「無発酵」について知りたいことや今話題の「無発酵」についての記事をチェック! (6/8)
チアシード蒟蒻ゼリーがパワーアップ!大人気のチアシードin蒟蒻ゼリーが、パワーアップして新登場。世界初となる”発酵果汁”がプラスされ「チアシード蒟蒻ゼリー 発酵プラス」として生まれ変わりました。新発売に先駆け「ビープル バイ コスメキッチン」では、2018年10月26日(金)より先行販売をスタートします。3つのパワーがひとつに「チアシード蒟蒻ゼリー 発酵プラス」は”蒟蒻””チアシード””発酵食品”の3つのパワーが凝縮。また原材料は全て植物由来という身体に優しいスナックです。”蒟蒻”は低カロリーなうえ食物繊維やカルシウムを多く含み、”チアシード”は中性脂肪や悪玉コレステロールを減らす働きのある必須脂肪酸「αリノレン酸」を多く含んでいます。また約1か月かけてじっくりと発酵させた”発酵果汁”が腸内環境を正常化し、身体の中からキレイを叶えてくれるでしょう。カシス味?それともカムカム味?パワーアップした「チアシード蒟蒻ゼリー 発酵プラス」には、カシスとカムカム2種類の味を用意。カシスは抗酸化作用の高いアントシアニンを多く含み、アンチエイジングの効果も期待できます。またあまり馴染みのないカムカムは、ビタミンCやポリフェノールを多く含むスーパーフルーツ。果物の中では、天然のビタミンC含有量がNO.1と言われています。身体の内側からキレイになれるギルトフリースナックは、女性にとって手放せない存在になるでしょう。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社若翔のプレスリリース
2018年10月25日フランス産発酵バター「エシレ」の専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」から、エシレ バターを使ったオリジナル生ケーキ「シャポー・エシレ(Chapeau Échiré)」が数量限定登場。「シャポー・エシレ」は、バタークリームと焼菓子の組み合わせを堪能できるオリジナル生ケーキ。"シャポー(chapeau)"とは、フランス語で帽子を意味しており、焼菓子の上にのせたバタークリームがまるで帽子のように見えることからこのネーミングが採用された。焼菓子は、澄ましバターを使い、じっくりと焼き上げることで、バターの繊細な風味を引き立てている。その上に、濃厚でミルキーなバタークリームをたっぷりとのせ、仕上げに金箔をあしらった。エシレ バターの芳醇な香りを存分に楽しめる、贅沢な生ケーキが完成した。【詳細】エシレ・メゾン デュ ブール「シャポー・エシレ」<数量限定>発売日:2018年10月1日(月)価格:1個 750円+税住所:東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア 1F営業時間:10:00~20:00(不定休)TEL:03-6269-9840
2018年10月14日韓国発の自然派コスメ「innisfree」韓国を代表する自然派コスメブランド「innisfree(イニスフリー)」では、大豆発酵エキスを使ったエイジングケア美容液「ソイビーンエネルギー エッセンス」のお得なキャンペーンを開催している。大豆発酵エキスでふっくらツヤ肌へ「innisfree」は、韓国・済州(チェジュ)島の自然の恵みを活かした、ナチュラルコスメアイテムを展開する人気ブランド。そんな同ブランドのエイジングケアライン「ソイビーンエネルギー エッセンス」は、済州島産大豆から抽出された高濃度大豆発酵エキスを使った美容液だ。標高600mを超える高地で自然発酵された、純度の高い大豆発酵エキスの働きで、肌にたっぷりと潤いをチャージ。また洗顔後に肌に馴染ませるだけで、次に重ねるスキンケアアイテムの浸透を高め弾力のある上向き肌へと導いてくれる。より高い効果を得るためには、ライン使いがおすすめ。土台作りの美容液をはじめ、オイル、化粧水、乳液、クリーム、ネッククリームが用意されている。お得なキャンペーンの内容は?現在開催中のキャンペーンでは、「ソイビーンエネルギー エッセンス」を店頭で購入すると、同ラインのエッセンス、クリーム、そしてコットンがセットになった「ソイビーン スキンケアキット」がプレゼントされる。限定600個のため、気になる方はお早めに。(画像はinnisfree公式サイトより)【参考】※innisfree公式サイト
2018年10月05日老若男女問わず、今も昔も大人気のドリンク「カルピス」。この「カルピス」を販売するアサヒ飲料株式会社は、“発酵”という自然製法で作られている 「カルピス」の“おいしさ”と“健康価値”を知ってもらうことを目的に、『カルピス®+発酵BLEND@東京日本橋』を、9月17日(月・祝)まで東京・日本橋の福徳の森にて開催中だ。三河、滋賀、沖縄の地元素材とコラボレーションした3種のドリンク「カルピス®+発酵BLEND」を販売するほか、発酵マイスターの菜月さんによる、“発酵”をおいしく楽しく体験できる味噌作りワークショップなども実施する。「カルピス®+発酵BLEND」とは?アサヒ飲料が昨年より展開している「カルピス@+発酵BLEND」では、発酵食品である「カルピス」が、様々な発酵食品とコラボレーション。一般的にまだよく知られていない発酵の魅力を発信したり、発酵食品同士の掛け合わせで生まれる新しい味を発見したりと、巷で何かと話題の“発酵”を「もっとおいしく」探求していく活動を行っている。今年は日本各地にある、その土地ならではのユニークな発酵食品がある町とコラボレーションし、「カルピス」と掛け合わせたドリンクの販売やイベントを開催。日本の誇るべき発酵文化を盛り上げていくことを目標に掲げている。「カルピス®+発酵BLEND」コラボドリンクが東京に大集結「カルピス®+発酵BLEND」は8月2日(木)の「カルピス®+発酵BLEND 三河」を皮切りに、8月5日(日)に「カルピス®+発酵BLEND 滋賀」、8月18日(土)に「カルピス®+発酵BLEND 沖縄」と各地を回り、地方の発酵食品とコラボレーションした限定ドリンクを各地で販売してきた。今回「カルピス」が各地の発酵食品と出会う旅の集大成として、昔から日本のあらゆるものが集まる東海道の終着地点である日本橋で、三河、滋賀、沖縄、各地のコラボドリンクが特設キッチンカーにて販売される。「カルピス®+発酵BLEND 三河」は「カルピス」の甘ずっぱさに、八丁味噌が生み出すコクが加わり、まろやかで濃厚な味わい。味噌樽の重石をイメージしたトッピングのマシュマロもフォトジェニックでオシャレだ。「カルピス®+発酵BLEND 滋賀」はヨーグルトと「カルピス」のやさしい甘味に、隠し味として「鮒ずしの飯」の塩気を効かせたほんのり甘じょっぱいドリンク。滋賀県産フルーツ、アドベリーのゼリーが入っており、プルプルとした食感も楽しむことができる。「カルピス®+発酵BLEND 沖縄」は「カルピス」ともろみ酢とのブレンドで生まれる絶妙な甘ずっぱさがカラダにも嬉しく、クセになる味。ほんのり感じる炭酸が後味をスッキリさせてくれる。これらのドリンク購入者には、地元発酵食品の魅力やコラボドリンクの開発ストーリー、レシピなどをまとめたオリジナル冊子が配布される。「カルピス」を使った味噌作りワークショップも開催イベントでは発酵マイスターとして発酵食品の魅力を発信している菜月さんとともに、「カルピス®+発酵BLEND」が今年コラボレーションをしてきた地域の発酵食品と「カルピス」を使った味噌作りを行うワークショップも実施。沖縄産の黒麹、天然塩、三河産の大豆、滋賀産の鮒ずしの飯などを使った味噌作り体験を通じて、“発酵”をおいしく楽しく学ぶことができる。2週間熟成して食べることができる西京風白味噌は、今回のイベントのために特別に作成された、オリジナルカラーの常滑焼の甕(山源陶苑製)に入れて持ち帰ることも可能だ。子どもから大人まで楽しめる、今回の試飲会&味噌作りワークショップ。日本の古き良き伝統食品に触れることができる、貴重な機会となりそうだ。【参考】※カルピス®+発酵BLEND
2018年09月15日こんにちは。料理研究家の越野美樹です。カレーのおいしい季節。厳しい残暑でカレーライスが重たい気がする時には、ナンをカレーに合わせてみませんか? 今回は、発酵させなくても思い立ったらすぐ作れる、「お手軽!無発酵のナン」をご紹介します。もっちり、ふっくらとした食感は、子どもに人気のカレーと一緒に食卓に出すと、さらに喜ばれますよ。ナンは、インドなどで食べられているパンの一種。平たい形で、あちこちにポコポコと膨らみのある独特な形状、たいてい三角形の形をしているものが多いです。本場ではタンドール窯の内側に生地を貼り付けて焼きますが、今回は手軽にフライパンで焼く方法をご紹介します。本来のナンは酵母で発酵させて作りますが、今回ご紹介する「お手軽!無発酵のナン」は酵母やイーストなどで発酵させずに、ベーキングパウダーを使って手軽に短時間で膨らませます。ベーキングパウダーを使ったお菓子はこねないのが鉄則ですが、「お手軽!無発酵のナン」はもっちり感を出すために、生地をよく混ぜて作ります。小麦粉のグルテンを最大限に利用するため、全ての材料をスプーンやヘラなどを使って手早くぐるぐる混ぜて、ベーキングパウダーが反応しきらないうちにフライパンで焼きます。少し多めの水分がもっちり感の決め手! 生地の中までしっかり火が通るよう、フタをして焼くのもおいしく作るコツのひとつです。手軽にぷっくりと膨らむナンを作ったら、子どもも大人も大好きなカレーに合わせて召し上がれ!●「お手軽!無発酵のナン 」を美味しく焼くコツ・もっちり感を出すため、スプーンやヘラで生地を手早く良く混ぜる。・少し多めの水分がもっちり感の決め手・しっかり火が通るよう、フタをして焼く ■お手軽!無発酵のナン調理時間 20分レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹<材料>2枚分強力粉 200gベーキングパウダー 大さじ1塩 ひとつまみ豆乳 150ccオリーブオイル 大さじ1<作り方>1、ボウルに全ての材料を加え、スプーンなどでよく混ぜる。2、生地を半分に分けて、それぞれ台に出して三角形に成形する。3、フライパンを中弱火に熱してオリーブオイルを加え、キッチンペーパーなどで余分な油をぬぐう。4、2をのせてフタをし、ふっくらしてきたら裏側にして両面を焼く。もっちりとしていて、手でちぎってカレーをつけて食べるとよく合います!ところどころがプツプツと膨らんで、本格的なナンと見た目も変わりません。ぜひお子さんと一緒にナン作りを楽しんでくださいね。■「お手軽!無発酵のナン」のアレンジ例●アレンジ例 デザートナンデザートピザのように、ナンの上にフルーツやジャムなどを盛りつけてみました。今回は爽やかにマーマレードジャムとブルーベリー、カシューナッツ、ミントをトッピング。デザートナンに仕立ててみました。クリームやチーズなど、お好みの素材をのせて楽しんでみてはいかがでしょうか?カレーの後のデザートにもオススメです。カレーと合わせて楽しく食べたい「お手軽!無発酵のナン」。インド料理屋さんにいかなくてもご家庭にある材料で手軽に作れます。ナンをたくさん作って、家族でカレーパーティーを楽しんでみてはいかがでしょうか?
2018年08月22日手軽に菌活を始めるチャンスノエビアグループは、2018年8月6日より、「お米と発酵食品の乳酸菌Diet」を発売開始した。現在、商品を実際に試すことができる、Twitterフォロー&リツイートキャンペーンを開催中だ。菌活ブームが人気を博する中、米や酒粕という日本の伝統的な乳酸菌を使った菌活素材をサプリメントにした商品。サプリメントなので、気軽に摂取することができ、菌活をこれから始めたい人にもおすすめだ。公式アカウントをフォローしてリツイートキャンペーンは非常にシンプルで、公式アカウントをフォローしたら、決められた投稿内容をリツイートするだけで応募完了となる。応募者の中から5000名に「お米と発酵食品の乳酸菌Diet」が当たるという内容だ。サプリメントでの気軽なダイエットや、菌活に興味がある人はぜひ参加してみてはいかがだろうか?キャンペーン期間は、2018年8月6日から9月9日までとなっている。乳酸菌や甘酒こうじなどをたっぷり配合商品には、酵母ペプチドや甘酒こうじ、漬物由来の乳酸菌やしいたけ菌糸抽出物の他、ミルクオリゴ糖やガラクトオリゴ糖といった2種のオリゴ糖が配合されている。1日2から4粒をかみ砕いて食べるだけで、手軽に菌活ダイエットを行うことができる。ダイエットに興味がある人や、菌活に興味がある人、ダイエットしたいもののなかなか手が出せない人にとっては、「お米と発酵食品の乳酸菌Diet」を手にするよい機会となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※ノエビアグループのプレスリリース
2018年08月10日発酵野菜の新感覚ジェラート誕生野菜を中心とした加工食品の製造や販売を手がける株式会社アキモより、発酵野菜を使った新感覚のジェラート「ロアレ 発酵野菜のジェラート」が発売された。楽天市場の公式オンラインストアにて購入可能だ。発酵野菜とは?発酵野菜とは、国産の野菜を乳酸菌で発酵させたもの。使用されるロアレ乳酸菌(植物性乳酸菌)には、野菜にフルーティーな香りとさっぱりした味わいをプラスする働きがあり、同ジェラートにはこの発酵野菜のピューレが贅沢に使用されている。野菜の美味しさが詰まった4種のジェラート今回登場したジェラートは、発酵にんじん、発酵かぼちゃ、発酵トマト、発酵ほうれん草の4種類。発酵野菜のピューレが練り込まれた濃厚な豆乳ジェラートに、発酵野菜ソースを上からかけた2層構造だ。乳酸菌によるすっきりとした後味が特徴的。また植物性100%の原料にこだわり、着色料は不使用。野菜本来が持つ自然な色合いを楽しめる。1個あたりおよそ95kcalと、カロリーも控えめに作られている。健康や美容に敏感な女性に嬉しいスイーツと言えるだろう。野菜の優しい甘みがと旨みがギュッと濃縮された、新感覚ジェラートを試してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社アキモのプレスリリース
2018年07月19日リニューアルした店舗は、「Hacco to go!」をテーマに、酒粕を中心とした発酵メニューをテイクアウトするスタイルの店舗となりました。特に注目するメニューはここでしか味わえない「酒粕シェイク」で、乳酸菌発酵させた酒粕をベースに無添加素材で調合され、完全植物性なのにまるでヨーグルトのような滑らかな味わいを楽しめます。他にも、酒粕ジェラート、酒粕チーズケーキ、酒粕カレーなど、酒粕のイメージが180°変わるメニューが並びます。■店舗概要店舗名:お米や(2018年7月14日リニューアルオープン)住所:東京都品川区戸越4丁目8ー6運営:株式会社OWAN/株式会社FARM8店舗テーマ:Hacco to go!酒粕カフェスタンドメニュー:酒粕シェイク・酒粕ジェラート・酒粕チーズケーキ・酒粕カレー商品物販:酒粕ソルト・甘酒ココア・甘酒ポタージュ、他(お問い合わせ先)株式会社OWANTEL 03-6426-9601
2018年07月17日発酵カフェ専門店オープン東京都品川区のおにぎり店「お米や」が、2018年7月14日(土)、発酵カフェメニューの専門店としてリニューアルオープンする。「Hacco to go!」のテーマのもと、酒粕をメインに使ったカフェメニューを、テイクアウトスタイルで提供する。酒粕シェイクに注目!同店で販売されるのは、酒粕を使ったジェラートやチーズケーキ、カレーなど、これまでの酒粕のイメージを覆すバリエーション豊かなメニューだ。また、酒粕ソルト、甘酒ココア、甘酒ポタージュなど、物販品も充実している。一押しは「酒粕シェイク」。酒粕を乳酸菌発酵させることで、まるでヨーグルトのような滑らかさを楽しむことができる。酒粕に秘められた美容効果酒粕とは日本酒を生産する際に作られる副産物。発酵食品であると同時に、ビタミン、ミネラル、レジスタントプロテイン、葉酸など、驚くほど多くの栄養素が含まれている。美容と健康に欠かせないスーパーフードと言えるだろう。中でも同店のシェイクやジェラートに使用される乳酸菌発酵酒粕は、本来発酵食品である酒粕をW発酵し、さらにパワーアップさせている。酒粕の栄養がギュッと詰まった美味しいカフェメニューで、キレイを手に入れよう。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社FARM8のプレスリリース(ValuePress!)※「お米や」Facebook
2018年07月15日発酵×保湿で素肌をサポート植物性原材料から作られた植物発酵食品「万田酵素」を製造・販売している万田酵素株式会社は、7月10日(火)より、新スキンケアシリーズ「M forte(エムフォルテ)」を新発売する。発酵と保湿を掛け合わせて生まれた基礎化粧品だ。ウェルカムキット先行予約受付中植物性素材24種を発酵させたエキスに含まれた「発酵ポリフェノール」と「フェルアミノ」に、保湿成分「セラミド」を配合して誕生したのが「エムフォルテ」である。植物性原材料を発酵することで生まれたアミノ酸「フェルアミノ」が肌にうるおいを与え、「セラミド」がみずみずしい素肌を保ち、発酵過程で得られた植物由来のポリフェノール成分「発酵ポリフェノール」が肌荒れを防ぎ、肌のキメを整える。ラインナップは4つ。その後に使うアイテムをなじみやすく、効果的にする先行美容液「エムフォルテ ベースセラム」は、8,640円(税込み)、健やかな素肌へ導く保湿化粧水「エムフォルテ モイスチャーローション」は5,400円(税込み)での販売予定となっている。キメの整った素肌へ近づける美容乳液「エムフォルテ エッセンスエマルジョン」は6,480円、弾むようなハリ・ツヤをもたらす保湿クリーム「エムフォルテ リッチモイストクリーム」は7,560円で販売予定だ。「エムフォルテ」シリーズのお試しセット「ウェルカムキット」は、1,500円(税込み)で発売され、万田酵素公式オンラインショップにて先行予約受付中である。(画像は万田酵素公式オンラインショップより)▼外部リンク万田酵素公式オンラインショップ
2018年06月16日フランスの発酵を知るなら、一度は食べたい!とりどりの発酵食。 ファッション、音楽、美術…文化のすべてが集まる、パリ。ここにある豊かな発酵食もまた、フランスじゅうの自然の恵みを受けて作られた、文化の結晶なのです。 フランスは、ドゴール大統領が「600種類ものチーズをもつ国を統治するのは困難だ」と嘆いたという逸話があるほど、多様なチーズ大国。ノルマンディ地方で作られた「カマンベールチーズ」は世界的にメジャーです。ほか、山岳地帯で作る「マンステル」「ロックフォールチーズ」など、伝統的な製法を守る個性的なチーズもおすすめ。また、国境地帯の文化が行き交う土地では、その文化に根ざした伝統料理にも美味しい発酵食品が見られます。 フランスの発酵食 ④ Basque Cheesecake(バスクのチーズケーキ) スペインとの国境「バスク地方」名産のチーズケーキは、まるでまっ黒焦げ!? フランスではチーズが名産であるのはvol.1で触れたとおり。しかし、バスク地方のチーズケーキは「チーズケーキ」と聞いてイメージするものとかけ離れた、ご覧のように個性的なルックス! バスクとは、スペインと国境をまたいで広がる歴史的な地方で、バスク語を話すバスク人の故国を指します。ベレー帽の元になったのも、バスク人がかぶっていた「バスク帽」だったというぐらい、他の国が真似したくなるような独自の文化とセンスが現在にも伝わる気高い人々の文化。そこにスペインとフランスのカルチャーが混じり合い、独特の進化を遂げています。 そんなバスクのチーズケーキは、その真っ黒な部分が美味しさの秘訣。バスクでは、バルでワインと一緒に つまみながら楽しむのが一般的。なぜなら、クリームチーズをベイクしてできた焦げ部分は香ばしくて酸味を感じさせ、チーズ本来の甘さや濃厚さをより引き立ててくれるコク深さの鍵になっているから。冷やしても温めても美味しく、ワインのほかコーヒーや紅茶ともよく合います。 フランスの発酵食 ⑤ Pain(パン) “街のパン屋さん”のニュートラルな仕事ぶりは、「ちゃんとした仕事」の繰り返し。 日本にフランスパンを伝えた名店「ビゴの店」で修業を重ね、その後、銀座の老舗「レカン」のブーランジュリー部門のシェフを7年にわたり担った割田健一さんが2017年11月に開店させた「BEAVER BREAD」は、その名の通りビーバーのロゴが目印です。「ブレッドの頭文字も、山型パンも、横にするとアルファベットのBだなと思って。お店にもBがつく名前を考えていたときに、『ビーバーはどう?』と知人に提案されたんです。はじめは『パン屋に動物の名前!?』と思ったのですが、ロゴを作ってみたら、なかなか良くて」と屈託なく話す、店主・割田さん。けれどフランスパンの話になると、ぐっと熱心になりさすが、専門的。「フランスのパンは、一番気を遣って発酵させているパン。代々受け継ぐ発酵種“ルヴァン”を、うちでも作って毎日使っています」と教えてくれました。お店には日本のパンと、フランスのパンがバラエティ豊かにずらり。今日も売り切れる前にいそいそと買いに出かけたい、素敵な「街のパン屋さん」です。 販売しているフランスのパンは約12種類。バゲットやカンパーニュはもちろん、明太子フランスといった日本らしいパンも揃い、幅広いお客さんに喜ばれるバリエーション。ときには、試験的に作った意欲作が並ぶこともあるとか。 SHOP INFOBEAVER BREAD東京都中央区東日本橋3丁目4-3Tel: 03-6661-7145営業時間 8:00〜18:00 月・火曜定休フランスの発酵食 ⑥ Vin(ワイン) 丁寧な手仕事のワインに魅せられた店主が語る、発酵の魅力とは 「お店にあるのはすべて自然を尊重してつくられたワインたち。ワインを身近に感じ、日常的に愉しんでもらうための“街のワイン屋”になりたいと思っています」と語る、「THE WINE STORE」オーナーの横川かおりさん。店内のセラーには国や地域、ブドウの品種では区切らず、プライスで緩やかに区切られたワインが並びます。「普通のワインでは安定した味わいにコントロールするために、様々なテクニックや添加物が使われることも。これに対しいわゆる“ヴァン・ナチュール”は、限りなくブドウそのものをワインにすることを目指します。ブドウについた野生の酵母だけでのワイン作りはリスキーでもあるけれど、ワインごと、時にはボトルごとに異なる個性のある液体。それが面白いと思って」と話す横川さんは、作り手の “正直な仕事”に魅せられた人。店内奥の扉を開けると、立ち飲みができるカウンターも!横川さんの語る、個性的な作り手のストーリーに耳を傾けながら飲むワインは、格別です。 ヴァン・ナチュールを楽しめる、 なんて贅沢な“角打ち”空間! カウンターではグラス1杯からワインを立ち飲み方式で楽しめる。セラーから選んだワインも、抜栓料500円をプラスすればその場で飲むことができる。 SHOP INFOTHE WINE STORE東京都目黒区中目黒3-5-2電話番号 03-6451-2218営業時間 平日15:00〜21:00、 土日祝13:00〜19:00 不定休:Kiyoko Eto(food),Nozomi Kato(P6),Kiyono Hattor(P5)food styling:Maiko Shindoedit&text:Kaoru Tateishiillustration:Rena Yamanaka kiitos. vol.8より
2018年06月03日食の都に集う、発酵食のお話。 山・川・海。それぞれが豊かなフランスは、発酵食も豊か! パンにチーズとバター、ワインにサラミを添えて...。微生物が促す発酵によってつけられた味や香りは、食材にクセになるような個性を与え、独特の風味や旨みを引き出します。食べ物を加工する上で“発酵”という工程を経るということは、人間に有害な腐敗菌を抑えて単に保存性を高めるだけでなく、結果的にそれが味や香りにも大きな変化や個性をつけることにもなるわけです。 ガストロノミー(美食)の国・フランスで、クセの塊のような世界3大ブルーチーズのひとつとされるロックフォールチーズが産まれたのも、ある種必然なのかもしれません。 フランスはその国土を地中海と北大西洋に挟まれています。その上、高い山々にも恵まれた地形はすなわち海と山、両方の恩恵を豊かに受け取れるということ。フランスのワインも、フランスの土壌と気候がブドウ栽培に適していたからこそ、国じゅうにワイナリーができるほどの盛んな産業になりました。 そんな豊かなフランスで、採れたものを保存する=発酵の技術が長じたのも自然の流れ。国民の約8割がカトリック教徒で、修道院の人々がチーズやお酒を作ってきた文化ももちろん影響しています。そんな素敵な巡り合わせから、フランスは一大発酵大国になったのです。 パリジェンヌが美味しくいただく、フラ ンスの発酵食。日本人から見るとスタイリッシュに映るけれど、それぞれはフランスのごく素朴な土地で作られる、美味しいものが集まっているというわけです。 フランスの発酵食 ① Fromage&Beurre(チーズ&バター) ふくよかな国土から生まれる、多様な乳製品料理の相棒に、お酒のおつまみに 農業・酪農大国であるフランスの発酵食と言えば欠かせないのが、チーズ、バターなどの乳製品。 特に、チーズは国民ひとりあたりの年間消費量が約20kg以上。この数は、実に日本人1人あたりの約10倍。ギリシャに次いで世界2位を誇ります。生産品種の数は堂々の世界ナンバーワンを誇るフランスはまさにチーズ大国と言って差し支えないでしょう。一説には全世界で600種あるチーズのうち、400を超える種類がフランスで作られていると言うから、かなりのもの。ちなみに、ワインなどお酒(これも発酵食品ですね)とつまんだり、お料理のメインとデザートの間にチーズをそのまま食べる時間をつくるのがフランス流です。 「高級バター」のイメージの強い発酵バター、名産地のフランスではもっと庶民的な価格で手に入ります。発酵・無発酵の違いは「発酵した原材料を使っているかどうか」。バターの風味やコクを強調したいときは発酵バター、あっさりさせたいときは無発酵バターと使い分けるのが一般的です。 フランスの発酵食 ② Anchois(アンチョビ) アンチョビの元祖・名産地は、フランス!?実は伝統的で高貴だった、魚の保存食 イタリアの食べ物というイメージの強いアンチョビ。しかし実は歴史を辿ると、古くはフランスにでカタクチイワシの保存食の一大生産地がありました。 古代ギリシア・ローマ時代ではイワシを使った魚醤「ガルム」が作られており、これは「3リットルあたり、(現在の日本円で)100万円の価値がある」と言われていたほど貴重な調味料でした。魚のタンパク質が発酵して分解され、アミノ酸に変わったガルムを入れれば、どんな料理でも美味しく変身し、風味にコクが増すため、貴族階級がこぞって楽しんでいた貴重品。 あのカエサルも好んでいたのだとか。そして、ガルムを作るときに捨てられていた発酵した魚の身を庶民が食べていたことが、アンチョビの起源と言われています。 そんなガルムは、プロヴァンスの沿岸〜スペイン、ポルトガルにかけた地中海沿岸で生産され、現在のフランス領にその一大生産地がまたがっていたと言われます。その生産地があった場所はガリア地方の南西と言われ、この土地にちなんで「ガルム」という名前がついたという訳です。 フランスの発酵食 ③ Salami(サラミ) 山岳地方で生まれた、シャルキュトリの代表的存在フランス名産のサラミ「ソシソン・セック」 イタリアに端を発する食べ物、サラミ。語源はイタリア語の「Salare(塩)」 から来ているということですが、こちらもフランスで独特の進化を遂げました。 フランスには「シャルキュトリ」という食肉加工品を総称したジャンルがあり、これは「chair(肉)+cuite(火を入れる)」が語源とされています。シャルキュトリは、乾燥や燻製、塩漬けなど保存食として作られたもの...具体的にはサラミをはじめとしたパテやハム、ソーセージ、テリーヌなどを指し、原料は主に豚肉の加工肉食品を指します。 オーヴェルニュやリヨンなど山岳地方で作られるのは「ドライソーセージ」と呼ばれる白カビのついたソーセージ。フランス語では「ソシソン・セック」と呼び、フランスとスペイン国境のピレネー山脈の麓で乾燥させたことが始まりと言われる歴史あるサラミ。白い粉は「フルール(花)」と呼ばれ、風味を良くし、このサラミ特有の気品ある見た目を作っています。 vol.2に続く… photograph:Kiyoko Eto(food),Nozomi Kato(P6),Kiyono Hattor(P5)food styling:Maiko Shindoedit&text:Kaoru Tateishiillustration:Rena Yamanaka kiitos. vol.8より
2018年05月31日発酵食品のイメージを覆す、新時代の幕開け健康を意識するフロアとして生まれ変わった新宿高島屋8F。その一角に、「Kouji&ko」はあります。発酵食品のイメージを覆すスタイリッシュな店内は、独自の世界観を構築しており、発酵食品が持つ和のイメージに一石を投じています。コンセプトは新しい発酵の新しいスタイル”ヌーベル ハッコー”クリエイティブディレクターにデザイナーのタナカサトル氏を迎え、店内は現代的でスタイリッシュなカフェ風に。商品開発は数々の著作で知られる発酵学者の小泉武夫氏によるアドバイスのもと、メニュー開発は様々なレストランで腕をふるってきた大島今日氏が担当。彼らのプロデュースのもと、全く新しい発酵食品を取り入れるスタイルとして”ヌーベルハッコー”が誕生しました。発酵の魅力を味わうメニューの数々メインは「ディッシュデリ」(378円~)。ビーガン対応の生地の上にカラフルな野菜をのせて、目にも鮮やかな品々が並びます。在来種の野菜から発酵ドレッシング、トッピングまでをチョイスし、カスタマイズする「カスタムグリーンサラダ」(Sサイズ972円~) も人気です。おすすめは「お得なディッシュセット」(1,458円~) 。Sサイズのカスタムグリーンサラダ、スープ又はコーヒー(HOT/ICE)、紅茶(HOT/ICE)、ディッシュがセットになっています。ディッシュはスイーツをチョイスしてもOKなのがうれしいポイント。さまざまな野菜とともに発酵食品をたっぷり取り入れることができる「Kouji&ko」 のメニューの数々。発酵食品を美味しく取り入れて、体の内側からキレイになっていくのを実感してみませんか?スポット情報スポット名:Kouji&ko住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号 新宿高島屋 8F電話番号:03-5361-1111
2018年05月18日発酵食品専門店「醸カフェ」「醸カフェ」 は、西荻窪の住宅街に佇む発酵食品専門店。麹や甘酒をはじめとする様々な発酵食品を取り扱っているお店です。メニューは店主が一人ですべて発酵したもので、“病気にならない体づくり”をコンセプトに、体に優しいメニューを考案。あたたかみある木のカウンターが、アットホームな雰囲気を演出しています。甘酒&おから入り豆乳! 「豆乳甘酒」 がクセになる!おから入りの豆乳で甘酒を割った「豆乳甘酒」 は、ヨーグルトのようなまろやかな口あたりと優しい甘みが特徴。「醸カフェ」 の甘酒は、玄米麹で作られているため、ノンアルコールなのでお子さまも安心!「豆乳甘酒」 を飲んだ翌日は、腸の調子もよくなり朝からスッキリする人もいるそうです。カラフルな野菜がたっぷり! 「醗酵づくしセット」ぬか漬けの野菜、甘酒に漬けたトマト、塩麹漬けの鶏肉、三升漬けにしたきのこを楽しめる「発酵づくしセット」 。ぬか漬けは個性あふれる食材に合わせた調理を施し、野菜の旨みや香りを最大限に引き出しています。トマトは甘酒によって発酵し、しゅわっととろけるような食感です。「醸カフェ」では、他にも発酵をテーマにしたドリンクや、ワークショップなども行なっています。日常の中で何気なく口にしていた、発酵食品の“新しい魅力”に出会えます。スポット情報スポット名:醸カフェ住所:東京都杉並区西荻北4-35-6 カーサ藤江電話番号:03-6913-5888
2018年05月02日「エシレ シャレット」が都内2カ所に限定オープン世界中のグルメをうならせるフランスの発酵バター"エシレ"。そんなエシレバターを贅沢に使った焼き菓子を販売する店舗「ECHIRE Charrette(エシレ シャレット)」が、伊勢丹新宿店とGINZA SIXに期間限定で登場します。手間暇かけたパイ菓子エシレバターの最大の特徴は、何と言っても芳醇な香りと豊かなコク。同店ではエシレバターの美味しさをギュッと閉じ込めたパイ菓子を楽しめます。「ミルフイユ エシレ」(税込 4,104円) は、サクッと焼き上がったパイ生地にラムレーズンをきかせたバタークリームをサンド。エシレバターが何層にも織り込まれた生地は、一口噛む毎に芳醇なバターの香りが口いっぱいに広がります。ファン待望の新作も登場!新作としては「エシレ フィユタージュ サンボリック」(税込 1,350円)が登場。キャラメリゼされた香ばしいパイ生地が後を引きます。シンプルながらもバター本来の美味しさを味わえる奥深い焼き菓子です。またGINZA SIX店では、エシレバターを使ったソフトクリームも楽しめます。伊勢丹新宿店は2018年5月16日(水)から5月29日(火)まで。GINZA SIX店は2018年5月1日(火)から 6月3日(日)までの期間限定オープンです。どうぞお見逃し無く。(画像はプレスリリースより)【参考】※片岡物産株式会社のプレスリリース(@Press)
2018年04月29日栄養豊富な酒粕をパウダー化株式会社FARM8は、ひとふり糀シリーズ「酒粕パウダー」「酒粕ソルト」を発売した。発酵食品は、栄養価が高く、美容と健康への効果もよく知られている。日本酒を絞った後に残るペースト状のお米、酒粕もその一つだ。しかし、酒粕は、そのままではアルコールが含まれており、子供やアルコールの苦手な人には、食べにくい食材だ。そこで、豊富な酒粕の栄養をだれでも、いつでも、気軽に摂取できるように、酒粕をパウダー化した同商品が開発された。さっとひとふりで発酵食品が完成同商品は、酒どころ新潟で作られた清酒の酒粕を使用。酒粕を丁寧に乾燥させ、パウダー化。この乾燥の際に、アルコールを飛ばし、アルコールフリーを実現した。「酒粕パウダー」を味噌汁、スープ、飲み物に振りかけるだけで、発酵スープや発酵ドリンクを簡単に作ることができる。野菜や豆腐などの食材に、塩をかける代わりに「酒粕ソルト」をひとふりすれば、酒粕のさわやかな風味を楽しみつつ、豊富な栄養を摂取できる。「酒粕パウダー」の内容量は、35g。「酒粕ソルト」の内容量は、50g。価格は、各420円(税込み)となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社FARM8のプレスリリース※株式会社FARM8 ひとふり糀の公式サイト
2018年04月15日新潟の酒粕を使用した発酵ジェラート地域ブランディングや食品プロデュース事業を展開する株式会社FARM8は、酒粕のジェラート『醸グルト(JOGURT)ジェラート』を直営店の「FARM8 ReACTION STORE」や同社オンラインストア等で4月10日に発売した。『醸グルトジェラート』は、完全植物性の発酵ジェラートであり、主原料は酒粕である。酒粕は、日本酒を絞った後に残るペースト状のお米のことであり、発酵する時に麹菌がお米の栄養を吸収しやすいように分解するため、酒粕は普通のお米よりも栄養価が高くなっている。発酵パワーで体に優しいスイーツ『醸グルトジェラート』には、酒粕を乳酸菌発酵させた特別素材「さかすけ」を使用している。乳製品は使用していないが、濃厚なフローズンヨーグルトのような味わいになる。乳製品や動物性食材が苦手な人でも、なめらかなジェラートを気持ちよく味わうことができるという。アルコールフリーなので、子どもでも安心して食べることができる。腸まで届く食物繊維の“レジスタントプロテイン”が含まれているため、肥満防止や美肌効果も期待できる。フレーバーは、酒粕プレーン・酒粕ストロベリー・酒粕レモン・酒粕ショコラ(4月末発売予定)・酒粕ピーチ(6月発売予定)・酒粕キャラメルバニラ(6月発売予定)の6種類。『醸グルトジェラート』は、1つ90g、税込価格は420円となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社FARM8※乳酸菌発酵 酒粕ジェラートFARM8 STORE
2018年04月11日レストランでソーセージを頼むと、酸っぱいキャベツが添えてあることがありませんか?それが、ドイツの漬物の“ザワークラウト”です。この酸っぱさはお酢によるものではなく、“乳酸発酵”によるもの。この発酵を家庭でやるのは大変なので、私は“お酢”と隠し味の“クミン”というスパイスで、それっぽく作って常備菜に。我が家ではキャベツが余ると必ずといっていいほど、このなんちゃってザワークラウトを作り置きしています。そして、とんかつや他のフライ、ハンバーグや朝食の目玉焼きなど、結構なんにでも千切りキャベツの代わりに付け合わせています。地味メニューですが、日持ちがするので、事前につくってホームパーティで出すことも。普段の食事では、ソーセージやウインナーと一緒に盛ることはありませんが、やはりなんとなく絵になるような!? 気がするので、ホームパーティではセットで出しています。目立たない存在ながら、さっぱり感が箸休めとして好評で、「これどうやって作ったの?」と聞かれる率が高い、手前みそレシピです。■ザワークラウトレシピ制作 管理栄養士 長 有里子<材料 作りやすい分量>キャベツ 300gたまねぎ 1/2個A塩 小さじ1/2A酢 大さじ2Aクミンパウダー 小さじ1/2オリーブ油 大さじ1<作り方>1、キャベツは細切り、たまねぎは薄切りにする。2、オリーブ油を熱したフライパンでたまねぎを炒め、しんなりしたらキャベツも入れて炒め合わせる。3、Aの調味料を加え、混ぜ合わせる。ちなみに、クミンパウダーはどうやって使い切ればいいの? と思われる方が多いと思うので、一言。クミンはカレー粉の成分です。カレーの良い香りは、このクミンの香りがメインになっているのです。カレーの仕上げにひと振りしてあげると、より風味がたっておいしくなりますよ。味は子どもでも食べられるよう、酸味は控えめにしています。
2018年04月05日発酵食でキレイをもっと身近に!納豆や味噌、ヨーグルト、キムチ、チーズ…体にもうれしい発酵食品を、新しい調理方法で楽しみませんか? “私のカラダが喜ぶ、菌のある生活”をコンセプトにした「Hacco’s table」は、浅草にある発酵食をテーマにした専門店です。美容と健康に大きく関わる“腸内フローラ”を整えるとされ、メディア等で注目を浴びる発酵食は、元来日本の伝統的な調理法でもあります。そんな馴染みの深い食材を新たな調理法でアプローチ。さらにキムチやチーズなど世界の発酵食も楽しむことができます。奥深い発酵食品の世界を、お食事やドリングでじっくり味わって。前菜からデザートまで“発酵”づくしのお食事をカラダにも舌にも嬉しい発酵食の数々をごらんあれ。前菜からメイン、デザートからドリンクまで“発酵”づくしのひとときを過ごしましょう。お馴染みの食品「ぬか漬け」は、新しい味わい方で。「ぬか漬けのスティック スパイスを添えて」は特製ぬか床で漬け込んだ4種の野菜を、オールスパイス、カルダモン、クミン、パプリ、4種のスパイスと合わせて頂きます。ぬか漬けの食べ方の新発見です。おすすめは、メイン料理の「低温煮込みの鶏胸肉 ヨーグルトレムラードソース」。ゆっくり低温調理を施したお肉に、水切りヨーグルトとマスタードのレムラードソースを添えて。柔らかいお肉と爽やかな酸味が楽しい一皿です。さらに「世界の乳酸菌セット」は、乳酸菌を通して世界旅行をできる小皿メニュー。日本のぬか漬けに、ドイツのザワークラウト、韓国の水キムチで乳酸菌を食べ比べることができます。おいしくとキレイを両立する「hacco’s table」。浅草散策や近くを訪れたら、ぜひ足を運んでみたいレストランです。スポット情報スポット名:Hacco’s table住所:東京都台東区花川戸2-9-10電話番号:03-5231-7855
2018年03月26日発酵マイスター「菌活」という言葉は、美を意識する女性の中では既にセオリーとなっているのかもしれないが、健康にも良いことが知られるようになってから、女性以外からも注目を集めている。生きている菌を活用して健康や美をつくりだす「菌活」は、“発酵マイスター”の腕の見せ所でもある。この度、女優でもありモデルとしても活躍する発酵マイスター「菜月」さんの、暮らしに活かすことができる「菌活」テクニックが、健康と美にまつわる様々なからだ情報を発信するWACOAL BODY BOOK(ワコールボディブック)から発表されている。「健康美」のマイスターでもある発酵マイスター発酵食は、日本では昔から馴染みの深い食べ物だ。味噌汁、納豆などは生活に密着してきた。これが現代の発行マイスターの手にかかると、発酵ジュースや豆乳ヨーグルトパックという「美」の要素が取り入れられて、さらに興味深いものへと変身する。菜月さんが日々の暮らしの中で取り組んでいるのは「飲む」「塗る」「食べる」という生活に密着したシーンで菌の力を活かすこと。菌を活かした手作りのドリンクやパックで、美味しく肌に良く、しかも楽しく美と健康を求めることができているという。「菌活」に興味を持っていた方も、なんとなく聞いたことがある程度という方も、美と健康を両方一気に手に入れることができる発酵マイスターの秘訣を、是非一度、調べてみるのも良いかもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】※WACOAL BODY BOOK「美の流儀」※株式会社ワコール プレスリリース(@Press)
2018年02月28日こんにちは。料理研究家の越野美樹です。朝食やおやつに食べたいパン、簡単に作れるなら手作りしてみたいけど、ちょっと難しそう。そんなふうに思っている方に、今回はお豆腐と小麦粉で手軽に作れる「無発酵の豆腐パン」をご紹介します。パンを作るには、強力粉に酵母やイーストと水分を加えてこねて、発酵させる時間が必要です。この「無発酵の豆腐パン」は、こねたり発酵させたりする時間がいらず、混ぜて焼くだけだから思い立ったらすぐに作れます。豆腐も水切り不要な時短レシピ、ちょっとしたコツをつかめば誰でも失敗なく作れますよ。豆腐をフードプロセッサーにかけるとなめらかに仕上がりますが、フードプロセッサーがない場合は豆腐をざるでこせば同じようにできます。ベーキングパウダーは水分を含むとそこからもう膨んでしまいますので、オーブンの余熱と材料の準備を万端にしてから豆腐などと混ぜてくださいね。絹豆腐ならハイジの白パンのようななめらかなパン、木綿豆腐ならしっかりとかみごたえのあるパンのできあがり!もっちり、ふっくらな食感で食べやすい「無発酵の豆腐パン」。焼きたてのおいしさが味わえるのは、手作りならではです。お子さんと一緒にぜひ作ってみてください。■無発酵の豆腐パン調理時間 20分レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹<材料>4コ分豆腐 150gメープルシロップ 大さじ1菜種油 大さじ1塩 ひとつまみ薄力粉 200gベーキングパウダー 小さじ2薄力粉 適量 <作り方>1、ボウルに豆腐、メープルシロップ、菜種油、塩を入れてブレンダーにかける。2、薄力粉、ベーキングパウダーをふるい入れて手でよくまぜ、ひとまとめにする。3、4等分にしてそれぞれを丸くする。4、薄力粉を茶こしに入れて少々ふる。焼いている途中でパンが割れないようにクープ(切り込み)を入れる。5、180℃に熱したオーブンに入れて、10〜15分ほど焼く。外はカリッ、中はふわっふわの食感が楽しめる「無発酵の豆腐パン」。パン作りの経験がない方にも無理なく作れて、豆腐の栄養も手軽にいただける簡単手作りパンです。生地に少し甘みを加えれば、菓子パンや焼き菓子のようになりますよ。■「無発酵の豆腐パン」のアレンジ例「無発酵の豆腐パン」は、そのままいただいてもおいしいですが、ちょっとしたアレンジを加えるとさらに楽しくいただけます。●アレンジ1 「カラフルまるパン」「無発酵の豆腐パン」の生地に色を加えるとカラフルなまるパンのできあがり! 今回は、抹茶、ココア、紫芋パウダーを加えてみました。「無発酵の豆腐パン」1個分につき小さじ1程度で十分に色づきます。●アレンジ2 「フルーツサンド」「無発酵の豆腐パン」に切れ目を入れてクリームやフルーツをはさめば、見た目も豪華なフルーツサンドのできあがり! シュークリームのような食感で、幸せなおやつタイムを過ごせます。「無発酵の豆腐パン」を棒状にすればフランスパン風に、パウンド型に入れてスライスすれば食パン風に、ひも状にして丸くドーナッツ型にすればベーグル風になります。生地にドライフルーツやナッツを入れたり、ツナコーンやトマトソースなどをのせてお総菜パンにしたり、アレンジもいろいろ楽しんでみてくださいね。
2018年02月28日発酵の力に着目した新ブランド2018年1月30日(火)、株式会社ネイチャーズウェイより、国産発酵オーガニックコスメの新ブランド「oofer(オーフェル)」が発売されました。同ブランドは、玄米のぬかに肌をバリアする働きと類似した成分が含まれていることに着目。オーガニックの玄米を独自に発酵させたあまざけエキスを配合した、アンチエイジング商品を生み出しました。素材にこだわった4アイテム今回登場したのは、「あまざけクレンジングジェル」、「あまざけローション」、「あまざけミルクジェル」、「あまざけフェイシャルマスク」の4アイテム。いずれのアイテムにも国産発酵のあまざけエキスを配合。シリコンや石油系界面活性剤は使用せず、発酵の力で肌本来のバリア機能を高め、自ら美しくなろうとする力をサポートしてくれます。購入はオンラインストアにて可能。初回限定のトライアルキットも用意されているので、素材にこだわったオーガニック発酵コスメを1度試してみてはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ネイチャーズウェイのプレスリリース(PR TIMES)※オーフェル公式サイト
2018年02月02日日本酒の製法技術をお茶に活かすこだわり食品の通信販売業や「茶願寿カフェ」を手がけている株式会社ヤマサンが新商品「国産オーガニック発酵緑茶」(3120円)を2018年1月5日(金曜日)に発売しました。「国産オーガニック発酵緑茶」は、国内流通量わずか3.4パーセントの有機国産茶葉を厳選。日本酒の吟醸製法技術をお茶に活かし、微生物発酵と香味発酵の両方を行うことで味、成分、香りを引き出し、発酵茶独特の臭みを消すことに成功。自然な甘い香りを楽しめます。ティーバッグなので、1包につき沸騰したお湯を1リットル注いで2分から3分で飲める手軽さも魅力です。1回あたり200ミリリットルを数回に分けて飲むのがおすすめ。健康的に美しくなれる新感覚のお茶「国産オーガニック発酵緑茶」は、ただおいしいだけのお茶ではありません。やせホルモンと呼ばれている「テアデノール」、体に脂肪がつきにくくなる「没食子酸」、脂肪を燃やす働きがある「重合カテキン」を多量に含んでいるのです。特に食事中や運動の前に飲むと体に脂肪がつきにくくなったり、脂肪が燃えやすくなったりするのでダイエット効果が期待できます。※価格は税込です。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ヤマサンのプレスリリース/PR TIMES※株式会社ヤマサン
2018年01月16日オルビスは1月1日、塗って眠るだけの夜用発酵美容パック「ナイトタイムパック 酵美人 2018」を数量限定発売します。■ナイトタイムパック 酵美人 20182012年11月に初登場して以来、毎年配合成分をアップし、高い効果実感で年々ファンを増やしている大好評のナイトタイムパック。6代目となる2018年は、美容成分をたっぷり含んだ白イチゴ果実エキス※1と白ワインの原料でもあるシャルドネの発酵エキス※2を配合。「発酵素材」を中心に素材選びの幅を広げ、“発酵”だけでは叶えられない新たな機能を付加した今年だけの「限定酵美人」です。翌朝のしっとりモチモチ感にプラスして、透明感あふれるツヤ肌を実感頂けます。※1フラガリアチロエンシス果汁 ※2乳酸桿菌/ブドウ果汁発酵液■商品概要■ 商品名:「ナイトタイムパック酵美人 2018」■ 発売日:2018年1月1日 ※数量限定■ 価格:税込2880円■ 容量:65g■ 販売ルート:通信販売、 全国のオルビス・ザ・ショップ(お問い合わせ先)オルビス お客様相談窓口TEL 0120-926-020
2017年12月23日我が家では今、3歳の娘と一緒にピザをつくるのがブーム。週末のランチやおやつに作るのですが、生地は発酵させないので短時間でできるし、トマトソースは市販品にすれば、包丁いらずで手間いらず。作業も、こねる、のばす、のせるだけなので、小さな子どもにも無理なくたくさんお手伝いしてもらえますよ!■おうちピザ<材料>※直径18-20cm生地2枚分(生地)強力粉 200gオリーブ油 大さじ1+適量塩 小さじ1/6砂糖 小さじ1/6ぬるま湯 120ml(具)トマトソース缶 大さじ8~10ピザ用チーズ 適量バジルの葉 適量<作り方>1、強力粉とオリーブ油(大さじ1)、塩、砂糖をボールに入れ、軽く混ぜ合わせる。2、ぬるま湯を少しずつ入れながら、なめらかになるまで手でこねる。3、2をラップに包み、10分ほど置いておく。4、3を2等分にし、クッキングシートの上に置く。麺棒で直径18-20cmにのばし、フォークでまんべんなく穴をあける。5、天板にのせ、トマトソースをそれぞれ大さじ4~5ほど塗り、ピザ用チーズをかけ、オリーブ油を全体にまわしかける。6、250℃に予熱をしたオーブンで約10分焼き、仕上げにバジルをちらす。このレシピを作るきっかけになったのは、おままごとのピザを差し出され、「ピザ、食べたことないの」といわれたこと。ならば一緒に作ってみようということになったのですが、これが意外と食育につながるんだなと実感しています。以前は、“働くママは忙しい”と自分で理由をつけ、娘がお手伝いしたいといっても、「いいよ、遊んでて~」なんてはぐらかしていましたが、いざやってもらうと「小麦粉はお水を入れるとまん丸になるんだね」とか、「(トマトの)赤に(バジルの)緑つけるときれいだね」など、自主的な発見が連発。母としてはちょっと感動するほどです。今までの自分の態度を改めないと、と反省しました。お手伝いをしてもらうことって、重要なんですね。
2017年12月18日FARM8(新潟県長岡市)は、酒粕を乳酸菌で再発酵して味付けしたヨーグルト風発酵食品「醸グルト」を発売しました。「日本のおなかに日本の素材から作ったヨーグルト風発酵食材を」というテーマのもと、酒どころ新潟の酒蔵で絞った酒粕を主原料として生まれた商品です。新潟県醸造試験場が作った乳酸菌発酵酒粕「さかすけ」をベースに、酒粕をそのまま食べても美味しく毎日続けられる食材として開発。名前を醸造の町から生まれたヨーグルトという意味を持つ「醸グルト」として発売しました。もともと発酵食品として注目を集める酒粕を、さらに乳酸菌とのW発酵で、動物性素材不使用のまったく新しい発酵食材として登場しました。■醸グルトの特徴アルコールフリーのため、お子さんや朝食で食べても大丈夫です。酒粕の風味を残したまま、そのままスプーンで食べることはもちろん、フルーツにかけたり、グラノーラにかけたりと、用途はほぼヨーグルトと同様と、毎日酒粕生活を続けることも可能です。原材料は、酒粕を主原料に米、豆乳、甜菜糖のみと、すべて植物性ながら極めてシンプルな素材からできています。日本の発酵食材が見直される中、今のライフスタイルを変えることなく取り入れられる、体に嬉しい商品の登場です。販売は、企画製造元のFARM8直営店のほか、公式Webサイトからも注文、全国への発送が可能となっています。(お問い合わせ先)FARM8
2017年10月17日山善から、材料を混ぜ合わせて本体にセットするだけで簡単にヨーグルト・納豆・甘酒など、計8種類の発酵食を調理できる発酵食メーカー『発酵美人YXA-100』が8月中旬より順次新発売されています。簡単操作で8種類の発酵食調理が可能1台で8種類の発酵食を調理できる『発酵美人YXA-100』は、少量調理が可能な小分けボトルが付属していて、一人暮らしの方でも使いやすい発酵食メーカーです。商品ページ容器またはボトルに材料を入れてよく混ぜ、本体にセットするだけで発酵食を作ることができます。ボタン操作も温度とタイマーをそれぞれ設定するだけの簡単仕様になっています。また、出来上がった発酵食は、調理した容器またはボトルのまま冷蔵庫で冷やし、保管することができます。さらに、レシピBOOKが付属しており、プレーン・カスピ海・ケフィアのヨーグルト3種類と京風白みそ、納豆、塩麹、醤油麹、甘酒の計8種類の発酵食を楽しめます。小分けボトルで少量調理が可能一人暮らしの方や、少量で調理されたい方向けに、小分けボトルが4本付属しています。このボトルは1本から調理が可能です。ヨーグルトの場合、出来上がり量は容器が約1,000g、ボトル1本が一人分程度の約150gとなっています。「ちょっと裏ワザ!」同時に3種類の発酵食を調理小分けボトルを使って、一度に3種類の発酵食を調理することができます。菌の種類、設定温度、設定時間が同様の塩麹・醤油麹・甘酒が対象です。その日のメニューに合わせて3種類から選ぶことができ、食事のバリエーションも広がります。商品仕様商品名/型式:発酵食メーカー発酵美人YXA-100(W)ホワイト本体サイズなど:約幅170×奥行205×高さ165mm重量:約810g(本体および付属品全てを含む重量:約950g)消費電力:30Wコード長:約1.0m安全装置:電流ヒューズ付属品:容器×1・小分けボトル×4・レシピBOOK販売店:全国の家電量販店・全国のホームセンター・ネット通販「くらしのeショップ」価格:オープン価格ネット通販「くらしのeショップ」
2017年08月22日小学校の夏休みとともにやってくる、宿題の定番・自由研究。イベントやワークショップの参加を検討したり、図書館やインターネットなどで情報収集をしたり、テーマ決めに向けた行動を開始している家庭もあることでしょう。子どもが興味をもてるテーマが見つけられずに困り果てているお母さんにオススメしたいのが、 『夏休み! 発酵菌ですぐできるおいしい自由研究』 (あかね書房)です。味噌や納豆、ヨーグルトなどの発酵食品のつくり方をわかりやすい文章やイラスト・写真で教えてくれます。著書の小倉ヒラクさんは、発酵デザイナーという不思議な肩書きの持ち主。微生物学の研究や一般向けの麹づくりワークショップなど、目には見えない菌を見えるようにする活動を広く行っています。そんなヒラクさんに発酵食品のおもしろさやポイントを聞きました。■見えない菌を育てる! 発酵食品をつくるメリット菌の働きによっておいしさがアップすることに加え、保存性を高められるといいことづくしの発酵食品。自由研究のテーマとどう結びつくのでしょうか。「発酵食品は、料理とサイエンスという二つのジャンルにわけられます。僕の専門は微生物学のため、本書は料理よりも菌を育てることに重点を置いているんです。発酵食品づくりの魅力は、生き物の反応がわかること。観察していると、菌が魔法のように食べ物をおいしくする過程を楽しめます。たとえば、パンをふくらませるための酵母をつくる場合、瓶の中に果物と水と砂糖を入れて酵母菌を呼び込みます。発酵が進むと酵母がシュワシュワしてくるので、菌が元気に育っている様子を実感できます。『ここに菌がいるんだ!』と子どももワクワクしてくれますよ」とヒラクさん。目に見えない菌の存在を言葉だけで説明しても、子どもはうまく想像できません。実践を伴うことにより、菌の存在や自然の力に対するイマジネーションを育てられる。ワークショップを通じて多くの子どもたちと接するなかで、ヒラクさんが感じたことだそうです。もうひとつ、発酵食品づくりで得られるものがあるそうです。「現在の学校教育は、出題者の意図を汲み取って答えを出す力を要求されることが多く、『よく観察すること』を教えてもらえる機会が少ないと感じています。人の予想を大きく上回る現象が起こりうる生物学では、主観は邪魔になることも多い。発酵食品づくりは、“ただ観察をして目の前に起こっている事実を受け止める”トレーニングになります。つまり、生物学の基本を学ぶことができるんです」■思い通りにいかないのが菌の魅力 失敗も楽しんでしまおう!本著で紹介している発酵食品は、比較的簡単にできるヨーグルトから少しレベルの高い麹まで、難易度もさまざまです。しかし、学年や年齢の設定はとくにないそうです。「年齢で区切るよりも、子ども一人ひとりが持つ好奇心の度合いによってできる範囲が変わってくるからです。それから、親の関わり方も大きい。発酵が進む過程で見た目や匂いが変わると、不安になる子どももいます。親が『それでいいんだよ』と声をかけて一緒におもしろがってくれると、子どもも先に進める。親と楽しみながらだと、5歳くらいでも難易度の高い味噌づくりに挑戦できるんですよ」本著で紹介する味噌は、夏休み中に完成できるように麹を多めに使ったアレンジレシピ。仕込みから40日で完成します。手前味噌を使ってお味噌汁をつくれば、嫌いな野菜も食べてくれるかも?「食べ物を自分でつくることって大事ですよね。現在、絶賛イヤイヤ期で汁物を拒否している僕の娘も、一緒につくったスープならたくさん食べてくれる。発酵食品は最高の食育になるんじゃないかな」菌をうまく育てられるか、ばい菌にしてしまうかのカギを握るのが温度管理。夏は、発酵商品を仕込むのに適した季節だとヒラクさんはいいます。「菌が元気になるのは、30℃前後の温度です。冬場に仕込んだら4、5日くらいかかるヨーグルトも、真夏なら翌日にできます。一方、放置しすぎると腐ってしまうので、本に書かれた時間を守ってつくってくださいね」直射日光の当たる場所やジメジメした場所には置かないことも腐らせないためのポイントです。ヒラクさんのオススメは、オープンシェルフや本棚の一番上の段。風通しがよく、空気がよどんでいない場所を「発酵棚」にするといいそうです。とはいえ、生きている菌が人間の思い通りになるとは限りません。ときには菌がうまく育たずに腐ってしまうこともあります。「失敗も失敗で楽しいんですよ。発酵がうまくいかないと、臭くなったり、ドロドロしてしまったりするけど、子どもは『くせえ!』とかいいながら意外とよろこんでいる。僕のワークショップでも、失敗すると逆に盛り上がることもあるくらいです」「食べ物がくさるとはどういうことなのか」「失敗から発見できることもある」など、事前に本を読み失敗したときの対処法を親が把握しておくことも大切です。見えない生き物との生活を親子で楽しめれば、うまくいっても失敗しても学びの多い自由研究になりそうです。目に見えない菌たちの働きを実感できる発酵食品づくり、ぜひ親子で観察してみませんか?\発酵って楽しそう! と興味が湧いた方に、ぴったりのイベントが開催/夏休み!歌って踊る手前みそ〜『発酵菌ですぐできる おいしい自由研究』出版記念イベント〜『発酵菌ですぐできる おいしい自由研究』の出版を記念して、小倉ヒラクさんがイベントを開催! はじめての人でもカンタンにできる手前味噌づくりをはじめ、オリジナルアニメ『てまえみそのうた』を使ったダンスワークショップ、発酵レクチャーなど、盛りだくさん! 夏休みの自由研究に、思い出に、ぜひ親子で参加してみませんか。日時:2017年8月11日(金) 10:00開場 10:30スタート料金:¥3,500(手前みそキット1kg付き)詳細ページ: 『夏休み! 発酵菌ですぐできるおいしい自由研究』 小倉ヒラク (著)/あかね書房 1,000円(税別)小倉ヒラク プロフィール1983年東京生まれ。発酵デザイナー。自身の体調不良を機に発酵食品に出会い、東京農業大学の醸造学科研究生として醸造学を学ぶ。全国各地の醸造家たちと商品開発や絵本、アニメの制作やワークショップを行うと同時に、自由大学や桜美林大学等の一般講座で発酵学の講師もつとめる。著書に、「てまえみそのうた」「おうちでかんたん こうじづくり」(農山漁村文化協会)、「発酵文化人類学 微生物から見た社会のカタチ」(木楽舎)。一児の父でもある。
2017年08月02日「カルピス」と発酵食品をブレンドしたオリジナルドリンク「CALPIS®+発酵BLEND」(3種類)が、6月30日(金)から7月9日(日)までの期間限定で、東京・二子玉川と中目黒のカフェで販売される。「CALPIS®+発酵BLEND」は、発酵食品である「カルピス」と、代表的な発酵食品をブレンドした、オリジナルドリンク。発酵がもたらす“カラダにうれしいチカラ”とともに、発酵+発酵による新たなおいしさを楽しめる。今回販売されるのは、赤味噌との思いがけない出会いが生んだ芳醇な風味の「CALPIS®+味噌BLEND」、甘酒とライムのさわやかな酸味、桃のハーモニーが口の中で広がる「CALPIS®+糀(こうじ)甘酒BLEND」、「カルピス」、ヨーグルト、ミカンの3つの異なる甘酸っぱさとナタデココの食感を楽しめる「CALPIS®+ヨーグルトBLEND」の計3種類(3種類とも税込み500円)。開発段階では複数の発酵食品と「カルピス」の組み合わせにトライし、おいしさや香り、飲み心地、ビジュアルなどのポイントから3種類を選び抜いた。いずれも個性的な風味で、夏にぴったりの発酵+発酵ドリンクとなっている。二子玉川店舗外観6月30日(金)から7月9日(日)の期間限定で、二子玉川の「NICOTAMA DAYS CAFE」、中目黒の「The Workers coffee/bar」の2店舗カウンターで販売予定。当選倍率33倍!「カルピス」初の発酵レストランがオープン「CALPIS®+発酵BLEND」と並行して、“発酵”をテーマにした「カルピス」のオリジナル料理を提供する、「カルピス」初のレストラン「BISTRO de CALPIS®」が6月30日(金)から7月9日(日)の期間限定でオープン。完全招待制のレストランで、「カルピス」のメールマガジン、SNS等で募集を行い、3,980人という多くの応募があった。その中から選考した「カルピス」ファン、120組240人が招待される。場所は中目黒の「Stall RESTAURANT」で、「カルピス」の“発酵のチカラ”を五感で楽しんでいただけるよう、オリジナル料理がフルコースで提供される予定。(※募集は終了)内モンゴルの発酵乳をヒントに生まれた「カルピス」のチカラ約100年前、内モンゴルを訪れた「カルピス」の生みの親・三島海雲が長旅で体調を崩したとき、現地でふるまわれた発酵乳を飲むうちに驚くほど体調が回復したという。帰国後、「この不思議なチカラで日本の国民を元気にしたい!」と、現地での経験をヒントに生み出した発酵飲料が、日本初の乳酸菌飲料「カルピス」だ。「カルピス」は、良質な国産生乳を脱脂し、「カルピス菌」(乳酸菌と酵母)で丁寧に発酵させる自然な製法でつくられている。その「カルピス菌」は1919年(大正8年)の発売以来、大切に受け継がれてきた。最近の研究により、この「カルピス菌」の発酵が生み出す独自のおいしさや香りには、カラダにうれしいチカラがあることがわかってきている。実施概要オリジナルドリンク「CALPIS®+発酵BLEND」期間限定販売販売期間:2017年6月30日(金)〜7月9日(日)※数量限定販売「CALPIS®+味噌BLEND」使用発酵食品:カルピス/赤味噌「CALPIS®+糀(こうじ)甘酒BLEND」使用発酵食品:カルピス/甘酒(米麹甘酒)「CALPIS®+ヨーグルトBLEND」使用発酵食品:カルピス/ヨーグルト/ナタデココ販売店舗「NICOTAMA DAYS CAFE」東京都世田谷区玉川2-22-13二子玉川駅直結平日07:00〜23:00土日祝07:30〜23:00「The Workers coffee/bar」東京都目黒区青葉台3-18-3 1F池尻大橋駅徒歩8分、中目黒駅徒歩13分平日08:00〜23:00土 10:00〜23:00日祝10:00〜22:00※ラストオーダーは閉店30分前
2017年06月29日発酵食品の概念を覆すスタイリッシュなお店新宿高島屋8Fの発酵デリカデッセンカフェ「Kouji&ko」は、日本古来より伝わる伝統的な発酵文化をスタイリッシュに美味しく摂取できると、今注目を浴びているカフェ。発酵食品の持つイメージを新たにする”ヌーベルハッコー” をコンセプトに、身体に優しく嬉しい、色鮮やかなメニューの数々が楽しめます。京都の大徳寺納豆をスタイリッシュにいただく一品まずご紹介するのが「ローストチキンの大徳寺納豆ソースと黄野菜カレー風味」(486円)。塩麹で味付けされた人参、かぼちゃ、パプリカ、サツマイモなどの黄野菜がたっぷりと入っており、見た目よりもボリューミー!チキンは、塩麹でマリネした後にみりん、味噌たまり、そして京都の大徳寺納豆で作られたソースを塗り、香ばしく焼き上げています。鮮やかなイエローが目にも楽しく、味噌とカレーの風味が食欲をそそります。三年熟成させた本みりんを使ったスウィーツ岐阜県の白扇酒造が、実に3年の歳月をかけてじっくり熟成させて作る本みりん、「福来純」 を使用したスイーツが「福来純三年熟成本みりんのモンブラン」(594円)。ダイエット効果があると言われるキヌアパフや、お肌にもうれしいローストアマニといったスーパーフードをトッピングしています。食べても罪悪感のないスイーツなんて、まるで夢のよう!自分好みにカスタマイズできるグリーンサラダ「カスタムグリーンサラダ」(Sサイズ972円) は、ベースとなるグリーンサラダと、お店オリジナルの発酵ドレッシング、トッピングを、それぞれ自分好みのものをチョイスして好きなようにカスタマイズするサラダです。ベースとなるグリーンサラダは日本で古くから栽培されてきた在来種にこだわっています。金時草(きんじそう)や、加賀野菜の源助大根(げんすけだいこん)など、普段はなかなか味わえない、栄養価の高い野菜がいただけるのもうれしい。繊細な味わいや食感で発酵ドレッシングにぴったりマッチした美味しさです。発酵パワーがぎっしりつまったメニューの数々は、その色鮮やかな美しさで見るだけでも幸せになれます。イイこと尽くめの「Kouji&ko」 に、ぜひ足を運んでみて下さい。スポット情報スポット名:Kouji&ko住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24番2号新宿高島屋 8F電話番号:03-5361-1111(代)
2017年05月20日