沢村一樹がスゴ腕外科医を演じる本格医療ドラマ「DOCTORS~最強の名医~」の最新作となる「DOCTORS~最強の名医~ 2021新春スペシャル」が1月10日(日)に放送される。普段は患者に笑顔で優しく接するスゴ腕の外科医だが、自分が信じる医療のためなら目的・手段を選ばない非情な一面も持ち合わせている医師・相良浩介を沢村さんが演じる本作。相良と高嶋政伸演じる“腕は確かなのだけど人間性にやや問題アリ”な外科医でいまや病院長となった卓ちゃんこと森山卓が対立しながらも、患者を救う医療のために尽力していくという構図のなかで、魅力的なキャラクターたちが織りなす本格的な医療ドラマが展開してきた。今回も沢村さんと高嶋さんはじめ比嘉愛未、黒川智花、宮地雅子ら堂上総合病院看護師チームに、正名僕蔵、敦士らチーム森山の外科医たち。松坂慶子、小野武彦、伊藤蘭、野際陽子らお馴染みのメンバーが集結。堂上総合病院の創立100周年を翌年に控え、院長の森山卓は広告会社と記念式典についての協議を進めていた。国会議員に都知事、果ては人気芸人まで呼んで盛大に催そうとする森山に事務長の桃井正一(小野さん)は渋い顔。案の定、東京よつば銀行の融資課課長・花村玲子(石田ひかり)からも式典のための融資を断られてしまう。実は森山は2年前、周囲の反対を押し切って温泉を掘ろうとして失敗。多額の損失を出して病院は2期連続の赤字経営となっていた。病院の“体質改善”=経営改革に取り組む森山だが、的外れな方向に進んでいく森山の“体質改善”に、相良浩介(沢村一樹)や皆川和枝(伊藤蘭)は面倒が起こりそうな予感を抱く。そんな矢先、堂上総合病院に玲子が救急搬送されてくる。階段から転落、右足の腓骨を骨折した玲子はひとまず入院するが、「背中が痛い」という訴えに違和感を覚えた相良が検査をした結果、膵頭部に腫瘍が見つかる。玲子を助け恩を売って記念式典のための融資を優遇してもらおうと考える森山だったが、事の重大さに動揺した玲子は「セカンドオピニオン」を求め、転院を希望する…。さらに東京よつば銀行でも、急に休暇の延長を申し入れた玲子の様子に支店長の三田沢和久(吉田鋼太郎)が疑問を抱き、玲子の存在を疎ましく思う融資課係長の平賀洋二(橋本じゅん)が森山から玲子の本当の病名を聞き出してしまう。平賀に病状を聞いた三田沢から治療に専念するよう命じられ絶望する玲子に、相良が手を差し伸べるのだが、玲子を堂上総合病院で引き受けることに森山が突然、猛反対して…というのが今回の物語。「DOCTORS~最強の名医~ 2021新春スペシャル」は1月10日(日)21時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2021年01月10日西加奈子の小説「漁港の肉子ちゃん」が、明石家さんま企画・プロデュースによりアニメ化、2021年初夏に公開されることが決定。ビジュアルと超特報映像が到着した。本作は、第152回直木賞を受賞した西さんの累計発行部数35万部超えベストセラー小説「漁港の肉子ちゃん」が原作。『海獣の子供』の渡辺歩が監督を務め、『かぐや姫の物語』『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を、「凪のお暇」の大島里美が脚本を担当。なお、アニメーション制作は、圧倒的クオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つ、『海獣の子供』『映画 えんとつ町のプペル』の「STUDIO4°C」が手掛ける。そして、この小説に惚れ込んだ明石家さんが、劇場公開アニメ映画を初プロデュース。「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、ドラマの企画・プロデュースを務めているが、アニメ映画をプロデュースするのは今回が初めてだ。本作は、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長が描かれる。公開決定と同時に到着したビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書中の娘・キクコの姿が描かれている。そして超特報では、全てを包み込んでくれそうな優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる絵コンテが登場。キャラクターたちがどう動き出すのか、期待の膨らむ映像だ。コメント明石家さんま西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに「サラバ!」が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、「かわいいね」「儲かりまっか」「明石家さんま」という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて。(笑)その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで「漁港の肉子ちゃん」に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。「漁港の肉子ちゃん」はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください。西加奈子Q:さんまさんプロデュースでアニメ映画化のお話を最初に聞かれた際についてA:さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした。Q:さんまさんとはじめてお会いになった際のさんまさんの印象についてA:直木賞をいただいた後に、「さんまのまんま」という番組に出演させていただきました。初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で「めちゃくちゃ大きな祭」を見ているような気持ちになりました。Q:小説「漁港の肉子ちゃん」をどのような思いで書かれましたか。A:私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした。渡辺歩さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に「気付き」を下さいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなる様な映画を目指したいです。『漁港の肉子ちゃん』は2021年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年01月01日明石家さんまが、惚れ込んだ小説を基に劇場公開アニメ映画を初プロデュースすることが分かった。原作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子の累計発行部数35万部を超えるベストセラー小説『漁港の肉子ちゃん』。この度、本作のビジュアルと“超特報”映像が公開された。明石家さんまは、2018年に世界配信されたNetflixドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』で、ドラマの企画・プロデュースを務めているが、劇場公開されるアニメ映画をプロデュースするのは今回が初めてとなる。アニメーション制作を手がけるのは、『鉄コン筋クリート』、『海獣の子供』、『映画 えんとつ町のプペル』のSTUDIO4℃。監督は、『ドラえもんのび太の恐竜 2006』、『海獣の子供』で監督を務めた渡辺歩が担当。脚本を『凪のお暇』などの大島里美、『かぐや姫の物語』、『海獣の子供』で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を務める。漁港の船に住むふたりきりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描いた本作。公開されたビジュアルには、洗濯物が掛かる船の上にいるお団子をもった笑顔の母・肉子ちゃんと、読書に集中する娘・キクコが描かれている。超特報では、「おおきくて、まんまるで底抜けに明るい肉子ちゃんがみんなに幸せを運んでくれる」というナレーションがはいり、数枚の絵コンテからも、すべてを包み込んでくれそうな優しくて大らかな肉子ちゃんの姿が確認できる。アニメーションとなることで、“肉子ちゃん”が、よりいっそうパワフルでハートフルなキャラクターとして描かれる期待膨らむ仕上がりとなっている。明石家さんま、西加奈子、渡辺歩監督のコメントは以下の通り。■企画・プロデュース:明石家さんまコメント「西加奈子さんが、直木賞を受賞された直後、本屋さんに『サラバ!』が置いてあって、それでパッと本をめくったら、エジプトの人間は、“かわいいね”、“儲かりまっか”、“明石家さんま”という日本語を知っているみたいなことが書いてあったので、これは"明石家さんま”が出てくる話やなと思って、買って読んだら、その1行しかでてこなくて(笑)。その後に西さんの作品を何冊か読ませていただいて、そこで『漁港の肉子ちゃん』に出会いました。大偶然の出会いです。大阪弁の使い方がめちゃくちゃうまいなと。『漁港の肉子ちゃん』はすごく良い感動的な作品なので、映像として残したいと思い、(映像化の)オファーをしたところ西さんがすぐOKしてくださって。最初にお話してから5年くらい待っていただいてようやく実現しました。今回のアニメ映画化は、エネルギーが引き寄せた産物です。ご期待ください」■原作:西加奈子コメント(明石家さんまプロデュースでアニメ映画化のお話を最初に聞かれた際について)「さんまさんは、自分が小さな頃から知ってる、いわばお札の中の人みたいな存在だったので、信じられない思いでした」(初めて会った明石家さんまの印象について)「直木賞をいただいた後に、『さんまのまんま』という番組に出演させていただきました。 初めてお会いしたさんまさんは人間ならざる存在感で、近距離で“めちゃくちゃ大きな祭”を見ているような気持ちになりました」(小説『漁港の肉子ちゃん』をどのような思いで書いたか)「私の理想の世界を描きました。自分で書きながら、全ての登場人物を愛さずにいられませんでした」■監督:渡辺 歩コメント「さんまさんがアニメーションにチャンスを下さったのが何よりも嬉しいです。さんまさんは、お打ち合わせさせていただく度に“気付き”をくださいます。『大切なのは作り手が面白いと思うこと』この御言葉を常に胸に勤しんでます。西先生の書かれる小説はどれも映像的要素が満載で好きです。肉子ちゃんのある意味ファンタジー味すら感じる強烈なキャラクターに魅了されました。観てくださった方が、他の誰かに教えたくなるような映画を目指したいです」『漁港の肉子ちゃん』2021年初夏公開
2021年01月01日波瑠と鈴木京香がバディを組んで事件を解決する「未解決の女 警視庁文書捜査官」Season2の第6話が9月10日にオンエア。最終章の前半戦となった今回、沢村一樹演じる古賀に訪れたまさかの“ラスト”に多くの視聴者の心が揺れている模様だ。本作は警視庁捜査一課「特命捜査対策室」第6係所属の2人の女性刑事が“文字”を糸口に未解決事件を捜査する新感覚の爽快ミステリー。波瑠さんが肉体派熱血刑事・矢代朋を、鈴木さんが文字フェチ頭脳派刑事・鳴海理沙をそれぞれ演じる。また沢村さんが「特命捜査対策室」室長の古賀清成を、谷原章介が第6係新係長の国木田哲夫を、遠藤憲一が第6係主任の草加慎司を、皆川猿時が室長補佐の宗像利夫を、工藤阿須加が捜査一課「第3強行犯捜査殺人犯捜査」第5係の刑事・岡部守を、飯島寛騎がおなじく第5係の刑事・多部和樹を、山内圭哉が第5係係長の桑部一郎をそれぞれ演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。人気イタリアンレストランのオーナー・入沢博人(武田航平)が手足を縛られ、店舗の冷凍施設に閉じ込められ凍死した未解決事件から5年後、仮想通貨で成功したネット長者・西松文也(渡辺邦斗)がホテルのバスタブで溺死。2人とも腕に「梵字」の刺青が彫られていたことを発見した朋は、2つの事件にはつながりがあると直感し捜査に乗り出そうとするが、その矢先、警視庁刑事部のナンバー2である参事官・小野塚吾郎(筧利夫)直々の命令を受ける。それは朋が新人時代に世話になった富野康彦(市原隼人)を探せというもの。彼は「ミスターパーフェクト」と呼ばれていたエリート刑事で、朋も慕っていた人物。さらに富野には西松殺しの疑いがかかるのだが、古賀は富野の逃走理由が小野塚の過去の不正が原因だと聞かされ…というのが今回の物語。終盤、富野とコンタクトを取った古賀が彼に銃撃されてしまう。その後も富野の足取りを追う朋のもとに宗像から電話が…SNS上には「こ、これは、、やばいよ」「あからさまにフラグ立ちすぎてて来週が怖い」など古賀を心配する視聴者からの声が続出。「生きててほしい」「ずっと古賀室長見てたい」と古賀の“生存”を望むツイートが投稿され続けている。(笠緒)
2020年09月11日沢村一樹主演で未来の殺人を防ごうとする刑事たちを描く「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」の最終話が3月16日オンエア。井沢の妻子を殺した真犯人との“決着”…前シーズンから続く苦しみから解放された井沢に視聴者から多くの声援が送られている。あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する“未然犯罪捜査班”(通称・ミハン)。その欠陥を巡り妻と娘を殺されたミハンのリーダー・井沢範人を沢村さんが演じ、ミハンメンバーの山内徹に「関ジャニ∞」横山裕、小田切唯に本田翼、加賀美聡介に柄本明、吉岡拓海に森永悠希。26年前の神経ガステロの加害者家族ゆえに犯罪のない世界を目指してミハンを法制化しようとした香坂朱里に水野美紀。26年前の事件で加賀美に救出され、身元を変えた香坂に対し加害者家族として激しいバッシングに逢いながら生きるなかで、加賀美の開発していたミハンに強く惹かれ、その実現させるためテロを計画した篠田浩輝に高杉真宙といったキャストも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。テロの黒幕で香坂を射殺したのも篠田だった。26年前の事件の舞台となった映画館で篠田と対峙した井沢。そこで井沢は篠田が妻子を殺した真犯人であることを知る。自分を殺せという篠田に井沢は「君は僕だ。僕が君だったかもしれない。だから僕は君を許す」と屋上に向け引き金を引く…というのが今回のストーリー。事件解決後、井沢は香坂に花を手向け「あなたに出逢わなければよかった」という香坂の言葉を思い返し、「あなたに出会えてよかった」とつぶやく。帰宅した井沢のもとにミハンメンバーがやってくる。山内から妻子の遺影がないことを指摘され、「死を受け入れたくなかった」と語る井沢。そんな井沢に山内は「もう解放してあげたらどうですか」と語りかける。ある朝、朝食を食べる井沢の部屋には妻子の写真が飾られていた…というラストだった。「井沢さんが香坂さんに「あなたに出会えて良かった」は号泣でしかない」「井沢さん、奥さんと娘さんの写真飾ってたけど、多分井沢さんにはその隣に香坂さんも見えてるんだろうな」「井沢さん自由になれてよかった最後にこの笑顔が見れてホッとしました」「やっと前を向けたんだね井沢さん」など、前シリーズから続く苦悩から解放された井沢にたくさんの声援が送られる。また「難しいテーマだったとは思うけれど、面白かった」「やっぱり絶対零度おもしろい。このシリーズはもっと続けてほしい」と早速“続編希望”の声が寄せられている。(笠緒)
2020年03月16日沢村一樹、横山裕、本田翼らが出演する「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」第9話が3月2日放送。逃亡した香坂を追う井沢らミハンメンバー。そして明らかになっていくテロの全貌…銃弾に倒れた香坂と絶叫する井沢の姿に視聴者からも悲しみの声があふれている。ビッグデータで犯罪を未然に阻止する“未然犯罪捜査班”(通称・ミハン)のリーダー・井沢範人を沢村さんが演じる本作。ミハンの山内徹に横山さん、小田切唯に本田さん。伝説のハッカー・加賀美聡介に柄本明。吉岡拓海に森永悠希。加害者家族という過去を背負いながら、ミハンの法制化を目指し統括責任者として法務省からやってきた香坂朱里に水野美紀。公安部部長の曽根崎に浜田学といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。行方をくらました香坂を追うミハンメンバー。井沢はミハンメンバーに香坂の過去と、26年前の神経ガス事件で香坂の弟が一命をとりとめたものの、激しいバッシングに絶望し自殺していたことを明かす。加賀美は香坂が何かを調べていた形跡を発見、それが元傭兵の里谷隆一(高岩成二)らテロ実行部隊と思われる男たちの情報を見つける。井沢は、里谷が公安のトップしかその存在を知らない「マルトク」と呼ばれる協力者であったことを掴み、里谷らをコントロールできるのは曽根崎だと踏み、彼もテロに関与してると考えるが、曽根崎も対抗して香坂に罪をなすりつける。そして香坂を追う井沢が銃声の聞こえた場所に向かうと、そこには血を流し倒れる香坂の姿があった…というのが今回のあらすじ。今回の放送で、これまで描かれてきた“未来”にストーリーが追いつき、香坂が何者かに撃たれ、そこに井沢が追いついたことが判明。「井沢さんが犯人じゃなくて良かった」「拳銃で撃って顔面にそんな血つくかって思ってたんだけどなるほど」という安堵の声の一方で、同じ想いを共有する“理解者”を失い、絶叫する井沢の姿に「ミスリードなのはわかってたけどあまりにも辛すぎる」「井沢さん2回も大事な人を無くした」「井沢さんまた亡くすの…今度は目の前で」「これはダークサイド確定堕ちだ」など、SNSには悲しみの声があふれている。(笠緒)
2020年03月02日沢村一樹主演、未来の殺人を防ぐために活躍する刑事たちを描く人気シリーズ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」最新シーズンの第1話が1月6日放送開始。前シーズンを超えるアクションの激しさと、沢村さん演じる井沢と横山裕演じる山内に多くの視聴者の反応が集まっている。あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する“未然犯罪捜査班”(通称・ミハン)。沢村さんを主演に迎えた2018年夏の前シーズンでは、“ミハン”の欠陥をめぐり妻と娘を殺された沢村さん演じる井沢の復讐を軸にストーリーが展開。今シーズンでは新たなメンバーを加え再び法制化に向けて動き出した“ミハン”の姿を描く。井沢役の沢村さんのほか山内徹役で「関ジャニ∞」横山さん。小田切唯役の本田翼も出演。新たに伝説のハッカー・加賀美聡介役で柄本明が出演。1話では前シーズンの南彦太郎役・柄本時生と親子共演を果たす。またミハンの新メンバー・吉岡拓海役で森永悠希。ミハンの法制化を目指す香坂朱里役で水野美紀。法務省官僚の北見俊哉役で上杉柊平。篠田浩輝役で高杉真宙も出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話は麻薬組織同士の争いを止めたミハンが新たな拠点に集められ、そこに香坂らが現れ、さっそく捜査を指示。それは弁護士の田代智之(中林大樹)と、刑務所から出所したばかりの風俗店店員・藤倉尚也(篠原篤)の2人が同時に危険人物として探知されるという初のケースだった。捜査を進めると2人は5年前の山岳鉄道事故で亡くなった女性と繋がりがあったが、その事故は故意に引き起こされたもので、田代は犯人である麻薬取締官を殺そうとしていたが、藤倉はそれを止めようとしていた…というストーリーが展開した。1話を見た視聴者からは「アクションシーンパワーアップしてる」「本田翼のアクション見て スカッとするドラマ」「水野美紀さんのアクションかっこええ」「すっごい迫力で超カッコ良くて…只々圧巻」と、前作以上に激しいアクションシーンに魅了されたという声が続出。緊迫感あふれる展開に「初回やのに最終回みたいやったわ」「ずっとテレビ釘付け」という感想も相次いで寄せられる。前シーズンと変化した井沢と山内の関係性に注目する声も多く、井沢の監視を命じられている山内が井沢を殺人者にしないために自ら弾を受けるなど、井沢を護るという立ち位置に。「最後の横山さんかっこよかった」「今日の絶対零度の横山裕は反則級にカッコ良かった」など、山内を演じる横山さんにも多くの賞賛が送られている。そして主人公の井沢を演じた沢村さんにも「国宝級俳優だ!素晴らしい演技!鳥肌が立ちました!」と絶賛の声が殺到している。(笠緒)
2020年01月06日木村拓哉主演、鈴木京香、沢村一樹、及川光博らが出演する「グランメゾン東京」の第7話が12月1日オンエア。今回は相沢のもとに失踪した妻が現れるという展開。視聴者からは相沢への声援が送られるとともに京野の“衝撃告白”にも驚きの声が上がっている。パリで二つ星を獲得までに至るもアレルギー食材混入事故を起こしたことで全てを失った尾花夏樹を木村さんが演じる本作。鈴木さん演じる天才的な舌を持つ女性シェフ・早見倫子と出会った尾花は、沢村さん演じる京野陸太郎や、及川さん演じる相沢瓶人らとともに「グランメゾン東京」を立ち上げ、再び三つ星を目指す…というのがこれまでのおはなし。尾花のライバルで東京で二つ星を獲得した「gaku」のシェフ・丹後学に尾上菊之助。元々尾花の弟子でいったんはグランメゾン東京に力を貸すが、いまは「gaku」で働く平古祥平に玉森裕太。尾花たちを妨害する「gaku」のオーナー・江藤不三男に手塚とおる。尾花の元カノで「マリ・クレール ダイニング」の編集長・リンダに冨永愛。また寛一郎、中村アン、吉谷彩子、朝倉あきらも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。トップレストラン50発表の一週間前、グランメゾン東京に失踪していた妻・エリーゼ(太田緑ロランス)が突然現れ、娘のアメリー(マノン)をパリに連れ帰ろうとする。尾花や相沢らと口論の末、グランメゾン東京がトップレストラン50で10位を超えないとアメリーはエリーゼとともにパリに連れていかれてしまうことに…。トップレストラン50の発表セレモニーでグランメゾン東京は10位を獲得。日本のレストランでは不可能と言われた10位に沸く会場だが、10位を超えることがエリーゼの出した条件だったため、結局アメリーは相沢のもとを去ることになるというのが今回の展開。愛娘との別れに涙する相沢の姿に「相沢さんもエリーゼもアメリちゃんも幸せになって欲しい」「相沢さん、頑張って!!三ツ星取って、アメリちゃん迎えに行ってね」など声援の声が贈られる。さらにラストでは京野が倫子に「好きです」と衝撃告白。「京野さんの告白にビックリ」「あんな風にストレートに言われてみたい」など視聴者からも驚きの声が上がるとともに「倫子さんも夏樹も鈍感すぎない?!」といった感想も寄せられている。(笠緒)
2019年12月02日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」の11月21日(木)今夜のオンエアに、女優の長澤まさみ、俳優の木村拓哉、沢村一樹らがゲスト出演。また原口あきまさ、ホリ、山本高広、ミラクルひかるらによるモノマネ芸人ユニット「変人」も登場する。東宝「シンデレラ」オーディションのグランプリに輝き芸能界入り、『モテキ』や『海街diary』で日本アカデミー賞に輝き、今年に入っても『マスカレード・ホテル』『キングダム』『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』と3本もの映画が公開されいずれも大ヒットしている長澤さん。今回は長澤さんとともに、原口さん、ホリさん、山本さん、ミラクルさんらのものまねユニット「変人」も登場。長澤さんの“謎生活”を大公開。毎晩動画を見ている人気YouTuber「M」との初対面や、愛してやまない(秘)アイテムのプレゼン。さらに材料の90%が昆虫で作られているという“コオロギラーメン”も初体験。色々な役柄で様々な顔を見せる長澤さんの素の表情をお見逃しなく。そして放送中の日曜劇場「グランメゾン東京」で主演を務める木村さんと、共演の沢村さんが先月の放送に続き登場、2人はパリで作ったシャツをドラマの撮影現場に届ける。また「変人」の4人は「A-studio」や「踊る大捜査線」「W出川」など、爆笑コラボものまねを大連発する。今夜のゲスト、長澤さんの出演する舞台「神の子」が12月15日(日)~30日(月)までの間、下北沢の本多劇場にて上演、その後2020年1月7日(火)~9日(木)まで愛知・ウインクあいち、1月13日(月・祝)に福岡国際会議場で、16日(木)には広島・JMSアステールプラザ 大ホールで、18日(土)~19日(日)には大坂・サンケイホールブリーゼで、23日(木)には長野・サントミューゼで、25日(土)~26日(日)には静岡・浜松市浜北文化センターでもそれぞれ上演される。出演は大森南朋、長澤さん、江口のりこ、田中哲司ほか。木村さんと沢村さんが出演する日曜劇場「グランメゾン東京」は毎週日曜21時~TBS系で好評放送中。「櫻井・有吉THE夜会」は11月21日(木)今夜22時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2019年11月21日俳優・沢村一樹の息子・野村大貴が、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」のグランプリに輝き18日、東京・Royal Garden Cafe AOYAMAで行われた新メンズノンノモデル発表式に出席した。1986年の創刊以来、田辺誠一、谷原章介、東出昌大、坂口健太郎などを輩出し、人気俳優への登竜門として注目を集める集英社のメンズファッション誌『メンズノンノ』。このたび、「第34回新メンズノンノモデルオーディション」で2,300通以上の応募の中からグランプリ、準グランプリ、ラボ シリーズ賞に選出された3人がお披露目された。グランプリに輝いた野村大貴(のむらたいき)は、2000年10月4日生まれの19歳で、東京在住、身長187cm。「『僕かぁ』とは思ったんですけど、『なぜ僕なんだろう』という感じではありません。このために頑張りました。グランプリに恥じない活躍を見せたいです」と意気込みを語った。発表会には、メンズノンノモデルで俳優としても活躍している成田凌、清原翔、宮沢氷魚、鈴木仁も登場。野村は「本当にいらっしゃるのかという感じです」と憧れのまなざしを向け、「触れてみたいです」と希望すると、成田が近寄りハイタッチ。野村は「夢が叶いました」と笑顔を見せた。また、父である沢村から何か言葉をもらったか聞かれると、「父は芸能界を勧めるわけでもなかったんですけど、やりたいことをやりなさいと応援はしてくれています」と答えた。なお、準グランプリは、埼玉在住の16歳・水沢林太郎(みずさわりんたろう/2003年2月5日生まれ/181cm)、ラボ シリーズ賞は、東京在住の20歳・豊田裕大(とよだゆうだい/1999年4月10日生まれ/179cm)に決定した。
2019年11月18日来年1月期の月9ドラマは、沢村一樹、横山裕、本田翼が出演する「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」を放送することが決定した。あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する“未然犯罪捜査班”(通称・ミハン)の活躍を描く刑事ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」。2018年夏ドラマとして放送された本作は、平均視聴率10.6%を獲得。今回、前作と同一タイトルで月9にスケールアップして帰って来ることに。そして前作同様、沢村さんが主演、横山さん、本田さんも集結。しかし、「絶対零度~未解決事件特命捜査~」をはじめとするシリーズに出演してきた上戸彩は、今回出演しないという。ミハンのリーダー・井沢範人役の沢村さんは「いつかまた“ミハンチーム”で集まれたら良いな、集まりたいなという思いと、ひょっとしたら続編があるかもという期待を持っていたので、今回の決定は本当にうれしいです」と続編決定に喜び、「前作を上回るアクション、スケールで、お届けしたいと思います!ご期待下さい!」とメッセージ。特殊捜査班から捜査一課を経て、ミハンのメンバー入りをした横山さん演じる山内徹は、引き続きミハンのメンバーとして捜査に当たるが、今回は新たな辞令が下っており、“警察が警察を取り締まる”監察官としての立場に。違法捜査をチェックする…というのは表向きの理由で、本当は井沢を監視するように命じられているのだという。そんな山内役の横山さんは「今回は新しい仲間がミハンに加わると聞いていますし、僕自身にも新たな任務ができるようですので、期待してください。そしてこの作品は、アクションシーンも見所の一つなので、今回は一体どんな激しいアクションシーンが出てくるのか、僕も今から楽しみです!」と期待している。そしてかつては生活安全課の女性警官だったが、異動でミハンメンバーとなった小田切唯役の本田さんも「新たなミハンメンバーの登場や新事実の発覚など、前作からさらに複雑で面白い物語になっているので私自身も楽しみです」と撮影が待ち遠しいと言い、「前回は暑い夏、今回は寒い冬と厳しい季節での撮影ですが、小田切として潜入捜査やアクションにも引き続き挑戦させていただきますのでよろしくお願いします」とコメントしている。日本全国の防犯カメラ映像、メール、電話、SNSの通信履歴など、あらゆるビッグデータを解析して割り出された“未来の犯罪者”を潜入・追跡捜査し、犯罪を未然に防ぐ特命班「ミハン」。今作は、大規模なテロがいままさに起きようとしている数か月後の未来から物語がスタート。何者かによって複数の場所に警戒最大レベルの爆発物が仕掛けられ、官邸からは非常事態宣言が発動。SATや爆発物処理班が出動する中、ミハンの山内と小田切も捜査に参加。小田切が爆発物の捜索をする中で入った部屋には、拳銃を手にした男性が立ち尽くし、目の前には銃殺された女性が横たわっていた。涙を浮かべ立ち尽くしている男性は、なんと井沢で…というストーリー。現在時制では毎話新たな事件に挑み、未然に犯罪を防いでいくミハンの捜査員たち。しかし、いずれ来たるべき未来に向かって物語は次第にリンクしていく――。「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」は2020年1月6日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2019年10月26日●座長・田中圭が現場の熱を仕組むモテない独身ダメ男・春田創一(田中圭)と、誰もが憧れる理想の上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、イケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)の三角関係をピュアに描き、異例のヒットとなった、ドラマ『おっさんずラブ』。単発ドラマ、ドラマシリーズからまさかの映画化となり、『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』が23日より公開された。劇場版では、新たに沢村一樹演じる天空不動産の狸穴迅、志尊淳演じる新入社員の山田正義(ジャスティス)が加わり”五角関係”が勃発。今回は、新メンバーとなった沢村&志尊にインタビューし、撮影の思い出や人気作に加わる意気込みなどについて話を聞いた。○■キャスト同士を競わせるーー『おっさんずラブ』映画化で新たに加わったお二人ですが、オファーを受けての感想をぜひ教えてください。沢村:僕は楽しみだったんですけど、撮影が始まってから熱のすごさを感じて、そこからはプレッシャーがありました。周囲でも、マネージャーや奥さんが『おっさんずラブ』ファンで、「~だお」と使うし、どれだけ面白いか説明される(笑)。見ている方たちの”好き度"が濃い作品ですよね。志尊:僕は逆で、入る前のプレッシャーの方が強かったです。人気作ですし不安でもあったんですが、撮影に入ってみたら、すごく楽しかった。キャスト同士でもお互いに切磋琢磨し合うことができました。圭くんが「志尊、明日花火大会のシーンだな。大丈夫か」とか、「今日、遣都との2人のシーンを撮ってきたけど、まじやばかった。すげえいいよ」とか、おっしゃるんですよ。もし自分とのシーンのあとに何も言われなかったらどうしよう、と思ったんですが、「志尊と撮ってきたよ」という話もしてくださって。さらに(金子)大地が触発されて「俺、明日蝶子さんのとこ行ってきますわ!」みたいな(笑)。みんなで高め合える環境を作ってくださいました。沢村:座長がそういう風に仕組んでるんだよね。志尊:特に、僕と大地を競わせる(笑)。「大地、志尊に言いたいことがあるんだよな。『絶対負けねえ』って言ってたよな」とか(笑)。僕は、すごく燃えるんですよね。圭くんが意図的にやっていたのか、ただ楽しくてやっていたのかはわからないですけど(笑)。沢村:「中途半端な気持ちで来ていないだろうな」と、火をつけるのがうまいんだと思います。僕に対して座長感を出すことはなかったですけど、素の田中圭なのか、”はるたん”なのか、境目がわからない感じでした。見たことがない自然さで、体ごとボンとぶつかってくる芝居をする。僕はエリートの役だったので、ぶつかられても崩せない自分がもどかしくて。考えながらやってたけど、難しかったなあ。田中圭くんは、相手のスイッチを入れるのがうまいんだと思います。志尊:圭くんは、初日に僕がいろいろ悩んでいるのを察して「何してる? 飯行こう」と言ってくださって、瑠東監督と3人で食事会をしました。「何でも受け入れるから、志尊の好きなようにやってこい」と言ってくださって、「よし!やるぞ」と思えましたし、帰り際にさらっと「心配してないから」と言われてすごく安心しました。「自由にやっていいんだ」という気持ちになれたので、圭くんとの2人のお芝居が楽しくてしょうがなかったです。ーーお二人は映画版を見て、キュンとしたシーンはありましたか?沢村:僕は、サウナシーンではるたんと部長がいるのを見た瞬間の牧の顔。すごい表情するな、と思いました。『ん? こいつら、何かあったのかな?』というのが、一瞬でわかる。あえて言うならそこですね。志尊:僕がすごくかわいらしいなと思ったのは、記憶喪失になった部長がはるたんに2度目の恋をしたときの、鋼太郎さんの瞳。僕と対峙している時の部長と、はるたんを見る時の部長にギャップがあって、愛おしくて、部長にキュンとしてしまいました。目が変わるんですよ。沢村:あれ、いいよね(笑) 俺もやりたかったな。見てくださる方には、ジャスティスとはるたんの花火のシーンも印象的なシーンなんじゃない?志尊:ジャスティス的には、花火のシーンに想いを捧げてます!●春田の胸筋を触っていると思っていたら、牧だったーー沢村さんと志尊さんががっつり一緒だったシーンというと、サウナシーンが印象的だったのですが、撮影はどのような雰囲気だったんでしょうか?沢村:あそこは、動き自体はあまりちゃんと決めていないんです。志尊:僕は外にいたので、全然中の様子がわからなかったんです。僕は最初にサウナにいて、1回出て、みんなが入っている中に戻ってくるという流れだったんですが、もう、中がめっちゃ暑くなってるんですよ!(笑) 温度が5度くらい上がってる。セットがガタガタ揺れているんです。崩れるんじゃないかってくらい!沢村:狸穴としては、急にバトルが始まるから事情がわからないんですよね。部長と牧の感情がすごくぶつかるから、鳥肌が立ちました。2人とも、こちらが「本気で喧嘩してるんじゃねーよ!」と思うくらいのテンションで。林遣都くんがまず、殻をぶち破ろうとするんですよ。鋼太郎さんはお手の物だから、「やるのか!」とそこからぶつかり合いになって、めちゃくちゃ面白かったです。ーー林さんが飛び出していくというのが、意外でした。沢村:「役に入っちゃったんだね」という感じでした。憑依型なんだと思いますよ。でもきっと、最初にスイッチを入れたのは、田中圭くんです。レギュラーシーズンのときに、スイッチを押してあげたんじゃないかな。ーーサウナシーンでの、お二人の間での思い出はありますか?沢村:俺の胸をずっと触ってたよね。志尊:僕、あのシーンでの居方がわからなくて!(笑) 能天気に途中から入ってくるから、とにかく「胸筋すげえ!」で盛り上がろうとしていました。本編では短くなっているんですが、撮影時は2~3分近くずっともみくちゃになってるんですよ。そのときに「春田さん胸筋すごいですね~」ってずっと春田さんの胸筋触ってたら、春田さんじゃなくて牧の胸筋だったんですよ! 遣都くんに「ジャスティス!! なんだよ!」とはねのけられて、「あ、ごめんなさい!」となって(笑)。だから今度は沢村さんに「すっごい胸筋ですね~!」といきました。ずっといろんな人の胸を揉んでいました(笑)。沢村:僕はそれに対するリアクションが難しかった。そこで「あら……」となるのか、「なんだよ!」となるのかで、キャラクターも変わりますからね(笑)。○■3人は円になった関係性ーー田中圭さんは、舞台挨拶で「違う現場でも『おっさんずラブ』のような現場を目指したい」とおっしゃってたんですが、それだけ熱い空気だったんですか?沢村:これを全部の現場でやるのは難しいんじゃないかなあ。なんか、『アベンジャーズ』なんですよ。でも、すごくコアがあって、目指すべきだとは思います。志尊:皆さんのベクトルが同じですし、技術さんも含めて若いスタッフさんが多かったんですよね。皆さんが作品を愛していて、それぞれのこだわりをもっていて、熱量や一丸となる大きさがすごかった。沢村:また、鋼太郎さんが圭くんの後ろを支えているから、「怒られるまで自由にやる」ということはあったと思います。志尊:絶対あったと思います! それで、遣都くんが暴れるのを圭くんが抑える。沢村:で、鋼太郎さんがやんちゃすると、今度は遣都くんが抑える。志尊:円になってる(笑)。沢村:三すくみ(笑)。視聴者の方も、それを見て、気持ちが良かったんじゃないかな。好きになったり憎しみ合ったり、昨日の敵に塩を送ったり、日本人が大好きな時代劇の要素も詰まっている。その周りに眞島(秀和)くんとかも見守っていて、すごくバランスが良かったんでしょうね。ーー5人の中で「この2人の演技バトルが面白かった」という組み合わせを教えてください。沢村:やっぱり牧と部長のバトルですね。あと自分が好きだったのは、うどん屋の裏での、部長とジャスティスのバトル。部長の攻撃はアドリブだったんですよね。本当に痛かったでしょ?志尊:痛かったし、突然で驚きました(笑)。後半、セリフ言うの怖くなりましたもん。沢村:田中圭くんが笑ってたところ、本編でも使われてたよね。志尊:でも、使ってないところの圭くんは、声が出ないほどもっと笑ってました(笑)。ただ圭くんが「鋼太郎さんは相手を信頼していないと、絶対にそういうアドリブをしないから」と言ってくださって、すごく嬉しかったです。ーー志尊さんは、サウナシーンもうどん屋のシーンも、その場で「つなげなきゃ」ということが多かったんですね。志尊:けっこうありました(笑)。沢村:ありがたいことだよね。「ついて来られない」と思ったらやらないでしょう。志尊:すごくありがたいです。ジャスティスの新しい表情を出すことができました。沢村:いい表情してたよ。■沢村一樹1967年7月10日生まれ。鹿児島県出身。1996年に俳優デビューし、以降様々な作品で活躍。『浅見光彦シリーズ』(00~12)では12年間主役の浅見光彦役を演じた。ドラマ・映画だけでなく、NHKのコント番組『サラリーマンNEO』では「セクスィー部長」として人気を博した。主な出演映画として、『ごくせん THE MOVIE』(09)、『十三人の刺客』(10)、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~』(11)、『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』(11)、『遺体 明日への十日間』(13)などがある。■志尊淳1995年3月5日生まれ。東京都出身。2011年に俳優デビューし、2014年には『烈車戦隊トッキュウジャー』のトッキュウ1号役で主演。その後も、数々の作品に出演し、2018年には『女子的生活』のトランスジェンダー役が評価され、第11回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」主演男優賞、平成30年度文化庁芸術祭テレビ・ドラマ部門放送個人賞を受賞した。7月スタートのドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系・毎週火曜22:00~)に出演中。映画『HiGH&LOW THE WORST』などの公開、舞台NODA・MAP第23回公演『Q:A Night At The Kabuki』への出演を控えている。
2019年08月29日俳優の沢村一樹と志尊淳が、『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(8月23日公開)に出演することが22日、明らかになった。同作は、モテない独身ダメ男・春田創一(田中圭)と、誰もが憧れる理想の上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)、イケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)の三角関係をピュアに描いたラブコメディ。2018年4月クールに放送されたドラマシリーズは大きな話題を呼び、映画化が決定した。田中、吉田、林の3人をはじめとした連続ドラマからのお馴染みのレギュラー陣は全員続投となり、さらに劇場版は新キャストが登場。沢村は、天空不動産で新たに発足したプロジェクトチームのリーダーで、春田たちの前に立ちふさがる強敵・狸穴迅を演じる。さらに志尊は、春田が所属する天空不動産第二営業所に配属された、キラキラネームの陽気な新入社員 山田正義(ジャスティス)を演じる。ドラマ版では春田が牧にプロポーズをして結ばれるという感動のエンディングを迎えたが、新たなキャストが加わり、五角関係ラブ・バトルロワイアルが開幕となる。撮影は3月末~4月末を予定している。○田中圭 コメント連続ドラマが終わってから1年ぶりにキャスト、スタッフが集まり映画を撮影していますが、培ってきたチームワークが、すべてのシーンに活かされていると感じるほど全てが見どころだと思います。現場はとても楽しいです!沢村さん演じる狸穴とは、営業所と本社でぶつかりあいますが、沢村さんの大きな瞳に吸い込まれながら楽しく撮影をしています。志尊くんは早くも東京第二営業所の仲間みたいな感じで一つのシーンを皆で作る時も参加してくれるので、新キャストのような感覚は既にないです(笑)。ドラマの時は三角関係がどうなるのか? というのが大きなテーマだったと思うのですが、映画はスケールアップして五角関係になっています。爆破あり、笑いあり、涙あり、そしてアクションありのスペクタクル超大作!となっていますので、ぜひ劇場でお待ちしております。○吉田鋼太郎 コメント沢村さんは役柄上もお芝居上も「最強のライバル現る!」と感じる方です。実際に存在感がすごくて目を見るとたじろいでしまう感じがします。とても洒脱でとてもオシャレな方ですし、俺の立場がいよいよ危うくなってきたなと感じていまして、負けるもんかと思いながら演じさせていただいています。志尊くんは、ドラマにも出演していたんじゃないか? と思うくらい現場に馴染んでくれていますし、これからもずっといてほしいと思うぐらいの存在です。映画の公開を楽しみにして頂いているお客様がたくさんいらっしゃると思います。僕たちも撮影に入ることをすごく楽しみにしていました。その反面、連続ドラマよりも面白いものにしたいという気持ちがありましたので、どんな作品になるだろう? どんな台本が上がってくるんだろう? と少し心配していたのですが、台本はすごく面白いし、ものすごく良いチームワークでやはり『おっさんずラブ』の世界はすごいなと思いながら日々撮影しております。必ず楽しんでいただける作品になると思います。○林遣都 コメントドラマの後に様々な事が起きて映画のストーリーに繋がっていくのですが、牧はドラマの最後から変化しているんです。その変化のきっかけになるのが、沢村さんが演じる狸穴さんです。僕も連続ドラマから入った時、その前の単発ドラマでみんなのチームワークが出来上がっていて不安もありましたので、志尊くんの気持ちはよく分かりました。でも(田中)圭くんが先頭となってみんなを引っ張ってくれていますし、気持ちの面で通じ合えているように思います。映画版はスケールアップして、天空不動産の人たちに様々なことが降りかかるのですが、届けたいものは変わっていないと思います。人と人との物語や、大切な人たちの存在、愛することの喜びが映画でより強く深く届けられると思っています。楽しみにしていただきたいです。○沢村一樹 コメント現場では皆さんの人間関係や人間関係を超えたラブみたいなものが出来上がっているとすごく感じました。今回は仲間というよりは、少し敵対するような役柄ですので、みなさんの輪の中にずっと入っていられないのが残念なのですが、楽しく演じさせてもらっています。視聴者のひとりとしてこのドラマを見ていた時から、『おっさんずラブ』はラブがテーマの作品だと思っていました。それは性別も年齢も超えた、人としての思いやりも超えた愛情のような「純愛の物語」だと思っています。今回の劇場版では、僕と志尊くんが新たに参加したことで関係性も複雑に絡み合っていきますが、その分、愛情や人を愛する気持ちがより伝わる作品になっていると思います。気合十分です!○志尊淳 コメント普段のみなさんの関係性が作品に色濃く反映されていると感じる現場です。今回映画から参加させて頂くということで、チームのみなさんの空気感に早く馴染めるように心掛けました。(田中)圭さんが率先してコミュニケーションをとってくれて引っ張って下さいますので、安心して付いていかせて頂いています。役柄としてはテンションを高くキープすること、また現場で感じる生の空気感を真っ直ぐ受け取って発信するということを意識し大切にしています。僕もいち視聴者として、ファンとして見させていただいていたこの作品に参加することができ、皆さんと同じ時間をお芝居で共有することができてとても幸せです。そして、映画ではさらに皆さんのことが好きになる素晴らしい姿を観て頂けると思います。すこしでも力になれるように一生懸命演じさせていただきます。楽しみにしていてください。(C)「劇場版 おっさんずラブ」製作委員会
2019年04月22日映画『さくら』が、2020年秋に全国ロードショー。北村匠海×小松菜奈×吉沢亮が、3兄妹として共演する。直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説を実写化家族をテーマにした、直木賞作家・西加奈子のベストセラー小説『さくら』が実写映画化。物語では、一家のヒーロー的存在である長男の交通事故をきっかけに運命が大きく変わっていく長谷川家の3兄妹と、どんな時も変わらずに家族に寄り添う愛犬の”さくら”の姿を温かな眼差しで描く。キャスト(登場人物)3兄妹役に、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮長谷川家の3兄妹を演じるのは、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮の人気若手俳優3名。次男の大学生・薫を北村匠海、美形の妹・ミキを小松菜奈、人気者の長男・一を吉沢亮が担当する。寺島しのぶ×永瀬正敏が夫婦役にまたそんな兄妹の両親にあたる母・つぼみ役に寺島しのぶ、父・昭夫役に永瀬正敏が抜擢。さらに3兄弟妹の人生のターニングポイントに登場する顔ぶれには、フレッシュな顔ぶれが勢ぞろい。ミキにできた初めての友達・カオル役を欅坂46の小林由依、一の恋人・ 矢嶋優子役を水谷果穂、薫の同級生・須々木原環役を山谷花純がそれぞれ演じる。そのほか、昭夫の学生時代の同級生でゲイバーを営む・溝口先史を加藤雅也、“フェラーリ“と呼ばれる謎の男性を趙珉和が担当する。監督は『3月のライオン』の矢崎仁司個性豊かなキャストを束ねるのは、映画『3月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』などで知られる矢崎仁司監督。詩情溢れる作品を多数生み出してきた手腕で、絶望の中に希望を紡ぐ家族の物語を色彩豊かに表現していく。あらすじハンサムで人気者の長男と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹、平凡な次男のボク。そして、どんな時でも変わらず家族に寄り添う愛犬のさくら。ちょっと風変わながらも幸せな家族が、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、運命が大きく変わっていく・・・。【詳細】映画『さくら』公開時期:2020年秋全国公開原作:西加奈子『さくら』監督:矢崎仁司出演:北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、寺島しのぶ、永瀬正敏、小林由依、水谷果穂、山谷花純、加藤雅也配給:松竹
2019年04月05日直木賞作家・西加奈子のベストセラー「さくら」が、2020年、映画化されることが決定。北村匠海、小松菜奈、吉沢亮といま注目の若手が“兄弟妹”役で共演し、家族の物語を描く。西加奈子の原点というべき傑作が映画化!「きいろいゾウ」「まく子」が映像化されている西さん。今回映画化が決定した「さくら」は、ある家族の姿を色彩豊かに温かな眼差しで描く、50万部突破のベストセラー小説だ。ハンサムで人気者の長男と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹。そして、平凡な次男のボク。ちょっと風変わりだけど幸せな家族が、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、 運命が大きく変わっていく。そして、どんなときでも変わらず家族に寄り添う愛犬のさくら。ごく普通の家族に次々と投げられる神様からの絶望とも思える変化球を、やさしいユーモアを交えてリズムよく返球していく希望に満ちた物語。次男/北村匠海「力を合わせて」そんな家族の物語で過酷な運命に立ち向かう兄弟妹を演じるのは、ドラマ、映画、CMなどで活躍する実力派若手俳優たち。長谷川家の次男、大学生の薫を演じるのは、永野芽郁とW主演を務めた『君は月夜に光り輝く』が現在公開中、「グッドワイフ」ではまた新たな一面を見せ話題となった北村さん。「一つの家族の大きな愛、小さな愛、一匹の犬にまつわる、愛情。端的には言えない、愛と情の物語です。丁寧に一言一言を紡いで力を合わせて作り上げていきたいと思います。頑張ります」とクランクイン前の意気込みを語っている。妹/小松菜奈「感じた想いを大切に」超美形の妹・ミキを演じるのは、『溺れるナイフ』『恋は雨上がりのように』の小松さん。「原作からも浮き出てくるリアルな家族のやり取りと喜怒哀楽の光景がとても微笑ましく、その中で感じる生きるとは何か・愛とは何か・家族とは何か、そんなメッセージが伝わる心温まる再生物語だと感じました」と作品の印象を語った小松さんは、「今回演じさせていただく末っ子のミキと常に向き合い、とても奮闘する日々になると思いますが、自分の感じた想いを大切にミキとして生きていきたいです」とコメントしている。長男/吉沢亮「妹、ワクワク」そして、人気者の長男・一を演じるのは、『銀魂』『ママレード・ボーイ』『BLEACH』など話題作に立て続けに出演、海外からも注目を集める『キングダム』の公開も控える吉沢さん。楽しみであり不安もあると心境を明かす吉沢さんは、「監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精一杯生きたいと思います」と意気込み、「僕自身男4人兄弟で、女姉妹に憧れていました。妹、ワクワク」とお茶目に語っている。なお、監督は海外からも高い評価を受ける『ストロベリーショートケイクス』『無伴奏』の矢崎仁司が務める。『さくら』は2020年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年04月02日3月15日(金)に全国公開となる映画『まく子』。ウーマンエキサイトでは、同作の原作者で一児の母でもある西加奈子さんにお話を伺いました。映画化への思い、そして、育児や仕事との向き合い方とは?インタビューから浮かび上がったのは、“自由”というキーワードでした。西 加奈子(にし かなこ)さん1977年テヘラン生まれ。2004年『あおい』で小説家デビュー。2015年に『サラバ!』で直木賞を受賞。直木賞受賞後の第一作が『まく子』となる。2012年に結婚、2017年に出産。一児の母としての顔も持つ。■映画は映画監督の作品、原作に忠実でなくていい『まく子』は、子どもと大人のはざまで戸惑う小学5年生のサトシが、不思議な魅力を持つ転入生・コズエとの出会いをとおして、ほんの少しだけ大人に近づいていく物語。サトシ役には今作で映画初主演となる山崎光さん、コズエ役にはモデルとしても活動中の新人・新音(にのん)さんを抜擢(ばってき)。また、女好きのダメな父親役を草なぎ剛さん、母親役を須藤理彩さんが演じています。――『まく子』が映画化されると聞いたときのお気持ちは?うれしかったですね。私は映画が好きなので、自分の本が映画になるというのがシンプルにうれしくて。――映画制作の際、「こうしてほしい」と要望は出されのでしょうか?ありません。内容に関しても「自由に変えていただいて結構です」と。――自分の作品を完全に委ねるのは、少し怖くないですか? 映画は、映画監督の作品だと思うので、怖さは全然なかったですね。実際にそんなことはないと思っていますが、もし映画の出来が悪くてもそれは監督の責任だと言えます(笑)。もちろん原作者ではありますが、小説は小説で完結。だから映画は映画監督の作品。その作品がすばらしいものであったら、それはすべて監督の手柄だと思っています。突き放しているというわけではなくて、私は映画がとても好きだから、監督には自由に作ってほしくて。「『原作に忠実に』という考えはまったくいらないから、鶴岡(慧子)監督にはご自身の世界観をガンガン出していってほしい」と思いました。■草なぎ剛の色気に驚き! 「こんなにハンサムだったんだ」――魅力的なキャラクターばかりの本作ですが、演じたキャストの皆さんの印象はいかがでしたか?みなさん、すばらしかったです。映画のラストに近いシーンで親たちみんなが集まる場面で、それぞれ恥ずかしそうにしながら、でもワクワクしている表情がすごく好きで。本当にこういう集落があればいいなと思いました。――以前、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演された際、“草なぎ剛さんを文学的に例えるなら”というテーマに「ユーモアと美しい心が世界を変えるんだ。」と答えていらっしゃいました。今回、草なぎさんについてあらためて感じられたことはありますか?草なぎさんは優しくて柔らかいイメージがあったのですが、すごくセクシーな方だったんだと思いました。「役者ってすごいな」(笑)と。いろんなものを自分でキャッチして、演じられているんだと驚きました。――たしかに、草なぎさんの役どころは、すごく色っぽいですよね。ダメ男なんだけど、女性が惹かれてしまう気持ちがわかるという。そうそう! もちろん、もともと美しい方なんだけど、「こんなにハンサムやったっけ?」みたいな。すごくすてきですよね。■本はいつ何を読むか、何を感じるか、すべてが“自由”――原作『まく子』は児童小説ですが、映画を観て、子どもたちに感じてほしいことはありますか?それはまったくないですね。子ども、大人という線引きは、正直自分の中でできてなくて。見た目が大人、お酒を飲めるのが大人、運転できるのが大人、というのはあるかもしれませんが…。でも、自分がサトシくんと全然違うかというと、サトシくんの気持ちもすごくわかる。41歳の私よりしっかりした子どももいるだろうし、それこそサトシくんのようにお父さんよりすごくしっかりしている子どももいます。“子どもだから”とか“子どもの見方”ということは考えたことがないですし、本当に自由に観てほしいです。――西さんは2017年にご出産されましたが、『まく子』はそれ以前の作品。お子さんを産んで、本作に対する気持ちの変化はありますか?子どもが生まれてからも、作家としての変化はとくにないんです。もし子どもが『まく子』を読んでくれたとして、「自分こんなんちゃうわ」と思ってくれてもいい。何も変わらないですね。――お子さんには、いつ頃『まく子』を読んでほしいというのはありますか?いつでもいいです、ほんまに(笑)。読んでくれなくてもいい。そこは強制しないです。もちろんハードなポルノ作品は、禁止しておいた方がいいと思うんだけど、それ以外は、何歳で何を読もうが自由だと思っています。――(笑)。対象年齢は関係なく、何歳で読んでも、何を感じても良いということですね。そうです。それが小説ですから。――ふだん、お子さんと本を通じた触れ合いの時間はありますか?絵本の読み聞かせはしています。読んでほしい絵本は、子どもが自分で選んで持ってきます。私も絵本を出しているので、そのなかから選んでくれることも。でもすぐに飽きてしまうので、それほど長い時間は読み聞かせできないのですが…。――ご自身の子ども時代はいかがでしたか?よく絵本は買ってもらっていたし、好きだったんだと思います。小学1年生から4年生までエジプトにいたのですが、日本人が帰国する際に置いていってくれた本が図書室にあって、いつもその本を読んでいました。日本人学校に通っていたのですが、日本語にあまり触れられないから、きっと日本語に飢えていたんだと思います。――その頃の環境が、今の自分に与えている影響はありますか?自分が自分以外の人生を歩んでいたら客観的に見られると思うんですが、自分は自分を生きてきたから、どう影響されているのかわからないんですよね(笑)。もちろん、全員にとって子ども時代は大事だから、大きな影響はあったんだろうなとは思います。でも、それがどういう影響なのかまではわからないんです。■“自由”を奪われた産後、支えとなったものは?――忙しくお仕事をされているなかでの妊娠。不安はありませんでしたか?それは、なかったですね。――実際にお子さんを出産されて、“自由が奪われることがつらかった”という西さんのインタビューを拝読しました。本当につらかったのは産後1ヶ月。「外に出られへん」と。それ以降は、子どもを連れてどこにでも行けたので、気持ちは変わりました。――つらかった時期、何が西さんを支えていたのでしょう?友だちですね。ほぼ毎日、友だちに来てもらって、話をしたり、聞いたりしていました。――気持ちを吐き出せる場所があることは、大事ですよね。あとは、聞くことも大事。自分に自由がないので、「今どんな仕事してるの?」とか「どんなレストランに行ったの?」といった友だちの外での生活を聞くことが、とても慰めになりました。――自分で体験したわけではないけれど、話を聞いて心を豊かにする。少し読書にも近い気がしますね。そうですね。赤ちゃんとずっと2人きりでいるのは行き詰まるので、友だちの話を聞きながら、その社会性も一緒にもらう感じでした。いまは保育園にも助けてもらい、ベビーシッターさんにもたまに来てもらっています。親も友だちもいる、夫ももちろん育児してくれる。自分ひとりだけで子育てをしているわけではないので、すごく安心感がありますし、楽しいです。■女性にどれだけ求めているの!というプレッシャーが怖い――現在は、どのようなペースでお仕事をされているのですか?子どもを保育園に預けている間とか、できるときに執筆するという感じで、あまり決めないようにしているんです。――あえて決めていないんですか?決めちゃうと、できなかったときに悔しいじゃないですか(笑)。だから、「できるとき」に書くことにしています。――なるほど(笑)。お子さんの存在が、執筆のモチベーションにつながるようなことはありますか?時間が物理的にむちゃくちゃ貴重になったので、集中力は上がりました(笑)。昔はダラダラできたけど、「この時間に書かないと、夜は絶対書かれへん!」と。――時間は本当に貴重ですよね。ちなみに、母になって気づいた自身の一面はありますか?「自由を奪われるのが一番イヤなんだ」、と気づいたのは大きかったですね。「絶対に罪は犯さんとこう」と思いましたもん(笑)。子どものためにとかではなくて、自分のために「刑務所入るようなことはせんとこう」と。「自分で稼げるようにしよう」とか、「自分ひとりで動けるように体を大切にしよう」とか、“自由でいられるように”という気持ちは強くなりました。――ウーマンエキサイトの読者には、仕事に育児にがんばっているママがたくさんいます。母になっても、女性として輝き続ける秘訣(ひけつ)を教えてください。私、そういう考えが好きじゃなくて(笑)。「母である上に女性として輝く」って、なんか怖いというか、プレッシャーになるんですよね。「どれだけ求められんねん!」と(笑)。自然でいいと思います。お母さんとしてがんばっているならそれで充分だし、ボロボロでもいいと思う。――そのお言葉、すごく励まされますし、読者にも響く気がします(笑)。よかった(笑)。お母さんは、家事や仕事、育児をやっていらっしゃるだけで、ほんっっっまにすごいと思います。ドえらい賞を何個ももらっているのと同じなので、ご自身を褒めてあげてほしい。「自分すごい!」って、毎日100回くらい言ってもいいと思いますよ!映画『まく子』小さな温泉街に住む小学生5年生のぼく(サトシ)は、子どもと大人のはざまにいる。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちがおそろしかった。女の人とみれば、とたんにだらしなく笑う、父ちゃんみたいには絶対になりたくなかった。だから、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていた。そんなとき、コズエが突然やってきた。コズエはとても変で、とてもきれいで、なんだって「撒く」ことが大好きで、そして彼女には秘密があった…。原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)監督・脚本:鶴岡慧子出演:山崎光、新音、須藤理彩/草なぎ剛主題歌:高橋 優「若気の至り」(ワーナーミュージックジャパン/unBORDE)2019年3月15日(金) テアトル新宿ほか全国ロードショー公式サイト: ※山崎光さんの「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記となります。※草なぎ剛さんの「なぎ」は弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記となります。
2019年03月15日沢村一樹(51)主演で1月10日にスタートしたテレビ朝日系「刑事ゼロ」(木曜午後8時)。初回2時間SPは平均視聴率14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。各スポーツ紙によると同局の「木曜ミステリー枠」新シリーズ初回では、歴代最高の視聴率を記録したという。「沢村さんが演じるのは優秀な刑事だったものの、転落事故に遭って刑事としての記憶を喪失した主人公。それでも五感と優れた洞察力を活かし、以前とは異なるアプローチで事件の謎に迫っていきます。沢村さんといえばイケメンにもかかわらず、コミカルなキャラ・エロ男爵がおなじみ。しかし今回のドラマでは、硬軟自在な演技力が存分に発揮されています」(テレビ局関係者)40代に入ってからドラマ初主演を演じるなど、俳優としては遅咲きだった沢村。今作がこのまま好調を維持すれば、代表作と呼べる作品になりそうだ。「沢村さんといえば、すでにテレビ朝日系でシリーズ化されている『DOCTORS~最強の名医~』が代表作。医療ドラマと刑事ドラマでそれぞれ代表作を抱える俳優はいないだけに、貴重な存在。いつの間にか視聴率俳優の仲間入りを果たしていると話題になっています」(前出・テレビ局関係者)今後、「刑事ゼロ」がどこまで数字を伸ばすかが注目される。
2019年01月13日2019年1月の「木曜ミステリー」枠では、沢村一樹演じる“異端のヒーロー”が登場する「刑事ゼロ」を放送することが決定。「相棒」「科捜研の女」を手掛けた戸田山雅司が脚本を務め、1話完結形式で全く新しい刑事ミステリーを描く。木曜ミステリー新シリーズとなる本作は、ある事件がきっかけで、刑事になった直後からの“20年間”の一切の記憶を失ってしまった京都府警捜査一課・時矢暦彦が主人公。日常や生活については覚えているものの、“仕事”“刑事”“犯罪”に関することは一切記憶から消えてしまった時矢だったが、“生まれたての五感”と“洞察力”という才能が残されていた。記憶をなくすまでの時矢は、経験に頼った捜査を実践していたが、記憶を失い、刑事にまつわる全ての経験が“ゼロ”になったことで、彼は思いもよらないアプローチで事件を解決へと導いていく!また時矢の記憶喪失は、犯人を追いかける際に負った外傷が直接的な原因だが、実は“ある秘密”を知ってしまったことによる“心理的要因”が大きく影響しているという。そんなかつてない新ヒーローの時矢を演じるのは、「浅見光彦シリーズ」「DOCTORS~最強の名医~」「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」など、シリアスからコメディーまで変幻自在な沢村さん。「“新参者”のようなフレッシュな気持ちで臨めるのではないかと、今、とてもワクワクしています」と現在の心境を語った沢村さんは、「これまで数多くの刑事を演じてきましたが、“時矢暦彦”は今まで演じたことのない刑事です」と新たな挑戦であるとコメント。また「舞台となる京都では、当然ですが、東京では撮れない“画”を撮ることができます。そんな京都ならではの人情味や風情を感じていただけるような、そして幅広い世代の方に楽しんでいただけるような、新しいミステリーをお届けしていきたいと思っています」と見どころを説明し、「時矢刑事が記憶をなくす前と後ではキャラクターがガラリと変わるのですが、記憶をなくした後の時矢の行動は、“誠実さ”がいちばん大きな比重を占めていると思います。“絶対に犯人を捕まえるんだ”ということより、被害者の気持ちを考えて、『この人を助けてあげたい』という思いで事件を解決していく…。そんな感じでベクトルが変わっていく、というのは意識して演じていこうと思っています」と語っており、記憶を失う前と現在の演じ分けに注目だ。そして、“記憶喪失”という秘密を共有することになるパートナー・佐相智佳刑事というキャラクターも登場。「京都府警に時矢刑事あり」とまで言われた、記憶を失う前の“ビフォー時矢”に憧れていた彼女は、時矢が手がけた事件の調書をすべて読み込んでおり、いまの時矢にとっていわば“外付けハードディスク”的役割。記憶喪失が周囲にバレないように奔走する、2人のコミカルなやりとりも大きな見どころのようで、智佳刑事を誰が演じるのか続報が楽しみだ。<第1話あらすじ>京都府警捜査一課刑事・時矢暦彦は優秀な刑事だが、容疑者を追跡中、廃工場の貯水プールに転落。病室で目を覚ましたとき、なんと刑事拝命以来の20年間の記憶を失っていることに気づく。時矢は見舞いにやって来た元相棒・福知市郎のことを暴力団関係者と誤解するばかりか、新たにコンビを組むよう命じられた新人女性刑事・佐相智佳から、深夜に女性府議会議員・椎名蒼が刺殺されたことを聞いてビビりまくり。そして記憶喪失のことを周囲に打ち明ける間もないまま、新たに発生した殺人事件の初動捜査に当たることに…。木曜ミステリー「刑事ゼロ」は2019年1月、毎週木曜日20時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年11月29日2019年3月より映画「まく子」が全国で公開することが発表されました。原作は作家・西加奈子さんの同名小説。小さな温泉街で繰り広げられる、小学生の男女の成長物語を若手キャストや草彅剛さんが演じます。西加奈子さんの小説「まく子」が実写映画化作家・西加奈子さんの小説「まく子」が実写映画化することが発表されました。本作は、小学5年生の男の子・慧と転入生の美少女・コズエが織りなす人間ドラマ。2019年3月から全国ロードショー予定です。作家・西加奈子さん1977年イラン・テヘラン市生まれの作家。2004年『あおい』でデビューし、『サラバ!』で第152回直木賞を受賞。ほかにも数々の受賞経歴をもつ人気作家です。豪華な出演者が多数登場本作は主人公・慧役を中学3年生の山﨑光さん、転入生・コズエ役を13歳の新音さんが担当。注目の若手キャストを中心に物語が展開されます。また、主人公・慧の父親役を“新しい地図”の草彅剛さんが務め、物語を盛り上げます。映画「まく子」詳細公開時期2019年3月予定スタッフ監督:鶴岡慧子原作:西加奈子脚本:鶴岡慧子プロデューサー:赤城聡出演者山崎光新音須藤理彩草彅剛など問い合わせ先公式HP:映画「まく子」オフィシャルサイト映画「まく子」を見に行こう注目の若手キャストが織りなす物語に注目が集まる、映画「まく子」。ぜひこの機会に話題の作品を見に劇場へ足を運んでみませんか。
2018年11月09日沢村一樹主演で未来の殺人を防ぐために活躍する刑事たちの姿を描く月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」が9月10日の放送を持って最終回を迎え、物語の“黒幕”に立ち向かう沢村さんの迫真の演技に「凄かった」などの声が殺到している。本作はこれまで“未解決事件”“潜入捜査”をテーマに上戸彩主演で新米女性刑事・桜木泉の活躍と成長を描いた2シーズンが製作されてきたが、今回は沢村さん演じる元公安のエリート刑事・井沢範人を主人公に据え、未来の犯罪を予測して捜査する“ミハンシステム”を駆使する「未然犯罪捜査班」の活躍が描かれてきた。沢村さんをはじめ「未然犯罪捜査班」メンバーとして「関ジャニ∞」横山裕、本田翼、柄本時生、平田満、「未然犯罪捜査班」総責任者の東堂を伊藤淳史が演じたほか、ミハンチームと対立する捜査一課の刑事としてマギー、田中道子。そのほか中村育二、北大路欣也らも出演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。誘拐ビジネスを手がける犯行グループに拉致された山内(横山さん)の救出に向かった井沢は、そこでベトナムで謎の死を遂げたとされた桜木と出会う。桜木は井沢に敵意を向けその場を立ち去った。さらに東堂は新たな危険人物として桜木を挙げ、彼女を確保するよう指示する。井沢らはベトナムに向かい、桜木が証券会社社員の谷口正博(斉藤佑介)を追っていたことを知る。谷口は日本からベトナムに赴任した同社の支店長とその娘・由紀子(桜井ユキ)を爆発物を使って殺そうとしており、谷口を射殺してそれを食い止めたのが、井沢の妻の元同僚だった刑事・赤川武志(須田邦裕)だったのだが、事件後、赤川はホテルの屋上から転落死。その翌日、桜木も失踪していた――。さらに調べを進めるとこの事件が井沢の妻子の死とも関わりがあることがわかる…というストーリー。実は桜木はミハンの最初のメンバーとして谷口を追っていたがそれは冤罪で、ミハンの存続のため東堂は事件を隠ぺい。そのせいで赤川も井沢の妻子も殺された。井沢は東堂を問い詰め“黒幕”が警察庁の町田次長であると突き止める。東堂は自らケリをつけようと警察庁に向かうが途中で刺されてしまう。怒りに震える井沢は単身警察庁に乗り込み町田を殺そうとするが、そこでミハンメンバーの制止する声を聞き踏みとどまる。死んだことになっている桜木はどこかに去っていく…というラストだった。放送後には、内に狂気を秘めながら正義を貫く刑事を熱演した沢村さんに「イケメン具合とアクションのかっこよさと体格の良さと演技力に感動」「最初から最後までかっこよかった」「目が爆発しそうで怖かった」「鬼気迫る演技圧巻」などの声が殺到。アクションシーンが大きな話題となった本田さんには「アクションもカッコよかった!」「アクション萌え萌えだった」などのツイートが多数アップされている。また「続編を期待。上戸さんと沢村さんのW主演で見たいな」「続編or映画化希望」など続編を求める投稿も数多く寄せられている。(笠緒)
2018年09月10日「女性ロックバンド」に革命を起こしたチャットモンチー。彼女たちの曲に詞も提供したことのある作家・西加奈子さんが思う、7月の「完結」を迎えたラスト武道館ライブのこと、彼女たちのこと。「私は生きている」文・西 加奈子チャットモンチーはすごいバンドだ。私が知った時にはもうすごかったし、彼女らはデビューの時からすごかった。ちょっと怖くなるくらい格好いい演奏と、とても切実なボーカル。可愛らしい容貌を裏切るバンドだと散々言われてきただろうけど、私はバンドとしての彼女たちを「可愛い」と思ったことは一度もない。いつも、いつだって、ずっと格好良かった。なんだったら「北斗の拳」のラオウの集まりみたいに思っていた。彼女たちの音楽には、ずっと全力で応援されているような気持ちになった。その一方で圧倒的すぎて置いてきぼりにされているような気持ちにもなった。私のためだけに叫んでくれているようにも思えたし、自分たちのためだけに叫んでいるようにも見えた。とにかくどんな感想も想いも矛盾しなかった。自分が感じたことを、全部信じることができた。唯一共通点があったのは、彼女らの演奏を聞くと、いつもお腹いっぱいおにぎりを食べた後のような、とてもシンプルな幸福を感じることだった。彼女たちの潔い佇まいと、それは無関係ではないはずだ。どれだけ高度な演奏をしても、複雑な楽曲を披露しても、彼女たちの姿勢はシンプルだった。自分たちがいいと思う音楽を奏でる。つまり真っ向勝負をしていた(やっぱりラオウだ!)。おにぎりが私たちを生かしてくれているように、彼女たちの音楽に「生かされている」と思うことは多々あった。表現というものは、いつだって食べ物の救いよりは遅い。圧倒的に遅い。表現それ自体が物理的に人の命を救うことはないと、表現する人間ならみんな分かっている、はずだ。でも、私にとってチャットモンチーは限りなくおにぎりなのだった。なんかもう、ものすごく生きることに直結させてくれる音なのだった。そんなチャットモンチーが「完結」する。メンバーの脱退や変化を繰り返し、それでもチャットモンチーはずっとそこにあり続けるだろうと思っていた。勝手に私の常食にしていた、おにぎりが、なくなる?寂しくてめまいがしたけれど、彼女たちが「解散」という言葉を使わないこと、そこに何かすごく意味があるような気がした。これは絶対に目撃せねば、と思った。それで武道館へ行った。武道館のチャットモンチーは、いつもと変わらなかった。「CHATMONCHY MECHA」「たったさっきから3000年までの話」ラオウ的真っ向勝負をして、私たちみんなの口に、おにぎりを放りこんでくれた。「the key」「裸足の街のスター」演奏が終わるたびに、私の体はあたたかなもので膨らんだ。ああ、これがチャットモンチーだ。最初から私はずっと泣きそうで、結局泣いてしまって、すごく泣いて、その時思っていたことは「チャットモンチーを見れなくなるなんて嫌だ」ではなくって、「ありがとうチャットモンチー」なのだった。「私を生かしてくれて、ありがとう!」最近、みんな「ちょっとだけ死のう」としているように思う。本当に死にたいんじゃない。それどころか生きたくてたまらない。だから、自分が「本当に生きている」ことを実感したくて、ちょっとだけ死のうとしているように思うのだ。例えば分かりやすく手首をちょっと切ってみるだけじゃない。痛みを感じ、流れる血を見て「生きている」と思うのではなく、インターネットに誰かの悪口を書いたり、悪いお酒を飲んで酩酊したりして、チクチクと自分の心を刺すのだ。そうして見えない血を流して、それで「生きている」と思う。チャットモンチーの音楽は、「ちょっとだけ死ぬ」必要なんてないんだよ、と言ってくれていた。そんなことしなくても、自分を傷つけなくても、あなたは生きている。まごうことなく、完全に、全身全霊で生の只中にあるから、だから生きているんだよ。そう、叫んでくれていた。「砂鉄」「クッキング・ララ」「惚たる蛍」「染まるよ」私は生きている。「majority blues」「ウィークエンドのまぼろし」「例えば、」生きて、歌を歌う。「東京ハチミツオーケストラ」「さよならGood bye」「どなる、でんわ、どしゃぶり」熱狂する。「Last Love Letter」「真夜中遊園地」「ハナノユメ」体中を血がぐるぐると回る。それは、痛みを覚えるための血じゃない。生きている、それはもう圧倒的に生きている証拠の血が流れるのだ。「シャングリラ」「風吹けば恋」「サラバ青春」7月4日の武道館、私たちはみんなで生きていた。みんなで、ちっとも死なずに生きていた。チャットモンチーのへその緒に、みんなで繋がっていた気分だ。確かに彼女たちは「完結」した。そしてそれは同時に、生まれ直す行為だった。圧倒的に生きたまま生まれ直す行為。彼女たちの音楽が、その粒が私たちの体に入り込み、血になって、骨になって、細胞になって、心になった。そういえば武道館に下がった垂れ幕には、大きな字でこう書かれていたではないか。「Every day is your birthday」新しい誕生日おめでとう、私たち。新しい誕生日おめでとう、チャットモンチー。にし・かなこ作家。1977年生まれ、エジプト、大阪育ち。『サラバ!』(小学館)にて直木賞受賞。最新刊に『おまじない』(筑摩書房)。チャットモンチーの楽曲「例えば、」では、作詞を担当した。チャットモンチー2004年、地元徳島県にて結成。幾度かのメンバーチェンジを経て、橋本絵莉子(Vo、G)、福岡晃子(Ba、Dr)、高橋久美子(Dr)の3人での活動を始める。2005年、ミニアルバム『chatmonchy has come』にてメジャーデビュー。以降、テレビアニメ『働きマン』のエンディングテーマに抜擢された「シャングリラ」をはじめ、数々のヒット曲を世に出す。’11年の高橋の脱退以降は、サポートを迎えつつ2人体制で活動。’18年7月4日の日本武道館ライブ、そして同21日・22日の「徳島こなそんフェス」をもって「完結」。※『anan』2018年9月12日号より。写真・古溪一道上山陽介(by anan編集部)
2018年09月07日上戸彩主演の人気シリーズを沢村一樹に主演をバトンタッチ、未来の殺人を防ぐために活躍する刑事たちの姿を描く新月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」が7月9日放送開始。沢村さんはじめ横山裕、本田翼ら新レギュラーの活躍に視聴者はどんな反応を示した!?“未解決事件”“潜入捜査”をテーマに、上戸さん演じる新米女性刑事・桜木泉の活躍と成長を描いたこれまでの「絶対零度」シリーズだが、今回のシリーズでは沢村さんに主演をバトンタッチ。沢村さん演じる元公安のエリート刑事・井沢範人が未来の犯罪を予測して捜査する“ミハンシステム”を駆使する「未然犯罪捜査班」のリーダーとなりチームとともに活躍する姿が描かれる。沢村さんのほか、前シリーズ最終話に登場した「関ジャニ∞」横山裕が元特殊捜査班の山内徹役で続投。行方不明になったとされている桜木泉役で上戸さんも出演。「未然犯罪捜査班」メンバーとして本田翼、柄本時生、平田満。「未然犯罪捜査班」総責任者の東堂役で伊藤淳史といったキャストが今回から新たに参加する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話ではミハンシステムに不信感を募らせながらも捜査にあたる未然犯罪捜査班の面々の姿や、正義感に燃えた山内の“暴走”が新たな“ミハン”を生み出してしまう展開。二転三転する事件の様相とそれに対応する「未然犯罪捜査班」の活躍が描かれた。また上戸さん演じる桜木が突然失踪を遂げた後、ベトナムにいることや、何者かに追われていること。そして1話のラストで死体として発見されたことなど、前作から続くストーリーの別の軸も提示された。放送を見ていた視聴者からは「沢村さん、フロアで一番カッコいいな」「沢村一樹かっこよすぎんか」、「横山さんそれにしても顔がいいなあ」「よこやまさんかっこいい…。美しい」と沢村さん、横山さんのイケメンぶりや、「本田翼のアクションかっこええ、つええ」「本田翼のキックは今期の楽しみになりそうだ」と本田さんのアクションを絶賛するツイートなどが殺到していた。また上戸さん演じる桜木が登場すると「うぉー懐かしのバナナ笑」「7年ぶりの桜木のバナナに泣きそう」などの声とともに「誰に追いかけられてるの?」「初回にして桜木死んでるんだけど」など謎めいた現在の彼女の姿に様々な反応も寄せられた。「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」は毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2018年07月10日出演者がチームでクイズやゲームに挑戦するバラエティ「ネプリーグ」。7月9日(月)今夜は2時間SPでの放送となり、沢村一樹、本田翼、「関ジャニ∞」横山裕ら、本日スタートする月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」のメインキャスト陣がゲストに登場する。今回「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」からゲスト出演するのは、「レンタル救世主」や連続テレビ小説「ひよっこ」、大河ドラマ「西郷どん」などで幅広い演技をみせる沢村さん、「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」『鋼の錬金術師』「奥様は、取り扱い注意」と次々と話題作に出演を続ける本田さん、「関ジャニ∞」としての活動とともに『エイトレンジャー』「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」や『破門 ふたりのヤクビョーガミ』などで俳優としても活躍する横山さん。さらに、連続テレビ小説「おひさま」などへの出演を経て映画『聖の青春』や「増山超能力師事務所」シリーズ、「愛してたって、秘密はある。」などでも知られる柄本時生、「チーム・バチスタ」シリーズをはじめ「脳にスマホが埋められた!」や「オー・マイ・ジャンプ!」などで個性的な存在感を放つ伊藤淳史の5人。彼らに林修が加わった「絶対零度」チームが長嶋一茂、石原良純ら二世タレントを味方につけた「ネプチューンチーム」と対決。「1か月前から『ネプリーグ』の話をしている」と気合十分な沢村さんに対し本番組初登場となる横山さんは「クイズ番組を避けて僕はやってきた」と自信なさげ。「漢字テストツアーズ」に「パーセントバルーン」などおなじみのステージを経て白熱のサバイバルトロッコへと至る、今夜の対決も見逃せない。人気シリーズとなった「絶対零度」最新シーズンとなる「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」は、沢村さん演じる井沢範人を中心に、“殺人”を犯す可能性の高い危険人物を事前に割り出す“未然犯罪捜査システム=ミハンシステム”によって未来の危険人物が起こすかもしれない重大犯罪(主に殺人)を阻止する…というストーリー展開。「ネプリーグSP」終了後の7月9日(月)今夜21時から“月9”枠で放送スタートとなる。「ネプリーグSP」は7月9日(月)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年07月09日音楽家の椎名林檎、演出振付家のMIKIKO、そして小説家の西加奈子というトップクリエイターの3人が、初めて旅番組に挑戦した「猫にまた旅 ~椎名林檎・MIKIKO・西加奈子 ロシアを行く~」が、6月30日(土)に放送されることが決定した。今年デビュー20周年を迎え、書き下ろしたドラマ「カルテット」の主題歌が話題になったことも記憶に新しい椎名林檎、「Perfume」「BABYMETAL」など様々なアーティストの振付を手掛けるMIKIKO、そして、「まく子」が実写映画化されることも決定している直木賞作家・西加奈子。プライベートでも親交を深める彼女たちが訪れたのは、帝政ロシアの都として栄えたサンクトペテルブルグ。歴史と芸術に彩られた美しい街で、“3人の猫娘たち”が“芸のこやし”をハンティング。クリエイターならではの視点で、古都の魅力を掘り下げていく。番組内では、ロシアの伝統楽器「バラライカ」のバンドアンサンブルを体感したり、世界5大バレエ団として名をはせる「マリインスキー・バレエ団」に潜入したり。またロシアの文豪ドストエフスキーの家の訪問など、3人の創作に通ずるシチュエーションが満載。ほかにも、世界の猫・ロシア編として、ロシアンブルーのブリーダーを訪ね、ロシアの一般家族の夕食に突撃も。もちろん、エルミタージュ美術館をはじめとする名所も周る。「猫にまた旅 ~椎名林檎・MIKIKO・西加奈子 ロシアを行く~」は6月30日(土)23時5分~NHK総合テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2018年06月19日映画『まく子』が、2019年3月15日(金)より、テアトル新宿他全国ロードショー。直木賞作家・西加奈子の小説『まく子』が実写映画化原作は、直木賞作家の西加奈子による同名の小説『まく子』。小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエとの出会いをきっかけに、ほんの少しだけ大人へと近づいていくさまを描いた成長物語。誰しも成長の中で経験してきたであろう、思春期ならではの葛藤や親と子の確執・再生を、西加奈子ならではの世界観で瑞々しく表現した作品だ。主演は俳優界の新星2人本作の主演・慧(さとし)役を演じるのは、中学3年生の山﨑光。2010年『ちょんまげぷりん』で映画デビュー、その後『真夏の方程式』など数々の作品に出演しているが、今回14歳にして初の主演を果たす。転入生・コズエ役には、13歳の新音(にのん)が決定。RADWIMPS「狭心症」のミュージックビデオ、第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門において正式招待作品に選ばれた『Blue Wind Blows』の出演を経験している、注目の若手女優だ。主人公・慧の父親役に草彅剛そして慧の父親・光一役として、草彅剛が出演。2017年9月より「新しい地図」として再始動し、自身主演の『光へ、航る』を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が大ヒットを記録、舞台「バリーターク」では主演を務めるなど、役者としての更なる活躍が記憶に新しい。また、慧の母親・明美役は、NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」にて、20年ぶりの朝ドラ出演を果たして話題の須藤理彩が務める。お笑いコンビ・しずるの村上純が抜擢思春期の息子を温かく見守るサトシの母・明美役には、NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」で20年ぶりの朝ドラ出演で話題となった女優・須藤理彩が担当する。また、大人なのに子供たちとばかり一緒にいる青年・ドノ役には、お笑いコンビ・しずるの村上純が抜擢。子供とばかり一緒にいるドノをバカにしている主人公・サトシは、ドノの“ある想い”を知ることで少しずつ変化していく。映画『まく子』の世界を彩る他の出演者にも注目。サトシのクラス担任小菅役には、舞台「No.9-不滅の旋律‐」に出演するなど舞台での活躍がめざましい橋本淳、生徒たちを優しく見守る校長役には俳優・小倉久寛、旅館のベテラン仲居キミエおばちゃん役には女優・根岸季衣、ドノと心を通わす不登校児の類役には若手注目俳優の内川蓮生が選ばれている。主題歌は高橋優の書き下ろし主題歌は、シンガーソングライター高橋優の「若気の至り」。映画を観たあとすぐに書き下ろしたというこの楽曲は、思春期の繊細に揺れる気持ちを織り込んだ一曲に仕上がっている。なお「若気の至り」は、高橋優の6th アルバム「STARTING OVER」に収録されている。ストーリー小さな温泉街に住む小学生5年生の「ぼく」(慧)は、子どもと大人の狭間にいる。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちがおそろしかった。女の人とみれば、とたんにだらしなく笑う、父ちゃんみたいには絶対になりたくなかった。だから、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていた。そんなとき、コズエがある日突然やってきた。コズエはとても変で、とてもきれいで、なんだって「まく」ことが大好きで、そして彼女には秘密があった…。【作品情報】映画『まく子』公開日:2019年3月15日(金)シアター:テアトル新宿ほか全国脚本・監督:鶴岡慧子原作:「まく子」西加奈子(福音館書店 刊)出演:山﨑光、新音、須藤理彩/草彅剛、つみきみほ、村上純、根岸季衣、小倉久寛、内川蓮生■前売券情報2018年12月28日(金)より、WEBで座席指定ができるムビチケカード1,400円(税込)を発売開始。購入者には、先着で西加奈子の手描きイラスト入り“想いをまく一筆箋”をプレゼント。※一部劇場を除く、数量限定
2018年05月19日上戸彩主演で“未解決事件”“潜入捜査”をテーマに、新米女性刑事・桜木泉(さくらぎ・いずみ)の活躍と成長を描いてきた「絶対零度」シリーズが、沢村一樹を主演に迎え、7月よりスタートすることが明らかとなった。さらには、上戸さんも物語全体の謎のカギを握る存在として登場することが決定している。■「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」あらすじ井沢範人(いざわ・のりと)は、ひょうひょうとしてつかみどころのない印象を周りに与える人物ながら、実は元公安のエリート刑事。ある事件を起こしたことをきっかけに公安から、総務部・資料課に室長として転属。その資料課には、警察内で厄介払いされたトラブルメーカーたちが集められており、実は秘密裏に進められている、ある重要なプロジェクトの任務を託される。そのプロジェクトとは、日本国民のあらゆる個人情報、日本全国の監視カメラの映像、メールや電話の通信データなどが集約されたビッグデータを解析し、過去15年分のさまざまな犯罪データと照らし合わせ、AIが統計学的に、これから起こる重大犯罪、主に“殺人”を犯す可能性の高い危険人物として割り出す“未然犯罪捜査システム=ミハンシステム”の実用化プロジェクト。資料課に課せられたミッションは“未然犯罪捜査チーム=ミハン”として、“ミハンシステム”の割り出した、未来の危険人物が起こすかもしれない重大犯罪(主に殺人)を阻止することだった!データが示すのは危険人物の名前だけで、何が起こるかは分からず、いつ、どこで、誰が、なぜ、殺されようとしているのか?それらのことを潜入捜査しながら突き止めてくが…。■沢村一樹、フジテレビ月9初出演!主人公である、元公安のエリート刑事・井沢範人を演じるのは、フジテレビ月9初主演となる沢村さん。また、前シリーズから7年を経て、一流の捜査官に成長したが、ある捜査中に突如失踪、消息をたってしまった桜木泉として、前シリーズと同様、上戸さんが出演する。上戸さんは、「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」以来、4年ぶりのフジテレビ連続ドラマ出演となる。■沢村一樹、上戸彩からもコメントが到着沢村さんは、「新しい“月9”、新しい『絶対零度』に挑戦するチームに参加させて頂けること、うれしく思います。刑事ドラマ作りは何よりもチームワーク。スタッフ、キャストが力を合わせて、楽しく、時には意見をぶつけ合えるような現場作りができたらなと思います」と、月9で初めて主演を務めることに意気込みをみせた。また、前作に引き続き出演が決定した上戸さんは「前作から7年経った“桜木泉”がどう成長してきたか、空白の時間をお届けできたらと思います。“桜木泉”を生かし続けてくださる皆様に感謝しています」と、本作に対する想いをコメントした。「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」は7月より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年05月17日第152回直木賞受賞の人気作家・西加奈子が受賞後第1作目として発表した、思春期の成長物語「まく子」が映画化、2019年に公開されることが決定!主演を『真夏の方程式』から成長した山崎光が務め、その父親役を草なぎ剛が務めることが分かった。■誰しもが経験する、思春期ならではの葛藤や親子の確執と再生を描く物語本作は、小さな温泉街に住む小学5年生の男の子・慧(さとし)が、不思議な魅力をもつ美少女・転入生のコズエと出会い、彼女に秘められた大きな秘密を知ることで、いままで見てきた世界<日常>が優しく塗りかえられていき、ほんの少しだけ大人へと近づいていく物語。誰しもが成長の中で経験してきた、思春期ならではの葛藤や親と子の確執と再生を、西加奈子らしい独自の世界観で瑞々しく描いた原作を、テレビ朝日「アメトーーク!」の「読書芸人大賞2016」にて芥川賞作家でもある又吉直樹(ピース)がおすすめ作品として紹介。さらに話題となり、子どもだけでなく、“かつての子どもたち”に向けられた小説として幅広い世代に親しまれている。■山崎光、14歳にして初主演!「重なるところが多く演じやすかった」主人公・慧役を演じるのは、現在、中学3年生の山崎光(14歳)。2010年『ちょんまげぷりん』(中村義洋監督)で映画デビューし、その後、松坂桃李が主演を務めた『ツナグ』(平川雄一朗監督)、ガリレオシリーズの『真夏の方程式』(西谷弘監督)など数々の作品に出演してきたが、本作で初主演を務める。山崎さんは現場をふり返り「初めて主演という大役を頂き緊張していたのですが、鶴岡(慧子)監督のわかりやすい指導と、スタッフさんたちのサポートのおかげで、思い切って楽しく演技することができました」とコメント。「少し恥ずかしいシーンもあり緊張もしましたが、自分なりに上手く演じることができたと思います。最後のシーンが終わり、監督からのOKの声を聴いて、ホッとしたのと同時に、撮影が終わってしまった寂しさがこみ上げてきました」と告白。「実際ぼくもいま、同じような境遇で、慧と重なるところが多く演じやすかったです。慧がコズエの不思議な世界観に巻き込まれていく、とても不思議で魅力的な作品で、精一杯演じさせて頂いたので、たくさんの方に観て頂けたら嬉しい」と、主人公に触れながら頼もしくアピールした。また、不思議な魅力を持つ美少女の転入生・コズエ役には、新音(にのん・13歳)が決定。「RADWIMPS」の「狭心症」のミュージックビデオや、佐渡島でオールロケを行った第68回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門・正式招待作品『Blue Wind Blows』(富名哲也監督)に出演しており、映画は本作で2作品目。今後の活躍が期待される若手注目女優の1人だ。コズエという役柄が「複雑で難しい面もありましたが、演じる上でたくさんのことを学べた気がします」と新音さん。「台本をもらった日から。『まく子』の不思議な世界観が伝わってきて特別な映画だと感じました。その世界を表現するような演技ができるようにがんばりました。完成楽しみにしてます!」と期待を込めている。■草なぎ剛、主人公に「しっかりしろよ」と言われてしまう父親に山崎さん演じる慧の父親・光一役には、2017年9月「新しい地図」として始動し、自身主演の『光へ、航る』(太田光監督)を収めたオムニバス映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間限定公開の中、28万人以上の動員する大ヒット。さらに現在公演中の舞台「バリーターク」(演出:白井晃)では主演を務めるなど、役者としての活躍が目覚しい草なぎ剛(43歳)。草なぎさんは、小学5年生の息子をもつ父親役を演じることに「14歳の座長、山崎光君演じる慧の父親・光一役を演じさせていただきました。子どもから『お父さんしっかりしろよ』と言われてしまう、そんな父親です」と“自己紹介”、「僕もちょうど山崎君と同じくらいのときに仕事を始めているので、当時のことを思い出し、そのとき感じていたことはいまも感じているのかなと考えたりしました」と語る。作品についても「『まく子』は、誰しも持っている、どうしても失ってしまう大事な感情、想いを、もう一度取り戻してくれる作品です。僕たちの前にいきなり出てきて、花火の様に僕らの日常を映してくれて、『あいつ、バカだなぁ』って笑いながら、幸せをまいてくれる、この映画も、みなさんにとってそんな存在になる映画だと嬉しいです」とコメント。さらに慧の母親・明美役には、1998年にNHK朝の連続テレビ小説「天うらら」でヒロインを演じてから、数々の作品に出演を果たし、現在放送中の「半分、青い。」“人生・怒涛編”にて20年ぶりの朝ドラ出演を果たす須藤理彩(41歳)。「不思議な出会い、出来事。もしかしたら、いま起こっていること全てが幻だったとしても、そのとき感じたことは心に深く刻まれて『自分』は少し成長したんだと…そんな思春期の息子を見守る母の役です。母も、そんな息子から、学ぶのです。人を愛する気持ちを…」とコメントを寄せている。■監督は国内外から注目を集める新進気鋭・鶴岡慧子監督本作の監督を務めるのは、長編第1作目『くじらのまち』が第34回PFFアワード2012グランプリとジェムストーン賞をW受賞し、海外映画祭でも第63回ベルリン国際映画祭・フォーラム部門、第17回釜山国際映画祭・コンペティション部門に正式出品され、高い評価を受けた若手監督・鶴岡慧子(29歳)。長編第2作目『はつ恋』も第32回バンクーバー国際映画祭にて、これまで数々のアジア監督を輩出してきた「ドラゴン&タイガー賞」にノミネートされており、国内外問わず注目を集めている。「美しい川が流れる四万温泉で、巡る季節を感じながら映画『まく子』を撮りました。光くんと新音さんが、成長期の真っただ中にいる主人公たちを、からだの全てで演じてくれました。そして2人の周辺を、新人から大先輩まで、様々なフィールドから集まったおもしろ~い俳優さんたちが彩ってくれました」と監督はコメント。そして、今回の映画化にあたり、原作者・西さんは、「あの頃のあなたへ、あの頃の私へ向けて書いたつもりが、いまこの瞬間のあなた、いまこの瞬間の私に向けて書いていました。私たちがいまこうやってここにいるのは奇跡です(よね?)。私にとって特別な思い入れがあるこの作品を映像にしていただけることも奇跡。素晴らしいスタッフに恵まれ、それだけでこの作品は祝福されています。完成がほんとうに楽しみでなりません」と万感の思いを明かす。撮影は、3月末~4月上旬に群馬県四万温泉付近にて行われ、すでにクランクアップ。現在は編集中にて、完成は8月を予定している。本作のプロデューサー・赤城聡は、完成、そして来年公開に向けて「脚本を作りながら、撮影を進めながら、主人公・慧の成長を描くと共に、この映画そのものが、僕たちの想像を超えた成長を遂げていきました。皆さんがこの映画に出会うこと、どうかそれが素晴らしい奇跡でありますように」とコメントを寄せている。映画『まく子』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年05月16日直木賞作家・西加奈子による絵画展、「おまじない」「“i” beyond」展が東京・千代田区のAI KOWADA GALLERYで開催される。本展は西が「文学」と同じく情熱を傾ける「絵画」にスポットを当てた、2度目となる企画展示となる。孫係 “私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。” ボール紙にクレヨン 550x460mm 2018©Kanako NISHI courtesy of AI KOWADA GALLERYこれまでも、小説のテーマを絵画でも制作してきた西。その作品は表紙絵や挿絵となり、ストーリーを理解する鍵となる存在でもあった。クレヨンが油絵の具のように厚く塗り重ねられた段ボールのタブローには、西の華奢な体に宿るエネルギーが放出され、力強さに溢れている。西は小説を通し、自己のアイデンティティに悩み、途方に暮れる人々の背中を“あなたはあなたのままでいい”と押し続けてきているが、そのメッセージは絵画にも投影されている。西が画材としているのは、幼少時から親しんでいるクレヨン、そして通っているスーパーで譲り受けるという段ボール 。正式な美術教育を受けず身近な素材を“画材”とし 、表現するという西独自の制作スタイルは、 ニューヨークなどの街角で、描く素材や場所を選ばず、さまざまな社会問題を訴えてきたストリート・ アーティストの姿にも重ねられる。今回の作品展は前期「おまじない」と、後期「“i” beyond」に分けて行われる。前期「おまじない」では、先月刊行された、10年ぶりとなる短編集『おまじない』(筑摩書房、2018)にも表現される心の“ゆらぎ”や“不安定さ”をも見事に表現。夕焼けのように赤く染まる空をバックに煙を吐く煙突や、こちらを見上げる子犬の何か言いたげに揺らぐ瞳、地を這うカタツムリの滑らかな躰と魅惑的な殻模様。具体的な輪郭を与えられて描かれたそれらは優しい印象を持つ一方、不安定さも感じさせる。本展では、短編集それぞれの物語にあわせて描き下ろされた、具象絵画8点を展示する。後期「“i” beyond」は、小説 『 i(アイ)』(ポプラ社、2017)の刊行とともに本ギャラリーで開催された「インスタレーション “i”」 を、再構成したもの。ギャラリー全体を力強いストロークで描き上げた波や渦で埋め尽くし、西の表現世界に包まれる空間インスタレーションは、小説の登場人物たちの心の機微を追体験させ、たくさんの観客を圧倒。今回、そのインスタレーションを、「“i” beyond」というテーマで、個別のタブローとして再構成している。西が様々な色彩を自在に操りながら、鮮烈な生命観を描いた抽象絵画、13点が展示予定だ。小説を読んでなくても、西加奈子の豊穣な表現世界を体験できる貴重な機会となる。 【イベント情報】西加奈子「おまじない」「“I” beyond」会期:前期(「おまじない」)6月10日〜6月24日/後期(「“i” beyond」) 6月30日〜7月16日会場:AI KOWADA GALLERY住所:東京都千代田区外神田6丁目11-14 3331 Arts Chiyoda 2F時間:14:00〜18:00 ※会期中無休入場無料
2018年05月14日俳優仲間である沢村一樹、生瀬勝久、田口浩正に、沢村さんの後輩俳優・上杉柊平が“男だけ”でイタリア3都市を鉄道で巡る紀行情報バラエティー「役者旅~自由すぎダンディ達のイタリア~」が3月29日(木)に放送されることになった。人気俳優たちが、イタリアへ男だけの旅に出る!海外に不慣れな男たちの予測不能な珍道中や、行く先々で見せる素顔も余すところなくお届けする紀行情報バラエティー番組。旅に出るのは、それぞれ共演経験があり旧知の間柄でもある沢村さん、生瀬さん、田口さん。そして沢村さんが「海外に不慣れなオジサンばかりでは不安(笑)」と連れてきた後輩の上杉さんの4人。イタリア有数の温泉地で貴重な入浴シーンも!旅のスタートはミラノ駅。初めてのヨーロッパ旅行に、マイ釣り竿も持参してテンションがあがる生瀬さん。田口さんも「このメンバーでイタリアに来る日がくるなんて」と胸を躍らせる。この旅は、行き先選びや移動の手配も、基本的に自分たちで行う自由気ままな男旅。まずは長距離移動の疲れを癒すため、イタリア有数の温泉地でもあるシルミオーネに電車で向かうことにするが、早くも切符購入という壁にぶつかり悪戦苦闘。何とか自力で切符を購入した一行は、いざシルミオーネへ。街のシンボル的存在のスカラ城からの絶景を楽しんだり、気になるお店で買い物したりと思うままに街歩き。大人の男たちが、修学旅行生のようにはしゃぐレアな姿は必見となりそう。その後、夕食をとるため入ったレストランでは、イタリア語が分からない4人が勘を頼りに注文。一体どんな料理が出てくるのか?そんな俳優たちの必死の食リポにも注目!お腹を満たした後に向かった温泉では、オジサマ俳優たちの貴重な入浴シーンも大公開!?さらに、生瀬さんが楽しみにしていた釣りをするため、イタリア最大の湖・ガルダ湖へ行った一行を、なんとイタリアで20年ぶりに起こった珍事が襲うことに!ミラノで元祖“ちょいワル”のあの人が合流!ベネチアでは、世界遺産に登録されているサンマルコ広場の散策や、ベネチア観光では絶対に外せないゴンドラにも乗船。わがままオジサマ達の悪ノリじゃんけんに負け、1人だけ乗船できずに街中を乗船写真撮影のために走り回ることになるのは、果たして誰?また、ミラノでは、パンツェッタ・ジローラモが登場!実は、沢村さんがジローラモにミラノ案内をお願いしていたのだとか。最強の案内人の登場に大喜びするメンバー。早速、ジローラモに知る人ぞ知るスポットを案内してもらうことに。芸術的なお墓が数多くあり、まるで美術館のような“ミラノ記念墓地”を見学した後、ジローラモおすすめの店をハシゴして名物料理に舌鼓。さらに、イタリア流のファンションコーディネートを体験するなど、ディープなミラノを堪能する。各地の文化や芸術に触れ、本場のグルメを味わい、イタリア3都市を味わい尽くす俳優たちの旅。この旅にナレーションで参加するのは、女優・仲間由紀恵。沢村さん、生瀬さんと共演経験があり、親しい間柄でもある仲間さんが“男だけの旅”を自然体で楽しむ俳優たちの姿や、その中で見せる素顔を、愛あるツッコミを交えながら見届ける。男だけのイタリア旅を満喫した4人からコメント到着!■沢村一樹「格好つけてるシーンはなかった」オジサン旅が面白かったです。特には生瀬さんですかね。あと、ジローラモさんもいらっしゃってくれたおかげで、普段行けないようなところも連れて行ってもらえました。ふり返ってみるとミラノで行った「ミラノ記念墓地」が、イタリアという国がギュッと詰まっている感じがして、印象に残っています。素の自分が出すぎているかもしれないくらい、格好つけてるシーンはなかったので、視聴者の方にも同じように見てもらえると嬉しいですね。■生瀬勝久「男同士での旅が面白くて」イタリアの印象以上に、男同士での旅が面白くて印象に残っています。一緒に行ったメンバーも、俳優としての彼らだけじゃない個人の出身地が見えるみたいな感じがして、すごく面白かったですね。ハプニングもありましたが、そこでどう臨機応変に対応するのかが面白いと思っているので、楽しかったです。■田口浩正「変に気を使わなくてよかった」男だけだったので変に気を使わなくてよかったですね。みんな思っていた通りの人たちで、楽しかったです。僕ら役者はセリフでお仕事をしているけど、今回は自分たちの言葉でナチュラルに話している。ドラマではやっていないことだから、面白いと思います。■上杉柊平「大先輩3人と毎日一緒に過ごせたことが財産」個性があって、格好よくて、尊敬できる、そんな大先輩3人と毎日一緒に過ごせたことが、この旅での一番の財産になったと思います。3人に付いていく若者、この経験はなかなか出来ないので、本当貴重な経験が出来ました。男4人だからこそのダラっとした雰囲気も見どころです。「役者旅~自由すぎダンディ達のイタリア~」は3月29日(木)22時~カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年03月14日普段は患者に笑顔で優しく接するスゴ腕の外科医だが、自分が信じる医療のためなら目的・手段を選ばない非情な一面も持ち合わせている医師・相良浩介を沢村一樹が演じる本格医療ドラマ「DOCTORS~最強の名医~」が、新春1月4日(木)にスペシャルドラマとして約3年ぶりの復活を遂げることが分かった。本作は、2011年10月クールに連続ドラマとしてスタートし、平均視聴率14.8%、最高視聴率18.5%を獲得。その後も連ドラシリーズのパート2、3、そしてスペシャルドラマ2本が放送され、沢村さんの代表作ともいえる大人気シリーズとなった。そして今回の新春スペシャルでは、スゴ腕外科医・相良と、高嶋政伸演じる“腕は確かだが人間性にやや問題アリ”な外科医・森山卓が、対立しながらも患者を救う医療のために尽力していく本作の魅力はそのままに、登場人物たちのキャラクターもますますパワーアップ!■「卓ちゃんのママ」を演じるのは松坂慶子!物語は、前院長の堂上たまき(野際陽子)が幸せの国・ブータンに渡り診療所をたちあげ、森山先生が堂上総合病院の新院長に就任。手伝いのために相良がブータンへ行って病院を留守にしている間に、堂上総合病院は森山“新”院長と、彼が連れてきたうさん臭い経営コンサルタント・猿渡圭介(手塚とおる)の手により大混乱に陥っていた…というところからスタート。またその頃、堂上総合病院に生体肝移植手術を求め、ひとりの女の子とその両親が相良を訪ねやってくる。帝楼会病院からの転院による手術ということもあり、院長の森山の了承を得ようとしたところ、帝楼会病院院長が伴財であるという理由からその手術を断るよう命じられるが、相良は理想の実現のためある策を巡らし…?さらに今回は森山新院長の“ママ”も初登場!これまで謎のベールに包まれていた「卓ちゃんのママ」を演じるのは松坂慶子。そんな母・日美子は、ある日腹痛を訴え、堂上総合病院に搬送されてくる。日美子の主治医になった森山だったが、病院スタッフが見ている前で自身のマザコンぶりがたびたび露呈してしまい大慌て!松坂さんと高嶋さんが繰り広げる「ママと卓ちゃんの日常」も必見だが、日美子に緊急手術の必要性が浮上し…と今回も気になる展開が待ち構えているようだ。■このドラマが続く限り、作品の中では野際さんが生き続けて行く実際撮影に入ってみると、不思議と久しぶりな感じがしなかったと言う沢村さんは、「高嶋政伸さん演じる森山先生の奇怪っぷりと珍行動は相変わらず、というかさらにパワーアップしていますし、今作で新たに登場する、松坂慶子さん演じる森山先生のお母さんもなかなか強烈なキャラクター。おふたりの絡みにはまったく違和感がないんです(笑)」と現場での様子を明かし、自身の役については「相良の策士ぶりもパワーアップしています。森山先生に対する“イジワル度”は前よりも増していて、翻弄させてやろうという強い意図を持ってやっている感じ。パート1のときの相良に戻っているような部分もあるので、そのあたりも楽しんでいただけたらと思います」と語った。また、今年6月に亡くなった野際陽子さんも出演していた本シリーズ。沢村さんは「野際さんが作品の中で大きな柱を担ってくださっていたのは間違いないですが、もしかしたら森山先生のあのキャラクターを作り上げたのも、野際さんだったのかもしれないな、と感じています。正直僕はまだ野際さんがいらっしゃらないこと、ピンときていないんです。『でもこのドラマが続く限り、作品の中では野際さんが生き続けて行くのだと思います』見てくださる皆さんにも、そんな気持ちを抱いていただけたら、と思います」と想いを明かしている。■卓ちゃんの代名詞「んんんっ」のバリエーションも見どころ!?一方、高嶋さんは「今回は卓ちゃんの代名詞でもある『んんんっ』のバリエーションが増えているんです。怒りや悲しみを表現し、もはや“言語化”したさまざまなパターンの『んんん』が飛び出しますので、視聴者の皆さんには是非楽しみにしていただければ…」と見どころポイントを語った。そして「まるで音楽を奏でるように、気持ちよくストーリーが展開していく脚本、そして撮影でも、コミカルなシーンも真剣に撮影されていて、ワンシーンごとに熱気、そして皆さんがこの作品を好きな気持ちが伝わってきて、それがとても素敵だなと思いながら参加させていただきました」と振り返る松坂さんは、「ときにコミカルな中にシリアスな心情をすくい上げる、とても見ごたえのある作品となっておりますので、皆さんも是非楽しみにしていただけたらと思います」とメッセージを寄せている。なお、キャストには比嘉愛未、正名僕蔵、伊藤蘭らお馴染みメンバーが集結するほか、松坂さんのほかにもゲストとして石橋蓮司、手塚とおる、鈴木梨央も出演する。「DOCTORS~最強の名医~新春スペシャル」は2018年1月4日(木)21時~テレビ朝日系24局ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月09日