元読売ジャイアンツ 定岡正二の初出演となる長編映画「僕の名前はルシアン」(制作プロダクション:TokyomuseFilms合同会社)が、2023年10月12日(木)まで公開しています。本作は、注目の若手俳優 柳俊太郎が主演。写真家で映像作家の大山千賀子が、実際にあった事件にインスピレーションを得て描いたオリジナルストーリーです。公式サイト: ビジネスマンを演じる定岡正二■定岡正二 出演の経緯監督の大山千賀子が定岡正二を選んだ一つの理由として、定岡の鋭い眼力があるという。定岡の眼力は50m離れていても鋭く差し込んでくる。投手としてのそれなのか、魅力の一つなのか…ただならぬ存在感を醸し出している。今回の役は「父、英二。仕事を辞めたら全てがなくなってしまう…だからそれがどうしたっていうの?」と娘から比喩されているビジネスマン役だ。家族を象徴する家を見つめる心の目の表現力はさすが。また、運転手付きの車中で携帯に話しかける姿にも他の役者ができない独特の雰囲気を醸し出している。主役のサイコパスを演じる柳俊太郎とは接点がないが、今考えるとあっても良かったと思うと大山は言う。監督 大山千賀子のコメント「今後の作品にもぜひご一緒させていただきたい方です。定岡の素晴らしい魅力を見ていただきたい。また定岡さんは大変監督の意図や要望に忠実に演じようと努力を惜しみなくしてくださる方!最後の千鳥ヶ淵でボートを漕ぐシーンは秀逸。また、車両のお手伝いや私服を提供してくださるなど心優しい面も隠れている方です。」■「僕の名前はルシアン」9月29日(金)~10月12日(木)開催 豪華なゲストと監督のトークショー10月5日(木) :手塚眞さん(ヴィジュアリスト)10月6日(金) :ウダタカキ(菟田高城)さん(俳優)10月7日(土) :四方義朗さん(ファッションプロデューサー)10月8日(日) :ドン小西さん(ファッションプロデューサー)、高見恭子さん(タレント)10月9日(月・祝):菜葉菜さん(出演)10月10日(火) :萩原朔美さん(俳優・詩人・教授)10月11日(水) :大山千賀子(監督)10月12日(木) :林海象さん(映画監督)■キャストのインタビューを公開キャストの菜葉菜、大鶴義丹、大島葉子、定岡正二(元読売ジャイアンツ)のコメントと、柳俊太郎のオフィシャルインタビューが解禁となりました!<あかねの友達・真希役:菜葉菜>「想像を遥かに超えた映像美に溢れ濃厚に味付けされたサスペンスに時を忘れてしまうほど。他に類をみない珠玉の映像美を是非、劇場で堪能してください!」<刑事・三木谷哲史役:大鶴義丹>「監督が望んだのは、死の世界に惹かれる犯人と、生に執着する刑事(私の役)の、異なる日常の横顔だった。もしかすると、死に惹かれているのは自分で、犯人は他人を殺しながらも、実は、生に執着しているのでは。」<あかねの母親・山口千枝子役:大島葉子>「一見幸せそうに見える家族でも、内情はわからない。それはいつの時代にも、誰にでも大なり小なり当てはまる事だと思う。」<あかねの父親・山口英二役:定岡正二>「娘の親である一方で、実業家でもあるキャラクターを演じるために、両方の側面をバランスよく演じるようにしました。監督の情熱が詰まった、社会性溢れる作品をぜひ劇場でご覧ください。」<ルシアン役:柳俊太郎のオフィシャルインタビュー>「本作を観た時に大山さんが描いていた画が伝わりましたし、僕自身そこに入れて一つ新しい自分の見え方というか、可能性が広がったなという気はします。」「ルシアンって本性を見せないんですよ。名前も偽名で、ネットでしか自分の存在価値がないと思っている人間で。」「どこか別の自分がいて、そいつにやらせている、自分の魂を操作しているくらいじゃないと、あんなに人を殺せないし、殺した時にそんなことを言えないと思います。僕の中では、それぐらい振り切って言っていました。」「当時の社会に踏み込んだ作品なので、その深さ、痛々しさを見た人には味わってもらえればと思います」■「僕の名前はルシアン」制作の過程・監督インタビュー「VOGUE」などのファッション誌を中心に活躍し、資生堂の企業文化誌「花椿」に掲載された犬の未発表写真が第35回朝日広告賞でグランプリを受賞した写真家で映像作家の大山千賀子が、実際にあった事件にインスピレーションを得て描いたオリジナルストーリー『僕の名前はルシアン』は、自殺願望を抱えた若者たちが同じ願望を共有するサイトで知り合うところから始まるミステリー。愛を求める孤独な10代の少女・あかねは、インターネットで「ルシアン」と名乗る理想的な男と知り合う。同じころ、ある連続殺人犯を追っていた警察は、同じ犯人が手を下したと思われる、3人目の女性の全裸遺体を発見。遺体に暴行の痕跡はなく、犯行動機もわからないままで、捜査は難航していくが……。監督は、美しいサイコパス・ルシアンのイメージを求め、いくつもの事務所に電話をかけ、訪問。遠くに立っている柳俊太郎を一目見た瞬時にルシアンだと思い、即決したという。この度、渋谷・ユーロスペースにて、9月29日(金)~10月12日(木)に連日18:30より公開。大山千賀子監督のオフィシャルインタビューが届いた。<監督 大山千賀子のインタビュー>Q. 「今生きている自分と今起こっている現象を作品にしたい」と制作活動をしているとのことですが、本作で描きたいと思ったのはどういうことですか?A. まず、念頭にあったのが日本は自殺国ということでしょうか。切腹という歴史も多少は影響しているのか、仏教という宗教からきているのかまだ自分には定かではありませんが、日本では他国に比べ、多くの人が自殺という死に方をするという記事が段々と目に入ってきて、オリジナルストーリーの映画を創作することを考え始めました。Q. ルシアン役を演じた柳俊太郎さんとの出会いをお教えください。A. ルシアン役は、若い男性に演じてもらいたいと思い、若い男の子を探し、東京中のプロダクションを回りましたが、イメージに合う俳優が何ヶ月も見つからず困っているときに、柳君が現れました。彼を一目見た瞬間に、「彼だ!」と思ってお願いしました。Q. ライフワークとして「裸体」への取り組みがあるそうですが、本作ではどのように取り組みましたか?A. 裸体にこだわる理由は、「裸体、これしか私たちは持っていない」からです。若い頃から裸にはこだわっていまして「自画像」という裸の写真集も出版しています。今後も何か作品を撮る時には人間の裸を入れたいと思っています。それほど裸は私にとって大切なものなのです。そして安心できるビジュアルでもあると思っています。裸は雄弁です。本作では、「自分の欲望を遂げるためには自分も女も裸になる」という設定にしました。Q. 水中撮影にもこだわり、6mの深さのタンクを求めて、イギリスのエセックスで撮影を敢行したそうですが、イギリスでの撮影はいかがでしたか?A. ヘアメイクはクレア・ウィリアムズという方がやってくださったのですが、自分でも潜って血液の濃さなどを研究されました。彼女のメイクアップアーティストとしてのこだわりには感銘を受けました。またプロのダイバーが2名水の底に待機しており、俳優が苦しいと合図を出すと、すぐさま酸素を与えに行くというやり方になっていました。Q. 本作の見どころはどこだと思いますか?A. 柳が演じるサイコパスと女との接点です。あと、スマホを神格化している若者たち、宗教に凝っている母親、家庭をかえりみない夫など、現代社会をベースに描いています。人はみなエキサイティングな人生を望んでいるかもしれないですけれど、「幸せは退屈なものでもあり、凡々としたものだ」というテーマも描きたく、登場人物は劇中一度はあくびをするというルールも作りました。Q. 渋谷のユーロスペースでの上映へのこだわりをお教えください。A. 昔『ゆきゆきて、神軍』という映画を見に行ってからユーロスペースがすごく好きになって、この映画は絶対ユーロスペースでやりたいと最初から希望していました。ユーロスペースは作品選びにこだわる映画館なので、はじめて監督した長編映画を上映していただけることになって、本当に心から嬉しいです。Q. 読者にメッセージをお願いします。A. 恋人たちのような「愛」を表現するのではなく、「一瞬の愛」を表現してみました。しかし、現実的には一瞬の想いで突き進んでいってもいいのか?矛盾していますが、それについて考える機会になればと思います。本作では、音にすごくこだわっていまして、冨田和彦さんという日本で5本の指に入る方にナレーションやアフレコの録音をお願いしました。ぜひ映画館で美しい映像と共にご覧いただければと思います。【STORY】愛を求める孤独な10代の少女・あかねは、インターネットで「ルシアン」と名乗る理想的な男と知り合う。同じころ、ある連続殺人犯を追っていた警察は、同じ犯人が手を下したと思われる、3人目の女性の全裸遺体を発見。遺体に暴行の痕跡はなく、犯行動機もわからないままで、捜査は難航していくが……。監督・脚本:大山千賀子出演:柳俊太郎菜葉菜 大鶴義丹大島葉子 定岡正二(元読売ジャイアンツ)福永理未 恒吉梨絵 ウダタカキ 酒向芳 風間晋之介丸山昇平 田邉和也 結城貴史 庄司浩之美術:磯見俊裕/音楽:篠崎正嗣/撮影:市川修/照明:渡辺光雄/編集:保泉圭太/助監督:神保英明/プロデューサー:追分史郎・Tony Humphreys/エグゼクティブプロデューサー:Ajay Nehra・佐々木昭夫・清水菊江主題歌:Uken「ルシアン-win the happiness」制作:TokyomuseFilms合同会社配給:TokyomuseFilms合同会社日英合作作品/2022年/104分/カラー/5.1ch/DCP(C)「僕の名前はルシアン」製作委員会公式サイト: 渋谷・ユーロスペースにて、9月29日(金)~10月12日(木)にて公開 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月05日株式会社ステレオサウンドは、菅原正二氏(ジャズ喫茶「ベイシー」店主)をサウンドスーパーバイザーに迎えて、日本のジャズレーベル「イースト・ウィンド」の2作品をLPレコードで復刻し、2022年11月25日に発売いたします。SSAR-077 ジャケットアット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガードザ・グレイト・ジャズ・トリオ(LP) SSAR-078 ジャケットアイム・オールド・ファッション渡辺貞夫 ウィズ・ザ・グレイト・ジャズ・トリオ(LP) イースト・ウィンド(East Wind)は、名プロデューサーとして活躍していた伊藤潔氏、伊藤八十八氏らによって、1974年に日本で設立されたジャズ専門レーベルです。スタート後は、菊地雅章、富樫雅彦、日野皓正、アン・バートン、シダー・ウォルトン、アート・ファーマーら国内外の人気ジャズミュージシャンの作品を矢継ぎ早にリリースし、瞬く間に人気レーベルとなりました。また、演奏やアートワークのクォリティの高さはもちろんのこと、その録音の良さによりオーディオ愛好家からも大きな注目を集め、登場から約半世紀になろうかという今日でもオーディオイベントやジャズ喫茶等でイースト・ウィンド・レーベルの作品が再生される機会が数多くあります。この度、ステレオサウンド社が復刻を手掛けるのは、イースト・ウィンドの作品群の中でも特にオーディオ愛好家の人気が高い『アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード/ザ・グレイト・ジャズ・トリオ』(1977年録音)と『アイム・オールド・ファッション/渡辺貞夫ウィズ・ザ・グレイト・ジャズ・トリオ』(1976年録音)の2作品です。どちらもユニバーサルミュージックの全面協力のもと、オリジナル・アナログ・マスターテープを使用してのオール・アナログ・プロセスでのLPレコード化を実現しています。音質の監修を務めたのは、生前の伊藤八十八氏と深い親交があり、オリジナルリリース時から音質面での相談を受けていたジャズ喫茶「ベイシー」店主の菅原正二氏。その菅原氏のきびしい音へのこだわりに真正面から向き合って、ラッカー盤に音を刻んだのは、東京・湯島でPICCOLO AUDIO WORKSを主宰する若きエンジニアの松下真也氏です。音に一切の妥協をしない二人がタッグを組み、そして松下氏の手によって徹底的にレストアされたスカーリー製カッティングレースとウェストレックス製カッターヘッドの組合せ(かのルディ・ヴァン・ゲルダーと同じ)を用いることによって、まさに「ジャズだねぇ!」という音がラッカー盤に刻み込まれました。ヴィンテージ機器をふんだんに用いながらも現代ならではの丁寧な制作手法でアップデートされたジャズサウンドの魅力を、ぜひともお楽しみください。■アルバム紹介SSAR-077 ジャケットアット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガードザ・グレイト・ジャズ・トリオ品番 :SSAR-077JAN :4571177053077演奏者:ザ・グレイト・ジャズ・トリオ=ハンク・ジョーンズ(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)録音 :1977年2月19、20日ニューヨーク、ヴィレッジ・ヴァンガード(ライヴ)収録曲:[Side A]1. ムース・ザ・ムーチ2. ナイーマ[Side B]1. フェイヴァーズ2. 12+12いぶし銀と評される名ピアニストのハンク・ジョーンズをリーダーとし、マイルス・デイヴィスのバンドで活躍したベーシストのロン・カーターとドラマーのトニー・ウィリアムスによって、1975年に結成されたザ・グレイト・ジャズ・トリオ(The Great Jazz Trio=GJT)。本作は彼らが1977年2月にニューヨークのライヴハウス「ヴィレッジ・ヴァンガード」に出演した際の白熱のライヴを、名手デイヴィッド・ベイカーの録音でとらえたものです。聴きどころは何と言っても、トニー・ウィリアムスのドラムス。特に再生装置のトレース能力が問われる、A面1曲目「ムース・ザ・ムーチ」における繊細かつ爆発的なドラム・ソロは、ジャズ好きのオーディオ愛好家を今も虜にしたままと言っていいでしょう。■アルバム紹介SSAR-078 ジャケットアイム・オールド・ファッション渡辺貞夫ウィズ・ザ・グレイト・ジャズ・トリオ品番 :SSAR-078JAN :4571177053084演奏者:渡辺貞夫(as, fl)、ザ・グレイト・ジャズ・トリオ=ハンク・ジョーンズ(p)、ロン・カーター(b)、トニー・ウィリアムス(ds)録音 :1976年5月21日ニューヨーク、ヴァンガード・スタジオ収録曲:[Side A]1. コンファメーション2. ゲイリー3. 3:10ブルース4. エピソード[Side B]1. アイ・コンセントレイト・オン・ユー2. チェルシー・ブリッジ3. アイム・オールド・ファッション4. ワン・フォー・シー~「樹氷」のテーマ1976年5月、単身ニューヨークへ乗り込んだ渡辺貞夫が、前年に結成されたばかりのザ・グレイト・ジャズ・トリオ(GJT)をバックにワンホーンで制作した、スウィンギーな傑作アルバム。オリジナル曲に加えて、チャーリー・パーカーの「コンファメーション」(A面1曲目)やコール・ポーターの「アイ・コンセントレイト・オン・ユー」(B面1曲目)等のスタンダードナンバーが並び、そのジャズの王道を突き進むかのような演奏とともに発売当初からジャズファンの高い評価を受けています。なお、渡辺貞夫とGJTは数多くの共演を重ねていますが、このセッションが記念すべき初レコーディング作品となります。演奏は丁々発止のインタープレイの連続で、盤面に針を落としたが最後、一瞬たりとも聴き逃すことができません。■2作品共通 商品概要発売日 :2022年11月25日(金)形態 :アナログレコード 33 1/3回転 通常盤監修・サウンドスーパーバイザー:菅原正二(ジャズ喫茶「ベイシー」店主)カッティングエンジニア :松下真也(PICCOLO AUDIO WORKS)販売価格 :8,800円(税込)制作・発売 :ユニバーサル ミュージック合同会社企画・販売 :株式会社ステレオサウンド販売場所 :ステレオサウンドストア、一部オーディオ専門店での取扱いあり■会社概要商号 : 株式会社ステレオサウンド代表者 : 代表取締役社長 原田知幸所在地 : 〒158-0098 東京都世田谷区上用賀5-12-11設立 : 1969年6月2日(創立1966年1月10日)事業内容: オーディオ専門誌の制作・出版・販売高音質音楽ソフトの企画・制作・販売オーディオビジュアルのポータルサイト運営資本金 : 1,800万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月01日20歳で夭折した関根正二の過去最大規模の回顧展『生誕120年・没後100年 関根正二展』が、神奈川県立近代美術館 鎌倉別館にて2月1日よりスタート。3月22日(日)まで開催されている。関根正二は、1899(明治32)年に福島県で生まれ、20歳と2カ月で夭折した大正時代の個性派画家だ。ほぼ独学で絵を志し、北方ルネサンスをはじめとする西洋絵画に感銘をうけ、天性の素描力に独自の色彩感覚を開花。16歳で二科展に初入選すると、その後5年に満たない画業の中で、「関根のヴァーミリオン」と称賛された美しい朱色を特徴とし、デカダンス文学や独自の宗教観に基づいた幻視性を帯びる作品群を制作した。同展では、その短い生涯に残した貴重な油彩作品に加え、このほど100年ぶりに発見されたパステル画《少女》や、近年の調査により発見された初公開の作品・資料類、関連作家らの紹介を交えて、関根正二の全貌を顧みる。神奈川県立近代美術館では20年ぶりにして、過去最大規模となる関根正二の回顧展。観る者に時代を越えて訴える、儚くも鮮烈な魂の響きを感じ取ってみたい。【開催情報】『生誕120年・没後100年 関根正二展』3月22日(日)まで神奈川県立近代美術館 鎌倉別館にて開催【関連リンク】 神奈川県立近代美術 鎌倉別館()《三星》1919年油彩、カンヴァス東京国立近代美術館蔵《自画像》1916年頃インク、紙福島県立美術館蔵《井上郁像》1917年油彩、カンヴァス福島県立美術館寄託《少女》1919年パステル、紙個人蔵《神の祈り》1918年頃油彩、カンヴァス福島県立美術館蔵《女の顔》1918年墨・インク・油彩、紙神奈川県立近代美術館蔵《チューリップ》1918年油彩、カンヴァス個人蔵
2020年02月05日綾野剛と『私の男』の熊切和嘉監督がタッグを組んだ最新作『武曲 MUKOKU』。このほど、劇中で綾野さん演じる主人公と激闘を交える村上虹郎による、物語のオープニングとなる絶叫ラップのライブシーンがフルコーラス<歌詞付き>で公開された。鎌倉の街を舞台に、剣道五段の腕前を持ちながらどん底の生活を送る主人公・矢田部研吾(綾野さん)に、剣道未経験ながら真っ向から立ち向かうことにな高校生・羽田融を演じるのが村上さん。デビュー作にして初主演となった河瀬直美監督の『2つ目の窓』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、柳楽優弥の弟役を演じた『ディストラクション・ベイビーズ』でキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を獲得、TVドラマ「仰げば尊し」など話題作に次々と出演。本作の後も、主演作『二度めの夏、二度と会えない君』(9月1日(金)公開)ほか、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日(土)公開)など続々と映画出演を控えている若手注目株だ。綾野さんやスタッフの全員一致で出演を切望され、融として10代最後の夏をスクリーンに焼き付ける圧倒的な魅力を放っている。このたび解禁となった映像がとらえるのは、同級生と組んでいるバンドによるライブシーン。本作の音楽を担当している「あらかじめ決められた恋人たちへ」(通称「あら恋」)の池永正二が、ライブシーンの楽曲とリリックを担当。村上さん演じる融はバンド全ての曲のリリックを担当しているという設定だが、サビの「解き放て!深淵を覗け!注ぐ光を空へ!解き放て!感じる再生細胞に飛び散る永遠高尚に…」という言葉や、パフォーマンスの姿からも、彼が普通の高校生とはどこか違う感性を持ち、自分では扱いきれない強い衝動を持つキャラクターであることを感じさせている。と同時に、このリリックは、研吾と融を待ち受ける物語を示唆するものにもなっており、本映像には特別に歌詞字幕がついている(※映画本編にはなし)。このライブの後、融のこうした“言葉”に強いこだわりを持つキャラクターが、全く興味のなかった剣との出会いを生むことになるのだが…。熊切監督は、もともと「あら恋」池永さんにこのライブシーンの楽曲だけを依頼するつもりだったそうで、監督がかつて見た池永さんのライブから受けた、観客置き去りの“ぶっ飛んだ”印象をこのシーンにも投影させている。本作のオープニングとなる、このライブシーン。キャラクターの持つ若き衝動とともに、そのぶっ飛び感と、村上さん自身の圧倒的な音楽センスも感じることができる映像を、ここから確かめてみて。『武曲 MUKOKU』は6月3日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:武曲 MUKOKU 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「武曲MUKOKU」製作委員会
2017年05月29日映画『武曲 MUKOKU』が、2017年6月3日(土)に公開される。原作は、1998年の『ブエノスアイレス午前零時』で第119回芥川賞を受賞した藤沢 周による同名の小説。剣道界で一目置かれながらも、父にまつわるある事件をきっかけに生きる気力を失ってしまった剣道部コーチ・矢田部研吾と、そんな彼を立ち直らせるために研吾の師から送り込まれたラップ好きの高校生・羽田融の二人を主役に、闘うことでしか生きられない男たちの武骨でエモーショナルな人間模様が描かれる。警備員として働き、剣道部コーチを務めながらも、生きる気力を失いどん底の日々を送る主人公の研吾役を演じるのは、ラブストーリーからアクション、問題作からコメディまで幅広い役柄を演じ分ける実力派俳優・綾野剛。そして、恐るべき剣の才能を持つ天衣無縫な高校生の融役を、人気急上昇中の新鋭・村上虹郎が務める。そのほか、研吾の師である僧侶・雪峯役に柄本明、研吾行きつけの小料理屋の女将・三津子役の風吹ジュン、研吾と対立する父親・将造役の小林薫と、豪華キャストが出演。そして、2014年にモスクワ国際映画祭で最優秀作品賞を受賞した『私の男』の熊切和嘉がメガホンを取る。【作品情報】映画『武曲 MUKOKU』公開日:2017年6月3日(土)原作:藤沢周『武曲』(文春文庫刊)出演:綾野剛、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明監督:熊切和嘉脚本:高田亮音楽:池永正二©2017「武曲MUKOKU」製作委員会【ストーリー】海と緑の街、鎌倉。矢田部研吾(綾野剛)は、幼い頃から剣道の達人だった父(小林薫)に鍛えられ、その世界で一目置かれる存在となった。ところが、父にまつわるある事件から、研吾は生きる気力を失い、どん底の日々を送っている。そんな中、研吾のもう一人の師匠である光村師範(柄本明)が彼を立ち直らせようと、ラップのリリック作りに夢中な少年、羽田融(村上虹郎)を送り込む。彼こそが、本人も知らない恐るべき剣の才能の持ち主だった──。
2017年04月07日ラブストーリーからアクション、社会派問題作からコメディまで幅広い役柄を演じ、今年も『怒り』などの演技が絶賛されている綾野剛。このほど、綾野さんが『私の男』『夏の終り』などの気鋭・熊切和嘉監督の最新作『武曲MUKOKU』に主演。その衝撃的な特報映像とティザーチラシが解禁となった。海と緑の街、鎌倉。矢田部研吾(綾野さん)は、幼いころから剣道の達人だった父・将造(小林薫)に鍛えられ、その世界で一目置かれる存在となった。ところが、父にまつわるある事件から、研吾は生きる気力を失い、いまではどん底の日々を送っている。そんな中、研吾のもう一人の師匠である光邑師範(柄本明)が彼を立ち直らせようと、ラップのリリック作りに夢中な少年、羽田融(村上虹郎)を送り込む。彼こそが、本人も知らない恐るべき剣の才能の持ち主だった――。芥川賞作家・藤沢周の「武曲」を、熊切監督が映画化。主人公の落ちぶれた剣道青年、矢田部研吾(やたべ・けんご)を演じるのは、満島ひかり主演『夏の終り』以来、約3年ぶりに監督とタッグを組む綾野さん。いまや日本映画になくてはならない俳優となった綾野さんの、第二の黄金期の幕開けにふさわしい意欲作となる。また、研吾と宿命の対決をするラップ好きの高校生・羽田融融(はだ・とおる)を演じるのは、『ディストラクション・ベイビーズ』「仰げば尊し」などで今年いっそうの飛躍を見せ、CMでの受験生姿も話題を呼んでいる村上さん。研吾の恋人・カズノ役には前田敦子、研吾とカズノが通う小料理屋の女将・大野三津子(おおの・みつこ)役に吹雪ジュン、研吾の父・矢田部将造(やたべ・しょうぞう)には、『夏の終り』では“恋敵”を演じた小林さん。そして、研吾の師である剣道八段の僧侶・光邑雪峯(みつむら・せっぽう)を演じるのは柄本明と、実力派の面々が揃った。今回解禁となった特報は、道場や庭先、体育館、そして嵐の中など、さまざまなシチュエーションで剣を交わす男たちの迫力あるシーンが連続。剣を手にし、その道を学んだ者の精神を感じさせる、セリフが一切ないストイックな作りとなっている。中でも印象的なのは、身なりは落ちぶれていながらも射貫くような鋭い研吾の視線。綾野さん演じる研吾のその視線は何を見据え、何を思うのか…?そんな彼と宿命の対決を果たす、村上さん演じる融との決闘シーンも垣間見ることができ、嵐の中でもキャストたちの並々ならぬ熱量が伝わってくるかのよう。さらに、特報全篇にわたって流れる池永正二「あらかじめ決められた恋人たちへ」の音楽が、観る者の想像をかきたてていく。研吾と融との宿命の対決を軸に、研吾と父・将造、そして師・光邑との、“父と子”、“師匠と弟子”の闘いと絆を描く、激しくも熱い男たちの物語の熱量を、まずはこちらから感じてみて。『武曲MUKOKU』は2017年6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月23日ファインアーティスト・ペインターのSHOHEI TAKASAKI(ショウヘイ タカサキ)が、8月30日に東京・中目黒のJUST ANOTHER SPACEで、最新作品集『DISAPPEARED INTO THE DARK(邦題:暗闇に消滅するとき)』の発売を記念した一夜限りのポップアップショーを開催する。03年よりアメリカ・ポーランドにて活動するSHOHEI TAKASAKIは、ポーランド、香港、メルボルンの他、日本人初となるクウェートにてソロでのショーを開催。近年では、スターバックス・コーヒーへのコミッションピースの提供なども行っている。最新作品集『DISAPPEARED INTO THE DARK』では、渡米後に手掛けた作品の数々に加え、インタビューなども収められている。今回開催されるイベントでは、CDアルバムのアートワークなどを手掛ける轟音ダブ・バンド「あらかじめ決められた恋人たちへ」を率いる盟友の池永正二とのライブペイントセッションを実施。新作の展示販売や、最新作品集が数量限定で販売される。また会場で作品集を購入した来場者には、SHOHEI TAKASAKIが直筆でサインを入れる予定だ。【イベント情報】「SHOHEI TAKASAKI New Art Book“DISAPPEARED INTO THE DARK” Release POP-UP SHOW」会場:JUST ANOTHER SPACE住所:東京都目黒区上目黒1-3-9 藤屋ビル3階会期:8月30日時間:18:00~22:00入場無料
2015年08月18日