シンガーソングライターの沢田聖子が3日に自身のアメブロを更新。91歳になった母親が受け入れないことを明かした。この日、沢田は母親について「2月2日で91歳になった」と報告し「部屋に飾りつけてみた。…誰も見ないけど」と数字のバルーンで飾り付けられた部屋の様子を写真で公開。母親に対し「91歳、おめでとぉー 9と1を飾ったよ、見て見て!!…と言った」と述べるも「誰が91なの!?」と言われたことを明かした。続けて「実年齢を受け入れないのでじゃあ、いくつになったの!?と聞き返した」といい「うーーーんと………(長く考えて)88くらいかなぁ」と返答があったことを説明。「3歳程度のサバ…と思ったけど」と述べつつ「80代と90代の差が母の中では大きいんだね、きっと」と推測した。また「去年の誕生日にはベッドからリビングルームまで歩いて私が買ってきたバースデーグッズを身に付けて楽しんでいた」と昨年の誕生日での母親の様子を明かしつつ「最近はトイレ以外は殆どベッドに居る事が多くなった」と説明。最後に「今年も一緒に誕生日をお祝い出来て感謝しかないね」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お誕生日おめでとうございます」「ステキな飾り付けですね」「気力のある証拠ですよ」などのコメントが寄せられている。
2024年02月05日沢田研二の全国ツアー「沢田研二 LIVE 2024『甲辰 静かなる岩』」の開催が決定した。1月12日(金)に東京・LINE CUBE SHIBUYAから始まる「沢田研二 正月LIVE 2024『甲辰 静かなる岩』」のチケットは即完し入手困難なライブとなってしまったが、このたび待望の全国ツアースケジュールを発表!4月5日(金)のLINE CUBE SHIBUYA公演を皮切りに、全国20公演開催される。沢田研二 チケット情報チケットは、1月13日(土)昼12:00から21日(日)23:59までオフィシャル先行抽選受付を実施。■沢田研二 LIVE 2024『甲辰 静かなる岩』4月5日(金) LINE CUBE SHIBUYA4月11日(木) ロームシアター京都メインホール4月13日(土) 本多の森北電ホール4月14日(日) 長野市芸術館メインホール4月20日(土) 刈谷市総合文化センター アイリス4月27日(土) 新潟県民会館5月10日(金) 福岡市民会館 大ホール5月11日(土) 市民会館シアーズホーム夢ホール5月19日(日) 神戸国際会館こくさいホール5月20日(月) フェスティバルホール5月24日(金) 神奈川県民ホール5月25日(土) さいたま市文化センター6月1日(土) 岡山シンフォニーホール6月2日(日) なら100年会館 大ホール6月15日(土) 白河文化交流館コミネス 大ホール6月16日(日) 東京エレクトロンホール宮城6月18日(火) 東京国際フォーラム ホールA6月30日(日) 相模女子大学グリーンホール7月3日(水) 愛知県芸術劇場 大ホール7月9日(火) LINE CUBE SHIBUYA【出演】沢田研二【バンドメンバー】柴山和彦(g)/依知川伸一(b)/高見一生(g)/平石正樹(Ds)/斎藤有太(key)/すわ親治(cho)/山崎イサオ(cho)
2024年01月10日みなかみ町は、旧「一葉亭(旧ひがきホテル)」の対象施設を宿泊や飲食等の観光施設として活用する事業者の選定に係る公募を行います。今般、公募型プロポーザル方式による旧「一葉亭」を活用する事業者選定の一環として、参加意向のある民間事業者を対象として行う現地見学会の参加申込の受付を令和5年10月18日(水)より開始します。■公募の趣旨水上温泉街では、高度経済成長期の社員旅行・団体旅行のブームに合わせて大型温泉旅館、ホテルなどが続々と開業し、「関東の奥座敷」として隆盛を極めました。しかし、個人旅行へとニーズが移行し、そうした大型施設の宿泊客も減少したことで、ホテル・旅館の廃墟化が課題となっています。みなかみ町では、地元住民、企業・団体等と共に地域課題解決型のまちづくりを進める「地域共創プロジェクト」を推進しており、2021年9月に、東京大学大学院工学系研究科、株式会社群馬銀行、株式会社オープンハウスグループと「産官学金」包括連携協定を締結しました。その一環として水上温泉街の廃墟再生に取り組んでおり、大規模な廃墟と化した旧「一葉亭(旧ひがきホテル)」を中心に温泉街全体の活性化を目指す取組を進めており、その拠点となる旧「一葉亭」の対象施設を宿泊や飲食等の観光施設として活用する事業者の選定に係る公募を行います。旧「一葉亭」(一部解体時に撮影)■旧「一葉亭」とは旧「一葉亭(旧ひがきホテル)」は、1948年に創業し、客室120室・収容人員650名を誇り、大宴会場や様々な施設を有する水上温泉地区有数のホテルとして知られていました。しかし、バブル崩壊後は、団体客が減少するなどし、1995年には大規模改修を実施したものの客数の減少は続き、スキー客の減少も重なったことで、経営状態が悪化しました。その後、何度かの再生支援も試みられましたが、2019年に閉業することとなりました。建物は、本館、別館、新館、エネルギーセンター、従業員寮などに分かれ、建物面積の合計は、約5,400坪。敷地西側に商店街、東側に利根川、南側に町営駐車場、温泉公園があり、敷地の北方には谷川岳の眺望が広がる立地となっています。1960年頃の様子■公募型プロポーザルの実施方針予定する公募の対象施設や活用方法、スケジュールなどは、みなかみ町のホームページをご覧ください。旧「一葉亭」を活用する事業者の選定に係る公募について(みなかみ町ホームページ) ■現地見学会について日時 :令和5年11月1日(水)~11月22日(水)注)事前の申込が必要です。申込期間:令和5年10月18日(水)~10月31日(火)注)期間内の平日での開催となります。対象者:旧「一葉亭」を活用する意向のある民間事業者対象建物:旧「一葉亭」本館、新本館、第一別館、第二別館、エネルギーセンター注)内覧できない施設もございます。申込方法:「現地見学会への参加申込書」にて、メールやFAXでお申込みください。「現地見学会への参加申込書」は、以下のホームページからダウンロードすることができます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月18日今年6月25日、さいたまスーパーアリーナのツアーファイナルバースデーライブで75歳を迎えた沢田研二。この秋も「まだまだ一生懸命PART Ⅱ」を続行中だ。そしてこのたび、正月ライブ『甲辰 静かなる岩』の開催が決定した。2024年の幕開けは東名阪4公演からスタート!1月12日(金)東京・LINE CUBE SHIBUYA、1月31日(水)東京国際フォーラム ホールA、1月15日(月)愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール、1月17日(水)大阪・フェスティバルホールにて開催される。沢田研二チケット情報お馴染みのメンバーで挑む東名阪正月ライブ!どうぞご期待ください!!チケットは、9月23日(土)12:00~10月1日(日)23:59までオフィシャル先行抽選の受付を実施。
2023年09月21日「映画のまち調布で、演劇ももっとお得に!」まず面白く、確かなテーマで!をモットーに全国で公演を続ける芸優座が地元調布市で贈る、樋口一葉その奇跡の物語劇団芸優座『後のこと知りたや~一葉物語~』が2023年4月22日 (土) ~2023年4月23日 (日)に調布市文化会館たづくり くすのきホール(東京都調布市小島町2-33-1)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 映画のまち調布で、演劇ももっとお得に!一葉の生涯と名作「大つごもり」を贈る短くも駆け抜けた樋口一葉 その激動の生涯、「奇跡の14ヵ月」の裏で起きていたこととは……親がわりの伯父が、病と貧しさにあえいでいることに心を痛めているお峰。高利貸しから借りた金の返済期限が迫り苦しむ伯父を見かね、奉公先からの給金の前借を安請け合いしてしまう。お屋敷の奥様に何とか前借の約束を取り付け、一安心のお峰だったのだが……大晦日、伯父を思い、苦しむお峰が犯してしまった過ちを繊細に描いた「大つごもり」一葉はこの作品を執筆した2年後、わずか24歳で亡くなった。 女でありながら家長として、貧しさや苦しい恋を耐え忍び、小説という一つの光明を見出した一葉。次々に名作を生み出す彼女に訪れていた悲しみとは。そして、激動の時代に懸命に生き抜いた彼女が伝えたかったこととは……劇中劇「大つごもり」と共に贈る、樋口一葉その奇跡の物語。調布市とタッグを組んで「映画のまち調布で、演劇ももっとお得に!」をテーマに市民特別割引など、演劇をもっと気軽にもっと身近に楽しめる!そんな舞台をお届けします。劇団芸優座劇団芸優座は「青少年だからこそ最高の演劇を」という理念のもと、1976年に新宿四谷で創設。以来、文化庁の主催・助成公演、全国のホール・会館をはじめとする公立文化施設の自主事業、教育委員会・小中高校の芸術鑑賞教育等で数多くの公演を実施。「演劇は、まずおもしろく、確かなテーマで観客と共に創造する」をモットーに全国各地で精力的に活動を続けています。公演概要劇団芸優座『後のこと知りたや~一葉物語~』公演期間:2023年4月22日 (土) ~2023年4月23日 (日)会場:調布市文化会館たづくり くすのきホール(東京都調布市小島町2-33-1)■出演者鈴木弘子、川口勝也、池田文則、前澤まや、西田廉義、亜槍奈美、百瀬豊、田中強悟、江口つかさ、山際光次、山田悦子、北村光沙、貞方友香里、紺谷洋平、松本和也、鷹野裕美、川崎綾香、横田明日香■スタッフ劇中劇原作:樋口一葉演出:平塚仁郎脚本:村田里絵舞台監督:南幸男照明:高橋康孝音響:丸橋真樹美術:M.Yスタジオ総合舞台衣装:野村キク企画:劇団芸優座春公演制作部■公演スケジュール4月22日(土)18:00開場/18:30開演4月23日(日)13:30開場/14:00開演※開場は、開演の30分前です。■チケット料金前売:3,000円当日:3,500円調布市民割引前売:1,500円U-18割引:1,500円(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年04月05日作曲家・ピアニストの伊澤一葉によるプラネタリウムライブツアー「LIVE in the DARK tour w/伊澤一葉」が、2023年5月19日(金)にプラネタリウム天空、6月17日(土)に福岡市科学館ドームシアターにて開催される。暗闇の中で音楽とプラネタリウムを楽しむ「LIVE in the DARK」プラネタリウムが映し出す圧倒的にリアルな星空と、良質な音楽を同時に鑑賞するコニカミノルタプラネタリウムの人気プログラム「LIVE in the DARK」。暗闇に身をまかせながら、輝く星々と美しい音楽を楽しむ、新しい形の音楽ライブエンターテインメントだ。伊澤一葉による人気公演が再び今回は、自身のソロワークだけではなく、東京事変とthe HIATUSのメンバーとしても活躍する伊澤一葉にフィーチャー。2022年の開催時には早々にチケットがソールドアウトした人気公演が再び行われる。星空、音楽、そして映像がシンクロするプラネタリウムライブ。伊澤が奏でる美しくも攻撃的、激しくも刹那的な音楽とともに、非日常的なプラネタリウム体験を楽しんでみてはいかがだろう。開催概要「LIVE in the DARK tour w/伊澤一葉」■東京公演日程:2023年5月19日(金)時間:1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)料金:一般シート 6,700円/三日月シート 16,000円(※2名掛け・各公演3席限定)※三日月シートは、1枚のチケット料金に大人2名分の鑑賞料金を含む。出演:伊澤一葉場所:コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン■福岡公演日程:2023年6月17日(土)時間:1st Stage 17:00開演(16:30開場) / 2nd Stage 19:00開演(18:30開場)料金:一般シート 6,700円/一般シートB 5,000円※「一般シートB」はプラネタリウム機器の真後ろのエリアのため、星空・ドーム演出が見やすい一方、ステージ(アーティスト)が見えづらい席となる。出演:伊澤一葉場所:福岡市科学館6階 ドームシアター(プラネタリウム)<チケット販売について>■ticket board先行受付(抽選)期間:2023年2月19日(日)10:00〜2月26日(日)23:59※ticket board先行受付では福岡公演の「一般シートB」の受付はない。■一般販売(先着)期間:2023年3月11日(土)12:00〜※チケットに関する詳細は公式WEBサイトより。
2023年02月20日’70~’80年代に圧倒的スターとして君臨していたジュリーこと沢田研二(74)の、大胆かつセクシーな曲衣装の数々。そんな沢田研二の魅力あふれる写真集『『JULIE by TAKEJI HAYAKAWA-早川タケジによる沢田研二』(SLOGAN)が発売中!「まるでARTのよう」と話題になっている作品の誕生秘話をアートディレクションを務めた早川タケジ氏に伺った。’73年のヒット曲『危険なふたり』から始まった天才と呼ばれるアートディレクター・早川タケジによるジュリーのビジュアルやパフォーマンスは、巨大なパラシュートを背負ったり、ジーパンのジッパーを下げたりとかなり斬新だった。「沢田さんとは、綿密な打ち合わせなどなく、『こんなふうにやりたい』と伝えるとすぐに『いいね、面白そう』と阿吽の呼吸でやってきました。それは、当時の風潮でもあったカウンターカルチャーの影響で、今までにないものを作ろう!という気持ちでお互いにつながっていたんだと思います」(早川氏・以下同)【勝手にしやがれ】「男装の麗人をオマージュ」と聞いて納得!’77年リリース時のプロモーションビジュアル。往年の大女優マレーネ・ディートリヒの男装の麗人スタイルをオマージュ。帽子を投げるパフォーマンスは老若男女がまねした。【サムライ】軍服をイメージした危険な香りがプンプン’78年リリース『サムライ』の衣装。歌詞も挑戦的だったが、衣装も斬新。インナーのシースルーはなんと女性もののストッキング。「沢田さんのようにキレイな人が危険な香りのする三島由紀夫の楯の会のような軍服を着るというミスマッチが面白いかな、と思いました」【カサブランカ ダンディ】ウエストに差したウイスキーが印象的’79年のポスタービジュアル。当初、不良アイビースタイルの予定だったが、仮縫い時、袖がほつれたりした不完全な状態の上着がカッコいい、となり急きょ変更。「その場で即OKでした。決断力の早さも沢田さんの魅力のひとつ」【TOKIO】膨れ上がるパラシュートに目を奪われた音楽配信サービスでも人気の曲。曲が始まるとともに巨大なパラシュートも膨れ上がった。電飾まみれになったジュリーの目にはカラコンがキラリ。目でも楽しめた名曲。【CM 樹里】花と着物と刀と……極彩色で彩る耽美的な日本天竜の酒・樹里のCMポスター。現在はオークションサイトで高額取引されている。「総天然色のシネマの中に、歌舞伎の様式美みたいな耽美で退廃した世界観を持ち込んでみました」鬼才・早川タケシが生み出したジュリーの世界は奇跡!
2022年11月26日沢田研二主演、松たか子共演の映画『土を喰らう十二ヵ月』が公開中だ。この度、主人公で作家のツトム(沢田)とその恋人・真知子(松)が、“たけのこ”を頬張る本編特別映像が解禁された。本作は1978年に作家・水上勉が記した料理エッセイを原案に、中江裕司が監督を務めた人間ドラマ。自然を慈しみ、人と触れ合い、おいしいご飯を作り、誰かと食べられることに感謝する日々を送る主人公の姿を通して、丁寧な生き方や真の豊かさとは何かを問いかける。共演には火野正平、檀ふみ、西田尚美、尾美としのり、奈良岡朋子ら実力派俳優陣が出演。目も心も満たすような旬の野菜で作る料理の数々は、映画初参加となる料理研究家・土井善晴が担当している。今回到着した本編映像は、ツトムと真知子がたけのこを頬張るシーン。ツトムがたけのこを調理し、湯気が立ち込めるたけのこを鍋から大皿へと移す。軒先で摘んだ木の芽をふんだんに掴み入れ、時間との勝負と言わんばかりに、ふたりは一刻を争いながら居間へと移動。そして出来立てのたけのこに喰らいつく。繊細な味を噛みしめ、恍惚とした表情を浮かべるふたりの姿に、見ているこちらまで、思わずたけのこにかぶりつきたくなるようなシーンになっている。『土を喰らう十二ヵ月』若竹煮中江監督は「この映画を撮りながら、いつも考えていたのは“好きな人と食う飯がいちばん美味い”ということです。そこに究極の答えがあるかもしれない。食べることは生きることだけど、一人で食べていてもあまり楽しくない。でも、好きな人と食べていると楽しいし美味しい。それが人間じゃないのかって。この映画は理屈をこねるものではなく、魂で感じる作品だと思います」とコメントしている。四季折々の食とともに、人としての豊かな生き方を体感させてくれる本作は、忙しい日々を過ごす我々にふと立ち止まるきっかけを与えてくれそうだ。映画『土を喰らう十二ヵ月』本編特別映像(たけのこ)『土を喰らう十二ヵ月』公開中© 2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
2022年11月15日沢田研二と松たか子が共演する映画『土を喰らう十二ヵ月』より、予告編が公開された。沢田さん演じる作家のツトムが、山荘にやってきた恋人・真知子(松さん)に「寒かっただろ?」と優しい笑顔をむけるシーンから始まる今回の予告編。子芋の土の香りに気付く真知子、禅寺の和尚の教え、亡くなった妻の存在、「所詮人は、一人で生まれて、一人で死んでいく」というツトムの考え方など、本作の世界観が立ち上がっていく映像となっている。また、畑と相談してツトムが作る献立、真知子のために作る料理、通夜振る舞い。子芋の網焼き、炊き立てのみょうがご飯、わらびのおひたし、胡麻豆腐、ふろふき大根、若竹煮など、目に美しい料理もたくさん登場している。そして、スペインで開催される「サン・セバスティアン国際映画祭」キュリナリー・シネマ部門への出品が決定。プレミア上映後には、作品をテーマにしたディナーが楽しめるのが特色の部門だ。ディナーの料理は、スペインのレストラングループ「NOMO」で活躍する茨城県出身の萩野谷尚之が担当する。ほかにも、9月13日(火)~19日(祝・月)の期間、松屋銀座で開催される「銀座・手仕事直売所」に、本作の世界観が楽しめるショップが開店する。『土を喰らう十二ヵ月』は11月11日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:土を喰らう十二ヵ月 2022年11月11日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
2022年09月08日現在、新宿・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演中のこまつ座『頭痛肩こり樋口一葉』。演出の栗山民也が初日を迎えて「もう何度も出会ってきたはずの劇が、そのたびにその時の時代の空気感で違って見えてきます」と言うように、こまつ座の旗揚げ作品として上演を重ねる本作は、いまの現代を生きる人々の目にはどう映るのか。観劇のみでも十分楽しめる本作だが、様々な視点から作品を読み解く場としてスペシャルトークショーが開催される。8月18日(木)13:00終演後は、麻上洋子名義で声優としても活躍し、現在では講談師としても活動中の一龍斎春水氏。21日(日)13:00終演後には、文芸評論家としてメディアでも活躍の明治大学文学部教授の伊藤氏貴氏が登壇予定だ。「奇跡の14カ月」といわれる短い期間に多くの名作を残した天才女流作家・樋口一葉の新たな魅力をみつける貴重な機会になるだろう。◆こまつ座『頭痛肩こり樋口一葉』スペシャルトークショー◆8月18日(木)13:00公演後一龍斎春水(麻上洋子)氏 (講談師・声優)声優として麻上洋子名義で活躍し「宇宙戦艦ヤマト」森雪役など多数。現在は講談師としても活躍半井桃水の元へ「闇桜」を届ける所から始まる「樋口一葉伝」を創作。8月21日(日)13:00公演後伊藤氏貴 氏 (明治大学文学部教授)大学で教壇に立つほかに、新聞での連載や高校生直木賞の企画など多岐に活動。「お金に嫌われた一葉でなければ、歴史に残る名作は生まれなかった」という視点から、貧困という環境ゆえに生まれた一葉の名作を読み解く。※スペシャルトークショーは、≪今こそ劇場へ行こう≫キャンペーンの一環として、開催日以外の『頭痛肩こり樋口一葉』、7月の『紙屋町さくらホテル』のチケットをお持ちの方も参加可能。
2022年08月18日24歳の若さで夭逝した明治の女流作家、樋口一葉とその家族や知人たち、6人の女性の切実な生きざまを明るく切なく描き出した井上ひさしの傑作評伝劇が再登場する。こまつ座の旗揚げ公演として1984年に初演され、幾度も再演を重ねた人気作は、2013年に栗山民也の新演出を迎えてさらにパワーアップ。栗山演出で3度目の上演となる今回は、貫地谷しほり、増子倭文江、熊谷真実、香寿たつき、瀬戸さおり、若村麻由美の、独自の個性と実力を携えた面々が結集し、あの世とこの世、その境界線の物語を鮮やかに綴る。初めて樋口一葉役に挑む貫地谷しほりと、2013年公演より一葉と心を交わす幽霊・花螢役を担っている若村麻由美に、稽古の感触、作品への思いを語ってもらった。花螢を演じるのは今回が最後・・・?――本作の上演は6年ぶり。夏子(樋口一葉)役の貫地谷さんは初参加、花螢役の若村さんは3回目の出演になりますね。貫地谷井上ひさしさんの作品はこれまでに二度やらせていただいたことがありますが、こまつ座公演は初めてです。ちょうど6年前に栗山さんと別の舞台のお仕事をしていた時に、次に演出されるこの作品のことを「面白いんだぞ〜」って自慢されていたんですよ(笑)。それに参加出来ることが本当に嬉しくて、今回はすごく楽しみにしていました。若村私は、もう一度井上ひさしさんの台詞を発することが出来る、もう一度花螢をやるチャンスが来た、うれしい!という気持ちと、正直すごく体力を必要とするので(笑)今回が最後かな、という気持ちがあります。私のお芝居経験の中では唯一と言ってもいい喜劇的な役で、とても大切にしてやってきたので、もう一度新たにチャレンジしたいなと。再演に向かうというよりは、今の自分が一から扉を開ける、そんな気持ちでやりたいなと思っています。――お稽古が始まって、あらためて感じる作品の印象や発見などはいかがですか?貫地谷本読みをやった時に、若村さんと熊谷真美さんは三度目ということで、すでに役が出来上がっている!と感じましたね。皆で読むとさらに、こんなに面白い話なんだ〜とあらためて思いましたし。若村さんがおっしゃるように、若村さんも熊谷さんも、今回初めてやるかのように真摯にトライしていらして、その姿勢がすごく素敵だなと感じました。……と同時に、身が引き締まる思いも(笑)。樋口一葉のことを調べてみると、とても貧乏で、日々の暮らしが切実に大変だったことを知りまして。面白おかしく感じられる台詞の裏にそのような生活苦があった、と栗山さんにお話を伺って、面白いけれど難しいな……というのが今の実感です。樋口一葉没後120年記念 東宝・こまつ座提携特別公演『頭痛肩こり樋口一葉』(2016年)より、前列右から)若村麻由美、永作博美、愛華みれ後列右から)熊谷真実、深谷美歩、三田和代若村おかげさまで6年も経つと、いろいろと忘れていて(笑)。そうだったっけ?みたいなことだらけで、かえってよかったなと思っています。なぞるみたいなことはしたくないし、演出家が、以前とは違う動きをつけてくださっている部分もあるので。人間の……ま、花螢は幽霊ですけど(笑)、人間の心理からの動き、生きている真実からの台詞を、栗山さんはひとり一人の役に対して細かく演出してくださいます。心から尊敬できる大好きな演出家です。樋口一葉は、タフな人じゃないと出来ない――花螢は、木村光一さん演出による1984年の初演から、長く同役を務めていらした新橋耐子さんの印象が強く、新橋さんご自身も非常にこの役を大切になさっていたと伺っています。若村さんは見事に引き継がれて、確実にご自身の花螢を息づかせていらっしゃいますね。若村新橋さんの花螢を2回拝見したことがあるんです。まさか自分にお話をいただく日がくるとは思わず大笑いして観ていましたが、のちにお話をいただいた時は本当にびっくりしましたね。まず思ったのが、あのようには出来ない!と。でもこまつ座さんからのお話では、栗山さんの演出で、メンバーも一新して新しい『頭痛肩こり〜』を作ろうとしていたけど、花螢が見つからず、ずっと上演出来なかったそうで……。貫地谷へえ〜!そうだったんですね。若村で、栗山さんが「何で思いつかなかったんだろう。いたよ、いた!」と。それで私に連絡をくださったそうなんです。その経緯を聞いて、何だかもうありがた過ぎて……。私にとっては恐ろしい挑戦でしたけれど、“いつか井上ひさしさんの作品をやらせていただきたい”と願っていたので最初にお声がけいただいたものがそういう経緯だったら、もうこれは清水の舞台から飛び降りるつもりでやらせていただくべきだ、そう思って挑みました。いざやってみたら、やっぱり役も、作品自体もものすごく手強いですね。1回目、小泉今日子さんが夏子役の時は、もう毎回必死!今日子さん始めメンバーにとても助けていただきました。2回目の永作博美さんの時は、1回目と同じメンバーの中に永作さんおひとりだけが新しく入られて、永作さんも大変タフな方で、また新しいものがそこに生まれて……。右から永作博美、若村麻由美/樋口一葉没後120年記念 東宝・こまつ座提携特別公演『頭痛肩こり樋口一葉』(2016年)より左から永作博美、若村麻由美/樋口一葉没後120年記念 東宝・こまつ座提携特別公演『頭痛肩こり樋口一葉』(2016年)より実は初回に、新橋さんがご覧になられて、楽屋に起こしになったんです。私はもう、わああ〜どうしよう!って(笑)。そうしたら「艶やかでした。お続けなさい」とおっしゃってくださって……。その時は胸がいっぱいで何も考えられなかったんですけど、続けるなかでもっと分かるものがある、という思いで言ってくださったのかなと。先輩の言葉はすごく支えになっています。それで今回です。おそらく貫地谷さんもタフな方だと思っています(笑)。樋口一葉は、タフな人じゃないと出来ないな、というのが私の勝手な印象ですね。若くして貧しい暮らしの中で、女性の自立が難しい世の中に対して、食べるため、生きるため、小説で戦いを挑んでいって……。私は夏子にしか見えない幽霊で、つねに死というものを考え続けている夏子の、心の内を引き受けている役どころでもあるので、夏子役を演じる人にものすごく愛情が湧くんです(笑)。幸せの代償として必死に生きる――おふたりともに以前にも栗山演出を経験されていますが、今、稽古場で実感されていることを教えてください。貫地谷私、栗山さんに「ちょっと一葉にしては元気過ぎるよ。やっぱり文学者なんだからね」って言われました。元気過ぎるらしいです(笑)。でもちょっとだけ入り口が見えたような気がしていますね。若村さん演じる花螢が出て来ることによって、夏子は自分の本当の気持ちを喋ることが出来るんだな、って。栗山さんのお話は、ほかの人に向けた言葉でも全部がヒントになるので、聞き逃さないようにしたいと思っています。若村若い頃から井上ひさしさんとお仕事をご一緒されていたからでしょうか、栗山さんの中に揺るぎのない作品の核があるんですよね。だから栗山さんから出て来る言葉が、すべて「そうだな!」と思えることばかりで。この舞台、演出的にすごく緻密な計算のうえに成り立っているテクニカルな作品なんです。オーケストラのスコアみたいに見えてくることもあって、音符の重なりがうまくいくと、とても心地よく観ていただける……といような感じで、ただ単に心情が描ければ伝わるというものでもなくて……。貫地谷そう、そうなんですよね〜本当に!ただ気持ちがあればいいわけじゃなく、もっと“見せる”構造になっているというか。若村たぶん演じる側の客観性ですよね。世阿弥の言うところの“離見の見”でしょうか。自分自身がやりながらも全体像が見えていて、いかにアンサンブルが上手くいっているかを理解しながら、心情に基づいて言葉を発する……熱量ですね。井上さんの作品はどれもそういう構造になっているように思います。こまつ座さんの違う作品を観に行くと、人間を深く描いた戯曲に感動するし、それを役者たちが真摯に演じていることにまた感動するんです。自分もそうありたいな、と思うんですね。貫地谷栗山さんが「井上さんは、“幸せの代償として必死に生きる”ということを書いているんだよ」とおっしゃっていて、まさに、必死に食らいついてやっていくしかないのかなと思っています。若村貫地谷さんは、もうすでに夏子、樋口一葉ですよ。今回は貫地谷さんがなさると聞いた時に、なるほど〜とすごく納得しました。楽しみですし、何の心配もない。不器用な私のほうがきっと迷惑をかけると……。貫地谷いやいや、いつもそうおっしゃいますけど(笑)、そんなこと絶対ないですよ!若村本当なんですよ〜。これまでも皆に助けられてやって来ているので、今回も早めに白状したほうがいいと思って(笑)。花螢がちょっと夏子に頼っているところがあるように、私も貫地谷さんに頼らせてもらって、すでに支えられている感がありますから。いいマスクを紹介してくれたり(笑)。貫地谷ああ〜、稽古で息が苦しくならないように(笑)。――座組の雰囲気の良さが伝わります(笑)。樋口一葉と彼女を取り巻く女性たちが懸命に生き抜くさまに、今回も存分に笑い、涙することになりそうです。今回集結した6名のキャスト。上段左から)増子倭文江、貫地谷しほり、瀬戸さおり下段左から)熊谷真実、若村麻由美、香寿たつき貫地谷今現在、本当に時代の変換期に来ていると感じるなかで、樋口一葉という人はとても早い段階で、なぜ女性は内助の功を求められるのか、なぜ男性と同等に働けないのか、といった疑問を抱いているんですね。まさに今、一葉が思い描いていた世界が開かれようとしている、その面白さも感じます。一葉は二十歳から小説を書き始めて、その時すでに一家を背負って、自分が頑張らなければ皆が死んでしまうかもしれないと思っていて。いろんな意味で死と隣り合わせな人だったんですよね。私は今年37歳になりますけど、二十歳の時なんて本当に子供だったなと。今こうして稽古を重ねて、彼女の生き様を私なりに受け止めて来ているので、明治の時代に樋口一葉はこんなことを考えていたんだ、ということを伝えられたらいいなと思っています。若村この女6人の物語には、人生で起こりうるあらゆる辛いことがたくさん詰まっているんですよね。それを笑いと涙で描けていることが、すごい。私、最後のシーンが大好きで……。貫地谷ああ〜私もです!若村毎回、ラストシーンでそれまでの苦労が報われる気がするんです(笑)。生きていくことはすごく大変だけど、よし、頑張ろう!って思わせてくれる。私たちはこうして先人から何かを受け取り、今生きていて、次の人に何かを渡していくんだなって。本当にいろいろなことを考えさせてくれる、いい作品です。最後に救われた気になるのは、やっぱり人間讃歌だからなのかなと思いますね。取材・文=上野紀子<公演情報>こまつ座第143回公演『頭痛肩こり樋口一葉』2022年8月5日(金)~2022年8月28日(日)会場:東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA東京公演後、大阪、岡山、東京多摩公演あり。チケット情報:
2022年08月01日沢田研二、松たか子、西田尚美、尾美としのり、瀧川鯉八らが出演する映画『土を喰らう十二ヵ月』の公開日が11月11日(金)に決定。併せて、五感を刺激する特報映像が公開された。土井善晴が手掛ける料理が登場する今回の特報映像では、「いい男ね~」と思わずこぼれた真知子(松さん)の一言からスタートする。四季を通じて撮影した本作。ツトム(沢田さん)と真知子が春を感じる若竹煮をほおばる様子が映し出され、目に楽しいだけでなく、“おいしい音”にも注目の映像となっている。本映像でも使用されている、全編に流れるジャズは、『花束みたいな恋をした』の大友良英が担当した。また、特報映像とメインビジュアルは、「喰らうは生きる 食べるは愛する いっしょのご飯が いちばんうまい」という本作の本質を表現。「いただきます」と手を合わせ、四季の恵みに感謝し、出来立ての料理をいただく――その一連の流れを表現するために、ポスターとチラシの絵柄を変え、2パターン作成。土井さんが手掛けたツトムの日々の食事と、四季と暮らしの風景も一緒に配されている。チラシビジュアルなお、タイトル題字は型染作家の山内武志が手掛けた。『土を喰らう十二ヵ月』は11月11日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:土を喰らう十二ヵ月 2022年秋、公開予定©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
2022年05月19日劇団こまつ座作品のなかでも、長年にわたり人気を博している名作『頭痛肩こり樋口一葉』が2022年8月5日(金)より東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演される。作家・劇作家の井上ひさしが座付作家として立ち上げ、『父と暮せば』『母と暮せば』『木の上の軍隊』のこまつ座「戦後 命の三部作」と言われる作品など井上ひさしに関係する舞台を専門に作り続けているこまつ座。本作は劇団の旗揚げ公演のために井上ひさしが書き上げ1984年に初演され、音楽劇としての魅力と女性6人の人生模様の切実さが観客の共感を呼んだ。22歳の若さで、自分自身に「法通妙心信女」という戒名をつけていた樋口一葉。井上ひさしは、この事実にこそ一葉の文学を解読する鍵があると次のように語っている。「あなた(樋口一葉)は生きながら死んでいたのですね。だからこそこの世がよく見えたのでしょう。つまり月はこの世とあの世の通い路。彼岸と此岸を連結する穴。その穴からあなたはこの現世を観察していたのです」。井上ひさしはこの“戒名事件”を劇の原動力として作品を書き上げたという。この「死」から「生」を見つめる物語を、前回、その存在感で舞台を彩った若村麻由美、熊谷真実のほか、新たに樋口一葉役にこまつ座初出演となる貫地谷しほりが決定。さらに、増子倭文江、香寿たつき、瀬戸さおりを迎え、栗山民也の演出で、樋口一葉生誕150周年となる2022年、6年ぶりの再演となる。「にごりえ」「たけくらべ」など樋口一葉の作品が全編に散りばめられる中で展開される、樋口一葉(夏子)と幽霊・花螢のユーモラスな交友、そしてたくましく生きる明治の女性たちの姿を主軸に描かれる、井上ひさし版樋口一葉像。近代化を推し進めたしわ寄せが女性にのしかかっていた明治時代に、筆の力をもって社会に挑んだ一葉から、頑張るすべての人へエールをおくる。東京公演終了後、9月には大阪、岡山と各地での上演も決定している。<キャスト&スタッフコメント>【栗山民也(演出)】また、会える私ごとですが、いろんな作品でいろんな稽古場に通い詰めていると、その作品ごとにいろんな時代や世界との、ワクワクする出会いが必ずあります。その熱い好奇心のために、ついつい多忙な毎日になってしまうのです。この作品の3度目の上演が今回決まった時一番に思ったことは、またあの人達に会うことができるということでした。そして決まったようにどこからかあの子供たちの無邪気な盆唄が聞こえ、屈託のない女たちのおしゃべりが賑やかに響いてくるのです。一つの家の皆の思いの積もった場所に、生者も死者も集い、しばしの時間をくつろぐ。こんな日本の大事な習慣に習い、わたしも亡くした大切な人とともに、この劇の鎮魂の時間を過ごそうと思っています。この劇はめちゃくちゃ面白いとともに、誰もが忘れてしまったいくつもの大事な記憶に必ず気づかされます。新しいメンバーが加わりました。また違った色彩と温度の新たな劇になるでしょう。皆で必死に探します。【樋口夏子(一葉)役:貫地谷しほり】今回このお話をいただいて嬉しくて飛び上がりました。何故なら以前演出家の栗山さんの別の舞台に出演していた時に「次は何をやられるんですか?」とお聞きしたら「頭痛肩こり樋口一葉だよ。面白いよ〜」と。「良いなぁ」と羨ましがったのが7年前。覚えていてくださったのかどうなのかは分かりませんが、また栗山さんの演出を受ける機会を頂けたこと、そして井上ひさしさんの世界に入っていけること、素晴らしい先輩方と同じ時間を過ごせることに今からワクワクが止まりません。井上ひさしさんの作品は『泣き虫なまいき石川啄木』『もとの黙阿弥』以来3度目になります。井上作品を愛している栗山さんの演出に食らいついて、精一杯生きたいと思います!【樋口多喜役:増子倭文江】2012年『闇に咲く花』から10年。本当に久しぶりにこまつ座の舞台に立ちます。『頭痛肩こり樋口一葉』は私の憧れの芝居。こまつ座の旗揚げ作品だし何度も何度も再演されて来た名作です。お話を頂いた瞬間シュッと背筋が伸びましたし嬉しかったです。女性だけの芝居ですが出て来る女たちがまあ逞しくて陽気。貧しいし不幸だし複雑な因縁に絡まれながら生きてるのになぜか明るいし面白い。死んでもなぜか生命力に溢れてる。やっぱり女って強いんだなぁってつくづく思います。井上先生の台詞はプレッシャーではありますがなにやら楽しげな共演者の方々。今からワクワクしています。【中野八重役:熊谷真実】まさか、また演じることができるなんて思っていませんでした。八重という役は一葉の同級生で、一時は幸せな結婚をしたにもかかわらず、冷たい夫の仕打ちで、最後は女郎に身を貶すという役柄です。最初台本をいただいた時、この大役をこなせるか不安でした、八重さんの台詞には樋口一葉さんの小説の中の主人公のセリフがたくさん出てきます。樋口一葉が描いた小説の中の主人公を繋ぎ合わせたかのような人物が八重さんなんですね。その重責。笑今回また八重さんと向き合えるなんて。栗山さんに沢山ダメ出ししていただきます。出演者の皆様も若村さん以外初めての方ばかり。きっと素晴らしい舞台になる事間違いありません、今から楽しみです!乞うご期待!【稲葉鑛役: 香寿たつき】こまつ座井上ひさし先生の作品に出演させて頂けます事、本当に念願が叶い嬉しさでいっぱいです。『頭痛肩こり樋口一葉』この作品が、こまつ座さんの旗揚げ作品だったと言う事、恥ずかしながら初めて知りました。そんな記念作品に、稲葉鑛という素敵な女性の役を演じさせて頂ける事、本当に幸せです。又、栗山民也さんの演出を受けさせて頂ける事、どんな魔法をかけてくださり、明治時代を力強く生き抜いた女性に、自分自身がどう変われるのか、とっても楽しみです。他の出演者の方々と一丸となって、観に来てくださる方々の期待に応えられるよう精一杯がんばります。どうぞよろしくお願い致します。【樋口邦子役:瀬戸さおり】今回『頭痛肩こり樋口一葉』に出演させていただけますこと、心から感謝しております。2020年『きらめく星座』で初めて井上ひさし先生の作品に出演させていただき、奇跡のような日々を皆さんと過ごし、また井上先生の描く人物を演じたい!と願っていたので、本当にうれしく思っております。『頭痛肩こり樋口一葉』はこまつ座さんの旗揚げ公演でもあり、今も皆さまに愛され続けている作品です。これまでこまつ座さんが大切に作り上げてきたこの作品を、尊敬する栗山民也さんを始め、魅力的なキャストの皆さん、スタッフの方々と、丁寧に作っていけたらと思っています。【花螢役:若村麻由美】天才 井上ひさしさんが生んだ、一葉の死想が引き寄せた幽霊「花螢」は、喜劇性もある難しい役です。生前の恨みを晴らそうと恨みの元を辿るうち、恨みの連鎖を断ち切る境地に至る。栗山民也さんが初演出の時「幽霊らしくない、生き生きとした幽霊を」と仰った通り、お人好しで早合点で縦横無尽に走り巡る演出は、これまでで一番体力的にハードな作品となりました。観た方から仕掛けはどうなってるの?とよく聞かれましたが、何もありません。全て自力!大好きな役ではありますが今回が最後かも…と覚悟して努めます。劇中歌もつい歌いたくなる名曲ばかり 。大好きなラストシーンは、明るくあたたかく笑いと涙で今を生きる人を励ましてくれます。魅力いっぱいの名作に三度も参加させていただけることをとても幸せに思います。公演概要こまつ座第143 回公演『頭痛肩こり樋口一葉 』作:井上ひさし演出:栗山民也【東京公演】2022年8月5日(金)~2022年8月28日(日) 紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA【全国公演】2022年9月2日(金)~11日(日) 大阪・新歌舞伎座2022年9月1日(火)岡山・津山文化センターチケットに関するお問い合せこまつ座TEL03-3862-5941
2022年02月22日沢田研二主演、水上勉の料理エッセイを原案に映画化した『土を喰らう十二ヵ月』に、松たか子が主人公・作家ツトムの担当編集者を演じることが発表された。本作の原案は、1978年(昭和53年)に雑誌「ミセス」(文化出版局刊)の1月号から12月号に連載された料理エッセイ(後に書籍化)。水上勉は、女性編集者のすすめで、約1年間にわたり軽井沢の山荘にこもる。畑を作り、子どもの頃に禅寺で身につけた料理を作り、その様子を執筆するという生活を送った。そのエッセイの豊かな世界観から着想を得て、中江裕司監督が独自に物語を創作。松さんが演じる担当編集者・真知子は映画オリジナルのヒロインで、ツトムの25歳年下の恋人でもある。ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」や舞台「ラ・マンチャの男」などフィールドを問わず、一線で活躍する松さんに期待が高まる。編集を終えた中江監督は「松さんが演じる真知子は、ゴダールの映画のアンナ・カリーナみたいで本当にチャーミング」と評している。また、ツトムの友人・大工役は「にっぽん縦断 こころ旅」(NHKプレミアム)の自転車旅でお馴染みの火野正平。ツトムが師と仰ぐ和尚の娘・文子役には、共著「ああ言えばこう食う」などエッセイストとしても活躍する檀ふみ。美食家としても知られる作家の父・檀一雄は水上氏とも交流があった。ツトムの義弟・隆役は数々の映画やドラマで活躍する名バイプレイヤーの尾美としのり。沢田さんとは1988年の『リボルバー』以来の共演。隆の妻・美香役に、中江監督の代表作『ナビィの恋』では主演を務め、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」など出演作が相次ぐ西田尚美。写真屋役には、新宿末廣亭の今年の正月下席興行でトリを務めた注目の真打、落語家の瀧川鯉八。そしてツトムの義母には、演劇界の重鎮である奈良岡朋子。日本の里山の美しい四季の移り変わりと、料理研究家・土井善晴が手掛ける料理の数々も見どころとなっている。『土を喰らう十二ヵ月』は秋、公開予定。(text:cinemacafe.net)
2022年02月17日中性的な色気と甘美な歌声、奇抜なファッションで’70〜’80年代、圧倒的な人気を博した「ジュリー」こと沢田研二(72)。今年でソロデビュー50周年を迎え、5月28日より記念ライブもスタートさせた。『勝手にしやがれ』『カサブランカ・ダンディ』など今でも色あせない名曲を歌い続けてきたジュリー。そして名曲を最大限に魅せるステージ衣装やパフォーマンスはとにかく斬新!特に’70年代後半からは口に含んだウイスキーを吹き出したり、キャミソールなど女性ものの下着を身に着けたり、銀のアイシャドーや金のカラーコンタクトをし化粧を施したりと、独特な世界観で人々を魅了した。【’77年】『勝手にしやがれ』が大ヒット。頭上のステージライトが星のように輝いて。【’77年】裸にネイティブ・アメリカン調のアクセサリーでワイルドに。【’78年】帽子を斜めにかぶり、セクシーに歌い上げるのがジュリー流。【’78年】ビジューが輝くギンギラの衣装はよろいがモチーフ。【’78年】帝国劇場のロックミュージカル『天草四郎』に出演。ふんどし姿で十字架を背負って。【’82年】『6番目のユ・ウ・ウ・ツ』の衣装。ビーズで自身の顔が刺繍されている。髪は緑と紫のメッシュを入れて。【’89年】音楽番組『郷ひろみの宴ターテイメント』でカウボーイ風に。いま見てもド派手な衣装たちから“ジュリーの時代”の熱狂を感じてみて!
2021年06月04日沢田研二と菅田将暉がW主演を務める映画『キネマの神様』(8月6日公開)のビジュアルと追加出演者が17日、明らかになった。本作は、小説家・原田マハの同名小説を原作に「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握る。ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩にも見放されたダメ親父だが、たった一つ「映画」を愛しており、若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として撮影に明け暮れる傍ら、食堂の娘・淑子(永野芽郁)に恋をし、映写技師・テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品『キネマの神様』の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。半世紀後の2020年、『キネマの神様』の脚本が出てきたことで、沈みかけていたゴウとその家族は再び動き始める。今回公開となったビジュアルには、主人公ゴウ(現在:沢田/過去:菅田)と彼の人生に欠かすことのできないメインキャラクターたちの柔らかな表情が映し出された。またVFX監修を山崎貴監督が担当していることも明らかに。併せて公開となった特別映像には現在と過去のゴウを繋ぐ重要な本編シーンと、その演出について熱心に話し合う山田監督と山崎監督のカメラテストの様子が映し出されている。山崎監督が本作で手掛けたのは、沢田演じる現在のゴウが過去に思いを馳せながら映画を観ていると、主演を務める昭和の銀幕スター・桂園子(北川景子)の瞳がクローズアップされ、菅田演じる若き日のゴウが働く撮影現場の様子が浮かび上がっていく、というシーン。山田監督の思い描く現在のゴウと若き日のゴウを繋ぐ大切なシーンが、山崎監督の圧巻の技術によって、エモーショナルな映像として具現化された。さらに追加キャストとして、片桐はいり、原田泰造の出演も決定。片桐は、テラシン(小林稔侍)が営む映画館“テアトル銀幕”の常連の女性客を演じ、原田は、ゴウのギャンブル依存に悩まされる妻・淑子(宮本)と娘・歩(寺島しのぶ)が訪れる相談会の主催者を演じる。共に山田組初参加となった。○山崎貴監督 コメント・山田作品にVFX監修として携わることが決定した際のお気持ちをお聞かせください。敬愛するレジェンドが僕の何かしらに期待してくれて、仕事を頼んでくれるなら、それは何を置いてもはせ参じなくてはと思いました。僕は邦画の歴史にも大変興味あるので、雑談する中でかつての巨匠達の生の姿を教えていただけることもとても楽しかったです。日本 映画の様々な歴史的瞬間を体験してきた方ですから。・本作におけるVFXに関して意識された点、こだわった点について具体的に教えてください。山田監督の世界観にあったVFXということにはこだわりました。いわば地に足が着いているもの。僕自身の作品のときは荒唐無稽なものをめざしますが、そこは品良くいきたいなと。・撮影現場における山田監督との対話の中でどのような意見交換をされていたのでしょうか?山田監督は新しい玩具を手にしたように楽しんでいらしたような気がします。僕はその玩具の可能性を出来るだけ広がりが持てるようにレクチャーしていく感じでした。目指すイメージはしっかりと出来上がっていましたね。
2021年03月17日原田マハの小説を山田洋次監督が映画化した『キネマの神様』の新公開日が8月6日(金)に決定し、本ビジュアルと特別映像が到着した。本ビジュアルには、沢田研二と菅田将暉が演じる主人公ゴウをはじめ、若きゴウが想いを寄せる永野芽郁扮する食堂の娘、年月が経ちゴウの妻となった宮本信子扮する淑子など、彼の人生に欠かすことのできないメインキャラクターたちの柔らかな表情が写し出されている。そして合わせて到着した特別映像は、撮影の様子を収めたメイキングシーンからスタート。今作ではVFX監修を山崎貴(『永遠の0』『STAND BY MEドラえもん』ほか)が担当していることが明らかになり、演出について熱心に話し合う山田監督と山崎監督のカメラテストの様子が映し出されている。続けて、現在と過去のゴウを繋ぐ重要な本編シーンも公開。山崎監督が本作で手掛けたのは、現在のゴウが過去に思いを馳せながら映画を観ていると、主演を務める桂園子(北川景子)の瞳がクローズアップされ、若き日のゴウが働く撮影現場の様子が浮かび上がっていくシーン。山崎監督の技術によって、エモーショナルな映像に仕上がった。山崎監督は「敬愛するレジェンドが僕の何かしらに期待してくれて、仕事を頼んでくれるなら、それは何を置いてもはせ参じなくてはと思いました」と今回の参加への思いを明かし、「山田監督は新しい玩具を手にしたように楽しんでいらしたような気がします。僕はその玩具の可能性を出来るだけ広がりが持てるようにレクチャーしていく感じでした」と撮影をふり返っている。またさらに追加キャストとして、片桐はいりと原田泰造の出演も明らかに。片桐さんは、ゴウとはかつての撮影所仲間のテラシン(小林稔侍)が営む映画館“テアトル銀幕”の常連の女性客役。原田さんは、ゴウのギャンブル依存に悩まされる淑子と娘・歩(寺島しのぶ)が訪れる相談会の主催者を演じる。『キネマの神様』は8月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2021年03月17日作家・原田マハの小説を山田洋次監督が映画化する『キネマの神様』より、主要キャラクター4名のビジュアルが公開された。ビジュアルには、今回W主演を務める沢田研二と菅田将暉が扮するゴウをはじめ、宮本信子扮するゴウの妻・淑子、そして永野芽郁扮する若き日の淑子が写し出されている。無類のギャンブル好きで家族にも見放されたゴウ。そんな彼の賭け事以外の趣味、それは映画。大好きな映画を語るときは活き活きとしており、ビジュアルの中のゴウも穏やかで、かつて自分が辿った“銀幕の旅路”に思いを馳せているようにも思える。一方で若き日のゴウの眼差しは熱く、映画製作に全身全霊を傾ける姿が切り取られた。そんなゴウの人生を語る上で、欠かすことのできないのが、妻・淑子。家庭を顧みない夫に業を煮やしながらも支えてきた淑子。ビジュアルからも愛情あふれる笑顔を見せ、彼女の懐の深さを物語っているようだ。若き日の淑子もまた笑顔をみせており、ゴウが通う食堂で働いていた彼女の存在は、撮影所仲間のテラシンと共に映画漬けの生活を送っていたゴウに、ほんのりと淡い恋の風を届ける。また注目なのは、それぞれのビジュアルに写り込む鮮やかな感光と背景。登場人物たちの記憶の断片を、フィルムに写し出しているかのようだ。『キネマの神様』は2021年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年公開予定©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2020年10月09日沢田研二と菅田将暉がW主演を務める、映画『キネマの神様』(2021年公開予定)のキャラクターポスターが9日、公開された。本作は、小説家・原田マハの同名小説を原作に、「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握る。ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩にも見放されたダメ親父だが、たった一つ「映画」を愛していた。 若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として撮影に明け暮れる傍ら、食堂の娘・淑子(永野芽郁)に恋をし、映写技師・テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品『キネマの神様』の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。半世紀後の2020年、『キネマの神様』の脚本が出てきたことで、沈みかけていたゴウとその家族は再び動き始める。新たに公開されたビジュアルでは、故・志村けんさんの遺志を継いだ沢田が演じるゴウ、菅田が演じる若き日のゴウ、宮本信子演じるゴウの妻・淑子、永野芽郁演じる若き日の淑子の姿が映し出された。穏やかなまなざしを見せる主人公のゴウと、カチンコを片手に映画制作に全身全霊を傾ける若き日のゴウが対比されており、ゴウの妻・淑子の愛情あふれる笑顔が印象的となっている。
2020年10月09日沢田研二(71)が志村けんさん(享年70)の代わりに映画「キネマの神様」で主演を務めると発表された。ネットでは「最高の代役」と喜ぶ声が上がっている。山田洋次監督(88)が「家族」をテーマに制作する同作だが、志村さんが亡くなったことや緊急事態宣言の影響で撮影が中断している。各メディアによると、そんななかで制作陣は「作品を完成させることが志村さんへの供養になる」と考え沢田にオファー。沢田はこうコメントしているという。「志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」もともと同じ事務所の先輩後輩という間柄だった沢田と志村さん。テレビやラジオ、そして舞台で何度も共演してきた。「ブレイクの時期が重なる2人は当時、風貌も似ていると話題でした。それを活かし、沢田さんが志村さんの鏡に写された姿を演じるというコントもありました。沢田さんはアイドルにもかかわらず、志村さんの無茶振りにきちんと対応。そのことが、沢田さん人気をさらに押し上げたのです。何より志村さんも晩年に『すごかった』と沢田さんのコントスキルを讃えていました。2人は01年から1年半ほどラジオ番組『ジュリけん』(文化放送)でレギュラーを共にしていましたが、そこでも仲睦まじい様子でした」(芸能関係者)そのため今回の代役にもネットでは《志村さんからジュリーへ! このバトンの引き継ぎはグッとくるものがあるな!》《二人のこれまでの縁、信頼があってこその配役で、志村さんもきっと安心しているんじゃないかなぁ》《志村からジュリーへ!こんな最高な代役ないだろ。。。ジュリーは男だなあ》と喜ぶ声が上がっている。沢田にとって14年ぶりの映画出演となる今作。さらに特別なものとなりそうだ。
2020年05月17日歌手・俳優の沢田研二が、映画『キネマの神様』(2021年公開予定)の主演を務めることが16日、明らかになった。新型コロナウイルスによる肺炎のため3月に死去した故・志村けんさんの役を引き継ぐこととなる。本作は、小説家・原田マハ氏の同名小説を原作に、「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握る。志村さんは、W主演となる菅田将暉と初共演し、世代を超えた二人一役の主人公を演じる予定だった。3月1日にクランクインし撮影を進めていた同作。物語は過去パートと現在パートにわかれており、3月末に過去パートは撮影終了、4月から現在パートの撮影に入ろうとしていた矢先、新型コロナウイルスによる肺炎が悪化し、W主演の1人である志村さんの訃報が届いたという。同作スタッフは「この作品の撮影を無事に終わらせ、作品を完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じ、このコロナ禍の終息が見えない中、撮影が再開できる日を想像し、志村さんが演じる予定だったゴウのキャスティングを行いました」とコメントを寄せている。志村さんと沢田は、かつては同じ事務所の先輩後輩関係で非常に仲が良く、『8時だョ! 全員集合』『ドリフ大爆笑』などの番組、共同のラジオ番組『ジュリけん』やコントなどで多く共演していた。沢田は志村さんの遺志を継ぎ、14年振りの映画出演、山田監督作品への参加は1982年の『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』以来38年振りとなる。撮影再開については調整中であり、公開に関しては当初予定の2020年12月を見送り、2021年で調整をしていくという。また、山田組一同が、志村さんへの思いを胸に、前を向いていく思いを込めたメッセージビジュアルを作成した。○沢田研二 コメント志村さんの、お気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です。○イザワオフィス 代表取締役社長 井澤健 コメント長年親交のあった沢田研二さんがご出演されると聞き、志村けんも大変喜んでいると思います。作品の完成を心待ちにしております。○房俊介プロデューサー コメント人生のおかしさや哀しみ、夢や挫折を背負い、繊細な狂気をまとった主人公のゴウ。志村さんは、この役を演じる事をとても楽しみにしておられました。残念でなりません。心からご冥福をお祈り致します。兼ねてから志村さんと縁が深い沢田研二さんは、誰よりも志村さんの想いを抱きしめ、取り組んでいただけると思います。かつて『男はつらいよ』でご一緒した山田監督は「志村さんとは違うゴウちゃん。沢田研二さんならば、別なゴウちゃんの魅力を引き出してくれると確信しています」と仰っております。周りを包み込む暖かい色気、唯一無二の感性を持ち合わせた沢田研二さんと、新たな『キネマの神様』を描いていきたいと思います。
2020年05月16日派手なアロハシャツにサーモンピンクのパンツ姿の沢田研二(71)を本誌が目撃したのは6月25日。そして隣にピッタリと寄り添っていたのは、茶色のジャケットにジーンズ姿の田中裕子(64)だった。この日は、沢田の71回目の誕生日。横浜市内に住む2人は電車に乗って都心に移動中だった。車内ではガラケーをいじっていたが、有名人夫妻に気づく乗客はいなかった。芸能関係者は言う。「昨年古希を迎えてから、この1年間はジュリーにとって多難の年だったといえます。昨年10月には、さいたまスーパーアリーナで、“ドタキャン騒動”も起こしています。観客の数が、事前に聞かされていたよりも少なかったことに激怒し帰ってしまったのです。大騒動になり、翌日には謝罪会見を行わざるをえませんでした」また今年3月にはショーケンこと、萩原健一さんが死去。「かつてPYGというバンドを組んでいた2人は、解散後もお互いを意識しあっていたのです。萩原さんも著書でジュリーの天才性を褒めたたえていましたが、5月のコンサートではジュリーも『さすがにショーケンが死んだときはこたえた』などと、悲しみを吐露したそうです」この多難な1年を支えていたのが、妻・田中だった。’89年11月に出雲大社で挙式をした2人は、今年11月に結婚30周年を迎えるが、その仲睦まじさは、新婚当時と変わらない。2人は相手が出かけるときは、玄関まで出てきちんと見送るという夫婦のルールもずっと守り続けているのだ。本誌は昨年7月に、田中が乗る車に手を振り続けている沢田の姿を目撃している。それから約1年、田中は最近話題の“グレーヘア”に変身していた。沢田夫妻を知る舞台関係者は言う。「沢田さんは、コンサートで『俺はジュリーじゃない、ジジーと呼んでくれ』と、観客に呼びかけたりもしているように、年を取ることに抗おうとはしません。白髪になったヘアも染めようとはせず、ふだんはあごひげも伸ばしっぱなし。ファンたちも、そんな沢田さんに共感し、応援しているのです。また田中さんは沢田さんの最大の理解者でもあります。ジュリーとおそろいのグレーヘアで、自然体のデートを楽しんでいるのも実に田中さんらしいと思いました」
2019年07月05日横浜市内の自宅に集結した報道陣の前に姿を現した沢田研二(70)は、まさかのスーツ姿だった。レコーディングに出かけるにもヨレヨレのTシャツ姿ということがほとんどの沢田だが、よほどの覚悟を決めていたのだろう。「近所に公園があるので……」報道陣を小さな公園へいざない、始めたのは30分近くにも及ぶ“謝罪会見”。「いちばんの原因は、僕自身にさいたまスーパーアリーナでライブをやる実力がなかったことだと思います。ホントに取り返しのつかない結果になったことに、心よりお詫び申し上げます」そう言って、深々と頭を下げたのだ。10月17日、さいたまスーパーアリーナで勃発した“ドタキャン騒動”。会場は可動式で3万人以上の観客を収容することができる。だがその日集まったのは7千人にすぎなかった。「僕は9千人と聞いていたのに、(実際は)7千人。(客席も)空いているところが多すぎた」それが土下座して詫びるスタッフを尻目に会場から無理やり引き上げた理由だった。結局翌日の18日には謝罪会見を行ったわけだが、昔から沢田を知るレコード会社関係者は言う。「ジュリーのプライドの高さは、この業界では誰もが知っています。ガラガラな客席にブチ切れて帰ってしまうなんて、むしろ彼らしいという気もします。それよりもマスコミ嫌いの彼が、カメラの前で頭を下げるなんて、本当に驚きました」実は会見終了後、本誌は沢田にいくつか質問を投げかけている。――今回の件について、奥さんの田中裕子さん(63)とはお話ししたのでしょうか?「いや、まぁ事情は全部話してあります」――どんなことをおっしゃっていましたか?「『(どうするかは)お父ちゃんが考えることやからね』、と。いまも支えてくれている?……そうですね」苦い笑いを浮かべていた沢田。この苦笑に隠された意味について、沢田夫妻の知人は言う。「日常生活での細かい夫婦喧嘩はあっても、お互いの仕事スタイルには口を出さないのが沢田夫妻の流儀。沢田さんが反原発ソングを歌っても、政権批判を繰り広げようとも、田中さんはずっと見守ってきました。でも今回は7千人のファンを置き去りにしたわけですからね。田中さんも今回のドタキャンについては怒っていたそうで、自分の音楽活動については唯我独尊の沢田さんもトラブルのいきさつについて奥さんに説明せざるをえなかったようです。夫妻は結婚28年目ですが、沢田さんの仕事について田中さんが叱るのは恐らく初めてのことだと思います」そんな愛妻の怒りに、さすがの沢田も“カッコつけさせてくれ”と言っている場合ではなくなったようだ。
2018年10月26日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(55)が、21日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、歌手・沢田研二(70)が17日開催のさいたまスーパーアリーナ公演をドタキャンした問題についてコメントした。沢田は、当初9,000人の観客を予定していたが、実際には7,000人だったことから開演直前に中止を決断。会場を押さえる際、イベンターには、集客できないと判断した場合は、断るようにとあらかじめ頼んでいたという。中止の翌日、報道陣の取材に応じた沢田は、「事務所もイベンターさんもやりたいというのが大前提ですので、そこのところが僕とは違う」と語り、「ファンの方たちには甘えさせてもらっているのかもしれないけれども、初めて僕のコンサートを見に来られた方もたくさんいらっしゃると思うので、そういう方たちには本当に申し訳なかった」と謝罪していた。このことについて松本は、「芸能界あるあるですよね」と指摘。スタッフから企画を持ち込まれた際、松本は「長い経験で分かるけど、それたぶんうまくいかないですよ」と正直にアドバイスするもスタッフは「大丈夫です!」と押し切り、結果的にうまくいかずに「すみません……」と謝られたことが度々あったという。自身の体験を振り返りながら、「お客さんが集まらないのは、だいぶ前から分かってたはず。それを黙ってたんですよ。当日分かったとしてもさすがにやめないだろうと高をくくってたのも僕はイヤ」とスタッフの対応に嫌悪感。「プロならちゃんと歌えよという意見もあるかもしれないけど、イベンターのプロ意識はどうなんだという話になる」と責任も追及する。さらに、「プロで約束したのなら、ちゃんと満員にしたってくれよ」と訴え、「歌いながら客がスカスカだったら、『俺、言ったよね…俺、言ったよね…』ですよ」と沢田の心境を推測。「絶対にパフォーマンスできないですよ」と断言して沢田に同情していた。
2018年10月21日10月17日、沢田研二(70)のさいたまスーパーアリーナ公演が開演直前に突如中止となった騒動。各スポーツ紙によると開場時間である午後3時30分を過ぎた頃に中止の案内が流れ、さらに「契約上の問題が発生したため、中止とさせていただきます」という貼り紙もなされたという。今回の件について翌18日、沢田の公式サイトに謝罪文が掲載された。そこでは「10月17日のさいたまスーパーアリーナ公演は契約上の問題が発生した為、急遽中止させていただくこととなりました」と改めて説明されており、「ご来場いただきましたお客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした」ともつづられている。「沢田さんは04年10月にも茨城・水戸の県民文化センターでのコンサートを直前で中止にしていました。その際は主催側が『開催に際しての事前の取り決めごとを実現できなかった』と謝罪していました」(ステージ関係者)沢田にとって2度目のドタキャンとなった今公演。中止の理由も漠然としており、Twitterでは「プロとしてどうなのか?」と疑問の声が上がっている。《客は関係ないし、客が不利益を被る結果にしたのは事実。これはプロとして猛省しないといかんね》《ファンのことは主催者もジュリー側も何も考えてないな》《本人が出てきて、拡声器でファンにコメントとか、アカペラで1曲とかすれば、ファンは喜んだかもね。説明が少なくて、遠方から来たり、予定を調整したりした人は、気の毒すぎる》だがいっぽう、多くのファンからは擁護の声が上がっている。《ジュリーにはジュリーの考えがあっての事!それで離れていくなら結構よ!健康に問題ないのならもう云う事無し!何があってもジュリーを支持します》《何十ヶ所も回っとればひとつやふたつトラブルもあるわ それを騒がずに受け入れるのがジュリーのファンなんだわ》《ジュリーはファンを信じてくれてるから中止にできたんだと思うよ。騒ぎ立てたり離れていったりしないって信じてくれてるんだと思う。ずっと前から変わらないスタイル と思ってるわたしは倖せだぁね》沢田はいま、何を思うだろう――?
2018年10月18日犬や猫と暮らしながら、子育てをしているママをご紹介する「いぬねこ うちのこ。」。第17回目は1歳の男の子、ラブラドールリトリバーと暮らすりーこさんです。恒例の1ヶ月写真。大きなラブラドールリトリバーのバウと、小さな一葉(かずは)くんとの対比がかわいらしい写真が満載の、りーこさんのインスタグラム。1ヶ月ごとに並んで撮る写真を見ていると、一緒に成長を見守っている気持ちになります。そんなりーこさんにうちのこのベストショット、犬と暮らしながらする子育てについて、お話を伺いました。りーこさん プロフィール専業主婦。一葉を抱っこしながらバウのお散歩に行き、そこで空や月を見るのが楽しみ。季節を楽しむように、家のインテリアを少し変えるのが好き。家でゆっくりお茶するのが好き(今は夜中にしかできませんが)。日中仕事でいない主人のために、バウがパピーの頃から動画や写真を撮り、どこでも見られるようにとインスタグラムを始めました。小学生の頃、紀州犬ミミを。大学生の頃ラブラドールのナウティと一緒に過ごしました。Instagram: @bow0726 ■愛すべき「うちのこ」たちをご紹介!・一葉(かずは) 1歳・バウ 2歳11ヶ月 ラブラドールレトリバー 一葉は産まれたときから髪の毛が黒々。後ろの襟足はまっすぐで、伸びるのが遅い。女の子によく間違えられます。バウのことが大好きで、見るとよく笑います。バウは葉っぱが大好き。風がある日はおもちゃを咥えながら、舞っている葉っぱを追いかけて集めています。全体的にミルクティーの様な色。その中でも顔と耳、背中が少し濃い茶色。背中からお尻にかけて、ウェーブが入っています。いつもの公園♪バウとの出会いはペットショップでした。別れが辛すぎるのを知っているので、迎えるつもりはありませんでしたが、気になって1カ月ほど毎週見に行きました。あるとき、姿が見えなくなりお店に聞いたところ、他店に移動したと知り、心配になって移動先まで連絡。迎えることにしました。バウに会った人は、バウを見て「バウちゃんは、いつも楽しそうねー♪」と言ってくれます。バスの警備のおじさんには、幸せを振りまく「幸せ犬」とも言ってもらっています。そしてバウ自身、近所に大好きな人がいっぱい、大好きなお友達もたくさんいます。【ママに質問!】 1:愛犬とは、いつから一緒に暮らしていますか?子どもが産まれる前から一緒です。ベビーベットに赤ちゃんを置いたら、その周りをワンワン鳴いて一周しました。無理に赤ちゃんを近づけたりせず、バウのペースで受け入れてくれるのを待ちました。初めての沐浴が気になる。匂いを嗅いだりはしていましたが、一葉と一緒のお布団にバウが来て寝たのは3ヶ月過ぎた頃からです。それまではバウ中心の生活でしたが、赤ちゃんが泣けば、遊んでいても途中で赤ちゃんを見に行きますし、バウが遊びたいとき、一緒にいて欲しいときに、以前の様にしてあげられないこともよくあります。だからバウには「バウの事大好きだよ」「いつもありがとう」「ごめんね」と、事あるごとに言っています。お昼寝風景。バウが「遊ぼう!」、寝るときに「いい子いい子して!」などでそばに来たときは、できるだけ対応しています。また、お散歩はバウの大事な時間なので、できるだけバウが満足できるように、行きたい所・やりたいことを尊重するようにしています。【ママに質問!】2:お子さんが愛犬と一緒に暮らす上で気をつけていることはありますか?お風呂待ち。バウがちゃんと、赤ちゃんを受け入れてくれるかが一番心配でした。またバウは寝るときも私たちと一緒なので、毛など衛生面を心配しました。3ヶ月ほど経つと、バウが赤ちゃんにどんどん慣れて行き、少しずつですが一緒に寝たり、泣いているのを気にしなかったり、自分のペースで生活できるようになりました。今では以前のように、昼間はほとんどのんびりと寝て生活しています。ママの枕お借りしまーす。赤ちゃんに慣れた分、二人の距離が近くなり、匂いを嗅いだり舐めたりしてしまうので、「顔を舐めるのはいけないよ」と言って顔(特に口)は舐めさせない様にしています。また毛がよく抜ける犬種なので、口の中に入らない様に、絵本やおしゃぶりにも付かないように、よくコロコロをするようにしています。【ママに質問!】3:犬と一緒に暮らすことで、お子さんにどんな影響があると思いますか?何してるの?産まれたときから一緒にいるので変化は分かりませんが、バウに興味があるようで、動くと目で追い、最近ではずり這いもできるようになったので、寝ている姿を見つけては足を触ったり耳を触ったりしに行きます。また、一緒に「バウちゃん待て待て~」と追いかけたり、「バウちゃんどこかな~」と遊ぶとよく笑います。ごはんを食べているのを見ると、自分も口をもぐもぐしたりして同じような感覚でいるのかな、と思います。バウのお散歩で、1日1回は外に出ます。外の空気や景色に触れることはもちろん、外に出ると、バウのご近所の知り合いの方々やお散歩仲間がたくさんいるので、一葉はバウの弟として声をかけていただき、いろいろな世代の人と出会うことも、とても良い刺激になっていると思います。【ママに質問!】4:愛犬と暮らすために、家族と決めているルールはありますか? 笑顔になる一枚。ふたりを「穏やかに育てよう!」と決めています。衛生面では赤ちゃんの顔は舐めさせない。生活面では、どちらかが赤ちゃんを見ているときはどちらかがバウを見るという風に、夫婦で分担をしています。最近はバウも一葉の方にくるので、分担するよりも家族四人で一緒にいることが多くなりました。【ママに質問!】5:犬と暮らしながら子育てをすることのメリットは、ズバリ何でしょうか?日常の1枚。私にとっては、心の支え。赤ちゃんと二人きりの生活ではなく、バウがいるということが私の心の支えになっています。一葉にとっては、将来かけがえのない兄弟、友達となると思っています。また、バウとのお散歩中に近所のたくさんの人と知り合いになりました。お年寄りから小学生、警備のおじさん、和菓子屋のおばさんなど、バウがいなければ知り合うことはなかった人たちです。今は一葉を抱っこし、バウと散歩していると、その方々が必ずバウと一葉に声をかけてくれます。近所の方々に、二人の成長を一緒に見守っていただける安心感があります。【ママに質問!】犬と暮らしたい! と考えているママさんに伝えたいこと足に触れた記念写真。赤ちゃんと犬との暮らし。私たちの場合は、思い描いていた和やかなものとはかけ離れたものでした。出産後、病院から退院して初めてバウに会ったとき、バウはショックを受けていた様で、私にあまり近づきませんでした。大好きな足の間に来たのは、それから一週間後でした。バウと自分との距離が遠くなり、悲しい思いをさせていることに心がとても痛み、バウに気を使い、一葉に気を使いでどっちつかず。どうやって二人との生活を両立できるのか、とても悩みました。また、つわり中のお散歩、退院後のお散歩も、サポートがなければとても一人ではできるものではありません(私がお散歩できるまで、実家にしばらくお世話になりました)。犬がいたらとても楽しく豊かな生活になるのは間違いないのですが、迎える家の環境、生活、タイミングを考えて、「犬が幸せに過ごせる! 犬を幸せにする!」という思いで、家族として迎えてあげてほしいです。▼愛すべき「うちのこ」たちに伝えたい! ママからのメッセージ「いてくれるだけで幸せ。みんなで家族だよ」ママよりりーこさん、ありがとうございました!大阪北部で発生した地震で被害にあわれたみなさまに、心からお見舞いを申し上げます。また、地震に驚いて家から逃げ出してしまい、迷子になってしまった犬猫ちゃんたちが、一日でも早くご家族のもとに戻ってくることを切に願っております。ウーマンエキサイト「いぬねこ うちのこ。」編集部災害対策記事まとめ:
2018年06月27日小説家・樋口一葉(1872~1896)の井上ひさし評伝劇『頭痛肩こり樋口一葉』が、8月5日に開幕した。舞台『頭痛肩こり樋口一葉』チケット情報1984年の初演以来、上演回数は755回を数える井上の名戯曲を、今回は樋口一葉没後120年記念として上演。樋口一葉を永作博美が演じ、一葉を取り巻く女性たちとして三田和代、熊谷真実、愛華みれ、深谷美歩、若村麻由美が2013年に続いて出演する。5000円札にまでなった偉大な小説家・樋口一葉だが、道のりは真っ直ぐではなかった。舞台で描かれるのは、父や兄に先立たれ、樋口家の戸主となり、小説で身をたてる以外に道はないと奮闘する一葉19歳から24歳の死後2年まで。盆の樋口家の様子を通してみせていく。「♪ぼんぼん盆の16日に地獄の釜の蓋があく」と、軽快な歌で幕が開いた。6人の女性がお盆のたびに樋口家に集い、近況を報告であーだこーだと笑って泣いて、不幸もあれど毎年賑やか。舞台の上では、幽霊役の若村がワイヤーで吊られているかのようにスーッと動き、三田や愛華は下ネタで大笑い。以前、永作が本作について「女は生きてても死んでも元気」と話したが、本当に観ているだけで元気が出てくる賑やかさで楽しい。しかし、三田演じる一葉の母は明るく社交的だが「世が世であれば」「まさかこんな時代になるとは」という言葉を度々口にし、過ぎ去った時代への無意識な執着が、娘の恋を妨げ、借金を増やしてしまう。熊谷演じる小学校の先生も、愛華演じる“世が世ならお姫様”も、夫により身分を落とすが、そこに抵抗する術がない。そんな時代の話なのだ。永作演じる一葉も、戸主として、貧しさに苦しみ、恋を捨て、家族のために七転八倒している。盆にその愚痴を話す様には愛らしさがあり、話を聞く女性たちも明るく受け流す。だが、ふと一葉が舞台上に一人になると、そのたびに突然ポカッと暗闇が開いたように世の中への憤りや絶望が見えるのだ。その暗闇がこの作品をただの楽しい作品にはせず、“それでもたくましく生きる美しさ”を感じさせてくれる。深谷のみせるラストシーンは本当に美しく、もともとは井上ひさしが「女性が活躍する時代のために」と書き下ろした戯曲だそうだが、今の時代、すべての人に届く作品だと感じた。8月25日(木)まで東京・シアタークリエにて。9月に兵庫、新潟、宮城、山形、滋賀、長崎、愛知で上演。取材・文:中川實穗
2016年08月10日井上ひさしの傑作戯曲『頭痛肩こり樋口一葉』(東宝・こまつ座提携特別公演)が、新たに永作博美を主演に迎え今夏、上演される。5月25日、永作をはじめ出演者が舞台扮装姿で登壇した製作発表会見が行われた。舞台『頭痛肩こり樋口一葉』チケット情報『たけくらべ』『大つごもり』等の作品を残し、24歳の若さで亡くなった女流作家・樋口一葉。本作は男性中心だった明治という時代に、貧しさに苦しみ、恋を捨て、一家の主として筆一本で母と妹を守った一葉と、彼女をとりまく女性たちのたくましい姿を、井上ならではのユニークな視線で描いた評伝劇だ。井上の娘である井上麻矢こまつ座代表は「こまつ座にとっては、1984年の旗揚げ作品であり、その後何回も再演を重ねている大切な作品です。今回もこれ以上ないほど素敵な女優陣が集まった。女性のみならず、男性にも見ていただいて、生きる勇気を受け取ってほしい」と話す。永作のほか、三田和代、熊谷真実、愛華みれ、深谷美歩、若村麻由美は2013年公演に続いての出演となるが、「今日、楽屋で初めて皆さんとお会いしましたが、皆さん本当にずっと喋っている(笑)。賑やかでびっくりしました。私は新入りとして参加しますが、安心して楽しくできそう」と永作。一葉と言えば五千円札でもおなじみだが「(この作品が決まってから)五千円札は使いたくなくなりました(笑)。身近に感じてしまって…。最近、財布の中に五千円札がたまりがちです。でも一葉の人生をぞごんじない方も多いので、彼女が右往左往しながら必死に生きる姿を感じて欲しい」とも語った。なお会見では、一葉の母・多喜役の三田が今年芸能生活50周年を迎えたことを、共演者が祝うサプライズも。ケーキと花束を贈られた三田は、喜びつつ「気がついたら50年経っていました(笑)。とにかく井上ひさし先生に出会えたことが私の中で大きな宝。そして長く所属した劇団(四季)を離れて初めて出た舞台が、(樋口一葉の原作で)蜷川幸雄さん演出の『にごり江』でした。井上先生とも一葉とも、長い付き合いです」と、本作との縁を語り、「まだ舞台に立てていることを、本当に嬉しく思います」と感謝の言葉を話していた。公演は8月5日(金)から25日(木)まで、東京・シアタークリエにて。チケットは6月4日(土)に一般発売を開始する。東京公演ののち、9月に兵庫、新潟、宮城、山形、滋賀、長崎、愛知でも上演される。
2016年05月26日2016年4月より放送開始予定のTVアニメ『文豪ストレイドッグス』より、梶井基次郎(cv. 羽多野渉)、樋口一葉(cv. 瀬戸麻沙美)、泉鏡花(cv. 諸星すみれ)のキャラクターアニメ立ち絵ビジュアルが公開された。○TVアニメ『文豪ストレイドッグス』登場キャラクター紹介■梶井基次郎 (cv. 羽多野渉) 能力名:檸檬爆弾(レモネード)ポート・マフィアの構成員。丸善ビル爆破事件で指名手配されている爆弾魔。「死」を「究極の科学」と豪語する狂科学者である。■樋口一葉 (cv. 瀬戸麻沙美)利発で、パンツスタイルの美しい女性。ポート・マフィアの首領直轄の遊撃隊に属し、武闘組織「黒蜥蜴」を動かす権限を持つ。上司である芥川を「先輩」と呼び、慕っている。■泉鏡花 (cv. 諸星すみれ) 能力名:夜叉白雪おとなしい和装の少女。だが、その正体はポート・マフィアの構成員。殺戮の異能を持ち、組織に拾われて暗殺者として育てられた。なお、12月25日には中原中也のビジュアルが公開予定となっている。○「Anime Japan 2016」内にて『文豪ストレイドッグス』のスペシャルステージが決定2016年3月26日(土)、27日(日)に東京ビッグサイトにて開催される「Anime Japan 2016」のイベント会場内にて、『文豪ストレイドッグス』のステージイベントが決定。開催日は27日(日)で、中島敦役の上村祐翔や太宰治役の宮野真守らが出演予定となっている。ステージ観覧などの詳細は、「AnimeJapan2016」公式サイトをチェックしてほしい。○『文豪ストレイドッグス』×「FITS」のコラボフレグランスが12月22日より世界最速先行受注開始『文豪ストレイドッグス』×「FITS」の完全限定生産コラボフレグランスが12月22日(火)よりAmazonにて世界最速受注を開始しているので、こちらも注目しておきたい。■コラボフレグランス第1弾「中島敦」フレッシュなグリーンアップルとペア、キウイがみずみずしく、ミドルの花々が広がる華やかで柔らかいフルーティー調の香り。それと同時に中島敦のようなしっかりとした骨格も併せ持ち、お人好しで優しくも、意志を感じる一面を表現した香り。■コラボフレグランス第1弾「太宰治」アップルやレモンがはじけ、トップノートからは明るい印象を受けるが、次第に落ち着きある甘さが広がり、ラストの印象を残したままいつの間にか消えている。太宰治のようなつかみどころのないミステリアスな一面を表現した香り。(C)2016 朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス製作委員会
2015年12月22日福士蒼汰が初の“月9”主演を務める「恋仲」。本田翼、野村周平、大原櫻子、山本美月、吉田羊、小林薫といった最旬キャストが勢揃いしている本作から、今回“男子学生が最も恋人にしたい”と人気の新川優愛が参戦することが明らかになった。三浦葵(福士蒼汰)は、富山出身の建築見習いで、心優しくもすぐに人に合わせてしまう優柔不断な青年。なんとなく上京して就職し、さえない日々を送っていた彼だが、高校の同窓生からきたメッセージが彼の運命を大きく変えることになる。かつての初恋の人・芹沢あかり(本田翼)との7年ぶりの再会。恋仲でありながら、その恋が叶うことはなかった二人…。だが、7年ぶりに二人を引き合わせたのはほかでもない、高校時代の親友・蒼井翔太(野村周平)だった――。出演が決定した新川さんは、「ミスマガジン2010」や「ミスセブンティーン2011」を受賞するやモデルとして第一線で活躍し、今月から「non-no」誌の専属モデルを務めることも決定。女優としても「GTO」(’12)や「水球ヤンキース」(’14)といった作品で存在感のある演技をみせ、映画『今日、恋をはじめます』(’12)や『アオハライド』(’14)などドラマ、映画に出演するなど若くして多彩な経歴の持ち主。新川さんが演じる沢田一葉は、東都医科大学附属病院に勤める、蒼井翔太(野村周平)の研修医仲間。誰もがふり返る美人で、成績優秀という才色兼備のお嬢様だ。翔太にほのかに思いを寄せるが、彼には芹沢あかり(本田翼)という恋人がいることを知り、いてもたってもいられなくなる…、という設定だ。「初めての役柄にわくわくすると同時に、少し不安も…」と語る新川さん。物語のキープレーヤーとして演じることについても「一葉自身もほのかな思いを抱く女性なので、片思いをしている女性特有の少しの出来事で舞い上がったり、落ち込んでしまったり、繊細な感情の揺れを表現していけたらと思います」と意気込みを語った。また、本作のサウンドトラックを、映画『家族X』『だいじょうぶ3組』今年大ヒットを飾った『ストロボ・エッジ』など、数多くの映画やドラマのサウンドトラックおよびCM音楽を手掛ける話題のシンガー・ソングライター・世武裕子が担当。制作について「『ストロボ・エッジ』に続き、今回も福士蒼汰さんが主演なので、何度か自分のサントラを意識した事もありました。サウンドトラックは作品と視聴者それぞれの時間軸を編んでゆく役割を持っているんだろうなぁと思いますし、そういう意味で、たったひとつのサウンドトラックになっていたらうれしいです」とコメントを寄せている。「恋仲」は7月より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月19日