される。主題歌は、福山が作詞作曲を手がけ、藤原が歌う「soup」。また、劇中で広平が作曲した設定の曲は、実際に福山が作曲を担当した。福山は「『3曲お願いします』と言われて快諾したんですが、ずいぶん煮詰まりまして」と告白。「1つの作品で3曲も書いたことがないということに、オファーを受けた後に気がつきまして、自分にとっては前代未聞の煮詰まり方をしてしまいましたね」と、役づくりと音楽制作の両立に、かなり苦労したようだ。一方、元バンドメンバーで広平に思いを寄せる宍戸夏希役の水野美紀は、今作でキーボードやピアノを演奏するシーンがあるが、自身の経験は「子供の頃に習っていた程度」だそう。福山監修のジャムセッションのシーンがあり、これに向けてひたすら練習したそうだが、演奏に演技が加わるとパニックになってしまい、「冷や汗と、どエラい脇汗をかきながら撮影しています」と、新人時代のような緊張感で演じていることを明かした。福山と水野はともに40代ということで、今回のキャストの中では共感する場面も多い模様。さくらに思いを寄せ、広平の恋敵である天野空一役を演じる菅田将暉が、福山の想像を上回る迫力でバイオレンスをかましてきたとき、福山は「こんな怖い人なんだ!」と驚いたといい、水野も「アドリブで氷嚢をホイって投げ渡したら、バーン!って蹴り返されてめっちゃ怖かった」と報告した。福山は「中年になってくると慣れてなくて…」と若いパワーに圧倒されているようだが、「われわれアダルトチームのちょっとくたびれた感じの生活の恋愛観が、若者のエネルギーに刺激されてどうなっていくのかっていうのが、すごく楽しみですね」と期待。こうした世代間のギャップが、今後のストーリーに影響していく部分を見どころとして挙げた。
2016年04月04日■六本木、イセタンサローネでは「最高峰」を提案したい――6月10日からイセタンサローネTHE CORNER@ISETANでは、上質なギフトをテーマにしたセレクトでプロモーションを展開中です。どのような基準で、「THE」のアイテムをセレクトされたのでしょうか水野:僕は、イセタンサローネには、ものすごく高価なものがあってもいんじゃないかなと思ったんです。1個2,000万円くらいの花瓶とか。それは、ある種の美術館のようでもあり、ある人はそれを実際ポンポン買っていく。イセタンサローネに参画する意味を鑑みて商品をセレクトしました。六本木って、本当に東京の中心なんですよね。その東京の真ん中で、信頼されている百貨店である伊勢丹さんと僕たちが何をやるべきかを考えましたね。「THE」であると同時に、ある意味での「最高峰」のものをプレゼンテーションしたいなと考えました。実現できなかったものもありますが、保安上置ける範囲で最高峰のものを選んだつもりです。■イセタンサローネのデザインを手掛けた杉本博司と「THE」の共通項――イセタンサローネの内装は「アートとファッションの融合」をコンセプトに、杉本博司さんが手掛けています。屋久杉をはじめ、日本古来の素材や技法を活かした環境で「THE」を展開されていかがでしたか米津:初めて、開店時に「THE」の商品が並んでいる様を見て、杉本さんの手掛けられた美術館的な内装に置いても、「THE」のアイテムが見劣りしてなかったことが嬉しかったですね。自分たちのやってきたことに間違いはなかったと感じました。――アート作品は、シーズンで作られたものとは違って、半永久的にいいと思われたものが収蔵されていきます。水野さんが話されていた「定番とは長い流行」という話にも通ずるところがありますね。鈴木:杉本さんのアートは新しいものを作ろうとするよりも、今まで誰もが知っていたものを見えるようにするきっかけを提示してくれているように感じています。海をモノクロ写真に収めた「海景」もそうです。いままで知っていたけど、改めて見ることがなかった素材や技法に気づかせてくれるのが杉本さんのアートであり、今回のお店の特徴なのかもしれません。「THE」も新しいものを作ろうとしていない点で通ずるところがあると思いました。クリエイティブの考え方として、通ずる部分があるのではないかと思います。――杉本さんも「古くから良いとされているものは、一番新しいもの」という考え方を話されていました。そこが「THE」に繋がっていて、いい融合になっているのだと思います■一番プレゼントが入っていそうな袋を考えてみたら…――6月10日からは「THE」に新たなラインアップも加わるそうですね米津:今回はTHE KITCHEN CLOTHということで、パートナーとして中川政七商店の「花ふきん」とコラボレーションしています。水野:これは「THE」のオリジナルパッケージですね。中川さんは自分のところの商品なので、他に出したい訳ではないんですが、「『THE』だけで売るんだったらいいです」というお許しを頂いています。なんでそこまでして、僕がこれを売りたいのかというとTHE KITCHEN CLOTHと言えば、「花ふきん」の他にないからなんです。そして、THE KITCHEN CLOTHらしいパッケージってなんだろうと考えました。ふきんらしさとは何かを追及した結果生まれたのがこのパッケージなんです。――日本語と英語の表記にされた理由はなんでしょうか水野:一つはもちろん海外の人にも買って欲しいからです。もう一つは、明治から昭和初期にかけて、日本というのは一時横文字文化に振れた時があったんですよね。ふきんといえば『ブレードランナー』みたいだねという人はいなくて、昭和初期のあの懐かしい感じを思い浮かべる訳です。ふきんそのものらしさを感じるのがその時代だったんです。――6月10日からは、オリジナルのギフトパッケージもスタートするとか米津:イセタンサローネ内にTHE CORNER@ISETANを展開する時から、「GIFT」に特化した場所にしたいという話がありました。実は、15年4月のオープン時にもショッパーの在り方やギフトラッピングを考えようという話もあり、日本中の誰もが知っている伊勢丹チェックのショッパーに「THE SHOPPING BAG」とプリントするといったアイデアもありました。今回は自分たちの商品である「THE SHIRTS」のオックスフォード生地で作ったギフトバッグを展開します。水野:結局、どんな袋にプレゼントが入っていたら嬉しいか?と考えると、いかにもプレゼントが入ってそうな上質な包みとリボンが嬉しいんですよね。なので、一番プレゼントが入っているべき袋を考えた結果、袋に「PRESENT IS INSIDE」とデザインしました。――今後、「THE」で挑戦していきたいことは何でしょうか米津:「THE」はパートナーとして協業する企業と様々なジャンルの“THE”を共に考え、研究し、開発するブランドです。「THE」のコンセプトのいいところは、汎用性の高さ。どんな分野にも“THE”的な考え方で新しい視点があると思いますので、いろんな業態と取り組んでいきたいですね。自動車メーカーとTHE CARを手掛けてみたい、とよくメンバー内でも話しています。また、小売業としてのTHE SHOPの中に留まらず、飲食THE旅やTHE CAFEなど、旅行企画や飲食にも挑戦してみたいですね。1/2に戻る。
2015年06月10日フリーアナウンサーの徳光和夫と小倉淳、タレントの渡辺正行が15日、都内で行われた、来年1月に放送予定の『史上最大! 第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』を記念した特番『今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集PART II』の収録の合間に取材会に出席し、当時の思い出を語り合った。同番組の人気の理由を聞かれた徳光は、「ウルトラクイズは非常に高度なドキュメンタリー番組だと思います。通常、クイズ番組は勝者にスポットが当たりますが、ウルトラクイズは敗者にスポットが当たるからこそ、多くの視聴者の心を捉えたんだと思います」と解説し、徳光のあとをついで“敗者の味方”となった渡辺は、「正解を知っていて“こっち側の人たち間違っているんだよな”って隠しながらまったく知らないフリをするのが切なかったですね」と振り返った。今回、放送される第13回の思い出について小倉は、「準決勝のボルチモアがすごい戦いで、4人残っていたんですけど全員クイズ研で、一時間ちょい、ずっとクイズをやっていました。問題を一万問くらい持ってアメリカに行くんですけど、途中で問題が足らなくなってしまって、『テープ交換でちょっとお休みします』って言って、現場で作り足したんですよ」と裏話を披露した。また、メインMCの福留功男との関係性を聞かれた徳光は、「当時は独裁者に見えたよね。あそこに立って白いジャケットを着て、みんなが『おー!おー!』って言うじゃないですか。きっと本人もヒトラーになった気分だったと思うよ(笑)」とコメントして報道陣を沸かせ、「"敗者の味方"だったので、敵(勝者)の親分だと思っていました。終わると仲がいいんですけど、ウルトラクイズの期間は対峙の姿勢で臨んでいました」と明かした。さらに、「最初は交互でニューヨークに行く予定だったんですが、僕が『ズームイン!!朝!』をやることになって行けなくなったので、敗者担当になったという経緯があります。そこからですよ、若干、確執が生まれたのは(笑)」と再び笑り、「製作者の夢をTV局が叶えてくれたバブル時代の象徴の番組だと思います。物作りでこういうことができたんだというところを見ていただきたいですね」と、バブル期を知らない若者へ向けてPRした。『史上最大!第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』は2015年1月29日(木)~2月19日(木)毎週木曜日21:00~22:30、2月26日(木)21:00~23:00(全5回)。『今だから話せるウルトラクイズ丸秘証言集PART II』は2015年1月29日~2月19日 毎週木曜 22:30~23:00、2月26日 23:00~23:30(全5回)。ともにCS放送ファミリー劇場にて放送。
2014年12月16日女優の水野美紀が大人気刑事シリーズの完結編『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』でシリーズに復帰していることが8月23日(木)、東京国際フォーラムで行われた同作の完成披露試写会で明らかになった。柏木雪乃を演じる水野さんは上映後の舞台挨拶に、織田裕二らキャスト陣と共にサプライズ登壇し、「ただいま~。何年ぶりだろう?7年ぶり!?どうもすみません(笑)。これで最後なのは残念ですが、戻ってこられて良かった」と喜びを爆発させた。今回、ユースケ・サンタマリア演じる夫・真下正義が湾岸署署長に就任しており「いつの間にか夫が署長になりまして、みなさんにはお世話になりました」と“再会”に感慨深げ。ユースケさんも「雪乃が帰ってきてくれた」と大喜びだった。上映後の舞台挨拶には織田さん、水野さん、ユースケさんを始め、柳葉敏郎、深津絵里、伊藤淳史、内田有紀、小泉孝太郎、佐戸井けん太、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小栗旬、甲本雅裕、遠山俊也、川野直輝、滝藤賢一、真矢みき、筧利夫、脚本を手がける君塚良一、メガホンを取った本広克行監督という総勢21名の“チーム踊る”が集結!割れんばかりの拍手に包まれながら、ステージに登場した織田さんは「最高です!」と雄叫び。「この作品に携わることができて本当に良かった。みなさんの声援があったからこそ、ファイナルが生まれた」と感謝しきりだ。15年という時間をふり返り「長いような、短いような…。嬉しいこと、ちょっと寂しいこともありましたが、こんなに幸せを感じられる現場はない」としみじみ語った。客席を埋め尽くす4,000人の“踊る”ファンからは「やめないで」の悲鳴も飛んだが、「しめっぽいのは似合わない。これでさよならです」と断言。それでも感極まったのか、男泣きを見せる場面もあった。『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』は9月7日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピー
2012年08月23日園子温監督の『恋の罪』が11月12日(土)に公開を迎え、園監督を始め、主演の水野美紀、冨樫真、神楽坂恵、津田寛治、小林竜樹が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。園監督が、渋谷のラブホテル街で起きた殺人事件にインスパイアされる形で作り上げた本作。円満な家庭を持ちつつも浮気する女刑事、満たされない小説家の妻、夜になると娼婦としてホテル街を徘徊する大学助教授という3人の女性を中心に女の業や欲望が描き出される。念願叶って園作品への出演を果たした水野さんは「監督に新しい一面を引き出していただいた」と充実の表情。自身が演じた女刑事・吉田役について「セックスが愛を確認するためだけの行為でなく、女性にとって渇望や心を満たす代償行為であるということは、女性なら肌で分かると思います」と女性ならではの共感を口にした。大学助教授の美津子を演じた冨樫さんは「美津子の言葉のひとつひとつが印象に残ってますが、『セックス』という言葉を大声で言うところは『こんな大声で言ってたのか…』と驚きました。普段、言う機会がないので…良い体験でした(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。小説家の妻・いずみ役の神楽坂さんは、園監督と共にカンヌ国際映画祭に赴いた。夫役の津田さんとのお風呂場でのやりとりに現地の観客が大爆笑していたことを明かし、風呂に入り裸の津田さんと向き合ってのシーンについて「すごく真剣にやってて、私も(津田さんに)触りたかったです」と過激発言。映画を鑑賞したばかりの客席は大いに沸いた。その津田さんはオーディションで小説家の夫役をつかんだ。「何とかオーディションに行けるように仕組んで、監督の前で演技したんですが、緊張して落ちたと思ってたら受かった。涙が出るほど嬉しかった」と大興奮。監督に言われたという「おれが役者に求めているのは『カーペンターズ』の歌声じゃなくてジャニス・ジョプリン」という言葉を紹介し「あかをかなぐり捨てて裸でぶつかりました」と胸を張った。映画初出演となった小林さんは女優陣による強烈なシーンに触れ「ただただ凄まじいとしか言えない。素晴らしい女優さんたちと監督による凄まじいセリフ。それが彼女たちの口から発せられるとき、目がカッと変わるんです。パワーとエネルギーを感じました」と圧倒されたようだ。監督は立ち見もありの大盛況に「感無量です」。「こういう映画でも(客が)入るんだと映画界に教えられるし、映画の可能性として多くのプロデューサーに驚きと意外性を与えられる」と語り、感謝の思いを伝えた。『恋の罪』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:『恋の罪』水野美紀インタビュー「愛じゃなくて、恋なんです」川島なお美、園子温監督の新作『恋の罪』は…性悪女みたいなブルゴーニュワイン園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太
2011年11月14日「男性にとってはホラー映画」という水野美紀の言葉を決して笑えない。20世紀が終わりを迎える直前に渋谷のラブホテル街で実際に起こった事件にインスパイアされる形で製作された映画『恋の罪』。監督の園子温は本作を「セックス・アンド・ザ・シティ」の“裏通り版”と称したが、物語の軸となる3人の主人公たちの“女の業”がこれでもかとえぐり出されていく。近年、多彩な役柄に挑戦し、新たな境地を開拓し続ける水野さんだが、本作を経て「解放された気がする」とも。その真意は――?優しい夫と息子に囲まれながらも不倫に走る女刑事。小説家の夫を持ち、何不自由ない暮らしを送りながらも満たされない思いを抱える世間知らずの妻。昼は大学助教授、夜は売春婦という2つの顔を持つ女。それぞれの動機に動かされ、情欲に身をゆだねる姿は一見、奇異に映るが水野さんは「実は結構、リアルな気がしてます」と語る。「すごく振り切った描かれ方をされていますが、監督は女性の本質を見抜いて作っているように感じました。私が演じた吉田は職業こそ刑事ですが、特別な人間という感じはないです。こうやってインタビューを受けていても、インタビュアーが男性か女性かで感じ方がハッキリと違うのが面白いです。仕事もバリバリやって、幸せな家庭もあるけど不倫しているという彼女を、女性は割と疑問もなく受け入れるんですが、男性は『何が不満なんだ?』って。不倫に走る特別な理由が描かれていないことが怖いし、理解できないみたいです(笑)。逆に女性は『そうだよね』と最初からそこを共通言語として理解してるんです」。水野さん自身も演じる上で、この吉田という役柄をすんなりと受け入れることができたと明かす。「女性の業とか欲、性的な部分にスポットが当てられていますが、男性も幸せな家庭があってもそれとはまた違った刺激を求めて不倫をしますよね(笑)?女性は女性で種類は違うかもしれないけど同じように業を持ってると思います。女性って、一度スイッチが入ったらとことん行っちゃうという傾向もあると思うんです。吉田は何とか理性で境界線を越えずに踏みとどまってますが…。ただ自分でコントロールできない本能や性(さが)みたいなものは誰にでもあって、『それを満たしてくれるものがどこかにあるんじゃないか?』、『その先を覗いてみたい』という興味や希望を持っちゃうと転げ落ちていくんだろうなと思います」。ちなみに水野さん自身、己のコントロールを失い、転げ落ちていったというような経験は…?「気づかないものなのかな、と思うんです。周りから見たら危なっかしくなるような行動を取っていても、自分ではそういうときは気づけないんじゃないかと…。堕ちてるつもりがないんでしょうね。神楽坂(恵)さんが演じた主婦もそうですよね。自分では解決に向かってると思ってるんですから。そう考えると怖いですね(笑)」。メガホンを握った園子温は日本で数少ない“鬼才”と称される映画監督。水野さんは以前から園作品のファンで今回、念願叶って園組初参戦となった。厳しいリハーサルで知られる園監督だが、水野さんは「現場ではすごく温厚で、一回も声を荒げるところを見たことがない。とにかくエネルギーの高いプロフェッショナルな現場だった」と現場をふり返る。改めてその魅力を聞いてみた。「詩人ですね。すごく繊細で刺激的で何にも媚びていなくて、どの作品にも物悲しさがある。それが針を振り切った表現と共存しているところが面白い。お会いするとすごくシャイな方です。傷つきやすそうで、普通に生活していくのが大変そうに見えます。それが撮影現場に入ると、憑き物が落ちた仙人みたいに穏やかになって楽しそうなんです。きっと現場にいて映画を作ってないと死んじゃう人なんじゃないかって…。引いた目でモノを見てニーズに合わせて作るようなタイプではないです。切実に…自分の中にある感情を処理するため、自分の中の毒やうみを出すために映画を作って、そうやってバランスをとって生きてるように私には見えました」。映画は冒頭、水野さんがホテルで不倫相手と激しく交わるシーンで幕を開ける。「とにかく監督の作品に出たかった」とフルヌードも厭わず、文字通り体当たりの演技を見せているが、彼女の反応はあっさりとしたもの。「正直、そういうニーズは自分にはないものだと思ってました。どちらかというと男っぽい役の方が多かったし、周りの友達にも『誰もあんたの裸なんて見たくない』って言われてたんで(笑)。(今回、演じて)自分の中でも特別なことではなくなったというのはありますね。これでもう、別作品で絡みやヌードがあっても周りも騒がないだろうし、その行為だけが特別なこととして映らないだろうし。そういう意味でちょっと解放された気分です」。近年は吹き替えなしで激しいアクションをこなしたり、自ら演劇ユニット「プロペラ犬」を主宰するなど活躍の幅を広げている。「演じることが面白くなってきた」と自らに訪れた“変化”を説明する。「いろんなことがやりたくて…これまで培ってきたイメージとかも含めて、自分で自分を“遊ぶ”という感覚が出てきましたね。それが楽しいです。元々、アングラな表現が好きだったんですが、そっちの方に触手が伸びてきましたね(笑)。いま、守ろうとしているイメージも何もないので、自分の中で面白そうだと思ったものをやるようにしてます」。タイトル『恋の罪』という言葉について「愛じゃなくて恋なんです」とその意味を説く。「恋というのはある種ファンタジー。その先に何か明確な明るい未来や答えというのは…なかなかないんじゃないかと思います」。そんな悲観的な言葉を漏らしつつ、いたずらっぽく微笑む。あらゆる運命を、女の業を楽しみながら水野美紀は進む――。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:恋の罪 2011年11月12日よりテアトル新宿ほか公開にて公開© 2011「恋の罪」製作委員会■関連記事:川島なお美、園子温監督の新作『恋の罪』は…性悪女みたいなブルゴーニュワイン園子温&神楽坂恵が婚約を改めて報告「私の“恋の罪”でお騒がせして」と照れ笑い冨樫真トークショー付き『恋の罪』女子会試写会に40組80名様ご招待園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太【カンヌレポート8】テーマが明確な作品が勝利の鍵?気になるパルム・ドールの行方
2011年11月11日「女優水野美紀のオフステージ」「CPサロン」を展開するCPコスメティクスで、"CPコスメティクスと女優水野美紀のコラボ企画"として、「女優水野美紀のオフステージ」が、連載されている。今回5回目がアップされ、「ソワーニュアクアフィットウォータークリームNとピコウォーターミストを使い始めて、メイクさんから肌の調子がいいと褒められることが多くなりました。といことらしい。37歳の彼女、肌のお手入れは怠り無いといったところ。ところで、水野美紀さんのフルヌードということでも話題の映画が11月に封切りされる。「見たことのない水野美紀、解禁!」シネマトゥデイで、「見たことのない水野美紀、解禁!」と報じられている作品「恋の罪」。東電OL殺人事件に触発されて製作された作品で、特設サイトでは、わずかだが予告編も見ることができる。「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」と、いま日本映画界で最も注目すべき監督のひとり園子温監督・脚本作品で、"愛の地獄"の物語のなかで、彼女がどれほど凄みのある演技をしているか、期待大だ。元の記事を読む
2011年08月11日淀川長治さんと言えば「さよなら、さよなら、さよなら」水野晴郎さんと言えば「いやー、映画って本当にいいもんですね~」という決めゼリフが必ず出たものですが、お二人とも亡くなってしまい、今、テレビには老若男女が知っている映画解説者という人が存在しないですよね。ということは、水野晴郎さんは、日本の放送史上最後のメジャーな映画解説者と呼べるかもしれません。晩年はバラエティー番組でトリッキーなキャラクターをイジられたり、B級映画界の金字塔とも呼べる「シベリア超特急」シリーズで監督デビューしたりと才能をいかんなく発揮されていた水野晴郎さんですが、やはり彼の本職は何と言っても映画解説。しかし映画の本編はDVD化されて、時を越えても支持されるのに対し、映画解説はその時代にのみ有効なのか、もはや過去のVTRを観る機会がなくなってしまいました。うーん、もう見られないものだとすれば、もう一度あの映画解説を見たい気もするなーと思っていたら、なんと、水野晴郎さんの映画解説だけを100本も集めたDVD『水野晴郎 名画100解説』が7月17日に発売されたらしい。販売元のエースデュースさんに話を聞いてみました。そもそもどうして映画解説だけのDVDを出そうと思ったんですか?「弊社はもともと水野監督の『シベリア超特急』を作品化していたこともあり、追悼の意味を込めて発売することになりました」映画解説者の優劣というのは素人目には分かりづらいですが、水野さんの解説者と魅力は?「水野さんならではのゆったりとした聞き心地の良い語り口、名シーンが思い浮かぶようなシーンの解説、監督やヒロインを思い入れたっぷりに紹介する、などが魅力かと思います」(同)確かに映画に対する愛はただならぬほど感じる人ですよね。低予算のB級映画と言われることも多い「シベ超」を見ても、映画としてあと一歩な点は多々あれど、それをカバーする愛や勢いを感じます。わがコブス横丁も、ネット界のシベ超を目指したいところですが、100本もの解説の中でも、これは名解説中の名解説と呼べるものはありますか?「そうですねー、以下の3本ですかねー」■『西部戦線異状なし』……「これぞ名作の1本」と解説■『我等の生涯の最良の年』……水野さんが生涯で一番好きだと話していた■『荒野の決闘』……最後の決闘シーンの解説は素晴らしいですどれもこれも古い時代の名作が並びますね。水野さんの趣向が透けて見えるようです。もちろん、1解説ごとにチャプターが分かれているので、水野さんの解説を見終わった後に本編の映画を見るという『一人金曜ロードショーごっこ』もできます。この夏休み、空調の効いた部屋で名解説と名画ざんまいも良いですね。いやー、映画って本当にいいもんですね。(梅田カズヒコ/プレスラボ)【関連リンク】映画の放邦題って、どうやって付けてるの?秀逸な邦題。いったい誰が付けているんでしょう『トランスフォーマー/リベンジ』ワールド・プレミアに潜入!叶姉妹がコブス横丁に!!それだけでご飯何杯も食えます
2009年07月31日