ダブル発酵ジェラート「mui」株式会社FARM8では、乳製品を使わずに、酒粕と乳酸菌から産まれたダブル発酵ジェラート「mui」を発売中だ。美容にも健康にもいいとして評判の発酵食品「酒粕」。これを乳酸菌で発酵させることによって「ダブル発酵」としている。新潟県の醸造試験場で開発された酒粕乳酸発酵食品「さかすけ」をもとに、新潟県内の酒蔵と開発をおこなった。乳製品を使用しないジェラートにもかかわらず、フローズンヨーグルトのようにクリーミーでとろけるような舌触りだ。酒粕がもつうれしい成分をあわせもつ、新しいジャンルのスイーツの登場だ。「mui」の特徴「mui」の主成分は、酒粕やグラニュー糖、豆乳など。100%植物性のものが原材料となっているため、動物性食材を避けたい人にもおすすめの商品だ。また、酒粕は、アルコールフリーのため、子どもでもおいしく楽しむことができる。味は、「プレーン」「苺」「玄米珈琲」の3種類。株式会社FARM8の直営店「FARM8 ReACTION STORE」やウェブサイトでの販売が予定されている。ウェブサイトでは、6個セット3,300円(送料無料)、12個セット5,400円(送料無料)などが販売されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※100%植物性!酒粕と乳酸菌から生まれたダブル発酵ジェラート「mui」の登場!
2016年08月20日発酵食品は食べてますか?ジャンクフードやレトルト食品などが溢れる現代、味噌や納豆、漬け物などの発酵食品を食べる機会が少なくなってはいないだろうか?最近では、腸内環境と肥満、ガン、アレルギー、糖尿病などの病気との因果関係が研究されており、「腸の健康」に注目が集まっている。50種類の厳選された原材料を長期発酵したエキスオリーブ薬局竹の山店は、2016年7月20日(水)に植物発酵エキス「腸美人」を発売した。「腸美人」は、50種類以上の原料野菜を、有機黒糖を使用して長期間熟成した植物発酵エキス。この発酵エキスが腸内環境を整え、良好な腸内フローラを保つという。また、原材料は農薬・化学肥料不使用、旬の時期に露地栽培した植物のみ使用、免疫を高める効果のあるアブラナ科の野菜を多く使用するなどのこだわりが詰まっている。同店の薬剤師が自信を持って発売する「腸美人」、毎日の食事が不規則、健康的でないと感じる人たちにお勧めだ。販売は同店のインターネット支店「Net OLiVE」にて。<商品概要>商品名: 腸美人価格: 税抜 8,000円(税込 8,640円)内容量: 500ml(引用:プレスリリースより)(画像はプレスリリースより)【参考】※極上発酵エキス『腸美人』/Net OLiVE
2016年07月23日腸内環境を整えることはとても大事なことで、ダイエットには欠かせません。私たちの腸内には約三万種類の細菌が生息していると言われていて、この腸内細菌叢(腸内細菌の集まり)には、「良い」ものと「悪い」もの、両方が含まれています。睡眠、ストレス、食べ物、その他様々な原因により細菌のバランスは保たれており、悪い方に傾きかけているときは、健康に悪影響を与える可能性があります。体重の増加はもちろんのこと、脳にまで影響を与えると言われているのです。そうならないためにも、発酵食品を食事に取り入れてみましょう。■1)発酵食品を摂取するメリット発酵食品の歴史は古いもので、なんと5000年前からつくられているそう。昔の人の知恵は本当にすばらしいものですよね。世界各地で長年愛されている発酵食品ですが、ドイツのサワークラフト、韓国のキムチ、そして日本の納豆など、現在でも変わらず愛されているものが多くあります。そもそも発酵とは、自然の細菌が食品中の砂糖やでんぷんを餌にして、食品の成分を変化させるはたらきをすることです。発酵することで、食品は長持ちするようになり、体によいプロバイオティクスと呼ばれる菌が生まれます。そのため、発酵食品はそのような菌や、酵素、ビタミンB群、オメガ3脂肪酸など、体によい成分がさまざま含まれていて、メリットばかりの食品なんです。プロバイオティクスには消化を助け、そして免疫力を上げる効果があります。発酵食品に含まれる酵素は、消化・吸収を助けてくれるので、食品から得られる栄養を普段より多くとることができます。言うなれば、発酵食品をきちんと毎日食べていたらビタミンのサプリメントが必要なくなるくらいです。■2)簡単に摂取できる発酵食品こんなにたくさんのメリットがあるなら、ぜひ取り入れたいですよね。身近で手軽にとれる発酵食品には、こんなものがあるんです。・お酢お酢には強い味がありますが、その反面カロリーはほとんどありません。なかでも「リンゴ酢」は、1)で説明したような効果以外にも、血糖値を下げる効果があります。・ピクルス暑い時期にもうれしいピクルス。プロバイオティクスがふんだんに入っている食品ですが、残念なことに市販のものでは、加工の段階で体のためになるほとんどの成分が失われています・・・。成分をきちんと摂取するためには、ピクルスを手作りするのが良いでしょう。・キムチキムチには、プロバイオティクスはもちろん、ビタミンAとCがたくさん含まれており、さらにマグネシウム、カルシウム、セレンなどのミネラルも豊富に含まれています。定番どころである白菜キムチのほかにも、キャベツやきゅうりなど、さまざまなバリエーションがありますから、好みに合わせて取り入れてみてくださいね。・納豆納豆はプロバイオティクスが豊富に含まれ、殺菌作用もあります。その歴史は古く、1000年以上も前から日本で食べられていた加工食品なんですよ。納豆には血栓を溶かす酵素「ナットウキナーゼ」も含まれており、かつては治療薬にも使われていたというぐらい万能な食品です。ちなみに、健康に良いとアメリカで大人気の「コンブチャ」。日本でいえばこんぶ茶ではなく、「きのこ紅茶」と呼ばれるものですが、これも実は発酵食品なんですよ。■3)最後にお漬物などの発酵食品は、塩があれば簡単にご自宅で作れてしまいます。自家製ピクルスは日本でもとても流行っていますよね。これを機会にご自身の特製・ピクルスを作ってみるのもいいですね。(桃助888/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年07月22日ドリームエクスチェンジが運営する北浜スイーツショップ FOCE(フォーチェ)とfocetta(フォチェッタ)はこのほど、『甘酒豆乳 美スイーツ パパイヤオレンジ』(4個セット1,500円・税込)を発売した。同商品は酵素のほか、ビタミンB群や必須アミノ酸など栄養価の高さから注目されている「米麹甘酒」と、無調整豆乳を合わせたスイーツ。甘酒は、全国各地の甘酒を試飲し、よりよい麹(こうじ)づくりにこだわる銘酒「八海山」で知られる八海醸造のノンアルコール無加糖の「麹だけでつくったあまさけ」を使用することに決めたという。そのほか、酸味としてビタミンを多く含むオレンジ、免疫向上やダイエット効果が期待されるパパイヤ、葉酸やクエン酸が豊富なグズベリーの3種類を同時に楽しめるように工夫した。糖質制限ダイエット中または低糖質の食事が中心な人でも安心して食べられるよう、砂糖は一切使用せずに仕上げたとのこと。同商品は公式オンラインショップ、楽天市場、Yahoo!ショッピングでも販売している。
2016年07月19日多くの女優が実践しているということで話題になった「寝かせ玄米(酵素玄米)」。2013年には本も出版され、玄米の新しい食べ方として知られています。今回は、寝かせ玄米の炊き方と効果を紹介します。■「寝かせ玄米」に期待できること寝かせ玄米とは、玄米を小豆と塩で炊き、3~4日保温してから食べるものをいいます。3日間保温することで、酵素の働きを活性化させるだけでなく、玄米の水分が均一になり、もちもちとした食感に。また、小豆のほんのりとした甘さも加わり、食べづらい印象の玄米をおいしく食べることができます。よく知られているように、白米は精米するときに外側についた皮の部分(米ぬか)を取り除きますが、この部分にはたくさんの栄養があります。とくに食物繊維は豊富で、白米と比較すると約6倍もの量が含まれているのだとか。また、玄米の酵素によってアミノ酸の一種である「GABA」が増加。GABAは美容や健康によいことで知られており、サプリメントなどの商品化もされています。美容やダイエットのために、白米の量を減らして野菜を多く摂取する人は多いと思います。それは、野菜から美容に必要な「ミネラル」「ビタミン」「食物繊維」「酵素」などの栄養を摂取するためではないでしょうか。実は、玄米にも「ミネラル」「ビタミン」「食物繊維」「酵素」などの成分が豊富に含まれています。ダイエット中の方は、野菜はもちろん、玄米をとり入れてみてはいかがでしょう。■家での「寝かせ玄米」の炊き方寝かせ玄米の炊き方は簡単で、炊飯器でも炊くことができます。▼寝かせ玄米の炊き方1.玄米4合、小豆50g、天日塩3gを用意します2.玄米と小豆を洗って、3時間~半日、水につけておきます。炊く日の前夜に、保存容器などに入れて冷蔵庫に入れておくのがオススメ3.玄米と水600cc、塩、小豆を加えて均一になるまで混ぜる4.3を炊飯器に入れて炊く(玄米コースがある場合はそれを使う)5.炊き上がったら40~50分蒸らし、上下を返すようにして混ぜ合わせる6.炊飯器を保温状態にしたまま3日間寝かす。その間、1日1回かき混ぜる(玄米コースがない炊飯器の場合は、混ぜるときに少しだけ水を足す)寝かす期間は、時季やお使いの炊飯器の種類によっても違いますが、長くても4日間までにした方が良いようです。1日目は薄いピンク色のお米が、3日目にはかなり濃い色に。食感も1日目は少しパサついていますが、3日目はもちもちとしたおこわのような食感に変わります(ただし炊飯器の衛生状況などにより、まれにカビが生えたり腐ったりすることもありますので、ご注意ください)。■「寝かせ玄米」のとり入れ方炊く方法は簡単なものの、正直、炊飯器が3日間使えないのはかなり痛手です。本来は、ふだんの食事で食べる白米をすべて寝かせ玄米に置き換えるのが効果的なのですが、私は家族全員が一緒に食卓を囲む夕食に、時々寝かせ玄米をとり入れています。寝かせ玄米が体質に合っていて、毎日食べるのであれば、保温用のジャーを購入し、ローテーションで玄米を炊いていくのが良いかもしれません。炊飯器を使うことに不安がある方、そこまでの手間をかけられない方には、手軽にとり入れる方法としてレトルトパックが便利です。国内産のお米を使用した無添加のレトルトも販売していて、まとめて購入すれば1食当たり約300円で購入できます。■小さな子どもには、様子を見ながらまた、我が家では子どもがまだ小さいため、消化のことを考慮して玄米の代わりに冷凍の白米を食べさせています。消化機能が未熟な子どもには、玄米の消化は難しいと言われています。子どもがしっかりかめるようになり、肉や魚、油分などの消化ができるようになってから、様子を見つつ徐々にとり入れるといいでしょう。毎日の食事を質の良いものにしていくことは、健康維持や美容にとっても効果的です。無理なく生活にとり入れて健康的に美しくなりましょう。
2016年07月16日こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。塩麹に醤油麹。2016年春には甘酒も静かなブームがありましたね。しかしブームが終わるとすぐ忘れてしまうのが日本人。そんな中、 2016年6月に麹菌の新たな魅力 が発表されたのでご紹介したいと思います。●オリゴ糖よりも優れもの!? 米麹の働き米麹に水と塩を混ぜ発酵させた塩麹がはやったのは何年前でしょう。そこから発展して、醤油と米麹を混ぜて発酵させるだけの醤油麹 も万能調味料としてはやりました。しかし今では継続して使用している人はごくわずかなのではないでしょうか。腸活、美腸と腸内環境の大切さは美容やダイエット、生活習慣病の予防にと注目され続けていますが、どうしても次々に発売されるヨーグルトなどに目がいきがちになっていませんか?腸活をしている人の中でも、甘味をオリゴ糖で!という人は少なくありませんが、実は米麹にはオリゴ糖よりもはるかに少量で腸内のビフィズス菌を増やしてくれる作用があることが分かったのです。●米麹菌が作る酵素がすごかった!広島大学大学院生圏科学研究所の加藤展久教授らの研究によると、米麹菌から作られる酸性プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)が腸内の善玉菌であるビフィズス菌を著しく増加させる成分 であることを証明したとのこと。麹菌は日本人が古くから味噌や醤油、日本酒、漬物など日本古来の発酵食品を作るときに使われてきたものです。こうした日本古来の食品が世界中の注目を集めている一方、日本人の米や味噌の消費量が減少の一途をたどっているのは残念でなりません。●甘酒の本当のシーズンは夏!冬になると温かい甘酒がアチコチで売られ始めますが、実は昔、甘酒は夏に飲まれていたのです 。甘酒に含まれるビタミンB群、アミノ酸などは夏バテに非常に高い効果があるため、今でいう栄養ドリンクの役割を果たしていたのです。この他にも甘酒に含まれるコウジ酸、アルブチン、フェルラ酸には抗酸化作用や美白効果まで期待できます。“飲む点滴”“ジャパニーズヨーグルト”と、春ごろ静かなブームだった米麹で作られた甘酒を、いま一度見直してみてはいかがでしょうか。【参考リンク】・米麹菌の酸性プロテアーゼを食べると腸内善玉菌が増加! | 広島大学()●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年07月14日ニューヨーク発のペイストリーショップ「ドミニクアンセルベーカリー(DOMINIQUE ANSEL BAKERY)」から、夏限定スイーツや新メニューが登場。夏限定のソフトクリームは、 “甘酒”と“スイートコーン”に注目した。「甘酒ソフトサーブ with 新生姜とサンショウの葉」は自然の甘味を持つ冷たい甘酒に、すりおろした新生姜と爽やかな木の芽(サンショウの葉)を添えて、夏のフレッシュさを表現。また「キャラメル スイートコーン ソフトサーブ with コーンジャム」は新鮮なスイートコーンの甘みと香ばしさが広がる、まるでコーンを食べているかのようなソフトクリーム。さらにキャラメルを加えることで、滑らかで濃厚に、そして香ばしさをより一層引き立てた。さらに、2016年7月16日(土)からは、「とうもろこし」の旨味をギュッと閉じ込めたソフトクリーム「キャラメル スイート コーン ソフト サーブ ウィズ コーン ジャム(Caramel Sweet Corn Soft Serve with Corn Jam)」が発売。コーンの粒はもちろん、美味しさが凝縮されている芯の部分も丁寧に煮出して使用。コーンは茹でてからバターと醤油で味付けした。食べ始めはソフトサーブ自体の甘くて濃厚な美味しさ、最後はとうもろこしのフレッシュさと塩気を楽しむことができる。最後にトッピングされる、まるで本物のコーンの粒のようなコーンジャムもポイントだ。一方で、夏の新スイーツメニューにも注目したい。フルーツマンゴーを使った「マンゴー パッションフルーツ ブロッサム」や、可愛いパイナップルに見立てた「パイナップル バナナ チョコレート タルト」、そして芳醇な香りの桃と爽やかなグレープフルーツを1度に楽しめる「サマーピーチ グレープフルーツ タルト 」など、旬のスイーツの旨味を閉じ込めた夏らしいスイーツが続々と登場する。【詳細】ドミニクアンセルベーカリートウキョウ■夏限定ソフトクリーム販売期間:〜2016年9月30日(金) 12:00〜19:00・甘酒ソフトサーブ with 新生姜とサンショウの葉 694円+税・キャラメル スイートコーン ソフトサーブ with コーンジャム 694円+税■夏の新メニュー・マンゴー パッションフルーツ ブロッサム 680円+税・パイナップル バナナ チョコレート タルト 680円+税・サマーピーチ グレープフルーツ タルト 660円+税・チェリー ティラミス 680円+税■キャラメル スイート コーン ソフト サーブ ウィズ コーン ジャム価格:1,000円(税込)発売日:7月16日(土) 10:00~<店舗情報>ドミニクアンセルベーカリートウキョウ住所:東京都渋谷区神宮前5-7-14営業時間:10:00〜19:00
2016年07月02日私たちの暮らしの中には「発酵」の力を活かした食材や技術があることを意識しはじめてから、どうにもこうにも目に見えづらいミクロな世界である「発酵」が気になりはじめたFASHION HEADLINE編集部。特集『発酵めがね』では、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんとQ&A形式で初心者にもわかりやすい発酵の力についてお届けしたいと思います。初回は、和食に欠かせない調味料の一つ「味噌」について。発酵をキーワードにお伝えします。それでは、ヒラクさん、発酵初心者である編集部からの質問をはじめさせていただきます!Q1:そもそも日本の調味料に味噌、醤油、酢などと発酵してるものが多いのはなぜですか?小倉ヒラクさん(以下、ヒラクさん):日本に発酵調味料が発達したのは複数の理由が考えられます。・温暖湿潤な気候で発酵菌の種類が多い・同時にばい菌も多いので、発酵させて腐敗を防ぐ必要がある・和食特有の旨味をつくるニホンコウジカビ(麹菌/アスペルギルス・オリゼ)が広く棲息している・食材が限られているので、発酵技術を使って風味と栄養のバリエーションをだすex: 田んぼでとれる米・麦・大豆だけで味噌・醤油・酒・みりん・酢・納豆などをつくることができる!FASHION HEADLIINE編集部(以下、FH):なるほど!島国である日本の立地や、稲作を営むアジアの気候や文化と発酵文化は密接に関係しているんですね。ヒラクさん:そうです!日本は、東アジアに特徴的に見られる発酵文化圏の中にあります。この東アジアとは、ベトナム~ミャンマー~カンボジア~中国南西部~朝鮮列島~台湾あたりに分布するエリア。この地帯は、熱帯までいかない程度の温暖な気候、四季の温度差があり、適度な湿度と豊富な水資源がベースになります。稲作が中心で、かつ発酵に適したカビ類(麹菌の仲間)がいるので、旨味の強い発酵食文化が発達しました。FH:確かにアジアの調味料には日本の調味料と似た作り方や使い方をされるものがある気がします。ヒラクさん:例をいくつか挙げましょう。■日本と似ているアジアの調味料や酒・魚醤:日本のしょっつる、ベトナムのニョクマム・納豆:中国の雲南省やミャンマーに日本のものとよく似たものがあります・酒:韓国のマッコリ、中国の紹興酒、日本酒、全てカビがスターターになりますこの東アジアに広がる発酵文化圏エリア内であえて特徴を挙げるとすると(僕もまだ研究途中ですけど)・朝鮮半島:厳しい寒暖差から生まれる、辛くて刺激的な発酵文化/ キムチ、コチュジャン等・東南アジア:メコン川を中心とした、淡水魚等の魚介の発酵文化/魚醤や魚の塩漬け等・中国南西部、台湾:どぶろくや米麹など、日本に非常によく似た発酵文化があります。しかも、薬膳と組み合わせるのでバリエーションは広い日本:大陸には稀なニホンコウジカビのつくりだす旨味と甘味の強い発酵文化などなど。ただ、どこも地域による多様性があるのであくまで参考までに。FH:なんだか発酵目線に地図を眺めたり、その地域を訪ねてみるといろんな発見がありますね!わくわくしてきました。Q2:ここで、そもそもの質問なのですが、味噌は何からできていますか?ヒラクさん:日本における味噌の定義は『大豆と麹と塩を原料とした固形調味料』です。この3つを基本の原料としたうえで、■味噌のタイプ・麹の原料の違い(米、麦、豆など)・熟成期間の違い(西京味噌2日~八丁味噌3年)・他の原料や違う種類の味噌のブレンドの有無(調合みそや柚子味噌等)によってバリエーションができます。FH:それでは、今回の五味醤油さんで体験した味噌づくりワークショップの「甲州味噌」は米麹と麦麹をミックスして仕込む、ユニークなハイブリット味噌なんですね。ヒラクさん:そうですね。いちおうジャンルとしては『合わせ味噌』というものに入るのですが、通常はすでにできあがった味噌を混ぜるのに対して、仕込むときに米と麦の麹を二種類混ぜるものは全国に類を見ないものです。山梨は斜地が多くて田んぼが確保できなかったので、米と麦を両方混ぜるという発想になったのでしょう。味も、東北のコクのある味噌と九州の旨味のある味噌のいいとこ取りのようなユニークな味わいです。FH:今回自分たちで仕込んだ味噌が秋になって食べられるのが待ち遠しいです。今回4月に味噌を仕込んで、夏から秋まで樽の中で寝かせますよね。Q3 :味噌が樽の中でできるまでの数ヶ月、味噌樽の中では何が起きているのでしょうか?ヒラクさん:味噌が発酵するプロセスでは、以下のようなことが起こっています。■味噌が発酵するプロセス1. まず原料に混ぜた塩が、雑菌をブロックする2. 麹による分解酵素によって、大豆のタンパク質が旨味に、デンプン質が糖分に変わる3. 麹のつくりだした糖分がエサになり、乳酸菌や酵母菌が繁殖しはじめる4. 乳酸菌が味噌特有の酸味を、酵母菌が香りや味の深みをつくりだす※甘味や旨味の強い白味噌や麦味噌は、4のプロセスが不完全なまま発酵を終わらせます。※香りやコクのある赤味噌や八丁味噌は、4のプロセスに時間をかけて発酵させます。FH:味噌といっても、本当にバリエーションが豊かですね!魚が採れる地域では、魚料理にあるように甘味の強い味噌が好まれたり、寒い地域ではしっかりと塩の利いた味噌が好まれたり、やっぱり土地ごとの暮らしの知恵と発酵が結びついている気がします。編集部でも味噌づくりをしているメンバーが何人かいるのですが、自分たちでつくる「手前味噌」を仕込んでみるとどんないいことがありますか?ヒラクさん:かつては「買い味噌は恥」という言葉があったほど、味噌は家庭でつくるものでした。ここ数年で、また若い人たちが手前味噌を楽しむ文化がリバイバルしてきましたね(たぶん僕もそれにちょっと貢献してる)。ずっと手前味噌ワークショップをやってきて感じるのはこんなことかしら。■手前味噌をつくるメリットとは・手前味噌の味は市販のもののように調整されてないのでワイルドなおいしさがある・同じ条件で仕込んでも、つくる人や仕込む時期によって味が変わる・熟成が進んでどんどん味が変わる(市販のものは出荷時に発酵を止めてあるものが多い)・発酵のプロセス、面白さが実感できる・コミュニティが集まる理由になる(一緒に仕込んだり、交換したり)・たくさん味噌を使うようになる・発酵食品の中でもトップクラスに失敗しにくいなどがあります。手前味噌づくりは、毎シーズンコミュニティのみんなで集まってやることが多いので、関係性づくりにも役立つようです。FH:本当にそうですね!今回のワークショップでも、ご夫婦や家族で参加されている方も多くて、和気あいあいでしたね。無心で大豆と麹をこねたりしていると、なんだか笑顔になってしまいました。ということで、身近な調味料である「味噌」を発酵デザイナーの小倉ヒラクさんと『発酵めがね』で見つめてみました!次回の『発酵めがね』は、「クラフトビール」にまつわる発酵の力についてです。
2016年06月16日私たちのくらしの中で身近な発酵食品といえば、毎日の食卓に欠かすことのできない「味噌」。甲府の旅1日目は、実際に味噌づくりが体験できるワークショップを訪ねました。今回レクチャーを受けたのは、明治元年に創業し、現在は味噌を中心に醸造している老舗の五味醤油。16年2月、五味醤油の隣にオープンした、食の体験スペースKANENTE(カネンテ)でワークショップは開催されました。そして、味噌づくりを教えてくれたのは、“発酵兄妹”の皆さん。“発酵兄妹”とは、五味醤油の6代目五味仁さんを兄とし、妹の五味洋子さん、そして発酵デザイナーの小倉ヒラクさんを弟とした、発酵文化を伝えるユニークなユニットです。今回は、山梨の名物「甲州味噌」をつくります。--まずは、甲州味噌について普段、食べられている代表的な味噌は3種類。東北地方の麹を使用した米味噌、東海地方の豆麹を使用した豆味噌(八丁味噌)、九州地方の大麦麹を使用した麦味噌が主流となっています。今回つくる甲州味噌はそのどこにも当てはまらない、米麹と大麦麹がブレンドされた山梨独特の珍しい味噌なのです。山梨名物「ほうとう」のスープをイメージするとわかりやすいかもしれません。--それでは、さっそく甲州味噌を作ります発酵兄妹からの「レッツ、手前味噌!」の合言葉で味噌づくりがスタート。作業テーブルに用意されていた食材は、茹でた大豆をペースト状にした大豆、米麹と大麦麹、塩のみ。難しそうにみえる味噌ですが、実はとってもシンプル!それでは、少し工程を紹介していきます。1.麹と塩を混ぜるボウルに2種類の麹(麦麹と米麹)を入れて、その上に塩をふりかけます。手で丁寧に麹と塩を混ぜ合わせていきます。触っているだけで麹の良い香りがしてきました。2.味噌団子をつくる大豆ペーストと1.の塩麹を混ぜていきます。混ざったら、直径5センチほどのお団子にしていきます。この日ワークショップに参加していた子供たちもとても上手に丸めていました。3.味噌を仕込む保存要容器の底に2.のお団子を投げ入れます。容器7分目までお団子が積み重なったら平らにして満遍なく塩をまぶします。この塩は、殺菌をするための大切な仕上げです。そして、ラップをかけ重しを置き、ふたをすれば仕込みの完了。味噌づくりを通して、家族や友達同士で参加している方々とも、自然とコミュニケーションがうまれ、会話を楽しみながら作業ができました。そして、ワークショップで仕込んだ味噌は、自宅に持ち帰り、夏過ぎまで大切に熟成させ発酵をしてから食べることができます。どんな甲州味噌ができ上がったかは、FASHION HEADLINEのSNSで紹介していきます。お楽しみに!最後に、発酵兄妹が制作した一曲「手前みそのうた」を紹介しましょう。味噌のレシピが3分でわかり、一度聞いたら耳から離れない、歌って踊れるとても可愛らしい歌です。“発酵兄妹”は、これまでも味噌づくりを身近に感じてもらうため、県内の保育園や小学校で「手前みそのうた」を使用し様々なイベントに参加をしてきました。そして、今では全国の子供達に愛される一曲となっています。実際に、ワークショップでも披露され、参加していた子供達をはじめ大人まで、楽しく笑いの絶えない教室となりました。昔から家庭でつくられ、母の味として子供たちの健康を支えてきた味噌。“発酵兄妹”のように、しっかりと次の世代にも受け継いでいきたいと強く感じた1日でした。世界に一つ、自分だけの手前味噌をつくってみてはいかがでしょうか?【発酵メガネ:味噌】そもそも味噌ってどんな調味料?<取材協力>五味醤油山梨県甲府市城東1-15-10www.yamagomiso.com<手前味噌づくり教室>4月~10月米味噌づくり11月~3月甲州味噌づくり(※季節によって味噌の種類が異なります)
2016年06月16日食事を終えた後に、お茶を一服…。たまにはいつも緑茶とは違うお茶を飲んでみたいですよね。そんなときは「玄米茶」がおすすめ。玄米茶は女性のカラダをさまざまな角度からサポートしてくれるんですよ♪そこで今回は玄米茶のうれしい美容・健康効果についてご紹介してまいります。玄米茶とは?玄米茶は普通の緑茶とはちょっと違う飲みもので、玄米と緑茶が混ざった状態のことをさしています。玄米を水に浸して蒸した後に炒って、番茶や煎茶と合わせていきます。一般的には1:1の割合で混ぜていきますが、良質な玄米茶ほど、玄米の割合を少なくする傾向があるとか。これは玄米を多く含ませることで香ばしさだけが目立たないように配慮しているようです。玄米茶は他のお茶と比べると、茶葉が少なく、カフェインの量も少なめになっています。女性だけでなく子どもから高齢者の方まで老若男女問わず、玄米茶が愛され続けている理由も理解できますよね。ダイエット効果も期待できちゃう!?玄米茶には新陳代謝がアップする作用もあるため、普段ダイエットを気にされている方にとっては丁度いい飲みもの。新陳代謝が上がれば、それだけ脂肪も燃焼されることに。またお茶全般に含まれているカテキンはお腹を整える役割も担っており、便利でお困りの方にも玄米茶はおすすめ。他にもビタミンやミネラルなど、身体に優しい栄養素が凝縮されています。リラックスできる玄米茶を飲むと、心もほっこり…。実は玄米茶にはGABAという成分も含まれていて、このGABAはストレスを緩和する働きがあるといわれています。ちょっと前にGABA入りのチョコレートが販売されて話題にもなりましたよね。身体だけでなく心の健康を気にしているなら、意識して玄米茶を飲むといいかもしれません。食後に一杯飲むだけでも、きっとリラックスできますよ。いかがでしたか?お茶の中でも香ばしい香りがして後味も爽やかな玄米茶。イライラ・モヤモヤしているときは心を落ち着かせるためにも玄米茶を飲んでリラックスしてみましょう!
2016年06月14日発酵食品がシリアルバーに!株式会社ビオクラ食養本社は6月6日より、20種類以上の野菜を発酵ペースト化して練りこんだ、新しいタイプの時短シリアル「ナッツとドライフルーツのシリアルバー」を数量限定で販売する。発酵食品は、腸内環境を整え、健康と美容に高い効果をもたらすことから、近年再注目を集めている。ビオクラは、20種類以上もの旬の野菜や芋類・キノコ類を黒糖とともに約1ヶ月間発酵させ、独自の技術でペースト化。一度に手軽に食べられる商品に仕上げた。まさに美容にいいことづくし。小腹が空いたらこれ!さらに、美容効果が高く食べごたえのある、有機ドライフルーツやナッツを贅沢に加え、発芽玄米やもちきびのパフでザクザクした食感を表現している。卵・乳製品を一切使っていないのも注目のポイントだ。「ナッツとドライフルーツのシリアルバー」は、八ヶ岳のビオクラスイーツ工房で一つ一つ丁寧に手作りされる上、野菜の発酵ペーストの生産にも時間と手間がかかるため、大量生産が難しい。このため、販売は数量限定、ビオクラスタイルオンラインショップのみの取り扱いとなる。価格は280円(税抜)。チェックはお早めに!(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ビオクラ食養本社プレスリリース※ビオクラスタイルオンラインショップ
2016年06月08日コシヒカリを飲む珈琲、「COSHI-BROWN」誕生新潟県の株式会社FARM8は5月6日から、コシヒカリ玄米珈琲「COSHI-BROWN」の販売を開始した。珈琲でありながらカフェインレスで、素材自体も体に優しい。デトックス効果も期待でき、新たな健康習慣として注目が集まる。正真正銘、100%コシヒカリ製「COSHI-BROWN」は珈琲もミルクも、100%新潟県産コシヒカリから作られている。コシヒカリを一方では玄米に、もう一方ではライスミルクに加工。香ばしく焙煎した玄米から作った珈琲に、ライスミルクのとろみがちょうどよく絡み、飲みやすく優しい味わいの珈琲ができあがった。新潟の田んぼを守りたい。強い思いが生んだ商品開発の背景には、新潟の美しい田園風景を守りたいという株式会社FARM8の強い思いがある。食生活の変化や減反政策の影響で、新潟の米農家にとって田んぼを維持することが難しくなってきている。コシヒカリを「食べる」だけではなく、「飲む」ことも習慣にできれば、この傾向に歯止めがかかるのでは。「COSHI-BROWN」はそんな発想から誕生した。体も健康に、新潟の緑も大切に。そんな思いのこもった、優しい珈琲だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社FARM8プレスリリース
2016年05月11日体の疲れやすい季節の変わり目、甘酒の力を借りてみよう!森永製菓株式会社が「うめ甘酒」を 5月17日から発売する。ひな祭りのイメージが強い甘酒だが、実は古くから、暑い季節の滋養強壮の飲み物として親しまれている。急に気温が上がって日差しの強くなる初夏、米麹の優しい甘みは、疲れやすい体のエネルギーチャージにぴったりだ。紀州南高梅を配合、爽やかにより飲みやすく南高梅は、梅生産量日本一を誇る和歌山県を代表する品種。今や梅のトップブランドとして全国にその名が知られている。大きな果実に小さな種、果肉が厚くて柔らかいのが特徴だ。今回発売される「うめ甘酒」には、この紀州南高梅が加えられており、爽やかな香りで暑い季節にもすっきりと飲みやすく仕上がっている。香りだけではなく、クエン酸の効果で美容にももちろん効果的だ。冷やして飲むとより一層おいしく感じられる。アルコール分は0.00%!甘酒といってもアルコール分は含まれていないため、妊娠中の女性や子供でも安心して飲むことができる。身体がまだ暑さに慣れておらず、体温調節がうまくできない初夏。手軽に熱中症対策ができる上、美容や健康にもいい「うめ甘酒」。ぜひ試してみてほしい。【参考】・森永製菓株式会社プレスリリース・森永製菓株式会社うめ甘酒紹介サイト
2016年05月04日美容・健康志向の高い女性に現在注目されているキーワード”菌活”、”発酵食”、”美腸”。そんななか、”乳酸菌発酵調味料”という商品が脚光を浴びはじめています!サラダのドレッシングや、料理のソースに……。美味しく食べて、美容&健康にも◎ないいことづくしの調味料をご紹介します!乳酸菌発酵調味料の魅力って?腸は、私たちが健康や美を保つために大切な器官だと言われています。その腸内環境を整えるのが、善玉菌の一種・乳酸菌。生きたまま腸に届くと善玉菌が増えて活発的になり、悪玉菌を減らし、腸をきれいにしてくれます。それによって消化吸収・デトックスが円滑になり、美肌効果が期待できるのです。そんな美腸をもたらしてくれるのが、今回紹介する乳酸菌発酵調味料!ウエダ家の豆乳発酵マルチクリームPhoto by 大地宅配長年、菌を研究しているウエダ家が開発した「豆乳自然発酵乳酸菌マルチクリーム」。オーガニック宅配野菜の大地宅配さんにて取り扱いがあります。国産大豆や農薬不要のササニシキを使用した植物性のクリームは、マヨネーズのような味で、ふわりとした舌触りが特徴。植物性乳酸菌と酵母が腸まで届き、消化はもちろん、花粉などのアレルギー対策にも一役買ってくれるのだとか。野菜のディップやパンに塗るのはもちろん、ボルシチやトマトスープなどのトッピングに使えばコクもアップ!Photo by 大地宅配お好みのハーブや、野菜のピュレを加えてみたり、アレンジの幅は無限大です。豆乳発酵マルチクリームは、冷蔵庫に欠かせない一本になりそうですね。食べる乳酸菌!ピュアソースPhoto by Sayaka Mikami熊本県産の新鮮な野菜を乳酸菌発酵させたピュアソース。野菜本来の味を堪能でき、植物性乳酸菌(ラクトバイオEP118)の効能も得られる嬉しい商品です!フレーバーは、写真右からバジル、たまねぎ、かぼちゃ、トマト、にんじん、ビーツの6種類。ピュアソースにオリーブオイルを足してドレッシングにしたり、たまねぎのピュアソースと焼肉のたれを足して野菜炒めに使ったり……。バリエーションはさまざま!手間のかかるピュレを手軽に使えるのもうれしいですね。自分好みにカスタムしてみて。(問い合わせ:株式会社蒲公英(たんぽぽ)電話番号0965-35-4345)乳酸菌甘酒ドレッシングPhoto by Sayaka Mikami秋田県・白神山地の乳酸菌「白神ささら」、あきたこまちの米麹、オリーブオイルなどを使用した甘酒ドレッシング。ドライトマトとたまねぎも入っているため食感も楽しめます。秋田県で丁寧につくられているものです。世界自然遺産でつくられている乳酸菌と聞くと、なんだか神聖な気持ちにもしてくれますね。サラダだけでなく、冷奴や刺身、ローストした鶏、茹でた豚にかけてもぴったり!(問い合わせ:白神手づくり工房有限会社電話番号 0185-54-5405)いかがでしたか?新定番調味料で、美腸生活をはじめてみましょう。
2016年04月06日甘酒生活を始めて丸3年。毎週欠かさず手づくりしています。手づくり? 面倒では!? と思われるかもしれませんが、KAMOSICOを使えばラクチン。容器に麹と水を加えてスイッチを押すだけで、数時間後にはほわほわの甘酒ができあがっています。ズボラな私でも続けられているのはこの家電のおかげでもあるのですが、何よりも手づくりの甘酒が本当に美味しいからだと思います。KAMOSICOを持っていなくても炊飯器やスープジャーなどでも作れますので、なるべく手づくりするのがおすすめです。スーパー栄養ドリンクと呼ばれる甘酒は、ブドウ糖やビタミンB群、アミノ酸が主成分。腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれる働きもあるので、上手に食生活に取り入れたいですね。でも、ただ飲んでいるばかりでは飽きてしまうことが多いものです。調味料や漬け床として活用してそんなときは砂糖代わりの調味料として使うのがおすすめ。甘酒はやさしい甘さなので、砂糖の分量よりも少し多めに入れるとうまく仕上がります。甘みだけでなく「うまみ」が加わるのもいいところ。いつもの料理がまろやかに、グンと美味しくなりますよ。身体を冷やす砂糖とは反対に、甘酒には身体を温める効果もあります。スープに入れたり、お味噌汁の仕上げに加えたり、卵焼きや煮物などにもどんどん使いましょう。お酒のおつまみに「甘酒漬け」もいいですよ。こちらは甘酒に塩やしょうゆ、味噌を混ぜ合わせた漬け床に、野菜や豆腐などを漬け込むだけのお手軽さ。テクニックも不要です。素材と漬け床を合わせて揉んだり塗ったりするだけで美味しい一品が完成します。「きゅうりとかぶの即席漬け」1)ジッパーつき保存袋にきゅうりとかぶを入れる。2)甘酒と塩麹を1:1(塩の場合は2:1)の割合で混ぜ合わせた漬け床を加えて、軽く揉む。少しおいて味をなじませ器に盛れば、できあがりです。 ひと晩寝かすとさらに美味!休日に甘酒漬けを仕込んでおくと、忙しい平日の食卓で活躍しますよ。作り方は即席漬けと同じ。寝かす時間を長くすることで味がさらになじんでうまみが増します。「セロリの味噌漬け」1)ジッパーつき保存袋にセロリを入れる。2)甘酒と味噌を2:1の割合で混ぜ合わせた漬け床を加えて、軽く揉む。「パプリカのピクルス」1)パプリカはニンニク1かけを包丁の腹でつぶしたものとともに保存袋に入れる。2)甘酒と酢を1:1の割合で、さらにそこに塩(甘酒&酢各大さじ2の場合、塩麹小さじ1or塩小さじ1/2)を入れて混ぜ合わせた漬け床を加えて、軽く揉む。どちらもひと晩ほど冷蔵庫で寝かせ、器に盛ってできあがりです。漬け込む素材といっしょに甘酒の栄養も摂取できるのがうれしいですね。いろんな野菜で試してみてはいかがでしょう。 豆腐やチーズは1日熟成させてタンパク質を多く含む豆腐やチーズは積極的に食べたい食材です。こちらも甘酒の漬け床を塗りラップをして1日寝かせれば、病みつきになるほどの美味しさに! お酒がすすむ極上おつまみになります。「豆腐漬け2種」1)木綿豆腐1丁はキッチンペーパーで包んで2時間ほど重石をし、水分を抜く。2)半分に切った豆腐に甘酒と味噌を2:1の割合で混ぜ合わせた漬け床を塗り、ラップをする。3)もう半分には甘酒と塩麹を2:1(塩の場合は3:1)の割合で混ぜ合わせた漬け床を塗り、ラップをする。「2種のチーズ漬け」1)クリームチーズに甘酒としょうゆ麹を2:1(しょうゆの場場合は3:1)の割合で混ぜ合わせた漬け床を塗り、保存容器に入れる(ラップでもOK)。2)モッツァレラチーズに甘酒と味噌を1:1の割合で混ぜ合わせた漬け床を塗り、ラップをする。いずれも丸1日以上冷蔵庫でじっくり寝かせ、お好みのサイズにカットして器に盛ってできあがり。漬け床のうまみがじんわり染み込んだ、いつもとひと味違った豆腐とチーズを堪能できます。揉むだけ塗るだけの甘酒漬けは、来客時のおもてなしにも活躍します。前日に仕込んでおけば、あとは自然とうまみが増すのを待つだけ。簡単なのに手の込んだ料理に見える!?のもうれしいかぎりです。栄養とうまみがギュッと詰まったヘルシーな甘酒漬け、ぜひ一度作ってみてください。
2016年02月08日食の発酵について知るイベント「発酵のひみつのひみつ」が2月5日から22日まで、東京・神楽坂のラカグ(la kagu)で開催される。1999年に創刊し、年3回刊行されるカルチャー誌『スペクテイター(Spectator)』の最新号『特集:発酵のひみつ』の出版を記念して開催同イベントでは、発酵に関する本を集めたブックフェアや発酵食品の展示、トークイベントなど盛り沢山なコンテンツが企画されている。ブックフェアでは、『スペクテイター』最新号からバックナンバー約15タイトルのセレクトや、「発酵を楽しむ」をテーマにした本や絵本、『スペクテイター』編集発行人の青野利光による「人生を手づくりするための参考書」がテーマの選書企画などが行われる。また、展示コーナーでは発酵の過程を観察することができる発酵食品を紹介。2月17日には、『スペクテイター』発行人・編集長の青野利光を聞き手に、同誌最新号にも登場する鎌倉のパン屋、パラダイス・アレイ・ブレッド・アンド・カンパニーの創業者でありパン職人の勝見淳平が、発酵についての理解を深めるためのトークイベントも開催される(税込1,500円/先着50名まで)。なお、トークイベント当日は試食ができる他、ブレッドのおみやげももらうことができる。【イベント情報】「発酵のひみつのひみつ」会場:la kagu住所:東京都新宿区矢来町67会期:2月5日~22日
2016年02月05日マイセンファインフードは3月7日、脱脂大豆と玄米粉のみから作った「大豆と玄米のベジフィレ」「大豆と玄米のベジミンチ」をリニューアル発売する。両商品は、ベジタリアン・ヴィーガン対応の大豆ミート。食感はまるで肉のようで、さまざまな料理に肉の代わりに使えるとのこと。大豆ミート特有のクセを抑えるため、既存品「まるっきりお肉」よりも玄米粉の配合率をアップ。肉のような食感や噛(か)みごたえがよりアップしたという。沸騰した湯や薄いだし汁で3~4分ゆで、水気を切れば下ごしらえは終了。「大豆と玄米のベジフィレ」は、しょうが焼き、唐揚げ、回鍋肉(ホイコウロウ)、シチューなど、「大豆と玄米のベジミンチ」は、ハンバーグ、ミートソース、キーマカレー、麻婆(マーボー)豆腐などの料理に使用できる。また、グルテンフリー・アレルギー対応(特定原材料7品目不使用)で、保存料・添加物は不使用。価格は各320円(税別)。既存品と内容量そのままで、希望小売価格を100円(税別)引き下げている。
2016年01月28日寒い季節においしいホットドリンク、甘酒を飲んだことってある?甘「酒」と書きますが、米麹とごはんを発酵させて作るものなら、アルコール度数はゼロ。発酵の過程で生まれる自然な甘みが特徴です。でも、酒かすを水で溶き、砂糖を入れて甘みをつけるタイプにはアルコール分があるので要注意。甘酒には、ブドウ糖が多く含まれています。ブドウ糖は体内に取り込まれたら、すぐエネルギー源になってくれる栄養素。ほかにも、ビタミンB群、ミネラル、タンパク質、脂質など、体にうれしいものがたくさん入っています。栄養サプリなどなかった江戸時代、甘酒が滋養強壮剤としてポピュラーだったのもうなずけますね。最近では、この栄養豊富な甘酒をダイエットに取り入れる女子もいるとか。カロリーが低いこと、砂糖を使っていないこと、甘酒に含まれるオリゴ糖や食物繊維が腸に働きかけてくれることなどがその理由です。お腹まわりもすっきりさせてくれるうえ、体を温めるので代謝アップも期待できます。朝ごはんを甘酒にすると、手軽に栄養補給できるだけでなく体も温まるので、寒い冬のダイエットにぴったり。夕ごはんが遅くなりがちなら、思い切って甘酒だけにして眠るのもいいですね。甘酒のほのかな甘さや香りがリラックス気分を誘います。消化が良く胃腸によけいな負担をかけないので、内臓から体を休めることができるでしょう。体も温まり、栄養豊富で、さらにダイエットにも活用できる甘酒。いつもの食生活に取り入れてみない?
2016年01月01日味源は12月7日、タブレット型食品「食べるカイロ」を発売する。同商品は、「発酵黒生姜」を使用した食品。「発酵黒生姜」は、辛みの強さが特徴の高知県産のしょうがを発酵・熟成させたもので、体を温める成分「ショウガオール」が生のしょうがと比べて約57倍含まれているという。タブレット1つに対して250mgの「発酵黒生姜」を配合。グレープフルーツの果汁パウダーも使用して、食べやすく仕上げたとのこと。同社は「商品名のとおり食べるだけで体がポカポカになります」とコメントしている。タブレット16粒入りで価格は1,000円(税別)となっている。
2015年12月07日気軽に毎日、細胞をアンチエイジング株式会社アルティスが発売している「和(KAZU)植物発酵食品」は、こだわりの小麦胚芽、大麦、緑茶や大豆、緑茶や、免疫力が高く、アトピーやニキビなどに効果が期待されるクマザサも配合した約100種の植物を、こだわりの製法で造り上げた細胞のための食品だ。近年、発酵食品が健康と美容に良いと見直され、注目をされている。日本では昔から味噌や醤油、納豆にはじまり、世界でもピクルスやワインなどの植物由来の発酵食品から恩恵を受けている。こだわりの製造工程そこで、同社は手軽に摂れる発酵食品「和(KAZU)植物発酵食品」を、食品栄養学・SOD健康法の第一人者である岡村一弘氏の研究成果と理念を継承しつつ、独自の思想と研究により開発した。厳選した原料を焙煎し、麹菌を加えて発酵させ、発酵後は乾燥・滅菌工程を経て、長期発酵エキスを配合し発酵原末を流動層造粒乾燥法により顆粒とするこだわりの製法で完成した。活性酸素を除去する酵素SOD(スーパーオキシドディムターゼ)SODとは、活性酸素を除去する酵素として知られるSOD(スーパーオキシドディムターゼ)様食品で、凝縮したこだわりの原料を発酵させ、顆粒とすることで体への吸収率や栄養価を高め体の内側からアンチエイジングをし、若さと健康をサポートする。1日当たりの栄養素等表示基準値に占めるビタミンB2の割合は、81.8%となっており、リボフラビンとも呼ばれるビタミンB2は、脂質を中心にタンパク質、糖質などを分解し、エネルギーに変換し代謝を向上させるとても重要なビタミンで、余分な脂肪をつけにくくすることから、ダイエット中は積極的に摂取したい栄養素である。スティックタイプになっているため、手軽に飲みやすく、水がなくても口の中で溶かすように直接飲むこともでき、お茶やコーヒーに溶かしてもおいしく飲むことができ、携帯にも便利である。(画像はホームページより)【参考】・株式会社アルティス・「和(KAZU)植物発酵食品」SPECIAL SITE
2015年11月26日『グランチャージキレイの酵素』発売株式会社ポーラは、2015年11月372種の素材から作られた植物発酵液に加え、独自にブレンドした10種の植物エキスを配合した、美容と健康のための贅沢な発酵飲料『グランチャージキレイの酵素』を2016年1月6日に発売すると発表した。「消化酵素」と「代謝酵素」重要な役割を持つ体内酵素は、からだの中に3,000種以上もの酵素があり、生命活動を維持するために必要不可欠な成分である。なかでも、消化のための「消化酵素」、吸収された栄養をエネルギーに変えるなどの、「代謝酵素」、どの酵素にも重要な役割があり、酵素の量や活性が若々しさを保つ上で重要である。しかしながら、体内酵素の量は加齢や不規則な生活、ストレスなどによって減少する。消化酵素はフレッシュな野菜などで食事から摂取できるが、代謝酵素は食事からの摂取が難しく、酵素不足に陥りやすく、体内酵素のバランスが崩れると疲れが取れず、肌などからだの不調や太りやすい傾向になる。372種の植物を発酵プラス10種の植物エキスそこで、この度発売する『グランチャージキレイの酵素』(500ml:10,000円(税込10,800円))は、日常で摂取しづらい372種もの幅広い素材を詰め込んだ贅沢な美容サポート発酵飲料である。ケールやごぼうなどの野菜類80種、りんごやぶどうなど果物類65種、カモミールやローズヒップのハーブを83種類、高麗人参や霊芝などの和漢素材を92種、他にも穀物・海藻類など52種類を、植物発酵液に加え、独自にブレンドした10種の植物エキスを配合した。熟成された3年以上の長期発酵のエキスと、素材そのものの良さを生かせる数ケ月の短期発酵のエキスを組み合わせ発酵技術にもこだわりぬいている。美容や健康維持、ダイエットのサポートとして、毎日飲めるよう、ほのかな酸味と甘みで後味すっきりのそのままでも、炭酸水などで割って飲んでもおいしい酵素飲料となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ポーラプレスリリース/日経プレスリリース
2015年11月20日ローソンは11月17日、「メープルビスケット 発酵バター入り」「紅茶とオレンジのビスケット 発酵バター入り」をカウンタードーナツを導入している全国の「ローソン」店舗で発売する(「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」を除く)。メープルビスケット 発酵バター入りは、メープルシュガー入りのクランブルを入れて焼いたビスケット。紅茶とオレンジのビスケット 発酵バター入りは、紅茶の茶葉とオレンジピールを入れて焼き上げた。価格は、どちらも税込135円。
2015年11月16日「飲む点滴」といわれるスーパードリンク「生甘酒」が、脳の活性化、活性酸素除去に効果的だということをご存知でしょうか。米麹を使い、たった4時間でできる「生甘酒」。簡単につくるコツは「保温温度」にありました。■生甘酒の素「麹」ってなに?麹とは、麹菌というカビを蒸した米や麦、大豆などにふりかけて繁殖させたもの。米に麹菌を繁殖させたものを米麹といい、生甘酒の大切な材料です。麹菌が増殖するときには、100種類以上もの酵素が発生するといわれています。なかでも「アミラーゼ」と「プロテアーゼ」のふたつは重要な酵素で、米のでんぷんをブドウ糖に、プロテアーゼは米のタンパク質をアミノ酸に分解します。これが、疲労回復や冷え性改善などに有益な栄養素となるのです。■70℃を超えると酵素が失活おいしい甘酒を手づくりするときのコツは、「60℃前後」をキープすること。60℃より高くても低くても甘酒の甘さが出ないので、注意が必要です。なぜなら、麹菌の分泌する酵素が元気に働くといわれる温度が、60℃前後なのです。酵素が、麹に含まれるでんぷんをブドウ糖やオリゴ糖に分解するため、甘い生甘酒ができるということ。適温より低い50℃では酵素が働かず、逆に70℃以上だと甘みが出ないまま、酵素が失活することになります。電気炊飯器や保温調理器などで手づくりする場合は、温度計での温度チェックをしっかりすることで、おいしい生甘酒が完成します。■おいしい生甘酒を作る方法[1]麹と水を発酵食メーカー『醸壷(かもしこ)』に米麹と水を入れる。[2]温度を60℃、タイマーを4時間にセットし、スタート。[3]甘みが出ていれば完成家庭にある電気炊飯器、保温調理器、ヨーグルトメーカー、スープジャーなどでも代用ができます。■「生甘酒」が体にいいいワケ火入れをしない「生甘酒」は酵素が活動(活性)しているため、生きた酵素を体に取り入れ、消化や代謝UP、ビタミン補給効果につながります。加熱処理が行われている市販品の甘酒などは、加熱殺菌処理がされているので賞味期限は長くなりますが、加熱により酵素は活動を停止(失活)し、微生物も死滅。せっかくのビタミンも壊れてしまっているので、「生甘酒」の方が、健康・美容への効果が期待できるでしょう。■朝晩おちょこ一杯で健康維持甘酒は医学が発達していなかった昔から日本人に愛飲されてきた飲みもので、疲労回復に欠かせない栄養ドリンクといわれてきました。実際、甘酒には脳のエネルギー源となるブドウ糖の他にアミノ酸、ビタミンB郡などが豊富に含まれていることから、「飲む点滴」ともいわれています。また、活性酸素を取り除く働きをもつ成分も含まれているため、美肌つくりにも効果が期待できるのです。*自然の甘さを持つ「生甘酒」は飲むだけでなく、砂糖がわりなど料理にも活用できる万能調味料。混ぜる、かける、漬けるなど、毎日の食事に取り入れてみませんか。(文/Marico Taguchi)【参考】※酵素もたっぷり!いま注目の「生甘酒」とは?(1/3)-キレイスタイル
2015年10月17日味噌や納豆など伝統食品から酵素ドリンクまで、私たちの生活に欠かせない発酵食品。免疫力アップや腸内環境の改善だけでなく、肌荒れや疲労回復にも有効とされ、アラフォー世代は特に積極的に摂りたい食品のひとつです。体調を崩しやすい季節の変わり目、発酵食で体を整えませんか? 参考になりそうな4冊の発酵食の本をセレクトしました。『天然発酵の世界』サンダー・E・キャッツ(築地書館)まず、「発酵って何?」という疑問に答えてくれるのが本書。自称〈発酵フェチ〉というアメリカ人の著者が、発酵の歴史、科学に始まり、発酵の原理とレシピから社会学まで、ユーモアたっぷりに教えてくれます。パンもアルコールも、ヨーグルト、チーズ、ビネガーも、普段口にするこれらの食品はすべて発酵食、と改めて気づかせてくれます。キムチやぬか漬け、味噌から世界各地の初めて知るようなものまで、野菜、豆、乳製品、穀物を使った発酵食を網羅したレシピは約100種類。読み物としてもとても面白く、簡単にできそうなものも多いので、実験気分で作ってみたくなります。 『麹・甘酒・酒粕の発酵ごはん』寺田優 寺田聡美(PHP研究所)自然酒造りをする酒造元「寺田本家」の当主が、毎日食べている発酵ごはんのレシピを紹介。麹や酒造りの過程でできる酒粕は、食物繊維やビタミン、コレステロールを燃やす成分が豊富で栄養価も抜群。そんな麹、酒粕、砂糖の代わりにもなる甘酒を使ったレシピは、和食だけではなく、パスタやグラタン、カレーなどの洋食、ドリンク、お菓子までと豊富でとてもおいしそう。もともとは夜遅くにコンビニ弁当で夕食を済ませるような食生活だった著者が、寺田本家の次女である奥様の影響で発酵食生活をはじめ、腸内細菌が活性化することで免疫力がつき、痩せて体調も良くなったという話にも説得力があります。体のベースを作ってくれる「発酵ごはん」をいますぐ始めたくなる本です。 『醤油麹ことはじめ』たまな食堂(大和書房)玄米菜食と発酵食をテーマにした店「たまな食堂」がこだわる、米麹に醤油を加えて発酵させた「醤油麹」の魅力をあますことなく紹介した一冊。麹は甘み、酸味、塩味、苦味、うま味をバランス良く持つ醤油に、栄養価の高い生きた麹菌や酵素を加えてくれるもの。醤油の代わりとして、そのままかけて使ったり、下味をつけたり、炊き込みごはんや煮物にも使える万能調味料に。合わせる調味料やオイル、食材によって、和風、洋風、中華風、韓国風にも簡単にアレンジができます。醤油麹の作り方、扱い方、保存の仕方からレシピまで、一度作れば簡単に、体にやさしいごはんができそうです。 『卵・牛乳・白砂糖を使わなくてもおいしい 酒粕おやつ』南智美(農文協)最後はスイーツ。タイトル通り、卵も乳製品も白砂糖も使わないお菓子を、さらにおいしくするために酒粕を使ったレシピ集です。酒粕を使うことでうま味やコクがプラスされ、乳製品のような風味やクリーミーななめらかさが出るだけでなく、保存性も増すのだとか。また、フルーティな香りはラム酒やエッセンスの代わりにもなり、重曹やベイキングパウダーを使わなくてもパンやピザが膨らむというメリットも。混ぜるだけのディップから、ティラミス、パンケーキ、パンやピザ、ショートケーキ、スムージーまで幅広く、“酒粕=和”というイメージを覆すレシピが満載。満足感があるのに太りにくく、肌まできれいになる。そんな酒粕のお菓子なら、甘いもの好きな方も罪悪感なく食べられそうです。発酵食のなかでも特に、料理の幅がグンと広がりそうな麹を使ったレシピブックを中心にご紹介しました。いつもの食事に、うま味と栄養をプラスし、さらにおいしく、さまざまなメニューが作れる発酵食。読めばきっと、発酵食を食生活に取り入れない理由はないと思うはずです。参考書籍: ・『天然発酵の世界』 ・『麹・甘酒・酒粕の発酵ごはん』 ・『醤油麹ことはじめ』 ・『卵・牛乳・白砂糖を使わなくてもおいしい 酒粕おやつ』
2015年10月16日ダイエット中、何よりも辛いのは空腹に耐えること…。そんな時にオススメなのが、甘酒とヨーグルトで作った「甘酒ヨーグルト」昔から、ヨーグルトは不足しがちなカルシウムが摂れたり、便秘に効いたり、最近はフェイスパックとして使えたりと、とても人気が高いですね。一方、甘酒も美容に良いと、女性の注目を集めています。甘酒は、「飲む点滴」や「夏の栄養ドリンク」と言われているほど、夏バテや疲労回復に効果がある飲み物とされています。また、シミの原因となるメラニン生成をおさえるコウジ酸が豊富なので、シミやくすみを防いでくれ、美肌にも良いんです。栄養素が豊富なので、食べすぎてしまった~と思った次の日は、甘酒を飲んでプチ断食してみるのもオススメ。また、ダイエット中に甘い食べ物の誘惑と戦っている人が多いのでは?甘酒は、糖分は使用してないのにほんのり甘みがあるので、ダイエット中糖分を我慢してイライラすることも少なくなりそうです。どちらもスーパーで手軽に手に入れる事が出来ますが、この二つを混ぜて作る甘酒ヨーグルトがダイエットに最適なのはなぜか…。それは、甘酒もヨーグルトも発酵食品だから!発酵食品を摂るといいメリットは・便秘解消になる・代謝がアップする・余分な脂肪を溜め込みにくくなる・気になる下っ腹のお肉を解消発酵食品は、複数組み合わせて摂ったほうが、整腸効果が高まるんだそう!なので、どちらも発酵食品のヨーグルトと甘酒を一緒にすることで、より腸を元気にしてくれるんですね。満腹感があるので、小腹が空いたときにピッタリです!ヨーグルトは酸味があるので、普段は砂糖を混ぜている、という人は、その砂糖を甘酒に変えてみてください。甘酒の甘さで砂糖が必要なくなりますよ。余計な糖分もカットできるので嬉しいですね。
2015年10月15日株式会社しいの食品神奈川県小田原市に本社を置く、株式会社しいの食品では、2015年10月15日(木)より、「温泉発酵ふぇいすますく」と「海洋温泉ふぇいすますく」を発売する。「温泉発酵ふぇいすますく」は”発酵”をテーマにした美容マスクで、「海洋温泉ふぇいすますく」は”海洋”をテーマにしたものだ。食品メーカーの技術株式会社しいの食品は、農水産加工品を製造・販売してきた会社だ。その強みを活かし、今回の美容マスクは食品メーカーとしての技術や温泉の効能などを大切にしている。「温泉発酵ふぇいすますく」「温泉発酵ふぇいすますく」は、同社の発酵食品「酒盗」の技術”発酵”をテーマに開発。5種類の発酵エキスに、温泉水(保湿成分)や8種類のアミノ酸、エラスチンなどを配合している。「海洋温泉ふぇいすますく」「海洋温泉ふぇいすますく」は、同社がおこなっている水産加工品の製造をもとに”海洋”をテーマに開発したもの。水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、温泉水(保湿成分)、クラゲエキス、プロテオグリカンなどが配合されている。購入は、小田原名産店(小田原駅構内)、箱根町土産物店のほか、湯本富士屋ホテル、東名高速道路の足柄SAなどで可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・酒盗の「しいの」が“発酵” “海洋”をテーマに美容マスクを企画!「温泉発酵ふぇいすますく」「海洋温泉ふぇいすますく」
2015年10月08日蔵元の酒粕使用月桂冠株式会社は、1缶あたり2.8g、レタス4分の3個分(五訂日本食品標準成分表基準)の食物繊維を含む「甘酒」(190g缶)を9月14日(同社出荷開始)から、2016年3月までに期間を限定して全国で発売する。酒粕を原料とする甘酒は、酒粕由来の植物性たんぱく質やオリゴ糖、食物繊維を豊富に含んでおり、米のでん粉、発酵途上でたんぱく質の分解によりできたペプチドや必須アミノ酸などの成分をバランスよく含みビタミンも豊富な高栄養価の飲料である。食物繊維レタス4分の3個分配合食物繊維が不足しがちな現代人に向け、その酒粕に、食物繊維の一種である還元難消化性デキストリンを配合した機能性飲料を、「生姜入り」と「生姜なし」の2タイプのバリエーションで展開する。商品名:甘酒190g缶参考小売価格:オープン価格原材料:砂糖、酒粕、還元難消化性デキストリン(食物繊維)、米こうじ、食塩、増粘剤(加工でん粉)、酸味料商品名:甘酒190g缶(しょうが入り)参考小売価格:オープン価格原材料:砂糖、酒粕、還元難消化性デキストリン(食物繊維)、米こうじ、生姜、食塩、増粘剤(加工でん粉)、酸味料(プレスリリースより引用)「生姜入り」は、西日本を中心に人気が高く、「生姜なし」は、東日本を中心に人気が高い。手軽にどちらも選べる、容器には、温かみのある明るい赤色をベースに、米粒の形を白色で抜き、甘酒の原料である酒粕や米こうじをイメージしたデザインとなっている。(画像はニュースリリースより)【参考】・月桂冠株式会社ニュースリリース
2015年09月09日マイセンはこのほど、動物性原料不使用&グルテンフリーの「玄米ラーメン2食入(スープ付)」を販売開始した。○アレルギーのある人やベジタリアンでも食べられる同商品は、アレルギーのある人やベジタリアンでも食べられるラーメン。今や日本の国民食となったラーメンだが、ラーメンには通常アレルギーなどの原因となるグルテンが含まれており、スープのだしには動物性原料が使用されている。同商品は、近年のニーズに応え開発した、麺もスープも小麦粉、および動物性原料不使用で、アレルギーのある人やベジタリアンも安心して食べられるラーメン。また約200項目に渡る残留農薬検査をクリアした残留農薬ゼロの玄米粉を100%使用しており、安心安全な玄米ラーメンになっているという。さらに、独自の製法で、生麺でありながら常温で6カ月の賞味期限を可能にし、扱いやすくしている。内容量312g(めん120g×2、スープ36g×2)で、希望小売価格は570円(税別)。
2015年09月08日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使った栄養バランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立はこちら。今日の献立は「具だくさん炊き込み玄米ご飯」を含めた全4品。具だくさんの炊き込みご飯に、茶碗蒸しはエノキ入り! また食べたくなるおいしさです。 >>今日の献立はこちら 具だくさん炊き込み玄米ご飯噛むほどにおいしさが広がる玄米ご飯。おにぎりにしてもOK!調理時間:1時間カロリー:587Kcal主材料:玄米 ゴボウ レンコン ニンジン 板コンニャク サヤインゲン 豚肉 酒 >>「具だくさん炊き込み玄米ご飯」のレシピを見る おろしのイクラのせスダチをギュッと搾って召し上がれ!調理時間:10分カロリー:97Kcal主材料:大根おろし イクラ スダチ >>「おろしのイクラのせ」のレシピを見る ナスのピリ辛みそ炒めナスは電子レンジで加熱しておきましょう。豆板醤のピリリとした辛さが病み付きに!調理時間:15分カロリー:147Kcal主材料:ナス グリーンアスパラ トマト ベーコン 酒 かつお節 >>「ナスのピリ辛みそ炒め」のレシピを見る エノキとワカメの茶碗蒸し具を下煮する必要もなく、手軽に作れる茶碗蒸しです。調理時間:25分カロリー:101Kcal主材料:エノキ ワカメ ミツバ 溶き卵 だし汁 酒 >>「エノキとワカメの茶碗蒸し」のレシピを見る
2015年09月07日アサヒフードアンドヘルスケアは8月24日、「クリーム玄米ブラン グラノーラ&ビターキャラメル」(税別150円)を発売する。「クリーム玄米ブラン」シリーズは、食物繊維が豊富な「小麦ブラン」と健康感の高い「玄米」を練りこんだ香ばしい生地にクリームをサンドした栄養調整食品。食物繊維、カルシウム、鉄、10種のビタミンを配合している。新商品「グラノーラ&ビターキャラメル」は、濃厚な甘さとほどよい苦味のキャラメルクリームを、4種類のフルーツ(レーズン、りんご、クランベリー、パパイヤ)を練りこんだグラノーラ生地でサンドした。1製品(4枚)に1/3日分の食物繊維と、10種のビタミン 、カルシウム、鉄を配合している。あわせて、「クリーム玄米ブラン 食物繊維 黒ごま黒大豆」(税別150円)もドラッグストア限定で発売する。甘さ控えめの黒ごま入りクリームを、玄米と小麦ブランを練りこんだ黒大豆入り生地でサンドした。1製品(4枚)に2/3日分(12g)の食物繊維と、10種のビタミン、カルシウム、鉄が入っている。※10種のビタミンは、V.A、V.B1、V.B2、V.B6、V.B12、V.D、V.E、ナイアシン、葉酸、パントテン酸。食物繊維は「日本人の食事摂取基準」(2010年版)目標量(成人)による。
2015年08月21日