特撮ヒーロー出身の俳優・柊太朗、簡秀吉、杢代和人が、テレビ朝日公式Youtubeチャンネル『動画、はじめてみました。』で19日に配信開始となった人気企画『特撮ヒーロー俳優変身旅』とテレビ朝日の新ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(24日スタート毎週水曜深0:15)のスペシャルコラボ特別番組に出演する。昨年11月に始まった『特撮ヒーロー俳優変身旅』で共演し、3月には第2弾も配信された。その3人が、新ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』にそろって出演することとなった。3人そろってのドラマ出演を記念して、スペシャル変身旅が実現。昨年11月に下北沢をめぐるロケの後に、柊太朗が3人でやりたいと言っていたキャンプを体験することになった。柊太朗は「まさかこんなことになるなんて思ってなかった。奇跡みたいでうれしい!去年たまたま3人で番組をやらせてもらって、まさか同じドラマに出られることになるとは!」と大興奮。3人でテントを立ててはしゃいだり、ゲームで対決して変身したり、カレーライスを作ったり。東京・秋葉原のど真ん中でイケメン3人が童心に返って楽しむ。『君とゆきて咲く~新選組青春録~』は、手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化し、2クール連続で放送する一大プロジェクト。歴史上の人物も多数登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)。2人は熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる。2人のたどる過酷な運命を『美しい彼』シリーズで知られる気鋭の脚本家・坪田文氏と、『未来への10カウント』(テレビ朝日)でメガホンを取った河合勇人氏が美しくも鮮烈に描写。また、斬新な殺陣パフォーマンスや従来の時代劇にはない流麗な“剣舞”を織り交ぜ、幕末を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春をいまだかつてない視点とスタイルでエモーショナルにつづっていく。現在、ドラマの撮影中という3人。「撮影が本当に楽しい」と語る簡に、柊太朗も「3人でこれまで以上に仲良くなれているのがうれしい」と賛同。一方、杢代は「仲良いだけじゃなく、バチバチしてる部分もある」と語り、切磋琢磨する同世代の俳優への熱い想いを口にした。ちょっと恥ずかしい姿への変身をかけたモルック対決では、さすがヒーローの3人。初心者とは思えないスーパーショットを連発し、かっこいい姿も見せる。頑張って3人で立てたテントの中では、簡と杢代が恒例のいちゃいちゃタイム。1つの寝袋に2人で入るなど、大はしゃぎ。カメラが止まってもはしゃぎ続ける仲良しな2人の姿に癒されること間違いなし。■コメント【簡秀吉】――3人でキャンプをしてみて。特撮ヒーロー俳優変身旅の特別編ということで、この3人で今回はキャンプをできて、仲がより一層深まりました。駅の高架下でのキャンプは初だったのですごい新鮮な感じもしましたし、遊んで3人でご飯を作ったりすることができとても楽しかったので、いい思い出になりました。――見どころは?モルックという遊びをしたのですが、ルールはとてもシンプルながら頭をすごい使ってやるゲームなので、少し心理戦な雰囲気も漂わせつつ白熱した勝負になっています!ぜひご覧ください!【杢代和人】――3人でキャンプをしてみて。終始笑いが絶えない撮影でした。前回に引き続き、この3人で配信できることがとてもうれしかったです!初めてテントを立てたり、カレーをみんなで作って食べたり、キャンプをもっと好きになれました!またこの3人でキャンプしたいと思います!――見どころは?モルックというゲームを体験しました!雨も降っていたのでとても寒い中だったんですが、白熱したガチの闘いになったので、ぜひ見ていただきたいです!【柊太朗】――3人でキャンプをしてみて。小さいころからしていたキャンプだったので久しぶりにリフレッシュできましたし、前よりさらに仲良くなった分すごく楽しかったです。初挑戦だったモルックは盛り上がりがすごくて、また3人でやりたいねと話しています!別の現場でも3人でいることも多くてこうやってキャンプ企画に同じ3人でいられたことが感慨深いです。――見どころは?最初から最後まで面白いと思います!モルックなんかはすごく劇的な展開を迎えているので見てる方もドキドキハラハラで見れると思いますし、なんと言っても今回は僕の念願のキャンプ企画だったので、いつもより張り切って指揮を執ってます!!テント作りなんかも楽しかったので、ぜひ見てください!
2024年04月19日Amazonプライム・ビデオで世界独占配信されている『仮面ライダー BLACK SUN』の資料、撮影時の造形物やプロップスを展示する『特撮のDNA 仮面ライダー BLACK SUN展ー覚醒ー』が東京都板橋区のGORGOM BASEで開催中だ。『仮面ライダー BLACK SUN』は、1987年に放送された『仮面ライダーBLACK』を、白石和彌監督(『孤狼の血』『死刑にいたる病』)がリブートした新プロジェクト。国が人間と怪人の共存を掲げ、半世紀が過ぎた2022年を舞台に、人の姿で暮らす怪人たちが虐げられ、人間との衝突を繰り返し、両者の溝が深まっている世界を描く。西島秀俊が仮面ライダーBLACK SUN/南光太郎、中村倫也が仮面ライダーSHADOWMOON/秋月信彦を演じる。会場に一歩足を踏み入れると、そこに広がるのは「怪人にも人権がある」とする“五流護六”運動が巻き起こった殺伐とした作品の世界観。そして、怪人の頂点たる存在・創世王の若き日の姿が出迎えてくれる。本展では『仮面ライダー BLACK SUN』の世界が“実在するもの”と捉え、時間軸の沿った展示エリアが設定されており、来場者を暗く根深い闇へと誘う仕掛けが施されている。仮面ライダーBLACK SUN、仮面ライダーSHADOWMOONの畏敬に満ちた存在感はもちろん、クジラ怪人(白長須鯨怪人)、アネモネ怪人(金鳳花怪人)らの人気怪人の胸像、全24種類の怪人マスクがずらりと展示されたエリアなど、圧巻の一言。変身ベルトや武器といったガジェットの数々、ライダーの愛機「バトルホッパー」「ロードセクター」など、撮影のために1点1点作りこまれた特殊な造形物や小道具を間近で見ることで、ハードなドラマが展開する作品の世界を、さらにリアルに感じられるはずだ。さらに会場を奥に進むと、“超巨大”な創世王が鎮座。圧倒的なサイズ感に加えて、今にも動き出しそうなリアルな質感には、身震いを覚えるほど。公式サイトでは「一部刺激の強い表現・描写が含まれており、小学生以下の入場には高校生以上の同伴者が必要」と注意喚起もなされているが、それも納得の迫力だった。果たして、次期創世王をめぐる物語の結末とは?今後の展開にも期待が高まる、充実の展示になっている。入場料は一般1,900円、ぺア(一般2名様)3,400円となっており、当日入場券はチケットぴあ、デジタルチケットの他会場で購入可能。取材・文・撮影=内田涼<開催情報>『特撮のDNA 仮面ライダー BLACK SUN展ー覚醒ー』『特撮のDNA 仮面ライダー BLACK SUN展ー覚醒ー』ビジュアル2022年11月19日(土)~12月18日(日) ※会期中無休11:00~19:00(最終入場 18:30)※最終入場は閉場30分前まで会場:GORGOM BASE(東京都板橋区志村 1-34-9 Studio Be 1号館 Aスタジオ)会場へのアクセス:都営三田線・志村坂上駅下車、徒歩5分※当日お客様のご本人確認をさせていただく場合がございます。※混雑状況により、待ち時間が発生する場合がございます。※一部刺激の強い表現・描写が含まれており、小学生以下の入場には高校生以上の同伴者が必要。(C)石森プロ・東映 (C)「仮面ライダー BLACK SUN」 PROJECT(C)特撮の DNA 製作委員会
2022年11月28日『特撮のDNA 仮面ライダー BLACK SUN展ー覚醒ー』が11月19日(土)から東京都板橋区のGORGOM BASEで開催されることが決定した。本展覧会では、Amazonプライム・ビデオで世界同時配信を開始した『仮面ライダー BLACK SUN』の資料や撮影時の造形物などが展示される。前売入場券の販売は本日からスタートしており、『特撮のDNA』公式サイト及び、チケットぴあにて購入可能。入場特典はラバーバンド(全2種。なくなり次第終了)となっている。また本展覧会は、一部刺激の強い表現・描写が含まれており、小学生以下の入場には高校生以上の同伴者が必要。そのほか展覧会の詳細については、引き続き公式HPやSNSでも随時発表される予定だ。『特撮のDNA 仮面ライダー BLACK SUN展ー覚醒ー』2022年11月19日(土)~ 12月18日(日)※会期中無休営業時間:11:00~19:00 (最終入場 18:30)※最終入場は閉場 30 分前まで会場:GORGOM BASE (東京都板橋区志村 1 34 9 Studio Be 1号館 A スタジオ)会場へのアクセス:都営三田線・志村坂上駅下車、徒歩5分※当日お客様のご本人確認をさせていただく場合がございます。※混雑状況により、待ち時間が発生する場合がございます。予めご了承ください。【チケット情報】『特撮のDNA』公式サイトチケットぴあ(日時指定前売入場券Pコード:649ー292/期間中有効入場券P コード:994ー000)販売期間:前売券 11月1日(火)18:00~11月18日(金)23:59/当日券 11月19日(土)11:00~12月18日(日)18:00※チケット購入には別途各種手数料が発生します。※お客様都合による購入後の払戻はできません。入場特典:ラバーバンド(全2種) なくなり次第終了※入場特典は入場時に会場入口でお渡しとなります。後日特典のお渡しはできません。料金(全て税込):前売券・一般:1,700円、前売券・ペア:3,000円当日券・一般:1,900円、当日券・ペア:3,400円※11月19日(土)、11月20日(日)は混雑緩和のため、日時指定の前売入場券のみの販売となります。※未就学児無料。※入場券または招待券を持たない方への、入場特典のお渡しはありません。また、グッズの購入もできません。(C)石森プロ・東映 (C)「仮面ライダー BLACK SUN 」 PROJECT(C)特撮の DNA 製作委員会
2022年11月01日フィギュアメーカーのCCP株式会社(所在地:東京都足立区、代表取締役社長:延藤 なおき)は、人気特撮作品「ウルトラセブン」に登場する“ボーグ星人”を、ソフトビニールモデルで再現した『CCP 1/6特撮シリーズ 甲冑星人ボーグ星人 ハイグレード Ver.』を、CCP直販、全国ホビーショップ各店にて予約受付いたします。画像1■商品特長ウルトラセブン第27話「サイボーグ作戦」が1/6特撮シリーズに再登場!金属質を思わせるメタリック彩色に、セブンへと放った印象的なヘッドビームのポーズを採用。過去作と比較して、全体の陰影の強さやセブンとの激闘を思い起こさせる汚し塗装が一つ一つ丁寧に施されている。ハイクオリティな造形はそのままに、過去製品よりも塗装をさらにグレードアップさせた正にハイグレード Ver.!画像2画像3画像4画像5画像6■商品概要商品名 : CCP 1/6特撮シリーズ 甲冑星人ボーグ星人 ハイグレード Ver.URL : 価格 : 17,600円(税込)サイズ : 全長約30cm(1/6スケール)素材 : ソフビ製(PVC)仕様 : 彩色済み完成品、箱入り発売時期: 2022年10月生産地 : 日本■注意事項ご予約時は下記注意事項を必ずお読みいただき確認後、ご注文くださるようお願いいたします。・当社、受注・発注ですので基本キャンセルはできません。・対象年齢15歳以上となります。・画像はあくまで完成イメージです。予告なく修正や改善を行う場合があります。・掲載されている画像と実際の製品は、彩色などのイメージが異なる場合があります。・一部ブログなどでエフェクト処理をしている画像があります。・商品の発送時期はあくまで目安ですので予告なく前後する場合があります。・発送時期についてはCCPのメルマガや魂のブログにてお知らせいたします。・不良と判断したものは、送料を当社負担で新しい製品と交換または修正いたします。・変質、変形の原因になりますので、高温多湿を避け直射日光のあたらない場所に保管してください。・何らかの初期不良または個別に気になる点が見つかった場合、到着から1か月以内に御連絡ください。それ以降の対応に関しては基本、すべて有料となります。・ご連絡なしに商品を当社に返送された場合、お戻しいただいた理由が分からないため、確認や対応が遅れてしまいますのでご注意ください。・発送時期はあくまで目安です。量産の難易度やスタッフのスキル、生産する数量が多い場合、製作期間が延びる場合があることをご理解ください。彩色、仕様が変更する場合があります。魂のブログ : CCPインフォメーション: 公式Twitter : メルマガ : 不良品について : ■著作:(C)円谷プロ■会社概要会社名 : CCP株式会社所在地 : 〒120-0013 東京都足立区弘道1-37-12代表者 : 代表取締役社長 延藤 なおき設立 : 2003年9月事業内容: ウルトラマン、キン肉マン、ゴジラ、エヴァンゲリオン等のフィギュアやキャラクターグッズの企画・制作・生産・販売を手掛ける。URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月19日「特撮」のリアリティはこうして生まれた!?『生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展』に注目します。東京湾から襲来するゴジラ、デパートの屋上に舞い降りるラドン。昭和の子どもたちが胸躍らせた怪獣映画の破壊シーンがすべて手作りだったと聞くと驚くかも?「CG映画のなかった時代、戦争や怪獣、自然災害によって破壊される市街地など実写では撮影不可能な場面をミニチュアセットや模型を使って撮影したのが特撮(特殊撮影)と呼ばれる手法です。1954年公開の『ゴジラ』をはじめ、特撮の先駆者といわれる円谷英二監督を支え、監督が描くイメージを“実装”する役割を果たしたのが美術監督の井上泰幸さんでした」(東京都現代美術館学芸員・森山朋絵さん)徹底したロケハンと綿密なスケッチをもとに実景に忠実なセットを作り上げ、数々の名場面に貢献したほか、自ら設計した撮影所のプールで模型を使った海戦シーンを撮影、波起こし機を考案するなど、新しい手法を果敢に切り開くパイオニアでもあった。本展ではそうした業績とともに、井上さんの「表現者」としての個人史にもスポットを当てる。「太平洋戦争で片足を失い帰国した井上さんは、紆余曲折を経て28歳で大学に入り、バウハウスで学んだ山脇巌氏のもとでデザイン教育を受けています。初期の作品からは、テクノロジーを戦争ではなく芸術に向けられる喜びが伝わってきますし、同時代の前衛美術グループ〈実験工房〉が舞台パフォーマンスの装置に電飾やプラスチックなど、新しい素材を進んで用いた“総合芸術”の姿勢とも共通するかもしれません」会場ではスケッチや図面、ミニチュアなど数百点に及ぶ資料や貴重なメイキング画像が見られるほか、「昭和の特撮が令和の技術で蘇る」(森山さん)さまも見逃せない。『日本海大海戦』(1969)で使われた戦艦三笠の6mの模型も原寸大の3D画像で会場に登場する。また『シン・ゴジラ』(2016)で特撮美術監督を務めた三池敏夫氏が『空の大怪獣ラドン』(1956)の名場面、福岡・天神のデパートにラドンが舞い降りるセットを復元。このセットのみ限定で写真撮影OKなので、ぜひ自分だけの特撮シーンを!福岡・岩田屋周辺ミニチュアセットのメイキング写真、「空の大怪獣ラドン」(1956)より©TOHO CO., LTD.CGがかつて苦手としていた物体の重みを感じさせる空気感が特撮の強み。地元のデパートに本当に怪獣が舞い降りたかと九州の子どもたちを驚かせた名場面の撮影風景。怪獣・建造物設定対比図、「モスラ対ゴジラ」(1964)より©TOHO CO.,LTD.名古屋のテレビ塔、天守閣、ゴジラ、モスラの大きさの比率を示した手描きの図面。万能潜水艦アルファ号 デザイン画、「緯度0大作戦」(1969)より©TOHO CO., LTD.戦時中、海兵団に所属した井上さんは海戦ものを得意とした。この潜水艦は肖像写真で井上さんが手にしている模型と同じ「アルファ号」。いのうえ・やすゆき1922年生まれ。円谷英二(1901‐1970)のもと、特撮美術スタッフの一員としてキャリアを本格的にスタート。井上に学び協働した三池監督に加え、庵野秀明監督、樋口真嗣監督ら最前線で活躍するクリエイターたちに大きな影響を与える。2012年没。井上泰幸 アルファ企画にて、1994年 撮影:斎藤純二『生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展』東京都現代美術館 企画展示室 地下2F東京都江東区三好4‐1‐1開催中~6月19日(日)10時~18時(入場は17時30分まで)月曜休一般1700円ほかTEL:050・5541・8600(ハローダイヤル)※『anan』2022年3月30日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2022年03月29日「ゴジラ」をはじめ、特撮のパイオニアである円谷英二の作品に、「特撮(特殊撮影技術の略称)」のスタッフとして関わり、特撮映画のみならず、日本映画・テレビ史の中でも重要な作品を多く手掛け、映像文化を支えた作り手として知られる井上泰幸(1922~2012)。2022年に生誕100年を迎えることを記念して、東京都現代美術館にて『生誕100年 特撮美術監督井上泰幸展』が3月19日(土)から開催される。福岡県に生まれた井上は、太平洋戦争から負傷して戻り、バウハウスで学んだ山脇巌に師事。東宝で渡辺明に続く二代目の特撮美術監督として、円谷英二監督のクリエーションを実装した。東宝から独立した後はアルファ企画を設立し、国際的にも高く評価された多くの作品群を支えた。また、庵野秀明(「シン・ゴジラ」)や樋口真嗣(「シン・ウルトラマン」)といった、現在最前線で活躍するクリエーターに多大な影響を与えている。同展では、「ゴジラ(1954年、1984年)」、「キングコング対ゴジラ」、「ウルトラQ」、「日本沈没」などに使われた、井上のスケッチ、デザイン画、絵コンテ、記録写真や資料、完成映像、撮影で使用したミニチュアやプロップを展示。市街地から宇宙までさまざまなシーンを現実化するような多様な表現、予算計画を俯瞰できる井上オリジナルの「セット設計」のような独創的な手法を知ることができる。会場に並ぶ作品や資料は、未公開資料を含めて約500点という、これまでの井上に関する展覧会においてかつてない規模であり、深い調査をもとにした内容となっている。さらに、井上の仕事に大きな影響を受けたクリエーターたちも協力。例えば、樋口真嗣が手掛けるメインビジュアル(近日公開)や、美術館のアトリウム空間には、島倉二千六の背景画、老舗マーブリングファインアーツのミニチュア制作による西鉄福岡駅周辺のミニチュアセット(監修:三池敏夫)が再現される。井上の功績を振り返るだけでなく、彼の作品や特撮の魅力を多角的に紹介する展覧会となる。福岡・岩田屋周辺ミニチュアセットのメイキング写真、「空の大怪獣ラドン」(1956)より (c) TOHO CO., LTD.福岡・岩田屋周辺ロケハンスケッチ、「空の大怪獣ラドン」(1956)より (c) TOHO CO., LTD.ヘドラ デザイン画、「ゴジラ対ヘドラ」(1971)より (c) TOHO CO., LTD.井上泰幸アルファ企画にて、1994年撮影:斎藤純二【開催概要】『生誕100年 特撮美術監督井上泰幸展』会期:2022年3月19日(土)~6月19日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室(地下2階)時間:10:00~18:00(展示室入場は17:30まで)休館日:月曜(3月21日は開館)、3月22日(火)料金:一般1,700円、大学・65歳以上1,200円、高中600円■展覧会公式サイト:
2022年03月04日漫画『騎士竜戦隊リュウソウジャー ファイナルライブツアー2020』が東映特撮ファンクラブ(TTFC)内の電子書籍で、2月20日(土)10:00より配信開始となる。2020年3月より全国7都市で実施する予定だった『騎士竜戦隊リュウソウジャー ファイナルライブツアー2020』。毎年出演者が1年間応援してくれたファンに感謝の思いを伝えるイベントとして開催されていたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため全公演中止となった。そんなTVシリーズメインライターの山岡潤平によって『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のその後の物語として描かれたラストショーが、この度漫画としてTTFC内で読める電子書籍として配信されることが決定した。この漫画はメインキャスト7名に加え、クレオンやワイズルー、プリシャスら敵役も勢揃いで登場するオリジナルストーリー。秘密裏にリュウソウ族の研究を進めていた「リュウソウモーリア」がオリジナル敵キャラクターとして現れ、リュウソウ族としての信念をかけた最後の戦いが繰り広げられる。全4話配信予定だ。さらに、2月28日(日)10:00からは『仮面ライダーセイバー』のスピンオフ漫画『別冊 仮面ライダーセイバー 萬画 仮面ライダーバスター』の電子書籍もTTFCで連載開始となる。第1話のタイトルは『最強の青春編(1)』。仮面ライダーバスターに変身する尾上亮の高校時代を舞台とした物語もぜひチェックしてほしい。●漫画『騎士竜戦隊リュウソウジャー ファイナルライブツアー2020』2月20日(土)10:00よりTTFCで配信開始●漫画『別冊 仮面ライダーセイバー 萬画 仮面ライダーバスター』2月28日(日)10:00よりTTFCで配信開始映画『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』2月20日(土)より公開
2021年02月19日2021年1月14日、俳優の武田航平さんと、同じく俳優の松山メアリさんが結婚を発表しました。両人は自身のInstagramで同時に結婚を報告。武田さんは、笑顔のツーショットとともに想いをつづっています。このような状況の中、私事で大変恐縮ですがこの度、女優の松山メアリさんと結婚致しました事をご報告させていただきます。出会った当初から素直で嘘のない純粋な彼女は、これまでに出逢ったことのない特別な感じがして、生まれる前からずっと一緒にいるような、そんな不思議な感覚を抱いていました。そして、付き合うようになって、心からも向き合い、彼女は全力で支えてくれています。彼女となら生涯を共にする事が出来ると確信し、自然に結婚を意識し、夫婦になる日を迎える事ができました。これからは、一家の主人として彼女と共に(愛犬とも)暖かい家庭を築いてまいります。今後とも温かく見守っていただければ幸いです。最後になりますが、新型コロナウイルスによる世界的な不安の中、一日も早い感染拡大の終息を心よりお祈り申し上げます。kouhei_takeda.officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 武田航平(@kouhei_takeda.official)がシェアした投稿 また、松山さんもInstagramに同じツーショットを投稿し、パートナーの松山さんについて、このようにつづりました。真剣にお付き合いしていく中で結婚を意識するようになり、いつも真っ直ぐに向き合ってくれる彼の存在は時に親友のようで…兄のようでもあり、この時間を大切に一緒に過ごしていきたいと思う日々を過ごしながら、自然と夫婦になる日を迎えることができました。これからは彼を支え、私も家庭を優先にお仕事を続けていきたいと思っております。今後とも温かく見守っていただければ幸いです。marymatsuyama_officialーより引用2008年に放送された特撮番組『仮面ライダーキバ』(テレビ朝日系)でメインキャラクターの紅音也役を演じた武田さんと、映画『牙狼<GARO>~RED REQUIEM~』でヒロインの烈花役を演じた松山さん。特撮作品で注目を集めた『特撮役者夫婦』の誕生に、特撮ファンからは祝福する声が相次いでいます。きっと、ツーショットに写る輝く笑顔がいつまでも続く家庭になることでしょう!武田航平さんについての記事はこちら[文・構成/grape編集部]
2021年01月14日2020年にハリウッド映画『GODZILLA VS. KONG』(原題)、2021年には『シン・ウルトラマン』と 大作特撮映画の公開が相次ぐなか、映画配給会社の松竹と東映が史上初のタッグを組んだ完全オリジナル脚本の大作特撮コメディ映画『大怪獣のあとしまつ』が、主演に山田涼介(Hey! Say! JUMP)、ヒロインに土屋太鳳を迎えて製作されることが決定した。“特撮映画” で倒された怪獣の “その後” とは?誰が、どうやって後始末している?ある日突然、この国を襲う大怪獣が、死んだ。ビックリするほど巨大な死体に、ガス爆発も時間の問題。片付けられなきゃ国家崩壊の危機!?この尻ぬぐい、誰が、どうやって...。未曽有の国家的危機の現場指揮の任務を背負わされたのは、首相直属の特殊部隊の帯刀(おびなた)アラタ。そんな彼の前に、環境大臣秘書で元婚約者の雨音(あまね)ユキノが現れて...。 ふたりは前代未聞の無理難題“巨大な死体の後片付け”に、知恵と工夫と愛(!?)で立ち向かうことに。誰もが知る“特撮映画” の、誰も見たことのない “その後の世界” を描く、 超インポッシブルなミッションを巡る空想特撮エンターテイメントが、いま、はじまる――。この超大型プロジェクトの監督・脚本を担うのは、ドラマ「時効警察」シリーズなどの映像作品や、「タモリ倶楽部」などのバラエティ番組で唯一無二の世界観を生み出し続けてきた映像作家・三木聡。山田涼介「全力でふざけて、面白く仕上げて行きたい」主人公の帯刀アラタ役に扮するのは、俳優として確固たるポジションを築く山田涼介。本格的なコメディ映画は初挑戦となるだけに、「すごく迷いがありました。ただ台本を読ませて頂いて、ふざけた情景のなかに超真面目な主人公のギャップ...これは面白い!と思い、ぜひ出演させて頂こうと思いました!」と打ち明け、「とにかく三木監督の期待に応えられるよう、全力でふざけて、面白く仕上げて行きたい」とコメント。初共演となる土屋さんにも「彼女の今作での“ツッコミ”が楽しみです」と語る。「松竹さんと東映さん、業界激震の前代未聞の初タッグがホントにこの作品で良いんですか!? と内心思いつつも、映画界の巨頭が組んで全力で“遊ぶ“ことにすごく意義があるなと!」と、自身でも楽しみな様子。土屋太鳳「全ヒーローへの恩返しを込め」さらに、ヒロインの雨音ユキノ役には、名実ともにトップを走る国民的女優・土屋太鳳。 「私はヒーローが好きです。特撮と呼ばれる作品には、人生において大切なことも、許されないことも、それをさえ許すことも、でも忘れてはな らないことも...たとえば現実を風刺するリアルな危機感も...ありとあらゆるものが含まれていて、ヒーローはその真ん中で輝き、苦しみ、闘って、たくさんの勇気を教えてくれました」と熱く語る。子ども時代、特撮映画に「のめり込み、衝撃的に感動した」と明かし、本作では「山田涼介さん演じる主人公を支えるチームの一員として、全ヒーローへの恩返しを込め、踏んばります!」と意気込む。三木監督はそんな2人に、「山田くんは欠落した過去を持つ主人公を、ときにクールに、また、ときに青い炎ともいうべき情熱を持って芝居づくりに臨んできてくれてますし、土屋さんは予想できない表情と的確なセリフトーンでやや負の面を持った新しい特撮もののヒロインを演じてくれる...はず」と期待を込めてコメント。また、前代未聞の初タッグに、東映の代表取締役社長・多田憲之氏は「松竹さんと手を組めるのであれば、大掛かりかつ面白い嘘がつけると東映内部でも話が進みました」とコメント、松竹の代表取締役社長・迫本淳一氏は「松竹の『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』シリーズに代表される“庶民的人情”と東映さんの“義理人情”。その両方の“人情”がぶつかると、どうなるのか?とても期待しております」と語っている。『大怪獣のあとしまつ』は今春撮影予定、2020年以降、全国公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年02月27日「EXILE/GENERATIONS」関口メンディー、本田翼、斎藤工らが、この春から放送がスタートする女児向け特撮シリーズ「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」(テレビ東京系)に出演することが分かった。本作は、三池崇史が総監督を務める特撮番組「アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!」「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!」に続く“ガールズ×戦士シリーズ”の第3弾。正義の怪盗、ひみつ×戦士 ファントミラージュが、逆逆警察によって“イケナイヤー”にされてしまった人から、「イケない心」をちょーだいして平和を取り戻す…という物語。最新VFXを駆使したダイナミックな映像と、ダンス監修expgによるハイテクニックなダンスが見どころの次世代の特撮番組だ。今回、そんな本作に出演する豪華なレギュラーキャストが決定。ファントミラージュたちのボス・ファンディー役に、「EXILE/GENERATIONS」の関口メンディー。ファントミラージュと敵対する悪の組織“逆逆警察”のリーダー・ギャンヌ署長役に、モデルの石田ニコル。主人公・ココミのパパでスイーツカフェでパティシエをしている桜衣慎一役に、『ソローキンの見た桜』『麻雀放浪記2020』などが今年公開を控える斎藤工。また、ココミといつも一緒、シルクハットがキュートなくまの妖精“くまちぃ”の声を、春の月9ドラマ「ラジエーションハウス」でヒロイン役に決定したことでも話題の本田翼。そして番組のナレーターは、「デュラララ!!」竜ヶ峰帝人役、「ユーリ!!! on ICE」勝生勇利役で知られ、俳優・声優・歌手など幅広く活躍する豊永利行が務める。そのほか、元格闘家の黒石高大、タレント・ぺえの出演も決定した。■キャストコメントファンディー役/関口メンディーファンディー役の関口メンディーです。ひみつ戦士ファントミラージュのボスとして逆逆警察とたたかっていく役ということで、自分の中でも、監督さんとも話しながら色々なファンディーをイメージして撮影に臨んでいます。このようなファンタジーな世界でお芝居するのは初めてなのですごく新鮮ですし、CGなどもイメージしながら考えて演じることがすごく面白いですね。ファンディーは、コミカルな性格で、ホログラムでポッと登場する場所もとにかく毎回面白いので、そういったところもぜひ注目していただきたいです。くまちぃ役/本田翼(声の出演)女の子向け特撮シリーズに参加させていただくことが初めてで更にマスコットキャラクターの声を担当するのも初めてなのでお話をいただいた時は正直びっくりしました。くまちぃを演じる時は裏声をつかったり自分なりに工夫や苦労もあるのですが楽しくて良い経験になっています。くまちぃはファントミラージュの女の子達を見守る役割で、きちんとこの子達に教えてあげなきゃ、伝えてあげなきゃと一生懸命だと思うので、ドラマを観ている女の子達にもそれが届くように心がけて演じています。ギャンヌ署長役/石田ニコル署長なのでアベコベ刑事とマギャク巡査をまとめるために、リーダーシップをとろうとするんですが、どこか空回りしてたり、抜けたところがある愛されるキャラクターを演じています。衣装の半分が警察の制服、もう半分がドレスになっているところや、メイクも半分半分違うところもポイントです。逆逆警察のシーンは、大人が「これが面白いんじゃないか」と本気で面白いものを探り、毎回作り上げているので、みなさんで好きな回を見つけて「くすっ」と笑っていただければ嬉しいです。桜衣慎一役/斎藤工桜衣慎一は、主人公ココミのお父さんであり、優しいスイーツ男子です。経営しているスイーツカフェだったり、遊園地での撮影は、その世界に自分がいることがとても新鮮で、見たことのない自分に出会えている気がしています。第一話で演じた「イケナイヤー」は、別のキャラクターになるというより、普段優しい慎一の中にある実は外に出ていない部分、人間が同時に持っている両極端の心理をついているんじゃいかと、台本を読んだときはドキッとしました。お子さんも、その保護者の方がみてもドキっとするし、ドラマ自体がカラフルで楽しいファンタジーになってますので、ぜひ、ご家族で楽しんでもらえたら嬉しいです。「ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」は4月7日(日)9時~テレビ東京系にて放送開始。※3月31日(日)9時~直前特番を放送(cinemacafe.net)
2019年02月26日俳優・窪田正孝が、テレビ東京系にて放送中の女児向け特撮テレビシリーズ「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!」にゲスト出演することが決定。窪田さんは、初のカリスマ料理研究家役として、12月9日(日)放送回に出演するという。本作は、三池崇史が監督・総監督を務める女児向け特撮ドラマ「アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!」に続く「ガールズ×ヒロイン!」シリーズの第2弾。「きらめく魔法でピュアライズ!」を合言葉に、魔法使いがダンスの力で悪を倒し、人々の夢や世界の平和を守る、ライブ型NEW特撮ヒロインストーリーだ。今回本作にゲスト俳優として出演が決定したのは、主演映画『東京喰種トーキョーグール』の続編が決定し話題となっている窪田さん。“カリスマ料理研究家”林守道として登場し、料理教室を開催中、「マジマジョピュアーズ!」の敵である「邪魔邪魔団」によって、「スペシャルアキラメスト」に変身させられてしまう…という役どころだ。「今回また、新しい役どころに挑戦しました」と料理研究家役を演じるのは初めてという窪田さんは、「普段、料理はあまりしないので戸惑いましたが、調理する手つきなど現場で細かく指導していただきました」とふり返る。また、「友達の子供も、僕の姪っ子も、『マジマジョピュアーズ!』の大ファンなので『モモカたちに会ったんだよ!』って自慢します」とコメントしている。また、魅力的に料理をする俳優は誰かと考えたとき、窪田さんしかいないと思ったと言う平野勝利監督は、「カリスマ料理研究家役を演じる窪田さんの姿に、リアルに料理番組を見ている感じがしました。でも、料理よりも自然と窪田さんに目が行ってしまうほど、爽やかでトキメキがあります」と絶賛。さらに「何か面白いことをしてくれるのではないかと、ついつい長回しになり、『もっと早くカットかけて下さいよ!』と突っ込まれ、『ですよね~』とやりとりするなど、あっという間に緊張は解け、和気あいあいと撮影ができました」と撮影の様子を明かし、「窪田さん演じる料理研究家がスペシャルアキラメストになった時の演技の変化に注目です」と見どころも語っている。本編では、窪田さんの華麗な料理シーンも登場するという今回。スペシャルアキラメストへの変身や戦うシーンなど、新たな窪田さんの魅力が楽しめそうだ。「魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!」は毎週日曜日9時~テレビ東京系にて、毎週火曜日17時~BSテレ東にて放送。(cinemacafe.net)
2018年12月04日展覧会「特撮のDNA-『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで-怪獣王、蒲田来襲!(仮称)」が、2018年12月19日(水)から2019年1月27日(日)まで、東京・蒲田の日本工学院専門学校「ギャラリー鴻」にて開催される。本展は、日本が世界に誇る独自文化の一つである「特撮(特殊撮影)」とその継承者たち、造形の技に着目したもの。これまでに福島、佐賀、兵庫で開催されており、その巡回展となる。会場には、1954年に公開された映画『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで、特撮映画にまつわる造形物などを展示。また、怪獣映画史、特撮映画史を語る上で欠かせない重要作品の関係資料を合わせて展示するなど、特撮の系譜も同時に紐解くことが出来るものとなっている。なお、本展の会場となる日本工学院専門学校「ギャラリー鴻」が位置する東京・大田区は、かつて「映画の街」として撮影所などを有していたほか、2016年度公開の『シン・ゴジラ』が撮影されるなど、数多くの映画作品にゆかりのある地として知られている。【開催概要】「特撮のDNA-『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』まで-怪獣王、蒲田来襲!(仮称)」開催期間:2018年12月19日(水)〜2019年1月27日(日) ※休館日は1月12日(土)時間:10:00~19:00 ※最終入場は閉館の30分前まで会場:日本工学院専門学校「ギャラリー鴻」住所:東京都大田区西蒲田5丁目23-22チケット発売日:2018年10月11日(木)入場料:・入場券A(大人) 1,600円・入場券B(学生) 1,000円 ※中学生・高校生・高専生・専門生・大学生対象・入場券C(子供) 500円 ※小学生対象<未就学児は無料>・大田区民割引券 1,000円 ※在住者・在学者・在勤者対象<会場にて販売(証明提示要)>・シニア割引券 1,000円 ※60歳以上の方対象<会場にて販売(証明提示要)>・プレミアムチケット 詳細未定※チケット発売に関する詳細は公式WEBサイト(より【問い合わせ先】株式会社JTBコミュニケーションデザインエリアマネジメント事業部TEL:03-5657-0698
2018年10月13日NHKのドラマ10枠にて、小芝風花が特撮オタクのOLを演じる「トクサツガガガ」の制作が決定し、共演キャストなども明らかとなった。■小芝風花が生きづらい世の中で隠れオタクに!小芝さん演じる仲村叶(かの)は、商社勤めのOLだが、じつは特撮をこよなく愛する、いわゆる「隠れオタク」 会社ではもちろん、自身の母親でさえ女の子らしさを好む故、特撮のことは毛嫌いしている。家でも職場でも本当の自分をさらけ出すことのできない叶の姿は、現代社会を生きにくいと感じる人には共感必須だろう。そんな叶は日々の生活で様々なピンチに陥ると、突如彼女の脳内が特撮モードに切り替わり、彼女にしか見えない特撮ヒーローが現れると、彼らの言葉に勇気づけられ次々にピンチを切り抜けていく。そして、特撮オタクの先輩・吉田さんや同僚の北代さん、小学生の男の子・ダミアン、コワモテ・任侠さんなど、ユニークな新しい仲間と出会い友情を育み、特撮オタクOLとしてパワーアップしていく姿を描くコメディードラマだ。初の連続ドラマ主演の意気込みを語る!主演の小芝さんは「今は、色んな事をオープンに出来る世の中になって来ていますが、自分の好きなものをさらけ出せない人はまだまだ沢山いらっしゃると思います。周りから見たら小さな問題でも、自分にとっては大問題。大好きなものを守る為、堪能する為、奮闘する姿を楽しんで見ていただけたら嬉しいです」とコメント。連続ドラマ初主演については「連続ドラマの主演は本作が初めてなので、最後までスタッフ・キャストの皆さんと面白い作品を作っていければと思います」と意気込みを語った。彼女の脇を固めるキャストには、叶の母に「ナースのお仕事」の松下由樹、特撮オタクの先輩・吉田さんに『3月のライオン』の倉科カナ、同僚の北代さんに「勇者ヨシヒコ」シリーズの木南晴夏、小学生のダミアンに寺田心、コワモテ・任侠さんには、お笑いコンビ「カミナリ」のマナブくんこと、竹内まなぶなどが出演する。ドラマ10「トクサツガガガ」は2019年1月18日(金)より毎週金曜22時~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年09月11日マジンガーZにサンバルカン、ギャバン……。アニメ・特撮音楽の巨匠、渡辺宙明(わたなべ・ちゅうめい)が生み出した“宙明サウンド”を、水木一郎、堀江美都子、串田アキラの三大アニソン歌手の歌声と、壮大なオーケストラで存分に堪能する贅沢なコンサート「渡辺宙明特集ヒーローオーケストラ~昭和の子どもたちへ~」が4月21日(土)に文京シビックホール大ホールで開催される。開催に先立って、17日に東京・浜離宮朝日ホールにてリハーサルが行われた。【チケット情報はこちら】総勢31名によるオーケストラ・トリプティークによって、『野球狂の詩』『あかるいサザエさん』『ローラーヒーロー・ムテキング』『時空戦士スピルバン』『マジンガーZ』と、昭和の子供たちを育てた数々の名曲が現代に蘇っていく。指揮を務める齊藤一郎は、的確な指揮で情熱的でノリの良い音楽を作っていた。その横で譜面を手にした渡辺宙明は、「とても良いメンバーが集まって嬉しいですね」と笑顔で優しく語りかけていた。『宇宙刑事シャリバン』の主題歌で現在もカラオケ人気の高いロックナンバー『強さは愛だ』では渡辺が「ここでドラムのフィルを入れてください」と指示を出し、『宇宙刑事ギャバン』では、シンセによって再現される琵琶のヴォリュームを調整。“宙明サウンド”といえば“マイナーペンタトニックスケール”が代名詞であることは間違いないが、『おれはグレートマジンガー』のイントロのティンパニや『太陽戦隊サンバルカン』のコンガなど、ビートの組み立てや打楽器のポジションなどにも細心の注意が払われていることがわかるリハーサルだった。何より驚かされたのは、92歳になる渡辺が全てのリハーサルに参加していることだ。リハーサルでは渡辺が自ら指揮をとり指導をする場面もあった。アニメ『ふたりはプリキュア』のヴォーカルアルバムにも参加するなど、今なお、現役の作・編曲家として現場で活躍している。そんな渡辺は、リハーサルを終えて、「40年前の曲だけど、自分で聞いてもちゃんとやってるなと感じましたね。僕はやっつけ仕事はやらないから、BGMもちゃんとしてますよね」と笑顔で語り、本番に向けて、「今日、オケではやってない掛け声とかは、黙っていても聴衆がやってくれると期待しています。お客さんも演奏に参加してもらえたら嬉しいですね。そして、盛り上がった最後に、皆さんで歌えたらいいなと思っています。そうなったら僕が指揮を振ろうかな」と、サプライズでの登壇も匂わせた。チケットは発売中。取材・文:永堀アツオ■渡辺宙明特集ヒーローオーケストラ~昭和の子どもたちへ~日時:4月21日(土)開演15時会場:文京シビックホール大ホール(東京都)出演者:渡辺宙明 / 水木一郎 / 堀江美都子 / 串田アキラ指揮:齊藤一郎演奏:オーケストラ・トリプティーク司会:西耕一
2018年04月19日近年、次世代ブレイク俳優の“登竜門”として名高いのが戦隊や仮面ライダーなどの特撮作品、もしくは、朝ドラことNHK連続テレビ小説への出演だ。これらの作品を機に、子どもからお年寄りまで老若男女に愛される人気俳優たちが、現在の日本映画界を牽引しているといっても過言ではない。日経トレンディが選ぶ「2017年のヒット人」の竹内涼真もその1人。「仮面ライダードライブ」で主演を務め、有村架純主演の「ひよっこ」を機にブレイクを果たした。さらに竹内さんとともに受賞した女優の高梨臨も、やはり松坂桃李主演「侍戦隊シンケンジャー」に出演。その松坂さんも「侍戦隊シンケンジャー」から朝ドラ「梅ちゃん先生」に出演して大躍進、現在も「わろてんか」に出演中だ。そして、中条あやみ主演で大きな注目を集める映画『覆面系ノイズ』にも、こうしたブレイク男子たちが続々。志尊淳は「烈車戦隊トッキュウジャー」で主演を務め磯村勇斗、も「仮面ライダーゴースト」を経て「ひよっこ」で話題を呼んだばかり。一方、本作に出演している小関裕太は、ブレイクの登竜門の“元祖”ともいうべき番組の出身。その番組とは、NHKの「天才てれびくん」シリーズだ。岡田結実や大沢あかねらを輩出したこの番組は、毎回、てれび戦士と呼ばれる子役タレントたちが様々なことにチャレンジしていく内容で1993年から改題しながらも長きにわたって放送されている。そのてれび戦士の1人として活躍したのが小関さん。小関さんの出演時期には、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』や数々のドラマに出演する俳優の前田公輝や、現在はYoutuberとして活動する橋本甜歌も名前を連ね、過去には、『先生!、、、好きになってもいいですか?』が公開中の生田斗真、さらにバラエティ番組にひっぱりだこのウエンツ瑛士、女優・前田亜季なども出演。番組企画内ではバンドを結成し、生田さんがギター、ウエンツさんがベース、前田さんがキーボードという現在では考えられない超豪華な布陣でCDデビューまで遂げている。くしくも本作はバンド活動を通し、言葉では伝えられない気持ちを歌や音楽に乗せて届けようとする、切なくもキュンとする片恋ラブストーリー。個性豊かなキャラクターの中で小関さんはヒロイン・ニノ(中条あやみ)が想いを寄せる幼なじみで初恋の相手・モモをクールに演じている。2018年には、須賀健太、山本涼介とともに、ゆくえ高那原作の実写映画『ちょっとまて野球部!』(1月27日公開)に出演し、福士蒼汰主演『曇天に笑う』(3月18日公開)といった話題作への出演が続いており、今後、本格ブレイクが期待される若手俳優として熱い視線を送られている。『覆面系ノイズ』は11月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月12日俳優・本郷奏多が、MBS・TBSドラマイズム枠にて6月より放送されるドラマ「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」にて主演を務めることが決定。ウルトラ怪獣と共に青春を歩んだ“特撮オタク”たちの物語を描く。時は1970年代半ば、青春を“特撮番組に登場する怪獣の研究”に捧げた青年たちの物語――。「怪獣倶楽部」とは、空想特撮シリーズを愛し怪獣を様々な角度から研究し、怪獣の同人誌を発行するために、編集会議を行っていた実際に存在していた団体。本作ではそんな彼らに着想を得たドラマを、円谷プロ協力のもと実現。「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」での実際の話数を徹底的に研究する、彼らのマニアックな編集会議を全4話でユニークに描く。主人公・リョウタを演じるのは、舞台「ダンガンロンパ」や「ラブホの上野さん」、『鋼の錬金術師』など、映画にドラマに舞台にと幅広い役で活躍を見せる本郷さん。熱く怪獣を愛する青年の、「怪獣」と「恋愛」の葛藤をひたむきに演じる。本郷さんは本作について、「誰でも気軽に見ていただける作品に仕上がると思いますが、特撮に夢中になった世代の方々は昔を懐かしみながら見ていただけると思います」と幅広い世代に楽しめる作品となっていると説明し、「また、他キャストにもかなり強い個性を持った素敵な面々が揃っておりますので、そちらも楽しみにお待ちください。強烈な怪獣オタクたちの中で、バランスを取りながらお芝居ができればと思います。 脚本も面白いですし、きっと素敵な作品になると思います!」と意気込みを語っている。また、本作では怪獣倶楽部において、実際に放送された内容を議論するのも見どころ。第1話では『ウルトラセブン「狙われた街」』、第2話『ウルトラセブン「セブン暗殺計画前後編」』、第3話『ウルトラマン「さらばウルトラマン」』、第4話『ウルトラセブン「史上最大の侵略前後編」』をそれぞれ怪獣倶楽部のメンバーが独自の見解を交えながら熱く議論していく。さらに、劇中にもそれぞれの怪獣が登場し、ウルトラファンは必見のドラマとなりそうだ。監督は住田崇と青山貴洋。企画・脚本協力は「ウルトラゾーン」企画・全体構成の酒井健作。脚本は「ファイナルファンタジーXIV光のお父さん」やドラマ「弱虫ペダル」の吹原幸太が担当する。「怪獣倶楽部~空想特撮青春記~」は6月4日(日)より毎週日曜日深夜0時50分~MBSにて、6月6日(火)より毎週火曜日深夜1時28分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月05日“24時間×365日、東映特撮が楽しめるアプリサービス”「東映特撮ファンクラブ」のサービス開始1周年を記念して、10月30日(日)に「東映特撮ファン感謝祭2016」と題したイベントが開催。この度、第1弾出演者として、賀集利樹、半田健人、小島梨里杏、森田涼花らが発表された。東映特撮ファンクラブ会員に向けて開催される今回のイベントは、東映特撮ファンクラブの大人気オリジナル番組「東映特撮ファントーク」特別版の公開収録のほか、「仮面ライダーGIRLS」のミニコーナー、さらにファンクラブ2年目の新展開発表まで行われる祭典だ。なお、今回のイベントは2部構成の入れ替え制となっており、第1部に「仮面ライダーアギト」津上翔一役の賀集さん、「仮面ライダー555」乾巧役の半田さん。そして、第2部に「侍戦隊シンケンジャー」花織ことは役の森田さん、「烈車戦隊トッキュウジャー」ミオ役の小島さん、歴代仮面ライダー・スーパー戦隊から主演クラスの豪華出演者が集結。また両方の部に「仮面ライダーGIRLS」が出演する。「東映特撮ファン感謝祭2016」は10月30日(日)開催。(cinemacafe.net)
2016年10月19日ハードコアチョコレートは、1970年代に東映が製作した特撮テレビドラマシリーズ『人造人間キカイダー』『超人バロム・1』『忍者キャプター』のコラボレーションTシャツを3種同時に発売した。■人造人間キカイダー(KIKAIDER)1972年、空前の変身ヒーローブームの中、新たなヒーローが産声をあげた。左半身が機械という奇抜なデザインは少年たちの心をひきつけた。「青は正義の心、赤は悪の心」その名は人造人間キカイダー。プロフェッサー・ギル率いるダークとの終わりのない戦い。不完全な良心回路によって善と悪の狭間で揺さぶられるキカイダーに明日はあるのか? そんな『人造人間キカイダー』が、ハードコアチョコレート×東映の特撮Tシャツシリーズに満を持しての登場。オリジナルの雰囲気にあくまでもこだわった鮮烈のホワイト・グラデーションに要注目だ。■超人バロム・1(BAROM 1)マッハロッドでブロロロロー! さいとう・たかを原作、1972年に放映されたのがこの『超人バロム・1』。白鳥健太郎と木戸猛、2人の少年が力を合わせ超人バロム1となって悪と戦う。「バロム・クロス!!」を合言葉に大魔王ドルゲとの戦いに挑む。ハードコアチョコレートと東映で実現した「バロム・1」のTシャツは、愛車マッハロッドをバックにブラックボディのタフな仕様。カラーリングはもちろん"あの色"。■忍者キャプター(NINJA CAPTOR)風魔忍群の野望を阻止すべく、天堂無人が組織した正義の忍者チームそれが「忍者キャプター」。火忍、風忍、水忍、花忍、雷忍、金忍、土忍の7人の忍者が特殊スーツに身を固め風魔忍群と対峙する。敵は風魔か甲賀か? 集団ヒーローの強烈肉弾戦ここに開戦! 正義の忍者チームは今日も悪を討つ。ハードコアチョコレート×東映の特撮ヒーローTシャツも、遂に忍者キャプターに到達。懐かしのロゴとキャプターカーをバックにずらり勢ぞろいした伝説の7人。あの頃の熱狂はまだ冷めてはいない!「人造人間キカイダー(KIKAIDER)」「超人バロム・1(BAROM 1)」および「忍者キャプター(NINJA CAPTOR)」のTシャツは、いずれも4,100円(税込)。「ハードコアチョコレート 東中野ヘッドショップ」「ハードコアチョコレート オンラインストア」などで販売中となっている。(C) さいとう・たかを/リイド社・東映(超人バロム・1)(C) 石森プロ・東映(人造人間キカイダー)(C) 東映(忍者キャプター)
2016年04月06日『仮面ライダー』シリーズ、『牙狼-GARO-』、『ゴジラ FINAL WARS』など数多くの特撮作品でクリーチャーデザインを担当してきた韮沢靖さんが、2月2日に腎不全のため死去していたことがわかった。52歳だった。韮沢さんの事務所が公式ツイッター、公式フェイスブックを通して発表した。5日に更新された公式ツイッターでは、「2016年2月2日腎不全の為急逝いたしました。享年52歳。これまで応援して下さいました多くの方々に厚く御礼申し上げます。」と報告している。韮沢さんは、『仮面ライダーカブト』『仮面ライダー電王』『仮面ライダーディケイド』などの仮面ライダーシリーズから、『ゴジラ FINAL WARS』、『牙狼-GARO-』などの特撮作品でクリーチャーデザインを手がけたほか、造形作家、イラストレーターとしても幅広く活躍。劇中でヒーローと対峙するアンデッドやモンスターなど、その独創性あふれるデザインは多くのファンに支持されてきた。公式ツイッターによると、今後については「後日長年共にしていますARTSTROMさんと偲ぶ会を執り行う予定です」と説明。「韮沢の魂が宿った作品たちが、いつまでも皆様の胸に残りますことを祈って。」と結んでいる。
2016年02月05日特撮映画『アウターマン』の上映が12月5日より都内・ヒューマントラスト渋谷にてスタートし、同日行われた初日舞台あいさつに河崎実監督をはじめ、塩谷瞬、古原靖久、戸塚純貴など主要キャストが集結した。『アウターマン』は、『いかレスラー』(2004年)『コアラ課長』(2005年)『かにゴールキーパー』(2006年)『ヅラ刑事』(2006年)『日本以外全部沈没』(2006年)そして「電エース」シリーズなど、これまでに数々のコメディ・パロディ映画を制作し話題を呼んできた"バカ映画の巨匠"こと河崎実監督の最新作。だが、今回はただのパロディ映画ではない。かつて実相寺昭雄監督を監修に招いて「地球防衛少女イコちゃん」シリーズを作り、若手自主映画作家時代には『√ウルトラセブン/放浪の果てに』や『エスパレイザー』など、初期ウルトラシリーズや『エイトマン』を彷彿とさせる"マジメな"特撮ヒーロー作品を手がけたこともある河崎監督が全力で取り組んだ作品となっている。ストーリーは、国民的テレビ番組「アウターマン」シリーズの主役・アウターマンが現実の世界に突如出現。アウターマンは番組で民衆を洗脳し、地球を自分たちが住みやすい環境に改造しようとしていた。その計画から地球を救うため、劇中でいつもアウターマンに倒され続けてきた悪役・シルビー星人のタルバと、平成「アウターマン」シリーズで主役を演じた3人の俳優たちが立ち上がり、昭和と平成の「アウターマン」シリーズファンの中年マニアグループも巻き込んだ、"最後の決戦"が描かれる。本作は、ヒーローを演じた過去の栄光を頼りに現在を生きている元スターたちがヒーローを信じる純粋なファンの心に応えて一念発起し、やがて本物のヒーローになるという「成長型ヒーロー」映画の傑作『サボテン・ブラザース』(1986年)および『ギャラクシー・クエスト』(1999年)の日本版ともいうべき、「笑って泣ける特撮エンタテインメント」映画になっている。初日舞台あいさつに集まったキャストは、平成「アウターマン」俳優・足立春夫役の塩谷瞬、吉野秀樹役の古原靖久、森脇幸一役の戸塚純貴と、アウターマンではなくシルビー星人を応援していた少年・浩役の福田徕冴(らざ)、そして宇宙の放浪者・シルビー星人タルバ役のGero(ゲロ)という面々。さらに河崎監督が加わり、上映終了後のトークが行われた。映画で使用したアウターマンのマスク(頭部全体がさまざまな色に発光する)を持参して意気揚々の河崎監督は「この映画は、数々の特撮ヒーローがタブーとしている部分を描いた、特撮番組のアンチテーゼだ」と宣言しつつ、「最初は、昭和と平成のウルトラマン俳優を全員出して、お互いに戦わせようというアイデアを出したんだけど、過激すぎてキャスティングの時点でみんな断られた」と、本気とも冗談ともつかない初期構想を語った後、「イケメンヒーローを演じた君たちが出演をOKしてくれて、ありがとう!」と塩谷たちに感謝の言葉を述べた。忍者をモチーフにしたヒーロー『忍風戦隊ハリケンジャー』(2001年)のハリケンレッド/椎名鷹介役でも知られ、今年の春には「スーパー戦隊」シリーズ最新作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』にハリケンレッドとしてゲスト出演した塩谷は、「河崎監督の作品は以前から好きでしたが、自分が出演するにあたっては『大丈夫かな』と思いました」と会場の笑いを誘いながらも、「台本を読んだら河崎ワールド全開で、特撮ヒーローに対する愛情があふれている」と納得した上で出演を承諾し、決定した際には河崎監督と固い握手を交わしたそうだ。動物の魂(炎神ソウル)の宿った自動車をモチーフにした『炎神戦隊ゴーオンジャー』(2008年)でゴーオンレッド/江角走輔や、『電人ザボーガー』(2011年)の「青年期」編で主役の大門豊を演じた古原靖久は、「『日本以外全部沈没』を見て気になっていた河崎監督からのオファー。やっぱり監督のヒーロー愛がすごいと感じました。僕も昔からヒーローになりたくて役者を志しましたから、監督の言いたいこと、伝えたいことが理解できるんです」と熱く語り、「以前から知り合いだった塩谷さん、過去に共演させていただいた真夏竜さん、きくち英一さん、そんな心強い仲間と共に取り組むことができました」と感慨深げ。また、古原はデビュー前に塩谷と知り合っており、その時「ヒーローになるにはどうしたらいいか?」と尋ねると、塩谷から「絶対にあきらめないことだ!」とアドバイスを送られたというエピソードも。その言葉を胸に、古原は何度オーディションに落ちてもあきらめず、ついに『ゴーオンジャー』の主役の座をつかんでいる。ヒーローの先輩・後輩同士、テレビ画面に出ていないところで意外な交流があったことに、会場のファンたちも驚いていた。魔法使いのライダー『仮面ライダーウィザード』(2012年)で主人公・操真晴人の弟分として活躍した奈良瞬平役を演じ、現在はフジテレビ・東海テレビ製作の『新・牡丹と薔薇』に出演中の戸塚は、監督のホームページで"B級映画の巨匠"と書いてあるのを見て「自分でそういうことを書くんだ」と驚き、監督のことが大好きになったという。戸塚は「以前は変身しない役柄で、微妙なポジションでした」と振り返り、今回の映画で初めて演じた「変身するイケメンヒーロー」役に満足している様子だった。やさぐれたタルバの心をほぐし、周囲の「アウターマン」ファンからいじめられても決してシルビー星人を見捨てたりしない浩少年を健気に演じた10歳の福田は「撮影中はいつもGeroさんが笑わせてくれて緊張をほぐしてくれました」とコメント。隣のGeroや古原も思わず顔がほころび、河崎監督も「ここにいる中で一番大人なコメントをするなあ」と感心していた。「オーディションに受かった時はうれしさの反面、緊張してしまい、姉たちに支えてもらいました」と、当日会場にも来ていた2人の姉に感謝を見せる一幕もあった。あまりにも達者な福田のコメントを聞いたほかのキャストからも「俺の10歳のころとは全然違う」「俺は楽屋で徕冴くんに字を教わった」など、驚きと称賛の声が上がっていた。ミュージシャンとして活躍中で、本作の主題歌「You Can Do It!!~夢を追いかけて~」を歌ったGeroは「僕は俳優ではなく、最初は主題歌を歌うってことだったのですが、監督から『出るか?』と言われてOKしたら、すごく重要な役柄で驚きました」と、シルビー星人タルバ役への抜擢には驚いたという。そして、タルバの黒ずくめの上下(着古したフリース)が、実は河崎監督の部屋着であり「撮影が終わって、監督に家に遊びに行ったら、それを着ていました」という裏話を明かした。さらに「監督は普段穏やかで楽しい雰囲気ですけれど、撮影に入るとピリッとしますよね」と、撮影中の内幕を語ると、すかさず河崎監督が「当たり前だよ、短い期間で撮らなきゃいけないんだから!」と絶妙な間で返し、会場を爆笑させた。映画のクライマックスは、強敵「アウターマン」と非力なシルビー星人とのビル街での大決戦シーン。河崎監督は本作の精密なミニチュア特撮シーンに触れて「(ステージにミニチュアを並べて実際に壊すアナログの)特撮はやっぱり気持ちがいい」と感想を述べつつ、「来年もまた"どうかしている"特撮映画を作るよ!」と宣言。今後もまた注目を集めそうな作品の企画が進行中であることを匂わせた。なお『アウターマン』の上映期間中は、ほぼ毎日河崎監督をはじめ、キャスト陣が舞台あいさつを行う。6日には脚本の右田昌万氏、防衛省の大島幕僚長役の真夏竜(ウルトラマンレオ)、7日には河崎監督と福山博士役の筒井巧(世界忍者戦ジライヤ)が出演する。以後も多彩な出演者が交代で登場する予定となっている。映画『アウターマン』は、12月5日より都内・ヒューマントラストシネマ渋谷で上映中。12月12日からは大阪のシネ・リーブル梅田で、26日からは愛知の名古屋シネマスコーレで順次上映予定。2016年2月10日には東映ビデオからDVDが発売される。(C)「アウターマン」プロジェクト2014
2015年12月07日ハードコアチョコレートは、1970年代に東映が製作した特撮テレビドラマシリーズ『イナズマン』『超神ビビューン』『ザ・カゲスター』のコラボレーションTシャツを3種同時リリースした。■イナズマン(INAZUMAN)1973年に放映された、石ノ森章太郎原作・東映製作の特撮テレビ番組『イナズマン』。少年少女の超能力集団「少年同盟」と悪の超能力集団「新人類帝国」との熾烈な戦い! 「ゴーリキショーライ!」の掛け声でサナギマン、「チョーリキショーライ!」の掛け声でイナズマン。まさかの二段階の変身は当時の少年たちを大きく驚かせた。新人類帝国ファントム軍団、デスパー軍団とイナズマンの戦いに終わりはあるのか!? ハードコアチョコレートとのコラボは、愛機ライジンゴーをバックに立ち誇るイナズマンの勇姿が描き出されている。■超神ビビューン(WISDOM, COURAGE AND POWER)平和を愛したアクマイザー3の魂は、3人の若きスポーツ選手にうけつがれ、新しいヒーローが誕生した! その名は「超神ビビューン」。「アクマイザー3」から直接、魂を受け継いだという設定は多くの人々を驚かせた。ビビューン、バシャーン、ズシーンの3人が、大魔王ガルバー率いる妖怪軍団相手に大立ち回り。空に! 海に! 大地に! 三人の男たちの戦いは悪を倒せるのか!?ハードコアチョコレート×東映特撮もいよいよ中盤戦。超神やぐらで構える3人の戦いが、ブラックボディと3色のグラデーションで再現されている。■ザ・カゲスター(STOP THE SATAN EMPIRE)東映特撮ヒーローで一際異彩を放つ、影の戦士・カゲスター。風村コンツェルンの令嬢・鈴子と秘書・影夫。悪を憎む2人に影がやどり、カゲスターとベルスターという超人を生み出した! マントを最大限に活かした派手で華麗なアクション、影を影を用いた独特な演出。ヒーローとは思えない特徴的なルックスは、今もマニアックなファンの心をガッチリとらえている。ハードコアチョコレートとのコラボは、そんな二人をダイナミックにデザイン。ここで紹介したラインナップは、ハードコアチョコレート 東中野ヘッドショップ、ハードコアチョコレート オンラインストアほかにて発売中。価格は各4,100円(税込)となる。「東映特撮ヒーロー×ハードコアチョコレート」のそのほかラインナップは、ハードコアチョコレート オンラインストアなどをチェックしてほしい。(C)石森プロ・東映(C)東映
2015年12月02日10月1日より月額960円(税込)にて配信サービスがスタートした、スマートフォン向けアプリ「東映特撮ファンクラブ」の発表会見が同日、都内にて行われた。このアプリは、東映がこれまで制作してきた膨大な特撮ヒーロー作品100タイトル、全4739話が365日、24時間見放題になるほか、コラム配信、イベント先行情報、限定グッズなど、会員だけのさまざまな特典が付属する。そして、10月4日から放送スタートの新番組『仮面ライダーゴースト』や好評放送中『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の見逃し配信も行われるという。会場には、東映・取締役コンテンツ事業部門担当の興田尚志氏、テレビ朝日・常務取締役の角南源五氏、バンダイナムコライツマーケティング・代表取締役社長の竹野史哉氏が登壇。各社それぞれが連携を取って東映特撮ヒーローに関する情報、コンテンツ、サービスを総合的に発信していく公式アプリを作り上げ、これを最高のコンテンツに育てあげていこうという熱い意欲を見せた。続いて、2003年~2004年に『仮面ライダー555(ファイズ)』の主人公・乾巧/仮面ライダーファイズを演じた俳優の半田健人氏が登場し、役にちなんだ会員番号「555」を授与。半田は「乾巧の変身ツールは、今はもう珍しくなったガラケー(携帯電話)でした。そのファイズフォンで555のキーを押して変身する、なじみ深い番号なので(会員番号555は)うれしいです」と笑顔を見せた。本アプリの"見放題"作品は現在100タイトルが配信中。モノクロ作品の『悪魔くん』(1966~1967年)から、先ごろ放送が終了したばかりの『仮面ライダードライブ』(2014~2015年)まで、約50年間にわたって東映が制作してきた特撮作品を視聴することができる。仮面ライダーシリーズ、スーパー戦隊シリーズはもちろんのこと、不思議コメディーシリーズ、メタルヒーローシリーズ、そして『コンドールマン』『快傑ズバット』『非公認戦隊アキバレンジャー』といった単発ヒーロー作品などもバッチリそろっている。スクリーンモニターにスマホをつなぎ、実際にアプリを起動させた半田は、懐かしい主演作品『仮面ライダー555』の第1話を見つつ「初の連続ドラマ出演、しかも主演ということで、楽しみもあったが不安も多かった。第1話はまだ高校に通っていた時期だったので、出番が少ない。そんなスケジュールであっても自分を主演に決めてくださったことに感謝しています」と、出演時の思い出をしみじみと語っていた。半田はこの「東映特撮ファンクラブ」について「大の昭和好きの僕にとってはたまらない。たぶん、昭和作品ばかり観るかもしれません」と、昭和作品の豊富な点をまず挙げつつ、「例えば第1作の『仮面ライダー』を子供時代に観ていた方が、このアプリで40年ぶりに観返すことになったり、子供やお孫さんたちと一緒に観たりすることができたりするなんてすばらしい」と、スマホのアプリならではといえる利便性を強調。さらに「アプリにはSNS機能もついていて、この作品のこのシーンという風に細かく切り取って、シーン単位を話題にしてみんなと語りあえる機能もあるんです。作品を観て、ファン同士で交流して、さらにはイベント情報までわかる、まさにオールインワンのアプリです。スマホがますます手ばなせなくなりますね」と、本アプリの数多い機能を多くのファンたちが使いこなし、東映特撮の世界を今まで以上に楽しんでもらえるよう強くアピールした。また半田は「これから俳優を目指す若い世代の方たちが、このアプリを使ってかつての名作・傑作に触れることによって、自分の中でセンスを磨いていく……という風になっていけばいいなと思います」と語り、2014年の映画『昭和ライダー×平成ライダー仮面ライダー大戦』で共演経験のある先輩ライダー、仮面ライダーX/神敬介を演じた速水亮の過酷ともいえるアクション撮影などを観て、自身も「昭和の映画の作り方を研究したい」と話していた。本アプリはタブレット端末やPCなどでも作品が観られることを視野に入れているというが、当面はスマートフォン限定。ただいま配信中の全話見放題の100タイトルに加え、11月からは有効期限付きの「都度課金」作品が加わり、視聴作品はさらに増大する予定。テレビ作品だけでなく、劇場用作品、Vシネマなどの視聴も可能になるという。オンラインゲームなどでスマホアプリを難なく使いこなす若い世代だけでなく、第1作『仮面ライダー』をリアルタイムで観ていたお父さん世代、あるいはおじいちゃん世代が気軽にダウンロード、会員登録ができるような、わかりやすい流れに導くことができれば、大当たり間違いなしのコンテンツになるのではないだろうか。今後の「東映特撮ファンクラブ」の展開に、大いに期待が持たれる。(C)2015 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映(C)2015 テレビ朝日・東映AG・東映(C)2015 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映(C)2011 「レッツゴー仮面ライダー」製作委員会(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映ビデオ・東映(C)石森プロ・東映(C)2011 「レッツゴー仮面ライダー」製作委員会(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映ビデオ・東映(C)石森プロ・東映(C)2009 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映(C)2012 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映(C)2013 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映(C)2013 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映(C)2014 テレビ朝日・東映AG・東映(C)2014 テレビ朝日・東映AG・東映(C)光プロ・東映
2015年10月02日ハードコアチョコレートは、1970年代に東映が製作した特撮テレビドラマシリーズより『快傑ズバット』『アクマイザー3』『コンドールマン』のコラボレーションTシャツを3種同時発売する。■快傑ズバット親友・飛鳥五郎の仇を探して、ズバットスーツに身を固めた早川健が敵の"用心棒"と戦いながら日本中を飛び回る『快傑ズバット』。対決に至るまでのお約束の前口上、早川のキザなキャラクターなども見どころとなった。ハードコアチョコレートとのコラボレーションでは、「ズバッと参上、ズバッと解決! 人呼んでさすらいのヒーロー! 快傑ズバット!!」と今にも聞こえてくるような「ズバット」Tシャツを目指して作られており、ブラックボディに映える"赤"は、早川の燃えるような復讐の"赤"を表現している。■アクマイザー3アクマ族の父と人間の母を持つザビタンの元に集まった2人の同志イビルとガブラが活躍する、東映特撮ヒーローの中でも異色の三人組『アクマイザー3』。もともと悪の組織の一員だった三銃士が、正義の心に目覚め、平和を愛し、一族を裏切り、アクマ族の地球(日本)侵攻を阻止すべく立ち上がる。ハードコアチョコレートとのコラボレーションでは、三人の勇姿を鮮烈なクラデーションで再現。ザビタンの苦悩、そして平和を愛する戦士の姿がTシャツに映える、究極の「アクマイザー3」Tシャツとなっている。■コンドールマン「月光仮面」の川内康範氏原作によるスーパー鳥人『コンドールマン』。川内三部作とも呼ばれるヒーロー3部作の一つで、人間の悪の心を利用し世界征服を画策する個性的な悪役、モンスター一族も話題になった。日本をモンスター一族から守るため、真っ白なコスチュームでマッハコンドルを操り、コンドールアイ、羽手裏剣などを駆使して戦うスーパーヒーローがハードコアチョコレートのTシャツにラインナップされた。Tシャツの価格は各4,100円(税込)。「ハードコアチョコレート 東中野ヘッドショップ」や「ハードコアチョコレート オンラインストア」ほかにて販売されている。(C)石森プロ・東映 (快傑ズバット・アクマイザー3)(C)川内康範・東映 (コンドールマン)
2015年09月28日6月27日に公開された園子温監督最新作『ラブ&ピース』を、特撮の視点から語るトークショー付上映イベントが、都内の劇場で10日に開催された。巨大化したカメが東京都心で暴れるという特撮要素を含みながら、これまで観客に配慮してその部分はあまり表に出されてこなかったが、この日からはそれが解禁。特殊撮影技術監督を務めた田口清隆氏、音楽プロデューサーの福田裕彦氏、特撮研究家の氷川竜介氏、本作にて主人公・鈴木良一の同僚役として出演した女優の大沢まりをが登壇。進行役をプロデューサーの大月俊倫氏が務めた。会場となったスクリーンには破壊された都庁が搬入され、なんとホンモノの「ラブちゃん」(巨大化バージョン)の着ぐるみも登場。テンションの上がった来場者から大きな拍手で迎えられた。○ぶっちゃけ変わった映画大月氏はまず、各登壇者に同作に参加しての感想を訊ねた。田口監督は「園監督の演出を目の前で見ることができたのは、楽しくもあり苦労もあり、身になりました。あとは、こんなに贅沢に豪華な特撮をやらせてもらったことは今までになかったので、いい経験ができて良かったです」と回答。大沢も「(園監督が)もっと元気よくやれとか、今の表情良かったとか、とてもきちんと演出してくださっていました」と語った。また、自分の出番がない日にも現場へ遊びに行き、おもちゃや動物が出てくる地下室のシーンでは、人出が足りないからとぬいぐるみの操演を手伝うこともあったという。神楽坂恵や主演の長谷川博己も手伝うなど「みんなで作り上げる、映画ならではの楽しい撮影現場でした」と振り返った。パンフレットにも寄稿している氷川氏は「ぶっちゃけ変わった映画だなと思いました。特撮映画はいろいろな可能性がありますが、ちょっと毒があるような、怪獣が出ないと描けないこともあります。それを新しい形で見せてくれたので、新鮮な驚きがありました」と、本作における特撮パートのあり方に改めて感想を述べた。音楽を担当した福田氏は当初、大月プロデューサーから「デカいのが出るから、そういう音楽が必要」と言われ、怪獣映画という認識で参加したところ、「(ラブちゃんが巨大化したシーンで)第九をやりたい、しかも『時計仕掛けのオレンジ』のような感じでやりたいと園監督から言われて、これは怪獣映画という認識じゃないんだと思ったんです」という裏話を披露。しかし、「実際に完成してみると、あそこで第九は泣けるんだよね!」と本人も納得の仕上がりだったようだ。だが、相手は巨匠の名曲。「3~4分程度の楽曲に映画1本分くらいの体力が必要でした」と難しさを語った。さらに、楽曲はステムという各トラックが個別に扱える状態で納品し、ラブちゃんの足音や爆発音など効果音との兼ね合いでレベルを上下させながらミックスしていったという。大物が暴れるシーンでありながら音楽がきちんと聞こえる仕上がりを、劇場の音響で体験してほしいと福田氏は語った。○都庁破壊! 数秒のカットに3日かけた今回のトークイベントに先立ち、初めてラブちゃんの中に入ってみたという田口監督は、中の人がどれほど大変なものかを実感したと言う。しかし絵作りにこだわり細かな仕掛けが非常に多かったため、1日に撮影できたのは平均3カット程度。都庁の破壊シーンは特に念入りな準備の元、撮影が行われたそうだ。田口監督:このカットだけで3日間かかりました。特撮でビルを壊す時はよく石膏を使うんですけど、この都庁は厚紙製で、骨組みを通して、初めからどこがどう壊れるかを計算し尽くして作られているんです。氷川氏:一種のトランスフォーマー的な作りですね。田口監督:そんな感じです。だから、壊しなのにテイク2があったんですよ。また、囚われたラブちゃんが建物を壊しながら巨大化するシーンでは、黒カポック(造形用の硬めの発泡スチロール)製の建物をスーツアクターの入った着ぐるみの上に建て、装飾を施し、火薬を仕掛けてからカメラを回すという手順で行われた。スーツアクターはその準備中約2時間ほど身動きできないという過酷な撮影だ。もう一つ、ラブちゃんの移動中に破壊される新宿区役所は石膏製で、異なる材質のビルを壊す実験的な試みにもなったと監督は語った。こうした巨大な破壊劇でありながら、劇中では死傷者ゼロで特撮シーンが終了する。園子温監督がインタビューで語ったように、ラブちゃんは社会批判を背負って暴れまくる凶暴な怪獣ではないのだ。それを象徴するのがこの無邪気な顔。カメが成長し巨大化するというストーリーは『小さき勇者たち~ガメラ~』(2006年)に似た部分もあるが、「この無邪気さはなかった」と大月氏が指摘すると、田口監督は「園監督にトト(『小さき…』で巨大化するカメ)の写真も見せたんですけど、違う、もっとかわいい顔だと言われて。(ラブちゃんは)完全にかわいい方に振り切って正解でしたね」と述べた。○樋口監督「やりたい放題じゃないか」怪獣のデザインから爆破の手法まで、特撮ファンにとっては見どころがぎゅっと濃縮された本作。『ウルトラQ』のエピソードを持ち出したり、特報映像に使われた伊福部昭氏(『ゴジラ』シリーズなどの作曲家)の音楽の話など、特撮好きの登壇者の間で話が弾むと、来場者も笑いや拍手でそれに応じて盛り上がりを見せた。また、本作を観た樋口真嗣監督からは「カメの怪獣が東京をメチャメチャにした映画の代表がこの一作で変わる、のかよ!? ちくしょう田口め、やりたい放題じゃないか。悔しいが、でかした!」とコメントが寄せられた。これには田口監督も「(樋口監督の)『平成ガメラ』でこの道を目指した者としては、うれしい限り」と喜びの表情を見せた。最後に田口監督は「とんでもない映画ですけど、自分でもこの特撮はけっこうイケたなと思っています。特撮ファンでこの映画を見逃す人がいないように、ぜひともお客さんを連れて来てください」と会場に集まったファンに呼びかけ、トークを締めくくった。トーク終了後はラブちゃんとの撮影会が行われ、ファンにとってはまたとない貴重なイベントとなった。
2015年07月17日漫画家・手塚治虫原作で、日本初の特撮カラーフィルム作品『マグマ大使』が、初のHDリマスター版Blu-ray BOXとなって9月30日に発売されることが明らかになった。漫画雑誌『少年画報』や『少年キング』で連載されていた同名漫画作品を原作として制作された本作。地球の創造主アースによって造られたロケット人間マグマ大使と、地球侵略をたくらむ宇宙人ゴアとの戦いを描いたSF活劇が繰り広げられる。テレビでは、フジテレビ系で1966年から放送された。今回のHDリマスター化は、放送開始から今年で50周年を迎えることから実現。全52話に加え、2009年発売のDVDBOXに収録されていた映像特典(各話OP&ED+オープニング・バリエーション、パイロットフィルム、英語版など)や52ページのフルカラーブックレットを復刻して同梱している。また特典CDとして「マグマ大使 BGMコレクション」のほか、初CD化となる「マグマ大使 主題歌・効果音・ドラマコレクション」も収録。さらに、28ページのフルカラーブックレットの追加封入も予定している。価格は5万円(税別)。(C)手塚プロダクション/東急エージェンシー/ピープロダクション
2015年07月06日『仮面ライダー』および『スーパー戦隊』シリーズといった特撮作品7タイトルを一挙放送する特別企画「ニコニコ生放送 東映特撮シリーズ一挙放送」が、動画サービス「ニコニコ生放送」にて6月27日よりスタートする。本企画では、『仮面ライダー』および『スーパー戦隊』の両シリーズから全7作品を放送。『仮面ライダー』シリーズでは、藤岡弘、主演の初代『仮面ライダー』をはじめ、変身ベルトがない等の斬新な設定で話題を呼んだ細川茂樹主演の『仮面ライダー響鬼』、水嶋ヒロ主演『仮面ライダーカブト』の3作品をピックアップ。『スーパー戦隊』シリーズからは、『炎神戦隊ゴーオンジャー』『獣拳戦隊ゲキレンジャー』『超人機メタルダー』の3作品に加え、『特捜戦隊デカレンジャー』のアメリカ版リメイク作品となる『POWER RANGERS S.P.D』を日本語吹き替え版で放送する。まずは6月27日19時より『仮面ライダー響鬼』がスタートし、29日22時からは初代『仮面ライダー』、30日20時からは『POWER RANGERS S.P.D』が連夜放送。このほかの放送スケジュールは、特設サイトにて7月1日に公開される。各番組を最後まで視聴するにはプレミアム会員の登録が必要。また、初代『仮面ライダー』のみ、全100話のうち73話までの放送となる。(C)東映(C)石森プロ・東映(C)SCG Power Rangers LLC(C)Toei Company, Ltd.
2015年06月26日●25年前に実現したかった、自分らしい映画あの園子温監督が『ラブ&ピース』(6月27日公開)というタイトルで特撮を用いた映画を作った、というと驚かれる方も多いのではないだろうか。園監督といえば『冷たい熱帯魚』から『ヒミズ』『希望の国』、昨年は『地獄でなぜ悪い』など、観た者に強烈な印象を残すストーリーと役者の素材感をむき出しにする表現力で、映画界に衝撃を与えてきた。その人物が、なぜ"ラブでピース"で特撮なのか。しかし、実は同作の台本は25年前園監督自身によって書かれたものだという。"なぜ"と思ってしまったのなら、見ている我々の方が自分たちの思い描いた園監督像に囚われていたということに他ならない。ジャンルも作家性も、本当は結果でしかない。常に前作の成功を踏み倒すかのように新しいものを創り出すのが、園監督の個性だ。今、日本で最も多忙な映画監督にお話をうかがった。○25年前に実現したかった、自分らしい映画――園監督初の近年の作品とはガラッと印象が違いますが、実はこのイメージの方を先にお持ちだったんですね。そうですね。25年前に自分が商業映画のために書いた最初の台本なので。そういう意味では、自分がやりたかったことの原点が全部詰まっています。――25年経って、原点に戻ったということでしょうか。それとも、新たな挑戦だったのでしょうか?まあ、戻ったと言う気持ちの方が強いかもしれません。その時実現したかった本当の自分らしい作品を作れたことが大きいですね。――ご自身の若い頃に書かれた台本を、今の視点でご覧になっていかがでしたか?すごく細やかに書かれているというか、今の自分では書けないような感じで、きれいに書いてあったね。昔の自分と今とでは考え方が全然違うというところも多々ありましたけど、そこはあまりいじらずに、昔の自分=27歳の新人脚本家に抵抗せずにやってみようと。だからある意味、27歳が作った映画なんですよ。――昨年公開された『地獄でなぜ悪い』に引き続いて、監督ご自身をモデルにした主人公・鈴木良一役を長谷川博己さんが演じていらっしゃいます。何となく、流れでそうなりました。(役作りも)"園"の時の長谷川君という感じで。――何をやってもうまくいかない良一が、カメと出会ってから人生が変わり始めます。なぜカメだったのでしょうか?それは個人的な理由でしかないんですけど……。台本を書いた25年前、その頃の僕は20代後半で映画も撮れず、ずっとくすぶっていて。ペットショップの前を歩いていた時に、そこにいたカメと目が合っちゃったんです。それで、カメを買って帰ろうかと思ったんですよね。話し相手になってもらおうと。でもその時、そういうヤツを主人公にしたらどうかとふと思いついたんです。寂しくて、友達もいなくて、話し相手もいないからカメを飼って暮らしているうちに……と。それで、カメは買わずに家に帰ってその台本を書いたんです。●今のAKBどころじゃなく、テレビも映画もみんな特撮に飲まれていた――カメがあるきっかけで声を出すことになりますが、その役が大谷育江さんというのもインパクトがありました。アフレコではどのような演出をされたのですか?特に演出はしていないというか、僕がガイドを付けてあったので、その通りに演じてもらいました。現場で「ファァー」(カメ役の声で)と長谷川君と会話をしていたのは僕で、それをガイドにしたんです。本当はそのままでも良かったんですけど、どうしても地声が出てきてしまう部分があったので、やはり声優さんに頼もうということになりました。○サブカルになる以前、空気のように存在した特撮――今回、園監督初の特撮シーンも注目のポイントです。もともと怪獣映画がお好きだったとお聞きしました。僕は今53歳ですけど、小さい頃は特撮が空気のように存在していて、テレビを付ければ7時台には必ず特撮をやっていました。ウルトラマンとか、ウルトラセブンとか……。映画館に行っても特撮映画がかかるし、ある意味、特撮が好きというより好きにさせられていたんでしょう。今のAKBどころじゃなく、テレビも映画もみんな特撮に飲まれていたので。そういう、日本が本当の怪獣ブームに沸きたっていた時期の怪獣大好きな人たちは、今の特撮好きのような追っかけ的なものではないんですよ。その渦中にいたので、空気みたいなものなんです、怪獣は。――では、すごく思い入れがあって特撮にしたというわけではなく?そうそう。当時、当たり前にあったものをもう一度仕掛けてみようと。その上で、当時はドキドキしたものも、今ではある意味ちゃっちく見えてしまう部分もあるから、もう一度特撮映画をやるならそれは排除して、今出来得る可能な限りの方法論で、今の子供たちに笑われない、迫力のあるものにしよう! というのを合言葉にしたんです。――それで特撮パートは田口清隆監督が参加されたんですね。田口君は本当に手練れというか、技術もあるし依頼される仕事も多い中で、一種の"逃げ道"のようなものも持っているから、こんな(逃げ道的な)ものもどうかと言われたりもしたけど、そういうのはやめようと。カット数を減らしてでもいいから、良い絵しか作らないことにしようと話しました。――現実には無いものを撮る上で、イメージを共有するのは難しかったのでは?そんなことはないですよ。田口君も怪獣映画を撮っているから、ちゃんと怪獣のことを知っていればすぐに伝わる話なので。あるとしたら、たくさんのカットをどう積み重ねていくかという部分です。――"怪獣"と言ってもずいぶん可愛らしくて、これまでに見た怪獣とは違った印象でした。最初はやっぱり怪獣ということで、特殊造形のチームが凶悪な顔に作っていたんですけど、それは違うと。この映画を作る直前、奥さんの実家へ行った時に幼稚園から小学生くらいの甥っ子たちに会ったんです。僕が今度怪獣映画を作るといったら、どんな怪獣なのかと聞かれたので、紙にササッと描いて見せたらみんながそれを『かわいい!』と言うので、よしコレだと。それをそのまま造形チームに渡して『これを作ってくれ』と言ったのですが、なかなか理解されずに凶悪なものができてくるんです(笑)。その度に(紙を見せて)これだろうと、何度もやり取りをして。最終的には今までの怪獣の概念からするとちょっと違うものになりました。●この台本自体、25年前には過激に見えたけど、今見るとそうではない――最初の姿から、どんどん可愛くなっていきましたね。そういうコンセプトがあったんですよ。――過去にも数々の特撮映画において、いろいろな怪獣が東京で暴れてきました。そういったものへのオマージュという意志はないですね。僕らの世代は、後から来た人たちのような特撮へのリスペクトはないんです。こたつの上のミカンなんて、わざわざオマージュしないでしょう。当たり前のものだから、そういうのはないんです。作る側は革命的な事をやってくれていたと思いますよ。子供は(怪獣に破壊されるのが)本当の街だと思っていますからね。福島出身の西田敏行さん(謎の老人役)も、中学生の頃にゴジラを見て、僕の街が壊されると不安でしょうがなかったとおっしゃっていましたね。特撮はそれくらい切羽詰まった映画だったんです。○25年という時間が物語を優しくした――ある意味、現代日本のファンタジーのようなお話でした。寓話ですね。絵本のようなものです。でも、子供向けに書いたつもりは毛頭なくて、当時はかなり凶暴な気持ちで書いていました。――当時作っていたら、こういう作品ではなかったかもしれない?そう。『ゴジラ』みたいにいろんな社会批判を背負って、暴れまくって。今回は死傷者ゼロという話になっているけど、25年前だったらみんな死んじゃうくらいの勢いだったかもしれない。バブル期、夢の島の実景から始まるはずだったので、もっと"捨てられたもの"の方に(視点が)行っただろうね。――そこが25年経って大きく変わった部分なんですね。自分もさんざん、社会批判的なものや、過激なものや、いろんな映画を撮ってきたので。この台本自体、25年前には過激に見えたけど、今見るとそうではない。そういうところで、温かい方、ヒューマンドラマの方に寄ったのだと思います。でも本当に、25年前は精いっぱい過激なつもりで書いていたんです。――寓話的なお話の中でも、特に良一のあこがれの女性・寺島裕子さん(麻生久美子)はファンタジーな存在に見えました。寺島裕子には実はモデルがいまして。当時、寺島裕子という名前の人と付き合っていました。――どんな方だったか、お聞きしてもいいですか?うぅん……。優しい、人でしたよ。――良一も、良一にとってのカメの存在も、受け入れてくれていましたね。そうですね……。あこがれの女性像を、ちょっと架空というか、理想で描いたのかもしれません。それは僕も25年前、若かったから。『ラブ&ピース』は、劇中で主人公・鈴木良一が歌う曲のタイトルでもある。園監督自身の作詞・作曲によるこの曲は、アレンジを変え何度も何度も流れるうちに頭から離れなくなる。そして嵐のような『ラブ&ピース』の盛り上がりから、エンディングの『スローバラード』(RCサクセション)が流れ出すと、社会批判も怪獣も恋も夢物語も、いろいろと詰め込まれているけれど、最後は笑い泣きでスッキリ見終わればいいのだと思えてくる。「ありのままの自分がいる」と本人が語るこの作品は、数あるフィルモグラフィーの中でも園子温監督の持つ世界の広さを知るには外せない1本である。
2015年06月26日古くは1950年代にさかのぼる日本の特撮ヒーロー。ウルトラマンや仮面ライダーを筆頭に今や海外にもファンがいるほどです。撮影技術とも関連しながら進化してきた日本のエンターテインメント分野ですが、そのスーツのデザインはどう見られているでしょうか。今回は、日本在住の外国人20名に「日本の特撮ヒーロー(仮面ライダーやウルトラマン、レンジャー系など)のスーツデザイン、かっこいいと思いますか?」と質問してみました。■かっこいいと思います。武器もいろんな所から出てきてかっこいいです。(タイ/30代後半/女性)■とてもかっこいいと思う。(チュニジア/40代後半/男性)■かっこいいと思います。(ドイツ/40代前半/女性)■かっこいいと思います。(ベトナム/30代前半/女性)■かっこいいと思います。(ペルー/30代前半/男性)■はい、思います。(台湾/40代前半/男性)■はい。(韓国/40代後半/男性)■はい。(ロシア/20代前半/女性)限定はありつつも……という意見を含めると、肯定派と否定派がほぼ半数ずつに別れた今回。性別があまり関係ない所が面白いですね。古くはテレビ1958年の「月光仮面」までさかのぼる特撮ヒーローの世界。1966~67年のカラーテレビ普及当時は、カラータイマーを持つ「ウルトラマン」や「仮面の忍者赤影」などカラーであることを意識したデザインが増えたといいます。このウルトラマンのデザイナーは、彫刻家の成田亨氏。広隆寺の弥勒菩薩像や宇宙ロケット、火星の模様などをアイデア源とし、子ども向けながらアート的なコンセプトを持つものでした(カラータイマーは、円谷特技プロ文芸部の発案で成田氏自身は嫌っていたそう)。一方、最近のヒーローの例で言えば、「仮面ライダーフォーゼ」を手がけたデザイナー田嶋秀樹氏は、初見のインパクトと石ノ森章太郎氏が掲げた「だれでも描けるようなデザイン」を重視したそう。「子どもでも描くことができて、見たら絶対忘れない愛されるキャラクター」を意識したと、あるWebサイト上にて語っています。■私はあまり好きではないのですが、デザインとしてはかっこいいと思います(スウェーデン/40代後半/女性)■独特だとは思う。(イギリス/20代前半/女性)■変だがたまにかっこいい。(オーストラリア/40代前半/男性)■色ははっきりしているが安っぽいところが残念です。(マレーシア/30代前半/男性)昆虫を元にした仮面ライダー(現在は違いますが…)を始め、「バトルフィーバーJ」から「爆竜戦隊アバレンジャー」などに続く戦隊ヒーロー、「宇宙刑事ギャバン」に始まる「ロボコップ」テイストのメタルヒーローなど、デザイン的にもさまざまな表現が生まれてきました。そして、ここで忘れてはならないのが、子ども向けおもちゃとの関連。その武器による過剰なまでの装飾が、独特さや変なのにかっこいいという「見方によってはアリ」という不思議な印象を与えているのかもしれません。■子どもすぎますね。子どもがターゲットなので仕方ないですが、もう少しかっこよくなってほしいです。(フィリピン/40代前半/女性)■ちょっと子どもっぽく見えます。(スペイン/30代後半/男性)■見た目が強そうではないので、かっこよくないと思います。(トルコ/30代前半/女性)■あまり好きじゃないです。(イスラエル/30代後半/女性)■あんまりです。(中国/20代後半/女性)■思いません。(アメリカ/20代後半/男性)■いいえ。(ブラジル/20代後半/男性)■かっこ悪いと思う。(アルゼンチン/30代前半/男性)否定的な回答群。子ども向け番組(アニメ・実写問わず)は海外の方々からは「子どもっぽい」と評されることが多いのですが、今回もその傾向が出ているようです。その中でも「見た目が強そうではない」は珍しい評価。こうしたヒーローのスーツは、完全に身体を覆うものよりも、部分的に人間を感じさせるデザインが多いからなのでしょうか。例えば、仮面ライダーと一口に言っても、最近では「フォーゼ」は学園物、「ウィザード」は魔法使い、「鎧武」はダンサー、「ドライブ」は警察官で自動車に乗るヒーローと非常にさまざまな要素が取り入れられています。子どもの日常に身近な設定をした結果なのでしょうけど、デザイナーさんたちには難易度が上がる一方なのでは…という気がしてしまいます。
2015年03月02日ハードコアチョコレートは17日、特撮ヒーロードラマ「プロレスの星 アステカイザー」とのコラボTシャツを発売した。○再び注目を集める「プロレスの星 アステカイザー」のコラボTシャツ「プロレスの星 アステカイザー」は、1976年に円谷プロとダイナミックプロが初タッグを組んだ、実写とアニメが融合した異色の特撮ヒーロードラマ。テレビでの再放送、2014年12月31日に両国国技館で開催された「INOKI BOM-BA-YE 2014」にて"「アステカイザー」vs「ボブ・サップ」"が行われるなど、今再び注目が集まっている。同社は、「アステカイザー」の復活を、総合格闘技・プロレス団体"イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)"の興行によって知り、コラボの実現に向けて動き出したという。同社では、円谷プロとウルトラ怪獣シリーズのTシャツ、ダイナミックプロと永井豪Tシャツシリーズを製作した経験があり、また同作品DVDの発売元である東映ビデオとも2014年末にコラボがあった。今回も各社の協力により、DVDリリースやプロレスラーとしての復活を支援するため、コラボTシャツの発売に至っている。サイズは160、S、M、L、XL、XXLで、Tシャツカラーは、カイザークラッシュグリーン。プリントカラーは、カイザースライサーホワイト、マッハビートイエロー。価格は、3,800円(税込)。販売場所は、「ハードコアチョコレート 東中野ヘッドショップ」「ハードコアチョコレート オンラインストア」「Amazon.co.jp」。
2015年02月19日今も昔も子どもたちに大人気の特撮ヒーロー。今のヒーローものは最先端CGを駆使した映画顔負けな豪華な作りですが、ザ・特撮的なレトロなヒーローも何だか味わい深くてよいですよね。そんな特撮ヒーローものを本気で作った異色の企業プロモーションが注目を集めています。それは、二酸化塩素(ClO2)を擬人化したヒーロー「除菌戦士ジョキンジャー」。「ジョキンジャー」が、ウイルスを擬人化した「ウイルス怪人」と戦うストーリー。誰にも言えない秘密(!)を持つ、呉部研究所の研究員である空木正志(そらきただし)と、彼が好意をよせる呉部研究所所長の娘で保育士の呉部鈴(くれべすず)、そして所長の呉部一郎(いちろう)が登場するというベタな設定です。第二話は鈴の家が舞台。空木が家を訪れます。空木から好意を寄せられていることを薄々感じている鈴。そんな鈴が大胆な行動に! でもその背後には…! というこれまたベタな展開に目が離せません。ストーリー以上に注目を集めているのが、「ジョキンジャー」や「ウイルス怪人」の仕上がり具合。微妙な手作り感が何とも言えません。これを番組などではなく、企業のプロモーションとして本気で取り組んで作ったというのはある意味斬新。注目されるのもうなづけます。「ウイルス怪人」が送り出されてくる悪の組織「秘密結社イジ・ワ―ル」には、首領がいて、その下に幹部がいて、さらにその下にいるウイルス怪人が送り出されてくる仕組み。ウイルス怪人にもいろいろな種類がいて、第一話では「ブルブルエンザ」、第二話では「ノゲローン」なる怪人が登場というこだわりようです。主人公である、「除菌戦士ジョキンジャー」は、ウイルス除去のために開発された人造人間。身長は190cm~ミクロ、体重95kg、ジャンプ力120m、100m走1.6秒といった能力や、半径100mの菌・ウイルスを検知するジョキンアイや、ClO2に覆われ、つかんだものを全て除菌するジョキンフィンガーといった必殺技を持つなど、詳細な設定が、単なる企業のプロモーションの枠を超えていて楽しませてくれます。 この「除菌戦士ジョキンジャー」シリーズ、なんとスピンオフ動画も作成されていて、こちらもまた面白いので要チェックです。さらに、小さな子どもを持つお母さんたちの間で話題の 「おに電」アプリ とのタイアップも決定。「手洗い、うがいをしないとき」のコンテンツも面白いと評判です。手洗い、うがいができたときには鈴先生が褒めて、ジョキンジャーに報告してくれるのに対し、やらなかったときには、ウイルス怪人が仲間にいれようとしてくる内容は、小さな子どもがいるママにはこの季節役立ちそうですね。子どもの頃に特撮ヒーローものが好きだった大人や、「おに電」アプリを見て手洗い、うがいを実行する子どもたちの間で、この冬「ジョキンジャー」のファンが増えるかも。今から注目です。・大幸薬品 ママと子どもの除菌習慣プロジェクト「除菌戦士ジョキンジャー」
2015年01月26日