『007』24作目のタイトルが、『Spectre』に決まった。ジェームズ・ボンド役には、ダニエル・クレイグが続投。クレイグにとっては、これが4度目のボンド映画となる。その他の情報レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショー、ロリー・キニアらも再び出演するほか、新しい顔ぶれとして、クリストフ・ヴァルツ、モニカ・ベルッチ、レア・セドゥ、アンドリュー・スコットが参加する。ボンドが運転するのは新しいアストン・マーティンDB10。監督は、2012年の『スカイフォール』をシリーズ史上最高のヒット作にしてみせたサム・メンデス。撮影は、来週月曜日に開始。ロンドン、モロッコ、メキシコ、オーストリアなどでのロケが予定されている。北米公開は来年11月6日。文:猿渡由紀
2014年12月05日ナショナル・ボード・オブ・レビューの最優秀作品に『A Most Violent Year(原題)』が選ばれた。犯罪に満ちた1981年のニューヨークを舞台にしたダークなドラマで、同作品に出演するオスカー・アイザックとジェシカ・チャステインも、それぞれ主演男優賞、助演女優賞を受賞した。主演男優賞では、『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンも同時受賞している。その他の情報主演女優賞は『Still Alice(原題)』のジュリアン・ムーア、助演男優賞は『バードマン・・・』のエドワード・ノートン、監督賞は『アメリカン・スナイパー』のクリント・イーストウッド。アニメ賞は『ヒックとドラゴン2』、」外国語映画部門にはアルゼンチンの『Wild Tales(原題)』が輝いている。文:猿渡由紀
2014年12月04日ゴッサム・インディペンデント映画賞が発表になった。作品賞に輝いたのは、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』。最多ノミネーションを受けた『6才のボクが、大人になるまで。』を打ち負かしての受賞となった。『6才のボクが…』は、観客賞を受賞している。男優賞は『バードマン…』のマイケル・キートン、女優賞は『Still Alice(原題)』のジュリアン・ムーア、ドキュメンタリー賞には『Citizenfour(原題)』。ブレイクスルー俳優には、『Dear White People(原題)』のテサ・トンプソンが選ばれている。文:猿渡由紀
2014年12月03日ニューヨーク映画批評家サークル賞が発表された。作品賞に輝いたのは、リチャード・リンクレイター監督の『6才のボクが、大人になるまで』。作品賞のほか、監督部門(リンクレイター)、助演女優部門(パトリシア・アークエット)でも賞を獲得した。その他の画像主演男優賞は、『Mr.Turner(原題)』のティモシー・スポール。スポールは5月のカンヌ映画祭でも男優賞を受賞している。主演女優賞は『エヴァの告白』『Deux jours, une nuit(原題)』のマリオン・コティヤール。助演男優賞は『Whiplash(原題)』のJ・K・シモンズ。アニメ部門は『LEGO(R)ムービー』が受賞した。主な受賞結果は以下のとおり。作品賞:『6才のボクが、大人になるまで。』監督賞:リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』脚本賞:ウェス・アンダーソン『グランド・ブダペスト・ホテル』主演男優賞:ティモシー・スポール『Mr.Turner(原題)』主演女優賞:マリオン・コティヤール『エヴァの告白』『Deux jours, une nuit(原題)』助演男優賞:J・K・シモンズ『Whiplash(原題)』助演女優賞:パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』外国語映画:『Ida(原題)』(ポーランド)文:猿渡由紀
2014年12月02日優れたアニメに対して送られるアニー賞のノミネーションが発表になった。長編映画部門の候補作は、『ベイマックス』『LEGO(R)ムービー』『かぐや姫の物語』『ヒックとドラゴン2 』『The Book of Life(原題)』『Cheatin’(原題)』『The Boxtrolls(原題)』『Song of the Sea(原題)』の7本。そのほかに、短編、テレビアニメ、脚本、ストーリーボード、 声の演技、音楽、エフェクトなど、全部で36部門がある。授賞式は来年1月31日(現地時間)。昨年は『アナと雪の女王』が長編映画部門を含む5部門で受賞した。同作品はオスカーでも最優秀アニメ映画に輝いたが、2012年は、アニー賞が『シュガー・ラッシュ』を選んだのに対し、オスカーは『メリダとおそろしの森』に与えている。文:猿渡由紀
2014年12月02日ディズニーが『アナと雪の女王』の続編を企画しているようだ。スタジオ側は何も公表していないが、エルサの声を務めたイディナ・メンゼルが、Telegraph紙に対してそう語った。メンゼルは、「続編にもぜひ出演できることを期待する」ともコメントしている。その他の情報『アナと雪の女王』は、全世界で13億ドルの興行成績を上げただけでなく、サントラもビルボードのチャートで1位になるなど、記録的な大成功を収めた。現在、舞台ミュージカル化のほか、アイスショーや短編映画『Frozen Forever(原題)』のプロジェクトが進められている。メンゼルはブロードウェイ女優としても有名だが、この作品の舞台版には出演しない方向。『Frozen Forever(原題)』にはエルサ役で復帰する。文:猿渡由紀
2014年12月01日ナタリー・ポートマンが、スティーブ・ジョブスの伝記映画に出演を交渉しているようだ。役柄はわかっていないが、重要なキャラクターらしい。実現すれば、紆余曲折を経てきたこの映画に、はずみがつくことになりそうだ。その他の情報ウォルター・アイザクソンが書いたベストセラー本『ジョブス』の映画化権は、ソニー・ピクチャーズが取得、脚本家には『ソーシャル・ネットワーク』のアーロン・ソーキンが雇われた。二転三転した結果、監督はダニー・ボイルに決定、主演はクリスチャン・ベールにほぼ決まりかけたが、ベールは辞退。マイケル・ファスベンダーと交渉を始めたところで、先週、突然、ソニーがこのプロジェクトを手放し、業界を驚かせた。だが早くも月曜日にはユニバーサルが拾い上げている。ポートマンの次回作は、長編監督デビュー作となる『A Tale of Love and Darkness(原題)』。また、テレンス・マリック監督の作品も2本連続で撮影。いずれも来年の公開が見込まれている。文:猿渡由紀
2014年11月27日『X-MEN』シリーズ次回作『X-MEN: Apocalypse(原題)』の悪役に、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のオスカー・アイザックが決まった。悪役で、名前はタイトルにもあるアポカリプス。イドリス・エルバやペドロ・パスカルらも候補に上がっていたらしいが、アイザックが見事獲得した。アポカリプスは、ミュータントの遺伝子を持って生まれた初めての人間で、自分のことを神だと思っているパワフルな男という設定だ。また、今作に登場する若き日のジーン・グレイ役の候補には、クロエ・グレース・モレッツ、エル・ファニング、ヘイリー・スタインフェルドが上がっているようだ。撮影は来年春スタートの予定。北米公開は2016年5月27日。アイザックの最新作は、ジェシカ・チャステインと共演する『A Most Violent Year(原題)』。来年公開予定の『スター・ウォーズ/エピソード7』にも出演する。文:猿渡由紀
2014年11月25日Forbes誌が、“最も稼ぐ30歳以下のセレブリティ”トップ10リストを発表した。1位はジャスティン・ビーバー(20)で、過去1年の収入は8000万ドル。すべての公演で売り切れとなったワールドツアー“Believe”が大きく貢献した。2位から6位までは、ワン・ダイレクション(平均年齢21)、テイラー・スウィフト(24)、ブルーノ・マーズ(29)、リアーナ(26)、マイリー・サイラス(21)とミュージシャンが続くが、7位にはオスカー女優ジェニファー・ローレンス(24)がランク入りしている。ローレンスの過去1年間の収入は3400万ドル。ローレンスの最新作『ハンガー・ゲームモッキングジェイ Part1(原題)』は、先週末北米公開され、1億2300万ドルの興行成績を上げた。同シリーズの1、2作目にはかなわなかったものの、今年最高のオープニング成績だ。ローレンスの次回作は、来年2月北米公開予定の『Serena(原題)』。文:猿渡由紀
2014年11月25日『ダラス・バイヤーズクラブ』のジャン=マルク・ヴァレ監督が、60年代末に活躍した歌手ジャニス・ジョプリンの伝記映画を監督することになった。主演にはエイミー・アダムスが決まっている。ジョプリンの人生を映画化する企画はハリウッドに長い間上がっており、ピンクやリリー・テイラーが主演候補に挙がったこともある。アダムスが主演に決まったのは4年前で、当時は『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスが監督する予定だった。後にはリー・ダニエルが監督候補に挙がり、ようやくヴァレ監督に落ち着いた形だ。ヴァレ監督の最新作は、来月北米公開予定の『ワイルド(原題)』。主演のリース・ウィザースプーンは、来年のオスカーで主演女優部門の有力候補と言われている。また、ヴァレ監督は最近、ジェイク・ギレンホール、ナオミ・ワッツ主演の『Demolition(原題)』を撮り終えている。アダムスの次回作は、来月北米公開予定のティム・バートン監督作『ビッグ・アイズ』。過去に、レネ・ゼルウェガーもジョプリンを演じることに興味を示し、自ら主演とプロデューサーを兼ねる『Piece of My Heart』という企画を立ち上げたが、実現しないまま終わった。文:猿渡由紀
2014年11月25日『卒業』『ワーキング・ガール』などで知られるマイク・ニコルズ監督が、アメリカ時間19日の夜、心拍停止で急死したことがわかった。83歳だった。ニコルズは、メリル・ストリープとともに、舞台劇『マスター・クラス』のテレビドラマ化に取りかかっていたところだった。ニコルズはエミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞すべてを獲得した、ハリウッドでも稀少な人物のひとり。7歳で、ナチを逃れてドイツからアメリカに移住し、シカゴ大学在学中にコメディの魅力に目覚め、シカゴの有名なコメディ・カンパニー“セカンド・シティ”を築いた。1964年、初めてのブロードウェイ劇『裸足で散歩』でトニー賞を受賞。アカデミー賞監督賞には、1967年の『バージニア・ウルフなんて怖くない』で初めてノミネートされ、翌年の『卒業』で受賞した。『シルクウッド』『ワーキング・ガール』でもノミネートされている。その他の代表作に『バードケージ』『パーフェクト・カップル』『クローサー』など。トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ、フィリップ・シーモア・ホフマンが出演する2007年の『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』が最後の映画となった。3度の離婚歴があり、現在の妻でテレビジャーナリストのダイアン・ソイヤーとは、1988年に結婚した。2度目の妻とのあいだに娘をひとり、3度目の妻との間に息子ひとりと娘ひとりをもうけている。文:猿渡由紀
2014年11月21日キアヌ・リーヴスが、ターセム・シン監督のアクションスリラー『The Panopticon(原題)』への主演を検討しているようだ。その他の情報主人公の男性は、ある日、奇妙な荷物を受け取る。中には録音されたメッセージが入っており、その声の主は彼自身。「世の中がまもなく崩壊する、それを救えるのは自分だけだ」という内容を聞いた彼は、タイムリミットが来る前に、なんとかその謎を解こうと奔走する。リーヴスの最新作は、現在北米公開中の『John Wick(原題)』。来年はイーライ・ロス監督のスリラー『Knock Knock(原題)』、レニー・ゼルウィガーと共演する『The Whole Truth(原題)』、プロデューサーも兼任する『Daughter of God(原題)』が控える。シン監督の最新作は2012年の『白雪姫と鏡の女王』。文:猿渡由紀
2014年11月20日『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクが『The Mountains Between Us(原題)』への出演を交渉している。チャールズ・マーティンが書いた小説が原作で、相手役は『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナム。その他の情報本作は、飛行機が山に墜落し、生き残った医師(ハナム)とライター(パイク)が、ケガに苦しみながらも山を降りて行く物語だ。監督は『パラダイス・ナウ』のハニ・アブ・アサド。パイクが現在妊娠中で、ハナムは来年前半にガイ・リッチー監督の『King Arthur(原題)』の撮影が入っているため、撮影開始は来年後半になる見込みだ。パイクは、現在北米公開中の『ゴーン・ガール』で絶賛を浴びており、来年のオスカーに候補入りするのではと噂されている。ハナムの次回作は、ギレルモ・デル・トロ監督と再びコンビを組む『Crimson Peak(原題)』。でジェシカ・チャステイン、トム・ヒドルストンと共演する。文:猿渡由紀
2014年11月20日昨年4月に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件を基にした映画を20世紀フォックスが製作することになった。ケイシー・シャーマンとデイブ・ウェッジが書いた書籍『Boston Strong』を映画化するもの。『ザ・ファイター』の脚本家、エリック・ジョンソンとポール・タマシーが昨年7月に映画化権を取得し、当初はケイシー・アフレックが主演とプロデューサーを兼任する予定だったが、話は止まったままで、アフレックが関わることはないという。監督には『デンジャラス・ラン』のダニエル・エスピノーザが興味を示しているが、これもまだ正式に決まってはいない。エスピノーザ監督は最近、スリラー映画『Child 44(原題)』を撮り終えたところ。出演はトム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、ノオミ・ラパスら。文:猿渡由紀
2014年11月19日マシュー・マコノヒーの、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星が、11月17日(現地時間)にお披露目された。ハリウッドブルーバードに並ぶ、これらのスターの名前を冠する星の仲間入りをするのは、俳優にとって大きな夢のひとつ。お披露目セレモニーの後、マコノヒーは、現在北米公開中の主演作『インターステラー』の監督クリストファー・ノーラン、共演者アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステインらも参加する、豪華なランチイベントに出席した。“ウォーク・オブ・フェーム”への仲間入りは、『インターステラー』が、主演部門および作品部門でオスカー候補に食い入るためのステップのひとつと考えられる。長年ロマンチックコメディや大衆向けのアクションで知られてきたマコノヒーは、ここ数年、インディーズの秀作に立て続けに出演し、キャリアを大改革。今年のオスカーでは、『ダラス・バイヤーズクラブ』で主演男優賞を獲得した。『インターステラー』は、彼にとって久々のメジャー映画復帰作となる。文:猿渡由紀
2014年11月18日ダニエル・ブリュールが、『キャプテン・アメリカ/シヴィル・ウォー(原題)』に出演することになった。役柄は悪役のひとりで、『ドクター・ストレンジ(原題)』など、ほかのマーベルの映画にも登場する可能性があるという。『キャプテン・アメリカ…』3作目には、ほかにロバート・ダウニー・Jr.やチャドウィック・ボーズマンも出演する。監督は、アンソニー・ルッソとジョー・ルッソ。北米公開は2016年5月6日。ブリュールは、『グッバイ、レーニン!』で注目され、『ラッシュ/プライドと友情』で英国アカデミー賞、映画俳優組合(SAG)賞、ゴールデン・グローブ賞などにノミネートされた。最新作は、『誰よりも狙われた男』。現在は、エマ・ワトソンと共演する『Colonia Dignidad(原題)』を撮影している。文:猿渡由紀
2014年11月17日ドリームワークス・アニメーションと、おもちゃメーカーのハスブロが、合併交渉を進めていることがわかった。もし実現すれば、自社でおもちゃの製造も行う初の映画スタジオが誕生することになる。関連商品の売り上げはスタジオにとって重要な収益源だが、通常はスタジオがライセンス契約をし、おもちゃ会社に作らせている。その他の情報『シュレック』『カンフー・パンダ』などをヒットさせたドリームワークス・アニメーションは近年、不振に悩んでいる。最近のヒットはこの夏の『ヒックとドラゴン2』くらいで、CEOのジェフリー・カッツェンバーグは、ソフトバンクや中国のアリババから投資を受ける話し合いを進めるなど、積極的に打開策を模索してきた。ハスブロのほうが大きな会社だが、合併した場合、カッツェンバーグが新会社のCEOに就任する予定だという。ハスブロは、自社のおもちゃを映画化した『トランスフォーマー』『G.I.ジョー』などでハリウッドに進出している。現在は『Ouija』が北米で上映中。また、『Candy Land』の製作準備も進められている。文:猿渡由紀
2014年11月14日M・ナイト・シャマラン監督が密かに撮影していたインディーズ映画を、ユニバーサル・ピクチャーズが取得した。ユニバーサルは、来年9月11日に北米公開をする予定だ。映画のタイトルは『The Visit(原題)』。その他の情報シャマラン監督は、自分のルーツに戻るべく、資金をすべて自腹で出して、スタジオを通さずにこの映画を製作した。撮影は、ペンシルバニアの自宅近辺で行われ、後にユニバーサルと契約を結んでいるジェイソン・ブラム(『インシディアス』)にプロデューサーとして関わってもらい、ユニバーサルでの配給を取り付けたらしい。物語は、ペンシルバニアの農場にいる祖父母を訪ねた兄妹が、何か異常なことに気づき、そこから抜け出そうとするものの、なかなか抜け出せない状況を描くもの。キャストは全員、無名俳優だ。シャマランは近年、『レディ・イン・ザ・ウォーター』『ハプニング』『アフター・アース』など、興行的にふるわない作品が続いていた。文:猿渡由紀
2014年11月13日ベン・アフレックとアナ・ケンドリックが、スリラー映画『The Accountant(原題)』で共演することになりそうだ。アフレックの主演はすでに決定しており、ケンドリックは現在、出演交渉を進めている。その他の情報アフレックの役は、表向きはまじめな会計士ながら、陰ではやり手の殺し屋として活動する男。ケンドリックの役どころは明らかになっていない。ほかにJ・K・シモンズも出演交渉に入っているようだ。監督は『ジェーン・ゴット・ア・ガン(原題)』のギャビン・オコナーで、撮影は来年1月にスタートする。アフレックの最新作は現在北米で大ヒット上映中の『ゴーン・ガール』。現在は、『Batman v Superman:Dawn of Justice(原題)』を撮影中。『The Accountant』の撮影が終われば、自ら監督を務める『Live by Night(原題)』の撮影に入る予定。ケンドリックの次回作は、メリル・ストリープ、ジョニー・デップらと共演するミュージカル映画『イントゥ・ザ・ウッズ』で、現在はアクションコメディ『Mr. Right(原題)』を撮影中。文:猿渡由紀
2014年11月13日ドウェイン・ジョンソンが、コメディ映画『Central Intelligence(原題)』に主演することになった。男ふたりのいわゆるバディ物で、相手役は、今人気絶頂のコメディアン、ケヴィン・ハート。ジョンソンとハートのキャラクターは、高校の同級生。ハートは、学生時代にスポーツ選手として大注目されていたが、今は会計士になっているという役で、一方ジョンソンは、かつていじめられていたが、CIAに雇われる殺し屋になっているという役柄。同窓会を前に、ジョンソンはハートにある計画を持ちかける。監督は『なんちゃって家族』のローソン・マーシャル・サーバーで、撮影は来年春スタートの予定。ジョンソンの最新作は、現在日本公開中の『ヘラクレス』。次回作は、来年4月17日(金)に日本公開される『ワイルド・スピード SKY MISSION』。ハートの次回作は、来年1月北米公開予定の『The Wedding Ringer(原題)』。文:猿渡由紀
2014年11月12日サム・ライミ監督のホラー映画『死霊のはらわた』が、テレビドラマとして復帰することになった。タイトルは『Ash Vs. Evil Dead』。1話30分、全10話のシリーズで、ライミは脚本のほか、第1話の監督、およびエゼクティブ・プロデューサーを務める。オリジナルに主演したブルース・キャンベルは、今回も主人公アッシュ役で出演する。物語の舞台は、オリジナルから30年後。無責任な生き方をしてきたアッシュは、人類全体への危機を目の前にして、ついに立ち上がることになる。「僕はいつも『死霊のはらわた』を楽しんできました。その後の人生におけるアッシュの、情けなくも英雄的な姿を描くことに、僕らは興奮を感じています」とライミはコメントしている。放映は2015年の予定。オリジナルの『死霊のはらわた』は、1981年の公開。続編が2本作られたほか、昨年にはリブート版が公開された。文:猿渡由紀
2014年11月11日マット・デイモンとポール・グリーングラス監督が『ボーン』シリーズに復帰する。9月ごろから噂は浮上していたが、先週金曜日にデイモン自身がコメントして明らかになったもの。撮影は来年の秋からはじまり、北米公開されるのは2016年であるとし、グリーングラスが監督してくれることが絶対条件だったとも語っている。その他の情報一方で、『ボーン・レガシー』に主演したジェレミー・レナーが続投するシリーズ最新作も現在準備中で、2016年7月の公開が予定されている。同じシリーズのこのふたつの企画を、ユニバーサル・ピクチャーズがどう整理するのかは明らかになっていない。デイモンは現在、リドリー・スコット監督のSF映画『The Martian(原題)』の撮影準備中。共演はジェシカ・チャステイン。文:猿渡由紀
2014年11月10日ケビン・スペイシーとマイケル・シャノンが、実話に基づくドラマ『Elvis and Nixon』に主演することになった。スペイシーはニクソン元大統領、シャノンはエルビス・プレスリーを演じる。その他の情報物語の舞台は1970年。プレスリーは、突然ホワイトハウスに現れ、ニクソン大統領との面会を要請した。彼が望んでいたのは、なんと、FBIの覆面捜査官になることだった。この秘密の面会について、これまで語られてきたことはなかったという。監督はライザ・ジョンソン。スペイシーの次回作は、今月26日北米公開予定のコメディ『モンスター上司 』。シャノンの次回作は、来年11月北米公開予定のSFドラマ『Midnight Special』。文:猿渡由紀
2014年11月07日マイケル・ファスベンダーが、スティーブ・ジョブスの伝記映画への出演を交渉している。一度はクリスチャン・ベールに決まったと報道されたが、まもなくベールが辞退して、ソニー・ピクチャーズは次の候補を探していた。その他の情報原作は、ウォルター・アイザックが書いたベストセラー本『スティーブ・ジョブス』。アップルの共同創設者スティーブ・ウォズニアック役には、セス・ローゲンが決まっている。監督はダニー・ボイルで、脚色はアーロン・ソーキン。ファスベンダーは今年、『X-MEN:フューチャー&パスト』『FRANK -フランク-』に出演。来年北米公開の『Macbeth(原題)』では、主役マクベスを演じる。共演はマリオン・コティヤール。文:猿渡由紀
2014年11月06日ダニエル・ラドクリフが、『グランド・イリュージョン』の続編に出演することになった。役柄はわかっていない。ほかに、リジー・キャプラン、台湾人俳優ジェイ・チョウも新しく参加する。物語はオリジナルから1年後という設定。オリジナルの主要キャストだったジェシー・アイゼンバーグ、アイラ・フィッシャー、ウッディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、モーガン・フリーマン、マイケル・ケインらも再登場する。続編の監督はジョン・M・チュウ。北米公開予定は2016年6月10日。オリジナル版は昨年5月に全米公開され、全世界で3億5000万ドルを売り上げるサプライズヒットとなった。ラドクリフは現在北米公開中の『Horns(原題)』に主演。来年はホラー映画『Frankenstein(原題)』と、コメディ映画『Trainwreck(原題)』が控えている。文:猿渡由紀
2014年11月05日『ドライヴ』『オンリー・ゴッド』のニコラス・ウィンディング・レフンの次回作が『The Neon Demon(原題)』と発表された。本作は、L.A.を舞台にしたホラー映画で、出演は主に若い女性たちだそうだ。脚本は、レフンとメアリー・ローズが共同執筆した。企画を思いついた背景としてレフンは、「ある朝、起きてみたら、自分が女性たちに囲まれていることに気づいた。そこから、恐ろしい美女についての物語のアイデアが生まれた」と語っている。まだキャスティングは明らかになっていないが、撮影は来年の4月から6月頃にL.A.で開始する予定。レフンは『ドライヴ』でカンヌ映画祭の監督賞を受賞。『オンリー・ゴッド』もカンヌでプレミア上映されている。文:猿渡由紀
2014年11月04日現在北米公開中の『ゴーン・ガール』の興収が、先週末に1億3600万ドルに達し、デヴィッド・フィンチャー監督のキャリアで最高記録を築き上げた。これまでの週末興収記録でのフィンチャー監督の最大ヒット作は、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の1億2750万ドルだった。『ゴーン・ガール』は北米公開から5週間たつが、今もトップ5内に君臨しており、これからもまだ数字が伸びることが予測される。同作品はまた、フィンチャー監督のキャリアで最高の公開初週末記録(3750万ドル)も記録。2位は『パニック・ルーム』の3000万ドル。本作は一般受けだけでなく、批評家受けも良く、rottentomatoes.comによると、88%の批評家が褒めており、これからのアワードシーズンでの健闘も期待される。日本では12月12日(金)より公開される。文:猿渡由紀
2014年11月04日チャニング・テイタムが『X-MEN』次回作で演じるガンビットのスピンオフ企画が本格的に進み始めた。テイタムのプロダクション会社も共同プロデュースにたずさわる。脚本は、現在、『ロボコップ』のジョシュア・ゼトゥマーが執筆中だ。ストーリーは明らかになっていない。シリーズ最新作『X-Men: Apocalypse(原題)』は、2016年5月27日の北米公開に向けて、現在撮影準備に入っている。テイタムの最新作は、今月北米公開される『フォックスキャッチャー』。カンヌ映画祭でプレミア上映され絶賛された作品で、アワードシーズンで大健闘することが予測されている。現在は、『マジック・マイク』の続編『Magic Mike XXL(原題)』を撮影中。北米公開予定は、来年7月。文:猿渡由紀
2014年11月04日『ハンガー・ゲーム』シリーズ3作目『Mockingjay-Part 1』の前売りチケットがアメリカ時間今週水曜日に発売になり、2014年の前売り最高記録を達成した。その他の情報オンラインの映画チケット販売サイト、fantango.comとmovietickets.comが発表したもの。これまでの今年最高記録は『ダイバージェント』だった。『Mockingjay-Part 1』は、11月21日北米公開予定。『ハンガー・ゲーム2』は、昨年11月に公開され、公開初週末に北米だけで1億5800万ドルを売り上げた。2作目の全世界興収は8億6400万ドル。原作は3部作で、『Mockingjay』が最終章となるが、映画版は『Mockingjay』を2部に分けることにしたため、映画は、あと1作公開される。『Mockingjay-Part 2』の公開は来年11月20日。文:猿渡由紀
2014年10月31日『イントゥ・ザ・ワイルド』『ローン・サバイバー』のエミール・ハーシュが、バイオレントな恋愛映画『Vincent-N-Roxxy(原題)』に主演することになった。相手役を演じるのは、ゾーイ・クラヴィッツ。その他の情報反抗的なふたりは恋に堕ちるが、バイオレンスに満ちた過去のせいで、ふたりの関係は危機に陥る。監督と脚本はゲイリー・マイケル・シュルツ。撮影は12月にルイジアナ州でスタートする。ハーシュの最近作は、『ローン・サバイバー』。来年は、インディーズのコメディ映画『Just Jim(原題)』と、ドラマ『Ten Thousand Saints(原題)』が控える。クラヴィッツは今年、『ダイバージェント』に出演。この後はイーサン・ホークと共演する『Good Kill(原題)』、アクション大作『Mad Max: Fury Road(原題)』などが控えている。文:猿渡由紀
2014年10月30日