生理が重い、生理不順、ニキビ、肌荒れなど、避妊だけでなく、いろいろな症状の治療に使われるピルですが、隠れた副作用も知っておきたいものです。副作用が比較的少ないと言われている低用量ピルでさえ、ひとによっては気持ちが悪くなったり、めまいや乳房の張り、体重増、頭痛、性器出血、憂うつ感などの症状が伴ったりすることがあります。そして、あまり知られていませんが、ビタミンB欠乏症も副作用のひとつに挙げられています。何らかの理由でピルを常用しなければならない状態にあるなら、ビタミンB群は不足しないよう、しっかり摂取するよう心がける事が必要です。ビタミンB群の仲間をご紹介すると、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの合計8種。このなかでも特に意識して摂(と)ってほしいのは、ビタミンB6です。健康なひと、もしくはピルを服用していないひとについては、あまり不足することが無いと言われている栄養素なのですが、実はピルユーザーについては不足傾向にあるのです。ビタミンB6はタンパク質をアミノ酸に分解するのに欠かせない成分です。もしタンパク質が分解できなければ、体の20%を占める筋肉や内臓、皮膚、ホルモンなどに作りかえることができなくなってしまいます。つまり、ビタミンB6は、生命を維持するために大変重要な栄養素なのです。ビタミンB6は、カツオやマグロなどの魚、お肉のレバーに多く含まれています。ほかには、きな粉や大豆、バナナなども比較的多いほうです。ごく一般的な食材で摂(と)ることができるので、ピルユーザーは意識してビタミンB6の摂取をこころがけるといいですね。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年09月19日女性の性欲の波には、生理が関係あるらしいですが、それは本当なんでしょうか?私のクリニック目白の平田雅子先生に、女性の生理周期と性欲について教えていただきました。(以下、平田雅子先生)確かに、女性ホルモンの中には性欲を強くさせる作用のあるホルモンが存在します。このため人によっては、生理周期により性欲が左右される場合も。まず生理周期について説明すると、生理が始まった日を1日目とし、次の生理が始まる前日までを一周期として考えます。生理周期は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という卵巣から分泌される2つの女性ホルモンにより作り出されています。一周期は分泌されるホルモンにより、大きく3つに分けることができます。■生理中エストロゲン、プロゲステロン共に、分泌量が少ない時期。身体が冷えて血行が悪く、皮脂量も少ないため、肌や頭皮が乾燥して敏感になりやすい時期です。■生理終了から排卵までエストロゲンの分泌が最も盛んな時期。エストロゲンは生理の終わるころから分泌量が増え始め、排卵前に分泌量がピークになります。エストロゲンには性欲を増進させる働きがあるため、分泌量の一番多い排卵前は性欲が強くなる女性も。そのほか、エストロゲンにはコラーゲンやヒアルロン酸の生成をうながし、肌にハリやツヤを与えてくれる働きがあるの。また、副交感神経の働きも活発になるため気分的にも安定します。つまりこの時期は、肌のコンディションも良く、心身ともに一番安定している時期といえるでしょう。■排卵後から生理が始まるまで排卵を境に、エストロゲンの分泌量が急激に減少し、プロゲステロンの分泌が多くなる時期。ホルモンのバランスが急激に変化するため、精神的に不安定な状態になりやすいようです。プロゲステロンには、皮脂分泌を活発にする作用があるため、ニキビなどの肌トラブルが多くなりがち。ムクミや便秘などが起こりやすく、心身ともに不安定な時期といえます。このように女性は生理のリズムによって、体だけでなく心にも大きな影響が。デートや飲み会などのスケジュールは、生理周期にあわせて立てると良いかもしれませんね。(ビューティ&ダイエット編集部)
2012年03月19日生理痛の時期に悩まされる女性は多いのではないでしょうか。下腹部に激痛が走ったり、腰痛をはじめイライラしたり憂鬱になってしまうこともあります。生理痛でも個人差があるので症状が違ったり、同じ人でも月によって変化する事もあります。やはり生理が来て初日や2日目がつらい方が多いみたいですね。出来れば体がつらい時は家で休んでいたいなんて思う方は多いと思いますが、大切な予定や仕事などなかなか自分の生理の不調に合わせたスケジュールを組むのは難しいですよね。出来るだけ症状を和らげるケアができるようにしましょう。■そもそも生理痛の原因はなに?生理痛の痛みには原因は大きく分けて二つあります。1.プロスタグランジンというホルモンがあるのですが、これは経血をスムーズに排出するために分泌されるものです。これが過剰に分泌されてしまうと子宮が激しく収縮してしまい痛みが発生しちゃうのです。出産の時に陣痛で痛みを伴う時も同じホルモンが分泌されるために痛むのですよ。2.2つ目は子宮の出口が狭い場合です。子宮の出口には子宮頸管という部位があって出産経験のない方などは、その管が細い状態なので、経血が通る時に痛みがでてしまうという事なのです。生理痛の原因の一つであるホルモンの過剰分泌は、ストレスなどの自律神経が乱れていたり、血行不良で起こりやすいようです。なので、体のケアはもちろん心のケアも欠かせないですね。後編では、生理痛を和らげるためのテクニックをご紹介したいと思います。---------------------------------------取材/ビューティーコーディネーター 平野宏枝セミナー講師、美容ライター、美容コンサルタント、読者モデルなどで活躍中。積極的にメイクボランティア活動も行う。独自の小顔マッサージ、 ファンデーションを使わないツヤ肌立体ベースメイクなど、好評なオリジナルセミナーを都内中心に行い、女性の美サポートに力を注ぐ。 Blogはこちら Facebookはこちら ---------------------------------------
2011年10月03日